JPH08279076A - 自動販売機とその制御方法 - Google Patents

自動販売機とその制御方法

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JPH08279076A
JPH08279076A JP8301295A JP8301295A JPH08279076A JP H08279076 A JPH08279076 A JP H08279076A JP 8301295 A JP8301295 A JP 8301295A JP 8301295 A JP8301295 A JP 8301295A JP H08279076 A JPH08279076 A JP H08279076A
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JP
Japan
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temperature
vending machine
reference temperature
command
changing
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JP8301295A
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English (en)
Inventor
Tomoo Ashizawa
友雄 芦沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力会社の発電電力量が不足した時、自動販
売機の消費電力を削減する。 【構成】 期間設定器27で設定された期間以外では、
基準温度設定器22の基準温度と庫内温度センサ21の
庫内温度とを比較器31で比較し、その比較に応じた冷
却運転指令25でコンプレッサ24を運転し、庫内温度
を制御する。上記設定された期間内(例えば、期間を7
/16〜9/15の13.00〜16.00」と設定)
では、スイッチ28がONして変更値設定器26で設定
した設定値(+2℃)が加算器30で加算され、基準温
度を+2℃上昇し、この上昇した基準温度と庫内温度セ
ンサからの庫内温度とを比較し、その比較に応じた冷却
運転指令25でコンプレッサを運転し、庫内温度を制御
することにより消費電力を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無人にて飲料等を販
売するための自動販売機に関するもので、特に冷却装置
等の温度調整器付きの自動販売機とその制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷却装置を内蔵した自動販売機の
庫内温度の管理は、特定の位置にサーモスタットが付い
ており、そのサーモスタットでコンプレッサの入切を行
って庫内の温度を調整している。
【0003】図17はこの自動販売機のブロック図で、
1は庫内温度を計測するための温度センサ、2はジュー
ス等の商品の場合、最適な(美味しく感じる)温度を設
定するための基準温度設定器、3は温度センサ1からの
温度と基準温度設定器2の基準温度とを比較する比較
器、4は庫内冷却用コンプレッサ、5は比較器3からコ
ンプレッサに出力される冷却運転指令である。
【0004】図18は運転状況を示す図で、11は庫内
の基準温度、12は実際の庫内の温度カーブ、13は冷
却用コンプレッサの運転状況である。
【0005】次に動作について説明する。自動販売機の
庫内温度12が、庫内の基準温度11を上回るとコンプ
レッサの運転を開始し、次第に庫内が冷却されて基準温
度を下回るとコンプレッサの運転を停止する。結局その
繰り返しにより庫内温度は基準温度近くの状態にキープ
される。
【0006】ここで外気温が低ければ庫内の温度は上昇
し難いので、コンプレッサの停止時間は長くなり、逆に
外気温が高くなると、庫内の温度は低下し難いのでコン
プレッサの運転時間は長くなる。極端な場合には庫内温
度が基準温度まで下がらない場合もあり、その場合には
コンプレッサは連続運転状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近の電力需要は夏季
を中心に著しく増加しており、電力会社の発電量に対し
て需要量が相当接近してきている。この状態が続くと近
い将来需要量が発電量を上回ることも予想され、その場
合には、最悪の事態はさけるべく関係部門で検討が行わ
れているのが現状である。従来の自動販売機は先述のよ
うな温度管理手段を用いているので、外気温度の高い夏
季にはフル運転状態となり多大な電力を消費してしまう
という問題点があった。
【0008】なお、従来技術として「日本工業新聞、1
993−2−18、自動販売機で電気料金70%削減」
の記事によると、自動販売機自体にバッテリを内蔵して
電力料金の安い深夜電力を用いて充電し、電力料金の高
い昼間時間帯にその蓄積した電力を活用するタイプのも
のがある。この技術は電力料金を削減すると共にピーク
カットも行うが、本発明によるピークカット対策の手段
とは異なる。また、バッテリなどを内蔵するため自動販
売機自体の外形は大きくなり、コストも上昇するという
問題点もあった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、電力のピーク時の電力削減を
可能とした自動販売機とその制御方法を得ることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明に係る自動販売機発明は、販売対象の温
度を所定の温度にするよう制御する自動販売機におい
て、上記販売対象の温度を検出する温度センサと、所望
の販売対象の温度を設定する基準温度設定手段と、所定
の期間のみ上記基準温度を変更する基準温度変更手段
と、上記所定の期間外では上記温度センサの検出温度と
上記基準温度設定手段の基準温度との比較に応じて温度
調整指令を出力し、上記所定の期間では上記温度センサ
の検出温度と上記基準温度変更手段からの変更した基準
温度との比較に応じて温度調整指令を出力する比較手段
と、上記温度調整指令により温度を調整する温度調整手
段とを備えたものである。
【0011】(2)また、基準温度変更手段は、所定の
期間を複数個の期間に分割し、この分割した各々の期間
毎に別々の基準温度に変更する手段としたものである。
【0012】(3)販売対象の温度を所定の温度にする
よう制御する自動販売機において、上記販売対象の温度
を検出する温度センサと、外気の温度を検出する外気温
センサと所望の販売対象の温度を設定する基準温度設定
手段と、所定の期間のみ上記外気温度に応じて上記基準
温度を変更する基準温度変更手段と、上記所定の期間外
では上記温度センサの検出温度と上記基準温度設定手段
の基準温度との比較に応じて温度調整指令を出力し、上
記所定の期間では上記温度センサの検出温度と上記基準
温度変更手段からの基準温度との比較に応じて温度調整
指令を出力する比較手段と、上記温度調整指令により温
度を調整する温度調整手段とを備えたものである。
【0013】(4)また、販売対象の温度を所定の温度
にするよう制御する自動販売機において、上記販売対象
の温度を検出する温度センサと、外気の温度を検出する
外気温センサと所望の販売対象の温度を設定する基準温
度設定手段と、上記外気温度に応じて上記基準温度を変
更する基準温度変更手段と、上記所定の期間外では上記
温度センサの検出温度と上記基準温度設定手段の基準温
度との比較に応じて温度調整指令を出力し、上記所定の
期間では上記温度センサの検出温度と上記基準温度変更
手段からの基準温度との比較に応じて温度調整指令を出
力する比較手段と、上記温度調整指令により温度を調整
する温度調整手段とを備えたものである。
【0014】(5)また、基準温度変更手段は、外気温
度に応じて段階的に基準温度を変更するようにした手段
としたものである。
【0015】(6)また、基準温度変更手段は、外気温
度に比例して基準温度を変更するようにした手段とした
ものである。
【0016】(7)また、販売対象の温度を所定の温度
にするよう制御する自動販売機において、上記販売対象
の温度を検出する温度センサと、所望の販売対象の温度
を設定する基準温度設定手段と、外部からの指令により
上記基準温度を変更する基準温度変更手段と、上記外部
からの指令がないと、上記温度センサの検出温度と上記
基準温度設定手段の基準温度との比較に応じて温度調整
指令を出力し、上記外部からの指令があると、上記温度
センサの検出温度と上記基準温度変更手段からの変更し
た基準温度との比較に応じて温度調整指令を出力する比
較手段と、上記温度調整指令により温度を調整する温度
調整手段とを備えたものである。
【0017】(8)また、外部からの指令は基準温度の
変更値を指令する信号とし、基準温度変更手段は、この
指令値に応じて基準温度を変更する手段としたものであ
る。
【0018】(9)また、販売対象の温度を所定の温度
にするよう制御する自動販売機において、上記販売対象
の温度を検出する温度センサと、所望の販売対象の温度
を設定する基準温度設定手段と、自動販売機へ電力を供
給している系統の需要電力または需要電力の予測値に応
じて上記基準温度を変更する基準温度変更手段と、上記
基準温度変更手段からの基準温度変更指令がないと、上
記温度センサの検出温度と上記基準温度設定手段の基準
温度との比較に応じて温度調整指令を出力し、上記基準
温度変更手段からの指令があると、上記温度センサの検
出温度と上記基準温度変更手段からの変更した基準温度
との比較に応じて温度調整指令を出力する比較手段と、
上記温度調整指令により温度を調整する温度調整手段と
を備えたものである。
【0019】(10)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機において、上記販売対
象の温度を検出する温度センサと、所望の販売対象の温
度を設定する基準温度設定手段と、外部からの指令によ
り自動販売機の運転停止する運転停止手段と、上記外部
からの指令がないと、上記温度センサの検出温度と上記
基準温度設定手段の基準温度との比較に応じて温度調整
指令を出力する比較手段と、上記温度調整指令により温
度を調整する温度調整手段とを備えたものである。
【0020】(11)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機において、上記販売対
象の温度を検出する温度センサと、所望の販売対象の温
度を設定する基準温度設定手段と、自動販売機へ電力を
供給している系統の需要電力または需要電力の予測値に
応じて自動販売機の運転を停止する運転停止手段と、上
記運転停止手段により運転停止されない場合、上記温度
センサの検出温度と上記基準温度設定手段の基準温度と
の比較に応じて温度調整指令を出力する比較手段と、上
記温度調整指令により温度を調整する温度調整手段とを
備えたものである。
【0021】(12)また、温度調整手段は、販売対象
を冷却する場合は冷却装置とし、販売対象を加熱する場
合は加熱装置としたものである。
【0022】(13)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機にあって、所定の期間
を設定し、所定の期間内と所定の期間外とで上記販売対
象の温度を変更するよう制御する方法である。
【0023】(14)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機にあって、所定の期間
を設定し、所定の期間内では外気温度に応じて上記販売
対象の温度を変更するよう制御し、所定の期間外では上
記販売対象の温度が所定の温度になるよう制御する方法
である。
【0024】(15)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機にあって、外気温度に
応じて上記販売対象の温度を変更するよう制御する方法
である。
【0025】(16)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機にあって、外部からの
指令に応じて上記販売対象の温度を変更するよう制御す
る方法である。
【0026】(17)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機にあって、自動販売機
へ電力を供給している系統の需要電力または需要電力の
予測値に応じて上記販売対象の温度を変更するよう制御
する方法である。
【0027】(18)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機にあって、外部からの
指令に応じて上記自動販売機の運転を停止するよう制御
する方法である。
【0028】(19)また、販売対象の温度を所定の温
度にするよう制御する自動販売機にあって、自動販売機
へ電力を供給している系統の需要電力または需要電力の
予測値に応じて上記自動販売機の運転を停止するよう制
御する方法である。
【0029】
【作用】
(1)この発明における自動販売機は、温度センサで販
売対象の温度を検出し、基準温度設定手段で所望の販売
対象の温度を設定し、基準温度変更手段で上記所定の期
間のみ上記基準温度を変更し、比較手段により上記所定
の期間外では上記温度センサの検出温度と上記基準温度
設定手段の基準温度との比較に応じて温度調整指令を出
力し、上記所定の期間では上記温度センサの検出温度と
上記基準温度変更手段からの変更した基準温度との比較
に応じて温度調整指令を出力し、温度調整手段で上記温
度調整指令により温度を調整する。
【0030】(2)また、基準温度変更手段は、所定の
期間を複数個の期間に分割し、この分割した各々の期間
毎に別々の基準温度に変更する。
【0031】(3)また、温度センサで販売対象の温度
を検出し、外気温センサで外気の温度を検出し、基準温
度設定手段で所望の販売対象の温度を設定し、基準温度
変更手段で所定の期間のみ上記外気温度に応じて上記基
準温度を変更し、比較手段により、上記所定の期間外で
は上記温度センサの検出温度と上記基準温度設定手段の
基準温度との比較に応じて温度調整指令を出力し、上記
所定の期間では上記温度センサの検出温度と上記基準温
度変更手段からの基準温度との比較に応じて温度調整指
令を出力し、温度調整手段では上記温度調整指令により
温度を調整する。
【0032】(4)また、温度センサで販売対象の温度
を検出し、外気温センサで外気の温度を検出し、基準温
度設定手段で所望の販売対象の温度を設定し、基準温度
変更手段で上記外気温度に応じて上記基準温度を変更
し、比較手段により、上記所定の期間外では上記温度セ
ンサの検出温度と上記基準温度設定手段の基準温度との
比較に応じて温度調整指令を出力し、上記所定の期間で
は上記温度センサの検出温度と上記基準温度変更手段か
らの基準温度との比較に応じて温度調整指令を出力し、
温度調整手段で上記温度調整指令により温度を調整す
る。
【0033】(5)また、基準温度変更手段は、外気温
度に応じて段階的に基準温度を変更する。
【0034】(6)また、基準温度変更手段は、外気温
度に比例して基準温度を変更する。
【0035】(7)また、温度センサで販売対象の温度
を検出し、基準温度設定手段で所望の販売対象の温度を
設定し、基準温度変更手段で外部からの指令により上記
基準温度を変更し、比較手段により、上記外部からの指
令がないと、上記温度センサの検出温度と上記基準温度
設定手段の基準温度との比較に応じて温度調整指令を出
力し、上記外部からの指令があると、上記温度センサの
検出温度と上記基準温度変更手段からの変更した基準温
度との比較に応じて温度調整指令を出力し、温度調整手
段で上記温度調整指令により温度を調整する。
【0036】(8)また、外部からの指令は基準温度の
変更値を指令する信号とし、基準温度変更手段は、この
指令値に応じて基準温度を変更する。
【0037】(9)また、温度センサで上記販売対象の
温度を検出し、基準温度設定手段で所望の販売対象の温
度を設定し、基準温度変更手段で自動販売機へ電力を供
給している系統の需要電力または需要電力の予測値に応
じて上記基準温度を変更し、比較手段により、上記基準
温度変更手段からの基準温度変更指令がないと、上記温
度センサの検出温度と上記基準温度設定手段の基準温度
との比較に応じて温度調整指令を出力し、上記基準温度
変更手段からの指令があると、上記温度センサの検出温
度と上記基準温度変更手段からの変更した基準温度との
比較に応じて温度調整指令を出力し、温度調整手段で上
記温度調整指令により温度を調整する。
【0038】(10)また、温度センサで販売対象の温
度を検出し、基準温度設定手段で所望の販売対象の温度
を設定し、運転停止手段で外部からの指令により自動販
売機の運転停止し、比較手段により、上記外部からの指
令がないと、上記温度センサの検出温度と上記基準温度
設定手段の基準温度との比較に応じて温度調整指令を出
力し、温度調整手段で上記温度調整指令により温度を調
整する。
【0039】(11)また、温度センサで販売対象の温
度を検出し、基準温度設定手段で所望の販売対象の温度
を設定し、運転停止手段で自動販売機へ電力を供給して
いる系統の需要電力または需要電力の予測値に応じて自
動販売機の運転を停止し、比較手段により、上記運転停
止手段により運転停止されない場合、上記温度センサの
検出温度と上記基準温度設定手段の基準温度との比較に
応じて温度調整指令を出力し、温度調整手段で上記温度
調整指令により温度を調整する。
【0040】(12)また、温度調整手段は、販売対象
を冷却する場合は冷却装置とし、販売対象を加熱する場
合は加熱装置としする。
【0041】(13)また、所定の期間を設定し、所定
の期間内と所定の期間外とで上記販売対象の温度を変更
するよう制御する。
【0042】(14)また、所定の期間を設定し、所定
の期間内では外気温度に応じて上記販売対象の温度を変
更するよう制御し、所定の期間外では上記販売対象の温
度が所定の温度になるよう制御する。
【0043】(15)また、外気温度に応じて上記販売
対象の温度を変更するよう制御する。
【0044】(16)また、外部からの指令に応じて上
記販売対象の温度を変更するよう制御する。
【0045】(17)また、自動販売機へ電力を供給し
ている系統の需要電力または需要電力の予測値に応じて
上記販売対象の温度を変更するよう制御する。
【0046】(18)また、外部からの指令に応じて上
記自動販売機の運転を停止するよう制御する。
【0047】(19)また、自動販売機へ電力を供給し
ている系統の需要電力または需要電力の予測値に応じて
上記自動販売機の運転を停止するよう制御する。
【0048】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1はこの実施例の自動販売機のブロック図
で、21は庫内温度センサ、22は基準温度設定器、2
3はインテリジェント型比較回路で、特定の期間のみ基
準温度設定器22のデータを自動変更可能な回路であ
る。24は冷却装置(図示しない)のコンプレッサ、2
5はコンプレッサ24に与えられる冷却運転指令であ
る。
【0049】インテリジェント型比較回路23は、基準
温度変更回路29と比較器31とで構成され、基準温度
変更回路29は、基準温度の変更値を設定する変更値設
定器26(図では変更値T1=+2℃としている)、所
定の月日、時間帯等の期間を設定する期間設定器27、
この期間設定器27で応動するスイッチ28、および加
算器30で構成している。
【0050】次に動作について説明する。図1におい
て、基準温度変更回路26で変更値T1を、例えば+2
℃と設定し、期間設定器27では、例えば期間を夏季の
7月10日から8月30日の間の13.00〜16.0
0の時間帯と設定する。この設定した期間外の間は、基
準温度設定器22の基準温度T0と庫内温度センサ21
の庫内温度Tkとを比較器31で比較し、その比較に応
じた冷却運転指令25を出力してコンプレッサ24を運
転し庫内の温度を制御する。
【0051】期間設定器27で設定した期間になれば、
スイッチ28が応動し、加算器30で、基準温度設定器
22の基準温度T0に加算される。この加算された基準
温度と、庫内温度センサ21の庫内温度Tkとを比較
し、この比較結果に応じてコンプレッサ24を運転し庫
内温度を制御する。このようにして特定期間の庫内温度
を若干上昇させてピーク電力の削減を行うことができ
る。
【0052】図2はインテリジェント型比較回路23
を、マイコン等の計算機で構成した場合のハードウエア
のブロック図である。図において、61は庫内温度セン
サからの庫内温度の入力端子、62は基準温度設定器か
らの基準温度の入力端子、63はコンプレッサへの運転
指令を出力する冷却運転指令出力端子、64はCPU6
5との入出力を司るI/O、66はCPUのメモリ、6
7は予め基準温度の変更値とその期間を入力するための
制御条件設定スイッチである。
【0053】図2での動作は、メモリ66に、予め基準
温度の上げ幅およびその期間を登録しておくことによ
り、インテリジェントな制御を実現する。例えば、制御
条件設定スイッチ67で、「基準温度の上げ幅を3℃、
期間を7/16〜9/15の13.00〜16.00」
と設定して、メモリ66に登録しておけば、その期間に
ついては基準温度が自動的に3℃上昇し、コンプレッサ
の運転がその分押さえられ電力の削減が可能となる。
【0054】図3に動作のフローチャートを示す。上記
例で説明すると、71で制御必要期間の登録をする。例
えば、この登録は7/16〜9/15の13.00〜1
6.00を制御期間として設定用スイッチ67により設
定し、このデータはメモリ66に登録される。
【0055】72で自動販売機の運転中は、常時、現在
日時が制御期間かどうかを比較しており、制御期間であ
ればコンプレッサをONするための基準温度を2〜3℃
上げる(73)。そして庫内温度と基準温度の比較結果
に応じた冷却運転指令25を出力してコンプレッサを運
転する。その結果、庫内温度が2〜3℃高くキープされ
るため、コンプレッサの運転が押さえられることになり
電力の削減が可能となる。
【0056】上記の例では基準温度より高くする温度
は、例えば2〜3℃としたが、設定期間の内、ある期間
では温度上昇値を2℃とし、ある期間以外の期間では温
度上昇値を3℃として段階的にきめ細かく制御するよう
にしてもよい。
【0057】また、期間のみでなく、時間においても制
御時間帯を13.00〜16.00とした場合、13.
00〜15.00は温度上昇値を3℃とし、その他の時
間帯15.00〜16.00は温度上昇値を2℃として
もよい。
【0058】実施例2.実施例1では基準温度を上昇さ
せる期間を予めインテリジェント型比較回路23で登録
するようにしたが、外気温度に応じて制御するようにし
てもよい。
【0059】図4はこの実施例のブロック図で、実施例
1と同一符号は同一または相当の部分を表し説明を省略
する。図において、32はAND回路、33は比較器、
34は外気温が所定の温度以上であると出力する限界温
度を設定する外気温設定器、36は外気温センサで、自
動販売機の設置された外気の温度を検出する。
【0060】図に示すように、外気温センサ36で外気
温度を検出し、外気温設定器34で設定した温度と比較
器33で比較し、比較結果が設定温度以上であると出力
する。そして期間設定器27で設定した期間であれば、
AND回路32が出力してスイッチ28をONし、変更
値設定器26からの変更値T1(+2℃)が、基準温度
設定器22の基準温度T0に加算される。この加算して
変更された基準温度が温度センサ21の温度Tkと比較
器31で比較され、比較に応じた冷却運転指令25でコ
ンプレッサを運転し、庫内の温度を制御する。
【0061】このようにすると外気温が高い場合に電力
の削減が行え、電力が不足する夏季のピーク時に対処す
ることができる。また、外気温が低くて電力を削減する
必要のない時には、基準温度を上げて商品の品質を落と
さないようにすることができる。
【0062】図5はインテリジェント型比較回路23の
マイコン等の計算機を用いたハードウエアの内部構成で
あり、実施例1の図2と同一の符号は同一または相当の
部分を示し説明を省略している。図において、68は外
気温度センサからの外気温度入力端子である。
【0063】図6は動作を示すフローチャートで、91
で制御必要期間の登録をする。例えば、この登録は7/
16〜9/15の13.00〜16.00を制御期間と
して設定用スイッチ67により設定し、この設定データ
をメモリ66に登録する(91)。また、外気温が所定
の限界値か否かを判定する温度を設定し、この設定デー
タをメモリ66に登録する(92)。
【0064】常時、外気温を読み込み(93)、現在日
時が制御期間か否かを比較し(94)、制御期間内であ
れば、外気温が設定した限界値以上か否かを比較し(9
5)、外気温が限界値以上であれば、基準温度を上昇し
(96)、庫内温度と基準温度との比較結果に応じて冷
却運転指令を出力しコンプレッサ24の運転を行う(9
7)。
【0065】以上のように、外気温が高い時間帯のみに
限定して自動的にコントロールが行えるため、夏季の涼
しい日についてはコントロールを行わないようにし、よ
り現実に即した自動販売機が得られる。
【0066】この実施例の変形例として、外気温に応じ
て基準温度を変更するようにしてもよい。例えば、基準
温度を段階的に変更させる場合は、外気温がある温度ま
では温度上昇値を2℃とし、ある温度以上の場合は温度
上昇値を3℃とすると、きめ細かく制御することができ
る。
【0067】また、この実施例の変形例として、基準温
度を段階的に変更するほかに、連続的に外気温の変化と
共に基準温度を変更するようにしてもよい。例えば、外
気温に比例して基準温度を上昇させるようにしてもよ
い。図7は連続的に基準温度の設定を変更するもので、
基準温度変更回路29で行う。外気温をT2とすると、
T2に対する基準温度の変更値T1を出力する関数発生器
41を設け、期間設定器27からの信号でスイッチ28
がONすると加算器30に出力され加算される。
【0068】また、図8はこの実施例の他の変形例を示
したものである。この図は制御期間を設定せず、常時、
外気温に応じて基準温度を変更するもので、図4から基
準温度変更回路29の内、期間設定器27とAND回路
37を省いたもので、外気温センサ36からの外気温が
外気温設定器34で設定した外気温の限界値を超える
と、比較器33が出力してスイッチ28をONして、変
更値設定器26の設定温度である例えば+2℃上昇させ
るようにする。
【0069】図9は同じく制御期間を設定せず、外気温
度に応じた基準温度の変更値を直接出力するものであ
る。この図は図7から期間設定器27とスイッチ28と
を省いたもので、関数発生器41からの出力が直接加算
器に加算される。
【0070】実施例3.図10に実施例3の自動販売機
のブロック図を示す。図において、実施例1と同一符号
は同一または相当の部分を表し説明を省略する。46は
通信用端末、47は電力会社からの指令装置で、通信用
端末46を通じて指令信号を自動販売機内に伝送する。
【0071】次に動作について説明する。通信用端末4
6および電力会社からの指令装置47を準備すれば、電
力会社が電力使用量を常時監視しながら、本当に発電量
が不足しそうな時のみ、指令装置47から運転員が通信
用端末46を通じて基準温度を上昇させる指令信号を出
す。この指令信号によりスイッチ28をONとして基準
温度を上昇する。
【0072】即ち、削減する必要のある場合とない場合
とを的確に把握して指令を出力することが可能となり、
必要のない時に基準温度を上げて商品の品質を落とす可
能性が殆どなくなると考えられる。
【0073】図11は動作フローチャートであり、電力
会社からの制御指示に基づく判断(101)を行い、も
し制御指示があれば、基準温度を上昇させて(10
2)、庫内温度と基準温度との比較結果によりコンプレ
ッサの運転を行う(103)。なお、本実施例のインテ
リジェント型比較回路のハードウエア構成は実施例1の
図2と同一のものが使用できる。
【0074】このように本当に電力会社で電力が不足し
そうだと考えられる時のみ、指令装置により制御するの
で、最も効率よい削減が可能な自動販売機が得られる。
【0075】この実施例の変形例を図12に示す。上記
の説明では電力会社等の外部からの指令に応じて基準温
度から所定の温度上昇をするようにしたが、この変形例
では運転員の判断でなく自動的に指令を送出するもので
ある。
【0076】図において、指令装置48内は、電力設定
器51でピークをカットする電力値を設定しておき、需
要電力と比較器52で比較して需要電力が設定値以上に
なると指令信号を発生して、スイッチ28を動作させ、
変更値設定器26で設定した変更値が加算器30に加算
される。
【0077】また、図12の変形例として、基準温度の
変更値を需要電力に応じて段階的に変更するようにして
もよい。例えば、需要電力が通常より多い時は、温度上
昇値を2℃とし、需要電力がシーズンで1〜2回の非常
に大きいときは、温度上昇値を3℃とするようにすれ
ば、きめ細かな制御ができる。
【0078】この場合の構成は図示しないが、図12に
おいて、電力設定器51に二つの電力を設定して需要電
力と比較し、それぞれの設定電力に対しそれぞれ異なる
指令信号を送出し、変更値設定器26では、二つの変更
値(例えば、+2℃と+3℃)を設定し、二つの指令信
号に応じて二つの変更値を切り換え出力するようにすれ
ばよい。
【0079】図13にこの実施例の他の変形例を示す。
図において、指令装置55は、電力需要Pに応じて基準
温度を変更する変更値T1を出力する関数発生器を内蔵
し、この変更値を伝送して加算器30で加算し基準温度
を変更する。この図では関数発生器は電力需要Pと変更
値T1とが比例してもよいし、2次関数や対数関数など
ピーク電力に対応した最適な関数を選択すればよい。
【0080】上記の説明では、電力会社は需要電力に応
じて指令信号を送出するようにしたが、需要電力の代わ
りに給電指令室などで予測した需要電力値に応じて指令
を送出するようにしてもよい。この予測需要電力は、予
測した供給可能な予測供給電力でもよい。この予測供給
電力は予測需要電力と表裏の関係にあるので、予測需要
電力で予測供給電力を含むものとする。なお、需要電力
についても供給電力と表裏の関係であるので、需要電力
は供給電力を含むものとする。このことは実施例4以降
においても同様である。
【0081】なお、この実施例では電力会社からの指令
信号を通信用端末を通じて有線で伝送したが、通信手段
は無線でも有線でもよく、また、光通信等でもよく、更
に、自動販売機に供給している電源線に信号を重畳させ
て伝送してもよい。
【0082】実施例4.実施例1〜3については、基準
温度を上げることによりコンプレッサの稼働時間を短縮
し電力を削減したが、この実施例は電力需要のピーク時
に、自動販売機の運転を停止するものである。
【0083】図14にこの実施例の自動販売機のブロッ
ク図を示す。図において、電力会社の指令装置47から
運転員は通信用端末46を通じて伝送された指令信号に
より、インテリジェント型比較回路23は、スイッチ5
8で、比較器31からの出力をOFFしてコンプレッサ
24への出力に運転停止指令59を出力し、コンプレッ
サを完全に停止させる。コンプレッサの消費電力は
「0」となり最も電力の削減効果は大きくなる。
【0084】図15は動作のフローチャートであり、電
力会社からの制御指示を判断し(111)、もし制御指
示であれば、コンプレッサを強制的に停止させる(11
2)動作を行い、制御指示でなければ平常通りの運転を
行う(113)。なお、本実施例のインテリジェント型
比較回路のハードウエア構成は実施例1の図2と同一の
ものが使用できる。
【0085】この実施例の変形例を図16に示す。この
変形例は、運転員の判断でなく自動的に指令を送出する
もので、図において、指令装置48内は、電力設定器5
1でピークをカットする電力値を設定しておき、需要電
力と比較器51で比較して需要電力が設定値以上になる
と指令信号を送出し、スイッチ58をOFFとして、コ
ンプレッサ24への出力に運転停止指令59を出力し、
コンプレッサを停止する。
【0086】実施例5.実施例4では、電力会社からの
指令でコンプレッサをOFFするようにしたが。実施例
4と実施例3とを組み合わせてもよい。例えば、ある需
要電力までは実施例3で基準温度の上昇を行い、その需
要電力を超えた場合は、コンプレッサをOFFする。
【0087】実施例6.また、実施例4では、電力会社
からの指令でコンプレッサをOFFするようにしたが。
この実施例4と実施例1とを組み合わせてもよく、ま
た、実施例4と実施例2とを組み合わせてもよい。コン
プレッサをOFFするのは、電力のピークが特に大きい
時に行えばよい。
【0088】実施例7.また、実施例1と実施例2とを
組み合わせて、設定した期間で外気温に関係なく基準温
度を上昇する場合と、設定した期間で外気温に応じて
(または、期間を設定せずに外気温のみに応じて)、基
準温度を上昇させる場合とを切り換え使用できるように
してもよい。
【0089】実施例8.また、実施例1と実施例3とを
組み合わせて、設定した期間で外気温に関係なく基準温
度を上昇する場合と、電力会社等からの外部指令により
基準温度を上昇する場合とを組み合わせてもよい。更
に、実施例2と実施例3とを組み合わせて、外気温に応
じて基準温度を上昇する場合と、電力会社等からの外部
指令により基準温度を上昇する場合とを組み合わせても
よい。
【0090】実施例9.上記の実施例では、実施例1〜
4の内、二つの実施例の組み合わせた場合を説明した
が、三つ以上の実施例を組み合わせて適用してもよい。
例えば、実施例1,3,4の組み合わせ、実施例2,
3,4の組み合わせ、実施例1,2,3,4の組み合わ
せ等である。
【0091】実施例10.以上の実施例では、冷却装置
を備えた自動販売機について説明したが、コーヒー等の
商品を加熱する加熱装置を内蔵する自動販売機に対して
も適用できる。
【0092】例えば、寒冷地等では外気温が低いので、
コーヒー等の商品の温度を60度〜80度にするには電
力消費量が多い。更に、渇水などで発電能力に余裕がな
い場合は電力の消費量を少なくする必要がある。このよ
うな場合、実施例1〜4に示した冷却装置の代わりに加
熱装置に置き換え、基準温度を指令により下降させるよ
うにすればよい。
【0093】基準温度の変更手段については、実施例1
〜3の内容が適用でき、また、実施例5から実施例9ま
での組み合わせについても同様に適用することができ
る。
【0094】以上のことから、この発明は冷却装置また
は加熱装置等の温度調整器付きの自動販売機に適用する
ことができる。
【0095】実施例11.この実施例は実施例1等で説
明した冷却装置付きの自動販売機と実施例10で説明し
た加熱装置付きの自動販売機を組み合わせたものであ
る。
【0096】通常コーヒー等の商品は、冷却したコーヒ
ーと暖めたコーヒーとの両者を提供するようになってい
るので、冷却装置と加熱装置とを備えている場合が多
い。このような自動販売機に対し、例えば、冷却装置は
夏季に基準温度を変更するように制御し、加熱装置は冬
季に基準温度を変更するように制御すると、より効果の
ある電力のピーク対策を行うことができる。
【0097】冷却装置と加熱装置とを備えた自動販売機
については、実施例1〜4の一つと実施例10とを組み
合わせて構成してもよい。また、実施例5〜9までの組
み合わせ実施例についても冷却装置と加熱装置とにそれ
ぞれ適用して構成してもよい。これらの実施例の適用は
冷却装置と加熱装置と同じ実施例を適用してもよいが、
例えば、冷却装置に対しては実施例1を、加熱装置に対
しては実施例2を適用するようにしてもよい。
【0098】実施例12.この発明の自動販売機は、販
売する場合のみでなく、金銭の授受のない取引をする場
合も含み、カードでの取引や、また、社員食堂などの無
料のサービスの場合も含んでいる。
【0099】
【発明の効果】
(1)以上のようにこの発明によれば、電力供給量が不
足する期間に、販売対象の温度を変更するようにしたの
で、自動販売機の消費電力を削減し、電力のピーク対策
に対処することができる。
【0100】(2)また、期間を複数の期間に分割し、
各々の期間ごとに販売対象の温度を変更するようにした
ので、きめ細かに自動販売機の消費電力を削減すること
ができる。
【0101】(3)また、電力供給量が不足する期間
に、外気温度に応じて販売対象の温度を変更するように
したので、自動販売機の消費電力を削減し、電力のピー
ク対策に対処することができる。
【0102】(4)また、外気温度に応じて販売対象の
温度を変更するようにしたので、自動販売機の消費電力
を削減し、電力のピーク対策に対処することができる。
【0103】(5)また、外気温に応じて段階的に販売
対象の温度を変更するようにしたので、きめ細かに自動
販売機の消費電力を削減することができる。
【0104】(6)また、外気温度に比例して販売対象
の温度を変更するようにしたので、更にきめ細かに自動
販売機の消費電力を削減することができる。
【0105】(7)また、電力会社等の外部から指令し
て販売対象の温度を変更するようにしたので、確実に電
力不足に対処することができる。
【0106】(8)また、電力会社等の外部から販売対
象の温度の変更値を指示して、販売対象の温度を変更す
るようにしたので、より確実に電力不足に対処すること
ができる。
【0107】(9)また、電力会社等の外部から需要電
力または需要電力の予測値に応じて、販売対象の温度を
変更するようにしたので、より確実に電力不足に対処す
ることができる。
【0108】(10)また、電力会社等の外部からの指
令に応じて自動販売機の運転を停止するようにしたの
で、最も大きい電力の削減効果が得られる。
【0109】(11)また、電力会社等の外部から需要
電力または需要電力の予測値に応じて自動販売機の運転
を停止するようにしたので、自動的に大きな電力の削減
効果が得られる。
【0110】(12)また、温度調整手段は冷却装置、
または/および、加熱装置としたので、販売対象を冷却
または加熱の両者に適用でき、また、冷却装置と加熱装
置との両者を備えて販売対象の冷却と加熱の両方で電力
の削減効果が得られる。
【0111】(13)また、所定の期間内と所定の期間
外とで販売対象の温度を変更するよう制御するようにし
たので、電力の削減効果が得られる。
【0112】(14)また、所定の期間内では外気温度
に応じて販売対象の温度を変更するよう制御し、所定の
期間外では販売対象の温度が所定の温度になるよう制御
するようにしたので、きめ細かな電力の削減効果が得ら
れる。
【0113】(15)また、外気温度に応じて販売対象
の温度を変更するよう制御するようにしたので、きめ細
かな電力の削減効果が得られる。
【0114】(16)また、外部からの指令に応じて販
売対象の温度を変更するよう制御するようにしたので、
的確な電力の削減効果が得られる。
【0115】(17)また、自動販売機へ電力を供給し
ている系統の需要電力または需要電力の予測値に応じて
販売対象の温度を変更するよう制御するようにしたの
で、効率のよい電力の削減効果が得られる。
【0116】(18)また、外部からの指令に応じて自
動販売機の運転を停止するよう制御するようにしたの
で、大きな電力の削減効果が得られる。
【0117】(19)また、自動販売機へ電力を供給し
ている系統の需要電力または需要電力の予測値に応じて
自動販売機の運転を停止するよう制御するようにしたの
で、効率よく大きな電力の削減効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による自動販売機のブロ
ック図である。
【図2】 この発明の実施例1によるインテリジェント
型比較回路のハードウエアのブロック図である。
【図3】 この発明の実施例1による動作のフローチャ
ートである。
【図4】 この発明の実施例2による自動販売機のブロ
ック図である。
【図5】 この発明の実施例2によるインテリジェント
型比較回路のハードウエアのブロック図である。
【図6】 この発明の実施例2による動作のフローチャ
ートである。
【図7】 この発明の実施例2による自動販売機のブロ
ック図である。
【図8】 この発明の実施例2による自動販売機のブロ
ック図である。
【図9】 この発明の実施例2による自動販売機のブロ
ック図である。
【図10】 この発明の実施例3による自動販売機のブ
ロック図である。
【図11】 この発明の実施例3による動作のフローチ
ャートである。
【図12】 この発明の実施例3による自動販売機のブ
ロック図である。
【図13】 この発明の実施例3による自動販売機のブ
ロック図である。
【図14】 この発明の実施例4による自動販売機のブ
ロック図である。
【図15】 この発明の実施例4による動作のフローチ
ャートである。
【図16】 この発明の実施例4による自動販売機のブ
ロック図である。
【図17】 従来の自動販売機のブロック図である。
【図18】 従来の自動販売機の庫内温度とコンプレッ
サのON−OFF状況を示す図である。
【符号の説明】
21 温度センサ、22 基準温度設定器、23 イン
テリジェント型比較回路、24 コンプレッサ、25
冷却運転指令、29 基準温度変更回路、27 期間設
定器、28 スイッチ、30 加算器、31,33,5
2 比較器、32 AND回路、34 外気温設定器、
36 外気温センサ、41 関数発生器、46 通信用
端末、47,48,55 指令装置、51 電力設定
器、58 スイッチ、59 運転停止指令、61 庫内
温度入力端子、62 基準温度入力端子、63 冷却運
転指令出力端子、64 I/O(入出力装置)、65
CPU、66 メモリ、67 制御条件設定スイッチ、
68 外気温度入力端子。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売対象の温度を所定の温度にするよう
    制御する自動販売機において、上記販売対象の温度を検
    出する温度センサと、所望の販売対象の温度を設定する
    基準温度設定手段と、所定の期間のみ上記基準温度を変
    更する基準温度変更手段と、上記所定の期間外では上記
    温度センサの検出温度と上記基準温度設定手段の基準温
    度との比較に応じて温度調整指令を出力し、上記所定の
    期間では上記温度センサの検出温度と上記基準温度変更
    手段からの変更した基準温度との比較に応じて温度調整
    指令を出力する比較手段と、上記温度調整指令により温
    度を調整する温度調整手段とを備えたことを特徴とする
    自動販売機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、基準温度変更手段
    は、所定の期間を複数個の期間に分割し、この分割した
    各々の期間毎に別々の基準温度に変更する手段としたこ
    とを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】 販売対象の温度を所定の温度にするよう
    制御する自動販売機において、上記販売対象の温度を検
    出する温度センサと、外気の温度を検出する外気温セン
    サと所望の販売対象の温度を設定する基準温度設定手段
    と、所定の期間のみ上記外気温度に応じて上記基準温度
    を変更する基準温度変更手段と、上記所定の期間外では
    上記温度センサの検出温度と上記基準温度設定手段の基
    準温度との比較に応じて温度調整指令を出力し、上記所
    定の期間では上記温度センサの検出温度と上記基準温度
    変更手段からの基準温度との比較に応じて温度調整指令
    を出力する比較手段と、上記温度調整指令により温度を
    調整する温度調整手段とを備えたことを特徴とする自動
    販売機。
  4. 【請求項4】 販売対象の温度を所定の温度にするよう
    制御する自動販売機において、上記販売対象の温度を検
    出する温度センサと、外気の温度を検出する外気温セン
    サと所望の販売対象の温度を設定する基準温度設定手段
    と、上記外気温度に応じて上記基準温度を変更する基準
    温度変更手段と、上記所定の期間外では上記温度センサ
    の検出温度と上記基準温度設定手段の基準温度との比較
    に応じて温度調整指令を出力し、上記所定の期間では上
    記温度センサの検出温度と上記基準温度変更手段からの
    基準温度との比較に応じて温度調整指令を出力する比較
    手段と、上記温度調整指令により温度を調整する温度調
    整手段とを備えたことを特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4において、基準
    温度変更手段は、外気温度に応じて段階的に基準温度を
    変更するようにした手段としたことを特徴とする自動販
    売機。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4において、基準
    温度変更手段は、外気温度に比例して基準温度を変更す
    るようにした手段としたことを特徴とする自動販売機。
  7. 【請求項7】 販売対象の温度を所定の温度にするよう
    制御する自動販売機において、上記販売対象の温度を検
    出する温度センサと、所望の販売対象の温度を設定する
    基準温度設定手段と、外部からの指令により上記基準温
    度を変更する基準温度変更手段と、上記外部からの指令
    がないと、上記温度センサの検出温度と上記基準温度設
    定手段の基準温度との比較に応じて温度調整指令を出力
    し、上記外部からの指令があると、上記温度センサの検
    出温度と上記基準温度変更手段からの変更した基準温度
    との比較に応じて温度調整指令を出力する比較手段と、
    上記温度調整指令により温度を調整する温度調整手段と
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  8. 【請求項8】 請求項7において、外部からの指令は基
    準温度の変更値を指令する信号とし、基準温度変更手段
    は、この指令値に応じて基準温度を変更する手段とした
    ことを特徴とする自動販売機。
  9. 【請求項9】 販売対象の温度を所定の温度にするよう
    制御する自動販売機において、上記販売対象の温度を検
    出する温度センサと、所望の販売対象の温度を設定する
    基準温度設定手段と、自動販売機へ電力を供給している
    系統の需要電力または需要電力の予測値に応じて上記基
    準温度を変更する基準温度変更手段と、上記基準温度変
    更手段からの基準温度変更指令がないと、上記温度セン
    サの検出温度と上記基準温度設定手段の基準温度との比
    較に応じて温度調整指令を出力し、上記基準温度変更手
    段からの指令があると、上記温度センサの検出温度と上
    記基準温度変更手段からの変更した基準温度との比較に
    応じて温度調整指令を出力する比較手段と、上記温度調
    整指令により温度を調整する温度調整手段とを備えたこ
    とを特徴とする自動販売機。
  10. 【請求項10】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機において、上記販売対象の温度を
    検出する温度センサと、所望の販売対象の温度を設定す
    る基準温度設定手段と、外部からの指令により自動販売
    機の運転停止する運転停止手段と、上記外部からの指令
    がないと、上記温度センサの検出温度と上記基準温度設
    定手段の基準温度との比較に応じて温度調整指令を出力
    する比較手段と、上記温度調整指令により温度を調整す
    る温度調整手段とを備えたことを特徴とする自動販売
    機。
  11. 【請求項11】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機において、上記販売対象の温度を
    検出する温度センサと、所望の販売対象の温度を設定す
    る基準温度設定手段と、自動販売機へ電力を供給してい
    る系統の需要電力または需要電力の予測値に応じて自動
    販売機の運転を停止する運転停止手段と、上記運転停止
    手段により運転停止されない場合、上記温度センサの検
    出温度と上記基準温度設定手段の基準温度との比較に応
    じて温度調整指令を出力する比較手段と、上記温度調整
    指令により温度を調整する温度調整手段とを備えたこと
    を特徴とする自動販売機。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項におい
    て、温度調整手段は、販売対象を冷却する場合は冷却装
    置とし、販売対象を加熱する場合は加熱装置としたこと
    を特徴とする自動販売機。
  13. 【請求項13】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機にあって、所定の期間を設定し、
    所定の期間内と所定の期間外とで上記販売対象の温度を
    変更するよう制御することを特徴とする自動販売機の制
    御方法。
  14. 【請求項14】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機にあって、所定の期間を設定し、
    所定の期間内では外気温度に応じて上記販売対象の温度
    を変更するよう制御し、所定の期間外では上記販売対象
    の温度が所定の温度になるよう制御することを特徴とす
    る自動販売機の制御方法。
  15. 【請求項15】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機にあって、外気温度に応じて上記
    販売対象の温度を変更するよう制御することを特徴とす
    る自動販売機の制御方法。
  16. 【請求項16】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機にあって、外部からの指令に応じ
    て上記販売対象の温度を変更するよう制御することを特
    徴とする自動販売機の制御方法。
  17. 【請求項17】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機にあって、自動販売機へ電力を供
    給している系統の需要電力または需要電力の予測値に応
    じて上記販売対象の温度を変更するよう制御することを
    特徴とする自動販売機の制御方法。
  18. 【請求項18】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機にあって、外部からの指令に応じ
    て上記自動販売機の運転を停止するよう制御することを
    特徴とする自動販売機の制御方法。
  19. 【請求項19】 販売対象の温度を所定の温度にするよ
    う制御する自動販売機にあって、自動販売機へ電力を供
    給している系統の需要電力または需要電力の予測値に応
    じて上記自動販売機の運転を停止するよう制御すること
    を特徴とする自動販売機の制御方法。
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