JPH08293356A - コネクタ付同軸ケーブル - Google Patents
コネクタ付同軸ケーブルInfo
- Publication number
- JPH08293356A JPH08293356A JP7098620A JP9862095A JPH08293356A JP H08293356 A JPH08293356 A JP H08293356A JP 7098620 A JP7098620 A JP 7098620A JP 9862095 A JP9862095 A JP 9862095A JP H08293356 A JPH08293356 A JP H08293356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- coaxial cable
- capacitor
- pin
- vswr
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 UDCコネクタ付同軸ケーブルのVSWRを
改善する。 【構成】 コネクタ12のピン121と同軸ケーブル1
1の芯線との接続部分にコンデンサ124を直列に挿入
する。 【効果】 上記接続部分のインダクタンス成分をコンデ
ンサで打ち消すことでVSWRが向上する。
改善する。 【構成】 コネクタ12のピン121と同軸ケーブル1
1の芯線との接続部分にコンデンサ124を直列に挿入
する。 【効果】 上記接続部分のインダクタンス成分をコンデ
ンサで打ち消すことでVSWRが向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線機器等に使用され
るコネクタ付同軸ケーブルに係り、特にUDCコネクタ
(User´s Design Conectur)と呼ばれる小型コネクタ
の付いた同軸ケーブルに関するものである。
るコネクタ付同軸ケーブルに係り、特にUDCコネクタ
(User´s Design Conectur)と呼ばれる小型コネクタ
の付いた同軸ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】同軸ケーブルは、無線周波数の機器間の
接続や測定系等で使用され、通常はその一端又は両端に
コネクタを付けて機器との接続が行われる。このための
UDCコネクタは、最近の機器の小型化及び高周波化に
伴い、同軸ケーブル用コネクタとして標準化されたもの
がなく、このため小型無線機器等の製作と合わせてコネ
クタのユーザ側がそれぞれ設計・製作しているものであ
る。
接続や測定系等で使用され、通常はその一端又は両端に
コネクタを付けて機器との接続が行われる。このための
UDCコネクタは、最近の機器の小型化及び高周波化に
伴い、同軸ケーブル用コネクタとして標準化されたもの
がなく、このため小型無線機器等の製作と合わせてコネ
クタのユーザ側がそれぞれ設計・製作しているものであ
る。
【0003】図3は、このUDCコネクタを用いた従来
のコネクタ付同軸ケーブルを示すもので、同軸ケーブル
31の一端にコネクタ32が取付けられている。コネク
タ32はその断面が概略的に示されていて、同軸ケーブ
ル31の芯線に接続されるピン321、同軸ケーブル3
1の外側導体に接続される円筒状導体322、ピン31
を支持する絶縁体323等から構成されている。
のコネクタ付同軸ケーブルを示すもので、同軸ケーブル
31の一端にコネクタ32が取付けられている。コネク
タ32はその断面が概略的に示されていて、同軸ケーブ
ル31の芯線に接続されるピン321、同軸ケーブル3
1の外側導体に接続される円筒状導体322、ピン31
を支持する絶縁体323等から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コネクタ及びコネクタ
と同軸ケーブルとの接続部分は同軸内部のような均一な
分布定数回路にはならず、特に芯線の部分が長くなる傾
向にある。このため同軸ケーブル側からみたUDCコネ
クタのインピーダンスには一般にインダクタンス成分が
生じる。このためVSWR(定在波比)が大きくなり、
伝送損失の増大、周波数特性の劣化による歪みなどで、
例えば測定が正確に行えなくなるという問題があった。
と同軸ケーブルとの接続部分は同軸内部のような均一な
分布定数回路にはならず、特に芯線の部分が長くなる傾
向にある。このため同軸ケーブル側からみたUDCコネ
クタのインピーダンスには一般にインダクタンス成分が
生じる。このためVSWR(定在波比)が大きくなり、
伝送損失の増大、周波数特性の劣化による歪みなどで、
例えば測定が正確に行えなくなるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、VSWR劣化の少ないコ
ネクタ付同軸ケーブルを提供するにある。
ネクタ付同軸ケーブルを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同軸ケーブル
の芯線をコネクタの中心ピンと接続し、同軸ケーブルの
外側導体をコネクタの外側導体と接続して構成したコネ
クタ付同軸ケーブルにおいて、上記同軸ケーブルの芯線
と上記コネクタの中心ピンとの接続部分にコンデンサを
直列挿入したことを特徴とするコネクタ付同軸ケーブル
を開示する。
の芯線をコネクタの中心ピンと接続し、同軸ケーブルの
外側導体をコネクタの外側導体と接続して構成したコネ
クタ付同軸ケーブルにおいて、上記同軸ケーブルの芯線
と上記コネクタの中心ピンとの接続部分にコンデンサを
直列挿入したことを特徴とするコネクタ付同軸ケーブル
を開示する。
【0007】
【作用】同軸ケーブルの芯線とコネクタの接続部分にコ
ンデンサを直列挿入することで、その接続部分のインダ
クタンスによる誘導性リアクタンス成分が打ち消され、
VSWRを小さくできる。
ンデンサを直列挿入することで、その接続部分のインダ
クタンスによる誘導性リアクタンス成分が打ち消され、
VSWRを小さくできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明になるコネクタ付同軸ケーブルの一実施例を示すも
ので、UDCコネクタ12の構造が模式的に断面図で示
されている。即ち、コネクタ12は、ピン121、外側
円筒状導体122、ピン121を支持する絶縁体123
の他に、ピン121と同軸ケーブル11の接続部にコン
デンサ124を直列挿入して構成されている。コンデン
サ124は高周波帯で使用可能なものであり、例えばチ
タンコンデンサを用いる。
発明になるコネクタ付同軸ケーブルの一実施例を示すも
ので、UDCコネクタ12の構造が模式的に断面図で示
されている。即ち、コネクタ12は、ピン121、外側
円筒状導体122、ピン121を支持する絶縁体123
の他に、ピン121と同軸ケーブル11の接続部にコン
デンサ124を直列挿入して構成されている。コンデン
サ124は高周波帯で使用可能なものであり、例えばチ
タンコンデンサを用いる。
【0009】図2は、同軸ケーブル等の特性を表すのに
よく用いられるスミスチャートである。伝送路(同軸ケ
ーブル)の特性インピーダンスZ0、ある点から伝送路
をみたインピーダンスZの実部をR、虚部をXとしたと
き、図2の符号R1、R2、R3…で示されている円上
がR/Z0一定の軌跡を、符号XL1、XL2、…、X
C1、XC2、…で示される円弧上がX/Z0一定の軌
跡を示している。そしてR/Z0一定のその値を符号R
1、R2、…が表しているとするとR1<R2…であ
る。又、直線ABより上半分はX/Z0>0、即ち誘導
性リアクタンスを示し、直線ABより下半分がX/Z0
<0、即ち容量性リアクタンスの領域である。更に誘導
性リアクタンス領域の円弧XL1、XL2、…がX/Z
0一定のその一定値を符号XL1,XL2…が示してい
るとするとXL1<XL2…であり、同様に容量性リア
クタンス領域の円弧XC1、XC2、…がX/Z0一定
のその一定値を符号XC1,XC2…が示しているとす
ると、XC1<XC2<…である。直線AB上ではX=
0、即ちZ/Z0=R(実数)である。
よく用いられるスミスチャートである。伝送路(同軸ケ
ーブル)の特性インピーダンスZ0、ある点から伝送路
をみたインピーダンスZの実部をR、虚部をXとしたと
き、図2の符号R1、R2、R3…で示されている円上
がR/Z0一定の軌跡を、符号XL1、XL2、…、X
C1、XC2、…で示される円弧上がX/Z0一定の軌
跡を示している。そしてR/Z0一定のその値を符号R
1、R2、…が表しているとするとR1<R2…であ
る。又、直線ABより上半分はX/Z0>0、即ち誘導
性リアクタンスを示し、直線ABより下半分がX/Z0
<0、即ち容量性リアクタンスの領域である。更に誘導
性リアクタンス領域の円弧XL1、XL2、…がX/Z
0一定のその一定値を符号XL1,XL2…が示してい
るとするとXL1<XL2…であり、同様に容量性リア
クタンス領域の円弧XC1、XC2、…がX/Z0一定
のその一定値を符号XC1,XC2…が示しているとす
ると、XC1<XC2<…である。直線AB上ではX=
0、即ちZ/Z0=R(実数)である。
【0010】上記のスミスチャートにおいて、従来の図
3のコネクタに負荷Z0を接続して同軸ケーブル31か
らコネクタをみたインピーダンスに、前述のようにイン
ダクタンス成分が生じ、その値がXL3であったとする
と、そのインピーダンスは図2の円R3と円弧XL3の
交点Cで表される。但し図2のR3はR/Z0=1とな
る等抵抗円であるとする。そこで、本実施例の図1のよ
うに、コンデンサ124を上記のインダクタンス成分X
L3と直列となるように挿入すると、インダクタンス成
分がコンデンサCにより打ち消され、同軸ケーブル11
からみたインピーダンスの虚数部XL3が小さくなり、
これは図2で点Cから円R3に沿ってCの方へ移動する
ことを意味する。従って、この移動により丁度点Cが円
R3と直線ABの交点Dに移るだけの容量を持つコンデ
ンサ124を挿入すれば、同軸ケーブル11からみたイ
ンピーダンスは特性インピーダンスZ0に整合し、VS
WRを1とすることができる。但し、同軸ケーブルを介
して伝送される信号の周波数帯域幅が0でない場合は、
その周波数帯域内のすべての周波数で完全に整合がとれ
ないが、信号帯域のほぼ中心周波数で上記の整合をとる
ようにコンデンサ124の容量を定めておけば反射の少
ないコネクタとすることができる。そしてこのコンデン
サの容量は、例えば900MHz帯で数PF程度であ
る。
3のコネクタに負荷Z0を接続して同軸ケーブル31か
らコネクタをみたインピーダンスに、前述のようにイン
ダクタンス成分が生じ、その値がXL3であったとする
と、そのインピーダンスは図2の円R3と円弧XL3の
交点Cで表される。但し図2のR3はR/Z0=1とな
る等抵抗円であるとする。そこで、本実施例の図1のよ
うに、コンデンサ124を上記のインダクタンス成分X
L3と直列となるように挿入すると、インダクタンス成
分がコンデンサCにより打ち消され、同軸ケーブル11
からみたインピーダンスの虚数部XL3が小さくなり、
これは図2で点Cから円R3に沿ってCの方へ移動する
ことを意味する。従って、この移動により丁度点Cが円
R3と直線ABの交点Dに移るだけの容量を持つコンデ
ンサ124を挿入すれば、同軸ケーブル11からみたイ
ンピーダンスは特性インピーダンスZ0に整合し、VS
WRを1とすることができる。但し、同軸ケーブルを介
して伝送される信号の周波数帯域幅が0でない場合は、
その周波数帯域内のすべての周波数で完全に整合がとれ
ないが、信号帯域のほぼ中心周波数で上記の整合をとる
ようにコンデンサ124の容量を定めておけば反射の少
ないコネクタとすることができる。そしてこのコンデン
サの容量は、例えば900MHz帯で数PF程度であ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、UDCコネクタの整合
ミスによるVSWR劣化が少ないコネクタ付同軸ケーブ
ルを実現できる。
ミスによるVSWR劣化が少ないコネクタ付同軸ケーブ
ルを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ付同軸ケーブルの一実施例を
示す図である。
示す図である。
【図2】図1の実施例の特性の説明図である。
【図3】従来のコネクタ付同軸ケーブルの構成を示す図
である。
である。
11 同軸ケーブル 12 UDCコネクタ 121 ピン 122 円筒状導体 123 絶縁体 124 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 17/12 H01R 17/12 Z H03H 7/38 H03H 7/38 Z
Claims (1)
- 【請求項1】 同軸ケーブルの芯線をコネクタの中心ピ
ンと接続し、同軸ケーブルの外側導体をコネクタの外側
導体と接続して構成したコネクタ付同軸ケーブルにおい
て、 上記同軸ケーブルの芯線と上記コネクタの中心ピンとの
接続部分にコンデンサを直列挿入したことを特徴とする
コネクタ付同軸ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7098620A JPH08293356A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | コネクタ付同軸ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7098620A JPH08293356A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | コネクタ付同軸ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293356A true JPH08293356A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14224602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7098620A Pending JPH08293356A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | コネクタ付同軸ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08293356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010021076A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Fujitsu Ltd | 同軸コネクタ及び高周波信号伝送方法 |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP7098620A patent/JPH08293356A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010021076A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Fujitsu Ltd | 同軸コネクタ及び高周波信号伝送方法 |
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