JPH08296711A - トルクコンバータ用フロントカバーの製造方法 - Google Patents
トルクコンバータ用フロントカバーの製造方法Info
- Publication number
- JPH08296711A JPH08296711A JP7103699A JP10369995A JPH08296711A JP H08296711 A JPH08296711 A JP H08296711A JP 7103699 A JP7103699 A JP 7103699A JP 10369995 A JP10369995 A JP 10369995A JP H08296711 A JPH08296711 A JP H08296711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- outer peripheral
- torque converter
- front cover
- manufacturing
- Prior art date
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- Pending
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- Automatic Assembly (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程を簡易化すると共に、自動化を図る
ことができるようにしたトルクコンバータ用フロントカ
バーの製造方法を提供する。 【構成】 円板状のワーク20に絞り加工を施して外周
縁に30°〜60゜に傾斜したフランジ該当部11aを
全周にわたって成形した後、成形後におけるフランジ部
11の内周面に該当する形状を外周面に有する金型30
を、ワーク20の内側面に当接させ、このワーク20を
金型30と一体的に軸線回りに回転させると共に、傾斜
したフランジ該当部11aの外周面を、ローラ40によ
り押圧しつつ軸線方向にトレースし、フランジ該当部1
1aを金型30の外周面に圧接せしめてフランジ部11
を成形するとともに、ワーク20のパイロットボス取付
部12及びドライブプレート用ボス取付部13にパイロ
ットボス14及びドライブプレート用ボス15を固着す
る工程からなる。
ことができるようにしたトルクコンバータ用フロントカ
バーの製造方法を提供する。 【構成】 円板状のワーク20に絞り加工を施して外周
縁に30°〜60゜に傾斜したフランジ該当部11aを
全周にわたって成形した後、成形後におけるフランジ部
11の内周面に該当する形状を外周面に有する金型30
を、ワーク20の内側面に当接させ、このワーク20を
金型30と一体的に軸線回りに回転させると共に、傾斜
したフランジ該当部11aの外周面を、ローラ40によ
り押圧しつつ軸線方向にトレースし、フランジ該当部1
1aを金型30の外周面に圧接せしめてフランジ部11
を成形するとともに、ワーク20のパイロットボス取付
部12及びドライブプレート用ボス取付部13にパイロ
ットボス14及びドライブプレート用ボス15を固着す
る工程からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のオートマチッ
クトランスミッションに装着されたトルクコンバータの
エンジン側を被覆するフロントカバーの製造方法に関す
る。
クトランスミッションに装着されたトルクコンバータの
エンジン側を被覆するフロントカバーの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のトルクコンバータの一例
を示したもので、トルクコンバータ1のトルクコンバー
タカバー2は、エンジン側を被覆するフロントカバー3
と、リヤカバー4とからなり、各カバー3,4を接合す
ることにより気密室を形成している。
を示したもので、トルクコンバータ1のトルクコンバー
タカバー2は、エンジン側を被覆するフロントカバー3
と、リヤカバー4とからなり、各カバー3,4を接合す
ることにより気密室を形成している。
【0003】また、フロントカバー3には、図示しない
ドライブプレートを取付けるためのドライブプレート用
ボス5及びドライブプレートを取付けるときの基準とな
るパイロットボス6が、ドライブプレート用ボス取付部
3a及びパイロットボス取付部3bにそれぞれ溶接によ
り一体的に固着されている。
ドライブプレートを取付けるためのドライブプレート用
ボス5及びドライブプレートを取付けるときの基準とな
るパイロットボス6が、ドライブプレート用ボス取付部
3a及びパイロットボス取付部3bにそれぞれ溶接によ
り一体的に固着されている。
【0004】さらに、フロントカバー3のドライブプレ
ート用ボス取付部3aの内面要仕上部、すなわちロック
アップ面3cには、ロックアップ時にロックアッププレ
ート7が押し付けられ、これによりオイルの流れと関係
なく回転力を直結する機構になっている。したがって、
ロックアップ性能を良好にするために、ロックアップ面
3cは切削研磨により平坦にしている。
ート用ボス取付部3aの内面要仕上部、すなわちロック
アップ面3cには、ロックアップ時にロックアッププレ
ート7が押し付けられ、これによりオイルの流れと関係
なく回転力を直結する機構になっている。したがって、
ロックアップ性能を良好にするために、ロックアップ面
3cは切削研磨により平坦にしている。
【0005】上記したトルクコンバータ用フロントカバ
ー3は、通常図4に示すような製造工程によって製造さ
れている。
ー3は、通常図4に示すような製造工程によって製造さ
れている。
【0006】すなわち、トルクコンバータ用フロントカ
バー3の製造工程は、図4(a)に示す円板状のワーク
8に絞り加工を施して外周縁に傾斜したフランジ該当部
9aを全周にわたって成形する工程を、フランジ該当部
9aの傾斜角度を徐々に増加させながら数工程行ない図
4(b)に示す軸線方向に折り曲げたフランジ部9を成
形すると共に、中央部及び外周縁近傍にパイロットボス
取付部3b及びドライブプレート用ボス取付部3aをそ
れぞれ成形した後、図4(c)に示すパイロットボス取
付部3b及びドライブプレート用ボス取付部3aにパイ
ロットボス6及びドライブプレート用ボス5をそれぞれ
溶接により固着し、図4(d)に示すドライブプレート
用ボス取付部3aの内面要仕上部3cを切削研磨すると
共に、フランジ部9の内面9bを切削してリヤカバー4
との嵌合部9cを成形する工程からなっている。
バー3の製造工程は、図4(a)に示す円板状のワーク
8に絞り加工を施して外周縁に傾斜したフランジ該当部
9aを全周にわたって成形する工程を、フランジ該当部
9aの傾斜角度を徐々に増加させながら数工程行ない図
4(b)に示す軸線方向に折り曲げたフランジ部9を成
形すると共に、中央部及び外周縁近傍にパイロットボス
取付部3b及びドライブプレート用ボス取付部3aをそ
れぞれ成形した後、図4(c)に示すパイロットボス取
付部3b及びドライブプレート用ボス取付部3aにパイ
ロットボス6及びドライブプレート用ボス5をそれぞれ
溶接により固着し、図4(d)に示すドライブプレート
用ボス取付部3aの内面要仕上部3cを切削研磨すると
共に、フランジ部9の内面9bを切削してリヤカバー4
との嵌合部9cを成形する工程からなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たトルクコンバータ用フロントカバーの製造方法にあっ
ては、フランジ部9を成形する工程においてワーク8の
状態からフランジ部9を1回の絞り加工で成形すると、
曲げ部8a近傍の肉厚が薄くなり、強度が低下すると共
に、大型のプレス機が必要であるため、フランジ該当部
9aの傾斜角度を徐々に増加させながら数回の工程に分
けて行なっており、加工工程が多く、製造コストが高く
なる。また、フランジ部9の内面9bにリヤカバー4と
の嵌合部9cを成形するのに切削加工を行なうため、切
削くずが発生して清掃工程が必要となるばかりでなく、
製造工程を自動化することができなかった。
たトルクコンバータ用フロントカバーの製造方法にあっ
ては、フランジ部9を成形する工程においてワーク8の
状態からフランジ部9を1回の絞り加工で成形すると、
曲げ部8a近傍の肉厚が薄くなり、強度が低下すると共
に、大型のプレス機が必要であるため、フランジ該当部
9aの傾斜角度を徐々に増加させながら数回の工程に分
けて行なっており、加工工程が多く、製造コストが高く
なる。また、フランジ部9の内面9bにリヤカバー4と
の嵌合部9cを成形するのに切削加工を行なうため、切
削くずが発生して清掃工程が必要となるばかりでなく、
製造工程を自動化することができなかった。
【0008】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
製造工程を簡易化すると共に、自動化を図ることができ
るようにしたトルクコンバータ用フロントカバーの製造
方法を提供することにある。
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
製造工程を簡易化すると共に、自動化を図ることができ
るようにしたトルクコンバータ用フロントカバーの製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るトルクコンバータ用フロントカバー
の製造方法は、外周縁の全周にわたって軸線方向に折曲
したフランジ部を有するトルクコンバータ用フロントカ
バーの製造方法であって、円板状のワークに絞り加工を
施して外周縁に30°〜60゜に傾斜したフランジ該当
部を全周にわたって成形する第1工程と、成形後におけ
るフランジ部の内周面に該当する形状を外周面に有する
金型を、前記第1工程で得られたワークの内側面に当接
させ、このワークを前記金型と一体的に軸線回りに回転
させると共に、前記傾斜したフランジ該当部の外周面
を、ローラにより押圧しつつ軸線方向にトレースし、フ
ランジ該当部を前記金型の外周面に圧接せしめてフラン
ジ部を成形する第2工程と、前記ワークのパイロットボ
ス取付部及びドライブプレート用ボス取付部にパイロッ
トボス及びドライブプレート用ボスを固着する第3工程
と、からなることを特徴としている。
め、この発明に係るトルクコンバータ用フロントカバー
の製造方法は、外周縁の全周にわたって軸線方向に折曲
したフランジ部を有するトルクコンバータ用フロントカ
バーの製造方法であって、円板状のワークに絞り加工を
施して外周縁に30°〜60゜に傾斜したフランジ該当
部を全周にわたって成形する第1工程と、成形後におけ
るフランジ部の内周面に該当する形状を外周面に有する
金型を、前記第1工程で得られたワークの内側面に当接
させ、このワークを前記金型と一体的に軸線回りに回転
させると共に、前記傾斜したフランジ該当部の外周面
を、ローラにより押圧しつつ軸線方向にトレースし、フ
ランジ該当部を前記金型の外周面に圧接せしめてフラン
ジ部を成形する第2工程と、前記ワークのパイロットボ
ス取付部及びドライブプレート用ボス取付部にパイロッ
トボス及びドライブプレート用ボスを固着する第3工程
と、からなることを特徴としている。
【0010】
【作用】この発明によれば、金型とローラとの協働作用
により、大形のプレス機を使用することなくフランジ該
当部からフランジ部を成形することができるので、製造
工程を大幅に簡易化することができる。また、フランジ
部内面の切削加工を省くことができるので、切削くずが
発生せず清掃作業が不要となる。この結果、製造コスト
を低減させることができると共に、製造工程の自動化を
図ることができる。
により、大形のプレス機を使用することなくフランジ該
当部からフランジ部を成形することができるので、製造
工程を大幅に簡易化することができる。また、フランジ
部内面の切削加工を省くことができるので、切削くずが
発生せず清掃作業が不要となる。この結果、製造コスト
を低減させることができると共に、製造工程の自動化を
図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【0012】この発明は、図1(d)に示すように、外
周縁を全周にわたって軸線方向に折曲したフランジ部1
1を有するトルクコンバータ用フロントカバー10の製
造方法であり、つぎに示す工程からなっている。
周縁を全周にわたって軸線方向に折曲したフランジ部1
1を有するトルクコンバータ用フロントカバー10の製
造方法であり、つぎに示す工程からなっている。
【0013】すなわち、図1(a)に示す円板状のワー
ク20に絞り加工を施して外周縁に30°〜60゜に傾
斜したフランジ該当部11aを全周にわたって成形する
第1工程と、図1(b)に示す成形後におけるフランジ
部11の内周面に該当する形状を外周面に有する金型3
0を、第1工程で得られたワーク20の内側面に当接さ
せ、このワーク20を金型30と一体的に軸線回りに回
転させると共に、傾斜したフランジ該当部11aの外周
面を、ローラ40により押圧しつつ軸線方向にトレース
し、図1(c)に示すフランジ該当部11aを金型30
の外周面に圧接せしめてフランジ部11を成形する第2
工程と、図1(d)に示すワーク20のパイロットボス
取付部12及びドライブプレート用ボス取付部13にパ
イロットボス14及びドライブプレート用ボス15を固
着する第3工程とからなっている。
ク20に絞り加工を施して外周縁に30°〜60゜に傾
斜したフランジ該当部11aを全周にわたって成形する
第1工程と、図1(b)に示す成形後におけるフランジ
部11の内周面に該当する形状を外周面に有する金型3
0を、第1工程で得られたワーク20の内側面に当接さ
せ、このワーク20を金型30と一体的に軸線回りに回
転させると共に、傾斜したフランジ該当部11aの外周
面を、ローラ40により押圧しつつ軸線方向にトレース
し、図1(c)に示すフランジ該当部11aを金型30
の外周面に圧接せしめてフランジ部11を成形する第2
工程と、図1(d)に示すワーク20のパイロットボス
取付部12及びドライブプレート用ボス取付部13にパ
イロットボス14及びドライブプレート用ボス15を固
着する第3工程とからなっている。
【0014】さらに、トルクコンバータ用フロントカバ
ー10の製造方法の詳細を図2に基づいて説明する。
ー10の製造方法の詳細を図2に基づいて説明する。
【0015】まず、第1工程では、図2(a)に示すよ
うに、所定の直径及び所定の厚さを有する円板状のワー
ク20に絞り加工を施して外周縁に30°〜60°に傾
斜したフランジ該当部11aを全周にわたって成形する
と共に、中央部及び外周縁近傍にパイロットボス取付部
12及びドライブプレート用ボス取付部13をそれぞれ
成形する。
うに、所定の直径及び所定の厚さを有する円板状のワー
ク20に絞り加工を施して外周縁に30°〜60°に傾
斜したフランジ該当部11aを全周にわたって成形する
と共に、中央部及び外周縁近傍にパイロットボス取付部
12及びドライブプレート用ボス取付部13をそれぞれ
成形する。
【0016】ついで、第2工程では、図2(b)に示す
ように、外周面30aが、成形後におけるフランジ部1
1の内周面及び嵌合部11dに該当する形状を有する金
型30を、第1工程で得られたワーク20の内側面に当
接せしめる。
ように、外周面30aが、成形後におけるフランジ部1
1の内周面及び嵌合部11dに該当する形状を有する金
型30を、第1工程で得られたワーク20の内側面に当
接せしめる。
【0017】そして、図2(c)に示すように、ワーク
20を金型30と一体的に軸線X−X回りに回転させ
る。同時に、30°〜60゜に折曲げられたフランジ該
当部11aの外周面を、その折曲点11bから仮想線で
示すように、ローラ40により押圧しつつ軸線方向にト
レースし、フランジ該当部11aを金型30の外周面に
圧接せしめて軸線方向に折曲したフランジ部11及びそ
の内周面11cに図示しないリヤカバーと嵌合する嵌合
部11dを成形する。
20を金型30と一体的に軸線X−X回りに回転させ
る。同時に、30°〜60゜に折曲げられたフランジ該
当部11aの外周面を、その折曲点11bから仮想線で
示すように、ローラ40により押圧しつつ軸線方向にト
レースし、フランジ該当部11aを金型30の外周面に
圧接せしめて軸線方向に折曲したフランジ部11及びそ
の内周面11cに図示しないリヤカバーと嵌合する嵌合
部11dを成形する。
【0018】なお、フランジ該当部11aの傾斜角αが
60°より大きいと、1工程の絞り加工での成形が難し
くなり、数工程に分けて行なう必要があるため、加工工
程が多くなり、製造コストが高くなる。また、傾斜角α
が30°より小さいとフランジ該当部11aの外周面を
ローラ40で押圧しつつ軸線方向にトレースする際に、
フランジ部11の厚さがしごかれて薄くなり、フランジ
部の強度が弱くなるという不具合が生じる。
60°より大きいと、1工程の絞り加工での成形が難し
くなり、数工程に分けて行なう必要があるため、加工工
程が多くなり、製造コストが高くなる。また、傾斜角α
が30°より小さいとフランジ該当部11aの外周面を
ローラ40で押圧しつつ軸線方向にトレースする際に、
フランジ部11の厚さがしごかれて薄くなり、フランジ
部の強度が弱くなるという不具合が生じる。
【0019】ついで、第3工程では、図2(d)に示す
ように、ワーク20のパイロットボス取付部12及びド
ライブプレート用ボス取付部13にパイロットボス14
及びドライブプレート用ボス15をそれぞれアーク溶接
により固着する。
ように、ワーク20のパイロットボス取付部12及びド
ライブプレート用ボス取付部13にパイロットボス14
及びドライブプレート用ボス15をそれぞれアーク溶接
により固着する。
【0020】ついで、第4工程では、図2(d)に示す
ように、第3工程で得られたワーク20を、その軸線X
−Xの回りに回転せしめつつ、ドライブプレート用ボス
取付部13の内面要仕上部13aに、ロックアップロー
ラ41を圧接し、しかる後、ロックアップローラ41を
ワーク20の径方向(矢印A−B方向)に移動する。こ
れにより、内面要仕上部、すなわちロックアップ面13
aが成形され、フロントカバー10が完成する。
ように、第3工程で得られたワーク20を、その軸線X
−Xの回りに回転せしめつつ、ドライブプレート用ボス
取付部13の内面要仕上部13aに、ロックアップロー
ラ41を圧接し、しかる後、ロックアップローラ41を
ワーク20の径方向(矢印A−B方向)に移動する。こ
れにより、内面要仕上部、すなわちロックアップ面13
aが成形され、フロントカバー10が完成する。
【0021】上述したトルクコンバータ用フロントカバ
ー10の製造方法によれば、金型30とローラ40との
協働作用によりフランジ該当部11aからフランジ部1
1を成形することができる。これにより工程数を削減で
きると共に大形のプレス機を使用する必要がなくなり、
製造工程を大幅に簡易化することができる。
ー10の製造方法によれば、金型30とローラ40との
協働作用によりフランジ該当部11aからフランジ部1
1を成形することができる。これにより工程数を削減で
きると共に大形のプレス機を使用する必要がなくなり、
製造工程を大幅に簡易化することができる。
【0022】また、フランジ部11の内面11cの切削
加工を省くことができ、切削くずが発生しないので清掃
工程が不要となる。この結果、製造コストを低減させる
ことができると共に、製造工程の自動化を図ることがで
きる。
加工を省くことができ、切削くずが発生しないので清掃
工程が不要となる。この結果、製造コストを低減させる
ことができると共に、製造工程の自動化を図ることがで
きる。
【0023】
【発明の効果】上述した通り、この発明のトルクコンバ
ータ用フロントカバーの製造方法によれば、金型とロー
ラとの協働作用により、外周縁に30°〜60゜に傾斜
して成形されたフランジ該当部から軸線方向に折曲した
フランジ部を成形することができる。これにより工程数
を削減できると共に大形のプレス機を使用する必要がな
くなり、製造工程を大幅に簡易化することができる。
ータ用フロントカバーの製造方法によれば、金型とロー
ラとの協働作用により、外周縁に30°〜60゜に傾斜
して成形されたフランジ該当部から軸線方向に折曲した
フランジ部を成形することができる。これにより工程数
を削減できると共に大形のプレス機を使用する必要がな
くなり、製造工程を大幅に簡易化することができる。
【0024】また、フランジ部内面の切削加工を省くこ
とができ、切削くずが発生しないので清掃工程が不要と
なる。これにより、製造コストを低減させることができ
ると共に、製造工程の自動化を図ることができる。
とができ、切削くずが発生しないので清掃工程が不要と
なる。これにより、製造コストを低減させることができ
ると共に、製造工程の自動化を図ることができる。
【図1】この発明に係るトルクコンバータ用フロントカ
バーの製造工程を示す説明図である。
バーの製造工程を示す説明図である。
【図2】この発明に係るトルクコンバータ用フロントカ
バーの製造工程の詳細を示す説明図である。
バーの製造工程の詳細を示す説明図である。
【図3】従来例に係るトルクコンバータを一部破断して
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】従来例に係るトルクコンバータ用フロントカバ
ーの製造工程を示す説明図である。
ーの製造工程を示す説明図である。
10 トルクコンバータ用フロントカバー 11 フランジ部 11a フランジ該当部 11c 内面 11d 嵌合部 12 パイロットボス取付部 13 ドライブプレート用ボス取付部 13a 内面要仕上部 14 パイロットボス 15 ドライブプレート用ボス 20 ワーク 30 金型 30a 外周面 40 ローラ 41 ロックアップローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 外周縁の全周にわたって軸線方向に折曲
したフランジ部を有するトルクコンバータ用フロントカ
バーの製造方法であって、 円板状のワークに絞り加工を施して外周縁に30°〜6
0°に傾斜したフランジ該当部を全周にわたって成形す
る第1工程と、 成形後におけるフランジ部の内周面に該当する形状を外
周面に有する金型を、前記第1工程で得られたワークの
内側面に当接させ、このワークを前記金型と一体的に軸
線回りに回転させると共に、前記傾斜したフランジ該当
部の外周面を、ローラにより押圧しつつ軸線方向にトレ
ースし、フランジ該当部を前記金型の外周面に圧接せし
めてフランジ部を成形する第2工程と、 前記ワークのパイロットボス取付部及びドライブプレー
ト用ボス取付部にパイロットボス及びドライブプレート
用ボスを固着する第3工程と、 からなることを特徴とするトルクコンバータ用フロント
カバーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7103699A JPH08296711A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | トルクコンバータ用フロントカバーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7103699A JPH08296711A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | トルクコンバータ用フロントカバーの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296711A true JPH08296711A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14361018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7103699A Pending JPH08296711A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | トルクコンバータ用フロントカバーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08296711A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014142315A1 (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | ドライブプレートおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP7103699A patent/JPH08296711A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014142315A1 (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | ドライブプレートおよびその製造方法 |
JP2014199137A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-10-23 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | ドライブプレートおよびその製造方法 |
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Effective date: 20041116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |