JPH082764A - ポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り装置及びポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

ポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り装置及びポリウレタンフォームの製造方法

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JPH082764A
JPH082764A JP6140543A JP14054394A JPH082764A JP H082764 A JPH082764 A JP H082764A JP 6140543 A JP6140543 A JP 6140543A JP 14054394 A JP14054394 A JP 14054394A JP H082764 A JPH082764 A JP H082764A
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JP
Japan
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release paper
winding
polyurethane foam
speed
rotation speed
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Application number
JP6140543A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Hiroishi
勝善 広石
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリウレタンフォームに付着した離型紙を巻
き取るに当たってポリウレタンフォームの搬送速度が変
化しても前記搬送速度と実質的に等しい速度で離型紙を
巻き取るようにしたので、離型紙の先走りや、破断、た
るみなどを起こさず品質の安定したポリウレタンフォー
ムの製造方法を提供する。 【構成】 離型紙の巻き取り速度と巻き取り軸回転速度
とを測定して、巻き取っている離型紙の外径を計算して
外径の増加や巻き取り速度の変化に応じて巻き取り軸回
転速度を変えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリウレタンフォーム
の発泡工程で用いられる発泡用離型紙を好適に巻き取る
ようにしたポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り装置
及びポリウレタンフォームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンフォーム、特に軟質ポリウ
レタンフォームは、一般的には、ポリオール、ポリイソ
シアネート、水、アミン等触媒、界面活性剤、不活性発
泡助剤などを原料として、これらの原料をプレミックス
または一度に混合攪拌することによって常温常圧下で得
られる。実際に工業的に連続生産する場合には、クラフ
ト紙などの離型紙を樋状に形成した、いわゆる紙モール
ドを発泡のための発泡コンベア上に設けておき、この紙
モールドの内側に液状の前記ウレタン原料を発泡機によ
り混合攪拌しながら連続して吐出注入を行う。 吐出注
入直後の原料は低粘度液体であるが、ポリウレタン反応
の開始後はポリマーの形成と共に自らフォーム体を形成
し体積を増大させながら発泡しポリウレタンフォームと
なりる。
【0003】離型紙を前記樋状に形成する方法として
は、原料を直接吐出注入させてその上でポリウレタンフ
ォームを発泡させ搬送するための下面離型紙とポリウレ
タンフォームの側面を垂直に成形するための側面離型紙
を接触させて行う。ポリウレタンフォームの生産に離型
紙を使用する理由は、液状の原料が外部に流出すること
を防止することと体積を増大させつつあるポリウレタン
フォームが一定の形状(通常は断面がほぼ矩形)になっ
て固化するまでポリウレタンフォームを支承するためだ
けであり、ポリウレタンフォームの固化後には不要とな
りフォームから剥離し除去しておく必要がある。以上の
理由のほかに、ポリウレタンフォームの断面形状がより
矩形性を有するようにするために、大気に露出した状態
のポリウレタンフォームの上部表面に、固化のはじまる
前に別の離型紙をかぶせて板状の治具で離型紙の上から
ポリウレタンフォームを押えつけながら発泡させ、上部
表面が平らな形状をしたウレタンフォームを形成する目
的である上面離型紙を使用することもある。この場合で
もポリウレタンフォームの固化が完了すれば不要となる
ので、やはりポリウレタンフォームから剥離して除去し
なければならない。
【0004】原料を離型紙の上に吐出注入させて発泡コ
ンベアを始動するとポリウレタンフォームの発泡が始ま
り、数分後にコンベア上の適宜な位置で用済みの各々の
離型紙をポリウレタンフォームから剥離させて巻き取っ
ておくことが必要である。
【0005】従来、これらの用済み離型紙を巻き取る方
法としては、巻き取り軸の駆動トルクを調整するもの
と、巻き取り軸速度を調整するものとの二つのタイプが
ある。駆動トルクを調整する方法としては、巻き取りの
駆動源にトルクモーターを使用しそのトルク指令値を調
整するか、巻き取り軸の駆動源にインダクションモータ
ーを使ってこのインダクションモーターをクラッチなど
で結合してそのクラッチの結合力を調整する方式があ
る。このトルクを調節する方式においては離型紙を巻き
取り続けると巻き取り径が巻き太るにつれて、トルク指
令やクラッチの結合力の調整をいちいち人手によって実
施しながら巻き取り軸のトルクを増加させないと、負荷
トルクに打ち勝てなくなり、ゆるんでは巻き取るという
ハンチング挙動を繰り返すことになる。またポリウレタ
ンフォームの生産が完了して離型紙の供給が必要なくな
り、供給側で離型紙を送り出しロールから切り離すと、
巻き取りの負荷が急激に軽減されるので切り離された離
型紙だけが先走ることになってしまう。
【0006】また、巻き取り軸速度を調整する方法とし
ては、巻き取り軸の駆動源を可変速モーターなどで構成
し、可変速モーターなどへの速度指令値を調整する方式
がある。巻き取り軸速度を調節するタイプのものについ
ても、巻き太りにつれて巻き取り軸速度を低下させるよ
うに人手で指令値を調整しないと、離型紙が徐々に先走
るようになる
【発明が解決しようとする課題】
【0007】以上のように、従来のような巻き取り軸の
駆動トルクの調整や、巻き取り軸速度を調整する方法で
もポリウレタンフォームの搬送速度を変化させた時など
は、離型紙の巻き取り時に離型紙のたるみが発生した
り、離型紙をひっぱりすぎてポリウレタンフォームより
も離型紙が先走りしてウレタンフォームをこすり続ける
ようになるのでウレタンフォームの表面にささくれやク
ラック(ポリウレタンフォームの内部にできる大きな欠
損部)、ピンホールなどの品質欠陥を引き起こし最悪の
場合は巻き取り中の離型紙が破断してしまい、生産の中
断を余儀なくされる。このために離型紙の巻き取り状態
を常に監視したり、巻き取り装置の調整を頻繁に行うな
ど人によるきめ細かな管理が必要とされ、これらを怠る
とポリウレタンフォームの生産において品質や生産性の
上で問題があった。
【0008】この発明は、従来技術の有するこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、この発明の目的は、ポリウレタンフォー
ムに固着した離型紙を巻き取るに当たってポリウレタン
フォームの搬送速度が変化しても前記搬送速度と等しい
速度で離型紙を巻き取って離型紙の先走りや、破断、た
るみなどを起こすことなく安定して離型紙を巻き取るこ
とができるポリウレタンフォームの離型紙の巻き取り装
置及び品質の安定したポリウレタンフォームの製造方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するするための手段】この出願に係わる請
求項1記載の発明は、ポリウレタンフォーム用離型紙巻
き取り装置に関し、発泡用コンベア上で離型紙の内面に
ポリウレタンフォームの原材料を吐出注入させて、ポリ
ウレタンフオームを連続的に発泡生成させた後、前記ポ
リウレタンフォームに付着した離型紙を巻き取る離型紙
巻き取り装置において、前記離型紙の巻き取り速度が、
前記発泡用コンベア上の前記ポリウレタンフォームの搬
送速度と実質的に等速になるように制御する制御手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0010】この出願に係わる請求項2記載の発明は、
請求項1に記載のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取
り装置において、離型紙がポリウレタンフォームの上部
表面に付着した上面離型紙及び/又は側部表面に付着し
た側面離型紙である。
【0011】この出願に係わる請求項3記載の発明は、
請求項1に記載のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取
り装置に関し、前記制御手段が、離型紙の巻き取り速度
を検出する第一検出手段と、巻き取り機の巻き取りモー
ター軸回転速度を検出する第二検出手段と、前記第一及
び第二検出手段によって検出された離型紙の巻き取り速
度と巻き取り機の巻き取りモーター軸回転速度とから巻
き取り外径を算出する第一演算手段と、ポリウレタンフ
ォームの搬送速度と前記第一演算手段によって得られた
外径とからポリウレタンフォームの搬送速度に巻き取り
速度を一致させるための巻き取りモーター軸の指令回転
速度を算出する第二演算手段と、前記第二演算手段から
巻き取り軸回転速度指令値によって巻き取り軸を駆動す
る駆動手段と、を備えることを特徴するものである。
【0012】この出願に係わる請求項4記載の発明は、
請求項3に記載のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取
り装置に関し、前記駆動手段が、第二演算手段からの巻
き取り軸回転速度指令値と巻き取り機の巻き取りモータ
ー軸回転速度とを比較して偏差を指令する軸回転速度比
較手段と、前記指令により巻き取りモーター軸回転速度
を制御する巻き取りモーター軸回転速度制御手段と、離
型紙を巻き取るための駆動モーターと、からなる駆動手
段であることを特徴とするものである。
【0013】この出願に係わる請求項5記載の発明は、
請求項3に記載のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取
り装置において、前記駆動モーターがACサーボモータ
ーまたはベクトルインバーターモーターであることを特
徴とするものである。
【0014】この出願に係わる請求項6記載の発明は、
ポリウレタンフォームの製造方法に関し、コンベアの上
に離型紙を設けてその内面側にポリオール、イソシアネ
ート、水、アミン触媒、界面活性剤などの原材料を所望
の割合で発泡機によって混合攪拌しながら吐出させて、
コンベアを回転させながら前記離型紙の内面でポリウレ
タンフォームを連続的に製造し、前記コンベアが離型紙
の付着したポリウレタンフォームを搬送しながら用済に
なった離型紙を巻き取る場合において、離型紙の巻き取
り速度が前記ポリウレタンフォームの搬送速度と実質的
に等速になるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】この発明によれば、離型紙の巻き取り速度と巻
き取り軸回転速度とを測定して、巻き取っている離型紙
の外径を計算して外径の増加や巻き取り速度の変化に応
じて巻き取り軸回転速度を変えるように制御する構成と
したので、紙に付着したポリウレタンフォーム屑などに
って離型紙の外径が急に大きくなったり、発泡の生産速
度すなわちポリウレタンフォームの搬送速度を変えた場
合でも、離型紙の巻き取り速度が前記ポリウレタンフォ
ームの搬送速度と実質的に等速になる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面にもとづい
て説明する。図1はポリウレタンフォームを発泡し生産
した後に離型紙を巻き取る本発明の実施例である。上面
離型紙1Aは、発泡コンベア2の上に設けた下面離型紙
1Bの内面に発泡機12から混合吐出されたポリウレタ
ンフォームの原料3Aに接するように、コンベアの上方
から降りてきて、発泡初期の段階のポリウレタンフォー
ムの表面に接しながらポリウレタンフォームの発泡の成
長とコンベアの進行と共にXの高さの位置まで移動す
る。ポリウレタンフォームの発泡が完了するYの時点か
らテンションロール4によって、上面離型紙はポリウレ
タンフォームから剥離され巻き取り速度検出ロール5を
経て巻き取り機8で巻き取られる。一方、発泡の完了し
たポリウレタンフォーム3はカッティングおよび貯蔵な
どの次の工程へ進行する。なお図示してはいないが、側
面離型紙、下面離型紙についても上面離型紙と同様な方
法によって巻き取られる。
【0017】図2は、図1におけるテンションロール4
以降の巻き取り装置の詳細図である。巻き取り速度検出
ロール5には上面離型紙の巻き取り速度V(mm/sec )
を観測できるように減速機6Aを介してパルスゼネレー
ター(エンコーダー)6が取りつけられている。また巻
き取り機8には巻き取りモーター軸回転速度ν(rpm)を
観測できるように減速機11Aを介してパルスゼネレー
ター(エンコーダー)11が取りつけられている。ま
た、巻き取り機8の駆動源にACサーボモーター10を
使用し巻き取りモーター軸の回転速度を可変速制御でき
るようにしている。更にテンションロール4と巻き取り
速度検出ロール5との間には、上面離型紙のたるみを検
出する超音波距離計9を備えている。
【0018】次に、本発明の上面離型紙の巻き取り装置
の巻き取り制御の方法を説明する。図3は、本発明の上
面離型紙の巻き取り装置の巻き取り制御のブロック図で
ある。前記巻き取り速度Vと、前記巻き取りモーター軸
回転速度νと、および上面離型紙を巻き取った巻き取り
径DM (mm)との間には、以下の関係が成り立つ。 V =π・DM ・ν/60・NM …………………… ν =60・NM ・V/π・DM …………………… DM =60・NM ・V/π・ν …………………… NM :ACサーボモーター10の減速機10Aの減速比 すなわち、式より、V、νが観測できればその時点に
おけるDM が推定可能であることがわかる。上式より、
ACサーボモーター10へのモーター指令軸回転速度ν
REF (rpm)を以下のステップにより求める。
【0019】まずV、νを観測し、その時点におけるD
M を推定する。つぎに推定したDMと式より、 νREF =60・NM ・VREF /π・DM …………… として、νREF を求める。VREF はポリウレタンフォー
ムの設定搬送速度である。ACサーボモーター10はν
REF を基にして、通常の速度制御を行う。なお、を
に代入することで、νREF は以下の式のようになる。 νREF =(VREF /V)・ν ……………………… また、上面離型紙のたるみ量の補正に関しては、観測さ
れたたるみ量の差に比例積分演算を施して、その結果と
νREF を乗じたものをνREF に加算する演算式としてい
る。
【0020】以下で、本実施例の上面離型紙巻き取り装
置の制御サイクルの動作について説明する。ポリウレタ
ンフォームの設定搬送速度VREF が設定手段21から巻
き取りモーター回転軸回転速度指令演算手段22に入力
されて、前記演算手段22により前記設定搬送速度V
REF に対応する指令回転軸回転速度νREF を、νREF
60・NM ・VREF /π・DM (式)により算出して、
駆動手段40へ出力する。
【0021】駆動手段40は、軸回転速度比較手段2
3、巻き取りモーター回転軸回転速度制御手段24、A
Cサーボモーター25(10でもある)から構成されて
いる。軸回転速度比較手段23は、入力信号νREF とA
Cサーボモーター25の回転軸回転速度入力信号νとを
比較して偏差νe があれば、巻き取りモーター回転軸回
転速度制御手段24によってACサーボモーター25の
回転軸回転速度を制御する。ACサーボモーター25か
らの出力信号νはさらに駆動力伝達機構26(すなわち
減速機10A)に入力されて、ν/NM に計算してこの
減速信号を、巻き取り機構27に出力することによって
巻き取り速度Vを得る。
【0022】一方、巻き取り速度検出ロール5に設置し
てあるパルスゼネレーター6からの速度パルス周波数f
v の出力信号を、離型紙の巻き取り速度検出手段29に
出力し、離型紙の巻き取り速度検出手段29はV =
(π・Dp /Np ・p)・fv の式により、離型紙の巻
き取り速度Vとして検出して、この離型紙の巻き取り速
度Vを巻き取り外径演算手段30に出力する。ここでN
p はパルスゼネレーター6の減速機6Aの減速比、pは
パルスゼネレーター6の一回転当りのパルス数である。
【0023】同様にして、駆動力伝達機構26に設置し
てあるパルスゼネレーター11からの軸速度パルス周波
数fq の出力信号を、巻き取りモーター回転軸回転速度
検出手段28に出力し、巻き取りモーター回転軸回転速
度検出手段28は、ν =(60・NM /Nq ・q)・f
νの式により、巻き取りモーター回転軸回転速度νとし
て検出して、この回転速度νを巻き取り外径演算手段3
0に出力する。ここでNq はパルスゼネレーター11の
減速機11Aの減速比、qはパルスゼネレーター11の
一回転当りのパルス数である。
【0024】巻き取り外径演算手段30は、入力された
νとVとから、DM =60・NM ・V/π・ν(式)の
式に基づいて巻き取り外径DM を計算して巻き取り外径
M の信号を巻き取りモーター回転軸回転速度指令演算
手段22に出力する。
【0025】このようにして、巻き取りモーター回転軸
回転速度指令演算手段22はVREF が変化しなくても巻
き取り外径が変化した(通常は大きくなった)分に応じ
たνREF を駆動手段40へ出力する。また、巻き取り外
径が巻き太る割合よりも、ポリウレタンフォームの生産
スピードすなわちポリウレタンフォームの搬送速度V
REF を大幅に変更しても、巻き取りモーター回転軸回転
速度指令演算手段22は変化させたVREF に応じたν
REF を駆動手段40へ出力する。
【0026】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、この発明のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り
装置は、前記構成としたため、前記の用済み離型紙の巻
き取り作業において巻き取り速度は、ポリウレタンフォ
ームの生産スピードすなわちポリウレタンフォームの搬
送速度を大幅に変更したり、前記離型紙巻き取り装置の
巻き取り外径が時間と共に巻き太っても、ポリウレタン
フォームの搬送速度と実質的に等速になる。
【0027】したがって、巻き取り軸の巻き取りトルク
の指令やクラッチの結合力の調整などをいちいち人手に
よって行う必要がない。
【0028】また、そのために、離型紙の先走りやたる
みおよび破断などが起こらないのでポリウレタンフォー
ムにクラックやピンホール、ささくれが発生せず高品位
な製品を生産ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取
り装置を備えたポリウレタンフォームの生産設備の側面
概念図である。
【図2】図1のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り
装置の側面図である。
【図3】本発明の、離型紙の巻き取り速度がポリウレタ
ンフォームの搬送速度と実質的に等速になるように制御
する制御手段の一実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1A 上面離型紙 1B 下面離型紙 2 コンベア 3 ポリウレタンフォーム 3A ポリウレタンフォーム原料 4 テンションロール 5 離型紙巻き取り速度検出ロール 6 パルスゼネレーター 6A 減速機 7 上面離型紙の巻き取り外径 8 上面離型紙巻き取り機 9 超音波距離計 10 ACサーボモーター 10A 減速機 11 パルスゼネレーター 11A 減速機 12 発泡機 21 搬送速度設定手段 22 巻き取りモーター回転軸回転速度指令演算手段 23 軸回転速度比較手段 24 巻き取りモーター回転軸回転速度制御手段 25 ACサーボモーター 26 駆動力伝達機構 27 上面離型紙の巻き取り機構 28 巻き取りモーター回転軸回転速度検出手段 29 巻き取り速度検出手段 30 巻き取り外径演算手段 40 駆動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡用コンベア上で離型紙の内面にポリ
    ウレタンフォームの原材料を吐出注入させて、ポリウレ
    タンフオームを連続的に発泡生成させた後、前記ポリウ
    レタンフォームに付着した離型紙を巻き取る離型紙巻き
    取り装置において、前記離型紙の巻き取り速度が、前記
    発泡用コンベア上の前記ポリウレタンフォームの搬送速
    度と実質的に等速になるように制御する制御手段を設け
    たことを特徴とするポリウレタンフォーム用離型紙巻き
    取り装置。
  2. 【請求項2】 離型紙がポリウレタンフォームの上部表
    面に付着した上面離型紙及び/又は側部表面に付着した
    側面離型紙であって、前記離型紙を巻き取る請求項1に
    記載のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、離型紙の巻き取り速度
    を検出する第一検出手段と、巻き取り機の巻き取りモー
    ター軸回転速度を検出する第二検出手段と、前記第一及
    び第二検出手段によって検出された離型紙の巻き取り速
    度と巻き取り機の巻き取りモーター軸回転速度とから巻
    き取り外径を算出する第一演算手段と、ポリウレタンフ
    ォームの搬送速度と前記第一演算手段によって得られた
    外径とからポリウレタンフォームの搬送速度に巻き取り
    速度を一致させるための巻き取りモーター軸の指令回転
    速度を算出する第二演算手段と、前記第二演算手段から
    巻き取り軸回転速度指令値によって巻き取り軸を駆動す
    る駆動手段と、を備えることを特徴する請求項1に記載
    のポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段が、第二演算手段からの巻
    き取り軸回転速度指令値と巻き取り機の巻き取りモータ
    ー軸回転速度とを比較して偏差を指令する軸回転速度比
    較手段と、前記指令により巻き取りモーター軸回転速度
    を制御する巻き取りモーター軸回転速度制御手段と、離
    型紙を巻き取るための駆動モーターと、からなる駆動手
    段であることを特徴とする請求項3に記載のポリウレタ
    ンフォーム用離型紙巻き取り装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動モーターがACサーボモーター
    またはベクトルインバーターモーターであることを特徴
    とする請求項3に記載のポリウレタンフォーム用離型紙
    巻き取り装置。
  6. 【請求項6】 コンベアの上に離型紙を設けてその内面
    側にポリオール、イソシアネート、水、アミン触媒、界
    面活性剤などの原材料を所望の割合で発泡機によって混
    合攪拌しながら吐出させて、コンベアを回転させながら
    前記離型紙の内面でポリウレタンフォームを連続的に製
    造し、前記コンベアが離型紙の付着したポリウレタンフ
    ォームを搬送しながら用済みになった離型紙を巻き取る
    場合において、離型紙の巻き取り速度が前記ポリウレタ
    ンフォームの搬送速度と実質的に等速になるようにした
    ことを特徴とするポリウレタンフォームの製造方法。
JP6140543A 1994-06-22 1994-06-22 ポリウレタンフォーム用離型紙巻き取り装置及びポリウレタンフォームの製造方法 Pending JPH082764A (ja)

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