JPH08289085A - 原稿画像読取装置 - Google Patents
原稿画像読取装置Info
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- JPH08289085A JPH08289085A JP7090929A JP9092995A JPH08289085A JP H08289085 A JPH08289085 A JP H08289085A JP 7090929 A JP7090929 A JP 7090929A JP 9092995 A JP9092995 A JP 9092995A JP H08289085 A JPH08289085 A JP H08289085A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴミの侵入と付着を防止し、構造的に密閉
し、コスト、軽量化の観点から、もっと簡易な方法によ
る原稿画像読取装置を提供すること。 【構成】 光透過性の基板と、該基板上に設けられた光
センサを備え、前記基板の裏面側に設けられた光源より
前記基板に設けられた窓部を介して光を原稿面に照射
し、その反射光を前記光センサに受容する原稿画像読取
装置において、光透過性の可撓性部材を、光透過性基板
の裏面と光源との間の光路内に配置し、少なくとも光透
過性基板側と光源側との空間を、実質的に分離したこと
を特徴とする。また上記基板上には、遮光層と、該遮光
層上に絶縁層と、該絶縁層上に光導電層として半導体層
と、該半導体層の中心部を除いた周囲部にオーミックコ
ンタクト用のドーピング半導体層を介して一対の主電極
を形成したことを特徴とする。
し、コスト、軽量化の観点から、もっと簡易な方法によ
る原稿画像読取装置を提供すること。 【構成】 光透過性の基板と、該基板上に設けられた光
センサを備え、前記基板の裏面側に設けられた光源より
前記基板に設けられた窓部を介して光を原稿面に照射
し、その反射光を前記光センサに受容する原稿画像読取
装置において、光透過性の可撓性部材を、光透過性基板
の裏面と光源との間の光路内に配置し、少なくとも光透
過性基板側と光源側との空間を、実質的に分離したこと
を特徴とする。また上記基板上には、遮光層と、該遮光
層上に絶縁層と、該絶縁層上に光導電層として半導体層
と、該半導体層の中心部を除いた周囲部にオーミックコ
ンタクト用のドーピング半導体層を介して一対の主電極
を形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像読取装置に関
し、例えば一次元ラインセンサを有し、その一次元ライ
ンセンサ上に対して密着させた状態で画像読取りに係る
原稿を相対的に移動させつつ画像情報を読みとるファク
シミリ装置、イメージリーダ等に好適な原稿画像読取装
置に関するものである。
し、例えば一次元ラインセンサを有し、その一次元ライ
ンセンサ上に対して密着させた状態で画像読取りに係る
原稿を相対的に移動させつつ画像情報を読みとるファク
シミリ装置、イメージリーダ等に好適な原稿画像読取装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一次元ラインセンサを用いる画像
読取り装置としては、長さ数cmの一次元ラインセンサ
に縮小光学系を用いて原稿像を結像させて原画像情報の
読取りを行うものが知られている。しかしながら、この
種の画像読取り装置は縮小ないし結像を行うために大な
る光路長を要し、しかも光学系の体積が大きいために読
取装置を小型に構成することは困難であった。
読取り装置としては、長さ数cmの一次元ラインセンサ
に縮小光学系を用いて原稿像を結像させて原画像情報の
読取りを行うものが知られている。しかしながら、この
種の画像読取り装置は縮小ないし結像を行うために大な
る光路長を要し、しかも光学系の体積が大きいために読
取装置を小型に構成することは困難であった。
【0003】一方、原稿幅と同じ長さの長尺一次元ライ
ンセンサを用いる等倍光学系を用いる場合においては、
光学系の体積は著しく減少でき、読取り装置の小型化を
図ることができる。かかる等倍光学系を実現する方法と
しては、集束性ファイバーを用いる方法やコンタクトレ
ンズアレイを用いる方法等が知られている。また、こう
したファイバーやレンズアレイを全く用いないで、一次
元ラインセンサ上を密着状態で原稿を移動させつつ読取
りを行うコンタクト方式の原稿読取り方法(特開昭55
−74262号公報、特開昭55−75271号公報、
特開昭56−45084号公報、特開昭56−1221
72号公報)が本出願の先願に係るものとして既に開発
されている。
ンセンサを用いる等倍光学系を用いる場合においては、
光学系の体積は著しく減少でき、読取り装置の小型化を
図ることができる。かかる等倍光学系を実現する方法と
しては、集束性ファイバーを用いる方法やコンタクトレ
ンズアレイを用いる方法等が知られている。また、こう
したファイバーやレンズアレイを全く用いないで、一次
元ラインセンサ上を密着状態で原稿を移動させつつ読取
りを行うコンタクト方式の原稿読取り方法(特開昭55
−74262号公報、特開昭55−75271号公報、
特開昭56−45084号公報、特開昭56−1221
72号公報)が本出願の先願に係るものとして既に開発
されている。
【0004】特開昭55−75271号公報によれば、
固体板状光源と、該板状光源上に設けられた透明基板
と、該透明基板上に設けられ、相互に間隙を介して配置
された遮光板と、該遮光板上に設けた透明絶縁層と、該
遮光層と原稿面の接触面との間に配置され、受光面が原
稿面と平行になるように配置されている複数個の受光素
子とを備える固体光電変換装置を開示し、SN比にすぐ
れ、且つ小型化が可能で、安価なファクシミリを提供で
きるとしている。
固体板状光源と、該板状光源上に設けられた透明基板
と、該透明基板上に設けられ、相互に間隙を介して配置
された遮光板と、該遮光板上に設けた透明絶縁層と、該
遮光層と原稿面の接触面との間に配置され、受光面が原
稿面と平行になるように配置されている複数個の受光素
子とを備える固体光電変換装置を開示し、SN比にすぐ
れ、且つ小型化が可能で、安価なファクシミリを提供で
きるとしている。
【0005】また、特開昭56−45084号公報によ
れば、第一主面の主走査方向に複数個の凹凸を有する透
光性絶縁基板と、この絶縁基板の副走査方向の少なくと
も一方向を除き、前記凹部底面及びその側面に形成され
た不透光性層と、この不透光性層を個別または連続的に
覆う電気絶縁層と、前記凹部底面に夫々形成された光導
変換素子とを備え、該光導電変換素子近傍の前記透光性
絶縁基板の凸部に密接して置かれる原稿に、前記主走査
方向に一列に並んだ光導電変換素子に対し、副走査方向
にずれた方向で、且つ前記基板の第二主面より光を照射
し、その反射光を前記光導電変換素子に入射せしめる様
になされた事を特徴とする光導電変換装置を開示し、製
造工程を単純化し、組立精度も向上し、光学読取の性能
も改善できる工業的にも優れたものであるとしている。
れば、第一主面の主走査方向に複数個の凹凸を有する透
光性絶縁基板と、この絶縁基板の副走査方向の少なくと
も一方向を除き、前記凹部底面及びその側面に形成され
た不透光性層と、この不透光性層を個別または連続的に
覆う電気絶縁層と、前記凹部底面に夫々形成された光導
変換素子とを備え、該光導電変換素子近傍の前記透光性
絶縁基板の凸部に密接して置かれる原稿に、前記主走査
方向に一列に並んだ光導電変換素子に対し、副走査方向
にずれた方向で、且つ前記基板の第二主面より光を照射
し、その反射光を前記光導電変換素子に入射せしめる様
になされた事を特徴とする光導電変換装置を開示し、製
造工程を単純化し、組立精度も向上し、光学読取の性能
も改善できる工業的にも優れたものであるとしている。
【0006】更に、特開昭56−122172号公報に
よれば、透光性絶縁基板と、主走査方向に原稿照射のた
めの第1の光挿入領域を除いて、前記透光性絶縁基板の
第1主面に形成された第1の不透光性層と、前記第1の
不透光性層の前記第1の光挿入領域と平行に、かつ副走
査方向にずらした第2の光挿入領域を除いて、前記透光
性基板の第2主面に形成された第2の不透光性層と、少
なくとも前記第1の不透光性層を覆う透明絶縁層と、前
記第1の光挿入領域に対し、前記第2の光挿入領域とは
反対の副走査方向で、且つ前記第1の不透光性層上に形
成された主走査方向に並ぶ複数個の受光素子群と、少な
くとも前記受光素子群を覆うよう主走査方向に形成され
た透光性耐磨耗板を備え、該透光性耐磨耗板上に置かれ
た原稿に、前記透光性絶縁基板の第2主面より光を照射
し、前記第2の光挿入領域及び第1の光挿入領域を通過
し、更に透光性耐磨耗板を通過した光が原稿を照射し、
その反射光を前記受光素子に入射せしめることを特徴と
する光電変換装置を開示し、読取性能を向上させて高品
質の画像を得ることができ、また製造工程も簡略化さ
れ、工業的にも優れたものであるとしている。
よれば、透光性絶縁基板と、主走査方向に原稿照射のた
めの第1の光挿入領域を除いて、前記透光性絶縁基板の
第1主面に形成された第1の不透光性層と、前記第1の
不透光性層の前記第1の光挿入領域と平行に、かつ副走
査方向にずらした第2の光挿入領域を除いて、前記透光
性基板の第2主面に形成された第2の不透光性層と、少
なくとも前記第1の不透光性層を覆う透明絶縁層と、前
記第1の光挿入領域に対し、前記第2の光挿入領域とは
反対の副走査方向で、且つ前記第1の不透光性層上に形
成された主走査方向に並ぶ複数個の受光素子群と、少な
くとも前記受光素子群を覆うよう主走査方向に形成され
た透光性耐磨耗板を備え、該透光性耐磨耗板上に置かれ
た原稿に、前記透光性絶縁基板の第2主面より光を照射
し、前記第2の光挿入領域及び第1の光挿入領域を通過
し、更に透光性耐磨耗板を通過した光が原稿を照射し、
その反射光を前記受光素子に入射せしめることを特徴と
する光電変換装置を開示し、読取性能を向上させて高品
質の画像を得ることができ、また製造工程も簡略化さ
れ、工業的にも優れたものであるとしている。
【0007】図4は、上記コンタクト方式の画像読取装
置の要部を一部破断して示す側断面図である。該装置を
概略説明するに、図4において、8はガラス等透明の基
板11上に図面に直交する方向に配列されて一次元ライ
ンセンサを構成するセンサ部である。
置の要部を一部破断して示す側断面図である。該装置を
概略説明するに、図4において、8はガラス等透明の基
板11上に図面に直交する方向に配列されて一次元ライ
ンセンサを構成するセンサ部である。
【0008】このセンサ8において、ガラス等の透明基
板11上には、金属等の遮光層12および絶縁層13が
形成され、その上に光導電層としての水素化アモルファ
スシリコン(以下a−Si:Hと称する)やCdS・S
e等の半導体層14が形成されている。更にオーミック
コンタクト用のドーピング半導体層15を介して一対の
主電極16および17が形成され、その間に受光窓18
が形成されている。
板11上には、金属等の遮光層12および絶縁層13が
形成され、その上に光導電層としての水素化アモルファ
スシリコン(以下a−Si:Hと称する)やCdS・S
e等の半導体層14が形成されている。更にオーミック
コンタクト用のドーピング半導体層15を介して一対の
主電極16および17が形成され、その間に受光窓18
が形成されている。
【0009】光透過性基板11上のセンサ部8側には、
原稿Pとセンサ部8との間隔を一定にし、通紙による摩
耗を防ぐために保護層20(例えば50μm厚の薄ガラ
ス)を接着層21を介して設けられている。
原稿Pとセンサ部8との間隔を一定にし、通紙による摩
耗を防ぐために保護層20(例えば50μm厚の薄ガラ
ス)を接着層21を介して設けられている。
【0010】かかる構成において、透明基板11の入射
窓19を通して入射した光L(この入射光に対してはセ
ンサ部8は遮光層12によって遮光されている)で原稿
Pを照明し、その反射光をセンサ部8で受けて不図示の
電極配線を介して読み取り信号が取り出される。すなわ
ち、例えば主電極16の電位を基準として主電極17に
高電位の駆動電圧が印加されているとき、受光窓18を
介して反射光Lが半導体層14の表面に入射すると、移
動キャリアが増加するために主電極16と主電極17間
の抵抗が下がり、この変化を画像情報として読取ること
ができる。こうして、原稿Pと保護層20とが相対的に
移動するので、紙面と垂直方向を1ラインとして読み出
し走査をして、画像信号を得て、相対的に移動すること
によって、2次元の画像信号を得ることができる。
窓19を通して入射した光L(この入射光に対してはセ
ンサ部8は遮光層12によって遮光されている)で原稿
Pを照明し、その反射光をセンサ部8で受けて不図示の
電極配線を介して読み取り信号が取り出される。すなわ
ち、例えば主電極16の電位を基準として主電極17に
高電位の駆動電圧が印加されているとき、受光窓18を
介して反射光Lが半導体層14の表面に入射すると、移
動キャリアが増加するために主電極16と主電極17間
の抵抗が下がり、この変化を画像情報として読取ること
ができる。こうして、原稿Pと保護層20とが相対的に
移動するので、紙面と垂直方向を1ラインとして読み出
し走査をして、画像信号を得て、相対的に移動すること
によって、2次元の画像信号を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ノンコ
ンタクト方式の縮小光学系を用いたものに比較して、コ
ンタクト方式の原稿画像読取装置を用いることで、ファ
クシミリ装置やイメージリーダ等の製品形態が小型化、
軽量化され、デザイン的にも、自由なものとなった。近
年、この様な小型、軽量化に伴い、屋外でも持ちはこべ
る様な、携帯型のファクシミリ装置が、提案、製品化さ
れてきた。
ンタクト方式の縮小光学系を用いたものに比較して、コ
ンタクト方式の原稿画像読取装置を用いることで、ファ
クシミリ装置やイメージリーダ等の製品形態が小型化、
軽量化され、デザイン的にも、自由なものとなった。近
年、この様な小型、軽量化に伴い、屋外でも持ちはこべ
る様な、携帯型のファクシミリ装置が、提案、製品化さ
れてきた。
【0012】ところが、従来の屋内でのすえ置き型のフ
ァクシミリ装置に比較して、屋外での使用は、砂、ほこ
り等のゴミの侵入が予想され、画像読取りにとって、こ
れらの対策が必要となってくる。
ァクシミリ装置に比較して、屋外での使用は、砂、ほこ
り等のゴミの侵入が予想され、画像読取りにとって、こ
れらの対策が必要となってくる。
【0013】しかしながら、上記の従来の構造では、そ
のゴミ対策については、不充分なものであった。
のゴミ対策については、不充分なものであった。
【0014】図5,6は、本発明に関わる携帯型ファク
シミリ装置の斜視図と断面図の例である。携帯型ファク
シミリ装置200から外部に画像を送る場合には、送付
原稿Pを装置に挿入し、挿入された原稿Pは、裏側の画
像を読み取るため、読取ローラ202によって原稿画像
読取装置100に押しつけられながら外部に搬送される
とともに、原稿Pの画像を原稿画像読取装置100のイ
メージセンサで読み取り、読み取った画像信号を外部回
線に送り出す。一方、外部回線から送信された画像信号
は、記録信号に変換されて、記録ヘッド201に送ら
れ、記録ヘッド201と記録ローラ203により、不図
示の白紙シートや感熱紙等に記録され、外部に搬出され
る。なお、回路基板204には、これらの入出力に関わ
る処理、通信処理等の電気回路が実装されている。バッ
テリ205は、電源である。
シミリ装置の斜視図と断面図の例である。携帯型ファク
シミリ装置200から外部に画像を送る場合には、送付
原稿Pを装置に挿入し、挿入された原稿Pは、裏側の画
像を読み取るため、読取ローラ202によって原稿画像
読取装置100に押しつけられながら外部に搬送される
とともに、原稿Pの画像を原稿画像読取装置100のイ
メージセンサで読み取り、読み取った画像信号を外部回
線に送り出す。一方、外部回線から送信された画像信号
は、記録信号に変換されて、記録ヘッド201に送ら
れ、記録ヘッド201と記録ローラ203により、不図
示の白紙シートや感熱紙等に記録され、外部に搬出され
る。なお、回路基板204には、これらの入出力に関わ
る処理、通信処理等の電気回路が実装されている。バッ
テリ205は、電源である。
【0015】ここで、この様な携帯型のものは、小型、
軽量が要求されるため、読取部が装置本体の入排紙口に
近い構成となってしまう。したがって、入排紙口からの
ゴミの侵入が従来のすえ置き型に比較しておおいに問題
となる。
軽量が要求されるため、読取部が装置本体の入排紙口に
近い構成となってしまう。したがって、入排紙口からの
ゴミの侵入が従来のすえ置き型に比較しておおいに問題
となる。
【0016】では、ゴミがどの様な問題となるかを図3
を用いて説明する。図3では、図4の一次元ラインセン
サ8を配列とした下部の光源部30から照射された光束
Lを透過する入射窓19及び半導体層14等を含む透明
基板11は、筐体1に接着等にて固定されている。透明
基板11上には通紙による摩耗を防ぐために保護層20
があり、保護層20上を原稿Pが摺動しつつセンサ8に
より原稿画像を読み出される。
を用いて説明する。図3では、図4の一次元ラインセン
サ8を配列とした下部の光源部30から照射された光束
Lを透過する入射窓19及び半導体層14等を含む透明
基板11は、筐体1に接着等にて固定されている。透明
基板11上には通紙による摩耗を防ぐために保護層20
があり、保護層20上を原稿Pが摺動しつつセンサ8に
より原稿画像を読み出される。
【0017】こうして、光源部30は、例えば光源とし
てのLEDチップ32を配線基板31上に該紙面の垂直
線上のラインセンサの配列方向に並べたもので、保護層
20上を摺動する原稿Pを照射し、透明基板11内部の
半導体層を含むセンサ8によって反射光の光量を読み取
る。このLEDチップ32を搭載した不透明の配線基板
31も筐体1に係止されている。
てのLEDチップ32を配線基板31上に該紙面の垂直
線上のラインセンサの配列方向に並べたもので、保護層
20上を摺動する原稿Pを照射し、透明基板11内部の
半導体層を含むセンサ8によって反射光の光量を読み取
る。このLEDチップ32を搭載した不透明の配線基板
31も筐体1に係止されている。
【0018】また、筐体1には、光源部30からの光L
を透過するためのスリット2が設けられ、透明基板11
の裏面(図3中下側)から不図示の原稿Pを照明する。
そうして、透明基板11内の半導体層14により、その
反射光を読み取る。
を透過するためのスリット2が設けられ、透明基板11
の裏面(図3中下側)から不図示の原稿Pを照明する。
そうして、透明基板11内の半導体層14により、その
反射光を読み取る。
【0019】この構成において、透明基板11の裏面
と、光源部30との間の空間にゴミが付着した場合、原
稿が十分に照明されなくなるため、読み取り光キャリア
が減少すると共に、読み取り画像に黒スジがはいってし
まい読み取りエラーをおこしてしまう。
と、光源部30との間の空間にゴミが付着した場合、原
稿が十分に照明されなくなるため、読み取り光キャリア
が減少すると共に、読み取り画像に黒スジがはいってし
まい読み取りエラーをおこしてしまう。
【0020】特に透明基板11の裏面にゴミが付着した
場合は、原稿にその影が出やすいため、上記問題が顕著
に出やすかった。この場合のゴミは0.05mm以上の
大きさのもので影響が大きくなる。
場合は、原稿にその影が出やすいため、上記問題が顕著
に出やすかった。この場合のゴミは0.05mm以上の
大きさのもので影響が大きくなる。
【0021】その対策として構造的に密閉する形も考え
られるが、コスト、軽量化の観点から、もっと簡易な方
法が望まれていた。
られるが、コスト、軽量化の観点から、もっと簡易な方
法が望まれていた。
【0022】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
するため本発明では、光透過性の基板と、該基板上に設
けられた光センサを具え、基板の裏面側に設けられた光
源から、基板に設けられた窓部を介して光を原稿面に照
射し、その反射光を光センサに受容する原稿画像読取装
置において、光透過性の可撓性部材を、光透過性基板の
裏面と、光源との間の光路内に配置し、少なくとも光透
過性基板側と光源側との空間を実質的に分離したことを
特長とする。
するため本発明では、光透過性の基板と、該基板上に設
けられた光センサを具え、基板の裏面側に設けられた光
源から、基板に設けられた窓部を介して光を原稿面に照
射し、その反射光を光センサに受容する原稿画像読取装
置において、光透過性の可撓性部材を、光透過性基板の
裏面と、光源との間の光路内に配置し、少なくとも光透
過性基板側と光源側との空間を実質的に分離したことを
特長とする。
【0023】また、上記基板上には、遮光層と、該遮光
層上に絶縁層と、該絶縁層上に光導電層として半導体層
と、該半導体層の中心部を除いた周囲部にオーミックコ
ンタクト用のドーピング半導体層を介して一対の主電極
を形成したことを特徴とし、係る構造の光センサに反射
光を有効に到達するものである。さらに、上記光源は基
板上の光センサと平行して備えられたLEDチップであ
り、原稿面の1ラインに照射することを特徴とし、原稿
面に密着したイメージセンサの場合に、特に効果的であ
る。
層上に絶縁層と、該絶縁層上に光導電層として半導体層
と、該半導体層の中心部を除いた周囲部にオーミックコ
ンタクト用のドーピング半導体層を介して一対の主電極
を形成したことを特徴とし、係る構造の光センサに反射
光を有効に到達するものである。さらに、上記光源は基
板上の光センサと平行して備えられたLEDチップであ
り、原稿面の1ラインに照射することを特徴とし、原稿
面に密着したイメージセンサの場合に、特に効果的であ
る。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の実施例によるラインセンサ
の一部断面図の例であり、図3と同じ部材には、同じ番
号を付してある。簡単に説明すると、30は透明基板1
1の下部の配置され、透明基板11の方向に光Lを照射
する光源部、31は電源供給を含む配線基板、32は紙
面の垂直線上に配列された光Lを発光する光源用の蛍光
灯をも代替えできるLEDチップ、3は該LEDチップ
32の光L方向に配置され、透明基板11方面と配線基
板31方面との空間的な絶縁を行ってゴミの行き来を損
なう透明な可撓性部材、1は該光電部30を支持する筐
体、2は筐体1に光Lを透す紙面の垂直方向に細長いス
リット、また20は透明基板11上に設けられ、上部の
原稿Pの通紙による摩耗を防ぐための保護層である。
の一部断面図の例であり、図3と同じ部材には、同じ番
号を付してある。簡単に説明すると、30は透明基板1
1の下部の配置され、透明基板11の方向に光Lを照射
する光源部、31は電源供給を含む配線基板、32は紙
面の垂直線上に配列された光Lを発光する光源用の蛍光
灯をも代替えできるLEDチップ、3は該LEDチップ
32の光L方向に配置され、透明基板11方面と配線基
板31方面との空間的な絶縁を行ってゴミの行き来を損
なう透明な可撓性部材、1は該光電部30を支持する筐
体、2は筐体1に光Lを透す紙面の垂直方向に細長いス
リット、また20は透明基板11上に設けられ、上部の
原稿Pの通紙による摩耗を防ぐための保護層である。
【0025】この可撓性部材3には、アクリル、ポリエ
ステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート等の透光性フィルムが望ましく、その厚みは0.0
5〜0.3mmが好適である。
ステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート等の透光性フィルムが望ましく、その厚みは0.0
5〜0.3mmが好適である。
【0026】この可撓性部材3は、自分自身のコシもし
くは、あらかじめ成形などによって、半円形状、蒲鉾
状、カール形状などの、長さは例えば原稿画A4サイズ
であれば約240mm程度であれば良く、ゴミの落下と
光Lを遮る部分をゴミが避け易いカール形状がより好ま
しいが、筐体1と基板31の間で、図1の様に配置す
る。可撓性部材3は透光性を有するため光Lの光路を阻
害しない。これにより、筐体1のスリット2部は、可撓
性部材3で、実質的に光源30側と分離される。更に、
光源部30のLEDチップ32は、配線基板31と可撓
性部材3によって、やはり分離される。これにより、特
に筐体1の外部からのゴミの侵入がスリット部2と、光
源部30側を同時に可撓性部材3によって防止されるこ
とになる。特に、原稿Pの摺動により紙片の細かいゴミ
が保護層20のヘリや透明基板11の下部にたまりやす
いので、筐体1と透明基板11との隙間から侵入されや
すいので、このスリット2部分のゴミを中心から外側に
排出するようなカール形状、又はこの趣旨に基づくずく
形状であれば、光源部30の交換寿命を長くできて好ま
しく、光源としてのLEDチップ32の光Lを遮断する
ことなく光出力を大きく取れる。
くは、あらかじめ成形などによって、半円形状、蒲鉾
状、カール形状などの、長さは例えば原稿画A4サイズ
であれば約240mm程度であれば良く、ゴミの落下と
光Lを遮る部分をゴミが避け易いカール形状がより好ま
しいが、筐体1と基板31の間で、図1の様に配置す
る。可撓性部材3は透光性を有するため光Lの光路を阻
害しない。これにより、筐体1のスリット2部は、可撓
性部材3で、実質的に光源30側と分離される。更に、
光源部30のLEDチップ32は、配線基板31と可撓
性部材3によって、やはり分離される。これにより、特
に筐体1の外部からのゴミの侵入がスリット部2と、光
源部30側を同時に可撓性部材3によって防止されるこ
とになる。特に、原稿Pの摺動により紙片の細かいゴミ
が保護層20のヘリや透明基板11の下部にたまりやす
いので、筐体1と透明基板11との隙間から侵入されや
すいので、このスリット2部分のゴミを中心から外側に
排出するようなカール形状、又はこの趣旨に基づくずく
形状であれば、光源部30の交換寿命を長くできて好ま
しく、光源としてのLEDチップ32の光Lを遮断する
ことなく光出力を大きく取れる。
【0027】以上、短手方向の断面について述べてきた
が、長手方向も、同様の考え方ができる。図2は本発明
の実施例による斜視図であり、図1と同一部分には同様
の番号を符している。図において、スリット2を具備す
る筐体1に、まず可撓性部材3を嵌挿し、LEDチップ
32と周囲に接着材を塗った配線基板との光源部30を
接着する。筐体1の上部から裏面に接着剤を塗った透明
基板11を接着し、こうして一体となったラインセンサ
読み取り部を、原稿Pの画像読み取り部に配置した保護
層20に接着する。
が、長手方向も、同様の考え方ができる。図2は本発明
の実施例による斜視図であり、図1と同一部分には同様
の番号を符している。図において、スリット2を具備す
る筐体1に、まず可撓性部材3を嵌挿し、LEDチップ
32と周囲に接着材を塗った配線基板との光源部30を
接着する。筐体1の上部から裏面に接着剤を塗った透明
基板11を接着し、こうして一体となったラインセンサ
読み取り部を、原稿Pの画像読み取り部に配置した保護
層20に接着する。
【0028】可撓性部材3として可撓性を部材に設けた
のは、配線基板31とLEDチップ32等の各部品の凸
凹を吸収し、1ライン分(A4サイズであると240m
m)という接触する長さによっても、ゴミを防げるから
であり、従来の画像読取装置に追加することで、効果を
あげられる。
のは、配線基板31とLEDチップ32等の各部品の凸
凹を吸収し、1ライン分(A4サイズであると240m
m)という接触する長さによっても、ゴミを防げるから
であり、従来の画像読取装置に追加することで、効果を
あげられる。
【0029】こうして、ゴミの妨害を防止した画像読み
取り部は、図4に示した透明基板11及び光源部30お
よび保護層20とを一体として、例えば図5、図6にお
ける携帯型ファクシミリ装置200の原稿画像読取装置
100部分に固定され、原稿Pの画像を画像信号として
読み出し、外部回線に送出することができる。また、フ
ァクシミリ装置以外でも、コピー装置やイメージセンサ
ー装置であっても適用できる。
取り部は、図4に示した透明基板11及び光源部30お
よび保護層20とを一体として、例えば図5、図6にお
ける携帯型ファクシミリ装置200の原稿画像読取装置
100部分に固定され、原稿Pの画像を画像信号として
読み出し、外部回線に送出することができる。また、フ
ァクシミリ装置以外でも、コピー装置やイメージセンサ
ー装置であっても適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可撓性部材という安価で、簡単な構成により、ゴミの
侵入を防止でき、今後伸長してゆくであろう携帯型の原
稿画像読取装置の問題点を解決するものである。また、
光源側へのゴミの侵入を阻むので、光量を長い期間に亘
って維持でき、長寿命を保持でき、しかも画質に影響の
ある光量の減少がなく、高S/N画像信号を得ることが
できる。
可撓性部材という安価で、簡単な構成により、ゴミの
侵入を防止でき、今後伸長してゆくであろう携帯型の原
稿画像読取装置の問題点を解決するものである。また、
光源側へのゴミの侵入を阻むので、光量を長い期間に亘
って維持でき、長寿命を保持でき、しかも画質に影響の
ある光量の減少がなく、高S/N画像信号を得ることが
できる。
【図1】本発明に関わる第1の実施例に係わる断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に関わる第1の実施例に係わる斜視図で
ある。
ある。
【図3】従来例を説明する断面図である。
【図4】従来例及び本発明に関わるセンサ部分の断面図
である。
である。
【図5】従来例及び本発明に関わる携帯型ファクシミリ
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図6】従来例及び本発明に関わる携帯型ファクシミリ
装置の断面図である。
装置の断面図である。
1 筐体 2 スリット 3 可撓性部材 8 センサ部 11 光透過性基板 12 遮光層 13 絶縁層 14 半導体層 15 ドーピング半導体層 16,17 主電極 18 受光窓 19 入射窓 20 保護層 21 接着層 30 光源 31 配線基板 32 LEDチップ 100 原稿画像読取装置 200 携帯型ファクシミリ装置 201 記録ヘッド 202 読取ローラ 203 記録ローラ 204 回路基板 205 バッテリー L 光 P 原稿
Claims (3)
- 【請求項1】 光透過性の基板と、該基板上に設けられ
た光センサを備え、前記基板の裏面側に設けられた光源
より前記基板に設けられた窓部を介して光を原稿面に照
射し、その反射光を前記光センサに受容する原稿画像読
取装置において、 光透過性の可撓性部材を、前記光透過性基板の裏面と前
記光源との間の光路内に配置し、少なくとも前記光透過
性基板側と前記光源側との空間を実質的に分離したこと
を特徴とする原稿画像読取装置。 - 【請求項2】 前記基板上には、遮光層と、該遮光層上
に絶縁層と、該絶縁層上に光導電層として半導体層と、
該半導体層の中心部を除いた周囲部にオーミックコンタ
クト用のドーピング半導体層を介して一対の主電極を形
成したことを特徴とする請求項1に記載の原稿画像読取
装置。 - 【請求項3】 前記光源は前記基板上の光センサと平行
して備えられたLEDチップであり、前記原稿面の1ラ
インに照射することを特徴とする請求項1又は2に記載
の原稿画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7090929A JPH08289085A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 原稿画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7090929A JPH08289085A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 原稿画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08289085A true JPH08289085A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14012140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7090929A Pending JPH08289085A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 原稿画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08289085A (ja) |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP7090929A patent/JPH08289085A/ja active Pending
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