JPH08280340A - ふの自動製造装置及び製造方法 - Google Patents
ふの自動製造装置及び製造方法Info
- Publication number
- JPH08280340A JPH08280340A JP7086696A JP8669695A JPH08280340A JP H08280340 A JPH08280340 A JP H08280340A JP 7086696 A JP7086696 A JP 7086696A JP 8669695 A JP8669695 A JP 8669695A JP H08280340 A JPH08280340 A JP H08280340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noodles
- conveying
- conveying means
- noodle
- conveyed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ふの製造を自動的に行え、人手を軽減できて
省力化を図れ、手作業を軽減できて衛生的に良好な製品
が得られるふの自動製造装置の提供。 【構成】 本練り押出機2と、ふ材料を複数のふの麺状
体に分離形成する分離機構4と、ふの麺状体FM1を水
中に浸しながら搬送する第2搬送手段5と、ガイド移送
手段6と、ふの麺状体を蒸気供給装置8で膨張し、加熱
源で焼き付けしながら搬送する第3搬送手段10を有す
る加熱炉11と、ふの麺状体を所定寸法に切断する第1
切断手段12と、縦列状態で搬送冷却する第4搬送手段
13と、横列状態に変更する配列方向変更手段14と、
横列状態で搬送する第5搬送手段15と、ふの麺状体を
複数のふの小片に切断する第2切断手段16とを備え
る。
省力化を図れ、手作業を軽減できて衛生的に良好な製品
が得られるふの自動製造装置の提供。 【構成】 本練り押出機2と、ふ材料を複数のふの麺状
体に分離形成する分離機構4と、ふの麺状体FM1を水
中に浸しながら搬送する第2搬送手段5と、ガイド移送
手段6と、ふの麺状体を蒸気供給装置8で膨張し、加熱
源で焼き付けしながら搬送する第3搬送手段10を有す
る加熱炉11と、ふの麺状体を所定寸法に切断する第1
切断手段12と、縦列状態で搬送冷却する第4搬送手段
13と、横列状態に変更する配列方向変更手段14と、
横列状態で搬送する第5搬送手段15と、ふの麺状体を
複数のふの小片に切断する第2切断手段16とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粗練りされたふ材料を
本練りして押し出し、搬送し、搬送途中で複数本の麺状
態に分離形成し、水分に浸した後、加熱炉内で蒸気で膨
張させ、加熱源で焼付けした後、所定寸法に棒状に切断
し、更に縦列状態で搬送し、途中で横列方向に変更して
搬送し、搬送終端でふの小片に切断するようにしたふの
自動製造装置及び製造方法に関する。
本練りして押し出し、搬送し、搬送途中で複数本の麺状
態に分離形成し、水分に浸した後、加熱炉内で蒸気で膨
張させ、加熱源で焼付けした後、所定寸法に棒状に切断
し、更に縦列状態で搬送し、途中で横列方向に変更して
搬送し、搬送終端でふの小片に切断するようにしたふの
自動製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ふは、ふの元であるグルテンと
小麦粉と水とを混合して予め粗練り用の粗練り機で粗練
りした後、この粗練りされたふの原料を本練り機で本練
りするようにしている。粗練りは、例えば、図26に示
す粗練り機aでなされるが、この粗練り機aは、半球状
の練り機本体bとこの練り機本体bに被せられる半球状
の蓋kとを有し、練り機本体bの内面下部の中央部に、
駆動モータ等の回転駆動機構(図示略)で回転駆動され
る練り刃cが設けられ、練り機本体b内に、ふの元であ
るグルテンと小麦粉と水とを投入し、練り刃cの回転に
よって混合して粗練りするようにしている。
小麦粉と水とを混合して予め粗練り用の粗練り機で粗練
りした後、この粗練りされたふの原料を本練り機で本練
りするようにしている。粗練りは、例えば、図26に示
す粗練り機aでなされるが、この粗練り機aは、半球状
の練り機本体bとこの練り機本体bに被せられる半球状
の蓋kとを有し、練り機本体bの内面下部の中央部に、
駆動モータ等の回転駆動機構(図示略)で回転駆動され
る練り刃cが設けられ、練り機本体b内に、ふの元であ
るグルテンと小麦粉と水とを投入し、練り刃cの回転に
よって混合して粗練りするようにしている。
【0003】この粗練り機aで、粗練りされたふ材料
(図示略)は、従来、図27,図28に示す本練り機d
で本練りされていた。この従来の本練り機dには、駆動
モータのプーリ(図示略)にベルトeを介して回転され
るプーリfの軸gに連動される回転刃hを有する円盤形
状の本体部iと、粗練りされたふ材料が投入された後
に、本体部iに被せられる小容量の半球状の蓋部jとが
設けられ、この本練り機dでは、粗練り機aで粗練りさ
れたふ材料を蓋部j内に投入した後、本体部iにこの蓋
部jを被せて取付クランプmで取付け固定し、この状態
で、回転刃hを回転駆動して、内部のふ材料を本練りす
るようにしていた。 この本練り機dで本練りされたふ
材料は、蓋部jを開けて取り出され、手で所定の大きさ
の棒状に伸ばしてから、手焼き釜(図示略)に入れて焼
き、この焼く作業の合間で、釜の蓋を開けて、通商ジョ
ロと称される手酌で水をふ材料にかけて膨張させてから
焼き付けした後、冷却乾燥して所定の寸法に切断してふ
の小片を製造し、乾燥させてふの製品としていた。
(図示略)は、従来、図27,図28に示す本練り機d
で本練りされていた。この従来の本練り機dには、駆動
モータのプーリ(図示略)にベルトeを介して回転され
るプーリfの軸gに連動される回転刃hを有する円盤形
状の本体部iと、粗練りされたふ材料が投入された後
に、本体部iに被せられる小容量の半球状の蓋部jとが
設けられ、この本練り機dでは、粗練り機aで粗練りさ
れたふ材料を蓋部j内に投入した後、本体部iにこの蓋
部jを被せて取付クランプmで取付け固定し、この状態
で、回転刃hを回転駆動して、内部のふ材料を本練りす
るようにしていた。 この本練り機dで本練りされたふ
材料は、蓋部jを開けて取り出され、手で所定の大きさ
の棒状に伸ばしてから、手焼き釜(図示略)に入れて焼
き、この焼く作業の合間で、釜の蓋を開けて、通商ジョ
ロと称される手酌で水をふ材料にかけて膨張させてから
焼き付けした後、冷却乾燥して所定の寸法に切断してふ
の小片を製造し、乾燥させてふの製品としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のふの
製造は、本練り機dで本練りした後に、手で所定の大き
さの棒状に伸ばし、手焼き釜(図示略)に入れて焼か
れ、この焼く作業の合間で、釜の蓋を開けて、通商ジョ
ロと称される手酌で水をふ材料にかけて膨張させてから
焼き付けする等のほとんどの作業が手作業で行われてい
たために、作業性が悪いとともに、多くの人手を必要と
し、かつ非衛生的であり、大量生産を行うことができな
いという問題があった。
製造は、本練り機dで本練りした後に、手で所定の大き
さの棒状に伸ばし、手焼き釜(図示略)に入れて焼か
れ、この焼く作業の合間で、釜の蓋を開けて、通商ジョ
ロと称される手酌で水をふ材料にかけて膨張させてから
焼き付けする等のほとんどの作業が手作業で行われてい
たために、作業性が悪いとともに、多くの人手を必要と
し、かつ非衛生的であり、大量生産を行うことができな
いという問題があった。
【0005】しかも、ほとんどが手作業で行われていた
ために、均一化したふの製品が得られず、かつ、これら
の作業は、熟練した職人の手で行われており、素人では
行うことができないという問題があった。本発明は、上
記従来の問題に鑑みてなされたものであって、ふの製造
を自動的に行うことができ、人手を軽減することができ
て省力化を図ることができ、しかも、手作業を軽減でき
て衛生的に良好なふの製品が得られ、更に、素人でも容
易にふの製造を行うことができるふの自動製造装置及び
自動製造方法を提供することを目的としている。
ために、均一化したふの製品が得られず、かつ、これら
の作業は、熟練した職人の手で行われており、素人では
行うことができないという問題があった。本発明は、上
記従来の問題に鑑みてなされたものであって、ふの製造
を自動的に行うことができ、人手を軽減することができ
て省力化を図ることができ、しかも、手作業を軽減でき
て衛生的に良好なふの製品が得られ、更に、素人でも容
易にふの製造を行うことができるふの自動製造装置及び
自動製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、請求項1のふの
自動製造装置は、粗練りされたふ材料を本練りして連続
して押し出す本練り押出機と、本練り押出機で押し出さ
れたふ材料を搬送する第一搬送手段と、第1搬送手段で
搬送されたふ材料を複数のふの麺状体に分離形成する分
離機構と、前記複数のふの麺状体を水中に浸しながら搬
送する第2搬送手段と、前記第2搬送手段で搬送されて
きたふの麺状体を斜め下方にガイド移送するガイド移送
手段と、ガイド移送手段で移送されてきたふの麺状体を
蒸気供給装置で膨張し、加熱源で焼き付けしながら搬送
する第3搬送手段を有する加熱炉と、前記加熱炉内で膨
張焼付けされたふの麺状体を所定寸法に切断する第1切
断手段と、切断された複数本のふの麺状体を縦列状態で
連続して順次搬送しながら冷却する第4搬送手段と、第
4搬送手段で縦列状態で搬送されてきたふの麺状体を横
列状態に変更して送り出す配列方向変更手段と、前記配
列方向変更手段で送り出されたふの麺状体を横列状態で
順次搬送する第5搬送手段と、第5搬送手段の終端部に
配置され、搬送されてきたふの麺状体を所定寸法の複数
のふに切断する第2切断手段とが備えられているもので
ある。
成するために提案されたものであって、請求項1のふの
自動製造装置は、粗練りされたふ材料を本練りして連続
して押し出す本練り押出機と、本練り押出機で押し出さ
れたふ材料を搬送する第一搬送手段と、第1搬送手段で
搬送されたふ材料を複数のふの麺状体に分離形成する分
離機構と、前記複数のふの麺状体を水中に浸しながら搬
送する第2搬送手段と、前記第2搬送手段で搬送されて
きたふの麺状体を斜め下方にガイド移送するガイド移送
手段と、ガイド移送手段で移送されてきたふの麺状体を
蒸気供給装置で膨張し、加熱源で焼き付けしながら搬送
する第3搬送手段を有する加熱炉と、前記加熱炉内で膨
張焼付けされたふの麺状体を所定寸法に切断する第1切
断手段と、切断された複数本のふの麺状体を縦列状態で
連続して順次搬送しながら冷却する第4搬送手段と、第
4搬送手段で縦列状態で搬送されてきたふの麺状体を横
列状態に変更して送り出す配列方向変更手段と、前記配
列方向変更手段で送り出されたふの麺状体を横列状態で
順次搬送する第5搬送手段と、第5搬送手段の終端部に
配置され、搬送されてきたふの麺状体を所定寸法の複数
のふに切断する第2切断手段とが備えられているもので
ある。
【0007】請求項2のふの自動製造装置は、前記本練
り押出機には、本練りされた麸材料を上下に分離して押
し出す分離部材が設けられ、前記第1搬送手段は、分離
された麸材料を上下に分離して搬送する下側搬送手段と
上側搬送手段とで構成され、下側搬送手段で搬送される
下側のふ材料の上に異色あるいは異種のふ材料を積層可
能とし、上側搬送手段の搬送終端部で下側搬送手段によ
って搬送されきた複数層のふの材料の上に上側の麸材料
を積層して更に搬送し、複数層のふを製造可能としたも
のである。
り押出機には、本練りされた麸材料を上下に分離して押
し出す分離部材が設けられ、前記第1搬送手段は、分離
された麸材料を上下に分離して搬送する下側搬送手段と
上側搬送手段とで構成され、下側搬送手段で搬送される
下側のふ材料の上に異色あるいは異種のふ材料を積層可
能とし、上側搬送手段の搬送終端部で下側搬送手段によ
って搬送されきた複数層のふの材料の上に上側の麸材料
を積層して更に搬送し、複数層のふを製造可能としたも
のである。
【0008】請求項3のふの自動製造方法は、本練りさ
れて押し出されたふ材料を搬送し、複数のふの麺状体に
分離形成する第1工程と、分離形成されたふの麺状体を
水中に浸しながら搬送する第2工程と、搬送されてきた
複数のふの麺状体を下方に配置された加熱炉に向けてガ
イド部材によってガイド搬送する第3工程と、加熱炉内
を搬送されながらふの麺状体を蒸気で膨張させ、加熱源
で焼付けする第4工程と、加熱炉内で膨張焼付けされた
ふの麺状体を所定寸法に切断する第5工程と、所定寸法
に切断された複数本のふの麺状体を縦列状態で搬送しな
がら冷却する第6工程と、縦列状態で搬送されてきた複
数のふの麺状態の向きを横列状態に変更して送り出す第
7工程と、ふの麺状体を横列状態で搬送して搬送終端で
複数のふの小片に切断する第8工程とからなるものであ
る。
れて押し出されたふ材料を搬送し、複数のふの麺状体に
分離形成する第1工程と、分離形成されたふの麺状体を
水中に浸しながら搬送する第2工程と、搬送されてきた
複数のふの麺状体を下方に配置された加熱炉に向けてガ
イド部材によってガイド搬送する第3工程と、加熱炉内
を搬送されながらふの麺状体を蒸気で膨張させ、加熱源
で焼付けする第4工程と、加熱炉内で膨張焼付けされた
ふの麺状体を所定寸法に切断する第5工程と、所定寸法
に切断された複数本のふの麺状体を縦列状態で搬送しな
がら冷却する第6工程と、縦列状態で搬送されてきた複
数のふの麺状態の向きを横列状態に変更して送り出す第
7工程と、ふの麺状体を横列状態で搬送して搬送終端で
複数のふの小片に切断する第8工程とからなるものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1のふの自動製造装置によれば、粗練り
されたふ材料を本練り押出機で、本練りして押し出し、
第1搬送手段でこのふ材料を搬送し、分離機構によって
ふ材料をふの麺状体に分離形成する。このふの麺状体
を、第2搬送手段で水中に浸しながら搬送し、次にガイ
ド移送手段のガイド部材によって、下方の加熱炉の第3
搬送手段に向けてガイド搬送する。
されたふ材料を本練り押出機で、本練りして押し出し、
第1搬送手段でこのふ材料を搬送し、分離機構によって
ふ材料をふの麺状体に分離形成する。このふの麺状体
を、第2搬送手段で水中に浸しながら搬送し、次にガイ
ド移送手段のガイド部材によって、下方の加熱炉の第3
搬送手段に向けてガイド搬送する。
【0010】第3搬送手段によって加熱炉内を搬送され
るふの麺状体は、蒸気供給装置による蒸気の供給で膨張
し、加熱源で焼付けされる。加熱炉内を第3搬送手段で
膨張焼付けされながら搬送されてきたふの麺状体は、第
1切断手段で所定寸法の棒状に切断され、第4搬送手段
で搬送されながら冷却される。
るふの麺状体は、蒸気供給装置による蒸気の供給で膨張
し、加熱源で焼付けされる。加熱炉内を第3搬送手段で
膨張焼付けされながら搬送されてきたふの麺状体は、第
1切断手段で所定寸法の棒状に切断され、第4搬送手段
で搬送されながら冷却される。
【0011】第4搬送手段では、複数本のふの麺状体が
縦列方向で連続して順次搬送され、配列方向変更手段
で、縦列方向の複数本のふの麺状体は横列方向に変更さ
れて第5搬送手段に送り出される。第5搬送手段では、
ふの麺状体は、横列方向で順次搬送され、この第5搬送
手段の終端部で第2切断手段で所定寸法のふに切断さ
れ、このふは収納箱等に収納される。
縦列方向で連続して順次搬送され、配列方向変更手段
で、縦列方向の複数本のふの麺状体は横列方向に変更さ
れて第5搬送手段に送り出される。第5搬送手段では、
ふの麺状体は、横列方向で順次搬送され、この第5搬送
手段の終端部で第2切断手段で所定寸法のふに切断さ
れ、このふは収納箱等に収納される。
【0012】このように、ふの製造が人手に触れること
なく自動的になされ、衛生的に製造され、かつ省力化を
図れて、大量生産を行うことができる。請求項2のふの
自動製造装置によれば、本練りされたふ材料は、本練り
機に設けられた分離部材によって、上下に分離して押し
出され、第1搬送手段の下側搬送手段と、上側搬送手段
とによって上下に分離して搬送され、場合によって下側
搬送手段で搬送される下側のふ材料の上に異色あるいは
異種のふ材料を積層すると、上側搬送手段の搬送終端部
で、下側搬送手段によって搬送されてきた複数層のふ材
料の上に上側のふ材料を積層して更に搬送することで、
複数層のふの製造を行うことができる。
なく自動的になされ、衛生的に製造され、かつ省力化を
図れて、大量生産を行うことができる。請求項2のふの
自動製造装置によれば、本練りされたふ材料は、本練り
機に設けられた分離部材によって、上下に分離して押し
出され、第1搬送手段の下側搬送手段と、上側搬送手段
とによって上下に分離して搬送され、場合によって下側
搬送手段で搬送される下側のふ材料の上に異色あるいは
異種のふ材料を積層すると、上側搬送手段の搬送終端部
で、下側搬送手段によって搬送されてきた複数層のふ材
料の上に上側のふ材料を積層して更に搬送することで、
複数層のふの製造を行うことができる。
【0013】請求項3のふの自動製造方法によれば、第
1工程で、本練りされて押し出されたふ材料を搬送し、
複数のふの麺状体に分離形成し、第2工程で、分離形成
されたふの麺状体は、水中に浸されながら搬送される。
第3工程では、搬送されてきた複数のふの材料は、下方
に配置された加熱炉に向けてガイド部材によって斜め下
方にガイド搬送され、第4工程では、ふの麺状体は加熱
炉内を搬送されながら、蒸気で膨張され、加熱源で焼付
けされる。
1工程で、本練りされて押し出されたふ材料を搬送し、
複数のふの麺状体に分離形成し、第2工程で、分離形成
されたふの麺状体は、水中に浸されながら搬送される。
第3工程では、搬送されてきた複数のふの材料は、下方
に配置された加熱炉に向けてガイド部材によって斜め下
方にガイド搬送され、第4工程では、ふの麺状体は加熱
炉内を搬送されながら、蒸気で膨張され、加熱源で焼付
けされる。
【0014】第5工程では、加熱炉内で膨張焼付けされ
たふの麺状体が、所定寸法の棒状に切断され、第6工程
では、切断後、複数本のふの麺状体は、縦列状態で搬送
されながら冷却される。第7工程では、縦列状態で搬送
されてきた複数本のふの麺状体の向きが横列状態に変更
して送りだされ、第8工程では、ふの麺状体を横列状態
で搬送して搬送終端で複数のふの小片に切断される。
たふの麺状体が、所定寸法の棒状に切断され、第6工程
では、切断後、複数本のふの麺状体は、縦列状態で搬送
されながら冷却される。第7工程では、縦列状態で搬送
されてきた複数本のふの麺状体の向きが横列状態に変更
して送りだされ、第8工程では、ふの麺状体を横列状態
で搬送して搬送終端で複数のふの小片に切断される。
【0015】このようにして製造されたふの小片は収納
箱等に収納される。上記したように、ふの製造を連続し
た製造工程で自動的に行うことができ、人手が少なくて
済むので、衛生的に製造され、かつ大量生産を行うこと
ができる。
箱等に収納される。上記したように、ふの製造を連続し
た製造工程で自動的に行うことができ、人手が少なくて
済むので、衛生的に製造され、かつ大量生産を行うこと
ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るふの自動製造装置及び自
動製造方法の実施例について、図面を参照しつつ説明す
る。図1は実施例のふの自動製造装置1の外観を示し、
図2はふの自動製造装置1によって製造工程に準じて製
造されるふ材料FZ、ふの麺状体FM1,FM2とふの
小片FSの製造状態を示すものである。
動製造方法の実施例について、図面を参照しつつ説明す
る。図1は実施例のふの自動製造装置1の外観を示し、
図2はふの自動製造装置1によって製造工程に準じて製
造されるふ材料FZ、ふの麺状体FM1,FM2とふの
小片FSの製造状態を示すものである。
【0017】この自動製造装置1は、図1に示すよう
に、粗練りされたふ材料FZを本練りして連続して押し
出す本練り押出機2と、本練り押出機2で押し出された
ふ材料FZを搬送する第一搬送手段3と、第1搬送手段
3で搬送されたふ材料FZを複数のふの麺状体FM1に
分離形成する分離機構4と、複数のふの麺状体FM1を
水中に浸しながら搬送する第2搬送手段5と、前記第2
搬送手段5で搬送されてきたふの麺状体FM1を斜め下
方にガイド移送するガイド部材61を有するガイド移送
手段6と、ガイド移送手段6で移送されてきたふの麺状
体FMを蒸気供給装置8で膨張し、加熱源9(図16参
照)で焼き付けしながら搬送する第3搬送手段10を有
する加熱炉11と、加熱炉11内で膨張焼付けされたふ
の麺状体FMを所定寸法に切断する第1切断手段12
と、切断された複数本のふの麺状体FM2を縦列状態で
連続して順次搬送しながら冷却する第4搬送手段13
と、第4搬送手段13で縦列状態で搬送されてきたふの
麺状体FM2を横列状態に変更して送り出す配列方向変
更手段14と、配列方向変更手段14で送り出されたふ
の麺状体FM2を横列状態で順次搬送する第5搬送手段
15と、第5搬送手段15の終端部に配置され、搬送さ
れてきたふの麺状体FM2を所定寸法の複数のふの小片
FSに切断する第2切断手段16とが設けられている。
に、粗練りされたふ材料FZを本練りして連続して押し
出す本練り押出機2と、本練り押出機2で押し出された
ふ材料FZを搬送する第一搬送手段3と、第1搬送手段
3で搬送されたふ材料FZを複数のふの麺状体FM1に
分離形成する分離機構4と、複数のふの麺状体FM1を
水中に浸しながら搬送する第2搬送手段5と、前記第2
搬送手段5で搬送されてきたふの麺状体FM1を斜め下
方にガイド移送するガイド部材61を有するガイド移送
手段6と、ガイド移送手段6で移送されてきたふの麺状
体FMを蒸気供給装置8で膨張し、加熱源9(図16参
照)で焼き付けしながら搬送する第3搬送手段10を有
する加熱炉11と、加熱炉11内で膨張焼付けされたふ
の麺状体FMを所定寸法に切断する第1切断手段12
と、切断された複数本のふの麺状体FM2を縦列状態で
連続して順次搬送しながら冷却する第4搬送手段13
と、第4搬送手段13で縦列状態で搬送されてきたふの
麺状体FM2を横列状態に変更して送り出す配列方向変
更手段14と、配列方向変更手段14で送り出されたふ
の麺状体FM2を横列状態で順次搬送する第5搬送手段
15と、第5搬送手段15の終端部に配置され、搬送さ
れてきたふの麺状体FM2を所定寸法の複数のふの小片
FSに切断する第2切断手段16とが設けられている。
【0018】本練り押出機2には、本練りされたふ材料
を上下に分離して押し出す分離部材21が設けられ、第
1搬送手段3は、分離されたふ材料を上下に分離して搬
送する下側搬送手段31と上側搬送手段32とで構成さ
れ、下側搬送手段31で搬送される下側のふ材料の上に
異色あるいは異種のふ材料FZ1を積層可能とし、上側
搬送手段32の搬送終端部で下側搬送手段31によって
搬送されきた複数層のふ材料FZの上に上側のふ材料F
Zを積層して更に搬送し、複数層のふを製造可能とした
ものである。
を上下に分離して押し出す分離部材21が設けられ、第
1搬送手段3は、分離されたふ材料を上下に分離して搬
送する下側搬送手段31と上側搬送手段32とで構成さ
れ、下側搬送手段31で搬送される下側のふ材料の上に
異色あるいは異種のふ材料FZ1を積層可能とし、上側
搬送手段32の搬送終端部で下側搬送手段31によって
搬送されきた複数層のふ材料FZの上に上側のふ材料F
Zを積層して更に搬送し、複数層のふを製造可能とした
ものである。
【0019】尚、第1搬送手段3を下側搬送手段31だ
けにして、単色あるいは単種のふ材料FZで単色あるい
は単種のふを製造してもよい。次に、実施例のふの自動
製造方法について説明する。本実施例のふの製造方法
は、図2に示すように、本練りされて押し出されたふ材
料FZを搬送し、複数のふの麺状体FM1に分離形成す
る第1工程と、分離形成されたふの麺状体FM1を水中
に浸しながら搬送する第2工程と、搬送されてきた複数
のふの麺状体FM1を下方に配置された加熱炉11に向
けてガイド部材61によってガイド搬送する第3工程
と、加熱炉11内を搬送されながらふの麺状体FM1を
蒸気で膨張させ、加熱源9で焼付けする第4工程と、加
熱炉11内で膨張焼付けされたふの麺状体FM1を所定
寸法に切断する第5工程と、所定寸法に切断された複数
本のふの麺状体FM2を縦列状態で搬送しながら冷却す
る第6工程と、縦列状態で搬送されてきた複数のふの麺
状体FM2の向きを横列状態に変更して送り出す第7工
程と、ふの麺状体FM2を横列状態で搬送して搬送終端
で複数のふの小片FSに切断する第8工程とからなるも
のである。
けにして、単色あるいは単種のふ材料FZで単色あるい
は単種のふを製造してもよい。次に、実施例のふの自動
製造方法について説明する。本実施例のふの製造方法
は、図2に示すように、本練りされて押し出されたふ材
料FZを搬送し、複数のふの麺状体FM1に分離形成す
る第1工程と、分離形成されたふの麺状体FM1を水中
に浸しながら搬送する第2工程と、搬送されてきた複数
のふの麺状体FM1を下方に配置された加熱炉11に向
けてガイド部材61によってガイド搬送する第3工程
と、加熱炉11内を搬送されながらふの麺状体FM1を
蒸気で膨張させ、加熱源9で焼付けする第4工程と、加
熱炉11内で膨張焼付けされたふの麺状体FM1を所定
寸法に切断する第5工程と、所定寸法に切断された複数
本のふの麺状体FM2を縦列状態で搬送しながら冷却す
る第6工程と、縦列状態で搬送されてきた複数のふの麺
状体FM2の向きを横列状態に変更して送り出す第7工
程と、ふの麺状体FM2を横列状態で搬送して搬送終端
で複数のふの小片FSに切断する第8工程とからなるも
のである。
【0020】次に上記構成のふの自動製造装置1を用い
たふの自動製造過程を、上記したふの製造方法に基づい
て、図1,図2を参照しつつ概略説明する。先ず、粗練
りされたふ材料FZを本練り押出機2で、本練りして押
し出し、第1搬送手段3でこのふ材料FZを搬送し、分
離機構4によってふ材料FZをふの麺状体FM1に分離
形成する。
たふの自動製造過程を、上記したふの製造方法に基づい
て、図1,図2を参照しつつ概略説明する。先ず、粗練
りされたふ材料FZを本練り押出機2で、本練りして押
し出し、第1搬送手段3でこのふ材料FZを搬送し、分
離機構4によってふ材料FZをふの麺状体FM1に分離
形成する。
【0021】このふの麺状体FM1を、第2搬送手段5
で水中に浸しながら搬送し、次にガイド移送手段6のガ
イド部材61によって、下方の加熱炉11の第3搬送手
段10に向けてガイド搬送する。第3搬送手段10によ
って加熱炉11内を搬送されるふの麺状体FM1は、蒸
気供給装置8による蒸気の供給で膨張し、加熱源9で焼
付けされる。
で水中に浸しながら搬送し、次にガイド移送手段6のガ
イド部材61によって、下方の加熱炉11の第3搬送手
段10に向けてガイド搬送する。第3搬送手段10によ
って加熱炉11内を搬送されるふの麺状体FM1は、蒸
気供給装置8による蒸気の供給で膨張し、加熱源9で焼
付けされる。
【0022】加熱炉11内を第3搬送手段8で膨張焼付
けされながら搬送されてきたふの麺状体FM1は、第1
切断手段12で所定寸法の棒状のふの麺状体FM2に切
断され、第4搬送手段13で搬送されながら冷却され
る。第4搬送手段13では、複数本のふの麺状体FM2
が縦列方向で連続して順次搬送され、配列方向変更手段
14で、縦列方向の複数本のふの麺状体FM2は横列方
向に変更されて第5搬送手段15に送り出される。
けされながら搬送されてきたふの麺状体FM1は、第1
切断手段12で所定寸法の棒状のふの麺状体FM2に切
断され、第4搬送手段13で搬送されながら冷却され
る。第4搬送手段13では、複数本のふの麺状体FM2
が縦列方向で連続して順次搬送され、配列方向変更手段
14で、縦列方向の複数本のふの麺状体FM2は横列方
向に変更されて第5搬送手段15に送り出される。
【0023】第5搬送手段15では、ふの麺状体FM2
は、横列方向で順次搬送され、この第5搬送手段15の
終端部で第2切断手段16で所定寸法のふの小片FSに
切断され、このふは収納箱17等に収納される。このよ
うに、ふの製造が人手に触れることなく自動的になさ
れ、衛生的に製造され、かつ省力化を図れて、大量生産
を行うことができる。
は、横列方向で順次搬送され、この第5搬送手段15の
終端部で第2切断手段16で所定寸法のふの小片FSに
切断され、このふは収納箱17等に収納される。このよ
うに、ふの製造が人手に触れることなく自動的になさ
れ、衛生的に製造され、かつ省力化を図れて、大量生産
を行うことができる。
【0024】また、図1,図3,図4,図5に示すよう
に、本練り押出機2に分離部材21が設けられ、第1搬
送手段3が下側搬送手段31と上側搬送手段32とから
なるものであるものでは、本練りされたふ材料FZは、
本練り押出機2に設けられた分離部材21によって、上
下に分離して押し出され、第1搬送手段3の下側搬送手
段31と、上側搬送手段32とによって上下に分離して
搬送され、場合によって下側搬送手段31で搬送される
下側のふ材料FZ1の上に異色あるいは異種のふ材料F
Z2を積層すると、上側搬送手段32の搬送終端部で、
下側搬送手段31によって搬送されてきた複数層のふ材
料FZ1,FZ2の上に上側のふ材料FZ1を積層して
更に搬送することで、複数層のふの製造を行うことがで
きる。
に、本練り押出機2に分離部材21が設けられ、第1搬
送手段3が下側搬送手段31と上側搬送手段32とから
なるものであるものでは、本練りされたふ材料FZは、
本練り押出機2に設けられた分離部材21によって、上
下に分離して押し出され、第1搬送手段3の下側搬送手
段31と、上側搬送手段32とによって上下に分離して
搬送され、場合によって下側搬送手段31で搬送される
下側のふ材料FZ1の上に異色あるいは異種のふ材料F
Z2を積層すると、上側搬送手段32の搬送終端部で、
下側搬送手段31によって搬送されてきた複数層のふ材
料FZ1,FZ2の上に上側のふ材料FZ1を積層して
更に搬送することで、複数層のふの製造を行うことがで
きる。
【0025】次に、本実施例の自動製造装置1の各部の
構成と作用について、順次詳細に説明する。本練り用混
練押出機2は、図3,図4,図5に示すように、粗練り
機(図4参照)で麸の元であるグルテンと小麦粉と水と
を混合して予め粗練りされた原料が投入されるホッパー
22と、ホッパー22内の中央部に回転可能に配設され
た竪型スクリュー部材23と、スクリュー部材23の下
端部に一体的に設けられ、スクリュー部材23の回転で
本練りされた麸材料FZを一方向に押し出す押出用羽根
24と、ホッパー22の下側に位置し、押出用羽根24
が配設され、一方側に板状の分離部材21が設けられた
原料押出し供給口25aが開設された原料押出供給部2
5と、スクリュー部材23と押出用羽根24とを一体的
に回転駆動する回転駆動源26とが設けられている。
構成と作用について、順次詳細に説明する。本練り用混
練押出機2は、図3,図4,図5に示すように、粗練り
機(図4参照)で麸の元であるグルテンと小麦粉と水と
を混合して予め粗練りされた原料が投入されるホッパー
22と、ホッパー22内の中央部に回転可能に配設され
た竪型スクリュー部材23と、スクリュー部材23の下
端部に一体的に設けられ、スクリュー部材23の回転で
本練りされた麸材料FZを一方向に押し出す押出用羽根
24と、ホッパー22の下側に位置し、押出用羽根24
が配設され、一方側に板状の分離部材21が設けられた
原料押出し供給口25aが開設された原料押出供給部2
5と、スクリュー部材23と押出用羽根24とを一体的
に回転駆動する回転駆動源26とが設けられている。
【0026】竪型スクリュウ部材23のスクリュー羽根
23aは、上部から下部に向けて次第に径大となるよう
に形成されている。押出用羽根24は、複数枚の羽根部
24aを有し、この羽根部24aが押出方向に向けて湾
曲して形成されている。ホッパー22の内面と原料押出
供給部25の内面及び竪型スクリュー部材23の表面と
押出用羽根24の表面とを含む原料が接する面が、付着
防止処理されているこの付着防止処理としては、テフロ
ン加工処理が好適である。
23aは、上部から下部に向けて次第に径大となるよう
に形成されている。押出用羽根24は、複数枚の羽根部
24aを有し、この羽根部24aが押出方向に向けて湾
曲して形成されている。ホッパー22の内面と原料押出
供給部25の内面及び竪型スクリュー部材23の表面と
押出用羽根24の表面とを含む原料が接する面が、付着
防止処理されているこの付着防止処理としては、テフロ
ン加工処理が好適である。
【0027】回転駆動源26は、箱状の装置本体2a内
に配設された駆動モータ26aと減速機26bと、一対
の回転伝達ギヤ26c、26dとで構成され、一方の回
転伝達ギヤ26cが減速機26bの回転軸26eの上端
に固定され、他方の回転伝達ギヤ26dがスクリュウ部
材23と押出用羽根24の回転軸24bの下端に固定さ
れている。
に配設された駆動モータ26aと減速機26bと、一対
の回転伝達ギヤ26c、26dとで構成され、一方の回
転伝達ギヤ26cが減速機26bの回転軸26eの上端
に固定され、他方の回転伝達ギヤ26dがスクリュウ部
材23と押出用羽根24の回転軸24bの下端に固定さ
れている。
【0028】原料押出供給部25は、押出用羽根24が
配設されている本体部25bが平面視略円弧状に形成さ
れ、その一方側に先端部分が拡げられた形状の原料供給
口25aが一体に設けられている。次に、上記構造の本
練り用混練機2によるふ材料FZの本練り動作について
説明する。
配設されている本体部25bが平面視略円弧状に形成さ
れ、その一方側に先端部分が拡げられた形状の原料供給
口25aが一体に設けられている。次に、上記構造の本
練り用混練機2によるふ材料FZの本練り動作について
説明する。
【0029】先ず、回転駆動源26の駆動によって竪型
スクリュウ部材23と押出用羽根24とが一体に回転駆
動される。この状態で、粗練り機で粗練りされたふ材料
FZをホッパー22内に投入すると、このふ材料FZが
スクリュウ部材23のスクリュー羽根23aで本練りさ
れ、順次下側へ移動する。
スクリュウ部材23と押出用羽根24とが一体に回転駆
動される。この状態で、粗練り機で粗練りされたふ材料
FZをホッパー22内に投入すると、このふ材料FZが
スクリュウ部材23のスクリュー羽根23aで本練りさ
れ、順次下側へ移動する。
【0030】特に、竪型スクリュウ部材23のスクリュ
ー羽根23aが上部から下部に向けて次第に径大となる
ように形成されているので、このスクリュー羽根23a
の回転によって、ふ材料FZは良好な状態に本練りされ
ながら、スムーズに下側へ移動する。本練りされたふ材
料FZは、原料押出供給部25まで移動し、押出用羽根
24の回転によって原料押出供給部25の原料押出し供
給口25aから上下2層に分離されてベルトコンベアか
らなる第1搬送手段3に連続して押出し供給され、第1
搬送手段3で次の工程へ順次搬送される。
ー羽根23aが上部から下部に向けて次第に径大となる
ように形成されているので、このスクリュー羽根23a
の回転によって、ふ材料FZは良好な状態に本練りされ
ながら、スムーズに下側へ移動する。本練りされたふ材
料FZは、原料押出供給部25まで移動し、押出用羽根
24の回転によって原料押出供給部25の原料押出し供
給口25aから上下2層に分離されてベルトコンベアか
らなる第1搬送手段3に連続して押出し供給され、第1
搬送手段3で次の工程へ順次搬送される。
【0031】図3,図4,図5に示すように、原料押出
供給部25の原料押出し供給口25aは、正面視矩形に
形成されているので、本練りされたふ材料FZは、上下
2つに分離されてその形が厚板状になった状態で押出し
供給される。ホッパー22の内面と原料押出供給部25
の内面及び竪型スクリュー部材23の表面と押出用羽根
24の表面とを含む原料が接する面が、テフロン加工処
理などによって付着防止処理されているので、ふ材料F
Zがこれらの面に付着することが少なく、本練りと下側
への移動と押出し供給がスムーズに行われる。
供給部25の原料押出し供給口25aは、正面視矩形に
形成されているので、本練りされたふ材料FZは、上下
2つに分離されてその形が厚板状になった状態で押出し
供給される。ホッパー22の内面と原料押出供給部25
の内面及び竪型スクリュー部材23の表面と押出用羽根
24の表面とを含む原料が接する面が、テフロン加工処
理などによって付着防止処理されているので、ふ材料F
Zがこれらの面に付着することが少なく、本練りと下側
への移動と押出し供給がスムーズに行われる。
【0032】本実施例では、原料押出し供給口25aを
板状の分離部材21で上下2段に区画することによっ
て、本練りされたふ材料FZを上下2層に分離した状態
で押出し供給することができる。本練りされたふ材料F
Zは、ホッパー22内での量が減少すると逐次投入し、
本練りと押出し供給とが連続して行われ、第1搬送手段
3に切れ目の無い状態で連続して押出し供給される。
板状の分離部材21で上下2段に区画することによっ
て、本練りされたふ材料FZを上下2層に分離した状態
で押出し供給することができる。本練りされたふ材料F
Zは、ホッパー22内での量が減少すると逐次投入し、
本練りと押出し供給とが連続して行われ、第1搬送手段
3に切れ目の無い状態で連続して押出し供給される。
【0033】尚、粗練り機としては、図26に示したも
のに限らず、他の構造のものであってもよい。第1搬送
手段3は、図6,図7,図8に示すように、ベルトコン
ベア31aで構成された下側搬送手段31と、この下側
搬送手段31の始端部の上方に、空間部30を下方に形
成した上りランプ部32aと下りランプ部32bを有し
ベルトコンベア32dで構成された上側搬送手段32と
で構成されている。
のに限らず、他の構造のものであってもよい。第1搬送
手段3は、図6,図7,図8に示すように、ベルトコン
ベア31aで構成された下側搬送手段31と、この下側
搬送手段31の始端部の上方に、空間部30を下方に形
成した上りランプ部32aと下りランプ部32bを有し
ベルトコンベア32dで構成された上側搬送手段32と
で構成されている。
【0034】上側搬送手段32は、下側搬送手段31に
対して両端部に設けられた支持具35a,35bによっ
て、上方に所定間隔隔てて配置され、搬送方向始端側か
ら搬送方向中央部に向けて上向きに傾斜した上りランプ
部32aと、水平向きに構成された水平中央部32c
と、この水平中央部32cの搬送方向下流側から下向き
に傾斜した下りランプ部32bとで構成されている。
対して両端部に設けられた支持具35a,35bによっ
て、上方に所定間隔隔てて配置され、搬送方向始端側か
ら搬送方向中央部に向けて上向きに傾斜した上りランプ
部32aと、水平向きに構成された水平中央部32c
と、この水平中央部32cの搬送方向下流側から下向き
に傾斜した下りランプ部32bとで構成されている。
【0035】そして、水平中央部32cの上方位置に支
持枠36を介して駆動モータ37が配置され、この駆動
モータ37と、中央水平部32cの左右両端部の駆動ロ
ーラ38a,38bとにプーリ39,40,41が設け
られ、これらのプーリ39,40,41間に無端チェー
ン42が掛け渡されて、駆動モータ37の回転駆動によ
って、無端チェーン42を介して駆動ローラ38a,3
8bが回転駆動され、これにより、上側搬送手段32の
ベルトコンベア32dが搬送駆動されるようになってい
る。
持枠36を介して駆動モータ37が配置され、この駆動
モータ37と、中央水平部32cの左右両端部の駆動ロ
ーラ38a,38bとにプーリ39,40,41が設け
られ、これらのプーリ39,40,41間に無端チェー
ン42が掛け渡されて、駆動モータ37の回転駆動によ
って、無端チェーン42を介して駆動ローラ38a,3
8bが回転駆動され、これにより、上側搬送手段32の
ベルトコンベア32dが搬送駆動されるようになってい
る。
【0036】更に、中央水平部32cの搬送方向下流側
の駆動ローラ38bと下りランプ部32bの終端側のロ
ーラ38cとに設けられたプーリ43,44との間に無
端チェーン45が掛け渡され、下りランプ部32bの終
端側のローラ38cも回転駆動するように構成されてい
る。尚、図6において、符号46は上側搬送手段32の
複数箇所にそれぞれ設けられたガイドローラである。
の駆動ローラ38bと下りランプ部32bの終端側のロ
ーラ38cとに設けられたプーリ43,44との間に無
端チェーン45が掛け渡され、下りランプ部32bの終
端側のローラ38cも回転駆動するように構成されてい
る。尚、図6において、符号46は上側搬送手段32の
複数箇所にそれぞれ設けられたガイドローラである。
【0037】ベルトコンベア31aからなる下側搬送手
段31の搬送方向終端側には、後述するように三層にラ
ミネートされたふ材料FZ3を次の工程に搬送するため
のベルトコンベア33bからなる搬送手段33Aが配置
されている。次に上記構造の第1搬送手段3によるふ材
料FZ1,FZ1,FZ3の搬送とラミネートの作用に
ついて説明する。
段31の搬送方向終端側には、後述するように三層にラ
ミネートされたふ材料FZ3を次の工程に搬送するため
のベルトコンベア33bからなる搬送手段33Aが配置
されている。次に上記構造の第1搬送手段3によるふ材
料FZ1,FZ1,FZ3の搬送とラミネートの作用に
ついて説明する。
【0038】混練されて連続した板状に形成された2種
類あるいは1種類で上下に分離されたふ材料FZ1,F
Z1を、図6に示すように、それぞれ、下側搬送手段3
1のベルトコンベア31aと上側搬送手段32のベルト
コンベア32d上における搬送方向始端側に載せて、両
ベルトコンベア31a,32dを搬送駆動すると、下側
搬送手段31のベルトコンベア31aによって下側の外
層となるふ材料FZ1が搬送されるとともに、上側搬送
手段32のベルトコンベア32dによって上側の外層と
なるふ材料FZ1が搬送される。
類あるいは1種類で上下に分離されたふ材料FZ1,F
Z1を、図6に示すように、それぞれ、下側搬送手段3
1のベルトコンベア31aと上側搬送手段32のベルト
コンベア32d上における搬送方向始端側に載せて、両
ベルトコンベア31a,32dを搬送駆動すると、下側
搬送手段31のベルトコンベア31aによって下側の外
層となるふ材料FZ1が搬送されるとともに、上側搬送
手段32のベルトコンベア32dによって上側の外層と
なるふ材料FZ1が搬送される。
【0039】次に、下側搬送手段31のベルトコンベア
31aで搬送される下側の外層となるふ材料FZ1の上
に、空間部30内において、別の種類(異色あるいは異
種)のふ材料FZ2を順次、整合整列させて補充する動
作を繰り返し行う。すると、上側搬送手段32のベルト
コンベア32dの終端側において、この別の種類のFZ
2の上に上側の外層となるふ材料FZ1が積層され、こ
れによって、上下の外層となるふ材料FZ1,FZ1で
別の種類のふ材料FZ2を挟み込んだラミネート構造の
ふ材料FZ3が得られる(図9,図10参照)。
31aで搬送される下側の外層となるふ材料FZ1の上
に、空間部30内において、別の種類(異色あるいは異
種)のふ材料FZ2を順次、整合整列させて補充する動
作を繰り返し行う。すると、上側搬送手段32のベルト
コンベア32dの終端側において、この別の種類のFZ
2の上に上側の外層となるふ材料FZ1が積層され、こ
れによって、上下の外層となるふ材料FZ1,FZ1で
別の種類のふ材料FZ2を挟み込んだラミネート構造の
ふ材料FZ3が得られる(図9,図10参照)。
【0040】従って、従来手作業で行われていた三層構
造のふ材料FZ3の製造を殆ど自動的に行うことがで
き、これに要する作業員を少なくすることができて省力
化を図ることができる。尚、本実施例では、三層構造の
ふ材料FZ3の製造について説明したが、これに限ら
ず、空間部33内で別のふ材料FZ2の上に更に他のふ
材料を積層することによって、四層以上にラミネートさ
れたふ材料の製造にも適用でき、第1搬送手段3を下側
搬送手段31だけとして、一層のふ材料を得ることもで
きる。
造のふ材料FZ3の製造を殆ど自動的に行うことがで
き、これに要する作業員を少なくすることができて省力
化を図ることができる。尚、本実施例では、三層構造の
ふ材料FZ3の製造について説明したが、これに限ら
ず、空間部33内で別のふ材料FZ2の上に更に他のふ
材料を積層することによって、四層以上にラミネートさ
れたふ材料の製造にも適用でき、第1搬送手段3を下側
搬送手段31だけとして、一層のふ材料を得ることもで
きる。
【0041】更に、複層の場合には内層となるふ材料F
Z2の代わりに、餅などの別の材料を充填させてもよ
く、この場合サンドイッチ状の嗜好に富んだふが製造で
きる。第1搬送手段3の搬送終端には、ふ材料FZを複
数のふの麺状体FM1に分離形成する分離機構4(図1
参照)が設けられ、この分離機構4は、複数の環状溝4
aが形成された前後2つの溝付き回転ローラ4A,4B
とから構成され、これらの溝付き回転ローラ4A,4B
の環状溝4aとローラ部4cとが間隙をもって突き合わ
されている。
Z2の代わりに、餅などの別の材料を充填させてもよ
く、この場合サンドイッチ状の嗜好に富んだふが製造で
きる。第1搬送手段3の搬送終端には、ふ材料FZを複
数のふの麺状体FM1に分離形成する分離機構4(図1
参照)が設けられ、この分離機構4は、複数の環状溝4
aが形成された前後2つの溝付き回転ローラ4A,4B
とから構成され、これらの溝付き回転ローラ4A,4B
の環状溝4aとローラ部4cとが間隙をもって突き合わ
されている。
【0042】第1搬送手段3で搬送されてきたふ材料F
Zは、分離機構4の前後2つの溝付き回転ローラ4A,
4Bの間隙部分で複数に分離され、複数のふの麺状体F
M1に分離形成されて下流側へ移送される。この下流側
には、図1に示すように、水槽51内でふの麺状体FM
1を搬送する第2搬送手段5が配置され、ふ麺状体FM
1は、この第2搬送手段5で搬送されながら、水槽51
内の水Wによって水分が付与される。
Zは、分離機構4の前後2つの溝付き回転ローラ4A,
4Bの間隙部分で複数に分離され、複数のふの麺状体F
M1に分離形成されて下流側へ移送される。この下流側
には、図1に示すように、水槽51内でふの麺状体FM
1を搬送する第2搬送手段5が配置され、ふ麺状体FM
1は、この第2搬送手段5で搬送されながら、水槽51
内の水Wによって水分が付与される。
【0043】水分が付与されたふの麺状体FM1は、ガ
イドベルトコンベア52によって、前方斜め下方へ向け
て更に搬送され、ガイド部材61を有するガイド移送手
段6で、加熱炉11に向けて後側斜め下方にガイド移送
される。この麺状体のガイド移送手段6には、ガイドベ
ルトコンベア52から複数本のふの麺状体FM1を分離
保持し下側の第3搬送手段10に向けてガイドするため
の溝付きガイドローラ62aからなるガイドセパレータ
62と、ガイドセパレータ62と下側の第3搬送手段1
0との間に配置され、複数本の麸の麺状体FM1を間隙
部61aで受止め支持しながら斜め下方へガイドする上
流側と下流側の2つの櫛状のガイド部材61A,61B
とが設けられている。
イドベルトコンベア52によって、前方斜め下方へ向け
て更に搬送され、ガイド部材61を有するガイド移送手
段6で、加熱炉11に向けて後側斜め下方にガイド移送
される。この麺状体のガイド移送手段6には、ガイドベ
ルトコンベア52から複数本のふの麺状体FM1を分離
保持し下側の第3搬送手段10に向けてガイドするため
の溝付きガイドローラ62aからなるガイドセパレータ
62と、ガイドセパレータ62と下側の第3搬送手段1
0との間に配置され、複数本の麸の麺状体FM1を間隙
部61aで受止め支持しながら斜め下方へガイドする上
流側と下流側の2つの櫛状のガイド部材61A,61B
とが設けられている。
【0044】これら櫛状ガイド部材61A,61Bは、
図14に示すように、両端部が装置本体(図示略)に固
定される角筒状の基部61bと、この基部61bの上面
に固着される波状の櫛歯状体61cとで構成されてい
る。この櫛歯状体61cは、1本の細棒材を一端側から
他端側に向けて連続する等間隔のうねり波状に形成した
ものであり、所定間隔毎に、麺状体支持用の間隙部61
aが複数形成され、その円弧形状下端部がそれぞれ上記
角筒状基部61bの上面に固着されているものである。
尚、この櫛歯状体61cは、防錆加工された鉄、アルミ
ニューム、ステンレス等で制作することが好ましい。ま
た、ふの麺状体FM1の径の大きさによって、それに適
合した寸法の間隙部61aを有するものを使用するとよ
い。
図14に示すように、両端部が装置本体(図示略)に固
定される角筒状の基部61bと、この基部61bの上面
に固着される波状の櫛歯状体61cとで構成されてい
る。この櫛歯状体61cは、1本の細棒材を一端側から
他端側に向けて連続する等間隔のうねり波状に形成した
ものであり、所定間隔毎に、麺状体支持用の間隙部61
aが複数形成され、その円弧形状下端部がそれぞれ上記
角筒状基部61bの上面に固着されているものである。
尚、この櫛歯状体61cは、防錆加工された鉄、アルミ
ニューム、ステンレス等で制作することが好ましい。ま
た、ふの麺状体FM1の径の大きさによって、それに適
合した寸法の間隙部61aを有するものを使用するとよ
い。
【0045】次に、上記のように構成されたガイド移送
手段6による麸の麺状体Fのガイド搬送について説明す
る。ガイドベルトコンベア52で搬送されてきた麸の麺
状体FM1は、下側の第3搬送手段3までの空間部Kを
搬送されるときに、溝付きガイドローラ62aによっ
て、下方側に向けてガイド搬送され、更に、所定間隔を
おいて2箇所設置された櫛状ガイド部材61A,61B
でそれぞれガイド搬送されて下側の第3搬送手段3に送
り込まれる。
手段6による麸の麺状体Fのガイド搬送について説明す
る。ガイドベルトコンベア52で搬送されてきた麸の麺
状体FM1は、下側の第3搬送手段3までの空間部Kを
搬送されるときに、溝付きガイドローラ62aによっ
て、下方側に向けてガイド搬送され、更に、所定間隔を
おいて2箇所設置された櫛状ガイド部材61A,61B
でそれぞれガイド搬送されて下側の第3搬送手段3に送
り込まれる。
【0046】ふの麺状体FM1は、図13に示すよう
に、これら櫛状ガイド部材61A,61Bでガイド搬送
される途中、上流側では、第1櫛状ガイド部材61Aの
間隙部61aの上部でそれぞれ支持されながら斜め下方
にガイド搬送され、下流側では、第2櫛状ガイド部材6
1Bの間隙部61aの下部でそれぞれ支持されながら下
側の第3搬送手段3に向けてガイド搬送される。
に、これら櫛状ガイド部材61A,61Bでガイド搬送
される途中、上流側では、第1櫛状ガイド部材61Aの
間隙部61aの上部でそれぞれ支持されながら斜め下方
にガイド搬送され、下流側では、第2櫛状ガイド部材6
1Bの間隙部61aの下部でそれぞれ支持されながら下
側の第3搬送手段3に向けてガイド搬送される。
【0047】これにより、ふの麺状体FM1は、溝付き
ガイドローラ62aと第1,第2の櫛状ガイド部材61
A,61Bによって、ガイドベルトコンベア52から下
側の第3搬送手段3に向けて搬送方向上流側から下流側
に向けて正常な状態を保持されたまま、ガイド搬送され
ることとなる。したがって、搬送中に麸の麺状体FM1
の垂れ下がりや付着などが生じることがない。
ガイドローラ62aと第1,第2の櫛状ガイド部材61
A,61Bによって、ガイドベルトコンベア52から下
側の第3搬送手段3に向けて搬送方向上流側から下流側
に向けて正常な状態を保持されたまま、ガイド搬送され
ることとなる。したがって、搬送中に麸の麺状体FM1
の垂れ下がりや付着などが生じることがない。
【0048】図15は、ガイドセパレータ62として、
下面に軸方向に複数間隔のガイド溝62bを有する長棒
材62Bを使用した別例を示すものである。この長棒材
62Bは、素材が木材であることが最適であるが、プラ
スチックや金属で制作することもできる。尚、ガイドベ
ルトコンベア52から空間部に搬送されたふの麺状体F
M1は、長棒材62Bからなるガイドセパレータ62の
各ガイド溝62bで、分離保持されて、下流側に向けて
ガイド搬送される。
下面に軸方向に複数間隔のガイド溝62bを有する長棒
材62Bを使用した別例を示すものである。この長棒材
62Bは、素材が木材であることが最適であるが、プラ
スチックや金属で制作することもできる。尚、ガイドベ
ルトコンベア52から空間部に搬送されたふの麺状体F
M1は、長棒材62Bからなるガイドセパレータ62の
各ガイド溝62bで、分離保持されて、下流側に向けて
ガイド搬送される。
【0049】図16に示すように、加熱炉11には、鉄
板製ベルト状コンベアからなる第3搬送手段3と、蒸気
を供給する蒸気供給装置8と、複数のガスバーナ2Aか
らなるガス加熱手段91と、鉄板製ベルト状コンベアの
搬送方向全般に渡ってコンベア下に配置された複数のヒ
ータ92とからなる加熱源9が設けられている。蒸気供
給装置8には、加熱炉の搬送方向始端側近傍箇所に設置
され、熱風を発生するボイラ81と、このボイラ81と
配管82で連通接続された水タンク83と、供給された
熱風によって蒸気が発生される水タンク84と、水タン
ク84で発生された蒸気を加熱炉11におけるふの麺状
体FM1の搬送軌道の始端側に供給する配管とが設けら
れている。
板製ベルト状コンベアからなる第3搬送手段3と、蒸気
を供給する蒸気供給装置8と、複数のガスバーナ2Aか
らなるガス加熱手段91と、鉄板製ベルト状コンベアの
搬送方向全般に渡ってコンベア下に配置された複数のヒ
ータ92とからなる加熱源9が設けられている。蒸気供
給装置8には、加熱炉の搬送方向始端側近傍箇所に設置
され、熱風を発生するボイラ81と、このボイラ81と
配管82で連通接続された水タンク83と、供給された
熱風によって蒸気が発生される水タンク84と、水タン
ク84で発生された蒸気を加熱炉11におけるふの麺状
体FM1の搬送軌道の始端側に供給する配管とが設けら
れている。
【0050】加熱源2は、図16に示すように、鉄板製
ベルト状コンベアの搬送方向始端側に配置された複数の
ガスバーナからなるガス加熱手段91と、鉄板製ベルト
状コンベアからなる第3搬送手段3の搬送方向全般に渡
ってコンベア下に配置された複数のヒータ92とから構
成されている。複数のヒータ92は、トンネル形状の加
熱炉11内におけるふの麺状体FM1を搬送する方向に
複数箇所列設されており、加熱炉11内の温度が170
°C〜210°Cの範囲の温度になるように加熱するも
のである。
ベルト状コンベアの搬送方向始端側に配置された複数の
ガスバーナからなるガス加熱手段91と、鉄板製ベルト
状コンベアからなる第3搬送手段3の搬送方向全般に渡
ってコンベア下に配置された複数のヒータ92とから構
成されている。複数のヒータ92は、トンネル形状の加
熱炉11内におけるふの麺状体FM1を搬送する方向に
複数箇所列設されており、加熱炉11内の温度が170
°C〜210°Cの範囲の温度になるように加熱するも
のである。
【0051】尚、図16において、符号11aは加熱炉
11におけるふの麺状体FM1の搬送軌道に沿って所定
間隔で側壁に設けられた覗き窓である。加熱炉11の全
長は、35〜45m程度で、高さは1.23m程度であ
ることが好ましい。また、第3搬送手段3の搬送面の高
さは0.8m程度であることが好ましい。
11におけるふの麺状体FM1の搬送軌道に沿って所定
間隔で側壁に設けられた覗き窓である。加熱炉11の全
長は、35〜45m程度で、高さは1.23m程度であ
ることが好ましい。また、第3搬送手段3の搬送面の高
さは0.8m程度であることが好ましい。
【0052】第3搬送手段3の搬送速度は、ふの種別に
よって異なるが、7分30秒程度〜10分30秒程度の
範囲に設定されている。次に、加熱炉11内におけるふ
の麺状体FM1の搬送中における膨張・乾燥・焼付けの
各工程について説明する。ふの元であるグルテンと小麦
粉と水とを混合して練られた後、分離機構4で複数のふ
の麺状体FM1に分離され水槽51内を移送されて水分
に浸された複数本のふの麺状体FM1は、ガイドベルト
コンベア52で斜め下向きに移送されて、鉄板製ベルト
状コンベアからなる第3搬送手段3上に載せられた複数
本のふの麺状態FM1は、第3搬送手段3で加熱炉11
内を搬送される。
よって異なるが、7分30秒程度〜10分30秒程度の
範囲に設定されている。次に、加熱炉11内におけるふ
の麺状体FM1の搬送中における膨張・乾燥・焼付けの
各工程について説明する。ふの元であるグルテンと小麦
粉と水とを混合して練られた後、分離機構4で複数のふ
の麺状体FM1に分離され水槽51内を移送されて水分
に浸された複数本のふの麺状体FM1は、ガイドベルト
コンベア52で斜め下向きに移送されて、鉄板製ベルト
状コンベアからなる第3搬送手段3上に載せられた複数
本のふの麺状態FM1は、第3搬送手段3で加熱炉11
内を搬送される。
【0053】鉄板製ベント状コンベアからなる第3搬送
手段3は、搬送方向始端側で、ガスバーナからなるガス
加熱手段91で加熱され、複数本のふの麺状体FM1
は、搬送方向始端側で熱せられ、第3搬送手段3で加熱
炉3内を搬送されるときに、その搬送軌道の始端側で、
蒸気供給装置8により蒸気を供給されて膨張される。そ
の後、加熱炉11内を搬送されつつ、複数のヒータ92
の加熱作用によって、乾燥されてから主としてその表面
を焼付けされる。
手段3は、搬送方向始端側で、ガスバーナからなるガス
加熱手段91で加熱され、複数本のふの麺状体FM1
は、搬送方向始端側で熱せられ、第3搬送手段3で加熱
炉3内を搬送されるときに、その搬送軌道の始端側で、
蒸気供給装置8により蒸気を供給されて膨張される。そ
の後、加熱炉11内を搬送されつつ、複数のヒータ92
の加熱作用によって、乾燥されてから主としてその表面
を焼付けされる。
【0054】加熱炉3内は、170°C〜210°Cの
範囲の温度になるように設定され、ベルト状コンベア4
の搬送速度が7分30秒程度〜10分30秒程度の範囲
に設定されているので、複数本のふの麺状体FM1は、
程よく膨張、乾燥、焼付けされる。このように、膨張、
乾燥、焼付けされた複数本のふの麺状体FM1は、搬送
途中で、第1切断手段12で所定寸法に切断される。
範囲の温度になるように設定され、ベルト状コンベア4
の搬送速度が7分30秒程度〜10分30秒程度の範囲
に設定されているので、複数本のふの麺状体FM1は、
程よく膨張、乾燥、焼付けされる。このように、膨張、
乾燥、焼付けされた複数本のふの麺状体FM1は、搬送
途中で、第1切断手段12で所定寸法に切断される。
【0055】第1切断手段12は、図17に示すよう
に、搬送方向に直交する向きの両側に配置され、駆動モ
ータ(図示略)で回転駆動される一対のプーリ12a,
12bと、これら一対のプーリ12a,12b間に掛け
渡され、複数の刃部12cを有する無端ベルト状の金属
性の切断刃12dとを有しており、プーリ12a,12
bの回転によって、無端ベルト状の金属性の回転切断刃
12dが一方向に回転移送され、この回転切断刃12d
の回転移送によって、複数本のふの麺状体FM1は、複
数の刃部12cで所定寸法に棒状に切断されたふの麺状
体FM2となる。
に、搬送方向に直交する向きの両側に配置され、駆動モ
ータ(図示略)で回転駆動される一対のプーリ12a,
12bと、これら一対のプーリ12a,12b間に掛け
渡され、複数の刃部12cを有する無端ベルト状の金属
性の切断刃12dとを有しており、プーリ12a,12
bの回転によって、無端ベルト状の金属性の回転切断刃
12dが一方向に回転移送され、この回転切断刃12d
の回転移送によって、複数本のふの麺状体FM1は、複
数の刃部12cで所定寸法に棒状に切断されたふの麺状
体FM2となる。
【0056】図18に示すように、第1切断手段12で
所定寸法に切断されたふの麺状体FM2は、第4搬送手
段13によって、複数本単位で縦列状態で搬送しながら
冷却させる。第4搬送手段13で搬送された縦列状態で
搬送されたふの麺状体FM2は、この第4搬送手段13
の後端に設けられた配列方向変更手段14で縦列状態か
ら連続した横列状態に変更され、この配列方向変更手段
14に連設され、第5搬送手段15で横列状態で搬送さ
れる。
所定寸法に切断されたふの麺状体FM2は、第4搬送手
段13によって、複数本単位で縦列状態で搬送しながら
冷却させる。第4搬送手段13で搬送された縦列状態で
搬送されたふの麺状体FM2は、この第4搬送手段13
の後端に設けられた配列方向変更手段14で縦列状態か
ら連続した横列状態に変更され、この配列方向変更手段
14に連設され、第5搬送手段15で横列状態で搬送さ
れる。
【0057】そして、この第5搬送手段15の終端部に
配置された第2切断手段16でふの小片FSに切断され
るようになっている。配列方向変更手段14には、図1
9,図20,図21に示すように、縦列状態に配列され
たふの麺状体FM2を、縦列状態に保持して搬送させる
複数の搬送ローラ14Aと、これらの搬送ローラ14A
間に配設され、一方を駆動プーリ14d、他方を転動プ
ーリ14bとして、これらのプーリ14a,14dに搬
送ローラ14Aの回転方向と直交する方向に回転する無
端搬送ベルト14cを卷装した複数の搬送ベルト14B
と、これらの複数の搬送ベルト14Bを、搬送ローラ1
4Aのローラ面よりも上方に突出するように、少なくと
も片側を持ち上げ可能としたシリンダからなる昇降手段
14Cとが設けられている。
配置された第2切断手段16でふの小片FSに切断され
るようになっている。配列方向変更手段14には、図1
9,図20,図21に示すように、縦列状態に配列され
たふの麺状体FM2を、縦列状態に保持して搬送させる
複数の搬送ローラ14Aと、これらの搬送ローラ14A
間に配設され、一方を駆動プーリ14d、他方を転動プ
ーリ14bとして、これらのプーリ14a,14dに搬
送ローラ14Aの回転方向と直交する方向に回転する無
端搬送ベルト14cを卷装した複数の搬送ベルト14B
と、これらの複数の搬送ベルト14Bを、搬送ローラ1
4Aのローラ面よりも上方に突出するように、少なくと
も片側を持ち上げ可能としたシリンダからなる昇降手段
14Cとが設けられている。
【0058】搬送ベルト14Bの一端には、緩衝用カー
テン18が設けられ、搬送ベルト14Bの上面より排出
されるふの麺状体FM2の落下排出時の衝撃を緩和させ
るようにしている。緩衝用カーテン18は、配列方向変
更手段14の本体部14aの前壁面の左右端に取付けら
れたL字形の支持用太線材19,19の先端部に設けら
れ前方へ向けて複数の凹部70aが形成された縦支持板
70の適宜な位置の凹部70aに前後位置変更可能に嵌
入られた支持棒71に吊り下げられている。
テン18が設けられ、搬送ベルト14Bの上面より排出
されるふの麺状体FM2の落下排出時の衝撃を緩和させ
るようにしている。緩衝用カーテン18は、配列方向変
更手段14の本体部14aの前壁面の左右端に取付けら
れたL字形の支持用太線材19,19の先端部に設けら
れ前方へ向けて複数の凹部70aが形成された縦支持板
70の適宜な位置の凹部70aに前後位置変更可能に嵌
入られた支持棒71に吊り下げられている。
【0059】第5搬送手段15の終端上方には、図2
2,図23に示すように、第5搬送手段15の搬送面に
横列状態に配列されて搬送されて来る複数の麺状体FM
2に滞留を生じた場合に、滞留した麺状体を収容する貯
留空間82を形成するとともに、搬送方向に向けて斜め
下方に傾斜した状態で配設された小ベルトコンベアから
なる別の搬送手段83を第5搬送手段15の搬送面より
所定の繰り出し口84を形成するように配置させた構造
となっており、別の搬送手段83を第5搬送手段15と
を同じ搬送方向に作動することによって、貯留空間82
に収容されたふの麺状体FM2を、繰り出し口84より
1本づつ繰り出して、第2切断手段16に送り込む構造
となっいる。
2,図23に示すように、第5搬送手段15の搬送面に
横列状態に配列されて搬送されて来る複数の麺状体FM
2に滞留を生じた場合に、滞留した麺状体を収容する貯
留空間82を形成するとともに、搬送方向に向けて斜め
下方に傾斜した状態で配設された小ベルトコンベアから
なる別の搬送手段83を第5搬送手段15の搬送面より
所定の繰り出し口84を形成するように配置させた構造
となっており、別の搬送手段83を第5搬送手段15と
を同じ搬送方向に作動することによって、貯留空間82
に収容されたふの麺状体FM2を、繰り出し口84より
1本づつ繰り出して、第2切断手段16に送り込む構造
となっいる。
【0060】第2切断手段16の前方には、ベルトコン
ベアからなる補助搬送手段85が配置され、この補助搬
送手段85の終端にふの小片FSを落下収納する収納箱
17が置かれている。第2切断手段16は、図22に示
すように、駆動モータ(図示略)で回転駆動される駆動
軸16aに複数列取付けられた円板形状のカム板16b
と、このカム板16bの偏心部に上端を取付けられ、下
部先端が刃部16cに形成された切断刃16dとで構成
され、駆動モータの駆動によって、駆動軸16aを介し
てカム板16bが回転され、このカム板16bの回転に
よって切断刃16dが簡欠的に降下され、この切断刃1
6dの下部先端の刃部16cで、ふの麺状体FM2が複
数のふの小片FSに切断されるようになっている。
ベアからなる補助搬送手段85が配置され、この補助搬
送手段85の終端にふの小片FSを落下収納する収納箱
17が置かれている。第2切断手段16は、図22に示
すように、駆動モータ(図示略)で回転駆動される駆動
軸16aに複数列取付けられた円板形状のカム板16b
と、このカム板16bの偏心部に上端を取付けられ、下
部先端が刃部16cに形成された切断刃16dとで構成
され、駆動モータの駆動によって、駆動軸16aを介し
てカム板16bが回転され、このカム板16bの回転に
よって切断刃16dが簡欠的に降下され、この切断刃1
6dの下部先端の刃部16cで、ふの麺状体FM2が複
数のふの小片FSに切断されるようになっている。
【0061】第4搬送手段4は、加熱炉11内を通過し
て膨張、焼き付けされ、第1切断手段12で所定寸法の
棒体として切断されたふの麺状体FM2を、複数本単位
で縦列状態に配列させた状態で連続して搬送するが、ふ
の麺状体FM2は、この搬送途中で冷却される。この場
合の冷却は大気に触れさせて自然冷却させてもよいが、
ファンを作動して強制的に行ってもよい。
て膨張、焼き付けされ、第1切断手段12で所定寸法の
棒体として切断されたふの麺状体FM2を、複数本単位
で縦列状態に配列させた状態で連続して搬送するが、ふ
の麺状体FM2は、この搬送途中で冷却される。この場
合の冷却は大気に触れさせて自然冷却させてもよいが、
ファンを作動して強制的に行ってもよい。
【0062】また、配列方向変更手段14は、複数本単
位で縦列状態に配列されて搬送されて来るふの麺状体F
M2を、連続した横列配置の状態に変更させるために使
用され、これによって、ふの麺状体FM2は、第5搬送
手段15上で連続した横列状態となって搬送される。即
ち、図19,図20,図21に示すように、複数本のふ
の麺状体FM2が、第4搬送手段13から配列方向変更
手段14の複数の搬送ローラ14A上に搬送された後
に、シリンダからなる昇降手段14Cを駆動させて、複
数の搬送ローラ14A間に配設された複数の搬送ベルト
14Bを搬送ローラ14Aのローラ面よりも上方に突出
させると、複数の搬送ローラ14A上に載置され縦列状
態に配列された複数本のふの麺状体FM2は、複数の搬
送ベルト14B上に移動する。
位で縦列状態に配列されて搬送されて来るふの麺状体F
M2を、連続した横列配置の状態に変更させるために使
用され、これによって、ふの麺状体FM2は、第5搬送
手段15上で連続した横列状態となって搬送される。即
ち、図19,図20,図21に示すように、複数本のふ
の麺状体FM2が、第4搬送手段13から配列方向変更
手段14の複数の搬送ローラ14A上に搬送された後
に、シリンダからなる昇降手段14Cを駆動させて、複
数の搬送ローラ14A間に配設された複数の搬送ベルト
14Bを搬送ローラ14Aのローラ面よりも上方に突出
させると、複数の搬送ローラ14A上に載置され縦列状
態に配列された複数本のふの麺状体FM2は、複数の搬
送ベルト14B上に移動する。
【0063】この状態で、駆動プーリ14aを駆動させ
ると、複数の搬送ベルト14Bが搬送駆動されるので、
搬送ベルト14Bに載置された複数本のふの麺状体FM
2は、横列状態になって搬送される。このように、配列
方向変更手段14によって、ふの麺状体FM2の配列状
態を縦列状態から横列状態に自動的に配列方向を変更で
き、第5搬送手段15で横列状態を保持したまま搬送さ
れ、第2切断手段16で複数のふの小片FSに切断され
てから、補助搬送手段85で収納箱86に向けて搬送さ
れ、終端でこの収納箱17に落下収納される。
ると、複数の搬送ベルト14Bが搬送駆動されるので、
搬送ベルト14Bに載置された複数本のふの麺状体FM
2は、横列状態になって搬送される。このように、配列
方向変更手段14によって、ふの麺状体FM2の配列状
態を縦列状態から横列状態に自動的に配列方向を変更で
き、第5搬送手段15で横列状態を保持したまま搬送さ
れ、第2切断手段16で複数のふの小片FSに切断され
てから、補助搬送手段85で収納箱86に向けて搬送さ
れ、終端でこの収納箱17に落下収納される。
【0064】また、第5搬送手段15によって横列状態
で配列された搬送されてくる複数のふの麺状体FM2に
滞留が生じた場合には、貯留空間82に収容され、第5
搬送手段15の終端上方に配置されたベルトコンベアか
らなる別の搬送手段83の作動によって、繰り出し口8
4より1本ずつ繰り出されるので、搬送時に滞留のトラ
ブルが生じても、ふの麺状体FM2を第2切断手段16
に正しく送り込んで複数のふの小片FSに連続して裁断
される。
で配列された搬送されてくる複数のふの麺状体FM2に
滞留が生じた場合には、貯留空間82に収容され、第5
搬送手段15の終端上方に配置されたベルトコンベアか
らなる別の搬送手段83の作動によって、繰り出し口8
4より1本ずつ繰り出されるので、搬送時に滞留のトラ
ブルが生じても、ふの麺状体FM2を第2切断手段16
に正しく送り込んで複数のふの小片FSに連続して裁断
される。
【0065】また、搬送ベルト14Bの一端に緩衝用カ
ーテン18が設けられているので、第2切断手段16に
ふの小片FS等が詰まったりした場合に、搬送ベルト1
4Bを逆方向に回転し、この搬送ベルト14Bの上面か
ら排出されるふの麺状体FM2が、この緩衝用カーテン
18で落下排出時に衝撃を緩和されて、折れたり、割れ
たりすることがなく、正常な状態で収納箱17に落下収
納される(図25参照)。
ーテン18が設けられているので、第2切断手段16に
ふの小片FS等が詰まったりした場合に、搬送ベルト1
4Bを逆方向に回転し、この搬送ベルト14Bの上面か
ら排出されるふの麺状体FM2が、この緩衝用カーテン
18で落下排出時に衝撃を緩和されて、折れたり、割れ
たりすることがなく、正常な状態で収納箱17に落下収
納される(図25参照)。
【0066】尚、上記した別の搬送手段83は、ベルト
コンベアに限らず、他の構造の搬送手段を用いてもよ
い。
コンベアに限らず、他の構造の搬送手段を用いてもよ
い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るふの
自動製造装置及び製造方法では、ふの製造を連続した工
程で自動的に行うことができ、人手を軽減することがで
きて省力化を図ることができ、しかも、手作業を軽減で
きて衛生的に良好なふの製品が得られ、更に、素人でも
容易にふの製造を行うことができる 特に、請求項2のふの自動製造装置では、本練り機に設
けられた分離部材によって、上下に分離して押し出さ
れ、第1搬送手段の下側搬送手段と、上側搬送手段とに
よって上下に分離して搬送され、場合によって下側搬送
手段で搬送される下側のふ材料の上に異色あるいは異種
のふ材料を積層することにより、上側搬送手段の搬送終
端部で、下側搬送手段によって搬送されてきた複数層の
ふ材料の上に上側のふ材料を積層して更に搬送すること
で、変化に富んだ複数層のふの製造を自動的に行うこと
ができる。
自動製造装置及び製造方法では、ふの製造を連続した工
程で自動的に行うことができ、人手を軽減することがで
きて省力化を図ることができ、しかも、手作業を軽減で
きて衛生的に良好なふの製品が得られ、更に、素人でも
容易にふの製造を行うことができる 特に、請求項2のふの自動製造装置では、本練り機に設
けられた分離部材によって、上下に分離して押し出さ
れ、第1搬送手段の下側搬送手段と、上側搬送手段とに
よって上下に分離して搬送され、場合によって下側搬送
手段で搬送される下側のふ材料の上に異色あるいは異種
のふ材料を積層することにより、上側搬送手段の搬送終
端部で、下側搬送手段によって搬送されてきた複数層の
ふ材料の上に上側のふ材料を積層して更に搬送すること
で、変化に富んだ複数層のふの製造を自動的に行うこと
ができる。
【0068】更に、下側搬送手段によって搬送される下
側のふ材料の上に餅などの異種の材料を積層することに
よって、嗜好性に富んだふの製造を自動的に行うことが
できる。
側のふ材料の上に餅などの異種の材料を積層することに
よって、嗜好性に富んだふの製造を自動的に行うことが
できる。
【図1】本発明に係るふの自動製造装置の実施例の全体
構造を示す概略斜視図である。
構造を示す概略斜視図である。
【図2】実施例のふの自動製造装置による製造工程毎の
ふの形状を示す説明図である。
ふの形状を示す説明図である。
【図3】実施例のふの自動製造装置における本練り押出
機の正面図である。
機の正面図である。
【図4】実施例のふの自動製造装置における本練り押出
機の内部構造を示す説明図である。
機の内部構造を示す説明図である。
【図5】実施例のふの自動製造装置における本練り押出
機の要部の外観を示す部分斜視図である。
機の要部の外観を示す部分斜視図である。
【図6】実施例のふの自動製造装置における第1搬送手
段の搬送原理を示す説明図である。
段の搬送原理を示す説明図である。
【図7】実施例のふの自動製造装置における第1搬送手
段の部分正面図である。
段の部分正面図である。
【図8】実施例のふの自動製造装置における第1搬送手
段の上側搬送手段の斜視図である。
段の上側搬送手段の斜視図である。
【図9】第1搬送手段によって積層形成されるふ材料の
積層途中の状態を示す部分斜視図である。
積層途中の状態を示す部分斜視図である。
【図10】第1搬送手段によって積層形成されたふ材料
の部分斜視図である。
の部分斜視図である。
【図11】実施例のふの自動製造装置におけるガイド移
送手段の正面縦断面図である。
送手段の正面縦断面図である。
【図12】ガイド移送手段の部分斜視図である。
【図13】ガイド移送手段のガイド部材によってふの麺
状体をガイド移送している状態を示す説明図である。
状体をガイド移送している状態を示す説明図である。
【図14】ガイド移送手段のガイド部材を示す正面図で
あって、(a)は上流側に配置されるガイド部材の正面
図、(b)は下流側に配置されるガイド部材の正面図で
ある。
あって、(a)は上流側に配置されるガイド部材の正面
図、(b)は下流側に配置されるガイド部材の正面図で
ある。
【図15】ガイド移送手段の木製のガイド部材を示す斜
視図である。
視図である。
【図16】実施例のふの自動製造装置における加熱炉を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図17】実施例のふの自動製造装置における第1切断
手段によるふの麺状体の切断状態を示す説明図である。
手段によるふの麺状体の切断状態を示す説明図である。
【図18】実施例のふの自動製造装置における第4搬送
手段と配列方向変更手段と第5搬送手段によるふの麺状
体の概略平面図である。
手段と配列方向変更手段と第5搬送手段によるふの麺状
体の概略平面図である。
【図19】実施例のふの自動製造装置における配列方向
変更手段の部分斜視図である。
変更手段の部分斜視図である。
【図20】配列方向変更手段の搬送ローラ上に縦列状態
でふの麺状体が載置されている状態を示す概略側面図で
ある。
でふの麺状体が載置されている状態を示す概略側面図で
ある。
【図21】配列方向変更手段の搬送ベルト上に横列状態
で載置変更された状態を示す概略側面図である。
で載置変更された状態を示す概略側面図である。
【図22】実施例のふの自動製造装置における配列方向
変更手段と第5搬送手段と第2切断手段を示す概略側面
図である。
変更手段と第5搬送手段と第2切断手段を示す概略側面
図である。
【図23】第5搬送手段の上方に配設された別の搬送手
段による横列状態のふの麺状体のガイド搬送状態を示す
部分説明図である。
段による横列状態のふの麺状体のガイド搬送状態を示す
部分説明図である。
【図24】第5搬送手段と第2切断手段の部分斜視図で
ある。
ある。
【図25】実施例のふの自動製造装置における配列方向
変更手段の一端側にふの麺状体を緩衝しながら落下排出
している状態を示す概略側麺図である。
変更手段の一端側にふの麺状体を緩衝しながら落下排出
している状態を示す概略側麺図である。
【図26】ふの粗練り機の斜視図である。
【図27】従来の本練り機の蓋部を閉めた状態の斜視図
である。
である。
【図28】従来の本練り機の蓋部に粗練りされた後のふ
材料を収納した状態で蓋部を閉め、本練りしている状態
を示す斜視図である。
材料を収納した状態で蓋部を閉め、本練りしている状態
を示す斜視図である。
FZ ふ材料 FM1 切断前の連続したふの麺状体 FM2 切断の後のふの麺状体 FS 切断後のふの小片 1 ふの自動製造装置 2 本練り押出機 3 第1搬送手段 31 下側搬送手段 32 上側搬送手段 4 分離機構 5 第2搬送手段 6 ガイド移送手段 61 ガイド部材 8 蒸気供給装置 9 加熱源 10 第3搬送手段 11 加熱炉 12 第1切断手段 13 第4搬送手段 14 配列方向変更手段 15 第5搬送手段 16 第2切断手段
Claims (3)
- 【請求項1】粗練りされたふ材料を本練りして連続して
押し出す本練り押出機と、 本練り押出機で押し出されたふ材料を搬送する第一搬送
手段と、 第1搬送手段で搬送されたふ材料を複数のふの麺状体に
分離形成する分離機構と、 前記複数のふの麺状体を水中に浸しながら搬送する第2
搬送手段と、 前記第2搬送手段で搬送されてきたふの麺状体を斜め下
方にガイド移送するガイド移送手段と、 ガイド移送手段で移送されてきたふの麺状体を蒸気供給
装置で膨張し、加熱源で焼き付けしながら搬送する第3
搬送手段を有する加熱炉と、 前記加熱炉内で膨張焼付けされたふの麺状体を所定寸法
に切断する第1切断手段と、 切断された複数本のふの麺状体を縦列状態で連続して順
次搬送しながら冷却する第4搬送手段と、 第4搬送手段で縦列状態で搬送されてきたふの麺状体を
横列状態に変更して送り出す配列方向変更手段と、 前記配列方向変更手段で送り出されたふの麺状体を横列
状態で順次搬送する第5搬送手段と、 第5搬送手段の終端部に配置され、搬送されてきたふの
麺状体を所定寸法の複数の麸に切断する第2切断手段
と、 が備えられていることを特徴とするふの自動製造装置。 - 【請求項2】前記本練り押出機には、本練りされたふ材
料を上下に分離して押し出す分離部材が設けられ、 前記第1搬送手段は、分離されたふ材料を上下に分離し
て搬送する下側搬送手段と上側搬送手段とで構成され、 下側搬送手段で搬送される下側のふ材料の上に異色ある
いは異種のふ材料を積層可能とし、上側搬送手段の搬送
終端部で下側搬送手段によって搬送されてきた複数層の
ふの材料の上に上側の麸材料を積層して更に搬送し、複
数層のふを製造可能としたことを特徴とする請求項1に
記載のふの自動製造装置。 - 【請求項3】本練りされて押し出されたふ材料を搬送
し、複数のふの麺状体に分離形成する第1工程と、 分離形成されたふの麺状体を水中に浸しながら搬送する
第2工程と、 搬送されてきた複数のふの麺状体を下方に配置された加
熱炉に向けてガイド部材によってガイド搬送する第3工
程と、 加熱炉内を搬送されながらふの麺状体を蒸気で膨張さ
せ、加熱源で焼付けする第4工程と、 加熱炉内で膨張焼付けされたふの麺状体を所定寸法に切
断する第5工程と、所定寸法に切断された複数本のふの
麺状体を縦列状態で搬送しながら冷却する第6工程と、 縦列状態で搬送されてきた複数のふの麺状態の向きを横
列状態に変更して送り出す第7工程と、 ふの麺状体を横列状態で搬送して搬送終端で複数のふの
小片に切断する第8工程と、 からなることを特徴とするふの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086696A JPH08280340A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | ふの自動製造装置及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086696A JPH08280340A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | ふの自動製造装置及び製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280340A true JPH08280340A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13894129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7086696A Withdrawn JPH08280340A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | ふの自動製造装置及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08280340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102144803A (zh) * | 2010-02-10 | 2011-08-10 | 相波 | 自动肠粉机 |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP7086696A patent/JPH08280340A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102144803A (zh) * | 2010-02-10 | 2011-08-10 | 相波 | 自动肠粉机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI226219B (en) | Device and method for making bread | |
US5635235A (en) | Methods for handling masa | |
CA1081532A (en) | Lapped shredded food articles | |
US3276397A (en) | Process and apparatus for making pastry products | |
US9255735B2 (en) | Process and apparatus for manufacturing confectionery products | |
US4904491A (en) | Method for producing dough for bread or pastry | |
GB2146574A (en) | Making pastries | |
JPS6140734A (ja) | 食用製品の形成方法及び装置 | |
US2255282A (en) | Bread manufacturing process | |
CA2130316C (en) | Layering machine | |
CN209965096U (zh) | 一种蛋挞自动制作装置 | |
US6393974B1 (en) | Apparatus for production of a small tortilla | |
JPH08280340A (ja) | ふの自動製造装置及び製造方法 | |
US7223429B2 (en) | Method and apparatus for making loaves crustless, sliced bread | |
JP3811814B2 (ja) | 食品生地片の搬送成形方法および装置 | |
JP3207035B2 (ja) | 米飯盛機 | |
KR101444797B1 (ko) | 냉떡국 제조방법 | |
US3408981A (en) | Extruder head useful in pastrymaking apparatus | |
JP2003265090A (ja) | 食パン製造方法および装置 | |
CN214339728U (zh) | 一种馍干加工设备 | |
JPH037543A (ja) | ワッフルブロックの製造及び加工のための装置におけるワッフルブロックの中間貯蔵部 | |
JPS6237952B2 (ja) | ||
CN210329131U (zh) | 一种黄油添加机构及包含其的蛋挞自动制作装置 | |
JP3507064B1 (ja) | パンの製造方法及び装置 | |
JPS6123352Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |