JPH08293885A - フレームリレー網における認定情報速度の決定システム - Google Patents

フレームリレー網における認定情報速度の決定システム

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JPH08293885A
JPH08293885A JP9391795A JP9391795A JPH08293885A JP H08293885 A JPH08293885 A JP H08293885A JP 9391795 A JP9391795 A JP 9391795A JP 9391795 A JP9391795 A JP 9391795A JP H08293885 A JPH08293885 A JP H08293885A
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cir
congestion
pvc
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time
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JP9391795A
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Atsuko Mori
敦子 森
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はフレームリレー網における認定情報
速度の決定システムに関し、網リソースの有効利用を図
ることができるフレームリレー網における認定情報速度
の決定システムを提供することを目的としている。 【構成】 端末と端末間でPVC通信を行なうフレーム
リレー網において、フレームリレー網内に、各端末の認
定情報速度に関連する情報を基に、該当リンクの認定情
報速度を最適に設定するCIR決定手段を設けて構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレームリレー網におけ
る認定情報速度の決定システムに関する。近年、データ
通信サービスの分野では、大容量データを転送する利用
者が増加しており、より高速なデータ通信サービスを望
む声の高まりと共に、公衆フレームリレー交換サービス
(パケット交換網の一種で、データ転送手順を簡易に
し、確認手順を持たないもの)を提供する事業者も増え
てきている。公衆フレームリレー交換サービスにおける
PVC通信(相手固定通信)では、通常時のサービス品
質を満足するだけの最適化されたリソースしか保有して
おらず、複数ユーザが同時に大量データを送信した場
合、フレームリレー網の輻輳が発生しやすく設計されて
いる。フレームリレー網では、このような輻輳状態にお
いて、各PVCに対して契約速度のデータ転送を保証し
ているが、契約速度以上の入力データに対しては保証し
ていない。輻輳時においても、網リソースを各PVCに
公平に割り付け、データを疎通することが望まれてい
る。
【0002】
【従来の技術】フレームリレー網におけるPVC通信で
は、契約時に各PVC毎の認定情報速度(CIRとい
う)を決定し、ユーザ通信時に網が通常状態の場合は、
CIRを超えない入力データの転送を保証している。し
かしながら、網が輻輳状態の場合は、各PVCが契約時
に決定した認定情報速度(CIR)を超えて送信される
データは、廃棄される確率が高くなるしくみになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、ユーザが契約
PVCの通信形態や通常通信量(トラヒック)の予測を
誤って認定情報速度(CIR)を契約した場合、認定情
報速度(CIR)を下回る通信しか行わず、網輻輳時に
もデータ廃棄に遭遇しないPVCや、認定情報速度(C
IR)を超えた通信を常に行なうために、網輻輳時に常
にデータ廃棄に遭遇してしまうPVCがあるという状況
となり、網リソースが有効に利用されていなかった。
【0004】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、網リソースの有効利用を図ることができ
るフレームリレー網における認定情報速度の決定システ
ムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図において、10はフレームリレー網、
1は該フレームリレー網10に接続される特定データリ
ンク(DLCI)#Aの端末、2は同じくフレームリレ
ー網10に接続される特定データリンク(DLCI)#
Bの端末である。3は端末1のDLCI#Aと、端末2
のDLCI#Bとを接続する論理的な通信パスである。
PVC通信では、通信パス3は固定されている。11は
フレームリレー網10内に設けられ、各端末の認定情報
速度に関連する情報(CIR情報)を基に、該当リンク
の認定情報速度を最適に設定するCIR決定手段であ
る。
【0006】この場合において、前記CIR決定手段1
1は、1個のPVC登録時に、毎回該当リンクの認定情
報速度及び他のリンクの認定情報速度を、フレームリレ
ー網の容量に従って全リンク均等に再計算することが、
フレームリレー網内のリソースを有効に利用する上で好
ましい。
【0007】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の通信量と収
容交換機の通信量との比率に応じてダイナミックに算出
することが、輻輳時に各PVCが必要な網リソースを有
効利用する上で好ましい。
【0008】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時
間に占める該当リンクの輻輳状態時間の割合に応じてダ
イナミックに算出することが、輻輳時に各PVCが必要
な網リソースを有効利用する上で好ましい。
【0009】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳回
数に占める該当リンクの輻輳状態回数に応じてダイナミ
ックに算出することが、輻輳時に各PVCが必要な網リ
ソースを有効利用する上で好ましい。
【0010】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時
間及び輻輳回数に占める該当リンクの輻輳状態時間の割
合及び輻輳状態回数に応じてダイナミックに算出するこ
とが、輻輳時に各PVCが必要な網リソースを有効利用
する上で好ましい。
【0011】また、前記CIR決定手段11は、グルー
プ化したユーザ内で認定情報速度を求めることが、輻輳
時に各PVCが網リソースを最大限に有効利用する上で
好ましい。
【0012】更に、前記CIR決定手段11により決定
した認定情報速度を、PVC状態確認手順によりユーザ
に通知することが、ユーザが網輻輳時の通知を受信時の
速度制御メカニズムに利用する上で好ましい。
【0013】
【作用】従来は、端末間で固定であった認定情報速度
を、CIR決定手段を設けて、各端末の認定情報速度に
関連する情報(CIR情報)を基に、最適な認定情報速
度をダイナミックに設定するようにした。これにより、
網リソースの有効利用を図ることができる。
【0014】この場合において、前記CIR決定手段1
1は、1個のPVC登録時に、毎回該当リンクの認定情
報速度及び他のリンクの認定情報速度を、フレームリレ
ー網の容量に従って全リンク均等に再計算することによ
り、フレームリレー網内のリソースを有効に利用するこ
とができる。即ち、各PVCにおいて、フレームリレー
網のトータルリソースを共有することができる上、輻輳
時にも公平に通信の疎通を保証することができる。
【0015】図2はこの場合の作用説明図である。図1
と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、12はフレームリレー網10に具備されるCIR登
録リスト、13はCIR方式容量記憶部である。CIR
登録リスト12には、各PVC毎のCIR値が記憶され
ている。CIR方式容量記憶部13には、全PVCの総
CIR値が記憶されている。ユーザ端末1とユーザ端末
2において、特定データリンク(DLCI)を用いてP
VC契約を行なう時、CIR決定手段11は、CIR方
式容量記憶部13内の全PVCの総CIR値Qと、CI
R登録リスト12に登録済みのPVCと新規PVCとの
総PVC数Kから平均CIR値Q/Kを求め、この再計
算されたCIR値をCIR登録リスト12の各PVCに
対して設定する。設定された各PVCのCIR値はCI
R登録リスト12に登録される。これにより、各PVC
において、フレームリレー網のトータルリソースを共有
することができる上、輻輳時にも公平に通信の疎通を保
証することができる。
【0016】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の通信量と収
容交換機の通信量との比率に応じてダイナミックに算出
することにより、輻輳時に各PVCが必要な網リソース
を有効利用することができる。即ち、各PVCは輻輳時
にも廃棄データを極力低く抑えて通信の疎通を保証する
ことができる。
【0017】図3はこの場合の作用説明図である。図2
と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、14はフレーム転送制御部、15は各PVCの通信
量を測定する通信量測定部、16は該通信量測定部15
により測定された通信量を記憶する通信量測定リストで
ある。
【0018】ユーザ端末1とユーザ端末2において、特
定データリンク(DLCI)を用いてPVC通信を行な
う時、フレーム転送制御部14にてフレーム転送を行な
う際に、通信量測定部15に対して転送フレーム量を通
知し、通信量測定部15は該当PVCに対する通信量を
積算する。CIR決定手段11は、一定時間毎に通信量
測定部15より全PVCの通信量を取得し、全PVCの
通信量総計に占める各PVCの通信量に応じてCIR方
式容量記憶部13に記憶される全PVCの総CIR値を
各PVCに再配分し、CIR登録リスト12のCIR値
を再設定する。これにより、各PVCは輻輳時にも廃棄
データを極力低く抑えて通信の疎通を保証することがで
きる。
【0019】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時
間に占める該当リンクの輻輳状態時間の割合に応じてダ
イナミックに算出することにより、輻輳時に各PVCが
必要な網リソースを有効利用することができる。即ち、
各PVCは輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信
の疎通を保証することができる。
【0020】図4はこの場合の作用説明図である。図3
と同一のものは、同一の符号を付して示す。図3と同一
のものは、同一の符号を付して示す。図において、17
は輻輳時間を測定する輻輳時間測定部、18は該輻輳時
間測定部17で測定された各PVC毎の輻輳時間を記憶
する輻輳時間測定リストである。
【0021】ユーザ端末1とユーザ端末2において、特
定データリンク(DLCI)を用いてPVC通信を行な
う時、フレーム転送制御部14にてフレーム転送を行な
う際に該当PVCリンクの輻輳状態を輻輳時間測定部1
7に対して通知し、該輻輳時間測定部17は該当PVC
に対する輻輳時間を計測し、輻輳時間測定リスト18に
登録する。CIR決定手段11は、一定時間毎に輻輳時
間測定部17より全PVCの輻輳時間を取得し、全PV
Cの輻輳時間総計に占める各PVCの輻輳時間に応じて
CIR方式容量記憶部13に記憶されている全PVCの
総CIR値を各PVCに再配分し、CIR登録リスト1
2のCIR値を再設定する。これにより、各PVCは輻
輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信の疎通を保証
することができる。
【0022】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳回
数に占める該当リンクの輻輳状態回数に応じてダイナミ
ックに算出することにより、輻輳時に各PVCが必要な
網リソースを有効利用することができる。即ち、各PV
Cは輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信の疎通
を保証することができる。
【0023】図5はこの場合の作用説明図である。図4
と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、19は輻輳回数を測定する輻輳回数測定部、20は
該輻輳回数測定部19で測定した各PVC毎の輻輳回数
を記憶する輻輳回数測定リストである。
【0024】ユーザ端末1とユーザ端末2において、特
定データリンク(DLCI)を用いてPVC通信を行な
う時、フレーム転送制御部14にてフレーム転送を行な
う際に該当PVCリンクの輻輳状態を輻輳回数測定部1
9に対して通知する。該輻輳回数測定部19は、該当P
VCに対する輻輳回数を積算する。CIR決定手段11
は、一定時間毎に輻輳回数測定部19より全PVCの輻
輳回数を取得し、全PVCの輻輳回数総計に占める各P
VCの輻輳回数に応じて、CIR方式容量記憶部13に
記憶されている全PVCの総CIR値を各PVCに再配
分し、CIR登録リスト12のCIR値を再設定する。
これにより、各PVCは輻輳時にも廃棄データを極力低
く抑えて通信の疎通を保証することができる。
【0025】また、前記CIR決定手段11は、該当リ
ンクの認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時
間及び輻輳回数に占める該当リンクの輻輳状態時間の割
合及び輻輳状態回数に応じてダイナミックに算出するこ
とにより、輻輳時に各PVCが必要な網リソースを有効
利用することができる。即ち、各PVCは輻輳時にも廃
棄データを極力低く抑えて通信の疎通を保証することが
できる。
【0026】図6はこの場合の作用説明図である。図
4,図5と同一のものは、同一の符号を付して示す。ユ
ーザ端末1とユーザ端末2において、特定データリンク
(DLCI)を用いたPVC通信を行なう時、フレーム
転送制御部14にてフレーム転送を行なう際に、該当P
VCリンクの輻輳状態を輻輳時間測定部17及び輻輳回
数測定部19に対して通知する。輻輳時間測定部17
は、該当PVCに対する輻輳時間を測定し、輻輳時間測
定リスト18に登録する。一方、輻輳回数測定部19は
該当PVCに対する輻輳回数を積算し、輻輳回数測定リ
スト20に登録する。CIR決定手段11は、一定時間
毎に輻輳時間測定部17より全PVCの輻輳時間を取得
し、かつ一定時間毎に輻輳回数測定部19より全PVC
の輻輳回数を取得し、全PVCの輻輳時間における各P
VCの輻輳時間及び全PVCの輻輳回数における各PV
Cの輻輳回数に応じて、CIR方式容量記憶部13に記
憶されている全PVCの総CIR値を各PVCに再配分
し、CIR登録リスト12のCIR値を再設定する。こ
れにより、各PVCは輻輳時にも廃棄データを極力低く
抑えて通信の疎通を保証することができる。
【0027】また、前記CIR決定手段11は、グルー
プ化したユーザ内で認定情報速度を求めることにより、
輻輳時に各PVCが網リソースを最大限に有効利用する
ことがでる。即ち、各PVCは輻輳時にも廃棄データを
極力低く抑えて通信の疎通を保証することができる。
【0028】図7はこの場合の作用説明図である。図6
と同一ののものは、同一の符号を付して示す。この実施
例は、PVCをある決められた条件でグループ化し、そ
のグループ内で各PVCの網リソースの有効利用を図る
ようにしたものである。図において、12’はグループ
毎にCIR値を記憶するグループ対応CIR登録リスト
である。
【0029】ユーザ端末1とユーザ端末2において、特
定データリンク(DLCI)を用いたPVC通信を行な
う時、フレーム転送制御部14にてフレーム転送を行な
うに際し、該当PVCリンクの輻輳状態を輻輳時間測定
部17及び輻輳回数測定部19に対して通知する。輻輳
時間測定部17は、該当PVCに対する輻輳時間を測定
し、また輻輳回数測定部19は該当PVCに対する輻輳
回数を積算する。
【0030】CIR決定手段11は、網のCIR方式容
量記憶部13に記憶されている全PVCの総CIR値と
既に登録済みのPVCと新規PVCとの総PVC数から
平均PVC値を求め、CIR登録リスト12’の各PV
Cに対して平均CIR値を再設定する。或いは、一定時
間毎に通信量測定部15より全PVCの通信量を取得
し、全PVCの通信量総量に占める各PVCの通信量に
応じてCIR方式容量を各PVCに再配分し、CIR登
録リスト12’の各PVCのCIR値を再設定する。
【0031】或いは、CIR決定手段11は、一定時間
毎に輻輳時間測定部17より全PVCの輻輳時間を取得
し、全PVCの輻輳時間総計に占める各PVCの輻輳時
間に応じてCIR方式容量を各PVCに再配分し、CI
R登録リスト12の各PVCのCIR値を再設定する。
【0032】或いは、CIR決定手段11は、一定時間
毎に輻輳回数測定部19からの全PIFの輻輳回数を取
得し、全PVCの輻輳回数総計に占める各PVCの輻輳
回数に応じてCIR方式容量を各PVCに再配分し、C
IR登録リスト12の各PVCのCIR値を再設定す
る。
【0033】或いは、一定時間毎に輻輳時間測定部17
より全PVCの輻輳時間を取得し、かつ一定時間毎に輻
輳回数測定部19より全PVCの輻輳回数を取得し、全
PVCの輻輳時間における各PVCの輻輳時間及び全P
VCの輻輳回数における各PVCの輻輳回数に応じて、
CIR方式容量記憶部13に記憶されている全PVCの
総CIR値を各PVCに再配分し、CIR登録リスト1
2のCIR値を再設定する。このようにして、各PVC
は輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信の疎通を
保証することができる。
【0034】更に、前記CIR決定手段11により決定
した認定情報速度を、PVC状態確認手順によりユーザ
に通知することにより、ユーザが網輻輳時の通知を受信
時の速度制御メカニズムに利用することができる。
【0035】図8はこの場合の作用説明図である。図2
と同一のものは、同一の符号を付して示す。図におい
て、21は前述した種々のCIR値設定方式を用いて設
定されたCIR値をPVC状態通知メッセージ等を用い
て各ユーザ端末に通知するCIR通知部である。CIR
通知部21は、前述した種々のCIR値設定方式によ
り、設定されたCIR値を各ユーザ端末に通知すること
により、ユーザが網輻輳時の通知を受信時の速度制御メ
カニズムに利用することができる。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図9は本発明の第1の実施例を示す構成ブ
ロック図である。図2と同一のものは、同一の符号を付
して示す。図において、30A,30Bは交換機であ
る。それぞれの交換機30A,30B内には、各PVC
のCIR値が記憶されたCIR登録リスト12A,12
Bと、交換機の各種のCIR方式容量が記憶されたCI
R方式容量記憶部13A,13Bが設けられている。C
IR方式容量記憶部13Aには、交換機30AのCIR
方式容量と、交換機30B向けCIR方式容量と、他の
交換機向けCIR方式容量が記憶され、CIR方式容量
記憶部13Bには、交換機30BのCIR方式容量と、
交換機30A向けCIR方式容量と、他の交換機向けC
IR方式容量が記憶されている。このように構成された
システムの動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0037】端末1のDLCI(データコネクション識
別子)#Aと、端末2のDLCI(データコネクション
識別子)#BとのPVCを設定する場合、交換機30A
側のCIR決定部11A(図示せず)は、CIR方式容
量記憶部13Aに記憶されている交換機30Aの方式容
量Qを全PVCの数Kで割った値Q/K(但し1個のP
VCのとり得る値には上限値を持たせる)と、交換機3
0B向けCIR方式容量Q1を交換機30B向け全PV
Cの数K1で割った値Q1/K1との比較で、小さい方
の値を#AのCIR値と算出する。小さい方をCIR値
とするのは、輻輳を発生させないように安全を見込んだ
ものである。そして、交換機30Aは交換機30Bに対
してCIR変更要求(a)で、該当PVCのCIR値
(CIR#A)を通知する。
【0038】一方、CIR変更要求(a)を受けた交換
機30Bでは、同様にして自CIR方式容量記憶部13
Bより求めたCIR値と、通知されたCIR値との比較
を行ない、小さい方をCIR値(CIR#A’)として
決定する。小さい方を選択する理由は、輻輳を生じさせ
ないように安全を見込んだものである。そして、自交換
機内のCIR登録リスト12Bに登録すると共に、CI
R変更応答(b)を交換機30Aに送信する。CIR変
更応答(b)を受信した交換機30Aでは、受信したC
IR値CIR#A’を決定されたCIR値として自交換
機内のCIR登録リスト12Aに登録する。以上、交換
機30A側の動作について説明したが、交換機B側の動
作についても同様である。
【0039】このように、第1の実施例によれば、フレ
ームリレー網内の容量に従って全リンク均等に再計算す
ることにより、フレームリレー網内のリソースを有効に
利用することができる。即ち、各PVCにおいて、フレ
ームリレー網のトータルリソースを共有することができ
る上、輻輳時にも公平に通信の疎通を保証することがで
きる。
【0040】図10は本発明の第2の実施例を示す構成
ブロック図である。図3,図9と同一のものは、同一の
符号を付して示す。交換機30Aにおいて、11Aは交
換機30A内に設けられたCIR決定手段としてのCI
R決定部、14Aはフレーム転送制御を行なうフレーム
転送制御部、15Aは一定時間毎の通信量を測定する通
信量測定部、16Aは該通信量測定部15Aの測定結果
を記憶する通信量測定リストである。該通信量測定リス
ト16A内には、端末1方向の通信量がDLCI毎に記
憶されている。交換機30Bにおいて、11Bは交換機
30B内に設けられたCIR決定手段としてのCIR決
定部、14Bはフレーム転送制御を行なうフレーム転送
制御部、15Bは一定時間毎の通信量を測定する通信量
測定部、16Bは該通信量測定部15Bの測定結果を記
憶する通信量測定リストである。該通信量測定リスト1
6B内には、端末2方向の通信量がDLCI毎に記憶さ
れている。このように構成されたシステムの動作を説明
すれば、以下のとおりである。
【0041】端末1のDLCI#Aと端末2のDLCI
#Bとの間でPVC通信を行なっている時、交換機30
Aにおけるフレーム転送制御部14Aが端末1のDLC
I#Aへのフレーム送信を行った時点で、通信量測定部
15Aに対して送信フレーム長を通知する。通信量測定
部15Aでは、DLCI#Aの通信量を通知フレーム長
分更新する。具体的には、通信量測定リスト16A内の
DLCI#Aの端末1方向通信量を通知フレーム長分更
新する。
【0042】CIR決定部11Aは、(c)に示すよう
に、定期的に(X秒周期)で、通信量測定部15Aに対
してDLCI対応の通信量の収集を行なっている。そし
て、交換機30A内の全通信量に占める端末1のDLC
I#Aの通信量の割合を算出し、CIR方式容量記憶部
13に記憶されているCIR方式容量を読み出し、DL
CI単位にその通信量の割合に応じたCIR配分を行な
う。再配分されたCIR値は、CIR登録リスト12に
登録される。交換機30Aと交換機30B間のCIR変
更通知方式(図のCIR変更要求(a)とCIR変更応
答(b))は、図9の場合と同様である。以上、交換機
30A側の動作について説明したが、交換機B側の動作
についても同様である。このように、第2の実施例によ
れば、該当リンクの認定情報速度を、最新の過去一定時
間の通信量と収容交換機の通信量との比率に応じてダイ
ナミックに算出することにより、輻輳時に各PVCが必
要な網リソースを有効利用することができる。即ち、各
PVCは輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信の
疎通を保証することができる。
【0043】図11は本発明の第3の実施例を示す構成
ブロック図である。図4,図9と同一のものは、同一の
符号を付して示す。交換機30Aにおいて、11Aは交
換機30A内に設けられたCIR決定部、14Aはフレ
ーム転送制御を行なうフレーム転送制御部、17Aは輻
輳時間を測定する輻輳時間測定部、18Aは該輻輳時間
測定部17Aの測定結果を記憶する輻輳時間測定リスト
である。該輻輳時間測定リスト18Aは、端末1方向F
ECN(順方向輻輳状態識別子)通過カウンタ18A1
と、端末1方向輻輳時間カウンタ18A2より構成され
ている。端末1方向FECN通過カウンタ18A1は、
一定周期Tmsでカウンタを参照し、カウント値がn個
以上の場合には、端末1方向輻輳時間カウンタ18A2
(単位はTms)を更新するようになっている。
【0044】交換機30Bにおいて、11Bは交換機3
0B内に設けられたCIR決定部、14Bはフレーム転
送制御を行なうフレーム転送制御部、17Bは輻輳時間
を測定する輻輳時間測定部、18Bは該輻輳時間測定部
17Bの測定結果を記憶する輻輳時間測定リストであ
る。該輻輳時間測定リスト18Bは、端末2方向FEC
N通過カウンタ18B1と、端末2方向輻輳時間カウン
タ18B2より構成されている。端末2方向FECN通
過カウンタ18B1は、一定周期Tmsでカウンタを参
照し、カウント値がn個以上の場合には、端末2方向輻
輳時間カウンタ18B2(単位はTms)を更新するよ
うになっている。このように構成されたシステムの動作
を説明すれば、以下のとおりである。
【0045】端末1のDLCI#Aと、端末2のDLC
I#Bとの間でPVC通信を行なっている時、交換機3
0Aにおけるフレーム転送制御部14Aが端末1のDL
CI#Aへのフレーム送信を行った時点で、該当フレー
ムがFECN付きフレームの場合、輻輳時間測定部17
Aに対して輻輳フレーム送信通知を行なう。輻輳時間測
定部17Aでは、DLCI#AのFECN通過カウンタ
18A1を+1更新する。更に、輻輳時間測定部17A
では、Tms周期でFECNカウンタ18A1を参照
し、カウント値がn以上の場合は、該当DLCIの輻輳
時間カウンタ18A2を更新する。この場合、輻輳時間
カウンタ18A2のカウント値×Tmsで輻輳時間を計
測することができる。
【0046】CIR決定部11Aは、定期的(X秒周
期)に輻輳時間測定部17Aに対してDLCI対応の輻
輳時間カウンタ18A2の収集を行ない、交換機30A
内の全輻輳時間に占める端末1のDLCI#Aの輻輳時
間の割合を算出し、CIR方式容量記憶部13に記憶さ
れているCIR方式容量よりDLCI単位にその輻輳時
間の割合に応じたCIR値の再配分を行なう。再配分さ
れた各PVC毎のCIR値はCIR登録リスト12に登
録される。交換機30Aから交換機30BへのCIR変
更要求(a)と、交換機30BからのCIR変更応答
(b)の動作は図9の第1の実施例と同様である。以
上、交換機30A側の動作について説明したが、交換機
B側の動作についても同様である。このように、第3の
実施例によれば、該当リンクの認定情報速度を最新の過
去一定時間の網の輻輳時間に占める該当リンクの輻輳状
態時間の割合に応じてダイナミックに算出することによ
り、輻輳時に各PVCが必要な網リソースを有効利用す
ることができる。即ち、各PVCは輻輳時にも廃棄デー
タを極力低く抑えて通信の疎通を保証することができ
る。
【0047】図12は本発明の第4の実施例を示す構成
ブロック図である。図5,図9と同一のものは、同一の
符号を付して示す。交換機30Aにおいて、11Aは交
換機30A内に設けられたCIR決定部、14Aはフレ
ーム転送制御を行なうフレーム転送制御部、19Aは輻
輳回数を測定する輻輳回数測定部、20Aは該輻輳回数
測定部19Aの測定結果を記憶する輻輳回数測定リスト
である。該輻輳回数測定リスト20Aには、端末1方向
の輻輳回数(FECN通過回数)が記憶されている。交
換機30Bにおいて、11Bは交換機30B内に設けら
れたCIR決定部、14Bはフレーム転送制御を行なう
フレーム転送制御部、19Bは輻輳回数を測定する輻輳
回数測定部、20Bは該輻輳回数測定部19Bの測定結
果を記憶する輻輳回数測定リストである。該輻輳回数測
定リスト20Bには、端末2方向の複数回数(FECN
通過回数)が記憶されている。このように構成されたシ
ステムの動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0048】端末1のDLCI#Aと、端末2のDLC
I#Bとの間でPVC通信を行なっている時、交換機3
0Aにおけるフレーム転送制御部14Aが端末1のDL
CI#Aへのフレーム送信を行った時点で、該当フレー
ムがFECN付きフレームの場合、輻輳回数測定部19
Aに対して輻輳フレーム送信通知を行なう。輻輳回数測
定部19Aでは、輻輳回数測定リスト20A内のDLC
I#Aの輻輳回数カウンタを+1更新する。CIR決定
部11Aは、(c)に示すように、定期的に(X秒周
期)に輻輳回数測定部19Aに対してDLCI対応の輻
輳回数カウンタの収集を行ない、交換機30内の全輻輳
回数に占める端末1のDLCI#Aの輻輳回数の割合を
算出し、CIR方式容量記憶部13からCIR方式容量
を読み出し、DLCI単位にその輻輳回数の割合に応じ
たCIR再配分を行なう。再配分されたCIR値はCI
R登録リスト12に登録される。
【0049】交換機30Aから交換機30BへのCIR
変更要求(a)と、交換機30BからのCIR変更応答
(b)の動作は図9の第1の実施例と同様である。以
上、交換機30A側の動作について説明したが、交換機
B側の動作についても同様である。このように、第4の
実施例によれば、該当リンクの認定情報速度を最新の過
去一定時間の網の輻輳回数に占める該当リンクの輻輳状
態回数に応じてダイナミックに算出することにより、輻
輳時に各PVCが必要な網リソースを有効利用すること
ができる。即ち、各PVCは輻輳時にも廃棄データを極
力低く抑えて通信の疎通を保証することができる。
【0050】図13は本発明の第5の実施例を示す構成
ブロック図である。図6,図9と同一のものは、同一の
符号を付して示す。交換機30Aにおいて、11Aは交
換機30A内に設けられたCIR決定部、14Aはフレ
ーム転送制御を行なうフレーム転送制御部、17Aは輻
輳時間を測定する輻輳時間測定部、19Aは輻輳回数を
測定する輻輳回数測定部、18Aは輻輳時間測定部17
Aの測定結果を記憶する輻輳時間測定リスト、20Aは
輻輳回数測定部19Aの測定結果を記憶する輻輳回数測
定リストである。交換機30Bにおいて、11Bは交換
機30B内に設けられたCIR決定部、14Bはフレー
ム転送制御を行なうフレーム転送制御部、17Bは輻輳
時間を測定する輻輳時間測定部、19Bは輻輳回数を測
定する輻輳回数測定部、18Bは輻輳時間測定部17B
の測定結果を記憶する輻輳時間測定リスト、20Bは輻
輳回数測定部19Bの測定結果を記憶する輻輳回数測定
リストである。このように構成されたシステムの動作を
説明すれば、以下のとおりである。
【0051】端末1のDLCI#Aと、端末2のDLC
I#Bとの間でPVC通信を行なっている時、交換機3
0Aにおけるフレーム転送制御部14Aが端末1のDL
CI#Aへのフレーム送信を行った時点で、該当フレー
ムがFECN付きのフレームの場合、輻輳時間測定部1
7Aに対して輻輳フレーム送信通知を行なうと共に、輻
輳回数測定部19Aに対して輻輳フレーム送信通知を行
なう。輻輳時間測定部17Aでは、DLCI#AのFE
CN通知カウンタ18A1(図11参照)を+1更新す
る。更に、輻輳時間測定部17Aは、Tms周期でFE
CN通過カウンタ18A2(図11参照)を参照し、カ
ウント値がn以上の場合には、該当DLCIの輻輳時間
カウンタを更新する。輻輳時間は、輻輳時間カウンタの
カウント値×Tmsにより計測できる。
【0052】また、輻輳回数測定部19Aは、DLCI
#Aの輻輳回数カウンタを+1更新する。CIR決定部
11Aは、定期的に(X秒周期)で(c)に示すよう
に、輻輳時間測定部17Aに対してDLCI対応の輻輳
時間カウンタの収集を行なうと共に、輻輳回数測定部1
9Aに対してDLCI対応の輻輳回数カウンタの収集を
行ない、交換機30A内の全輻輳時間に占める端末1の
DLCI#Aの輻輳時間の割合、及び交換機30A内の
全輻輳回数に占める端末1のDLCI#Aの輻輳回数の
割合を算出し、CIR方式容量記憶部13より読み出し
たCIR方式容量よりDLCI単位にその輻輳時間及び
輻輳回数の割合に応じたCIR値の再配分を行なう。再
配分されたCIR値はCIR登録リスト12に登録され
る。
【0053】交換機30Aから交換機30BへのCIR
変更要求(a)と、交換機30BからのCIR変更応答
(b)の動作は図9の第1の実施例と同様である。以
上、交換機30A側の動作について説明したが、交換機
B側の動作についても同様である。このように、第5の
実施例によれば、該当リンクの認定情報速度を最新の過
去一定時間の網の輻輳時間及び輻輳回数に占める該当リ
ンクの輻輳状態時間の割合及び輻輳状態回数に応じてダ
イナミックに算出することにより、輻輳時に各PVCが
必要な網リソースを有効利用することができる。即ち、
各PVCは輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信
の疎通を保証することができる。
【0054】図14は本発明の第6の実施例を示す構成
ブロック図である。図7,図13と同一のものは、同一
の符号を付して示す。交換機30Aにおいて、11Aは
交換機30A内に設けられたCIR決定部、14Aはフ
レーム転送制御を行なうフレーム転送制御部、17Aは
輻輳時間を測定する輻輳時間測定部、19Aは輻輳回数
を測定する輻輳回数測定部、18Aは輻輳時間測定部1
7Aの測定結果を記憶する輻輳時間測定リスト、20A
は輻輳回数測定部19Aの測定結果を記憶する輻輳回数
測定リストである。交換機30Bにおいて、11Bは交
換機30B内に設けられたCIR決定部、14Bはフレ
ーム転送制御を行なうフレーム転送制御部、17Bは輻
輳時間を測定する輻輳時間測定部、19Bは輻輳回数を
測定する輻輳回数測定部、18Bは輻輳時間測定部17
Bの測定結果を記憶する輻輳時間測定リスト、20Bは
輻輳回数測定部19Bの測定結果を記憶する輻輳回数測
定リストである。
【0055】この実施例では、ユーザがグループ分けさ
れており、グループ毎に認定情報速度の最適化を図った
ものである。CIR登録リスト12’は、図に示すよう
にグループ毎に、例えばグループA,グループBという
ようにグループ分けされ、グループ内のPVCのCIR
値が登録されている。このように構成されたシステムの
動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0056】このシステムは、端末1のDLCI#Aと
端末2のDLCI#B間でPVC通信を行なう場合にお
いて、グループ毎に前述した第1の実施例〜第5の実施
例までの処理を行ない、それぞれの実施例に従った各P
VCのCIR値を求めるものである。この実施例によれ
ば、各グループ毎に輻輳状態を緩和することができるC
IR値を求めることができ、各グループは他のグループ
の輻輳状態の影響を受けることはない。このように、第
6の実施例によれば、グループ化したユーザ内で認定情
報速度を求めることにより、輻輳時に各PVCが網リソ
ースを最大限に有効利用することができる。即ち、各P
VCは輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信の疎
通を保証することができる。
【0057】図15は本発明の第7の実施例を示す構成
ブロック図である。図8,図13と同一のものは、同一
の符号を付して示す。交換機30Aにおいて、11Aは
交換機30A内に設けられたCIR決定部、14Aはフ
レーム転送制御を行なうフレーム転送制御部、17Aは
輻輳時間を測定する輻輳時間測定部、19Aは輻輳回数
を測定する輻輳回数測定部、18Aは輻輳時間測定部1
7Aの測定結果を記憶する輻輳時間測定リスト、20A
は輻輳回数測定部19Aの測定結果を記憶する輻輳回数
測定リストである。21Aは、CIR決定部11Aによ
り決定した認定情報速度を、PVC状態確認手順(LM
Iプロトコル)によりユーザに通知するCIR通知部で
ある。交換機30Bにおいて、11Bは交換機30B内
に設けられたCIR決定部、14Bはフレーム転送制御
を行なうフレーム転送制御部、17Bは輻輳時間を測定
する輻輳時間測定部、19Bは輻輳回数を測定する輻輳
回数測定部、18Bは輻輳時間測定部17Bの測定結果
を記憶する輻輳時間測定リスト、20Bは輻輳回数測定
部19Bの測定結果を記憶する輻輳回数測定リストであ
る。21Bは、CIR決定部11Bにより決定した認定
情報速度を、PVC状態確認手順によりユーザに通知す
るCIR通知部である。このように構成されたシステム
の動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0058】交換機30Aにおいて、CIR決定部11
Aは、前述した第1の実施例〜第6の実施例と同様の動
作により各PVCのCIR値を算出する。算出されたC
IR値をLMIプロトコルによりユーザからのポーリン
グによるSE(StatusEnquiry)メッセー
ジを受信した時の応答であるS(Status)メッセ
ージを編集する際に、PVC状態情報要素にCIR値を
設定し、Sメッセージを送信することによりユーザに通
知する。(b)は、ユーザから網に通知されるSEメッ
セージの内容である。メッセージ種別と、レポートタイ
プ情報要素と、リンク完全性情報要素が入っている。こ
れに対して、(c)は網からユーザに通知されるSメッ
セージである。このSメッセージは、メッセージ種別
と、レポートタイプ情報要素とリンク完全性情報要素
と、複数のPVC状態情報要素から構成されており、P
VC状態情報要素の中にDLCI値,Nビット(該DL
CIがPVCとして新規追加されたことを示すビッ
ト),Aビット(PVCが活性中であるか否かを示すビ
ット)と並んでCIR値が書き込まれている。ユーザ
は、このPVC状態確認手順によりCIR値を知ること
ができ、ユーザが輻輳時の通知を受信時の速度制御メカ
ニズムに利用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来は、端末間で固定であった認定情報速度
を、CIR決定手段を設けて、各端末の認定情報速度に
関連する情報(CIR情報)を基に、最適な認定情報速
度をダイナミックに設定するようにした。これにより、
網リソースの有効利用を図ることができる。
【0060】この場合において、前記CIR決定手段
は、1個のPVC登録時に、毎回該当リンクの認定情報
速度及び他のリンクの認定情報速度を、フレームリレー
網の容量に従って全リンク均等に再計算することによ
り、フレームリレー網内のリソースを有効に利用するこ
とができる。即ち、各PVCにおいて、フレームリレー
網のトータルリソースを共有することができる上、輻輳
時にも公平に通信の疎通を保証することができる。
【0061】また、前記CIR決定手段は、該当リンク
の認定情報速度を最新の過去一定時間の通信量と収容交
換機の通信量との比率に応じてダイナミックに算出する
ことにより、輻輳時に各PVCが必要な網リソースを有
効利用することができる。即ち、各PVCは輻輳時にも
廃棄データを極力低く抑えて通信の疎通を保証すること
ができる。また、前記CIR決定手段は、該当リンクの
認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時間に占
める該当リンクの輻輳状態時間の割合に応じてダイナミ
ックに算出することにより、輻輳時に各PVCが必要な
網リソースを有効利用することができる。即ち、各PV
Cは輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信の疎通
を保証することができる。
【0062】また、前記CIR決定手段は、該当リンク
の認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳回数に
占める該当リンクの輻輳状態回数に応じてダイナミック
に算出することにより、輻輳時に各PVCが必要な網リ
ソースを有効利用することができる。即ち、各PVCは
輻輳時にも廃棄データを極力低く抑えて通信の疎通を保
証することができる。
【0063】また、前記CIR決定手段は、該当リンク
の認定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時間及
び輻輳回数に占める該当リンクの輻輳状態時間の割合及
び輻輳状態回数に応じてダイナミックに算出することに
より、輻輳時に各PVCが必要な網リソースを有効利用
することができる。即ち、各PVCは輻輳時にも廃棄デ
ータを極力低く抑えて通信の疎通を保証することができ
る。
【0064】また、前記CIR決定手段は、グループ化
したユーザ内で認定情報速度を求めることにより、輻輳
時に各PVCが網リソースを最大限に有効利用すること
がでる。即ち、各PVCは輻輳時にも廃棄データを極力
低く抑えて通信の疎通を保証することができる。
【0065】更に、前記CIR決定手段により決定した
認定情報速度を、PVC状態確認手順によりユーザに通
知することにより、ユーザが網輻輳時の通知を受信時の
速度制御メカニズムに利用することができる。
【0066】このように、本発明によれば、網リソース
の有効利用を図ることができるフレームリレー網におけ
る認定情報速度の決定システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】クレーム2の作用説明図である。
【図3】クレーム3の作用説明図である。
【図4】クレーム4の作用説明図である。
【図5】クレーム5の作用説明図である。
【図6】クレーム6の作用説明図である。
【図7】クレーム7の作用説明図である。
【図8】クレーム8の作用説明図である。
【図9】本発明の第1の実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図10】本発明の第2の実施例を示す構成ブロック図
である。
【図11】本発明の第3の実施例を示す構成ブロック図
である。
【図12】本発明の第4の実施例を示す構成ブロック図
である。
【図13】本発明の第5の実施例を示す構成ブロック図
である。
【図14】本発明の第6の実施例を示す構成ブロック図
である。
【図15】本発明の第7の実施例を示す構成ブロック図
である。
【符号の説明】
1 端末 2 端末 3 通信パス 10 フレームリレー網 11 CIR決定手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末と端末間でPVC通信を行なうフレ
    ームリレー網において、 フレームリレー網内に、各端末の認定情報速度に関連す
    る情報を基に、該当リンクの認定情報速度を最適に設定
    するCIR決定手段を設けたことを特徴とするフレーム
    リレー網における認定情報速度の決定システム。
  2. 【請求項2】 前記CIR決定手段は、1個のPVC登
    録時に、毎回該当リンクの認定情報速度及び他のリンク
    の認定情報速度を、フレームリレー網の容量に従って全
    リンク均等に再計算することを特徴とする請求項1記載
    のフレームリレー網における認定情報速度の決定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記CIR決定手段は、該当リンクの認
    定情報速度を最新の過去一定時間の通信量と収容交換機
    の通信量との比率に応じてダイナミックに算出すること
    を特徴とする請求項1記載のフレームリレー網における
    認定情報速度の決定システム。
  4. 【請求項4】 前記CIR決定手段は、該当リンクの認
    定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時間に占め
    る該当リンクの輻輳状態時間の割合に応じてダイナミッ
    クに算出することを特徴とする請求項1記載のフレーム
    リレー網における認定情報速度の決定システム。
  5. 【請求項5】 前記CIR決定手段は、該当リンクの認
    定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳回数に占め
    る該当リンクの輻輳状態回数に応じてダイナミックに算
    出することを特徴とする請求項1記載のフレームリレー
    網における認定情報速度の決定システム。
  6. 【請求項6】 前記CIR決定手段は、該当リンクの認
    定情報速度を最新の過去一定時間の網の輻輳時間及び輻
    輳回数に占める該当リンクの輻輳状態時間の割合及び輻
    輳状態回数に応じてダイナミックに算出することを特徴
    とする請求項1記載のフレームリレー網における認定情
    報速度の決定システム。
  7. 【請求項7】 前記CIR決定手段は、グループ化した
    ユーザ内で認定情報を求めることを特徴とする請求項2
    乃至6のいずれかに記載のフレームリレー網における認
    定情報速度の決定システム。
  8. 【請求項8】 前記CIR決定手段により決定した認定
    情報速度を、PVC状態確認手順によりユーザに通知す
    ることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の
    フレームリレー網における認定情報速度の決定システ
    ム。
JP9391795A 1995-04-19 1995-04-19 フレームリレー網における認定情報速度の決定システム Withdrawn JPH08293885A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0927826A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Nec Corp 送信速度最適化装置及び輻輳制御装置
KR100298235B1 (ko) * 1999-07-29 2001-09-29 이계철 과금레코드를 이용하여 영구가상연결(pvc)서비스를 제공하는통신망에서의 서비스 가용도 품질값 추출방법
US6359903B1 (en) 1997-06-04 2002-03-19 Nec Corporation Frame relay communication method and network for fixed-bandwidth telephone signals and alterable-bandwidth facsimile signals

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