JPH08294542A - 放射線照射方法及びその装置 - Google Patents

放射線照射方法及びその装置

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JPH08294542A
JPH08294542A JP10340095A JP10340095A JPH08294542A JP H08294542 A JPH08294542 A JP H08294542A JP 10340095 A JP10340095 A JP 10340095A JP 10340095 A JP10340095 A JP 10340095A JP H08294542 A JPH08294542 A JP H08294542A
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JP
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Application number
JP10340095A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tadokoro
昌宏 田所
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加速器からの誤動作によるビーム出射をなくす
ための安全装置を提供し、放射線の患部集中性を向上さ
せると共に、運転パターンの簡単化を行うことにある。 【構成】呼吸センサ1で呼吸を検出し、検出信号発生器
2はスレッシュホールドを設定し、呼吸信号1aがスレ
ッシュホールド以下になった場合に検出信号2bを発生
する。円形加速器の制御装置3は、出射準備完了時、出
射準備完了信号3bを発生する。比較装置4は二つの信
号2b及び3bが発生したときのみ出射信号4aを発生
する。出射信号4aにより高周波5aをオン/オフし、
高周波5bをビームに印加してビームを出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用加速器からの放射
線照射方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、特開昭59−88160 号公報に記載
されているように、患部の位置を超音波断層装置によっ
て測定し、その結果に基づき、放射線照射を行ってい
た。また、これとは別に、呼吸と患部の位置との関係を
予め、測定し、放射線治療を行う方法も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】陽子線,重粒子線等で
臓器に放射線を当てる場合、呼吸により照射位置が移動
するため、患部への照射線量が減り、治療効果が低下す
るという問題がある。また、人体への放射線照射である
ので安全性には特に注意する必要がある。
【0004】本発明の目的は、加速器からの誤動作によ
るビーム出射をなくすための安全装置を提供することに
ある。また、放射線の患部集中性を向上させると共に、
運転パターンの簡単化を行うものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は呼吸を検出する呼吸センサの信号が一定値
以下となると検出信号を発生する検出信号発生器を有す
る。
【0006】また、呼吸を検出する呼吸センサの信号が
一定範囲内になると検出信号を発生する検出信号発生器
を有する。
【0007】また、加速器が出射準備完了のとき出射準
備完了信号を発生する加速器の制御装置である。
【0008】また、前記検出信号発生時と出射準備完了
信号発生時のみ出射信号を発生させる比較装置を有す
る。
【0009】また、前記比較装置の出射信号発生時に、
加速器中を周回するビームに高周波を印加し、周回ビー
ムの振動振幅を増大させ、加速器外にビームを取り出す
手段を設ける。
【0010】また、医療用加速器の運転を、呼吸と非同
期に行う。
【0011】
【作用】本発明の検出信号発生器は、呼吸センサが一定
値以下か、ある一定範囲内にあるとき検出信号を発生す
る。加速器の制御装置は、加速終了時または出射準備完
了時に出射準備完了信号を発生する。検出信号と出射準
備完了信号が発生した場合のみ比較装置は出射信号を発
生する。出射信号が発生している間だけ加速器からビー
ムを出射する。二つの信号を検出し、出射を開始するの
で安全性に優れる。加速器中を周回するビームに高周波
を印加し、周回ビームの振動振幅を増大させ、加速器外
にビームを取り出す医療用加速器では、出射信号が発生
している間のみ、高周波をオンするスイッチ等の手段を
設けることにより、スイッチのオン/オフ動作で、加速
器からビームを取り出し照射することが出きる。
【0012】また、加速器の一連の運転(入射,加速,
蓄積,減速)を、呼吸と非同期に行うことにより、加速
器は一定周期で運転できるので、制御が簡単になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、照射装置の構成を示す。各種信号の時
系列信号は図2を用い説明する。患者10に取付けられ
た呼吸センサ1で呼吸を検出する。呼吸信号1aは、検
出信号発生器2に入力させる。検出信号発生器2では、
スレッシュホールド2aを設定し、呼吸信号1aがスレ
ッシュホールド2a以下になった場合に2bの検出信号
を発生する。円形加速器の制御装置3は、3aで一例に
示すパターンで周期Tで運転する。3aの加速終了時、
即ち出射準備完了時、円形加速器の制御装置3は、出射
準備完了信号3bを発生する。検出信号2bと出射準備
完了信号3bは、比較装置4に入力する。比較装置は、
2信号の論理積回路等で構成し、2信号が発生したとき
のみ出射信号4aを発生する。高周波を円形加速器中を
周回するビームに印加し、ビームの振動振幅を増大さ
せ、ビームを出射する加速器に於ては、高周波発生装置
5の出力高周波5aの後段に、高周波スイッチ等のオン
/オフスイッチ6を設置し、出射信号4aにより高周波
5aをオン/オフし、高周波5bをビームに印加する。
これにより、円形加速器中を周回するビームは出射さ
れ、患者10の患部11を放射線12で照射できる。
【0014】次に、図3,図4を用い、第2の実施例に
ついて説明する。図3は、出射に高周波を使用しない四
極電磁石の励磁量のみの制御で、出射する円形加速器に
適応した例である。各種信号を図4に示す。患者10に
取付けられた呼吸センサ1で呼吸を検出する。呼吸信号
1aは、検出信号発生器2に入力させる。検出信号発生
器2では、スレッシュホールド20a,20bを設定
し、呼吸信号1aがスレッシュホールド20aから20
bの範囲内にある場合に2bの検出信号を発生する。円
形加速器の制御装置3は、3aで一例に示すパターンで
周期Tで運転する。3aの加速終了時、即ち出射準備完
了時、円形加速器の制御装置3は、出射準備完了信号3
bを発生する。検出信号2bと出射準備完了信号3b
は、比較装置4に入力する。比較装置は、2信号の論理
積回路等で構成し、2信号が発生したときのみ出射信号
4aを発生する。出射信号4aは、円形加速器の制御装
置3に出力され、制御装置は出射信号4aを検出し、円
形加速器中の四極電磁石の励磁量の調整を開始する。円
形加速器中を周回するビームは共鳴を発生し出射され、
患者10の患部11を放射線12で照射できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、検出信号発生器が、呼
吸センサが一定値以下か、ある一定範囲内にあるとき検
出信号を発生し、加速器の制御装置が、加速終了時また
は出射準備完了時に出射準備完了信号を発生したときの
み比較装置は出射信号を発生し、出射信号が発生してい
る間だけ加速器からビームを出射する。二つの信号を検
出し、出射動作を開始するので誤動作が防げ安全性に優
れる。呼吸センサが一定値以下か、ある一定範囲内で照
射を行うため、常に一定位置での放射線照射が行える。
【0016】また、加速器の一連の運転(入射,加速,
蓄積,減速)を、呼吸と非同期に行うことにより、加速
器は一定周期で運転できるので、制御が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】照射装置の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】照射装置の時系列信号を示すタイミングチャー
ト。
【図3】照射装置の第2の実施例を示すブロック図。
【図4】照射装置の時系列信号を示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1…呼吸センサ、2…検出信号発生器、3…円形加速器
の制御装置、4…比較装置、5…高周波発生装置、6…
高周波スイッチ、10…患者、11…患者の患部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加速器からのイオンビームを患者に照射
    し、放射線治療を行う放射線照射装置に於て、呼吸を検
    出する呼吸センサの信号が一定値以下となると検出信号
    を発生する検出信号発生器と,前記加速器が出射準備完
    了のとき出射準備完了信号を発生する加速器の制御装置
    と,前記二つの信号を比較し、前記検出信号発生時と出
    射準備完了信号発生時のみ出射信号を発生させる比較装
    置を有することを特徴とする放射線照射装置。
  2. 【請求項2】加速器からのイオンビームを患者に照射
    し、放射線治療を行う放射線照射装置に於て、呼吸を検
    出する呼吸センサの信号が一定範囲内のとき検出信号を
    発生する検出信号発生器と,前記加速器が出射準備完了
    のとき出射準備完了信号を発生する加速器の制御装置
    と,前記二つの信号を比較し、前記検出信号発生時と出
    射準備完了信号発生時のみ出射信号を発生させる比較装
    置を有することを特徴とする放射線照射装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記比較装置
    の出射信号発生時のみ加速器からビームを取り出す放射
    線照射方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記比較装置
    の出射信号発生時に、加速器中を周回するビームに高周
    波を印加し、周回ビームの振動振幅を増大させ、加速器
    外にビームを取り出す放射線照射装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2または4において、呼吸と非
    同期に入射,加速,蓄積,減速等一連の加速器の運転を
    行う放射線照射装置。
JP10340095A 1995-04-27 1995-04-27 放射線照射方法及びその装置 Pending JPH08294542A (ja)

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JP10340095A JPH08294542A (ja) 1995-04-27 1995-04-27 放射線照射方法及びその装置

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ID=14353012

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JP10340095A Pending JPH08294542A (ja) 1995-04-27 1995-04-27 放射線照射方法及びその装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008187208A (ja) * 2008-04-28 2008-08-14 Sharp Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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