JP3296017B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3296017B2
JP3296017B2 JP12319393A JP12319393A JP3296017B2 JP 3296017 B2 JP3296017 B2 JP 3296017B2 JP 12319393 A JP12319393 A JP 12319393A JP 12319393 A JP12319393 A JP 12319393A JP 3296017 B2 JP3296017 B2 JP 3296017B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属筐体上に設置されるアンテナ
として図5に示す如きものが提案されている。この種の
ものでは、同図に示すように、λ/4モノポールアンテ
ナ1が設置されている金属筐体2には切込み3が設けら
れており、この切込み3は給電点1aが設けられている
金属筐体2の上面よりλ/4すなわち0.25λだけ下
方の位置に0.25λの深さで形成されており、この切
込み3内の上下部は左端がショートされ、右端がオープ
ン端3aとなっている平行2線路(スタブ)として機能
する。そして、金属筐体2の右側面の最上部からオープ
ン端3aまでの部分すなわち長さが0.25λとなって
いる部分は、λ/4モノポールアンテナ1と一体とな
り、両者でλ/2ダイポールアンテナの如くに動作す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
アンテナ装置では、切込み3の長さが0.25λと固定
されているため、金属筐体2の横長さlは必然的にこれ
より長いものとなり、金属筐体2の小型化が制限され、
また切込み3が理想通りに動作せずアンテナパターンが
劣化して所望方向の利得が低下するという問題がある。
更に、製造段階を考えると、λ/4モノポールアンテナ
1の長さを変えて異なった波長すなわち異なった周波数
で使用するアンテナ装置を製造するときは、金属筐体2
の上面からオープン端3aまでの長さも、それに合わせ
て変更しなければならないので、機種毎、すなわち、使
用周波数毎にその装置の金属筐体2を製造しなければな
らず、不利である。本発明は、上記の如き事情に鑑みて
なされたものであり、アンテナが設置される導体筐体又
は導体板の横長さに制限がなく、かつ所望方向の利得
高くすることができ、更に使用周波数に応じて、各種導
体筐体等を製造する必要がないアンテナ装置の提供を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上記のような導体筐体又は導体板を複数に
分割して、アンテナが設置されている導体筐体又は導体
板からなる主導体と、この主導体とは別構成の導体筐体
又は導体板からなる1又は複数の副導体とで構成し、且
つこれらの導体の間の電気的な結合は、実質的にリアク
タンス成分のみを持つ1又は複数の受動素子のみを介し
て行う構成にした。
【0005】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の構成を示すもの
である(なお、図1の(a)は正面図、同図の(b)は
右側面図となっている)。すなわち、本実施例は、モノ
ポールアンテナ5と、このモノポールアンテナ5への給
電点5aが上面に形成されている主金属筐体6と、この
主金属筐体6とは別体の副金属筐体7と、上記主金属筐
体6および副金属筐体7を電気的に結合する受動素子部
8より構成されている。
【0006】主金属筐体6および副金属筐体7は、表面
部が金属等の導体であれば内面部は樹脂等でもよく、主
金属筐体6には、例えば高周波回路が収納されており、
副金属筐体7には、この高周波回路と図示しない線路で
接続されているその他の回路が収納されている。また、
受動素子部8は例えば円管状となっており、内部には、
受動素子として機能し、主金属筐体6の下面と副金属筐
体7の上面との間に接続されているチップ回路が収納さ
れている。主金属筐体6及び副金属筐体7は後述するよ
うに所定の位置関係で固定されるので、チップ回路部品
は円管内に収納せず、むき出しのままにすることも可能
である。そして、このチップ回路の主金属筐体6の下面
および副金属筐体7の上面における接続点は、図1の
(a)に示すように、主金属筐体6、副金属筐体7の厚
さ方向では、いずれも略、中央部であるが左右方向で
は、それぞれ左端から長さd1、d2と異なった位置とな
っている。また、同図の(b)に示すように、主金属筐
体6、副金属筐体7は、その厚さ方向に、長さSだけ、
ずらして配置されている。なお、実際には、主金属筐体
6および副金属筐体7の位置関係をアンテナ特性面から
最適なものとして固定すべく(アンテナ特性は上記長さ
1、d2、Sにより変化する)、主金属筐体6および副
金属筐体7は、その位置関係で固定される。その固定方
法としては、主金属筐体6等を一体的にモールドする方
法、固定具を用いて通信機の機器ケース本体(プラスチ
ック製ケース)に取付ける方法等が採用可能である。
【0007】上記の如くに構成されたアンテナ装置にお
いては、モノポールアンテナ5を給電点5aから励起す
ると、モノポールアンテナ5、主金属筐体6、副金属筐
体7に電流が分布し、これにより電波が送信される。そ
してこの電流分布は、主金属筐体6と副金属筐体7とを
電気的に結合している前記受動素子部8のチップ部品の
インピーダンスに応じたものとなり、延いてはアンテナ
パターンもこのインピーダンスに応じたものとなる。ま
た、上記チップ部品をリアクタンス成分すなわちインダ
クタンスおよびキャパシタンス成分のみを持ち、抵抗成
分を持たないものとした場合には、当該受動素子部8で
の損失を無視できるものとすることができる。
【0008】図2は、本発明の第2の実施例の構成を示
すものである(なお、同図の(a)は正面および左側面
図を示し、同図の(b)は受動素子部8およびこの受動
素子部8と主金属筐体6および副金属筐体7との接続部
を拡大して示した拡大図である)。この図2において
は、前記図1における各構成部と同一機能を有する構成
部には同一符号を付している。本実施例においては、モ
ノポールアンテナ5は長さが0.22λ(ただしλは、
使用中心周波数に対応する波長であり、以下において同
様とする)で、半径が0.0025λの円柱状となって
おり、また主金属筐体6および副金属筐体7はいずれも
縦長さが0.5λ、横長さが0.4λ、厚さが0.02
λ以下の直方体状となっており、主金属筐体6の下面と
副金属筐体7の上面との間には0.05λの隙間が設け
られている。そして受動素子部8は、主金属筐体6の正
面の右端下部(すなわちモノポールアンテナ5が設けら
れている左端上部と対角の位置)と副金属筐体7の正面
の右端上部を接続している。同図の(b)に示すように
受動素子部8は、接続金属板8a、誘電体板8bとから
構成されているが、接続金属板8aは長方形状をしてお
り、その上端部は上記主金属筐体6の正面の右端下部
に、直接、電気的に接続されており、またその下端部は
上記副金属筐体7の正面の右端上部に誘電体板8bを介
して接続している。すなわち、この接続金属板8aの下
端部では、当該下端部と誘電体板8bとこれに対応する
副金属筐体7の面とよりコンデンサが形成されている。
そして、このコンデンサのインピーダンスは、水平面内
のアンテナパターンを好ましいものとすべく−j200
オームから−j600オーム程度のものとしている。
【0009】図3は、給電点5aを原点としx、y、z
軸を図2の(a)に示すように与えたときのx、y平面
すなわち水平面内のアンテナパターン(垂直波成分)を
示すものであり、点線、実線等は、受動素子部8のイン
ピーダンスを−100j、−250j、−400jと変
えて計算したときの計算結果で、白丸で示されているの
は実測値である。なお、この図3からも受動素子部8の
インピーダンスを変えることにより、アンテナパターン
が変化していることは、明らかで、受動素子部8のイン
ピーダンスを調節することにより、アンテナパターンを
制御することが可能である。従って、図示しない外部ス
イッチにより、受動素子部8のインピーダンスを調節し
てアンテナパターンを所望のものとすることも可能とな
る。
【0010】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、この発明を逸脱しない範囲内において種々変形応用
可能である。
【0011】例えば、図4に示すように、アンテナ10
をマイクロストリップアンテナ或いは逆Fアンテナとし
てもよく、副金属筐体7を1個のみではなく、2、3、
……個(同図では2個)としてもよく、更に、各金属筐
体間を接続する受動素子部を複数(同図では3個)とし
てもよいことは勿論である。また、上記の如く、マイク
ロストリップアンテナ或いは逆Fアンテナを利用したと
きは、構造的に突起部がなく、携帯、取扱に便利とな
る。
【0012】また上記各実施例はアンテナが金属筐体に
設置されているものであったが、金属筐体に限られず導
体板であっても良いことは無論である。
【0013】
【発明の効果】本願発明は、以上詳述したように、従来
のアンテナ装置においては単一の構成であった導体筐体
等を複数に分割して、アンテナが設置されている導体筐
体又は導体板からなる主導体と、この主導体とは別構成
の導体筐体又は導体板からなる1又は複数の副導体とで
構成し、且つこれらの導体の間の電気的な結合は、実質
的にリアクタンス成分のみを持つ1又は複数の受動素子
のみを介して行う構成にしたアンテナ装置に係るもので
あるから、アンテナが設置される導体筐体等の横長さに
制限がなく、かつ所望方向の利得高くすることがで
、更に使用周波数に応じて、各種導体筐体等を製造す
る必要がないアンテナ装置の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本願発明の他の実施例の構成を示す図である。
【図3】図2に示す実施例のアンテナパターンを示す図
である。
【図4】本願発明の変形応用例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 λ/4モノポールアンテナ 1a、5a 給電点 2 金属筐体 3 切込み 3a オープン端 5 モノポールアンテナ 6 主金属筐体 7 副金属筐体 8 受動素子部 8a 接続金属板 8b 誘電体板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 1/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナと、 このアンテナが設置されている、導体筐体又は導体板か
    らなる主導体と、 上記主導体とは別構成の導体筐体又は導体板からなる1
    又は複数の副導体とを備えたアンテナ装置において、 上記各導体の間の電気的な結合は、実質的にリアクタン
    ス成分のみを持つ1又は複数の受動素子のみを介して行
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 上記アンテナがモノポールアンテナ、マ
    イクロストリップアンテナ又は逆Fアンテナであること
    を特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 上記主導体、副導体及び受動素子は、通
    信機のプラスチック製ケース内に収納されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 外部スイッチを設け、この外部スイッチ
    の操作により、上記受動素子の特性値を制御できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のアン
    テナ装置。
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