JPH08279199A - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JPH08279199A
JPH08279199A JP8243895A JP8243895A JPH08279199A JP H08279199 A JPH08279199 A JP H08279199A JP 8243895 A JP8243895 A JP 8243895A JP 8243895 A JP8243895 A JP 8243895A JP H08279199 A JPH08279199 A JP H08279199A
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隆司 緒方
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回路構成が簡単でかつ最適な記録パワーレベル
の検出が高速に行える光磁気記録装置を提供する。 【構成】半導体レーザを記録データに応じた記録パワー
で駆動して記録媒体に記録を行なうレーザドライバ14
と、レーザドライバ14による記録パワーを制御するA
PC15と、あらかじめ記録された試し書きデータから
得られる再生信号のピーク値とボトム値を検出するピー
クボトム検出回路12と、このピークボトム検出回路1
2からの情報に基づき再生波形のスライスレベルを生成
するスライスレベル生成回路13と、このスライスレベ
ル生成回路の出力の変化が予め定められた基準値内また
は基準値外に有することを検出するスライスレベル変化
検出回路20と、スライスレベル変化検出回路20の出
力に応じて、APC15の最適な記録パワーレベルを確
定する最適パワー検出回路21とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に記録再生を行
う情報記録再生装置に係わり、特に熱的記録によって高
精度で記録媒体に記録データを記録する光磁気記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光磁気記録や相変化記録のよう
に、記録データに応じて記録パワーの強度を変化させて
記録する熱的記録方法においては、記録媒体の膜特性や
形状、環境温度変化によって記録媒体に対する記録感度
が変動することにより記録マークの形状が変化して、再
生信号の読み取りエラーが増大するという問題がある。
このような問題を解決するために、特開平5−2987
37号公報は、予め記録媒体の所定の位置に試し書きを
行い、試し書きにより得られる再生信号と試し書きデー
タを比較して、記録パワーを最適記録条件に適合させた
後、正規の情報の記録を行う方法を開示している。
【0003】以下にこの従来例について図7を参照して
説明する。
【0004】図7は従来の光磁気記録装置の構成を示す
もので、情報を記憶させるための記録媒体70と、記録
再生を実現すべくレーザ72から出射される光を記録媒
体70上に絞り込む光ヘッド71と、この光ヘッド71
から得られた再生信号を情報に変換する処理系から構成
される。
【0005】情報の記録時には入力データビット列が符
号器76に入力され、符号器76から出力される記録符
号列が記録波形発生器75に導かれ、記録波形生成器7
5によって得られる図8のような記録波形がAPC(記
録パワー制御手段)74に入力され、レーザ駆動器73
を介して記録符号に応じた記録パワーのレーザがレーザ
72から出力されて記録が行われる。再生時には、記録
媒体70から反射された光が受光器80に導かれて電気
信号に変換され、再生アンプ81に入力された後、波形
等化器82と入力切替器83に出力される。入力切替器
83は、試し書き指令信号に応じて、再生アンプ81と
波形等化器82とを通過した信号、または再生アンプ8
1のみを通過した信号を整形器84に出力して2値化パ
ルス信号を得る。
【0006】該パルス信号は、弁別器85とPLL79
に入力され、PLL79から出力されるパルス信号に同
期したクロック信号も弁別器85に入力される。弁別器
85は、上記パルス信号と同期クロック信号から再生符
号列を生成し、復号器86によりデータビット列を出力
する。また、弁別器85の再生符号列は比較判別器77
に出力される。比較判別器77は試し書き指令信号によ
り動作する試し書き器78からの試し書きデータの符号
列と弁別器85からの再生符号列とを比較して、両符号
列の差異が無くなるようにAPC74を制御して記録パ
ワーを制御する。
【0007】なお、上述のような例では比較判別器77
による符号の判別が複雑となるため、2値化する前の再
生波形のエンベロープ上側包絡線と下側包絡線から再生
波形の中心値を演算して、記録パワー変動による再生波
形の平均DCレベル変化を利用して記録パワーの制御を
簡易的に行なう方法についても記載している。
【0008】即ち、最密パターンと最疎パターンとを試
し書き信号として記録し、再生した最密パターンの中心
値と最疎パターンの中心値とを検出保持する。次に最密
パターンの中心電圧と最疎パターンの中心電圧との差電
圧を求め、この差電圧をアナログデジタル変換して図示
せぬドライブ制御回路に取り込み、該差電圧が0となる
ようにドライブ制御回路よりAPC74を制御する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
試し書き手段による記録パワーの制御方法では、前記の
再生信号の中心値を利用した制御方法を用いたとしても
以下のような問題がある。
【0010】すなわち、試し書きに用いる最密パターン
と最疎パターンの再生信号の上側包絡線及び下側包絡線
より再生波形の中心値を演算検出して保持する場合に、
各パターン区間で中心値を保持する機能及び保持するた
めのドライブ制御回路等の外部からのタイミング信号が
必要となる。このため、記録パワー制御手段の外部から
の制御も複雑となり、最適な記録パワーレベルの制御の
ための回路が複雑になったり、低コスト化や小型化が困
難になる問題があった。また、再生信号の中心値データ
を演算して保持する機能が必要なため、短時間に精度の
高い記録パワー制御を行なうことができない問題があっ
た。
【0011】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、記録パワー制御手段の外部からの制御に必要なタ
イミング信号を減らして簡単な回路構成でかつ最適な記
録パワーレベルの検出を高速で行える光磁気記録装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光磁気記録装置は、半導体レーザを記録
データに応じた記録パワーで駆動して記録媒体に記録を
行なう記録手段と、この記録手段による記録パワーを制
御する記録パワー制御手段と、前記記録手段によってあ
らかじめ記録された試し書きデータから得られる再生信
号のピーク値とボトム値を検出するピークボトム検出手
段と、このピークボトム検出手段からの情報に基づき再
生波形のスライスレベルを生成するスライスレベル生成
手段と、このスライスレベル生成手段の出力の変化が予
め定められた基準値内または基準値外に有することを検
出するスライスレベル変化検出手段と、このスライスレ
ベル変化検出手段の出力に応じて、前記記録パワー制御
手段の最適な記録パワーレベルを確定するパワーレベル
確定手段とを具備する。
【0013】また、上記光磁気記録装置において、前記
試し書きデータの記録方法が前記記録パワーを段階的に
変化させるものであって、前記試し書きデータから得ら
れる再生信号の先頭から、前記スライスレベル変化検出
手段の出力が変化するまでの時間を求めることにより、
前記記録パワー制御手段の最適な記録パワー段階を確定
する。
【0014】また、上記光磁気記録装置において、前記
試し書きデータの記録方法が前記記録パワーを段階的に
変化させるものであって、前記試し書きデータの中に各
記録パワー段階のパワーレベルに応じた情報が混入さ
れ、このパワーレベルの情報と前記スライスレベル変化
検出手段の情報とを用いて、前記記録パワー制御手段の
最適な記録パワー段階を確定する。
【0015】
【作用】すなわち、本発明の光磁気記録装置は、記録パ
ワーを制御しつつ記録データに応じた記録パワーで半導
体レーザを駆動して記録媒体に記録を行なうにあたっ
て、試し書きデータをあらかじめ記録し、この試し書き
データから得られる再生信号のピーク値とボトム値を検
出する。次に、検出されたピーク値とボトム値に関する
情報に基づき再生波形のスライスレベルを生成し、生成
されたスライスレベルの変化が予め定められた基準値内
または基準値外に有することを検出して、この検出結果
に応じて最適な記録パワーレベルを確定するものであ
る。
【0016】また、上記光磁気記録装置において、前記
記録パワーを段階的に変化させて前記試し書きデータを
記録し、前記試し書きデータから得られる再生信号の先
頭から、前記スライスレベル変化検出手段の出力が変化
するまでの時間を求めることにより、最適な記録パワー
段階を確定するようにする。
【0017】また、上記光磁気記録装置において、前記
記録パワーを段階的に変化させて前記試し書きデータを
記録するとき、前記試し書きデータの中に各記録パワー
段階のパワーレベルに応じた情報を混入させ、このパワ
ーレベルに応じた情報と前記スライスレベルの変化に関
する検出結果とを用いて、最適な記録パワー段階を確定
するようにする。
【0018】したがって、再生信号のスライスレベルの
変化を検出するのみで、試し書きデータを書いた時の最
適な記録パワーのデータ位置を容易に確定することが可
能となり、簡単な回路構成で短時間での記録パワー制御
が可能となる。
【0019】また、記録パワー制御手段以外からの制御
を簡素化して、ドライブ制御回路の負担を軽減できる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。まず、本発明の第1実施例を説明する。
【0021】図1は本発明の第1実施例の回路構成を示
す図である。光ヘッド2は半導体レーザ4から出射され
る光を記録媒体1上に絞り込む。情報の記録時は入力デ
ータビット列が記録データ符号器18に入力され、この
記録データ符号器18から出力される記録符号列はスイ
ッチ23を介して記録波形発生器16に入力され、記録
波形発生器16からは図8に示すような記録データに応
じてパルス幅、パルス振幅の変化する記録波形が出力さ
れる。
【0022】即ち、記録マークのエッジ部分に情報を持
たせるマークエッジ記録を行う場合は、記録データによ
り書き込みマークの長さや幅が変化するため、一定振幅
の光パルスでは、媒体上に蓄積される熱の影響等により
媒体上の温度をデータの長さによらず一定に制御するこ
とができない。したがって、図9に例として示すような
記録データにより、最適な発光パルス幅、パルス間隔を
選んでデータによらず一定の幅、一定の長さのマークを
形成できるような記録波形発生器16が必要となる。記
録波形発生器16から出力された記録波形は、APC1
5により半導体レーザ4からの発光振幅がドライブコン
トローラ19からの指示値に従って制御されてレーザド
ライバ14に伝えられ、記録媒体1に記録される。
【0023】一方、情報の再生時には、記録媒体1から
反射された光が受光素子3に導かれて再生信号に変換さ
れる。該再生信号は再生アンプ5を通過した後、AGC
回路6により一定の振幅に制御される。ここで、通常の
データ再生時は、AGC回路6の後に波形等価器7を通
すことにより、光ヘッド2で劣化した再生信号の高周波
成分を補正するが、補正する前の再生信号の方が記録マ
ークの情報を忠実に反映するので、試し書きデータ再生
時には、波形等価器6を通さない信号を後段の2値化コ
ンパレータ9に入力できるように、試し書き指令信号に
より切り替わるスイッチ8が従来例と同じく設けてあ
る。
【0024】2値化はアナログ再生信号を2値化コンパ
レータ9によりスライスレベルと比較することにより行
われ、2値化された信号はPLL10にも入力されて、
再生信号と同期したクロックを生成することにより該ク
ロックと比較されて2値化データが弁別読みだされ、復
号器11で符号コード変換されて出力データビットを得
る。なお、本実施例では従来例に記載されている弁別部
分は省略している。
【0025】この時、正確なマーク長さを検出するため
の最適スライスレベルは、マークエッジ記録において、
一般に最密パターンの振幅の中央値のレベルが良いとさ
れている。従って、図2のようなスライスレベル生成回
路13において、包絡線検出回路41,42によって最
密パターンが続く部分(例えばディスクのVFO領域)
の上下の包絡線を検出して加算回路43で加算すること
により再生信号振幅の中央値を求め、次にホールド回路
44によりこの中央値をホールドして、他のデータ部分
をこの中央値でスライスする方法が一般に用いられてい
る。
【0026】以上の回路構成は従来例とほぼ同じである
が、本実施例では、試し書き時に最適な記録パワーレベ
ルを設定するために以下のような従来に無い回路を備え
ている。
【0027】即ち、試し書き命令信号により、ホールド
回路44のホールド状態を解いて再生信号の中央値を連
続的に出力することが可能なスライスレベル生成器13
と、試し書き時には、再生信号に追従して連続して変化
するスライスレベルの変化をある一定のしきい値と比較
してスライスレベルの変化が一定量以上または以下にな
った時にスライスレベル判定信号としてのフラグ信号を
出力するスライスレベル変化検出回路20と、前記スラ
イスレベル変化検出回路20より出力されるフラグ信号
とPLL10より得られる再生信号に同期したクロック
信号(再生クロック)を基に最適な記録パワーレベルを
確定する最適パワー検出回路(パワーレベル確定手段)
21とが設けられている。
【0028】以下、本実施例の動作について、図4を参
照しながら説明する。
【0029】図4において、(a)は試し書き時の記録
パターンの一例を示しており、8Tの繰り返し最疎パタ
ーン(Tはデータのクロック間隔で、符号変調方式によ
りパターン長さは異なる)と、2Tの繰り返し最密パタ
ーンとの組み合わせで構成されている。
【0030】本実施例では8T列−2T列−8T列を一
組として、図4(b)に示すようにP1、P2、P3と
段階的に記録パワーを変化させて試し書きを行ってい
る。なお、データ列の組み合わせはこれに限定されるも
のではなく、他の組み合わせでも良い。
【0031】このようなデータパターンで記録すると、
再生信号は(c)のような再生エンベロープ波形とな
り、一般に記録パワーかオーバーパワーになる程、最密
パターンの中心値は最疎パターンの中心値に対して上側
にシフトするような傾向となる。
【0032】つまり、記録パワーが大きくなり最適な記
録パワーレベルを上回ると、マーク長がマーク間隔より
も大きくなるが、最密パターンの再生時には光学的な分
解能の限界により、正弦波のDCレベルが増えるような
状態になる。一方、最疎パターンではマーク部とマーク
間隔部のピークレベルは変化しないため、最密パターン
の中心値よりも上側にシフトする。
【0033】従って、最適な記録パワーレベルでの記録
時には、マーク間隔とマーク長はほぼ同じになるのでピ
ークボトム検出等により求めた再生振幅の中央値に相当
するスライスレベルの変化を連続的に検出すると図4
(c)に示すように変化する。これにより、スライスレ
ベルの変動が予め設定した一定のしきい値内に入ったら
パルスが出るように、図3に示すようなウインドウコン
パレータ50と再生エンベロープの谷を検出するための
検出回路51とのANDを取る回路52を用いれば、図
4(e)のような最密パターンの中央値が最疎パターン
の中央値と一致したことを示すフラグ信号を検出でき
る。
【0034】次に、最適パワー検出回路21で、試し書
きパターンの開始位置に対するフラグ信号の位置を再生
クロック信号をカウントする事等により求めれば、フラ
グが記録パワー段階(記録パワーステップ)のどの位置
で発生したかを知ることが可能となり、最適な記録パワ
ーレベルの段階に関する情報をドライブコントローラ1
9に伝えて保持させることが可能となる。
【0035】以上のように第1実施例に係る光磁気記録
装置の記録制御方法を用いれば、2値化のためのスライ
スレベルの変化を検出することにより、容易に試し書き
時の最適な記録パワーレベルを検出することが可能とな
り、ドライブコントローラ(例えば、ドライブ全体の制
御を行うCPU)との情報交換は、試し書き命令と、最
適な記録パワーレベルの設定信号のみで良く、従来のよ
うなピークボトムホールドのためのタイミング信号や再
生信号の振幅中心値のアナログデジタル変換信号等の多
くの情報交換を必要としないので、ドライブコントロー
ラの負担を大幅に軽減できる上、再生信号の処理を行う
リードICの回路規模も縮小することができる。
【0036】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図5は、第2実施例の回路構成を示すものである。
基本的な構成は第1実施例と同じであるが、試し書き時
の記録パワーの指示及び最適な記録パワーレベルの検出
が記録パワー設定回路53のみで行われ、ドライブコン
トローラ19を介することなく、記録パワー設定回路5
3が直接、記録パワーを制御するAPC15を制御して
いる点が、第1実施例とは異なっている。
【0037】まず、記録パワー設定回路53は、ドライ
ブコントローラ19より試し書き命令が来ると、図4
(a),(b)に示すような試し書きパターンをパワー
指示値を段階的に変化させる指示信号をAPC15に出
力する。次に試し書き信号を再生した時、記録パワー設
定回路53はスライスレベル変化検出回路20より検出
した最適な記録パワー段階に関する情報を再生クロック
をカウントすることにより割り出し、先に出力した記録
パワー段階のうちどの段階であったかを判断し、その記
録パワーレベルをホールドする。以後、次に試し書きを
行うまでは半導体レーザ4を駆動するための最適な記録
パワーレベルを記録パワー設定回路53が出力する。
【0038】以上のような第2実施例のパワー制御方法
を用いればドライブコントローラの判断を仰ぐこと無
く、記録パワー設定回路が直接、試し書き時における記
録パワーレベルの設定から最適な記録パワーレベルの決
定,該記録パワーレベルの保持を行うため、第1実施例
よりさらにドライブコントローラの負担が軽減できる
上、記録パワー設定回路をリードIC内に内蔵すること
も可能で、試し書きのための機能を単純な回路構成で実
現できる。
【0039】さらに、ドライブコントローラとの情報交
換の量を大幅に減らして、リードライト系の回路のみで
最適な記録パワーレベルを直接設定できるようにしたた
め、より短時間で試し書きから最適な記録パワーレベル
の設定までができるようになる。
【0040】次に本発明の第3実施例について説明す
る。第3実施例の回路構成は、第1実施例または第2実
施例と同じであるが、試し書きパターンと、第1実施例
の最適パワー検出回路21及び第2実施例の記録パワー
設定回路53における最適な記録パワーレベルの設定方
法とが第1及び第2実施例と異なる。
【0041】即ち、本実施例においては、図6に示すよ
うなステップパターンを含んだ試し書きパターンを用い
て記録を行う。ここでステップパターンとは、各記録パ
ワーの段階を再生信号上で識別するために試し書きパタ
ーンの中に混入するもので、例えば、記録パワーの段階
の違いにより繰り返しパルス幅の異なる信号を用いる。
【0042】このような試し書きパターンを用いれば、
試し書き信号の再生時に、再生クロックをカウントしな
くても、スライスレベル変化検出回路で最適なパワーポ
イントを検出した時点のステップパターンを見ることに
より、容易にかつ迅速に最適な記録パワーの段階を判定
することができるようになる。
【0043】
【発明の効果】本発明の光磁気記録装置によれば、再生
信号のスライスレベルの変化を検出するのみで、試し書
きデータを書いた時の最適な記録パワーレベルを容易に
確定することが可能となり、簡単な回路構成で短時間に
記録パワーの設定が可能となる。
【0044】また、ドライブ制御回路に対する入出力の
情報量も減らすことが可能となり、ドライブ制御回路の
負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光磁気記録装置の構
成を示す図である。
【図2】スライスレベル生成回路の構成を示す図であ
る。
【図3】スライスレベル変化検出回路の構成を示す図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例の動作を説明するための図
である。
【図5】本発明の第2実施例に係る光磁気記録装置の構
成を示す図である。
【図6】本発明の第3実施例を説明するための図であ
る。
【図7】従来の光磁気記録装置の構成を示す図である。
【図8】記録波形生成器によって生成される記録波形を
示す図である。
【図9】データによらず一定の幅、一定の長さのマーク
を形成する方法を説明するための図である。
【符号の説明】
9…2値化コンパレータ、12…ピークボトム検出回
路、13…スライスレベル検出回路、14…レーザドラ
イバ、15…記録パワー制御手段(APC)、20…ス
ライスレベル変化検出回路、21…最適パワー検出回
路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザを記録データに応じた記録
    パワーで駆動して記録媒体に記録を行なう記録手段と、 この記録手段による記録パワーを制御する記録パワー制
    御手段と、 前記記録手段によってあらかじめ記録された試し書きデ
    ータから得られる再生信号のピーク値とボトム値を検出
    するピークボトム検出手段と、 このピークボトム検出手段からの情報に基づき再生波形
    のスライスレベルを生成するスライスレベル生成手段
    と、 このスライスレベル生成手段の出力の変化が予め定めら
    れた基準値内または基準値外に有することを検出するス
    ライスレベル変化検出手段と、 このスライスレベル変化検出手段の出力に応じて、前記
    記録パワー制御手段の最適な記録パワーレベルを確定す
    るパワーレベル確定手段と、 を具備したことを特徴とする光磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 前記試し書きデータの記録方法が前記記
    録パワーを段階的に変化させるものであって、前記試し
    書きデータから得られる再生信号の先頭から、前記スラ
    イスレベル変化検出手段の出力が変化するまでの時間を
    求めることにより、前記記録パワー制御手段の最適な記
    録パワー段階を確定することを特徴とする請求項1記載
    の光磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 前記試し書きデータの記録方法が前記記
    録パワーを段階的に変化させるものであって、前記試し
    書きデータの中に各記録パワー段階のパワーレベルに応
    じた情報を混入し、このパワーレベルに応じた情報と前
    記スライスレベル変化検出手段の情報とを用いて、前記
    記録パワー制御手段の最適な記録パワー段階を確定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光磁気記録装置。
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