JPH08285549A - リサイクル処理を可能とする製品を構成する部品及びその部品を識別する部品識別システム - Google Patents

リサイクル処理を可能とする製品を構成する部品及びその部品を識別する部品識別システム

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JPH08285549A
JPH08285549A JP9329895A JP9329895A JPH08285549A JP H08285549 A JPH08285549 A JP H08285549A JP 9329895 A JP9329895 A JP 9329895A JP 9329895 A JP9329895 A JP 9329895A JP H08285549 A JPH08285549 A JP H08285549A
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JP
Japan
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component
product
mark
recycling process
identifying
Prior art date
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Application number
JP9329895A
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English (en)
Inventor
Keiko Kitagawa
桂子 喜多川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、確実かつ効率的なリサイクル
処理を行う。 【構成】 解体された廃棄家電製品の筐体等である部品
1には、設計製造時に予め、部品1の材質を示す記号化
されたマーク2が設けられている。このマーク2は、図
1(b)に示すように、部品(特にプラスチック部品)
に直接開けられた複数の孔3からなり、図1(c)にそ
の孔3を斜め上方より見た斜視図を示す。マーク2を構
成する複数の孔3による記号化は、例えば点字表示によ
り行われてている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リサイクル処理を可能
とする製品を構成する部品に関し、特に光学的に材質を
検出可能とするリサイクル処理を可能とする製品を構成
する部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、経済活動等の目まぐるしい進展に
伴い、家電製品、自動車等の種々の製品が一般地域社会
に広く普及していることは周知のこととなっている。こ
れらの製品は耐久消費材であり、所定の耐用年数の期間
使用された後、買い替え等により廃棄されるのが普通で
ある。
【0003】一方、今日においては、一般の可燃廃棄物
以外に上記のような耐久消費材や住宅あるいはその他の
建造物の廃棄等に伴う産業廃棄物の処理が多くの社会問
題となっており、自治体レベルにおいては、一般家庭に
対しての可燃廃棄物等の分別の協力により可燃物は焼却
しその焼却熱をエネルギとして利用すると共に、缶や瓶
等においては再利用することで資源をリサイクルし、上
記の廃棄物処理の問題の解決が試みられている。
【0004】同様に、特に家電製品あるいは自動車のよ
うな製品の廃棄物においても、単に廃棄という処理で
は、上記社会問題に対応できず、製品の各部品を再利用
可能な部品としたり、部品を素材毎に回収しその素材を
再加工するといった提案がなされ、一部実用化されて
る。
【0005】しかし、例えば、各部品を素材毎に回収し
その素材を再加工するといった場合、各部品に求められ
る特性上、各部品を構成する素材は、多岐にわたってお
り、単に金属、プラスティックというような分類だけで
回収することでは解決できず、特にプラスティックにお
いてはより細かく材質毎に分類することが困難であると
いった問題があった。そこで、従来は、例えば家電製品
等の筐体を構成するプラスティック部品の裏側に、アル
ファベット文字等による刻印表示を行い、この刻印表示
に基づいて材質毎に分類していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
刻印表示の読みよりは目視による判別を想定している
が、刻印が通常部品構成材質と同材質により形成されて
いるため、文字が非常に読み取り難いばかりでなく、今
後のリサイクル処理の進展に伴う回収部品の量の増大を
考慮すると、上記のような刻印表示による判別・分類に
は限界があるといった問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成で、確実かつ効率的にリサイクル処
理のできるリサイクル処理を可能とする製品を構成する
部品を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリサイクル処理
を可能とする製品を構成する部品は、光学的に識別可能
な前記部品の材質を示すマークを備えて構成される。
【0009】
【作 用】本発明のリサイクル処理を可能とする製品を
構成する部品では、前記マークにより光学的に識別可能
な前記部品の材質を示すことで、簡単な構成で、確実か
つ効率的なリサイクル処理を可能とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0011】図1乃至図6は本発明の一実施例に係わ
り、図1は製品を構成する部品を説明する説明図、図2
は図1の部品に設けられるマークの記号化を説明する説
明図、図3は図1の部品を識別する識別方法を説明する
説明図、図4は図3の識別に用いられる検出器を説明す
る説明図、図5は図3の識別により部品を分類する方法
を説明する説明図、図6は図1の部品に設けられるマー
クの変形例を説明する説明図である。
【0012】図1(a)に示すように、解体された廃棄
家電製品の筐体等である部品1には、設計製造時に予
め、部品1の材質を示す記号化されたマーク2が設けら
れている。このマーク2は、図1(b)に示すように、
部品(特にプラスチック部品)に直接開けられた複数の
孔3からなり、図1(c)にその孔3を斜め上方より見
た斜視図を示す。
【0013】マーク2を構成する複数の孔3による記号
化は、例えば点字表示により行われており、部品1の材
質が PS(ポリスチレン)ならば図2(a)のような
記号化された孔3からなるマーク2が形成され、PE
(ポリエチエレン)ならば図2(b)のような記号化さ
れた孔3からなるマーク2が形成され、ABSならば図
2(c)のような記号化された孔3からなるマーク2が
形成されることになる。
【0014】このように構成された解体回収され洗浄処
理された部品1の判別では、図3に示すように、部品1
はベルトコンベア11により矢印の方向に所定の速度で
移動し、光源12の前を通過する。この光源12を通過
する際、部品1の孔3を光源12からの光が透過し、検
出装置13の検出面に孔3により記号化されたマーク
(図の例ではPSに対応するマーク)が形成されること
になる。
【0015】孔3は、図1(b)に示したように、筐体
面から斜めに削り出されて形成することで、入射する光
が透過しやすく形成されている。
【0016】検出装置13による検出は、例えばCCD
等のイメージセンサによる検出でもよいが、図4に示す
ように、フォトセンサ21をマトリックス状に2次元的
に配置して各フォトセンサ21をスキャンすることで検
出するようにしても良い。
【0017】このように検出が行われると、図5に示す
ように、部品1はベルトコンベア11によりさらに前方
に移動させられ、図示しないホストコンピュータが検出
装置からの検出データにより公知の仕分けシステム31
を稼動させ、材質毎(ここでは、PS,PE,ABS
等)に自動仕分けを行う。この仕分けシステム31は公
知であるので説明は省略する。
【0018】このように本実施例の部品によれば、マー
ク2をアルファベット点字規則に基づく複数の孔3によ
り形成しているので、光学的な検出を自動的に行うこと
でき安価で確実かつ効率的にリサイクル処理を行うこと
が可能となるばかりでなく、アルファベット点字規則に
基づいて孔3を形成しているので、国内だけでなく海外
においても何等変更を必要とすることなく、統一したリ
サイクルシステムの構築が可能となる。
【0019】なお、解体された部品がベルトコンベア上
に載せられる方向は必ずしも一定である必要はなく、こ
の場合、光源及び検出装置を複数設けれることで対処す
ることが可能である。
【0020】また、識別方法は孔による記号化マークを
用いる方法に限らず、図6(a)に示すようなバーコー
ド41を検出する方法や図6(b)に示すようなバーコ
ード状に部品1に凹凸部42を設け付け影を検出方法、
あるいは図6(c)に示すようなマトリックス状の枠4
3をアルファベット点字規則により塗り潰し検出する方
法でも良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリサイクル
処理を可能とする製品を構成する部品によれば、マーク
により光学的に識別可能な前記部品の材質を示すので、
簡単な構成で、確実かつ効率的なリサイクル処理ができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製品を構成する部品の一実施例を説明
する説明図である。
【図2】図1の部品に設けられるマークの記号化を説明
する説明図である。
【図3】図1の部品を識別する識別方法を説明する説明
図である。
【図4】図3の識別に用いられる検出器を説明する説明
図である。
【図5】図3の識別により部品を分類する方法を説明す
る説明図である。
【図6】図1の部品に設けられるマークの変形例を説明
する説明図である。
【符号の説明】
1 部品 2 マーク 3 孔 11 ベルトコンベア 12 光源 13 検出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に識別可能な前記部品の材質を示
    すマークを備えたことを特徴とするリサイクル処理を可
    能とする製品を構成する部品。
  2. 【請求項2】 前記マークは、 前記部品に形成された複数の孔からなり、 前記孔は、所定の規則に基づき形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のリサイクル処理を可能とする
    製品を構成する部品。
  3. 【請求項3】 前記所定の規則は、点字規則であること
    を特徴とする請求項2に記載のリサイクル処理を可能と
    する製品を構成する部品。
  4. 【請求項4】 前記点字規則は、アルファベット点字規
    則であることを特徴とする請求項3に記載のリサイクル
    処理を可能とする製品を構成する部品。
  5. 【請求項5】 リサイクル処理を可能とする製品を構成
    する部品を識別する部品識別システムにおいて、 前記部品は、光学的に識別可能な所定の規則に基づき形
    成された複数の孔からなる前記部品の材質を示す複数の
    マークを有し、 前記マークに光を照射する光源手段と、 前記マークを透過した前記光源手段からの光を検出する
    検出手段とを備えたことを特徴とするリサイクル処理を
    可能とする製品を構成する部品を識別する部品識別シス
    テム。
  6. 【請求項6】 製品を構成する部品を識別する部品識別
    方法において、 前記部品に設けられた光学的に識別可能な所定の規則に
    基づき形成された複数の孔からなる前記部品の材質を示
    すマークに光を照射し、前記マークを透過した前記光を
    検出することを特徴とするリサイクル処理を可能とする
    製品を構成する部品を識別する部品識別方法。
JP9329895A 1995-04-19 1995-04-19 リサイクル処理を可能とする製品を構成する部品及びその部品を識別する部品識別システム Pending JPH08285549A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174632A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Nippon Shokubai Co Ltd 材質識別剤およびこれを用いたプラスチック包装材
JP2004508785A (ja) * 2000-09-25 2004-03-18 フォーナック アーゲー 耳用装置、同装置の製造方法及び同方法の適用
JP2007038516A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Yazaki Corp 樹脂成形品及び樹脂成形品の処理方法
KR20130063458A (ko) * 2011-12-06 2013-06-14 (주) 네톰 전자제품의 금속자원 정보 시스템

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030624