JPH08289164A - カラー画像処理方法及びその装置 - Google Patents

カラー画像処理方法及びその装置

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JPH08289164A
JPH08289164A JP7087941A JP8794195A JPH08289164A JP H08289164 A JPH08289164 A JP H08289164A JP 7087941 A JP7087941 A JP 7087941A JP 8794195 A JP8794195 A JP 8794195A JP H08289164 A JPH08289164 A JP H08289164A
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color
signal
color space
input
image processing
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JP7087941A
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English (en)
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Takeshi Makita
剛 蒔田
Osamu Yamada
修 山田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、2値化処理で同時に黒や白等の補
助信号の生成を行なう具体的なカラー画像処理方法及び
その装置を提案する。 【構成】 カラー画像データの量子化を含むカラー画像
処理方法であって、量子化に際して、入力されたカラー
コンポーネント信号に相当する所定の色空間内の1点に
対し、最近傍の出力デバイスの固有色を割り当て、前記
入力カラーコンポーネント信号と前記最近傍の出力デバ
イスの固有色との間に生じた前記所定の色空間上の誤差
により、量子化する入力信号を補正し、該補正された入
力信号を未量子化信号として量子化する。前記量子化で
は、注目画素の入力信号を出力デバイスの固有色に対応
する前記所定の色空間内の色信号と比較し(103,103a)、
該入力信号に最も近い前記所定の色空間内の色信号を判
別して、該判別された色信号に対応する出力デバイスの
固有色Dmn を出力デバイスに出力し、前記判別された色
信号と前記入力信号との誤差Enを周辺画素に拡散する(1
02,107,111,112) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各色当りに2値あるいは
階調数が限られているカラー出力装置を用いて中間調を
出力するカラー画像処理方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、CMY3色で構成される入力画像
をCMYK4色のカラー画像記録装置を用いて出力する
際には、まず、CMY3色からUCR(下色除去)処理
によりブラック成分(以下Kと記す)を生成する。そし
てCMYK各成分に対して、濃度保存型の2値化法であ
る誤差拡散法などでカラー画像データの量子化を行い、
出力していた。
【0003】また、RGB3色で構成される入力画像を
RGBW(ホワイト)4色のカラー画像記録装置を用い
て出力する際は、CMY系の場合と同様に、RGB3色
からホワイト生成処理(CMYK系のUCRに相当す
る)によりホワイト成分Wを生成する。そしてRGBW
各成分に対し、濃度保存型の2値化法である誤差拡散法
などでカラー画像データの量子化を行い、出力してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来の2値化
手法において色ムラが発生しやすいのは、各色毎に独立
に2値化処理を行っているために、それぞれの色毎の画
像の中間調表現パターンの間に殆ど相関がなかったため
である。この欠点を補う2値化手法として、USP5,
070,413や特開平3−204273が提案されて
いる。この特許によれば、2値化処理の部分を各インク
色毎に独立に行なうのではなく、入力信号(y,m,
c)というインク量信号の組みに対して、出力信号とし
て記録装置の表現可能色(各色2値で表現する記録装置
の場合には、通常、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、
C(シアン)、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブ
ルー)、K(ブラック)、W(ホワイト)の8色のこ
と)の内のどれか1色を対応付けるようにするものであ
る。
【0005】以上の特許において、Kに代表されるよう
な補助信号の生成については、2値化処理の前段にUC
R等の黒生成回路を設けるか、または2値化処理で同時
に生成するとされている。しかしながら、上記両特許と
もに、2値化処理で同時に黒生成を行なう具体的な方法
が開示されてないため、2値化処理での黒生成を実現す
ることは実質的に不可能であった。
【0006】ところが、従来のカラー画像処理方法で2
値化処理の前段に黒生成回路を設けた場合には、(1)
黒生成回路の分だけハードウエアのコストがかさむ、
(2)黒生成のための処理時間を必要とする、(3)2
値化処理前に黒が生成されるため、2値化処理の入力が
CMY3入力からCMYK4入力となり、2値化処理が
複雑になる、等の欠点があるので、黒に代表されるよう
な補助信号の生成は、2値化処理で同時に行なうことが
望ましい。
【0007】本発明は、2値化処理で同時に黒や白等の
補助信号の生成を行なう具体的なカラー画像処理方法及
びその装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のカラー画像処理方法は、カラー画像データ
の量子化を含むカラー画像処理方法であって、量子化に
際して、入力されたカラーコンポーネント信号に相当す
る所定の色空間内の1点に対し、最近傍の出力デバイス
の固有色を割り当て、前記入力カラーコンポーネント信
号と前記最近傍の出力デバイスの固有色との間に生じた
前記所定の色空間上の誤差により、量子化する入力信号
を補正し、該補正された入力信号を未量子化信号として
量子化することを特徴とする。
【0009】ここで、前記所定の色空間は均等知覚色空
間である。また、前記所定の色空間は出力デバイスの固
有色空間である。また、前記所定の色空間は輝度色度分
離型色空間である。また、前記所定の色空間は標準色空
間である。また、前記量子化では、注目画素の入力信号
を出力デバイスの固有色に対応する前記所定の色空間内
の色信号と比較し、該入力信号に最も近い前記所定の色
空間内の色信号を判別して、該判別された色信号に対応
する出力デバイスの固有色を出力デバイスに出力し、前
記判別された色信号と前記入力信号との誤差を周辺画素
に拡散する。
【0010】又、本発明のカラー画像処理装置は、カラ
ー画像データの量子化を行う量子化手段を含む画像処理
装置において、前記量子化手段が、入力されたカラーコ
ンポーネント信号に相当する所定の色空間内の1点に対
し、最近傍の出力デバイスの固有色を割り当て、前記入
力カラーコンポーネント信号と前記最近傍の出力デバイ
スの固有色との間に生じた前記所定の色空間上の誤差に
より、量子化する入力信号を補正し、該補正された入力
信号を未量子化信号として量子化することを特徴とす
る。
【0011】ここで、前記所定の色空間は均等知覚色空
間であって、前記画像処理装置は入力されたカラーコン
ポーネント信号から均等知覚色空間内の信号を作成する
第1の信号作成手段を含む。また、前記所定の色空間は
出力デバイスの固有色空間であって、前記画像処理装置
は入力されたカラーコンポーネント信号から出力デバイ
スの固有色空間内の信号を作成する第2の信号作成手段
を含む。また、前記所定の色空間は輝度色度分離型色空
間であって、前記画像処理装置は入力されたカラーコン
ポーネント信号から輝度色度分離型色空間内の信号を作
成する第3の信号作成手段を含む。また、前記所定の色
空間は標準色空間であって、前記画像処理装置は入力さ
れたカラーコンポーネント信号から標準色空間内の信号
を作成する第4の信号作成手段を含む。また、前記量子
化手段は、出力デバイスの固有色と前記所定の色空間内
の色信号とを対応して記憶する記憶手段と、注目画素の
入力信号を前記記憶手段に記憶された前記所定の色空間
内の色信号と比較する比較手段と、該入力信号に最も近
い前記所定の色空間内の色信号を判別して、該判別され
た色信号に対応する出力デバイスの固有色を出力デバイ
スに出力する出力手段と、前記判別された色信号と前記
入力信号との誤差を周辺画素に拡散する誤差拡散手段と
を備える。
【0012】
【実施例】以下本実施例を添付図面を用いて詳細に説明
する。 [実施例1]図1は実施例1のカラー画像処理装置の本
発明に係わる部分を表すブロック構成図である。
【0013】図1において、1は入力されたアナログ画
像データをデジタル画像データに変換するA/Dコンバ
ータ、2は入力画像データのガンマ補正を行なうガンマ
変換部、3は入力画像データの色補正を行なうマスキン
グ部、4aは入力画像データの量子化を行なう量子化部
である。以下、上記構成における動作を順に追って説明
する。
【0014】<A/D変換>入力されたアナログRGB
色信号Ri ,Gi ,Bi は、A/Dコンバータ1におい
て、各色8ビットのデジタルRGB色信号Rd ,Gd
d へと変換される。 <ガンマ変換>次に、ガンマ変換部2において、入力さ
れたRGB色信号Rd ,Gd ,Bd のガンマ特性には、
出力デバイスのガンマ特性に合わすようにガンマ補正が
行われ、デジタルRGB色信号Rg ,Gg ,Bg として
出力する。例えば、テレビカメラなどから得られた、予
め0.45乗のガンマ特性となっている入力色信号を線形の
ガンマ特性にしたい場合に、入力信号に対し 2.2乗のガ
ンマ補正をすることがこれにあたる。
【0015】<マスキング>そして、マスキング部3に
おいて、RGB色信号の補正が行われる。これは式
(1)に示すような3×3の1次変換である。 Rm =m11×Rg +m12×Gg +m13×Bgm =m21×Rg +m22×Gg +m23×Bg …式(1) Bm =m31×Rg +m32×Gg +m33×Bg <量子化>マスキング部3の出力Rm ,Gm ,Bm 信号
が量子化部6に与えられ、量子化部6において各色8ビ
ットのRGB色信号から各色1ビットのRGBW色信号
へと量子化され出力される。この量子化部5を以下詳細
に説明する。
【0016】本実施例では各色2値化の場合を例にとっ
て説明するが、特に断らない限り基本的に3値以上の場
合についても同様である。また説明に使用する出力デバ
イスはCMYK系のプリンタではなく、R(レッド)、
G(グリーン)、B(ブルー)に加え、W(ホワイト)
を原色に持つカラーモニタとする。図2はRGBWを原
色に持つカラーモニタの色再現空間を示すものである。
【0017】RGBカラーモニタの色再現空間と比較し
て特徴的なのは、RGB各々の組合わせの8色(BLA
K、R、G、B、RG、RB、GB、RGB)による色
空間と、Wを組み合わせた8色(W、RW、GW、B
W、RGW、RBW、GBW、RGBW)による色空間
2つが重なりあって形成されていることである。つま
り、RGB3色の出力デバイスの表現可能色は8色なの
に対し、RGBW4色の場合は16色になっている。
【0018】本実施例では、RGB3色の入力データか
らその補助信号であるWを2値化処理前に生成すること
なく、RGB入力データの示す色に対して出力16色に
おける最近傍色を求め、入力データと最近傍出力色との
間に生じた誤差を処理画素の近傍点に拡散するものであ
る。補助信号Wを前持って生成することなく2値化する
ためには、RGBW色空間における16色とRGB入力
データの示す位置関係を事前に対応付けておかなければ
ならない。
【0019】図3はRGBW色空間における16色と出
力16色に対応するRGBデータとの対応を表す出力色
対応テーブルである。図3の出力色対応テーブルは、図
4の量子化部5のブロック図の2値化回路103に記憶
され(図4の103aを参照)、この対応テーブルに基
づいて、RGB入力データがRGBW色空間における1
6色に変換される。
【0020】図3で入力RGBデータのビット数は8ビ
ットである。実施例1の場合、図3は、RGBW全て点
灯した場合の輝度値とRGB点灯の場合の輝度値との比
率が255:153であることと、RGBWとWとの輝
度比が255:102であることから、簡易的に対応付
けている。もちろん、以下のように色彩学的に対応付け
る方がより好ましい。つまり、 (1)RGBW各4色を測色し、個々の3刺激値XYZ
を求める。 (2)RGBWの組合わせによる出力16色の3刺激値
XYZを、次式より求める。
【0021】 X=R×rX +G×gX +B×bX +W×wX Y=R×rY +G×gY +B×bY +W×wY …式(2) Z=R×rZ +G×gZ +B×bZ +W×wZ 但し、 rX 、rY 、rZ はRの3刺激値 gX 、gY 、gZ はGの3刺激値 bX 、bY 、bZ はBの3刺激値 wX 、wY 、wZ はWの3刺激値 (3)出力16色の3刺激値XYZから、例えばNTS
C系のRGBを次式より求める。
【0022】 R=−1.9106X−0.5326Y−0.2883Z G=−0.9843X+1.9984Y−0.0283Z …式(3) B= 0.0584X−0.1185Y+0.8985Z 以上の操作により、入力されるRGBデータと量子化部
5の出力色との対応が簡易的にまたは色彩学的にとれ、
この結果、RGB3色の入力データからその補助信号で
あるWを2値化処理前に生成することなく、RGB入力
データの示す色に対して出力16色中からの最近傍色を
求め、入力データと最近傍出力色との間に生じた誤差を
近傍点に拡散することで、高速に色ムラの無い高画質な
2値化を可能にした。むろん、これはCMY3色からC
MYK4色への2値化の場合についても同様のことがい
える。
【0023】以下、図を参照して具体的に説明する。図
4は、量子化部5のブロック図である。入力部101よ
り与えられる入力データfmn(実施例1では、Rm ,G
m ,B m )は、座標(m,n)点の画素の濃度データを
示している。誤差拡散テーブル111にて重み付けされ
累積加算されたデータがラインバッファメモリ112に
格納されており、加算器102で、ラインバッファ11
2からの累積誤差分とf mnとが加算される。この累積誤
差をxn とすると、濃度データfmnに累積誤差x n が加
算されたgmn=xn +fmnが2値化回路103に入力さ
れる。
【0024】2値化回路103では、出力色対応テーブ
ル103aを参照して、入力データに最も近い出力デバ
イス色の2値データDmn(実施例1では、R,G,B,
W)と、2値データDmnに対応する入力データBmn(実
施例1では、R0 ,G0 ,B 0 )を求め、Dmnは出力部
104に出力され、Bmnは誤差演算部107に転送され
る。誤差En は誤差演算部107でEn =Bmn−gmn
より計算され、誤差拡散テーブル111に伝達される。
誤差格段テーブル111では、拡散マトリクスを用い誤
差En に所定の重み付けを行い、ラインバッファメモリ
112に格納する。例えば今までの誤差をラインバッフ
ァメモリ112に示したように格納しているとすると、
n+1 の位置を処理する時の誤差は新たに次の例のよう
になる。
【0025】 xn+1 ←xn+1 +2/8×Enn+2 ←xn+2 +1/8×En x'n-2 ←x'n-2+1/8×En x'n-1 ←x'n-1+1/8×En x'n ←x'n +2/8×En x'n+1 ←x'n+1+1/8×En 従って、原画の1ライン分の走査が完了すると、ライン
バッファメモリ112の第1ラインには第2ラインのデ
ータが入り、第2ラインには0が入る。この様な処理を
繰り返すことによって、2値化処理が行われる。
【0026】出力部104は、Dmnの1値/0値に応じ
てドットをオン/オフ制御して、量子化データを出力す
る。図5はRGB入力データの示す色に対し出力16色
中、最近傍色を求める本実施例の量子化処理を行うフロ
ーチャートである。ステップS1で、カウントkと最近
傍を求める際に使用するパラメータMに初期値“0”な
らびに“9999”を代入した後、ステップS2で、入
力RGBデータとk番目の出力色に対応するRGBデー
タとの距離Lを次式より求める。
【0027】 L=(R−R0)2 +(G−G0)2 +(B−B0)2 …式(4) 但し、R,G,B :入力RGBデータ R0 ,G0 ,B0 :出力色に対するRGBデータ ステップS3で、計算結果LとパラメータMとを比較
し、L<MならばLをMに代入し、またそのときのカウ
ントkをkkに記憶する。ステップS5でkをインクリメ
ントし、ステップS6でkが所定の値n(出力色=1
6)に達するまでステップS2〜S6を繰り返す。kが
nに達した時点で、最小距離を得たのは何番目かが変数
kkに記憶されている。
【0028】ステップS7で、最小距離を得た位置の出
力色データテーブル(2値データbr、bg、bb、b
w)とそれに対応するRGBデータテーブル(tr、t
g、tb、tw)のkk番地をアクセスすることで、量子
化データDmn_r,g,b,wとそれに対応するRGB
データBmn_r,g,bを得る。以上説明したように、
実施例1によれば、カラー画像データの量子化におい
て、入力されたカラーコンポーネント信号に相当する均
等知覚色空間内の1点に対し、最近傍の出力デバイス固
有色を割り当て、前記入力カラーコンポーネント信号と
前記最近傍色との間に生じた前記均等知覚色空間上の誤
差を未量子化信号に伝搬(誤差演算)することにより、
高速に量子化データを得ることができる。
【0029】[実施例2]図6は、実施例2のカラー画
像処理装置の本発明に係わる部分を表すブロック構成図
である。図6で、A/Dコンバータ1、ガンマ変換部
2、マスキング部3は実施例1と同様である。5はRG
B色信号をLab色信号へと変換するRGB/Lab変
換部、4bはLab色信号を量子化する量子化部であ
る。
【0030】<RGB/Lab変換>RGB信号Rm
m ,Bm は、RGB/Lab変換部4において、式
(5)および式(6)に示すような、CIE(国際照明
委員会)の推奨する均等知覚色空間である CIEI1976Lab
色空間のLab色信号へと変換される(ここでは、RG
BをNTSCRGBとする)。
【0031】 X=0.6067×Rm +0.1736×Gm +0.2001×Bm Y=0.2988×Rm +0.5868×Gm +0.1144×Bm …式(5) Z=0.0661×Gm +1.1150×Bm そして、 L= 116×(Y/Y0)(1/3)-16 (Y/Y0 >0.008856の場合) = 903.29 ×(Y/Y0) (Y/Y0 ≦0.008856の場合) a= 500×{(X/X0)(1/3)-(Y/Y0)(1/3)} …式(6) b= 200×{(Y/Y0)(1/3)-(Z/Z0)(1/3)} ここで、X0 ,Y0 ,Z0 は完全拡散反射面の三刺激値
である。
【0032】最後に、量子化部5において各色8ビット
のLab色信号から各色1ビットのRGBW色信号へと
量子化される。なお、量子化部6の詳細は、図3の対応
テーブルで左欄が出力色に対するLabデータとして作
成されて記憶され、図4のfmnがL,a,bに、Bmn
0 ,a0 ,b0 になる以外は、実施例1の図2,図
3,図4,図5を用いた説明と同様である。
【0033】以上説明したように、実施例2によれば、
カラー画像データの量子化において、入力されたカラー
コンポーネント信号に相当する均等知覚色空間内の1点
に対し、最近傍の出力デバイス固有色を割り当て、前記
入力カラーコンポーネント信号と前記最近傍色との間に
生じた前記均等知覚色空間上の誤差により、量子化部へ
の入力信号を補正演算し、未量子化信号として量子化部
に入力することにより、高速に量子化データを得ること
ができる。
【0034】[実施例3]図7は、実施例3のカラー画
像処理装置の本発明に係わる部分を表すブロック構成図
である。図6で、A/Dコンバータ1、ガンマ変換部
2、マスキング部3の処理は、実施例1と同様である。
次にマスキング部3の出力のRGB色信号Rm ,Gm
m は、RGB/YCC変換部6へ与えられる。
【0035】<RGB/YCC変換>RGB/YCC変
換部6へ与えられたRGB色信号Rm ,Gm ,Bm は、
RGB/YCC変換部6において、式(7)に示すよう
な、輝度色度分離型色空間であるYCrb 色空間のY
rb 色信号へと変換される。(ここでは、RGBを
NTSCRGBとする。) Y = 0.2988×Rm +0.5868×Gm +0.1144×Bmr =−0.2988×Rm −0.5868×Gm +0.8856×Bm …式(7) Cb = 0.7012×Rm −0.5868×Gm −0.1144×Bm 最後に、量子化部4cにおいて各色8ビットのYCrC
b色信号から各色1ビットのRGBW色信号へと量子化
される。
【0036】なお、量子化部8の詳細は、RGB入力が
YCC入力に変るので、図3の対応テーブルで左欄が出
力色に対するYCCデータとして作成されて記憶され、
図4のfmnがY,Cr ,Cb に、BmnがY0 ,Cr0,C
b0になる以外は、実施例1の場合と同様である。以上説
明したように、実施例3によれば、カラー画像データの
量子化において、入力されたカラーコンポーネント信号
に相当する均等知覚色空間内の1点に対し、最近傍の出
力デバイス固有色を割り当て、前記入力カラーコンポー
ネント信号と前記最近傍色との間に生じた前記均等知覚
色空間上の誤差を未量子化信号に伝搬(誤差演算)する
ことにより、高速に量子化データを得ることができる。
【0037】[実施例4]図8は、実施例4のカラー画
像処理装置の本発明に係わる部分を表すブロック構成図
である。図8において、A/Dコンバータ1、ガンマ変
換部2、マスキング部3の処理は、実施例1と同様であ
る。次にマスキング部3の処理は、実施例と同様であ
る。次にマスキング部3の出力のRGB色信号は、RG
B/XYZ変換部7へ与えられる。
【0038】RGB/XYZ変換部7へ与えられたRG
B色信号Rm ,Gm ,Bm は、RGB/XYZ変換部9
において、式(8)に示すように、CIE(国際照明委
員会)の標準色空間であるCIE1931XYZ色空間
のXYZ色信号へと変換される。(ここでは、RGBを
NTSCRGBとする。) X=0.6067×Rm +0.1736×Gm +0.2001×Bm Y=0.2988×Rm +0.5868×Gm +0.1144×Bm …式(8) Z=0.0661×Gm +1.1150×Bm 最後に、量子化部4dにおいて各色8ビットのXYZ色
信号から各色1ビットのRGBW色信号へと量子化され
る。
【0039】なお、量子化部10の詳細は、RGB入力
がXYZ入力に変るので、図3の対応テーブルで左欄が
出力色に対するXYZデータとして作成されて記憶さ
れ、図4のfmnがX,Y,Zに、BmnがX0 ,Y0 ,Z
0 になる以外は、実施例1の場合と同様である。以上説
明したように、実施例4によれば、カラー画像データの
量子化において、入力されたカラーコンポーネント信号
に相当する均等知覚色空間内の1点に対し、最近傍の出
力デバイス固有色を割り当て、前記入力カラーコンポー
ネント信号と前記最近傍色との間に生じた前記均等知覚
色空間上の誤差を未量子化信号に伝搬(誤差演算)する
ことにより、高速に量子化データを得ることができる。
【0040】[実施例5]上記実施例1〜4は2値出力
のデバイスに対する処理装置の例であったが、どの実施
例においても容易に多値デバイスの場合に適用すること
ができる。例えば、R、G、B、W各色n値の出力がで
きたとすると、出力色数CNは次式に示す通りである。
【0041】CN=n4従って、入力RGBデータに最
も近い出力デバイス固有色を求める際、前記2値量子化
の場合は16色の中から抽出するのに対し、n値量子化
ではn4 色から抽出することになる。つまり、3値量子
化の場合は81色、4値量子化の場合は256色、5値
量子化に至っては625色中から最近傍色を抽出するこ
とになり、この抽出処理を論理演算で処理するのは現実
的とは言えない。従って、nの値が大きい場合の量子化
処理は以下に示すテーブル処理にすることが望ましい。
【0042】 Dmn_r= tbl[R][G][B][上位nビット] Dmn_g= tbl[R][G][B][次nビット] Dmn_b= tbl[R][G][B][次nビット] Dmn_w= tbl[R][G][B][下位nビット] tbl :配列名 Dmn :量子化多値データ R,G,B:入力RGBデータ ここで、テーブルは4次元配列構造で、n×4ビット単
位で形成されている。各単位には量子化多値テーブルが
入っており、その構成は上位ビットから順にnビットず
つR、G、B、Wである。
【0043】テーブルには入力データが示すアドレス
に、入力データに対する最近傍の出力値が事前にインプ
ットされている。以上が多値出力の場合の実施例であ
る。尚、前記実施例1〜5では誤差拡散テーブルのサイ
ズを5×2としていたが、サイズおよびテーブル値の限
定はない。又、演算bitに関しては前記実施例では8
bitを例にとっていたが、これも上記同様限定はな
い。又、マスキング処理に関しても前記実施例では3×
3の1次変換を使用していたが、2次、3次などの多次
変換でも構わない。
【0044】更に、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。例えば、図9のように構
成された装置で可能である。
【0045】図9において、91は演算制御用のCP
U、92は画像処理手順のプログラム92aと各画像処
理で使用する各種テーブル92b〜92fを格納するR
OM、93は各画像データを記憶する領域93a〜93
cを含む一時記憶用のRAM、94はHD,FD,C
D,MO等の大容量記憶部、95は画像入力インタフェ
ースであって、通信画像95aやスキャナ95bからの
画像やカメラ95cからの画像が入力される。96は画
像出力インタフェースであって、CRTやLCD等から
なる表示部96aやプリンタ96bへ画像を出力する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、2
値化処理で同時に黒や白等の補助信号の生成を行なう具
体的なカラー画像処理方法及びその装置が提供できる。
すなわち、カラー画像データの量子化において、入力さ
れたカラーコンポーネント信号に相当する所定の色空間
内の1点に対し、最近傍の出力デバイス固有色を割り当
て、前記入力カラーコンポーネント信号と前記最近傍色
との間に生じた前記所定の色空間上の誤差で量子化部へ
の入力信号を補正演算し、未量子化信号として量子化部
に入力することにより、高速に量子化データを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のカラー画像処理装置の本発明に係わ
る部分を表すブロック構成図である。
【図2】RGBWを原色にもつカラーモニタの色再現空
間を示す図である。
【図3】RGBW色空間における16色と16色に対応
するRGBデータとの位置関係の対応表を示すである。
【図4】本実施例の量子化部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本実施例で、RGB入力データの示す色に対し
出力16色中の最近傍色を求める量子化処理を行うフロ
ーチャートである。
【図6】実施例2のカラー画像処理装置の本発明に係わ
る部分を表すブロック構成図である。
【図7】実施例3のカラー画像処理装置の本発明に係わ
る部分を表すブロック構成図である。
【図8】実施例4のカラー画像処理装置の本発明に係わ
る部分を表すブロック構成図である。
【図9】本実施例の画像処理をソフトウエアで行うカラ
ー画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 A/Dコンバータ 2 ガンマ変換部 3 マスキング部 4 RGB/Lab(均等知覚色空間ヘの)変換部 5,6,8,10 量子化部 7 RGB/YCC(輝度色度分離型色空間ヘの)変換
部 9 RGB/XYZ(標準色空間への)変換部 101 量子化部入力部 102 加算器 103 2値化回路 103a 出力色対応テーブル 104 2値データ 105 量子化部出力部 106 2値データに対応する相当入力データ 107 誤差演算部 111 誤差拡散テーブル 112 ラインバッファメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/40 103C 1/46 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像データの量子化を含むカラー
    画像処理方法であって、 量子化に際して、入力されたカラーコンポーネント信号
    に相当する所定の色空間内の1点に対し、最近傍の出力
    デバイスの固有色を割り当て、 前記入力カラーコンポーネント信号と前記最近傍の出力
    デバイスの固有色との間に生じた前記所定の色空間上の
    誤差により、量子化する入力信号を補正し、 該補正された入力信号を未量子化信号として量子化する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の色空間は均等知覚色空間であ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の色空間は出力デバイスの固有
    色空間であることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の色空間は輝度色度分離型色空
    間であることを特徴とする請求項1記載の画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記所定の色空間は標準色空間であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記量子化では、 注目画素の入力信号を出力デバイスの固有色に対応する
    前記所定の色空間内の色信号と比較し、 該入力信号に最も近い前記所定の色空間内の色信号を判
    別して、該判別された色信号に対応する出力デバイスの
    固有色を出力デバイスに出力し、 前記判別された色信号と前記入力信号との誤差を周辺画
    素に拡散することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1つに記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 カラー画像データの量子化を行う量子化
    手段を含む画像処理装置において、 前記量子化手段が、入力されたカラーコンポーネント信
    号に相当する所定の色空間内の1点に対し、最近傍の出
    力デバイスの固有色を割り当て、前記入力カラーコンポ
    ーネント信号と前記最近傍の出力デバイスの固有色との
    間に生じた前記所定の色空間上の誤差により、量子化す
    る入力信号を補正し、該補正された入力信号を未量子化
    信号として量子化することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の色空間は均等知覚色空間であ
    って、前記画像処理装置は入力されたカラーコンポーネ
    ント信号から均等知覚色空間内の信号を作成する第1の
    信号作成手段を含むことを特徴とする請求項7記載の画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の色空間は出力デバイスの固有
    色空間であって、前記画像処理装置は入力されたカラー
    コンポーネント信号から出力デバイスの固有色空間内の
    信号を作成する第2の信号作成手段を含むことを特徴と
    する請求項7記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の色空間は輝度色度分離型色
    空間であって、前記画像処理装置は入力されたカラーコ
    ンポーネント信号から輝度色度分離型色空間内の信号を
    作成する第3の信号作成手段を含むことを特徴とする請
    求項7記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の色空間は標準色空間であっ
    て、前記画像処理装置は入力されたカラーコンポーネン
    ト信号から標準色空間内の信号を作成する第4の信号作
    成手段を含むことを特徴とする請求項7記載の画像処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記量子化手段は、 出力デバイスの固有色と前記所定の色空間内の色信号と
    を対応して記憶する記憶手段と、 注目画素の入力信号を前記記憶手段に記憶された前記所
    定の色空間内の色信号と比較する比較手段と、 該入力信号に最も近い前記所定の色空間内の色信号を判
    別して、該判別された色信号に対応する出力デバイスの
    固有色を出力デバイスに出力する出力手段と、 前記判別された色信号と前記入力信号との誤差を周辺画
    素に拡散する誤差拡散手段とを備えることを特徴とする
    請求項7乃至11のいずれか1つに記載の画像処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7483011B2 (en) 2003-12-30 2009-01-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of converting image signal for four-color display device, and display device including the same
JP2011192233A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Casio Computer Co Ltd 図形表示装置及び図形表示プログラム

Cited By (3)

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US8207981B2 (en) 2003-12-30 2012-06-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method of converting image signal for four-color display device, and display device including the same
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