JPH08285587A - 写真測量方法 - Google Patents

写真測量方法

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JPH08285587A
JPH08285587A JP7112546A JP11254695A JPH08285587A JP H08285587 A JPH08285587 A JP H08285587A JP 7112546 A JP7112546 A JP 7112546A JP 11254695 A JP11254695 A JP 11254695A JP H08285587 A JPH08285587 A JP H08285587A
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photographic
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JP7112546A
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English (en)
Inventor
Tomonori Takada
知典 高田
Tatsunori Sada
達典 佐田
Takao Kakehashi
孝夫 掛橋
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】写真測量において、正確に、かつ効率良くマッ
チング処理し得ること。 【構成】写真測量において、被写体101を所定の第一
写真画像31及び第二写真画像32として取得し、第一
写真画像上において、隣接する画素PCについて明度L
等の色の度合を比較して該色の度合に変化が生じる位置
に対応する画素を検出し、その検出した画素を基準画素
PCaとする相関窓35を第一写真画像上に設定し、第
二写真画像上に相関窓に対応した探索窓36を設定し、
探索窓を第二写真画像上で移動して、それら窓内の画像
との類似度を判定し、相関窓の基準画素に対応する第二
写真画像上の対応画素PCbを検出し、第一及び第二写
真画像において対応する、それら第一及び第二写真画像
上の基準画素と対応画素の各座標位置(xa、ya)、
(xb、yb)に基づいて、被写体の三次元座標位置
(X,Y,Z)を検出するようにして構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真測量を容易にする
写真測量方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、地形、建築物等の被写体を左右方
向から写した複数の写真を用いて三次元測定する写真測
量は、それら写真から形成される立体像と地上座標系を
対応させる形で行われる。即ち、写真測量は、それら左
右方向から写した2枚の写真の写真像の投影中心の位置
及び傾きをそれぞれ定めることにより、モデル(これら
写真が撮られたときの状態にカメラの該被写体に対する
相対的な傾きを再現したときに得られる立体像)を形成
し、該形成されたモデルについて地表面との位置関係を
求めて該モデルを地上座標系に座標変換することによ
り、三次元測定する。写真測量における、このようなモ
デル形成や座標変換等の一連の作業は、実際に印刷され
た写真像を専門の解析技術者が専用の装置等を操作する
ことにより行われていたが、手間が掛かり、専門の技術
者を要する等の問題を有していた。そこで、最近、従来
のカメラにより撮影したネガフィルムを印刷したアナロ
グ情報から形状情報を得る代わりに、撮影した写真像を
ICメモリカードにデジタル情報として記録することが
可能なデジタルスチルカメラと、該デジタル情報を解析
して三次元形状情報を解析する解析装置とにより、従来
のような専門の解析技術者でなくとも迅速かつ容易に形
状情報を得ることができる写真測量システムが提案され
ている。ところで、写真測量において、モデルを形成す
るためには、それら左右の写真像に撮影されている同一
点(以下、対応点とする)を探索し、それら探索した各
対応点の写真座標からモデル座標を算出することが必要
となる。この提案されている写真測量システムによれ
ば、モデル形成におけるこれら左右2枚の写真像上にお
ける対応点を探索する作業を、「マッチング処理」と称
している。そして、該マッチング処理は、それら2枚の
写真像のうち一方の写真像(例えば、左の写真像)を第
一写真画像とし、また他方の写真像(例えば、右の写真
像)を第二写真画像として、解析装置により、第一写真
画像上の点に対応する点を第二写真画像上から探索する
形で処理される。即ち、従来、この写真測量システムの
マッチング処理における対応点の探索手法は、第一写真
画像上に、所定の間隔の格子を形成して該格子の交点を
マッチング基準点とし、該マッチング基準点を中心とし
た所定の面積を有する相関窓と呼ばれるものを設定す
る。一方、第二写真画像上には、該マッチング基準点に
対応する探索すべき対応点を探索点として、該探索点を
中心とした前記相関窓の面積に対応した所定の面積を有
する探索窓と呼ばれるものを設定し、それら相関窓内部
と探索窓内部との各画像の濃度値の分布状態の類似度を
比較する形で該探索窓を第二写真画像内で走査し、該比
較した類似度の相関関係の最も高い点を選定して、該選
定した点を前記第一写真画像上の基準点に対応する第二
写真画像内の対応点とするといったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、背
景が単調な山、ビル等の被写体を写真に撮っても、取得
した写真像において画像の濃度値の分布状態が類似した
箇所が複数ある場合が多く、正確にマッチング処理する
ことができなかった。かといって、画像濃度値の分布状
態をより細かく分析しようとすると、相関窓内部と探索
窓内部との各画像濃度値の分布状態の類似度を比較する
処理数が多大なものとなり、マッチング処理をするため
には多大な時間を要し、効率良く行えなかった。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、写真
測量において、正確に、かつ効率良くマッチング処理し
得る写真測量方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のうち第1
の発明は、被写体(101)を所定距離離れた複数の地
点(LP1、LP2)から取得した第一写真画像と第二
写真画像に基づいて、該被写体の三次元測量をする写真
測量において、前記被写体を、所定の第一写真画像(3
1)として取得し、かつ所定の第二写真画像(32)と
して取得し、前記第一写真画像上において、隣接する画
素(PC)について色の度合(L)を比較して該色の度
合に変化が生じる位置に対応する画素を検出し、前記検
出した色の度合に変化が生じる位置に対応する画素を、
基準画素(PCa)とし、前記第一写真画像上に、前記
基準画素を基準として所定の領域を包囲する相関窓(3
5)を設定し、前記第二写真画像上に、前記設定した相
関窓に対応した探索窓(36)を設定し、前記探索窓を
前記第二写真画像上で移動して、前記相関窓内の画像と
前記探索窓内の画像との類似度を判定し、前記相関窓の
基準画素に対応する前記第二写真画像上の対応画素(P
Cb)を検出し、前記第一及び第二写真画像において対
応する、それら第一及び第二写真画像上の前記基準画素
と前記対応画素の各位置に基づいて、前記被写体の三次
元位置(X,Y,Z)を検出するようにして構成され
る。
【0006】また、本発明のうち第2の発明は、第1の
発明において、前記色の度合が、明度(L)または色度
であるように構成される。
【0007】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0008】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第1の発明
は、色の度合(L)に変化を生じる位置に対応した画素
(PC)についてのみを基準画素(PCa)とすること
により、第一写真画像(31)上において、色の度合に
変化を生じるような特徴のある部位にのみ相関窓(3
5)を設定するように作用する。また、このように第一
写真画像上で特徴のある相関窓に相当する部位は、第二
写真画像(32)上においても特徴的に表示されるよう
に作用する。また、本発明のうち第2の発明は、第一及
び第二写真画像(31、32)が白黒画像である場合
は、明度(L)を用いれば、第一写真画像上において特
徴的な部位に対応する画素(PC)を検出し得るように
作用する。また第一及び第二写真画像がカラー画像であ
る場合は、色度を用いれば、第一写真画像上において特
徴的な部位に対応する画素を検出し得るように作用する
ばかりか、明度及び色度を共に用いれば、該画素の検出
をより正確に行えるように作用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による写真測量方法により写真測量
を実施している一例を示す模式図、図2は、解析装置に
よるマッチング処理の一実施例を示す模式図、図3は、
図2に示した相関窓及び探索窓を拡大した一例を示す模
式図、図4は、図2に示した解析装置の一実施例を示す
ブロック図、図5は、図4に示した解析装置の探索窓変
形制御部の詳細を示すブロック図である。
【0010】本発明による写真測量方法に用いられるデ
ジタルスチルカメラ30は、被写体をステレオ撮影し第
一写真画像31、第二写真画像32等を写真座標(x,
y)と共にデジタル情報としてICメモリカード40等
に記録し得る装置である。また、本発明による写真測量
方法に用いられる解析装置100は、図4に示すよう
に、主制御部1を有しており、主制御部1には、キーボ
ード等の入力部2、CRT等の第一ディスプレイ3及び
第二ディスプレイ4、カーソル制御部5、行設定制御部
6、相関窓設定制御部7、探索窓設定制御部9、探索窓
変形制御部10、探索窓移動制御部11、第一画像濃度
値検出演算部12、第二画像濃度値検出演算部13、カ
ーソル位置検出部15、マッチングポイント検出演算部
16、三次元情報検出演算部17、三次元情報メモリ1
9、三次元情報出力制御部20、第一写真画像メモリ2
1、第一写真画像表示制御部22、第二写真画像メモリ
23、第二写真画像表示制御部25等がバス線29を介
して接続されている。また、第一写真画像メモリ21及
び第二写真画像メモリ23には、前記ICメモリカード
40のデジタル情報を読み取って解析装置100に入力
し得るデッキ8が接続されている。また、探索窓変形制
御部10は、図5に示すように、それぞれバス線29に
接続した射影変換式検出演算部10aと窓四隅座標検出
演算部10bとにより構成されている。
【0011】解析装置100は、以上のような構成を有
するので、被写体101の三次元測量を実施する場合、
デジタルスチルカメラ30、30を、図1に示すよう
に、被写体101の左右方向、即ち、所定距離離れた第
1撮影地点LP1と第2撮影地点LP2にそれぞれ設置
する。そして、被写体101の写真像をそれら所定距離
離れた第1及び第2撮影地点LP1、LP2から取得し
得るように準備する。(もちろん、1台のデジタルスチ
ルカメラ30により複数の地点LP1、LP2から撮影
しても良い。) このように、デジタルスチルカメラ30、30の設置を
終えたら、被写体101を、それら所定距離離れた第1
及び第2撮影地点LP1、LP2に設置したデジタルス
チルカメラ30、30により、所定の第一画像座標(x
1,y1)上の第一写真画像31として取得し、かつ所
定の第二画像座標(x2,y2)上の第二写真画像32
として取得する。そして、それら第一及び第二写真画像
31、32を各デジタルスチルカメラ30のICメモリ
カード40にそれぞれ記録し、それら記録されたICメ
モリカード40、40を、図2に示すようにデッキ8に
装填する。すると、図4に示す第一写真画像メモリ21
には、第一画像座標(x1,y1)上の第一写真画像3
1が記憶され、また、第二写真画像メモリ23には、第
二画像座標(x2,y2)上の第二写真画像32が記憶
される。
【0012】次に、入力部2により写真測量開始指令S
1を入力すると、主制御部1は、該信号S1に基づい
て、第一写真画像表示制御部22に第一写真画像表示指
令S2を出力する。これを受けた第一写真画像表示制御
部22は、第一写真画像メモリ21に記憶された第一写
真画像31を、第一画像座標(x1,y1)を第一ディ
スプレイ3上の第一画像表示座標(x11,y11)に
一致させた形で、該第一ディスプレイ3に表示する。ま
た主制御部1は、信号S1に基づいて、第二写真画像表
示制御部25に第二写真画像表示指令S3を出力する。
これを受けた第二写真画像表示制御部25は、第二写真
画像メモリ23に記憶された第二写真画像32を公知の
手法により偏位修正した後に第二ディスプレイ4に表示
する。この偏位修正作業により、第一写真画像31上の
基準画素PCa等の画素PCと対応する第二写真画像3
2上の対応画素PCb等の画素PCは、全て、座標軸y
11、y22に平行な同一直線上に位置するように修正
される。つまり、基準画素PCaと対応画素PCbのX
軸方向の座標値x11とx22が等しくなるように第一
及び第二画像表示座標(x11,y11)、(x22,
y22)が設定される。
【0013】次に、第一及び第二ディスプレイ3、4
に、図2に示すように、第一及び第二写真画像31、3
2が表示されたら、入力部2より、所望する大きさの相
関窓35に対応した行Qを第一写真画像31に表示する
ように、行設定指令S4を主制御部1に出力する。する
と、主制御部1は、該指令S4を行設定制御部6に出力
する。これを受けた行設定制御部6は、第一ディスプレ
イ3に表示された第一写真画像31に、図2中点線で示
すように、複数本の横線33bを設ける。すると、第一
写真画像31上のこれら上下に隣接する横線33b、3
3bの間には、行Q1、Q2、……、Qk、……、Qn
が形成される。第一写真画像31上のこれら上下に隣接
する横線33b、33bの間隔は、前記所望する大きさ
の相関窓35の高さに形成されている。つまり、後述す
る形で設定される1つの相関窓35は、各行Qを成す、
上下に隣接する横線33b、33bの間において、正方
形状に囲まれた領域となる。なお本実施例では、後述す
る形で設定される1つの相関窓35は、図3中左方に示
すように、5×5個の画素PCから形成されるものとす
る。また、それら画素PCのうち相関窓35の図形中心
に対応する画素PCが基準画素PCaと成る。更に言へ
ば、行Qとは、本発明の説明上、第一写真画像31上に
仮想的に形成されたものであり、1つの行Qは、相関窓
35を形成し得る、y軸方向(図中左右方向)に並ぶ画
素PCの集合である。また各行Qの中心部には、比較画
素群Eが仮想的にそれぞれ形成されている。比較画素群
Eは、基準画素PCaと成り得る位置に対応して、y1
1軸方向(図中左右方向)に一列に並ぶ画素PCの集合
である。つまり、後述するように、比較画素群E上で検
出設定された基準画素PCaに対して相関窓35が逐次
設定される。そして、このように行Qを設定したら、行
設定制御部6は、図4に示すように、相関窓設定制御部
7に行設定完了信号S5を出力する。
【0014】すると、相関窓設定制御部7は、信号S5
に基づいて、第一ディスプレイ3に表示された第一写真
画像31上において、図2に示すように、各行Qn(n
=1,2,……)毎に、隣接する画素PCt−1、PC
t(t=1,2,……)について色の度合を比較する。
なお、本明細書において「色の度合」とは、「明度、色
度、またはそれら明度及び色度の組合せから成るもの」
と定義する。そして、解析装置100の第一及び第二デ
ィスプレイ3、4に表示される第一及び第二写真画像3
1、32は、白黒画像であり、「色の度合」としては、
それら画像31、32を成す画素PCの明度Lとする。
明度Lは、図3に示すように、「B」(黒色)または
「W」(白色)の何れかであるとする。そこで、一例と
して図2に示す第一写真画像31上に仮想形成された1
つの行Qkにおいて、相関窓35を設定していく場合に
ついて説明する。すると、相関窓設定制御部7は、図2
に示す該行Qkにおいて、図中最左端から順に、基準画
素PCaと成り得る画素PCの集合である比較画素群E
の、隣接する画素PCt−1、PCtの明度L、Lを比
較する。そして、被写体101の背景102が空等で薄
い色で単調であったとすると、例えば、図3に示すよう
に、背景102に相当する隣接する画素PC11、PC
12は、明度L、Lがそれぞれ「W」と「W」である。
すると、相関窓設定制御部7は、図3に示すように、そ
れら画素PC11、PC12の明度L、Lを比較する
と、それら明度L、Lは「W」と「W」で同一であり、
それら明度L、Lには明度差dLがない(即ち明度L、
Lに変化が生じていない)と判定する。そして、次に相
関窓設定制御部7は、画素PC12の明度Lと、該画素
PC12に隣接するPC13の明度Lとを比較する。す
ると、相関窓設定制御部7は、それら隣接する画素PC
12、PC13のように明度L、Lが、「W」と「B」
である場合は、それら明度L、Lは異なり、それら明度
L、Lに変化が生じていると判定する。そして、相関窓
設定制御部7は、明度Lに変化が生じる位置に対応する
画素PC13を検出する。なお、これら隣接する画素P
C12、PC13は、図2中被写体101の最左方の第
一輪郭端F1に対応している。また、第一輪郭端F1
は、図2及び図3に示すように、x11軸方向(図中上
下方向)に伸延している。そして、明度Lに変化が生じ
る位置に対応する画素PC13を検出した相関窓設定制
御部7は、該画素PC13を基準画素PCaとする。そ
して、第一写真画像31上に、図3に示すように、該基
準画素PCaを基準として所定の領域を包囲する形で、
即ち5×5個の画素PCから形成される相関窓35を設
定する。つまり、相関窓設定制御部7は、第一写真画像
31上において、このような要領で隣接する画素PC、
PCの明度L、Lを比較することを繰り返して、それら
明度L、Lに変化が生じる位置に対応する画素PCを検
出し、該検出した画素PCを基準画素PCaとして相関
窓35を順次設定していく。
【0015】なお、相関窓35の四隅の画素PCA、P
CB、PCC、PCDの第一ディスプレイ3上の座標
は、(i6,j6)、(i7,j7)、(i8,j
8)、(i9,j9)である。そこで、相関窓設定制御
部7は、図4に示すように、対応相関窓変形制御部10
に、座標位置(i6,j6)、(i7,j7)、(i
8,j8)、(i9,j9)を出力する。これを受けた
対応相関窓変形制御部10は、該座標(i6,j6)、
(i7,j7)、(i8,j8)、(i9,j9)を保
持する。そして、相関窓設定制御部7は、三次元情報検
出演算部17に、前記設定された相関窓35の中心であ
る基準画素PCaの第一画像表示座標(x11,y1
1)上の座標位置(xa,ya)を出力する。すると、
三次元情報検出演算部17は、該座標位置(xa,y
a)を保持する。そして、三次元情報検出演算部17
は、第一画像濃度値検出演算部12に、画像濃度値検出
指令S6を出力する。
【0016】該指令S6を受けた第一画像濃度値検出演
算部12は、該設定された相関窓35内の画像の濃淡の
分布状態(以下、第一濃度値データDAとする)を検出
する。そして、第一画像濃度値検出演算部12は、該相
関窓35内の画像の第一濃度値データDAをマッチング
ポイント検出演算部16に出力する。すると、マッチン
グポイント検出演算部16は、該相関窓35内の画像の
第一濃度値データDAを保持する。そして、マッチング
ポイント検出演算部16は、探索窓設定制御部9に探索
窓設定指令S7を出力する。
【0017】該指令S7を受けた探索窓設定制御部9
は、カーソル制御部5にカーソル設定指令S8を出力す
る。そして、カーソル制御部5は、図2に示すように、
第一ディスプレイ3上にカーソルを、入力部2のカーソ
ル移動指令S9に基づいて第一及び第二ディスプレイ
3、4上で移動させ得る形で設定する。
【0018】そこで、測量技術者は、以下の要領で射影
変換のための作業を実施する(なお、本作業は解析装置
100による被写体101の三次元測量を実施する上
で、1回行えば良い)。即ち、三次元位置の既知な基準
点P1について第一及び第二ディスプレイ3、4に表示
された第一及び第二写真画像31、32上の対応する画
素PCS11、PCS21を見つける。そして、まず、
入力部2により、図4に示すように、カーソル移動指令
S9を入力することにより、図2のカーソルを移動操作
して、第一写真画像31上の撮影された前記基準点P1
に対応する画素PCS11上にカーソルを設定する。次
に、入力部2より、図4に示すように、カーソル位置検
出部15に、カーソル位置検出指令S10を入力する。
すると、カーソル位置検出部15は、カーソル位置検出
指令S10に基づいて、図2のカーソルの第一画像表示
座標(x11,y11)上の座標位置、即ち基準点P1
に対応した画素PCS11の座標(i1,j1)を検出
する。そして、カーソル位置検出部15は、図4に示す
ように、画素PCS11の座標(i1,j1)を、探索
窓変形制御部10に出力する。すると、探索窓変形制御
部10は、射影変換式検出演算部10aにおいて該座標
(i1,j1)を保持する。また、同様にして、画素P
CS11に対応する第二写真画像32上の、基準点P1
に対応する画素PCS21の第二画像表示座標(x2
2,y22)上の座標(l1、m1)も検出され、探索
窓変形制御部10に入力される。すると、探索窓変形制
御部10においては、図5に示すように、その射影変換
式検出演算部10aに互いに対応する画素PCS11、
PCS21の座標(i1,j1)、(l1,m1)が入
力される。すると、射影変換式検出演算部10aは、
a、b、c、d、e、x、y、y’を変数とする方程式
である数1のxにi1を代入し、yにj1を代入し、
y’にm1を代入して、a、b、c、d、eを変数とす
る方程式、即ち、数式2を形成する。
【数1】
【数2】
【0019】また、上記同様にして、図2の第一及び第
二ディスプレイ3、4に表示された、三次元位置の既知
な基準点P2〜P5の、第一及び第二写真画像31、3
2上の対応する画素PCS12〜15、PCS22〜P
25を、基準点P1に対応した前記画素PCS11、P
CS21以外に四組見つけ、互いに対応する座標(i2
〜5、j2〜5)、(l2〜5、m2〜5)ごとに、数
1に代入し、a、b、c、d、eを変数とする方程式を
数1以外に四個、即ち、数3、数4、数5、数6を形成
する。
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】 すると、射影変換式検出演算部10aは、それぞれ数
2、数3、数4、数5、数6に基づいて、それぞれに共
通する変数a、b、c、d、eを検出演算する。する
と、射影変換式検出演算部10aは、求められた変数
a、b、c、d、eを、窓四隅座標検出演算部10bに
出力する。すると、窓四隅座標検出演算部10bは、前
記数1に検出された変数a、b、c、d、eを代入し
て、数1をy、y’、xを変数とする、第一画像表示座
標(x11,y11)と第二画像表示座標(x22,y
22)間の射影変換式として決定する。尚、数1におけ
るx、yは、図2に示す第一画像表示座標(x11,y
11)における任意の画素の座標(x11,y11)に
対応し、y’は、第二画像表示座標(x22,y22)
における、第一画像表示座標(x11,y11)上の画
素に対応する画素の座標(x22,y22)のy22に
対応する。また、xとx’は、前記のようにx11とx
22が等しくなるように各座標(x11,y11)、
(x22,y22)が設定されているので、等しい。す
ると、窓四隅座標検出演算部10bは、前記のように相
関窓設定制御部7より探索窓変形制御部10、従って窓
四隅座標検出演算部10bに入力され、保持されていた
図2の相関窓35の四隅の座標(i6,j6)、(i
7,j7)、(i8,j8)、(i9,j9)を、数1
にそれぞれ代入し、それぞれの座標に対応する第二画像
表示座標(x22,y22)上の座標(l6,m6)、
(l7,m7)、(l8,m8)、(l9,m9)を検
出演算する。
【0020】そして、窓四隅座標検出演算部10bは、
演算したそれら四個の座標(l6,m6)、(l7,m
7)、(l8,m8)、(l9,m9)を、図4の探索
窓設定制御部9に出力する。すると、探索窓設定制御部
9は、座標(l6,m6)、(l7,m7)、(l8,
m8)、(l9,m9)に基づいて、図2の第二画像表
示座標(x22,y22)上に、座標(l6,m6)、
(l7,m7)、(l8,m8)、(l9,m9)を四
隅とする四角形の探索窓36を設定する。また、探索窓
36は、第一写真画像31上の前記比較画素群Eの位置
に対応する位置にある第二写真画像32の画素PCの集
合の中から、所定の画素PCを基準として所定の領域を
包囲するように設けられる。つまり、このような射影変
換により、探索窓36は、第一画像表示座標(x11,
y11)上の第一写真画像31が変形したと見做せる、
第二画像表示座標(x22,y22)上の第二写真画像
32の、その変形に従って、相関窓35から変形形成さ
れたこととなる。よって、このように射影変換された探
索窓36を用いることにより、相関窓35が設定された
第一写真画像31の画素PCaに対応する第二写真画像
32上の画素PCbに、探索窓36が移動した際には、
それぞれの相関窓35、36内の画像の類似度を高める
ことができ、適正なマッチング処理を行うことが可能と
なる。そして、以下のように相関窓35の中心の基準画
素PCaに対応する第二画像表示座標(x22,y2
2)上の対応画素PCbを求めるマッチング処理を行
う。
【0021】まず、探索窓設定制御部9は、図4に示す
ように、探索窓移動制御部11に探索窓設定完了指令S
11を出力する。すると、探索窓移動制御部11は、該
指令S11に基づいて、図2及び図3に示す該設定され
た探索窓36を第二写真画像32上において、第二写真
画像32上の行Qkの全ての画素PC上を通るように移
動させる。第二写真画像32上の行Qkは、第一写真画
像31上において前記相関窓35を有する前記行Qkに
対応する行(即ち同一の行)である。また、探索窓移動
制御部11は、探索窓36を移動させると共に、探索窓
36の中心の画素PCの第二画像表示座標(x22,y
22)上の座標位置を時々刻々マッチングポイント検出
演算部16に出力する。更に、探索窓移動制御部11
は、第二画像濃度値検出演算部13に、画像濃度値検出
指令S12を出力する。すると、第二画像濃度値検出演
算部13は、該指令S12に基づいて、探索窓36の移
動と共に時々刻々変化する探索窓36内の画像の濃淡の
分布状態(以下、第二濃度値データDBという)を、時
々刻々マッチングポイント検出演算部16に出力する。
【0022】すると、マッチングポイント検出演算部1
6は、それら相関窓35と探索窓36の類似度として、
相関窓35内の画像の第一濃度値データDAと、探索窓
36内の画像の第二濃度値データDBを比較する形で、
それら第一及び第二濃度値データDA、DBの相関係
数、即ち濃度値の類似度を判定する。そして、その類似
度が最も高くなる探索窓36の中心の画素PCの座標位
置を、対応画素PCbの座標位置(xb,yb)として
検出する。従って、相関窓35の基準画素PCaに対応
する第二写真画像32の対応画素PCbを検出すること
が出来る。
【0023】前記したように、第一写真画像31上の画
素PCの中から検出された画素PCは、隣接する画素P
Cとの間で明度Lの変化を生じる位置に対応するもので
ある。つまり、明度Lに変化を生じるような画素PCを
基準画素PCaとして設定される相関窓35内の画像の
濃度値(第一濃度値データDA)は、隣接する画素PC
を中心とした相関窓内の画像よりも特徴がある。即ち、
このように明度Lに変化を生じる位置に対応した画素P
Cについてのみ基準画素PCaとすることにより、第一
写真画像31上において、明度Lに変化を生じるような
特徴のある部位にのみ相関窓35を設定することができ
る。よって、第一写真画像31上において、隣接する画
素PCとの間で明度L等の色の度合に変化が生じる位置
に対応する画素PCを検出して基準画素PCaとし、該
基準画素PCaを基準として相関窓35を設定すること
により、第一写真画像31上全体に亙って多大な相関窓
35を無闇に設定すること無く、マッチング処理に必要
な(または、マッチング処理を高い正確性をもって行う
ことが出来る)相関窓35のみを設定することができ
る。従って、従来よりも相関窓35の設定数を大幅に減
少させることができ、迅速に、かつ効率良くマッチング
処理し得る。また、このように第一写真画像31上で特
徴のある相関窓35に対応するような部位は、第二写真
画像32上においても特徴的に表示される。つまり、第
二写真画像32上において、特徴のある濃度値を有する
相関窓35に対応する、探索窓36の位置を検出して対
応画素PCbの位置を検出することは容易であり、かつ
正確に検出し得る。従って、写真測量において、マッチ
ング処理を容易かつ正確に行える。
【0024】また、マッチングポイント検出演算部16
は、相関窓35の基準画素PCaに対応する第二写真画
像32の対応画素PCbを検出すると共に、図4に示す
ように、これら基準画素PCaの座標位置(xa,y
a)及び検出した対応画素PCbの座標位置(xb,y
b)を三次元情報検出演算部17に出力する。すると、
三次元情報検出演算部17は、第一及び第二写真画像3
1、32において対応する、これら基準画素PCaと対
応画素PCbの、第一及び第二画像表示座標(x11,
y11)、(x22,y22)上の基準画素PCaと対
応画素PCbの各位置(xa,ya)、(xb,yb)
に基づいて、それら基準画素PCa及び対応画素PCb
に対応する、図1に示すような被写体101の対応点P
の三次元座標位置(X,Y,Z)を、公知の算出方法に
より逐次検出する。ここで、上記のようにマッチング処
理が適正に行われているので、被写体101の立体表面
形状の適正な検出を行うことが出来る。そして、三次元
情報検出演算部17は、図4に示すように、三次元情報
メモリ19に、該検出した三次元座標位置(X,Y,
Z)を逐次格納する。また、三次元情報検出演算部17
は、相関窓設定制御部7に、相関窓移動指令S13を出
力する。
【0025】すると、該指令S13を受けた相関窓設定
制御部7は、図3に示す前記検出した画素PC13に隣
接する画素PC14との明度L、Lを比較する。する
と、それら隣接する画素PC13、PC14の明度L、
Lは、「B」と「B」であり、相関窓設定制御部7は、
明度Lに変化が生じていないと判定する。そして、相関
窓設定制御部7は、順次隣接する画素PC、PCの明度
L、Lを比較する。ここで、図2に示す被写体101を
成す明度Lは、説明の便宜上、被写体101の最右方の
第二輪郭端F2に至るまで「B」であるとする。する
と、相関窓設定制御部7は、図2に示す被写体101の
最右方の第二輪郭端F2直近で、図3に示す隣接する画
素PC47、PC48まで明度L、Lが、「B」と
「B」であり、明度Lに変化が生じていないと判定演算
し続ける。そして、次に相関窓設定制御部7は、該第二
輪郭端F2を挾んで隣接する画素PC48、PC49の
明度L、Lを比較すると、それら明度L、Lは「W」と
「B」であり、明度Lに変化が生じていると判定する。
なお第二輪郭端D1はx11軸方向(図中上下方向)に
伸延している。そして、相関窓設定制御部7は、該明度
Lに変化が生じる位置に対応する画素PC48を検出す
る。そして、該検出した明度Lに変化が生じる位置に対
応する画素PC48を、新たに基準画素PCaとする。
そして、第一写真画像31上に、図3に示すように、該
基準画素PCaを基準として所定の領域を包囲する、即
ち5×5個の画素PCから形成される相関窓35を新た
に設定する。つまり、このような要領で、第一写真画像
31上において、隣接する画素PC、PCの明度L、L
を比較することを繰り返して、それら明度L、Lに変化
が生じる位置に対応する画素PCを検出し、該検出した
画素PCを基準画素PCaとして相関窓35を設定す
る。そして、第二写真画像32上において、該設定した
相関窓35に対応した探索窓36を設定し、それら相関
窓35及び探索窓36の濃度値の類似度を判定する形
で、相関窓35の基準画素PCaに対応する第二写真画
像32上の対応画素PCbを検出する。そして、これら
基準画素PCaと対応画素PCbの、第一及び第二画像
表示座標(x11,y11)、(x22,y22)上の
各位置(xa,ya)、(xb,yb)に基づいて、そ
れら基準画素PCa及び対応画素PCbに対応する、被
写体101の対応点Pの三次元座標位置(X,Y,Z)
を検出して三次元情報メモリ19に格納することを繰り
返す。
【0026】そして、相関窓設定制御部7は、三次元情
報検出演算部17から相関窓移動指令S13が入力され
た際に、第一写真画像31上の全ての行の比較画素群E
について画素PCの明度Lの比較が終了しているときに
は、第一及び第二画像表示制御部22、25に写真測量
終了指令S14を出力する。すると、第一及び第二画像
表示制御部22、25は、該指令S14に基づいて、第
一及び第二ディスプレイ3、4から第一及び第二写真画
像31、32を消去する。
【0027】そこで、図4に示す入力部2により、三次
元情報出力信号S15を入力すると、主制御部1は、該
信号S15に基づいて、三次元情報出力制御部20に三
次元情報出力指令S16を出力する。すると、三次元情
報出力制御部20は、該指令S16に基づいて、三次元
情報メモリ19に格納された被写体101の三次元座標
位置(X,Y,Z)に基づいた、図1に示す被写体10
1の三次元形状を第一ディスプレイ3(または第二ディ
スプレイ4)に表示することが出来る。従って、測量技
術者は、被写体101の三次元形状を得ることが出来
る。なお、被写体101の三次元座標(X、Y、Z)
は、上述したマッチング処理の結果、画素PCの明度変
化の有る部位についてのみ、従って、被写体101の輪
郭部分や、形状変化の有る部分のみしか検出されない
が、通常の測量において求める三次元位置は、被写体1
01の輪郭部分や、形状変化の有る部分の三次元位置の
みで十分であることが多いことから、十分な実用性を備
えている。
【0028】なお、上述の実施例においては、第一及び
第二ディスプレイ3、4に表示される第一及び第二写真
画像31、32を白黒画像として、隣接する画素PCの
明度Lを比較したが、もちろんカラー画像として、隣接
する画素PC等の画素の色度または、明度及び色度の組
合せについて比較する形で相関窓35等の相関窓を設定
してマッチング処理をするようにしても良いことは言う
までもない。なお、明度及び色度を共に用いれば、第一
写真画像31上において特徴的な部位に対応する画素P
C、即ち基準画素PCaとなり得る画素の検出及びその
後のマッチング処理をより正確に行えるので、より正確
にマッチングし得る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本発明のうち第1の発明は、被写体101を所定距離離
れた複数の第1撮影地点LP1、第2撮影地点LP2等
の地点から取得した第一写真画像と第二写真画像に基づ
いて、該被写体の三次元測量をする写真測量において、
前記被写体を、所定の第一写真画像31として取得し、
かつ所定の第二写真画像32として取得し、前記第一写
真画像上において、隣接する画素PCについて明度L等
の色の度合を比較して該色の度合に変化が生じる位置に
対応する画素を検出し、前記検出した色の度合に変化が
生じる位置に対応する画素を、基準画素PCaとし、前
記第一写真画像上に、前記基準画素を基準として所定の
領域を包囲する相関窓35を設定し、前記第二写真画像
上に、前記設定した相関窓に対応した探索窓36を設定
し、前記探索窓を前記第二写真画像上で移動して、前記
相関窓内の画像と前記探索窓内の画像との類似度を判定
し、前記相関窓の基準画素に対応する前記第二写真画像
上の対応画素PCbを検出し、前記第一及び第二写真画
像において対応する、それら第一及び第二写真画像上の
前記基準画素と前記対応画素の各座標位置(xa,y
a)、(xb,yb)等の位置に基づいて、前記被写体
の三次元座標位置(X,Y,Z)等の三次元位置を検出
するようにして構成したので、色の度合に変化を生じる
位置に対応した画素のみを基準画素とすることにより、
第一写真画像上において、色の度合に変化を生じるよう
な特徴のある部位にのみ相関窓が設定される。つまり、
従来のように第一写真画像上全体に亙って多大な相関窓
を無闇に設定する必要がなく、マッチング処理に必要な
相関窓のみを設定することができる。よって、従来より
も相関窓の設定数を大幅に減少させることができ、迅速
に、かつ効率良くマッチング処理し得る。また、このよ
うに第一写真画像上で特徴のある相関窓に対応するよう
な部位は、第二写真画像上においても特徴的に表示され
る。つまり、第二写真画像上において、隣接する画素の
集合体よりも特徴のある相関窓に対応する、探索窓の位
置を検出して対応画素の位置を検出することは容易であ
り、かつ正確に行い得る。よって、写真測量において、
マッチング処理を容易かつ正確に行える。また、このよ
うに、色の度合に変化が生じる部位は、物体の輪郭上、
特徴的な部位であることが多く、そうした部位の三次元
位置をマッチング処理より求めるのみで、実際の測量に
は十分な実用性を有している。
【0030】また、本発明のうち第2の発明は、第1の
発明において、前記色の度合が、明度L等の明度または
色度であるように構成したので、第1の発明の効果に加
えて、第一及び第二写真画像が白黒画像である場合は、
明度を用いれば、第一写真画像上において特徴的な部位
に対応する画素を検出でき、効率良くマッチング処理し
得る。また第一及び第二写真画像がカラー画像である場
合は、色度を用いれば、第一写真画像上において特徴的
な部位に対応する画素を検出でき、効率良くマッチング
処理し得るばかりか、明度及び色度を共に用いれば、該
画素の検出をより正確に行えるので、より正確にマッチ
ング処理し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による写真測量方法により写真
測量を実施している一例を示す模式図である。
【図2】図2は、解析装置によるマッチング処理の一実
施例を示す模式図である。
【図3】図3は、図2に示した相関窓及び探索窓を拡大
した一例を示す模式図である。
【図4】図4は、図2に示した解析装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図5】図5は、図4に示した解析装置の探索窓変形制
御部の詳細を示すブロック図である。
【符号の説明】
31……第一写真画像 32……第二写真画像 35……相関窓 36……探索窓 101……被写体 L……色の度合(明度) LP1……地点(第1撮影地点) LP2……地点(第2撮影地点) PCa……基準画素 PCb……対応画素 (X,Y,Z)……三次元位置(三次元座標位置) (xa,ya)……位置(座標位置) (xb,yb)……位置(座標位置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を所定距離離れた複数の地点から
    取得した第一写真画像と第二写真画像に基づいて、該被
    写体の三次元測量をする写真測量において、 前記被写体を、所定の第一写真画像として取得し、かつ
    所定の第二写真画像として取得し、 前記第一写真画像上において、隣接する画素について色
    の度合を比較して該色の度合に変化が生じる位置に対応
    する画素を検出し、 前記検出した色の度合に変化が生じる位置に対応する画
    素を、基準画素とし、 前記第一写真画像上に、前記基準画素を基準として所定
    の領域を包囲する相関窓を設定し、 前記第二写真画像上に、前記設定した相関窓に対応した
    探索窓を設定し、 前記探索窓を前記第二写真画像上で移動して、前記相関
    窓内の画像と前記探索窓内の画像との類似度を判定し、
    前記相関窓の基準画素に対応する前記第二写真画像上の
    対応画素を検出し、 前記第一及び第二写真画像において対応する、それら第
    一及び第二写真画像上の前記基準画素と前記対応画素の
    各位置に基づいて、前記被写体の三次元位置を検出する
    ようにして構成した写真測量方法。
  2. 【請求項2】 前記色の度合が、明度または色度である
    請求項1に記載の写真測量方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001243451A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Olympus Optical Co Ltd 画像間対応探索方法
JP2009058503A (ja) * 2007-08-10 2009-03-19 Leica Geosystems Ag 非接触で対象表面の座標を測定する測定方法および測定システム
CN109631764A (zh) * 2018-11-22 2019-04-16 南京理工大学 基于RealSense相机的尺寸测量系统及方法

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