JPH08292269A - 光核反応断面積の判定方法、原子核変換方法およびゲルマニウム検出器 - Google Patents
光核反応断面積の判定方法、原子核変換方法およびゲルマニウム検出器Info
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- JPH08292269A JPH08292269A JP7096532A JP9653295A JPH08292269A JP H08292269 A JPH08292269 A JP H08292269A JP 7096532 A JP7096532 A JP 7096532A JP 9653295 A JP9653295 A JP 9653295A JP H08292269 A JPH08292269 A JP H08292269A
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Abstract
換効率の改善。 【構成】 Ge検出器で、γ線の入射方向が全長20セ
ンチ以上になるよう複数個接続されたゲルマニウム結晶
1からなる主検出部、それを冷却する冷却層5、主検出
部から逃散する光子を検出するBGOシンチレータ7を
含む。入射方向の奥行きが長いため、高エネルギーのγ
線であっても正確に検出することが可能となる。特定原
子核にγ線を照射したとき、照射前後のγ線強度変化を
前記の検出器で正確に測定し、この原子核の光核反応断
面積を求める。つづいて、光核反応断面積が最大になる
エネルギーを持つγ線を原子核に照射し、核変換を促進
する。
Description
積、特にその値が極大となるエネルギーレベルを判定す
る方法に関する。また本発明は、前記判定方法を使用す
ることによって実施することの可能な原子核変換方法に
関する。さらに本発明は、前記判定方法の実施に使用す
ることの可能なゲルマニウム検出器に関する。
のひとつに高レベル放射性廃棄物の処理がある。現在の
ところ、この放射性廃棄物の最終処理として一般的に行
われているのは、放射性廃棄物をガラス固化体やアスフ
ァルト固化体に封じ込めて保管し、崩壊による放射能の
減少を待つ方法である。しかし、セシウム137やスト
ロンチウム90のように比較的半減期の長いものについ
ては、保管すべき期間が長期に及び、保管場所の選定お
よび確保が困難となる。従って、かかる自然崩壊を待つ
だけではなく、なんらかの人工的処理を加えることによ
って崩壊を加速する処理(以下「消滅処理」という)に
対する要望が生まれつつある。
性子を照射する方法が提案されていた。これは中性子に
よって(n,γ)、(n,2n)反応を起こし、処理対
象である特定の核種(以下「対象核種」という)を安定
な核種または半減期の短い核種に変換するというもので
ある。しかしながら現実には、こうした反応に必要とな
る高密度の中性子束を生成する装置が現在のところ存在
せず、その実現可能性は、核融合炉が実用段階にならな
いと判明しないと考えられている。そこで当面の間、中
性子を使用しない消滅処理の方途を検討する必要があ
る。
望に答える消滅処理の方法が開示されている。その方法
(以下「従来方法」という)は、対象核種を含む放射性
廃棄物に対して10〜25MeVの白色ガンマー線束を
照射し、主として(γ,n)反応等のいわゆる光核反応
を喚起して対象核種の核種変換を促進するというもので
ある。図1はこの方法を実施するための装置の主要構成
図であり、電子線加速器10が発生した電子線6はコン
バータ2によってガンマー線17に変換され、これを対
象核種4に照射して消滅処理を行う。
すなわち、対象核種に対してガンマー線を照射した場
合、一般にそのエネルギーが7〜8MeVを超えると光
核反応が現れ始め、10〜25MeVになるとガンマー
線は吸収され易くなり、そのエネルギー範囲において巨
大共鳴と呼ばれる数百mbの共鳴現象が発生する。巨大
共鳴反応はさかんに光核反応が発生している状態であ
り、例えばセシウム137なら、 セシウム137 → セシウム136 の核種変換が促進される。セシウム137のβ崩壊によ
る半減期が30年である一方、セシウム136のそれは
13日と短かく、これは安定な核種であるバリウム13
6へと急速に変化していく。これが消滅処理の概要であ
る。
7がすべてセシウム136に変換された理想的な場合に
限って達成できるものであり、現実の半減期の平均値は
13日と30年の間の数値をとる。従って従来方法で
は、光核反応の発生確率が最大値を取るエネルギーレベ
ル(以下「最適エネルギーレベル」という)を含むと思
われる白色ガンマー線束を照射することにより、高い変
換効率の実現を図ることにしている。
面積にほぼ比例するため、以降光核反応断面積(単位:
バーン)という概念を用いて説明する。
既存の測定器(以下「中性子検出器」という)を使用し
た場合、セシウムの光核反応断面積は各エネルギーレベ
ルに対して図2のような分布曲線を描くことが知られて
いる。この図に示すように、セシウムの場合、最適エネ
ルギーレベルは15MeV近辺にある。そこで従来方法
では、この15MeVのエネルギーレベルを含む白色ガ
ンマー線束を照射していた。
よれば、最適エネルギーレベルを含む白色ガンマー線束
を照射することによって消滅処理の効率化を図ることが
できた。この場合、本来白色ガンマー線束ではなく、最
適エネルギーレベルに絞られた単色ガンマー線束を照射
することが望ましいことは明らかである。それにも拘ら
ず、一定の広がりを持つガンマー線を照射する理由は、
最適エネルギーレベルの判定精度にある。すなわち中性
子検出器は、対象核種に単色ガンマー線束を照射したと
きに発生する中性子の数を検出するものであり、その分
解能は単色ガンマー線束の精度に依存する。この制約に
より、中性子検出器による測定はせいぜい3パーセント
の分解能を持つにとどまり、各エネルギーレベルに対す
る光核反応断面積の分布を正確に把握することができな
かった。このため、以下の課題が派生し、従来方法の実
用化については慎重を要することとなった。
不可能 中性子検出器によれば図2のような光核反応断面積曲線
が得られるが、現実の光核反応断面積がこのように滑ら
かな曲線を描くかどうか不明である。現実に、従来より
いくつかの核種について、光核反応断面積が特定エネル
ギーレベルに極大値を持つ可能性があることが示唆され
ている。仮にこの極大値が鋭いピークを持ち、そのエネ
ルギーレベルから少し外れただけで光核反応断面積が激
減するとすれば、図2の曲線から最適エネルギーレベル
を判定することは躊躇される。なぜなら、白色ガンマー
線束に比べて単色ガンマー線束の生成(陽電子と電子の
衝突等)には相応のコストが必要となるため、最適エネ
ルギーレベルとして想定したエネルギーレベルを持つ単
色ガンマー線束が所望の確率で光核反応を起こすかどう
か、換言すれば、単色ガンマー線束を生成して実施する
だけの投資がコスト的に見合うかどうか、予想がつかな
い状況にある。
光核反応断面積が不明 中性子検出器によれば、一応最適エネルギーレベルをあ
る程度の誤差で推定することができる。しかし、最適エ
ネルギーレベルにおける正しい光核反応断面積は容易に
推定できない。これは低い分解能で測定された図2の曲
線が、いわば真の光核反応断面積を丸めて描いているた
めであり、図2で見る光核反応断面積の最大値は真の最
大値よりもかなり低くプロットされていると思われる。
ー線束を照射したときに発生する光核反応は真の最大値
にほぼ比例する。従って、この真の最大値が判明しない
限り、消滅処理のコスト計算をすることができない。こ
こで、光核反応断面積が図2の分布を示すと仮定して従
来方法によるコスト計算を行い、図2が正しいと仮定す
る限り、コスト的に不利であることを説明する。
ギー 光核反応(γ,n)が発生するとき、競争過程として電
子対生成反応が発生する。図2の15MeVにおけるセ
シウムの光核反応断面積(σ1とする)が0.32バー
ンである一方、電子対生成反応の反応断面積(σ2とす
る)は約9バーンになることが知られている。このた
め、照射されるガンマー線エネルギーの大半が電子対生
成に消費される。ここでσ1:σ2を1:29と近似
し、15MeVのガンマー線光子1個で光核反応が起こ
るとすれば、この間29個の光子が電子対生成に使われ
ている。従って、30個の光子の合計エネルギー450
MeVのガンマー線を照射してはじめて1回の光核反応
が発生し、セシウム137が消滅する。しかもこれは最
適エネルギーレベルの単色ガンマー線束を照射した場合
であり、従来方法のような白色ガンマー線束の場合、モ
ンテカルロ・シミュレーションにより、約3000Me
Vの合計エネルギーが必要なことがわかった。
ー 一方、セシウム137の生成過程で得られる核分裂エネ
ルギーは以下の通りである。周知のように、1回の核分
裂(1フィッション)で得られるエネルギーは約200
MeVで、この際セシウム137が0.06個生成され
る。従ってセシウム137を1個生成するごとに、 200/0.06=約3000MeV の熱エネルギーを取り出すことができる。この熱を電気
に変換する際の効率は1/3程度であるため、結局、セ
シウム137の生成に伴うエネルギーは約1000Me
Vということができる。
いと仮定する限り、従来方法を単純に実施した場合、セ
シウム137の消滅処理がコスト的に不利(生成100
0MeVに対して消費3000MeV)であることがわ
かる。
の目的は以下の段階に分けることができる。
積を測定する 従来の中性子検出器による測定分解能が低いため、改良
型のゲルマニウム検出器を開示し、ガンマー線エネルギ
ーを直接測定する方法を説明する。しかし後述のよう
に、従来のゲルマニウム検出器では1MeVを超える領
域の測定が事実上不可能であるため、本発明は20Me
V程度まで測定可能なゲルマニウム検出器を開示する。
面積のエネルギー依存性を正確に測定する方法を開示す
る。これは、対象核種に白色ガンマー線束を照射し、透
過したガンマー線束のエネルギー分布、すなわちスペク
トルを測定するものである。
ルギーレベルを持つ単色ガンマー線束を照射するによっ
て核種変換の効率化を図る方法を開示する。この際、最
適エネルギーレベルにおける光核反応断面積から、消滅
処理の正確なコスト計算も可能となる。
ウム検出器の説明のために、ここで従来のゲルマニウム
検出器の概要を説明しておく。
ム検出器の構成を示す図である。このゲルマニウム検出
器は、ガンマー線を検出するためのゲルマニウム結晶
1、熱によって誘起される漏れ電流を低減するために、
ゲルマニウム結晶1の底面に設けられた銅板の冷却層
5、ゲルマニウム結晶1から逃散する光子を検出するた
めに、ゲルマニウム結晶1および冷却層5の外面を覆う
BGOシンチレータ7からなる。通常冷却層5は液体窒
素によって冷却される。BGOシンチレータ7は、検出
された事象のうちフルエネルギーピークとならないもの
を排除するためにアンチ・コインシデンスを取るもので
ある。なお、冷却効率を改善するためにゲルマニウム結
晶1および冷却層5は薄いアルミニウム層12に封入さ
れ、その外部は真空層14となっている。
で市販される検出器は通常存在せず、測定内容に応じて
取り付けが必要となる。ゲルマニウム検出器は、例えば
放射性廃棄物の放射能測定に使用され、対象となるガン
マー線のエネルギーは1MeV程度までである。このた
め、BGOシンチレータ7の厚さはせいぜい平均で2セ
ンチメートルとなる。
限界から、約10センチメートルが上限とされる。ゲル
マニウム検出器は0.1パーセント程度の分解能を有す
るものであるが、1MeV程度を超えるガンマー線に対
しては、性能すなわち検出効率およびフルピーク対非フ
ルピーク比(すなわち一種のS/N比)が低下し、正確
な測定が困難になる。これは、上記長さの限界によるも
のであるが、現在ゲルマニウム検出器に対する要望が上
述のように1MeV程度までであるため、従来はこの構
成で特に問題とはならなかった。
に本発明の光核反応断面積の判定方法は、所定の白色ガ
ンマー線束の各エネルギーレベルにおける強度(以降単
に「スペクトル」ともいう)を所定の分解能で測定する
工程と、前記白色ガンマー線束を特定の原子核に照射す
る工程と、前記照射の後に透過する透過ガンマー線束の
スペクトルを所定の分解能で測定する工程と、各エネル
ギーレベルにおける前記白色ガンマー線束と前記透過ガ
ンマー線束の強度差を算出する工程と、前記強度差から
前記特定の原子核の光核反応断面積が極大となるエネル
ギーレベルを判定する工程とを含むものである。
子核の光核反応断面積が極大となるエネルギーレベルに
一致するエネルギーレベルを有する単色ガンマー線束を
前記特定の原子核に照射するものである。
定の原子核の光核反応断面積が極大となるエネルギーレ
ベルを前記光核反応断面積の判定方法によって求めるも
のである。
ンマー線束の入射方向における全長が20センチ以上と
なるよう複数個接続されたゲルマニウム結晶からなる主
検出部と、前記主検出部を冷却するために前記主検出部
の側面を覆う冷却層と、前記主検出部から逃散する光子
を検出するために、ガンマー線束の入射窓部を除き前記
冷却層の外面を覆う副検出部とを含むものである。
前記副検出部は、BGOシンチレータからなるものであ
る。
て、前記BGOシンチレータの厚さは4センチメートル
以上とされるものである。
記冷却層が液体窒素によって冷却された銅板からなるも
のである。
前記ゲルマニウム検出器を使用し、前記所定の白色ガン
マー線束のスペクトルを所定の分解能で測定する工程
と、前記照射の後に透過する透過ガンマー線束のスペク
トルを所定の分解能で測定する工程を行うものである。
方法によれば、まず所定の白色ガンマー線束のスペクト
ルが所定の分解能で測定される。この白色ガンマー線束
は処理の対象である特定の原子核に照射される。続い
て、照射の後に透過する透過ガンマー線束のスペクトル
が所定の分解能で測定される。
ガンマー線束の強度差が算出される。このとき、照射さ
れたガンマー線のうち、光核反応によって前記原子核が
吸収された成分のみが差として現れ、一方、光核反応断
面積はガンマー線が吸収される確率にほぼ比例するた
め、差がピークとして現れたエネルギーレベルにおける
光核反応断面積が極大になると判定される。
定の原子核の光核反応断面積が極大となるエネルギーレ
ベルに一致するエネルギーレベルを有する単色ガンマー
線束が前記特定の原子核に照射される。このため、光核
反応が促進され、変換効率が改善される。
前記特定の原子核の光核反応断面積が極大となるエネル
ギーレベルが、前記の光核反応断面積の判定方法によっ
て求められるため、このエネルギーレベルを所定の分解
能で求めることができる。
ば、主検出部のゲルマニウム結晶が、ガンマー線束の入
射方向において全長20センチ以上となるよう複数個接
続されているため、高エネルギーのガンマー線が精度よ
く検出される。このとき、冷却層が主検出部を冷却する
ため、熱による漏れ電流が低減される。さらに、副検出
部によって前記主検出部から逃散する光子が検出される
ため、アンチコインシデンス法による検出精度改善が可
能となる。
副検出部としてBGOシンチレータが採用されるため、
このシンチレータによってアンチコインシデンスが取ら
れる。
厚さが4センチメートル以上であるため、検出のS/N
比を改善することができる。
ば、銅板からなる前記冷却層が液体窒素によって冷却さ
れているため、漏れ電流が低減される。
によれば、前記ゲルマニウム検出器によって、前記所定
の白色ガンマー線束および前記透過ガンマー線束のスペ
クトルが所定の分解能で測定される。
実施例を説明する。
の構成を示す図である。この図において、図3と対応す
る構成には同じ符号を与えて説明する。
徴は、ゲルマニウム結晶1を複数個接続し、ガンマー線
束の入射方向における全長を20センチ以上とした点に
ある。本実施例の場合、1個当たり10センチメートル
の結晶を3個接続している。
冷却層5によって覆われている。通常市販されるゲルマ
ニウム結晶1と冷却層5のセットにおいては、ゲルマニ
ウム結晶1の底面に冷却層5が配置されるが、本実施例
では3個の結晶全体を覆う形で新たな冷却層5を形成し
ている。これは、市販形態のものを3個接続した場合、
各個の境界に冷却層5が入る構造となり、その領域にお
けるエネルギー吸収によって検出のS/N比が悪くなる
ためである。形成された冷却層5は液体窒素によって冷
却され、熱による漏れ電流が低減される。
きくなった冷却層5を覆うべく、従来に比べて縦長の形
状となっている。本実施例の第二の特徴は、このBGO
シンチレータ7の厚さを4センチメートルとした点であ
る。
eVを超えるエネルギーのガンマー線に対して検出効率
およびS/N比(ピーク/非ピーク比)が低下する原因
は、高ガンマー線が入射したときに発生する電子対生
成、コンプトン散乱および光電効果等のシャワー領域が
大きく、入射方向の長さが10センチメートルでは検出
しきれないためである。
は、以下のシミュレーション条件および判定条件の下で
モンテカルロ・シミュレーション計算を行い、ゲルマニ
ウム結晶1に必要な長さが20センチメートルであると
わかった。
とS/N比Rの値を示すグラフである。図中ε1が検出
効率を示し、R1がS/N比を示している。この図では
参考のため、冷却層5がゲルマニウム結晶1の底面にあ
る場合の検出効率とS/N比Rをそれぞれε2、R2で
示している。
ニウム結晶を3個、S/N比は2個以上連結した場合に
所望の値となる。ここで注意すべきは、本実施例BGO
シンチレータ7の厚さ(ここでは4センチメートル)を
十分にとっていることで、これが従来のように2センチ
メートルであるとすれば、Rは1.5のオーダになる。
N比Rの関係を示すグラフである。この場合はゲルマニ
ウム結晶1を2個連結した状態でシミュレーションし
た。図6からわかるように、BGOシンチレータ7が4
センチメートルのときRは3を超えている。
要である。本実施例では1個当たり10センチメートル
のゲルマニウム結晶1を使用したが、これが仮に7セン
チメートルであれば3個連結すればよい。いずれの場合
にせよ、入射方向の長さが20センチメートルを超える
よう配列し、BGOシンチレータ7の厚さを4センチメ
ートル程度以上とることにより、高い検出効率とS/N
比を達成することができる。
ギーガンマー線のエネルギー測定全般に使用可能であ
り、実施例2で説明する光核反応断面積の測定方法にお
いても有効に使用されうる。
大値をとるエネルギーレベルを判定する方法の実施例を
説明する。これは先に説明した通り、例えば0.1パー
セントという高い分解能で光核反応断面積を測定した場
合、特定エネルギーレベルに鋭いピークが現れうるため
である。
は以下の工程から構成されている。
束のスペクトルを高い分解能で測定する。ここでは仮
に、実施例1のゲルマニウム検出器を使用して0.1パ
ーセントの分解能で測定を行うものとする。
程1と同じ分解能で測定する。
ネルギーレベルにおける両ガンマー線束の強度差を算出
する。
なるエネルギーレベルを判定する。
る。図7の上段と中段には、それぞれ工程1、3で得ら
れたスペクトル曲線が描かれている。下段には、上段の
スペクトル曲線から中段のそれを差し引いた残りの強度
が示されている。
曲線がそのまま対象核種の光核反応断面積の分布を示し
ている。すなわち対象核種は、白色ガンマー線束のう
ち、光核反応断面積が大きいエネルギーレベルの成分を
非常によく吸収するため、この部分が中段の曲線におい
て鋭い切れ込みとなる。従って、上段から中段を差し引
くと吸収成分のみが浮かび上がり、これにより、最適エ
ネルギーレベルを判定することができるのである。この
図の場合、最適エネルギーレベルは点Aにあり、それに
準ずるエネルギーレベルは点B、Cに存在する。
束を照射するという新しい考え方によって光核反応断面
積の最適エネルギーレベルを判定することができ、吸収
されたエネルギーの大きさから光核反応断面積の値自体
を求めることも可能となる。従って実施例2の判定方法
は、次の実施例3の消滅処理のコスト検討等を予想する
際にも極めて有益な方法を提供する。
ガンマー線束のスペクトル全領域について1回の比較で
判定が完了するため、測定効率の面でも好都合である。
象核種に照射する消滅処理に係る実施例を説明する。実
施例2の説明から容易に理解されるように、実施例3で
は照射すべき単色ガンマー線束のエネルギーレベルを最
適エネルギーレベル、またはそれに準ずるエネルギーレ
ベルに絞る点に特徴がある。すなわちこの単色ガンマー
線束のエネルギーレベルは、図7の下段の点A〜Cのよ
うに、光核反応断面積が極大となるエネルギーレベルに
合わされている。
発生する確率の高い単色ガンマー線束が照射されるた
め、消滅処理の効率を改善することができる。この際、
最適エネルギーレベルおよび最適エネルギーレベルにお
ける光核反応断面積が実施例2の方法によって正確に求
められていれば、消滅処理のコスト計算も可能となる。
ただしこの際、照射すべき単色ガンマー線束のエネルギ
ーレベルは対象核種によって異なることに注意すべきで
ある。
用途、例えば原子核の変換、アイソトープの生成、
(γ,n)反応による中性子発生などに応用することが
できる。
面積の判定方法によれば、白色ガンマー線束のスペクト
ル領域全般について1回の比較で判定が完了するため、
測定効率が大きく改善される。この際、スペクトル測定
を所定の高い分解能で行うこととしたため、光核反応断
面積が極大となるエネルギーレベルを正確に判定するこ
とが可能となる。
核反応断面積が極大となるエネルギーを持つ単色ガンマ
ー線束が照射されるため、原子核変換を効率よく行うこ
とができる。
光核反応断面積が極大となるエネルギーレベルを前記の
光核反応断面積の判定方法によって求めるため、このエ
ネルギーレベルを所定の高い分解能で求めることができ
る。
ば、1MeV程度を超える高エネルギーガンマー線をも
精度よく、かつ高効率で検出することができる。
Oシンチレータによってアンチコインシデンスを取るた
め、より正確な検出が可能となる。
が4センチメートル以上であるため、検出S/N比を高
めることができる。
ば、ゲルマニウム結晶が冷却されるため、漏れ電流が減
り、さらに正確な検出が可能となる。
によれば、前記ゲルマニウム検出器によって、前記所定
の白色ガンマー線束および前記透過ガンマー線束のスペ
クトルが測定されるため、高い分解能で正確な測定が可
能となる。
である。
核反応断面積の分布を示す図である。
の構成を示す図である。
示す図である。
率εとS/N比Rの値を示すグラフである。
係を示すグラフである。
BGOシンチレータ。
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の白色ガンマー線束の各エネルギー
レベルにおける強度を所定の分解能で測定する工程と、 前記白色ガンマー線束を特定の原子核に照射する工程
と、 前記照射の後に透過する透過ガンマー線束の各エネルギ
ーレベルにおける強度を所定の分解能で測定する工程
と、 各エネルギーレベルにおける前記白色ガンマー線束と前
記透過ガンマー線束の強度の差を算出する工程と、 前記強度の差から前記特定の原子核の光核反応断面積が
極大となるエネルギーレベルを判定する工程と、 を含むことを特徴とする原子核の光核反応断面積の判定
方法。 - 【請求項2】 特定の原子核の光核反応断面積が極大と
なるエネルギーレベルに一致するエネルギーレベルを有
する単色ガンマー線束を前記特定の原子核に照射するこ
とを特徴とする原子核変換方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の原子核変換方法におい
て、 前記特定の原子核の光核反応断面積が極大となるエネル
ギーレベルを請求項1に記載の光核反応断面積の判定方
法によって求めることを特徴とする原子核変換方法。 - 【請求項4】 入射するガンマー線束の各エネルギーレ
ベルにおける強度を測定するゲルマニウム検出器におい
て、 ガンマー線束の入射方向における全長が20センチ以上
となるよう複数個接続されたゲルマニウム結晶からなる
主検出部と、 前記主検出部を冷却するために前記主検出部の側面を覆
う冷却層と、 前記主検出部から逃散する光子を検出するために、ガン
マー線束の入射窓部を除き前記冷却層の外面を覆う副検
出部と、 を含むことを特徴とするゲルマニウム検出器。 - 【請求項5】 請求項4に記載のゲルマニウム検出器に
おいて、 前記副検出部は、BGOシンチレータであることを特徴
とするゲルマニウム検出器。 - 【請求項6】 請求項5に記載のゲルマニウム検出器に
おいて、 前記BGOシンチレータの厚さを4センチメートル以上
としたことを特徴とするゲルマニウム検出器。 - 【請求項7】 請求項4に記載のゲルマニウム検出器に
おいて、 前記冷却層は、液体窒素によって冷却された銅板である
ことを特徴とするゲルマニウム検出器。 - 【請求項8】 請求項1に記載の光核反応断面積の判定
方法において、 請求項5〜7のいずれかに記載のゲルマニウム検出器を
使用して、 前記所定の白色ガンマー線束の各エネルギーレベルにお
ける強度を所定の分解能で測定する工程と、 前記照射の後に透過する透過ガンマー線束の各エネルギ
ーレベルにおける強度を所定の分解能で測定する工程
と、 を行うことを特徴とする光核反応断面積の判定方法。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP09653295A JP3222725B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 光核反応断面積の判定方法、原子核変換方法およびゲルマニウム検出器 |
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