JPH08295899A - オクタメチルシロキサンと脂肪族又は脂環式アルコールとの共沸組成物 - Google Patents

オクタメチルシロキサンと脂肪族又は脂環式アルコールとの共沸組成物

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JPH08295899A
JPH08295899A JP7290131A JP29013195A JPH08295899A JP H08295899 A JPH08295899 A JP H08295899A JP 7290131 A JP7290131 A JP 7290131A JP 29013195 A JP29013195 A JP 29013195A JP H08295899 A JPH08295899 A JP H08295899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄、すすぎ又は乾燥に有用で、環境に優し
い溶剤を提供する。 【解決手段】 1−ヘプタノール、シクロヘキサノール
又は4−メチルシクロヘキサノールと、オクタメチルト
リシロキサンとを含む2成分系共沸組成物、及び共沸様
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境に優しい溶剤
に関し、特に、揮発性メチルシロキサン(VMS)を含
む2成分系共沸組成物又は共沸様組成物である洗浄剤、
すすぎ剤及び乾燥剤に関する。
【0002】
【従来の技術】地方の、連邦の及び国際的な規制が幾つ
かの化学物質の使用を制限したので、代替溶剤の探索が
行われている。VMSは1つの適当な代替物であること
が見出されている。環境保護局(Environmen
tal ProtectionAgency)(EP
A)は、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメ
チルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキ
サシロキサン、ヘキサメチルシクロジシロキサン、オク
タメチルトリシロキサン及びデカメチルテトラシロキサ
ンのようなVMSは、CFC−113、クロロフルオロ
カーボン(C2 Cl3 3 )及びメチルクロロホルム
(MCF)の許容できる代替物であることを決定した。
彼らの重要新規代替物指針(Significant
New Alternatives Policy)
(SNAP)の下では、これは金属洗浄、エレクトロニ
クス洗浄及び精清浄化用途のための閉じたシステムに限
定される。
【0003】加えて、VMSは対流圏でのオゾン形成へ
の寄与は無視できるということを根拠として、EPAは
VMSを揮発性有機化合物(VOC)〔40 CFR
51.100(s)〕から免除した。VMSをオゾン前
駆体から免除したので、幾つかの環境目標を達成するこ
とができるようになり、またそれらを以前には有害な空
気汚染物(HAP)としてリストアップされていた幾つ
かの化合物の代替物として使用することができる。これ
は、オゾン枯渇性物質(ODS)の代替物質に対する需
要を満たし、また、清浄空気法第1章の下でのオゾンに
ついての米国大気環境基準を達成する。
【0004】EPAの免除によってVMSと呼ばれる化
合物は、環状、分岐状又は直鎖状の「完全にメチル化さ
れた」シロキサンである。用語「完全にメチル化され
た」とは、他の官能基はなく、メチル基がシロキサンの
中央の主鎖に付いていると言う意味である。
【0005】VMSは、大気中の寿命が10〜30日
で、地球温暖化にさ程寄与しない。これらは大気中での
寿命が短いので、上昇して成層圏に蓄積されることはな
い。VMSは、塩素原子も臭素原子も含まず、オゾン層
を攻撃せず、対流圏でのオゾンの形成(スモッグ)に寄
与せず、地球温暖化への寄与は最小である。VMSはこ
れらの特性を同時に備えていることでユニークであり、
新しい溶剤代替物を見出すという問題に対する1つの回
答を提供する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、洗
浄、すすぎ、又は乾燥においてVMSよりすぐれ、環境
にやさしい溶剤を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、揮発性メチル
シロキサンと脂肪族アルコール又は脂環式アルコールと
を含む新しい2成分系共沸組成物に関する。共沸様組成
物も発見された。これらの共沸組成物又は共沸様組成物
は、環境に優しい洗浄剤、すすぎ剤及び乾燥剤として有
用である。
【0008】洗浄剤として、本発明組成物は、どんな表
面からの汚染物をも除くのに使用されるが、特に脱融剤
及び精清浄化、低圧蒸気脱脂並びに気相洗浄に使用され
る。これらの組成物はそれらの高い溶解力を有するとい
う、また、蒸気相洗浄、蒸留再生及び拭き取り清浄化を
含む使用の間に起こる蒸発にの後に一定した溶解力を保
持しているという、予想できなかった利点を示す。
【0009】本発明の洗浄剤は共沸組成物又は共沸様組
成物であるので、容易に回収され、再循環されるという
他の利点を有する。従って、本発明組成物はそれを洗浄
プロセスに使用した後汚染された清浄浴から単一の物質
として分離される。それは簡単な蒸留によって再生が容
易であり、新しく再循環される。
【0010】加えて、これらの組成物は、シロキサン流
体及び低分子量アルコール、例えばエタノールの共沸組
成物よりもシロキサン流体含量が高く、これに対応して
アルコール含量が低いという意外な利点を有する。驚く
べき結果は、本発明組成物は対流圏でのオゾン及びスモ
ッグを発生する傾向が比較的小さい。他の驚くべき結果
は、これらの組成物はVMSそれ自体に比べて、高い溶
解力を有することである。更に、これらの組成物は温和
な溶解力を有し、このためデリケートな表面を害するこ
となく洗浄するのに有用である。
【0011】共沸組成物は2又はそれ以上の液体の混合
物であり、その組成は蒸留によっても変わらない。従っ
て、95%のエタノールと5%の水は78.15℃で沸
騰し、これは純粋なエタノール(78.3℃)及び純粋
な水の沸点(100℃)よりも低い。そのような液体混
合物は、液体の分留によって生ずる蒸気は、液体と同じ
組成であるという点において、単一物質と同様に挙動す
る。従って、この混合物は組成を変化させずに一定の温
度で蒸留し、通常の蒸留では分離することはできない。
【0012】2つの液体(A及びB)を含む系は2成分
系共沸組成物として、3つの液体(A、B及びC)を含
む系は3成分系共沸組成物として、4つの液体(A、
B、C及びD)を含む系は4成分系共沸組成物として、
存在する。しかしながら、共沸は予見できない現象であ
り、各共沸組成物又は共沸様組成物は発見されなければ
ならない。共沸組成物形成の非予見性は、米国特許No.
3085065、4155865、4157976、4
994202及び5064560によく記載されてい
る。当業者は、位置異性体又は構造異性体(例えば、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチ
ル)の間でさえも共沸組成物を予言したり予想したりす
ることはできない。
【0013】本発明にとって、2又はそれ以上の成分の
混合物が、蒸気の組成が液体の組成と変わらないで蒸発
するならば、それは共沸組成物である。特に、共沸組成
物は、組成を変えないで沸騰する混合物、及び組成を変
えないで沸点より低い温度で蒸発する混合物を含む。従
って、共沸組成物は、2つの成分の各特定の割合が或る
温度で共沸組成物であり、他の温度では必ずしも共沸組
成物ではない、ある範囲の割合に亘る2成分の混合物を
含む。
【0014】共沸組成物は組成を変えないで蒸発する。
もし、かけられた圧力がその共沸組成物の蒸気圧より高
いときは、それは変わらないで蒸発する。もし、かけら
れた圧力がその共沸組成物の蒸気圧より低いときは、そ
れは変わらないで沸騰し又は蒸留する。低沸点共沸組成
物は、蒸気圧が、個々の成分の蒸気圧よりも高く、沸点
が、個々の成分の沸点よりも低い。実際、その共沸組成
物はその諸成分のいずずれの組成物よりも沸点が低い。
従って、共沸組成物は、その組成が、当初その共沸組成
物から離れた混合物の蒸留によって得ることができる。
【0015】ある種の成分の組み合わせのみが共沸組成
物を形成するので、共沸組成物の形成は蒸気−液体平衡
(VLE)の実験データがなければ見つけられない。こ
のVLEデータはそれらの成分の種々の混合物について
の一定の全圧又は温度での蒸気及び液体の組成である。
共沸組成物の中には組成が温度に対して不変のものもあ
るが、多くの場合共沸組成は温度と共にシフトする。温
度の関数として、共沸組成は、与えられた温度での質の
高いVLEデータから決定される。AspenTech
nology, Inc., Cambridge,
MassachusettsのASPENPLUS(商
標)のような商業的ソフトウエアはそのような決定をす
るのに役に立つ。実験データが与えられれば、ASPE
NPLUS(商標)のようなプログラムは、パラメータ
ーを計算し、それから、組成と蒸気圧の完全な表を作り
だすことができる。これによってどこに共沸組成が位置
するか決定することができる。
【0016】この技術分野では、共沸様組成物の存在も
認めている。本発明において、「共沸様」は共沸様組成
物のようにふるまう組成物を意味する。従って、共沸様
組成物は一定の沸騰特性を有するか、又は沸騰もしくは
蒸発をしたとき分留されない傾向を有する。共沸様組成
物においては、沸騰又は蒸発の間に形成される蒸気の組
成は当初の液体の組成と同じであるか又は実質的に同じ
である。沸騰又は蒸発の間に、この液体は、もし変わる
としても、最小に又は無視できる程にのみ変わる。換言
すれば、還流で用いたときそれは蒸気相の組成が液相の
組成とほぼ同じである。これとは対照的に、非共沸様組
成物の液体組成は、沸騰又は蒸発の間に実質的な程度に
変化する。共沸様組成は、760Torr(101.1
kPa)での最小沸点の1℃以内で沸騰する共沸様組成
の全ての割合を包含する。
【0017】本発明の共沸組成物及び共沸様組成物の1
つの成分はオクタメチルトリシロキサン(CH3 3
iO(CH3 2 SiOSi(CH3 3 である。それ
は25℃で1センチストークス(mm2/s)の粘度を有
し、しばしば「MDM」と呼ばれる。それが、以下に示
すように、1つの2官能性「D」単位、(CH3 2
iO2/2 及び2つの1官能性(CH3 3 SiO1/2
有するからである。
【0018】
【化1】
【0019】MDMは、透明な液体で、本質的に無臭
で、無害で、べたべたせず、皮膚に対して刺激性でな
く、ひりひりしない。その1gをNo.1円形濾紙(直径
185mmで、開放された室内大気中でその周辺を支持さ
れている)の中央に置いたとき、室温で(20〜25℃
/68〜77°F)で、30分後に何らの残渣も残さな
い。
【0020】本発明の共沸組成物及び共沸様組成物の他
の成分は、脂肪族アルコール又は脂環式アルコールであ
る。前記脂肪族アルコールは1−ヘプタノール、CH3
(CH2 5 CH2 OHである。脂環式アルコールの1
つはシクロヘキサノール、C 6 11OHである。他の脂
環式アルコールは、4−メチルシクロヘキサノール、C
3 6 10OH、で「シス」及び「トランス」形の混
合物である。標準の大気圧(101.3kPa/760
mmHg)で測定し℃で表したこれら液体の沸点は、MDM
については152.6℃、1−ヘプタノールについては
176.6℃、シクロヘキサノールについては161
℃、4−メチルシクロヘキサノールについては171℃
である。
【0021】新しい2成分系共沸組成物は、(i)2〜
9wt%の1−ヘプタノール及び91〜98wt%のオ
クタメチルトリシロキサン;(ii)2〜26wt%のシ
クロヘキサノール及び74〜98wt%のオクタメチル
トリシロキサン;並びに(iii)1〜12wt%の4−メ
チルシクロヘキサノール及び88〜99wt%のオクタ
メチルトリシロキサンを含むことが発見された。これら
の組成物は均質であり共沸温度でも室温でも単一の液相
を有していた。均質な共沸組成物は、不均質な共沸組成
物よりも望ましい。特に洗浄用の場合はそうである。そ
れは、均質な共沸組成物は2つの液相で存在するのでな
く1つの液相で存在するからである。これとは対照的
に、不均質な共沸組成物の各相は洗浄力が異なる。従っ
て、不均質な共沸組成物の洗浄性能は、それが各相の不
変の混合に依存するから、再現が困難である。単相の
(均質な)共沸組成物は、また、複数の場所の間を容易
に移動できるから、多相の(不均質な)共沸組成物より
も有用である。
【0022】本発明者等が発見した各均質な共沸組成物
は、特定の温度範囲に亘って存在した。その範囲内にお
いて、これら共沸組成物は温度と共にシフトした。前記
3つのアルコールを含む組成物は75〜162.4℃の
範囲内で共沸組成物であった。
【0023】
【実施例】
(例1)蒸気−液体平衡を測定するために単板蒸留装置
を用いた。液体混合物は沸騰し、その蒸気は小さな受器
中に凝縮した。この受器は、沸騰する液体への再循環の
ためのオーバーフロー通路を持っていた。平衡に達した
とき、沸騰する液体及び凝縮した蒸気を別々に取り出
し、ガスクロマトグラフィー(GC)により定量分析し
た。温度、大気圧及び液体−蒸気組成を、幾つかの初期
組成点で測定した。このデータを用いて共沸組成物又は
共沸様組成物が存在するかどうかを決定した。これらデ
ータを用い、定量的決定を行うASPENPLUS(商
標)ソフトウエアプログラムで、種々の温度での組成を
決定した。本発明の新しい共沸組成物を表1〜3に示
す。これら表において、「MDM」は共沸組成物中のオ
クタメチルトリシロキサンのwt%である。蒸気圧(V
P)はTorr圧力単位であり1Torrは0.133
kPa(1mmHg)である。これら組成を決定する精度は
2wt%であった。
【0024】 〔表 1〕アルコール 温度(℃) VP(Torr) MDMのwt% 1−ヘプタノール 162.4 1000 91 152.1 760 93 135 360.2 98
【0025】 〔表 2〕アルコール 温度(℃) VP(Torr) MDMのwt% シクロヘキサノール 156.6 1000 74 147 760 76 125 380.6 81 100 154.6 89 75 54.9 98
【0026】 〔表 3〕アルコール 温度(℃) VP(Torr) MDMのwt% 4−メチル− 161.9 1000 88 シクロヘキサノール 151.9 760 91 125 345.8 99
【0027】これらの表は、異なった温度では、与えら
れた共沸組成物の組成は変わることを示している。従っ
て、ある共沸組成物は、温度に依存する種々の組成物を
代表する。
【0028】本発明者等は、また、オクタメチルトリシ
ロキサンと、1−ヘプタノール、シクロヘキサノール、
又は4−メチルシクロヘキサノールを含む共沸様組成物
も発見した。オクタメチルトリシロキサンと1−ヘプタ
ノールの共沸様組成物は、760Torr(101.1
kPa)の蒸気圧で、1−ヘプタノールのwt%が1〜
22%の間で変化し、オクタメチルトリシロキサンのw
t%が78〜99%の間で変化するこれら成分の全ての
割合について、発見された。これらの共沸様組成物は、
共沸組成物それ自体の標準沸点である152.1℃の1
℃の範囲内にある標準沸点(760Torrでの)を持
っていた。
【0029】オクタメチルトリシロキサンとシクロヘキ
サノールの共沸様組成物は、760Torr(101.
1kPa)の蒸気圧で、シクロヘキサノールのwt%が
11〜46%の間で変化し、オクタメチルトリシロキサ
ンのwt%が78〜89%の間で変化するこれら成分の
全ての割合について、発見された。これらの共沸様組成
物は、共沸組成物それ自体の標準沸点である147℃の
1℃の範囲内にある標準沸点(760Torrでの)を
持っていた。
【0030】オクタメチルトリシロキサンと4−メチル
シクロヘキサノールの共沸様組成物は、760Torr
(101.1kPa)の蒸気圧で、4−メチルシクロヘ
キサノールのwt%が1〜26%の間で変化し、オクタ
メチルトリシロキサンのwt%が74〜99%の間で変
化するこれら成分の全ての割合について、発見された。
これらの共沸様組成物は、共沸組成物それ自体の標準沸
点である147℃の1℃の範囲内にある標準沸点(76
0Torrでの)を持っていた。
【0031】これらの共沸様組成物を決定する方法は、
例1の共沸組成物の場合と同様であった。この共沸様組
成物は均質であり、それらの共沸組成物と同じ有用性を
持っていた。
【0032】本発明の共沸組成物又は共沸様組成物の特
に有用な用途は、洗浄及び印刷回路基板上のエレクトロ
ニクス部品の実装及びはんだ付けに用いられる融剤の除
去である。はんだは、機械の、電気−機械の、又はエレ
クトロニクスの接続を作るのにしばしば用いられる。エ
レクトロニクスの接続を作るときに、部品は、ウェーブ
ソルダリング、リフローソルダリング又はマニュアルソ
ルダリング(manual soldering)によ
って、プリント配線組立ての導体通路に取り付けられ
る。前記はんだは、通常、ロジンベースの融剤と共に使
用される錫−鉛合金である。ロジンは、主にアビエチン
酸の酸異性体の複雑な混合物であり、ロジン融剤はしば
しばアミンヒドロ−ハライド及び有機酸のような活性化
剤を含む。この融剤は(i)酸化物のような表面化合物
と反応しこれを除き、(ii)溶融したはんだ合金の表面
張力を減らし、そして(iii)母材及びはんだ合金に表面
ブランケットを提供することにより加熱サイクルの間の
酸化を防ぐ。はんだ付け作業の後に、通常、組立て品を
洗浄する必要がある。
【0033】本発明組成物は清浄剤としても有用であ
る。それは、はんだ付けの間に融剤で保護されなかった
領域に形成された腐食性融剤残渣、あるいはエレクトロ
ニクス組立て品の機能不良及び短絡の原因となる残渣を
除く。この用途において、本発明組成物はコールドクリ
ーナー、蒸気脱脂剤又は超音波洗浄剤(ultraso
nically)として用いられる。この組成物は、種
々の工業製品の表面から炭素質物質を除くのにも、用い
得る。「炭素質物質」とは、通常の有機溶剤、例えばヘ
キサン、トルエン又は1,1,1−トリクロロエタンに
溶解性の全ての炭素含有化合物、複数の炭素含有化合物
の混合物のことをいう。
【0034】汚れとしてのロジンベースのはんだ融剤を
洗浄するために4つの共沸組成物を用いた。この組成物
の蒸留再循環なしでオープンな浴中にて22℃で洗浄試
験を行った。この4つの組成物は7%の1−ヘプタノー
ル、9%の4−メチルシクロヘキサノール、11%のシ
クロヘキサノール及び26%のシクロヘキサノールを含
んでいた。これらの組成物は、等しく有効ではなかった
にせよ、融剤を除いた。これを以下の例で更に説明す
る。
【0035】(例2)電気及びエレクトロニクスの組立
て品に通常に使用されている活性化されたロジンベース
のはんだ融剤を用いた。それは、KESTER(商標)
No.1544で、Kester Solder Div
ision−Litton Industries,
Des Plaines, Illinoisの製品で
あった。そのおよその組成は、50wt%の変性ロジ
ン、25wt%のエタノール、25wt%の2−ブタノ
ール及び1wt%の専用の(proprietary)
活性化剤であった。このロジン融剤を0.05wt%の
非反応性、低粘度シリコーン−グリコール流出(flo
w−out)添加剤と混合した。この混合物の均一な薄
膜を2”×3”(5.1×7.6cm)の面積のアルミニ
ウムQパネルに塗り、へらの端で均一に拡げた。この皮
膜を室温で乾燥させ、空気炉中で100℃で10分間硬
化した。このパネルを、1/3を共沸組成物で満たし、
磁気攪拌された大きなビーカー中に入れた。高温共沸組
成物で洗浄しているときであっても室温で急速に攪拌し
ながら洗浄を行った。前記パネルを定められた時間間隔
で取り出し、室温で乾燥し、秤量し、追加の洗浄のため
に再度浸漬した。当初の皮膜重量及び重量損失を、積算
洗浄時間の関数として測定した。これを表4に示す。
【0036】表4において、1−ヘプタノールは「ヘプ
タノ」と、シクロヘキサノールは「シクロヘキ」と、4
−メチルシクロヘキサノールは「4−メチル」と表す。
「wt%」はアルコールのwt%である。「温度」とは
℃で表した共沸温度である。「重量」とはgで表した皮
膜の当初の重量である。「時間」は、1、5、10及び
30分後の積算時間である。組成物No.5は、比較のた
めに用いられた100wt%のオクタメチルトリシロキ
サンの対照である。表4は本発明の共沸組成物1〜4は
対照No.5よりもより効果的な洗浄剤であったことを示
している。
【0037】 〔表 4〕 除去%(時間−分)No. wt% 液体 温度 重量 1 5 10 30 1 7 ヘプタノ 152.1 0.3104 -2.1 77.7 87.0 94.4 2 11 シクロヘキ 100.0 0.3132 13.1 86.4 90.7 94.1 3 26 シクロヘキ 156.6 0.3246 19.8 95.9 99.3 100.0 4 9 4−メチル 151.8 0.3258 -1.1 40.7 80.7 90.7 5 0 100%MDM -- 0.3260 0.0 2.8 7.0 21.0
【0038】本発明の共沸組成物及び共沸様組成物は洗
浄、すすぎ又は乾燥について幾つかの利点を有する。そ
れらは蒸留によって再生されるから、その洗浄混合物の
性能は何回も使用した後にも回復される。この組成物に
影響される他の性能要素は、浴寿命、洗浄速度、1つの
成分が難燃性であるとき引火性を欠くこと、及び傷つき
やすい部分を損傷することのないことである。蒸気相脱
脂において、本発明組成物は大気圧又は減圧下に連続的
蒸留で回復され、絶えず循環使用される。そのような用
途においては、洗浄又はすすぎは、その部品を沸騰する
液体に押し込むか又は蒸気を還流させ、冷たい部品上に
凝縮させることによって沸点で行われる。これに代え
て、部品を、絶えず新しい凝縮物の供給される冷却浴中
に浸漬し、一方で汚れたオーバーフロー液を油だめに返
してもよい。後者の場合には、部品は最高の洗浄力を持
った絶えず更新された液体中で洗浄される。
【0039】オープンシステムで使用されるときは、本
発明組成物及びその性能は一定に保たれるが、蒸発損が
起こる。そのようなシステムは、典型的には大気洗浄浴
又は手による拭き取りクリーナーとして、室温で操作さ
れる。洗浄浴は沸点よりも低いが高い温度でも操作され
る。その理由は、高い温度では洗浄、すすぎ又は乾燥は
しばしば高い温度では比較的早く起こり、洗浄される部
品及び装置が許すならばその方が望ましいからである。
【0040】本発明組成物は、(i)機械的、電気的部
品、例えばギヤーボックス又は電動モーター、並びに
(ii)金属、セラミック、ガラス又はプラスチックでで
きた他の物品、例えばエレクトロニクス部品及び半導体
部品;精密部品、例えばボールベアリング;光学部品、
例えばレンズ、写真又はカメラ部品;並びに軍用又は宇
宙用ハードウェア、例えば防衛産業及び航空宇宙産業に
おいて用いられる精密誘導装置において、すすぎ水代替
流体に用いられるとき有利である。本発明組成物は、殆
どの水置換流体が少量の1又はそれ以上の界面活性剤を
含んでいるとしても、すすぎ流体として有効であり、本
発明組成物は(i)部品上の残留界面活性剤を徹底的に
除き;(ii) すすぎ流体のキャリーオーバー損失を減ら
し;(iii)水置換の程度を増す。
【0041】洗浄は与えられた共沸組成物又は共沸様組
成物を用いて、その共沸温度もしくはその付近又は他の
温度で行われる。それは単独で用いるか、又は酸化安定
性、腐食抑制又は溶解力を高めることのできる1又はそ
れ以上の少量の有機液体添加物をと組み合わせて使用す
ることができる。0.05〜5wt%の量の酸化安定剤
は、アルコールのような有機化合物のゆっくりした酸化
を抑制する。0.1〜5wt%の量の腐食抑制剤は、す
でに存在し又はアルコール中に形成される痕跡量の酸に
よる金属の腐食を防ぐ。1〜10wt%の溶解力向上剤
はより強力な溶媒を加えることによって溶解力を増す。
【0042】アルコールはVMSのように酸化劣化に対
して抵抗性でないから、これらの添加物は本発明の共沸
組成物又は共沸様組成物のアルコール成分の望ましくな
い効果を軽減する。VMSは少量の多数の添加剤を溶解
するから多数の添加剤が適当である。しかしながら、こ
の添加剤は、生じた液体混合物が均質であり、単相であ
り、本発明組成物の共沸特性又は共沸様特性にさほど影
響を与えないものでなければならない。
【0043】有用な酸化安定剤は、フェノール、例えば
トリメチルフェノール、シクロヘキシルフェノール、チ
モール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、ブチルヒドロキシアニソール及びイソオイゲノー
ル;アミン、例えばヘキシルアミン、ペンチルアミン、
ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジイソブチ
ルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリ
ジン、N−メチルモルフォリン、シクロヘキシルアミ
ン、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン及び
N,N’−ジアリル−p−フェニレンジアミン;並びに
トリアゾール、例えばベンゾトリアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾ−トリア
ゾール及びクロロベンゾトリアゾールである。
【0044】有用な腐食抑制剤は、アセチレンアルコー
ル、例えば3−メチル−1−ブチン−3−オル又は3−
メチル−1−ペンチン−3−オル;エポキサイド、例え
ばグリシドール、メチルグリシジルエーテル、アリルグ
リシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、1,
2−ブチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド及
びエピクロルヒドリン;エーテル、例えばジメトキシメ
タン、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン
及び1,3,5−トリオキサン;不飽和炭化水素、例え
ばヘキセン、ヘプテン、オクテン、2,4,4−トリメ
チル−1−ペンテン、ペンタジエン、オクタジエン、シ
クロヘキセン及びシクロペンテン;オレフィンベースの
アルコール、例えばアリルアルコール又は1−ブテン−
3−オル;並びにアクリル酸エステル、例えばメチルア
クリレート、エチルアクリレート及びブチルアクリレー
トである。
【0045】有用な溶解力向上剤は、炭化水素、例えば
ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、イソヘキサン及び
ヘプタン;ニトロアルカン、例えばニトロメタン、ニト
ロエタン及びニトロプロパン;アミン、例えばジエチル
アミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、ブチ
ルアミン及びイソブチルアミン;アルコール、例えばメ
タノール、エタノール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブタノール及びイソブタノー
ル;エーテル、例えばメチルセロソルブ(「セロソル
ブ」は商標である)テトラヒドロフラン及び1,4−ジ
オキサン;ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケト
ン及びメチルブチルケトン;並びにエステル、例えば酢
酸エチル、酢酸プロピル及び酢酸ブチルである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(a)〜(f)のいずれかから本質
    的になる組成物:(a)91〜98wt%のオクタメチ
    ルトリシロキサン及び2〜9wt%の1−ヘプタノール
    であって、ここにこの組成物は均質であり135〜16
    2.4℃の範囲の温度で共沸し、この組成物が本質的に
    98wt%のオクタメチルトリシロキサン及び2wt%
    の1−ヘプタノールからなるときは135℃で蒸気圧が
    47.9kPa(360.2Torr)であり、この組
    成物が本質的に91wt%のオクタメチルトリシロキサ
    ン及び9wt%の1−ヘプタノールからなるときは16
    2.4℃で蒸気圧が133.3kPa(1000Tor
    r)であるもの;(b)78〜99wt%のオクタメチ
    ルトリシロキサン及び1〜22wt%の1−ヘプタノー
    ルであって、ここにこの組成物は均質であり、152.
    1℃の1℃の範囲内の温度で共沸様であるもの;(c)
    74〜98wt%のオクタメチルトリシロキサン及び2
    〜26wt%のシクロヘキサノールであって、ここにこ
    の組成物は均質であり75〜156.6℃の範囲の温度
    で共沸し、この組成物が本質的に98wt%のオクタメ
    チルトリシロキサン及び2wt%のシクロヘキサノール
    からなるときは75℃で蒸気圧が7.3kPa(54.
    9Torr)であり、この組成物が本質的に74wt%
    のオクタメチルトリシロキサン及び26wt%のシクロ
    ヘキサノールからなるときは156.6℃で蒸気圧が1
    33.3kPa(1000Torr)であるもの;
    (d)54〜89wt%のオクタメチルトリシロキサン
    及び11〜46wt%のシクロヘキサノールであって、
    ここにこの組成物は均質であり、147℃の1℃の範囲
    内の温度で共沸様であるもの;(e)88〜99wt%
    のオクタメチルトリシロキサン及び1〜12wt%の4
    −メチルシクロヘキサノールであって、ここにこの組成
    物は均質であり125〜161.9℃の範囲の温度で共
    沸し、この組成物が本質的に99wt%のオクタメチル
    トリシロキサン及び1wt%の4−メチルシクロヘキサ
    ノールからなるときは125℃で蒸気圧が46.1kP
    a(345.8Torr)であり、この組成物が本質的
    に88wt%のオクタメチルトリシロキサン及び12w
    t%の4−メチルシクロヘキサノールからなるときは1
    61.9℃で蒸気圧が133.3kPa(1000To
    rr)であるもの;並びに(f)74〜99wt%のオ
    クタメチルトリシロキサン及び1〜26wt%の4−メ
    チルシクロヘキサノールであって、ここにこの組成物は
    均質であり、151.9℃の1℃の範囲内の温度で共沸
    様であるもの。
  2. 【請求項2】 物品の表面に、請求項1の共沸組成物又
    は共沸様組成物を適用することを含む、物品の表面を洗
    浄、すすぎ又は乾燥する方法。
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