JPH08294538A - 植え込み可能なペースメーカ - Google Patents

植え込み可能なペースメーカ

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JPH08294538A
JPH08294538A JP8042057A JP4205796A JPH08294538A JP H08294538 A JPH08294538 A JP H08294538A JP 8042057 A JP8042057 A JP 8042057A JP 4205796 A JP4205796 A JP 4205796A JP H08294538 A JPH08294538 A JP H08294538A
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Joseph J Florio
ジエイ フロリオ ジヨセフ
Roy B Medlin
ビー メドリン ロイ
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Pacesetter Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として心房追跡モードで作動するべくプロ
グラムされた植え込み可能なデュアルチャンバペースメ
ーカにおいて、2:1ブロック応答モードへのエントリ
およびそれからのエクシットの一致したレートを維持す
る。 【解決手段】 心臓の心房チャンバのなかで内因性の心
房レートを検出するための心房検出手段と、心臓の心房
および心室チャンバに供給するために整調パルスを発生
するためのパルス発生手段と、心房を追跡し、また内因
性の心房レートがブロックエントリレートを越える時に
2:1ブロック応答で心室内で整調するため、また内因
性の心房レートが実質的にブロックエントリレートに等
しいブロックエクシットレート以下に低下する時に2:
1ブロック応答を終了するため、心房検出手段およびパ
ルス発生手段に接続されている制御手段とを含んでい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に心臓ペース
メーカに関し、一層詳細には、心房追跡モードで作動す
るべくプログラムされるレート応答式でプログラム可能
なデュアルチャンバペースメーカであって、心房不応周
期の間に連続的に検出される内因性の心房レートに従っ
てレート応答AV遅延値を設定することにより、2:1
ブロック応答モードへのエントリおよびそれからのエク
シットの一致した心房レートを維持するペースメーカに
関する。
【0002】
【従来の技術】本質的に、心臓は身体を通じて血液のポ
ンピングを行うポンプである。それは4つのチャンバ、
すなわち2つの心房および2つの心室から成っている。
心臓がポンプとしてのその機能を効率的に実行するため
には、心房筋肉の心室筋肉が正しい順序およびタイミン
グで収縮しなければならない。
【0003】所与の心臓サイクル(心臓の1つの“拍”
に相当する)のなかで、2つの心房が収縮して、そのな
かの血液を心室のなかに送り出す。その直後に2つの心
室が収縮して、そのなかの血液を(右心室から)肺へ、
または(左心室から)身体を通じて送り出す。一方では
身体からの血液が右心房を満たし、また肺からの血液が
左心房を満たして、次のサイクルの開始を待つ。典型的
な健康な成人の心臓は安静中は60〜80拍毎分(bp
m)のレートで拍動し、また成人が激しい身体運動をし
ている時または他の生理学的ストレスを受けている時に
はそのレートを140〜180bpmに増し得る。
【0004】健康な心臓はそのリズムを右心房の上側部
分に位置するそのSA結節から制御する。SA結節は一
般に“サイナス”または“内因性”レートと呼ばれるレ
ートで電気パルスを発生する。このパルスは心房が収縮
すべき時または(140〜220ミリ秒のオーダーの)
適当な遅延の後に心房組織に供給され、心室が収縮すべ
き時に心室組織に伝播する。
【0005】心房が収縮する時、P波と呼ばれる検出可
能な電気信号が発生される。心室が収縮する時、R波と
呼ばれる検出可能な電気信号が発生される。主として心
室筋肉組織は心房筋肉組織よりもはるかに大きい塊であ
るので、R波はP波よりもはるかに長い。心房筋肉組織
は血液を非常に短い距離だけ(それぞれの心房からその
対応する心室へ)動かすのに十分な収縮をするだけでよ
い。他方において、心室筋肉組織は血液を長い距離(た
とえば身体全体のすべての循環系を通じて)を経て押す
のに十分な収縮をしなければならない。
【0006】Q波(R波の直前の負の振れである)、S
波(R波の直後の負の振れである)およびT波(心室筋
肉組織の再分極を表す)のような他の電気信号または波
も心臓サイクルのなかで検出可能である。
【0007】心臓が拍動し得ない場合(すなわち、SA
結節が適切なサイナスレートでその固有の自然の刺激パ
ルスの発生に失敗する場合、またはこのような自然の刺
激パルスが適切な心臓チャンバに有効に伝播しない場
合)に、心臓の適切なチャンバ(心房、心室または双
方)に電気刺激パルスを与えることがペースメーカの機
能である。最近のペースメーカはこの機能を、心臓の適
切なチャンバをP波またはR波の生起に関してモニター
することにより検出されるように、心臓がその固有の拍
動をしていない時にのみペースメーカからの刺激パルス
が心臓に与えられる“デマンド”モードで作動すること
により達成する。もしP波またはR波が予め定められた
周期(しばしば逸走間隔と呼ばれる)のなかで検出され
ないならば、刺激パルスがこの予め定められた周期の終
了時に発生され、またペースメーカリードを経て適切な
心臓チャンバに供給される。
【0008】最近のプログラム可能なペースメーカには
一般に2つの形式、すなわち(1)シングルチャンバペ
ースメーカ、および(2)デュアルチャンバペースメー
カがある。シングルチャンバペースメーカでは、ペース
メーカは刺激パルスを心臓の単一のチャンバ(たとえば
右心室もしくは右心房)に与え、またそのなかの心臓活
動を検出する。デュアルチャンバペースメーカでは、ペ
ースメーカは心臓の2つのチャンバ(たとえば右心室お
よび右心房の双方)に与え、またそれらのなかの心臓活
動を検出する。左心房および左心室も、適切な電気接触
がそれらとなされているならば、整調され得る。
【0009】ペースメーカの種々の形式および各々の利
点および欠点については多くの説明がなされている。た
とえば、米国特許第 4,712,555号明細書にはペースメー
カに関する背景情報およびそれらの患者とのインタフェ
ースの仕方が記載されている。この特許明細書の内容全
体を参照によりここに組み入れるものとする。
【0010】現在得られる最も多面的なプログラム可能
なペースメーカの一つはDDDRペースメーカである。
このペースメーカは心房および心室の双方のなかで検出
および整調を行うことができ、また患者の活動レベルの
ような1つまたはそれ以上の生理学的因子に基づいて整
調レートの調節を行うことができる完全に自動的なペー
スメーカである。正しく機能している時、DDDRペー
スメーカはペースメーカの使用と結び付けられるいくつ
かの欠点を制限し得る。たとえば、DDDRペースメー
カは徐脈支援を行いながらAV同期を維持し得る。
【0011】一般に、DDDR整調は4つの機能状態、
すなわち(1)P波検出、心室整調(PV)、(2)心
房整調、心室整調(AV)、(3)P波検出、R波検出
(PR)、および(4)心房整調、R波検出(AR)を
有する。有利には、完全または部分的な心臓閉塞を有す
る患者に対して、DDDRペースメーカのPV状態は心
臓のSA結節により設定されている心房レートを追跡
し、また次いでこの心房レートに追従するレートで心室
のなかで整調する。SA結節により設定されるレート
は、(少なくとも正しく機能しているSA結節を有する
心臓に対して)身体の生理学的需要を満たすために心臓
が拍動すべきレートを表すので、このようなペースメー
カにより心室のなかに維持されるレートは真に生理学的
である。
【0012】当業者は心房追跡ペースメーカを使用する
ことの利点を以前から認識してきた。たとえば米国特許
第 4,624,260号明細書には、条件付きの心房追跡能力を
有するマイクロプロセッサ援用デュアルチャンバペース
メーカが開示されている。同様に米国特許第 4,485,818
号明細書には、心房レート追跡モードを含めて複数個の
可能な作動モードの一つで作動するべくプログラムされ
得るマイクロプロセッサ援用デュアルチャンバペースメ
ーカが開示されている。
【0013】不幸なことに、いくつかの場合には、所与
の患者が病的頻脈、細動またはフラッタのような病的不
整脈に起因する速い心房リズムを生じ得る。これらの場
合に、DDDRペースメーカはプログラムされた最大追
跡レート(MTR)まで検出された心房不整脈に応答し
て心室を整調し得る。MTRはペースメーカが内因性の
心房レートを追跡している時の心室レートに対する上限
を定める。その結果として、MTRは、内因性の心房レ
ートにかかわらず、心室がそれ以上では整調され得ない
限度を設定する。こうして、MTRの目的は、もし内因
性の心房レートが非常に速くなり、またペースメーカが
1:1AV同期で心房活動を追跡しようと試みるなら
ば、生じ得るであろう速い心室刺激を防止することであ
る。
【0014】内因性の心房レートがMTRを越える時、
ペースメーカは心房追跡モードから非心房レート追跡モ
ードへのペースメーカの作動モードの自動的な切換のよ
うな1つまたはそれ以上の上側心房レート応答機能を開
始し得る。しかしいくつかの場合には、モード切換は望
ましい上側レート応答ではない。最も以前に知られてい
るモード切換技術は完全にまたは部分的に特定のしきい
心房レート(MTRのような)を越える患者の検出され
る心房レートにに基づいている。このモード切換規範は
身体活動に起因する正常なサイナス頻脈を呈する患者に
対して問題を惹起し得る。モード切換技術と結び付けら
れる他の困難は、モード切換が場合によっては、ペース
メーカの心房検出チャネルに存在する電気ノイズに起因
して、または名ばかりの速いP波に起因して生起するこ
とである。これらの場合には、MTRをわずかに越える
レートは病的不整脈の指標ではない。これらの患者はこ
うして、心房レートがMTRを越え、また次いでMTR
以下に低下するにつれて、望ましくない頻繁なモード切
換の生起にさらされ得る。
【0015】高い心房レートへの心臓の自然の応答は、
高い心房レートが特定の自然しきい、たとえば心臓組織
の不応周期を越える時に、AV結節がその折の心室拍動
を“ドロップアウト”することによりAV同期の形態を
維持しようと試みる“ブロッキング”として知られてい
る現象を含んでいる。ブロッキング現象はしばしば心房
拍動と心室拍動との比(たとえば6:5、4:3など)
として表される。特に重要なのは、心室拍動の各1つに
対して2つの心房拍動が存在する2:1ブロック条件で
ある。2:1ブロック条件は、その間は完全な(すなわ
ち1:1の比での)心室レート同期化は患者にとって危
険であろう非常に速い心房レートへの自然の応答であ
る。
【0016】植え込み可能な刺激装置はこの2:1条件
を、装置のプログラムされた心臓の全不応周期(TAR
P)までP波を追跡することによりエミュレートする。
すなわち、全不応周期のなかで生ずるP波は追跡され
ず、また装置は“2:1応答モード”を有すると言われ
る。
【0017】加えて、2:1ブロック応答モードはペー
スメーカにより媒介される頻脈の可能性を減ずる。ペー
スメーカにより媒介される頻脈は、心室に供給される整
調パルスが各整調パルスの供給の直後に退行性P波を心
房に伝導されるようにする時に生起し得る。これは、心
室パルスが供給された心臓サイクルの間に生起する追加
的なP波に起因して見掛け上の心房レートを増大させ
る。心室は典型的に心房レートと完全同期して整調され
ているので、心室整調レートが退行性伝導により惹起さ
れる高い心房レートに追随するべく増大するにつれて頻
脈が生ずる。2:1ブロック応答モードの間は、心室は
心房レートよりも低いレートで整調される。なぜなら
ば、心室事象の直後に生起するP波は心室整調レートを
計算する目的に対して無視されるからである。その結果
として、2:1ブロック応答モードはペースメーカが頻
脈レートで心室を整調するのを防止する。
【0018】2:1ブロック応答モードは、高い心房レ
ートの短い発生を処理するのに、また退行性P波に起因
してペースメーカにより媒介される頻脈の生起を防止す
るのに有効な応答である。しかし2:1ブロック応答モ
ードは、もしそれがプログラムされた長い心房不応周期
に起因して延長された周期にわたり維持されるならば、
患者にとって不快になり得る。なぜならば、整調レート
が必要とされる生理学的レートの1/2であるからであ
る。
【0019】いくつかのペースメーカは内因性の心房レ
ートがMTRを越える時に心室整調レートを減ずること
により上側心房レートとして自然ブロック条件をエミュ
レートするべく試みてきた。MTRは心室が整調され得
る最大安全レートとして開業医によりプログラムされて
いるので、内因性の心房レートがMTRを越える時、危
険な上側レート条件が存在するとみなされ、また心室整
調レートが、それがMTRを越えるのを防止するため
に、減ぜられる。
【0020】ペースメーカは、整調もしくは検出された
心臓事象により開始される心房不応周期として知られて
いるプログラム可能なパラメータを組み入れている。全
心房不応周期(TARP)とも呼ばれる心房不応周期は
2つのセグメントから成っている。AV遅延(AVD)
として知られている第1のセグメントは整調または検出
された心房事象により開始される。ポスト心室心房不応
周期(PVARP)として知られている第2のセグメン
トは整調または検出された心室事象により開始される。
TARP(ミリ秒(ms)で測定された)は2:1ブロ
ックが生起するレート、すなわち2:1ブロックレート
に逆比例しており、2:1ブロックレートは拍毎分(b
pm)への換算のためには60000÷TARPであ
る。その結果として、内因性の心房レートがTARPに
より指定されたレートを越える時、1つまたはそれ以上
の心房事象がTARPの間に生起する。たとえば、もし
2:1ブロックレートが160bpmであれば、TAR
Pは60000÷160または375msである。もし
内因性の心房レートが200bpmであれば、心房事象
の間の間隔は60000÷200または300msであ
り、このことは1つの心房事象が375msのTARP
のなかで生起することを意味する。従って、TARPの
間に生起する心房事象は心室を整調する目的に対してペ
ースメーカによりカウントされない。その代わりに、T
ARPの外側で生起する心房事象のみが、“検出される
機能的な心房レート”を導き出すためにカウントされ
る。ペースメーカは次いで、検出される機能的な心房レ
ートに追従するレートで心室を整調する。内因性の心房
レートが増大するにつれて、他の全ての心房事象がTA
RPのなかで生ずるまで、TARPの間の心房事象の生
起の可能性は一層高くなる。TARPの間に生起する心
房事象はカウントされないので、検出される機能的な心
房レート(従ってまた心室整調レート)は近似的に内因
性の心房レートの1/2であり、また2:1ブロック応
答モードが入れられる。内因性の心房レートが減少し始
める時、減少する数の心房事象はTARPのなかで生起
する。内因性の心房レートが2:1ブロックレート以下
に低下する時、それは検出される機能的な心房レートに
等しい。なぜならば、心房事象がTARPの間に生起し
ない(すなわち心房事象がスキップされない)からであ
る。
【0021】ペースメーカテクノロジーの進歩は整調中
の真の生理学的心臓活動を近似するという要求により押
し進められてきた。心臓の生理学的挙動を模擬する1つ
のペースメーカ機能はレート応答性AV遅延(RRAV
D)である。RRAVDはペースメーカが、最小の予め
設定された短縮されたAVD値が到達されるまで内因性
の心房レートが増大するにつれて、AVDをその基本値
からプログラムされたインクレメントで漸次に減ずるこ
とにより、内因性の心房レートの変化に応答することを
許す。この機能は“レート応答性AV遅延短縮”と呼ば
れる。この最小の予め設定されたAVDは通常、2:1
ブロック条件が入れらる以前に内因性の心房レートが上
側レートしきいを越える時に到達される。こうして、P
VARPと組み合わされたRRAVDは心房レートの変
化に応答してTARPが変化することを可能にする。レ
ート応答性不応周期は、それが心臓の生理学的挙動を密
にエミュレートし、また患者の快適さを増すので、有利
である。
【0022】たいていのレート応答性ペースメーカ機能
と同様に、以前から知られているペースメーカのRRA
VDは検出される機能的な心房レートに基づいている。
なぜならば、RRAVD機能を備えた以前から知られて
いるレート応答性ペースメーカはTARPの間に生起す
る心房事象を検出しないからである。このことは、内因
性の心房レートが2:1ブロックレート以下である時に
は問題を呈さない。なぜならば、その点までは、内因性
の心房レートが検出される機能的な心房レートに等しい
からである。しかし内因性の心房レートが2:1ブロッ
クレートを越える時には、検出される機能的な心房レー
トは、TARPの間に生起する心房事象が無視されるの
で、その値を低下し始める。2:1ブロック応答モード
が典型的にTARPに等しいブロックエントリレートで
到達される時、RRAVDはその最小値からその基本値
へリセットされる。なぜならば、検出される機能的な心
房レートに従って、心房レートが上側レート限界のはる
かに下であるからである。この現象の結果としてTAR
Pはより高い値に調節され、またこうして2:1ブロッ
ク条件が出られ得るブロックエクシットレートを変更す
る。その結果として、ブロックエクシットレートはブロ
ックエントリレートよりも低い。なぜならば、ブロック
エクシットレートはより高いTARP(最大値AVDを
組み入れる)に基づいており、他方においてブロックエ
ントリレートはより低いTARP(最小AVDを組み入
れる)に基づいているからである。こうして、患者は必
要以上に長く2:1ブロック応答モードにとどまるよう
に強制される。なぜならば、ペースメーカが2:1ブロ
ック応答モードから出るためには、内因性の心房レート
がブロックエクシットレート(2:1ブロック応答モー
ドが入れられたブロックエントリレートよりも低いレー
ト)以下のレートに低下しなければならないからであ
る。
【0023】2:1ブロックへのエントリおよびそれか
らのエクシットの一致しないレートは心臓の生理学的挙
動に矛盾し(自然に生起する2:1ブロック条件へのエ
ントリおよびそれからのエクシットのレートが相対的に
一致する)、また患者に不快感を与え得る。さらに、
2:1ブロックへのエントリおよびそれからのエクシッ
トの一致しないレートはペースメーカに必要以上に長く
2:1ブロック応答モードを維持させ、さらに延長され
た2:1ブロック応答モードと結び付けられる不快感の
可能性を増す。
【0024】こうして、RRAVD機能を備えたペース
メーカに対して、2:1ブロック応答モードへのエント
リおよびそれからのエクシットの一致したレートを維持
することが望ましい。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記の
欠点および制限を克服することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、主とし
て心房追跡モードで作動するべくプログラムされる植え
込み可能なデュアルチャンバペースメーカであって、心
房不応周期の間に生起する心房事象を組み入れる連続的
にモニターされる内因性の心房レートに従ってレート応
答性のAV遅延値を設定することにより、2:1ブロッ
ク応答モードへのエントリおよびそれからのエクシット
の一致した心房レートを維持するペースメーカが提供さ
れる。
【0027】本発明のペースメーカは、ペースメーカの
作動を制御するための制御システムと、心房および心室
信号の受信および心房および心室刺激パルスの供給のた
めのリードの組と、心房および心室信号を増幅するため
の増幅器の組と、心房および心室刺激パルスを発生する
ためのパルス発生器とを含んでいる。加えて、ペースメ
ーカは、制御システムに対する作動パラメータを記憶す
るため、また外部プログラマを使用しての開業医による
その後の検索のために制御システムにより取得されたデ
ータを記憶するためのメモリを含んでいる。ペースメー
カは外部プログラマと通信するためのテレメトリ回路を
も含んでいる。
【0028】本発明のペースメーカは内因性の心房レー
トの変化に応答してその値を変化するレート応答性AV
遅延(RRAVD)の機能を備えている。内因性の心房
レートが第1のしきいレート(TR1)よりも低いかそ
れに等しい時、RRAVDはその最も高い値に設定され
る。内因性の心房レートがTR1と第2のしきいレート
(TR2)との間である時、RRAVDは1つまたはそ
れ以上の中間的な値に設定される。最後に、内因性の心
房レートがTR2に等しいかそれを越える時、RRAV
Dはその最小値に設定される。内因性の心房レートに基
づくRRAVDは、それが心房レートの増大時に不応周
期の自然の短縮を模擬するので、有利である。
【0029】不応周期の間に生起する心房事象を検出せ
ず(すなわち内因性の心房レートがTARPを越える時
には内因性の心房レートを無視し)、また検出される機
能的な心房レートに基づいてRRAVD設定を行う従来
から知られているレート応答性ペースメーカと異なっ
て、本発明のペースメーカは不応周期のなかで生起する
ものも含めて心房事象のすべてを検出することにより内
因性の心房レートを連続的にモニターし、また内因性の
心房レートに基づいてRRAVD設定を行う。内因性の
心房レートがTR2を越える時、RRAVDはその最小
値に設定され、こうしてTARPを同じくその最小値に
設定されるようにする。この最小のTARPはブロック
エントリレートに逆比例している。なぜならば、ブロッ
クエントリレートは60000÷TARPに等しいから
である。
【0030】内因性の心房レートがブロックエントリレ
ートを越える時、ペースメーカは内因性の心房レートの
値をモニターし続け、またRRAVDは、内因性の心房
レートがブロックエントリレートよりも高いので、その
最小値にとどまる。その結果として、TARPは、2:
1ブロック応答モードの間(すなわち内因性の心房レー
トがブロックエントリレートよりも大きい間)、相対的
に一定の値にとどまる。TARPが2:1ブロック応答
モードの間は相対的に一定の値にとどまるので、ブロッ
クエクシットレートはブロックエントリレートの場合と
同一の値に基づいている。検出される機能的な心房レー
トは心室整調レートを決定するために使用され、またR
RAVDを設定するためには使用されない。
【0031】本発明のペースメーカは健康な心臓の生理
学的挙動を密に模擬し、また、不応周期のなかで生ずる
ものも含めて心房事象のすべてを検出することにより、
また2:1ブロック応答モードへのエントリのレートと
それからのエクシットのレートとを一致させるため内因
性の心房レートのほうにRRAVDの設定をバイアスさ
せることにより、患者の快適さを改善する。本発明の他
の局面では、2:1ブロック応答モードへのエントリの
レートとそれからのエクシットのレートとを一致させる
ための方法が提案される。
【0032】
【実施例】本発明の上記および他の利点は添付図面を参
照しての以下の詳細な説明から明らかになろう。図面を
通じて同一の部分には同一の符号が付されている。
【0033】本発明によるペースメーカ10が図1に示
されている。ペースメーカ10はリード14および16
を経て心臓12に接続されており、リード14は心臓1
2の心房の1つと接触している電極18を有し、またリ
ード16は心臓12の心室の1つと接触している電極2
0を有する。リード14は心房パルス発生器22から電
極18へ刺激パルスを運び、他方においてリード16は
心室パルス発生器24から電極20へ刺激パルスを運
ぶ。加えて、心房からの電気信号が電極18からリード
14を通じて心房検出増幅器26の入力端子へ運ばれ
る。心室からの電気信号は電極20からリード16を通
じて心室検出増幅器28の入力端子へ運ばれる。
【0034】デュアルチャンバペースメーカ10を制御
しているのは制御システム30である。制御システム3
0は好ましくは米国特許第 4,940,052号明細書に開示さ
れているもののようなマイクロプロセッサ援用システム
であり、その内容全体を参照によりここに組み入れるも
のとする。制御システム30は米国特許第 4,944,298号
明細書に開示されているもののような状態論理に基づく
システムであってもよく、その内容を参照によりここに
組み入れるものとする。制御システム30は心臓事象を
モニターするためのタイミングを与えるため、またパル
ス発生器22および24による治療パルスの印加のタイ
ミングをとるため、実時間クロック(図示せず)をも含
んでいる。
【0035】制御システム30は信号線32を経て心房
増幅器26からの出力信号を受信する。同様に、制御シ
ステム30は信号線34を経て心室増幅器28からの出
力信号を受信する。これらの出力信号は、心房受信器
(たとえばP波)または心室受信器(たとえばR波)が
心臓12のなかで検出されるつど発生される。
【0036】制御システム30は信号線36を経て心房
パルス発生器22へ送られる心房トリガー信号および信
号線38を経て心室パルス発生器24へ送られる心室ト
リガー信号をも発生する。これらのトリガー信号は、刺
激パルスがパルス発生器22または24の1つにより発
生されるべき時に発生される。心房刺激パルスは簡単に
“Aパルス”と呼ばれ、また心室刺激パルスは“Vパル
ス”と呼ばれる。
【0037】AパルスもしくはVパルスが心臓ペースメ
ーカ12に供給されている間、対応する心房増幅器26
または心室増幅器28は典型的に、心房増幅器26に対
する信号線40または心室増幅器28に対する信号線4
2を経て制御システム30から適切な増幅器へ与えられ
るブランキング信号によりディスエーブルされている。
このブランキング作用は増幅器26および28が整調パ
ルス供給の間にそれらの入力端子に与えられる比較的大
きい刺激パルスにより飽和状態になるのを防止する。こ
のブランキング作用はペースメーカ刺激の結果として筋
肉組織のなかに存在する残留電気信号(“アフターポテ
ンシアル”として知られている)が心房または心室事象
として解釈されることも防止する。
【0038】ペースメーカ10は、適当なデータバス4
6を通じて制御システム30に接続されているメモリ回
路44をも含んでいる。メモリ回路44は制御システム
30により使用されるいくつかの制御パラメータがプロ
グラム可能に記憶され、かつ、特定の患者のニーズに適
するようにペースメーカ10の作動をカストマー化する
ために、必要に応じて変更されることを許す。加えて、
ペースメーカ10の作動中に検出されるデータはその後
の検索および解析のためにメモリ回路44に記憶され得
る。
【0039】さらに、テレメトリ回路48がペースメー
カ10のなかに含まれている。テレメトリ回路48は適
当な指令/データバス50を経て制御システム30に接
続されている。またテレメトリ回路48は適切な通信リ
ンク54により外部プログラミング装置52に選択的に
接続され得る。通信リンク54はRF(無線周波数)チ
ャネルのような任意の適当な電磁リンクであってよい。
【0040】指令は開業医により通信リンク54を通じ
て外部プログラマ52から制御システム30へ送られ得
る。同様に、この通信リンク54および外部プログラミ
ング装置52を通じて、データ(制御システム30もし
くはメモリ回路44に保持されている)がペースメーカ
10を介して外部プログラマ52へ伝送され得る。この
仕方で、植え込まれていない遠隔位置から植え込まれて
いるペースメーカ10との非侵襲的な通信が確立され得
る。
【0041】ペースメーカ10の作動は一般にメモリ回
路44に記憶されている制御プログラムにより制御さ
れ、また制御システム30により実行される。この制御
プログラムは通常、多重の集積されたプログラムモジュ
ールから成っており、各モジュールがペースメーカ10
の1つまたはそれ以上の機能を制御するために責任を負
っている。たとえば、1つのプログラムモジュールは心
臓12への刺激パルスの供給を制御し得るし、他のモジ
ュールは心房および心室の電気信号の取得を制御し得
る。実際上、各プログラムモジュールはペースメーカ1
0の特定の機能または機能の組合せに専用の制御プログ
ラムである。
【0042】図5と結び付けて以下に説明される本発明
の高められた2:1ブロック応答制御プログラムは拍毎
分(bpm)で測られるいくつかのレートとミリ秒(m
s)で測られるいくつかの間隔とで作動する。ミリ秒で
の間隔は拍毎分でのレートに逆比例している。間隔とそ
れに対応するレートとの間の換算は、レートを求めるた
めには60000を間隔で割ることにより、または間隔
を求めるためには60000をレートで割ることにより
行われ得る。たとえば、もし間隔が300msであれ
ば、それに対応するレートは60000÷300=20
0bpmである。
【0043】制御プログラムを一層詳細に説明する前
に、制御プログラムの作動に使用される種々のレートお
よび間隔の用語を定義することは役に立つであろう。制
御プログラムの作動に使用される種々のレートと間隔と
の間の関係を説明することも役に立つであろう。
【0044】内因性の心房レートは最初に現在の心臓サ
イクルの間に検出されるP波と先行の心臓サイクルの間
に検出されるP波との間のミリ秒での間隔を測定し、ま
た次いで拍毎分(bpm)での内因性の心房レートを求
めるために60000を間隔で割ることにより制御シス
テム30により決定される。最大追跡レート(MTR)
はペースメーカ10(図1)が心室整調時に心房レート
を追跡する最大レートである。MTRは外部プログラマ
52(図1)を使用して開業医によりプログラム可能で
ある。MTRに対する典型的な値は160bpmであっ
てよい。“基本レート”は典型的には特定の患者に対す
る最小のプログラムされる整調レートである。もし内因
性の心房レートが基本レート以下に低下するならば、患
者は基本レートで整調される。基本レートは外部プログ
ラマ52(図1)を使用して開業医によりプログラム可
能である。基本レートに対する典型的な値は80bpm
であってよい。
【0045】全不応周期(TARP)は2つのセグメン
トから成っている。AV遅延(AVD)として知られて
いる第1のセグメントは心房パルス発生器22(図1)
により発生される(Aパルスのような)被整調心房事象
により、または心房検出チャネル増幅器26(図1)に
より検出される(P波のような)被検出心房事象により
開始される。ポスト心室心房不応周期(PVARP)と
して知られている第2のセグメントは心室パルス発生器
24(図1)により発生される(Vパルスのような)被
整調心室事象により、または心室検出チャネル増幅器2
8(図1)により検出される(R波のような)被検出心
室事象により開始される。TARPは2つのセグメント
(AVDおよびPVARP)の和である。
【0046】ブロックエントリレートは2:1ブロック
応答モードが入れられる心房レートであり、他方におい
てブロックエクシットレートは2:1ブロック応答モー
ドが出される心房レートである。ブロックエントリレー
トはTARPに逆比例している。たとえばもしTARP
が375msであれば、ブロックエントリレートは60
000÷375=160bpmである。同様に、ブロッ
クエクシットレートもTARPに逆比例している。こう
して、TARPは2:1ブロック応答モードへのエント
リおよびそれからのエクシットのレートを決定する。典
型的には、内因性の心房レートがTARPを越える時に
2:1ブロック応答モードが入れられるように、ブロッ
クエントリレートはMTRに等しくない。注記すべきこ
ととして、ブロックエントリレートは、本発明の範囲か
ら逸脱することなしに、MTRに等しい値またはそれと
は異なる値に設定され得る。
【0047】TARPはそのセグメントの一方または双
方を調節することにより変更され得る。PVARPセグ
メントは一般に外部プログラマ52(図1)を使用して
開業医によりプログラム可能な一定の値である。PVA
RPの典型的な値は275msであってよい。AVDは
一定のプログラム可能な値であってよいが、好ましく
は、内因性の心房レートが増大する時に制御システム3
0(図1)により短縮され、また内因性の心房レートが
減少する時に制御システム30(図1)により延長され
る。この調節可能なAVDはレート応答性AV遅延(R
RAVD)と呼ばれる。
【0048】RRAVDは図2中に示されている例によ
り一層良好に理解され得よう。RRAVDは一般に内因
性の心房レートが第1のしきいレート(TR1)よりも
小さいかそれに等しい時に維持される最大値AVD
axと、一般に内因性の心房レートが第2のしきいレー
ト(TR2)よりも大きいかそれに等しい時に維持され
る最小値AVD minとを有する。TR1およびTR
2の双方は開業医によりプログラムされ得る。1つまた
はそれ以上の中間的なRRAVD値(たとえばAVD
1、AVD 2など)がTR1とTR2との間の内因性
の心房レートの変化に対応するAVD maxとAVD
minとの間のインクレメントとしてプログラムされ
得る。図2には、このようなインクレメンタルな値AV
1がTR1とTR2との間の心房レートに対応して
示されている。
【0049】図2の例に示されているように、AVD
minは100msであり、AVD 1は150msであ
り、AVD maxは200msであり、TR1は10
0bpmであり、TR2は140bpmであり、またP
VARPは275msである。
【0050】TARPは内因性の心房レートに逆比例し
ているので(なぜならば、RRAVDは内因性の心房レ
ートの変化に関して逆に変化する)、内因性の心房レー
トが増大するにつれてTARPは値を減少する。たとえ
ばもし内因性の心房レートが126bpmであれば、1
26bpmの内因性の心房レートが100bpmのTR
1と140bpmのTR2との間にあるので、AVDは
AVD 1(150ms)に設定されよう。PVARP
が開業医により275msに設定されると、TARPは
425ms(275msのPVARP+150msのA
VD 1)であろう。もし内因性の心房レートが次いで
TR1(140bpm)よりも大きいMTR(160b
pm)の値に増大されると、AVDはAVD min
(100ms)に設定され、またTARPは375ms
(275msのPVARP+100msのAVD mi
n)に減少しよう。こうして、RRAVD機能はペース
メーカ10(図1)が心房レートに応答して変化する健
康な心臓の生理学的不応周期を模擬することを可能にす
る。
【0051】内因性の心房レートがMTR(またはMT
Rと異なる値に設定されているブロックエントリレー
ト)を越える時、相い続く各サイクルのP波の間の間隔
は減少するが、TARPはAVD min(上記の例の
375msのTARP値)により指定されているその最
小値以下に減少しない。たとえば、内因性の心房レート
が170bpmである時、現在のサイクルのP波と先行
のサイクルのP波との間の間隔は353msであり、ま
たこうして現在のサイクルのP波は375msのTAR
Pのなかで生ずる。こうして内因性の心房レートがMT
Rを越える時、すべてのサイクルの1つのP波はTAR
Pのなかで生ずる。
【0052】MTRを越えるレートで心室を整調するこ
とは危険であり得るので、TARPのなかで生ずるP波
は心室を整調する目的に対してカウントされない。その
代わりに、TARPの外側で生ずるP波のみが、検出さ
れる機能的な心房レートを得るのにカウントされる。上
記の例に戻って、すべての他のP波がTARPのなかで
生じ、またこうして無視されるので、検出される機能的
な心房レートは内因性の心房レートの1/2に等しい。
こうして、内因性の心房レートが2:1ブロックレート
を越える時、制御システム30(図1)は心室を整調す
るためにもはや内因性の心房レートを追跡せず、その代
わりに検出される機能的な心房レートで心室を整調し、
こうして心室整調レートがいまは内因性の心房レートの
1/2であるので、2:1ブロック応答モードを開始す
る。
【0053】以上に説明したようなペースメーカ(図
1)は、それらがそれらの(RRAVDのような)レー
ト応答性機能の基礎を、TARPのなかで生ずるP波を
含めて連続的に検出されるP波から導き出されるレート
に置いていない点でペースメーカ10(図1)と異なる
ことを例外として、以前から知られているペースメーカ
と同様に作動する。その結果として、以前から知られて
いるペースメーカはそれらのRRAVDの基礎を検出さ
れる機能的な心房レートに置いており、内因性の心房レ
ートを、それがMTRを越える時には無視する。上記の
ように、内因性の心房レートがMTR(またはもしブロ
ックエントリレートがMTRと異なる値に設定されてい
るならば、ブロックエントリレート)を越え、またすべ
ての他のP波がTARPのなかで生ずる時、2:1ブロ
ック応答モードが入れられ、また検出される機能的心房
レートが内因性の心房レートの1/2の値に低下する。
【0054】図3には、以前から知られているペースメ
ーカの2:1ブロック応答モードの例を示すグラフが説
明される。この例では、PVARPは275msであ
り、AVD minは100msであり、AVD 1は
150msであり、AVD maxは200msであ
り、TR1は100bpmであり、TR2は140bp
mであり、基本レートは80bpmであり、またMTR
は160bpmである。
【0055】内因性の心房レートが基本レート以下であ
る時、心房および心室は基本レート(80bpm)で整
調される。t1で、内因性の心房レートは、内因性の心
房レートが160bpmのMTRに到達するt2まで増
大し始める。内因性の心房レートが100bpmのTR
1以下である時、RRAVDは200msのAVD ma
xにある。内因性の心房レートが100bpmのTR1
を越える時、RRAVDは150msのAVD 1に短
縮される。内因性の心房レートが140bpmのTR2
に到達する時、RRAVDは100msのAVD mi
nに短縮される。こうして内因性の心房レートが140
bpmを越える時、TARPは375ms(275ms
のPVARP+100msのAVD min)であり、
また対応するブロックエントリレートは160bpm
(60000÷375)である。
【0056】t1からt2まで内因性の心房レートおよ
び検出される機能的心房レートは同一の傾斜を有する
(すなわち1:1である)。なぜならばP波がTARP
のなかで生じないからである。内因性の心房レートがt
2でブロックエントリレートを越える時、2:1ブロッ
ク応答モードが入れられ、また検出される機能的心房レ
ートが内因性の心房レートの値の1/2になり、80b
pmに低下する。以前から知られているペースメーカで
はRRAVDは検出される機能的心房レートに基礎を置
いているので、RRAVDは100msのAVD mi
nから200msのAVD maxへリセットされる。
なぜならば、85bpmの検出される機能的心房レート
が100bpmのTR1よりも小さいからである。こう
してt2で内因性の心房レートがブロックエントリレー
トを越え、また2:ブロック応答モードが開始される
時、TARPは475ms(275msのPVARP+
200msのAVD max)の新しい、より高い値に
設定される。t2からt4までRRAVDは検出される
機能的心房レートに従って変化し、たとえば検出される
機能的心房レートが100bpmを越える時、150m
sのAVD 1に低下する。
【0057】以前から知られているペースメーカのアプ
ローチは上記のように、ペースメーカが2:1ブロック
条件から出るためにすべてのP波が各心臓サイクルの
(t2で設定された)新しい475msのTARPの外
側で生じなければならないので、問題がある。新しいT
ARPに対応するブロックエクシットレートは6000
0÷475=126bpmである。こうして、ペースメ
ーカは、内因性の心房レートがt4で126bpmのブ
ロックエクシットレート以下に低下する(すなわち相い
続く各P波の間の間隔が475msを越える)時に2:
1ブロック条件から出る。その結果として、t3(内因
性の心房レートがブロックエントリレート以下に低下す
る時)とt4(内因性の心房レートがブロックエクシッ
トレート以下に低下する時)との間の周期の間に、ペー
スメーカは、たとい内因性の心房レートがMTR以下の
安全な値にあるとしても、心臓を2:1ブロック条件に
とどまらせる。
【0058】こうして、160bpmのブロックエント
リレートと126bpmのブロックエクシットレートと
が等しくないので、上記のアプローチは2:1ブロック
応答モードへのエントリおよびそれからのエクシットの
一致しないレートを用意し、またこうして2:1ブロッ
ク応答モードの継続時間を不必要に長くし、その結果と
して患者に不快感を与える。2:1ブロックへのエント
リおよびそれからのエクシットのレートの不一致は健康
な心臓の生理学的挙動とも一致せず、また患者に追加的
な不快感を与え得る。
【0059】本発明のペースメーカ10(図1)は上記
の問題を、第一に、TARPの間に生起するものも含め
てすべてのP波を検出することにより内因性の心房レー
トを連続的にモニターすることにより、また第二に、内
因性の心房レートがMTRを越える時に、検出される機
能的心房レートの代わりに内因性の心房レートにRRA
VDの変化の基礎を置くことにより解決する。検出され
る機能的心房レートは減ぜられたレートで心室を整調す
るために引き続き使用されるが、RRAVD値は検出さ
れる機能的心房レートを基礎とせずに内因性の心房レー
トを基礎として設定される。
【0060】図4中に示されているように、本発明のペ
ースメーカ10(図1)の高められた2:1ブロック応
答の例を示すグラフが説明される。この例では、PVA
RPは275msであり、AVD minは100ms
であり、AVD 1は150msであり、AVD ma
xは200msであり、TR1は100bpmであり、
TR2は140bpmであり、基本レートは80bpm
であり、またMTRは160bpmである。内因性の心
房レートが基本レート以下である時、心房および心室は
基本レート(80bpm)で整調される。t1で、内因
性の心房レートは、内因性の心房レートが160bpm
のMTRに到達するt2まで増大し始める。RRAVD
は、内因性の心房レートが100bpmのTR1に到達
する時点まで200msのAVD maxにあり、その
時点でそれは150msのAVD 1に短縮される。内因
性の心房レートが140bpmのTR2に到達する時、
RRAVDは100msのAVD minに短縮され
る。こうして、内因性の心房レートが140bpmを越
える時、TARPは375ms(275msのPVAR
P+100msのAVD min)、また対応するブロ
ックエントリレート応答は160bpm(60000÷
375)である。
【0061】t1からt2まで内因性の心房レートおよ
び検出される機能的心房レートは同一の傾斜を有する
(すなわち1:1比にある)。なぜならば、P波が各心
臓サイクルのTARPのなかで生じないからである。内
因性の心房レートがt2でブロックエントリレートを越
える時、2:1ブロック応答モードが入れられ、また検
出される機能的心房レートは内因性の心房レートの値の
1/2になり、80bpmに低下する。本発明の原理に
従って、RRAVDは内因性の心房レートに基礎を置い
ている。こうしてRRAVDは、内因性の心房レートが
140bpmのTR2を越えている限りは、100ms
のAVD minにとどまり続ける。こうしてt2で、
内因性の心房レートがブロックエントリレートを越え、
また2:1ブロック応答モードが開始される時、TAR
Pは375ms(275msのPVARP+100ms
のAVD min)のその値にとどまる。t2からt3
までRRAVDは100msのAVD minにとどま
る。なぜならば、内因性の心房レートが140bpmの
TR2を越えているからである。
【0062】375msのTARPに対応するブロック
エクシットレートは60000÷375=160bpm
であり、160bpmのブロックエントリレートに等し
い。こうしてペースメーカは、内因性の心房レートがt
3で160bpmのブロックエクシットレート以下に低
下する時(すなわち相い続くP波の間の間隔が475m
sを越える時)、2:1ブロック応答モードから出る。
その結果としてペースメーカ10(図1)は、内因性の
心房レートがMTR以下の安全レベルにあると直ちに
2:1ブロック応答モードから出る(なぜならばMTR
がブロックエクシットレートに等しいからである)。注
記すべきこととして、実際の応用にあたっては、ブロッ
クエントリレートとブロックエクシットレートとの間に
本発明の思想から逸脱しないわずかな変更が行われ得
る。
【0063】こうしてブロックエントリレートとブロッ
クエクシットレートとが等しいので、本発明のペースメ
ーカ10(図1)は2:1ブロック応答モードへのエン
トリ応答してそれからのエクシットの比較的一致したレ
ートを有し、2:1ブロック応答モードに結び付く患者
の不快感を最小化し、また健康な心臓の生理学的挙動を
エミュレートする。本発明のペースメーカ10(図1)
は、MTRを越える高い心房レートに応答する必要があ
る間のみ2:1ブロック応答モードにとどまる。
【0064】図5に示されているように、本発明による
図1の制御システム30に対する制御プログラムを表す
論理フローダイアグラムが説明される。この制御プログ
ラムはペースメーカ10(図1)にエントリ応答してエ
クシットの比較的一致したレートで2:1ブロック応答
モードに入り、またそれから出る能力を連続的に与える
ループのなかで実行される。好ましくは、制御プログラ
ムの1つの完全なループが単一の心臓サイクルを追従す
る。制御プログラムがステップ100で開始した後、制
御システム30(図1)はペースメーカ10(図1)が
電極18(図1)を通じて心臓12(図1)の心房(図
示せず)からP波信号を取得するのを許す。ステップ1
02で、制御システム30(図1)は心房増幅器26
(図1)にP波信号を増幅させ、また次いで信号線32
(図1)を通じて増幅されたP波信号を受信する。また
ステップ102で、制御システム30(図1)は上記の
ように内因性の心房レートを決定する。
【0065】検査ステップ104で、制御システム30
(図1)は、内因性の心房レートがTR2よりも大きい
かそれに等しいかどうかを決定する。もし内因性の心房
レートがTR2よりも大きいかそれに等しいかであれ
ば、レート応答性AVDはステップ106でその最小値
AVD minに設定され、また2:1ブロック応答モ
ードが入れられる。このステップの結果として、TAR
Pがその最小値(PVARP+AVD min)に設定
され、また保たれる。その結果としてブロックエントリ
レートとブロックエクシトレート応答とは互いに等し
い。なぜならば、図4と結び付けて先に説明したように
内因性の心房レートがMTR(およびブロックエントリ
レート)を越える時間中、TARPがその最小値にとど
まるからである。制御システム30(図1)は次いで次
回の心臓サイクルに対するステップ100に戻ることに
よりループを完了する。
【0066】もし検査ステップ104で制御システム3
0(図1)が、内因性の心房レートがTR2よりも小さ
いことを決定するならば、制御システム30(図1)は
検査ステップ108へ進む。検査ステップ108で制御
システム30(図1)が、内因性の心房レートがTR1
よりも小さいかそれに等しいかどうかを決定する。もし
内因性の心房レートがTR1よりも小さくもそれに等し
くもないならば、ステップ110で制御システム30
(図1)がレート応答性AVDをAVD maxとAV
minとの間のインクレメンタル値に等しく設定す
る。正確な値は外部プログラマ52(図1)を使用して
開業医によりプログラムされ得る。もし検査ステップ1
08で、内因性の心房レートがTR1よりも小さいかそ
れに等しいならば、レート応答性AVDはステップ11
2でAVD maxのその最大値に設定される。制御シ
ステム30(図1)は次いで次回の心臓サイクルに対す
るステップ100に戻ることによりループを完了する。
【0067】こうして、主として心房追跡モードで作動
するべくプログラムされた植え込み可能なデュアルチャ
ンバペースメーカであって、不応周期の間に生起する心
房事象を含めて内因性の心房レートをモニターし、また
連続的にモニターされる内因性の心房レートに従ってレ
ート応答性AV遅延値を設定することにより2:1ブロ
ック応答モードへのエントリ応答してそれからのエクシ
ットの一致した心房レートを維持するペースメーカが提
供される。
【0068】以上に説明した実施例は説明の目的で示さ
れているものであり、特許請求の範囲に示されている本
発明の範囲を限定するものではない。本発明が以上に説
明した実施例と異なる形態で実施され得ることは当業者
により理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理によるデュアルチャンバペースメ
ーカのブロック図。
【図2】図1のペースメーカで使用するためのAVD値
および対応する心房レートを例示する表。
【図3】時間を横軸にとった内因性の心房レート、検出
される機能的な心房レートおよびRRAVDのグラフで
あり、以前から知られているペースメーカの標準的な
2:1ブロック応答を表す。
【図4】時間を横軸にとった内因性の心房レート、検出
される機能的な心房レートおよびRRAVDのグラフで
あり、本発明の原理による図1のペースメーカの2:1
ブロック応答を表す。
【図5】本発明の原理により2:1ブロック応答モード
へのエントリのレートとそれからのエクシットのレート
とを一致させるため、図1中に示されているペースメー
カの制御システムにより実行される高められた2:1ブ
ロック応答制御プログラムを表す論理フローダイアグラ
ム。
【符号の説明】
10 ペースメーカ 12 心臓 14、16 リード 18、20 電極 22 心房パルス発生器 24 心室パルス発生器 26 心房検出増幅器 28 心室検出増幅器 30 制御システム 32〜42 信号線 44 メモリ回路 46 データバス 48 テレメトリ回路 50 指令/データバス 52 外部プログラミング装置 54 通信リンク
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月15日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】図1のペースメーカで使用するためのAVD値
および対応する心房レートを例示する表。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロイ ビー メドリン アメリカ合衆国 91304 カリフオルニア ウエストヒルズ ロンデリウスストリー ト 22117

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心臓の心房チャンバのなかで内因性の心
    房レートを検出するための心房検出手段と、心臓の心房
    および心室チャンバに供給するために整調パルスを発生
    するためのパルス発生手段と、心房を追跡し、また内因
    性の心房レートがブロックエントリレートを越える時に
    2:1ブロック応答で心室内で整調するため、また内因
    性の心房レートが実質的にブロックエントリレートに等
    しいブロックエクシットレート以下に低下する時に2:
    1ブロック応答を終了するため、心房検出手段およびパ
    ルス発生手段に接続されている制御手段とを含んでいる
    ことを特徴とする植え込み可能なペースメーカ。
  2. 【請求項2】 パルス発生手段が第1のしきいレートよ
    りも小さくなく、また第2のしきいレートよりも大きく
    ないレートで心室に供給するための整調パルスを発生
    し、制御手段が、プログラム可能な第1の不応周期およ
    び第2の不応周期の和から成る全不応周期を定めるため
    の手段と、心房検出手段に、各心臓サイクルの全不応周
    期の間に生起する心房事象を含めて、各心臓サイクルの
    すべての心房事象を検出させることにより内因性の心房
    レートを決定するための手段と、内因性の心房レートが
    第1のしきいレートよりも小さくまたはそれに等しい時
    に、最大の全不応周期に相当する最大値に第2の不応周
    期を設定するための手段と、内因性の心房レートが第2
    のしきいレートよりも大きくまたはそれに等しい時に、
    最小の全不応周期に相当する最小値に第2の不応周期を
    設定するための手段と、内因性の心房レートが第1のし
    きいレートよりも大きくかつ第2のしきいレートよりも
    小さい時に、少なくとも1つの中間的な全不応周期に相
    当する少なくとも1つの中間値に第2の不応周期を設定
    するための手段とを含んでいることを特徴とする請求項
    1記載のペースメーカ。
  3. 【請求項3】 最小の全不応周期に逆比例するようにブ
    ロックエントリレートおよびブロックエクシットレート
    を定めるための手段を含んでいることを特徴とする請求
    項2記載のペースメーカ。
  4. 【請求項4】 制御手段が、各心臓サイクルの全不応周
    期の外側で生起する心房事象をカウントすることにより
    検出された機能的心房レートを決定するための手段と、
    パルス発生手段に各心臓サイクルの検出される機能的心
    房レートに等しい心室整調レートで心室チャンバのなか
    で整調パルスを発生させるための手段とを含んでいるこ
    とを特徴とする請求項2記載のペースメーカ。
  5. 【請求項5】 制御手段が、少なくとも1つの心房事象
    が最小の全不応周期の間に生起する時に、検出される機
    能的心房レートが内因性の心房レートの1/2である
    2:1ブロック応答モードを開始するための手段と、心
    房事象が最小の全不応周期の間に生起しない時に2:1
    ブロック応答モードを終了するための手段とを含んでい
    ることを特徴とする請求項4記載のペースメーカ。
  6. 【請求項6】 心臓の心房チャンバのなかで内因性の心
    房レートを検出するための心房検出手段と、心臓の心房
    および心室チャンバに供給するために整調パルスを発生
    するためのパルス発生手段と、少なくともベースレート
    に等しく、またたかだか最大追跡レート(MTR)に等
    しいレートで心室チャンバが整調されるように心室チャ
    ンバを整調するため、心房検出手段およびパルス発生手
    段に接続されている制御手段とを含んでおり、制御手段
    が、プログラム可能なポスト心室心房不応周期(PVA
    RP)およびレート応答AV遅延(RRAVD)の和か
    ら成るプログラム可能な全心房不応周期(TARP)を
    定めるための手段と、心房検出手段に、各心臓サイクル
    のTARPの間に生起する心房事象を含めて、各心臓サ
    イクルのすべての心房事象を検出させることにより、内
    因性の心房レートを決定するための手段と、内因性の心
    房レートがベースレートよりも小さいかそれに等しい時
    に、最大TARPに相当する最大値にRRAVDを設定
    するための手段と、内因性の心房レートが第2のしきい
    レートよりも大きいかそれに等しい時に、最小TARP
    に相当する最小値にRRAVDを設定するための手段
    と、内因性の心房レートがベースレートよりも大きく、
    かつ第2のしきいレートよりも小さい時に、中間的なT
    ARPに相当する少なくとも1つの中間値にRRAVD
    を設定するための手段とを含んでいることを特徴とする
    植え込み可能なペースメーカ。
  7. 【請求項7】 最小TARPが、2:1ブロック応答が
    開始されるブロックエントリレートに逆比例しており、
    また2:1ブロック応答が終了されるブロックエクシッ
    トレートにも逆比例していることを特徴とする請求項6
    記載のペースメーカ。
  8. 【請求項8】 制御手段が、各心臓サイクルの全不応周
    期の外側で生起する心房事象をカウントすることにより
    検出される機能的心房レートを決定するための手段と、
    パルス発生手段に各心臓サイクルの検出される機能的心
    房レートに等しい心室整調レートで心室チャンバのなか
    で整調パルスを発生させるための手段とを含んでいるこ
    とを特徴とする請求項6記載のペースメーカ。
  9. 【請求項9】 制御手段が、少なくとも1つの心房事象
    が最小の全不応周期の間に生起する時に、検出される機
    能的心房レートが内因性の心房レートの1/2である
    2:1ブロック応答モードを開始するための手段と、心
    房事象が最小の全不応周期の間に生起しない時に2:1
    ブロック応答モードを終了するための手段とを含んでい
    ることを特徴とする請求項8記載のペースメーカ。
  10. 【請求項10】 第1の不応周期および第2の不応周期
    の和から成るプログラム可能な全心房不応周期を定める
    ための手段と、心臓の心房チャンバのなかの内因性の心
    房レートを検出するための心房検出手段であって、全不
    応周期の間の心房事象を検出するための手段を含んでい
    る心房検出手段と、心房および心室チャンバに供給する
    ために整調パルスを発生するためのパルス発生手段と、
    内因性の心房レートがブロックエントリレートを越える
    時に2:1ブロック応答を開始するための第1のトリガ
    ー手段と、内因性の心房レートがブロックエントリレー
    トに実質的に等しい時に2:1ブロック応答を終了する
    ための第2のトリガー手段とを含んでいることを特徴と
    する植え込み可能なペースメーカ。
  11. 【請求項11】 心室チャンバが第1の少なくとも第1
    のしきいレートに等しく、かつたかだか上側しきいレー
    トに等しいレートで整調されており、ペースメーカが、
    内因性の心房レートが第1のしきいレートよりも小さい
    かそれに等しい時を決定するため、内因性の心房レート
    が第2のしきいレートよりも大きいかそれに等しい時を
    決定するため、また内因性の心房レートが第1のしきい
    レートよりも大きくかつ第2のしきいレートよりも小さ
    い時を決定するためのモニタリング手段と、内因性の心
    房レートが第1のしきいレートよりも小さいかそれに等
    しい時に第2の不応周期を最大値に設定するため、内因
    性の心房レートが第2のしきいレートよりも大きいかそ
    れに等しい時に第2の不応周期を最小値に設定するた
    め、また内因性の心房レートが第1のしきいレートより
    も大きくかつ第2のしきいレートよりも小さい時に第2
    の不応周期を少なくとも1つの中間的な値に設定するた
    め、モニタリング手段に応答する選択手段とを含んでお
    り、それによって、第2の不応周期が最小値に設定され
    ている時には、全不応周期が最小の全不応周期に設定さ
    れており、第2の不応周期が少なくとも1つの中間的な
    値に設定されている時には、全不応周期が少なくとも1
    つの中間的な全不応周期に設定されており、第2の不応
    周期が最大値に設定されている時には、全不応周期が最
    大の全不応周期に設定されていることを特徴とする請求
    項10記載のペースメーカ。
  12. 【請求項12】 最小の全不応周期がブロックエントリ
    およびエクシットレートに逆比例していることを特徴と
    する請求項11記載のペースメーカ。
  13. 【請求項13】 各心臓サイクルの全不応周期の外側で
    生起する心房事象をカウントすることにより検出される
    機能的心房レートを決定するための手段と、パルス発生
    手段に各心臓サイクルの検出される機能的心房レートに
    等しい心室整調レートで心室チャンバのなかで整調パル
    スを発生させるための第3のトリガー手段とを含んでい
    ることを特徴とする請求項11記載のペースメーカ。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの心房事象が最小不応
    周期の間に生起する時に、検出される機能的心房レート
    が内因性の心房レートの1/2である2:1ブロック応
    答モードを開始するための手段と、心房事象が最小不応
    周期の間に生起しない時に、検出される機能的心房レー
    トが内因性の心房レートの1/2である2:1ブロック
    応答モードを終了するための手段とを含んでいることを
    特徴とする請求項13記載のペースメーカ。
  15. 【請求項15】 2:1ブロック上側レート応答を用意
    するため、2:1ブロック応答モードが開始されるブロ
    ックエントリレートを定めるための手段と、2:1ブロ
    ック応答モードが終了されるブロックエクシットレート
    を定めるための手段とを含んでおり、ブロックエントリ
    レートがブロックエクシットレートに実質的に等しいこ
    とを特徴とする植え込み可能なペースメーカ。
  16. 【請求項16】 ペースメーカをそれぞれ心臓の心房チ
    ャンバ応答して心室チャンバに結合するステップと、第
    1の不応周期および第2の不応周期の和から成るプログ
    ラム可能な全不応周期を定めるステップと、全不応周期
    の間の心房事象の検出を含めて、心臓の心房チャンバの
    なかの内因性の心房レートを検出するステップと、内因
    性の心房レートが第1のしきいレートよりも小さいかそ
    れに等しい時、内因性の心房レートが第2のしきいレー
    トよりも大きいかそれに等しい時、および内因性の心房
    レートが第1のしきいレートよりも大きく、かつ第2の
    しきいレートよりも小さい時を決定するステップと、内
    因性の心房レートが第1のしきいレートよりも小さいか
    それに等しい時に第2の不応周期に対する最大値を選択
    し、内因性の心房レートが第2のしきいレートよりも大
    きいかそれに等しい時に第2の不応周期に対する最小値
    を選択し、また内因性の心房レートが第1のしきいレー
    トよりも大きく、かつ第2のしきいレートよりも小さい
    時に第2の不応周期に対する少なくとも1つの中間的な
    値を選択するステップとを含んでおり、それによって、
    第2の不応周期が最小値に設定されている時には全不応
    周期が最小の全不応周期に等しく、第2の不応周期が少
    なくとも1つの中間的な値に設定されている時には全不
    応周期が少なくとも1つの中間的な全不応周期に等し
    く、また第2の不応周期が最大値に設定されている時に
    は全不応周期が最大の全不応周期に等しいことを特徴と
    する植え込み可能なペースメーカの作動方法。
  17. 【請求項17】 最小の全不応周期が2:1ブロック応
    答モードのエントリおよびエクシットが行われるブロッ
    クエントリおよびエクシットレートを定め、最小の全不
    応周期がブロックエントリおよびエクシットレートに逆
    比例していることを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 各心臓サイクルの全不応周期の外側で
    生起する心房事象のみをカウントすることにより検出さ
    れる機能的な心房レートを決定するステップと、各心臓
    サイクルの検出される機能的な心房レートに等しい心室
    整調レートで心室チャンバのなかで整調パルスを発生す
    るステップとを含んでいることを特徴とする請求項16
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの心房事象が最小不応
    周期の間に生起する時に、検出される機能的心房レート
    が内因性の心房レートの1/2である2:1ブロック応
    答モードを開始するステップと、心房事象が最小不応周
    期の間に生起しない時に、検出される機能的心房レート
    が内因性の心房レートの1/2である2:1ブロック応
    答モードを終了するステップとを含んでいることを特徴
    とする請求項18記載の方法。
JP8042057A 1995-02-07 1996-02-05 植え込み可能なペースメーカ Pending JPH08294538A (ja)

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