JPH08277259A - 異物塩不含のアルコキシル化アシルオキシアルカンスルホナートの製造方法 - Google Patents

異物塩不含のアルコキシル化アシルオキシアルカンスルホナートの製造方法

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JPH08277259A
JPH08277259A JP7476596A JP7476596A JPH08277259A JP H08277259 A JPH08277259 A JP H08277259A JP 7476596 A JP7476596 A JP 7476596A JP 7476596 A JP7476596 A JP 7476596A JP H08277259 A JPH08277259 A JP H08277259A
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Wolf-Dieter Dr Mueller
ウオルフ−デイーター・ミユーラー
Dirk Buehring
デイルク・ビユーリング
Ralf Dr Zerrer
ラルフ・ツエルレル
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/32Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of salts of sulfonic acids

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物塩を含まず、それ故に非常に純粋である
アルコキシル化アシルオキシアルカンスルホナート類を
得る工業的にも実施できる方法の提供 【解決手段】 式 【化1】 〔式中、RはC5 〜C31−炭化水素残基であり、Xはア
ルカリ金属またはNH3であり、R1 およびR2 はH、
1 〜C4 −アルキルまたはヒドロキシ−C1 〜C4
アルキルであり、R3 およびR4 はH、C1 〜C4 −ア
ルキルである。〕で表される異物塩不含のアルコキシル
化アシルオキシアルカンスルホナートを、a)式HO−
CHR1 −CHR2 −OHのグリコール化合物を式HO
−CHR3−CHR4 −SO3 Xのヒドロキシアルカン
スルホナートとアルカリ触媒の存在下に反応させて、式
HO−CHR1 −CHR2 −O−CHR3 −CHR4
SO 3 Xのアルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナ
ートを生成させ、b)これを式R−COOHの脂肪酸
と、エステル化触媒の存在下に反応させるようにして製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下記式1
【0002】
【化2】
【0003】〔式中、Rは炭素原子数5〜31の炭化水
素残基を意味し、Xはアルカリ金属またはアンモニウム
を意味し、R1 およびR2 は互いに同じか異なりそして
水素原子、炭素原子数1〜4のアルキルまたは炭素原子
数1〜4のヒドロキシアルキルを意味し、R3 およびR
4 は互いに同じか異なり、水素原子、炭素原子数1〜4
のアルキルを意味する。〕で表される異物塩不含のアル
コキシル化アシルオキシアルカンスルホナートを製造す
る方法に関する。
【0004】
【従来技術】アルコキシル化アシルオキシアルカンスル
ホナートは、中でも合成洗剤石鹸、化粧料および洗浄用
調製物の製造に使用される価値あるアニオン系界面活性
剤である。未アルコシル化アシルオキシアルカンスルホ
ナートに比較してこれらは比較的に高い泡立ち性、比較
的に高い硬水安定性および改善された肌適合性を示す。
【0005】ヨーロッパ特許出願公開第0,585,0
71号明細書(米国特許第5,384,421号明細
書)には、脂肪酸を非アルコキシル化ヒドロキシアルカ
ンスルホナートでエステル化することによって非アルコ
キシル化アシルオキシアルカンスルホナートの製法が開
示されている(直接的エステル化)。この方法では脂肪
酸とヒドロキシアルカンスルホン酸の塩とをエステル化
触媒およびコンシステンシー調整剤の存在下に180〜
240℃の温度で、存在する水を同時に除きながら反応
させている。コンシステンシー調整剤としてはある種の
パラフィン類が使用される。エステル化の進行に連れて
反応混合物が著しく増粘するので、この種の化合物を使
用する必要がある。コンシステンシー調整剤を用いるこ
とにより比較的に低い反応混合物粘度が得られそして反
応が容易になるが、エステル化生成物は使用した調整剤
化合物を含有しており、それによって目的のアシルオキ
シアルカンスルホナートが多かれ少なかれ希釈された状
態で得られる。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開第0,544,4
78号明細書には、アルコキシル化アシルオキシアルカ
ンスルホナート類およびそれの二段階製法が開示されて
いる。第一段階ではアルコキシル化ヒドロキシアルカン
スルホナートを、相応する塩素化合物を亜硫酸水素ナト
リウムでスルホン化して製造し、次いでそのアルコキシ
ル化ヒドロキシアルカンスルホナートを第二段階で脂肪
酸クロライドまたは脂肪酸と反応させて、アルコキシル
化アシルオキシアルカンスルホナートを得ている。2−
(2−クロロエトキシ)エタノールおよびラウリン酸を
含む以下の反応式がこのことを詳細に実証している:
【0007】
【化3】
【0008】第一段階で生じるアルカリ金属ハロゲン化
物のNaClも最終生成物(ラウロイルジエトキシイセ
チオン酸ナトリウム)中に存在している。中間体の2−
(2−スルホエトキシ)エタノールからのNaClの分
離は、装置関係に多大な費用をかけなければ達成できな
い。それ故にこうして製造されるアルコキシル化アシル
オキシアルカンスルホナート類は一般に多かれ少なかれ
多量の異物塩のアルカリ金属ハロゲン化物を含有してい
る。この公知の方法は、異物塩不含の生成物を工業的規
模で製造するには、異物塩の分離に多大な費用がかかる
のであまり適していないという別の欠点も有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、異物
塩を含まず、それ故に非常に純粋であるアルコキシル化
アシルオキシアルカンスルホナート類が得られる工業的
にも実施できる方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、 a)式2 HO−CHR1 −CHR2 −OH (2) 〔式中、R1 およびR2 は上記の意味を有する。〕で表
されるグリコール化合物を式3 HO−CHR3 −CHR4 −SO3 X (3) 〔式中、R3 およびR4 は上記の意味を有する。〕で表
されるヒドロキシアルカンスルホナートとアルカリ触媒
の存在下に反応させて、式4 HO−CHR1 −CHR2 −O−CHR3 −CHR4 −SO3 X (4) で表されるアルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナ
ートを生成させ、そして b)a)段階で得られたアルコキシル化ヒドロキシアル
カンスルホナートを式5 R−COOH (5) 〔式中、Rは上記の意味を有する。〕で表される脂肪酸
と、エステル化触媒の存在下に反応させて、上記式1の
アルコキシル化アシルオキシアルカンスルホナートを生
成させることを特徴としている。
【0011】R1 およびR2 はそれぞれHであるかまた
はR1 がHでそしてR2 がCH3 であり、その結果−C
HR1 −CHR2 −がエチレン残基またはイソプロピレ
ン残基であるのが有利である。R3 およびR4 はそれぞ
れHであるのが有利である。Xはナトリウム、カリウム
またはアンモニウムであるのが有利である。脂肪酸RC
OOHに関しては、Rが飽和または不飽和で直鎖状のま
たは枝分かれしている、好ましくは直鎖状のC5 〜C31
−炭化水素残基である。Rはかゝる炭化水素残基の混合
物であってもよい。Rは好ましくはC5 〜C21−アルキ
ル残基またはC 5 〜C21−アルケニル残基またはそれら
の混合物である。このアルキル−およびアルケニル残基
は直鎖状であるのが有利である。このアルケニル残基は
更に一つから三つまでの不飽和結合を有しているのが有
利である。挙げることのできる脂肪酸の例にはカプロン
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリ
ン酸、アラキン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、ココナット脂肪酸および獣脂酸およびそれらの混合
物がある。
【0012】本発明の方法においては、アルコキシル化
ヒドロキシアルカンスルホナートを最初に、式2のグリ
コール化合物、好ましくはエチレングリコール(エタン
−1,2−ジオール)またはプロピレングリコール(プ
ロパン−1,2−ジオール)を式3のヒドロキシアルカ
ンスルホナート、好ましくはヒロドキシエタンスルホン
酸カリウム、−ナトリウムまたは−アンモニウム(イセ
チオン酸塩)と、塩基性触媒、好ましくはNaOH、K
OHの存在下に反応させる。塩基性触媒による縮合反応
である本発明の第一段階は、一般に150〜250℃、
好ましくは180〜210℃の温度で大気圧のもとで実
施し、その際に存在する水(即ち、反応混合物中に場合
によって導入される水および反応で生じる水)を好まし
くは連続蒸留によって除く。式2のグリコール化合物、
式3のヒドロキシアルカンスルホナートおよび塩基性触
媒化合物は一般に(2〜7):1:(0.1〜0.2)
のモル比、好ましくは(2〜5):1:(0.1〜0.
2)のモル比で使用される。反応時間は約2〜10時間
である。過剰に使用されるグリコール化合物を含む多か
れ少なかれ強いアルカリ性の反応生成物は、a)段階で
アルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナートを多量
に含みそして続くエステル化反応を妨害する含有物を含
まない生成物を得る様に更に処理する。この処理は好ま
しくは次の様に実施する:アルカリ反応生成物を最初
に、縮合反応によって製造されるヒドロキシアルカンス
ルホナートに相応するヒドロキシアルカンスルホン酸で
中和する。それ故に化合物HO−CH2 CH2 OCH2
CH2 −SO3 Naを例えばエチレングリコール(HO
CH2 CH2 OH)およびイセチオン酸ナトリウム(H
OCH2 CH2 SO3 Na)を水酸化ナトリウムの存在
下に製造する場合には、この反応生成物をHO−CH2
CH2 OCH2 CH2 −SO3 Hで中和する。過剰に使
用するグリコール化合物を次いで中和反応生成物から、
グリコール化合物に依存して例えば薄膜蒸発器を用い
て、約120〜250℃の温度および約10〜500m
barの圧力を維持しながら分離除去する。こうして得
られる生成物は実質的に1種類または複数種のアルコキ
シル化ヒドロキシアルカンスルホナートを含んでいる。
【0013】本発明のb)段階では、a)段階で得られ
る生成物を触媒の存在下に1種類以上の脂肪酸と反応さ
せる。適するエステル化触媒は上記のヨーロッパ特許出
願公開第0,585,071号明細書(引用文献として
ここに挙げる)に広く説明されている。アルカンスルホ
ン酸、ヒドロキシアルカンスルホン酸、アリールスルホ
ン酸、無機酸、例えば硫酸、燐酸、亜燐酸、硼酸または
それらの酸無水物、重金属塩、例えば硫酸亜鉛、硫酸ジ
ルコニウム、イセチオン酸亜鉛、硼酸亜鉛、硫酸アルミ
ニウム、硫酸チタンまたは燐酸タングステン、金属酸化
物、例えば酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシ
ウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウムまたは酸化ラン
タン、更に2種以上の上記触媒の混合物および重金属お
よび金属酸化物から生じる石鹸がある。特に有利なエス
テル化触媒は酸化亜鉛である。エステル化触媒は脂肪酸
とアルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホン酸塩との
合計重量を基準として一般に0.05〜2重量% 、好ま
しくは0.05〜1重量%の量で使用される。
【0014】脂肪酸とアルコキシル化ヒドロキシアルカ
ンスルホン酸塩との一般に1:1〜2:1、好ましくは
約1:1のモル比での反応は180〜250℃、好まし
くは200〜230℃の温度で本発明に従って実施す
る。原料成分と一緒に反応混合物中に場合によって導入
される水およびエステル化反応によって生じる水は反応
混合物から連続的に排出する。反応混合物は反応が終了
するまで、100% の転化率まで均一で、比較的に低粘
度でそして容易に攪拌できる。その結果、粘度を更に低
下させるためのコンシステンシー調整剤を一般に必要と
しない。コンシステンシー調整のための物質は反応混合
物全体を基準として約5〜20重量% の量の例えばパラ
フィンおよび脂肪酸のエステルが適している。脂肪酸ま
たはアルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナートの
意図する転化率までの時間は約4〜8時間である。一般
に時間的理由で100% の転化率は目的とせず、比較的
低い百分率、例えば70〜90重量% (アルコキシル化
アシルオキシアルカンスルホナート)でエステル化反応
を中断する。
【0015】本発明のエステル化段階は詳細には、例え
ば大気圧のもとで脂肪酸、アルコキシル化ヒドロキシア
ルカンスルホン酸の塩およびエステル化触媒を反応容器
に導入しそしてこの混合物を攪拌下に上記の温度に加熱
する様にして実施することができる。存在する水は反応
混合物を加熱する間におよび更にエステル化反応の間に
できるだけ速やかに連続的に留去する。エステル化はヨ
ーロッパ特許出願公開第0,585,071号明細書に
記載の方法で実施することができる。ここでは反応の一
部は大気圧のもとで実施しそして残りの反応は水を速や
かな留去するために減圧下に実施する。目的の転化率に
達した後で、エステル化反応を例えば冷却することによ
って中止する。得られる反応生成物は室温で液体または
固体である。室温で固体の生成物の製造は例えば、フレ
ーキングロール(flaking roll)または冷却ベルトを用い
て実施することができる。
【0016】工業的に実施することもできる本発明の方
法によって異物塩不含のアルコキシル化アシルオキシア
ルカンスルホナートを高純度で製造することができる。
生成物は高含有量でアルコキシル化アシルオキシアルカ
ンスルホナートを含有しており、別の特徴的性質として
良好な水溶性、高い泡立ち性および良好な硬水安定性お
よび皮膚感触への良好な影響を示す。従って本発明に従
って得られる生成物は水性調製物にとって特に適してい
る。直接エステル化(直接的縮合)が行われるために、
脂肪酸クロライドを使用をしないで済む。さもないと脂
肪酸クロライドを別の段階で脂肪酸から製造しなければ
ならない。洗浄用調製物および化粧料にとって一般に有
効成分ではないコンシステンシー調整剤および希釈剤は
使用する必要がない。固体または液体の反応生成物は一
般に上記の通り、固体または液体の生成物全体を基準と
して70〜90重量% の上記式1のアルコキシル化アシ
ルオキシアルカンスルホナートを含有している。
【0017】本発明を以下の実施例によって更に詳細に
説明する。百分率は他に表示が無いかぎり重量% であ
る。
【0018】
【実施例】実施例1 a)アルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナートの
製造 310g (5モル)のエタン−1,2−ジオール、14
8g (1モル)の2−ヒドロキシエタンスルホン酸ナト
リウム(イセチオン酸ナトリウム)および4g(0.1
モル)の水酸化ナトリウムを、アンカー型攪拌機、下降
式蒸留ブリッジおよび内部温度を備えた1Lのフラット
フランジ付フラスコ中に導入する。反応混合物を190
〜195℃の温度に加熱する。3時間の間に約18g の
水を反応混合物から留去する。室温に冷却した後にアル
カリ性生成物溶液を約17g (0.1モル)の2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エタンスルホン酸の添加によっ
て中和する。エーテルスルホナートを薄膜蒸発器によっ
て中性のグリコール含有生成物溶液から回収する。(管
状蒸発器のジャケット型加熱部を約200℃で約10m
barの減圧状態に維持する。) 2−(2−ヒドロキ
シエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウム(ジグリコ
ールスルホン酸ナトリウム)が140〜150℃の融点
範囲の無色の蒸留残渣として生じる。生成物の純度は9
8% でそしてグリコール含有量は<1% である。 b)アルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナートの
エステル化でアルコキシル化アシルオキシアルカンスル
ホナートを得る:285g (1モル)のステアリン酸、
196g (1モル)の上記の2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エタンスルホン酸ナトリウムおよび0.5g の酸
化亜鉛を、アンカー型攪拌機、下降式蒸留ブリッジ、内
部温度および窒素導入口を備えた1Lのフラットフラン
ジ付フラスコ中に導入する。浴を200℃に加熱しそし
て直接的縮合の間に生じる水を留去する。反応を70%
の2−(2−ステアロイルオキシエトキシ)エタンスル
ホナート含有量で中断しそして生成物を冷やすために金
属製薄板の上に注ぐ。最終生成物は実質的に70% の2
−(2−ステアロイルオキシエトキシ)エタンスルホン
酸ナトリウム、17% のステアリン酸および13% の2
−(2−ヒドロキシエトキシ)エタンスルホン酸ナトリ
ウムより成る。
【0019】上記の2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
タンスルホン酸ナトリウムは別の実施例でも使用でき
る。実施例2 200g (1モル)のラウリル酸、196g (1モル)
の2−(2−ヒドロキシエトキシ)エタンスルホン酸ナ
トリウムおよび0.5g の酸化亜鉛を実施例1の装置に
導入する。この混合物を200℃に加熱しそして直接的
縮合反応の間に生じる水を留去する。反応を79% の有
効化合物含有量で中断し、生成物を冷却するために金属
製薄板の上に注ぐ。反応生成物は実質的に79% の2−
(2−ラウロイルオキシエトキシ)エタンスルホン酸ナ
トリウム(有効化合物)、9% のラウリン酸および12
% の2−(2−ヒドロキシエトキシ)エタンスルホン酸
ナトリウムより成る。
【0020】実施例3 158g (0.8モル)の平均分子量205のココナッ
ト脂肪酸、158g (0.8モル)の2−(2−ヒドロ
キシエトキシ)エタンスルホン酸ナトリウムおよび0.
5g の酸化亜鉛を実施例1の装置に導入する。この混合
物を200℃に加熱しそして直接的縮合反応の間に生じ
る水を留去する。反応を80% の有効化合物含有量で中
断し、生成物を冷却するために金属製薄板の上に注ぐ。
最終生成物は実質的に80% の2−(2−ココイル(coc
oyl)オキシエトキシ)エタンスルホン酸ナトリウム(有
効化合物)、9% のココナット脂肪酸および11% の2
−(2−ヒドロキシエトキシ)エタンスルホン酸ナトリ
ウムより成る。
【0021】実施例4 289g (1.3モル)の平均分子量218のココナッ
ト脂肪酸、196g (1モル)の2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エタンスルホン酸ナトリウムおよび0.8g
の酸化亜鉛を実施例1の装置に導入する。この混合物を
220℃に加熱しそして直接的縮合反応の間に生じる水
を留去する。反応を75% の有効化合物含有量で中断
し、生成物を冷却するために金属製薄板の上に注ぐ。最
終生成物は実質的に75% の2−(2−ココイルオキシ
エトキシ)エタンスルホン酸ナトリウム(有効化合
物)、20% のココナット脂肪酸および5% の2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エタンスルホン酸ナトリウムよ
り成る。
【0022】実施例5 43kg(224モル)の2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エタンスルホン酸ナトリウム、50kg (250モ
ル)のラウリル酸および0.2kgの酸化亜鉛粉末を、
攪拌機、下降式蒸留ブリッジ、窒素導入口および反応器
中の温度測定手段を備えた360Lの攪拌式容器中に導
入し、この混合物を次いで水の留去下に200℃に加熱
する。73% の有効化合物含有量に達した後に、反応生
成物を130℃に冷却しそしてフレーキングロールを通
して調製る。このフレーク状生成物は実質的に73% の
2−(2−ラウロイルオキシエトキシ)エタンスルホン
酸ナトリウム、17% のラウリン酸および10% の2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エタンスルホン酸ナトリウ
ムより成る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ・ツエルレル ドイツ連邦共和国、63755 アルツエンア ウ、タウヌスリング、72

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式1 【化1】 〔式中、Rは炭素原子数5〜31の炭化水素残基を意味
    し、 Xはアルカリ金属またはアンモニウムを意味し、 R1 およびR2 は互いに同じか異なりそして水素原子、
    炭素原子数1〜4のアルキルまたは炭素原子数1〜4の
    ヒドロキシアルキルを意味し、 R3 およびR4 は互いに同じか異なり、水素原子、炭素
    原子数1〜4のアルキルを意味する。〕で表される異物
    塩不含のアルコキシル化アシルオキシアルカンスルホナ
    ートを製造する方法において、 a)式2 HO−CHR1 −CHR2 −OH (2) 〔式中、R1 およびR2 は上記の意味を有する。〕で表
    されるグリコール化合物を式3 HO−CHR3 −CHR4 −SO3 X (3) 〔式中、R3 およびR4 は上記の意味を有する。〕で表
    されるヒドロキシアルカンスルホナートとアルカリ触媒
    の存在下に反応させて、式4 HO−CHR1 −CHR2 −O−CHR3 −CHR4 −SO3 X (4) で表されるアルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナ
    ートを生成し、そして b)a)段階で得られたアルコキシル化ヒドロキシアル
    カンスルホナートを式5 R−COOH (5) 〔式中、Rは上記の意味を有する。〕で表される脂肪酸
    と、エステル化触媒の存在下に反応させて、上記式1の
    アルコキシル化アシルオキシアルカンスルホナートを生
    成物させることを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 Rは直鎖状のC5 〜C21−アルキル残
    基、直鎖状C5 〜C21−アルケニル残基またはそれらの
    混合物であり、R1 およびR2 はそれぞれHであるかま
    たはR1 がHでそしてR2 がCH3 であり、R3 および
    4 はそれぞれHでありそしてXはアルカリ金属または
    アンモニウムである、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 a)段階においてグリコール化合物、ヒ
    ドロキシアルカンスルホナートおよび触媒としての水酸
    化ナトリウムまたは水酸化カルシウムを(2〜7):
    1:(0.1〜0.2)のモル比で使用し、そして存在
    する水の除去下に150〜250℃の温度で反応を実施
    する請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 a)段階を a1 )グリコール化合物、ヒドロキシアルカンスルホナ
    ートおよび触媒としての水酸化ナトリウムまたは水酸化
    カルシウムを(2〜5):1:(0.1〜0.2)のモ
    ル比で使用しそして180〜210℃の温度で、存在す
    る水の除去下に反応を実施し、 a2 )a1 )段階で得られるアルカリ性反応生成物をa
    1 )段階で生じるアルコキシル化ヒドロキシアルカンス
    ルホナートに相当するヒドロキシアルカンスルホン酸で
    中和しそして a3 )中和反応生成物中に存在するグリコール化合物を
    分離除去し、その際に実質的にアルコキシル化ヒドロキ
    シアルカンスルホナートよりなる生成物を得るように実
    施する請求項1または2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 b)段階で脂肪酸およびアルコキシル化
    ヒドロキシアルカンスルホナートを1:1〜2:1のモ
    ル比で使用しそして180〜250℃の温度で存在する
    水の除去下に反応を実施する請求項1〜4のいずれか一
    つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 b)段階に脂肪酸およびアルコキシル化
    ヒドロキシアルカンスルホナートを約1:1のモル比で
    使用しそして存在する水の除去下に200〜230℃の
    温度で反応を実施する請求項1〜4のいずれか一つに記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 使用されるエステル化触媒が脂肪酸とア
    ルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナートとの合計
    を基準として0.05〜2重量% の量の酸化亜鉛である
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】a1 )式2 HO−CHR1 −CHR2 −OH (2) 〔式中、R1 およびR2 は請求項1に記載の意味を有す
    る。〕で表されるグリコール化合物、式3 HO−CHR3 −CHR4 −SO3 X (3) 〔式中、R3 、R4 およびXは請求項1に記載の意味を
    有する。〕で表されるヒドロキシアルカンスルホナート
    および触媒としての水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
    ウムを(2〜7):1:(0.1〜0.2)のモル比で
    使用しそして反応を150〜250℃の温度で、存在す
    る水の除去下に実施し、 a2 )a1 )段階で得られるアルカリ性反応生成物をa
    1 )段階で生じるアルコキシル化ヒドロキシアルカンス
    ルホナートに相当するヒドロキシアルカンスルホン酸で
    中和し、そして a3 )中和反応生成物中に存在するグリコール化合物を
    分離除去し、その際に実質的に、式4 HO−CHR1 −CHR2 −O−CHR3 −CHR4 −SO3 X (4) で表されるアルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホナ
    ートよりなる生成物を得、そして b)a1 )〜a3 )段階で得られたアルコキシル化ヒド
    ロキシアルカンスルホナートと式5 R−COOH (5) 〔式中、Rは上記の意味を有する。〕で表される脂肪酸
    とを脂肪酸:アルコキシル化ヒドロキシアルカンスルホ
    ナートのモル比1:1〜2:1にて、脂肪酸とアルコキ
    シル化ヒドロキシアルカンスルホナートとの合計を基準
    として0.05〜2重量% の量の酸化亜鉛の存在下に1
    80〜250℃の温度で、存在する水の除去下に反応さ
    せて目的のアルコキシル化アシルオキシアルカンスルホ
    ナートを生成させる請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 a1 )段階にグリコール化合物、ヒドロ
    キシアルカンスルホナートおよび水酸化ナトリウムまた
    は水酸化カリウムを(2〜5):1:(0.1〜0.
    2)のモル比で使用しそして反応を180〜210℃で
    実施しそしてb)段階で反応を200〜230℃の温度
    で実施する、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 Rは直鎖状のC5 〜C21−アルキル残
    基、直鎖状C5 〜C 21−アルケニル残基またはそれらの
    混合物であり、R1 およびR2 はそれぞれHであるかま
    たはR1 がHでそしてR2 がCH3 であり、R3 および
    4 はそれぞれHでありそしてXはアルカリ金属または
    アンモニウムである、請求項8または9に記載の方法。
JP7476596A 1995-03-29 1996-03-28 異物塩不含のアルコキシル化アシルオキシアルカンスルホナートの製造方法 Withdrawn JPH08277259A (ja)

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