JPH08293392A - 静電気除去方法と静電気除去装置と履き物と履き物用ア タッチメント - Google Patents

静電気除去方法と静電気除去装置と履き物と履き物用ア タッチメント

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JPH08293392A
JPH08293392A JP7068305A JP6830595A JPH08293392A JP H08293392 A JPH08293392 A JP H08293392A JP 7068305 A JP7068305 A JP 7068305A JP 6830595 A JP6830595 A JP 6830595A JP H08293392 A JPH08293392 A JP H08293392A
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JP
Japan
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static electricity
footwear
conductive member
human body
ground
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JP7068305A
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English (en)
Inventor
Kenji Nagashitani
谷 賢 治 流
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NAGASHITANI YUKIKAZU
Original Assignee
NAGASHITANI YUKIKAZU
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 静電気(摩擦電気)を人体及び衣類から効果
的に除去すると共に、絶縁性のタイヤで走行する車両の
車体に蓄積される静電気をタイヤあるいはタイヤに設け
る導電性部材を介して放電する。 【構成】 (1)人体及び衣類の一方又は双方に、導通
状態で接触するように保持される導電性部材を、履き物
本体に取り付け、蓄積された静電気を、上記の導電性部
材を介して放電する。 (2)履き物に取り付け可能な履き物用アタッチメント
であって、該アタッチメントは導電性部材を含む部材で
構成され、上記の人体及び衣類の一方又は双方に蓄積さ
れた静電気を、上記の導電性部材を介して放電する。 (3)絶縁性のタイヤで走行する車両において、車体に
蓄積される静電気は、導電性部材で構成するタイヤある
いはタイヤに設ける導電性部材を介して放電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気が乾燥して肌寒く
なる秋季から冬季・春季にかけ人体及び衣類の一方又は
双方に発生する静電気(摩擦電気)を人体あるいは衣類
から効果的に除去すると共に、絶縁性のタイヤで走行す
る車両の車体に蓄積される静電気をタイヤあるいはタイ
ヤに設ける導電性部材を介してアースに放電するための
静電気除去方法と静電気除去装置と履き物と履き物用ア
タッチメントに関するものである。
【0002】
【発明の背景】静電気(摩擦電気)は、大気が乾燥して
肌寒くなる秋季から冬季・春季にかけ人体及び衣類の一
方又は双方に多発する。これは、大気が乾燥して摩擦電
気が放電しにくくなると同時に寒さを防ぐため厚手の衣
類を着用することによって、人体及び衣類における摩擦
運動が多くなることに起因するものと考えられている。
【0003】つまり、体温は厚手の衣類により十分に保
温されると同時に人体及び衣類で盛んな摩擦運動が行わ
れることで人体及び衣類の双方間に多くの摩擦電気が発
生することによる。周知のように、摩擦電気は、異なる
物質同士を摩擦することによって物質双方間に生ずる電
気である。例えば髪の毛と紙を摩擦すると髪の毛と紙と
の間に摩擦電気が発生することは理科の実験等でよく知
られている現象である。この場合負の電気が髪の毛から
紙に移り、髪の毛では正の電気が多くなって、正の電荷
をもち、紙の方は負の電荷を持つことが知られている。
因みに蓄積した二つの紙片がしりぞけ合うのは、二つと
も負の電気をもつからであり、紙が手などに吸いつけら
れるのは紙に蓄積した負の電気が導体である手の正電気
により静電誘導を受け吸引されるからである。つまり、
手に接触することにより紙に蓄積した負の電気は導体で
ある手に移動(放電)して正・負の帯電状態が解消され
ることによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人体及び衣
類に蓄積される静電気(摩擦電気)は、人により異なる
が蓄積し易い人の場合においては、例えばポリエステル
衣類、ゴム靴着用の場合、皮膚から離れているところで
は、約2〜15KVの蓄積が測定され、また冬季・春季
等において、ナイロン絨毯の上をすり足歩行すると、約
9KVの蓄積が測定され、また蓄積した衣類を着脱した
とき、人体に同電位の蓄積が測定される。このように人
体及び衣類の一方又は双方に静電気の蓄積が見られる
と、蓄積した人体及び衣類が電気機器等に接触すると人
体と電気機器間で放電電流がながれ電気機器内に流れ込
んでしまう。また、電気機器周辺で人間が椅子から立っ
たり、他の蓄積した電気機器等が接触することにより発
生する放射ノイズが電気機器等に飛び込み故障乃至誤動
作を発生させてしまう。
【0005】また、人体及び衣類の一方又は双方に蓄積
される静電気の放電による事故と見られるものには、ガ
スタンク内部のメンテナンス中における爆発事故、さら
には、地下鉄工事現場等での噴出ガス等に対する引火爆
発事故、鉱山等での引火爆発事故等のように火気には十
分に注意されている現場等での事故の引火原因の多く
は、人体及び衣類の一方又は双方に蓄積される静電気の
スパークであるとされることから、早急に静電気の除去
方法乃至その装置の開発が待たれているのが現状であ
る。
【0006】また、絶縁性のタイヤで走行する車両の車
体にも走行中に生じる空気摩擦、あるいはエンジン、発
電機、バッテリ等で発生する静電気の蓄積が見られる。
例えばドアー等のノブに手を触れると人体に対して静電
気の放電時による電撃が走る。これは、ドアーのノブに
触れる人体側が蓄積される静電気の放電による場合もあ
るが、ノブ側に蓄積した静電気の放電によることもしば
しばである。そのため、従来もこうした電撃による不快
感を無くするため車体と路面間にアースを吊り下げて走
行することで、車体に蓄積される静電気を除去している
車両もあるくらいである。殊に、上記の車体に蓄積され
る静電気は、今日の車両では、車両自動航法装置等の精
密電子機器が搭載されるようになっているが、こうした
精密電子機器に蓄積した静電気が機器内に流れ込むこと
により故障乃至誤動作を発生させてしまう等の問題を有
していた。
【0007】上記の静電気の蓄積による問題の解決とし
て、例えば人体及び衣類の一方又は双方に対する摩擦電
気による蓄積では、室内等の湿度調節を静電気の発生し
にくい状態にコントロールしたり、各機器に対する完全
な接地を施すことにより上記のようなトラブルを解消し
ているのが現状である。また、静電気の蓄積による人体
の健康に対する影響に関しては、現在臨床例では、アレ
ルギー体質の人が冬季等において静電気の蓄積により、
空気中に浮遊する花粉等が眼乃至鼻・喉等に吸着乃至吸
引(例えば、テレビジョン等のブラウン管の表面に空気
中に浮遊する塵埃等が静電誘導により吸着されるごと
く)されることにより発生するとされているいわゆる花
粉症や、皮膚の炎症が発生した症例が多くレポートされ
ている。その原因の一つに静電気の蓄積により空気中に
浮遊する有害物質が衣類、皮膚、体内等に吸着、吸引、
付着することによるのではないかと指摘されている。し
かし、現在のところこうした皮膚の炎症に対する治療の
対策は、患者に対してなるべく静電気が蓄積しないよう
な衣類の着用を指導する程度にどまり、積極的に蓄積さ
れる静電気を放電する手段は無く、また治療方法に関し
ては未だ十分に解明されておらず、こうした因果関係を
含めて早急な改善が待たれているのが現状である。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、大気が
乾燥して肌寒くなる秋季から冬季・春季にかけ人体及び
衣類の一方又は双方に発生する静電気(摩擦電気)を人
体あるいは衣類から効果的に除去すると共に、絶縁性の
タイヤで走行する車両の車体に蓄積される静電気をタイ
ヤあるいはタイヤに設ける導電性部材を介してアースに
放電するための静電気除去方法と静電気除去装置と履き
物と履き物用アタッチメントを提供することにある。
【0009】
【課題を達成するための手段】そのために、手段として
以下の(1)〜(12)を提供する。 (1)導電性部材を、人体及び衣類の一方又は双方に、
導通状態で接触するように保持し、上記の人体及び衣類
の一方又は双方に蓄積された静電気を、上記の導電性部
材を介してアースに放電するように構成する。 (2)前記導電性部材を介して行うアースに放電する方
法は、直接放電あるいは間接放電で行う。 (3)人体及び衣類の一方又は双方に蓄積される静電気
は、人体に装着する、導電性部材を含む衣類、履き物を
介してアースに放電するように構成する。 (4)前記衣類、履き物に含まれる導電性部材は、全部
あるいは一部がアースに当接可能な金属素材で構成す
る。 (5)前記衣類、履き物に含まれる導電性部材は、全部
あるいは一部がアースに当接可能な導電性ゴムで構成す
る。 (6)前記衣類、履き物に含まれる導電性部材は、全部
あるいは一部がアースに当接可能な導電性繊維で構成す
る。 (7)前記衣類、履き物に含まれる導電性部材は、全部
あるいは一部がアースに当接可能な導電性ペイント等で
構成する。 (8)前記衣類、履き物に含まれる導電性部材は、全部
あるいは一部がアースに当接可能な導電性プラスチック
等で構成する。 (9)人体及び衣類の一方又は双方に、導通状態で接触
するように保持される導電性部材を、履き物本体に取り
付け、上記の人体及び衣類の一方又は双方に蓄積された
静電気を、上記の導電性部材を介してアースに放電する
ように構成する。 (10)履き物に取り付け可能な履き物用アタッチメン
トであって、該アタッチメントは導電性部材を含む部材
で構成され、履き物に取り付けた状態で人体及び衣類の
一方又は双方に導通状態で接触し、上記の人体及び衣類
の一方又は双方に蓄積された静電気を、上記の導電性部
材を介してアースに放電するように構成する。 (11)絶縁性のタイヤで走行する車両において、車体
に蓄積される静電気は、導電性部材で構成するタイヤあ
るいはタイヤに設ける導電性部材を介してアースに放電
するように構成する。 (12)前記導電性部材を介して行うアースに放電する
方法は、直接放電あるいは間接放電で構成行う。
【0010】
【作用】本発明は、上記のような構成を採用したので、
人体及び衣類の一方又は双方に蓄積される静電気(摩擦
電気)は、人体及び衣類の一方又は双方に接触する導電
性部材を介してアースに放電されることになる。従っ
て、静電気除去装置を装着しない場合に見られた約2〜
15KVの蓄積は、全く見られず零電位であるため放電
時の衝撃も皆無であり、人体の健康に対する影響に関し
ても空気中に浮遊する有害物質が蓄積現象によると見ら
れる吸引、付着も皆無となるので、皮膚の炎症をはじめ
空気中に浮遊する花粉等で発生するとされている眼乃至
鼻・喉等のいわゆる花粉症の著しく軽減される。
【0011】また、人体及び衣類の一方又は双方に蓄積
される静電気の放電による事故と見られたガスタンク内
部のメンテナンス中における爆発事故等も防止すること
ができる。また、絶縁性のタイヤで走行する車両に蓄積
される静電気も、導電性部材で構成するタイヤあるいは
タイヤに設ける導電性部材を介してアースに放電される
ことになる。従って、絶縁性のタイヤで走行する車両の
車体に蓄積される静電気の放電による電撃もなく、ま
た、車両自動航法装置等の精密電子機器に対する故障乃
至誤動作も防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る人体の静電気除去装置の
実施例について図1、図2、図3、図4、図5、図6を
参照して説明する。図1、図2、図3及び図4は本発明
に係る静電気除去方法と静電気除去装置と履き物と履き
物用アタッチメントの一実施例を説明するための図であ
る。
【0013】図中、1は、人体Mと衣類、例えば、ナイ
ロン・ポリウレタンの混紡ストッキング3やスカート4
間に蓄積される静電気Eを人体M或いはナイロン・ポリ
ウレタンの混紡ストッキング3やスカート4の双方ある
いはこれらの何れか一方に接触する導電性部材Aを介し
てアースBに放電できるように構成した静電気除去装置
付きの履き物である。
【0014】ところで、前記履き物1に設けられる導電
性部材Aは、履き物1の踵部材1aの外周であって、踵
底部とアースB間が電気的に直接短絡できるように配置
した、例えば本実施例ではステンレス、アルミニウム、
黄銅等で製造した金属箔で構成され、人体Mとナイロン
・ポリウレタンの混紡ストッキング3やスカート4間に
蓄積される静電気Eが導電性部材Aを介して直接的にア
ースBに放電することができるように構成されている。
【0015】2は、前記履き物1と同様に人体Mと衣
類、例えば、ナイロン・ポリウレタンの混紡ストッキン
グ3やスカート4間に蓄積される静電気EをアースBに
放電できるように構成した静電気除去装置付きの履き物
であるが、該履き物2では、履き物2の踵部材2aの内
部に埋め込んだ導電性部材A1 (例えば、本実施例で
は、電極を対向させたチューブ内に放電を助長するため
のネオンガス等を封入した放電管)を介して踵底部とア
ースB間が電気的に間接的に短絡できるように構成され
ている。
【0016】なお、上記の履き物1では、導電性部材A
を踵部材1aの外周を覆う金属箔で説明したが、導電性
部材Aは後述する導電性部材を含めて踵部材1aの内部
に埋め込んで構成してもよく、また、踵部材1a全体を
導電性部材Aで構成してもよく、また踵部材1aに限定
することも無用であり、要するに人体Mと衣類、例え
ば、ナイロン・ポリウレタンの混紡ストッキング3やス
カート4間に蓄積される静電気Eが導電性部材Aを介し
てアースBに放電できるものであれば如何なる構成も含
むものである。
【0017】また、上記の実施例では、導電性部材Aを
履き物1の踵部材1aの外周を覆う金属箔で構成するも
のとして説明したが、履き物1に取り付け(着脱可能)
な履き物用アタッチメントであっても同様の効果を得る
ことが可能であるから、上記の実施例にのみ限定するも
のではない。以下、〜では、図面を省略して導電性
部材Aの具体的に例示したものである。
【0018】前記履き物1の踵部材1aに対して足裏
が接触する部分から地面に接する縦方向に導電性部材A
(本実施例では、例えば金属やカーボンブラック等をバ
インダーであるゴムに混合した導電性ゴム)を配置して
構成する。 前記履き物1の踵部材1aに対して足裏が接触する部
分から地面に接する縦方向に導電性部材A(本実施例で
は、例えばステンレス繊維、黄銅繊維、カーボンブラッ
ク繊維等の導電性繊維)を配置して構成する。
【0019】前記履き物1の踵部材1aに対して足裏
が接触する部分から地面に接する縦方向に導電性部材A
(本実施例では、例えばニッケル粉、銅粉、銅銀複合粉
等を樹脂中に含有させた導電性ペイント)を配置して構
成する。 前記履き物1の踵部材1aに対して足裏が接触する部
分から地面に接する縦方向に導電性部材A(本実施例で
は、例えば導電性カーボンブラックを混入しあもの、あ
るいは黄銅繊維、カーボン繊維、ステンレス繊維等を混
入したもの導電性プラスチック)を配置して構成する。
【0020】なお、上記の導電性部材Aに代えて導電
性フィルム、導電性テープ等であっても同様に構成する
ことができる。図5及び図6は、静電気除去装置付きの
車両Cの説明図である。この静電気除去装置7は、車両
Cの車体5に蓄積される静電気Eをフォイール等の金属
部分8を介して導電性部材Aで構成するタイヤ6あるい
はタイヤ6(本実施例では、導電性部材をタイヤの内側
に配置したもので説明する)に設ける導電性部材Aを介
してアースBに放電するものとして構成する。
【0021】なお、上記の静電気除去装置7では、導電
性部材Aをタイヤ6の内側に配置したもので説明した
が、導電性部材Aは後述する導電性部材を含めてタイヤ
6の内部に埋め込んで構成してもよく、また、タイヤ6
全体を導電性部材Aで構成してもよく、要するに車体5
に蓄積される静電気Eが導電性部材Aを介してアースB
に放電できるものであれば如何様な構成も含むものであ
る。
【0022】前記タイヤ6あるいはタイヤ6に設ける導
電性部材Aは、本実施例では、(ステンレス、アルミ
ニウム、黄銅等で製造した金属箔)、(金属やカーボ
ンブラック等をバインダーであるゴムに混合した導電性
ゴム)、(ステンレス繊維、黄銅繊維、カーボンブラ
ック繊維)、(ニッケル粉、銅粉、銅銀複合粉等を樹
脂中に含有させた導電性ペイント)、(導電性カーボ
ンブラックを混入しあもの、あるいは黄銅繊維、カーボ
ン繊維、ステンレス繊維等を混入したもの導電性プラス
チック)、上記の導電性部材Aに代えて導電性フィル
ム、導電性テープ等であっても同様に構成することがで
きる。
【0023】以下、上記の構成に基づいて本発明に係る
静電気除去方法と静電気除去装置と履き物と履き物用ア
タッチメントの作用を説明する。本発明は、上記のよう
な構成を採用したので、人体Mと衣類(例えば、ナイロ
ン・ポリウレタンの混紡ストッキング3やスカート4)
間に蓄積される静電気E(摩擦電気)は、人体M或いは
衣類(ナイロン・ポリウレタンの混紡ストッキング3や
スカート4)の双方あるいはこれらの何れか一方に接触
する履き物1の踵部材1aに対して足裏が接触する部分
から地面に接する縦方向に配置した導電性部材A(ステ
ンレス、アルミニウム、黄銅等で製造した金属箔)、あ
るいは導電性部材(電極を対向させたチューブ内に放電
を助長するためのネオンガス等を封入した放電管)A1
を介してアースBに放電されることになる。従って、人
体Mとナイロン・ポリウレタンの混紡ストッキング3や
スカート4間に蓄積される静電気E(静電気除去装置を
装着しない場合に見られた約2〜15KV)の蓄積は、
全く見られず人体Mとナイロン・ポリウレタンの混紡ス
トッキング3やスカート4の電位は常に零電位に保持さ
れる。そのため、放電による衝撃も皆無であり、人体M
の健康に対し悪影響すると考えられる空気中に浮遊する
有害物質の吸引、付着も皆無となるので、皮膚の炎症を
はじめ空気中に浮遊する花粉等で発生するとされている
眼乃至鼻・喉等のいわゆる花粉症の著しく軽減される。
【0024】また、人体Mに蓄積される静電気Eの放電
による事故と見られたガスタンク内部のメンテナンス中
における爆発事故等も防止することができる。また、絶
縁性のタイヤ6で走行する車両Cに蓄積される静電気E
も、フォイール等の金属部分8を介してタイヤ6の内側
に設ける導電性部材Aを介してアースBに放電できるか
ら、車体5に蓄積される静電気Eの放電による電撃もな
く、車両Cに搭載する自動航法装置等の精密電子機器等
に対する害も無く故障乃至誤動作も防止できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明した如く、人
体及び衣類に蓄積される静電気(摩擦電気)は、人体及
び衣類の一方又は双方に接触する導電性部材を介してア
ースに放電されるから、放電時の衝撃も皆無であり、人
体の健康に対する影響に関しても空気中に浮遊する有害
物質が蓄積現象によると見られる吸引、付着も皆無とな
るので、皮膚の炎症をはじめ空気中に浮遊する花粉等で
発生するとされている眼乃至鼻・喉等のいわゆる花粉症
等も軽減される。
【0026】また、人体に蓄積される静電気の放電によ
る事故と見られたガスタンク内部のメンテナンス中にお
ける爆発事故等も防止することができる。また、絶縁性
のタイヤで走行する車両に蓄積される静電気も、導電性
部材で構成するタイヤあるいはタイヤに設ける導電性部
材を介してアースに放電されることになるから、絶縁性
のタイヤで走行する車両の車体に蓄積される静電気の放
電による電撃もなく、また、車両自動航法装置等の精密
電子機器に対する故障乃至誤動作も防止される等種々の
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明に係る静電気除去装置付きの履き物
の一実施例を示す斜視図
【図2】は、本発明に係る静電気除去装置付きの履き物
の一実施例を示す斜視図
【図3】は、本発明に係る静電気除去装置付きの履き物
を装着した斜視図
【図4】は、本発明に係る静電気除去装置付きの履き物
を装着した斜視図
【図5】は、本発明に係る静電気除去装置付きの車両の
一実施例を示す斜視図
【図6】は、本発明に係る静電気除去装置付きの車両の
タイヤ部分を示す断面図
【符合の説明】
1 静電気除去装置(履き物) 1a 踵部材 2 静電気除去装置(履き物) 3 衣類 4 スカート 5 車体 6 タイヤ 7 静電気除去装置 8 フォイール等の金属部材 A 導電性部材 A1 導電性部材 B アース C 車両 E 静電気 M 人体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性部材を、人体及び衣類の一方又は双
    方に、導通状態で接触するように保持し、上記の人体及
    び衣類の一方又は双方に蓄積された静電気を、上記の導
    電性部材を介してアースに放電するように構成したこと
    を特徴とする静電気除去方法。
  2. 【請求項2】前記導電性部材を介して行うアースに放電
    する方法は、直接放電あるいは間接放電で構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の静電気除去方法。
  3. 【請求項3】人体及び衣類の一方又は双方に蓄積される
    静電気は、人体に装着する、導電性部材を含む衣類、履
    き物を介してアースに放電するように構成したことを特
    徴とする静電気除去装置。
  4. 【請求項4】前記衣類、履き物に含まれる導電性部材
    は、全部あるいは一部がアースに当接可能な金属素材で
    構成されたことを特徴とする請求項3記載の静電気除去
    装置。
  5. 【請求項5】前記衣類、履き物に含まれる導電性部材
    は、全部あるいは一部がアースに当接可能な導電性ゴム
    で構成されたことを特徴とする請求項3記載の静電気除
    去装置。
  6. 【請求項6】前記衣類、履き物に含まれる導電性部材
    は、全部あるいは一部がアースに当接可能な導電性繊維
    で構成されたことを特徴とする請求項3記載の静電気除
    去装置。
  7. 【請求項7】前記衣類、履き物に含まれる導電性部材
    は、全部あるいは一部がアースに当接可能な導電性ペイ
    ント等で構成されたことを特徴とする請求項3記載の静
    電気除去装置。
  8. 【請求項8】前記衣類、履き物に含まれる導電性部材
    は、全部あるいは一部がアースに当接可能な導電性プラ
    スチック等で構成されたことを特徴とする請求項3記載
    の静電気除去装置。
  9. 【請求項9】人体及び衣類の一方又は双方に、導通状態
    で接触するように保持される導電性部材を、履き物本体
    に取り付け、上記の人体及び衣類の一方又は双方に蓄積
    された静電気を、上記の導電性部材を介してアースに放
    電するように構成したことを特徴とする履き物。
  10. 【請求項10】履き物に取り付け可能な履き物用アタッ
    チメントであって、該アタッチメントは導電性部材を含
    む部材で構成され、履き物に取り付けた状態で人体及び
    衣類の一方又は双方に導通状態で接触し、上記の人体及
    び衣類の一方又は双方に蓄積された静電気を、上記の導
    電性部材を介してアースに放電するように構成したこと
    を特徴とする履き物用アタッチメント。
  11. 【請求項11】絶縁性のタイヤで走行する車両におい
    て、車体に蓄積される静電気は、導電性部材で構成する
    タイヤあるいはタイヤに設ける導電性部材を介してアー
    スに放電するように構成したことを特徴とする静電気除
    去方法。
  12. 【請求項12】前記導電性部材を介して行うアースに放
    電する方法は、直接放電あるいは間接放電で構成したこ
    とを特徴とする請求項9記載の静電気除去方法。
JP7068305A 1995-03-27 1995-03-27 静電気除去方法と静電気除去装置と履き物と履き物用ア タッチメント Pending JPH08293392A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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