JPH08282630A - 充填ノズル - Google Patents

充填ノズル

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JPH08282630A
JPH08282630A JP9531995A JP9531995A JPH08282630A JP H08282630 A JPH08282630 A JP H08282630A JP 9531995 A JP9531995 A JP 9531995A JP 9531995 A JP9531995 A JP 9531995A JP H08282630 A JPH08282630 A JP H08282630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
filling nozzle
slit
valve member
filling
Prior art date
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Pending
Application number
JP9531995A
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English (en)
Inventor
Susumu Hagiwara
進 萩原
Mitsuru Kunii
満 国井
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な機構を要せずに、応答性に優れ、充填
時間を短縮することのできる充填ノズルを提供するこ
と。 【構成】 非弾性体からなる管状の吐出管11の吐出口
に、該吐出口11aを閉塞する弁部材12を、上記吐出
管11外周に嵌装される固定体13で固定してなる充填
ノズルであって、上記弁部材12は、弾性体からなり中
央にスリット12aを有する平面状部分121を備えて
おり、該スリット12aは、一定の圧力以上で開放する
ようになしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は充填ノズル、詳しくは、
複雑な機構を必要とせずに、応答性に優れ、充填時間を
短縮することのできる充填ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャンプーや食器用洗剤等の製品
の製造に際して、空の容器にシャンプーや洗剤等の液体
の内容物を液体充填装置により充填する工程がある。こ
のような液体充填装置は、空の容器に液体を吐出させる
充填ノズルを有しており、該充填ノズルは、通常、その
上下方向に配設された吐出管先端の上記吐出口に機械的
な弁機構を有している。そして、その下方を順次運搬さ
れる容器に対して、該容器の位置と連動して上記弁機構
及びポンプ等を駆動してシャンプーや洗剤等の液体を該
容器内に充填している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな充填ノズルにおいては、機械的な弁機構により充填
ノズルの開閉を行うため、該充填ノズルに複雑な機構が
必要となるという問題があった。また、機械的な弁機構
では充填時における応答性に限界があり、更なる充填時
間の短縮に際しては問題となっていた。更に、上記充填
ノズルの補修には、手間がかかるという問題もあった。
【0004】従って、本発明の目的は、複雑な機構を必
要とせずに、応答性に優れ、充填時間を短縮することの
できる充填ノズルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、非弾性体から
なる管状の吐出管11の吐出口11aに、該吐出口11
aを閉塞する弁部材12を、上記吐出管11外周に嵌装
される固定体13で固定してなる充填ノズルであって、
上記弁部材12は、弾性体からなり中央にスリット12
aを有する平面状部分121を備えており、該スリット
12aは、一定の圧力以上で開放するようになしてある
ことを特徴とする充填ノズルを提供することにより、上
記目的を達成したものである。
【0006】
【作用】本発明の充填ノズルによれば、充填される液体
の圧力を変えるだけで、充填ノズルの弁を開閉させるこ
とができ、複雑な機構を必要としない。また、充填され
る液体の液圧が一定以上となれば、直ちにスリットが開
放され、応答性良く液体を充填することができ、その結
果、充填時間を短縮することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の充填ノズルの一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は本実施例の充填ノズ
ルの斜視図であり、(a) はスリットが閉じた状態、(b)
はスリットが閉じた状態である。図2は本実施例の充填
ノズルの縦断面図、図3は本実施例の充填ノズルの分解
斜視図である。図4は本実施例の充填ノズルを用いた液
体充填装置の構成概要図である。
【0008】本実施例の充填ノズル1は、図1に示され
るように、非弾性体からなる管状の吐出管11の吐出口
11aに、該吐出口11aを閉塞する弁部材12を、上
記吐出管11外周に嵌装される固定体13で固定してな
り、上記弁部材12は、弾性体からなり中央にスリット
12aを有する平面状部分121を備えており、該スリ
ット12aは、一定の圧力以上で開放するようになして
ある。また、上記弁部材12は、その上記平面状部分1
21の周縁に、上記吐出管11外周と上記固定体13内
周との間に挟止される周壁部122を有している。
【0009】本実施例の上記充填ノズル1について更に
詳しく説明する。図2及び図3に示すように、上記吐出
管11は、円形横断面を有する管材で、該吐出管11内
の液体の圧力では容易に変形することのない金属等の非
弾性体からなっている。また、上記吐出管11の先端は
薄肉化されており、上記吐出口11aが開口されてい
る。この薄肉化されている部分の上部には、雄ネジ部1
11が形成されている。
【0010】上記弁部材12は、円盤状の上記平面板部
分121と円筒状の上記周壁部122とから構成されて
おり、上記吐出管11内の液体の圧力で変形可能な弾性
体からなっている。上記平面板部分121には、十字状
の上記スリット12aが形成されており、上記吐出管1
1内の液体の圧力がある一定の圧力以上となったとき
に、開放されるようになされている。また、充填される
液体としては、閉状態時における上記スリット12aか
ら漏れ出ない程度の適度な粘度を有しているものが好ま
しい。
【0011】上記固定体13は、上記吐出管11の薄肉
部分の外径よりやや大きい内径を有する環状の部材で、
該吐出管11と同様に該吐出管11内の液体の圧力では
容易に変形することのない金属等の非弾性体からなって
いる。上記固定体13の下端には開口部13aが開口さ
れており、該開口部13aの周囲には鍔部131が形成
されている。また、上記固定体13の内周上部には、上
記雄ネジ部111に螺合する雌ネジ部132が形成され
ている。
【0012】上記弁部材12を、上記固定体13によ
り、上記吐出管11に固定するには、先ず、上記周壁部
121を上記吐出管11の薄肉部分下方に挿入して、該
弁部材12を上記吐出管11に嵌装する。次に、嵌装さ
れた上記弁部材12の上から、上記固定体13を更に嵌
装し、上記雄ネジ部111に上記雌ネジ部132を螺合
させる。
【0013】このようにして上記吐出管11に固定され
た上記弁部材12は、その上記周壁部122が該吐出管
11の薄肉部外周下部と上記固定体13の内周下部とに
より挟止されると共に、その上記平面状部分121の周
縁が上記鍔部131により下方より上記吐出口11aの
下端面に面接されており、その全体が確実に固定される
ようになされている。このため、上記弁部材12は、上
記吐出管11内の液体の圧力が上昇しても、容易に脱落
し難くされている。
【0014】本実施例の上記充填ノズル1を用いた液体
充填装置を図4に示す。図4に示される液体充填装置に
おいては、上記充填ノズル1は、上下方向に配設された
送液管2の下端に配されており、該送液管2はその上方
で180度屈曲されて、分岐部3に接続されている。上
記分岐部3の下端には別の送液管6が連設され、該送液
管6は充填される液体の貯蔵用のタンク7の下面に接続
されている。上記分岐部3には、その中央から側方に向
けてシリンダー8が分岐連設されており、該シリンダー
8にはピストン9が挿入されている。また、上記分岐部
3の内部には、一対の逆止弁4、5が設けられている。
上記逆止弁4、5は、共にボールバルブであり、ボール
の上部にはそれぞれウエイトが取り付けられており、そ
れぞれの逆止弁4、5の開閉するときの上記分岐部3内
の液体の圧力を調節し得るようになしてある。
【0015】上記の液体充填装置により、液体を充填す
る際の工程を簡単に説明する。1回の液体の充填が終了
した時点では、上記ピストン9は上記シリンダー8内の
上端に位置している。この状態から、上記ピストン9を
下方に駆動すると、上記分岐部3及び上記シリンダー8
内の液体の圧力が下がり、上方の上記逆止弁4が閉じる
と共に、下方の上記逆止弁5が開く。上記ピストン9が
上記シリンダー8内において下端まで移動されると、空
の容器10への1回分の充填量の液体が、上記タンク7
から上記分岐部3及び上記シリンダー8内に新たに送出
される。
【0016】次に、上記シリンダー8内の上記ピストン
9を上方に駆動すると、上記分岐部3及び上記シリンダ
ー8内の液体の圧力が上がり、上方の上記逆止弁4が開
くと共に、下方の上記逆止弁5が閉じる。上記ピストン
9が上記シリンダー8内において上端まで移動される
と、1回分の充填量の液体が、上記分岐部3及び上記シ
リンダー8内から上記送液管2を介して、上記充填ノズ
ル1から空の上記容器10内に充填される。尚、図4
中、14は上記容器10を搬送し、且つ上記充填ノズル
1の下方において該容器10を上下させるガイドであ
る。
【0017】この時、上記分岐部3の上方の上記逆止弁
4が開くと、上記送液管2及びこれに連設された上記吐
出管11内の液体の圧力が上昇し、これと同時に上記弁
部材12の上記スリット12aが開いて、上記容器10
への液体の充填が直ちに開始される。また、上記ピスト
ン9が、上記シリンダー8内で上端まで移動されると上
方の上記逆止弁4が閉じ、上記送液管2及びこれに連設
された上記吐出管11内の液体の圧力が低下して上記弁
部材12の上記スリット12aが直ちに閉じて、上記容
器10への液体の充填が終了する。その後順次搬送され
てくる空の容器に対して液体の充填が同様に行われる。
【0018】上記実施例の充填ノズル1は、上述のよう
に構成されており、非弾性体の上記吐出管11の上記吐
出口11aに弾性体からなる上記弁部材12を設けるこ
とにより、機械的な複雑な弁機構を設ける必要がなく、
充填される液体の圧力を変えるだけで上記スリット12
aを開閉させることができる。また、複雑な機構を必要
としないので、その補修が簡単であるという利点も有し
ている。
【0019】また、上記スリット12aが上記平面状部
分121に形成されているため、充填される液体の圧力
の変化に直ちに反応して、充填時間を短縮することがで
きる。仮に、上記スリット12aが凸球面状部分に設け
られた場合には、充填される液体の圧力が該球面状部分
の膨張あるいは収縮に使われてしまうため、スリットが
平面状部分に設けられる場合に比して応答性が悪くなっ
てしまう。応答性が悪いと上記弁部材12における液切
れが遅くなり、上記容器10の外側面に液垂れを生じさ
せ易くなる。また、スリットが凸球面状部分に設けられ
ると、液の広がる角度が大きくなってしまうため、液の
飛散や泡立ちが多くなってしまう。本実施例の上記充填
ノズル1においては、上記スリット12aが上記平面状
部分121に形成されているためこのようなことがな
い。
【0020】更に、上記実施例の充填ノズル1において
は、上記弁部材12が上記周壁部122を有しており、
該周壁部122が上記吐出管11外周と上記固定体13
内周との間に挟止されているため、該弁部材12を上記
吐出口11aに確実に固定することができる。
【0021】本発明は、上記実施例に制限されるもので
はない。例えば、上記実施例において、上記スリット1
2aは十字状に形成されたが、図5(a) 〜(d) に示され
るように、充填される液体の性質(粘度や比重等)や上
記吐出管11の管径等により、適当な形態が選択されれ
ばよい。更に、上記実施例においては、上記吐出管11
は円形断面を有しているが、多角形断面を有していても
よい。また、上記弁部材12は、上記周壁部122を有
しているのが好ましいが、単に円盤状の上記平面板部分
121のみから形成されて、上記固定体13の上記鍔部
131によって上記吐出口11端面に固定されるように
なしてもよい。その他の点に関しても、本発明の趣旨を
逸脱しない限り、適宜変更可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の充填ノズルによれば、複雑な機
構を必要とせずに、応答性に優れ、充填時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填ノズルの一実施例の斜視図であ
り、(a) はスリットが閉じた状態、(b) はスリットが閉
じた状態である。
【図2】本発明の充填ノズルの一実施例の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の充填ノズルの一実施例の分解斜視図で
ある。
【図4】本発明の充填ノズルの一実施例を用いた液体充
填装置の構成概要図である。
【図5】(a) 〜(d) は本発明の充填ノズルの他の実施例
における、スリットの種々の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 充填ノズル 11 吐出管 11a 吐出口 12 弁部材部 12a スリット 121 平面状部分 122 周壁部 13 固定体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非弾性体からなる管状の吐出管11の吐
    出口11aに、該吐出口11aを閉塞する弁部材12
    を、上記吐出管11外周に嵌装される固定体13で固定
    してなる充填ノズルであって、上記弁部材12は、弾性
    体からなり中央にスリット12aを有する平面状部分1
    21を備えており、該スリット12aは、一定の圧力以
    上で開放するようになしてあることを特徴とする充填ノ
    ズル。
  2. 【請求項2】 上記弁部材12が、その上記平面状部分
    121の周縁に、上記吐出管11外周と上記固定体13
    内周との間に挟止される周壁部122を有している、請
    求項1に記載の充填ノズル。
JP9531995A 1995-04-20 1995-04-20 充填ノズル Pending JPH08282630A (ja)

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JP9531995A JPH08282630A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 充填ノズル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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