JPH08295132A - 車両用ドアの開放角度制御装置 - Google Patents

車両用ドアの開放角度制御装置

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JPH08295132A
JPH08295132A JP10424895A JP10424895A JPH08295132A JP H08295132 A JPH08295132 A JP H08295132A JP 10424895 A JP10424895 A JP 10424895A JP 10424895 A JP10424895 A JP 10424895A JP H08295132 A JPH08295132 A JP H08295132A
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JP
Japan
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door
stopper plate
arm
obstacle
opening
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JP10424895A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Masaoka
祥史 正岡
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Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソレノイドを使用した簡単な構成のドアロッ
ク機構により、ドア外方に障害物があるときのドアの開
放角度を制御できるようにした車両用ドアの開放角度制
御装置を提供する。 【構成】 この発明に係る車両用ドアの開放角度制御装
置E1 は、ヒンジ式のドア10に配置され、ドア10の
開放に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段2
0と、ドア10の開放をロックするドアロック機構30
とからなり、このドアロック機構30は、基部をドア1
0側に設けたブラケット31に固定した軸杆32aに軸
着しドア10の開閉に伴って車体11側に取り付けられ
た連結ロッド38により回動するアーム32と、このア
ーム32の軸杆32aに軸着された第1のストッパプレ
ート33と、この第1のストッパプレート33と連係さ
れた第2のストッパプレート35と、第1のストッパプ
レート33の係合部33bに係合して第1のストッパプ
レート33をロック及びアンロック可能にするようブラ
ケット31に軸着されたロック体36と、このロック体
36を作動するソレノイド37とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ドア、特に、ヒ
ンジ式ドアの開放角度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒンジ式ドアの開放操作時に、ドア外方
にドアに近接して障害物、例えば隣接車両や車庫の壁な
どがあるとき、ドアと障害物との距離を考慮せずにドア
を開放すると、ドアが障害物に衝突して自己車両のドア
はもとより隣接車両や車庫の壁などを傷付けてしまうこ
とがある。
【0003】上述したような事故を未然に防ぐため、ド
ア外方にドアに近接して障害物があるときのドアの開放
角度を制御する装置が種々提案されている。例えば、ド
アの開放を阻害する障害物や、ドアに接近する障害物を
障害物検出手段により検出し、その検出信号によりドア
ロック機構を作動させて自動的にドアの開放をロックす
るようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した車
両用ドアの開放角度制御装置は、無段階でドアの開放角
度を制御できることが望ましく、そのためドアロック機
構に電磁ブレーキが使用されている。しかし、この電磁
ブレーキは非常にコストが高いため、装置全体がコスト
高になるという問題があった。
【0005】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
ソレノイドを使用した簡単な構成のドアロック機構によ
り、ドア外方に障害物があるときのドアの開放角度を制
御できるようにした車両用ドアの開放角度制御装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1の車両用ドアの開放角度制
御装置は、ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放に支
障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ドアの
開放をロックするドアロック機構とからなり、前記ドア
ロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに固定
した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り付け
られた連結ロッドにより回動するアームと、このアーム
の軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、この第
1のストッパプレートと連係された第2のストッパプレ
ートと、前記第1のストッパプレートの係合部に係脱し
て第1のストッパプレートをロック及びアンロック可能
にするよう前記ブラケットに軸着されたロック体と、こ
のロック体を作動するソレノイドとから構成され、さら
に、前記第2のストッパプレートは、その軸着部を中心
として扇形状に形成され、その外形形状は、前記第1の
ストッパプレートがロックされ、前記アームの回動に伴
って前記第2のストッパプレートが回動するとき、前記
ブラケットとの間に一定の隙間を保持するように形成さ
れ、前記第1のストッパプレートがアンロックされて回
動可能となり、この第1のストッパプレート及び前記第
2のストッパプレートが前記アームと一体的に回動する
とき、前記ブラケットに当接して前記第2のストッパプ
レートの回動、すなわち前記アームの回動がロックされ
るように形成されており、ドアの開放を阻害する障害物
や、ドアに接近する障害物を前記障害物検出手段により
検出したとき、その検出信号により自動的にドアの開放
をロックするようにしたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2の車両用ドアの開放角度制
御装置は、ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放に支
障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ドアの
開放をロックするドアロック機構とからなり、前記ドア
ロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに固定
した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り付け
られた連結ロッドにより回動するアームと、このアーム
の軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、この第
1のストッパプレートに固定した固定軸に基部を軸着し
長孔を前記アームに固定した遊星軸に遊嵌した第2のス
トッパプレートと、前記第1のストッパプレートの係合
部に係脱して第1のストッパプレートをロック及びアン
ロック可能にするよう前記ブラケットに軸着されたロッ
ク体と、このロック体を作動するソレノイドとから構成
され、さらに、前記第2のストッパプレートは、その軸
着部を中心として扇形状に形成され、その外形形状は、
前記第1のストッパプレートがロックされ、前記アーム
の回動に伴って前記第2のストッパプレートが前記第1
のストッパプレートの固定軸を中心として回動すると
き、前記ブラケットとの間に一定の隙間を保持するよう
に形成され、前記第1のストッパプレートがアンロック
されて回動可能となり、この第1のストッパプレート及
び前記第2のストッパプレートが前記アームと一体的に
回動するとき、前記ブラケットに当接して前記第2のス
トッパプレートの回動、すなわち前記アームの回動がロ
ックされるように形成されており、ドアの開放を阻害す
る障害物や、ドアに接近する障害物を前記障害物検出手
段により検出したとき、その検出信号により自動的にド
アの開放をロックするようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項3の車両用ドアの開放角度制
御装置は、ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放に支
障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ドアの
開放をロックするドアロック機構とからなり、前記ドア
ロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに固定
した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り付け
られた連結ロッドにより回動するアームと、このアーム
の軸杆に軸着され外周にギヤを有すると共にロック凹部
を形成した第1のストッパプレートと、この第1のスト
ッパプレートのギヤと噛合するよう前記アームに軸着さ
れたピニオンと、このピニオンの軸着部にピニオンと一
体的に回動するよう取り付けられた第2のストッパプレ
ートと、前記第1のストッパプレートとのロック凹部に
係脱して第1のストッパプレートをロック及びアンロッ
ク可能にするよう前記ブラケットに軸着されたロック体
と、このロック体を作動するソレノイドとから構成さ
れ、さらに、前記第2のストッパプレートは、その軸着
部を中心として扇形状に形成され、その外形形状は、前
記第1のストッパプレートがロックされ、前記アームの
回動に伴って前記ピニオンの回転と共に前記第2のスト
ッパプレートが回動するとき、前記ブラケットとの間に
一定の隙間を保持するように形成され、前記第1のスト
ッパプレートがアンロックされて回動可能になり、この
第1のストッパプレート、ピニオン及び第2のストッパ
プレートが前記アームと一体的に回動するとき、前記ブ
ラケットに当接して第2のストッパプレートの回動、す
なわちアームの回動がロックされるように形成されてお
り、ドアの開放を阻害する障害物や、ドアに接近する障
害物を前記障害物検出手段により検出したとき、その検
出信号により自動的にドアの開放をロックするようにし
たことを特徴としている。
【0009】また、請求項4の車両用ドアの開放角度制
御装置は、ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放に支
障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ドアの
開放をロックするドアロック機構とからなり、前記ドア
ロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに固定
した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り付け
られた連結ロッドにより回動するアームと、このアーム
の軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、前記ア
ームに固定した遊星軸に軸着され長孔を前記第1のスト
ッパプレートに固定した固定軸に遊嵌した第2のストッ
パプレートと、前記第1のストッパプレートの係合部に
係脱して第1のストッパプレートをロック及びアンロッ
ク可能にするよう前記ブラケットに軸着されたロック体
と、このロック体を作動するソレノイドとから構成さ
れ、さらに、前記第2のストッパプレートは、その軸着
部を中心として扇形状に形成され、その外形形状は、前
記第1のストッパプレートがロックされ、前記アームの
回動に伴って前記第2のストッパプレートが前記第1の
ストッパプレートの固定軸を中心として回動するとき、
前記ブラケットとの間に一定の隙間を保持するように形
成され、前記第1のストッパプレートがアンロックされ
て回動可能となり、この第1のストッパプレート及び前
記第2のストッパプレートが前記アームと一体的に回動
するとき、前記ブラケットに当接して前記第2のストッ
パプレートの回動、すなわち前記アームの回動がロック
されるように形成されており、ドアの開放を阻害する障
害物や、ドアに接近する障害物を前記障害物検出手段に
より検出したとき、その検出信号により自動的にドアの
開放をロックするようにしたことを特徴としている。
【0010】また、請求項5の車両用ドアの開放角度制
御装置は、ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放に支
障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ドアの
開放をロックするドアロック機構とからなり、このドア
ロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに固定
した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り付け
られた連結ロッドにより回動するアームと、このアーム
の軸杆に連結され外周にストッパギヤを有するストッパ
プレートと、このストッパプレートのストッパギヤと噛
合してその回動を阻止するロック体と、このロック体を
作動するソレノイドとから構成されており、ドアの開放
を阻害する障害物や、ドアに接近する障害物を前記障害
物検出手段により検出したとき、その検出信号により自
動的にドアの開放をロックするようにしたことを特徴と
している。
【0011】また、請求項6の車両用ドアの開放角度制
御装置は、ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放に支
障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ドアの
開放をロックするドアロック機構とからなり、前記ドア
ロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに固定
した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取付けら
れた連結ロッドにより回動するアームと、このアームの
軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、この第1
のストッパプレートに固定した固定軸に基部を軸着し長
孔を前記アームに固定した遊星軸に遊嵌した第2のスト
ッパプレートと、基部を固定軸に軸着すると共に付勢手
段により前記第2のストッパプレートに圧接された第3
のストッパプレートと、前記第1のストッパプレートの
係合部に係脱して第1のストッパプレートをロック及び
アンロック可能にするようブラケットに軸着されたロッ
ク体と、このロック体を作動するソレノイドとから構成
されている。
【0012】さらに、前記第2及び第3のストッパプレ
ートは、その軸着部を中心として円弧状に形成され、そ
の外形形状は、前記第1のストッパプレートがロックさ
れ、前記アームの回動に伴って前記第2及び第3のスト
ッパプレートが回動するとき、前記ブラケットとの間に
一定の隙間を保持するように形成され、前記第1のスト
ッパプレートがアンロックされ回動可能となり、この第
1のストッパプレートと前記第2及び第3のストッパプ
レートが前記アームと一体的に回動するとき、前記ブラ
ケットに当接して前記第2及び第3のストッパプレート
の回動、すなわち、前記アームの回動がロックされるよ
うに形成されており、ドアの開放を阻害する障害物や、
ドアに接近する障害物を前記障害物検出手段により検出
したとき、その検出信号により自動的にドアの開閉をロ
ックするようにしたことを特徴としている。
【0013】また、請求項7の車両用ドアの開放角度制
御装置は、ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放に支
障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ドアの
開放をロックするドアロック機構とからなり、前記ドア
ロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに固定
した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取付けら
れた連結ロッドにより回動するアームと、このアームの
軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、この第1
のストッパプレートに固定した固定軸により基部を軸着
し長孔を前記アームに固定した遊星軸に遊嵌した第2の
ストッパプレートと、基部を前記固定軸に軸着すると共
に付勢手段により前記第2のストッパプレートに圧接さ
れた第3のストッパプレートと、前記第1のストッパプ
レートの係合部に係脱して第1のストッパプレートをロ
ック及びアンロック可能にするようブラケットに軸着さ
れたロック体と、このロック体を作動するソレノイドと
から構成されている。
【0014】さらに、前記第2のストッパプレートはそ
の軸着部を中心として円弧状に形成され、また、前記第
3のストッパプレートはその軸着部を中心として前記第
2のストッパプレートの曲率半径より大きい半径をもっ
て円形に形成され、外周に歯部を有しており、この歯部
は、前記第1のストッパプレートがロックされ、前記ア
ームの回動に伴って前記第2及び第3のストッパプレー
トが回動するとき、前記ブラケット側に形成した歯部と
の間に一定隙間を保持するように形成され、前記第1の
ストッパプレートがアンロックされ回動可能となり、前
記第1のストッパプレートと前記第2及び第3のストッ
パプレートが前記アームと一体的に回動するとき、前記
ブラケットの歯部に噛合して前記第2及び第3のストッ
パプレートの回動、すなわち、前記アームの回動がロッ
クされるように形成されており、ドアの開放を阻害する
障害物や、ドアに接近する障害物を前記障害物検出手段
により検出したとき、その検出信号により自動的にドア
の開放をロックするようにしたことを特徴としている。
【0015】
【作用】この発明の請求項1,請求項2,請求項3及び
請求項4の車両用ドアの開放角度制御装置によれば、ド
ア開放操作時に、ドアの開放を阻害する障害物や、ドア
に接近する障害物を障害物検出手段により検出すると、
その検出信号によりソレノイドが作動し、ロック体が回
動して第1のストッパプレートとの係合が解かれ、第1
のストッパプレートがアンロックされ回動可能となる。
すると、第1のストッパプレート及び第2のストッパプ
レートがアームと一体的に回動することになり、第2の
ストッパプレートがブラケットに当接して第2のストッ
パプレートの回動、すなわちアームの回動がロックされ
る。これによって、ドアの開放角度を無段階に制御する
ことができる。
【0016】また、請求項5の車両用ドアの開放角度制
御装置によれば、ドア開放操作時に、ドアの開放を障害
物や、ドアに接近する障害物を障害物検出手段により検
出すると、検出信号にソレノイドが作動してロック体が
回動し、ストッパプレートの回動、すなわちアームの回
動がロックされる。これによって、ドアの開放角度を無
段階に制御することができる。
【0017】また、請求項6の車両用ドアの開放角度制
御装置によれば、ドア開放操作時に障害物を障害物検出
手段により検出し、第1のストッパプレートがアンロッ
クされ回動可能となると、第1のストッパプレートと第
2及び第3のストッパプレートがアームと一体的に回動
する。すると、第2及び第3のストッパプレートがブラ
ケットに当接して第2及び第3のストッパプレートの回
動、すなわちアームの回動がロックされる。これによっ
て、ドアの開放角度を無段階に制御することができる。
【0018】また、請求項7の車両用ドアの開放角度制
御装置によれば、ドア開放操作時に障害物を障害物検出
手段により検出し、第1のストッパプレートがアンロッ
クされ回動可能となると、第1のストッパプレートと第
2及び第3のストッパプレートがアームと一体的に回動
する。すると、第3のストッパプレートの歯部がブラケ
ット側の歯部に噛合して第2及び第3のストッパプレー
トの回動、すなわちアームの回動がロックされる。これ
により、ドアの開放角度をほぼ無段階に制御することが
できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0020】図1乃至図6はこの発明の第1実施例に係
り、図1は車両用ドアの開放角度制御装置を装着した車
両の斜視説明図、図2は車両用ドアの開放角度制御装置
のドアロック機構のドア閉鎖時における状態を示す正面
視説明図、図3は図2のIII−III矢視断面説明
図、図4は図2のIV−IV矢視断面説明図、図5はド
アロック機構のドア全開時における正面視説明図、図6
は障害物検出手段により障害物を検出したときのドアロ
ック機構の状態を示す正面視説明図である。
【0021】図において、E1 は第1実施例に係る車両
用ドアの開放角度制御装置で、ヒンジ式のドア10に配
置され、ドア10の開放に支障を生ずる障害物を検出す
る障害物検出手段20と、ドア10の開放をロックする
ドアロック機構30とからなり、このドアロック機構3
0は、基部をドア10側に設けたブラケット31に固定
した軸杆32aに軸着され、ドア10の開閉に伴って車
体11側に取り付けられた連結ロッド38により回動す
るアーム32と、このアーム32の軸杆32aに軸着さ
れた第1のストッパプレート33と、この第1のストッ
パプレート33に固定した固定軸33cに基部を軸着す
るとともに、アーム32に固定した遊星軸32cに遊嵌
する長孔35aを形成した第2のストッパプレート35
と、第1のストッパプレート33の係合部33bに係脱
して第1のストッパプレート33をロック及びアンロッ
ク可能にするようブラケット31に軸着されたロック体
36と、このロック体36を作動するソレノイド37と
から構成され、さらに、第2のストッパプレート35
は、その軸着部である固定軸33cを中心として扇形状
に形成され、その外形形状は、第1のストッパプレート
33がロックされ、アーム32の回動に伴って第2のス
トッパプレート35が回動するとき、ブラケット31と
の間に一定の隙間aを保持するように形成され、第1の
ストッパプレート33がアンロックされ回動可能とな
り、第1のストッパプレート33及び第2のストッパプ
レート35がアーム32と一体的に回動するとき、ブラ
ケット31に当接して第2のストッパプレート35の回
動、すなわちアーム32の回動がロックされるように形
成されており、ドア10の開放を阻害する障害物や、ド
ア10に接近する障害物を障害物検出手段20により検
出したとき、その検出信号により自動的にドア10の開
放をロックするようにしたことを特徴としている。
【0022】さらに、この発明の第1実施例の構成を詳
細に説明する。
【0023】ドア10は図示しないヒンジを中心として
車体11の開口部11aに開閉可能に取り付けられてお
り、このドア10の外表面に障害物検出手段としての距
離センサ20が取り付けられている。この距離センサ2
0は車体11内に配置された制御回路(図示せず)に電
気的に接続されている。
【0024】ドアロック機構30は、ドア10の内表面
に取り付けられたブラケット31に装着されており、ア
ーム32、第1のストッパプレート33、第2のストッ
パプレート35、ロック体36及びソレノイド37から
構成されている。
【0025】アーム32は、ブラケット31に固定した
軸杆32aに基部を軸着しており、自由端側先端部に取
り付けられた取付け部材32bに連結ロッド38の一端
が連結ピン38aにより連結枢支されている。また、連
結ロッド38の他端は連結ピン38bにより車体11側
に連結枢支されており、この連結ロッド38によりアー
ム32はドア10の開閉に伴って回動するように構成さ
れている。さらに、アーム32の自由端側中間部には遊
星軸32cが固定されており、この遊星軸32cはブラ
ケット31に軸杆32aを中心として円弧状に形成され
たガイド孔31aに嵌挿されている。
【0026】第1のストッパプレート33はベルクラン
ク状に形成され、一方の腕部の先端部に係合部としての
ローラ33bがピン33aにより回転自在に支持され、
他方の腕部の先端部に固定軸33cが固定されている。
この固定軸33は、ブラケット31に軸杆32aを中心
として円弧状に形成された長孔31cに挿入されてい
る。
【0027】第2のストッパプレート35は、基部を固
定軸33cにワンウェイダンパー60を介して回動可能
に軸着しており、このワンウェイダンパー60により第
2のストッパプレート35を反時計方向に回動したとき
摺動抵抗が生じるように設定されている。また、第2の
ストッパプレート35には、基部近傍に遊星軸32cを
遊嵌する長孔35aが形成されており、アーム32の回
動に連動して回動する。
【0028】第2のストッパプレート35の周面に形成
された曲面35cは、固定軸33cを中心として円弧状
に形成されており、この第2のストッパプレート35の
曲面35cと対向する位置に、曲面35cと同一の曲率
半径の曲面39aを有する摺接部材39がブラケット3
1に固定されている。そして、第1のストッパプレート
33の回動がロック体36により阻止され、アーム32
の回動に伴って第2のストッパプレート35が固定軸3
3cを中心として回動するときは、第2のストッパプレ
ート35の曲面35cは摺接部材39の曲面39aと常
に一定の隙間aを保持するように設定されている。
【0029】ロック体36はブラケット31に固定した
枢軸36aに軸着されており、周面に形成されたカム部
36bを第1のストッパプレート33のローラ33bに
係脱させることにより第1のストッパプレート33のロ
ック及びアンロックを可能としている。
【0030】ソレノイド37はブラケット31に固定さ
れており、外方に突出するよう付勢されたプランジャ3
7aが内蔵されている。このプランジャ37aの先端に
形成されたフック部37bはロック体36に形成された
係合孔36cに係合されている。また、ソレノイド37
は距離センサ20に制御回路を介して電気的に接続さ
れ、距離センサ20が所定の距離まで障害物に接近して
障害物を検出すると、その検出信号によりソレノイド3
7が励磁されプランジャ37aを吸引するように設定さ
れており、この状態から距離センサ20が所定の距離以
上に障害物から離れると、ソレノイド37の励磁が解か
れプランジャ37aが突出するように設定されている。
【0031】また、ドアロック機構30には、ドア10
の閉鎖時、半開時及び全開時にドア10を節度的に保持
するチェック手段40が設けられており、このチェック
手段40はチェックプレート41と、チェックボール4
3を収容したチェックケース42とからなっている。
【0032】チェックプレート41はブラケット31に
固定されており、その下面には軸杆32aを中心とする
円弧面41aが形成されている。この円弧面41aに
は、所定の間隔をおいて、右方から順次左方に向って閉
鎖用、半開用及び全開用の円弧状のチェック溝41b,
41c,41dが3個形成されている。
【0033】チェックケース42は、チェックプレート
41の円弧面41aと対向してアーム32に固定されて
おり、内部に弾発力を有する弾発部材45により外方に
突出する付勢されたボール受部材46が嵌挿されてい
る。このボール受部材46の頂面には、チェックプレー
ト41のチェック溝41b,41c,41dに択一的に
係合するチェックボール43が載置されている。
【0034】つぎに、この発明の第1実施例の作用を説
明する。
【0035】ドア10が閉鎖した状態では、図2に示す
ように、第1のストッパプレート33のローラ33bに
ロック体36のカム部36bが係合しており、これによ
り第1のストッパプレート33の回動は阻止されてい
る。また、チェックプレート41のチェック溝41bに
チェックボール43が嵌入している。
【0036】そして、ドア10外方に障害物がない場合
は、ドア10の開放に伴って連結ロッド38が矢印A方
向に牽引され、これによってアーム32が時計方向に回
動する。この回動に伴って第2のストッパプレート35
は、その曲面35cを摺接部材39の曲面39aと隙間
aを保持しながら干渉されることなく時計方向に回動す
る。
【0037】そして、ドア10を全開すると、図5に示
すように、チェックボール43がチェックプレート41
のチェック溝41dに嵌入し、ドア10を全開状態に保
持することができる。
【0038】なお、チェックボール43をチェックプレ
ート41のチェック溝41cに嵌入すれば、ドア10を
半開状態に保持することができる。
【0039】ドア10外方に障害物があった場合、ドア
10を閉じた状態からドア10を開き、距離センサ20
が所定の距離まで障害物に接近し、障害物を検出する
と、その検出信号によりソレノイド37が励磁される。
すると、図6に示すように、プランジャ37aが吸引さ
れロック体36が時計方向に回動し、これによりロック
体36のカム部36bと第1のストッパプレート33の
ローラ33bとの係合が解かれ、第1のストッパプレー
ト33は回動可能となる。ここで、ドア10をさらに開
き、アーム32を時計方向に回動しようとすると、第1
のストッパプレート33及び第2のストッパプレート3
5がアーム32と一体的に回動し、第2のストッパプレ
ート35の曲面35cが摺接部材39の曲面39aに摺
接し、アーム32の回動、すなわちドア10の開放が阻
止される。このように、ドア10の開放角度を制御する
ことによって、ドア10と障害物との衝突を防ぐことが
できる。
【0040】このドア10の開放ロック状態において、
第2のストッパプレート35の曲面35cは摺接部材3
9の曲面39aにほぼ全面的に摺接しているので、面圧
を大幅に低くすることができる。これによって、車両に
異常が発生し、車室内の乗員が迅速に車両から脱出する
ことが必要な緊急時には、ドア10外方に障害物がある
場合においても、アーム32に所定以上の力を加えれ
ば、第2のストッパプレート35の曲面35cが摺接部
材39の曲面39a上を滑り、第2のストッパプレート
35が時計方向に回動し、ドア10を開くことができ
る。
【0041】ドア10開放ロック状態からドア10を閉
じると、アーム32がワンウェイダンパー60により第
1のストッパプレート33を伴って一体的に軸杆32a
を中心として反時計方向に回動し、第1のストッパプレ
ート33がロック体36と係合可能な位置まで戻る。そ
して、距離センサ20が障害物から所定の距離まで離れ
ると、距離センサ20からの検出信号によりソレノイド
37の励磁が解かれ、プランジャ37aが突出し、図2
に示すように、再びロック体36のカム部36bが第1
のストッパプレート33のローラ33bに係合し、ドア
10閉鎖状態となる。
【0042】図7乃至図12はこの発明の第2実施例に
係り、図7は車両用ドアの開放角度制御装置を装着した
車両の斜視説明図、図8は車両用ドアの開放角度制御装
置のドアロック機構のドア閉鎖時における状態を示す正
面視説明図、図9は図8のIX−IX矢視断面説明図、
図10はX−X矢視断面説明図、図11はドアロック機
構のドア全開時における状態を示す正面視説明図、図1
2はドアロック機構の障害物検出手段により障害物を検
出したときの状態を示す正面視説明図であり、図におい
て、第1実施例に示すものと同一又は同等のものには、
同一符号を付して説明する。
【0043】図において、E2 は第2実施例に係る車両
用ドアの開放角度制御装置で、ヒンジ式のドア10に配
置され、ドア10の開放に支障を生ずる障害物を検出す
る障害物検出手段としての距離センサ20と、ドア10
の開放をロックするドアロック機構30とからなり、こ
のドアロック機構30は、基部をドア10側に設けたブ
ラケット31に固定した軸杆32aに軸着しドア10の
開閉に伴って車体11側に取り付けられた連結ロッド3
8により回動するアーム32と、このアーム32の軸杆
32aに回動可能に取り付けられ外周にギヤ33eを有
すると共に、係合部としてのロック凹部33bを形成し
た第1のストッパプレート33と、この第1のストッパ
プレート33のギヤ33eと噛合するようアーム32に
軸着されたピニオン34と、このピニオン34の軸着部
34aにピニオン34と一体的に回動するよう取り付け
られた第2のストッパプレート35と、第1のストッパ
プレート33の係合部としてのロック凹部33bに係脱
して第1のストッパプレート33をロック及びアンロッ
ク可能にするようブラケット31に軸着されたロック体
36と、このロック体36を作動するソレノイド37と
から構成され、さらに、第2のストッパプレート35
は、その軸着部34aを中心として扇形状に形成され、
その外形形状は、第1のストッパプレート33がロック
され、アーム32の回動に伴ってピニオン34の回転と
共に第2のストッパプレート35が回動するとき、ブラ
ケット31との間に一定の隙間aを保持するように形成
され、第1のストッパプレート33がアンロックされて
回動可能になり、第1のストッパプレート33、ピニオ
ン34及び第2のストッパプレート35がアーム32と
一体的に回動するとき、第2のストッパプレート35が
ブラケット31に当接して第2のストッパプレート35
の回動、すなわちアーム32の回動がロックされるよう
構成されており、ドア10の開放を阻害する障害物や、
ドア10に接近する障害物を距離センサ20により検出
したとき、その検出信号により自動的にドア10の開放
をロックするようにしたことを特徴としている。
【0044】さらに、この発明の第2実施例の構成を詳
細に説明する。
【0045】第1のストッパプレート33は、軸杆32
aに回動可能に取り付けられており、外周にギヤ33e
及びロック凹部33bが所定の間隔をおいて形成されて
いる。また、ピニオン34は、第1のストッパプレート
33のギヤ33eと噛合するようアーム32の基部近傍
に固定した軸着部としての枢軸34aに軸着されてお
り、この枢軸34aに、スプリングワッシャ35a及び
止め輪35bを介してピニオン34と一体的に回動する
第2のストッパプレート35が取り付けられている。こ
のスプリングワッシャ35a及び止め輪35bによりピ
ニオン34は摺動抵抗をもって回転するように設定され
ている。
【0046】また、第2のストッパプレート35の周面
に形成された曲面35cは、枢軸34aを中心として扇
形状に形成されており、第1のストッパプレート33の
回動がロック体36により規制され、アーム32の回動
に伴ってピニオン34のみが第2のストッパプレート3
5と一体的に回動しているときは、ブラケット31の壁
面31bと常に一定の隙間aを保持するように設定され
ている。
【0047】ロック体36は、ブラケット31に固定し
た枢軸36aに軸着されており、周面に形成されたカム
部36bを第1のストッパプレート33のロック凹部3
3bに係脱させることにより第1のストッパプレート3
3のロック及びアンロックを可能としている。
【0048】チェック手段40は、チェックプレート4
1と、チェックボール43を収容したチェックケース4
2と、このチェックケース42に当接するストッパ44
からなっている。チェックプレート41はアーム32に
固定されており、その下面には軸杆32aを中心とする
円弧面41aが形成されている。この円弧面41aに
は、所定の間隔をおいて、左方から順次右方に向って閉
鎖用、半開用及び全開用の円弧状のチェック溝41b,
41c,41dが3個形成されている。
【0049】チェックケース42は、チェックプレート
41の円弧面41aと対向してブラケット31に固定さ
れている。また、ストッパ44は、アーム32に固定さ
れた枢軸44aに回転自在に枢支されており、チェック
ケース42の右側面42aと当接するように設定されて
いる。
【0050】つぎに、この発明の第2実施例の作用を説
明する。
【0051】なお、第1実施例と同一の作用について
は、その説明を省略する。
【0052】ドア10が閉鎖した状態では、図8に示す
ように、第1のストッパプレート33のロック凹部33
bにロック体36のカム部36bが係合しており、これ
により第1のストッパプレート33の回動は阻止されて
いる。
【0053】ドア10外方に障害物がない場合は、ドア
10の開放に伴って連結ロッド38が矢印A方向に牽引
され、アーム32が時計方向に回動する。この際、ピニ
オン34は第1のストッパプレート33のギヤ33eに
噛合しながら時計方向に回転し、これに伴って第2のス
トッパプレート35は、その曲面35cをブラケット3
1の壁面31bと隙間aを保持しながら干渉されること
なく時計方向に回動する。そして、ドア10を全開する
と、図11に示すように、アーム32のストッパ44が
チェックケース42の右側面42aに当接すると共に、
チェックボール43がチェックプレート41のチェック
溝41dに嵌入し、ドア10を全開状態に保持すること
ができる。
【0054】ドア10外方に障害物があった場合、ドア
10を閉じた状態からドア10を開き、距離センサ20
が所定の距離まで障害物に接近し、障害物を検出する
と、その検出信号によりソレノイド37が励磁される。
すると、図12に示すように、プランジャ37aが吸引
されロック体36が時計方向に回動し、これによりロッ
ク体36のカム部36bと第1のストッパプレート33
のロック凹部33bとの係合が解かれ、第1のストッパ
プレート33は回動可能となる。ここで、ドア10をさ
らに開き、アーム32をさらに時計方向に回動しようと
すると、ピニオン34はその回転に摺動抵抗を生じるた
め自転することなく、アーム32が第1のストッパプレ
ート33を伴って一体的に軸杆32aを中心として回動
する。このようにアーム32が回動しても第2のストッ
パプレート35が回動しないため、第2のストッパプレ
ート35の曲面35cがブラケット31の壁面31bに
当接しアーム32の回動、すなわちドア10の開放が阻
止される。このように、ドア10の開放角度を制御する
ことによって、ドア10と障害物との衝突を防ぐことが
できる。
【0055】この状態からドア10を閉じると、ピニオ
ン34は、その回転に摺動抵抗を生じるため自転するこ
となく、アーム32が第1のストッパプレート33を伴
って一体的に軸杆32aを中心として反時計方向に揺動
し、第1のストッパプレート33がロック体36と係合
可能な位置まで戻る。そして、距離センサ20が障害物
から所定の距離まで離れると、距離センサ20からの検
出信号によりソレノイド37の励磁が解かれ、プランジ
ャ37aが突出し、図8に示すように、再びロック体3
6のカム部36bが第1のストッパプレート33のロッ
ク凹部33bに係合し、ドア10閉鎖状態となる。
【0056】なお、この第2実施例においては、ピニオ
ン34と枢軸34aとの間に摺動抵抗が生じるようにし
ているが、アーム32と第1のストッパプレート33と
の間に摺動抵抗が生じるようにしてもよく、同様の作用
が得られる。
【0057】図13乃至図16はこの発明の第3実施例
に係り、図13は車両用ドアの開放角度制御装置を装着
した車両の斜視説明図、図14は車両用ドアの開放角度
制御装置のドアロック機構のドア閉鎖時における状態を
示す正面視説明図、図15はドアロック機構のドア全開
時における状態を示す正面視説明図、図16はドアロッ
ク機構の障害物検出手段により障害物を検出したときの
状態を示す正面視説明図であり、図において、第1実施
例又は第2実施例に示すものと同一又は同等のものに
は、同一符号を付して説明する。
【0058】図において、E3 は第3実施例に係る車両
用ドアの開放角度制御装置で、ヒンジ式のドア10に配
置され、ドア10の開放に支障を生ずる障害物を検出す
る障害物検出手段20と、ドア10の開放をロックする
ドアロック機構30とからなり、このドアロック機構3
0は、基部をドア10側に設けたブラケット31に固定
した軸杆32aに軸着しドア10の開閉に伴って車体1
1側に取り付けられた連結ロッド38により回動するア
ーム32と、このアーム32に固定した遊星軸32dに
軸着され、軸杆32aに軸着した第1のストッパプレー
ト33に固定した固定軸33cに遊嵌する長孔35dを
形成した第2のストッパプレート35と、第1のストッ
パプレート33に形成された係合部33bに係脱して第
1のストッパプレート33をロック及びアンロック可能
にするようブラケット31に軸着されたロック体36
と、このロック体36を作動するソレノイド37とから
構成され、さらに、第2のストッパプレート35は、そ
の軸着部である遊星軸32dを中心として扇形状に形成
され、その周面に形成された外形形状としての曲面35
cは、第1のストッパプレート33がロックされ、アー
ム32の回動に伴って第2のストッパプレート35が第
1のストッパプレート33の固定軸33cとの係合によ
って遊星軸32dを中心として回動するとき、ブラケッ
ト31との間に一定の隙間aを保持するように形成さ
れ、第1のストッパプレート33がアンロックされ、こ
の第1のストッパプレート33及び第2のストッパプレ
ート35がアーム32と一体的に回動するとき、ブラケ
ット31に当接して第2のストッパプレート35の回
動、すなわちアーム32の回動がロックされるように形
成されており、ドア10の開放を阻害する障害物や、ド
ア10に接近する障害物を障害物検出手段20により検
出したとき、その検出信号により自動的にドア10の開
放をロックするようにしたことを特徴としている。
【0059】さらに、この発明の第3実施例の構成を詳
細に説明する。
【0060】第1のストッパプレート33は、軸杆32
aに回動可能に取り付けられており、外周に係合部とし
てのカム部33bが形成されている。この第1のストッ
パプレート33に固定され固定軸33cに、第2のスト
ッパプレート35の長孔35dが遊嵌されている。
【0061】第2のストッパプレート35は、アーム3
2の遊星軸32dに第2実施例と同様、摺動抵抗を生じ
るように軸着されている。
【0062】ロック体36には、第1のストッパプレー
ト33のカム部33bに係脱するローラ36dがピン3
6eにより軸着されており、このローラ36dを第1の
ストッパプレート33のカム部33bに係脱させること
により第1のストッパプレート33のロック及びアンロ
ックを可能としている。
【0063】また、この第3実施例においては、第2実
施例に示すチェック手段40が設けられているが、その
図示は省略する。
【0064】つぎに、この発明の第3実施例の作用を説
明するが、第1実施例又は第2実施例と同一の作用につ
いては、その説明は省略する。
【0065】ドア10が閉鎖した状態では、図14に示
すように、第1のストッパプレート33のカム部33b
にロック体36のローラ36dが係合しており、これに
より第1のストッパプレート33の回動は阻止されてい
る。
【0066】そして、ドア10外方に障害物がない場合
は、ドア10の開放に伴って連結ロッド38が矢印A方
向に牽引され、アーム32が時計方向に回動する。この
際第2のストッパプレート35は、その曲面35cをブ
ラケット31の壁面31bと隙間aを保持しながら干渉
されることなく第1のストッパプレート33の固定軸3
3cを略中心として時計方向に回動する。そして、ドア
10が全開すると図15に示すような状態になる。
【0067】ドア10外方に障害物があった場合、ドア
10を閉じた状態からドア10を開き、距離センサ20
が所定の距離まで障害物に接近し、障害物を検出する
と、その検出信号によりソレノイド37が励磁される。
すると、図16に示すように、プランジャ37aが吸引
されロック体36が時計方向に回動し、これによりロッ
ク体36のローラ36dと第1のストッパプレート33
のカム部33bとの係合が解かれ、第1のストッパプレ
ート33が回動可能となる。
【0068】ここで、ドア10をさらに開き、アーム3
2をさらに時計方向に回動しようとすると、アーム32
が第1のストッパプレート33及び第2のストッパプレ
ート35を伴って一体的に回動し、第2のストッパプレ
ート35の曲面35cがブラケット31の壁面31bに
当接しアーム32の回動、すなわちドア10の開放が阻
止される。
【0069】この状態からドア10を閉じると、第2の
ストッパプレート35の摺動抵抗により、アーム32が
第1のストッパプレート33を伴って一体的に軸杆32
aを中心として反時計方向に回動し、第1のストッパプ
レート33がロック体36と係合可能な位置まで戻る。
そして、距離センサ20が障害物が所定の距離まで離れ
ると、距離センサ20からの検出信号により、ソレノイ
ド37の励磁が解かれ、プランジャ37aが突出し、図
14に示すように、再びロック体36のローラ36dが
第1のストッパプレート33のカム部33bに係合し、
ドア10閉鎖状態となる。
【0070】図17乃至図23はこの発明の第4実施例
に係り、図17は車両用ドアの開放角度制御装置を装着
した車両の斜視説明図、図18はドアロック機構のドア
半開時における状態を示す正面視説明図、図19は図1
8のXXIII−XXIII矢視断面説明図、図20は
図18のXXIV−XXIV矢視断面説明図、図21は
ドアロック機構のドア閉鎖時における状態を示す正面視
説明図、図22はドアロック機構のドア全開時における
状態を示す正面視説明図、図23はドアロック機構の障
害物検出手段により障害物を検出したときの状態を示す
正面視説明図であり、図中、第1実施例に示すものと同
一又は同等のものには同一符号を付し、その詳細な説明
をする。
【0071】図において、E4 は第4実施例に係る車両
用ドアの開放角度制御装置で、ヒンジ式のドア10に配
置され、ドア10の開放に支障を生ずる障害物を検出す
る障害物検出手段としての距離センサ20と、ドア10
の開放をロックするドアロック機構30とからなり、こ
のドアロック機構30は、基部をドア10側に設けたブ
ラケット31に固定した軸杆32aに軸着しドア10の
開閉に伴って車体11側に取付けられた連結ロッド38
により回動するアーム32と、このアーム32と同軸で
軸杆32aに軸着された第1のストッパプレート33
と、この第1のストッパプレート33に固定した固定軸
33cに基部を軸着し、アーム32に固定した遊星軸3
2cに遊嵌する長孔35aを形成した第2のストッパプ
レート35Aと、基部を固定軸33cに軸着すると共に
付勢手段35eにより第2のストッパプレート35Aに
圧接された第3のストッパプレート35Bと、第1のス
トッパプレート33の係合部33bに係脱して第1のス
トッパプレート33をロック及びアンロック可能にする
ようブラケット31に軸着されたロック体36と、この
ロック体36を作動するソレノイド37とから構成され
ている。
【0072】さらに、第2及び第3のストッパプレート
35A,35Bは、その軸着部である固定軸33cを中
心として円弧状に形成され、その外形形状は、第1のス
トッパプレート33がロックされ、アーム32の回動に
伴って第2及び第3のストッパプレート35A,35B
が回動するとき、ブラケット31との間に一定の隙間を
保持するように形成され、第1のストッパプレート33
がアンロックされ回動可能となり、第1のストッパプレ
ート33と第2及び第3のストッパプレート35A,3
5Bがアーム32と一体的に回動するとき、ブラケット
31に当接して第2及び第3のストッパプレート35
A,35Bの回動、すなわち、アーム32の回動がロッ
クされるように形成されており、ドア10の開放を阻害
する障害物や、ドア10に接近する障害物を距離センサ
20により検出したとき、その検出信号により自動的に
ドア10の開放をロックするようにしたことを特徴とし
ている。
【0073】さらに、この発明の第4実施例の構成を詳
細に説明する。
【0074】第2のストッパプレート35Aは、固定軸
33cを中心として円弧状に形成されており、基部を固
定軸33cにブッシュ35fを介して回動可能に軸着し
ている。また、第2のストッパプレート35Aには、基
部近傍に遊星軸32cに遊嵌する長孔35aが形成され
ている。また、第3のストッパプレート35Bは、固定
軸33cを中心として第2のストッパプレート35Aと
同一の曲率半径をもって円形に形成されており、基部を
固定軸33cにブッシュ35fを介して回動可能に軸着
している。さらに、第3のストッパプレート35Bは、
付勢手段としての皿ばね35eにより第2のストッパプ
レート35Aに圧接されている。
【0075】また、第2のストッパプレート35Aと第
3のストッパプレート35Bの各外周面が重合する部分
には、図20に示すようにくさび部35gが形成されて
いる。このくさび部35gと対向する位置に、このくさ
び部35gと係合し得る凹状の摺接部39cを有する摺
接部材39がブラケット31に固定されている。
【0076】そして、第1のストッパプレート33の回
動がロック体36により阻止され、アーム32の回動に
伴って第2及び第3のストッパプレート35A,35B
が固定軸33cを中心として回動するときは、第2及び
第3のストッパプレート35A,35Bのくさび部35
gは、摺接部材39の摺接部39cと所定の隙間を保持
するように設定されている。また、第1のストッパプレ
ート33がアンロックされ回動可能となり、第1のスト
ッパプレート33と第2及び第3のストッパプレート3
5A,35Bがアーム32と一体的に回動するとき、く
さび部35gが摺接部材39の摺接部39cに摺接して
第2及び第3のストッパプレート35A,35Bの回
動、すなわちアーム32の回動がロックされるように設
定されている。
【0077】その他の構成は、第1実施例に示すものと
同様であり、その説明は省略する。
【0078】つぎに、この発明の第4実施例の作用を説
明する。
【0079】図21に示すようにドア10を閉じた状態
からドア10を開き、ドア10外方に障害物がない場合
は、ドア10の開放に伴って連結ロッド38が矢印A方
向に牽引され、これによってアーム32が時計方向に回
動する。この回動に伴って第2及び第3のストッパプレ
ート35A,35Bは、そのくさび部35gを摺接部材
39の摺接部39cと所定の隙間を保持しながら干渉さ
れることなく固定軸33cを中心として時計方向に回動
し、図22に示すようにドア10を全開状態にすること
ができる。
【0080】ドア10を閉じた状態からドア10を開き
障害物があったときは、前述したようにドア10に配置
された距離センサ20が障害物に所定の距離まで接近
し、障害物を検出すると、その検出信号によりソレノイ
ド37が励磁される。すると、図23に示すように、プ
ランジャ37aが吸引されロック体36が時計方向に回
動し、これによりロック体36のカム部36bと第1の
ストッパプレート33のローラ33bとの係合が解か
れ、第1のストッパプレート33は回動可能となる。こ
こで、ドア10をさらに開き、アーム32を時計方向に
回動しようとすると、第1のストッパプレート33と第
2及び第3のストッパプレート35A,35Bがアーム
32と一体的に回動し、第2及び第3のストッパプレー
ト35A,35Bのくさび部35gが摺接部材39の摺
接部39cに摺接し、第2及び第3のストッパプレート
35A,35Bの回動、すなわちアーム32の回動がロ
ックされ、ドア10の開放が阻止される。このように、
ドア10の開放角度を制御することによって、ドア10
と障害物との衝突を防ぐことができる。
【0081】ドア10開放ロック状態からドア10を閉
じると、アーム32が第1のストッパプレート33及び
第2,第3のストッパプレート35A,35Bを伴って
一体的に軸杆32aを中心として反時計方向に回動し、
第1のストッパプレート33のローラ33bがロック体
36のカム部36bと係合可能な位置まで戻る。そし
て、距離センサ20が所定の距離まで離れると、距離セ
ンサ20からの検出信号によりソレノイド37の励磁が
解かれ、プランジャ37aが突出し、図21に示すよう
に、再びロック体36のカム部36bが第1のストッパ
プレート33のローラ33bに係合し、ドア10閉鎖状
態となる。
【0082】また、ドア10外方に障害物がある、つま
りドア10開放ロック状態おいて、ドア10を開放する
必要がある緊急時には、図23に示す状態から、ドア1
0を開放する方向に操作し、その操作力が第2のストッ
パプレート35Aと第3のストッパプレート35Bの圧
接力以上に達すると、第2のストッパプレート35A
が、その圧接面を第3のストッパプレート35Bの圧接
面に対して摺接させながらアーム32の時計方向の回動
に伴って第1のストッパプレート33と共に一体的に同
方向に回動する。これによって、図22に示すようにド
ア10を全開させ乗員を車両から脱出させることができ
る。
【0083】その他の作用は第1実施例に示すものと同
様であり、その説明は省略する。
【0084】上述したように、この発明の第1実施例、
第2実施例、第3実施例及び第4実施例によれば、ドア
10開放操作時に、ドア10の開放を阻害する障害物
や、ドア10に接近する障害物を距離センサ20により
検出すると、その検出信号によりソレノイド37が作動
し、ロック体36が回動して第1のストッパプレート3
3の係合部33bとの係合が解かれ、第1のストッパプ
レート33がアンロックされ回転可能となる。すると、
第2のストッパプレート35の曲面35cがブラケット
31に当接して第2のストッパプレート35の回動、す
なわちアーム32の回動がロックされる。これによっ
て、ドア10の開放角度を無段階に制御することができ
る。
【0085】図24乃至図29はこの発明の第5実施例
に係り、図24は車両用ドアの開放角度制御装置を装着
した車両の斜視説明図、図25はドアロック機構のドア
半開時における状態を示す正面視説明図、図26は図2
5のXXX−XXX矢視断面説明図、図27はドアロッ
ク機構のドア閉鎖時における状態を示す正面視説明図、
図28はドアロック機構のドア全開時における状態を示
す正面視説明図、図29はドアロック機構の障害物検出
手段により障害物を検出したときの状態を示す正面視説
明図であり、図中、第1実施例に示すものと同一又は同
等のものには同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0086】図において、E5 は第5実施例に係る車両
用ドアの開放角度制御装置で、ヒンジ式のドア10に配
置され、ドア10の開放に支障を生ずる障害物を検出す
る障害物検出手段としての距離センサ20と、ドア10
の開放をロックするドアロック機構30とからなり、こ
のドアロック機構30は、基部をドア10側に設けたブ
ラケット31に固定した軸杆32aに軸着しドア10の
開閉に伴って車体11側に取付けられた連結ロッド38
により回動するアーム32と、このアーム32の軸杆3
2aに軸着された第1のストッパプレート33と、この
第1のストッパプレート33に固定した固定軸33cに
より基部を軸着し長孔35aをアーム32に固定した遊
星軸32cに遊嵌した第2のストッパプレート35C
と、基部を固定軸33cに軸着すると共に付勢手段とし
ての皿ばね35eにより第2のストッパプレート35C
に圧接された第3のストッパプレート35Dと、第1の
ストッパプレート33の係合部33bに係脱して第1の
ストッパプレート33をロック及びアンロック可能にす
るようブラケット31に軸着されたロック体36と、こ
のロック体36を作動するソレノイド37とから構成さ
れている。
【0087】さらに、前記第2のストッパプレート35
Cはその軸着部である固定軸33cを中心として円弧状
に形成され、また、第3のストッパプレート35Dは固
定軸33cを中心として第2のストッパプレート35C
の曲率半径より大きい半径をもって円形に形成され、外
周に歯部35hを有しており、この歯部35hは、第1
のストッパプレート33がロックされ、アーム32の回
動に伴って第2及び第3のストッパプレート35C,3
5Dが回動するとき、ブラケット31側に形成した歯部
39dとの間に一定の隙間を保持するように形成され、
第1のストッパプレート33がアンロックされ回動可能
となり、第1のストッパプレート33と第2及び第3の
ストッパプレート35C,35Dがアーム32と一体的
に回動するとき、ブラケット31側の歯部39dに噛合
して第2及び第3のストッパプレート35C,35Dの
回動、すなわち、アーム32の回動がロックされるよう
に形成されており、ドア10の開放を阻害する障害物
や、ドア10に接近する障害物を距離センサ20により
検出したとき、その検出信号により自動的にドア10の
開放をロックするようにしたことを特徴としている。
【0088】さらに、この発明の第5実施例の構成を詳
細に説明する。
【0089】第2のストッパプレート35Cは扇形状に
形成されており、基部を固定軸33cにブッシュ35f
を介して回動可能に軸着している。また、第3のストッ
パプレート35Dは、その周面に全域にわたって歯部3
5hが形成されている。この歯部35hと対向する位置
に、歯部35hと噛合し得る歯部39dを形成した係合
部材39Aがブラケット31に固定されている。
【0090】そして、第1のストッパプレート33の回
動がロック体36により阻止され、アーム32の回動に
伴って第2及び第3のストッパプレート35C,35D
が固定軸33cを中心として回動するときは、第3のス
トッパプレート35Dの歯部35hは、係合部材39A
の歯部39dと所定の隙間を保持するように設定されて
いる。また、第1のストッパプレート33がアンロック
され回動可能となり、第1のストッパプレート33と第
2及び第3のストッパプレート35C,35Dがアーム
32と一体的に回動するようになると、第3のストッパ
プレート35Dの歯部35hが係合部材39Aの歯部3
9dに噛合して第2及び第3のストッパプレート35
C,35Dの回動、すなわち、アーム32の回動がロッ
クされるように設定されている。
【0091】その他の構成は第1実施例に示すものと同
様であり、その詳細な説明は省略する。
【0092】つぎに、この発明の第5実施例の作用を説
明する。
【0093】図27に示すようにドア10を閉じた状態
からドア10を開き、ドア10外方に障害物がない場合
は、ドア10の開放に伴って連結ロッド38が矢印A方
向に牽引され、これによってアーム32が時計方向に回
動する。この回動に伴って第3のストッパプレート35
Dは、その歯部35hを係合部材39Aの歯部39dと
所定の隙間を保持しながら干渉されることなく、第2の
ストッパプレート35Cと共に時計方向に回動し、図2
8に示すようにドア10を全開状態にすることができ
る。
【0094】ドア10を閉じた状態からドア10を開き
ドア10外方に障害物があったときは、ドア10に配置
された距離センサ20が障害物に所定の距離まで接近
し、障害物を検出すると、その検出信号によりソレノイ
ド37が励磁される。すると、図29に示すように、プ
ランジャ37aが吸引されロック体36が時計方向に回
動し、これによりロック体36のカム部36bと第1の
ストッパプレート33のローラ33bとの係合が解かれ
第1のストッパプレート33は回動可能となる。ここ
で、ドア10をさらに開き、アーム32を時計方向に回
動しようとすると、第1のストッパプレート33と第2
及び第3のストッパプレート35C,35Dがアーム3
2と一体的に回動し、第3のストッパプレート35Dの
歯部35hが係合部材39Aの歯部39dに噛合し、第
2及び第3のストッパプレート35C,35Dの回動、
すなわちアーム32の回動がロックされ、ドア10の開
放が阻止される。このように、ドア10の開放角度を制
御することによって、ドア10と障害物との衝突を防ぐ
ことができる。
【0095】ドア10開放ロック状態からドア10を閉
じると、アーム32が第1のストッパプレート33及び
第2,第3のストッパプレート35C,35Dを伴って
一体的に軸杆32aを中心として反時計方向に回動し、
第1のストッパプレート33のローラ33bがロック体
36のカム部36bと係合可能な位置まで戻る。そし
て、距離センサ20が所定の距離まで離れると、距離セ
ンサ20からの検出信号によりソレノイド37の励磁が
解かれ、プランジャ37aが突出し、図31に示すよう
に、再びロック体36のカム部36bが第1のストッパ
プレート33のローラ33bに係合し、ドア10の閉鎖
状態となる。
【0096】また、車両に異常が発生し、車室内の乗員
が迅速に車両から脱出することが必要な緊急時において
は、ドア10外方に障害物があるときでもドア10を全
開して乗員を車両から脱出させる必要がある。このよう
な場合、図29に示す状態から、ドア10を開放する方
向に操作し、その操作力が第2のストッパプレート35
Cと第3のストッパプレート35Dの圧接力以上に達す
ると、第2のストッパプレート35Cがその圧接面を第
3のストッパプレート35Dの圧接面に対して摺接させ
ながらアーム32の時計方向の回動に伴って第1のスト
ッパプレート33と共に一体的に同方向に回動する。こ
れによって、図28に示すようにドア10を全開させ乗
員を車両から脱出させることができる。
【0097】その他の作用は、第1実施例に示すものと
同様であり、その説明は省略する。
【0098】
【発明の効果】上述した通り、この発明に係る請求項
1,請求項2,請求項3,請求項4請求項6及び請求項
7記載の車両用ドアの開放角度制御装置によれば、ドア
ロック機構にソレノイドが採用されており、これによっ
て、ドア外方に障害物があるときのドアの開放角度を簡
単な構成により無段階に制御することができ、コストの
低減化を図ることができる。
【0099】また、この発明に係る車両用ドアの開放角
度制御装置によれば、ロック及びアンロックを行なうロ
ック体にドアの開く際の荷重が直接作用しないため、ソ
レノイドを採用した簡単な構成のドアロック機構により
ドア外方に障害物があるときのドアの開放角度を制御で
き、小型コンパクト化及びコストの低減化を図ることが
できる。さらに、障害物を障害物検出手段により検出
し、この検出信号によってソレノイドがロック体を作動
させた後は、アームは第2のストッパプレートとブラケ
ットとの間の所定の隙間分回動するだけであるため、障
害物の検出から実際にドアがロックされるまでのドアの
移動量を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る車両用ドアの開放
角度制御装置を装着した車両の斜視説明図である。
【図2】この発明の第1実施例に係り、車両用ドアの開
放角度制御装置のドアロック機構のドア閉鎖時における
状態を示す正面視説明図である。
【図3】図2のIII−III矢視断面説明図である。
【図4】図2のIV−IV矢視断面説明図である。
【図5】この発明の第1実施例に係り、車両用ドアの開
放角度制御装置のドアロック機構のドア全開時における
状態を示す正面視説明図である。
【図6】同じく、障害物検出手段により障害物検出時の
状態を示す正面視説明図である。
【図7】この発明の第2実施例に係る車両用ドアの開放
角度制御装置を装着した車両の斜視説明図である。
【図8】この発明の第2実施例に係り、車両用ドアの開
放角度制御装置のドアロック機構のドア閉鎖時における
状態を示す正面視説明図である。
【図9】図8のIX−IX矢視断面説明図である。
【図10】図8のX−X矢視断面説明図である。
【図11】この発明の第2実施例に係り、車両用ドアの
開放角度制御装置のドアロック機構のドア全開時におけ
る状態を示す正面視説明図である。
【図12】同じく、ドアロック機構の障害物検出手段に
より障害物を検出したときの状態を示す正面視説明図で
ある。
【図13】この発明の第3実施例に係る車両用ドアの開
放角度制御装置を装着した車両の斜視説明図である。
【図14】この発明の第3実施例に係り、車両用ドアの
開放角度制御装置のドアロック機構のドア閉鎖時におけ
る状態を示す正面視説明図である。
【図15】同じく、ドアロック機構のドア全開時におけ
る状態を示す正面視説明図である。
【図16】同じく、ドアロック機構の障害物検出手段に
より障害物を検出したときの状態を示す正面視説明図で
ある。
【図17】この発明の第4実施例に係る車両用ドアの開
放角度制御装置を装着した車両の斜視説明図である。
【図18】この発明の第4実施例に係る車両用ドアの開
放角度制御装置のドアロック機構のドア半開時における
状態を示す正面視説明図である。
【図19】図18のXXIII−XXIII矢視断面説
明図である。
【図20】図18のXXIV−XXIV矢視断面説明図
である。
【図21】この発明の第4実施例に係り、車両用ドアの
開放角度制御装置のドアロック機構のドア閉鎖時におけ
る状態を示す正面視説明図である。
【図22】同じく、ドア全開時における状態を示す正面
視説明図である。
【図23】同じく、障害物検出手段により障害物検出時
の状態を示す正面視説明図である。
【図24】この発明の第5実施例に係る車両用ドアの開
放角度制御装置を装着した車両の斜視説明図である。
【図25】この発明の第5実施例に係る車両用ドアの開
放角度制御装置のドアロック機構のドア半開時における
状態を示す正面視説明図である。
【図26】図25のXXX−XXX矢視断面説明図であ
る。
【図27】この発明の第5実施例に係り、車両用ドアの
開放角度制御装置のドアロック機構のドア閉鎖時におけ
る状態を示す正面視説明図である。
【図28】同じく、ドア全開時における状態を示す正面
視説明図である。
【図29】同じく、障害物検出手段により障害物検出時
の状態を示す正面視説明図である。
【符号の説明】
10 ドア 11 車体 20 障害物検出手段(距離センサ) 30 ドアロック機構 32 アーム 32a 軸杆 32c 遊星軸 33 第1のストッパプレート 33a ギヤ 33b 係合部(ローラ、ロック凹部、カム部) 33c 固定軸 34 ピニオン 34a 軸着部(枢軸) 35 第2のストッパプレート 35A 第2のストッパプレート 35B 第3のストッパプレート 35C 第2のストッパプレート 35D 第3のストッパプレート 35a 長孔 35e 付勢手段(皿ばね) 35h 歯部 36 ロック体 36a 枢軸 37 ソレノイド 38 連結ロッド 39 摺接部材 39A 係合部材 39c 摺接部 39d 歯部 50 ドアロック機構 52 アーム 52a 軸杆 53 ストッパプレート 53a ストッパギヤ 54 ロック体 54b 爪部 55 ソレノイド 56 連結ロッド E1 車両用ドアの開放角度制御装置 E2 車両用ドアの開放角度制御装置 E3 車両用ドアの開放角度制御装置 E4 車両用ドアの開放角度制御装置 E5 車両用ドアの開放角度制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放
    に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ド
    アの開放をロックするドアロック機構とからなり、前記
    ドアロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに
    固定した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り
    付けられた連結ロッドにより回動するアームと、このア
    ームの軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、こ
    の第1のストッパプレートと連係された第2のストッパ
    プレートと、前記第1のストッパプレートの係合部に係
    脱して第1のストッパプレートをロック及びアンロック
    可能にするよう前記ブラケットに軸着されたロック体
    と、このロック体を作動するソレノイドとから構成さ
    れ、さらに、前記第2のストッパプレートは、その軸着
    部を中心として扇形状に形成され、その外形形状は、前
    記第1のストッパプレートがロックされ、前記アームの
    回動に伴って前記第2のストッパプレートが回動すると
    き、前記ブラケットとの間に一定の隙間を保持するよう
    に形成され、前記第1のストッパプレートがアンロック
    されて回動可能となり、この第1のストッパプレート及
    び前記第2のストッパプレートが前記アームと一体的に
    回動するとき、前記ブラケットに当接して前記第2のス
    トッパプレートの回動、すなわち前記アームの回動がロ
    ックされるように形成されており、ドアの開放を阻害す
    る障害物や、ドアの接近する障害物を前記障害物検出手
    段により検出したとき、その検出信号により自動的にド
    アの開放をロックするようにしたことを特徴とする車両
    用ドアの開放角度制御装置。
  2. 【請求項2】 ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放
    に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ド
    アの開放をロックするドアロック機構とからなり、前記
    ドアロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに
    固定した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り
    付けられた連結ロッドにより回動するアームと、このア
    ームの軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、こ
    の第1のストッパプレートに固定した固定軸に基部を軸
    着し長孔を前記アームに固定した遊星軸に遊嵌した第2
    のストッパプレートと、前記第1のストッパプレートの
    係合部に係脱して第1のストッパプレートをロック及び
    アンロック可能にするよう前記ブラケットに軸着された
    ロック体と、このロック体を作動するソレノイドとから
    構成され、さらに、前記第2のストッパプレートは、そ
    の軸着部を中心として扇形状に形成され、その外形形状
    は、前記第1のストッパプレートがロックされ、前記ア
    ームの回動に伴って前記第2のストッパプレートが前記
    第1のストッパプレートの固定軸を中心として回動する
    とき、前記ブラケットとの間に一定の隙間を保持するよ
    うに形成され、前記第1のストッパプレートがアンロッ
    クされて回動可能となり、この第1のストッパプレート
    及び前記第2のストッパプレートが前記アームと一体的
    に回動するとき、前記ブラケットに当接して前記第2の
    ストッパプレートの回動、すなわち前記アームの回動が
    ロックされるように形成されており、ドアの開放を阻害
    する障害物や、ドアに接近する障害物を前記障害物検出
    手段により検出したとき、その検出信号により自動的に
    ドアの開放をロックするようにしたことを特徴とする車
    両用ドアの開放角度制御装置。
  3. 【請求項3】 ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放
    に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ド
    アの開放をロックするドアロック機構とからなり、前記
    ドアロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに
    固定した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り
    付けられた連結ロッドにより回動するアームと、このア
    ームの軸杆に軸着され外周にギヤを有すると共にロック
    凹部を形成した第1のストッパプレートと、この第1の
    ストッパプレートのギヤと噛合するよう前記アームに軸
    着されたピニオンと、このピニオンの軸着部にピニオン
    と一体的に回動するよう取り付けられた第2のストッパ
    プレートと、前記第1のストッパプレートのロック凹部
    に係脱して第1のストッパプレートをロック及びアンロ
    ック可能にするよう前記ブラケットに軸着されたロック
    体と、このロック体を作動するソレノイドとから構成さ
    れ、さらに、前記第2のストッパプレートは、その軸着
    部を中心として扇形状に形成され、その外形形状は、前
    記第1のストッパプレートがロックされ、前記アームの
    回動に伴って前記ピニオンの回転と共に前記第2のスト
    ッパプレートが回動するとき、前記ブラケットとの間に
    一定の隙間を保持するように形成され、前記第1のスト
    ッパプレートがアンロックされて回動可能になり、この
    第1のストッパプレート、ピニオン及び第2のストッパ
    プレートが前記アームと一体的に回動するとき、前記ブ
    ラケットに当接して第2のストッパプレートの回動、す
    なわちアームの回動がロックされるように形成されてお
    り、ドアの開放を阻害する障害物や、ドアに接近する障
    害物を前記障害物検出手段により検出したとき、その検
    出信号により自動的にドアの開放をロックするようにし
    たことを特徴とする車両用ドアの開放角度制御装置。
  4. 【請求項4】 ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放
    に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ド
    アの開放をロックするドアロック機構とからなり、前記
    ドアロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに
    固定した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り
    付けられた連結ロッドにより回動するアームと、このア
    ームの軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、前
    記アームに固定した遊星軸に軸着され長孔を前記第1の
    ストッパプレートに固定した固定軸に遊嵌した第2のス
    トッパプレートと、前記第1のストッパプレートの係合
    部に係脱して第1のストッパプレートをロック及びアン
    ロック可能にするよう前記ブラケットに軸着されたロッ
    ク体と、このロック体を作動するソレノイドとから構成
    され、さらに、前記第2のストッパプレートは、その軸
    着部を中心として扇形状に形成され、その外形形状は、
    前記第1のストッパプレートがロックされ、前記アーム
    の回動に伴って前記第2のストッパプレートが前記第1
    のストッパプレートの固定軸を中心として回動すると
    き、前記ブラケットとの間に一定の隙間を保持するよう
    に形成され、前記第1のストッパプレートがアンロック
    されて回動可能となり、この第1のストッパプレート及
    び前記第2のストッパプレートが前記アームと一体的に
    回動するとき、前記ブラケットに当接して前記第2のス
    トッパプレートの回動、すなわち前記アームの回動がロ
    ックされるように形成されており、ドアの開放を阻害す
    る障害物や、ドアに接近する障害物を前記障害物検出手
    段により検出したとき、その検出信号により自動的にド
    アの開放をロックするようにしたことを特徴とする車両
    用ドアの開放角度制御装置。
  5. 【請求項5】 ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放
    に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ド
    アの開放をロックするドアロック機構とからなり、この
    ドアロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに
    固定した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取り
    付けられた連結ロッドにより回動するアームと、このア
    ームの軸杆に連接され外周にストッパギヤを有するスト
    ッパプレートと、このストッパプレートのストッパギヤ
    と噛合しその回動を阻止するロック体と、このロック体
    を作動するソレノイドとから構成されており、ドアの開
    放を阻害する障害物や、ドアに接近する障害物を前記障
    害物検出手段により検出したとき、その検出信号により
    自動的にドアの開放をロックするようにしたことを特徴
    とする車両用ドアの開放角度制御装置。
  6. 【請求項6】 ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放
    に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ド
    アの開放をロックするドアロック機構とからなり、前記
    ドアロック機構は、基部をドア側に設けたブラケットに
    固定した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取付
    けられた連結ロッドにより回動するアームと、このアー
    ムの軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、この
    第1のストッパプレートに固定した固定軸に基部を軸着
    し、長孔を前記アームに固定した遊星軸に遊嵌した第2
    のストッパプレートと、基部を固定軸に軸着すると共
    に、付勢手段により前記第2のストッパプレートに圧接
    された第3のストッパプレートと、前記第1のストッパ
    プレートの係合部に係脱して第1のストッパプレートを
    ロック及びアンロック可能にするようブラケットに軸着
    されたロック体と、このロック体を作動するソレノイド
    とから構成され、さらに、前記第2及び第3のストッパ
    プレートは、その軸着部を中心として円弧状に形成さ
    れ、その外形形状は、前記第1のストッパプレートがロ
    ックされ、前記アームの回動に伴って前記第2及び第3
    のストッパプレートが回動するとき、前記ブラケットと
    の間に一定の隙間を保持するように形成され、前記第1
    のストッパプレートがアンロックされ回動可能となり、
    この第1のストッパプレートと前記第2及び第3のスト
    ッパプレートが前記アームと一体的に回動するとき、前
    記ブラケットに当接して前記第2及び第3のストッパプ
    レートの回動、すなわち、前記アームの回動がロックさ
    れるように形成されており、ドアの開放を阻害する障害
    物や、ドアに接近する障害物を前記障害物検出手段によ
    り検出したとき、その検出信号により自動的にドアの開
    放をロックするようにしたことを特徴とする車両用ドア
    の開放角度制御装置。
  7. 【請求項7】 ヒンジ式のドアに配置され、ドアの開放
    に支障を生ずる障害物を検出する障害物検出手段と、ド
    アの開放をロックするドアロック機構とからなり、前記
    ドアロック機構は、基部をドアに設けたブラケットに固
    定した軸杆に軸着しドアの開閉に伴って車体側に取付け
    られた連結ロッドにより回動するアームと、このアーム
    の軸杆に軸着された第1のストッパプレートと、この第
    1のストッパプレートに固定した固定軸により基部を軸
    着し長孔を前記アームに固定した遊星軸に遊嵌した第2
    のストッパプレートと、基部を前記固定軸に軸着すると
    共に付勢手段により前記第2のストッパプレートに圧接
    された第3のストッパプレートと、前記第1のストッパ
    プレートの係合部に係脱して第1のストッパプレートを
    ロック及びアンロック可能にするようブラケットに軸着
    されたロック体と、このロック体を作動するソレノイド
    とから構成され、さらに、前記第2のストッパプレート
    はその軸着部を中心として円弧状に形成され、また、前
    記第3のストッパプレートはその軸着部を中心として前
    記第2のストッパプレートの曲率半径より大きい半径を
    もって円形に形成され、外周に歯部を有しており、この
    歯部は、前記第1のストッパプレートがロックされ、前
    記アームの回動に伴って前記第2及び第3のストッパプ
    レートが回動するとき、前記ブラケット側に形成した歯
    部との間に一定の隙間を保持するように形成され、前記
    第1のストッパプレートがアンロックされ回動可能とな
    り、前記第1のストッパプレートと前記第2及び第3の
    ストッパプレートが前記アームと一体的に回動すると
    き、前記ブラケット側の歯部に噛合して前記第2及び第
    3のストッパプレートの回動、すなわち、前記アームの
    回動がロックされるように形成されており、ドアの開放
    を阻害する障害物や、ドアに接近する障害物を前記障害
    物検出手段により検出したとき、その検出信号により自
    動的にドアの開放をロックするようにしたことを特徴と
    する車両用ドアの開放角度制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030067779A (ko) * 2002-01-30 2003-08-19 윤덕현 차량 도어 열림각 제어 장치
KR100803551B1 (ko) * 2006-07-14 2008-02-15 현대자동차주식회사 차량 도어의 개폐각 제어 시스템

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