JPH08277964A - 湯水混合栓 - Google Patents

湯水混合栓

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Publication number
JPH08277964A
JPH08277964A JP8032395A JP8032395A JPH08277964A JP H08277964 A JPH08277964 A JP H08277964A JP 8032395 A JP8032395 A JP 8032395A JP 8032395 A JP8032395 A JP 8032395A JP H08277964 A JPH08277964 A JP H08277964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
thermostat
cold water
hot water
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP8032395A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Ishihara
準 石原
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度調整ハンドルのH目盛の範囲で、冷水が
混入しない熱湯を出すようにする。50℃未満の通常使
用範囲での温度調節の精度を向上する。 【構成】 サーモスタット8に封入するワックスの配分
を工夫して、成分としての全てのワックスが液相化する
温度(変位点)を45℃〜49℃にする。温度調整ハン
ドル21をH目盛にしたときに、サーモスタットのピス
トン8bの先端と、温度調整ハンドル21に応動するス
トッパ17との間に隙間Gが残るように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱湯と冷水とを調量混合
して所望の温度の混合水を得る湯水混合栓の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】温度調節ハンドルを回して設定目盛に合
わせることで、設定した目盛りの温度の混合水を得る湯
水混合栓として図1の構造のものが周知である。
【0003】この湯水混合栓は、熱湯が流入する熱湯流
路1と、冷水が流入する冷水流路2と、両流路1、2に
連通した混合室3を形成した第1のケーシング4及びこ
のケーシング4にそれぞれ螺着された隔壁5と第2のケ
ーシング6とからなる混合栓本体7を有し、混合室3に
は第1のケーシング4に螺着したサーモスタット8が配
設されている。
【0004】サーモスタット8はその雄ねじ部8aで、
バルブ9の中心部9aに螺着されている。バルブ9はそ
の外形がほぼ円筒形で、その左端は第1のケーシング4
に形成されたシート10と対向し、右端は前記隔壁5の
左端面に形成されたシート11と対向している。
【0005】サーモスタット8を装着したバルブ9は圧
縮コイルスプリング12により常時図示右方に付勢され
ている。13はスプリング12の右端を受けるスプリン
グリテーナで、バルブ9はこのスプリングリテーナ13
を介してスプリング12により右方に付勢されている。
【0006】14はスプリング12の左端を受けるスプ
リングリテーナで、第1のケーシング4の環状突起4a
にスプリング12により押圧されている。また両スプリ
ングリテーナ13、14は、冷水と混合水を案内する円
筒状部分を備えている。また、スプリングリテーナ14
はシート10とバルブ9の左端の間から流入した熱湯が
混合室3内へ入るための複数の孔を円周に間隔をおいて
備えている。
【0007】そして、矢印Aのように流入した冷水が、
矢印Bのように流入した熱湯と混合室3で構成され、所
望の温度に調整された混合水が得られる。15はバルブ
9の中心部9aと隔壁5の間をシールするOリングであ
る。9bはシート11とバルブ9の右端の間から流入し
た冷水を混合室3の方向に流すための通路孔で、バルブ
9の円板状部分に複数個明けられている。
【0008】16は作動軸で、有底円筒形に形成され、
外周に刻設した雄ねじで前記第2のケーシング6の内周
の雌ねじに螺合している。この作動軸の内部には、円板
形のストッパ17が図示左右方向に摺動可能に嵌入さ
れ、スプリング18で常時図示左方に付勢されている。
【0009】19は作動軸16の内側の環状溝に嵌入し
た止め輪で、ストッパ17の抜け止めの作用をする。8
bはサーモスタット8に図示左右方向に進退可能に設け
られたピストンで、サーモスタット8内のワックスの熱
膨張により、高温時は右方に進出し、低温時は左方へ退
入する。
【0010】20は温度設定軸で、前記第2のケーシン
グ6に回動可能に嵌合され、その右端には温度調整ハン
ドル21が取付けてある。22は温度調整ハンドル21
に嵌着したカバー、23は第2のケーシング16に嵌着
した環状部材24に形成したストッパに当接して温度調
整ハンドル21の低温混合域から高温混合域への回転を
規制する規制手段である。
【0011】温度設定軸20の左端部は8角形で、前記
作動軸16の底部に明けた8角形の穴に軸方向(図示左
右方向)に摺動可能で、かつ互いに相対回動不能に嵌挿
されている。
【0012】25は第1のケーシング4とバルブ9との
間に設けたOリングで、熱湯流路1と冷水流路2間を液
密に遮断している。15はバルブ9の中心部9aと隔壁
5との間に挿入したOリングで、湯水が作動軸16側へ
侵入するのを防止する。27は温度設定軸20が第2の
ケーシング6を貫通する部分に設けたOリングで、湯水
が混合栓本体7の外部へ漏出するのを防止している。
【0013】また温度設定軸20と第2のケーシング6
との摺接部には、温度設定軸20が円滑に摺動回転でき
るように、樹脂製ワッシャ26が介装されている。温度
調整ハンドル21を一方向に回して、作動軸16を図示
左方に移動されると、サーモスタット8のピストン8b
がストッパ17に押されて、サーモスタット8全体がバ
ルブ9と共に図示左方に移動する。すると、シート10
とバルブ9との隙間が小さくなり、シート11とバルブ
9との隙間が大きくなるので、冷水が多く流入し、熱湯
の流入量が減る。そのため混合水の温度が下がる。
【0014】温度が設定値以下になると、サーモスタッ
ト8が感知して、内部のワックスが収縮してピストン8
bがサーモスタット8のケース内に退入する。そのため
サーモスタット8とバルブ9とがスプリング12に押さ
れて右方に移動して、シート10とバルブ9との隙間を
大きくして、熱湯の流入を増やす。また同時にシート1
1とバルブ9の隙間を小さくして冷水の流入を減らす。
このようにして、混合水の温度を設定温度に自動的に調
整する。
【0015】温度調整ハンドル21には、図3に展開図
を示すように、その外周に設定温度目盛りが設けてあ
り、通常30、40、50、とそれ以上の温度を示すH
及び以下の温度を示すCの目盛が刻まれている。
【0016】そして、サーモスタット8に封入されてい
るワックスは、温度が高い程膨張して容積が大きくな
る。しかもワックスは融点(融解温度)が違う数種のワ
ックスを混合して用いている。
【0017】従来の湯水混合栓では、混合したワックス
の温度に対するピストン8bのリフト量(進出量又は移
動量)は図2の符号イに示すような特性になるように調
合されていた。
【0018】即ち、折点となる変位点P1 が50℃以上
になるように数種のワックスを調合していた。例えば融
点が20℃、30℃、40℃及び52℃の4種のワック
スを調合すると、52℃で全種のワックスが液相にな
り、このとき図2のP1 点が52℃で折点となり、それ
以上の温度になると、52℃未満の温度のときに比べ
て、ワックス全体としての熱膨張係数が小さく、単位温
度当たりのピストン8aのリフト量が小さくなる性質が
あった。
【0019】変位点P1 以下の温度では、ワックスの各
成分(数種の成分)が固体(固相)から流体(液相)に
変わるときに、体積が大きく変化するため、P1 点以上
よりもP1 点以下の特性の勾配が大きくなっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】つまり図2の特性線図
で、従来技術で例えば52℃の折点P1 以下では勾配が
大きく、それ以上の温度では勾配が小さくなっていた。
そのため、符号イの点線で示すように、50℃以上にな
っても、リフト量が大きく、サーモスタット8のピスト
ン8bの先端(図1での右端)がストッパ17に当接し
た状態となるため、バルブ9の右端とシート11との間
が全閉にならず、冷水が流入して熱湯を供給することが
できないという問題点があった。
【0021】通常、温度調整ハンドル21を操作して、
混合水の温度を調節する範囲は30℃から50℃であ
り、50℃以上については、なるべく熱湯に近い方がユ
ーザに好まれるという実情がある。
【0022】そこで本発明では、図3の目盛展開図で、
温度調整ハンドルによって温度調整が必要な範囲Aで
は、ハンドルで調整した温度の混合水が供給され、熱湯
が好まれる範囲Bでは冷水が混合されない熱湯そのもの
が供給される湯水混合弁を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、、請求項1記載の発明はワックスを封入したサーモ
スタット(8)により熱湯と冷水の通路面積を加減する
バルブ(9)を操作して混合水の温度を調整するととも
に、サーモスタット(8)のピストン(8b)に温度調
整ハンドル(21)に応動するストッパ(17)を係合
させた湯水混合栓において、融点の異なる複数のワック
スを用い、全てのワックスが液体になる変位点(P 2
を45〜49℃の範囲に定めたことを特徴とする湯水混
合栓である。
【0024】そして、請求項2の発明は、温度調整ハン
ドル(21)の目盛がHの範囲において、サーモスタッ
ト(8)のピストン(8b)と、温度調整ハンドル(2
1)に応動するストッパ(17)との間に隙間(G)を
設けたことを特徴とするものである。
【0025】
【作用】従来より変位点を低い温度にしたため、変位点
以上では冷水の量が減少し、H目盛りの範囲で熱湯が出
る。
【0026】請求項2では、H目盛の範囲でサーモスタ
ット(8)のピストン(b)がストッパ(17)に当接
しないので、より確実に熱湯を出すことができる。
【0027】
【実施例】本発明の実施例を図1、図2に示すが、図1
における見掛上の構成は殆ど従来技術と変わっていな
い。
【0028】ただ、ワックスの配合を変えて、全てのワ
ックスが液化する変位点を図2のP 2 に示すように46
℃に定め、温度調整ハンドル21のH目盛りにおいて
も、図1 の符号Gで示すようにサーモスタット8のピス
トン8bとストッパ17との間に隙間が存在するように
定めた。
【0029】他の従来技術と同じ符号の要素は従来技術
と同様の機能を果たすので、その説明は省略する。
【0030】
【発明の効果】本発明の湯水混合栓は上述のように構成
されているので、低い温度で変位点となるため、H目盛
では確実に熱湯をで出すことができ、通常の使用者の好
みを満たすことができる。
【0031】更に又、変位点より低い温度でのサーモス
タットのリフト量を大きくしても、H目盛では冷水が全
閉されて確実に熱湯を出すことができる。そのため変位
点以下の温度におけるリフト量を大きくし、温度調節の
精度を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湯水混合栓の縦断面図である。
【図2】湯水混合栓のサーモスタットのピストンの温度
とソフト量との関係を示す線図である。
【図3】湯水混合栓の温度目盛の展開図である。
【符号の説明】
8 サーモスタット 8b ピストン 9 バルブ 17 ストッパ 21 温度調整ハンドル G 隙間 P2 変位点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワックスを封入したサーモスタットによ
    り熱湯と冷水の通路面積を加減するバルブを操作して混
    合水の温度を調整するとともに、サーモスタットのピス
    トンに温度調整ハンドルに応動するストッパを係合させ
    た湯水混合栓において、 融点の異なる複数のワックスを用い、全てのワックスが
    液体になる変位点を45〜49℃の範囲に定めたことを
    特徴とする湯水混合栓。
  2. 【請求項2】 温度調整ハンドルの目盛がHの範囲にお
    いて、サーモスタットのピストンと、温度調整ハンドル
    に応動するストッパとの間に隙間を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の湯水混合栓。
JP8032395A 1995-04-05 1995-04-05 湯水混合栓 Pending JPH08277964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8032395A JPH08277964A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 湯水混合栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8032395A JPH08277964A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 湯水混合栓

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Publication Number Publication Date
JPH08277964A true JPH08277964A (ja) 1996-10-22

Family

ID=13715059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8032395A Pending JPH08277964A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 湯水混合栓

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JP (1) JPH08277964A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003525415A (ja) * 2000-03-01 2003-08-26 ワッツ インヴェストメント カンパニー ミキシングバルブ
JP2017186927A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 株式会社山田製作所 感温式弁機構及びその使用方法

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