JPH08292158A - 用紙類のしわ検出方法およびしわ検出装置 - Google Patents

用紙類のしわ検出方法およびしわ検出装置

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JPH08292158A
JPH08292158A JP9934495A JP9934495A JPH08292158A JP H08292158 A JPH08292158 A JP H08292158A JP 9934495 A JP9934495 A JP 9934495A JP 9934495 A JP9934495 A JP 9934495A JP H08292158 A JPH08292158 A JP H08292158A
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JP9934495A
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Yoshitake Shigeyama
吉偉 重山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙類表面にしわがいずれの方向に発生して
も、そのしわを確実に、かつ短時間の内に検出できるよ
うにする。 【構成】 しわ強調処理手段330で画像メモリ320
を複数の画素からなる評価ユニットごとに区画して各評
価ユニットに含まれる濃淡データに基づいて濃淡差の最
大値である濃淡最大差を算出し、この濃淡最大差のデー
タを画像メモリ320に対応させて構成される二次元の
ワークメモリに格納する。判定手段340で、評価ユニ
ットの複数個をパターン状に組み合わせた評価ブロック
を構成し、これらの各評価ブロックをワークメモリ内の
全ての領域を走査しつつ、評価ブロック内に含まれる濃
淡最大差の最小値を求め、この最小値を予め設定された
良品の限界を決めるしきい値と比較して、最小値がしき
い値を越えた場合に、その評価ブロックのパターンと一
致する位置にしわがあると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙、フィルム、テー
プ等といった用紙類の表面に発生するしわ(皺)を検出
する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、複写機において、紙送りロー
ラの調整不良等に起因して、用紙にしわが生じると、複
写が良好に行えない等の不都合が起こる。
【0003】したがって、複写機の製造メーカにおいて
は、複写機を出荷する上で事前に用紙を複写してしわの
発生の有無を検出し、しわが発生しているようであれ
ば、紙送りローラ等を調整し直す等の処置がとられる。
【0004】ところで、このような複写用の用紙や、フ
ィルム、テープ等の用紙類の表面に発生するしわを検出
するしわ検出装置として、従来、たとえば、特開平4−
305145号公報や特開平4−36444号公報に開
示されたものが提供されている。
【0005】すなわち、これらの従来技術では、用紙の
送り方向に直交してCCDを直線状に配列してなるライ
ンセンサを配置するとともに、このラインセンサから所
定の間隔を存して照明装置を設置し、この照明装置によ
って用紙の表面を照明する。このとき、用紙の表面にし
わが存在すれば、そのしわの部分に影ができる。
【0006】その状態で、ラインセンサで用紙の表面を
撮像し、逐次出力される1ライン分ごとの濃淡データを
取り込み、この濃淡データを予め設定しておいた良品の
限界を決めるしきい値と比較する。このとき、しわによ
って影ができた部分は、濃度が高くなるから、ラインセ
ンサで得られる濃淡データはしきい値を越えることにな
る。そして、濃淡データがしきい値を越えた場合には、
そのときの用紙上の位置を記録する。
【0007】こうして、ラインセンサから逐次出力され
る1ライン分ごとの濃淡データのしきい値を越えた位置
が複数ライン分にわたって連続しておれば、その連続す
る領域をしわとして判定するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
おいては、しわの発生する方向によって検出感度が極度
に変化するという問題がある。
【0009】すなわち、用紙の送り方向に沿ってしわが
発生した場合、ラインセンサで取り込まれる1ライン分
の濃淡データ内において、濃度が変化する箇所が現れる
ために、しわのプロファイルを把握し易く、検出感度が
高い。
【0010】これに対して、用紙の送り方向に直交する
方向に沿ってしわが発生した場合、ラインセンサで取り
込まれる濃淡データの1ライン分が全体的に濃度が高
く、他のラインの濃淡データは、全て濃度が低くなり、
複数ライン分にわたって濃度が高い箇所が連続すること
がないので、しわのプロファイルを把握し難く、検出感
度が極めて悪くなる。
【0011】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
用紙類の表面のいずれの方向にしわが発生した場合で
も、そのしわを従来よりも確実に、かつ短時間の内に検
出できるようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のしわ検出方法にあっては、用紙類の表面を
二次元撮像して得られる該表面上のしわに起因して生じ
る陰影による濃淡データを画像メモリを構成する複数の
画素に個別に対応して格納するステップと、前記画像メ
モリを構成する所定数の画素について複数の画素からな
る評価ユニットの複数をパターン状に組み合わせて複数
種類の評価ブロックを構成し、これら評価ブロック毎に
前記濃淡データを処理して用紙類の表面上のしわの有無
を検出するステップとを含むことを特徴としている。
【0013】また、本発明のしわ検出方法にあっては、
用紙類の表面を二次元撮像して得られる該表面上のしわ
に起因して生じる陰影による濃淡データを画像メモリを
構成する複数の画素に個別に対応して格納するステップ
と、該画像メモリを構成する所定数の画素を複数の画素
毎に区画し、各区画を評価ユニットとするとともに、各
評価ユニット毎にそれぞれに格納してある濃淡データか
ら濃淡差の最大値を算出するステップと、前記各評価ユ
ニット毎に算出した最大の濃淡差をそれぞれの評価ユニ
ットの濃淡データとして、前記画像メモリに対応した構
成を有するワークメモリに格納するステップと、前記ワ
ークメモリ内の評価ユニットの複数をパターン状に組み
合わせて数種類の評価ブロックを構成し、これら評価ブ
ロック毎にそれぞれの評価ユニットに格納している濃淡
差の最大値のうちの最小値を求めるステップと、各評価
ブロック毎に前記最小値が、あらかじめ設定されたしき
い値を越えた評価ユニットがあるかどうかを判定するス
テップと、最小値がしきい値を越えたと判定された評価
ブロックがあるときにはその用紙類にはその評価ブロッ
クの位置にしわがあると検出するステップとを含むこと
を特徴としている。
【0014】本発明におけるパターン状は、好ましく
は、水平、垂直、斜めの少なくとも3つの方向を含むも
のであってもよい。
【0015】本発明においては、好ましくは、前記用紙
類の表面上をラインセンサでライン方向に撮像する一
方、該用紙類をその撮像方向に対してそのラインに沿っ
て所定の照明角度で照明することによって、前記画像メ
モリに取り込ませるべき前記濃淡データを得るものであ
ってもよい。
【0016】本発明においては、好ましくは、前記画像
メモリを構成する各画素については当該画素に格納され
る濃淡データについてその周囲の画素の濃淡データと関
連された式に基づいて微分処理してから、該画像メモリ
に再度格納するものであってもよい。
【0017】上記課題を解決するため、本発明のしわ検
出装置にあっては、用紙類を照明する光源、用紙類の濃
淡画像を撮像する撮像手段、および撮像手段で撮像され
た用紙類の濃淡データに基づいてしわを検出するデータ
処理手段とを備えたものにおいて、前記データ処理手段
として、撮像手段で撮像して得られた濃淡データを格納
する二次元の画像メモリと、この画像メモリを複数の画
素ごとに区画し、各区画を一つの評価ユニットとした場
合の各評価ユニットに含まれる濃淡データに基づいて濃
淡差の最大値である濃淡最大差を算出し、この濃淡最大
差のデータを画像メモリに対応させて構成される二次元
のワークメモリに格納するしわ強調処理手段と、評価ユ
ニットの複数個をパターン状に組み合わせて数種類の評
価ブロックを構成し、これらの各評価ブロックを用いて
前記ワークメモリ内の全ての領域で、評価ブロック内に
含まれる濃淡最大差の最小値を求め、この最小値を予め
設定された良品の限界を決めるしきい値と比較して、最
小値がしきい値を越えた場合に、その評価ブロックの位
置にしわがあると判定する判定手段とを含んで構成され
ていることを特徴としている。
【0018】本発明の評価ブロックとしては、好ましく
は、少なくとも水平方向、これに直交する垂直方向、左
上斜め方向、および右上斜め方向の4方向について複数
の評価ユニットをパターン状に配列して構成される。
【0019】
【作用】本発明のしわ検出方法では、画像メモリには用
紙類の表面を二次元撮像して得られる該表面上のしわに
起因して生じる陰影による濃淡データはそれを構成する
複数の画素に個別に対応して格納される。そして、画像
メモリを構成する所定数の画素について複数の画素から
なる評価ユニットの複数をパターン状に組み合わせて複
数種類の評価ブロックを構成し、これら評価ブロック毎
に前記濃淡データを処理して用紙類の表面上のしわの有
無を検出するから、用紙類の表面上に存在するしわはそ
の発生方向が任意であっても複数書類の評価ブロックの
パターンで検出できる。
【0020】また、本発明のしわ検出方法においては、
各評価ユニット毎にそれぞれに格納してある濃淡データ
から濃淡差の最大値を算出し、前記各評価ユニット毎に
算出した最大の濃淡差をそれぞれの評価ユニットの濃淡
データとして、前記画像メモリに対応した構成を有する
ワークメモリに格納し、前記ワークメモリ内の評価ユニ
ットの複数をパターン状に組み合わせて数種類の評価ブ
ロックを構成し、これら評価ブロック毎にそれぞれの評
価ユニットに格納している濃淡差の最大値のうちの最小
値を求め、各評価ブロック毎に前記最小値が、あらかじ
め設定されたしきい値を越えた評価ユニットがあるかど
うかを判定し、最小値がしきい値を越えたと判定された
評価ブロックがあるときにはその用紙類にはその評価ブ
ロックの位置にしわがあると検出するから、画素単位で
処理する場合よりもしわの強調検出のための処理時間が
短かくなり、しかも、しわを人の目でとらえた場合と近
い状態で検出することができるうえ、任意の方向に発生
したしわを確実に検出することができ、従来のように、
しわの方向性によって検出感度が変動する等の不都合は
生じない。
【0021】また、本発明のしわ検出装置によれば、撮
像手段で用紙類の表面を撮像し、これにより得られる濃
淡データがデータ処理手段に取り込まれて画像メモリに
格納され、しわ強調処理手段において、画像メモリを複
数の画素ごとに区画し、各区画を一つの評価ユニットと
した場合の各評価ユニットに含まれる濃淡データに基づ
いて濃淡差の最大値である濃淡最大差を算出し、この濃
淡最大差のデータを画像メモリに対応させて構成される
二次元のワークメモリに格納されるから、評価ユニット
を単位としてデータを処理することで、画素単位で処理
する場合よりもしわの強調検出のための処理時間が短か
くなり、しかも、しわを人の目でとらえた場合と近い状
態で検出することができる。また、判定手段によって、
評価ユニットの複数個をパターン状に組み合わせて数種
類の評価ブロックを構成し、これらの各評価ブロックを
用いてワークメモリ内の全ての領域で、評価ブロック内
に含まれる濃淡最大差の最小値が求められ、この最小値
が予め設定された良品の限界を決めるしきい値と比較さ
れて、最小値がしきい値を越えた場合に、その評価ブロ
ックの位置にしわがあると判定されるので、任意の方向
に発生したしわを確実に検出することができ、従来のよ
うに、しわの方向性によって検出感度が変動する等の不
都合は生じない。
【0022】
【実施例】この実施例においては、複写機の複写紙に発
生しているしわを検出する場合について説明するが、用
紙類としてはこのような複写紙に限らず、他の用紙、テ
ープなどでもよく、また平面状とかロール状を問わずし
わが発生する可能性のある用紙類を含むものである。
【0023】図1は本発明の実施例に係るしわ検出方法
を実施するしわ検出装置の概略構成図である。図1を参
照して、実施例のしわ検出装置100は、送り台11
0、撮像手段としてのラインセンサ120、照明用の光
源としてのランプ130、およびデータ処理手段300
を備えて構成されている。送り台110は、図示しない
用紙送り機構によって一定速度で一方向に直線的に移動
されるようになっており、この送り台110上に、灰色
の一様な明るさをもった検査用チャート(ハーフトーン
チャート)を複写機で複写して得られる複写紙400が
載置される。したがって、複写機に何ら不良がなけれ
ば、複写紙400も灰色の一様な明るさをもったものと
なる。送り台110の上の複写紙400の周囲には、ラ
インセンサ120によって複写紙400が撮像されたか
否かを容易に認識できるように、光が反射しない黒枠1
40が設けられている。
【0024】ラインセンサ120は、複写紙400の濃
淡画像を1ラインごとに撮像するものであって、CCD
等の撮像素子(素子数:A)を直線状に配列して構成され
ており、送り台110の上方の垂直方向位置において、
その素子配列方向が送り台110の送り方向に直交する
ように配置されている。送り台110の送り速度および
ラインセンサ120の1ラインごとの信号取込周期は、
複写紙400が送り方向に沿って端から端まで移動され
た場合に複写紙400の全面が撮像できるように、すな
わち、ラインセンサ120で撮像して得られる1ライン
分ごとの濃淡データが、全体でBライン分揃ったときに
複写紙400の全面を覆い尽くすように予め設定されて
いる。ランプ130は、ラインセンサ120の素子配列
方向に沿って均一の明るさで照射されるように、その複
写紙400上の照射位置とラインセンサ120の撮像位
置とが一致するように設定され、かつ、複写紙400に
しわが発生している場合には、そのしわによる影ができ
るように、ラインセンサ120に対して所定角度θだけ
傾斜して配置されている。ラインセンサ120とランプ
130との配置関係は、図1と反対の状態であっても同
じ結果が得られるのでかまわない。
【0025】データ処理手段300は、ラインセンサ1
20で撮像された複写紙400の濃淡データに基づいて
しわを検出するものであって、本例では、データ変換手
段310、画像メモリ320、しわ強調処理手段33
0、および判定手段340を含む。データ変換手段31
0は、ラインセンサ120から出力される撮像信号をそ
の濃淡レベルの大小に応じた量子化レベルを有する濃淡
データに変換するもので、本例ではA/Dコンバータか
らなる。画像メモリ320は、図2に示すように、ライ
ンセンサ120で撮像して得られる濃淡データを少なく
とも複写紙400の全面に相当する量(画素数:1ライ
ン分の素子数A×ライン数B)だけ格納するもので、ダ
イナミックRAM等の二次元メモリで構成されている。
しわ強調処理手段330は、複写紙400上のしわの検
出を人間によるしわの検出と同程度に近付けるために、
しわの情報を強調するためのものであり、また、判定手
段340は、複写紙400のしわの有無を最終的に判定
するものであって、これらのしわ強調処理手段330お
よび判定手段340の機能は、次のしわ検出装置100
による複写紙400のしわ検出動作を説明する際に、併
せて詳しく説明することとする。
【0026】図3は、上記構成のしわ検出装置による複
写紙のしわ検出動作の説明に供するフローチャートであ
る。図3を参照して図示しない複写機によってハーフト
ーンチャートを複写し、これにより得られる複写紙40
0が送り台110上に載置される。そして、この複写紙
400に対してランプ130からの光が照射される。複
写紙400が載置された送り台110は、図示しない用
紙送り機構によって一定速度で送り方向に移動される。
これに応じて、ラインセンサ120は、複写紙400を
撮像して得られる1ライン分の撮像信号の平均値を求め
る(ステップ1)。ラインセンサ120で撮像される位置
が、未だ黒枠140上にあるときには、この平均値が予
め設定したしきい値未満となるので、そのときには、複
写紙400を撮像していないものと判断し(ステップ
2)、この撮像信号をデータ処理手段300に出力する
ことなく、ステップ1に戻って次の1ライン分を撮像す
る。
【0027】ラインセンサ120は、複写紙400を撮
像して得られる1ライン分の撮像信号の平均値がしきい
値以上になれば、複写紙400を撮像したものと判断
し、この撮像信号をデータ処理手段300に出力する。
ここで、複写紙400にしわが生じておれば、そのしわ
の段差によって影ができ、その結果、明るさに濃淡差が
生じる。たとえば、図4(a)のように、複写紙400の
しわ410が凸状に形成されたり、あるいは、図4(b)
のように、しわ410が凹状に形成されておれば、それ
ぞれ符号A1,A2で示される範囲がランプ130から
の光が届かずに影となる。そして、この影の部分は他の
部分に比べて暗いので、ラインセンサ120からは、そ
の濃淡に応じたレベルを有する撮像信号が出力される。
データ処理手段300のデータ変換手段310は、ライ
ンセンサ120からの撮像信号を、その濃淡レベルの大
小に応じた量子化レベルを有する多階調の濃淡データに
変換する。この濃淡データは、画像メモリ320に送ら
れ、ラインセンサ120が複写紙400の全面を撮像し
終えるまで逐次画像メモリ320に格納される(ステッ
プ3)。したがって、画像メモリ320には、複写紙4
00の全面を撮像した場合に相当するデータ量(画素
数:A×B)の濃淡データが蓄積される。
【0028】次に、しわ強調処理手段330によるしわ
強調処理のアルゴリズムについて説明する。
【0029】しわ強調処理手段330は、まず、画像メ
モリ320に蓄積された濃淡データに対して、微分処理
を行う(ステップ4)。これには、たとえば、図5を参照
して、画像メモリ320内の一つの画素を中心としてそ
の近傍の8画素を含む3×3画素からなるマトリックス
を想定し、そのマトリックス内の中心の画素に格納され
ている濃淡データ(濃淡レベルP5)に対して、次式
(1)、 P5=|P2−P5|+|P4−P5| …………(1) で定義付けられる微分フィルタをかけ、この式で得られ
る濃淡レベルP5の値をそのマトリックス内の中心の画
素の位置に再び格納する。ここで、任意のラインにある
P5に対し、P1〜P3はP5のラインの前のラインに
ある画素の濃淡レベルであり、P4とP6はそれぞれP
5とそれぞれ同じラインで1つ前の画素と後の画素の濃
淡レベルであり、P7〜P9はP5のラインの後のライ
ンにある画素の濃淡レベルであって、これらP1〜P8
はP5の濃淡レベルのある画素を中心としてこれの周囲
に位置する画素に格納されているデータの濃淡レベルを
示している。これら微分処理は画像メモリ320を構成
する全ての画素を対象として行われる。
【0030】このようにして、しわによって暗くなった
部分が強調された濃淡データに対して、しわ強調処理手
段330は、引き続いて次の処理を行う。
【0031】まず、図6に示すように、画像メモリ32
0を複数の画素(本例では、16×16=256画素)ご
とに区画して、各々の区画を一つの評価ユニット210
とする。したがって、本例では、一つの評価ユニット2
10の領域内には、256個の濃淡データが含まれる。
【0032】次に、各評価ユニット210ごとに、評価
ユニット210内に含まれる濃淡データに基づいて濃淡
差の最大値である濃淡最大差を算出する(ステップ6)。
【0033】すなわち、本例では、各評価ユニット21
0内に含まれる256個の濃淡データについて、その濃
淡レベルの最大値と最小値とを検索して両者の差を求め
る。この濃淡最大差を求めることは、しわによって暗く
なった部分がより強調されたかたちとなる。この濃淡最
大差のデータをその演算対象となった評価ユニット21
0の位置に格納する。
【0034】したがって、本例の場合、画像メモリ32
0には、一つの評価ユニット210ごとに(すなわち2
56個の画素単位で)同じ濃淡最大差のデータが格納さ
れる。そして、ここではその濃淡最大差のデータが格納
された状態の画像メモリ320をワークメモリ200と
称することにする。
【0035】なお、画像メモリ320とは別個に、(A
/16)×(B/16)画素の記憶容量を有するメモリを
設け、このメモリをワークメモリとして各画素に濃淡最
大差のデータを格納するようにしてもよい。あるいは、
画像メモリ320をA×B画素+(A/16)×(B/1
6)画素の記憶容量をもつように予め設定しておき、(A
/16)×(B/16)画素からなるメモリ領域をワーク
メモリとして確保し、ここに濃淡最大差のデータを格納
することもできる。
【0036】このように評価ユニット210を単位とし
てデータを処理すれば、画素単位で処理する場合よりも
しわの強調検出のための処理時間が短かくなり、しか
も、しわを人の目でとらえた場合と近い状態で検出する
ことができる利点が生じる。
【0037】続いて、判定手段340は、図7に示すよ
うに、予め評価ユニット210の複数個をパターン状に
組み合わせて構成された数種類(本例では4種類)の評価
ブロック510,520,530,540を用いて、前
述のワークメモリ200の全領域を走査しつつ、次の基
準によってしわの有無を判定する。評価ブロック510
では、a〜dの評価ユニット210からなり、評価ブロ
ック520はa’〜d’の評価ユニット210からな
り、評価ブロック530はa’’〜d’’の評価ユニッ
ト210からなり、評価ブロック540はa’’’〜
d’’’の評価ユニット210からなる。本例では、図
7(a)に示すような4つの評価ユニットを垂直方向に配
列した90°評価ブロック510、同図(b)に示すよう
な4つの評価ユニットを左上斜め方向に配列した−45
°評価ブロック520、同図(c)に示すような4つの評
価ユニットを水平方向に配列した0°評価ブロック53
0、および同図(d)に示すような4つの評価ユニットを
右上斜め方向に配列した45°評価ブロック540があ
らかじめ構成されている。
【0038】そして、図8(a)に示すように、たとえば
最初に90°評価ブロック510をワークメモリ200
のたとえば水平方向に沿ってその全領域にわたって走査
しつつ、90°評価ブロック510内に含まれる(した
がって4つの評価ユニット210に含まれる)濃淡最大
差のデータ中での最小値を求め(ステップ71)、この最
小値を予め良品の限界を決めるしきい値と比較する(ス
テップ72)。その比較の結果、濃淡最大差の最小値が
しきい値以上となった場合には、その90°評価ブロッ
ク510のパターンに沿ったしわが存在すると判定す
る。
【0039】すなわち、判定手段340は、ワークメモ
リ200の全領域について、 (評価ブロック内の濃淡最大差のデータ中での最小値)≧(良品限界しきい値) …………(2) となる場所を検出する操作を行う。
【0040】そして、判定手段340は、しわが存在す
るものと判定したときには、そのときに使用した90°
評価ブロック510の種類と、その90°評価ブロック
510と一致したワークメモリ200上の位置のデータ
を、図示しない別個のメモリ等に順次記録する(ステッ
プ73)。こうして、判定手段340は、ワークメモリ
200の全領域について90°評価ブロック510の走
査が終われば(ステップ74)、次に、上述のステップ7
1〜74までの操作を、−45°評価ブロック520、
0°評価ブロック530、および45°評価ブロック5
40についても同様に行い(ステップ8〜10)、前記式
(2)の条件を満す場合には、各評価ブロック520,5
30,540のパターンに沿ったしわが存在するものと
判定して、その各評価ブロック520〜540の種類
と、その評価ブロック520〜540が一致したワーク
メモリ200上の位置のデータを、図示しない別個のメ
モリ等に順次記録する。
【0041】このような操作によって、複写紙400の
4方向に発生するしわの有無が判定されることを図9を
用いてさらに詳しく説明する。
【0042】図9において、太実線で示される部分が複
写紙400に発生したしわ410に該当すると想定す
る。いま、ワークメモリ200に対して90°評価ブロ
ック510を走査したとき、図中左端近傍のしわ410
は略水平方向に延びているので、90°評価ブロック5
10内の4つの評価ユニット210に含まれる濃淡最大
差のデータa〜d中での最小値は、しわ410の真上に
位置する評価ユニット210ではなく、しわ410の発
生位置から外れた評価ユニット210に記憶されている
濃淡最大差のデータである。したがって、(評価ブロッ
ク内の濃淡最大差のデータ中での最小値)<(良品限界し
きい値)となり、前記式(2)の条件は満たさないので、
この評価ブロック510を用いた場合には、この箇所で
はしわと判定されない。
【0043】これに対して、ワークメモリ200に対し
て0°評価ブロック530を走査したとき、同じ左端近
傍のしわ410は略水平方向に延びているので、0°評
価ブロック530を構成する4つの評価ユニット210
は全てしわ410の真上に位置することになる。このた
め、4つの評価ユニット210間では、濃淡最大差は略
同じでかつ大きな値をとるので、(評価ブロック内の濃
淡最大差のデータ中での最小値)≧(良品限界しきい値)
となり、前記式(2)の条件が満たされる。したがって、
この0°評価ブロック530を用いた場合にはしわと判
定され、実際のしわ410の発生状況に一致する。この
ように、図9に示すようなしわ410の発生状況におい
ては、図7に示した4種類の評価ブロック510〜54
0が組み合わさった形でしわが検出されることになる。
【0044】最後に、判定手段340は、複写紙400
上に何らかのしわが有ると判定したならば(ステップ1
1)、上述の判定結果(評価ブロック510〜540の種
類とそれらの位置の情報)に基づいて、しわの情報をモ
ニタ画面上に表示したりプリンタに印字したり、また、
そのしわ発生の状況をモニタ画面上に図9に示すような
かたちで表示したり、あるいは、ブザーやランプ等によ
って警報を発する(ステップ12)。一方、ステップ11
で、複写紙400にしわが全く発生していないならば、
しわが存在しないとの情報をモニタ画面上に表示した
り、プリンタに印字したりする(ステップ13)。
【0045】上記の実施例では、複写機で複写された用
紙400を検出対象物とした場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、その他の用紙、フィル
ム、テープ等の平面状の検出対象物のしわを検出する場
合にも本発明を適用することができる。
【0046】上記の実施例では、ラインセンサ120側
を固定して複写紙400側を移動させるようにしている
が、その逆に、複写紙400側を固定してラインセンサ
120を移動させるようにしてもよい。また、撮像手段
としてラインセンサ120を用いているが、CCD等の
撮像素子を二次元配列してなるエリアセンサを用いても
同様にしわ検出が可能である。
【0047】上記の実施例では、16×16画素を一つ
の評価ユニット210にするとともに、4種類の評価ブ
ロック510〜540を組み合わせてしわを検出するよ
うにしたが、しわ検出をより一層高精度に行うには、評
価ユニット210を構成する画素数を少なくする(した
がって評価ユニット210の数を増やす)とともに、評
価ブロック510〜540のパターンの種類を多くし
て、検出感度の方向依存性を少なくすればよい。
【0048】上記の実施例では、ワークメモリ200を
2つ用意し、一方のワークメモリの各格子間を他方のワ
ークメモリによって補間して分解能を上げれば、しわの
検出処理時間が短く、しかも、任意の方向に発生するし
わを精度良く検出することが可能となる。
【0049】上記の実施例では、平面的な複写紙であっ
たが、ロール状の用紙類であっても、撮像方法、照明手
段の照明方法などを考慮すれば、同様に上実施能である
ことは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に係るしわ検出方法によれば、用紙類
の表面のいずれの方向にしわが発生した場合でも、その
しわを従来よりも確実に、かつ短時間の内に検出できる
ようになり、特に、評価ブロックのパターンの種類を多
くすれば、検出感度の方向依存性を少なくなるから、し
わ検出をより一層高精度に行うことができる。
【0051】本発明の請求項2に係るしわ検出方法によ
れば、さらに、画素単位で処理する場合よりもしわの強
調検出のための処理時間が短くなり、しかも人間と同程
度にそのしわの検出ができるとともに、任意の方向に発
生したしわを確実に検出できる。
【0052】本発明の請求項6に係るしわ検出装置によ
れば、用紙類の表面のいずれの方向にしわが発生した場
合でも、そのしわを従来よりも確実に、かつ短時間の内
に検出でき、特に、評価ブロックのパターンの種類を多
くすれば、検出感度の方向依存性を少なくなるから、し
わ検出をより一層高精度に行うことができるとともに、
さらに、画素単位で処理する場合よりもしわの強調検出
のための処理時間が短くなり、しかも人間と同程度にそ
のしわの検出ができるとともに、任意の方向に発生した
しわを確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のしわ検出方法が実施されるし
わ検出装置の概略的な構成を示す図である。
【図2】図1のしわ検出装置の画像メモリのメモリ容量
を示す説明図である。
【図3】図1のしわ検出装置による複写紙のしわ検出動
作の説明に供するフローチャートである。
【図4】複写紙に生じたしわが、ラインセンサとランプ
との位置関係によって検出される様子を示す説明図であ
る。
【図5】本発明のしわ検出装置を構成するしわ強調処理
手段によって画像強調のための微分処理が行われる場合
のマトリックス図である。
【図6】本発明のしわ検出装置を構成するしわ強調処理
手段によって作成されるワークメモリの説明図である。
【図7】本発明のしわ検出装置を構成する判定手段によ
って用いられる評価ブロックのパターンを示す説明図で
ある。
【図8】ワークメモリ上を評価ブロックを走査する状態
を示す説明図である。
【図9】複写紙に生じたしわが検出される様子を示す説
明図である。
【符号の説明】
100…しわ検出装置、110…送り台、120…ライ
ンセンサ(撮像手段)、130…ランプ(光源)、200…
ワークメモリ、210…評価ユニット、300…データ
処理手段、310…データ変換手段、320…画像メモ
リ、330…しわ強調処理手段、340…判定手段、4
00…複写紙、510〜540…評価ブロック。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙類の表面を二次元撮像して得られる
    該表面上のしわに起因して生じる陰影による濃淡データ
    を画像メモリを構成する複数の画素に個別に対応して格
    納するステップと、 前記画像メモリを構成する所定数の画素について複数の
    画素からなる評価ユニットの複数をパターン状に組み合
    わせて複数種類の評価ブロックを構成し、これら評価ブ
    ロック毎に前記濃淡データを処理して用紙類の表面上の
    しわの有無を検出するステップと、 を含むことを特徴とする用紙類のしわ検出方法。
  2. 【請求項2】 用紙類の表面を二次元撮像して得られる
    該表面上のしわに起因して生じる陰影による濃淡データ
    を画像メモリを構成する複数の画素に個別に対応して格
    納するステップと、 該画像メモリを構成する所定数の画素を複数の画素毎に
    区画し、各区画を評価ユニットとするとともに、各評価
    ユニット毎にそれぞれに格納してある濃淡データから濃
    淡差の最大値を算出するステップと、 前記各評価ユニット毎に算出した最大の濃淡差をそれぞ
    れの評価ユニットの濃淡データとして、前記画像メモリ
    に対応した構成を有するワークメモリに格納するステッ
    プと、 前記ワークメモリ内の評価ユニットの複数をパターン状
    に組み合わせて数種類の評価ブロックを構成し、これら
    評価ブロック毎にそれぞれの評価ユニットに格納してい
    る濃淡差の最大値のうちの最小値を求めるステップと、 各評価ブロック毎に前記最小値が、あらかじめ設定され
    たしきい値を越えた評価ユニットがあるかどうかを判定
    するステップと、 最小値がしきい値を越えたと判定された評価ブロックが
    あるときにはその用紙類にはその評価ブロックの位置に
    しわがあると検出するステップと、 を含むことを特徴とする用紙類のしわ検出方法。
  3. 【請求項3】 前記パターン状は、水平、垂直、斜めの
    少なくとも3つの方向を含むものである請求項1または
    2記載の用紙類のしわ検出方法。
  4. 【請求項4】 前記用紙類の表面上をラインセンサでラ
    イン方向に撮像する一方、該用紙類をその撮像方向に対
    してそのラインに沿って所定の照明角度で照明すること
    によって、前記画像メモリに取り込ませるべき前記濃淡
    データを得るものであることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の用紙類のしわ検出方法。
  5. 【請求項5】 前記画像メモリを構成する各画素につい
    ては当該画素に格納される濃淡データについてその周囲
    の画素の濃淡データと関連された式に基づいて微分処理
    してから、該画像メモリに再度格納することを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の用紙類のしわ検
    出方法。
  6. 【請求項6】 用紙類を照明する光源、用紙類の濃淡画
    像を撮像する撮像手段、および撮像手段で撮像された検
    出対象物の濃淡データに基づいてしわを検出するデータ
    処理手段とを備えた用紙類のしわ検出装置において、 前記データ処理手段は、 前記撮像手段で撮像して得られた濃淡データを格納する
    二次元の画像メモリと、 この画像メモリを複数の画素
    ごとに区画し、各区画を一つの評価ユニットとした場合
    の各評価ユニットに含まれる濃淡データに基づいて濃淡
    差の最大値である濃淡最大差を算出し、この濃淡最大差
    のデータを画像メモリに対応させて構成される二次元の
    ワークメモリに格納するしわ強調処理手段と、 前記評価ユニットの複数個をパターン状に組み合わせて
    数種類の評価ブロックを構成し、これらの各評価ブロッ
    クを用いて前記ワークメモリ内の全ての領域で、評価ブ
    ロック内に含まれる濃淡最大差の最小値を求め、この最
    小値を予め設定された良品の限界を決めるしきい値と比
    較して、最小値がしきい値を越えた場合に、その評価ブ
    ロックの位置にしわがあると判定する判定手段と、 を含むことを特徴とする用紙類のしわ検出装置。
  7. 【請求項7】 各評価ブロックは、少なくとも水平方
    向、これに直交する垂直方向、左上斜め方向、および右
    上斜め方向の4方向について複数の評価ユニットをパタ
    ーン状に配列して構成されたものである請求項6記載の
    用紙類のしわ検出装置。
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