JPH08288950A - セルリレー形交換装置 - Google Patents

セルリレー形交換装置

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JPH08288950A
JPH08288950A JP8671495A JP8671495A JPH08288950A JP H08288950 A JPH08288950 A JP H08288950A JP 8671495 A JP8671495 A JP 8671495A JP 8671495 A JP8671495 A JP 8671495A JP H08288950 A JPH08288950 A JP H08288950A
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JP8671495A
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Hiroshi Yoshizawa
澤 宏 吉
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速な伝送速度に対応することができ、容易に
CAMのエントリー数を増加することができるセルリレ
ー形交換装置の提供。 【構成】入力セルデータをヘッダーおよび通信データに
分離する入力制御回路と、通信データを保持する通信デ
ータバッファと、CAMにより入力セルデータのヘッダ
ーと入力通信回線で使用される全てのヘッダーとを照合
して、一致する入力通信回線のヘッダーに対応する出力
通信回線のヘッダーを出力するヘッダー更新回路と、通
信データバッファから出力される通信データおよびヘッ
ダー更新回路から出力される出力通信回線のヘッダーを
合成し、これを出力セルデータとして出力通信回線に出
力する出力制御回路と、ヘッダー更新回路のCAMを並
列に使用し、照合を並列に処理する並列処理とヘッダー
更新回路のCAMを直列に使用し、照合を直列に処理す
る直列処理とを切換える切換回路とを備えることによ
り、上記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ通信網における
パケットデータの交換装置に関し、詳しくは、B−IS
DN(広帯域統合サービスディジタル網)のセルリレー
形パケットデータ(以下、セルデータと記述する)にお
いて、入力通信回線のセルデータのヘッダーを出力通信
回線のヘッダーに更新するセルリレー形交換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、B−ISDNのAT
M(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)
において、データストリームは、53バイト固定長のセ
ルデータから構成される。このセルデータは、5バイト
のヘッダーと48バイトの通信データとから構成され、
ヘッダーは、伝送パス(伝送経路)を指定するVPI
(Virtual Path Identifier :仮想パス)フィールド
と、伝送回線を指定するVCI(Virtual Channel Iden
tifier:仮想チャネル)フィールドとからなる制御情報
により構成される。
【0003】ATMセルリレー形交換機やATMスイッ
チングハブは、入力通信回線から入力される入力セルデ
ータのヘッダーであるVPIおよびVCIを、これに対
応する出力通信回線のヘッダーであるVPIおよびVC
Iに更新することにより、入力通信回線および出力通信
回線を接続し、入力通信回線から入力される通信データ
を出力通信回線に送出している。
【0004】従来、このような入力通信回線および出力
通信回線の接続は、ソフトウェアにより制御されるデー
タ交換機を用いて行われるのが一般的であった。即ち、
入力通信回線のヘッダーと出力通信回線のヘッダーとの
対応テーブルを用いて、入力通信回線から入力される入
力セルデータのヘッダーと入力通信回線において使用さ
れる全てのヘッダーとを順次照合し、一致する入力通信
回線のヘッダーに対応する出力通信回線のヘッダーに更
新することにより、入力通信回線および出力通信回線を
接続していた。
【0005】このソフトウェアにより制御されるデータ
交換機においては、入力通信回線のヘッダーと出力通信
回線のヘッダーとの対応テーブルを用いているため、そ
のエントリー数を容易に増加することができるという利
点を有する反面、その検索動作に長時間を必要とすると
いう問題点があった。例えば、ATMの通信速度は15
5Mbps以上の高速である場合が多く、ソフトウェア
により制御されるデータ交換機では、通信データの転送
速度が高速な場合には対応することができなかった。
【0006】このため、例えば特開平1−231452
号公報に開示されたフレーム・リレー形データ交換機な
どのように、CAM(Content Addressable Memory:連
想メモリ)を用いて検索動作を高速に行わせることが提
案されている。
【0007】このフレーム・リレー形データ交換機は、
入力通信回線上の論理回線データをヘッダ部と通信デー
タ部とに分離する入力制御装置と、ヘッダ部を予め登録
された入力論理回線番号と照合し、一致した入力論理回
線番号が格納されたアドレスに相当するアドレス制御信
号を出力するCAMと、アドレス制御信号に基づいて一
致した入力論理回線番号に対応する予め登録された出力
通信回線番号を出力する一時記憶回路と、通信データ部
を一時格納する通信データバッファと、一時記憶回路か
ら出力される出力通信回線番号と通信データバッファか
ら出力される通信データ部とを合成して論理回線データ
として出力通信回線上に出力する出力制御装置とを備え
ている。
【0008】このフレーム・リレー形データ交換機にお
いて、入力通信回線から入力制御装置に入力される論理
回線データはヘッダ部および通信データ部に分離され、
ヘッダ部はCAMに供給されて入力通信回線の論理回線
番号と照合され、通信データ部はCAMによりヘッダ部
が照合される間、通信データバッファに保持される。そ
して、ヘッダ部に一致する論理回線番号がCAMに登録
されている場合、これに対応するアドレス制御信号が一
時記憶回路に供給され、一時記憶回路から対応する出力
通信回線の論理回線番号が出力制御装置に供給されると
ともに、通信データバッファから通信データ部が出力制
御装置に供給される。出力制御装置において、これらの
出力通信回線の論理回線番号および通信データ部は論理
回線データとして合成されて出力通信回線に出力され
る。
【0009】このフレーム・リード形データ交換機によ
れば、メモリアクセスの高速化に比例して、即ち、CA
Mを用いてヘッダ部の照合・更新処理を行っているた
め、CAMや一時記憶回路が高速になればなる程、交換
処理能力を向上させることができるとしている。
【0010】ところで、このヘッダ部の照合・更新処理
に許容される時間は、図5に示すように、例えばATM
のセルデータでは、最悪セルデータが絶え間なく転送さ
れる場合であり、合計53バイトのセルデータが転送さ
れる間の時間である。このため、ATMのようなセルデ
ータが固定長のセルリレー形交換装置の場合、通信デー
タの伝送速度が上昇することにより、ヘッダーの照合・
更新処理に許容される時間が短くなり、CAMのアクセ
スタイムが短縮されたとしても処理することができない
場合があるという問題点があった。
【0011】この問題点を解決するための参考資料とし
て、例えば特開昭51−128232号公報に開示され
た情報処理系や、特開平5−198186号公報に開示
された連想メモリシステムなどがある。
【0012】特開昭51−128232号公報に開示さ
れた情報処理系は、メインメモリと、このメインメモリ
の情報の一部を記憶し、メインメモリよりも高速で動作
する補助メモリと、読み出しまたは書き込み動作の際に
使用されるアドレスが補助メモリ内にあるかどうかを決
定するための比較情報を発生する連想メモリとを有する
メモリモジュールを複数持ち、インターリーブ操作によ
って順当に逐次に要求されると期待されるワードが、こ
れらのメモリモジュール内の補助メモリ単位に記憶され
るものである。
【0013】この情報処理系によれば、インターリーブ
技術によって逐次に使用されるべきワードが同一の補助
メモリ内に属している確率が減少し、逐次のワードが効
率的に同時にアクセスされる確率、即ち、次の順番のワ
ードが前のワードの処理の完了前にアクセスされる確率
が増加するため、システム内に重複アクセスが達成さ
れ、処理の全体的速度が増大されるとしている。
【0014】また、特開平5−198186号公報に開
示された連想メモリシステムは、マイクロプロセッサか
ら供給される仮想アドレスと予め記憶されたデータとが
一致する時に第1の信号を出力する第1の連想メモリ回
路と、この仮想アドレスと一致するデータが存在する時
にこのデータを出力するキャッシュメモリと、このキャ
ッシュメモリから出力されるデータと第1の信号が出力
されたメモリ領域に予め記憶された物理アドレスとが一
致する時に第2の信号を出力する第2の連想メモリ回路
とを備えるものである。
【0015】この連想メモリシステムによれば、マイク
ロプロセッサの仮想アドレスを物理アドレスに変換する
処理と、キャッシュメモリの中に必要なデータが存在す
るかどうかを判断する処理とを、第1および第2の連想
メモリ回路により並列処理させることが可能になるた
め、キャッシュデータのヒット信号生成時間を短縮する
ことができるとしている。
【0016】これらの情報処理系や連想メモリシステム
においては、メインメモリ(主記憶)に対して読み出し
または書き込みに使用されるアドレスが、補助メモリ
(キャッシュメモリ)の中に存在するかどうかを決定す
るためにCAMを使用するものである。しかし、これら
の公報に開示されているのは、コンピュータのメモリシ
ステムを高速動作させるための工夫であり、CAMによ
る検索動作を高速に行わせるためのものではない。
【0017】なお、上述するフレーム・リレー形データ
交換機においては、ATMのセルデータの場合とは異な
り、フレームデータが可変長であるため、例えばフレー
ムデータのデータ長を長くすることにより、上記問題点
を回避することが可能である。また、CAMを利用した
データ交換装置の場合、ソフトウェアによるテーブル方
式と異なり、一旦CAMのエントリー数(アドレス数)
を決定した後、CAMや一時記憶回路を増設して、エン
トリー数を増加することは容易ではないという問題点も
あった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、高速な伝
送速度に対応することができ、容易にCAMのエントリ
ー数を増加することができるセルリレー形交換装置を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力通信回線から入力される入力セルデ
ータをヘッダーおよび通信データに分離する入力制御回
路と、前記入力セルデータの通信データを保持する通信
データバッファと、前記入力通信回線で使用される全て
のヘッダーおよびこれに対応する出力通信回線のヘッダ
ーが予め登録された少なくとも2つの連想メモリを有
し、前記入力セルデータのヘッダーと前記入力通信回線
で使用される全てのヘッダーとを照合して、一致する前
記入力通信回線のヘッダーに対応する前記出力通信回線
のヘッダーを出力するヘッダー更新回路と、前記通信デ
ータバッファから出力される通信データおよび前記ヘッ
ダー更新回路から出力される出力通信回線のヘッダーを
合成し、これを出力セルデータとして前記出力通信回線
に出力する出力制御回路と、前記ヘッダー更新回路の少
なくとも2つの連想メモリを少なくとも2列に分割して
並列に使用し、前記ヘッダー更新回路による照合を並列
に処理する並列処理と前記ヘッダー更新回路の少なくと
も2つの連想メモリを直列に使用し、前記ヘッダー更新
回路による照合を直列に処理する直列処理とを切換える
切換回路とを備えることを特徴とするセルリレー形交換
装置を提供するものである。
【0020】
【発明の作用】本発明のセルリレー形交換装置は、デー
タ通信網のパケットデータ、特に、B−ISDNのセル
リレー形パケットデータ(セルデータ)において、入力
通信回線のセルデータのヘッダーをこれに対応する出力
通信回線のヘッダーに更新するものであって、ヘッダー
更新回路を少なくとも2つのCAMにより構成し、さら
にこれらのCAMを並列または直列に使用するよう切換
える切換回路を備えるものである。ヘッダー更新回路の
CAMを並列に使用することにより、ヘッダーの照合・
更新処理を並列接続されたCAM毎に独立して並列に行
うことができるため、ヘッダー更新回路のスループット
(処理量)が向上され、より高速な通信速度に対応可能
となる。また、直列に使用することにより、CAMに登
録することができる入力通信回線のヘッダーのエントリ
ー数を増加させることができる。このように、本発明の
セルリレー形交換装置によれば、CAMを並列または直
列に切換えて使用することができるため、通信回線の伝
送速度および回線数に応じてCAMの使用構成を適宜変
更することができ、よりフレキシブルなシステム構成が
可能となる。
【0021】
【実施例】以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づ
いて、本発明のセルリレー形交換装置を詳細に説明す
る。
【0022】図1は、本発明のセルリレー形交換装置の
一実施例のブロック図である。同図に示すように、本発
明のセルリレー形交換装置10は、入力制御回路12
と、通信データバッファ14と、ヘッダー更新回路16
と、出力制御回路18と、切換回路20とから構成され
る。
【0023】このセルリレー形交換装置10において、
入力制御回路12には入力通信回線から、例えば図6に
示される形式の入力セルデータ22が入力される。この
入力セルデータ22は、入力制御回路12によりヘッダ
ー24および通信データ26に分離されて出力される。
【0024】入力制御回路12により分離されたヘッダ
ー24はヘッダー更新回路16に入力される。このヘッ
ダー更新回路16は少なくとも2つのCAMから構成さ
れ、これらのCAMの中には入力通信回線で使用される
全てのヘッダーと、これに対応する出力通信回線のヘッ
ダーが予め登録される。これらのCAMにより、ヘッダ
ー24は入力通信回線で使用される全てのヘッダーと照
合される。そして、このヘッダー24に一致する入力通
信回線のヘッダーが存在する場合、これに対応する出力
通信回線のヘッダー28がヘッダー更新回路16から出
力される。なお、存在しない場合には不一致検出信号3
0が出力される。
【0025】一方、入力制御回路12により分離された
通信データ26は通信データバッファ14に入力され
る。この通信データバッファは、例えばFIFO(Firs
t-In-First-Out)形式のバッファであり、通信データ2
6はヘッダー更新回路16によりヘッダー24が更新さ
れる間、通信データバッファ14により一時的に保持さ
れる。また、通信データバッファ14には、ヘッダー更
新回路16から出力される不一致検出信号30が入力さ
れる。この不一致検出信号30が入力されると、通信デ
ータバッファ14に保持されている通信データ26は廃
棄(クリア)される。
【0026】上述するヘッダー更新回路16から出力さ
れる出力通信回線のヘッダー28、および通信データバ
ッファ14から出力される通信データ32は、ともに出
力制御回路18に入力される。この出力制御回路18に
より、出力通信回線のヘッダー28および通信データ3
2は、例えば図6に示される形式のセルデータに合成さ
れ、出力セルデータ34として出力通信回線に出力され
る。
【0027】ここで、切換回路20は、ヘッダー更新回
路16を構成する少なくとも2つのCAMを分割して並
列に使用し、これらのCAMによる照合を並列に処理す
る並列処理と、ヘッダー更新回路16を構成する少なく
とも2つのCAMを直列に使用し、これらのCAMによ
る照合を直列に処理する直列処理とを切換えるものであ
り、より具体的にはセレクタ等により構成される。この
切換回路20には切換信号36が入力され、この切換信
号36に応じた制御信号37により、入力制御回路1
2、通信データバッファ14および出力制御回路18を
制御し、並列処理または直列処理の切換えが行われる。
【0028】並列処理において、並列に使用されるCA
Mの同一ワードメモリには同じ入力通信回線のヘッダー
が予め登録される。これらの並列に使用されるCAMに
より、入力セルデータ22のヘッダー24と入力通信回
線で使用される全てのヘッダーとの照合は、並列に使用
されるCAM毎に独立して並列に行われるため、ヘッダ
ー更新回路16のスループットが向上され、並列に使用
されるCAMの個数に応じて、ヘッダー24の照合・更
新処理に許容される時間を数倍に長くすることができ、
高速な伝送速度に対応することができる。
【0029】一方、直列処理において、直列に使用され
るCAMのワードメモリにはそれぞれ別々の入力通信回
線のヘッダーが予め登録される。これらの直列に使用さ
れるCAMにより、入力セルデータ22のヘッダー24
と入力通信回線で使用される全てのヘッダーとの照合
は、一時に1つの入力セルデータ22のヘッダー24だ
けが直列に行われるため、CAMに登録することができ
る入力通信回線のヘッダーのエントリー数を増加させる
ことができる。また、並列処理および直列処理を切換え
て使用することができるため、システムに応じて高速な
伝送速度に対応することもできるし、容易にCAMのエ
ントリー数を増加することもできる。
【0030】なお、図1に示すブロック図においては、
切換回路20が独立して構成され、制御信号37によ
り、入力制御回路12、通信データバッファ14、ヘッ
ダー更新回路16および出力制御回路18を制御するよ
う構成されているが、このブロック図は概念的なもので
あって、例えば切換回路20を構成するセレクタ等は、
入力制御回路12、通信データバッファ14、ヘッダー
更新回路16および出力制御回路18の内部にそれぞれ
個別に配置され、これらを切換信号36により直接制御
するなど適宜変更可能なことは言うまでもないことであ
る。
【0031】次に、図2および図3に示すブロック図を
使用して、本発明のセルリレー形交換装置をさらに具体
的に説明する。
【0032】図2は、本発明のセルリレー形交換装置を
並列処理で使用する場合の一実施例のブロック図であ
る。このセルリレー形交換装置10は、直並列変換回路
38、入力コントロール40、データキャプチャ42お
よびヘッダーキャプチャ44からなる入力制御回路12
と、通信データバッファ46,48(14)と、CAM
50,52からなるヘッダー更新回路16と、セレクタ
54,56、レジスタ58,60、セレクタ62、出力
コントロール64および並直列変換回路66からなる出
力制御回路18とから構成されている。
【0033】このブロック図において、セレクタ54,
56は切換回路20の一部を構成するものである。な
お、図面の煩雑さを避けるため、入力コントロール4
0、データキャプチャ42およびヘッダーキャプチャ4
4に対する切換制御、通信データバッファ46,48に
対する切換制御、CAM50,52に対する切換制御、
および出力コントロール64に対する切換制御は、全て
図示していない切換回路20により行われるものとし
て、具体的な構成回路の図示を省略する。
【0034】このセルリレー形交換装置10において、
切換信号MODEはローレベル、即ち、このセルリレー形交
換装置10は、図示していない切換回路20により並列
処理に切換えられる。直並列変換回路38には入力セル
データINおよびこの入力セルデータINに同期したクロッ
ク信号CLOCK1が入力され、入力コントロール40には入
力セルデータINの入力開始を指示するスタート信号STAR
T およびクロック信号CLOCK1が入力される。なお、この
スタート信号START およびクロック信号CLOCK1は、とも
に図示していない外部の回線接続装置により発生される
ものである。
【0035】まず、入力セルデータINは入力通信回線か
ら直並列変換回路38にシリアルに入力される。直並列
変換回路38において、シリアルな入力セルデータIN
は、クロック信号CLOCK1により8ビット単位または4n
ビット単位でパラレルに変換される。そして、パラレル
に変換された入力セルデータINのヘッダーおよび通信デ
ータ68は、それぞれデータキャプチャ42およびヘッ
ダーキャプチャ44に入力される。
【0036】一方、入力コントロール40においては、
スタート信号START およびクロック信号CLOCK1に基づい
てタイミング信号70,72が生成され、これらのタイ
ミング信号70,72はそれぞれデータキャプチャ42
およびヘッダーキャプチャ44に入力される。これらの
タイミング信号70,72により、データキャプチャ4
2およびヘッダーキャプチャ44に入力される通信デー
タおよびヘッダー68は、それぞれヘッダーキャプチャ
42およびデータキャプチャ44に取り込まれる。
【0037】図4に示すように、ヘッダーキャプチャ4
4に取り込まれたヘッダー、例えば偶数番目の入力セル
データINのヘッダー74はCAM50に、奇数番目の入
力セルデータINのヘッダー76はCAM52に入力され
る。同様に、データキャプチャ42に取り込まれた通信
データ、例えば偶数番目の入力セルデータINの通信デー
タ78は通信データバッファ46に、奇数番目の入力セ
ルデータINの通信データ80は通信データバッファ48
に入力されて一時的に保持される。
【0038】ここで、並列に使用されるCAM50,5
2には入力通信回線で使用される全てのヘッダーおよび
これに対応する出力通信回線のヘッダーが予め登録され
る。即ち、CAM50,52の内容は全く同一のもので
あり、同一ワードメモリには同一の入力通信回線のヘッ
ダーおよびこれに対応する出力通信回線のヘッダーが登
録される。これらのCAM50,52においてはそれぞ
れ独立して並列に、入力セルデータINのヘッダー74,
76と予め登録されている入力通信回線の全てのヘッダ
ーとが照合される。
【0039】図4に示すように、CAM50は偶数番目
の入力セルデータINのヘッダー74の照合を行い、同様
にCAM52は奇数番目の入力セルデータINのヘッダー
76の照合を行うため、それぞれのCAM50,52が
ヘッダー74,76の照合に許容される時間は、ATM
の入力セルデータINが絶え間なく転送される場合であっ
ても、2つの入力セルデータINが入力される間の時間が
確保される。従って、従来の場合と比較して照合に許容
される時間が2倍になるため、従来と同じアクセスタイ
ムのCAMを使用しても、従来の2倍の伝送速度に対応
可能となる。
【0040】照合の結果、CAM50,52において、
それぞれ偶数番目および奇数番目の入力セルデータINの
ヘッダー74,76に一致する入力通信回線のヘッダー
が存在する場合、これに対応する出力通信回線のヘッダ
ーが出力され、ともにセレクタ56に入力される。ま
た、通信データバッファ46,48に一時的に保持され
ている偶数番目および奇数番目の入力セルデータINの通
信データ78,80は、ともにセレクタ54に入力され
る。
【0041】一方、存在しない場合、CAM50,52
からそれぞれ不一致検出信号82,84が出力され、こ
れらの不一致検出信号82,84はそれぞれ通信データ
バッファ46,48に入力される。これらの不一致検出
信号82,84がそれぞれの通信データバッファ46,
48に入力されると、それぞれの通信データバッファ4
6,48に一時的に保持されている通信データ78,8
0は廃棄される。
【0042】ここで、出力コントロール64において、
クロック信号CLOCK2に基づいてセレクト信号86,8
8、タイミング信号90,92およびセレクト信号94
が生成され、これらのセレクト信号86,88、タイミ
ング信号90,92およびセレクト信号94は、それぞ
れセレクタ54,56、レジスタ58,60およびセレ
クタ62に入力される。なお、クロック信号CLOCK2は、
クロック信号CLOCK1と同様に、図示していない外部の回
線接続装置により発生されるものである。
【0043】セレクタ54に入力される偶数番目および
奇数番目の入力セルデータINの通信データ96,98、
およびセレクタ56に入力される偶数番目および奇数番
目の入力セルデータINのヘッダー100,102は、そ
れぞれセレクト信号86,88により同期が取られ、偶
数番目および奇数番目の入力セルデータINの通信データ
96,98およびヘッダー100,102が交互に選択
出力される。
【0044】即ち、通信データバッファ46から入力さ
れる偶数番目の入力セルデータINの通信データ96がセ
レクタ54から出力される場合、CAM50から入力さ
れる偶数番目の入力セルデータINのヘッダー100がセ
レクタ56から出力され、同様に、通信データバッファ
48から入力される奇数番目の入力セルデータINの通信
データ98がセレクタ54から出力される場合、CAM
52から入力される奇数番目の入力セルデータINのヘッ
ダー102がセレクタ56から出力される。
【0045】セレクタ54から出力される通信データ1
04はレジスタ58に入力され、同様に、セレクタ56
から出力されるヘッダー106はレジスタ60に入力さ
れる。これらの通信データ104およびヘッダー106
は、タイミング信号90,92により同時にそれぞれレ
ジスタ58,60に取り込まれる。また、これらのレジ
スタ58,60に取り込まれた通信データ108および
ヘッダー110は、ともにセレクタ62に入力され、セ
レクト信号94により選択出力されて並直列変換回路6
6に入力される。
【0046】そして、セレクタ62から出力される通信
データおよびヘッダー112は、直並列変換回路66に
おいて、クロック信号CLOCK2によりシリアルに変換さ
れ、シリアルに変換された通信データおよびヘッダー1
12は、出力セルデータOUT として出力通信回線に出力
される。
【0047】次に、図3は、本発明のセルリレー形交換
装置を直列処理で使用する場合の一実施例のブロック図
である。直列処理において、図2に示されるCAM5
0,52は直列接続されて使用されるため、これに応じ
て通信データバッファ48は使用されない。また、セレ
クタ54,56からは、その入力信号96,100が出
力信号104,106として固定出力される。
【0048】ここでは、図面の煩雑さを避けるために、
直列処理では使用されない通信データバッファ48およ
びセレクタ54,56は図示しないものとし、並列処理
の場合と同様に、入力コントロール40、データキャプ
チャ42およびヘッダーキャプチャ44に対する切換制
御、通信データバッファ46,48に対する切換制御、
CAM50,52に対する切換制御、および出力コント
ロール64に対する切換制御は、全て図示していない切
換回路20により行われるものとして、具体的な構成回
路の図示を省略する。
【0049】このセルリレー形交換装置10において、
切換信号MODEはハイレベル、即ち、このセルリレー形交
換装置10は、図示していない切換回路20により直列
処理に切換えられる。直列処理で使用されるセルリレー
形交換装置10において、ヘッダーキャプチャ44に取
り込まれたヘッダー74はCAM50,52に入力さ
れ、同様に、データキャプチャ42に取り込まれた通信
データ78は通信データバッファ46に入力されて一時
的に保持される。
【0050】ここで、CAM50,52は直列接続され
て使用され、これらのCAM50,52には入力通信回
線で使用される全てのヘッダーおよびこれに対応する出
力通信回線のヘッダーが予め登録される。即ち、CAM
50,52のそれぞれのワードメモリにはそれぞれ異な
る入力通信回線のヘッダーおよびこれに対応する出力通
信回線のヘッダーが登録され、これらのCAM50,5
2においては直列に、入力セルデータINのヘッダー74
と予め登録されている入力通信回線の全てのヘッダーと
が照合される。
【0051】なお、図5に示すように、CAM50,5
2がヘッダー74の照合に許容される時間は、ATMの
入力セルデータINが絶え間なく転送される場合、1つの
入力セルデータINが入力される間の時間となる。従っ
て、CAM50,52がヘッダー74の照合に許容され
る時間は従来の場合と同じであるが、CAM50,52
が直列接続されて使用されているため、従来の2倍のエ
ントリー数の入力通信回線のヘッダーを登録することが
できる。
【0052】照合の結果、CAM50,52において、
入力セルデータINのヘッダー74に一致する入力通信回
線のヘッダーが存在する場合、これに対応する出力通信
回線のヘッダー100が出力されてレジスタ60に入力
される。また、通信データバッファ46に一時的に保持
されている通信データ96はレジスタ58に入力され
る。
【0053】一方、存在しない場合、CAM50,52
から不一致検出信号82が出力され、この不一致検出信
号82は通信データバッファ46に入力される。この不
一致検出信号82が通信データバッファ46に入力され
ると、通信データバッファ46に一時的に保持されてい
る通信データ96は廃棄される。
【0054】これらの通信データ96およびヘッダー1
00は、図示していないセレクタ54,56を通過し
て、タイミング信号90,92により同時にそれぞれレ
ジスタ58,60に取り込まれる。また、これらのレジ
スタ58,60に取り込まれた通信データ108および
ヘッダー110は、ともにセレクタ62に入力され、セ
レクト信号94により選択出力されて並直列変換回路6
6に入力される。
【0055】そして、セレクタ62から出力される通信
データおよびヘッダー112は、直並列変換回路66に
おいて、クロック信号CLOCK2によりシリアルに変換さ
れ、シリアルに変換された通信データおよびヘッダー1
12は、出力セルデータOUT として出力通信回線に出力
される。
【0056】本発明のセルリレー形交換装置を実施例を
挙げて説明したが、本発明はこの実施例だけに限定され
るものではない。例えば、並列処理において並列接続さ
れるCAMの個数は2つ以上であれば幾つでも良い。ま
た、並列処理および直列処理は完全に分離されるもので
はなく、例えば4個のCAMによりヘッダー更新回路が
構成される場合、4個並列および4個直列にして使用す
る以外にも、2個直列2個並列、即ち、2列の並列処理
として、1列当たり2つのCAMを使用するよう構成し
ても良い。また、本発明のセルリレー形交換装置は、C
AMチップなどの個々の半導体集積回路を使用して構成
しても良いし、例えばCAMセルブロックを使用して1
つの半導体集積回路として構成しても良い。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明のセル
リレー形交換装置は、ヘッダー更新回路を構成するCA
Mを並列または直列に切換えて使用する切換回路を備え
るものである。CAMを並列に使用することにより、ヘ
ッダーの照合・更新処理のスループットを向上させるこ
とができ、より高速な伝送速度に対応することができ
る。一方、CAMを直列に使用することにより、予め登
録される入力通信回線のヘッダーのエントリー数を増加
させることができる。このように、本発明のセルリレー
形交換装置によれば、通信回線の伝送速度および回線数
に応じて、ヘッダー更新回路を構成するCAMを並列ま
たは直列に切換えて使用することができるため、よりフ
レキシブルなシステム構成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセルリレー形交換装置の一実施例のブ
ロック図である。
【図2】本発明のセルリレー形交換装置を並列処理で使
用する場合の一実施例のブロック図である。
【図3】本発明のセルリレー形交換装置を直列処理で使
用する場合の一実施例のブロック図である。
【図4】本発明のセルリレー形交換装置を並列処理で使
用する場合のヘッダー照合・更新に許容される時間を示
す一実施例のタイミングチャートである。
【図5】本発明のセルリレー形交換装置を直列処理で使
用する場合のヘッダー照合・更新に許容される時間を示
す一実施例のタイミングチャートである。
【図6】B−ISDNのATMにおけるデータストリー
ムの構成を示す一例の模式図である。
【符号の説明】
10 セルリレー形交換装置 12 入力制御回路 14,46,48 通信データバッファ 16 ヘッダー更新回路 18 出力制御回路 20 切換回路 22,68,IN 入力セルデータ 24,28,74,76,100,102,106,1
10 ヘッダー 26,32,78,80,96,98,104,108
通信データ 30,82,84 不一致検出信号 34,112,OUT 出力セルデータ 36,MODE 切換信号 37 制御信号 38 直並列変換回路 40 入力コントロール 42 データキャプチャ 44 ヘッダーキャプチャ 50,52 連想メモリ(CAM) 54,56,62 セレクタ 58,60 レジスタ 64 出力コントロール 66 並直列変換回路 70,72,90,92 タイミング信号 86,88,94 セレクト信号 START スタート信号 CLOCK1,CLOCK2 クロック信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力通信回線から入力される入力セルデー
    タをヘッダーおよび通信データに分離する入力制御回路
    と、前記入力セルデータの通信データを保持する通信デ
    ータバッファと、前記入力通信回線で使用される全ての
    ヘッダーおよびこれに対応する出力通信回線のヘッダー
    が予め登録された少なくとも2つの連想メモリを有し、
    前記入力セルデータのヘッダーと前記入力通信回線で使
    用される全てのヘッダーとを照合して、一致する前記入
    力通信回線のヘッダーに対応する前記出力通信回線のヘ
    ッダーを出力するヘッダー更新回路と、前記通信データ
    バッファから出力される通信データおよび前記ヘッダー
    更新回路から出力される出力通信回線のヘッダーを合成
    し、これを出力セルデータとして前記出力通信回線に出
    力する出力制御回路と、前記ヘッダー更新回路の少なく
    とも2つの連想メモリを少なくとも2列に分割して並列
    に使用し、前記ヘッダー更新回路による照合を並列に処
    理する並列処理と前記ヘッダー更新回路の少なくとも2
    つの連想メモリを直列に使用し、前記ヘッダー更新回路
    による照合を直列に処理する直列処理とを切換える切換
    回路とを備えることを特徴とするセルリレー形交換装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004504769A (ja) * 2000-07-17 2004-02-12 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド パケットのデータバイトを複数の最小項でバッファなしに評価するための装置および方法
US7012890B2 (en) 2001-07-02 2006-03-14 Hitachi, Ltd. Packet forwarding apparatus with packet controlling functions

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