JPH08293019A - パターン認識用辞書作成方法および装置並びにパターン認識方法および装置 - Google Patents

パターン認識用辞書作成方法および装置並びにパターン認識方法および装置

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JPH08293019A
JPH08293019A JP7119383A JP11938395A JPH08293019A JP H08293019 A JPH08293019 A JP H08293019A JP 7119383 A JP7119383 A JP 7119383A JP 11938395 A JP11938395 A JP 11938395A JP H08293019 A JPH08293019 A JP H08293019A
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Japan
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pattern
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dictionary
thin
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JP7119383A
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Norio Watabe
典生 渡部
Toshihide Maeda
利秀 前田
Hideaki Sonoda
英明 薗田
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 類似パターンとの混同の誤判定を防止する。 【構成】 作成対象文字71が収縮されて細り文字74
が形成される。作成対象文字71と類似文字72、73
とが照合されて作成対象文字に存在する存在特徴部7
5、77、作成対象文字に存在しない不存在特徴部7
6、78が抽出される。存在特徴部と細り文字とが照合
されて細り存在特徴部79、80が抽出される。細り存
在特徴部79、80と不存在特徴部76、78とが加算
されて特徴辞書82が形成される。文字検査は被検査文
字と特徴辞書82とが照合され一致不一致で良否が判定
される。 【効果】 文字検査に際し、特徴辞書82の不存在特徴
部76、78では判定できない場合に細り存在特徴部7
9、80で特徴辞書特定文字か類似文字かを識別できる
ため、文字認識率を向上できる。認識すべき実パターン
の画像で特徴辞書を作成できるため、特徴辞書を随時作
成でき全てのパターンの認識に随時対処できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン認識技術、特
に、パターン認識方法に使用される辞書の作成技術に関
し、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICとい
う。)の製造工程において、製品名や製品番号等を明示
するためにICのパッケージに表示された文字や数字お
よび記号等(以下、文字という。)を検査するのに利用
して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ICの品種やその製造記録を表示するた
めに、ICのパッケージには文字が表示される。通例、
この文字は自動捺印装置によって印字されるため、捺印
洩れ、滲み、消え、二重印刷、インクの汚れ、傾き等の
不良が発生することがある。そこで、ICの製造工程に
おいては、自動捺印装置を経た全ての製品に対して印字
された文字の良否検査が実施されている。この文字の検
査作業は多量な検査対象に対する単調な作業であるた
め、その自動化が推進されている。
【0003】文字の良否検査を自動的に実施する技術と
しては、検査対象である文字の画像を人工視覚装置によ
って形成し、形成した文字画像と予め記録された標準文
字画像(以下、辞書という。)とをパターンマッチング
(照合)してその異同によって良否を判定するパターン
マッチング法が、広く知られている。このパターンマッ
チング法においては、辞書の内容が検査の精度に大きく
影響する。
【0004】従来のこの種の辞書の作成方法を述べてあ
る例としては、電子通信学会発行電子通信学会技術研究
報告書PRL85−1、株式会社富士通研究所厚木研究
所肥塚哲男、平岡規之、中島雅人、稲垣雄史による「学
習に基づく特徴辞書作成の一手法」、がある。
【0005】すなわち、ここに発表されている辞書は、
太り辞書と、細り辞書と、特徴辞書とから構成されてお
り、特徴辞書は次の手法によって作成される。まず、特
徴辞書を作成しようとする作成対象文字に対して類似す
る類似文字が選定される。次いで、作成対象文字と類似
文字との相互がパターンマッチングされて、不一致絵素
部分に対して特徴ビット(特徴部)が付与される。例え
ば、文字「6」の特徴辞書が作成される場合、類似文字
「8」および「9」が選定され、作成対象文字「6」
と、類似文字「8」および「9」とのパターンマッチン
グによって「6」の「右側の切欠部」が「特徴ビット」
として抽出されて、この「右側の切欠部」を「特徴部」
として登録した特徴辞書が作成される。
【0006】なお、パターンの良否検査装置を述べてあ
る例としては、特公平2−30065号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特徴辞書の作成方法においては、特徴辞書の特徴部分
(特徴ビット)が類似文字に無い部分(切欠部)によっ
て構成されているため、類似文字を「良」として誤判定
してしまう、例えば、右側の一部が切断した「8」を
「6」と誤判定してしまうという問題点があることが、
本発明者によって明らかにされた。
【0008】本発明の目的は、類似パターンとの混同の
誤判定を防止することができるパターン認識用辞書の作
成技術を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、このパターン認識用
辞書の作成技術を使用したパターン認識技術を提供する
ことにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0012】すなわち、作成対象パターンとこれに類似
する類似パターンとが照合されて特徴辞書が作成される
パターン認識用辞書作成装置において、前記作成対象パ
ターンが収縮されて細りパターンが形成される細りパタ
ーン形成手段と、前記作成対象パターンと前記類似パタ
ーンとが照合されて作成対象パターンに存在する存在特
徴部および作成対象パターンに存在しない不存在特徴部
がそれぞれ抽出される特徴部抽出手段と、前記存在特徴
部と前記細りパターンとが照合されて細り存在特徴部が
抽出される細り存在特徴部抽出手段と、前記細り存在特
徴部と前記不存在特徴部とが加算されて特徴辞書が形成
される加算処理手段と、を備えていることを特徴とす
る。
【0013】また、パターン認識装置は、前記パターン
認識用辞書作成装置によって作成された特徴辞書が記憶
されるメモリーと、認識対象パターンが人工視覚装置に
よって撮映され画像が形成される画像形成手段と、前記
認識対象パターンの画像と前記特徴辞書とが照合される
照合手段と、前記認識対象パターンが前記照合の結果に
おいて一致した特徴辞書により特定されるパターンとし
て認識される判定手段と、を備えていることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】前記したパターン認識用辞書作成装置において
は、細りパターン形成手段によって作成対象パターンが
収縮されて細りパターンが形成される。他方、特徴部抽
出手段によって作成対象パターンと類似パターンとが照
合されて作成対象パターンに存在する存在特徴部および
作成対象パターンに存在しない不存在特徴部がそれぞれ
抽出される。次いで、細り存在特徴部抽出手段によって
存在特徴部と細りパターンとが照合されて細り存在特徴
部が抽出される。そして、加算処理手段によって細り存
在特徴部と不存在特徴部とが加算されて特徴辞書が形成
される。
【0015】前記したパターン認識装置においては、パ
ターン認識用辞書作成装置によって特徴辞書が作成され
てメモリーに予め記憶される。パターン認識に際して、
認識対象パターンが人工視覚装置によって撮映され画像
が形成される。この認識対象パターンの画像と前記特徴
辞書とが照合手段によって照合される。そして、認識対
象パターンがこの照合の結果において一致した特徴辞書
により特定されるパターンとして認識される。
【0016】このパターン認識において特徴辞書によっ
てきわめて類似したパターンが識別されるに際して、特
徴辞書における不存在特徴部が僅かで判定幅が狭く、こ
の不存在特徴部だけによっては特徴辞書が特定するパタ
ーンか類似パターンかの判定が困難である場合には、細
り存在特徴部の有無が判定に寄与するため、特徴辞書が
特定するパターンか類似パターンかを確実に識別するこ
とができる。したがって、前記パターン認識装置の認識
率はきわめて高くなる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例である文字認識用辞
書作成方法を示す模式図である。図2は本発明の一実施
例である文字検査装置を示す斜視図、図3はそのブロッ
ク図である。図4は本発明の一実施例である文字検査方
法を示すフローチャート図、図5および図6はその説明
図である。図7は本発明の他の実施例である文字読取方
法を説明するための説明図である。
【0018】本実施例において、本発明に係るパターン
認識用辞書作成装置は、ICのパッケージに表示された
文字を検査する際に使用される文字認識用辞書を作成す
るものとして構成されており、ICのパッケージに表示
された文字を検査する文字検査装置に組み込まれてい
る。すなわち、本発明に係るパターン認識装置の一実施
例である文字検査装置12は、IC10のパッケージに
表示されたパターンの一例である文字11を検査するも
のとして構成されている。
【0019】文字検査装置12は直方体形状の箱形に形
成された機台13を備えており、機台13の上にはXY
テーブル14が設備されている。XYテーブル14には
コンベア15によってプリント配線基板16が搬送され
て移載されるようになっており、このプリント配線基板
16の上に検査対象である文字11が表示されたIC1
0が複数個搭載されている。機台13にはフロッピーデ
ィスク駆動装置17が設備されている。機台13の上に
は箱形のスタンド18が支持されており、スタンド18
の片側には検査データー等を適時出力するプリンター1
9が設備されている。スタンド18のプリンター19と
反対の片側にはテレビモニター20が見易いように設備
されている。スタンド18の中央部には人工視覚装置と
してのテレビカメラ21がプリント配線基板16の上の
IC10を撮映するように設備されており、テレビカメ
ラ21は撮映によって得られた画像信号を機台13に設
備された画像処理装置22に送信するようになってい
る。画像処理装置22にはコンソール23が接続されて
いる。
【0020】他方において、文字検査装置12は画像メ
モリー、画像切出し部、照合部、収縮部、特徴部抽出部
を備えている。画像メモリー30は多値メモリー31
と、A/D変換回路32と、二値メモリー33とを備え
ており、多値メモリー31がテレビカメラ21に接続さ
れ、多値メモリー31にテレビカメラ21側から順にA
/D変換回路32および二値メモリー33が接続されて
いる。
【0021】画像切出し部34は投影分布抽出回路35
と、文字画像切出し回路36と、ウインド設定回路37
とを備えている。投影分布抽出回路35の入力端は二値
メモリー33の出力端に接続されている。投影分布抽出
回路35の出力端は文字画像切出し回路36の入力端に
接続されており、文字画像切出し回路36の出力端は文
字列情報格納装置38および文字画像格納装置39に接
続されている。この文字列情報格納装置38および文字
画像格納装置39は主メモリー40にそれぞれ接続され
ている。ウインド設定回路37の一入力端には二値メモ
リー33の一出力端が接続され、他の入力端には文字列
情報格納装置38の一出力端が接続されている。ウイン
ド設定回路37の出力端は照合部41における画像照合
回路43に接続されている。
【0022】照合部41は画像形成回路42と、画像照
合回路43と、照合結果判定部44とを備えている。画
像形成回路42の入力端は主メモリー40の一出力端に
接続され、画像形成回路42の出力端は画像照合回路4
3の一入力端に接続されている。画像照合回路43の出
力端は照合結果判定部44に接続されており、照合結果
判定部44はフロッピーディスク駆動装置17やプリン
ター19、テレビモニター20に判定結果を送信し得る
ようになっている。
【0023】収縮部45は二値画像形成回路46と、収
縮回路47と、細り特徴部抽出回路48とを備えてい
る。二値画像形成回路46の一入力端は主メモリー40
の一出力端に接続されており、この二値画像形成回路4
6の他の入力端には特徴部抽出部50の類似判定部52
が接続されている。二値画像形成回路46の一出力端は
特徴部抽出部50の画像間演算回路51の入力端に接続
されている。二値画像形成回路46の他の出力端は収縮
回路47の入力端に接続されている。この収縮回路47
の出力端は細り特徴部抽出回路48に接続されている。
細り特徴部抽出回路48の出力端は加算処理回路49の
一入力端に接続されている。
【0024】特徴部抽出部50は画像間演算回路51
と、類似判定部52と、特徴部抽出回路53と、特徴部
分離回路54と、存在特徴部メモリー55と、不存在特
徴部メモリー56とを備えている。画像間演算回路51
の一入力端には二値画像形成回路46が接続されてお
り、この二値画像形成回路46は特徴部抽出部50と収
縮部45とに共有されている。画像間演算回路51の一
出力端は類似判定部52に接続されている。類似判定部
52の一出力端は画像間演算回路51の他の入力端に接
続されており、類似判定部52の他の出力端は二値画像
形成回路46の一入力端に接続されている。画像間演算
回路51の他の出力端は特徴部抽出回路53の入力端に
接続されており、特徴部抽出回路53の出力端は特徴部
分離回路54の入力端に接続されている。特徴部分離回
路54の一出力端は存在特徴部メモリー55の入力端に
接続され、他の出力端は不存在特徴部メモリー56の入
力端に接続されている。存在特徴部メモリー55の出力
端は細り特徴部抽出回路48の一入力端に接続されてお
り、不存在特徴部メモリー56の出力端は加算処理回路
49の一入力端に接続されている。加算処理回路49の
出力端は文字画像格納装置39の一入力端に接続されて
いる。
【0025】なお、便宜上、図示を省略するが、この文
字検査装置12はコンピュータ等から構築されて全体を
統括制御する中央演算処理ユニット(CPU)を備えて
いる。また、図3中、太い線の矢印は平面データーの流
れを示しており、細い線の矢印は数値データーの流れを
示している。
【0026】以下、前記構成に係る文字検査装置の作用
を説明することにより、本発明の一実施例である文字検
査方法を説明する。
【0027】文字検査方法が実施されるのに先立って、
本発明に係るパターン認識用辞書作成方法の一実施例で
ある文字検査用辞書作成方法により文字検査用辞書が作
成される。ここで、文字検査用辞書の作成方法を説明す
る。なお、IC10の印字には各メーカー毎に異なるフ
ォント(字体)や文字種(同一フォントの文字や数字等
の個々の文字)が使用されているが、説明の便宜上、O
CR(光学的文字読取装置)用に規格化されている一般
的なフォントの数字(「0」〜「9」)についての作成
方法を例にして説明する。
【0028】文字検査方法の実施に際して、検査の対象
物であるIC10はプリント配線基板16に搭載された
状態でコンベア15によって搬送されて来て、XYテー
ブル14の上に移載される。XYテーブル14に移載さ
れたIC10はパッケージに表示された被検査文字11
をテレビカメラ21によって撮映される。
【0029】テレビカメラ21によって撮映された被検
査文字11の画像信号(以下、文字画像という。)は、
画像メモリー30に送信される。画像メモリー30にお
いて、まず、文字画像は多値メモリー31に記憶され
る。記憶された文字画像はA/D変換回路32を経由し
て二値メモリー33に転送される。
【0030】二値メモリー33に転送された文字画像は
画像切出し部34に送信され、個々の文字画像が切り出
される。すなわち、画像切出し部34に送信された文字
画像は投影分布抽出回路35において、図5で参照され
るようにX軸投影分布61およびY軸投影分布62をそ
れぞれ抽出され、これらの情報に基づいて文字画像切出
し回路36において各文字画像63が切り出される。そ
して、切り出された文字画像63の数値データーは文字
画像格納装置39に登録され、また、その切出し位置が
文字列情報格納装置38に登録される。
【0031】以上の文字画像の切出し並びに登録作業
は、これから作成しようとするフォントの全ての文字種
(「0」〜「9」)についての文字画像が全て登録され
るまで被検査物であるICが交換される際に繰り返され
る。ここで、検査しようとする全文字種は被検査物であ
るIC10の品種によって定まっているため、CPUに
予め指定しておくことができる。つまり、CPUは辞書
を作成すべき全文字種(「0」〜「9」)の文字画像が
全て登録された否かを判断することができる。そして、
必要な文字画像の登録が全て完了した後に、辞書の作成
が実行されることになる。
【0032】次に、文字検査用辞書作成方法の特徴辞書
の作成について、一般的なフォントの数字「6」を一例
にして説明する。ここで、図1に示されているように、
ここでの特徴辞書作成の対象となる文字(以下、作成対
象文字という。)71としての「6」には、「8」なる
第1類似文字72と、「9」なる第2類似文字73とが
存在するものとする。
【0033】まず、これから特徴辞書を作成しようとす
る作成対象文字71について、文字画像格納装置39に
登録された文字画像の数値データーが文字画像格納装置
39から主メモリー40に送信される。すなわち、
「6」の文字画像が文字画像格納装置39から呼び出さ
れて主メモリー40に記憶される。主メモリー40に記
憶された作成対象文字71についての文字画像の数値デ
ーターは、収縮部45および特徴部抽出部50が共用す
る二値画像形成回路46に呼び出され、その文字画像が
形成される。すなわち、「6」の文字画像が形成され
る。
【0034】収縮部45において、収縮回路47は作成
対象文字71の文字画像たる「6」を二値画像形成回路
46から呼び出して線幅を図1に示されているように収
縮することにより、細りパターンとしての細り文字74
を作成する。
【0035】また、作成対象文字71以外の文字につい
て、文字画像格納装置39に登録された文字画像の数値
データーが文字画像格納装置39から主メモリー40に
順次送信される。すなわち、「6」以外の「0」〜
「5」、「7」〜「9」の文字画像が文字画像格納装置
39から主メモリー40に記憶される。主メモリー40
に記憶された作成対象文字71以外の文字についての文
字画像の数値データーは、二値画像形成回路46に順次
呼び出され、各文字画像がそれぞれ形成される。すなわ
ち、「6」以外の「0」〜「5」、「7」〜「9」の文
字画像が順次形成される。
【0036】そして、特徴部抽出部50において、画像
間演算回路51はパターンマッチグ法等の手法により、
作成対象文字71の文字画像とそれ以外の文字画像との
間の差を順次演算し、その演算結果を類似判定部52に
順次送る。類似判定部52はその演算結果の差の値が予
め設定された閾値よりも大きい場合には、作成対象文字
71以外の比較文字が類似文字でないと判定し、小さい
場合には類似文字であると判定する。すなわち、比較文
字が「8」および「9」である場合には、類似文字7
2、73であると判定され、それ以外の「0」〜
「5」、「7」である場合には類似文字ではないと判定
される。判定結果は、画像間演算回路51および二値画
像形成回路46にフィードバックされる。
【0037】類似文字72、73であるとの判定結果が
フィードバック送信されて来ると、画像間演算回路51
は特徴部抽出回路53に作成対象文字71の文字画像と
類似文字72、73の文字画像とを順次送信する。特徴
部抽出回路53は作成対象文字71の文字画像と類似文
字72、73の文字画像との間について、作成対象文字
71に有って類似文字72、73にそれぞれ無い存在特
徴部と、作成対象文字71に無くて類似文字72、73
に有る不存在特徴部とをそれぞれ順次抽出する。例え
ば、図1に示されているように、作成対象文字71であ
る「6」と第1類似文字72である「8」との特徴部抽
出において、左辺中央部の第1存在特徴部75が抽出さ
れ、右辺近傍の中央部やや上寄りの第1不存在特徴部7
6が抽出される。また、作成対象文字71である「6」
と第2類似文字73である「9」との特徴部抽出におい
て、左辺中央部やや下寄りの第2存在特徴部77が抽出
され、右辺近傍の中央部やや上寄りの第2不存在特徴部
78が抽出される。
【0038】このようにして特徴部抽出回路53でそれ
ぞれ抽出された各存在特徴部75、77および各不存在
特徴部76、78は、特徴部分離回路54に順次送られ
る。特徴部分離回路54は各存在特徴部75、77と各
不存在特徴部76、78とにそれぞれ分離して、存在特
徴部メモリー55と不存在特徴部メモリー56とにそれ
ぞれ記憶させる。
【0039】次いで、収縮部45における細り特徴部抽
出回路48に第1存在特徴部75および第2存在特徴部
77が存在特徴部メモリー55から順次送られるととも
に、細り文字74が収縮回路47から送られる。細り特
徴部抽出回路48は第1存在特徴部75と細り文字74
とを、また、第2存在特徴部77と細り文字74とをそ
れぞれパターンマッチングすることにより、各細り特徴
部をそれぞれ抽出する。例えば、図1に示されているよ
うに、「8」の第1存在特徴部75と「6」の細り文字
74とによって左辺近傍中央部に「8」に無い第1細り
存在特徴部79が抽出される。また、「9」の第2存在
特徴部77と「6」の細り文字74とによって左辺中心
寄り中央部やや下寄りに「9」に無い第2細り存在特徴
部80が抽出される。
【0040】次いで、細り特徴部抽出回路48は第1細
り存在特徴部79および第2細り存在特徴部80を加算
処理回路49に送る。同時に、この加算処理回路49に
は第1不存在特徴部76および第2不存在特徴部78が
不存在特徴部メモリー56から送られて来る。加算処理
回路49はこれらの特徴部79、80、76、78を全
て加算することによって特徴辞書82を作成する。例え
ば、図1に示されているように、作成対象文字71であ
る「6」の特徴辞書82は、「8」に無い第1細り存在
特徴部79と、「9」に無い第2細り存在特徴部80
と、第1不存在特徴部76および第2不存在特徴部78
が重合した重合不存在特徴部81とによって構成されて
いる。
【0041】以上のようにして作成された特徴辞書82
は加算処理回路49から文字画像格納装置39に送られ
て格納される。そして、その他の「0」〜「5」、
「7」〜「9」等の全ての作成対象文字71に対して以
上の作業が繰り返されることにより、検査に必要な全文
字についての特徴辞書82が文字画像格納装置39に順
次格納される。
【0042】次に、以上のようにして作成された特徴辞
書82を使用した文字検査方法を、図2〜図7を参照に
して一般的なフォントの「9」、「8」、「6」を検査
する場合について説明する。
【0043】まず、図4のフローチャートに示されてい
るように、検査しようとしているIC10の文字切出し
位置情報が文字列情報格納装置38からウインド設定回
路37に送られる。また、検査しようとしている文字に
ついての特徴辞書82が文字画像格納装置39から主メ
モリー40に送られて記憶される。ここで、検査しよう
とするIC10の品種に対応して検査しようとする文字
のフォント(字体)や文字種(個々の文字)は特定され
るため、CPUは主メモリー40に送るべき特徴辞書8
2を予め指定することができる。ここでは、図6(a)
に示されているように、一般的なフォントの「6」の特
徴辞書82、「8」の特徴辞書82A、「9」の特徴辞
書82Bが文字画像格納装置39から呼び出されて主メ
モリー40に予め記憶されることになる。
【0044】文字検査作業の実施に際して、検査の対象
物であるIC10はプリント配線基板16に搭載された
状態でコンベア15によって搬送されて来て、XYテー
ブル14の上に移載される。XYテーブル14に移載さ
れたIC10はパッケージに表示された被検査文字11
をテレビカメラ21によって撮映される。
【0045】テレビカメラ21によって撮映された被検
査文字11の画像信号(以下、文字画像という。)は、
画像メモリー30に送信される。画像メモリー30にお
いて、まず、文字画像は多値メモリー31に記憶され
る。記憶された文字画像はA/D変換回路32を経由し
て二値メモリー33に転送される。
【0046】次いで、二値メモリー33に記憶された被
検査画像に対して画像切出し部34のウインド設定回路
37によって図6(b)に示されているように第1ウイ
ンド91が設定される。
【0047】次いで、画像照合回路43には「9」の特
徴辞書82Bが主メモリー40から呼び出され、二値画
像形成回路46で文字画像を形成されて入力される。画
像照合回路43は第1ウインド91の範囲で走査方向9
4へ特徴辞書82Bをパターンマッチングして「9」の
文字画像64が存在する部分(存在しなければならない
部分)と、存在しない部分(存在してはならない部分)
とに位置決めする。図6の例においては、「9」の特徴
辞書82Bが(b)に示されているように走査されて、
(c)のように位置決めされることになる。
【0048】画像照合回路43はこのパターンマッチン
グの結果を照合結果判定部44に送る。照合結果判定部
44は「9」の文字画像64が「9」の特徴辞書82B
と一致する場合には、この被検査文字11はこの特徴辞
書82Bが特定する文字「9」であると認識する。さら
に、照合結果判定部44は当該文字「9」がCPUが指
定した文字「9」と一致した場合には被検査文字11は
「良」であると判定する。そして、その結果をテレビモ
ニター20やプリンター19に出力させる。図6の例に
おいては、1番目の文字が「9」であると認識されて、
「良」と判定されたことになる。
【0049】次に、ウインド設定回路37によって図6
(d)に示されているように第2ウインド92が設定さ
れ、画像照合回路43において「8」の特徴辞書82A
が第2ウインド92の範囲で走査されてパターンマッチ
ングされる。画像照合回路43はこのパターンマッチン
グの結果を照合結果判定部44に送る。照合結果判定部
44は第2ウインド92内の文字画像65がこの特徴辞
書82Aの特定する文字「8」と一致する場合には、こ
の被検査文字11はこの特徴辞書82Aが特定する文字
「8」であると認識する。さらに、照合結果判定部44
は当該文字「8」がCPUが指定した文字「8」と一致
した場合には被検査文字11は「良」であると判定す
る。そして、その結果をテレビモニター20やプリンタ
ー19に出力させる。図6の例においては、2番目の文
字が「8」であると認識されて、「良」と判定されたこ
とになる。
【0050】最後に、図6(e)に示されているよう
に、ウインド設定回路37によって第3ウインド93が
設定され、画像照合回路43において「6」の特徴辞書
82が第3ウインド93の範囲で走査されてパターンマ
ッチングされる。画像照合回路43はこのパターンマッ
チングの結果を照合結果判定部44に送る。照合結果判
定部44は第3ウインド93内の文字画像66が特徴辞
書82の特定する文字「6」と一致する場合には被検査
文字11は特徴辞書82が特定する文字「6」であると
認識する。さらに、照合結果判定部44は当該文字がC
PUが指定した文字と一致した場合には被検査文字11
は「良」であると判定する。そして、その結果をテレビ
モニター20やプリンター19に出力させる。
【0051】図6の例においては、3番目の文字は
「6」であると認識されるべきであるが、「6」の特徴
辞書82のうち第1細り存在特徴部79を備えていない
ため、「6」と認識することができず「不良」と判定さ
れることになる。つまり、第3ウインド93内の文字画
像66の「6」は左辺中央部が切除した状態になってい
るため、「8」と混同する危惧がある。したがって、こ
の「6」は不良として取り扱われるべきである。本実施
例によれば、このような「6」を確実に「不良」と判定
することができる。
【0052】ここで、被検査文字11群のうちいずれか
一つでも「不良」と判定された場合には、被検査物であ
るIC10は「不良品」であると判定される。したがっ
て、図6に示された例におけるIC10は「不良品」で
あると判定される。
【0053】次に、前記構成に係る文字検査装置を使用
して不特定の文字を読み取る方法を、一般的なフォント
からなる不特定の文字を読み取る場合を例にして、図7
を参照にして説明する。ここで、不特定の被読取文字1
1Aはフォントは一般的なフォントであると判明してい
るが、そのフォントのうち何れの文字か判明していない
文字とし、便宜上、「6」とする。
【0054】まず、読み取ろうとする対象の文字切出し
位置情報が文字列情報格納装置38からウインド設定回
路37に送られる。さらに、読み取ろうとするフォント
の文字群についての特徴辞書82の全てが文字画像格納
装置39から主メモリー40に送られて記憶される。例
えば、一般的なフォントの数字「0」〜「9」およびア
ルファベット「A」〜「Z」についての特徴辞書82が
主メモリー40に記憶される。なお、これらの特徴辞書
82は前述した辞書作成方法によって予め作成されて、
文字画像格納装置39に格納されている。また、読み取
ろうとする対象の文字数や文字位置は既知であるから、
その情報は文字切出し位置情報として予め作成されて文
字列情報格納装置38に格納されている。
【0055】不特定文字の読取方法の実施に際して、例
えば、IC等の被読取文字11Aが表示された被読取物
(図示せず)はコンベア15によって搬送されて来て、
XYテーブル14の上に移載される。XYテーブル14
に移載された被読取物は表示された被読取文字11Aを
テレビカメラ21によって撮映される。
【0056】テレビカメラ21によって撮映された被読
取文字11Aの画像信号(以下、文字画像という。)
は、画像メモリー30に送信される。画像メモリー30
において、まず、文字画像は多値メモリー31に記憶さ
れる。記憶された文字画像はA/D変換回路32を経由
して二値メモリー33に転送される。
【0057】そして、二値メモリー33に記憶された被
検査画像に対して画像切出し部34のウインド設定回路
37によってウインドが設定される。
【0058】次いで、画像照合回路43には予め主メモ
リー40に記憶された各特徴辞書82が主メモリー40
から順に呼び出され、二値画像形成回路46で文字画像
を形成されて入力される。画像照合回路43はウインド
の範囲で走査方向へ各特徴辞書82をパターンマッチン
グして行く。図7に示されている例では、「6」の被読
取文字11Aに対して、「0」〜「9」、「A」〜
「Z」の各特徴辞書82・・・が順次パターンマッチン
グされて行き、「6」の特徴辞書82が「6」の被読取
文字11Aに一致することになる。
【0059】画像照合回路43はこのパターンマッチン
グの結果を照合結果判定部44に送る。照合結果判定部
44は被読取文字11Aと照合の結果一致した特徴辞書
82の特定する文字を読み取った文字としてテレビモニ
ター20やプリンター19に出力させる。図7の例にお
いては、被読取文字11Aは「6」であると出力される
ことになる。
【0060】最後の特徴辞書82、例えば、「Z」の特
徴辞書82を被読取文字11Aと照合した段階であって
も、被読取文字11Aを特定することができなかった場
合には、照合結果判定部44は読み取り不能を出力す
る。
【0061】前記実施例によれば、次の効果が得られ
る。 (1) 特徴辞書を細り存在特徴部と不存在特徴部とか
ら構成することにより、文字検査方法および文字読取方
法等のパターン認識方法において特徴辞書によってきわ
めて類似したパターンが識別されるに際して、特徴辞書
における不存在特徴部が僅かで判定幅が狭くこの不存在
特徴部だけによっては特徴辞書が特定するパターンか類
似パターンかの判定が困難である場合に、細り存在特徴
部の有無が判定に寄与して特徴辞書が特定するパターン
か類似パターンかを確実に識別することができるため、
パターン認識方法の認識率をきわめて向上させることが
できる。
【0062】(2) 細り存在特徴部と不存在特徴部と
から成る特徴辞書を自動的かつ随時に作成することがで
きるため、省力化を図ることができるとともに、辞書作
成作業時間を短縮し辞書作成作業の効率を高めることが
できる。
【0063】(3) 認識すべき実際のパターンの画像
に基づいて辞書を作成することができるため、普及して
いない既成のフォントや新たに企画されたフォントに対
しての検査や読み取りが必要になった際にも、特徴辞書
を随時作成することができるため、これらのフォントの
検査や読み取り等の認識に対処することができるととも
に、既成のフォントに対しては特徴辞書を予め用意して
おかなくとも済む。つまり、全てのパターンの認識に随
時対処することができる。
【0064】(4) 辞書作成装置を文字検査装置に組
み込むことにより、テレビカメラ、画像処理装置、画像
メモリー、画像切出し部、文字列情報格納装置、文字画
像格納装置、主メモリー等を共用することができるた
め、設備費用やランニングコスト等を低減することがで
きる。
【0065】(5) 文字検査装置を不特定文字読取装
置に兼用することができるため、設備費用やランニング
コストを低減することができる。文字検査装置になるか
文字読取装置になるかは、全体を統括制御するCPUに
プログラミングされた制御シーケンスに依存する。換言
すれば、同一のハードウエアでありながらCPUのシー
ケンスを記述したプログラムを交換するだけで、文字検
査装置にも文字読取装置にもなる。さらに、CPUに検
査用シーケンスのプログラムと文字読取用シーケンスと
を予め格納しておくことにより、CPUのプログラムを
交換することなく、検査装置にも読取装置にも使用する
ことができる。
【0066】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0067】作成された辞書を文字画像格納装置にテレ
ビカメラで撮影されて画像処理装置によって処理された
文字画像と共に格納されるように構成したが、作成され
た辞書は専用のメモリーに記憶するように構成してもよ
い。
【0068】文字列情報格納装置38の内容は文字検査
方法の実施と不特定文字読取方法の実施とで異なること
を利用して、CPUによって検査用プログラムまたは読
取用プログラムを自動的に起動させるように構成しても
よい。すなわち、文字検査方法の場合には、文字列情報
格納装置38の内容は被検査文字の位置情報と検査に使
用する特定のフォントの特定の辞書とによって構成され
る。これに対して、不特定文字の読取方法の場合には、
被読取文字の位置情報と読み取りに使用される特定のフ
ォントの不特定の辞書とによって構成される。つまり、
特定のフォントの特定の辞書が指定された場合には検査
用プログラムがCPUによって自動的に起動され、特定
のフォントの不特定の辞書が指定された場合には不特定
文字読取用プログラムがCPUによって自動的に起動さ
れる。
【0069】また、文字列情報格納装置38のデーター
に文字検査方法を実施するか、不特定文字読取方法を実
施するかのフラグを付加することもできる。
【0070】さらに、文字列情報格納装置38にフロッ
ピーディスク駆動装置を使用し、フロッピーディスク駆
動装置に検査用文字列情報が格納されたフロッピーディ
スクを駆動させるか、読取用文字列情報が格納されたフ
ロッピーディスクを駆動させるかによって、文字検査方
法を実施するか、文字読取方法を実施するかを選択し得
るように構成してもよい。
【0071】前記実施例においてはOCR用フォントに
ついて説明したが、本発明はこれに限らず、明朝体やゴ
シック体、特殊な角形フォントや丸形フォント等の全て
のフォントに適用することができる。フォントには数字
やアルファベットに限らず、平仮名や片仮名、漢字、記
号を含むものもある。また、フォントに限らず、バーコ
ードや象形文字、三角形や四角形、円形等の幾何学図形
等のパターン全般に適用することができる。
【0072】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるICの
パッケージに付された文字の検査技術や読み取り技術等
の認識技術に適用した場合について説明したが、それに
限定されるものではなく、工業製品やその他の製品に付
される文字や記号等の検査技術や読み取り技術、さらに
は、宛て名書きや文書の光学的文字読み取り(OCR)
技術等のパターン認識技術全般に適用することができ
る。特に、本発明は多品種少量生産の工業製品に表示さ
れる製品名や製品番号のように、大量にしかも認識対象
の変動が頻繁に起こるパターンの認識、すなわち、辞書
作成の頻度が高い条件に適用して優れた効果が得られ
る。
【0073】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0074】細り存在特徴部と不存在特徴部とから成る
特徴辞書を自動的かつ随時に作成することにより、文字
検査方法および文字読取方法等のパターン認識方法にお
いて特徴辞書によってきわめて類似したパターンが識別
されるに際して、特徴辞書における不存在特徴部が僅か
で判定幅が狭くこの不存在特徴部だけによっては特徴辞
書が特定するパターンか類似パターンかの判定が困難で
ある場合に、細り存在特徴部の有無が判定に寄与して特
徴辞書が特定するパターンか類似パターンかを確実に識
別することができるため、パターン認識方法の認識率を
きわめて向上させることができる。
【0075】細り存在特徴部と不存在特徴部とから成る
特徴辞書を自動的かつ随時に作成することにより、省力
化を図ることができるとともに、辞書作成作業時間を短
縮し辞書作成作業の効率を高めることができる。
【0076】認識すべき実際のパターンの画像に基づい
て辞書を作成することにより、普及していない既成のフ
ォントや新たに企画されたフォントの検査や読み取りが
必要になった際にも、特徴辞書を随時に作成することが
できるため、これらのフォントの検査や読み取り等の認
識に対処することができるとともに、既成のフォントに
対しては特徴辞書を予め用意しておかなくとも済む。つ
まり、全てのパターンの認識に随時に対処することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である文字認識用辞書作成方
法を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施例である文字検査装置を示す斜
視図である。
【図3】そのブロック図である。
【図4】本発明の一実施例である文字検査方法を示すフ
ローチャート図である。
【図5】その説明図である。
【図6】同じく説明図である。
【図7】本発明の一実施例である文字読取方法の説明図
である。
【符合の説明】
10…IC(被検査物)、11…被検査文字(被認識パ
ターン)、11A…被読取文字(被認識パターン)、1
2…文字検査装置(パターン認識装置)、13…機台、
14…XYテーブル、15…コンベア、16…プリント
配線基板、17…フロッピーディスク駆動装置、18…
スタンド、19…プリンター、20…テレビモニター、
21…テレビカメラ、22…画像処理装置、23…コン
ソール、30…画像メモリー、31…多値メモリー、3
2…A/D変換回路、33…二値メモリー、34…画像
切出し部、35…投影分布抽出回路、36…画像切出し
回路、37…ウインド設定回路、38…文字列情報格納
装置、39…文字画像格納装置(辞書格納装置)、40
…主メモリー、41…照合部、42…画像形成回路、4
3…画像照合回路、44…照合結果判定部、45…収縮
部、46…二値画像形成回路、47…収縮回路、48…
細り特徴部抽出回路、49…加算処理回路、50…特徴
部抽出部、51…画像間演算回路、52…類似判定部、
53…特徴部抽出回路、54…特徴部分離回路、55…
存在特徴部メモリー、56…不存在特徴部メモリー、6
1…X軸投影分布、62…Y軸投影分布、63…文字画
像(パターン画像)、64、65、66…文字画像、7
1…特徴辞書作成対象文字(特徴辞書作成対象パター
ン)、72、73…類似文字(類似パターン)、74…
細り文字(細りパターン)、75…第1存在特徴部、7
6…第1不存在特徴部、77…第2存在特徴部、78…
第2不存在特徴部、79…第1細り存在特徴部、80…
第2細り存在特徴部、81…重合不存在特徴部、82、
82A、82B…特徴辞書、91…第1ウインド、92
…第2ウインド、93…第3ウインド、94…走査方
向。
フロントページの続き (72)発明者 薗田 英明 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作成対象パターンとこれに類似する類似
    パターンとが照合されて特徴辞書が作成されるパターン
    認識用辞書作成方法において、 前記作成対象パターンが収縮されて細りパターンが形成
    される細りパターン形成工程と、 前記作成対象パターンと前記類似パターンとが照合され
    て、作成対象パターンに存在する存在特徴部および作成
    対象パターンに存在しない不存在特徴部がそれぞれ抽出
    される特徴部抽出工程と、 前記存在特徴部と前記細りパターンとが照合されて細り
    存在特徴部が抽出される細り存在特徴部抽出工程と、 前記細り存在特徴部と前記不存在特徴部とが加算されて
    特徴辞書が形成される加算処理工程と、 を備えていることを特徴とするパターン認識用辞書作成
    方法。
  2. 【請求項2】 作成対象パターンとこれに類似する類似
    パターンとが照合されて特徴辞書が作成されるパターン
    認識用辞書作成装置において、 前記作成対象パターンが収縮されて細りパターンが形成
    される細りパターン形成手段と、 前記作成対象パターンと前記類似パターンとが照合され
    て、作成対象パターンに存在する存在特徴部および作成
    対象パターンに存在しない不存在特徴部がそれぞれ抽出
    される特徴部抽出手段と、 前記存在特徴部と前記細りパターンとが照合されて細り
    存在特徴部が抽出される細り存在特徴部抽出手段と、 前記細り存在特徴部と前記不存在特徴部とが加算されて
    特徴辞書が形成される加算処理手段と、 を備えていることを特徴とするパターン認識用辞書作成
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のパターン認識用辞書作
    成方法によって特徴辞書が作成されて用意される工程
    と、 認識対象パターンが人工視覚装置によって撮映され画像
    が形成される画像形成工程と、 前記認識対象パターンの画像と前記特徴辞書とが照合さ
    れる照合工程と、 前記認識対象パターンが前記照合の結果において一致し
    た特徴辞書により特定されるパターンとして認識される
    判定工程と、 を備えていることを特徴とするパターン認識方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のパターン認識用辞書作
    成装置によって作成された特徴辞書が記憶されるメモリ
    ーと、 認識対象パターンが人工視覚装置によって撮映され画像
    が形成される画像形成手段と、 前記認識対象パターンの画像と前記特徴辞書とが照合さ
    れる照合手段と、 前記認識対象パターンが前記照合の結果において一致し
    た特徴辞書により特定されるパターンとして認識される
    判定手段と、 を備えていることを特徴とするパターン認識装置。
JP7119383A 1995-04-20 1995-04-20 パターン認識用辞書作成方法および装置並びにパターン認識方法および装置 Pending JPH08293019A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004265205A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Ishida Co Ltd ラベル良否判定方法及びラベル良否判定装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004265205A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Ishida Co Ltd ラベル良否判定方法及びラベル良否判定装置

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