JPH08276827A - ワイパー装置 - Google Patents

ワイパー装置

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JPH08276827A
JPH08276827A JP7078665A JP7866595A JPH08276827A JP H08276827 A JPH08276827 A JP H08276827A JP 7078665 A JP7078665 A JP 7078665A JP 7866595 A JP7866595 A JP 7866595A JP H08276827 A JPH08276827 A JP H08276827A
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JP
Japan
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pin
pair
levers
wiper device
wiper
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Withdrawn
Application number
JP7078665A
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English (en)
Inventor
Masao Karasawa
正雄 唐沢
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/34Wiper arms; Mountings therefor
    • B60S1/3402Wiper arms; Mountings therefor with means for obtaining particular wiping patterns
    • B60S1/3404Wiper arms; Mountings therefor with means for obtaining particular wiping patterns the wiper blades being moved substantially parallel with themselves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/06Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive
    • B60S1/16Means for transmitting drive
    • B60S1/18Means for transmitting drive mechanically
    • B60S1/24Means for transmitting drive mechanically by rotary cranks
    • B60S1/245Means for transmitting drive mechanically by rotary cranks with particular rod arrangements between the motor driven axle and the wiper arm axle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拭き取り不可能な部分を低減でき、構造が簡
素化されたワイパー装置を提供することにある。 【構成】 ウインドウガラス11の拭き取り領域で拭き
取り作動を繰り返すよう設けられたワイパーアーム12
と、このワイパーアームの基部121に連結されたスラ
イダー13と、このスライダーを拭き取り領域に沿って
案内する上下一対のレール部材141と、インナパネル
22に支持されるモータ15の回転を往復動に変換する
往復駆動手段16と、スライダー13に突出し端側17
1が連結されると共に往復駆動手段16の往復動を増幅
して伝達するパンタグラフ17とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等のウインドウガ
ラス上の水滴等を拭き取るワイパー装置、特に、ワイパ
ーアームが直状に往復動できるワイパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のウインドガラスに付着する
水滴等を拭き払うために、ワイパー装置が使用されてい
る。このワイパー装置はモータを備え、そのモータの回
転を連動機構を用いて一定回転角内でのピボット回転に
代える。更に、そのピボットに一体的に取り付けられる
アームヘッドの回動端のワイパーブレードを一定回転角
内で往復動させ、扇状の拭き取り領域の水滴等を拭き払
うようにしている。
【0003】特に、図7に示すように、フロントウイン
ド1のワイパー装置は左右一対のワイパーブレード2を
同時に扇形軌道に沿って往復動させることにより一対の
扇状の拭き取り領域Mの水滴を同時に拭き取り、拭き取
り領域Mを大きく確保し、運転者の視界を拡大するよう
にしている。一方、アームブレードを扇形軌道に沿って
往復動させるのではなく、ガイドレールに沿って直状に
往復動させる並行移動式のワイパー装置が知られてお
り、その一例は、実開昭58−100155号公報や実
開昭62−156571号公報に開示される。これらの
場合、ウインドガラスの拭き取り領域は矩形状となり、
比較的視界確保の上でも都合が良くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な一対の扇状の拭き取り領域Mは1枚のウインドウガラ
スを拭き取るのに2本のワイパーブレードを要し、その
駆動系も一対必要と成り、構造が複雑化している。しか
も、扇形軌道を動く2本のアームブレード間での互いの
干渉を避けるため、あるいは、ワイパー駆動系のレイア
ウト的な規制を受けるため、拭き取り不可能な部分(図
7にはハッチング域として示す)Nが生じ易く、視界の
十分な確保の上で問題と成っている。
【0005】一方、実開昭58−100155号公報や
実開昭62−156571号公報に開示されている並行
移動式のワイパー装置は、手動等によってワイパーブレ
ードを動かしており、走行時の使用に問題があるものと
成っている。そこで、請求項1乃至請求項4の目的は、
拭き取り不可能な部分を低減でき、構造が簡素化された
ワイパー装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ウインドウガラスの拭き取り領域の両端間で反転して拭
き取り作動を繰り返すよう設けられたワイパーアーム
と、該ワイパーアームの基部に連結されたスライダー
と、上記スライダーを上記拭き取り領域に沿って案内す
るレールと、車体基部に支持されるモータの回転を往復
動に変換する往復駆動手段と、上記スライダーに突出し
端側が連結されると共に上記往復駆動手段の往復動を増
幅して伝達するパンタグラフとを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のワ
イパー装置において、上記パンタグラフはその基端側の
一対の端部レバーが互いの中央部をてこピンを介して車
体基部に枢支され、上記往復駆動手段は上記てこピンに
対して接離する方向にレールによって案内されて往復動
する摺動板と、上記摺動板上に上記レールと直行する方
向に向けて形成されると共に上記モータに回転される駆
動ピンが摺動自在に係止される駆動長溝と、上記摺動板
上に上記レールと直行する方向に向けて形成されると共
に上記一対の端部レバーの各回動端が摺動自在に係止さ
れる従動長溝とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1記載のワイパ
ー装置において、上記パンタグラフはその基端側の一対
の端部レバーが互いの中央部をてこピンを介して車体基
部に枢支され、且つ、上記一対の端部レバーの回動端に
連結レバーがそれぞれピン結合されると共に同一対の連
結レバーの他端が連結ピンで互いに連結され、上記往復
駆動手段は上記連結ピンに一端が連結され他端が上記モ
ータに回転される駆動ピンに連結された連結軸を備えた
ことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1のワイパー装
置において、上記ワイパーアームはウインドウガラスの
拭き取り領域の左右端間で反転して左右拭き取り作動を
繰り返すよう設けられ、上記レールは上記スライダーを
上記拭き取り領域の左右端間に沿って案内することを特
徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明は往復駆動手段がモータの
回転を往復動に変換し、その往復動をパンタグラフによ
って増幅して突出し端側のスライダーに伝達し、レール
に案内されるスライダーをワイパーアームと共に拭き取
り領域に沿って摺動させるので、パンタグラフによって
往復動量を増幅されたワイパーアームがウインドウガラ
スの拭き取り領域の両端間で反転して往復動するという
作動を継続できる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のワ
イパー装置において、パンタグラフはその基端側の一対
の端部レバーが互いの中央部をてこピンを介して車体基
部に枢支され、しかも、往復駆動手段はてこピンに対し
て接離する方向にレールによって案内されて往復動する
摺動板と、摺動板上にレールと直行する方向に向けて形
成されると共にモータに回転される駆動ピンが摺動自在
に係止される駆動長溝と、摺動板上にレールと直行する
方向に向けて形成されると共に一対の端部レバーの各回
動端が摺動自在に係止される従動長溝とが備えられの
で、スライダーよりモータに至る部分の間隔を比較的短
くできる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載のワ
イパー装置において、パンタグラフはその基端側の一対
の端部レバーが互いの中央部をてこピンを介して車体基
部に枢支され、且つ、一対の端部レバーの回動端に連結
レバーがそれぞれピン結合されると共に同一対の連結レ
バーの他端が連結ピンで互いに連結され、しかも、往復
駆動手段は連結ピンに一端が連結され他端がモータに回
転される駆動ピンに連結された連結軸を備えるので、構
成部品が比較的簡素化される。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1のワイパ
ー装置において、ワイパーアームはウインドウガラスの
拭き取り領域の左右端間で反転して左右拭き取り作動を
繰り返すよう設けられ、レールはスライダーを拭き取り
領域の左右端間に沿って案内するので、ウインドウガラ
スの拭き取り領域を左右に比較的長い矩形領域として設
定できる。
【0014】
【実施例】図1のワイパー装置は大型車両であるバスの
フロントウインドウに装備される。このワイパー装置は
ウインドウガラス11の拭き取り作動を繰り返すよう設
けられたワイパーアーム12と、ワイパーアーム12の
基端が一体的に連結されたスライダー13と、スライダ
ー13を案内するレール14と、モータ15の回転を往
復動に変換する往復駆動手段16と、往復駆動手段16
の往復動を増幅して伝達するパンタグラフ17とを備え
る。
【0015】ウインドウガラス11は車体前部の外壁板
を成すフロントパネル18と左右のフロントピラ19,
20及びルーフ21の前端部に支持される。ウインドウ
ガラス11の直下に位置するフロントパネル18は図5
に示すように、インナパネル22に接合され、前部剛性
を確保している。このインナパネル22にワイパー装置
の要部が支持される。なお、フロントパネル18の上部
には図1に示すように車幅方向に長穴31が形成され、
ここにワイパーアーム12が遊嵌される。図1に示すよ
うに、スライダー13を案内するレール14は車幅方向
に直状を成す上下一対の断面コ字状のレール部材141
と、両者を連結する複数の縦枠142とで構成され、そ
の複数個所(図1には1ヵ所のみ示した)が、図5に示
すようにインナパネル22にブラケット42を介して固
定される。
【0016】スライダー13は上下レール部材141に
上下端を遊嵌させ、しかも上下のローラ24を転動可能
に枢支し、その中央がパンタグラフ17の突出し端17
1(図2参照)側にピン結合される。スライダー13の
上部には折曲板25(図5参照)の下端部が一体結合さ
れ、その折曲板の上端にアームブラケット26が一体結
合される。折曲板25はアームブラケット26とスライ
ダー13を一体化するとともにレールとの干渉を防止す
る形状を成す。アームブラケット26は平面視において
コ字型断面を有し、その中央に横向きピン27を一体結
合している。横向きピン27はワイパーアーム12の基
部121を枢支し、基部121には横向きピン27より
上方に離れてピン28が装着される。このピン28には
引っ張りばね29の上端が係止され、同ばねの下端はア
ームブラケット26の下部のフックピン30に係止され
る。このため、ワイパーアーム12の基部121は引っ
張りばね29で図5において右回動するように弾性的に
付勢され、ワイパーアーム12の上端のワイパーブレー
ド31を常時ウインドウガラス11に押圧している。
【0017】図1、図2に示すように、レール14の一
端には収縮状態のパンタグラフ17が配備され、同パン
タグラフ17の基端側172側の一対の端部レバー32
が互いの中央部をてこピン33を介して車体基部として
の固定板40に枢着される。固定板40は縦枠142と
同様の部材であり、ここではその幅が比較的大きく形成
される。ここで、パンタグラフ17はその突出し端17
1側に一対の連結レバー35を備えており、一対の連結
レバー35の互いの先端が先端ピン34を介してスライ
ダー13にピン結合される。更にパンタグラフ17は基
端側172側の一対の端部レバー32の回動端が摺動板
36の一対の従動長溝37に摺動自在に係止される。
【0018】ここで、往復駆動手段16は、摺動板36
と、摺動板36をてこピン33に対して接離する方向に
案内する短レール57と、摺動板36上に短レール57
と直行する方向に向けて形成される駆動長溝38と、同
駆動長溝38と並列に設けられた従動長溝37とで構成
される。図1、図2、図3に示すように、短レール57
は摺動板36を案内する上下一対の断面コ字状のレール
部材571を備え、レール部材14に比べレール部材5
71間幅が多少短く設定される。上下一対のレール部材
571はその各一端が固定板40に一体結合され、各他
端が縦枠41に一体結合され、この上下一対の短レール
部材571はその複数個所(図3には1ヵ所のみ示し
た)がインナパネル22にブラケット42を介して固定
される。
【0019】摺動板36は上下レール部材571に上下
端を遊嵌させ、しかも上下のローラ43を転動可能に枢
支する。摺動板36は縦長板状を呈し、その中央部分に
所定間隔を介して左右位置に従動長溝37と駆動長溝3
8を形成される。従動長溝37は所定間隔を介し上下に
一対配備され、上下の従動長溝37にパンタグラフ17
の各端部レバー32の回動端が上下ピン44,45を介
して摺動自在に係止される。他方、駆動長溝38は上下
に長く形成され、モータ15に回転される駆動ピン46
が摺動自在に係止される。ここでモータ15はインナパ
ネル22に一体的に連結されるモータブラケット47に
支持され、そのブラケットの上下端は上下一対のレール
部材571に一体結合される。このモータ15には回転
板151を介して駆動ピン46が取り付けられ、同駆動
ピン46は駆動長溝38に摺動自在に係止される。
【0020】このモータ15はワイパーモータ駆動回路
を介し図示しない電源に接続される。この図示しないワ
イパーモータ駆動回路は手動操作されるワイパースイッ
チや、このワイパースイッチのオフ時にワイパーアーム
12を図1に符号H1で示す停止位置に退却させる周知
のオートバック機能を装備したものが使用される。ここ
で、モータ15が駆動し、駆動ピン46が回転すると、
上下一対のレール部材571に沿って摺動板36がP
1、P2間で往復運動する。このP1、P2間のストロ
ークS1の移動に応じて、摺動板36の上下の従動長溝
37に係止される上下ピン44,45が上下方向に円弧
軌道に沿って往復運動する。
【0021】即ち、この時、パンタグラフ17の基端側
の一対の端部レバー32がてこピン33を中心にてこ作
動し、これに連動してパンタグラフ17全体が作動し、
突出し方向E1に突出し端171のスライダー13が上
下一対のレール部材141に沿って摺動する。この場
合、摺動板36のストロークS1の移動量に対し、スラ
イダー13の移動量はパンタグラフ17のレバー数に応
じて大きく増幅され、スライダー13と一体的に移動す
るワイパーアーム12をウインドウガラス11の左右端
間にわたって摺動させることができる。このようなワイ
パー装置の作動を説明する。車両の図示しないメインス
イッチがオンされ、図示しないワイパースイッチのオフ
時には、ワイパーアーム12及びスライダー13は停止
位置H1に保持され、この時、パンタグラフ17は図1
や図2に示す退却状態で停止し、摺動板36はP1位置
に保持される。
【0022】ワイパースイッチのオンにより、モータ1
5は一定方向に回転を継続する。これによって駆動ピン
46が回転し、摺動板36がP1、P2間で往復運動
し、摺動板36上の一対の従動長溝37に係止される上
下ピン44,45が上下方向に円弧軌道Rに沿って往復
動し、同上下ピン44,45と連動するパンタグラフ1
7全体が作動し、スライダー13を上下一対のレール部
材141に沿って突出し方向E1と収縮方向E2に往復
動させる。このため、ワイパーアーム12と一体のワイ
パーブレード31が停止位置H1より右拭き取り作動a
及び左拭き取り作動bして矩形の拭き取り領域M1を拭
き取ることができ、ウインドウガラス11が雨天時や汚
れた時においても十分に拭き取り操作でき、前方視界を
十分に確保できる。
【0023】このように、図1のワイパー装置は、往復
駆動手段16がモータ15の回転を往復動に変換し、そ
の往復動をパンタグラフ17によって増幅して突出し端
側171のスライダー13に伝達し、レール14に案内
されるスライダー13をワイパーアーム12と共に拭き
取り領域に沿って摺動させるので、ここでは、パンタグ
ラフ17によって往復動量を増幅でき、ワイパーアーム
12上のアームブレード31がウインドウガラス11の
矩形状の拭き取り領域の両端間で反転して往復動すると
いう作動を継続でき、拭き取り不可能な部分を比較的低
減でき、全体構造が簡素化される。
【0024】更に、パンタグラフ17はその基端側17
2の一対の端部レバー32が互いの中央部をてこピン3
3を介して車体基部としての固定板40に枢支され、し
かも、往復駆動手段16はてこピン33に対して接離す
る方向にレール部材571によって案内されて往復動す
る摺動板36と、摺動板36上にレールと直行する方向
に向けて形成されると共にモータ15に回転される駆動
ピン46が摺動自在に係止される駆動長溝38と、摺動
板36上にレールと直行する方向に向けて形成されると
共に一対の端部レバー32の各回動端が摺動自在に係止
される従動長溝37とが備えられので、ここでは、スラ
イダー13よりモータ15に至る部分の間隔T(図1参
照)を比較的短くでき、停止位置H1を車側端側に配備
することを容易化できる。
【0025】更に、ウインドウガラスの拭き取り領域を
左右に比較的長い矩形領域として設定できるので、拭き
取り不可能な部分を比較的低減でき、運転者の視界確保
が容易化される。次に、第2の実施例を説明する。ここ
で、図6に示す第2の実施例としてのワイパー装置は往
復駆動手段16a及びパンタグラフ17aを除くと第1
の実施例と同様の構成部分が多く、ここでは、同一部分
には同一符号を付し、重複説明を略す。
【0026】図6に示すワイパー装置は、モータ15の
回転を往復動に変換する往復駆動手段16aを備え、そ
の往復動をパンタグラフ17aを介してスライダー13
に伝え、上下一対のレール部材141に沿ってスライダ
ー13を突出し方向E1と収縮方向E2に往復動させ、
ワイパーアーム12と一体のワイパーブレード31が停
止位置H1より右拭き取り作動a及び左拭き取り作動b
して矩形の拭き取り領域M1を拭き取る(図1参照)。
ここで往復駆動手段16aは車体基部に支持されるモー
タ15と、モータ15に駆動される連結軸48とを備え
る。
【0027】ここでモータ15は図示しないインナパネ
ルに一体的に連結されるモータブラケット50に支持さ
れ、そのブラケットの上下端は上下一対の水平枠49に
一体結合される。両水平枠49は各一端が固定板40を
介し車体基部に支持される。これによって、モータ15
とパンタグラフグラフ17aとの間隔が一定に保持され
ている。モータ15には回転板151を介して駆動ピン
46aが取り付けられ、同駆動ピン46aは連結軸48
の一端にピン結合される。なお、モータ15はワイパー
モータ駆動回路を介し図示しない電源に接続される。連
結軸48の他端にはパンタグラフ17aの基端側172
の一対の連結レバー51の一端部が互いに重合され、連
結ピン52を介してピン結合される。
【0028】パンタグラフ17aはその基端側172に
一対の端部レバー32を備え、一対の端部レバー32に
それぞれ連結レバー51の他端部がピン53で結合され
る。一対の端部レバー32は互いの中央部をてこピン3
3を介して車体基部に枢支される。ここで、モータ停止
時において、駆動ピン46aは基準位置Q1に保持さ
れ、パンタグラフ17aを収縮状態に保持し、その基端
側172をP3位置に保持する。そして、駆動ピン46
aは駆動時に回転板151と共に回転して連結軸48を
介し連結ピン52をてこピン33に対して接離する方向
に往復動させる。この時、パンタグラフ17aの基端側
172の一対の連結レバー51が各端部レバー32をて
こピン33を中心にてこ作動させる。これに連動してパ
ンタグラフ17全体が作動し、突出し方向E1に突出し
端側171のスライダー13が上下一対のレール部材1
41に沿って摺動する。
【0029】このようなワイパー装置の作動を説明す
る。車両の図示しないメインスイッチのオンにより、モ
ータ15は一定方向に回転を継続する。これによって駆
動ピン46aが回転し、基準位置Q1でパンタグラフ1
7aの基端側172をP3位置に保持して収縮状態を保
持し、引っ張り位置Q2でパンタグラフ17aの基端側
172をP4位置に移動させて突出し状態を保持すると
いう動作を繰り返す。連結軸48と連動するパンタグラ
フ17はスライダー13を上下一対のレール部材141
に沿って突出し方向E1と収縮方向E2に往復動させ
る。このため、ワイパーアーム12と一体のワイパーブ
レード31が停止位置H1より右拭き取り作動a及び左
拭き取り作動bして矩形の拭き取り領域M1を拭き取る
ことができ、ウインドウガラス11が雨天時や汚れた時
においても拭き取り操作でき、前方視界を十分に確保で
きる。
【0030】図6に示すように、第2実施例のワイパー
装置も第1実施例の装置と同様の効果が得られ、特に、
パンタグラフ17aはその基端側172の一対の端部レ
バー32が互いの中央部をてこピン33を介して固定板
40に枢支され、且つ、その回動端に連結レバー51が
それぞれピン結合されると共に同一対の連結レバー51
の他端が連結ピン52で互いに連結され、しかも、往復
駆動手段16aは連結ピン52に一端が連結され他端が
モータ15に回転される駆動ピン46aに連結された連
結軸48を備えるので、構成部品が比較的簡素化される
利点がある。上述のところにおいて、図5で説明したワ
イパーアーム12は横向きピン27回りに引っ張りばね
29の弾性力を受けでウインドウガラス11方向に回動
付勢されていた。これによって、ウインドウガラス11
にワイパーブレード31が常時押圧されているが、この
時の押圧力をできるだけ一定に保持することが望まし
い。
【0031】そこで、図1、図6の上下一対のレール部
材141は直状に形成されていたが、これに代えて、ウ
インドウガラス11に沿って、即ち、車幅方向に湾曲し
た形状に設定しても良い。この場合、パンタグラフ17
の各レバーを弾性変形可能に形成しておき、これにより
上下一対のレール部材141の湾曲に対処できる弾性的
な曲げ作動を行えるように構成されることとなる。上述
のところにおいて、図1のワイパー装置はバスに装着さ
れていたが、トラック等の大型車両や中型、小型の車両
にも本願発明を適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、往復
駆動手段がモータの回転を往復動に変換し、その往復動
をパンタグラフによって増幅して突出し端側のスライダ
ーに伝達し、レールに案内されるスライダーをワイパー
アームと共に拭き取り領域に沿って摺動させるので、パ
ンタグラフによって往復動量を増幅されたワイパーアー
ムがウインドウガラスの拭き取り領域の両端間で反転し
て往復動するという作動を継続でき、このため、拭き取
り不可能な部分を比較的低減でき、全体構造が簡素化さ
れる。
【0033】請求項2の発明は、特に、パンタグラフは
その基端側の一対の端部レバーが互いの中央部をてこピ
ンを介して車体基部に枢支され、しかも、往復駆動手段
はてこピンに対して接離する方向にレールによって案内
されて往復動する摺動板と、摺動板上にレールと直行す
る方向に向けて形成されると共にモータに回転される駆
動ピンが摺動自在に係止される駆動長溝と、摺動板上に
レールと直行する方向に向けて形成されると共に一対の
端部レバーの各回動端が摺動自在に係止される従動長溝
とが備えられので、スライダーよりモータに至る部分の
間隔を比較的短くでき、ワイパーアームの停止位置を車
側端側に配備することを容易化できる。
【0034】請求項3の発明は、特に、パンタグラフは
その基端側の一対の端部レバーが互いの中央部をてこピ
ンを介して車体基部に枢支され、且つ、一対の端部レバ
ーの回動端に連結レバーがそれぞれピン結合されると共
に同一対の連結レバーの他端が連結ピンで互いに連結さ
れ、しかも、往復駆動手段は連結ピンに一端が連結され
他端がモータに回転される駆動ピンに連結された連結軸
を備えるので、構成部品が比較的簡素化され、コストア
ップを押さえられる。
【0035】請求項4記載の発明は、特に、ワイパーア
ームはウインドウガラスの拭き取り領域の左右端間で反
転して左右拭き取り作動を繰り返すよう設けられ、レー
ルはスライダーを拭き取り領域の左右端間に沿って案内
するので、ウインドウガラスの拭き取り領域を左右に比
較的長い矩形領域として設定でき、拭き取り不可能な部
分を比較的低減でき、運転者の視界確保が容易化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのワイパー装置を装備
した車両の正面図である。
【図2】図1のワイパー装置の拡大要部切欠断面図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】本発明の他の実施例としてのワイパー装置の要
部切欠断面図である。
【図7】従来装置を装備した車両の正面図である。 11 ウインドウガラス 12 ワイパーアーム 121 基部 13 スライダー 14 レール 141 レール部材 15 モータ 151 回転板 16 往復駆動手段 16a 往復駆動手段 17 パンタグラフ 17a パンタグラフ 171 突出し端側 172 基端側 18 フロントパネル 22 インナパネル 24 ローラ 25 折曲板 26 アームブラケット 27 横向きピン 29 引っ張りばね 31 ワイパーブレード 32 端部レバー 33 てこピン 34 先端ピン 35 連結レバー 36 摺動板 37 従動長溝 38 駆動長溝 40 固定板 42 ブラケット 43 ローラ 48 連結軸 51 連結レバー 52 連結ピン 57 短レール 571 レール部材 a 右拭き取り作動 b 左拭き取り作動 S1 ストローク M1 拭き取り領域 H1 停止位置 E1 突出し方向 E2 収縮方向 T 間隔 Q1 基準位置 Q2 引っ張り位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドウガラスの拭き取り領域の両端間
    で反転して拭き取り作動を繰り返すよう設けられたワイ
    パーアームと、 該ワイパーアームの基部に連結されたスライダーと、 上記スライダーを上記拭き取り領域に沿って案内するレ
    ールと、 車体基部に支持されるモータの回転を往復動に変換する
    往復駆動手段と、 上記スライダーに突出し端側が連結されると共に上記往
    復駆動手段の往復動を増幅して伝達するパンタグラフと
    を備えたことを特徴とするワイパー装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイパー装置において、 上記パンタグラフはその基端側の一対の端部レバーが互
    いの中央部をてこピンを介して車体基部に枢支され、 上記往復駆動手段は上記てこピンに対して接離する方向
    にレールによって案内されて往復動する摺動板と、上記
    摺動板上に上記レールと直行する方向に向けて形成され
    ると共に上記モータに回転される駆動ピンが摺動自在に
    係止される駆動長溝と、上記摺動板上に上記レールと直
    行する方向に向けて形成されると共に上記一対の端部レ
    バーの各回動端が摺動自在に係止される従動長溝とを備
    えたことを特徴とするワイパー装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のワイパー装置において、 上記パンタグラフはその基端側の一対の端部レバーが互
    いの中央部をてこピンを介して車体基部に枢支され、且
    つ、上記一対の端部レバーの回動端に連結レバーがそれ
    ぞれピン結合されると共に同一対の連結レバーの他端が
    連結ピンで互いに連結され、 上記往復駆動手段は上記連結ピンに一端が連結され他端
    が上記モータに回転される駆動ピンに連結された連結軸
    を備えたことを特徴とするワイパー装置。
  4. 【請求項4】請求項1のワイパー装置において、 上記ワイパーアームはウインドウガラスの拭き取り領域
    の左右端間で反転して左右拭き取り作動を繰り返すよう
    設けられ、上記レールは上記スライダーを上記拭き取り
    領域の左右端間に沿って案内することを特徴とするワイ
    パー装置。
JP7078665A 1995-04-04 1995-04-04 ワイパー装置 Withdrawn JPH08276827A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114274915A (zh) * 2021-12-31 2022-04-05 优跑汽车技术(上海)有限公司 侧驱水平挂刷前雨刮机构及汽车
JP2023504105A (ja) * 2019-11-29 2023-02-01 ヴァレオ システム デシュヤージュ 自動車両の光沢面を清掃する方法

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