JPH08280677A - 超音波による骨の診断方法および装置 - Google Patents

超音波による骨の診断方法および装置

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JPH08280677A
JPH08280677A JP11130295A JP11130295A JPH08280677A JP H08280677 A JPH08280677 A JP H08280677A JP 11130295 A JP11130295 A JP 11130295A JP 11130295 A JP11130295 A JP 11130295A JP H08280677 A JPH08280677 A JP H08280677A
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wave
bone
ultrasonic
ultrasonic wave
radius
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JP11130295A
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English (en)
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Noburo Takai
信朗 高井
Haruyoshi Hirata
治義 平田
Takuji Suzaki
琢而 須崎
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B8/0875Detecting organic movements or changes, e.g. tumours, cysts, swellings for diagnosis of bone

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 骨粗鬆症などの状態をより的確にしかも簡単
に診断することができる超音波による骨の診断方法およ
び装置を提供すること。 【構成】 超音波発信部2から出力される超音波を前腕
3の橈骨4に入射して、これを透過させ、そのときの透
過波を超音波受信部5において受信し、そのときの波形
に基づいて橈骨4の性状に関する情報を得るようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、骨の性状(骨量、骨
強度など)に関する情報を得るための超音波による骨の
診断方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体における骨の性状を診断する従来の
手法として、 X線を骨に照射してこれを透過させ、骨中でのX線
の吸収量を測定して骨の面密度を求め、この骨面密度が
小さい場合には骨量が小であるから骨が折れ易いという
ように、骨粗鬆症による骨折の程度と対応づけるところ
の二重エネルギーX線吸収法(DEXA、または、DX
A)や、 超音波を踵骨または膝蓋骨に照射してこれらを透過
させ、そのとき超音波が透過するのに要した時間から、
骨内の超音波の伝搬速度と、透過後の超音波信号の減衰
率を求め、伝搬速度から骨のヤング弾性率を推定し、骨
強度と対応づけ、減衰率からは別のDEXA診断装置で
求めた骨面密度から骨量を推定により対応づける方法が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の手法で用いるDEXA診断装置が大型でかつ高価であ
るといった問題があるとともに、この手法においてはX
線被曝の問題がある。また、前記の手法は、開発され
て日が浅いため未だ実績が少なく、この超音波法に用い
る超音波診断装置が前記DEXA診断装置と相関性が一
応あるという段階である。したがって、従来では骨の診
断を行うにあたり、骨量(骨の面密度)を求めるのが主
となっており、また、超音波診断装置で求めた骨強度の
各情報は、DEXA診断装置で測定した値と相関性が有
るということに基づいて信用され得ると考えられている
のが現状である。このように従来では、骨の診断を行う
ために上述した骨量や骨強度についての情報を同時に
得、これらの情報から総合的に骨粗鬆症の程度を判断で
きる装置はなかった。
【0004】ところで、人体において骨粗鬆症が原因で
最も骨折しやすい部位は、脊椎、大腿骨頸部および橈骨
と言われているが、従来においては、超音波方式ではこ
れらの骨折しやすい部位における骨の診断方法や装置は
開発されていなかった。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、骨粗鬆症などの状態をより的確にしかも簡単
に診断することができる超音波による骨の診断方法およ
び装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の超音波による骨の診断方法は、超音波発
信部から出力される超音波を前腕の橈骨に入射して、こ
れを透過させ、そのときの透過波を超音波受信部におい
て受信し、そのときの波形に基づいて橈骨の性状に関す
る情報を得るようにしたことを特徴としている。
【0007】また、この発明の超音波による骨の診断装
置は、超音波を前腕の橈骨に入射させる超音波発信部
と、前記橈骨を透過した透過波を受信する超音波受信部
と、この超音波受信部に受信された信号の波形処理およ
び演算を行う演算処理部とからなり、前記波形に基づい
て橈骨の性状に関する情報を得るようにしたことを特徴
としている。
【0008】そして、上記装置を用いて測定を行う場
合、前腕における被測定部位と、超音波発信部および超
音波受信部との間に空気を介在させないようにするのが
好ましく、例えば、 a.被測定部位を、水、または、水とグリセリンとを調
合した整合液を入れた伸縮可能な袋(ボーラス)に密着
させた状態で、超音波発信部および超音波受信部に密着
させる。 b.被測定部位にゲル状(またはゼリー状)物質を塗布
し、その状態で超音波発信部および超音波受信部に密着
させる。 c.被測定部位に含水ポリマーやシリコンパッドなどを
密着させた状態で、超音波発信部および超音波受信部に
密着させる。 d.被測定部位を予め超音波発信部および超音波受信部
が設置されている水中に入れる。などの手法がある。
【0009】
【作用】この発明の超音波による骨の診断方法および装
置においては、従来の踵骨や膝蓋骨に超音波を照射する
手法に比べて測定が容易であり、また、橈骨は、踵骨や
膝蓋骨に比べて構造が比較的簡単であるので、波形処理
などを簡単に行えるとともに、精度の高い診断を行うこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の詳細を、図を参照しながら
説明する。まず、図1は、この発明の第1実施例を示
し、この図において、1はパルス発信部、2はパルス発
信部1からのパルス出力を受けて所定の周波数(または
ある周波数帯域)のパルス状の超音波Sを人間の前腕
(手首から肘までにおけるいずれかの箇所)3の橈骨4
に入射させる超音波発信部、5は橈骨4を透過した透過
波を受信する超音波受信部、6は超音波受信部5の出力
を適宜増幅する信号増幅器、7は透過波の波形処理およ
び演算を行う演算処理部としてのコンピュータ、8は表
示装置である。なお、9は前腕3のもう一つの骨である
尺骨、10は橈骨4および尺骨9の周囲の軟部組織であ
る。
【0011】前記超音波発信部2と超音波受信部5は、
一つの支持ボディ11から平行かつ同じ方向に適宜の間
隔をおいて延設されたアーム12,13によって互いに
対向するように保持され、アーム12,13を矢印で示
すように適宜移動することにより、超音波発信部2と超
音波受信部5との間、つまり、前腕3の挿通空間を適宜
調節できるように構成されている。そして、超音波発信
部2および超音波受信部5の先端側には、前腕3の外形
に沿うように湾曲した前腕当接部2A,5Aが形成され
ている。
【0012】そして、この実施例においては、測定に際
して、超音波発信部2の前腕当接部2Aおよび超音波受
信部5の前腕当接部5Aを前腕3における被測定部位
(橈骨4が存在する手首と肘との間の適宜の箇所)に直
接当接させるのではなく、伸縮可能な袋内に水、また
は、水とグリセリンとを適宜の割合で混ぜ合わせた整合
液を収容した音響インピーダンス整合体14を、前腕当
接部2A,2Bに着脱自在に取り付け、前記被測定部位
に音響インピーダンス整合体14を密着させ、もって、
被測定部位と、超音波発信部2および超音波受信部5と
の間に空気を介在させないようにしている。
【0013】このようにする理由は次の通りである。す
なわち、測定時に、前記被測定部位と、超音波発信部2
および超音波受信部5との間に空気層が形成されている
と、空気層から前腕3に超音波が入射する際、または、
前腕3内に入射して橈骨4を透過した超音波(透過波)
が前腕3から空気層に出る際に、前腕3と空気層との境
界で音響インピーダンスが変化するが、このような部分
では、超音波に反射が起こり、超音波受信部5によって
受信される信号に反射信号が混入したり、信号が著しく
減衰したりして、これがノイズとなって測定精度に悪影
響が及ぼされるからである。
【0014】上記構成の診断装置を用いて骨の診断を行
うには、前記超音波発信部2および超音波受信部5との
間に前腕3を挿入し、超音波発信部2および超音波受信
部5の前腕当接部2A,5Aにそれぞれ設けられた音響
インピーダンス整合体14を前腕3の被測定部位を密着
させる。この状態で、超音波発信部2から例えば0.2
MHz〜5MHzの範囲で選択される最適の周波数の超
音波を発する。この超音波は、超音波発信部2側の音響
インピーダンス整合体14を経て前腕3内に入射し、軟
部組織10を経て橈骨4内を透過し、この透過波は、軟
部組織10を経て前腕3外に出射し、さらに、超音波受
信部5側の音響インピーダンス整合体14を経て超音波
受信部5に受信される。
【0015】そして、前記超音波受信部5に受信された
透過波信号は、信号増幅器6で必要な振幅に増幅された
後、コンピュータ7に取り込まれる。そして、このコン
ピュータ7において適宜の手法で波形処理され、橈骨4
の性状、例えば、海綿骨内の骨量および/または骨質を
表す値を求め、これを表示装置8の画面に表示したり、
適宜のメモリ装置(図示してない)に記憶させるのであ
る。
【0016】上述の診断方法および装置においては、超
音波を前腕3の橈骨4に照射するものであるから、従来
の踵骨や膝蓋骨に超音波を照射する手法に比べて測定が
容易である。そして、橈骨4は、踵骨や膝蓋骨に比べて
比較的構造が簡単であるので、波形処理などを簡単に行
えるとともに、精度の高い診断を行うことができる。
【0017】そして、上述の実施例においては、超音波
を前腕3の橈骨4に照射する際、前腕3における被測定
部位と超音波発信部2および超音波受信部5との間に音
響インピーダンス整合体14を介在させて、被測定部位
と超音波発信部2および超音波受信部5との間に空気を
介在させないようにしているので、発信された超音波が
減衰することが少なく、また、不必要に反射したり、超
音波受信部5によって受信される信号に反射信号が混入
し、これがノイズとなるといったことが防止され、精度
の高い測定を行うことができる。
【0018】上述の実施例では、伸縮可能な袋内に水、
または、水とグリセリンとを適宜の割合で混ぜ合わせた
整合液を収容した音響インピーダンス整合体14を用い
ていたが、これに代えて、例えば図2に示すように、前
腕3における被測定部位に、ゲル状物質を塗布したり、
含水ポリマーやシリコンパッドを密着させるなどして、
音響インピーダンス整合層15を形成したり、あるい
は、図3に示すように、超音波発信部2と超音波受信部
5とを水16を収容した水槽17に対向するように設置
し、前腕3の被測定部位を水中に入れるようにしてもよ
い。
【0019】上記図2および図3に示した実施例におい
ても、図1に示した実施例と同様の効果を奏する。そし
て、特に、図1および図2に示した構成のものでは、被
測定部位に対する音響インピーダンス整合体の形成がよ
り簡便であるといった利点がある。
【0020】なお、前記図1〜図3において、超音波発
信部2と超音波受信部5とは対向配置してあれば、垂直
方向、水平方向のいずれであってもよく、また、たの方
向であってもよい。
【0021】ところで、この発明においては、超音波発
信部2から出力される超音波を前腕3の橈骨4に入射し
て、これを透過させ、そのときの透過波を超音波受信部
5において受信し、そのときの波形に基づいて橈骨4の
性状に関する情報を得るようにしているが、この橈骨4
には海綿骨が約40%も含まれていると考えられてい
る。そして、このことに着目して、本願出願人は、平成
5年9月30日付けにて、「骨の超音波診断方法および
骨の診断装置」を特許出願している。すなわち、海綿骨
を有する橈骨4のような骨に、超音波を照射した場合、
海綿骨内をその軸方向に透過した波形から、海綿骨内の
ある経路において、音速の異なる2つの波(速度の速い
第1波と速度が遅い第2波)に分かれ、これら両波の振
幅の比が海綿骨の骨量の割合(または骨質部分の体積
比)に関係していると判断され、前記振幅比から骨量の
割合または骨質部分の体積比を算出できる。
【0022】また、前記第1波の透過速度を測定して、
その透過速度が大きい場合は、骨のヤング率が大であ
り、その透過速度が小さい場合は前記ヤング率が小であ
るというように、骨のヤング率の大小を推定することに
よって、骨の強度の大小と結び付けることができる。
【0023】さらに、前記第1波、第2波の減衰を測定
して得られる減衰定数、骨の強度、または、この骨の強
度と前記減衰定数とを関係づけるものそれぞれと、第1
波と第2波との振幅比から得られる骨量の割合または骨
質部分の体積比とを照合し、総合的に判断することによ
って、骨の健康状態を知ることができるといった結論に
達し、少なくとも海綿骨を有する骨試料に、超音波発信
部から出力したパルス状の超音波を入射させて海綿骨を
透過し、海綿骨内のある経路をそれぞれ透過した速度の
速い第1波と速度の遅い第2波とを超音波受信部で受信
し、第1波と第2波との振幅比を測定することによっ
て、骨量の割合または骨質部分の体積比を測定すること
ができる。
【0024】前記先願の発明によれば、骨試料にパルス
状の超音波を入射させると、海綿骨内のある経路をそれ
ぞれ通過する2つのパルス波(先行する第1波と後進す
る第2波)を得る。この第1波と第2波は、海綿骨の骨
質の割合によって振幅が変化するため、その比率を求め
ることによって、骨量の割合が分かる。骨質部が多い場
合は、第1波は振幅が大きく、第2波は振幅が小さくな
る。逆に、骨質部が少ない場合は、第1波は振幅が小さ
く、第2波は振幅が大きくなる。
【0025】図11は、骨試料を用いて測定し、その性
質を示したもので、周波数1MHzの超音波を用いてい
る。超音波の周波数が高くなれば、第1波Aの振幅は小
さく、周波数が低くなれば、第1波Aの振幅は大きくな
るが、第2波Bに関しては、いずれの場合も顕著に変化
しない。この図11を用いて、第1波Aと第2波Bの振
幅の比を求めて骨質の体積比を推定することができる。
なお、図11に示した第1波Aおよび第2波Bの情報
(振幅、透過速度など)は、後述するように(図10参
照)、超音波発信部22、超音波受信部23の相対的な
方向によって、変化しながら得ることができる。すなわ
ち、骨試料26に応じた海綿骨34固有の超音波発信部
22および超音波受信部23の最適位置を見出し、最も
有効に超音波発信部22および超音波受信部23を骨試
料26に取り付けることによって、これらのデータを自
動解析演算し、CTモードの画像が得られる。
【0026】なお、前記先願の発明では、超音波発信位
置と超音波受信位置の骨固有の最適位置を知ることで、
超音波発信部22と超音波受信部23とを骨試料26に
効果的に取付けるための超音波観測手段(例えば、図4
における信号増幅部24と波形処理演算部25)を設け
ている。これにより超音波発信部22と超音波受信部2
3との位置を移動させながら、海綿骨34内のある経路
をそれぞれ透過する第1波Aと第2波Bとを観測して、
第1波Aと第2波Bの多数の情報を得ることができる
(図11参照)。この超音波観測手段としては、1個の
超音波発信部と、1個または複数個の超音波受信部を備
えたものを、骨試料に応じて、適宜選択することで配置
できる。
【0027】そこで、上記先願内容を加味した第2実施
例について、図4〜図11を参照しながら説明する。ま
ず、図4は骨の診断装置の構成を概略的に示し、この骨
の診断装置は、パルス発信部21と、パルス状の超音波
Sを骨試料26に出力する超音波発信部22と、この超
音波発信部22との間に骨試料26が介装され、この骨
試料26を透過中に海綿骨34内のある経路をそれぞれ
透過した、超音波Sから由来する速度の速い第1波Aと
遅い第2波Bを受信する超音波受信部23と、超音波発
信部22と超音波受信部23の位置を移動させながら海
綿骨34内のある経路をそれぞれ透過した、超音波Sか
ら由来する第1波Aと第2波Bを観測するための観測手
段とからなり、さらに、第1波Aと第2波Bの減衰係数
と、第1波Aと第2波Bとの振幅比から得られる骨量の
割合、または、骨質部分の体積比とを照合して、これら
の相関関係を探索する手段(図示せず)を主として備え
ている。
【0028】また、骨試料26と、超音波発信部22お
よび超音波受信部23との間に空気が介在しないよう
に、この実施例では、超音波発信部22および超音波受
信部23にそれぞれ音響インピーダンス整合体22A,
23Aを設けている。
【0029】そして、前記観測手段は、信号増幅部24
と波形処理演算部25とからなる。また、診断装置を用
いる際、種々の雑音は、ノイズフィルタによって除去
し、用いる周波数帯域は0.2MHz〜5MHzとする
が、測定には最適の周波数を選び、また、広帯域の超音
波信号を用いたときには、適当な時間窓および周波数帯
域を設定する。
【0030】これは、一般的には、いかなる場合にも、
測定する骨試料26の表面Jや、皮質骨33と海綿骨3
4の境界Lなど音響インピーダンスの変化する部分で
は、超音波に反射が起こり、したがって、図4に示され
ている測定系では、受信信号に反射信号が混入してくる
からである。そのため、この実施例では、スイッチ27
を切り換えて、超音波発信部22を受信部として作動さ
せている。
【0031】また、この実施例では、海綿骨34を透過
した第1波Aと第2波B(図11参照)をS/Nよく測
定するために、数多く発生する反射波を適当なゲート信
号のタイミングを合わせることにより、後述するよう
に、非同時計数を行い除去することができる構成になっ
ている。
【0032】次に、上記構成の診断装置の測定回路系に
発生する反射波を除去する方法について説明する。図5
において、超音波信号が皮質骨33および海綿骨34を
X方向に透過するに要する時間をそれぞれt1 ,t2
すると、超音波発信部22から発せられた超音波信号S
は、皮質骨33および軟部組織31との境界J1 と、皮
質骨33および海綿骨34との境界Lとで反射が起こ
り、それをスイッチ27を経由して受信信号として信号
増幅部28と波形処理演算部29とからなる骨試料内反
射波測定系30(図4参照)で検出すると、その時間関
係は、以下のようになる。ここでl1 ,l3 はそれぞ
れ、皮質骨33の方向Xにおける対向位置での厚さ、l
2は海綿骨34の方向Xにおける厚さである。また、t
1 =t3 とした。
【0033】図5において、超音波パルスSが超音波発
信部22から発射される時間をt0とすると、前記境界
1 および前記境界Lで反射されて検出される時間は、
そのどこかで (1)1回反射される場合、反射パルスは、 2t1 2t1 +2t2 4t1 +2t2 の時間遅れをもつ3つのパルスとなって超音波受信部2
2で受信される。なお、軟部組織31を透過し、前記境
界J1 で超音波パルスSが反射する場合は省略する。す
なわち、前記境界J1 で反射されて検出される時間
4 ,t5 は以下省略して説明する。 (2)また、3回反射される場合、反射パルスは、 2t1 +4t2 4t1 4t1 +4t2 6t1 +2t2 6t1 +4t2 8t1 +4t2 の時間遅れをもつ6つのパルスとなって超音波受信部2
2で受信される。
【0034】この際、2回以上反射して、骨試料26に
対して超音波受信部22とは反対側の方向Xにある超音
波受信部23へ出射される場合や、3回以上反射される
場合を除いて、略記すると図6に示すようになる。な
お、図6は、3回迄の反射波(超音波受信部22側へ戻
るもの)の時間関係を示しているが、3回以上反射の場
合は、振幅がかなり小さくなる。
【0035】そこで、検出すべき第1波Aおよび第2波
Bは、超音波受信部23で受信されるが、これら多数の
反射波の間の時間帯に現れる。第1波Aおよび第2波B
は、図7に示すように、Δtの時間差がある。
【0036】これらの信号はそれぞれ、タイミングを合
わせたゲート信号によって、非同時、あるいは、同時計
数を行うことができ、必要な第1波Aと第2波Bを取り
出すことができる。これらの信号はそれぞれ、タイミン
グを合わせたゲート信号によって、図8に示すような方
法で、非同時、あるいは、同時計数を行うことができ、
必要な第1波Aと第2波Bを取り出すことができる。
【0037】すなわち、図8において、非同時計数によ
り最初の信号を消去し、同様に第2番目の信号を消去
し、さらに、同時計数により第3番目の信号を計測し、
同様に第4番目の信号を計測し、非同時計数により第5
番目の信号を消去し、同様に第6番目の信号を消去する
ことで必要な第1波Aと第2波Bを取り出すことができ
る。この第1波Aと第2波Bを取り出し操作は超音波受
信部23側で行われる。この際、反射波を取り除く操作
は、超音波受信部23側、骨試料内反射波測定系30側
どちらでも施されるのが好ましい。
【0038】以下、図9を用いて、第1波Aと第2波B
を求める手順について説明する。 (1)まず、骨試料26の断面を図9に示すような構造
とする。超音波信号は、超音波発信部22から超音波受
信部23、または、超音波受信部(この場合、発信部と
して機能する)23から超音波発信部(この場合、受信
部として機能する)22へ発信(送信)するものとす
る。 (2)そこで、軟部組織31については、a−b間およ
びe−f間の超音波伝搬速度VabおよびVefを、予め、
体温と同じ温度の水、または、類似の軟部組織を用いて
求めておく。 (3)a−b間およびe−f間の長さLabおよびL
efは、超音波発信部22および超音波受信部23からそ
れぞれ超音波信号を発信し、b点およびe点での反射波
をそれぞれ検出して軟部組織における片道の超音波伝搬
時間TabおよびTefを求めることによって得る。 (4)皮質骨33においても、予め、正常な骨を用いて
b−c間およびd−e間の超音波伝搬速度VbcおよびV
deを求めておく。 (5)上記(3)と同様にしてc点およびd点での反射
波をそれぞれ検出してb−c間およびd−e間のそれぞ
れの片道の超音波伝搬時間TbcおよびTdeを求める。 (6)b−c間およびd−e間の長さLbcおよびLde
上記(4),(5)から得る。 (7)骨試料26のa−f間の長さLafはノギスなどを
用いて測定して求める。 (8)上記(7)により上記(3),(6)から、海綿
骨34におけるc−d間の長さLcdを求める。 (9)骨試料26におけるa−f間の片道の超音波伝搬
時間Tafは、信号の発信(送信)・受信により分かるか
ら、上記(3),(5)から、海綿骨34におけるc−
d間の片道の超音波伝搬時間Tcdも得ることができる。 (10)上記(8)と(9)の値Lcd,Tcdから、海綿
骨34におけるc−d間の超音波伝搬速度Vcdを得る。
なお、これらの値は信号方向が超音波発信部22→超音
波受信部23のものと、反対の超音波受信部23→超音
波発信部22のものと2度測定して求めた値の平均値を
採用するのが好ましい。 (11)そして、超音波受信部23では超音波発信部2
2から発信(送信)された信号から、第1波Aと第2波
Bとが求まっているので、第1波Aの到達時間Tar(T
ab+Tbc<Tar<Tab+Tbc+Tcd)と、第1波Aと第
2波Bとの時間差ΔT(別途、試料にて求めておく)と
から、ゲート信号を用いて第1波Aと第2波Bを取り出
すことができる。 (12)また、別の骨試料として、軟部組織のみの試料
と、皮質骨のみの試料とを使用し、a−b間およびb−
c間での減衰係数を、前記軟部組織のみおよび前記皮質
骨のみの別々の試料により得られる入射波と出射波のそ
れぞれの振幅の比とから予め求めておく。 (13)実際の第1波Aと第2波Bのそれぞれの振幅
は、上記(12)で求めた減衰係数の逆数を掛けること
で得ることができる。ここで求めた振幅は超音波発信部
22→超音波受信部23の送信で、d点におけるもので
ある。これにより海綿骨におけるc−d間の減衰が求め
られ、これから減衰係数を求めた。 (14)なお、全ての他の反射波については、a,b,
c,d,eおよびf各点での反射波にゲート信号を用い
て消去できる。また、他の多重反射は減衰して、その振
幅が小さくなるため、電気回路的に弁別をかけて除去す
ることができる。同様に種々の雑音に対してノイズフィ
ルタによっても除去することができる。このノイズフィ
ルタによる除去は、超音波受信部23側、骨試料内反射
波測定系30側どちらでも行われるのが好ましい。 (15)測定周波数は、0.2MHz〜5MHzとし、
測定には最適の周波数を選択する。また、広帯域の超音
波信号を用いた時には、適当な時間窓および周波数帯域
を設定する。 (16)反射波が同一方向に戻らないよう超音波発信
部、超音波受信部の表面の形や状態を考慮する。
【0039】次に、超音波発信部22および超音波受信
部23に対して、骨固有の最適位置を見出すために以下
のことを行う。方法としては、図10に示すように、測
定物である骨試料26の表面の一箇所(または複数箇
所)に超音波受信部23を取り付け、超音波発信部22
と離れた特定の方向の任意の位置Pに超音波受信部23
を取り付けることにより、少なくとも海綿骨34を透過
する第1波Aと第2波Bとを有効に取り出せることがで
きる。すなわち、超音波発信部22、超音波受信部23
の一組(または、超音波発信部1個に対して超音波受信
部複数の組)を、場所を手動または自動的に少しずつ変
えて前述のような測定を行うと、第1波Aおよび第2波
Bの情報(振幅、透過速度など)を超音波発信部22、
超音波受信部23の相対的な方向によって、変化しなが
ら得ることができる。これらのデータを自動解析演算す
るとCTモードの画像が得られる。
【0040】このように、骨試料26には1個の超音波
発信部22に対して、1個(または複数個)の超音波受
信部23を、音響インピーダンスが大きく変化しないよ
うに装着させ、CTモードにて動作させ、上述した超音
波診断方法にて2次元的情報を得ることができるととも
に、それにより、骨固有の構造的な最適位置を知り、超
音波発信部、超音波受信部を効果的に取り付ける情報を
得ることができる。
【0041】そして、海綿骨34内のある経路に分かれ
た第1波Aと第2波Bとの振幅比が海綿骨34の骨量
(または、骨質部分の体積比)に関係していると判断
し、両波振幅から骨量の割合、または、骨質部分の体積
比を算出するとともに、一方で、第1波Aの透過速度を
測定して、その透過速度が大きい場合は骨のヤング率が
大であり、一方、その透過速度が小さい場合には骨のヤ
ング率が小であるというように骨のヤング率の大小を推
定することによって、骨の強度の大小と結びつけるとと
もに、さらに、 第1波A、第2波Bの減衰も測定して求めた減衰係
数、 骨の強度、または、 前記骨の強度と減衰係数とを関係づけるもの、それ
ぞれと、 第1波Aと第2波Bの振幅比から得られる骨量の割
合または骨質部分の体積比とを照合し、それによって、
骨の健康状態の総合的判断を1つの診断装置で行うこと
が可能になった。
【0042】上記第2実施例によれば、骨試料にパルス
状の超音波Sを入射させると、海綿骨34内のある経路
をそれぞれ透過した2つのパルス波(速度の速い第1波
Aと速度の遅い第2波B)に分かれる。この第1波Aと
第2波Bは、海綿骨34内の骨質の割合によって振幅が
変化するため、その比率を求めることによって、骨量の
割合が分かる。骨質部が多い場合は、第1波Aは振幅が
大きく、第2波Bは振幅が小さくなる。逆に、骨質部が
少ない場合は、第1波Aは振幅が小さく、第2波Bは振
幅が大きくなる。
【0043】そして、海綿骨34にパルス状の超音波S
を入射させて得られた第1波Aと後第2波Bとの振幅比
から求められる骨量の割合または骨質部分の体積比と、
第1波Aと第2波Bの減衰を測定して求めた減衰係数
や、あるいは、第1波Aの透過速度を測定して、その透
過速度が大きい場合は骨のヤング率が大であり、一方、
その透過速度が小さい場合には骨のヤング率が小である
というように骨のヤング率の大小で推定される骨の強度
や、さらには、前記減衰係数および前記骨の強度とを関
係づけるものとの、それぞれの相関を、”第1波Aの透
過速度から推定される骨のヤング弾性率と、第1波Aと
第2波Bの減衰を測定して求めた減衰係数のいずれか、
または、その両方、さらに、第1波Aと第2波Bの振幅
比から得られる骨量の割合または骨質部分の体積比とを
照合して、これらの相関関係を探索する”手段にて求め
ることにより、従来、別々の方法で独立に求められてい
た骨量と骨強度を同時に求めることができる。
【0044】つまり、第2実施例によれば、前記第1実
施例と同様の効果を奏するとともに、従来、別々の方法
で独立に求められていた骨量と骨強度を同時に求めるこ
とができ、骨粗鬆症の状態のさらに高い確度での診断が
できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来の踵骨や膝蓋骨に超音波を照射する手法に比べ
て測定が容易であり、また、橈骨は、踵骨や膝蓋骨に比
べて構造が比較的簡単であるので、波形処理などを簡単
に行えるとともに、精度の高い診断を行うことができ
る。したがって、骨粗鬆症の状態を従来に比べて簡便で
ありながらも確実に診断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る超音波による骨の
診断装置を概略的に示す図である。
【図2】前記第1実施例の変形例の要部を示す図であ
る。
【図3】前記第1実施例の他の変形例の要部を示す図で
ある。
【図4】この発明の第2実施例に係る超音波による骨の
診断装置を概略的に示す図である。
【図5】前記実施例における超音波発信部から出力した
超音波の骨試料内での反射波をスイッチを経由して検出
する検出動作を示す全体構成説明図である。
【図6】前記実施例における骨試料内反射波測定系に発
生する反射波の時間関係を説明するための図である。
【図7】前記実施例における第1波および第2波を示す
図である。
【図8】前記実施例における第1波と第2波の取り出し
手順を説明するための図である。
【図9】上記実施例における第1波と第2波を求める手
順を説明するための図である。
【図10】前記実施例における骨固有の最適位置を得る
ための説明図である。
【図11】前記実施例により得られた骨試料内部におけ
る第1波と第2波の振幅を示す特性図である。
【符号の説明】
2…超音波発信部、3…前腕、4…橈骨、5…超音波受
信部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波発信部から出力される超音波を前
    腕の橈骨に入射して、これを透過させ、そのときの透過
    波を超音波受信部において受信し、そのときの波形に基
    づいて橈骨の性状に関する情報を得るようにしたことを
    特徴とする超音波による骨の診断方法。
  2. 【請求項2】 前腕における被測定部位と、超音波発信
    部および超音波受信部との間に空気を介在させないよう
    にしてなる請求項1に記載の超音波による骨の診断方
    法。
  3. 【請求項3】 超音波を前腕の橈骨に入射させる超音波
    発信部と、前記橈骨を透過した透過波を受信する超音波
    受信部と、この超音波受信部に受信された信号の波形処
    理および演算を行う演算処理部とからなり、前記波形に
    基づいて橈骨の性状に関する情報を得るようにしたこと
    を特徴とする超音波による骨の診断装置。
  4. 【請求項4】 前腕における被測定部位と、超音波発信
    部および超音波受信部との間に空気を介在させないよう
    にしてなる請求項1に記載の超音波による骨の診断装
    置。
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