JPH08286161A - 光書込能力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置 - Google Patents

光書込能力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置

Info

Publication number
JPH08286161A
JPH08286161A JP8546495A JP8546495A JPH08286161A JP H08286161 A JPH08286161 A JP H08286161A JP 8546495 A JP8546495 A JP 8546495A JP 8546495 A JP8546495 A JP 8546495A JP H08286161 A JPH08286161 A JP H08286161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
writing
photoconductive
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8546495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Hatano
秀樹 畑野
Takashi Yamaji
崇 山路
Mitsunao Sakamoto
三直 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP8546495A priority Critical patent/JPH08286161A/ja
Publication of JPH08286161A publication Critical patent/JPH08286161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光導電層の材質の改善に頼ることなく、光導
電型液晶ライトバルブの書込感度の経時変化に対処し
て、色ずれを生じることなく良好に階調再現性を維持す
る。書込光源の発光強度の経時変化に対処して色ずれを
生じることなく良好に階調再現性を維持する。 【構成】 液晶層、光導電層及びこれらを挟む一対の電
極層を有する光導電型液晶ライトバルブ1と、光導電層
への書込光を発する書込光源3と、液晶層への読出光を
発する読出光源5と、電極層に駆動電圧を印加する電圧
源50とを有し、読出光が液晶層により光学変調されて
得られる投射光を表示する光書込能力補正機能を有する
光導電型液晶ライトバルブ表示装置。光導電型液晶ライ
トバルブへの相対的光書込強度比が所定の値となるよう
駆動電圧の周波数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投射型液晶表示装置に
関し、特に液晶層及び光導電層を有しその各層を挟む一
対の電極層に駆動電圧が印加される光導電型液晶ライト
バルブを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる光導電型液晶ライトバルブを用い
て構成された投射型液晶表示装置の一例を図1に示す。
図1において、光導電型液晶ライトバルブ1には後述す
る一方及び他方の電極間に駆動電圧源101の出力駆動
電圧信号が供給されている。光導電型液晶ライトバルブ
1に像を書き込む手段としては、例えば、ビデオアンプ
2を通じてビデオ信号Vv が供給されるCRT(Cathod
eRay Tube ;陰極線管)3及びこれに表示された像を液
晶ライトバルブ1に導く光ファイバー4が結合されてな
る光ファイバー管が用いられており、CRT3の出力像
が液晶ライトバルブ1の光導電膜に書き込まれる。ビデ
オアンプ2は、ビデオ信号Vv のレベルを制御信号Vc
に応じて変化させ、CRT3の出力像、すなわち液晶ラ
イトバルブ1への書込光レベルを変化せしめることがで
きる。
【0003】一方、光源5から発せられた読出光は、ミ
ラー6及びコンデンサレンズ7を経て偏光ビームスプリ
ッタ8に入射する。この入射光のうちP偏光成分はその
まま偏光ビームスプリッタ8を通過し、S偏光成分は進
行方向が直角に曲げられて液晶ライトバルブ1に入射す
る。ここで、液晶ライトバルブ1の液晶層に像が描かれ
ていると、液晶ライトバルブ1で反射された反射光中に
は液晶層の像の濃淡に応じて局部的にP偏光成分が含ま
れることになる。そして、この反射光中のP偏光成分の
みが偏光ビームスプリッタ8をそのまま通過し、投影レ
ンズ9を経てそのP偏光成分に対応した像がスクリーン
10上に投影されるのである。
【0004】図2はこの投射型液晶表示装置に用いられ
る光導電型液晶ライトバルブ1の構成を示している。図
2において、液晶層11の周りにはスペーサ12が配さ
れ、液晶層11の両面には配向膜13,14が設けられ
ている。この液晶層11と例えば水素化アモルファスシ
リコン(a−Si:H)により形成される光導電膜15
とが光反射膜としての誘電体ミラー16及び遮光膜17
を挟んで積層されている。光反射膜16は読み出し側か
ら入射される投射光を反射するためのもの、遮光膜17
は光反射膜16からの漏れ光を吸収し、光導電膜15へ
の光を遮断するためのものである。液晶層11及び光導
電膜15の外側には液晶層を挟む一方及び他方の電極と
しての透明導電膜18,19が配され、これらの全ては
ガラス基板20,21によって封止されている。
【0005】かかる構成の光導電型液晶ライトバルブ1
において、図の右側(書込側)から入射した書込光によ
って光導電膜15上に像を描いたとき、光導電膜15の
内部抵抗が像の濃淡に従って局部的に変化するために、
これらの部分に対応するところに隣接する液晶層11に
は、透明電極18,19間の駆動電圧が像の濃淡に従っ
て空間変調されて印加される。
【0006】このような光導電型液晶ライトバルブ(以
下、LCLVと称する)における光導電層15は、書込
光の照射の積算量に応じてその光感度が減り、徐々に劣
化していく。その劣化速度は、該a−Si:Hの膜質の
違いにより異なるものの、本質的に劣化は起こる。光劣
化が生じると、上述したLCLVの基本的動作原理に基
づき、表示輝度の低下が発生する。特に問題が大きいの
は、表示輝度低下は入力の輝度の低い部分(すなわち微
弱な書込光が入射した部分)ほど著しくなるため、書込
光強度対出力輝度特性(入出力特性)のガンマ値が変化
する点である。従って、LCLVに関して設定されてい
たCRT入力ビデオ信号へのガンマ補正が適合しなくな
り、色ずれを生じたりして階調再現性の低下をもたら
す。
【0007】かかる光劣化対策として、従来は、a−S
i:Hの膜質の改善を図って光劣化速度を低減せんとし
てきたが、さらなる促進が望まれる。一方CRT3にお
いても、像に応じた発光をなすための蛍光体が劣化する
ために、徐々にその発光強度が低下する傾向にある。こ
の場合もCRT3に関して設定されていたCRT入力ビ
デオ信号へのガンマ補正が適合しなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みてなされたものであり、光導電層の材質の改善に
頼ることなく、光導電型液晶ライトバルブの書込感度の
経時変化に対処して、色ずれを生じることなく良好に階
調再現性を維持することができる光導電型液晶ライトバ
ルブ表示装置を提供することを目的とする。本発明はま
た、書込光源の発光強度の経時変化に対処して色ずれを
生じることなく良好に階調再現性を維持することができ
る光導電型液晶ライトバルブ表示装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による光書込能力
補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置
は、液晶層、光導電層及びこれらを挟む一対の電極層を
有する光導電型液晶ライトバルブと、前記光導電層への
書込光を発する書込光源と、前記液晶層への読出光を発
する読出光源と、前記電極層に駆動電圧を印加する電圧
源とを有し、前記読出光が前記液晶層により光学変調さ
れて得られる投射光を表示する表示装置であって、前記
光導電型液晶ライトバルブへの相対的光書込強度比が所
定の値となるよう前記駆動電圧の周波数を制御する制御
手段を有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の光書込能力補正機能を有する光導電型
液晶ライトバルブ表示装置によれば、光導電型液晶ライ
トバルブへの相対的光書込強度比が所定の値となるよう
駆動電圧の周波数が制御される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。先ず本発明の基本的原理より説明する。図3
は、LCLVの入出力特性、すなわち所定駆動電圧及び
所定駆動周波数(1KHz)並びに所定読出光強度下に
おける書込光強度に対する出力光強度の特性を示してい
る。図3において、特性曲線B0 は、書込光がまだ十分
な時間照射されていない状態(初期状態)のLCLVに
0〜400μW/cm2 の単発的書込光を入射した場合
の出力光強度を示している。特性曲線B1 〜B9 は、そ
れぞれ順に1,4,8,12,20,30,40,5
0,60時間だけ10mW/cm2 の書込光が連続して
照射された状態の各LCLVに同単発的書込光を入射し
た場合の出力光強度を示している。
【0012】これによれば、書込光の連続照射時間が長
いLCLVほど単発的書込光に対する出力光強度が低く
なることになり、上述したようなLCLV内の光導電層
における光感度の低下が進むことが分かる。こうしたL
CLVの入出力特性は、光導電層の光劣化や温度、駆動
電圧等によっても変化するが、この変化は等価的書込光
強度比もしくは相対的書込強度比(Equivalent Writing
Power Ratio,以下、EWPRと称する)によって表す
ことができる。このEWPRは、LCLVの光書込感度
を、ある所望の入出力特性が得られた基準となる所定の
状態の書込光強度(この強度を1.0とする)に対して
実際に必要な書込光強度の比にて表したものである。L
CLVを用いて構成される表示装置全体におけるEWP
RをEWPRsum と置くとこれには、種々の変動要因が
ありその数をNとし、i番目の変動要因をEWPRi
表すと、
【0013】
【数1】
【0014】で表される。かかるEWPRを用いてLC
LVの光感度変化の様子を示せば、図4の如くなる。図
4は、駆動周波数を600Hzとした場合にLCLV初
期状態のEWPRを1.0として描かれている。図4に
おいて、横軸は10mW/cm2 の書込光をLCLVに
連続して照射した時間(連続照射時間)を示している。
各特性曲線は、駆動周波数を400ないし1000Hz
としたときの連続照射時間に対するそれぞれEWPRを
示している。なお、連続照射された書込光の強度10m
W/cm2 は、実際にLCLVに書き込まれる光強度の
100倍に略相当するので、1時間分の当該書込光の連
続照射は、実際のLCLVの駆動においては100時間
分の動作時間に相当すると考えられる。
【0015】これによれば、駆動周波数にどんな値を採
用しても、連続照射時間が長ければ長いほどEWPRの
値は増加することが分かる。つまり、連続照射時間が長
いとLCLVの光感度が低下するので、一定のEWPR
を保つには光書込能力を上げなければならない。図4か
らはまた、駆動周波数を下げれば下げるほどEWPRの
値は低下し、LCLVの光感度が上昇し、もって光書込
能力は上がることが分かる。
【0016】本発明は、このような駆動周波数とLCL
Vの光感度との関係を用いて、LCLV及び書込光源の
経時変化に対する光書込能力の補正を行うことを原理と
している。例を挙げれば、駆動周波数に600Hzが設
定されEWPR=1.0にて動作していたLCLV初期
状態は、10mW/cm2 の書込光が20時間連続照射
されると点Xの状態に変化する。つまり10mW/cm
2 光の20時間連続照射後初期状態と同じ所定投射光強
度を得るためには、初期状態において当該所定投射光強
度が得られた書込光の強度の1.2倍の書込光を必要と
する。図4によれば、この20時間連続照射後も初期状
態と同じEWPR=1.0を保つには、駆動周波数を大
体500Hzにまで下げれば良いことが分かる(矢印
A)。一方、CRTの発光強度は、上述したように蛍光
体の劣化によって低下する傾向にあり、この20時間連
続照射後にCRTの発光強度が初期状態のときに比べ8
0%に低下したと仮定すると、LCLVのEWPRの値
を0.8にすれば良く、大体425Hzの駆動周波数を
設定すれば、初期状態と同じ入出力特性が得られること
になる(矢印B)。
【0017】また、初期状態の駆動周波数が1KHzで
所望の入出力特性が得られていた場合を考える。この場
合、EWPRの値が1.72であり、10mW/cm2
の書込光が20時間連続照射されると点X´の状態に変
化する。この20時間連続照射後も初期状態と同じEW
PR=1.72を保つには、駆動周波数を大体825H
zにまで下げれば良いことが分かる(矢印A´)。そし
て上述と同様にCRT発光強度の低下を考慮すれば、
1.72×0.8=1.376で、LCLVのEWPR
の値を約1.38にすれば良く、約670Hzの駆動周
波数を設定すれば、この場合の初期状態と同じ入出力特
性が得られることになる(矢印B´)。
【0018】以下で説明される補正フローではこのよう
な関係をフィードバックループにより実現している。か
かる補正の仕方について説明する前に、本発明による表
示装置のシステム構成につき説明する。図5は、その表
示装置のカラーチャネルR,G,Bのうちの1つに対応
する光学系における各部品の配置を示すブロック図であ
る。
【0019】図5において、LCLV1の一対の透明電
極層には、後述する駆動電圧信号発生回路50により定
められた周波数及び電圧値を有する駆動電圧が印加され
る。書込光学系としてのCRT3は、LCLV1の書込
側に配され、光導電層に像を書き込む。LCLV1の液
晶層には、光導電層に書き込まれた像に応じた電圧分布
が印加され、CRT出力画像に対応する画像が電気光学
効果によって形成される。LCLV1の読出側には偏光
ビームスプリッタ8が配され、ランプ5からの読出光が
この偏光ビームスプリッタ8を経て、LCLV1に入射
し、液晶層に形成された画像を読み出す。厳密には、偏
光ビームスプリッタ5は、ランプ5からの発射光のうち
のP偏光成分を透過し、S偏光成分を反射してLCLV
1に入射し、入射したS偏光成分は、LCLV1の液晶
層に形成された像に応じたP偏光成分を有して再び偏光
ビームスプリッタ8に戻る。この戻り光は、偏光ビーム
スプリッタ8においてそのP偏光成分のみが透過せしめ
られ投射レンズ系9に入射する。投射レンズ系9に入射
した戻り光は、投射レンズ系9に内蔵の視野絞り9 1
経て投射光すなわち投射画像としてスクリーンに拡大表
示される。視野絞り9はスクリーンへ投射する画像を画
定する。
【0020】本実施例においては、さらに本発明による
調整及び補正をなすために、いわゆるフォトセンサアレ
イからなる光センサ110及び120が設けられてお
り、光センサ110がランプ5からの読出光の偏光ビー
ムスプリッタ8の透過光路に配され、光センサ120が
投射光路に配される。センサ110は、読出光の強度を
リアルタイムに検知もしくは監視するために、偏光ビー
ムスプリッタ8の読出光透過成分(透過P偏光成分)を
受光し、センサ120はスクリーンへの投射光の強度を
必要に応じて検知もしくは監視するために、視野絞り9
1 を経た直後の投射光を受光し、それぞれ受光量に応じ
光電変換により得た信号を発生する。センサ110及び
120の出力信号は後述する信号処理系へ送られる。セ
ンサ120はさらに、プランジャ等により比較的容易に
構成される駆動機構200によって絞り91 を通過した
投射光を光書込能力の補正を行うときのみ受光するよう
その投射光路への出し入れが行われる。これは、センサ
120がスクリーンに投射されるべき光を全て受光する
ため、スクリーンに画像を投射表示する通常動作時は絞
り91 を通過した投射光を受光しない位置、或いはスク
リーンへの投射画像に影響を与えない位置においておか
なければならないためである。好ましい態様としては、
読出光強度を正確に検知するために、センサ110の受
光面には、対応するR,G,Bのうちの1つの成分光を
透過するカラーフィルタや、必要に応じて減光のための
NDフィルタが設けられる。
【0021】本実施例の光書込能力の補正においては、
センサ120の出力信号の値S2 をセンサ110の出力
信号S1 の値で規格化した値S2nを、LCLV1の出力
光の強度として用いる。すなわち、
【0022】
【数2】S2n = S2/S1 なる関係式によって求められたS2nがLCLV1の出力
光の強度として書込能力の補正に用いられる。これによ
り、ランプ5の発射光量の変動に左右されない適確なL
CLV1の出力特性を認識することができる。
【0023】因みにランプ5は、点灯直後は比較的暗
く、その後暫くは徐々に明るくなる特性を示し、さらに
時間が経過すると点灯積算時間に応じて経時的にゆっく
りと平均輝度が低下(劣化)する特性を示す。しかし上
式に基づくLCLV1の出力光強度の認識によれば、こ
うしたランプ5の変動に左右されないのである。また、
書込能力の補正時において、センサ120の受光面に、
スクリーンに投射されるべき画像の全てが入射されるよ
うに構成することにより、当該投射画像のフォーカスポ
イントから外れた箇所にセンサ120の受光面があった
としても問題にならない。つまりセンサ120は、投射
画像全ての輝度レベルに応じた受光出力を得るようにし
ている。
【0024】さらに好ましい態様としては、温度センサ
130を設け、表示装置の内部温度を検知もしくは監視
する。このセンサ130の温度検知出力は、次の(a)
の如き温度制御もしくは(b)の如き光書込能力の補正
モードへ移行するためのタイミング制御に用いられる。 (a) 温度検知出力に基づき、一定の温度になるよう
に冷却ファン(図示せず)の回転数制御等の方法で温度
制御を行う。
【0025】(b) 温度検知出力に基づき、所定の温
度範囲にあると判断した場合に光書込能力の補正モード
へ移行する。このように温度検知出力を用いる理由は、
上記EWPRの説明でも触れたように、LCLVの入出
力特性は温度によっても変化するので、正確な光書込能
力の補正をするには、一定の温度下において当該補正を
するようにしなければならないからである。
【0026】次に、この光学系を含む1つのカラーチャ
ネルについての信号処理系を含む表示装置全体の構成を
図6に示す。図6において、図示せぬビデオ信号生成系
から供給されたビデオ信号は、アナログ−ディジタル
(AD)変換器31によりディジタル化される。ディジ
タル化されたビデオ信号は、ガンマ変換回路32により
ガンマ補正された後にディジタル−アナログ(DA)変
換器33に転送される。DA変換器33は、転送された
ディジタルビデオ信号をアナログ信号に変換して電圧制
御アンプ(Voltage Control Amplifier ,以下、VCA
と称する)34に供給する。VCA34は、供給される
制御信号のレベルによって増幅率を変えることが可能で
あり、一種のアナログ乗算器を担うものである。VCA
34によって増幅されたビデオ信号は、CRT3に供給
される。
【0027】光センサ110の出力信号は、AD変換器
36によりディジタル化されてマイクロプロセッサ37
にデータS1 として読み込まれる。光センサ120の出
力信号は、低域通過フィルタ(LPF)38を介してA
D変換器39に供給される。光センサ120の出力信号
は、映像(画像)信号に応じた瞬時レベルを有するの
で、一般的には15.75KHzで変調された信号とな
っており、LPF38は、当該センサ出力信号の直流成
分すなわち映像信号中の輝度成分に応じた信号に変換す
る役割を担う。LPF38の出力信号は、AD変換器3
9によりディジタル化されマイクロプロセッサ37にデ
ータS2 として読み込まれる。
【0028】発振器51は、周波数f0 の信号を発生
し、N分周器52に供給する。N分周器52は、プロセ
ッサ37からの、Nの値を示す分周制御信号によって発
振器51からの発振信号をN分周しLCLVドライバー
53に供給する。LCLVドライバー53は、電圧増幅
器からなり、プロセッサ37からの電圧制御信号によっ
て分周器17からの信号を所定の電圧まで増幅しLCL
V1の透明電極層に印加する。発振器51,N分周器5
2,LCLVドライバー53は、駆動電圧信号発生回路
50を構成する。
【0029】マイクロプロセッサ37は、CRT3の利
得を決定するVCA34への制御信号を発生する。プロ
セッサ37はまた、CRT3の黒レベルを決定する黒レ
ベル信号をヒータドライバ35へ供給し、ヒータドライ
バ35は、この黒レベル信号に応じてCRT3のヒータ
回路を駆動する。さらにマイクロプロセッサ37は、A
D変換器40によりディジタル変換された温度センサ1
30の出力信号を温度データとして読み込み、この温度
データに基づいて上記(a)または(b)の処理を行
う。
【0030】次いで、マイクロプロセッサ37が実行す
る光書込能力の補正処理の手順を図7及び図8に示す。
先ず図7及び図8の処理を実行する前に、プロセッサ3
7は、次の(1)〜(4)のタイミングを検知する。但
し、温度検知出力を上記(b)のようにして用いるので
あれば、表示装置内部の温度が所定範囲内にあることを
検知した上で次の(1)〜(4)のタイミングを検知す
る。
【0031】(1) 表示装置の電源投入タイミング
(システム立ち上げタイミング) (2) 電源遮断ボタンの押圧タイミング : この場
合電源遮断ボタンの押圧タイミングから実際に表示装置
の電源が切れるまでの間に図7及び図8の処理が行われ
る。 (3) 入力ビデオ信号に外部同期信号(水平同期信
号,垂直同期信号)が存在しないことを検知した場合の
所定タイミング : この場合表示装置にはビデオ信号
の入力がないことに相当し、ユーザは表示装置を使用し
ていないすなわち投射画像を見ていない。
【0032】(4) ユーザによってマニュアルでの
「調整モード」(光書込能力の補正モード)が選択操作
された場合の所定タイミング これらのタイミングのうちのいずれか1つを検知する
と、プロセッサ37は、最初にCRT3をオフし(ステ
ップS1)、光センサ110及び120を稼動(オン)
させる(ステップS2)。CRT3をオフとするには、
ヒータドライバ35の電源をオフとするだけでなく、V
CA34の出力がゼロとなるようVCA34に制御信号
を供給することによっても達成できる。光センサ110
の稼動は、光センサ110にバイアス電圧を印加すると
ともに、プロセッサ37が当該センサ110の出力信号
の取り込み状態に移行することにより達成される。光セ
ンサ120の稼動は、光センサ120にバイアス電圧を
印加し、プロセッサ37が当該センサ120の出力信号
の取り込み状態に移行するとともに、プロセッサ37
は、センサ120を投射光路中に挿入するよう駆動機構
200を制御することにより達成される。
【0033】ステップS2に次いで、プロセッサ37
は、LCLV1の駆動周波数を設定する(ステップS
3)。ここで一番最初に設定される駆動周波数の値は、
デフォルト値としての比較的低い値、例えば400Hz
であり、プロセッサ37は、この400Hzの駆動周波
数を設定すべく分周器52に分周制御信号を供給する。
駆動周波数を決定すると、プロセッサ37は、LCLV
1の駆動電圧V−出力輝度Bの特性を測定する(ステッ
プS4)。このV−B特性は、CRT3がオフすなわち
LCLV1に書込光が入射していない状態でのものであ
り、図9に示される。これによれば、LCLV1の出力
輝度は、駆動電圧Vが約9Vのところで立ち上がりを示
し、駆動電圧Vが約16Vになると最大値を示すことが
分かる。なおこのとき測定される出力輝度としては、先
述した規格値S2nが採用され、取り込んだAD変換器3
6及び39からのデータS1 及びS2 によって求めるよ
うにしている。
【0034】この後プロセッサ37は、測定したV−B
特性からLCLV1の駆動電圧(バイアス電圧)を決定
し設定する(ステップS5)。すなわち、図9に示され
るように、最大値を100%とした出力輝度S2nの0.
5%に当たる駆動電圧値Vex t (約9.8V)を設定す
る。駆動電圧の設定には、プロセッサ37が発するLC
LVドライバー53への電圧制御信号によって行われ
る。ステップS5の後、プロセッサ37は、CRT3を
オンとし(ステップS6)、ヒータドライバー35を介
してCRT3の黒レベルの設定を行う(ステップS
7)。
【0035】次いで、プロセッサ37は、CRT3のゲ
インが最大値であるか否か判別し(ステップS71)、
最大値でなければCRT3のゲインを初期値としての例
えばCRT発光出力レベルの0%に当たる値に設定する
(ステップS9)。これはVCA34の制御信号レベル
を当該0%に対応するレベルにすることによって行われ
る。従ってこの例ではLCLV1に全面黒に相当する画
像が入射されることとなる。ステップS71においてC
RT3のゲインが最大値であることが判別されると、後
述されるステップS13に移行する。ステップS9の
後、プロセッサ37は、LCLV1の出力輝度からピー
ク値(極大値)が検出されたか否かを判別する(ステッ
プS10)。ここでの出力輝度も先述した規格値S2n
採用される。
【0036】ステップS10においてピークの検出が判
別されると、プロセッサ37は、LCLV1の駆動周波
数を所定値(例えば10Hz)だけ上げるべく分周器5
2に対して分周制御信号を供給し(ステップS8)、ス
テップS1に移行する。かかる駆動周波数の上昇は、E
WPRの上昇を意味し、光書込能力を低下させることに
相当する。ステップS10においてピークの検出が判別
されないと、プロセッサ37は、CRT3に設定されて
いるゲインが最終値(この場合最大値)であるか否かを
判別する(ステップS11)。これはVCA34の制御
信号レベルがCRT3の発光出力レベルの最大値(10
0%)に相当するかどうかで判別することができる。
【0037】ステップS11においてCRT3のゲイン
が最終値ではないことを判別すると、プロセッサ37
は、CRT3のゲインを所定値(例えば2%)だけ上げ
るべくVCA34の制御信号レベルを変え(ステップS
12)、ステップS10に移行する。ステップS11に
おいてCRT3のゲインが最終値であることを判別する
と、つまりステップS10においてピークの検出を判別
せずもって0%〜100%に亘るCRT35の発光出力
がLCLV1に書き込まれても出力輝度にピークが現れ
ないときは、プロセッサ37は、100%のCRT発光
出力がLCLV1に書き込まれた状態でのLCLV1の
出力輝度を基準範囲(例えばステップS4において測定
した輝度最大値を100%としたときの57〜63%)
と比較する(ステップS13)。ステップS13におい
て、出力輝度が基準範囲内にあるときはこのフローチャ
ートの処理を終了し、出力輝度が基準範囲の値よりも小
さいときはLCLV1の駆動周波数を所定値(例えば1
0Hz)だけ下げ(ステップS14)、出力輝度が基準
範囲の値よりも大きいときはLCLV1の駆動周波数を
所定値(例えば10Hz)だけ上げる(ステップS1
5)。ステップS14及びS15の後はステップS1に
移行する。
【0038】ステップS14,S15またはS8を経た
後のステップS3では、ステップS14,S15または
S8で定められた値が駆動周波数の値として設定され
る。従って新たな駆動周波数の下に再度ステップS4に
おいてV−B特性が測定され、輝度最大値及び駆動電圧
値Vext が求め直される。図7及び図8のフローチャー
トの処理は、図10のグラフによって比較的簡明に説明
することができる。
【0039】図10において、横軸WPはLCLV1へ
の光書込強度[%]を示し、CRT3の発光出力レベル
もしくはCRT3のゲインに相当する。縦軸BはLCL
V1の出力輝度[%]を示し、規格値S2nによるもので
ある。上述のステップS10,S11及びS12の繰り
返しフローによって、光書込強度が0〜100%に変え
られるとともにこの間に出力輝度にピーク値が存在する
かどうかが検出されるが、ステップS3において一番最
初に設定されるLCLV駆動周波数は400Hzである
から、図10に示されるように、該当する曲線には書込
光強度100%までにピークが現れる。従ってステップ
S10の判別によってステップS8に移行してLCLV
駆動周波数が10Hzだけ上げられ、ステップS1ない
しS71の処理に戻る。ステップS1ないしS71の処
理においては、先述したように、設定された駆動周波数
の下でのLCLV1の最適な駆動電圧Vext を求めかつ
設定し直すようにしており、CRT3のゲインが最大値
(100%)でない場合に限りこの処理が終了すると再
びステップS9に移行する。そうして、ステップS9に
より光書込強度がゼロリセットされ、再びステップS1
0,S11及びS12の繰り返しフローによって、光書
込強度0〜100%の間に出力輝度がピークを示すかど
うかが検出される。このように光書込強度0〜100%
の間に出力輝度がピークを示す場合は駆動周波数を上
げ、その上げた駆動周波数に適する駆動電圧を設定し直
す、という動作が繰り返されることとなる。図10の例
では、この繰り返しは、駆動周波数が520Hzに設定
されるまで続く。すなわちステップS8において駆動周
波数として520Hzを越える530Hzを設定した後
は、CRT3の発光出力レベルが100%となってもス
テップS10において出力輝度からピークが検出されな
い。故に、駆動周波数が530Hzに設定されている
と、ステップS11からステップS13に移行し、その
とき100%に設定されているCRT3の発光出力レベ
ル(LCLV光書込強度)に対する出力輝度が基準範囲
(63〜57%)にあるかどうかが検出される。
【0040】図10の例では、530Hzの駆動周波数
に該当する曲線(図示されていない)は光書込強度10
0%までにピークを有しないが、光書込強度100%の
ときの出力輝度は基準範囲の値よりも大きい。従ってフ
ローではステップS13からステップS15に移行して
駆動周波数を540Hzに設定し直し、ステップS1に
戻る。その後ステップS1ないしS71の処理において
上述と同様に駆動周波数が540Hzのときの最適な駆
動電圧Vext を求めかつ設定する。この際、CRT3に
対し設定されているゲインは、光書込強度100%に相
当するので、ステップS71ではCRT3のゲインが最
大値であることが判別され、ステップS8ないしS12
のピーク検出処理を行わずに、ステップS13へ直ちに
移行し、再び光書込強度100%のときの出力輝度と基
準範囲の値との比較を行う。このようなステップS1
3,S14またはS15,S1〜S71の処理が繰り返
されることにより、光書込強度100%であるときの出
力輝度が基準範囲内になるよう駆動周波数を徐々に上げ
かつそれに適確な駆動電圧が設定されることとなる。本
例では、1050Hzの駆動周波数が設定されると、ス
テップS13において100%光書込強度に対し出力輝
度が基準範囲内の値を示すことが判別され、この補正モ
ードの処理が終了することとなる。
【0041】かくして、図7及び図8のフローチャート
の処理によれば、図10に示される如き1050Hzを
駆動周波数としたときに100%の光書込強度に対して
得られる出力輝度が所望の値になることを満たし、かつ
これに最適な駆動電圧Vextが設定されることとなる。
しかも当該処理において使われる出力輝度は、全て規格
値S2nが採用されるので、ランプ5の変動のみならず、
CRT3の発光出力レベルの変動に無関係に定まるの
で、CRT3の発光出力レベルの経時的劣化をも補正す
るようLCLV1の駆動周波数が制御される。また、好
ましい態様として述べたように、表示装置の動作温度を
管理する処理をも伴えば、極めて正確な光書込能力の補
正が可能となる。なお、上述では、100%の光書込強
度に対し所望の出力輝度が得られるよう制御したが、こ
れに限定されることなく、他の適当なレベルの光書込強
度に対し所望の出力輝度が得られるよう制御するように
しても良い。また、所望の値としての基準範囲の値も、
上述のように57〜63%に限らず、他の適当な値を採
用しても良い。
【0042】なお、上記実施例においては、書込光学系
としてCRTを用いたが、これに限定されることなく、
図11に示される如きレーザダイオードによる書込光学
系を採用しても良い。図11において、書込光源として
のレーザダイオード71は、例えばLCLV1の光導電
層を形成するa−Si:Hの最大感度波長に近い690
nmの波長を有する光を発する。レーザダイオード71
から発せられた光は、コリメータレンズ72でほぼ平行
光に変換され、TFT(Thin Film Transistor)液晶素
子73に入射する。TFT液晶素子73は、いわゆる液
晶パネルを担い、図示せぬビデオアンプからのビデオ信
号に応じた像を液晶層に形成する。このTFT液晶素子
73において形成された像によりコリメータレンズ72
からの光が変調され、集光レンズ74に導かれる。集光
レンズ74は、TFT液晶素子72からの像に応じた光
をLCLV1の光導電層に集光して書き込む。
【0043】このような書込光学系を採用した場合、図
6の構成は、点線ブロック3Xの構成を変更する必要が
ある。しかしこの変更は、VCA34を液晶素子73の
駆動に適合しかつ制御信号に応じてビデオ信号の増幅機
能を有する回路に代え、ヒータドライバー35を液晶素
子73の黒レベル設定に適合する回路に代えることによ
り簡単に達成できる。また、このように変更された構成
における光書込能力の補正も、基本的には上述したCR
Tの場合と同様の原理に基づいて行うことができる。こ
の場合、マイクロプロセッサ37は、VCA34及びド
ライバー35の代替回路に適合するレベルを担う信号を
供給する必要があるが、CRTの場合とは扱う信号のレ
ベルが異なるだけで、基本的にはやはりマイクロプロセ
ッサ37の周波数制御処理も上述と同様に行うことがで
きる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の光書込能
力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置
によれば、光導電型液晶ライトバルブへの相対的光書込
強度の比が所定の値となるよう駆動電圧の周波数が制御
されるので、光導電層の材質の改善に頼ることなく、光
導電型液晶ライトバルブの書込感度の経時変化に対処し
て、色ずれを生じることなく良好に階調再現性を維持す
ることができる。また、書込光源の発光強度の経時変化
に対処して色ずれを生じることなく良好に階調再現性を
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の投射型液晶表示装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】光導電型液晶ライトバルブの構成を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明の原理を説明するための表示装置におけ
る書込光強度に対する出力光強度の特性を示すグラフ。
【図4】本発明の原理を説明するための表示装置におけ
るLCLV連続照射時間に対するEWPRの特性を示す
グラフ。
【図5】本発明による一実施例の表示装置における光学
系の構成を示すブロック図。
【図6】本発明による一実施例の表示装置における信号
処理系及び図5の光学系の構成を示すブロック図。
【図7】図6のマイクロプロセッサが実行する光書込能
力の補正処理の手順の一部分を示すフローチャート。
【図8】図6のマイクロプロセッサが実行する光書込能
力の補正処理の手順の他の部分を示すフローチャート。
【図9】図7及び図8の処理において達成されるV−B
特性の測定及びLCLV駆動電圧の設定の様子を説明す
るためのLCLV駆動電圧に対する出力輝度の特性を示
すグラフ。
【図10】図7及び図8の処理において達成されるLC
LV駆動周波数の制御の様子を説明するためのLCLV
書込光強度に対する出力輝度の特性を示すグラフ。
【図11】本発明による他の実施例の表示装置における
書込光学系の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 光導電型液晶ライトバルブ 11 液晶層 12 スペーサ 13,14 配向膜 15 光導電層 16 誘電体ミラー 17 遮光膜 18,19 透明電極層 20,21 透明基板 2 ビデオアンプ 3 CRT 4 光ファイバー 5 ランプ 6 ミラー 7 コンデンサレンズ 8 偏光ビームスプリッタ 9 投射レンズ系 91 視野絞り 10 スクリーン 50 駆動電圧信号発生回路 51 発振器 52 N分周器 53 LCLVドライバ 110,120 光センサ 130 温度センサ 200 センサ駆動機構 31,36,39,40 AD変換器 32 ガンマ変換回路 33 DA変換器 34 VCA 35 ヒータドライバ 37 マイクロプロセッサ 38 LPF 71 レーザダイオード 72 コリメータレンズ 73 TFT液晶素子 74 集光レンズ74

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層、光導電層及びこれらを挟む一対
    の電極層を有する光導電型液晶ライトバルブと、前記光
    導電層への書込光を発する書込光源と、前記液晶層への
    読出光を発する読出光源と、前記電極層に駆動電圧を印
    加する電圧源とを有し、前記読出光が前記液晶層により
    光学変調されて得られる投射光を表示する表示装置であ
    って、 前記光導電型液晶ライトバルブへの相対的光書込強度比
    が所定の値となるよう前記駆動電圧の周波数を制御する
    制御手段を有することを特徴とする光書込能力補正機能
    を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記書込光が所定強度
    を示すときにおいて前記投射光が所定強度よりも小なる
    場合に前記駆動電圧の周波数を下げ、前記書込光が所定
    強度を示すときにおいて前記投射光が所定強度よりも大
    なる場合に前記駆動電圧の周波数を上げることを特徴と
    する請求項1記載の光導電型液晶ライトバルブ表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記読出光の強度を検出する第1の光検
    出手段と、前記投射光の強度を検出する第2の光検出手
    段とを有し、 前記制御手段は、前記第2の光検出手段の検出レベルを
    前記第1の光検出手段の検出レベルにより規格化して規
    格化値を求め、前記書込光が所定強度を示すときにおい
    て前記規格化値が所定範囲の値よりも小なる場合に前記
    駆動電圧の周波数を下げ、前記書込光が所定強度を示す
    ときにおいて前記規格化値が前記所定範囲の値よりも大
    なる場合に前記駆動電圧の周波数を上げる周波数制御を
    行うことを特徴とする請求項1記載の光導電型液晶ライ
    トバルブ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記所定強度は、前記書込光源の最大出
    力レベルであり、前記所定範囲の値は、前記規格化値の
    最大値の略60%に相当する値であることを特徴とする
    請求項3記載の光導電型液晶ライトバルブ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記書込光をオフとし
    前記制御手段により定められた駆動周波数下における前
    記投射光の強度の立ち上がりに対応する値の駆動電圧を
    前記電圧源に設定せしめ、前記周波数制御を行うことを
    特徴とする請求項3または4記載の光導電型液晶ライト
    バルブ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の光検出手段は、受光量に応じ
    た信号を発生する光センサと、前記周波数制御を行う光
    書込能力補正モードにおいてのみ前記光センサの受光面
    を前記投射光の光路に挿入する駆動手段とを有すること
    を特徴とする請求項3,4または5記載の光導電型液晶
    ライトバルブ表示装置。
  7. 【請求項7】 前記光書込能力補正モードは、前記投射
    光の表示を行わない時に実行されることを特徴とする請
    求項6記載の光導電型液晶ライトバルブ表示装置。
  8. 【請求項8】 前記光書込能力補正モードは、所定温度
    範囲内にある場合に実行されることを特徴とする請求項
    6または7記載の光導電型液晶ライトバルブ表示装置。
JP8546495A 1995-04-11 1995-04-11 光書込能力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置 Pending JPH08286161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8546495A JPH08286161A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 光書込能力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8546495A JPH08286161A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 光書込能力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08286161A true JPH08286161A (ja) 1996-11-01

Family

ID=13859619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8546495A Pending JPH08286161A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 光書込能力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08286161A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002534703A (ja) * 1998-12-23 2002-10-15 ホログラフィック イメイジング リミテッド ライアビリティ カンパニー 画像表示装置
JP2009193044A (ja) * 2008-01-16 2009-08-27 Victor Co Of Japan Ltd 光変調装置、投射型表示装置および画像投影方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002534703A (ja) * 1998-12-23 2002-10-15 ホログラフィック イメイジング リミテッド ライアビリティ カンパニー 画像表示装置
JP4743966B2 (ja) * 1998-12-23 2011-08-10 エフ・ポスザツト・ヒユー・エル・エル・シー 画像表示装置
JP2009193044A (ja) * 2008-01-16 2009-08-27 Victor Co Of Japan Ltd 光変調装置、投射型表示装置および画像投影方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5519518A (en) Display apparatus with a variable aperture stop means on each side of the modulator
US5597223A (en) Display apparatus
US7614753B2 (en) Determining an adjustment
KR100588262B1 (ko) 액정표시장치
JP2009157383A (ja) 周囲光を検出するディスプレイ装置
JP2006323311A (ja) 表示装置
US7543944B2 (en) Projection-type display apparatus and multiscreen display apparatus
JPH1165528A (ja) 表示装置および表示方法
MXPA02007367A (es) Metodo y aparato para controlar el voltaje del electrodo de modo comun en pantallas de cristal liquido/pantallas de cristal liquido sobre silicio.
US20060061860A1 (en) Screen
US20080068330A1 (en) Liquid crystal display unit and liquid crystal television
EP0411325B1 (en) Apparatus and method utilizing LCD for printing
JPH08286161A (ja) 光書込能力補正機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置
JP3241432B2 (ja) 温度変化検出機能を有する光導電型液晶ライトバルブ表示装置
JP3172063B2 (ja) 光書き込み型空間光変調装置
US20230020363A1 (en) Projection apparatus, projection method, and computer-readable storage medium
JP2643712B2 (ja) 液晶ディスプレイ
KR100330172B1 (ko) Lcd프로젝션시스템의 명암대비개선장치
US5432567A (en) Apparatus for driving photoconductive liquid crystal light valve having write intensity detecting function and display apparatus using such light valve
JPH0984038A (ja) 画像生成装置
US5461238A (en) Radiation image read-out apparatus
JP3113935B2 (ja) 投射型表示装置
US10832635B2 (en) Display apparatus having display panel and humidity detection method thereof and gamma curve calibration method thereof
JP2001117164A (ja) プロジェクタ用光源の輝度自動調整装置及び調整方法
JPH1195735A (ja) 画像表示装置