JPH08275572A - モータの制御装置およびそれを用いた按摩機 - Google Patents

モータの制御装置およびそれを用いた按摩機

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JPH08275572A
JPH08275572A JP7781995A JP7781995A JPH08275572A JP H08275572 A JPH08275572 A JP H08275572A JP 7781995 A JP7781995 A JP 7781995A JP 7781995 A JP7781995 A JP 7781995A JP H08275572 A JPH08275572 A JP H08275572A
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JP
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stator winding
stopped
drive mechanism
rotor
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JP7781995A
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English (en)
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Mitsuhiro Sawazaki
光浩 沢崎
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 駆動機構の自重による下降の為、停止時にモ
ータが回転するという誤動作を防止する、モータの制御
装置を提供する。 【構成】 モータ7には、永久磁石24を有する回転子
25と、三相の固定子巻線26u、26v、26wを有
する固定子27とが備えられて、各固定子巻線はY接続
され、中性点31を有する。インバータ回路18には、
6つのトランジスタQu、Qv、Qw、Qeu、Qe
v、Qewが備えられている。モータを所定の位置で停
止させるには、トランジスタQu、Qv、Qwを全て導
通させ、Qeu、Qev、Qewを全て庶断する。固定
巻線26u、26v、26wが全て短絡され駆動電流は
供給されず、回転子の磁石と磁力による結合で保持トル
クが発生する。これにより駆動機構の自重によるモータ
の回転という誤動作を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの制御装置に関
し、特に、椅子の背もたれ部分で突出して揺動する揉子
を備える按摩機に備えられるモータの駆動状態を制御す
るモータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子の背もたれ部分で駆動機構から突出
して揺動する揉子を備える按摩機は、前記駆動機構に少
なくとも2本の相互に平行な軸と、その軸に取り付けら
れた一対のアームとを備えている。駆動機構は、各アー
ムの一端にそれぞれ装着された揉子がそれぞれ揺動され
るように構成されている。
【0003】また、按摩の対象部位を首筋、背中或いは
腰などの間で移動するために、前記駆動機構を椅子の背
もたれ部分で上下する昇降機構が設けられている。この
昇降機構は、椅子の背もたれ部分に上下方向に沿って延
びるラックと、前記駆動機構において例えばインダクシ
ョンモータで回転駆動され、前記ピニオンと噛み合うピ
ニオンとを備えている。按摩機を使用するとき、前記昇
降機構を用いて駆動機構を所定の上下方向に沿う所定の
按摩位置に設定し、この按摩位置で前記揉子を揺動させ
て按摩を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】駆動機構の昇降動作に
前記インダクションモータを用いている按摩機では、按
摩機の動作中に、駆動機構が自重で下降してしまう場合
がある。このような事態を防止するために、従来の按摩
機では、駆動機構内に摩擦を用いる制動機構を装備し、
設定された按摩位置で駆動機構を停止させるようにして
いる。しかし、制動機構の各部の磨耗、或いは温度変化
による摩擦係数の変化などによって、制動機構による駆
動機構の停止が不十分となり、駆動機構が自重で下降す
る場合があった。この場合、按摩位置が使用者の設定し
た位置から不所望に下降するという誤動作を生じる不具
合があった。また、前記制動機構を装備することにより
部品点数が増大するという不具合があった。
【0005】請求項1および請求項2の発明は、上述の
技術的課題を解決するためになされたものであり、その
目的は、停止時におけるモータの不所望な回転という誤
動作の発生を防止するモータの制御装置を提供すること
である。
【0006】請求項3の発明は、上述の技術的課題を解
決するためになされたものであり、その目的は、駆動機
構の自重による不所望な下降という誤動作の発生を防止
し、部品点数を減少できる按摩機を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のモータ
の制御装置は、永久磁石を有する回転子に対して、予め
定める一回転方向に常に負荷が加えられているモータの
複数相の固定子巻線に、相互に位相が異なる駆動電流を
それぞれ供給し、モータの停止時には各固定子巻線の両
端をそれぞれ短絡させており、そのことによって上記目
的を達成することができる。
【0008】請求項2の発明のモータの制御装置は、一
方端が相互に接続されている前記複数相の固定子巻線の
相の数の整数倍のスイッチング素子を有し、該スイッチ
ング素子の該相の数の上段のスイッチング素子の各一方
入力端は第1電源ラインにそれぞれ接続され、該上段の
スイッチング素子の他方入力端は対応する前記固定子巻
線の一方端にそれぞれ接続され、該上段のスイッチング
素子の該他方入力端は、一方入力端が第2電源ラインに
それぞれ接続されている該相の数の下段のスイッチング
素子の他方入力端にそれぞれ接続されており、モータの
駆動時には、該上段および下段の各スイッチング素子を
選択的に導通或いは遮断して、各固定子巻線に回転磁界
を発生させ、前記モータの停止時には、該上段および下
段のいずれか一方の段の各スイッチング素子をそれぞれ
遮断し、該上段および下段のいずれか他方の段の各スイ
ッチング素子をそれぞれ導通して、各固定子巻線の両端
をそれぞれ短絡させるように構成されており、そのこと
によって上記目的を達成することができる。
【0009】請求項3の発明の按摩機は、按摩を行わし
める駆動機構を椅子の背もたれ部分で昇降駆動する動力
を発生し、永久磁石を有する回転子に対して、該駆動機
構の重量による負荷が予め定める一回転方向に常に加え
られているモータと、該モータの複数相の固定子巻線
に、相互に位相が異なる駆動電流をそれぞれ供給し、モ
ータの停止時には各固定子巻線の両端をそれぞれ短絡さ
せるモータの制御装置とを備えており、そのことによっ
て上記目的を達成することができる。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、モータの制御装置
は、モータの駆動時において、モータの複数の固定子巻
線に相互に位相が異なる駆動電流をそれぞれ供給し、永
久磁石を有する回転子を回転駆動させる。モータを停止
させたときに、制御装置は各固定子巻線の両端をそれぞ
れ短絡させる。これにより、各固定子巻線には、制御装
置からの駆動電流が供給されず、回転子を外囲する等電
位の導体と等価になる。従って、回転子と固定子巻線と
は磁力で結合し、回転子を前記停止した位置で回転しな
いように保持する保持トルクを発生させる。これによ
り、モータは、その停止時において、常に加えられてい
る負荷に抗して停止状態を保持でき、停止時におけるモ
ータの不所望な回転が防止され、誤動作の発生が防止さ
れる。また、モータの制御によって前記誤動作の発生が
防止されているので、特段の制動機構などを装備する必
要がなく、部品点数を削減することができる。
【0011】請求項2の発明によれば、モータの制御装
置は、モータの駆動時において、上段および下段の各ス
イッチング素子を選択的に導通或いは遮断して、第1電
源ラインおよび第2電源ラインを各固定子巻線に選択的
に接続することによって、各固定巻線に相互に位相が異
なる駆動電流をそれぞれ供給し、各固定子巻線に回転磁
界を発生させる。モータの停止時において、制御装置
は、上段および下段のいずれか一方の段の各スイッチン
グ素子をそれぞれ遮断し、上段および下段のいずれか他
方の段の各スイッチング素子をそれぞれ導通させ、各固
定子巻線の両端をそれぞれ短絡させる。これにより、本
発明においても、請求項1の発明の作用と同様な作用を
実現することができる。
【0012】請求項3の発明によれば、按摩機の駆動機
構は、モータの動力によって椅子の背もたれ部分で昇降
駆動される。モータには、駆動機構の重量による負荷が
予め定める一回転方向に常に加わっている。モータを駆
動して駆動機構を昇降させる際には、モータの制御装置
は、モータの複数の固定子巻線に相互に位相が異なる駆
動電流をそれぞれ供給し、永久磁石を有する回転子を回
転駆動させる。モータを停止させて駆動機構を一定の位
置に保持するときには、制御装置は各固定子巻線の両端
をそれぞれ短絡させる。これにより、各固定子巻線に
は、制御装置からの駆動電流が供給されず、回転子を外
囲する等電位の導体と等価になる。従って、回転子と固
定子巻線とは磁力で結合し、回転子を前記停止した位置
で回転しないように保持する保持トルクを発生させる。
これにより、モータは、その停止時において、前記常に
加えられている負荷に抗して停止状態を保持でき、駆動
機構がその重量によって前記一定の位置から不所望に下
降する事態が防止され、按摩機の誤動作の発生が防止さ
れる。また、モータの制御によって前記誤動作の発生が
防止されているので、特段の制動機構などを装備する必
要がなく、部品点数を削減することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例の按摩機に用いられ
ているモータの制御装置に備えられるインバータの電気
的構成例を示すブロック図であり、図2は制御装置の電
気的構成例を示すブロック図であり、図3は本実施例の
按摩機1の断面図であり、図4は按摩機1のブロック図
である。以下、本実施例の按摩機1の構成例を、図3お
よび図4を参照して以下に説明する。図3に示されるよ
うに、按摩機1において、椅子2の背もたれ部分3の内
部にラック4が固定されており、按摩動作を行う駆動機
構5に備えられているピニオン6がラック4に噛み合わ
されている。駆動機構5に備えられている駆動機構5の
昇降駆動用の例としてDCブラシレスモータ(以下、モ
ータ)7の回転は、例としてハス歯歯車やウォーム歯車
などを用いる動力伝達機構8を介して回転軸方向が図3
の左右方向から同図の紙面に垂直な方向に変換され、回
転軸9に伝達される。モータ7によって回転軸9を双方
向のいずれか一方向に回転することにより、ピニオン6
が回転し駆動機構5が椅子2の背もたれ部分3で昇降駆
動される。従って、モータ7の停止時には、駆動機構5
の重量によってピニオン6に回転方向の負荷が加わる。
この負荷が動力伝達機構8を介してモータ7に伝達さ
れ、モータ7に対して回転させる方向への負荷となる。
ただし、本実施例では、モータ7へのこの負荷にも関わ
らず、モータ7の停止時における不所望な回転が後述す
るように阻止されている。
【0014】駆動機構5は、椅子2の背もたれ部分3に
取り付けられると、椅子2に凭れた人の背部に揉子10
が臨むように構成されている。揉子10は、駆動機構5
に備えられるモータ11に動作変換機構12を介して連
結され、モータ11の回転動作が動作変換機構12によ
って揉子10の揺動動作に変換され、揺動する揉子10
によって椅子2に凭れている人の背部、首部、或いは肩
部に、揉み動作或いは叩き動作などの按摩動作を行う。
ラック4の上部は、椅子2の背もたれ部分3に凭れた人
の首や肩などの背部の曲面に馴染むように少し屈曲され
ている。また、ラック4は椅子2の背もたれ部分3の下
端部で例として蝶番などによる回動部13で屈曲自在に
構成され、椅子2の背もたれ部分3のリクライニング動
作に従動できるように構成されている。また、本実施例
の按摩機1において、従来技術で説明されたような駆動
機構5に関する特段の制動機構は備えられていない。
【0015】図4に示されるように、按摩機1は、各種
の按摩動作を設定する操作パネル14を備えており、操
作パネル14はマイクロコンピュータ15に接続されて
いる。マイクロコンピュータ15には、各モータ7、1
1が接続されている。モータ7の双方向のいずれか一方
の回転により、前述したように回転軸9が双方向のいず
れか一方に回転され、駆動機構5が昇降される。また、
モータ11の回転が動作変換機構12によって揺動動作
に変換され、揉子10が揺動されて揉み動作或いは叩き
動作のいずれかの按摩動作が行われる。マイクロコンピ
ュータ15は、操作パネル14で設定された按摩動作に
対応して操作パネル14から出力される設定信号によっ
て、内部のメモリに記憶された動作プログラムに基づい
てモータ7、11に動作信号を出力し、前記設定された
按摩動作を行う。
【0016】図1および図2に示す電気的構成を有する
前記モータ7の制御装置16は、前記駆動機構5に備え
られている図示しない回路基板に搭載されている。以下
に、図1および図2を参照して、前記制御装置16の構
成について説明する。制御装置16は、モータ7に信号
ライン17u、17v、17wを介して三相の駆動電流
Iu、Iv、Iwをそれぞれ出力し、後述するように各
相毎の上下2段のトランジスタなどを含んで構成される
周知のインバータ回路18を備えている。インバータ回
路18には、交流電源19が、トランス20、整流回路
21、スイッチングレギュレータ22、および平滑素子
23を介して接続されている。交流電源19からの交流
電流は、前記平滑素子23の後段では直流電流に変換さ
れ、電源ライン28、29を介してインバータ回路18
に供給される。モータ7には、永久磁石24を有する回
転子25と、三相の固定子巻線26u、26v、26w
を有する固定子27とが備えられている。各固定子巻線
26u、26v、26wはY字接続され、接続点31で
相互に接続されている。回転子25の回転位置は、位置
検出素子30で検出され、検出された位置信号は前記マ
イクロコンピュータ15に入力される。
【0017】前記インバータ回路18の電気的構成例を
図1を参照して以下に説明する。インバータ回路18に
は、例として6つのトランジスタQu、Qv、Qw、Q
eu、Qev、Qewが備えられている。上段のトラン
ジスタQu、Qv、Qwの各ソースは前記電源ライン2
8に並列に接続され、トランジスタQu、Qv、Qwの
各ドレインには、下段のトランジスタQeu、Qev、
Qewの各ソースがそれぞれ接続されている。トランジ
スタQeu、Qev、Qewの各ドレインは前記電源ラ
イン29に並列に接続されている。各トランジスタQe
u〜Qewと並列に、ダイオードDu、Dv、Dwがそ
れぞれ接続されている。各ダイオードDu〜Dwの各ア
ノードは、各トランジスタQeu〜Qewのドレインに
それぞれ接続され、各ダイオードDu〜Dwの各カソー
ドは、各トランジスタQeu〜Qewの各ソースにそれ
ぞれ接続されている。トランジスタQu、Qv、Qwの
各ドレインは、信号ライン17u、17v、17wにそ
れぞれ接続されている。信号ライン17u、17v、1
7wは、各固定子巻線26u、26v、26wにそれぞ
れ接続されている。前記モータ11に関しても、前記イ
ンバータ回路18と同様なインバータ回路が設けられて
おり、マイクロコンピュータ15によって動作状態が制
御される。
【0018】上述した構成を有するモータの制御装置1
6と、制御装置16を備える按摩機1の動作を、図1〜
図4を参照して以下に説明する。按摩機1を動作させる
場合、操作パネル14を用いてモータ7を駆動して、駆
動機構5を椅子2の背もたれ部分3で昇降させ、駆動機
構5を所定の按摩位置に設定する。このとき、制御装置
16のマイクロコンピュータ15はインバータ回路18
に所定の駆動信号を出力し、上段および下段の各トラン
ジスタQu、Qv、Qw、Qeu、Qev、Qewをそ
れぞれ選択的に導通或いは遮断制御し、各信号ライン1
7u、17v、17wを介して、各固定子巻線26u、
26v、26wに三相の駆動電流Iu、Iv、Iwをそ
れぞれ出力する。これにより、固定子27に回転磁界が
生じ、回転子25に駆動機構5を上昇或いは下降させる
回転を生じさせる。操作パネル14を用いて駆動機構5
を所定の按摩位置で停止させると、操作パネル14で揉
み動作或いは叩き動作などの所望の按摩動作を設定す
る。この後、操作パネル14を用いて按摩機1を起動し
て、前記モータ11を回転させて前記所望の按摩動作を
行う。
【0019】ここで、駆動機構5を所定の按摩位置に停
止させ、その位置で按摩動作を行う場合、前述したよう
に駆動機構5の自重による回転方向の負荷がモータ7に
常に加えられている。この負荷によりモータ7が回転し
てしまうと、駆動機構5が椅子2の背もたれ部分3で下
降する。これは按摩位置が使用者の意図に反して不所望
に変移するという誤動作になる。従って、本実施例の按
摩機1では、この誤動作を防止するために、モータ7に
対して以下に説明する制御を行う。
【0020】駆動機構5を所定の按摩位置で停止させる
ために、モータ7へ前記駆動電流Iu、Iv、Iwの出
力を停止するとき、制御装置16のマイクロコンピュー
タ15は、例として図1に示されるように、インバータ
回路18のトランジスタQu、Qv、Qwを全て導通さ
せ、トランジスタQeu、Qev、Qewを全て遮断す
る制御を行う。これにより、固定子巻線26uは、接続
点31、固定子巻線26v、信号ライン17v、トラン
ジスタQev、ダイオードDu、および信号ライン17
uを介してその両端が短絡され、かつ、接続点31、固
定子巻線26w、信号ライン17w、トランジスタQe
w、ダイオードDu、および信号ライン17uを介し
て、その両端が短絡されている。他の固定子巻線26
v、26wも同様にしてその両端が短絡されている。
【0021】これにより、各固定子巻線26u、26
v、26wには、制御装置16のインバータ回路18か
らの駆動電流Iu、Iv、Iwが供給されず、回転子2
5を外囲する等電位の導体となる。従って、回転子25
と固定子巻線26u、26v、26wとは、回転子25
の永久磁石による磁力で結合し、前記回転方向の負荷に
対して、回転子25を前記停止した位置で回転しないよ
うに保持する保持トルクを発生させる。これにより、本
実施例において、モータ7は、その停止時において、前
記常に加えられている負荷に抗して停止状態を保持で
き、駆動機構5がその重量によって前記一定の按摩位置
から不所望に下降する事態が防止され、按摩機1の誤動
作の発生が防止される。
【0022】また、本実施例において、モータ7の制御
によって駆動機構5の不所望な下降という誤動作の発生
が防止されているので、従来技術で説明されたような特
段の制動機構を駆動機構5に装備する必要がなく、この
ような制動機構を有する従来技術の按摩機と比較して、
部品点数を削減することができる。
【0023】前記実施例は、2つのモータ7、11を備
える場合について説明されたが、駆動機構5の昇降用の
モータ7、および揉み動作用のモータ11に加え、叩き
動作用のモータを更に備える按摩機、或いは更に一対の
揉子の間隔調整用のモータを備える按摩機に対しても、
本発明は好適に実施される。
【0024】また、前記実施例では、モータ7の停止時
において、トランジスタQu、Qv、Qwを全て導通さ
せ、トランジスタQeu、Qev、Qewを全て遮断す
る制御を行ったが、これと逆にトランジスタQu、Q
v、Qwを全て遮断し、トランジスタQeu、Qev、
Qewを全て導通するようにしてもよい。この制御によ
っても、各固定子巻線26u、26v、26wの各両端
はそれぞれ短絡されるので、前記実施例で説明した効果
と同様の効果を達成することができる。
【0025】また、本実施例のモータ7の停止時におけ
るモータ7の不所望な回転を防止する制御装置16の機
能は、本実施例の按摩機1に限らず、広範囲の用途のモ
ータに関して好適に実施されることはいうまでもない。
この場合、モータの回転子が、停止位置から起動される
ことになり、また、本発明が実施されるモータは、前記
実施例のDCブラシレスモータに限定されず、モータに
回転方向の負荷が常に加わっている場合に、モータの停
止時にモータが回転する構造の広範囲の種類のモータに
関して広く実施されるものである。
【0026】また、上記実施例で説明された構成は、本
発明の一実施例を示すものであり、本発明の範囲を限定
するものではない。本発明は、本発明の精神を逸脱しな
い範囲の広範囲の変形例を含むものである。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に従えば、
モータの制御装置は、モータを停止させたときに、各固
定子巻線の両端をそれぞれ短絡させるようにしている。
これにより、各固定子巻線には、制御装置からの駆動電
流が供給されず、回転子を外囲する等電位の導体と等価
になる。従って、回転子と固定子巻線とは磁力で結合
し、回転子を前記停止した位置で回転しないように保持
する保持トルクを発生させる。これにより、モータは、
その停止時において、常に加えられている負荷に抗して
停止状態を保持でき、停止時におけるモータの不所望な
回転が防止され、誤動作の発生が防止される。また、モ
ータの電気的制御によって前記誤動作の発生が防止され
ているので、特段の制動機構などを装備する必要がな
く、部品点数を削減することができる。
【0028】また、請求項2の発明によれば、モータの
制御装置は、モータの停止時において、上段および下段
のいずれか一方の段の各スイッチング素子をそれぞれ遮
断し、上段および下段のいずれか他方の段の各スイッチ
ング素子をそれぞれ導通させ、各固定子巻線の両端をそ
れぞれ短絡させる。これにより、本発明においても、請
求項1の発明の効果と同様な効果を実現することができ
る。
【0029】また、請求項3の発明によれば、按摩機の
モータを停止させて按摩動作を行う駆動機構を一定の位
置に保持するときにおいて、モータの制御装置は各固定
子巻線の両端をそれぞれ短絡させる。これにより、各固
定子巻線には、制御装置からの駆動電流が供給されず、
回転子を外囲する等電位の導体と等価になる。従って、
回転子と固定子巻線とは磁力で結合し、回転子を前記停
止した位置で回転しないように保持する保持トルクを発
生させる。これにより、モータは、その停止時におい
て、モータに対して常に加えられている回転方向の負荷
に抗して停止状態を保持でき、駆動機構などがその重量
によって前記一定の位置から不所望に下降する事態が防
止され、按摩位置が不所望に変動するという按摩機の誤
動作の発生が防止される。また、モータの電気的制御に
よって前記誤動作の発生が防止されているので、按摩機
に特段の制動機構などを装備する必要がなく、按摩機の
部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータの制御装置の簡略化
したブロック図である。
【図2】本実施例の制御装置のブロック図である。
【図3】按摩機の断面図である。
【図4】按摩機のブロック図である。
【符号の説明】
1 按摩機 2 椅子 4 ラック 5 駆動機構 6 ピニオン 7、11 モータ 9 回転軸 14 操作パネル 15 マイクロコンピュータ 16 制御装置 17u、17v、17w 信号ライン 18 インバータ回路 24 永久磁石 25 回転子 26u、26v、26w 固定子巻線 27 固定子 31 接続点 Du、Dv、Dw ダイオード Iu、Iv、Iw 駆動電流 Qeu、Qev、Qew 下段のトランジスタ Qu、Qv、Qw 上段のトランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石を有する回転子に対して、予め定
    める一回転方向に常に負荷が加えられているモータの複
    数相の固定子巻線に、相互に位相が異なる駆動電流をそ
    れぞれ供給し、モータの停止時には各固定子巻線の両端
    をそれぞれ短絡させるモータの制御装置。
  2. 【請求項2】一方端が相互に接続されている前記複数相
    の固定子巻線の相の数の整数倍のスイッチング素子を有
    し、 該スイッチング素子の該相の数の上段のスイッチング素
    子の各一方入力端は第1電源ラインにそれぞれ接続さ
    れ、該上段のスイッチング素子の他方入力端は対応する
    前記固定子巻線の一方端にそれぞれ接続され、該上段の
    スイッチング素子の該他方入力端は、一方入力端が第2
    電源ラインにそれぞれ接続されている該相の数の下段の
    スイッチング素子の他方入力端にそれぞれ接続されてお
    り、 モータの駆動時には、該上段および下段の各スイッチン
    グ素子を選択的に導通或いは遮断して、各固定子巻線に
    回転磁界を発生させ、 前記モータの停止時には、該上段および下段のいずれか
    一方の段の各スイッチング素子をそれぞれ遮断し、該上
    段および下段のいずれか他方の段の各スイッチング素子
    をそれぞれ導通して、各固定子巻線の両端をそれぞれ短
    絡させる請求項1に記載のモータの制御装置。
  3. 【請求項3】按摩を行わしめる駆動機構を椅子の背もた
    れ部分で昇降駆動する動力を発生し、永久磁石を有する
    回転子に対して、該駆動機構の重量による負荷が予め定
    める一回転方向に常に加えられているモータと、 該モータの複数相の固定子巻線に、相互に位相が異なる
    駆動電流をそれぞれ供給し、モータの停止時には各固定
    子巻線の両端をそれぞれ短絡させるモータの制御装置と
    を備える按摩機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005522170A (ja) * 2002-03-28 2005-07-21 エービービー オイ 推進ユニットのモーターにブレーキをかけるためのシステム及び方法

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