JPH08290793A - 自転車用ヘッドセットの玉軸受及びこれの取付部の構造 - Google Patents

自転車用ヘッドセットの玉軸受及びこれの取付部の構造

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JPH08290793A
JPH08290793A JP7301596A JP30159695A JPH08290793A JP H08290793 A JPH08290793 A JP H08290793A JP 7301596 A JP7301596 A JP 7301596A JP 30159695 A JP30159695 A JP 30159695A JP H08290793 A JPH08290793 A JP H08290793A
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bowl
ball
head pipe
annular cover
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JP7301596A
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Kohei Marui
功平 丸井
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Marui Co Ltd
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Marui Co Ltd
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
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    • B62K21/06Bearings specially adapted for steering heads
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドパイプ(10)の端部に取付けられるわん
(31)と、該わん(31)の先端部に対向し且つホークステム
(20)に外嵌固定される環状カバー(32)と、これらわん(3
1)と環状カバー(32)の間に介装された転動ボール(33a)
(33b)及びこれに環状カバー(32)側から重ねられた玉押
しリング(35)を具備する自転車用ヘッドセットの玉軸受
に於いて、転動ボール(33a)(33b)部分への雨水等の侵入
を防止するシール構造を具備させても部品数が多くなら
ないようにする。又、防塵・防水効果を向上させる。 【解決手段】 環状カバー(32)をゴム又は弾性合成樹脂
で形成すると共に、該環状カバー(32)の外周がわん(31)
の外周に接触する構成とした。又、玉押しリング(35)に
内嵌し且つ側壁にスリットを具備するコーンリング(36)
を環状カバー(32)内に位置させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、部品数を減少さ
せて構造の簡略化を図った自転車用ヘッドセットの玉軸
受と、防塵・防水効果の向上を企画した玉軸受の取付部
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自転車車体のヘッドパイプと前ホークを
回転自在に結合するヘッドセットとして、図8及び図9
に示された構造を有するものがある。図8はこの出願に
係る発明の対象たるヘッドセットの玉軸受を用いて前ホ
ークを車体フレームに組み付けた状態を示している。
【0003】車体フレーム(1) のヘッドパイプ(10)には
ホークステム(20)が挿通されており、該ホークステム(2
0)は上記ヘッドパイプ(10)の両端に設けられた上部玉軸
受(3) と下部玉軸受(4) で回動自在に保持されている。
上部玉軸受(3) は、ヘッドパイプ(10)に回り止め状態に
取り付けられるわん(31)及びこれに収容された転動ボー
ル(33a)(33b)群と、該転動ボール(33a)(33b)群の上に重
ねられるステンレス製の玉押しリング(35)と、更に前記
玉押しリング(35)の上端部とホークステム(20)の間に圧
入されるコーンリング(36)を具備し、該コーンリング(3
6)は、ホークステム(20)に外挿されたハンドルステム
(5) 用の取付け筒(51)で下方に押圧されて前記玉押しリ
ング(35)とホークステム(20)の間に楔状に圧入されるも
ので、この圧入によってホークステム(20)を適正位置に
安定させる機能を果たす。又、上記玉押しリング(35)の
上部外周に強制外嵌され且つわん(31)の上部外周を包囲
するアルミニューム製の環状カバー(32)と、上記わん(3
1)の外周と環状カバー(32)の内周の間に介装された合成
樹脂製のシールリング(34)が設けられており、該シール
リング(34)は、前記わん(31)の外周と環状カバー(32)の
間隙からその内部へ塵や雨水が侵入するのを防止してい
る。
【0004】又、他方の下部玉軸受(4) はヘッドパイプ
(10)に取付け固定されるわん(42)とホークステム(20)に
外嵌固定される玉押(41)と更にこれらの間に介装された
転動ボール(43a)(43b)群から構成されている。このもの
では、ハンドル操作によってホークステム(20)が回動さ
れると、玉押しリング(35)に強制外嵌された環状カバー
(32)とヘッドパイプ(10)に取付けられたわん(31)とが転
動ボール(33a)(33b)の作用で円滑に相対回動し、これに
より、ハンドル操作が可能となる。そして、上記従来の
ものでは、前記わん(31)の外周と環状カバー(32)の内周
との間隙にシールリング(34)が介装されて転動ボール(3
3a)(33b)部分への塵や雨水等の侵入が防止されるから、
ホークステム(20)の円滑な回転を長期に亘って確保する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】次に請求項1の発明が
解決しようとする課題を記載する。上記従来のもので
は、環状カバー(32)とシールリング(34)が別々に構成さ
れていることから、その分だけ部品数が増加して構造の
複雑化と製造効率の低下を招来する不都合があった。
【0006】請求項1の発明は、かかる点に鑑みて成さ
れたもので、『ヘッドパイプ(10)とこれに挿通されたホ
ークステム(20)を回転自在に結合する玉軸受であって、
ヘッドパイプ(10)の端部に取付けられるわん(31)と、前
記わん(31)の外周部に対向する態様でホークステム(20)
の露出部の周りに取付けられる環状カバー(32)と、これ
らわん(31)と環状カバー(32)の間に介装された転動ボー
ル(33a)(33b)群及びこれをわん(31)側に押し付ける玉押
しリング(35)を具備する自転車用ヘッドセットの玉軸
受』に於いて、転動ボール(33a)(33b)部分への雨水等の
侵入を防止するシール構造を具備させても部品数が多く
ならないようにして構造の簡略化が図れるようにすると
共に製造効率の向上が図れる玉軸受を提供することをそ
の目的とする。
【0007】次に、請求項3の発明が解決しようとする
課題を、図9を引用しながら記載する。上記従来のもの
では、コーンリング(36)の径方向の変形を容易にする為
の締付スリット(361) が取付け筒(51)の下端と環状カバ
ーでほぼ覆われた状態になっているだけであり、前記締
付スリット(361) は前記環状カバー(32)と取付け筒(51)
の境界部に於いて露出している。従って、締付スリット
(361) に於ける前記露出部から塵や雨水が侵入する不都
合がある。
【0008】請求項3の発明はかかる点に鑑みて成され
たもので、前記コーンリング(36)に開削された締付スリ
ット(361) から玉軸受内部に塵や雨水が侵入する不都合
を防止し得る玉軸受の取付け部の構造を提供することを
その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、『環状カバー(32)はゴム又
は弾性合成樹脂で形成され、その先端周縁部が前記わん
(31)の外周部に摺動自在に接触する』ことを特徴とした
ものである。請求項1の発明は次の作用を有する。
【0010】ゴム又は弾性合成樹脂で形成された環状カ
バー(32)の先端周縁部はわん(31)の外周部に摺動自在に
接触しており、然も、前記環状カバー(32)とわん(31)の
間には転動ボール(33a) (33b) 群及び玉押しリング(35)
が介装されている。従って、前記環状カバー(32)とわん
(31)の接触部によって、前記転動ボール(33a) (33b)等
の配設部が外部と遮断される。即ち、転動ボール(33a)
(33b)の収容部への雨水や塵の侵入が上記環状カバー(3
2)で遮断される。
【0011】尚、上記請求項1の発明に於いて、請求項
2の発明のように環状カバー(32)に補強板(325) を埋設
すると、弾性合成樹脂等で形成された前記環状カバー(3
2)に障害物の衝突等による外力が作用した場合でも該環
状カバー(32)が変形し難くなる。前述した目的を達成す
るために、請求項3の発明は、『ヘッドパイプ(10)の端
部に取付けられ且つ該ヘッドパイプ(10)とこれに挿通さ
れたホークステム(20)を回転自在に結合する自転車用ヘ
ッドセットの玉軸受の取付部の構造であって、前記ホー
クステム(20)を包囲する態様で配設された転動ボール(3
3a) (33b) と、前記ホークステム(20)に外挿され且つ前
記転動ボール(33a) (33b) 群に接する玉押しリング(35)
と、周側壁に軸線方向の締付スリット(361) が形成され
且つ前記玉押しリング(35)の内周と前記ホークステム(2
0)の間の環状間隙部に楔状に圧入されることによって前
記玉押しリング(35)を前記転動ボール(33a) (33b) 群側
に押圧するコーンリング(36)と、前記コーンリング(36)
を包囲し且つホークステム(20)に外嵌状態となる包囲部
材を具備させた』ことを特徴としたものである。
【0012】請求項3の発明は次の作用を有する。コー
ンリング(36)は、ホークステム(20)に外嵌状態にある包
囲部材で包囲されているから、前記コーンリング(36)に
形成された締付スリット(361) が前記包囲部材で覆われ
て外部に露出しなくなる。この場合、請求項4に記載の
発明のように、ホークステム(20)の軸線方向で且つコー
ンリング(36)側に移動可能となった押圧部材が包囲部材
を介して前記コーンリング(36)を押し得るものとする
と、前記包囲部材が前記コーンリング(36)と押圧部材で
挟圧され、これにより該包囲部材の取付け状態が安定す
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、環状カバー(32)の先端周縁部がわん(31)の外周部に
接触して転動ボール(33a)(33b)等の配設部への雨水や塵
等の侵入を防止するシール機能を果たすから、該シール
の為の独立した部品が必要であった既述従来のものに比
べて部品数が少なくなって構造の簡略化が図れると共
に、部品数が少なくなる分だけ製造効率が向上した玉軸
受が提供できる。
【0014】請求項3の発明は、コーンリング(36)に形
成された締付スリット(361) が包囲部材で覆われて外部
に露出しないから、前記締付スリット(361) からの塵や
雨水の侵入を防止し得る玉軸受の取付部の構造が提供で
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、上記した発明の実施の形態
を説明する。図1,図2は請求1〜請求項3の発明を上
部玉軸受(3) に実施したものを図示している。ヘッドパ
イプ(10)の上端に強制嵌入されるステンレス製のわん(3
1)は、前記ヘッドパイプ(10)に強制嵌入される円筒部(3
11) とその上部に連続し且つ上向きに拡大する円錐部(3
12) から構成されており、該円錐部(312) 内には転動ボ
ール(33a)(33b)が装填されている。
【0016】上記転動ボール(33a)(33b)は、既述従来の
ものと同様にステンレス製の玉押しリング(35)でわん(3
1)側に押し付けられていると共に、該玉押しリング(35)
の内周面には上方に向かって拡大するテーパー面(351)
が形成されている。上記玉押しリング(35)とホークステ
ム(20)の間に介装されたコーンリング(36)はこの実施の
形態では合成樹脂で形成されていると共にその側壁には
図2に示す如く軸線方向の締付スリット(361) が開削さ
れており、更に該コーンリング(36)の外面は、上記玉押
しリング(35)のテーパー面(351) と一致するテーパー面
となっている。
【0017】上記コーンリング(36)や玉押しリング(35)
を包囲する環状カバー(32)はゴム又は弾性合成樹脂で形
成されている。又、該環状カバー(32)は図3の詳細図に
示すように、ホークステム(20)の外径とほぼ等しい直径
の中央孔(321) を具備する円板部(322) とその外周縁か
ら下向きに拡大する態様で延長されたスカート部(323)
と更に該スカート部(323) の下端内周縁に垂下する環状
リップ(324) を具備し、該環状カバー(32)内には金属製
の補強板(325) が埋設されている。環状カバー(32)に補
強板(325) を埋設するのは、後述する自転車組み立て後
の状態に於いて環状カバー(32)に障害物が衝突する等し
て外力が作用した場合の変形を回避し、更に、環状カバ
ー(32)がコーンリング(36)とハンドルステム(5) 用の取
付け筒(51)で強く挟圧された際に該挟圧力で押し潰され
て過剰に変形する不都合を防止する為である。尚、前記
補強板(325) は図1では省略して図示している。又、上
記環状カバー(32)に於ける環状リップ(324) の下端外径
はわん(31)の上端内径と同一寸法に設定されており、こ
れにより、上記環状リップ(324) の外周がわん(31)の上
端内周に接触するようにしている。
【0018】尚、ヘッドパイプ(10)の下端に装着される
下部玉軸受(4) は、この実施の形態では既述従来のもの
と同様に構成されている。即ち、ステンレス製の玉押し
(41)及びこれを包囲するわん(42)と、これら両者間に介
装された転動ボール(43a)(43b)によって下部玉軸受(4)
が構成されているのである。尚、上記玉押し(41)の外周
とわん(42)の内周の間隙部に弾性合成樹脂製のシールリ
ング(44)を脱落防止状態に介装保持させることにより、
転動ボール(43a)(43b)の収容部への塵や雨水の侵入を防
止するようにしても良い。
【0019】次に、上記各玉軸受(3) (4) を用いて前ホ
ーク(2) を車体フレーム(1) に組み付ける作業について
説明する。先ず、ヘッドパイプ(10)の下端に下部玉軸受
(4) を装着した状態で該ヘッドパイプ(10)内に前ホーク
(2) のホークステム(20)をその下方から挿入し、該ホー
クステム(20)の上部をヘッドパイプ(10)の上端から突出
させる。次に、ホークステム(20)の上端からわん(31)を
外挿してその円筒部(311) をヘッドパイプ(10)内に打ち
込んで強制嵌入状態とし、更に、該わん(31)の円錐部(3
12) 内に転動ボール(33a)(33b)群を装填した後に、玉押
しリング(35),コーンリング(36),及び環状カバー(32)
をこの順序でホークステム(20)に上端から外挿する。す
ると、わん(31)の上端内周には環状カバー(32)の下端の
環状リップ(324) が接触した状態で嵌入し、これによ
り、上部玉軸受(3) に於ける転動ボール(33a) (33b) の
収容部が外部空間と遮断されて該部分への雨水や塵の侵
入が確実に防止された状態となる。
【0020】次に、環状カバー(32)を装着した上記状態
でハンドルステム(5) の取付け筒(51)をホークステム(2
0)に外挿し、該ホークステム(20)の上端内周にキャップ
(6)のネジ軸部(61)を螺入してそのフランジ部(62)でハ
ンドルステム(5) を下方に押圧する。すると、取付け筒
(51)の下端で環状カバー(32)の円板部(322) が押圧さ
れ、更に押圧力でコーンリング(36)が押し下げられてこ
れが玉押しリング(35)とホークステム(20)の間に楔状に
侵入せしめられ、これにより、ホークステム(20)がセン
タリングされる。
【0021】又、上記キャップ(6) が締付けられると、
取付け筒(51)の下端面とコーンリング(36)の上端面で前
記環状カバー(32)の円板部(322) が挟圧状態に保持され
て安定した状態となる。従って、この実施の形態では、
上記取付け筒(51)が請求項4の発明を特定する事項たる
押圧部材に対応している。又、上記環状カバー(32)がコ
ーンリング(36)の上方に取り付けられると、コーンリン
グ(36)が前記環状カバー(32)で覆われて締付スリット(3
61) が外部に露出しなくなる。即ち、この実施の形態で
は上記環状カバー(32)がコーンリング(36)を包囲する包
囲部材として機能する。従って、該締付スリット(361)
が外部に露出する故に該部分からの雨水や塵が侵入する
心配があった既述従来のものに比べて、コーンリング(3
6)上部の防水・防塵効果が向上する。
【0022】最後に取付け筒(51)の後壁に開削されたス
リット(511) を挟んで対向する締付フランジ(512a) (51
2b) 及び締付フランジ(513a)(513b)の夫々を締付ボルト
(54a)(54b)で相互に締め付けると、前記取付け筒(51)が
直径収縮してホークステム(20)を圧迫し、これにより、
前ホーク(2) とハンドルステム(5) の組み付け作業が完
了する。
【0023】このように、上記の上部玉軸受(3) では、
環状カバー(32)の下端部や環状リップ(324) がわん(31)
の上端部に接触して転動ボール(33a)(33b)や玉押しリン
グ(35)の収容部への雨水や塵の侵入を防止するシール機
能を果たすから、該シールの為の独立した部品が必要で
あった既述従来のものに比べて部品数が少なくなって構
造の簡略化が図れる。
【0024】尚、上記実施の形態ではヘッドパイプ(10)
の上端部に配設された上部玉軸受(3) のみに請求項1〜
請求項4の発明を実施した場合を例示的に説明したが、
ヘッドパイプ(10)の下端部に配設された下部玉軸受(4)
に上記発明を適用してもよい。即ち、前記下部玉軸受
(4) を上記上部玉軸受(3) と同一構成としても良いので
ある。
【0025】図4は、請求項3の発明の他の実施の形態
を示すものである。このものでは、既述従来と同様の構
造を有する上部玉軸受(3) に更に独立形成された合成樹
脂製の包囲部材(38)を付加したものである。上記包囲部
材(38)は図5に示す形状を有し、ホークステム(20)の外
径とほぼ等しい直径の中央孔(381) を具備する円板部(3
82) とその外周縁から下向きに拡大する態様で延長され
たスカート部(383) を具備する。
【0026】このものでは、既述従来のものと同様に玉
押しリング(35)やコーンリング(36)等をホークステム(2
0)の上端から外挿した後、包囲部材(38)をホークステム
(20)に外挿し、その後更にホークステム(20)の上端から
ハンドルステム(5) の取付け筒(51)を外挿する。そし
て、上記第1番目の実施の形態と同様に前記取付け筒(5
1)をキャップ(6) で下方に締め付けると、コーンリング
(36)の上部たる大径側端部が前記合成樹脂製の包囲部材
(38)で包囲された状態となり、これにより、コーンリン
グ(36)の締付スリット(361) から転動ボール(33a) (33
b) の配設部に雨水や塵が侵入するのを防ぐことができ
る。
【0027】図6は、請求項3の発明の第3番目の実施
の形態を示すものである。このものは、アルミニュウム
製の環状カバー(32)内にコーンリング(36)を収納する構
成としたもので、前記環状カバー(32)以外は既述従来の
ものと同一構成を有する。上記環状カバー(32)は図7の
構造を有し、下方に開放する円筒状に形成されたカバー
本体(320) の上端壁(326) の中心部にはホークステム(2
0)の外径とほぼ等しい直径を有する中央孔(325) が穿設
されている。そして、既述従来のものと同様にコーンリ
ング(36)をホークステム(20)の上端から外挿した後、環
状カバー(32)をホークステム(20)に外挿し、更に、ハン
ドルステム(5) の取付け筒(51)をキャップ(6) で下方に
締め付けると、環状カバー(32)内にコーンリング(36)が
収納された状態になり、これにより、該コーンリング(3
6)の締付スリット(361) が外部に露出しなくなって該締
付スリット(361) 部分からの雨水等の侵入が防止でき
る。従って、この実施の形態では環状カバー(32)自体が
請求項3の発明の包囲部材として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項4の発明の実施の形態を説明
する縦断面図
【図2】請求項1〜請求項4の発明の実施の形態を説明
する分解斜視図
【図3】請求項1〜請求項4の発明の実施の形態に使用
する環状カバー(32)の拡大断面図
【図4】請求項3〜請求項4の発明の第2番目の実施の
形態を説明する縦断面図
【図5】請求項3〜請求項4の発明の第2番目の実施の
形態に使用する包囲部材(38)の斜視図
【図6】請求項3〜請求項4の発明の第3番目の実施の
形態を説明する縦断面図
【図7】請求項3〜請求項4の発明の第3番目の実施の
形態に使用する環状カバー(32)の斜視図
【図8】従来例の説明図
【図9】従来例のコーンリング(36)に形成されたスリッ
ト(361) 近傍の斜視図
【符号の説明】
(10)・・・ヘッドパイプ (20)・・・ホークステム (31)・・・わん (32)・・・環状カバー (33a) ,(33b) ・・・転動ボール (35)・・・玉押しリング (325) ・・・補強板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプ(10)とこれに挿通されたホ
    ークステム(20)を回転自在に結合する玉軸受であって、 ヘッドパイプ(10)の端部に取付けられるわん(31)と、 前記わん(31)の外周部に対向する態様でホークステム(2
    0)の露出部の周りに取付けられる環状カバー(32)と、 これらわん(31)と環状カバー(32)の間に介装された転動
    ボール(33a)(33b)群及びこれをわん(31)側に押し付ける
    玉押しリング(35)を具備する自転車用ヘッドセットの玉
    軸受に於いて、 環状カバー(32)はゴム又は弾性合成樹脂で形成され、そ
    の先端周縁部が前記わん(31)の外周部に摺動自在に接触
    する自転車用ヘッドセットの玉軸受。
  2. 【請求項2】 環状カバー(32)内に金属製の補強版(32
    5) を埋設した請求項1に記載の自転車用ヘッドセット
    の玉軸受。
  3. 【請求項3】 ヘッドパイプ(10)の端部に取付けられ且
    つ該ヘッドパイプ(10)とこれに挿通されたホークステム
    (20)を回転自在に結合する自転車用ヘッドセットの玉軸
    受の取付部の構造であって、 前記ホークステム(20)を包囲する態様で配設された転動
    ボール(33a) (33b) と、 前記ホークステム(20)に外挿され且つ前記転動ボール(3
    3a) (33b) 群に接する玉押しリング(35)と、 周側壁に軸線方向の締付スリット(361) が形成され且つ
    前記玉押しリング(35)の内周と前記ホークステム(20)の
    間の環状間隙部に楔状に圧入されることによって前記玉
    押しリング(35)を前記転動ボール(33a) (33b) 群側に押
    圧するコーンリング(36)と、 前記コーンリング(36)を包囲し且つホークステム(20)に
    外嵌状態となる包囲部材を具備させた自転車用ヘッドセ
    ットに於ける玉軸受の取付部の構造。
  4. 【請求項4】 ホークステム(20)の軸線方向で且つコー
    ンリング(36)側に移動可能とされることによって包囲部
    材を介してコーンリング(36)を押すことができる押圧部
    材を更に具備させた請求項3に記載の自転車用ヘッドセ
    ットに於ける玉軸受の取付部の構造。
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