JPH082894A - 油圧シヨベルの荷役用フロントアタツチメント - Google Patents

油圧シヨベルの荷役用フロントアタツチメント

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JPH082894A
JPH082894A JP16632294A JP16632294A JPH082894A JP H082894 A JPH082894 A JP H082894A JP 16632294 A JP16632294 A JP 16632294A JP 16632294 A JP16632294 A JP 16632294A JP H082894 A JPH082894 A JP H082894A
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JP
Japan
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arm
cargo handling
mast
hydraulic shovel
lifting
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JP16632294A
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Inventor
Yasuyuki Okada
泰幸 岡田
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Toyosha Co Ltd
Original Assignee
Toyosha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】荷物などの積み降ろしや運搬を省スペース的・
省時間的に効率良く行なえるようにする。 【構成】油圧シヨベル(A)の旋回体(13)から張り
出すヒツチ(17)へ着脱交換自在に連結使用される荷
役用フロントアタツチメント(B)として、リフトシリ
ンダー(26)を備えた固定支柱(18)と、これに沿
い昇降作動される昇降マスト(23)と、これに沿って
転動するコロ(35)を備えた昇降ベース(33)から
前方へ張り出すフロントアーム(36)と、その前端部
に枢着された荷役作業器(C)とから成り、上記昇降マ
スト(23)から吊り下がる滑車(29)に捲き掛けた
懸垂チエン(31)の両端部を、上記固定支柱(18)
と昇降ベース(33)に締結して、上記リフトシリンダ
ー(26)の作動により昇降マスト(23)とフロント
アーム(36)を昇降させるように定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧シヨベルの荷役用フ
ロントアタツチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、荷物の積み降ろしや運搬を行な
う荷役機械としては、図21のようなタイヤ式のフオー
クリフト(a)が、又掘削機械としては図22のような
クローラー式の油圧シヨベル(b)が各々公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フオークリ
フト(a)のフオーク(1)によって荷物を、例えば或
る位置から90度や180度などの方向が異なる別位置
へ移動するような場合、車体自身の移動と方向変換が必
要であり、頻繁に動き廻らなければならないので、その
作業上の時間とスペースにロスを生ずる。
【0004】他方、油圧シヨベル(b)では下部走行体
(2)に対して、上部旋回体(3)が360度の旋回自
在であるため、上記フオークリフト(a)の不利はない
反面、その掘削バケツト(4)を例えばフオーク(1)
と交換して、荷役作業に転用すると仮定した場合、その
フオーク(1)を水平設置状態のままで、上下移動させ
る際には、ブームシリンダー(5)とアームシリンダー
(6)並びにバケツトシリンダー(7)を複合的に油圧
制御しなければならず、その操作上著しく煩雑である。
【0005】しかも、油圧シヨベル(b)では車体バラ
ンスとの関係上、積載荷重が小さく抑制されているの
で、その掘削バケツト(4)を上記フオーク(1)と交
換装着しただけでは、便利な荷役機械として実用に供す
ることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の相克を企図しており、そのために油圧シヨベルの荷役
用フロントアタツチメントとして、その油圧シヨベルの
走行体に対して旋回する旋回体のフロントアタツチメン
ト用ヒツチへ、掘削バケツトとの着脱交換自在に連結使
用される固定支柱の左右一対と、上記固定支柱に付属す
るリフトシリンダーにより、その固定支柱に沿って昇降
作動される正面視の門字型をなす昇降マストと、その昇
降マストのトツププレートから懸垂された左右一対の滑
車と、上記昇降マストに沿って転動する左右一対のコロ
を備えた昇降ベースと、その昇降ベースから前方へ一体
的に張り出すフロントアームと、そのフロントアームの
前端部へ縦ピン又は/及び横ピンを回動支点とする起伏
的な作動自在に枢着されたフオークやバケツトなどの荷
役作業器とから成り、上記各滑車に捲き掛けた懸垂チエ
ンの切り離し両端部を、上記固定支柱と昇降ベースに締
結して、上記リフトシリンダーにより昇降マストを昇降
作動させた時、その昇降マストに沿って上記フロントア
ームも昇降するように定めたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明の上記構成によれば、油圧シヨベルの旋
回体から張り出すヒツチに対して荷役用フロントアタツ
チメントを連結使用することにより、その荷役作業器の
直線的な昇降作動並びに上記旋回体の旋回運動とも相俟
って、油圧シヨベル自身のいたづらに動き廻る必要な
く、各種荷物などの積み降ろしや運搬を省スペース的
に、且つ短時間での効率良く行なえるのであり、そのた
めの油圧制御操作も著しく簡素化される結果、利便性に
優れる。
【0008】殊更、前端部に荷役作業器が枢着されたフ
ロントアームを、その芯アームと鞘アームとから前後方
向への進退作動自在に組み立てるならば、上記油圧シヨ
ベルからの距離に遠近差がある荷物などの取り出しや移
動上、その時間的・スペース的な効率をますます昂める
ことができ、実益大であると言える。
【0009】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、図1〜16はその本発明の基本実施例を示してお
り、(A)は油圧シヨベルの総称であって、公知のよう
にクローラー(10)を履いた走行体(11)と、その
上部にスイベルジヨイント(12)を介して搭載された
旋回体(13)とから成る。
【0010】(14)は上記旋回体(13)に設置され
た運転席、(15)(16)はその周辺に装備された走
行操作レバーと作業操作レバー、(17)は同じく旋回
体(13)から前方へ一体的に張り出すフロントアタツ
チメント用ヒツチ、(B)はその油圧シヨベル(A)の
掘削バケツトと交換して、その旋回体(13)のヒツチ
(17)へ着脱自在に連結使用される荷役用フロントア
タツチメントの総称であり、次の諸部材から組立ユニツ
ト化されている。
【0011】即ち、(18)はそのフロントアタツチメ
ント(B)の固定支柱であって、図4〜6に抽出するよ
うに、左右一対の向かい合う昇降マスト用ガイドレール
(19)と、その上端部同志や下端部同志を連結一体化
する複数の水平ビーム(20)とから成り、運転席(1
4)の前方視界を遮断しないように、且つ上記旋回体
(13)の旋回時にも走行体(11)と干渉しないよう
に立設されている。
【0012】そして、その下端部同志を連結一体化する
水平ビーム(20)と、これと隣り合う連結ステー(2
1)との上下相互間に、上記油圧シヨベル(A)側のヒ
ツチ(17)を受け入れ、且つ縦ピン(22)の貫通に
よってヒツチ(17)と連結されるようになっている。
その縦ピン(22)の抜き出しにより、フロントアタツ
チメント(B)側の固定支柱(18)を上記ヒツチ(1
7)から取りはずせることは、言うまでもない。
【0013】(23)は上記固定支柱(18)の就中両
ガイドレール(19)に沿い昇降可能な昇降マストであ
って、図7、8から明白なように、そのガイドレール
(19)と平行なコロ昇降用ガイドレール(24)の左
右一対と、その両ガイドレール(24)の上端部に固定
横架するトツププレート(25)とから、正面視の門字
型に枠組み一体化されており、そのトツププレート(2
5)が上記固定支柱(18)の開口上面を施蓋する関係
状態に臨んでいる。
【0014】(26)は上記固定支柱(18)の背後に
付属一体化されたリフトシリンダーであって、そのピス
トンロツド(27)の上端部が昇降マスト(23)のト
ツププレート(25)に取付け固定されており、油圧シ
ヨベル(A)側の運転席(14)上から作業操作レバー
(16)によって、そのリフトシリンダー(26)を作
動操作し、昇降マスト(23)を固定支柱(18)のガ
イドレール(19)に沿い昇降させるようになってい
る。
【0015】(28)は上記昇降マスト(23)のトツ
ププレート(25)から一体的に垂下する左右一対のハ
ンガーステー、(29)はその各ハンガーステー(2
8)に水平な枢支ピン(30)を介して遊転自在に軸架
された滑車であり、これに捲き掛けられた懸垂チエン
(31)の切り離し一端部が、上記固定支柱(18)の
上端部に横架する水平ビーム(20)へ、テンシヨン調
整具(32)によって締結されている。
【0016】(33)は同じく両懸垂チエン(31)の
切り離し他端部へ、やはりテンシヨン調整具(34)を
介して締結された昇降ベースであり、これには上記昇降
マスト(23)のコロ昇降用ガイドレール(24)を転
動するコロ(35)の左右一対づつが、図9、10のよ
うに軸支されている。
【0017】つまり、上記リフトシリンダー(26)の
作動操作によって、昇降マスト(23)が固定支柱(1
8)のガイドレール(19)に沿い昇降された時には、
上記滑車(29)に懸垂されているチエン(31)を介
して、昇降ベース(33)も昇降マスト(23)のガイ
ドレール(24)に沿い昇降するようになっているので
ある。
【0018】(36)は上記昇降ベース(33)の中央
部から前方へ一定長さだけ張り出すフロントアームであ
って、その昇降ベース(33)に後端部が固定一体化さ
れた中空角筒型の芯アーム(36a)と、その芯アーム
(36a)に前後方向への進退自在として套嵌された鞘
アーム(36b)とから成り、その両アーム(36a)
(36b)の抜け出し分解しないように保たれている。
【0019】(37)は芯アーム(36a)に対する鞘
アーム(36b)の進退作動シリンダーであって、その
後端部が芯アーム(36a)の中空内部に軸支されてい
る一方、そのピストンロツド(38)の前端部が鞘アー
ム(36b)の中空内部に取付け固定されている。そし
て、そのシリンダー(37)も油圧シヨベル(A)側の
運転席(14)上から、作業操作レバー(16)によっ
て、前後方向へ進退作動されるようになっている。
【0020】(C)は上記フロントアーム(36)を形
作る鞘アーム(36b)の前端部へ、横ピン(39)を
介して起伏的な回動自在に枢着された荷役作業器であ
り、図示の基本実施例では荷物(M)の掬い込み運搬に
適したフオークとして具体化している。
【0021】(40)は荷役作業器(C)のチルトシリ
ンダーであり、その後端部が上記鞘アーム(36b)か
ら一体的に垂下する支持ステー(41)へ枢着されてい
ると共に、そのピストンロツド(42)の前端部が荷役
作業器(C)の回動アーム(44)に枢結されている。
このチルトシリンダー(40)も上記作業操作レバー
(16)によって、油圧シヨベル(A)側の運転席(1
4)上から作動されることは、言うまでもない。
【0022】図1〜16の基本実施例によれば、上記構
成を備えた荷役用フロントアタツチメント(B)が、3
60度の旋回自由な油圧シヨベル(A)の旋回体(1
3)に連結されており、その荷役作業器(C)を直線的
に昇降作動させることができるほか、前後方向への進退
作動とチルト運動をも行なわせ得るようになっているた
め、図15、16の使用状態から例示されるように、荷
物(M)までの距離に遠近差があったり、荷物(M)の
積み降ろしに高低差があったり、更に荷物(M)の移動
方向性に変化があったりしても、油圧シヨベル(A)自
身の移動や方向変換を要することなく、省スペース的に
且つ短時間での効率良く荷物(M)の積み降ろしや運搬
などの作業を行なえ、そのための油圧制御操作として
も、著しく簡素で足りる利点がある。
【0023】次に、図17は本発明の第1変形実施例を
示しており、その構成上図1〜16の基本実施例と異な
る点は下記の通りである。
【0024】即ち、上記基本実施例の場合進退作動シリ
ンダー(37)の制御により、芯アーム(36a)の前
後方向に沿って進退作動される鞘アーム(36b)の前
端部へ、荷役作業器(C)としてのフオークを設置して
いるが、図17の第1変形実施例ではその荷役作業器
(C)を残土や堆肥、飼料、雪などの掬い込み運搬に適
したバケツトから具体化すると共に、これを前後方向へ
の進退不能として昇降ベース(33)に固定されたフロ
ントアーム(36)の前端部へ設置している。
【0025】そのフロントアーム(36)は上記昇降ベ
ース(33)から前方へ、一定長さだけ一体的に張り出
す左右一対の平行な金属プレートから成り、その前端部
を貫通する横ピン(39)によって、上記荷役作業器
(C)としてのバケツトが起伏的な回動自在に枢着され
ている。
【0026】(44)は上記フロントアーム(36)の
中途部を横断する固定バー、(45)はその固定バー
(44)から前方へ一体的に張り出す固定アームであ
り、その前端部に揺動アーム(46)の中途高さ位置が
枢着されている。
【0027】そして、上記荷役作業器(C)のチルトシ
リンダー(40)は、その後端部においてフロントアー
ム(36)に枢着されていると共に、そのピストンロツ
ド(38)の前端部が上記揺動アーム(46)の上端部
に枢支連結されている。
【0028】他方、荷役作業器(C)の背面と揺動アー
ム(46)の下端部とは、一定長さのリンク(47)を
介して枢支連結されており、そのため上記チルトシリン
ダー(40)が運転席(14)上の作業操作レバー(1
6)によって、前後方向へ進退作動された時には、上記
荷役作業器(C)がその横ピン(39)の支点廻りに起
伏運動することとなる。
【0029】そのチルト運動可能な荷役作業器(C)を
備えたフロントアーム(36)の昇降ベース(33)
が、油圧シヨベル(A)側の運転席(14)上から操作
されるリフトシリンダー(26)の作動により、その昇
降マスト(23)に沿って直線的に昇降運動し得ること
や、その他の構成については、図1〜16の上記基本実
施例と実質的に同一であるため、やはり油圧シヨベル
(A)のいたづらに動き廻る必要なく、その荷役作業器
(C)としてのバケツトにより、堆肥や残土、飼料、雪
などの掬い込み運搬作業を極めて効率良く行なえ、その
ための制御操作性も簡便化される。
【0030】却って、第1変形実施例のような前後方向
への進退不能なフロントアーム(36)の前端部に、上
記バケツトから成る荷役作業器(C)を装備させるなら
ば、そのバケツトによる荷役作業上の最大荷重を増すこ
とができることとなる。
【0031】又、図18は本発明の第2変形実施例に係
り、同図から示唆されるように、荷役作業器(C)をフ
ロントアーム(36)の前端部へ、縦ピン(図示省略)
の支点廻りに首振り運動し得る関係状態として枢着し、
そのための方向変換作動用アングルシリンダー(48)
をフロントアーム(36)の横側に支架させても良い。
【0032】併せて、フロントアタツチメント(B)の
固定支柱(18)を油圧シヨベル(A)側のヒツチ(1
7)へ、その縦ピン(22)の支点廻りに首振り運動し
得るように枢着すると共に、そのための方向変換作動用
アングルシリンダー(49)を上記固定支柱(18)の
下端部に横架する水平ビーム(20)と、旋回体(1
3)との前後相互間に亘って介在させることができる。
【0033】その場合、上記荷役作業器(C)のアング
ルシリンダー(48)を省略し、そのフロントアタツチ
メント(B)の全体的な方向変換作動用アングルシリン
ダー(49)と連動する図外の平行リンク機構により、
荷役作業器(C)を油圧シヨベル(A)の旋回体(1
3)と同じ方向を指す関係状態に保つことも考えられ
る。
【0034】更に、図19、20は本発明の第3変形実
施例を示しており、上記荷役作業器(C)を中間ブラケ
ツト(50)へ縦ピン(51)により枢着すると共に、
その中間ブラケツト(50)をフロントアーム(36)
へ横ピン(39)により枢着して、その横ピン(39)
と縦ピン(51)との両支点廻りに回動し得るように定
めることも可能であり、これによれば荷物(M)の積み
降ろしや運搬などの作業をますます効率良く行なえ、利
便性に優れる。
【0035】尚、第1〜3変形実施例におけるその他の
構成は、上記基本実施例と実質的に同一であるため、そ
の図17〜20に図1〜16との対応符号を記入するに
とどめて、その詳細な説明を省略するが、何れにしても
上記荷役作業器(C)としては図示のフオーク又はバケ
ツトのに限らず、各種荷物(M)の掴み取りに適したク
ランパーや、同じく吊り上げに適したフツクなどを広く
採用することができること、勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る油圧シヨベ
ルの荷役用フロントアタツチメントは、その油圧シヨベ
ル(A)の走行体(11)に対して旋回する旋回体(1
3)のフロントアタツチメント用ヒツチ(17)へ、掘
削バケツトとの着脱交換自在に連結使用される固定支柱
(18)の左右一対と、上記固定支柱(18)に付属す
るリフトシリンダー(26)により、その固定支柱(1
8)に沿って昇降作動される正面視の門字型をなす昇降
マスト(23)と、その昇降マスト(23)のトツププ
レート(25)から懸垂された左右一対の滑車(29)
と、上記昇降マスト(23)に沿って転動する左右一対
のコロ(35)を備えた昇降ベース(33)と、その昇
降ベース(33)から前方へ一体的に張り出すフロント
アーム(36)と、そのフロントアーム(36)の前端
部へ縦ピン又は/及び横ピンを回動支点とする起伏的な
作動自在に枢着されたフオークやバケツトなどの荷役作
業器(C)とから成り、上記各滑車(29)に捲き掛け
た懸垂チエン(31)の切り離し両端部を、上記固定支
柱(18)と昇降ベース(33)に締結して、上記リフ
トシリンダー(26)により昇降マスト(23)を昇降
作動させた時、その昇降マスト(23)に沿って上記フ
ロントアーム(36)も昇降するように定めてあるた
め、冒頭に述べた従来技術の課題を改良できる効果があ
る。
【0037】即ち、本発明の上記構成では昇降マスト
(23)をリフトシリンダー(26)により昇降作動さ
せた時、前端部に荷役作業器(C)の枢着されているフ
ロントアーム(36)が、その昇降ベース(33)を介
して上記昇降マスト(23)に沿い昇降運動するように
なっているため、油圧シヨベル(A)の旋回体(13)
が360度の旋回運動を行なえることとも相俟って、そ
の油圧シヨベル(A)自身のいたづらな移動や方向変換
を要することなく、その場での旋回により、荷物(M)
などの積み降ろしや運搬を短時間での効率良く行なえ、
特に狭い場所での荷役作業に著しく有益である。
【0038】又、請求項2の構成を採用するならば、積
み降ろし上高低差のある荷物(M)や、移動方向性の異
なる荷物(M)は勿論のこと、特に油圧シヨベル(A)
からの距離に遠近差のある荷物(M)でも、その前後方
向へ進退作動されるフロントアーム(36)により、省
スペース的・省時間的に効率良く積み降ろしや運搬など
の諸作業を行なうことができ、ますます有用となる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基本実施例の使用状態を示す全体
概略側面図である。
【図2】図1の一部を抽出して示す平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】固定支柱を抽出して示す平面図である。
【図5】図4の一部切り欠き側面図である。
【図6】図5の部分背面図である。
【図7】固定支柱と昇降マストとの組立関係を示す平面
図である。
【図8】図7の8−8線に沿う一部切り欠き断面図であ
る。
【図9】昇降ベースを抽出して示す一部切り欠き側面図
である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】フロントアームの鞘アームを抽出して示す一
部切り欠き平面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】荷役作業器(フオーク)を抽出して示す正面
図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】荷役作業状況を示す説明図である。
【図16】別な荷役作業状況を示す説明図である。
【図17】本発明に係る第1変形実施例の使用状態を示
す全体概略側面図である。
【図18】同じく第2変形実施例の使用状態を示す全体
概略平面図である。
【図19】更に第3変形実施例を示す部分拡大側面図で
ある。
【図20】図19の平面図である。
【図21】従来の荷役用フオークリフトを示す概略側面
図である。
【図22】従来の掘削用油圧シヨベルを示す概略側面図
である。
【符号の説明】
(11)・走行体 (13)・旋回体 (17)・ヒツチ (18)・固定支柱 (23)・昇降マスト (25)・トツププレート (26)・リフトシリンダー (29)・滑車 (31)・懸垂チエン (33)・昇降ベース (35)・コロ (36)フロントアーム (36a)・芯アーム (36b)・鞘アーム (37)・進退作動シリンダー (A)・油圧シヨベル (B)・フロントアタツチメント (C)・荷役作業器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シヨベル(A)の走行体(11)に対
    して旋回する旋回体(13)のフロントアタツチメント
    用ヒツチ(17)へ、掘削バケツトとの着脱交換自在に
    連結使用される固定支柱(18)の左右一対と、 上記固定支柱(18)に付属するリフトシリンダー(2
    6)により、その固定支柱(18)に沿って昇降作動さ
    れる正面視の門字型をなす昇降マスト(23)と、 その昇降マスト(23)のトツププレート(25)から
    懸垂された左右一対の滑車(29)と、 上記昇降マスト(23)に沿って転動する左右一対のコ
    ロ(35)を備えた昇降ベース(33)と、 その昇降ベース(33)から前方へ一体的に張り出すフ
    ロントアーム(36)と、 そのフロントアーム(36)の前端部へ縦ピン又は/及
    び横ピンを回動支点とする起伏的な作動自在に枢着され
    たフオークやバケツトなどの荷役作業器(C)とから成
    り、 上記各滑車(29)に捲き掛けた懸垂チエン(31)の
    切り離し両端部を、上記固定支柱(18)と昇降ベース
    (33)に締結して、上記リフトシリンダー(26)に
    より昇降マスト(23)を昇降作動させた時、その昇降
    マスト(23)に沿って上記フロントアーム(36)も
    昇降するように定めたことを特徴とする油圧シヨベルの
    荷役用フロントアタツチメント。
  2. 【請求項2】フロントアーム(36)を昇降ベース(3
    3)から前方へ一体的に張り出す中空角筒型の芯アーム
    (36a)と、その芯アーム(36a)に套嵌された鞘
    アーム(36b)とから形作り、 その芯アーム(36a)と鞘アーム(36b)の中空内
    部に設置した進退作動シリンダー(37)により、上記
    鞘アーム(36b)を芯アーム(36a)に対して前後
    方向への進退自在に作動させ得るように定めると共に、 その鞘アーム(36b)の前端部に荷役作業器(C)を
    枢着したことを特徴とする請求項1記載の油圧シヨベル
    の荷役用フロントアタツチメント。
JP16632294A 1994-06-23 1994-06-23 油圧シヨベルの荷役用フロントアタツチメント Pending JPH082894A (ja)

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JP16632294A JPH082894A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 油圧シヨベルの荷役用フロントアタツチメント

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004020746A1 (en) * 2002-08-31 2004-03-11 Hang-Je Park Device for coupling bucket for a tractor
KR101331305B1 (ko) * 2013-07-05 2013-11-20 석원산업 주식회사 굴삭기를 이용한 낙탄 제거 장치
CN112455520A (zh) * 2020-12-11 2021-03-09 陕西龙门钢铁有限责任公司 一种用于轧机轴承装卸运输的液压升降小车

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