JPH08280273A - トンネル温室開口装置 - Google Patents

トンネル温室開口装置

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JPH08280273A
JPH08280273A JP7151540A JP15154095A JPH08280273A JP H08280273 A JPH08280273 A JP H08280273A JP 7151540 A JP7151540 A JP 7151540A JP 15154095 A JP15154095 A JP 15154095A JP H08280273 A JPH08280273 A JP H08280273A
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JP
Japan
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coil spring
tunnel greenhouse
film
weight
tunnel
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Application number
JP7151540A
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English (en)
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Shigeo Tokunaga
重雄 徳永
Shinji Usami
真二 宇佐見
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル温室開口装置において、十分な開口
面積を得る。 【構成】 トンネル温室10のフレーム14に装着され
た固定部材24には、形状記憶合金製のコイルばね30
が連結されている。コイルばね30にはワイヤ38を介
して重錘42が連結され、ワイヤ38は滑車26に支承
されている。重錘42は、コイルばね30が低張力状態
にあるときには、伸張されているコイルばね30の付勢
力に抗して圃場12上に留まり、フィルム16の縁部1
6aを圃場12に接触ないし近接させる。他方、コイル
ばね30が高張力状態となった際には、重錘42はフィ
ルム16の縁部16aと共にコイルばね30の付勢力に
よって引き上げられる。低張力状態でのコイルばね30
のストロークを長くできるので、フィルム16の縁部1
6aの引き上げ量も大きくなる。したがって、開口面積
も大きくなり、トンネル温室10の通風は良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば野菜や果物等の
栽培に使用されるトンネル温室のフィルムの縁部を引き
上げて開口を形成するトンネル温室開口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、トンネル温室は、例えば
レタス等の葉菜類やメロン等の果菜類の促成栽培に使用
されている。このトンネル温室を使用する野菜等の栽培
に当たっては、温室内の温度が上昇し過ぎると栽培植物
に高温障害が発生することがあり、例えば日中等の高温
時には、フィルムの縁部を引き上げるなどにより開口し
トンネル温室に通風して過剰な温度上昇を回避してい
る。
【0003】従来、このフィルムの引き上げを自動的に
実施するものとして、図11に例示するように、変態温
度以上に昇温するとばね定数が小さい低張力状態からば
ね定数が大きい高張力状態に状態変化する形状記憶合金
製のコイルばね102の固定端102aをトンネル温室
104のフレーム106に固定し、自由端側をワイヤ1
08等を介してまたは直接にフィルム110の縁部11
0aに連結し、トンネル温室104の温度が低くコイル
ばね102が低張力状態のときにコイルばね102を伸
張させてフィルム110を閉じた状態(図11(a))
としておき、トンネル温室104の温度が変態温度以上
に上昇して高張力状態に状態変化したコイルばね102
によってフィルム110の縁部110aを引き上げてト
ンネル温室104に開口を形成する(図11(b))開
口装置112が知られている。
【0004】また、図12に例示するように、上記の例
と同様の形状記憶合金製のコイルばね202をフレーム
204に巻回して、コイルばね202の固定端202a
をフレーム204に固定し自由端202bをフィルム2
06の縁部206aに連結しておき、トンネル温室20
8が所定温度以上に昇温した際に、図11の例と同様に
開口を形成させる構成のものも知られている。
【0005】これらの技術では、コイルばねを伸張状態
に保持するためのフィルム側の抗力は、フィルムの摩擦
等による抵抗のみであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】トンネル温室において
高温時の通風を良好にするには、フィルムを高く引き上
げて開口面積を大きくする必要がある。そのために開口
装置のコイルばねのストロークを長くしようとすると、
ばね定数が小さい低張力状態といえどもコイルばねのス
トロークに比例して引張力も増大するので、コイルばね
の引張力がフィルム側の抗力に優ってしまい、フィルム
を閉鎖状態に維持することができなかった。このため、
コイルばねのストロークを長くしてフィルムの引き上げ
量を大きくすることは困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載のトンネル温室開口装置
は、圃場に立設されたフレームによってフィルムを支承
してトンネル状としたトンネル温室に装着されて、前記
フィルムの縁部を引き上げて前記トンネル温室に開口を
形成するトンネル温室開口装置であって、変態温度以上
になると状態変化してばね定数が大きい高張力状態とな
る形状記憶合金製で固定端を前記フレームに連結され自
由端を前記フィルムの縁部に連結されて前記トンネル温
室内に設置されたコイルばねを備え、前記トンネル温室
の温度が前記変態温度以上に上昇した際には高張力状態
となった前記コイルばねの付勢力により前記フィルムの
縁部を前記圃場から引き上げて前記トンネル温室に開口
を形成するトンネル温室開口装置において、前記フィル
ムと前記コイルばねの自由端とを、前記コイルばねが前
記高張力状態にないときには前記コイルばねの付勢力に
抗して前記フィルムの縁部を前記圃場に接触ないし近接
させる閉鎖状態を維持可能で、前記コイルばねが前記高
張力状態にあるときには前記コイルばねの付勢力に抗し
ての前記閉鎖状態が解除される重量の重錘を介して連結
したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載のトンネル温室開口装置は、
請求項1記載のトンネル温室開口装置において、前記コ
イルばねの自由端と前記重錘とをひも材で連結し、前記
フレームの前記固定端との連結部と対向する位置に装着
された滑車部材にて前記ひも材を該ひも材の長手方向に
沿って移動可能に支持することにより、前記コイルばね
を前記トンネル温室の幅方向に沿って懸架した。
【0009】請求項3記載のトンネル温室開口装置は、
請求項1記載のトンネル温室開口装置において、前記フ
レームの軸方向に沿って滑動可能な係止部材を介して前
記フレームと前記コイルばねの中間部とを連結したこと
を特徴とする。請求項4記載のトンネル温室開口装置
は、請求項1ないし3のいずれか記載のトンネル温室開
口装置において、前記重錘を前記フレームの軸方向に沿
って移動可能に前記フレームに係合させたことを特徴と
する。
【0010】請求項5記載のトンネル温室開口装置は、
請求項1ないし4のいずれか記載のトンネル温室開口装
置において、前記重錘に前記フィルムの外側に突出する
足踏部を設けたことを特徴とする。請求項6記載のトン
ネル温室開口装置は、請求項1ないし5のいずれか記載
のトンネル温室開口装置において、前記重錘に凸部また
は凹部を設け、前記フィルムを前記凸部または凹部と自
身との間に挟持して前記重錘と係合する係合部材を設け
たことを特徴とする。
【0011】請求項7記載のトンネル温室開口装置は、
請求項1ないし6のいずれか記載のトンネル温室開口装
置において、前記コイルばねのヒステリシス温度差が1
0℃以内であることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成になる、請求項1記載のトンネル温
室開口装置においては、トンネル温室の温度が変態温度
を下回るときに、フィルムの縁部を圃場に接触ないし近
接させる閉鎖状態とされる。この際、コイルばねは伸張
されているが、重錘がコイルばねの付勢力に抗して閉鎖
状態を維持する。重錘がコイルばねの収縮を妨げるの
で、コイルばねのストロークを重錘の重量に応じて長く
できる。この状態からトンネル温室の温度がコイルばね
の変態温度以上となると、高張力状態となったコイルば
ねは、重錘と共にフィルムの縁部を引き上げてトンネル
温室に開口を形成する。コイルばねのストロークが長い
ので、フィルムの縁部の引き上げ量も大きくなる。した
がって、開口面積も大きくなり、トンネル温室の通風は
良好となる。
【0013】なお、コイルばねは、2本以上のコイルば
ねの端部同士を連結して全体として1本のコイルばねと
したものでもよい。次に、請求項2記載のトンネル温室
開口装置においては、フレームの固定端との連結部と対
向する位置に装着された滑車部材がコイルばねの自由端
と重錘とを連結するひも材を支持することで、コイルば
ねをトンネル温室の幅方向に沿って懸架している。した
がって、トンネル温室の幅に見合ってコイルばねのスト
ロークを長くできるので、フィルムの縁部の引き上げ量
を一層大きくできる。また、コイルばねの懸架位置を栽
培される植物の背丈に応じて調整すれば、コイルばねの
伸縮動作で植物を損傷することを回避できる。
【0014】請求項3記載のトンネル温室開口装置にお
いては、フレームの軸方向に沿って滑動可能な係止部材
を介してフレームとコイルばねの中間部とを連結してい
る。なお、ここで中間部とは、コイルばねの固定端およ
び自由端を除く部分をいう。係止部材の働きにより、コ
イルばねはフレームに沿って伸縮する。また、係止部材
は、コイルばねの伸縮に応じてフレームの軸方向に沿っ
て滑動するので、係止部材がコイルばねの伸縮を阻害す
るおそれはない。係止部材としては、鋼線製のリングや
フックが例示され、構造も簡単である。なお、係止部材
の設置数は1個に限らない。
【0015】また、2本以上のコイルばねの端部同士を
連結して1本のコイルばねとして使用する場合には、こ
の連結部に係止部材を取り付けることもできる。例えば
フレーム表面の汚れや錆等が原因となって係止部材の良
好な滑動が阻害されることがあると、係止部材との連結
部分やその付近で、コイルばねに過剰な引張力が及ぼさ
れることがある。このような場合、コイルばねが係止部
材付近で引き伸ばされて、部分的にコイル状ではなくな
る可能性がある。
【0016】しかし、例えば2本のコイルばねの端部同
士を連結して1本のコイルばねとし、この連結部に係止
部材を取り付ければ、端部はもともとコイル状ではない
ので、過剰な引張力が及ぼされて部分的にコイル状でな
くなる不具合は、そもそも発生しない。
【0017】したがって、2本以上のコイルばねの端部
同士を連結して1本のコイルばねとして使用し、この連
結部に係止部材を取り付けることは、このような不具合
を防止できる点で優れている。なお、このような構成で
は、係止部材を、コイルばね同士の連結のための部材と
して兼用することもできる。
【0018】請求項4記載のトンネル温室開口装置にお
いては、重錘はフレームに係合してフレームの軸方向に
沿って移動する。したがって、重錘の移動方向はフィル
ムの展張方向に沿ったものとなるので、重錘の移動とこ
れに伴うフィルムの引き上げは滑らかなものとなる。し
かも、重錘の移動はフレーム沿いとなるので、重錘によ
って栽培されている植物が傷つけられるおそれはない。
【0019】請求項5記載のトンネル温室開口装置にお
いては、重錘に設けられた足踏部を例えば作業者が足で
踏みつけるようにして、重錘を圃場側に引き下ろすこと
ができ、この操作によりフィルムの縁部も引き下ろされ
る。従来、フィルムの縁部を手で引き下ろしてトンネル
温室を閉鎖状態に戻していたので、屈み込む姿勢を取ら
ざるを得ず、けっして軽い労働ではなかった。ところ
が、請求項5記載の構成によれば、足踏部を足で踏むだ
けでよいので、屈み込む必要はなく、トンネル温室の閉
鎖作業に要する労力は少なくて済み疲労も軽減される。
【0020】請求項6記載のトンネル温室開口装置にお
いては、重錘に設けられた凸部または凹部と係合部材と
の間にフィルムを挟持させて重錘と係合部材を係合する
ことによりフィルムと重錘とを連結できるので、両者の
連結操作は簡単であり、フィルムに穴等を設ける必要も
ないのでフィルムの強度を低下させることもない。
【0021】最後に、請求項7記載のトンネル温室開口
装置においては、コイルばねのヒステリシス温度差が1
0℃以内である。ばね定数が大きい状態に状態変化した
コイルばねがばね定数が小さい状態に状態変化するため
には、変態温度からヒステリシス温度差に相当するだけ
低温にされる必要がある。このヒステリシス温度差が大
きいと、例えば日中に開口状態となったトンネル温室を
閉鎖状態に戻すには、冬季や初春季等の気温の低い季節
でも夕方や夜間などの気温の低下を待たねばならない。
しかし、高温障害のおそれが無いにもかかわらず、例え
ば夕方までトンネル温室を開口状態としたのでは温室と
しての効果が十分に発揮されないことになる。また、農
作業者が夕方までトンネル温室付近に居残る必要もあ
り、労働効率の面でも問題がある。
【0022】しかし、ヒステリシス温度を10℃以内に
設定すれば、夕方を待たずともコイルばねのばね定数が
小さくなるので、高温障害のおそれが無くなれば即座に
トンネル温室を閉鎖状態に戻して温室としての効果を十
分に発揮させることができる。また、農作業者が夕方ま
で居残る必要もなくなり、労働効率も向上する。
【0023】
【実施例】次に、本発明のいくつかの実施例を説明す
る。 (実施例1)図1および図2に示すように、トンネル温
室10は、両端部を圃場12に埋設して立設された鋼管
製のフレーム14と、このフレーム14に支承された塩
化ビニル製のフィルム16とで構成され、圃場12には
畝18が設けられている。
【0024】フレーム14には、連結ピン20と装着部
22とを備える固定部材24が装着されている。図1
(b)に示すように、装着部22は半割管状で弾性変形
によりフレーム14に外嵌されている。また、フレーム
14には、固定部材24と対向する位置に、回動自在な
滑車26を備える支持部材28が装着されている。な
お、支持部材28とフレーム14との連結形態は、固定
部材24におけると同様である。
【0025】固定部材24には、形状記憶合金製のコイ
ルばね30が連結されている。このコイルばね30は、
Ni−Ti系の形状記憶合金製で、変態温度(厳密には
変態開始温度を指す、以下同じ)は約30℃、ヒステリ
シス温度差は約10℃に設定されている。コイルばね3
0は、ばね定数が小さい低張力状態から温度が上昇して
変態温度以上になるとばね定数が大きい高張力状態とな
る。また、高張力状態から温度が低下した際には、変態
温度よりもヒステリシス温度差分だけ低下すると低張力
状態に状態変化する。
【0026】図3に詳細形状を示すように、コイルばね
30の両端にはかしめ材32を用いてループが形成され
ている。これらループの一方が固定端34、他方が自由
端36となっており、固定端34は、これを貫通する連
結ピン20によって固定部材24に連結されている。
【0027】一方、図1および図2に示すように、コイ
ルばね30の自由端36には、ワイヤ38が連結されて
いる。ワイヤ38は滑車26によって支持されており、
滑車26で方向を曲げられた側の端部は、ヒートン40
を介して重錘42に連結されている。
【0028】図4に詳細を示すように、ヒートン40は
鋼板製の主錘部44に溶接されたナット46に螺合され
ている。主錘部44には、U字状の切欠き48を有する
底板50が溶接されており、重錘42は全体としてL字
状をなしている。底板50には、板状の脚52、54と
円柱状の頭56、58を有する一対の係合凸部60、6
2が設けられている。また、重錘42には、係合凸部6
0、62と係合・離脱自在な半割管状の挟持部材64が
備えられており、図5に示すように、係合凸部62(6
0)の頭58(56)と挟持部材64とは、その間にフ
ィルム16の縁部16aを挟持して係合されている。
【0029】図4および図5に示すように、フレーム1
4が切欠き48を貫通しているが、挟持部材64が閂と
なって切欠き48が閉じられているので、重錘42はフ
レーム14の軸方向に沿っての移動は自在であるが、フ
レーム14の径方向の移動は所定の範囲に制限されてい
る。また、図1、図2および図4に示すように、底板5
0の先端側はフィルム16の展張面よりも外側に突出し
て足踏部66となっており、この足踏部66に足を掛け
て重錘42を踏みつけることができる。
【0030】重錘42の重量はほぼ1kgで、コイルば
ね30が低張力状態にあるときには、図1に示されるよ
うに伸張されているコイルばね30の付勢力に抗して圃
場12上に留まることができる。したがって、フィルム
16の縁部16aも圃場12に接触ないし近接した状態
とされる。他方、コイルばね30が高張力状態となった
際には、図2に示されるように、重錘42はフィルム1
6の縁部16aと共にコイルばね42の付勢力によって
引き上げられることになる。
【0031】本実施例のトンネル温室開口装置70は、
上述の固定部材24、支持部材28、コイルばね30お
よび重錘42で構成され、トンネル温室10全体ではフ
レーム14の本数と同数だけ装着されている。次に、こ
のトンネル温室開口装置70の作動について説明する。
【0032】トンネル温室開口装置70のトンネル温室
10への装着は、固定部材24および支持部材28をフ
レーム14に係合させ、重錘42の切欠き48にフレー
ム14を挿通させてから、係合凸部60、62と挟持部
材64とをフィルム16の縁部16aを挟持して係合さ
せることによって完了する。この際、コイルばね30は
伸張していない方が作業しやすく、その場合、装着を完
了した時点では図2に示す状態となる。また、トンネル
温室開口装置70の取り外しは、上述と逆の手順でなさ
れる。固定部材24、支持部材28および挟持部材64
の係脱操作のみで済むので、装脱着作業はきわめて簡単
である。重錘42とフィルム16の縁部16aとの連結
も簡単であり、フィルム16に穴等を設ける必要もない
のでフィルム16の強度を低下させることもない。しか
も、トンネル温室10自体は従来のものと変わるところ
はなく、トンネル温室開口装置70を使用するための改
造等は要さない。
【0033】図2に示す状態のトンネル温室10を図1
に示される閉鎖状態とするには、重錘42の足踏部66
に片方の足を載せて体重をかけるだけでよい。したがっ
て、この作業のために屈み込む必要はなく、トンネル温
室10の閉鎖作業に要する労力は少なくて済み疲労も軽
減される。踏み下げられた重錘42は、コイルばね30
の付勢力に抗して圃場12上にとどまり、フィルム16
の縁部16aも圃場12に接触ないし近接した状態に保
持する。
【0034】この、図1に示される状態でトンネル温室
10の温度が上昇してコイルばね30の変態温度以上と
なると、コイルばね30は高張力状態に状態変化し、ば
ね定数は大きくなる。なお、上述のように、コイルばね
30の変態温度は約30℃に設定されているが、焼入れ
時の温度誤差等もあり変態温度は30℃を中心に上下
2、3℃の範囲にばらつきがある。したがって、すべて
のコイルばね30が、正確に30℃で状態変化するもの
ではない。
【0035】コイルばね30のばね定数が大きくなる
と、コイルばね30の付勢力が重錘42の荷重およびフ
ィルム16の引き上げ抵抗に打ち勝つので、重錘42は
フィルム16の縁部16aと共にコイルばね42によっ
て引き上げられ、図2の状態とされる。
【0036】ここで、図6を参照して、コイルばね30
の引き上げ力と重錘42の重量およびフィルム16の引
き上げ抵抗との関係について説明する。コイルばね30
が低張力状態(ばね定数KL=0.00130)にある
ときには、コイルばね30の伸びに比例して引き上げ力
が増加するが、重錘42の荷重によりフィルム16の縁
部16aを引き上げるべく作用する力としては0ないし
マイナスである(グラフL)。
【0037】一方、グラフH1に示すように、コイルば
ね30が高張力状態(ばね定数KH1=0.0022
6)にあるときには、コイルばね30が伸ばされるに従
って付勢力は増加し、P1で重錘42の荷重と吊合う。
さらにコイルばね30が伸びたときにはコイルばね30
の付勢力によりフィルム16の縁部16aを引き上げこ
とができる。このため、コイルばね30が低張力状態で
重錘42と吊合っている点Qの状態で高張力状態に状態
変化すると、コイルばね30はフィルム16の縁部16
aを引き上げながら収縮して、コイルばね30の引き上
げ力とフィルム16の引き上げ抵抗とがバランスする点
P2、P3まで、重錘42と共にフィルム16の縁部1
6aを引き上げることになる。なお、グラフA、Bはフ
ィルム16の厚みや摩擦係数のちがい等による引き上げ
抵抗の差に対応しており、通常、トンネル温室10に使
用されるフィルム16はほぼグラフA〜グラフBの範囲
にある。したがって、コイルばね30は、フィルム16
の縁部16aを200mm(グラフB)〜220mm
(グラフA)程度引き上げてトンネル温室10に十分な
開口を形成するので、トンネル温室10の通風も良好と
なる。
【0038】なお、グラフH2のように、コイルばね3
0の高張力状態でのばね定数をさらに大きくすれば(K
H2=0.00258)、引き上げストロークを約22
5mm(P5)〜約260mm(P4)とできる。もち
ろん、ばね定数、重錘42の重量の調節により、260
mmを越えて開口させることもできる。
【0039】このように、トンネル温室開口装置70を
使用すれば、高温時にはトンネル温室10に十分な面積
の開口を形成して良好な通気を確保できる。次に、高温
時を経過してトンネル温室10の温度が低下してコイル
ばね30が低張力状態となった後に、上述のように重錘
42の足踏部66を足で踏み降ろせば、簡単にトンネル
温室10を閉鎖状態とできる。ここで、コイルばね30
のヒステリシス温度差がほぼ10℃に設定されているの
で、トンネル温室10の温度が20℃を下回ればコイル
ばね30は低張力状態となる。ただし、上述の変態温度
の設定と同様に全コイルばね30が正確に20℃で低調
力状態に状態変化するものではないが、ほぼ20℃で状
態変化するので、例えば夕方を待たずにトンネル温室1
0を閉鎖状態にできる。したがって、高温障害のおそれ
が無くなれば即座にトンネル温室10を閉鎖状態に戻し
て温室としての効果を十分に発揮させることができる。
また、農作業者が夕方まで居残る必要もなくなり、労働
効率も向上する。
【0040】このトンネル温室開口装置70において
は、コイルばね30はトンネル温室10の幅方向に沿っ
てほぼ水平に懸架されており、その伸縮も水平方向とな
っている。したがって、トンネル温室10の幅に見合っ
てコイルばね30のストロークを長くできるので、フィ
ルム16の縁部16aの引き上げ量を大きくできる。ま
た、コイルばね30の懸架位置を栽培される植物の背丈
に応じて調整すれば、コイルばね30の伸縮動作で植物
を損傷することを回避できる。
【0041】また、重錘42は、上下動に際してフレー
ム14に係合してフレーム14の軸方向に沿って移動す
る。したがって、重錘42の移動方向はフィルム16の
展張方向に沿ったものとなる。したがって、重錘42の
移動とこれに伴うフィルム16の引き上げ、引き下げは
滑らかなものとなる。しかも、重錘42の移動はフレー
ム14沿いとなるので、重錘42によって栽培されてい
る植物が傷つけられるおそれはない。 (実施例2)この実施例は、請求項3に記載の係止部材
を使用する例である。なお、この実施例のトンネル温
室、コイルばね、固定部材、重錘などは実施例1と同様
であるので、以下の説明並びに図面にては実施例1と同
じ品番を使用し、これらについては説明を省略する。
【0042】図7および図8に示すように、コイルばね
30の固定端34は固定部材24を介してフレーム14
に連結され、自由端36は重錘42に連結されている。
また、コイルばね30の中央付近は、係止部材80を介
してフレーム14に連結されている。ただし、係止部材
80はフレーム14の外周を、フレーム14の軸方向に
沿って滑動可能である。したがって、コイルばね30
は、フレーム14に沿って伸縮自在である。これら固定
部材24、コイルばね30、重錘42および係止部材8
0によって本実施例のトンネル温室開口装置82が構成
され、トンネル温室開口装置82は、トンネル温室10
全体ではフレーム14の本数と同数だけ装着されてい
る。
【0043】図9(a)に示すように、鋼線製の係止部
材80は、フレーム14の外形よりもわずかに大きい内
径の円環部84、円環部84に連なる一対の軸部86、
88および軸部88の先端に連接されたフック部90か
ら構成されている。また、軸部86は、その先端86a
をフック部90の先端90aと係合状態として係止部材
80を閉鎖環状とする閉鎖位置ないし図9(a)におい
て一点鎖線で示されるように係止部材80を開放状態と
する開放位置の間で弾性変形が可能である。係止部材8
0は、この開放状態において軸部86とフック部90と
の間に形成される間隙により、フレーム14およびコイ
ルばね30に着脱できる。
【0044】なお、図7、図8に示す状態では、係止部
材80は、円環部84をフレーム14に外嵌させフック
部90をコイルばね30に係止して閉鎖状態とされてい
る。したがって、フレーム14とコイルばね30とは係
止部材80により連結されている。
【0045】この実施例のトンネル温室開口装置82を
トンネル温室10に装着する手順は、係止部材80によ
るフレーム14とコイルばね30との連結作業を除いて
実施例1と同様であるので、装着手順の説明は省略す
る。また、トンネル温室10を図7に示される閉鎖状態
とする閉鎖作業およびトンネル温室10の温度上昇に伴
って図7に示される閉鎖状態から図8に示される開口状
態とする動作も実施例1とほぼ同様であるので、それら
の詳しい説明は省略する。
【0046】ただし、トンネル温室10の閉鎖、開口に
伴うコイルばね30の伸縮は、係止部材80の働きによ
り、フレーム14に沿ったものとなるので、コイルばね
30がトンネル温室10内の植物を損傷するおそれはな
い。また、係止部材80はコイルばね30の伸縮に応じ
てフレーム14を滑動するので、係止部材80がコイル
ばね30の伸縮を妨げることもない。
【0047】この実施例のトンネル温室開口装置82
は、実施例1とほぼ同様に機能し、同様の効果を発揮す
る。さらに、コイルばね30の中間部におけるフレーム
14との連結が係止部材80によっているので、滑車2
6、支持部材28、ワイヤ38等が不要となり、実施例
1と比較して構造が簡単である。 (変形例)次に、2本のコイルばねを連結して使用する
例を説明する。
【0048】この変形例のトンネル温室開口装置の構成
は、2本のコイルばねを使用する点以外は、実施例2と
同様であるので、コイルばねの連結部分のみを説明し、
その他の部分の図示および説明は省略する。図10
(a)に示すように、この変形例では、第1コイルばね
31と第2コイルばね33とを係止部材35によって連
結して一連のコイルばね37を構成させている。第1コ
イルばね31および第2コイルばね33は、実施例2で
使用したコイルばね30とは、長さが約半分である点以
外、ほぼ同様である。また、係止部材35は、実施例2
の係止部材80と同様の構造である。
【0049】第1コイルばね31の連結端部31aと第
2コイルばね33の連結端部33aとは、係止部材35
を介して連結され、且つ係止部材35を介してフレーム
39に連結されている。係止部材35は、実施例2と同
様に、フレーム39の軸方向に沿って滑動自在である。
【0050】第1コイルばね31の自由端31bは、実
施例2と同様に重錘(図示略)に連結され、第2コイル
ばね33の固定端33bは、実施例2と同様に固定部材
(図示略)を介してフレーム39に連結されている。こ
の変形例のトンネル温室開口装置は、実施例2とほぼ同
様に機能し、同様の効果を発揮する。
【0051】さらに、第1コイルばね31と第2コイル
ばね33を、係止部材35によって連結し一連のコイル
ばね37としているので、例えばフレーム39表面の汚
れや錆等が原因となって係止部材の良好な滑動が阻害さ
れることがあって、係止部材35との連結部分やその付
近で、第1コイルばね31、第2コイルばね33に過剰
な引張力が及ぼされたとしても、連結端部31a、33
aはもともとコイル状ではないので、図10(b)に示
されるように、コイルばねが係止部材付近で引き伸ばさ
れて、部分的にコイル状ではなくなるおそれはない。
【0052】したがって、コイルばねが係止部材付近で
引き伸ばされて、部分的にコイル状ではなくなるような
不具合が発生しない点で実施例2よりも優れている。以
上、二つの実施例と一つの変形例に従って本発明につい
て説明したが、本発明はこれらの実施例等に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざ
まに実施できる。
【0053】例えば、重錘の重量やコイルばねのばね定
数の選択は任意であり、それらの調節によりフィルムの
引き上げ量を加減することができる。コイルばねの材質
も、Ni−Ti系の形状記憶合金(ニチノール)に制限
されず、Cu系(例えば、Cu−Zn−Al系合金:ベ
ータロイ)など公知の形状記憶合金を採用できる。
【0054】上記実施例1では、滑車部材として滑車を
使用しているが、ローラ等を用いることもできる。ま
た、ひも材としてワイヤを採用しているが、ワイヤに限
らずひも状、索状で可撓性の部材であれば使用できる。
ただし、ひも材には、長さ方向の伸縮が少ない部材が好
ましい。
【0055】係止部材としては、実施例2および変形例
に示したような開閉可能なリング状に限らず、図9
(b)、(c)、(d)に例示される形状などさまざま
な形状が可能である。あるいは、針金やひも等を環状に
してフレームとコイルばねとを連結してもよい。また、
素材としては金属に限らず合成樹脂なども採用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のト
ンネル温室開口装置によれば、コイルばねのストローク
を長くできるので、フィルムの縁部の引き上げ量も大き
くなる。したがって、開口面積も大きくなり、トンネル
温室の通風は良好となる。
【0057】次に、請求項2記載のトンネル温室開口装
置によれば、トンネル温室の幅に見合ってコイルばねの
ストロークを長くできるので、フィルムの縁部の引き上
げ量を一層大きくできる。また、コイルばねの懸架位置
を栽培される植物の背丈に応じて調整すれば、コイルば
ねの伸縮動作で植物を損傷することを回避できる。
【0058】請求項3記載のトンネル温室開口装置にお
いては、コイルばねはフレームに沿って伸縮するので、
コイルばねが植物を損傷することを回避できる。また、
係止部材は、コイルばねの伸縮に応じてフレームの軸方
向に沿って滑動するので、係止部材がコイルばねの伸縮
を阻害するおそれはない。係止部材としては、鋼線製の
リングやフックが例示され、構造も簡単である。
【0059】請求項4記載のトンネル温室開口装置によ
れば、重錘の移動とこれに伴うフィルムの引き上げは滑
らかなものとなる。しかも、重錘の移動はフレーム沿い
となるので、重錘によって栽培されている植物が傷つけ
られるおそれはない。請求項5記載のトンネル温室開口
装置によれば、トンネル温室を閉鎖状態に戻す作業にお
いて、屈み込む必要はなく、トンネル温室の閉鎖作業に
要する労力は少なくて済み疲労も軽減される。
【0060】請求項6記載のトンネル温室開口装置によ
れば、フィルムと重錘との連結操作は簡単であり、フィ
ルムに穴等を設ける必要もないのでフィルムの強度を低
下させることもない。最後に、請求項7記載のトンネル
温室開口装置によれば、高温障害のおそれが無くなれば
即座にトンネル温室を閉鎖状態に戻して温室としての効
果を十分に発揮させることができる。また、農作業者が
夕方まで居残る必要もなくなり、労働効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のトンネル温室開口装置を装着した
トンネル温室の構造の説明図であり、図1(a)はトン
ネル温室の断面図、図1(b)はフレームと固定部材と
の係合状態を示す一部断面図である。
【図2】 実施例1のトンネル温室開口装置を装着した
トンネル温室の開口状態の説明図である。
【図3】 実施例1および2のトンネル温室開口装置に
使用されるコイルばねの平面図である。
【図4】 実施例1および2のトンネル温室開口装置に
使用される重錘の斜視図である。
【図5】 実施例1および2のトンネル温室開口装置に
おける重錘とフィルムの連結状態を説明する一部断面図
である。
【図6】 実施例1および2のトンネル温室開口装置に
おけるコイルばねのストローク並びに付勢力と重錘の荷
重並びにフィルムの引き上げ抵抗の関係を説明するグラ
フである。
【図7】 実施例2のトンネル温室開口装置を装着した
トンネル温室の構造の説明図である。
【図8】 実施例2のトンネル温室開口装置を装着した
トンネル温室の開口状態の説明図である。
【図9】 係止部材の形状の説明図であり、図9(a)
は実施例2のトンネル温室開口装置に使用した係止部材
の平面図、図9(b)、(c)、(d)は他の形状の例
示図である。
【図10】 変形例のトンネル温室開口装置の説明図で
あり、図10(a)は変形例のトンネル温室開口装置の
コイルばね付近の斜視図、図10(b)は変形例の構成
による効果の説明図である。
【図11】 従来のトンネル温室開口装置の一例を示す
説明図であり、図11(a)は閉鎖状態の、図11
(b)は開口状態の斜視図である。
【図12】 従来のトンネル温室開口装置の他の例の説
明図であり、図12(a)は閉鎖状態の、図12(b)
は開口状態の説明図である。
【符号の説明】
10・・・トンネル温室、12・・・圃場、14・・・
フレーム、16・・・フィルム、16a・・・縁部、2
4・・・固定部材、26・・・滑車(滑車部材)、28
・・・支持部材、30・・・コイルばね、34・・・固
定端、36・・・自由端、38・・・ワイヤ(ひも
材)、42・・・重錘、60、62・・・係合凸部、6
4・・・挟持部材(係合部材)、66・・・足踏部、7
0、82・・・トンネル温室開口装置、80・・・係止
部材、31・・・第1コイルばね、31b・・・自由
端、33・・・第2コイルばね、33b・・・固定端、
35・・・係止部材、37・・・コイルばね。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場に立設されたフレームによってフィ
    ルムを支承してトンネル状としたトンネル温室に装着さ
    れて、前記フィルムの縁部を引き上げて前記トンネル温
    室に開口を形成するトンネル温室開口装置であって、 変態温度以上になると状態変化してばね定数が大きい高
    張力状態となる形状記憶合金製で固定端を前記フレーム
    に連結され自由端を前記フィルムの縁部に連結されて前
    記トンネル温室内に設置されたコイルばねを備え、前記
    トンネル温室の温度が前記変態温度以上に上昇した際に
    は高張力状態となった前記コイルばねの付勢力により前
    記フィルムの縁部を前記圃場から引き上げて前記トンネ
    ル温室に開口を形成するトンネル温室開口装置におい
    て、 前記フィルムと前記コイルばねの自由端とを、前記コイ
    ルばねが前記高張力状態にないときには前記コイルばね
    の付勢力に抗して前記フィルムの縁部を前記圃場に接触
    ないし近接させる閉鎖状態を維持可能で、前記コイルば
    ねが前記高張力状態にあるときには前記コイルばねの付
    勢力に抗しての前記閉鎖状態が解除される重量の重錘を
    介して連結したことを特徴とするトンネル温室開口装
    置。
  2. 【請求項2】 前記コイルばねの自由端と前記重錘とを
    ひも材で連結し、 前記フレームの前記固定端との連結部と対向する位置に
    装着された滑車部材にて前記ひも材を該ひも材の長手方
    向に沿って移動可能に支持することにより、 前記コイルばねを前記トンネル温室の幅方向に沿って懸
    架した請求項1記載のトンネル温室開口装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームの軸方向に沿って滑動可能
    な係止部材を介して前記フレームと前記コイルばねの中
    間部とを連結したことを特徴とする請求項1記載のトン
    ネル温室開口装置。
  4. 【請求項4】 前記重錘を前記フレームの軸方向に沿っ
    て移動可能に前記フレームに係合させたことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれか記載のトンネル温室開口
    装置。
  5. 【請求項5】 前記重錘に前記フィルムの外側に突出す
    る足踏部を設けたことを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか記載のトンネル温室開口装置。
  6. 【請求項6】 前記重錘に凸部または凹部を設け、 前記フィルムを前記凸部または凹部と自身との間に挟持
    して前記重錘と係合する係合部材を設けたことを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれか記載のトンネル温室開
    口装置。
  7. 【請求項7】 前記コイルばねのヒステリシス温度差が
    10℃以内であることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれか記載のトンネル温室開口装置。
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