JPH0827989A - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JPH0827989A
JPH0827989A JP19635394A JP19635394A JPH0827989A JP H0827989 A JPH0827989 A JP H0827989A JP 19635394 A JP19635394 A JP 19635394A JP 19635394 A JP19635394 A JP 19635394A JP H0827989 A JPH0827989 A JP H0827989A
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JP
Japan
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decorative
plate body
groove
plate
decorative plate
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JP19635394A
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Takeshige Shimonohara
武茂 下ノ原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 舗装用のブロックや壁面用のタイルなどとし
て使用される化粧板であって、形成した路面や壁面の装
飾効果があり、特に舗装用とした場合には排水能力を大
きくでき、さらに連結効果を持った化粧板を提供する。 【構成】 板体32に該板体を貫通する任意模様の溝部
33を設ける。デザインされた溝部33により装飾効果
の大きな路面や壁面を形成できる。舗装用のブロックと
して利用した場合には、溝部33が雨水の通路となる。
並べたときに互いに嵌まり合う凹部34と凸部35を板
体32の側面に設けておくことにより、施工が簡単とな
り、かつ接合面が装飾上の効果を発揮する。凹部34と
凸部35を抜け止め形状とすることで、連結効果が発揮
され、壁面を形成したときに1枚が剥がれ落ちることが
ない。さらに、溝部33内部に結合材で表面処理した骨
材36を充填する場合、板体32の素材と同一又は異な
る材料を加飾材として充填する場合もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路や公園などの舗装
面、擁壁の壁面、築造物の外壁面、住宅等の内外壁面や
床面に使用される化粧板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、舗装用のブロックや壁面用のタイ
ルなどに用いられる化粧板としては、矩形状の平面形状
をしたものが一般的である。また、施工上の簡便さや装
飾的な効果を考慮したものとして、側面に嵌め合わせ用
の凹凸を設けたものも利用されている。そして、これら
の化粧板は側面同士を突き合わせて並べ、化粧板間に目
地を形成した状態で施工されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べた化粧板は、隣接する化粧板の接合面で目地
が形成されるため、目地模様のデザインに限界があり、
仕上がった舗装面や壁面などが意匠上の面白みに乏しい
という欠点があった。また、例えば舗装用のものでは、
化粧板間の目地を通して雨水等の排水が処理されるが、
目地が突き合わせ構造のためにその幅が小さく、排水能
力に欠けるという欠点があり、壁面用のものでは、隣接
する化粧板同士の結合性がないために、剥がれ落ちやす
いという欠点がある。そこで、本発明はこのような欠点
や問題点を解消できる化粧板を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の化粧板は、板体に該板体を貫通する任意模
様の溝部を設けるか、或いは、板体に該板体を貫通する
任意模様の溝部を設け、その溝部内に硬化性結合材によ
り表面処理された粒状の骨材または加飾材を充填したこ
とを特徴としている。
【0005】そして、何れの化粧板においても、前記板
体の側面に任意形状の凹凸を設けた形態にしてもよい。
或いは、並べたときに互いに嵌まり合う形状の凹部と凸
部を板体の側面に設けてもよく、さらにはこれらの凹部
と凸部が抜け止め形状としてもよいものである。また、
並べたときに互いに向かい合う形状の凹部を板体の側面
に設け、当該凹部により形成される孔が連結部材の嵌入
用の孔となるようにしてもよい。
【0006】上記板体の素材としては、コンクリート、
モルタル、ガラス、石膏、アルファルト、ゴム、合成樹
脂、又は土や粘土を焼いて作るタイル、レンガ、セラミ
ックス等が用途に応じて適宜使用される。
【0007】上記溝部内に充填される硬化性結合材によ
り表面処理された粒状の骨材とは、つぎに示したような
ものが挙げられる。骨材としては、玉砂利、玉石、砕
石、軽量骨材、川砂、砕砂、ガラス粒などであり、化粧
板が舗装用に使用される場合、密に充填されたのちにお
いても、通水性を維持できる形状や粒径のものが選ばれ
る。溝部の幅や深さすなわち板体の厚さにより異なる
が、一般的には形状が球形に近く、粒径が3mm以上の
ものが好ましい。そのような骨材に、熱硬化性の液状合
成樹脂、アスファルトで代表される各種のビチューメ
ン、天然又は合成ゴムラテックスに架橋剤もしくは加硫
剤を添加をしたも、セメント、接着剤などのような結合
材を、加熱状態又は常温状態で、少量添加して、混合す
ることにより、骨材の表面に塗布したものであって、結
合材の硬化により骨材は、互いに点接着されて結合する
とともに、依然として通水性を保持しているものであ
る。なお、化粧板が壁面に利用される場合は、通水性は
特に必要としないから、骨材はさらに細かな粒径のもで
もよく、結合材は大量使用してもよい。
【0008】上記加飾材としては、前記した素材や骨材
のほか広い範囲の各種材料や、各種結合材と組み合わせ
もののうちから選ぶことができる。すなわち、その化粧
板の板体の素材と同一で、色相を変化させたもの、表面
光沢を変化させたもの、表面アラサを変化させたものな
どでもよく、また例えば板体の素材がコンクリートの場
合、加飾材としてその素材と表面の、光沢、色相、表面
アラサなどが異なるガラスなどを使用することができ
る。
【0009】
【作用】上述の構成からなる本発明の化粧板では、任意
模様の溝部は、化粧板及び施工面に立体的な面白味のあ
る装飾性を付与する役目を果たすとともに、舗装用とし
て使用する場合は溝部が雨水等を通して排水能力を高め
るように機能する。また溝部内に硬化性結合材により表
面処理された粒状の骨材を充填することにより、通水性
を維持しながら溝部表面の平坦化や、化粧板の他の表面
とは異なった光沢、色相、繊細模様などをかもしだすこ
とができるとともに、骨材が溝部から脱落するのを防ぐ
ことができる。さらに溝部内に化粧板の板体の素材と同
一或いは異なる種類もしくは全く別の材料を加飾材とし
て充填することにより、素材と加飾材の各種性質の相違
点が装飾効果を一層高める。
【0010】本発明において、化粧板の側面に設けた任
意形状の凹凸は、装飾性をより高める役目を果たす。ま
た、並べたときに互いに嵌まり合う形状の凹部と凸部
は、施工上の簡便さと接合面の装飾性を増す効果を発揮
するとともに、これらを抜け止め形状にすることによっ
て、例えば壁面用として使用する場合に化粧板の剥がれ
落ちを防止するように機能する。さらに、並べたときに
互いに向かい合う形状の凹部を板体の側面に設け、当該
凹部により形成される孔が連結部材の嵌入用の孔となる
ように構成することにより、化粧板同士の接合面が趣の
異なった装飾性を発揮するとともに、連結性を発揮させ
ることもできる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0012】図1〜図3は本発明に係わる化粧板の第1
実施例を示すもので、図1は化粧板の斜視図、図2は図
1のX−X断面図、図3は図1のY−Y断面図である。
【0013】本実施例の化粧板1はコンクリートで成形
したもので、矩形状をした板体2の中央付近に該板体2
を貫通するT字状の溝部3を設けた形状をしている。な
お、図面では、一例として最も単純なT字状で示してい
るが、最近の金型製造技術の発達により、複雑で繊細な
形状の溝部や側面をもった板体が成形可能となってい
る。そして、この化粧板1を並べて形成された路面や壁
面は溝部3により見栄えのする外観を呈することにな
る。また、舗装用のブロックとして用いた場合、施工後
の路面では溝部3が雨水等の排水通路となる。なお、溝
部3の断面形状は、板体2の成形時に型離れを容易にす
るため、抜き勾配をつけて台形とするか、あるいは抜き
勾配に沿った階段状としてもよい。また舗装用のブロッ
クとして使用する場合は、板体2の表面側における溝部
3の開口幅は靴ヒールの踵の径より狭くするのが好まし
い。
【0014】図4に示される第2実施例の化粧板11
は、実施例1の化粧板と同様にコンクリートを成形した
ものであり、板体12の中央付近に十字状の溝部13を
設けるとともに、側面は直線状ではなく適宜形状の凹凸
が設けられている。この凹凸は化粧板11を並べて施工
したときに図示の如く嵌まり合わないが、十字状の溝部
13のデザインに加え、隣接する化粧板11の間にデザ
インされた隙間Aを形成し、路面や壁面の外観に変化の
ある装飾性を発揮させる効果がある。
【0015】図5に示される第3実施例の化粧板21
は、第1実施例で説明した化粧板1の変形で、板体22
の中央付近にT字型の溝部23を設けている点では同一
であるが、側面には並べたときに互いに嵌まり合う形状
の凹部24と凸部25が設けられている。この化粧板2
1は凹部24と凸部25が嵌まり合うようにして並べら
れるので、施工が簡単になるとともに、接合面の形状が
路面や壁面の外観を見栄えのよいものにする効果もあ
る。なお、溝部23に設けた切り込み46は、敷設した
化粧板の浮き上がりを防止するために、地盤に打ち込む
固定棒の頭部を嵌入するためのものであって、詳細は後
述する。
【0016】図6〜図8は本発明に係わる化粧板の第4
実施例を示すもので、図6は化粧板の斜視図、図7は図
6のX−X断面図、図8は図6のY−Y断面図である。
【0017】本実施例の化粧板31は、コンクリートか
らなる板体32の中央付近にT字状の溝部33が設けら
れており、その溝部33内に硬化性結合材により表面処
理された粒状の骨材36が充填されている。また、板体
32の側面には凹部34と凸部35が設けられており、
これら凹部34と凸部35は化粧板31を並べたときに
互いに嵌まり合って抜けない形状となっている。なお、
施工を容易とするため、凹部34と凸部35は適宜の余
裕をもって嵌まり合うようにそのサイズを決めることが
好ましい。またまた舗装用のブロックとして使用する場
合であっても、溝部33内に骨材36が充填されている
から、溝部33の開口幅は特に制限を受けることがな
く、溝部形状のの設計範囲を広げることができ、デザイ
ン効果を高めることができる。
【0018】このタイプの化粧板31は舗装用のブロッ
クや壁面用のタイルとして用いられ、施工された路面や
壁面は溝部33及び接合面の形状により見栄えのする外
観を呈する。そして、路面を形成した場合には、溝部3
3に充填された骨材36の間隙が雨水の通路となるので
排水効果が保たれる。なお、骨材36は硬化性結合材に
より表面処理されて互いに結合しているから、溝部33
から脱落することがなく、かつ溝部33の断面形状は抜
き勾配のために、板体32の表面側の開口幅が裏面側よ
り狭くなっているときは、結合された骨材36全体が溝
部から剥離することがない。また、隣接する化粧板31
同士がその側面の凹部34と凸部35で抜けないように
嵌まり合うので、壁面を形成した場合に1枚の化粧板3
1が剥がれ落ちるようなことがない。
【0019】東京都のような大都会では路面がすべて舗
装されているので、大降雨の時には雨水が地下に浸透せ
ず河川に直接流入し、このため河川が氾濫するという事
態が発生する。このため、透水性舗装が開発されてはい
るが、2〜3年すると目詰まり等でその効果が半減して
いた。そこで、本発明の化粧板を用いて路面を舗装する
ことにより、路面を貫通するようにして一定間隔で溝部
が設けられるので雨水の地下への浸透効果が大きくする
ことができる。
【0020】上記の化粧板31を舗装用のブロックとし
て利用する施工例について図9及び図10により説明す
る。
【0021】まず、図9に示すように、地盤41に路床
砕石42を敷設し、その上に緩衝材43を敷均する。そ
して、複数枚の化粧板31を使用し、緩衝材43の上か
ら図9に示す如く各化粧板31の凹部34と凸部35が
嵌まり合うようにして敷設する。化粧板31を敷設した
のち、先端に頭部44をつけた固定棒45を溝部33を
通して地盤41に打ち込み、頭部44を溝部33に設け
た切り込み46(図5参照)に嵌入することで、化粧板
31の浮き上がりを防止する。つぎに溝部33内に、粒
状の骨材36又は硬化性結合材により表面処理された粒
状の骨材36を通水性を保持するように充填し、溝部3
3開口面を平坦化する。このように施工された路面は、
雨水が化粧板31の溝部33から緩衝材43に浸透し、
砕石42に貯留され、時間をかけて地盤41に浸透す
る。したがって、従来の舗装された路面に比べて雨水の
地盤への浸透効果が大きくなる。なお、化粧板31が重
い場合や、化粧板31が緩衝材43又は砕石42と固着
する場合は、固定棒44を省略してもよい。
【0022】図11に示される第5実施例の化粧板51
は、壁面用のタイルとして用いられる場合であって、板
体52の中央付近に図示のような3つの溝部53が設け
られ、溝部53内には加飾材56,57が充填されてい
る。そして板体52の側面に複数の凹部54と凸部55
が設けられている。この凹部54と凸部55は円弧状で
あって、化粧板51を並べたときに互いに嵌まり合い、
かつ抜けないようになっている。なお、本実施例におい
ても、凹部54と凸部55は適宜の余裕をもって嵌まり
合うようにそのサイズを決めるのが好ましい。図12は
図11のX−X断面図であって、表面が板体52の表面
より突出するように充填されている加飾材56、凹んだ
状態に充填されている加飾材57をそれぞれ示してい
る。もちろん、板体52の表面と同一面になるように充
填される場合もあり、かつその表面に凹凸やしぼ模様を
形成することもある。
【0023】図13に示される第6実施例の化粧板61
は、コンクリートから成形したもので、板体62の中央
付近にT字状の溝部63が設けられているとともに各側
面に凹部64を設けて構成されており、隣接する化粧板
61との間にできた孔67に当該孔67に合致する形状
の連結板68を嵌合して、並べた化粧板61同士を固定
するようになっている。この連結板68の材質は化粧板
61と同じでも異なっていてもよく、素材としては鉄、
非鉄金属、合成樹脂、石材、タイル、セラミックス、ゴ
ム、ガラス等が使用され、現場の状況によってはモルタ
ル等を詰めてもよい。このタイプの化粧板61により形
成された路面や壁面は、従来にない外観模様を提供で
き、さらに化粧板61が剥がれることがない。
【0024】図14及び図15は、各種の化粧板の浮き
上がりや剥離を防ぐための固定手段の実施例を示す断面
図である。図14に示した例では、地盤に打ち込む固定
棒45の一端を包む頭部44を設け、その頭部44を板
体32の溝部33に設けた切り込み46(図5も参照)
に嵌入している。図15の例は溝部33に段付きの切り
込み48を設けた場合で、頭部47は段部の断面形状に
一致させてある。さらに図示していないが、溝部の断面
形状が抜き勾配により、板体の表面側の開口幅が、裏面
側より広がっている場合は、固定棒の頭部断面形状を溝
部の断面形状と同一して、溝部の抜き勾配の傾斜面を利
用して頭部を溝部に係着する方法を採用してもよい。な
お、施工現場で溝部に骨材を充填する場合は、前記した
ように固定棒45を地盤に打ち込み、その頭部を溝又は
溝に設けた切り込みに係着又は嵌入したのち、骨材を充
填すればよい。また、工場であらかじめ溝部に骨材を充
填する方式を採用する場合は、頭部の形状に相当する形
状の詰め物をしたのち溝部に骨材を充填し、結合材を硬
化させたのち詰め物を除き、施工現場でその間隙に固定
棒の頭部を嵌入すればよい。なお、固定棒45は板体3
2の形状や重量もしくは溝部33の断面形状によって適
宜使用する。
【0025】以上、複数の実施例を挙げて説明したが、
本発明の化粧板は上記実施例のものに限定されない。例
えば、板体の素材としては、前記したように、コンクリ
ート、モルタル、ガラス、石膏、アスファルト、ゴム、
合成樹脂、又は土を焼いて作るタイル、レンガ、セラミ
ックス等を用途に応じて適宜選択すればよい。また溝部
に充填する粒状の骨材としては、玉砂利、玉石、砕石、
軽量骨材、川砂、砕砂などが挙げられる。さらに、粒状
の骨材の表面を処理する硬化性結合材として例えば、熱
硬化性の液状合成樹脂、アスファルトで代表されるビチ
ューメン、天然又は合成ゴムラテックスに加硫剤を添加
をしたもの、セメント、接着剤などがある。さらに加飾
材としては、前記した素材や骨材のほか広い範囲の各種
材料から選ぶことができる。すなわち、その化粧板の板
体の素材と同一で、色相を変化させたもの、表面光沢を
変化させたもの、表面アラサを変化させたものなどでも
よく、また例えば板体の素材がコンクリートの場合、加
飾材としてその素材と表面の、光沢、色相、表面アラサ
などが異なるガラスなどを使用することができる。ま
た、本発明の化粧板の側面に設ける凹凸の形状はデザイ
ンが任意であり、また側面に設ける凹部と凸部はその形
状や数に関して特に限定がなく、特に壁面用とする場合
には、凹部と凸部を抜け止め形状にすることが望ましい
ものである。なお、本発明の実施例を説明する図面にお
いて、見やすいように溝部の形状を単純に、その開口幅
を広く示してあるが、そのような形態に限定されるもの
ではない。また溝部の断面としては、方形状、表面側が
広がった台形状、表面側が狭くなった台形状、中間部が
広がったそろばんの珠の断面状、中間部が狭くなった滑
車断面状のほか、その側面に適宜に凹凸を設けて、骨材
や加飾材との付着性を高めてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、次に記載の効果を奏する。
【0027】板体に該板体を貫通する任意模様の溝部を
設けたことにより、装飾効果の大きな路面や壁面を形成
することができる。また、舗装用ブロックとして使用す
る場合には、この溝部が雨水の通路となるので、排水能
力の高い路面を形成することができる。またこの溝部内
に粒状の骨材を充填することにより、通水性を維持しな
がら溝部表面の平坦化や、化粧板の他の表面とは異なっ
た光沢、色相、繊細模様などをかもしだすことができる
ほか、結合材により骨材が溝部から脱落するのを防ぐこ
とができる。さらに、壁面用のタイルや通水性を必要と
しない舗装用ブロックとして使用する場合には、溝部に
化粧板の板体の素材と同一或いは異なる種類もしくは全
く別の材料を加飾材として充填することにより、素材と
加飾材の各種性質の相違点が装飾効果を一層高めること
ができる。
【0028】並べたときに互いに嵌まり合う形状の凹部
と凸部を板体の側面に設けたことにより、施工が簡単で
かつ接合面も装飾上の効果を発揮する。さらに、凹部と
凸部を抜け止め形状としたことにより、連結効果が発揮
され、壁面を構成したときに1枚が剥がれ落ちるような
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる化粧板の第1実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のY−Y断面図である。
【図4】本発明に係わる化粧板の第2実施例を4枚並べ
た状態を示す平面図である。
【図5】本発明に係わる化粧板の第3実施例を示す斜視
図である。
【図6】本発明に係わる化粧板の第4実施例を示す斜視
図である。
【図7】図6のX−X断面図である。
【図8】図6のY−Y断面図である。
【図9】図6に示す化粧板を用いて形成した路面を示す
平面図である。
【図10】同じく路面を示す断面図である。
【図11】本発明に係わる化粧板の第5実施例を示す平
面図である。
【図12】図11のX−X断面図である。
【図13】本発明に係わる化粧板の第6実施例を2枚並
べた状態を示す斜視図である。
【図14】化粧板の固定手段の実施例を説明する断面図
である。
【図15】化粧板の固定手段の別の実施例を説明する断
面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,51,61 化粧板 2,12,22,32,52,62 板体 3,13,23,33,53,63 溝部 24,34,54,64 凹部 25,35,55 凸部 36 骨材 56,57 加飾材 67 孔 68 連結部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板体に該板体を貫通する任意模様の溝部
    を設けたことを特徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】 板体に該板体を貫通する任意模様の溝部
    を設け、その溝部内に硬化性結合材により表面処理され
    た粒状の骨材を充填したことを特徴とする化粧板。
  3. 【請求項3】 板体に該板体を貫通する任意模様の溝部
    を設け、その溝部内に加飾材を充填したことを特徴とす
    る化粧板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板
    において、前記板体の側面に任意形状の凹凸を設けたこ
    とを特徴とする化粧板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板
    において、並べたときに互いに嵌まり合う形状の凹部と
    凸部を前記板体の側面に設けたことを特徴とする化粧
    板。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板
    において、並べたときに互いに抜け止め状態で嵌まり合
    う形状の凹部と凸部を前記板体の側面に設けたことを特
    徴とする化粧板。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板
    において、並べたときに互いに向かい合う形状の凹部を
    前記板体の側面に設け、当該凹部により形成される孔が
    連結部材の嵌入用の孔になることを特徴とする化粧板。
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