JPH08286458A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08286458A
JPH08286458A JP7089039A JP8903995A JPH08286458A JP H08286458 A JPH08286458 A JP H08286458A JP 7089039 A JP7089039 A JP 7089039A JP 8903995 A JP8903995 A JP 8903995A JP H08286458 A JPH08286458 A JP H08286458A
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浩隆 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度検出センサーに故障が生じた場合でも、
各画像形成ユニットにおける色ずれ量が除々に激しくな
り、カラー画像の画質が低下するのを防止できるととも
に、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、画像形成動
作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻繁に発生するの
を防止可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 温度検出手段70によって検出された装置内
の温度が所定範囲を外れたときは、当該温度検出手段に
異常が発生したと判別する故障判別手段71と、この故
障判別手段71が温度検出手段70に異常が発生したと
判別した場合には、装置内の検出温度に基づく画像位置
ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像のずれ
の補正動作を実行しないように制御する制御手段48と
を備えるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転駆動される無端
状担持体を用いた白黒の複写機やプリンター、更にはタ
ンデム型のカラー複写機やカラープリンター等に適用さ
れる画像形成装置に関し、特に、上記無端状担持体上に
形成される色ずれ検出用パターンをサンプリングしてレ
ジストレーションのコントロールを行うシステムにおい
て、色ずれ検出用パターンのサンプリング及び補正サイ
クルの開始条件に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等において処理されるド
キュメントは急速にカラー化が進み、これらのドキュメ
ントを扱う複写機・プリンター・ファクシミリ等の画像
形成装置も急速にカラー化されてきている。そして、現
在これらのカラー機器は、オフィス等における事務処理
の高品位化および迅速化に伴って、高画質化および高速
化される傾向にある。かかる要求に答え得るカラー機器
としては、例えば、黒(K)・イエロー(Y)・マゼン
タ(M)・サイアン(C)の各色毎に各々の画像形成ユ
ニットを持ち、各画像形成ユニットで形成された異なる
色の画像を搬送される転写材または中間転写体上に多重
転写し、カラー画像の形成を行なういわゆるタンデム型
のカラー画像形成装置が既に提案されている。
【0003】この種のタンデム型のカラー画像形成装置
としては、例えば、次に示すようなものがある。このタ
ンデム型のカラー画像形成装置は、図45に示すよう
に、黒(K)色の画像を形成する黒色画像形成ユニット
100Kと、イエロー(Y)色の画像を形成するイエロ
ー色画像形成ユニット100Yと、マゼンタ(M)色の
画像を形成するマゼンタ色画像形成ユニット100M
と、サイアン(C)色の画像を形成するシアン色画像形
成ユニット100Cの4つの画像形成ユニットを備えて
おり、これらの4つの画像形成ユニット100K、10
0Y、100M、100Cは、互いに一定の間隔をおい
て水平に配置されている。また、上記黒色、イエロー
色、マゼンタ色及びサイアン色の4つの画像形成ユニッ
ト100K、100Y、100M、100Cの下部に
は、転写用紙101を静電吸着した状態で各画像形成ユ
ニット100K、100Y、100M、100Cの転写
位置に渡って当該転写用紙101を搬送する無端状の転
写材担持体としての転写ベルト102が配置されてい
る。この転写ベルト102は、例えば、可撓性を有する
PET等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状
に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段に
よって接続することにより、無端ベルト状に構成されて
いる。従って、上記転写ベルト102には、必然的に合
成樹脂フィルムの接続部であるシーム部102aが存在
する。
【0004】上記黒色、イエロー色、マゼンタ色及びサ
イアン色の4つの画像形成ユニット100K、100
Y、100M、100Cは、すべて同様に構成されてお
り、これら4つの画像形成ユニット100K、100
Y、100M、100Cでは、上述したように、それぞ
れ黒色、イエロー色、マゼンタ色及びサイアン色のトナ
ー像が順次形成されるように構成されている。上記各色
の画像形成ユニット100K、100Y、100M、1
00Cは、感光体ドラム103を備えており、この感光
体ドラム103の表面は、一次帯電用のスコロトロン1
04によって一様に帯電された後、像形成用のレーザー
光105が画像情報に応じて走査露光されて静電潜像が
形成される。上記感光体ドラム103の表面に形成され
た静電潜像は、各画像形成ユニット100K、100
Y、100M、100Cの現像器106によってそれぞ
れ黒色、イエロー色、マゼンタ色、サイアン色の各色の
トナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの
可視トナー像は、転写前帯電器107により転写前帯電
を受けた後、転写帯電器108の帯電により転写ベルト
102上に保持された転写用紙101に順次転写され
る。上記黒色、イエロー色、マゼンタ色、サイアン色の
各色のトナー像が転写された転写用紙101は、転写ベ
ルト102から分離された後、図示しない定着装置によ
って定着処理を受け、カラー画像の形成が行われる。
【0005】なお、図中、109は感光体クリーナー、
110は感光体除電ランプ、111は用紙剥離コロトロ
ン、112は転写ベルト除電コロトロン、113は転写
ベルトクリーナー、114はクリーニング前処理コロト
ロンをそれぞれ示すものである。
【0006】ところで、このように構成されるタンデム
型のカラー画像形成装置は、複数個の個々の画像形成ユ
ニットによって一つの画像を形成する方式であるため、
ある程度の高速化が可能であるが、画像形成の高速化を
図ると、各色の画像形成ユニットで形成される画像の位
置合わせ具合、即ちカラーレジストレーションが頻繁に
悪化し、高画質を維持できないため、高画質化および高
速化を両立させることは極めて困難であった。これは、
カラー画像形成装置の機内温度の変化やカラー画像形成
装置に外力が加わることにより、各画像形成ユニット自
身の位置や大きさ、更には画像形成ユニット内の部品の
位置や大きさが微妙に変化することに起因する。このう
ち、機内温度の変化や外力は避けられないものであり、
例えば、紙詰まりの復帰、メインテナンスによる部品交
換、カラー画像形成装置の移動などの日常的な作業が、
カラー画像形成装置へ外力を加えることとなる。
【0007】そこで、例えば特開平6−253151号
公報等に開示されているように、原稿画像情報に対応し
た可視画像を形成するとともに、位置検出用マークの可
視画像をも形成する複数の画像形成部と、前記各画像形
成部にて形成された原稿画像情報に対応した可視画像又
は位置検出用マークの可視画像を転写する転写領域を順
次移動通過する移動部材と、前記転写領域における移動
部材の移動方向下流側に設けられ前記移動部材上に転写
された位置検出用マークを検知する位置検出用マーク検
知手段とを有し、前記位置検出用マーク検知手段から出
力された検出信号に基づいて転写画像ズレを補正すべく
前記各画像形成部を制御するように構成した画像形成装
置が既に提案されている。
【0008】この転写画像ズレの補正技術を図45に示
す所謂タンデム型のカラー画像形成装置に適用した場合
には、図46に示すように、黒色、イエロー色、マゼン
タ色及びサイアン色の4つの各画像形成ユニット100
K、100Y、100M、100Cにおいて、転写ベル
ト102の進行方向及び進行方向に対して直交する方向
に沿って複数の色ずれ検出用のパターン120K、12
0Y、120M、120C及び121K、121Y、1
21M、121Cを所定の間隔で、転写ベルト102の
全周にわたって形成し、これらの色ずれ検出用パターン
120K、120Y、120M、120C及び121
K、121Y、121M、121Cを、発光素子123
からの透過光を用いて多数の受光画素を直線状に配列し
たCCDセンサー等のライン型受光素子122によって
サンプリングして、各色の色ずれ検出用パターン120
K、120Y、120M、120C及び121K、12
1Y、121M、121Cの間隔を算出し、これが所定
の基準値に等しくなるように各画像形成ユニット100
K、100Y、100M、100Cの位置0画像形成タ
イミングを補正することにより、高画質化を実現すると
いうものである。なお、上記転写ベルト102上に形成
された色ずれ検出用のパターン120K、120Y、1
20M、120C及び121K、121Y、121M、
121Cは、サンプリング後に転写ベルトクリーナー1
13によって除去されるようになっている。
【0009】ところで、上記の如く構成されるカラー画
像形成装置の場合には、図44に示すように、各画像形
成ユニット100K、100Y、100M、100Cに
より所定の色ずれ検出用パターン120K、120Y、
120M、120C及び121K、121Y、121
M、121Cを、転写ベルト102の全周に渡って形成
し、これらの色ずれ検出用パターン120K、120
Y、120M、120C及び121K、121Y、12
1M、121CをCCDセンサー等からなるライン型受
光素子122によって検出し、色ずれ検出用パターン1
20K、120Y、120M、120C及び121K、
121Y、121M、121Cの各色の間隔を算出し、
これが所定の基準値に等しくなるように各画像形成ユニ
ット100K、100Y、100M、100Cの位置や
画像形成タイミングを補正することにより、高画質化を
実現するように構成したものである。
【0010】かかるカラー画像形成装置における色ずれ
検出用パターン120K、120Y、120M、120
C及び121K、121Y、121M、121Cの検出
タイミング及び補正サイクルは、特開平1−14267
6号に開示されているように、カラー画像形成装置の内
部の温度変化によって発生する色ずれに対して細かく追
従して補正を行うために、カラー画像形成装置の内部の
温度を温度検出センサーによって検出し、前回の補正か
ら例えば3℃以上の温度変化があった場合に実行するよ
うに構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラー画像形成装置の場合には、次のような問題点
を有している。すなわち、上記カラー画像形成装置の場
合には、当該カラー画像形成装置内の温度を温度検出セ
ンサーによって検出し、前回の補正から例えば3℃以上
の温度変化があった場合に、色ずれ検出用パターンの検
出及び補正サイクルを実行するように構成されている。
そのため、上記温度検出センサーの温度検出用の半導体
の故障やセンサーのコネクタ・ハーネスの接続不良、更
には電源電圧の変動等が発生し、温度検出センサーに故
障が生じた場合には、カラー画像形成装置内の3℃以上
等の温度変化が検出されず、図47に示すように、色ず
れ補正サイクルが全く実行されないままプリント動作が
継続され、各画像形成ユニットにおける色ずれ量が除々
に激しくなり、カラー画像の画質が低下するという問題
点があった。
【0012】また、上記温度検出センサーの温度検出用
の半導体の故障やセンサーのコネクタ・ハーネスの接続
不良、更には電源電圧の変動等が発生し、温度検出セン
サーに誤動作が生じた場合には、図48に示すように、
色ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、その分プリント
動作を行う時間が短くなり、画像形成動作が不可能ない
わゆるダウンタイムが頻繁に発生し、ユーザーがカラー
画像形成装置を使用できる時間が不必要に短くなるとい
う問題点があった。
【0013】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、温度検出センサーに故障が生じた場合でも、各
画像形成ユニットにおける色ずれ量が除々に激しくな
り、カラー画像の画質が低下するのを防止できるととも
に、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、画像形成動
作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻繁に発生するの
を防止可能な画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載された画像形成装置は、図1に示すように、可撓性を
有するシート状部材の両端を接続して無端状担持体01
を形成し、回転駆動される当該無端状担持体01上に担
持される転写材02又は当該無端状担持体01上に直接
トナー像を形成することにより画像の形成を行うととも
に、回転駆動される無端状担持体01上に画像位置ずれ
検出用のパターン03を所定の間隔で形成し、これらの
画像位置ずれ検出用パターン03をサンプリングして、
上記回転駆動される無端状担持体01上に担持される転
写材02又は当該無端状担持体01上に直接形成される
トナー像のずれを補正するとともに、装置内の温度を温
度検出手段70によって検出して、当該温度検出手段7
0の検出温度に基づいて画像位置ずれ検出用パターンの
サンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行する
画像形成装置において、上記温度検出手段70によって
検出された装置内の温度が所定範囲を外れたときは、当
該温度検出手段に異常が発生したと判別する故障判別手
段71と、この故障判別手段71が温度検出手段70に
異常が発生したと判別した場合には、装置内の検出温度
に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及
びトナー像のずれの補正動作を実行しないように制御す
る制御手段48とを備えるように構成されている。
【0015】また、この発明の請求項2に記載された画
像形成装置は、可撓性を有するシート状部材の両端を接
続して無端状担持体を形成し、回転駆動される当該無端
状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上
に直接トナー像を形成することにより画像の形成を行う
とともに、回転駆動される無端状担持体上に画像位置ず
れ検出用のパターンを所定の間隔で形成し、これらの画
像位置ずれ検出用パターンをサンプリングして、上記回
転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は当
該無端状担持体上に直接形成されるトナー像のずれを補
正するとともに、装置内の温度を温度検出手段によって
検出して、当該温度検出手段の検出温度に基づいて画像
位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像の
ずれの補正動作を実行する画像形成装置において、上記
温度検出手段によって一定時間毎に検出される装置内の
温度の変化が基準値を超えたときは、当該温度検出手段
に異常が発生したと判別する故障判別手段と、この故障
判別手段が温度検出手段に異常が発生したと判別した場
合には、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用
パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補正動作
を実行しないように制御する制御手段とを備えるように
構成されている。
【0016】さらに、この発明の請求項3に記載された
画像形成装置は、可撓性を有するシート状部材の両端を
接続して無端状担持体を形成し、回転駆動される当該無
端状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体
上に直接トナー像を形成することにより画像の形成を行
うとともに、回転駆動される無端状担持体上に画像位置
ずれ検出用のパターンを所定の間隔で形成し、これらの
画像位置ずれ検出用パターンをサンプリングして、上記
回転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は
当該無端状担持体上に直接形成されるトナー像のずれを
補正するとともに、装置内の温度を内部温度検出手段に
よって検出して、当該温度検出手段の検出温度に基づい
て画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナ
ー像のずれの補正動作を実行する画像形成装置におい
て、当該画像形成装置外の温度を検出する外部温度検出
手段を備え、上記内部温度検出手段と外部温度検出手段
の検出温度に基づいて、当該内部温度検出手段に異常が
発生したと判別する故障判別手段と、この故障判別手段
が温度検出手段に異常が発生したと判別した場合には、
装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターン
のサンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行し
ないように制御する制御手段を備えるように構成されて
いる。
【0017】また更に、この発明の請求項4に記載され
た画像形成装置は、可撓性を有するシート状部材の両端
を接続して無端状担持体を形成し、回転駆動される当該
無端状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持
体上に直接トナー像を形成することにより画像の形成を
行うとともに、回転駆動される無端状担持体上に画像位
置ずれ検出用のパターンを所定の間隔で形成し、これら
の画像位置ずれ検出用パターンをサンプリングして、上
記回転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又
は当該無端状担持体上に直接形成されるトナー像のずれ
を補正するとともに、装置内の温度を内部温度検出手段
によって検出して、当該温度検出手段の検出温度に基づ
いて画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びト
ナー像のずれの補正動作を実行する画像形成装置におい
て、当該画像形成装置内の温度を検出する温度検出手段
を複数備え、これらの複数の温度検出手段の検出温度を
互いに比較することによって、当該複数の温度検出手段
のいずれかに異常が発生したことを判別する故障判別手
段と、この故障判別手段が温度検出手段に異常が発生し
たと判別した場合には、装置内の検出温度に基づく画像
位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像の
ずれの補正動作を実行しないように制御する制御手段を
備えるように構成されている。
【0018】さらに、この発明の請求項5に記載された
画像形成装置は、上記請求項1乃至4のいずれかに記載
の画像形成装置において、当該画像形成装置の電源投入
直後は、所定時間の間、上記温度検出手段の検出温度に
基づく温度検出手段の異常判定又は異常判定時の処理動
作を実行しないように制御するように構成されている。
【0019】また、この発明の請求項6に記載された画
像形成装置は、上記請求項5に記載の画像形成装置にお
いて、当該画像形成装置の電源投入直後、所定時間の間
異常判定しない又は異常判定処理動作をしないのは、請
求項2に記載の一定時間内の温度変化異常であることを
特徴とする画像形成装置。
【0020】又さらに、この発明の請求項7に記載され
た画像形成装置は、上記請求項1乃至6のいずれかに記
載の画像形成装置において、温度検出手段に異常が発生
したと判断し、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ
検出用パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補
正動作を実行しない場合には、直ちに当該画像形成装置
に故障が発生したとして動作を停止させずに、温度検出
手段に異常が発生した旨を識別可能として、画像形成動
作を継続可能とするように構成されている。
【0021】さらに、この発明の請求項8に記載された
画像形成装置は、上記請求項7に記載の画像形成装置に
おいて、温度検出手段に異常が発生したと判断し、装置
内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサ
ンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しない
場合には、所定時間毎に画像位置ずれ検出用パターンの
サンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行する
動作に切り替えるように構成されている。
【0022】上記可撓性を有するシート状部材の両端を
接続した無端状担持体としては、例えば、転写搬送ベル
トが用いられるが、これに限定されるものではなく、合
成樹脂製のフィルムをドラム状に巻き付けた転写ドラム
や、ベルト状の中間転写体や、ベルト状の感光体であっ
てもよいことは勿論である。また、機外温度検出手段の
接地場所は、機外であることはもちろん、空気取入口の
ように、機内であっても機外温度をモニターできるとこ
ろであれば、どこでも良い。
【0023】
【作用】この発明の請求項1に記載された画像形成装置
は、温度検出手段によって検出された装置内の温度が所
定範囲を外れたときは、当該温度検出手段に異常が発生
したと判別する故障判別手段と、この故障判別手段が温
度検出手段に異常が発生したと判別した場合には、装置
内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサ
ンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しない
ように制御する制御手段とを備えるように構成されてい
るので、温度検出手段に故障が生じた場合でも、装置内
の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサン
プリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しないよ
うに制御することにより、温度検出手段の異常な検出結
果に基づいて、各画像形成ユニットにおける色ずれ量が
除々に激しくなり、カラー画像の画質が低下するのを防
止することができるとともに、色ずれ補正サイクルが頻
繁に実行され、画像形成動作が不可能ないわゆるダウン
タイムが頻繁に発生するのを防止することができる。
【0024】また、この発明の請求項2に記載された画
像形成装置は、温度検出手段によって一定時間毎に検出
される装置内の温度の変化が基準値を超えたときは、当
該温度検出手段に異常が発生したと判別する故障判別手
段と、この故障判別手段が温度検出手段に異常が発生し
たと判別した場合には、装置内の検出温度に基づく画像
位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像の
ずれの補正動作を実行しないように制御する制御手段と
を備えるように構成されているので、温度検出手段に故
障が生じた場合でも、装置内の検出温度に基づく画像位
置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像のず
れの補正動作を実行しないように制御することにより、
温度検出手段の異常な検出結果に基づいて、各画像形成
ユニットにおける色ずれ量が除々に激しくなり、カラー
画像の画質が低下するのを防止することができるととも
に、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、画像形成動
作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻繁に発生するの
を防止することができる。
【0025】さらに、この発明の請求項3に記載された
画像形成装置は、画像形成装置外の温度を検出する外部
温度検出手段を備え、上記内部温度検出手段と外部温度
検出手段の検出温度に基づいて、当該内部温度検出手段
に異常が発生したと判別する故障判別手段と、この故障
判別手段が温度検出手段に異常が発生したと判別した場
合には、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用
パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補正動作
を実行しないように制御する制御手段を備えるように構
成されているので、画像形成装置外の温度をも考慮する
ことによって、内部温度検出手段の異常をより正確に判
別することができ、当該内部温度検出手段の異常な検出
結果に基づいて、各画像形成ユニットにおける色ずれ量
が除々に激しくなり、カラー画像の画質が低下するのを
防止することができるとともに、色ずれ補正サイクルが
頻繁に実行され、画像形成動作が不可能ないわゆるダウ
ンタイムが頻繁に発生するのを防止することができる。
【0026】又さらに、この発明の請求項4に記載され
た画像形成装置は、当該画像形成装置内の温度を検出す
る温度検出手段を複数備え、これらの複数の温度検出手
段の検出温度を互いに比較することによって、当該複数
の温度検出手段のいずれかに異常が発生したことを判別
する故障判別手段と、この故障判別手段が温度検出手段
に異常が発生したと判別した場合には、装置内の検出温
度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング
及びトナー像のずれの補正動作を実行しないように制御
する制御手段を備えるように構成されているので、複数
の温度検出手段の検出温度を互いに比較することによっ
て、温度検出手段の異常をより正確に判別することがで
き、当該内部温度検出手段の異常な検出結果に基づい
て、各画像形成ユニットにおける色ずれ量が除々に激し
くなり、カラー画像の画質が低下するのを防止すること
ができるとともに、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行さ
れ、画像形成動作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻
繁に発生するのを防止することができる。
【0027】さらに、この発明の請求項5に記載された
画像形成装置は、上記請求項1乃至4のいずれかに記載
の画像形成装置において、当該画像形成装置の電源投入
直後は、所定時間の間、上記温度検出手段の検出温度に
基づく温度検出手段の異常判定又は異常判定時の処理動
作を実行しないように制御するように構成されているの
で、画像形成装置の電源投入直後に、装置内の温度が急
激に変化した場合でも、温度検出手段の異常と誤判別す
ることを防止することができる。また、この発明の請求
項6に記載された画像形成装置は、上記請求項5に記載
の画像形成装置において、当該画像形成装置の電源投入
直後、所定時間の間異常判定しない又は異常判定処理動
作をしないのは、請求項2に記載の一定時間内の温度変
化異常であるように構成されているので、請求項5と同
様の作用を有する。
【0028】又さらに、この発明の請求項7に記載され
た画像形成装置は、上記請求項1乃至6のいずれかに記
載の画像形成装置において、温度検出手段に異常が発生
したと判断し、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ
検出用パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補
正動作を実行しない場合には、直ちに当該画像形成装置
に故障が発生したとして動作を停止させずに、温度検出
手段に異常が発生した旨を識別可能として、画像形成動
作を継続可能とするように構成されているので、温度検
出手段に異常が発生した場合でも、直ちに画像形成動作
を停止することがなく、装置に使用を継続することがで
きるとともに、温度検出手段に異常が発生した旨を識別
可能とすることにより、サービスマンや回線を通して集
中管理センター等に異常を知らせることができ、適宜温
度検出手段の修理や交換等を行うことができる。
【0029】さらに、この発明の請求項8に記載された
画像形成装置は、上記請求項7に記載の画像形成装置に
おいて、温度検出手段に異常が発生したと判断し、装置
内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサ
ンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しない
場合には、所定時間毎に画像位置ずれ検出用パターンの
サンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行する
動作に切り替えるように構成されているので、温度検出
手段に異常が発生した場合でも、直ちに画像形成動作を
停止することがなく、装置に使用を継続することができ
るとともに、温度検出手段に異常が発生した旨を識別可
能とすることにより、サービスマンや回線を通して集中
管理センター等に異常を知らせることができ、適宜温度
検出手段の修理や交換等を行うことができるのは勿論の
こと、所定時間毎に画像位置ずれ検出用パターンのサン
プリング及びトナー像のずれの補正動作を実行すること
により、補正動作が最適のタイミングで実行することは
できないものの、温度検出手段の修理や交換が行われる
までの間、画像形成装置を使用不能とさせたり、画質が
低下することを確実に防止することができる。
【0030】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0031】図2はこの発明に係る画像形成装置の一実
施例としてのデジタルカラー複写機を示す全体構成図で
ある。
【0032】図2において、プラテンガラス1上に載置
された原稿2は、光源及び走査ミラー等からなる走査光
学系を介して、カラーCCDセンサー3を備えたイメー
ジスキャナーによりRGBのアナログ画像信号として読
み取られる。そして、上記カラーCCDセンサー3によ
って読み取られたRGBのアナログ画像信号は、画像処
理部4によってKYMCの画像信号に変換され、画像処
理部4の内部に設けられたメモリーに一時蓄積される。
【0033】画像処理部4からは、黒(K)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)の各色の画像
形成ユニット21K、21Y、21M、21Cのレーザ
ービーム走査装置5K、5Y、5M、5Cに各色の画像
データが順次出力され、これらのレーザービーム走査装
置5K、5Y、5M、5Cによってそれぞれの感光体ド
ラム6K、6Y、6M、6Cに静電潜像が形成される。
上記各感光体ドラム6K、6Y、6M、6C上に形成さ
れた静電潜像は、現像器7K、7Y、7M、7Cによっ
て、それぞれ黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、サイアン(C)の各色のトナー像として現像さ
れる。
【0034】上記各感光体ドラム6K、6Y、6M、6
C上に形成された各色のトナー像を記録する記録用紙1
1は、給紙カセット12から供給される。この給紙カセ
ット12から供給された記録用紙11は、所定のタイミ
ングで回転駆動される給送ローラ13によって転写搬送
ベルト8上へ送出される。この転写搬送ベルト8は、駆
動ローラ9と従動ローラ10との間に一定のテンション
で無端状に掛け回されており、図示しない定速性に優れ
た専用のモーターによって回転駆動される駆動ローラ9
により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるように
なっている。
【0035】上記転写搬送ベルト8によって搬送された
記録用紙11の先端と、画像形成ユニットにて形成され
た第一の感光体ドラム6K上の画像の先端は、感光体ド
ラム6Kの最下点の転写ポイントにて一致するように、
その紙送りタイミングや画像書き込みタイミングが決め
られている。転写ポイントに達した記録用紙11は、転
写用の図示しないコロトロン等によって、感光体ドラム
6上の可視画像が転写され、更に感光体ドラム6Yの真
下の転写ポイントに達する。感光体ドラム6Yの真下の
転写に達した記録用紙11は、感光体ドラム6Kで転写
されたのと同様に感光体ドラム6Y上の可視画像が転写
される。同様に全ての転写を終えた記録用紙11は、更
に転写搬送ベルト8によって搬送され、従動ローラ10
の付近まで達すると図示しないが、記録用紙11を転写
搬送ベルト8から剥離するためのコロトロンやストリッ
パー等により、転写搬送ベルト8から剥離される。その
後、4色のトナー像が転写された記録用紙11は、定着
装置14により定着され、排出トレイ15上に排出さ
れ、カラー画像の複写が行われる。
【0036】図3は上記色ずれ検出用パターンのサンプ
リング方法を適用した多重転写方式のデジタルカラー複
写機を示す概略図である。
【0037】図において、20は各画像形成ユニット2
1K、21Y、21M、21Cによって形成された転写
搬送ベルト8上の色ずれ検出用のパターン像22を検出
する色ずれ検出用パターン検出手段であり、このパター
ン検出手段20は、転写搬送ベルト8の画像領域におい
てその幅方向の両端に各々1組ずつ配置された光源23
と受光素子24とを備えている。上記光源23は、転写
搬送ベルト8上の色ずれ検出用のパターン像を検出する
ために必要な背景光を作り出すためのLEDからなるも
のである。また、受光素子24は、当該光源23と転写
搬送ベルト8を介して対向するように配置されたもので
あり、多数の受光画素を直線状に配列したライン型受光
素子としてのCCDからなるものである。
【0038】25K、25Y、25M、25Cは各画像
形成ユニット21K、21Y、21M、21C内のレー
ザービーム走査装置に対して画像信号を送るインターフ
ェイス基板であり、26は色ずれ補正系を制御する補正
用基板である。27はメモリー並びに画像処理関係を一
括して担当する画像処理用基板であり、28はそれらの
基板全てと、デジタルカラー複写機全体の動きを管理す
るコントロール基板である。
【0039】図4は上記色ずれ検出用のパターン検出手
段を示す断面図である。
【0040】図において、30はパターン検出手段の筺
体であり、31は前記受光素子24としてのリニアCC
Dであり、32はリニアCCD31とそれを駆動する周
辺回路を載せた基板である。この基板32は、断面L字
形状のアングル33を介して筺体30に取付けられてい
る。また、34は屈折率分布型レンズアレイで、35は
前記光源24としての照明光源36とそれを駆動する周
辺回路を載せた基板である。
【0041】また、図5は、センサ基板32と屈折率分
布型レンズアレイ34と転写搬送ベルト8上の画像位置
検出用のパターン像22の位置関係を立体的に示したも
のであり、筺体30内には、ここに示すセンサ基板32
と屈折率分布型レンズアレイ34のペアが2組配置され
ている。しかも、上記筺体30は、転写搬送ベルト8の
画像領域内に幅方向の両端にそれぞれ1つずつ配列され
ている。上記一方のセンサ基板32に取付けられたリニ
アCCD31は、手前側の色ずれ検出用パターン22の
主走査・副走査方向両方を検出するためのものであり、
他方のセンサ基板32に取付けられたリニアCCD31
は、奥側のそれらを検出するためのものである。このよ
うに、センサーを2個使うことで、コピーの中央付近の
主走査方向のずれ、コピーの中央付近の副走査方向のず
れ、主走査・副走査方向の倍率誤差、主走査方向に対す
る角度ずれ等色ずれの全ての方向での調整が可能となる
が、例えば主走査方向の調整のみを行うのであれば1個
の検出用センサーのみでも良い。そして、このように構
成される2個のセンサーを内蔵した筺体30が、図3に
示すように、転写搬送ベルト8の画像領域における幅方
向の両端部にそれぞれ1つずつ配設されている。
【0042】さらに、上記照明光源36としては、LE
Dが用いられており、1つのLEDでは必要な照明範囲
を確保できないときは、複数のLEDを使用しても良
い。例えば、一つのセンサCCD31でレーザービーム
走査装置の走査開始位置すなわち主走査方向のずれと転
写搬送方向即ち副走査方向のずれを比較的近接した位置
で検出する場合にはLED36を1つ、比較的離れた位
置で検出する場合にはLEDを2つ割り当てるものとす
る。このとき、集光型のLED36を転写搬送ベルト8
に近づけることでLEDの外形にほぼ等しい照明幅が得
られ、点灯するLEDは数個であるため、その消費電力
は非常に小さく抑えることができる。
【0043】また、この実施例では、転写搬送手段とし
て例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)からな
る透明なベルト8を用いるが、この転写搬送ベルト8
は、帯状に形成されたPETフィルムの両端を溶着等の
手段によって接続することにより、無端ベルト状に構成
されている。従って、上記転写搬送ベルト8には、必然
的に合成樹脂フィルムの接続部であるシーム部8aが存
在する。この転写搬送ベルト8の代表的な透過特性は図
6に示すように波長が長くなるに従い、その透過率は高
くなる。また、CCD31の代表的な感度特性を図7に
示すが、可視光領域においては良好な感度を有してい
る。一方、高輝度の得られるLED36の発光波長は赤
色領域(600〜700nm)であり、これらを組み合
わせることで大きなセンサ出力を得ることが可能にな
る。検出位置に転写搬送ベルト8上のパターン像22が
到達すると、パターン像22を形成するトナーは色に関
わらず不透明体であるからパターン位置での透過率は0
に近くセンサ出力は非常に小さくなる。このセンサ出力
の差が大きい程安定した検出が可能であり、本構成では
KYMCの各色に対してほぼ同等の出力が得られてい
る。
【0044】図12はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の制御部の一実施例を示すブロ
ック図である。この制御部は、図3に示す補正基板26
内に設けられている。
【0045】この補正基板26では、CCD駆動クロッ
ク生成回路40で生成されるクロックにしたがってドラ
イバ41がCCDセンサ31をドライブし、画素単位で
例えば8ビット、256階調の読み取り画像データを順
次レシーバ42に取り込む。そして、主走査に関する画
像データは、バス制御系43を通して主走査用高速画像
メモリ44に格納され、副走査に関する画像データは、
副走査用画像演算回路45で平均化処理をした後、バス
制御系43を通して副走査用高速画像メモリ46に格納
される。サンプルタイミング制御回路47は、CPU4
8で設定されたサンプル開始タイミング、サンプル期間
等にしたがって副走査用画像演算回路46及び主走査用
高速画像メモリ44、副走査用高速画像メモリ49に画
像データを取り込むタイミングを制御するものである。
メインRAM50は、CPU48のワークエリアとして
用いるものであり、ROM51は、CPU48の制御プ
ログラム等を格納するものである。シリアル通信IC5
2、シリアル通信ドライバ53は、各種制御系54に対
してCPU48から設定パラメータ等の制御データを送
信するものであり、I/Oインターフェイス55は、C
PU48との間にあって、各種補正系54に対してオン
オフの信号を出力し、センサからのオンオフ信号を入力
し、システムコントローラ56との間でオンオフ信号を
授受するためのものである。シリアル通信ドライバ57
は、CPU48とシステムコントローラ56との間でデ
ータの授受を行なうものである。
【0046】CPU48は、CCD駆動クロック生成回
路40、サンプルタイミング制御回路47、バス制御系
43を制御して転写搬送ベルト8上に出力されたレジず
れ測定用パターン22の像データを取り込み像位置アド
レスを確定してレジずれ量を算出し、シリアル通信IC
52、シリアル通信ドライバ53を通して、あるいはI
/Oインタフェース55、シリアル通信57を通して各
種補正系54を制御するものである。
【0047】ところで、この実施例では、上記デジタル
カラー複写機の内部の温度を検出する温度検出手段を備
えており、デジタルカラー複写機内の温度を温度検出手
段によって検出して、当該温度検出手段の検出温度に基
づいて画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及び
トナー像のずれの補正動作を実行するとともに、上記温
度検出手段によって検出された装置内の温度が所定範囲
を外れたときは、当該温度検出手段に異常が発生したと
判別する故障判別手段と、この故障判別手段が温度検出
手段に異常が発生したと判別した場合には、装置内の検
出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプリ
ング及びトナー像のずれの補正動作を実行しないように
制御する制御手段とを備えるように構成されている。
【0048】すなわち、この実施例では、図2に示すよ
うに、デジタルカラー複写機の内部において、イエロー
色の画像形成ユニット21Yとマゼンタ色の画像形成ユ
ニット21Mとの間に温度検出センサ70が配設されて
おり、この温度検出センサ70によってデジタルカラー
複写機内部の温度を検出可能となっている。
【0049】上記温度検出センサー70の検出データ
は、図1に示すように、センサ故障判別手段71に入力
されており、このセンサ故障判別手段71は、温度検出
センサ70によって検出されたデジタルカラー複写機内
の温度が所定範囲を外れたときは、当該温度検出センサ
70に異常が発生したと判別するようになっている。い
ま、例えば、上記デジタルカラー複写機に許された使用
環境温度が摂氏5度から35度であり、そのときの機内
温度を検出している温度検出センサ70は、図35に示
すように、摂氏5度から50度の範囲内で変動する場
合、温度検出センサの検出温度が摂氏0度以下あるいは
55度以上となった場合には、センサ故障判別手段71
が温度検出センサ70に異常が発生したと判別し、当該
センサ故障判別手段71は、制御手段としてのCPU4
8にセンサ異常検出信号を出力し、例えば通常色ずれ補
正サイクルを実行してから3度の環境温度の変化が検出
された場合に、再び実行することになっている所定の色
ずれ補正サイクルを実行しないように構成されている。
【0050】また、上記センサ故障判別手段71は、温
度検出センサ70の出力データを所定値と比較する比較
器等のハード回路によって構成してもよいが、図12に
示すように、温度検出センサの出力データをI/Oイン
ターフェイス55を介して入力するCPU48の動作に
よるソフトウエアで構成してもよい。
【0051】さらに、この実施例では、上記無端状担持
体の接続位置を検出する接続位置検出手段と、この接続
位置検出手段が無端状担持体の接続位置を検出した場合
に、当該無端状担持体の接続位置前後の一定範囲内には
色ずれ検出用パターンを形成しないように制御する制御
手段とを備えるように構成されている。
【0052】また、この実施例では、上記無端状担持体
の接続位置の前後においても、色ずれ検出用パターンが
存在するものとして当該色ずれ検出用パターンのサンプ
リング動作を行うと共に、上記無端状担持体の接続位置
の前後におけるサンプリングデータを異常データとして
サンプリングするのを防止するサンプリング防止手段を
設けるように構成されている。
【0053】すなわち、この実施例では、図13及び図
14に示すように、色ずれ検出用パターン22を転写搬
送ベルト8上に形成する際に、転写搬送ベルト8のシー
ム部8a及びその前後の所定幅を有する画像形成不安定
領域8bには、色ずれ検出用パターン22を形成しない
ようになっている。すなわち、上記転写搬送ベルト8に
は、図14に示すように、当該シーム部8aよりも転写
搬送ベルト8の移動方向に沿った下流側に、シーム部8
aを検出するためのシーム部検出用のマーク60が設け
られており、このシーム部検出用のマーク60は、例え
ば、光を反射又は遮蔽する部材によって形成される。ま
た、この転写搬送ベルト8の循環移動経路における駆動
ローラ9の上流側には、シーム部検出用のマーク60を
検出するための検出センサー61が配設されている。こ
の検出センサー61からの検出信号は、図15に示すよ
うなパターン形成禁止手段62に出力され、このパター
ン形成禁止手段62が作動して各色の画像形成ユニット
21K、21Y、21M、21Cに色ずれ検出用パター
ンの画像データを出力するのを禁止することにより、転
写搬送ベルト8のシーム部8a及びその前後の所定幅を
有する画像形成不安定領域8bには、色ずれ検出用パタ
ーン22を形成しないようになっている。
【0054】上記パターン形成禁止手段62は、各画像
形成ユニット21K、21Y、21M、21C毎に4つ
設けられており、これらのパターン形成禁止手段62
は、設定パラメータの値を除けば全て同様に構成されて
いる。いま、このパターン形成禁止手段62の構成につ
いて、黒色の画像形成ユニット21K用のものを例に説
明する。
【0055】上記パターン形成禁止手段62は、図15
に示すように、検出センサー61からの検出信号とクロ
ックが入力するカウンタ63を備えており、このカウン
タ63は、検出センサー61から検出信号が入力すると
カウントを開始し、そのカウント値を第1及び第2の比
較器64、65に出力する。また、上記パターン形成禁
止手段62は、レジスタ66を備えており、このレジス
タ66には、転写搬送ベルト8のマーク60が検出セン
サー61によって検出されてから、この転写搬送ベルト
8の画像形成不安定領域8bの先端が黒色の画像形成ユ
ニット21Kの画像形成開始位置に相当する位置に到達
するまでの時間と、当該画像形成不安定領域8bの後端
が黒色の画像形成ユニット21Kの画像形成開始位置に
相当する位置を通過するまでの時間とが、クロックのカ
ウント数に換算して記憶されている。そして、上記第1
の比較器64は、カウンタ63のカウント値とレジスタ
66に予め記憶された転写搬送ベルト8の画像形成不安
定領域8bの先端が、黒色の画像形成ユニット21Kの
画像形成開始位置に相当する位置に到達するまでの時間
とを比較し、両者が等しくなったときにパルス信号を出
力するようになっている。一方、上記第2の比較器65
は、カウンタ63のカウント値とレジスタ66に予め記
憶された転写搬送ベルト8の画像形成不安定領域8bの
後端が、黒色の画像形成ユニット21Kの画像形成開始
位置に相当する位置を通過するまでの時間とを比較し、
両者が等しくなったときにパルス信号を出力するように
なっている。
【0056】上記第1及び第2の比較器64、65から
出力されるパルス信号は、JK−フリップフロップ回路
67に入力され、このJK−フリップフロップ回路67
からは、図16に示すように、転写搬送ベルト8の画像
形成不安定領域8bの先端が、黒色の画像形成ユニット
21Kの画像形成開始位置に相当する位置に到達した時
に、出力が1から0に変化し、転写搬送ベルト8の画像
形成不安定領域8bの後端が、黒色の画像形成ユニット
21Kの画像形成開始位置に相当する位置を通過した時
に、出力が0から1に変化するようになっている。
【0057】このJK−フリップフロップ回路67の出
力は、一方に黒色の画像形成ユニット21Kに出力され
る画像信号が入力されたAND回路68の他方に入力さ
れ、このAND回路68によって画像信号とJK−フリ
ップフロップ回路67の出力との論理積(AND)がと
られる。したがって、上記パターン形成禁止手段62
は、JK−フリップフロップ回路67の出力が0の間、
つまり、転写搬送ベルト8のシーム部8aの前後に位置
する所定幅の画像形成禁止領域8bが、黒色の画像形成
ユニット21Kの画像形成開始位置に相当する位置に到
達してから通過するまでの間、色ずれ検出用パターンを
形成するための画像信号を黒色の画像形成ユニット21
Kに出力するのを禁止するようになっている。黒以外の
Y、M、Cに就いても、同様の方式で比較器に入力する
レジスタの値を変えるだけで構成することができる。
【0058】また、色ずれ補正基板26では、転写搬送
ベルト8のシーム部8aの前後に位置する所定幅の画像
形成不安定領域8bにおいても、色ずれ検出用パターン
22が存在するものとしてサンプリング動作を行うと共
に、上記転写搬送ベルト8のシーム部8aの前後に位置
する所定幅の画像形成不安定領域8bにおけるサンプリ
ングデータを異常データとしてサンプリングするのを防
止するようになっている。すなわち、上記色ずれ補正基
板26のCPU48は、サンプリングされた像プロファ
イルから転写搬送ベルト8の画像形成不安定領域8bの
通過を認識して、このサンプリングデータを無効データ
とするように構成されている。
【0059】以上の構成において、この実施例に係るデ
ジタルカラー複写機では、次のようにして温度検出手段
に故障が生じた場合でも、装置内の検出温度に基づく画
像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像
のずれの補正動作を実行しないように制御することによ
り、温度検出手段の異常な検出結果に基づいて、各画像
形成ユニットにおける色ずれ量が除々に激しくなり、カ
ラー画像の画質が低下するのを防止することができると
ともに、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、画像形
成動作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻繁に発生す
るのを防止することができるようになっている。
【0060】すなわち、上記デジタルカラー複写機で
は、機内温度の変化やデジタルカラー複写機に外力が加
わることにより、各画像形成ユニット自身の位置や大き
さ、更には各画像形成ユニット21K、21Y、21
M、21C内の部品の位置や大きさが微妙に変化するこ
とがある。このうち、機内温度の変化や外力は避けられ
ないものであり、例えば、紙詰まりの復帰、メインテナ
ンスによる部品交換、デジタルカラー複写機の移動など
の日常的な作業が、デジタルカラー複写機へ外力を加え
ることとなる。そして、上記デジタルカラー複写機に機
内温度の変化や外力が作用すると、各色の画像形成ユニ
ット21K、21Y、21M、21Cで形成される画像
の位置合わせ具合が悪化し、色ずれが発生して高画質を
維持することが困難となる。
【0061】そのため、この実施例に係るデジタルカラ
ー複写機では、装置の電源投入時や紙詰まりの復帰動作
後、あるいは前回の測定値に比べた装置内の温度が所定
の温度(例えば、3℃)以上変化した場合、その他所定
のタイミングで、通常の画像形成モード(プリントモー
ド)の開始前や通常の画像形成モード(プリントモー
ド)の間等に、必要に応じて色ずれ検出用パターンのサ
ンプリング動作およびこれに基づく補正モードが実施さ
れるようになっている。
【0062】上記デジタルカラー複写機内の温度は、図
2に示すように、温度検出センサ70によって例えば1
分間に16回乃至256回等の割合で検出されており、
CPU48は、必要に応じてこれらの温度検出センサ7
0の検出データを所定時間毎に平均化し、前回色ずれ検
出用パターンのサンプリング動作およびこれに基づく補
正モードを実施したときの機内の温度に対して、デジタ
ルカラー複写機内の温度が例えば3℃以上変化した場合
に、次の色ずれ検出用パターンのサンプリング動作およ
びこれに基づく補正モードを実施する。
【0063】この色ずれ検出用パターンのサンプリング
動作およびこれに基づく補正モードでは、図3に示すよ
うに、コントロール基板28によって各部に指令が出さ
れ、各インターフェイス基板25K、25Y、25M、
25Cは、内蔵する色ずれ検出用パターン出力手段によ
り、色ずれ検出用パターンの画像データを各々対応する
画像形成ユニット21K、21Y、21M、21Cに順
次出力し始める。このとき、各インターフェイス基板2
5K、25Y、25M、25Cが画像データの出力を開
始するタイミングは、通常の画像形成モード(プリント
モード)のタイミングと全く同じである。これにより、
各画像形成ユニット21K、21Y、21M、21C
は、この画像データに基づいて各々所定の色ずれ検出用
パターン22を形成し、通常の画像形成モード(プリン
トモード)と同じタイミングで順次転写搬送ベルト8に
多重転写して、色ずれ検出用パターン22が転写搬送ベ
ルト8上に形成される。
【0064】この色ずれ検出用パターン22としては、
例えば、図8に示すように、転写搬送ベルト8の進行方
向と直交する方向である主走査方向ずれを検出するため
の副走査方向に沿った色ずれ検出用パターン22b
(K)、22b(Y)、22b(M)、22b(C)
と、上記転写搬送ベルト8の進行方向である副走査方向
ずれを検出するための主走査方向に沿った色ずれ検出用
パターン22a(K)、22a(Y)、22a(M)、
22a(C)とから構成され、画像形成ユニットの手前
側と奥側に1個づつ配置される色ずれ検出用のパターン
検出手段20によって読み取れるような所定位置に22
a(K)、22a(Y)、22a(M)、22a(C)
と22b(K)、22b(Y)、22b(M)、22b
(C)が1組づつ多重転写される。また、上記主走査方
向及び副走査方向の色ずれ検出用パターン22a
(K)、22a(Y)、22a(M)、22a(C)及
び22b(K)、22b(Y)、22b(M)、22b
(C)は、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、サイアン(C)の各色の直線部分としての帯状
パターンが所定の間隔をおいて順次配列されている。
【0065】この他に、上記色ずれ検出用パターン22
としては、例えば、図9〜図11に示すものなどがあ
り、これらの色ずれ検出用パターン22は、副走査方向
に並行な直線部分と主走査方向に並行な直線部分が、各
色順々にパターン検出手段20の読取り領域に到達する
ように構成したことを特徴としている。これらの色ずれ
検出用パターン22は、 1)手前側と奥側の各々のパターンの主走査方向の幅が狭
いため、長尺のセンサを必要としない。 2)各色のパターンが重なっていないため、カラーセンサ
でなくても何色のパターンを読み取っているか判別でき
る。 という2つの利点を有している。なお、図8〜図11は
所定の基準色を黒(K)とした場合を示している。な
お、これらの色ずれ検出用パターン22以外にも、転写
搬送ベルト8の略進行方向及び進行方向に対して略直交
する方向に沿った色ずれ検出用のパターンをそれぞれ傾
斜させ、V字形状に形成した色ずれ検出用パターンを用
いても勿論よい。これは、センサーの取付位置によって
シームとマークの位置関係は変化するものである上、無
端ベルトの場合、何を基準に上流、下流と言うかははっ
きりしない。ここで、シームとマークの位置関係として
必要な条件は、シーム上に画像が形成される少なくとも
少し手前で、センサーがマークを検出できることが条件
である。カウンターの桁数が充分あれば、かなり手前で
検出していても誤差が僅かに増大するくらいで、大きな
影響はない。
【0066】また、この実施例では、前述したように色
ずれ検出用パターン22を転写搬送ベルト8上に形成す
る際に、転写搬送ベルト8のシーム部8a及びその前後
の所定幅を有する画像形成不安定領域8bには、色ずれ
検出用パターン22を形成しないようになっている。す
なわち、上記転写搬送ベルト8のシーム部8aは、図1
4に示すように、当該シーム部8aよりも転写搬送ベル
ト8の移動方向に沿った下流側に設けたマーク60を検
出センサー61で検出することによって検知される。こ
の検出センサー61からの検出信号は、図15に示すよ
うなパターン形成禁止手段62に出力され、このパター
ン形成禁止手段62が作動し、各色の画像形成ユニット
21K、21Y、21M、21Cに色ずれ検出用パター
ンの画像データを出力するのを禁止することにより、転
写搬送ベルト8のシーム部8a及びその前後の所定幅を
有する画像形成不安定領域8bには、色ずれ検出用パタ
ーン22を形成しないようになっている。
【0067】次に、上記転写搬送ベルト8上に形成され
た色ずれ検出用パターン22のサンプリングが行われ
る。この色ずれ検出用パターン22のサンプリングで
は、図17に示すように、パターン書き込みが開始され
るのを待って(ステップS101)、光量補正、シェー
デイング補正を行い(ステップS102〜S103)、
副走査方向のKデータのサンプル開始・終了アドレスを
設定する(ステップS104)。
【0068】そして、Kデータのサンプル終了割り込み
が発生するまで待ち(ステップS105)、副走査方向
のサンプリングデータ(Kデータ)をメインRAMにブ
ロック転送する(ステップS106)。
【0069】続けて副走査方向のYデータのサンプル開
始・終了アドレスを設定し(ステップS107)、さら
に主走査方向のK、Y、M、Cのデータのサンプル開始
・終了アドレスを設定した後(ステップS108)、副
走査方向のKデータの像位置を演算する(ステップS1
09)。
【0070】図18に示すように、主走査のサンプル終
了割り込みが発生するまで待ち(ステップS110)、
主走査方向のサンプリングデータをメインRAMにブロ
ック転送した後(ステップS111)、主走査像位置の
演算を開始する(ステップS112)。
【0071】次に、Yデータのサンプル終了割り込みが
発生するまで待ち(ステップS113)、副走査方向の
サンプリングデータ(Yデータ)をメインRAMにブロ
ック転送した後(ステップS114)、副走査方向のM
データのサンプル開始・終了アドレスを設定し(ステッ
プS115)、副走査方向のYデータの像位置を演算す
る(ステップS116)。
【0072】次に、主走査像位置の演算が終了している
か否かを調べ(ステップS117)、未終了であれば主
走査像位置の演算を継続して行い(ステップS11
8)、図19に示すようにMデータのサンプル終了割り
込みが発生するまで待つ(ステップS119)。以下同
様にして図19〜図20に示すようにCデータまでの処
理を行い(ステップS120〜S131)、規定回数の
サンプリングが終了するまでステップS105に戻って
繰り返し同様の処理を行い、規定回数のサンプリングが
終了すると(ステップS132)、主走査サンプル色
(K−Y−M−C)の設定を行って(ステップS13
3)、サンプリングデータの平均演算を行う(ステップ
S134)。
【0073】副走査サンプル開始ポイント補正では、図
21に示すように、まず各色のノミナル設計サンプルア
ドレスを設定して(ステップS141)、サンプル終了
まで待ち(ステップS142)、各色の像位置を演算す
る(ステップS143)。K、Y、M、Cについてサン
プルが完了するまで繰り返し同様の処理を行う(ステッ
プS144)。
【0074】次に、前回のKサンプル範囲の中心に対す
るKの像位置アドレスのずれ量Δを演算する(ステップ
S145)。なお、前回のサンプルが汚れ等で像位置ア
ドレスを確定できなかった場合には前々回、さらに前々
回も確定できなかった場合には前々々回の補正値を使用
する。
【0075】(設計値−ずれ量Δ)からKのベルト進行
方向に垂直なパターン(副走査方向の色ずれ検出用パタ
ーン)の次回のサンプル開始・終了アドレスを演算し、
設定する(ステップS146〜S147)。そして、K
サンプル終了を待つ(ステップS148)。
【0076】次に、図22に示すようにKの像位置を演
算する(ステップS149)。そして、各色(Y、M、
C)のサンプル開始・終了アドレスを設定し(ステップ
S150)、サンプル完了を待つ(ステップS15
1)。K−Y、Y−M、M−Cは一定値とする。そのこ
とで、重心アドレスの平均値を算出する場合に、補正が
必要なくなり、演算工数が減る。次に、各色(Y、M、
C)の像位置を演算する(ステップS152)。
【0077】Y、M、Cのサンプル完了までステップS
150からの処理を繰り返し(ステップS153)、さ
らに規定回数のサンプル終了までステップS145から
の処理を繰り返し行う(ステップS154)。
【0078】サンプル後のKに対する各色のアドレス誤
差の補正では、図23に示すように、各色のパターンサ
ンプル(ステップS161)、像位置アドレスの演算
(ステップS162)、像位置アドレス平均値の算出
(ステップS163)を順次行い、Y、M、Cの像位置
アドレス平均値補正(その1) (像位置アドレス平均値)−(K−Y、Y−M、M−C
見開き間隔を固定することで生じる誤差の補正値(設定
固定値)) を行う(ステップS164)。
【0079】さらに、Y、M、Cの像位置アドレス平均
値補正(その2) (像位置アドレス平均値)−(ROS書き込み/CCD
読み出し周波数の不整合で生じる誤差の補正値(設定固
定値)) を行う(ステップS165)。
【0080】そして、Kに対するY、M、Cの像位置ア
ドレス誤差を演算する(ステップS166)。つまり、
Y−K、M−K、C−Kで相対値を管理する。しかる後
補正値を算出する(ステップS167)。
【0081】さらに、この実施例では、転写搬送ベルト
8のシーム部8aの前後に位置する所定幅を有する画像
形成不安定領域8bにおいても、色ずれ検出用パターン
22が存在するものとして当該色ずれ検出用パターン2
2のサンプリング動作を行うと共に、上記転写搬送ベル
ト8のシーム部8aの前後に位置する所定幅を有する画
像形成不安定領域8bの前後におけるサンプリングデー
タを異常データとしてサンプリングするのを防止するよ
うになっている。
【0082】すなわち、上記色ずれ検出用パターン22
のサンプリングデータは、正規のパターンであれば、図
24に示すようなプロファイルを有している。また、色
ずれ検出用パターン22が形成されていない転写搬送ベ
ルト8のサンプリングデータは、図25に示すように、
一定のレベルを維持し変化しないプロファイルを有して
いる。さらに、転写搬送ベルト8の色ずれ検出用パター
ン22が形成されていないシーム部8aを含む画像形成
不安定領域8bのサンプリングデータは、図26に示す
ように、像幅が異常に大きくなったり、サンプル像の平
均値が大きくなったり、しきい値を複数回横切る複雑な
プロファイルを有している。
【0083】このように、上記転写搬送ベルト8には、
シーム部8aを含む画像形成不安定領域8bが存在し、
このシーム部8a及び近辺の画像形成不安定領域8bの
サンプリングデータは、図25、26のようになり、図
24に示す正規のデータと異なる。
【0084】そのため、像データの処理では、CPUに
おいて転写搬送ベルト8の画像形成不安定領域8bでサ
ンプリングされたデータが入っている画像メモリの内容
を捨てて演算を行い、最後に演算結果を平均化する時に
画像形成不安定領域8bでサンプリグされたデータから
の演算結果を使用しないことによって、画像形成不安定
領域8bに基づく誤検知或いは誤差の増大を防止するよ
うになっている。
【0085】上記転写搬送ベルト8の画像形成不安定領
域8bをサンプリングしたデータの認識は、例えば図2
7に示すような像の乱れ、図28に示すような像平均値
規格値以上のデータ、図29に示すような像幅最小規格
値以下のデータ、図30に示すような像幅最大規格値以
上のデータを検出することによって行なうことができ
る。
【0086】上記のようにすることにより、転写搬送ベ
ルト8のシーム部8a及びシーム部周辺の画像形成不安
定領域8bをサンプリングしたデータを誤って正規のデ
ータとして認識してしまうことがなくなる。その結果、
色ずれ補正系に対して常に誤差の少ない補正量を与えて
やることができ、きわめて色ずれの少ない画質を提供す
ることができる。
【0087】さらに、この実施例の像位置アドレスの読
み取り方式について説明する。図31はレジずれ測定用
パターンの読み取り像プロファイルの例を示す図、図3
2〜34はノイズのある像プロファイルの例を示す図で
ある。
【0088】レジずれ測定用パターンを読み込んだとき
の理想的な像プロファイルは、一般に図31に示すよう
になる。既に述べたように重心法を使ってこのパターン
イメージの中心を求め、この操作を繰り返して平均を求
めることによって正確な像位置アドレスを決定すること
ができるが、汚れ等で読み込んだパターンイメージが図
32に示すように太くなると、その中心を求めても正確
な像位置アドレスとはならなくなってしまう。
【0089】そこで、この実施例では、像レベルや像幅
から汚れ等の像パターンを検出している。例えば図32
の(a)に示すようにしきい値を設定し、このしきい値
以下を像幅であるとし、その幅に対して図32の(b)
に示すように像幅最大規格値を持たせることにより、こ
れを越えるものは汚れ等によって正確な像位置アドレス
を求めることができないと判断する。
【0090】同様に、キズやトナー欠け等の場合には、
図33に示すように読み込んだパターンイメージが細く
なるので、像幅が(b)の像幅最小規格値以下のものと
して検出することができる。光源自身の光量劣化や転写
ベルトの透過率劣化等の場合には、図34に示すように
像レベル最大規格値を越えてしまうものとして検出する
ことができる。さらに、しきい値以下を像幅とし、図2
6及び図28にに示すように、転写搬送ベルト8のシー
ム8aを含む画像形成不安定領域8bを検出した際に、
複数の像幅情報が得られた場合には、像幅を像幅最大規
格値、像幅最小規格値と比較し、複数のデータがパスし
たときは、採用しないようにしている。
【0091】上記のように読み込んだパターンイメージ
自身が理想像とかけ離れている場合には、正確な像位置
アドレスを決定するためのデータとして使用しないの
で、正確な像位置アドレスを決定することができる。ま
た、読み込んだパターンイメージの理想像だけ分離し、
像位置アドレスを決定するためのデータとして使用する
ので、外乱がある場合にも、正確な像位置アドレスの決
定によりレジ誤差を精度よく検出でき、色ずれの補正を
精度よく行いカラー画像の質を向上させることができ
る。
【0092】ところで、上記デジタルカラー複写機の場
合には、機内の温度を温度検出センサ70によって検出
し、前回の補正から例えば3℃以上の温度変化があった
場合に、色ずれ検出用パターンの検出及び補正サイクル
を実行するように構成されている。そのため、上記温度
検出センサ70の温度検出用の半導体の故障やセンサー
のコネクタ・ハーネスの接続不良、更には電源電圧の変
動等が発生し、温度検出センサーに故障が生じた場合に
は、デジタルカラ複写機内の3℃以上等の温度変化が検
出されず、図47に示すように、色ずれ補正サイクルが
全く実行されないままプリント動作が継続され、各画像
形成ユニットにおける色ずれ量が除々に激しくなり、カ
ラー画像の画質が低下したり、図48に示すように、色
ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、その分プリント動
作を行う時間が短くなり、画像形成動作が不可能ないわ
ゆるダウンタイムが頻繁に発生し、ユーザーがカラー画
像形成装置を使用できる時間が不必要に短くなるという
問題点が生じる虞れがあった。
【0093】そこで、この実施例では、図35に示すよ
うに、温度検出センサ70によって検出された装置内の
温度が摂氏0度以下あるいは55度以上となった場合
に、センサ故障判別手段71が温度検出センサ70に異
常が発生したと判別し、例えば通常色ずれ補正サイクル
を実行してから3度の環境温度の変化が検出された場合
に、再び実行することになっている所定の色ずれ補正サ
イクルを実行しないように構成されている。
【0094】そのため、上記温度検出センサ70に故障
が生じた場合でも、装置内の検出温度に基づく色ずれ検
出用パターン22のサンプリング及び色ずれの補正サイ
クルを実行しないように制御することにより、温度検出
センサ70の異常な検出結果に基づいて、各画像形成ユ
ニット21K、21Y、21M、21Cにおける色ずれ
量が除々に激しくなり、カラー画像の画質が低下するの
を防止することができるとともに、色ずれ補正サイクル
が頻繁に実行され、画像形成動作が不可能ないわゆるダ
ウンタイムが頻繁に発生するのを防止することができ
る。
【0095】なお、上記実施例では、例えば、デジタル
カラー複写機の電源投入時及び電源投入直後にも色ずれ
検出用パターンのサンプリング及び色ずれの補正動作を
実行するように構成されるが、デジタルカラー複写機の
電源投入後は、所定時間(例えば、30分)の間、上記
温度検出センサ70の検出温度に基づく温度検出センサ
70の異常判定又は異常判定時の処理動作を実行しない
ように制御しても良い。この場合には、画像形成装置の
電源投入直後に、装置内の温度が急激に変化しやすい場
合でも、温度検出センサ70の異常と誤って判別するこ
とを防止することができる。
【0096】また、上記実施例では、温度検出手段に異
常が発生したと判断し、装置内の検出温度に基づく画像
位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像の
ずれの補正動作を実行しない場合には、直ちに当該画像
形成装置に故障が発生したとして動作を停止させ、サー
ビスエンジニアによる修理を行うように構成されるが、
温度検出手段に異常が発生したと判断し、装置内の検出
温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプリン
グ及びトナー像のずれの補正動作を実行しない場合で
も、直ちに当該画像形成装置に故障が発生したとして動
作を停止させずに、温度検出手段に異常が発生した旨を
識別可能として、画像形成動作を継続可能とするように
構成しても良い。この場合には、温度検出手段に異常が
発生した場合でも、直ちに画像形成動作を停止すること
がなく、装置に使用を継続することができるとともに、
温度検出手段に異常が発生した旨を識別可能とすること
により、サービスマンや回線を通して集中管理センター
等に異常を知らせることができ、適宜温度検出手段の修
理や交換等を行うことができる。
【0097】さらに、上記実施例では、温度検出手段に
異常が発生したと判断した場合には、装置内の検出温度
に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及
びトナー像のずれの補正動作を実行しないように構成さ
れるが、温度検出手段に異常が発生したと判断した場合
でも、所定時間毎に画像位置ずれ検出用パターンのサン
プリング及びトナー像のずれの補正動作を実行する動作
に切り替えるように構成しても良い。こうした場合に
は、温度検出手段に異常が発生した場合でも、直ちに画
像形成動作を停止することがなく、装置に使用を継続す
ることができるとともに、温度検出手段に異常が発生し
た旨を識別可能とすることにより、サービスマンや回線
を通して集中管理センター等に異常を知らせることがで
き、適宜温度検出手段の修理や交換等を行うことができ
るのは勿論のこと、図43に示すように、所定時間毎に
画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー
像のずれの補正動作を実行することにより、補正動作が
最適のタイミングで実行することはできないものの、温
度検出センサ70の修理や交換が行われるまでの間、マ
シンをダウンさせたり、画質が低下することを確実に防
止することができる。
【0098】実施例2 図36はこの発明の実施例2を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例2では、温度検出手段によって一定時間毎に
検出される装置内の温度の変化が基準値を超えたとき
は、当該温度検出手段に異常が発生したと判別する故障
判別手段と、この故障判別手段が温度検出手段に異常が
発生したと判別した場合には、装置内の検出温度に基づ
く画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナ
ー像のずれの補正動作を実行しないように制御する制御
手段とを備えるように構成されている。
【0099】すなわち、この実施例2では、図36に示
すように、温度検出センサ70の検出温度を記憶する温
度記憶手段72を備えており、温度検出センサ70によ
って一定時間(例えば、10分)毎に検出されたデジタ
ルカラー複写機内の温度の変化が基準値を超えたとき
は、故障判別手段71によって温度検出センサ70に異
常が発生したと判別するようになっている。
【0100】そして、上記センサ故障判別手段71が温
度検出センサ70に異常が発生したと判別した場合に
は、例えば通常色ずれ補正サイクルを実行してから3度
の環境温度の変化が検出された場合に、再び実行するこ
とになっている所定の色ずれ補正サイクルを実行しな
い。
【0101】そのため、上記温度検出センサ70に故障
が生じた場合でも、装置内の検出温度に基づく色ずれ検
出用パターン22のサンプリング及び色ずれの補正サイ
クルを実行しないように制御することにより、温度検出
センサ70の異常な検出結果に基づいて、各画像形成ユ
ニットにおける色ずれ量が除々に激しくなり、カラー画
像の画質が低下するのを防止することができるととも
に、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、画像形成動
作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻繁に発生するの
を防止することができる。
【0102】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
一であるので、その説明を省略する。
【0103】実施例3 図37はこの発明の実施例3を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例3では、画像形成装置外の温度を検出する外
部温度検出手段を備え、上記内部温度検出手段と外部温
度検出手段の検出温度に基づいて、当該内部温度検出手
段に異常が発生したと判別する故障判別手段と、この故
障判別手段が温度検出手段に異常が発生したと判別した
場合には、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出
用パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補正動
作を実行しないように制御する制御手段を備えるように
構成されている。
【0104】すなわち、この実施例3では、図2に示す
ように、デジタルカラー複写機の外部の温度を検出する
外部温度検出センサ73と、図37に示すように、当該
外部温度検出センサ73と内部温度検出センサ70との
検出温度差を演算する温度差演算手段74を備ええてお
り、内部温度検出センサ70によって一定時間(例え
ば、10分)毎に検出されたデジタルカラー複写機内の
温度変化が基準値を超えたときに故障判別手段71によ
って温度検出センサ70に異常が発生したと判別する基
準値を、図38に示すように、内部温度検出センサ70
段と外部温度検出センサ73の検出温度差に基づいて変
化させるようになっている。
【0105】そして、上記センサ故障判別手段71が温
度検出センサ70に異常が発生したと判別した場合に
は、例えば通常色ずれ補正サイクルを実行してから3度
の環境温度の変化が検出された場合に、再び実行するこ
とになっている所定の色ずれ補正サイクルを実行しな
い。
【0106】このように、内部温度検出センサ70に異
常が発生したと判別する基準値を、内部温度検出センサ
70と外部温度検出センサ73の検出温度差に基づいて
変化させることにより、外部の温度変化を考慮して内部
温度検出センサ70の異常を精度良く検出することがで
きる。つまり、機内の温度と機外の温度の差が小さい
と、機内の温度変化のカーブは大きく、機内の温度と機
外の温度の差が大きいと、機内の温度変化のカーブは小
さいことが、本発明者らの実験によって明らかとなっ
た。そのため、内部温度検出センサに異常が発生したと
判別する基準値を、内部温度検出手段と外部温度検出手
段の検出温度差に基づいて変化させることにより、内部
温度センサの異常を精度良く検出することができる。
【0107】また、図39及び40に示すように、内部
温度検出センサ70に異常が発生したと判別する基準値
を、内部温度検出センサ70と外部温度検出センサ73
の検出温度差に加えて、機外の雰囲気温度をも併せて考
慮することにより、内部温度センサの異常をより一層精
度良く検出することができる。
【0108】つまり、図41に示すように、機外温度が
高いと機内と機外の温度差に伴う飽和温度が高く、機外
温度が低いと機内と機外の温度差に伴う飽和温度が低い
ことが、本発明者らの実験によって明らかとなった。そ
のため、内部温度検出センサに異常が発生したと判別す
る基準値を、内部温度検出手段と外部温度検出手段の検
出温度差に加えて、機外の雰囲気温度をも併せて考慮す
ることにより、内部温度センサの異常をより一層精度良
く検出することができる。
【0109】さらに説明すると、この実施例では、図4
2に示すように、内部温度検出センサ70によって機内
の温度を検出した後(ステップS180)、外部温度検
出センサ73によって機外の雰囲気温度を検出する(ス
テップS181)。次に、10分たったか否かが判別さ
れて(ステップS182)。次に、10分たったか否か
が判別されて、10分間経過した場合には、再度内部温
度検出センサ70によって機内の温度を検出するととも
に、外部温度検出センサ73によって機外の雰囲気温度
を検出し(ステップS183〜184)、更に機内外温
度差を演算するとともに、10分前との機内温度差を演
算する(ステップS185〜186)。そして、図40
に示すように、機内温度差が許容範囲内である場合に
は、10分たったか否かを判別するステップS182に
戻る。一方、機内温度差が許容範囲内でない場合には、
隠しフェイル信号を発生するとともに、予め定められた
一定時間毎に補正サイクルを実行するルーチンへジャン
プする(ステップS189)。
【0110】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
一であるので、その説明を省略する。
【0111】実施例4 図44はこの発明の実施例4を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例4では、画像形成装置内の温度を検出する温
度検出手段を複数備え、これらの複数の温度検出手段の
検出温度を互いに比較することによって、当該複数の温
度検出手段のいずれかに異常が発生したことを判別する
故障判別手段と、この故障判別手段が温度検出手段に異
常が発生したと判別した場合には、装置内の検出温度に
基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及び
トナー像のずれの補正動作を実行しないように制御する
制御手段を備えるように構成されている。
【0112】すなわち、この実施例4では、図44に示
すように、デジタルカラー複写機の内部の温度を検出す
る温度検出センサ70、75が2つ配設されており、こ
れらの温度検出センサ70、75の検出温度の差を考慮
することによって、温度検出センサ70又は75に異常
が発生したと判別するようになっている。
【0113】なお、上記複数の温度検出センサは、必ず
しも異なった場所に配置する必要はなく、同一の場所に
配置してもよく、数も3つ以上であっても良い。
【0114】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
一であるので、その説明を省略する。
【0115】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用からな
るもので、この発明の請求項1に記載された画像形成装
置は、温度検出手段によって検出された装置内の温度が
所定範囲を外れたときは、当該温度検出手段に異常が発
生したと判別する故障判別手段と、この故障判別手段が
温度検出手段に異常が発生したと判別した場合には、装
置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンの
サンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しな
いように制御する制御手段とを備えるように構成されて
いるので、温度検出手段に故障が生じた場合でも、装置
内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサ
ンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しない
ように制御することにより、温度検出手段の異常な検出
結果に基づいて、各画像形成ユニットにおける色ずれ量
が除々に激しくなり、カラー画像の画質が低下するのを
防止することができるとともに、色ずれ補正サイクルが
頻繁に実行され、画像形成動作が不可能ないわゆるダウ
ンタイムが頻繁に発生するのを防止することができる。
【0116】また、この発明の請求項2に記載された画
像形成装置は、温度検出手段によって一定時間毎に検出
される装置内の温度の変化が基準値を超えたときは、当
該温度検出手段に異常が発生したと判別する故障判別手
段と、この故障判別手段が温度検出手段に異常が発生し
たと判別した場合には、装置内の検出温度に基づく画像
位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像の
ずれの補正動作を実行しないように制御する制御手段と
を備えるように構成されているので、温度検出手段に故
障が生じた場合でも、装置内の検出温度に基づく画像位
置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像のず
れの補正動作を実行しないように制御することにより、
温度検出手段の異常な検出結果に基づいて、各画像形成
ユニットにおける色ずれ量が除々に激しくなり、カラー
画像の画質が低下するのを防止することができるととも
に、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行され、画像形成動
作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻繁に発生するの
を防止することができる。
【0117】さらに、この発明の請求項3に記載された
画像形成装置は、画像形成装置外の温度を検出する外部
温度検出手段を備え、上記内部温度検出手段と外部温度
検出手段の検出温度に基づいて、当該内部温度検出手段
に異常が発生したと判別する故障判別手段と、この故障
判別手段が温度検出手段に異常が発生したと判別した場
合には、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用
パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補正動作
を実行しないように制御する制御手段を備えるように構
成されているので、画像形成装置外の温度をも考慮する
ことによって、内部温度検出手段の異常をより正確に判
別することができ、当該内部温度検出手段の異常な検出
結果に基づいて、各画像形成ユニットにおける色ずれ量
が除々に激しくなり、カラー画像の画質が低下するのを
防止することができるとともに、色ずれ補正サイクルが
頻繁に実行され、画像形成動作が不可能ないわゆるダウ
ンタイムが頻繁に発生するのを防止することができる。
【0118】又さらに、この発明の請求項4に記載され
た画像形成装置は、当該画像形成装置内の温度を検出す
る温度検出手段を複数備え、これらの複数の温度検出手
段の検出温度を互いに比較することによって、当該複数
の温度検出手段のいずれかに異常が発生したことを判別
する故障判別手段と、この故障判別手段が温度検出手段
に異常が発生したと判別した場合には、装置内の検出温
度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング
及びトナー像のずれの補正動作を実行しないように制御
する制御手段を備えるように構成されているので、複数
の温度検出手段の検出温度を互いに比較することによっ
て、温度検出手段の異常をより正確に判別することがで
き、当該内部温度検出手段の異常な検出結果に基づい
て、各画像形成ユニットにおける色ずれ量が除々に激し
くなり、カラー画像の画質が低下するのを防止すること
ができるとともに、色ずれ補正サイクルが頻繁に実行さ
れ、画像形成動作が不可能ないわゆるダウンタイムが頻
繁に発生するのを防止することができる。
【0119】さらに、この発明の請求項5に記載された
画像形成装置は、上記請求項1乃至4のいずれかに記載
の画像形成装置において、当該画像形成装置の電源投入
直後は、所定時間の間、上記温度検出手段の検出温度に
基づく温度検出手段の異常判定又は異常判定時の処理動
作を実行しないように制御するように構成されているの
で、画像形成装置の電源投入直後に、装置内の温度が急
激に変化した場合でも、温度検出手段の異常と誤判別す
ることを防止することができる。
【0120】また、この発明の請求項6に記載された画
像形成装置は、上記請求項5に記載の画像形成装置にお
いて、当該画像形成装置の電源投入後、所定時間の間異
常判定しない又は異常判定処理動作をしないのは、請求
項2に記載の一定時間内の温度変化異常であるように構
成されているので、画像形成装置の電源投入直後に、装
置内の温度が急激に変化した場合でも、温度検出手段の
異常と誤判別することを防止することができる。
【0121】又さらに、この発明の請求項7に記載され
た画像形成装置は、上記請求項1乃至6のいずれかに記
載の画像形成装置において、温度検出手段に異常が発生
したと判断し、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ
検出用パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補
正動作を実行しない場合には、直ちに当該画像形成装置
に故障が発生したとして動作を停止させずに、温度検出
手段に異常が発生した旨を識別可能として、画像形成動
作を継続可能とするように構成されているので、温度検
出手段に異常が発生した場合でも、直ちに画像形成動作
を停止することがなく、装置に使用を継続することがで
きるとともに、温度検出手段に異常が発生した旨を識別
可能とすることにより、サービスマンや回線を通して集
中管理センター等に異常を知らせることができ、適宜温
度検出手段の修理や交換等を行うことができる。
【0122】さらに、この発明の請求項8に記載された
画像形成装置は、上記請求項6に記載の画像形成装置に
おいて、温度検出手段に異常が発生したと判断し、装置
内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサ
ンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しない
場合には、所定時間毎に画像位置ずれ検出用パターンの
サンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行する
動作に切り替えるように構成されているので、温度検出
手段に異常が発生した場合でも、直ちに画像形成動作を
停止することがなく、装置に使用を継続することができ
るとともに、温度検出手段に異常が発生した旨を識別可
能とすることにより、サービスマンや回線を通して集中
管理センター等に異常を知らせることができ、適宜温度
検出手段の修理や交換等を行うことができるのは勿論の
こと、所定時間毎に画像位置ずれ検出用パターンのサン
プリング及びトナー像のずれの補正動作を実行すること
により、補正動作が最適のタイミングで実行することは
できないものの、温度検出手段の修理や交換が行われる
までの間、画像形成装置を使用不能にさせたり、画質が
低下することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)(b)はこの発明に係るカラー画
像形成装置及びその制御部を示す概念図及びブロック図
である。
【図2】 図2はこの発明に係るデジタルカラー複写装
置の一実施例を示す構成図である。
【図3】 図3は同要部斜視構成図である。
【図4】 図4はセンサーを示す構成図である。
【図5】 図5は同センサーを示す斜視図である。
【図6】 図6は透過率と波長との関係を示すグラフで
ある。
【図7】 図7はセンサーの相対出力と入射光波長との
関係を示すグラフである。
【図8】 図8はレジずれ測定用のパターンを示す説明
図である。
【図9】 図9はレジずれ測定用のパターンを示す説明
図である。
【図10】 図10はレジずれ測定用のパターンを示す
説明図である。
【図11】 図11はレジずれ測定用のパターンを示す
説明図である。
【図12】 図12はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置を適用したデジタルカラー複写
機の制御回路を示すブロック図である。
【図13】 図13はシーム部の検出手段を示す構成図
である。
【図14】 図14はシーム部の検出手段を示す構成図
である。
【図15】 図15はサンプリング禁止手段を示すブロ
ック図である。
【図16】 図16は上記サンプリング禁止手段のJK
−フリップフロップ回路の出力信号を示す図である。
【図17】 図17はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図18】 図18はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図19】 図19はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図20】 図20はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図21】 図21はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図22】 図22はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図23】 図23はこの発明に係る色ずれ検出用パタ
ーンのサンプリング装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図24】 図24は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図25】 図25は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図26】 図26は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図27】 図27は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図28】 図28は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図29】 図29は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図30】 図30は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図31】 図31は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図32】 図32は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図33】 図33は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図34】 図34は色ずれ検出用パターンのサンプリ
ングデータを示すグラフである。
【図35】 図35は温度検出センサの異常を判定する
範囲を示すグラフである。
【図36】 図36はこの発明の実施例2を示すブロッ
ク図である。
【図37】 図37はこの発明の実施例3を示すブロッ
ク図である。
【図38】 図38は実施例3の動作の条件を示す図表
である。
【図39】 図39は実施例3の変形例を示すブロック
図である。
【図40】 図40は実施例3の動作条件の変形例を示
す図表である。
【図41】 図41(a)(b)は実施例3の動作状態
をそれぞれ示すグラフである。
【図42】 図42は実施例3の動作を示すフローチャ
ートである。
【図43】 図43は実施例3の動作を示すグラフであ
る。
【図44】 図44はこの発明の実施例4に係るデジタ
ルカラー複写装置の一実施例を示す構成図である。
【図45】 図45は従来の色ずれ検出用のパターンの
サンプリング装置を適用したデジタルカラー複写装置を
示す構成図である。
【図46】 図46は色ずれ検出用のパターンを示す説
明図である。
【図47】 図47は温度検出センサに異常が発生した
場合の色ずれの発生状態を示すグラフである。
【図48】 図48は温度検出センサに異常が発生した
場合の色ずれの発生状態を示すグラフである。
【符号の説明】
01 無端状担持体、02 転写材、03 色ずれ検出
用パターン、04 制御手段、05 サンプリング手段
/色ずれ補正手段、48 CPU、70 温度検出セン
サ、71 センサ故障判別手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/04 H04N 1/04 D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有するシート状部材の両端を接
    続して無端状担持体を形成し、回転駆動される当該無端
    状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上
    に直接トナー像を形成することにより画像の形成を行う
    とともに、回転駆動される無端状担持体上に画像位置ず
    れ検出用のパターンを所定の間隔で形成し、これらの画
    像位置ずれ検出用パターンをサンプリングして、上記回
    転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は当
    該無端状担持体上に直接形成されるトナー像のずれを補
    正するとともに、装置内の温度を温度検出手段によって
    検出して、当該温度検出手段の検出温度に基づいて画像
    位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像の
    ずれの補正動作を実行する画像形成装置において、上記
    温度検出手段によって検出された装置内の温度が所定範
    囲を外れたときは、当該温度検出手段に異常が発生した
    と判別する故障判別手段と、この故障判別手段が温度検
    出手段に異常が発生したと判別した場合には、装置内の
    検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサンプ
    リング及びトナー像のずれの補正動作を実行しないよう
    に制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 可撓性を有するシート状部材の両端を接
    続して無端状担持体を形成し、回転駆動される当該無端
    状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上
    に直接トナー像を形成することにより画像の形成を行う
    とともに、回転駆動される無端状担持体上に画像位置ず
    れ検出用のパターンを所定の間隔で形成し、これらの画
    像位置ずれ検出用パターンをサンプリングして、上記回
    転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は当
    該無端状担持体上に直接形成されるトナー像のずれを補
    正するとともに、装置内の温度を温度検出手段によって
    検出して、当該温度検出手段の検出温度に基づいて画像
    位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像の
    ずれの補正動作を実行する画像形成装置において、上記
    温度検出手段によって一定時間毎に検出される装置内の
    温度の変化が基準値を超えたときは、当該温度検出手段
    に異常が発生したと判別する故障判別手段と、この故障
    判別手段が温度検出手段に異常が発生したと判別した場
    合には、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用
    パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補正動作
    を実行しないように制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 可撓性を有するシート状部材の両端を接
    続して無端状担持体を形成し、回転駆動される当該無端
    状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上
    に直接トナー像を形成することにより画像の形成を行う
    とともに、回転駆動される無端状担持体上に画像位置ず
    れ検出用のパターンを所定の間隔で形成し、これらの画
    像位置ずれ検出用パターンをサンプリングして、上記回
    転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は当
    該無端状担持体上に直接形成されるトナー像のずれを補
    正するとともに、装置内の温度を内部温度検出手段によ
    って検出して、当該温度検出手段の検出温度に基づいて
    画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー
    像のずれの補正動作を実行する画像形成装置において、
    当該画像形成装置外の温度を検出する外部温度検出手段
    を備え、上記内部温度検出手段と外部温度検出手段の検
    出温度に基づいて、当該内部温度検出手段に異常が発生
    したと判別する故障判別手段と、この故障判別手段が温
    度検出手段に異常が発生したと判別した場合には、装置
    内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサ
    ンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しない
    ように制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 可撓性を有するシート状部材の両端を接
    続して無端状担持体を形成し、回転駆動される当該無端
    状担持体上に担持される転写材又は当該無端状担持体上
    に直接トナー像を形成することにより画像の形成を行う
    とともに、回転駆動される無端状担持体上に画像位置ず
    れ検出用のパターンを所定の間隔で形成し、これらの画
    像位置ずれ検出用パターンをサンプリングして、上記回
    転駆動される無端状担持体上に担持される転写材又は当
    該無端状担持体上に直接形成されるトナー像のずれを補
    正するとともに、装置内の温度を内部温度検出手段によ
    って検出して、当該温度検出手段の検出温度に基づいて
    画像位置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー
    像のずれの補正動作を実行する画像形成装置において、
    当該画像形成装置内の温度を検出する温度検出手段を複
    数備え、これらの複数の温度検出手段の検出温度を互い
    に比較することによって、当該複数の温度検出手段のい
    ずれかに異常が発生したことを判別する故障判別手段
    と、この故障判別手段が温度検出手段に異常が発生した
    と判別した場合には、装置内の検出温度に基づく画像位
    置ずれ検出用パターンのサンプリング及びトナー像のず
    れの補正動作を実行しないように制御する制御手段を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1乃至4のいずれかに記載の
    画像形成装置において、当該画像形成装置の電源投入直
    後は、所定時間の間、上記温度検出手段の検出温度に基
    づく温度検出手段異常判定又は異常判定時の処理動作を
    実行しないことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の画像形成装置にお
    いて、当該画像形成装置の電源投入直後、所定時間の間
    異常判定しない又は異常判定処理動作をしないのは、請
    求項2に記載の一定時間内の温度変化異常であることを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1乃至6のいずれかに記載の
    画像形成装置において、温度検出手段に異常が発生した
    と判断し、装置内の検出温度に基づく画像位置ずれ検出
    用パターンのサンプリング及びトナー像のずれの補正動
    作を実行しない場合には、直ちに当該画像形成装置に故
    障が発生したとして動作を停止させずに、温度検出手段
    に異常が発生した旨を識別可能として、画像形成動作を
    継続可能とすることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の画像形成装置にお
    いて、温度検出手段に異常が発生したと判断し、装置内
    の検出温度に基づく画像位置ずれ検出用パターンのサン
    プリング及びトナー像のずれの補正動作を実行しない場
    合には、所定時間毎に画像位置ずれ検出用パターンのサ
    ンプリング及びトナー像のずれの補正動作を実行する動
    作に切り替えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6195524B1 (en) 1999-01-27 2001-02-27 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2004294471A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2007108608A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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US6195524B1 (en) 1999-01-27 2001-02-27 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2004294471A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2007108608A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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