JPH08296696A - 曲がり板ばね及びダンパー機構 - Google Patents
曲がり板ばね及びダンパー機構Info
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- JPH08296696A JPH08296696A JP10150195A JP10150195A JPH08296696A JP H08296696 A JPH08296696 A JP H08296696A JP 10150195 A JP10150195 A JP 10150195A JP 10150195 A JP10150195 A JP 10150195A JP H08296696 A JPH08296696 A JP H08296696A
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- Japan
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- leaf spring
- bent
- outer peripheral
- rotating member
- spring portion
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲がり板ばねと外周壁との摺動によって生じ
る摩擦抵抗を減らす。 【構成】 フライホイール組立体は、第1フライホイー
ル1と第2フライホイール3と曲がり板ばね18とから
構成されている。第2フライホイール3は、第1フライ
ホイール1との間に流体室17を形成する。曲がり板ば
ね18は流体室17内に配置され、所定の幅の板部材が
波状に折り曲げられた状態で延び、円周方向両端に両フ
ライホイール1,3が当接しており、他のリング部20
より外周側に突出して外周部7aに当接する突出リング
部20aを有している。
る摩擦抵抗を減らす。 【構成】 フライホイール組立体は、第1フライホイー
ル1と第2フライホイール3と曲がり板ばね18とから
構成されている。第2フライホイール3は、第1フライ
ホイール1との間に流体室17を形成する。曲がり板ば
ね18は流体室17内に配置され、所定の幅の板部材が
波状に折り曲げられた状態で延び、円周方向両端に両フ
ライホイール1,3が当接しており、他のリング部20
より外周側に突出して外周部7aに当接する突出リング
部20aを有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲がり板ばね及び曲が
り板ばねが用いられたダンパー機構に関する。
り板ばねが用いられたダンパー機構に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば車輌においては、エンジン側の
部材とトランスミッション側の部材との間にエンジンの
トルク変動を吸収するためのダンパー機構が設けられて
いる。ダンパー機構は、クラッチディスク組立体やフラ
イホイール組立体などに組み込まれている。ダンパー機
構は、互いに相対回転可能な入力側部材及び出力側部材
と、両部材が相対回転するときにその回転を制限するよ
うに配置されたコイルスプリングと、両部材が相対回転
するときに摩擦抵抗または粘性抵抗を発生する抵抗発生
機構とを含んでいる。
部材とトランスミッション側の部材との間にエンジンの
トルク変動を吸収するためのダンパー機構が設けられて
いる。ダンパー機構は、クラッチディスク組立体やフラ
イホイール組立体などに組み込まれている。ダンパー機
構は、互いに相対回転可能な入力側部材及び出力側部材
と、両部材が相対回転するときにその回転を制限するよ
うに配置されたコイルスプリングと、両部材が相対回転
するときに摩擦抵抗または粘性抵抗を発生する抵抗発生
機構とを含んでいる。
【0003】このようなダンパー機構では、ダンパー機
構を構成するコイルスプリングのため、構造上、円周方
向及び軸方向に大きなスペースを必要とする。したがっ
て、特に軸方向のスペースが制限される前輪駆動車に前
記のようなダンパー機構を組み込むことが困難となる。
特開平6−174011号公報に開示されたダンパー機
構は、コイルスプリングに代えて曲がり板ばねを用いて
おり、省スペース化を達成している。曲がり板ばねは、
一定の幅を有する板部材を波状に折り曲げてなる部材で
ある。曲がり板ばねは、入力側部材と出力側部材とが形
成する弧状室内に配置され、入力側部材から出力側部材
にトルクを伝達するとともに、両部材が相対回転すると
きに伸縮する。その結果、入力側部材に捩じり振動が伝
達された場合には、曲がり板ばねが伸縮を繰り返すとと
もに、たとえば弧状室内に充填された油が曲がり板ばね
と弧状室の壁面との間を流れ、所定の粘性抵抗を発生す
る。この結果、捩じり振動が減衰される。
構を構成するコイルスプリングのため、構造上、円周方
向及び軸方向に大きなスペースを必要とする。したがっ
て、特に軸方向のスペースが制限される前輪駆動車に前
記のようなダンパー機構を組み込むことが困難となる。
特開平6−174011号公報に開示されたダンパー機
構は、コイルスプリングに代えて曲がり板ばねを用いて
おり、省スペース化を達成している。曲がり板ばねは、
一定の幅を有する板部材を波状に折り曲げてなる部材で
ある。曲がり板ばねは、入力側部材と出力側部材とが形
成する弧状室内に配置され、入力側部材から出力側部材
にトルクを伝達するとともに、両部材が相対回転すると
きに伸縮する。その結果、入力側部材に捩じり振動が伝
達された場合には、曲がり板ばねが伸縮を繰り返すとと
もに、たとえば弧状室内に充填された油が曲がり板ばね
と弧状室の壁面との間を流れ、所定の粘性抵抗を発生す
る。この結果、捩じり振動が減衰される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にダンパー機構で
は、弾性部材を境として入力側機構と出力機構側とに分
かれる。そして、出力側機構の慣性モーメントを増やし
て、共振周波数をエンジンのアイドル回転数以下の領域
に移行させている。この場合、エンジン回転数の実用領
域で発生する微小捩じり振動に対しては摩擦抵抗(ある
いは粘性抵抗)を小さくする方が振動減衰に効果があ
る。
は、弾性部材を境として入力側機構と出力機構側とに分
かれる。そして、出力側機構の慣性モーメントを増やし
て、共振周波数をエンジンのアイドル回転数以下の領域
に移行させている。この場合、エンジン回転数の実用領
域で発生する微小捩じり振動に対しては摩擦抵抗(ある
いは粘性抵抗)を小さくする方が振動減衰に効果があ
る。
【0005】前記従来の曲がり板ばねを用いたダンパー
機構では、曲がり板ばねが圧縮されるにつれて、曲がり
板ばねの外周側の屈曲部が径方向外方に迫り出して弧状
室の外周壁に摺動する。このとき発生する摩擦抵抗は捩
じり角度が大きくなるにつれて増加していく。特に、遠
心力により曲がり板ばね全体が外周側に移動するため
に、摩擦抵抗はより大きくなる。このような摩擦抵抗に
よりエンジン回転数の実用領域で発生する振動を十分に
減衰できない。
機構では、曲がり板ばねが圧縮されるにつれて、曲がり
板ばねの外周側の屈曲部が径方向外方に迫り出して弧状
室の外周壁に摺動する。このとき発生する摩擦抵抗は捩
じり角度が大きくなるにつれて増加していく。特に、遠
心力により曲がり板ばね全体が外周側に移動するため
に、摩擦抵抗はより大きくなる。このような摩擦抵抗に
よりエンジン回転数の実用領域で発生する振動を十分に
減衰できない。
【0006】本発明の目的は、曲がり板ばねと外周壁と
の摺動によって生じる摩擦抵抗を減らすことにある。
の摺動によって生じる摩擦抵抗を減らすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の曲がり
板ばねは、所定の幅の板部材が波状に折り曲げられた状
態で延びる板ばね部と、板ばね部の屈曲部外側に設けら
れたスライダーとを備えている。請求項2に記載の曲が
り板ばねでは、スライダーは、複数の屈曲部に板ばね部
の延びる方向に所定の間隔で設けられている。
板ばねは、所定の幅の板部材が波状に折り曲げられた状
態で延びる板ばね部と、板ばね部の屈曲部外側に設けら
れたスライダーとを備えている。請求項2に記載の曲が
り板ばねでは、スライダーは、複数の屈曲部に板ばね部
の延びる方向に所定の間隔で設けられている。
【0008】請求項3に記載の曲がり板ばねでは、スラ
イダーは外側に回転部材を有している。請求項4に記載
の曲がり板ばねは、所定の幅の板部材が波状に折り曲げ
られた状態で延びるとともに折り曲げられた複数の屈曲
部が実質的に同一の高さである板ばね部と、板ばね部に
連続して形成されるとともに、板ばね部の屈曲部より高
い突出屈曲部を有するガイド板ばね部とを有している。
イダーは外側に回転部材を有している。請求項4に記載
の曲がり板ばねは、所定の幅の板部材が波状に折り曲げ
られた状態で延びるとともに折り曲げられた複数の屈曲
部が実質的に同一の高さである板ばね部と、板ばね部に
連続して形成されるとともに、板ばね部の屈曲部より高
い突出屈曲部を有するガイド板ばね部とを有している。
【0009】請求項5に記載の曲がり板ばねでは、ガイ
ド板ばね部は板ばね部の延びる方向に所定の間隔で形成
されている。請求項6に記載のダンパー機構は、第1回
転部材と第2回転部材と曲がり板ばねとを備えている。
第2回転部材は第1回転部材との間に弧状室を形成す
る。曲がり板ばねは板ばね部とスライダーとを有してい
る。板ばね部は弧状室内に配置され、所定の幅の板部材
が波状に折り曲げられた状態で延び、円周方向両端に第
1回転部材と第2回転部材とが当接している。スライダ
ーは板ばね部の外周側屈曲部と弧状室の外周壁との間に
挟まれている。
ド板ばね部は板ばね部の延びる方向に所定の間隔で形成
されている。請求項6に記載のダンパー機構は、第1回
転部材と第2回転部材と曲がり板ばねとを備えている。
第2回転部材は第1回転部材との間に弧状室を形成す
る。曲がり板ばねは板ばね部とスライダーとを有してい
る。板ばね部は弧状室内に配置され、所定の幅の板部材
が波状に折り曲げられた状態で延び、円周方向両端に第
1回転部材と第2回転部材とが当接している。スライダ
ーは板ばね部の外周側屈曲部と弧状室の外周壁との間に
挟まれている。
【0010】請求項7に記載のダンパー機構では、スラ
イダーは、複数の屈曲部に円周方向に所定の間隔で設け
られている。請求項8に記載のダンパー機構では、スラ
イダーは外側に回転部材を有している。請求項9に記載
のダンパー機構は、第1回転部材と第2回転部材と曲が
り板ばねとを備えている。第2回転部材は第1回転部材
との間に弧状室を形成する。曲がり板ばねは、弧状室内
に配置され、所定の幅の板部材が波状に折り曲げられた
状態で延びるとともに折り曲げられた複数の屈曲部が実
質的に同一の高さである板ばね部と、板ばね部に連続し
て形成されるとともに板ばね部の屈曲部より径方向外方
に長い突出屈曲部を有するガイド板ばね部とを有し、円
周方向両端に第1回転部材と第2回転部材とが当接して
いる。
イダーは、複数の屈曲部に円周方向に所定の間隔で設け
られている。請求項8に記載のダンパー機構では、スラ
イダーは外側に回転部材を有している。請求項9に記載
のダンパー機構は、第1回転部材と第2回転部材と曲が
り板ばねとを備えている。第2回転部材は第1回転部材
との間に弧状室を形成する。曲がり板ばねは、弧状室内
に配置され、所定の幅の板部材が波状に折り曲げられた
状態で延びるとともに折り曲げられた複数の屈曲部が実
質的に同一の高さである板ばね部と、板ばね部に連続し
て形成されるとともに板ばね部の屈曲部より径方向外方
に長い突出屈曲部を有するガイド板ばね部とを有し、円
周方向両端に第1回転部材と第2回転部材とが当接して
いる。
【0011】請求項10に記載のダンパー機構では、ガ
イド板ばね部は円周方向に所定の間隔で形成されてい
る。
イド板ばね部は円周方向に所定の間隔で形成されてい
る。
【0012】
【作用】請求項1または6に記載の発明では、曲がり板
ばねはダンパー機構の弧状室内に配置される。この状態
でたとえば第1回転部材が回転するとそのトルクは曲が
り板ばねを介して第2回転部材に伝達される。第1回転
部材に捩じり振動が伝達されると、第1回転部材が第2
回転部材に対して相対回転する。このとき、曲がり板ば
ねは伸縮を繰り返す。曲がり板ばねは圧縮時に径方向外
側に迫り出そうとするが、スライダーが弧状室の外周壁
に当接しているため、曲がり板ばねの屈曲部と弧状室の
外周壁との間に隙間が維持される。このようにスライダ
ーを設けることで、曲がり板ばねの外周側の屈曲部が弧
状室の外周壁に摩擦摺動するのを妨げることができ、こ
の結果曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じる摩
擦抵抗が減る。
ばねはダンパー機構の弧状室内に配置される。この状態
でたとえば第1回転部材が回転するとそのトルクは曲が
り板ばねを介して第2回転部材に伝達される。第1回転
部材に捩じり振動が伝達されると、第1回転部材が第2
回転部材に対して相対回転する。このとき、曲がり板ば
ねは伸縮を繰り返す。曲がり板ばねは圧縮時に径方向外
側に迫り出そうとするが、スライダーが弧状室の外周壁
に当接しているため、曲がり板ばねの屈曲部と弧状室の
外周壁との間に隙間が維持される。このようにスライダ
ーを設けることで、曲がり板ばねの外周側の屈曲部が弧
状室の外周壁に摩擦摺動するのを妨げることができ、こ
の結果曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じる摩
擦抵抗が減る。
【0013】請求項2または7に記載の発明では、スラ
イダーが板ばね部の延びる方向に所定の間隔で設けられ
ているため、円周方向全体にわたって曲がり板ばねの屈
曲部が外周壁に接触するのを妨げることができる。請求
項3または8に記載の発明では、スライダーの回転部材
が外周壁に当接して回転するため、スライダーと外周壁
との間で生じる摩擦抵抗が少なくなる。
イダーが板ばね部の延びる方向に所定の間隔で設けられ
ているため、円周方向全体にわたって曲がり板ばねの屈
曲部が外周壁に接触するのを妨げることができる。請求
項3または8に記載の発明では、スライダーの回転部材
が外周壁に当接して回転するため、スライダーと外周壁
との間で生じる摩擦抵抗が少なくなる。
【0014】請求項4または9に記載の発明では、曲が
り板ばねに板ばね部の屈曲部より径方向外方に長い突出
屈曲部がガイド板ばね部に形成されているために、曲が
り板ばねが圧縮されて径方向外側に迫り出すときにガイ
ド板ばね部の突出屈曲部のみが弧状室の外周壁に摺動す
る。この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で
生じる摩擦抵抗が減る。
り板ばねに板ばね部の屈曲部より径方向外方に長い突出
屈曲部がガイド板ばね部に形成されているために、曲が
り板ばねが圧縮されて径方向外側に迫り出すときにガイ
ド板ばね部の突出屈曲部のみが弧状室の外周壁に摺動す
る。この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で
生じる摩擦抵抗が減る。
【0015】請求項5または10に記載の発明では、突
出屈曲部が円周方向に所定の間隔で外周壁に当接してい
るため、曲がり板ばねの円周方向全体にわたって他の屈
曲部と外周壁との間には所定の隙間が確保されている。
この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じ
る摩擦抵抗が減る。
出屈曲部が円周方向に所定の間隔で外周壁に当接してい
るため、曲がり板ばねの円周方向全体にわたって他の屈
曲部と外周壁との間には所定の隙間が確保されている。
この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じ
る摩擦抵抗が減る。
【0016】
【実施例】第1実施例 図1及び図2は、本発明の第1実施例によるダンパー機
構が採用されたフライホイール組立体を示している。図
1において、O−Oはフライホイール組立体の回転軸線
である。
構が採用されたフライホイール組立体を示している。図
1において、O−Oはフライホイール組立体の回転軸線
である。
【0017】このフライホイール組立体は、主に、図示
しないエンジン側クランクシャフトに固定される第1フ
ライホイール1と、軸受2を介して第1フライホイール
1に回転自在に支持された第2フライホイール3と、両
フライホイールの間でトルク伝達を行う1対の曲がり板
ばね18とを有している。第1フライホイール1は、中
央部に配置されたハブ5と、ハブ5のエンジン側の側面
に配置された円板状の入力プレート6と、入力プレート
6と対向するように配置された対向プレート7と、入力
プレート6の外周部に固定された環状の第1フライホイ
ール本体8とを有している。ハブ5及び入力プレート6
はボルト9及びワッシャプレート10によりクランクシ
ャフト(図示せず)に固定されている。対向プレート7
の外周にはエンジン側に延びる外周筒状部7aが形成さ
れており、この外周筒状部7aは第1フライホイール本
体8の内周部に挿入され、その先端は入力プレート6の
外周部及び第1フライホイール本体8の内周部に溶接さ
れている。また、第1フライホイール本体8の外周部に
はリングギア11が固定されている。
しないエンジン側クランクシャフトに固定される第1フ
ライホイール1と、軸受2を介して第1フライホイール
1に回転自在に支持された第2フライホイール3と、両
フライホイールの間でトルク伝達を行う1対の曲がり板
ばね18とを有している。第1フライホイール1は、中
央部に配置されたハブ5と、ハブ5のエンジン側の側面
に配置された円板状の入力プレート6と、入力プレート
6と対向するように配置された対向プレート7と、入力
プレート6の外周部に固定された環状の第1フライホイ
ール本体8とを有している。ハブ5及び入力プレート6
はボルト9及びワッシャプレート10によりクランクシ
ャフト(図示せず)に固定されている。対向プレート7
の外周にはエンジン側に延びる外周筒状部7aが形成さ
れており、この外周筒状部7aは第1フライホイール本
体8の内周部に挿入され、その先端は入力プレート6の
外周部及び第1フライホイール本体8の内周部に溶接さ
れている。また、第1フライホイール本体8の外周部に
はリングギア11が固定されている。
【0018】第2フライホイール3は、出力プレート1
2と、環状の第2フライホイール本体13と、出力プレ
ート12と第2フライホイール本体13との間に配置さ
れた円板状の中間プレート14とから構成されており、
これらは複数のリベット15により連結されている。出
力プレート12は、軸受2に支持される内周部の支持部
12aと、支持部12aから外周側に延びリベット15
が固定される取付フランジ部12bとから構成されてい
る。支持部12aは軸受2のエンジン側面と外周面とに
当接している。そして、図3に拡大して示すように、取
付フランジ部12bの外周部と対向プレート7の内周部
との間には、両者をシールするためのシール部材16が
配置されている。また、中間プレート14の内周部は軸
受2のトランスミッション側面に当接している。第2フ
ライホイール本体13にはクラッチディスク4が摩擦係
合可能である。
2と、環状の第2フライホイール本体13と、出力プレ
ート12と第2フライホイール本体13との間に配置さ
れた円板状の中間プレート14とから構成されており、
これらは複数のリベット15により連結されている。出
力プレート12は、軸受2に支持される内周部の支持部
12aと、支持部12aから外周側に延びリベット15
が固定される取付フランジ部12bとから構成されてい
る。支持部12aは軸受2のエンジン側面と外周面とに
当接している。そして、図3に拡大して示すように、取
付フランジ部12bの外周部と対向プレート7の内周部
との間には、両者をシールするためのシール部材16が
配置されている。また、中間プレート14の内周部は軸
受2のトランスミッション側面に当接している。第2フ
ライホイール本体13にはクラッチディスク4が摩擦係
合可能である。
【0019】以上に説明した入力プレート6と対向プレ
ート7と出力プレート12とにより、流体室17が構成
されている。この流体室17内部にはグリース等の粘性
流体が収容されている。また、図1及び図2に示すよう
に、対向プレート7の外周部には、径方向に対向する2
か所に内周側に突出する係止部7bが形成されている。
さらに、出力プレート12の支持部12aの外周部に
は、係止部7bに対向する2か所に外周側に突出する係
止部12cが形成されている。このような構成により、
環状の粘性流体充填室は1対の弧状室に分割されてい
る。なお、係止部7bと係止部12cとの間には隙間が
確保されているため、2つの弧状室間では粘性流体は流
通可能である。曲がり板バネ18は、この弧状室内にそ
れぞれ配置されている。
ート7と出力プレート12とにより、流体室17が構成
されている。この流体室17内部にはグリース等の粘性
流体が収容されている。また、図1及び図2に示すよう
に、対向プレート7の外周部には、径方向に対向する2
か所に内周側に突出する係止部7bが形成されている。
さらに、出力プレート12の支持部12aの外周部に
は、係止部7bに対向する2か所に外周側に突出する係
止部12cが形成されている。このような構成により、
環状の粘性流体充填室は1対の弧状室に分割されてい
る。なお、係止部7bと係止部12cとの間には隙間が
確保されているため、2つの弧状室間では粘性流体は流
通可能である。曲がり板バネ18は、この弧状室内にそ
れぞれ配置されている。
【0020】曲がり板ばね18を図4を用いて詳細に説
明する。図に示すように、曲がり板ばね18は、所定の
幅の板部材を波状に折り曲げられた状態で延びるもので
あり、リング部20とレバー部21とからなる複数のば
ね要素を直列に接続してなるものである。複数のリング
部20はほぼ同径の環状体であり、隣接する各リング部
20の間には自由状態で所定の隙間S1 を有している。
リング部20の内側は開環部23となっている。開環部
23は自由状態及びセット状態において隙間S2 が形成
されており、開環部23の両側からはレバー部21がそ
れぞれ外方に延びている。レバー部21は外方に向かう
にしたがって互いの間隔が広がるように延び、対向する
リング部20のレバー部21の一方に連続している。
明する。図に示すように、曲がり板ばね18は、所定の
幅の板部材を波状に折り曲げられた状態で延びるもので
あり、リング部20とレバー部21とからなる複数のば
ね要素を直列に接続してなるものである。複数のリング
部20はほぼ同径の環状体であり、隣接する各リング部
20の間には自由状態で所定の隙間S1 を有している。
リング部20の内側は開環部23となっている。開環部
23は自由状態及びセット状態において隙間S2 が形成
されており、開環部23の両側からはレバー部21がそ
れぞれ外方に延びている。レバー部21は外方に向かう
にしたがって互いの間隔が広がるように延び、対向する
リング部20のレバー部21の一方に連続している。
【0021】また、曲がり板ばね18の幅は流体室17
の幅とほぼ等しく、半径方向の長さは流体室17の長さ
より短い。曲がり板ばね18の外周側のリング部20に
は、4つおきに合計5個のガイド板ばね部60が形成さ
れている。ガイド板ばね部60は外周側ばね要素であ
り、突出リング部21aを有している。突出リング部2
0aは他のリング部20より隙間S3 分だけ径方向外方
に延びている。
の幅とほぼ等しく、半径方向の長さは流体室17の長さ
より短い。曲がり板ばね18の外周側のリング部20に
は、4つおきに合計5個のガイド板ばね部60が形成さ
れている。ガイド板ばね部60は外周側ばね要素であ
り、突出リング部21aを有している。突出リング部2
0aは他のリング部20より隙間S3 分だけ径方向外方
に延びている。
【0022】また、曲がり板ばね18の外周側両端の突
出リング部20aは係止部7bに当接し、内周側両端の
リング部20は係止部12cに当接している。次に動作
について説明する。エンジン側のクランクシャフトから
第1フライホイール1に伝達されたトルクは、入力プレ
ート6及び対向プレート7の係止部7bを介して曲がり
板ばね18に伝達され、さらに曲がり板ばね18から出
力プレート12の係止部12cを介して第2フライホイ
ール3に伝達される。
出リング部20aは係止部7bに当接し、内周側両端の
リング部20は係止部12cに当接している。次に動作
について説明する。エンジン側のクランクシャフトから
第1フライホイール1に伝達されたトルクは、入力プレ
ート6及び対向プレート7の係止部7bを介して曲がり
板ばね18に伝達され、さらに曲がり板ばね18から出
力プレート12の係止部12cを介して第2フライホイ
ール3に伝達される。
【0023】このフライホイール組立体に捩じり振動が
入力されると、曲がり板ばね18が伸縮を繰り返し、曲
がり板ばね18と流体室17との間の隙間を粘性流体が
通過する。そのとき発生する粘性抵抗により捩じり振動
を減衰する。曲がり板ばね18が圧縮されると、各レバ
ー部21の開角度が小さくなり、リング部20に曲げモ
ーメントが作用する。このとき、レバー部21は開環部
23を支点としてたわむ。そして、レバー部21には曲
げモーメントが均一に長手方向に分布するとともに、複
数のリング部20に弾性エネルギーが分散して蓄えれ
る。
入力されると、曲がり板ばね18が伸縮を繰り返し、曲
がり板ばね18と流体室17との間の隙間を粘性流体が
通過する。そのとき発生する粘性抵抗により捩じり振動
を減衰する。曲がり板ばね18が圧縮されると、各レバ
ー部21の開角度が小さくなり、リング部20に曲げモ
ーメントが作用する。このとき、レバー部21は開環部
23を支点としてたわむ。そして、レバー部21には曲
げモーメントが均一に長手方向に分布するとともに、複
数のリング部20に弾性エネルギーが分散して蓄えれ
る。
【0024】この場合の捩じり特性は、曲がり板ばね1
8の捩じり剛性によって決定される。すなわち、開環部
23に隙間S2 を有する小さな捩じり角度範囲では、曲
がり板ばね18のリング部20の外周部を支点としてリ
ング部20及びレバー部21が同一方向に撓み、このと
きは捩じり剛性は小さい。捩じり角が大きくなると、隙
間S2 が0となり、開環部23を支点としてリング部2
0に弾性エネルギーが蓄えられるために、捩じり剛性が
大きくなる。
8の捩じり剛性によって決定される。すなわち、開環部
23に隙間S2 を有する小さな捩じり角度範囲では、曲
がり板ばね18のリング部20の外周部を支点としてリ
ング部20及びレバー部21が同一方向に撓み、このと
きは捩じり剛性は小さい。捩じり角が大きくなると、隙
間S2 が0となり、開環部23を支点としてリング部2
0に弾性エネルギーが蓄えられるために、捩じり剛性が
大きくなる。
【0025】曲がり板ばね18は圧縮されるときに各要
素が外周側に迫り出そうとする。また、遠心力により曲
がり板ばね18全体が径方向外方に移動しようとする。
しかし、この場合突出リング部20aが外周筒状部7a
に当接し他のリング部20は当接しないために、曲がり
板ばね18と外周筒状部7aとの摺動する面積が少なく
なっている。この結果、両者間で生じる摩擦抵抗が少な
い。エンジンの実用回転数領域で生じる微小振動は低剛
性・小抵抗の特性で十分に減衰される。第2実施例 図5に示す曲がり板ばね18は、前記曲がり板ばねと同
様にダンパー機構に用いられるものである。この曲がり
板ばね18は、リング部20の数が前記実施例の曲がり
板ばねより多くなっている。また、この曲がり板ばね1
8では、外周側のリング部は内周側のリング部より径が
大きい。さらに、内外周ともリング部20はレバー部2
1より板厚が薄くなっている。この曲がり板ばね18に
おいては、外周側のリング部20に6つおきにスライダ
ー30が外周側に設けられている。スライダー30の内
周側はリング部20の先端が嵌まるようになっている。
スライダー30の外周側は弧状室の外周筒状部7aに円
周方向に摺動可能な形状となっている。このようにスラ
イダー30が曲がり板ばね18と外周筒状部7aとの間
に配置されているため、外周筒状部7aと曲がり板ばね
18の外周側のリング部20との間には隙間S3 が確保
されている。この結果、曲がり板ばね18の圧縮時に外
周側のリング部20が外周筒状部7aと摺動しにくくな
っている。外周筒状部7aにはテフロンコーティングを
施し、スライダー30には外周筒状部7aとの摩擦係数
が少ない部材を用いている。この結果、外周筒状部7a
とスライダー30との間で生じる摩擦抵抗がより少なく
なっている。第3実施例 図6及び図7に示す曲がり板ばね18では、前記第2実
施例のスライダーの外側にローラを設けている。このス
ライダー31は、本体32と、本体32の外周側に設け
られ軸方向に延びる2本のローラ33とから構成されて
いる。各ローラ33は本体32に回転可能に支持されて
いる。このローラ33が外周筒状部7aに当接すること
により、スライダー31と外周筒状部7aとの間で生じ
る摩擦抵抗をより少なくしている。ローラ33の代わり
に球を用いてもよい。
素が外周側に迫り出そうとする。また、遠心力により曲
がり板ばね18全体が径方向外方に移動しようとする。
しかし、この場合突出リング部20aが外周筒状部7a
に当接し他のリング部20は当接しないために、曲がり
板ばね18と外周筒状部7aとの摺動する面積が少なく
なっている。この結果、両者間で生じる摩擦抵抗が少な
い。エンジンの実用回転数領域で生じる微小振動は低剛
性・小抵抗の特性で十分に減衰される。第2実施例 図5に示す曲がり板ばね18は、前記曲がり板ばねと同
様にダンパー機構に用いられるものである。この曲がり
板ばね18は、リング部20の数が前記実施例の曲がり
板ばねより多くなっている。また、この曲がり板ばね1
8では、外周側のリング部は内周側のリング部より径が
大きい。さらに、内外周ともリング部20はレバー部2
1より板厚が薄くなっている。この曲がり板ばね18に
おいては、外周側のリング部20に6つおきにスライダ
ー30が外周側に設けられている。スライダー30の内
周側はリング部20の先端が嵌まるようになっている。
スライダー30の外周側は弧状室の外周筒状部7aに円
周方向に摺動可能な形状となっている。このようにスラ
イダー30が曲がり板ばね18と外周筒状部7aとの間
に配置されているため、外周筒状部7aと曲がり板ばね
18の外周側のリング部20との間には隙間S3 が確保
されている。この結果、曲がり板ばね18の圧縮時に外
周側のリング部20が外周筒状部7aと摺動しにくくな
っている。外周筒状部7aにはテフロンコーティングを
施し、スライダー30には外周筒状部7aとの摩擦係数
が少ない部材を用いている。この結果、外周筒状部7a
とスライダー30との間で生じる摩擦抵抗がより少なく
なっている。第3実施例 図6及び図7に示す曲がり板ばね18では、前記第2実
施例のスライダーの外側にローラを設けている。このス
ライダー31は、本体32と、本体32の外周側に設け
られ軸方向に延びる2本のローラ33とから構成されて
いる。各ローラ33は本体32に回転可能に支持されて
いる。このローラ33が外周筒状部7aに当接すること
により、スライダー31と外周筒状部7aとの間で生じ
る摩擦抵抗をより少なくしている。ローラ33の代わり
に球を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1または6に記載の発明では、圧
縮時に曲がり板ばねは径方向外側に迫り出そうとする
が、スライダーが弧状室の外周壁に対して摺動するめた
めに、曲がり板ばねの外周側の屈曲部が弧状室の外周壁
に摩擦摺動するのを妨げることができる。この結果、曲
がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じる摩擦抵抗が
減る。
縮時に曲がり板ばねは径方向外側に迫り出そうとする
が、スライダーが弧状室の外周壁に対して摺動するめた
めに、曲がり板ばねの外周側の屈曲部が弧状室の外周壁
に摩擦摺動するのを妨げることができる。この結果、曲
がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じる摩擦抵抗が
減る。
【0027】請求項2または7に記載の発明では、スラ
イダーが板ばね部の延びる方向に所定の間隔で設けられ
ているため、円周方向全体にわたって屈曲部が外周壁に
接触するのを妨げることができる。請求項3または8に
記載の発明では、スライダーの回転部材が外周壁に当接
して回転するため、スライダーと外周壁との間で生じる
摩擦抵抗が減る。
イダーが板ばね部の延びる方向に所定の間隔で設けられ
ているため、円周方向全体にわたって屈曲部が外周壁に
接触するのを妨げることができる。請求項3または8に
記載の発明では、スライダーの回転部材が外周壁に当接
して回転するため、スライダーと外周壁との間で生じる
摩擦抵抗が減る。
【0028】請求項4または9に記載の発明では、曲が
り板ばねに板ばね部の屈曲部より径方向外方に長い突出
屈曲部がガイド板ばね部に形成されているために、曲が
り板ばねが圧縮されて径方向外側に迫り出そうとすると
きにガイド板ばね部の突出屈曲部のみが弧状室の外周壁
に摺動する。この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁
との間で生じる摩擦抵抗が減る。
り板ばねに板ばね部の屈曲部より径方向外方に長い突出
屈曲部がガイド板ばね部に形成されているために、曲が
り板ばねが圧縮されて径方向外側に迫り出そうとすると
きにガイド板ばね部の突出屈曲部のみが弧状室の外周壁
に摺動する。この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁
との間で生じる摩擦抵抗が減る。
【0029】請求項5または10に記載の発明では、突
出屈曲部が円周方向に所定の間隔で外周壁に当接してい
るため、曲がり板ばねの円周方向全体にわたって他の屈
曲部と外周壁との間には所定の隙間が確保されている。
この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じ
る摩擦抵抗が減る。
出屈曲部が円周方向に所定の間隔で外周壁に当接してい
るため、曲がり板ばねの円周方向全体にわたって他の屈
曲部と外周壁との間には所定の隙間が確保されている。
この結果、曲がり板ばねと弧状室の外周壁との間で生じ
る摩擦抵抗が減る。
【図1】本発明の一実施例が採用されたフライホイール
組立体の縦断面部分図。
組立体の縦断面部分図。
【図2】フライホイール組立体の正面部分断面図。
【図3】図1の一部拡大図。
【図4】曲がり板ばねの一部省略正面図。
【図5】第2実施例における曲がり板ばねの正面図。
【図6】第3実施例における曲がり板ばねの部分斜視
図。
図。
【図7】曲がり板ばねの一部省略部分正面図。
1 第1フライホイール 3 第2フライホイール 17 流体室 18 曲がり板ばね 20 リング部 20a 突出リング部 30,31 スライダー 32 本体 33 ローラ
Claims (10)
- 【請求項1】所定の幅の板部材が波状に折り曲げられた
状態で延びる板ばね部と、 前記板ばね部の屈曲部外側に設けられたスライダーと、
を備えた曲がり板ばね。 - 【請求項2】前記スライダーは、前記複数の屈曲部に前
記板ばね部の延びる方向に所定の間隔で設けられてい
る、請求項1に記載の曲がり板ばね。 - 【請求項3】前記スライダーは外側に回転部材を有して
いる、請求項1または2に記載の曲がり板ばね。 - 【請求項4】所定の幅の板部材が波状に折り曲げられた
状態で延びるとともに折り曲げられた複数の屈曲部が実
質的に同一の高さである板ばね部と、 前記板ばね部に連続して形成されるとともに、前記板ば
ね部の屈曲部より高い突出屈曲部を有するガイド板ばね
部と、を有する曲がり板ばね。 - 【請求項5】前記ガイド板ばね部は前記板ばね部の延び
る方向に所定の間隔で設けられている、請求項4に記載
の曲がり板ばね。 - 【請求項6】第1回転部材と、 前記第1回転部材との間に弧状室を形成する第2回転部
材と、 前記弧状室内に配置され、所定の幅の板部材が波状に折
り曲げられた状態で延び、円周方向両端に前記第1回転
部材と前記第2回転部材とが当接している板ばね部と、
前記板ばね部の外周側屈曲部と前記弧状室の外周壁との
間に挟まれたスライダーとを有する曲がり板ばねと、を
備えたダンパー機構。 - 【請求項7】前記スライダーは、前記複数の屈曲部に円
周方向に所定の間隔で設けられている、請求項6に記載
のダンパー機構。 - 【請求項8】前記スライダーは前記外周壁に当接する回
転部材を有している、請求項6または7に記載のダンパ
ー機構。 - 【請求項9】第1回転部材と、 前記第1回転部材との間に弧状室を形成する第2回転部
材と、 前記弧状室内に配置され、所定の幅の板部材が波状に折
り曲げられた状態で延び、円周方向両端に前記第1回転
部材と前記第2回転部材とが当接するとともに折り曲げ
られた複数の屈曲部が実質的に同一の高さである板ばね
部と、前記板ばね部に連続して形成されるとともに、前
記板ばね部の屈曲部より径方向外方に長い突出屈曲部を
有するガイド板ばね部とを有する、曲がり板ばねと、を
備えたダンパー機構。 - 【請求項10】前記ガイド板ばね部は円周方向に所定の
間隔で設けられている、請求項9に記載のダンパー機
構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10150195A JPH08296696A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 曲がり板ばね及びダンパー機構 |
US08/631,197 US5803441A (en) | 1995-04-21 | 1996-04-12 | Damper mechanism with undulated ribbon-like spring having means for restricting radial movement of the spring |
DE19615566A DE19615566C2 (de) | 1995-04-21 | 1996-04-19 | Dämpfungsmechanismus |
KR1019960012199A KR960038176A (ko) | 1995-04-21 | 1996-04-22 | 스프링의 방사방향으로의 이동을 제한하는 수단을 가지는 파형 리본 형상 스프링으로 이루어진 댐퍼 메커니즘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10150195A JPH08296696A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 曲がり板ばね及びダンパー機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296696A true JPH08296696A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14302380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10150195A Pending JPH08296696A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-25 | 曲がり板ばね及びダンパー機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08296696A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006228A (ko) * | 2000-07-12 | 2002-01-19 | 이계안 | 듀얼매스플라이휠 |
JP2008180387A (ja) * | 2001-02-02 | 2008-08-07 | Rohs-Voigt Patentverwertungs Gmbh | ねじり振動ダンパ |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP10150195A patent/JPH08296696A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006228A (ko) * | 2000-07-12 | 2002-01-19 | 이계안 | 듀얼매스플라이휠 |
JP2008180387A (ja) * | 2001-02-02 | 2008-08-07 | Rohs-Voigt Patentverwertungs Gmbh | ねじり振動ダンパ |
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