JPH08291825A - 転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受Info
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- JPH08291825A JPH08291825A JP9657595A JP9657595A JPH08291825A JP H08291825 A JPH08291825 A JP H08291825A JP 9657595 A JP9657595 A JP 9657595A JP 9657595 A JP9657595 A JP 9657595A JP H08291825 A JPH08291825 A JP H08291825A
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- JP
- Japan
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- cage
- holder
- balls
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3806—Details of interaction of cage and race, e.g. retention, centring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
- F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
- F16C33/416—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
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- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
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- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
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-
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- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
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-
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- F16C2202/00—Solid materials defined by their properties
- F16C2202/30—Electric properties; Magnetic properties
- F16C2202/40—Magnetic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保持器の振れ回り音のが低減。
【構成】 保持器4はプラスチックマグネット等の着磁
可能な材料で形成され、ポケット4aの底部4a2が着
磁されている。底部4a2の壁面側はS極、端面側はN
極になっている。
可能な材料で形成され、ポケット4aの底部4a2が着
磁されている。底部4a2の壁面側はS極、端面側はN
極になっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転がり軸受における保
持器の振れ回り音を低減するための手段に関する。
持器の振れ回り音を低減するための手段に関する。
【0002】
【従来の技術】転がり軸受において、複数の転動体は内
・外輪間に挿入された保持器のポケットに収容される
が、ポケットと転動体との間にはポケットスキマがある
ため、軸受回転時、転動体が等配状態になると、転動体
による保持器の拘束力が減少し、保持器の自由度は増大
し、保持器に振れ回り運動が生じて、これが振動・騒音
等の原因になる場合がある。
・外輪間に挿入された保持器のポケットに収容される
が、ポケットと転動体との間にはポケットスキマがある
ため、軸受回転時、転動体が等配状態になると、転動体
による保持器の拘束力が減少し、保持器の自由度は増大
し、保持器に振れ回り運動が生じて、これが振動・騒音
等の原因になる場合がある。
【0003】そこで、現在、多くの転がり軸受はポケッ
トスキマを可及的に小さく設定し、保持器を転動体で拘
束することにより、保持器の自由度を減少させてその振
れ回り運動を抑制しようとしている。
トスキマを可及的に小さく設定し、保持器を転動体で拘
束することにより、保持器の自由度を減少させてその振
れ回り運動を抑制しようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポケットスキマを小さ
くすることにより、保持器の自由度を減少させることは
可能である。しかし、ポケットスキマをなくすことはで
きないので(ポケットスキマを完全にゼロにすると、軸
受の回転トルクが大きくなるため)、保持器の自由度は
依然として存在し、その振れ回り運動の抑制効果には限
界があった。
くすることにより、保持器の自由度を減少させることは
可能である。しかし、ポケットスキマをなくすことはで
きないので(ポケットスキマを完全にゼロにすると、軸
受の回転トルクが大きくなるため)、保持器の自由度は
依然として存在し、その振れ回り運動の抑制効果には限
界があった。
【0005】そこで、本発明は、このような保持器の振
れ回り運動を効果的に抑制し得る構造を提供しようとす
るものである。
れ回り運動を効果的に抑制し得る構造を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の転がり軸受は、
内輪と外輪との間に配した磁性材料からなる複数の転動
体を保持器のポケットに収容した転がり軸受において、
保持器のポケット底部を着磁したものである。
内輪と外輪との間に配した磁性材料からなる複数の転動
体を保持器のポケットに収容した転がり軸受において、
保持器のポケット底部を着磁したものである。
【0007】また、本発明の転がり軸受は、内輪と外輪
との間に配した非磁性材料からなる複数の転動体を保持
器のポケットに収容し、端部にシール部材を装着した転
がり軸受において、保持器とシール部材とをそれぞれ、
両者の相対向した部位が同じ磁極を持つように着磁した
ものである。
との間に配した非磁性材料からなる複数の転動体を保持
器のポケットに収容し、端部にシール部材を装着した転
がり軸受において、保持器とシール部材とをそれぞれ、
両者の相対向した部位が同じ磁極を持つように着磁した
ものである。
【0008】保持器のポケットの壁面は転動体の転動面
に対応した球面又はテーパ面にすると良い。
に対応した球面又はテーパ面にすると良い。
【0009】
【作用】保持器のポケット底部が着磁されているので、
保持器は磁性材料からなる転動体に磁力で吸着する。そ
のため、軸受回転時、保持器は転動体によって拘束さ
れ、周方向及び軸方向の自由度がなくなる。
保持器は磁性材料からなる転動体に磁力で吸着する。そ
のため、軸受回転時、保持器は転動体によって拘束さ
れ、周方向及び軸方向の自由度がなくなる。
【0010】また、保持器とシール部材とがそれぞれ、
両者の相対向した部位が同じ磁極を持つように着磁され
ているので、保持器はシール部材から磁力による反発力
を受けて非磁性材料からなる転動体に押しつけられる。
そのため、軸受回転時、保持器は転動体によって拘束さ
れ、周方向及び軸方向の自由度がなくなる。
両者の相対向した部位が同じ磁極を持つように着磁され
ているので、保持器はシール部材から磁力による反発力
を受けて非磁性材料からなる転動体に押しつけられる。
そのため、軸受回転時、保持器は転動体によって拘束さ
れ、周方向及び軸方向の自由度がなくなる。
【0011】保持器のポケットの壁面を転動体の転動面
に対応した球面又はテーパ面にすることにより、保持器
が転動体に吸着し又は押しつけられた際、転動体がポケ
ット壁面に保持された状態になる。その結果、保持器の
ボールによる拘束状態が安定する。
に対応した球面又はテーパ面にすることにより、保持器
が転動体に吸着し又は押しつけられた際、転動体がポケ
ット壁面に保持された状態になる。その結果、保持器の
ボールによる拘束状態が安定する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を深溝玉軸受に適用した実施例
について説明する。
について説明する。
【0013】図1に示す深溝玉軸受は、内輪1と、外輪
2と、内輪1と外輪2との間に介在する複数のボール3
と、ボール3を保持する保持器4とを備えている。複数
のボール3は軸受鋼等の磁性材料で形成され、保持器4
のポケット4aに転動自在に収容される。また、保持器
4はボール3によって案内される。
2と、内輪1と外輪2との間に介在する複数のボール3
と、ボール3を保持する保持器4とを備えている。複数
のボール3は軸受鋼等の磁性材料で形成され、保持器4
のポケット4aに転動自在に収容される。また、保持器
4はボール3によって案内される。
【0014】この実施例において、保持器4はいわゆる
冠型のもので、図1(b)に示すように、環状部4c
と、環状部4cの円周等配位置から軸方向の一方に延び
た複数の柱部4bと、隣り合った柱部4b間に設けられ
た複数のポケット4aとを備えている。図1(c)に示
すように、ポケット4aの径dは収容されるボール3の
径Dよりも大きく、また、柱部4bはボール3のピッチ
円Pを超えて軸方向の一方に延びている。図1(d)に
示すように、ポケット4aの壁面4a1は、ポケット中
心Oを曲率中心とする半径rの凹球面で描かれている。
半径rは、ボール3の半径(D/2)より僅かに大き
い。また、保持器4はプラスチックマグネット等の着磁
可能な材料で形成され、ポケット4aの底部4a2が着
磁されている。この実施例では、底部4a2の壁面側が
S極、端面側がN極になっている。ただし、磁極はこれ
とは逆でも良い。
冠型のもので、図1(b)に示すように、環状部4c
と、環状部4cの円周等配位置から軸方向の一方に延び
た複数の柱部4bと、隣り合った柱部4b間に設けられ
た複数のポケット4aとを備えている。図1(c)に示
すように、ポケット4aの径dは収容されるボール3の
径Dよりも大きく、また、柱部4bはボール3のピッチ
円Pを超えて軸方向の一方に延びている。図1(d)に
示すように、ポケット4aの壁面4a1は、ポケット中
心Oを曲率中心とする半径rの凹球面で描かれている。
半径rは、ボール3の半径(D/2)より僅かに大き
い。また、保持器4はプラスチックマグネット等の着磁
可能な材料で形成され、ポケット4aの底部4a2が着
磁されている。この実施例では、底部4a2の壁面側が
S極、端面側がN極になっている。ただし、磁極はこれ
とは逆でも良い。
【0015】ボール3をポケット4aに収容するに際し
ては、保持器4を内・外輪1、2間の環状空間に柱部4
bの側から挿入し、柱部4bの先端をボール3の表面に
押しあてて滑らせながら、柱部4bを円周方向に弾性的
に押し広げてボール3を収容する。
ては、保持器4を内・外輪1、2間の環状空間に柱部4
bの側から挿入し、柱部4bの先端をボール3の表面に
押しあてて滑らせながら、柱部4bを円周方向に弾性的
に押し広げてボール3を収容する。
【0016】軸受回転時、保持器4はボール3によって
公転案内され、また、ポケット4aの底部4a2が上記
のように着磁されているので、保持器4は内輪1および
外輪2とは接触することなく、磁性材料からなるボール
3に磁力で吸着する。しかも、ポケット4aの壁面4a
1の形状がボール3の表面に対応した凹球面になってい
るので、ボール3が底部4a2の壁面4a1に保持され
た状態になる。その結果、保持器4はボール3によって
拘束され、周方向及び軸方向の自由度がなくなるので、
その振れ回り運動が効果的に抑制される。
公転案内され、また、ポケット4aの底部4a2が上記
のように着磁されているので、保持器4は内輪1および
外輪2とは接触することなく、磁性材料からなるボール
3に磁力で吸着する。しかも、ポケット4aの壁面4a
1の形状がボール3の表面に対応した凹球面になってい
るので、ボール3が底部4a2の壁面4a1に保持され
た状態になる。その結果、保持器4はボール3によって
拘束され、周方向及び軸方向の自由度がなくなるので、
その振れ回り運動が効果的に抑制される。
【0017】尚、この実施例では、ポケット4aの壁面
4a1を図1(d)に示すような形状(サーキュラーア
ーク形状)にしてあるが、壁面4a1はゴシックアーク
形状の凹球面でも良く、さらには、図2に示すようなテ
ーパ面でも良い。
4a1を図1(d)に示すような形状(サーキュラーア
ーク形状)にしてあるが、壁面4a1はゴシックアーク
形状の凹球面でも良く、さらには、図2に示すようなテ
ーパ面でも良い。
【0018】図3に示す実施例は、セラミック等の非磁
性材料からなるボール3’を使用する場合の構成であ
る。外輪2の両端部内径には、一対のシール部材5a、
5bが装着されている。保持器4’は、プラスチックマ
グネット等の着磁可能な材料で形成され、その全体が着
磁されている。この実施例では、保持器4’の環状部
4’cの端面側がN極、柱部4’bの側がS極になって
いる。また、図4に示すように、一対のシール部材5
a、5bのうち、保持器4’の環状部4’cの側に位置
するシール部材5bの内側に磁石5b1が固定されてい
る。磁石5b1の磁極は、この実施例では、保持器4’
に面した側の面がN極、これと反対側の面がS極になっ
ている。したがって、保持器4’とシール部材5bに固
定された磁石5b1の相対向した面は同じ磁極を持つ
(この実施例ではN極であるが、その逆でも良い。)。
尚、保持器4’のポケット4’aの壁面4’a1は図1
(d)に示すようなサーキュラーアーク形状の凹球面、
又は、ゴシックアーク形状の凹球面、あるいは、図2に
示すようなテーパ面である。
性材料からなるボール3’を使用する場合の構成であ
る。外輪2の両端部内径には、一対のシール部材5a、
5bが装着されている。保持器4’は、プラスチックマ
グネット等の着磁可能な材料で形成され、その全体が着
磁されている。この実施例では、保持器4’の環状部
4’cの端面側がN極、柱部4’bの側がS極になって
いる。また、図4に示すように、一対のシール部材5
a、5bのうち、保持器4’の環状部4’cの側に位置
するシール部材5bの内側に磁石5b1が固定されてい
る。磁石5b1の磁極は、この実施例では、保持器4’
に面した側の面がN極、これと反対側の面がS極になっ
ている。したがって、保持器4’とシール部材5bに固
定された磁石5b1の相対向した面は同じ磁極を持つ
(この実施例ではN極であるが、その逆でも良い。)。
尚、保持器4’のポケット4’aの壁面4’a1は図1
(d)に示すようなサーキュラーアーク形状の凹球面、
又は、ゴシックアーク形状の凹球面、あるいは、図2に
示すようなテーパ面である。
【0019】保持器4’と磁石5b1の相対向した面が
同じ磁極(N)になっているので、保持器4’は磁石5
b1から磁力による反発力を受けてボール3’に押しつ
けられる。しかも、ポケット4’aの壁面4’a1の形
状がボール3’の表面に対応した形状になっているの
で、ボール3’がポケット4’aの底部の壁面4’a1
に保持された状態になる。その結果、保持器4’はボー
ル3’によって拘束され、周方向及び軸方向の自由度が
なくなるので、その振れ回り運動が効果的に抑制され
る。
同じ磁極(N)になっているので、保持器4’は磁石5
b1から磁力による反発力を受けてボール3’に押しつ
けられる。しかも、ポケット4’aの壁面4’a1の形
状がボール3’の表面に対応した形状になっているの
で、ボール3’がポケット4’aの底部の壁面4’a1
に保持された状態になる。その結果、保持器4’はボー
ル3’によって拘束され、周方向及び軸方向の自由度が
なくなるので、その振れ回り運動が効果的に抑制され
る。
【0020】尚、この実施例では、シール部材としてゴ
ムシールを使用し、一方のシール部材5bの内側に磁石
5b1を固定する構成を採用しているが、シール部材と
して着磁可能な金属製シールド板等を使用する場合に
は、シール部材の全体を上記実施例に準じて、着磁する
と良い。
ムシールを使用し、一方のシール部材5bの内側に磁石
5b1を固定する構成を採用しているが、シール部材と
して着磁可能な金属製シールド板等を使用する場合に
は、シール部材の全体を上記実施例に準じて、着磁する
と良い。
【0021】また、本発明は、深溝玉軸受に限らず、そ
の他の転がり軸受にも同様に適用することができる。
の他の転がり軸受にも同様に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保持器が磁力によって転動体に吸着し、又は、押しつけ
られることにより、保持器が転動体に拘束されて自由度
がなくなるので、軸受回転時における保持器の振れ回り
運動が効果的に抑制される。その結果、保持器の振れ回
り音が低減される。
保持器が磁力によって転動体に吸着し、又は、押しつけ
られることにより、保持器が転動体に拘束されて自由度
がなくなるので、軸受回転時における保持器の振れ回り
運動が効果的に抑制される。その結果、保持器の振れ回
り音が低減される。
【図1】実施例に係わる深溝玉軸受を示す断面図(図
a)、保持器の斜視図(図b)、保持器のポケット周辺
部を示す拡大平面図(図c)、保持器のポケット周辺部
を示す拡大断面図(図d)である。
a)、保持器の斜視図(図b)、保持器のポケット周辺
部を示す拡大平面図(図c)、保持器のポケット周辺部
を示す拡大断面図(図d)である。
【図2】他の実施例に係わる保持器のポケット周辺部を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図3】他の実施例に係わる深溝玉軸受を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】図3におけるシール部材を示す拡大断面図であ
る。
る。
1 内輪 2 外輪 3 ボール 3’ ボール 4 保持器 4a ポケット 4a1 ポケット壁面 4a2 ポケット底部 4’ 保持器 4’a ポケット 4’a1 ポケット壁面 5b シール部材 5b1 磁石
Claims (3)
- 【請求項1】 内輪と外輪との間に配した磁性材料から
なる複数の転動体を保持器のポケットに収容した転がり
軸受において、保持器のポケット底部が着磁されたこと
を特徴とする転がり軸受。 - 【請求項2】 内輪と外輪との間に配した非磁性材料か
らなる複数の転動体を保持器のポケットに収容し、端部
にシール部材を装着した転がり軸受において、保持器と
シール部材とがそれぞれ、両者の相対向した部位が同じ
磁極を持つように着磁されたことを特徴とする転がり軸
受。 - 【請求項3】 保持器のポケットの壁面が転動体の転動
面に対応した球面又はテーパ面であることを特徴とする
請求項1又は2の転がり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9657595A JPH08291825A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9657595A JPH08291825A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08291825A true JPH08291825A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14168787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9657595A Withdrawn JPH08291825A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08291825A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006040816A1 (de) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Schaeffler Kg | Wälzlager |
DE102008063959B4 (de) * | 2008-12-19 | 2021-03-04 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzkörperkäfig mit Abstandhalter |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP9657595A patent/JPH08291825A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006040816A1 (de) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Schaeffler Kg | Wälzlager |
DE102008063959B4 (de) * | 2008-12-19 | 2021-03-04 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzkörperkäfig mit Abstandhalter |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |