JPH08275534A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
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- JPH08275534A JPH08275534A JP7115365A JP11536595A JPH08275534A JP H08275534 A JPH08275534 A JP H08275534A JP 7115365 A JP7115365 A JP 7115365A JP 11536595 A JP11536595 A JP 11536595A JP H08275534 A JPH08275534 A JP H08275534A
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- circuit
- power
- inverter
- drive circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動回路用の電源トランスを共用すること
で、低コストで小形化を図ること。 【構成】 インバータ駆動回路1の電源回路を、電源ト
ランスTの巻線N1、整流用ダイオードD3、平滑用コ
ンデンサC3で構成する。この電源回路に流れる電流
は、電源トランスTの巻線N1→ダイオードD3→イン
バータ駆動回路2→巻線N1のループに示すように流
れる。一方、力率改善駆動回路12の電源回路を、電源
トランスTの巻線N1、N2、整流用ダイオードD2、
平滑用コンデンサC2で構成する。この電源回路に流れ
る電流は、電源トランスTの巻線N2→ダイオードD2
→力率改善駆動回路12→ラインGL上の過電流検出抵
抗R→インバータ回路1側の逆バイアス用ダイオードD
4→電源トランスTの巻線N1のループに示すように
流れる。
で、低コストで小形化を図ること。 【構成】 インバータ駆動回路1の電源回路を、電源ト
ランスTの巻線N1、整流用ダイオードD3、平滑用コ
ンデンサC3で構成する。この電源回路に流れる電流
は、電源トランスTの巻線N1→ダイオードD3→イン
バータ駆動回路2→巻線N1のループに示すように流
れる。一方、力率改善駆動回路12の電源回路を、電源
トランスTの巻線N1、N2、整流用ダイオードD2、
平滑用コンデンサC2で構成する。この電源回路に流れ
る電流は、電源トランスTの巻線N2→ダイオードD2
→力率改善駆動回路12→ラインGL上の過電流検出抵
抗R→インバータ回路1側の逆バイアス用ダイオードD
4→電源トランスTの巻線N1のループに示すように
流れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインバータ回路の入力
側に力率改善用の昇圧チョッパー型力率改善回路を介装
した電源装置に関するものである。
側に力率改善用の昇圧チョッパー型力率改善回路を介装
した電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は負荷となるインバータ回路1と交
流電源ACとの間に力率を改善するための昇圧チョッパ
ー型力率改善回路10を介装した電源装置の回路例を示
している。このような負荷の入力側に力率改善用の昇圧
チョッパー回路を介装した従来例としては、例えば特開
平3−56071号公報が挙げられる。図7において交
流電源ACはダイオードブリッジ等からなる整流回路1
1により整流され、力率改善回路10によりスイッチン
グされる。力率改善回路10は、リアクトルL1、IG
BT(Insulated Gate Bipolar
Transistor)からなるスイッチング素子Q
7、逆阻止用ダイオードD1等で構成されている。さら
に力率改善回路10の出力は平滑コンデンサC0により
平滑されてインバータ回路1に電源が供給されるように
なっている。
流電源ACとの間に力率を改善するための昇圧チョッパ
ー型力率改善回路10を介装した電源装置の回路例を示
している。このような負荷の入力側に力率改善用の昇圧
チョッパー回路を介装した従来例としては、例えば特開
平3−56071号公報が挙げられる。図7において交
流電源ACはダイオードブリッジ等からなる整流回路1
1により整流され、力率改善回路10によりスイッチン
グされる。力率改善回路10は、リアクトルL1、IG
BT(Insulated Gate Bipolar
Transistor)からなるスイッチング素子Q
7、逆阻止用ダイオードD1等で構成されている。さら
に力率改善回路10の出力は平滑コンデンサC0により
平滑されてインバータ回路1に電源が供給されるように
なっている。
【0003】インバータ回路1は、トランジスタからな
るスイッチング素子Q1〜Q6、これらスイッチング素
子Q1〜Q6を駆動制御するインバータ駆動回路2と、
過電流停止回路3及び過電流検出抵抗Rで構成され、こ
のインバータ回路1から負荷Lに電源が供給される。そ
してインバータ回路1から負荷Lを介して電流がグラン
ド側のラインGLを介して整流回路11側の負荷に流れ
る。ここで平滑コンデンサC0とインバータ回路1のパ
ワーモジュールであるスイッチング素子Q1〜Q6との
間のラインGLに介装している過電流検出抵抗Rは、イ
ンバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6の保護の
ために設けているものであり、ラインGLに流れる直流
電流を検出して過電流保護を行なっている。この過電流
保護とは、平滑コンデンサC0よりスイッチング素子Q
1〜Q6に流れる電流が一定値を越えたことを過電流停
止回路3が検知し、この過電流停止回路3からの過電流
停止信号によりインバータ駆動回路2を停止させ、すべ
てのスインチング素子Q1〜Q6をオフすることでスイ
ッチング素子Q1〜Q6の保護を行なう。また検知方法
はラインGLに介装した過電流検出抵抗Rに流れる電流
を電圧に変換し、その電圧が一定電圧を越えたことによ
り行なう。
るスイッチング素子Q1〜Q6、これらスイッチング素
子Q1〜Q6を駆動制御するインバータ駆動回路2と、
過電流停止回路3及び過電流検出抵抗Rで構成され、こ
のインバータ回路1から負荷Lに電源が供給される。そ
してインバータ回路1から負荷Lを介して電流がグラン
ド側のラインGLを介して整流回路11側の負荷に流れ
る。ここで平滑コンデンサC0とインバータ回路1のパ
ワーモジュールであるスイッチング素子Q1〜Q6との
間のラインGLに介装している過電流検出抵抗Rは、イ
ンバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6の保護の
ために設けているものであり、ラインGLに流れる直流
電流を検出して過電流保護を行なっている。この過電流
保護とは、平滑コンデンサC0よりスイッチング素子Q
1〜Q6に流れる電流が一定値を越えたことを過電流停
止回路3が検知し、この過電流停止回路3からの過電流
停止信号によりインバータ駆動回路2を停止させ、すべ
てのスインチング素子Q1〜Q6をオフすることでスイ
ッチング素子Q1〜Q6の保護を行なう。また検知方法
はラインGLに介装した過電流検出抵抗Rに流れる電流
を電圧に変換し、その電圧が一定電圧を越えたことによ
り行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成におけるイ
ンバータ回路1に昇圧チョッパー型の力率改善回路10
を適用したとき、新たに昇圧チョッパー型の力率改善回
路10のための電源が必要となる。図8はかかる場合の
電源回路例を示すものである。すなわち、12は力率改
善回路10のスイッチング素子Q7を駆動するための力
率改善駆動回路であり、この力率改善駆動回路12のた
めの電源回路として電源トランスT1、整流用ダイオー
ドD2及び平滑用コンデンサC2が必要となる。また、
インバータ回路1のスイッチング素子Q1・・・を駆動
するインバータ駆動回路2用の電源回路として、電源ト
ランスT2、整流用ダイオードD3、平滑用コンデンサ
C3を用いている。したがって力率改善用に昇圧チョッ
パー型力率改善駆動回路12を用いた場合には、力率改
善駆動回路12用の電源回路が新たに必要になる。なお
D4は逆バイアス用ダイオード、C4はバイアス用コン
デンサである。
ンバータ回路1に昇圧チョッパー型の力率改善回路10
を適用したとき、新たに昇圧チョッパー型の力率改善回
路10のための電源が必要となる。図8はかかる場合の
電源回路例を示すものである。すなわち、12は力率改
善回路10のスイッチング素子Q7を駆動するための力
率改善駆動回路であり、この力率改善駆動回路12のた
めの電源回路として電源トランスT1、整流用ダイオー
ドD2及び平滑用コンデンサC2が必要となる。また、
インバータ回路1のスイッチング素子Q1・・・を駆動
するインバータ駆動回路2用の電源回路として、電源ト
ランスT2、整流用ダイオードD3、平滑用コンデンサ
C3を用いている。したがって力率改善用に昇圧チョッ
パー型力率改善駆動回路12を用いた場合には、力率改
善駆動回路12用の電源回路が新たに必要になる。なお
D4は逆バイアス用ダイオード、C4はバイアス用コン
デンサである。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、駆動回路用の電
源トランスを共用することで、低コストで小形の電源装
置を提供することにある。
になされたものであって、その目的は、駆動回路用の電
源トランスを共用することで、低コストで小形の電源装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の電源装
置は、交流電源ACを整流する整流回路11と、この整
流回路11の出力電圧を平滑するコンデンサC0と、こ
のコンデンサC0からの直流電圧を電源としてスイッチ
ング動作するインバータ回路1と、上記整流回路11と
平滑用のコンデンサC0との間に介装した力率改善用の
力率改善回路10と、上記インバータ回路1のスイッチ
ング素子Q1〜Q6を駆動制御するインバータ駆動回路
2と、上記力率改善回路10を駆動制御する力率改善駆
動回路12と、上記平滑用のコンデンサC0の負極側と
インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6の負極
側との間のグランドラインGL上に介装して該グランド
ラインGLに流れる過電流を検出する過電流検出抵抗R
と、この過電流検出抵抗Rにより所定値以上の過電流を
検出した場合に上記インバータ駆動回路2を制御してス
イッチング素子Q1〜Q6の保護を行なう過電流停止回
路3とを備え、1次側を交流電源ACに接続し2次側を
直列2巻線N1、N2とした電源トランスTを設け、こ
の電源トランスTの2次側の直列2巻線N1、N2の接
続点と上記インバータ駆動回路2の正極側との間に整流
用のダイオードD3を接続し、インバータ回路1側のグ
ランドラインGLに対して負電源を形成するダイオード
D4の負極側及びインバータ駆動回路2の負極側とを上
記電源トランスTの第1巻線N1の一端にそれぞれ接続
する一方、電源トランスTの第2巻線N2の他端と上記
力率改善駆動回路12の正極との間に整流用のダイオー
ドD2を接続し、力率改善駆動回路12の負極側を過電
流検出抵抗Rの低電位側のグランドラインGLに接続し
ていることを特徴としている。
置は、交流電源ACを整流する整流回路11と、この整
流回路11の出力電圧を平滑するコンデンサC0と、こ
のコンデンサC0からの直流電圧を電源としてスイッチ
ング動作するインバータ回路1と、上記整流回路11と
平滑用のコンデンサC0との間に介装した力率改善用の
力率改善回路10と、上記インバータ回路1のスイッチ
ング素子Q1〜Q6を駆動制御するインバータ駆動回路
2と、上記力率改善回路10を駆動制御する力率改善駆
動回路12と、上記平滑用のコンデンサC0の負極側と
インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6の負極
側との間のグランドラインGL上に介装して該グランド
ラインGLに流れる過電流を検出する過電流検出抵抗R
と、この過電流検出抵抗Rにより所定値以上の過電流を
検出した場合に上記インバータ駆動回路2を制御してス
イッチング素子Q1〜Q6の保護を行なう過電流停止回
路3とを備え、1次側を交流電源ACに接続し2次側を
直列2巻線N1、N2とした電源トランスTを設け、こ
の電源トランスTの2次側の直列2巻線N1、N2の接
続点と上記インバータ駆動回路2の正極側との間に整流
用のダイオードD3を接続し、インバータ回路1側のグ
ランドラインGLに対して負電源を形成するダイオード
D4の負極側及びインバータ駆動回路2の負極側とを上
記電源トランスTの第1巻線N1の一端にそれぞれ接続
する一方、電源トランスTの第2巻線N2の他端と上記
力率改善駆動回路12の正極との間に整流用のダイオー
ドD2を接続し、力率改善駆動回路12の負極側を過電
流検出抵抗Rの低電位側のグランドラインGLに接続し
ていることを特徴としている。
【0007】また請求項2の電源装置は、交流電源AC
を整流する整流回路11と、この整流回路11の出力電
圧を平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0か
らの直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバ
ータ回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサ
C0との間に介装した力率改善用の力率改善回路10
と、上記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q
6を駆動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改
善回路10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上
記平滑用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1
のスイッチング素子Q1〜Q6の負極側との間を接続す
るグランドラインGLとを備え、1次側を交流電源AC
に接続し2次側を直列2巻線N1、N2とした電源トラ
ンスTを設け、この電源トランスTの2次側の直列2巻
線N1、N2の接続点をグランドラインGLに接続し、
電源トランスTの第2巻線N2の他端と上記インバータ
駆動回路2の正極側との間に整流用のダイオードD3を
接続し、インバータ駆動回路2の負極側と電源トランス
Tの第1巻線N1の一端とを整流用のダイオードD5を
介して接続する一方、電源トランスTの第2巻線N2の
他端と上記力率改善駆動回路12の正極との間に整流用
のダイオードD2を接続し、力率改善駆動回路12の負
極側と電源トランスTの第1巻線N1の一端とを整流用
のダイオードD6を介して接続していることを特徴とし
ている。
を整流する整流回路11と、この整流回路11の出力電
圧を平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0か
らの直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバ
ータ回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサ
C0との間に介装した力率改善用の力率改善回路10
と、上記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q
6を駆動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改
善回路10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上
記平滑用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1
のスイッチング素子Q1〜Q6の負極側との間を接続す
るグランドラインGLとを備え、1次側を交流電源AC
に接続し2次側を直列2巻線N1、N2とした電源トラ
ンスTを設け、この電源トランスTの2次側の直列2巻
線N1、N2の接続点をグランドラインGLに接続し、
電源トランスTの第2巻線N2の他端と上記インバータ
駆動回路2の正極側との間に整流用のダイオードD3を
接続し、インバータ駆動回路2の負極側と電源トランス
Tの第1巻線N1の一端とを整流用のダイオードD5を
介して接続する一方、電源トランスTの第2巻線N2の
他端と上記力率改善駆動回路12の正極との間に整流用
のダイオードD2を接続し、力率改善駆動回路12の負
極側と電源トランスTの第1巻線N1の一端とを整流用
のダイオードD6を介して接続していることを特徴とし
ている。
【0008】さらに請求項3の電源装置は、交流電源A
Cを整流する整流回路11と、この整流回路11の出力
電圧を平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0
からの直流電圧を電源としてスイッチング動作するイン
バータ回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデン
サC0との間に介装した力率改善用の力率改善回路10
と、上記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q
6を駆動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改
善回路10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上
記平滑用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1
のスイッチング素子Q1〜Q6の負極側との間を接続す
るグランドラインGLとを備え、1次側を交流電源AC
に接続し2次側を1巻線N1とした電源トランスTを設
け、この電源トランスTの一端とインバータ駆動回路2
の正極側との間に整流用のダイオードD3を接続し、電
源トランスTの巻線N1と上記ダイオードD3を介する
分圧回路4とを並列に接続すると共に、該分圧回路4の
中間部をグランドラインGLに接続し、インバータ駆動
回路2の負極側と電源トランスTの巻線N1の他端とを
接続する一方、電源トランスTの巻線N1の一端と上記
力率改善駆動回路12の正極との間に整流用のダイオー
ドD2を接続し、力率改善駆動回路12の負極側と電源
トランスTの巻線N1の他端とを接続していることを特
徴としている。
Cを整流する整流回路11と、この整流回路11の出力
電圧を平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0
からの直流電圧を電源としてスイッチング動作するイン
バータ回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデン
サC0との間に介装した力率改善用の力率改善回路10
と、上記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q
6を駆動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改
善回路10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上
記平滑用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1
のスイッチング素子Q1〜Q6の負極側との間を接続す
るグランドラインGLとを備え、1次側を交流電源AC
に接続し2次側を1巻線N1とした電源トランスTを設
け、この電源トランスTの一端とインバータ駆動回路2
の正極側との間に整流用のダイオードD3を接続し、電
源トランスTの巻線N1と上記ダイオードD3を介する
分圧回路4とを並列に接続すると共に、該分圧回路4の
中間部をグランドラインGLに接続し、インバータ駆動
回路2の負極側と電源トランスTの巻線N1の他端とを
接続する一方、電源トランスTの巻線N1の一端と上記
力率改善駆動回路12の正極との間に整流用のダイオー
ドD2を接続し、力率改善駆動回路12の負極側と電源
トランスTの巻線N1の他端とを接続していることを特
徴としている。
【0009】請求項4の電源装置は、交流電源ACを整
流する整流回路11と、この整流回路11の出力電圧を
平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0からの
直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバータ
回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサC0
との間に介装した力率改善用の力率改善回路10と、上
記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6を駆
動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改善回路
10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上記平滑
用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイ
ッチング素子Q1〜Q6の負極側との間のグランドライ
ンGL上に介装して該グランドラインGLに流れる過電
流を検出する過電流検出抵抗Rと、この過電流検出抵抗
Rにより所定値以上の過電流を検出した場合に上記イン
バータ駆動回路2を制御してスイッチング素子Q1〜Q
6の保護を行なう過電流停止回路3とを備え、1次側を
交流電源ACに接続し2次側を直列2巻線N1、N2と
した電源トランスTを設け、この電源トランスTの2次
側の直列2巻線N1、N2の接続点と上記インバータ駆
動回路2の正極側との間に整流用のダイオードD3を接
続し、インバータ回路1側のグランドラインGLに対し
て負電源を形成するダイオードD4の負極側及びインバ
ータ駆動回路2の負極側とを上記電源トランスTの第1
巻線N1の一端にそれぞれ接続する一方、電源トランス
Tの第2巻線N2の他端と上記力率改善駆動回路12の
正極との間に整流用のダイオードD2を接続し、力率改
善駆動回路12の負極側をグランドラインGLに接続
し、さらに上記過電流検出抵抗Rは上記ダイオードD4
の位置より高電位側のグランドラインGL上に介装して
いることを特徴としている。
流する整流回路11と、この整流回路11の出力電圧を
平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0からの
直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバータ
回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサC0
との間に介装した力率改善用の力率改善回路10と、上
記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6を駆
動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改善回路
10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上記平滑
用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイ
ッチング素子Q1〜Q6の負極側との間のグランドライ
ンGL上に介装して該グランドラインGLに流れる過電
流を検出する過電流検出抵抗Rと、この過電流検出抵抗
Rにより所定値以上の過電流を検出した場合に上記イン
バータ駆動回路2を制御してスイッチング素子Q1〜Q
6の保護を行なう過電流停止回路3とを備え、1次側を
交流電源ACに接続し2次側を直列2巻線N1、N2と
した電源トランスTを設け、この電源トランスTの2次
側の直列2巻線N1、N2の接続点と上記インバータ駆
動回路2の正極側との間に整流用のダイオードD3を接
続し、インバータ回路1側のグランドラインGLに対し
て負電源を形成するダイオードD4の負極側及びインバ
ータ駆動回路2の負極側とを上記電源トランスTの第1
巻線N1の一端にそれぞれ接続する一方、電源トランス
Tの第2巻線N2の他端と上記力率改善駆動回路12の
正極との間に整流用のダイオードD2を接続し、力率改
善駆動回路12の負極側をグランドラインGLに接続
し、さらに上記過電流検出抵抗Rは上記ダイオードD4
の位置より高電位側のグランドラインGL上に介装して
いることを特徴としている。
【0010】請求項5の電源装置は、交流電源ACを整
流する整流回路11と、この整流回路11の出力電圧を
平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0からの
直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバータ
回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサC0
との間に介装した力率改善用の力率改善回路10と、上
記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6を駆
動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改善回路
10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上記平滑
用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイ
ッチング素子Q1〜Q6の負極側との間のグランドライ
ンGL上に介装して該グランドラインGLに流れる過電
流を検出する過電流検出抵抗Rと、この過電流検出抵抗
Rにより所定値以上の過電流を検出した場合に上記イン
バータ駆動回路2を制御してスイッチング素子Q1〜Q
6の保護を行なう過電流停止回路3とを備え、1次側を
交流電源ACに接続し2次側を直列2巻線N1、N2と
した電源トランスTを設け、この電源トランスTの2次
側の直列2巻線N1、N2の接続点を過電流検出抵抗R
の低電位側のグランドラインGLに接続し、電源トラン
スTの第2巻線N2の他端と上記インバータ駆動回路2
の正極側との間に整流用のダイオードD3を接続し、イ
ンバータ駆動回路2の負極側と電源トランスTの第1巻
線N1の一端とを整流用のダイオードD5を介して接続
する一方、電源トランスTの第2巻線N2の他端と上記
力率改善駆動回路12の正極との間に整流用のダイオー
ドD2を接続し、力率改善駆動回路12の負極側と電源
トランスTの第1巻線N1の一端とを整流用のダイオー
ドD6を介して接続していることを特徴としている。
流する整流回路11と、この整流回路11の出力電圧を
平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0からの
直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバータ
回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサC0
との間に介装した力率改善用の力率改善回路10と、上
記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6を駆
動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改善回路
10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上記平滑
用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイ
ッチング素子Q1〜Q6の負極側との間のグランドライ
ンGL上に介装して該グランドラインGLに流れる過電
流を検出する過電流検出抵抗Rと、この過電流検出抵抗
Rにより所定値以上の過電流を検出した場合に上記イン
バータ駆動回路2を制御してスイッチング素子Q1〜Q
6の保護を行なう過電流停止回路3とを備え、1次側を
交流電源ACに接続し2次側を直列2巻線N1、N2と
した電源トランスTを設け、この電源トランスTの2次
側の直列2巻線N1、N2の接続点を過電流検出抵抗R
の低電位側のグランドラインGLに接続し、電源トラン
スTの第2巻線N2の他端と上記インバータ駆動回路2
の正極側との間に整流用のダイオードD3を接続し、イ
ンバータ駆動回路2の負極側と電源トランスTの第1巻
線N1の一端とを整流用のダイオードD5を介して接続
する一方、電源トランスTの第2巻線N2の他端と上記
力率改善駆動回路12の正極との間に整流用のダイオー
ドD2を接続し、力率改善駆動回路12の負極側と電源
トランスTの第1巻線N1の一端とを整流用のダイオー
ドD6を介して接続していることを特徴としている。
【0011】請求項6の電源装置は、交流電源ACを整
流する整流回路11と、この整流回路11の出力電圧を
平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0からの
直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバータ
回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサC0
との間に介装した力率改善用の力率改善回路10と、上
記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6を駆
動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改善回路
10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上記平滑
用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイ
ッチング素子Q1〜Q6の負極側との間のグランドライ
ンGL上に介装して該グランドラインGLに流れる過電
流を検出する過電流検出抵抗Rと、この過電流検出抵抗
Rにより所定値以上の過電流を検出した場合に上記イン
バータ駆動回路2を制御してスイッチング素子Q1〜Q
6の保護を行なう過電流停止回路3とを備え、1次側を
交流電源ACに接続し2次側を1巻線N1とした電源ト
ランスTを設け、この電源トランスTの巻線N1の一端
とインバータ駆動回路2の正極側との間に整流用のダイ
オードD3を接続し、インバータ駆動回路2の負極側と
電源トランスTの巻線N1の他端とを接続すく一方、電
源トランスTの巻線N1の一端と上記力率改善駆動回路
12の正極との間に整流用のダイオードD2を接続し、
電源トランスTの巻線N1と上記ダイオードD2を介す
る分圧回路4とを並列に接続すると共に、該分圧回路4
の中間部を過電流検出抵抗Rの低電位側のグランドライ
ンGLに接続し、力率改善駆動回路12の負極側と電源
トランスTの巻線N1の他端とを接続していることを特
徴としている。
流する整流回路11と、この整流回路11の出力電圧を
平滑するコンデンサC0と、このコンデンサC0からの
直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバータ
回路1と、上記整流回路11と平滑用のコンデンサC0
との間に介装した力率改善用の力率改善回路10と、上
記インバータ回路1のスイッチング素子Q1〜Q6を駆
動制御するインバータ駆動回路2と、上記力率改善回路
10を駆動制御する力率改善駆動回路12と、上記平滑
用のコンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイ
ッチング素子Q1〜Q6の負極側との間のグランドライ
ンGL上に介装して該グランドラインGLに流れる過電
流を検出する過電流検出抵抗Rと、この過電流検出抵抗
Rにより所定値以上の過電流を検出した場合に上記イン
バータ駆動回路2を制御してスイッチング素子Q1〜Q
6の保護を行なう過電流停止回路3とを備え、1次側を
交流電源ACに接続し2次側を1巻線N1とした電源ト
ランスTを設け、この電源トランスTの巻線N1の一端
とインバータ駆動回路2の正極側との間に整流用のダイ
オードD3を接続し、インバータ駆動回路2の負極側と
電源トランスTの巻線N1の他端とを接続すく一方、電
源トランスTの巻線N1の一端と上記力率改善駆動回路
12の正極との間に整流用のダイオードD2を接続し、
電源トランスTの巻線N1と上記ダイオードD2を介す
る分圧回路4とを並列に接続すると共に、該分圧回路4
の中間部を過電流検出抵抗Rの低電位側のグランドライ
ンGLに接続し、力率改善駆動回路12の負極側と電源
トランスTの巻線N1の他端とを接続していることを特
徴としている。
【0012】
【作用】上記請求項1記載の電源装置によれば、インバ
ータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第1巻線
N1からダイオードD3、インバータ駆動回路2、第1
巻線N1へと流れ、また力率改善駆動回路12への電流
は、電源トランスTの第2巻線N2からダイオード
D2、力率改善駆動回路12、グランドラインGL、過
電流検出抵抗R、ダイオードD4、第1巻線N1へと流
れる。したがって1個の電源トランスTによりインバー
タ駆動回路2及び力率改善駆動回路12の電源回路を形
成できて、低コストで小型の力率改善を施した電源装置
を形成することができる。
ータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第1巻線
N1からダイオードD3、インバータ駆動回路2、第1
巻線N1へと流れ、また力率改善駆動回路12への電流
は、電源トランスTの第2巻線N2からダイオード
D2、力率改善駆動回路12、グランドラインGL、過
電流検出抵抗R、ダイオードD4、第1巻線N1へと流
れる。したがって1個の電源トランスTによりインバー
タ駆動回路2及び力率改善駆動回路12の電源回路を形
成できて、低コストで小型の力率改善を施した電源装置
を形成することができる。
【0013】請求項2記載の電源装置によれば、インバ
ータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第2巻線
N2、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、ダイオ
ードD5、第1巻線N1へと流れ、また力率改善駆動回
路12への電流は、電源トランスTの第2巻線N2、ダ
イオードD2、力率改善駆動回路12、ダイオード
D6、第1巻線N1へと流れる。したがって1個の電源
トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善駆
動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型の
力率改善を施した電源装置を形成することができる。
ータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第2巻線
N2、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、ダイオ
ードD5、第1巻線N1へと流れ、また力率改善駆動回
路12への電流は、電源トランスTの第2巻線N2、ダ
イオードD2、力率改善駆動回路12、ダイオード
D6、第1巻線N1へと流れる。したがって1個の電源
トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善駆
動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型の
力率改善を施した電源装置を形成することができる。
【0014】また請求項3記載の電源装置によれば、イ
ンバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの巻線
N1、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、巻線N
1へと流れ、また力率改善駆動回路12への電流は、電
源トランスTの巻線N1、ダイオードD2、力率改善駆
動回路12、巻線N1へと流れる。したがって1個の電
源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善
駆動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型
の力率改善を施した電源装置を形成することができる。
ンバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの巻線
N1、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、巻線N
1へと流れ、また力率改善駆動回路12への電流は、電
源トランスTの巻線N1、ダイオードD2、力率改善駆
動回路12、巻線N1へと流れる。したがって1個の電
源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善
駆動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型
の力率改善を施した電源装置を形成することができる。
【0015】また請求項4記載の電源装置によれば、イ
ンバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第1
巻線N1からダイオードD3、インバータ駆動回路2、
第1巻線N1へと流れ、また力率改善駆動回路12への
電流は、電源トランスTの第2巻線N2からダイオード
D2、力率改善駆動回路12、グランドラインGL、ダ
イオードD4、第1巻線N1へと流れる。したがって1
個の電源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力
率改善駆動回路12の電源回路を形成できて、低コスト
で小型の力率改善を施した電源装置を形成することがで
きる。また力率改善駆動回路12の電源回路における電
流のループは過電流検出抵抗Rを介さずに構成している
ので、過電流検出抵抗Rによるインバータ回路1の過電
流検出に影響を与えない。そのため、過電流検出を精度
良く行なうことができる。
ンバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第1
巻線N1からダイオードD3、インバータ駆動回路2、
第1巻線N1へと流れ、また力率改善駆動回路12への
電流は、電源トランスTの第2巻線N2からダイオード
D2、力率改善駆動回路12、グランドラインGL、ダ
イオードD4、第1巻線N1へと流れる。したがって1
個の電源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力
率改善駆動回路12の電源回路を形成できて、低コスト
で小型の力率改善を施した電源装置を形成することがで
きる。また力率改善駆動回路12の電源回路における電
流のループは過電流検出抵抗Rを介さずに構成している
ので、過電流検出抵抗Rによるインバータ回路1の過電
流検出に影響を与えない。そのため、過電流検出を精度
良く行なうことができる。
【0016】さらに請求項5記載の電源装置によれば、
インバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第
2巻線N2、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、
ダイオードD5、第1巻線N1へと流れ、また力率改善
駆動回路12への電流は、電源トランスTの第2巻線N
2、ダイオードD2、力率改善駆動回路12、ダイオー
ドD6、第1巻線N1へと流れる。したがって1個の電
源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善
駆動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型
の力率改善を施した電源装置を形成することができる。
また電源回路を構成する電源トランスTの巻線N1と巻
線N2との接続点を過電流検出抵抗Rの低電位側のグラ
ンドラインGLに接続しているので、電源回路における
電流の影響を過電流検出抵抗Rに対して少なくあるいは
無くしており、そのため、過電流検出を精度良く行なう
ことができる。
インバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの第
2巻線N2、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、
ダイオードD5、第1巻線N1へと流れ、また力率改善
駆動回路12への電流は、電源トランスTの第2巻線N
2、ダイオードD2、力率改善駆動回路12、ダイオー
ドD6、第1巻線N1へと流れる。したがって1個の電
源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善
駆動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型
の力率改善を施した電源装置を形成することができる。
また電源回路を構成する電源トランスTの巻線N1と巻
線N2との接続点を過電流検出抵抗Rの低電位側のグラ
ンドラインGLに接続しているので、電源回路における
電流の影響を過電流検出抵抗Rに対して少なくあるいは
無くしており、そのため、過電流検出を精度良く行なう
ことができる。
【0017】また請求項6記載の電源装置によれば、イ
ンバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの巻線
N1、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、巻線N
1へと流れ、また力率改善駆動回路12への電流は、電
源トランスTの巻線N1、ダイオードD2、力率改善駆
動回路12、巻線N1へと流れる。したがって1個の電
源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善
駆動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型
の力率改善を施した電源装置を形成することができる。
また電源回路を構成する分圧回路4の中間部を過電流検
出抵抗Rの低電位側のグランドラインGLに接続してい
るので、電源回路における電流の影響を過電流検出抵抗
Rに対して少なくあるいは無くしており、そのため、過
電流検出を精度良く行なうことができる。
ンバータ駆動回路2への電流は、電源トランスTの巻線
N1、ダイオードD3、インバータ駆動回路2、巻線N
1へと流れ、また力率改善駆動回路12への電流は、電
源トランスTの巻線N1、ダイオードD2、力率改善駆
動回路12、巻線N1へと流れる。したがって1個の電
源トランスTによりインバータ駆動回路2及び力率改善
駆動回路12の電源回路を形成できて、低コストで小型
の力率改善を施した電源装置を形成することができる。
また電源回路を構成する分圧回路4の中間部を過電流検
出抵抗Rの低電位側のグランドラインGLに接続してい
るので、電源回路における電流の影響を過電流検出抵抗
Rに対して少なくあるいは無くしており、そのため、過
電流検出を精度良く行なうことができる。
【0018】
【実施例】次にこの発明の電源装置の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なおインバ
ータ回路に力率改善用の昇圧チョッパー型力率改善回路
10を施した電源装置の全体の構成は従来例とほぼ同様
なので、同一の機能を発揮する部材には同一の番号、記
号を付して説明を省略し、本発明の要旨の部分について
詳述する。
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なおインバ
ータ回路に力率改善用の昇圧チョッパー型力率改善回路
10を施した電源装置の全体の構成は従来例とほぼ同様
なので、同一の機能を発揮する部材には同一の番号、記
号を付して説明を省略し、本発明の要旨の部分について
詳述する。
【0019】(実施例1)図1に実施例1を示す。この
実施例では、インバータ回路1のスイッチング素子Q1
・・・としてトランジスタを用い、また昇圧チョッパー
型の力率改善回路10のスイッチング素子Q7として電
圧駆動型のIGBTまたはMOSFETを用いている。
そしてインバータ駆動回路2及び力率改善駆動回路12
の電源回路には1個の電源トランスTを使用し、この電
源トランスTは2巻線を直列に接続したトランス(1巻
線の中間タップ付きのトランスを含む)を用いている。
インバータ駆動回路2の電源として電源トランスTの第
1巻線N1を用い、力率改善駆動回路12の電源として
電源トランスTの直列2巻線N1、N2を用いている。
また力率改善駆動回路12の電源回路のループとして過
電流検出抵抗Rの介設されたグランドラインGL(平滑
用コンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイッ
チング素子Q1〜Q6の負極側とを結ぶライン)及びダ
イオードD4の介設されたインバータ駆動回路2の負側
ラインNL1を共用している。なお電源トランスTの1
次巻線側はその図示を省略している。
実施例では、インバータ回路1のスイッチング素子Q1
・・・としてトランジスタを用い、また昇圧チョッパー
型の力率改善回路10のスイッチング素子Q7として電
圧駆動型のIGBTまたはMOSFETを用いている。
そしてインバータ駆動回路2及び力率改善駆動回路12
の電源回路には1個の電源トランスTを使用し、この電
源トランスTは2巻線を直列に接続したトランス(1巻
線の中間タップ付きのトランスを含む)を用いている。
インバータ駆動回路2の電源として電源トランスTの第
1巻線N1を用い、力率改善駆動回路12の電源として
電源トランスTの直列2巻線N1、N2を用いている。
また力率改善駆動回路12の電源回路のループとして過
電流検出抵抗Rの介設されたグランドラインGL(平滑
用コンデンサC0の負極側とインバータ回路1のスイッ
チング素子Q1〜Q6の負極側とを結ぶライン)及びダ
イオードD4の介設されたインバータ駆動回路2の負側
ラインNL1を共用している。なお電源トランスTの1
次巻線側はその図示を省略している。
【0020】まずインバータ駆動回路2の電源回路を、
電源トランスTの第1巻線N1、整流用ダイオード
D3、平滑用コンデンサC3で構成し、電源トランスT
の第1巻線N1に誘起された電圧はダイオードD3で整
流され、コンデンサC3で平滑されてインバータ駆動回
路2に供給される。この時、この電源回路に流れる電流
は、電源トランスTの巻線N1→正側ラインPL1、ダ
イオードD3→インバータ駆動回路2→負側ラインNL
1→巻線N1のループに示すように流れる。
電源トランスTの第1巻線N1、整流用ダイオード
D3、平滑用コンデンサC3で構成し、電源トランスT
の第1巻線N1に誘起された電圧はダイオードD3で整
流され、コンデンサC3で平滑されてインバータ駆動回
路2に供給される。この時、この電源回路に流れる電流
は、電源トランスTの巻線N1→正側ラインPL1、ダ
イオードD3→インバータ駆動回路2→負側ラインNL
1→巻線N1のループに示すように流れる。
【0021】一方、力率改善駆動回路12の電源回路
を、電源トランスTの両巻線N1、N2、整流用ダイオ
ードD2、平滑用コンデンサC2で構成し、電源トラン
スTの両巻線N1、N2の両端に発生した電圧はダイオ
ードD2で整流され、コンデンサC2で平滑されて力率
改善駆動回路12に供給される。この時、この電源回路
に流れる電流は、電源トランスTの第2巻線N2→正側
ラインPL2、ダイオードD2→力率改善駆動回路12
→グランドラインGL上の過電流検出抵抗R→インバー
タ回路1側の逆バイアス用ダイオードD4→負側ライン
NL1→電源トランスTの第1巻線N1のループに示
すように流れる。なおループに流れる力率改善駆動回
路12用の電流は、インバータ回路1のスイッチング素
子Q1・・・に流れる電流と比べて小さいので、過電流
検出抵抗Rによる過電流検出において特に影響はない。
を、電源トランスTの両巻線N1、N2、整流用ダイオ
ードD2、平滑用コンデンサC2で構成し、電源トラン
スTの両巻線N1、N2の両端に発生した電圧はダイオ
ードD2で整流され、コンデンサC2で平滑されて力率
改善駆動回路12に供給される。この時、この電源回路
に流れる電流は、電源トランスTの第2巻線N2→正側
ラインPL2、ダイオードD2→力率改善駆動回路12
→グランドラインGL上の過電流検出抵抗R→インバー
タ回路1側の逆バイアス用ダイオードD4→負側ライン
NL1→電源トランスTの第1巻線N1のループに示
すように流れる。なおループに流れる力率改善駆動回
路12用の電流は、インバータ回路1のスイッチング素
子Q1・・・に流れる電流と比べて小さいので、過電流
検出抵抗Rによる過電流検出において特に影響はない。
【0022】このように本実施例では、インバータ駆動
回路2の電源用の電源トランスTを力率改善駆動回路1
2の電源と共用することで、低コストで小型の力率改善
を施した電源装置を提供することができる。
回路2の電源用の電源トランスTを力率改善駆動回路1
2の電源と共用することで、低コストで小型の力率改善
を施した電源装置を提供することができる。
【0023】(実施例2)実施例2を図2に示す。本実
施例では図1の場合と同タイプの電源トランスTを用い
る一方、インバータ回路1のスイッチング素子Q1・・
・には電圧駆動型のIGBTまたはMOSFETを使用
した場合である。なお力率改善回路10側のスイッチン
グ素子Q7も電圧駆動型のIGBTまたはMOSFET
を使用している。本実施例では電源トランスTの第1巻
線N1と第2巻線N2との接続点あるいは1巻線とした
場合の中間タップを主回路のグランドラインGLに接続
し、このグランドラインGLを基準にして電源トランス
Tの第1巻線N1と第2巻線N2により正負の電源を形
成した場合である。そしてインバータ駆動回路2の電源
回路は、電源トランスT、整流用ダイオードD3、
D5、平滑用コンデンサC3、C4等で構成している。
また力率改善駆動回路12側の電源回路は、電源トラン
スT、整流用ダイオードD2、D6、平滑用コンデンサ
C2、C5等で構成している。
施例では図1の場合と同タイプの電源トランスTを用い
る一方、インバータ回路1のスイッチング素子Q1・・
・には電圧駆動型のIGBTまたはMOSFETを使用
した場合である。なお力率改善回路10側のスイッチン
グ素子Q7も電圧駆動型のIGBTまたはMOSFET
を使用している。本実施例では電源トランスTの第1巻
線N1と第2巻線N2との接続点あるいは1巻線とした
場合の中間タップを主回路のグランドラインGLに接続
し、このグランドラインGLを基準にして電源トランス
Tの第1巻線N1と第2巻線N2により正負の電源を形
成した場合である。そしてインバータ駆動回路2の電源
回路は、電源トランスT、整流用ダイオードD3、
D5、平滑用コンデンサC3、C4等で構成している。
また力率改善駆動回路12側の電源回路は、電源トラン
スT、整流用ダイオードD2、D6、平滑用コンデンサ
C2、C5等で構成している。
【0024】インバータ駆動回路2への電流は、電源ト
ランスTの第2巻線N2→正側ラインPL1、ダイオー
ドD3→インバータ駆動回路2→負側ラインNL1、ダ
イオードD5→第1巻線N1のループで流れて、インバ
ータ駆動回路2に電源が供給される。また力率改善駆動
回路12への電流は、電源トランスTの第2巻線N2→
正側ラインPL2、ダイオードD2→力率改善駆動回路
12→負側ラインNL2、ダイオードD6→第1巻線N
1のループで流れて、力率改善駆動回路12に電源が供
給される。
ランスTの第2巻線N2→正側ラインPL1、ダイオー
ドD3→インバータ駆動回路2→負側ラインNL1、ダ
イオードD5→第1巻線N1のループで流れて、インバ
ータ駆動回路2に電源が供給される。また力率改善駆動
回路12への電流は、電源トランスTの第2巻線N2→
正側ラインPL2、ダイオードD2→力率改善駆動回路
12→負側ラインNL2、ダイオードD6→第1巻線N
1のループで流れて、力率改善駆動回路12に電源が供
給される。
【0025】(実施例3)実施例3を図3に示す。図2
の場合では電源トランスTを直列2巻線としたが、本実
施例では電源トランスTを1巻線で構成した場合であ
る。また、インバータ回路1のスイッチング素子Q1・
・・及び力率改善回路10のスイッチング素子Q7を図
2の場合と同様に電圧駆動型のIGBTまたはMOSF
ETで構成している。本実施例でも図2の場合と同様に
電源トランスTの巻線N1に整流用のダイオードD3を
介して分圧回路4を並列に接続し、この分圧回路4の中
間点をグランドラインGLに接続して正負の電源を形成
している。ここでインバータ駆動回路2側の電源回路
を、電源トランスT、整流用ダイオードD3、平滑用の
コンデンサC3、C4で構成している。また力率改善駆
動回路12側の電源回路を、電源トランスT、整流用の
ダイオードD2、平滑用のコンデンサC2、C5で構成
している。
の場合では電源トランスTを直列2巻線としたが、本実
施例では電源トランスTを1巻線で構成した場合であ
る。また、インバータ回路1のスイッチング素子Q1・
・・及び力率改善回路10のスイッチング素子Q7を図
2の場合と同様に電圧駆動型のIGBTまたはMOSF
ETで構成している。本実施例でも図2の場合と同様に
電源トランスTの巻線N1に整流用のダイオードD3を
介して分圧回路4を並列に接続し、この分圧回路4の中
間点をグランドラインGLに接続して正負の電源を形成
している。ここでインバータ駆動回路2側の電源回路
を、電源トランスT、整流用ダイオードD3、平滑用の
コンデンサC3、C4で構成している。また力率改善駆
動回路12側の電源回路を、電源トランスT、整流用の
ダイオードD2、平滑用のコンデンサC2、C5で構成
している。
【0026】インバータ駆動回路2への電流は、電源ト
ランスTの巻線N1→正側ラインPL1、ダイオードD
3→インバータ駆動回路2→負側ラインNL1→巻線N
1へのループで流れてインバータ駆動回路2に電源を供
給している。また力率改善駆動回路12への電流は、電
源トランスTの巻線N1→正側ラインPL2、ダイオー
ドD2→力率改善駆動回路12→負側ラインNL2→巻
線N1へのループで流れて、力率改善駆動回路12に電
源を供給している。
ランスTの巻線N1→正側ラインPL1、ダイオードD
3→インバータ駆動回路2→負側ラインNL1→巻線N
1へのループで流れてインバータ駆動回路2に電源を供
給している。また力率改善駆動回路12への電流は、電
源トランスTの巻線N1→正側ラインPL2、ダイオー
ドD2→力率改善駆動回路12→負側ラインNL2→巻
線N1へのループで流れて、力率改善駆動回路12に電
源を供給している。
【0027】(実施例4)図4に実施例4を示す。本実
施例は図1に対応した実施例を示し、力率改善駆動回路
12側の電源回路に流れる電流を過電流検出抵抗Rに流
さないようにしたものである。つまり逆バイアス用のダ
イオードD4のアノード側とスイッチング素子Q1のエ
ミッタ側との間のグランドラインGL上に過電流検出抵
抗Rを介装し、力率改善駆動回路12に流れる電流を過
電流検出抵抗Rを介さずにダイオードD4を介して電源
トランスTの第1巻線N1へ流すようにしている。した
がって過電流検出抵抗Rにはインバータ回路1のスイッ
チング素子Q1・・・に流れる電流のみが流れることに
なり、過電流検出を精度良く行なうことができる。なお
インバータ駆動回路1及び力率改善駆動回路12への電
流の流れは、図1の場合と基本的に同じなので説明は省
略する。
施例は図1に対応した実施例を示し、力率改善駆動回路
12側の電源回路に流れる電流を過電流検出抵抗Rに流
さないようにしたものである。つまり逆バイアス用のダ
イオードD4のアノード側とスイッチング素子Q1のエ
ミッタ側との間のグランドラインGL上に過電流検出抵
抗Rを介装し、力率改善駆動回路12に流れる電流を過
電流検出抵抗Rを介さずにダイオードD4を介して電源
トランスTの第1巻線N1へ流すようにしている。した
がって過電流検出抵抗Rにはインバータ回路1のスイッ
チング素子Q1・・・に流れる電流のみが流れることに
なり、過電流検出を精度良く行なうことができる。なお
インバータ駆動回路1及び力率改善駆動回路12への電
流の流れは、図1の場合と基本的に同じなので説明は省
略する。
【0028】(実施例5)図5は実施例5を示し、図2
に対応した実施例である。本実施例も図4の場合と同様
に電源トランスTの電源回路に流れる電流が過電流検出
抵抗Rの過電流検出に影響を及ぼさないようにしたもの
である。すなわち、電源トランスTの第1巻線N1と第
2巻線N2の接続点よりグランドラインGLに落とす位
置を過電流検出抵抗Rの低電位側にしている。これによ
りインバータ駆動回路2及び力率改善駆動回路12の電
源回路に流れる電流が過電流検出抵抗Rに及ぼす影響を
少なくして、過電流検出抵抗Rでの過電流検出を精度良
く行なうようにしている。なおインバータ駆動回路2及
び力率改善駆動回路12への電流の流れは、図2の場合
と基本的に同じなので説明は省略する。
に対応した実施例である。本実施例も図4の場合と同様
に電源トランスTの電源回路に流れる電流が過電流検出
抵抗Rの過電流検出に影響を及ぼさないようにしたもの
である。すなわち、電源トランスTの第1巻線N1と第
2巻線N2の接続点よりグランドラインGLに落とす位
置を過電流検出抵抗Rの低電位側にしている。これによ
りインバータ駆動回路2及び力率改善駆動回路12の電
源回路に流れる電流が過電流検出抵抗Rに及ぼす影響を
少なくして、過電流検出抵抗Rでの過電流検出を精度良
く行なうようにしている。なおインバータ駆動回路2及
び力率改善駆動回路12への電流の流れは、図2の場合
と基本的に同じなので説明は省略する。
【0029】(実施例6)実施例6を図6に示す。本実
施例も図5の場合と同様であり、図3に対応した実施例
である。本実施例では分圧回路4をダイオードD2のカ
ソード側に接続し、分圧回路4の中間点を接続するグラ
ンドラインGL上の位置を過電流検出抵抗Rの低電位側
にしている。これによりインバータ駆動回路2及び力率
改善駆動回路12の電源回路に流れる電流が過電流検出
抵抗Rに及ぼす影響を少なくして、過電流検出抵抗Rで
の過電流検出を精度良く行なうようにしている。なおイ
ンバータ駆動回路2及び力率改善駆動回路12への電流
の流れは、図3の場合と基本的に同じなので説明は省略
する。
施例も図5の場合と同様であり、図3に対応した実施例
である。本実施例では分圧回路4をダイオードD2のカ
ソード側に接続し、分圧回路4の中間点を接続するグラ
ンドラインGL上の位置を過電流検出抵抗Rの低電位側
にしている。これによりインバータ駆動回路2及び力率
改善駆動回路12の電源回路に流れる電流が過電流検出
抵抗Rに及ぼす影響を少なくして、過電流検出抵抗Rで
の過電流検出を精度良く行なうようにしている。なおイ
ンバータ駆動回路2及び力率改善駆動回路12への電流
の流れは、図3の場合と基本的に同じなので説明は省略
する。
【0030】
【発明の効果】上記請求項1〜請求項3の電源装置によ
れば、1個の電源トランスによりインバータ駆動回路及
び力率改善駆動回路の電源回路を形成できて、低コスト
で小型の力率改善を施した電源装置を形成することがで
きる。
れば、1個の電源トランスによりインバータ駆動回路及
び力率改善駆動回路の電源回路を形成できて、低コスト
で小型の力率改善を施した電源装置を形成することがで
きる。
【0031】また請求項4の電源装置によれば、1個の
電源トランスによりインバータ駆動回路及び力率改善駆
動回路の電源回路を形成できて、低コストで小型の力率
改善を施した電源装置を形成することができる。また力
率改善駆動回路の電源回路における電流のループにおい
ては過電流検出抵抗を介さずに流しているので、過電流
検出抵抗によるインバータ回路の過電流検出に影響を与
えない。そのため、過電流検出を精度良く行なうことが
できる。
電源トランスによりインバータ駆動回路及び力率改善駆
動回路の電源回路を形成できて、低コストで小型の力率
改善を施した電源装置を形成することができる。また力
率改善駆動回路の電源回路における電流のループにおい
ては過電流検出抵抗を介さずに流しているので、過電流
検出抵抗によるインバータ回路の過電流検出に影響を与
えない。そのため、過電流検出を精度良く行なうことが
できる。
【0032】さらに請求項5の電源装置によれば、1個
の電源トランスによりインバータ駆動回路及び力率改善
駆動回路の電源回路を形成できて、低コストで小型の力
率改善を施した電源装置を形成することができる。また
電源回路を構成する電源トランスの両巻線の接続点を過
電流検出抵抗の低電位側のグランドラインに接続してい
るので、電源回路における電流の影響を過電流検出抵抗
に対して少なくあるいは無くしており、そのため、過電
流検出を精度良く行なうことができる。
の電源トランスによりインバータ駆動回路及び力率改善
駆動回路の電源回路を形成できて、低コストで小型の力
率改善を施した電源装置を形成することができる。また
電源回路を構成する電源トランスの両巻線の接続点を過
電流検出抵抗の低電位側のグランドラインに接続してい
るので、電源回路における電流の影響を過電流検出抵抗
に対して少なくあるいは無くしており、そのため、過電
流検出を精度良く行なうことができる。
【0033】また請求項6の電源装置によれば、1個の
電源トランスによりインバータ駆動回路及び力率改善駆
動回路の電源回路を形成できて、低コストで小型の力率
改善を施した電源装置を形成することができる。また電
源回路を構成する分圧回路の中間部を過電流検出抵抗の
低電位側のグランドラインに接続しているので、電源回
路における電流の影響を過電流検出抵抗に対して少なく
あるいは無くしており、そのため、過電流検出を精度良
く行なうことができる。
電源トランスによりインバータ駆動回路及び力率改善駆
動回路の電源回路を形成できて、低コストで小型の力率
改善を施した電源装置を形成することができる。また電
源回路を構成する分圧回路の中間部を過電流検出抵抗の
低電位側のグランドラインに接続しているので、電源回
路における電流の影響を過電流検出抵抗に対して少なく
あるいは無くしており、そのため、過電流検出を精度良
く行なうことができる。
【図1】この発明の実施例1の電源装置の回路図であ
る。
る。
【図2】この発明の実施例2の電源装置の回路図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施例3の電源装置の回路図であ
る。
る。
【図4】この発明の実施例4の電源装置の回路図であ
る。
る。
【図5】この発明の実施例5の電源装置の回路図であ
る。
る。
【図6】この発明の実施例6の電源装置の回路図であ
る。
る。
【図7】従来例の昇圧チョッパー型力率改善回路を適用
した場合のインバータ回路図である。
した場合のインバータ回路図である。
【図8】図7の場合の電源回路図である。
1 インバータ回路 2 インバータ駆動回路 3 過電流停止回路 4 分圧回路 10 力率改善回路 12 力率改善駆動回路 Q1〜Q6 スイッチング素子 C0 平滑用のコンデンサ D2、D3 整流用のダイオード D4 逆バイアス用のダイオード D5、D6 整流用のダイオード GL グランドライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 9181−5H H02M 7/48 Y
Claims (6)
- 【請求項1】 交流電源(AC)を整流する整流回路
(11)と、この整流回路(11)の出力電圧を平滑す
るコンデンサ(C0)と、このコンデンサ(C0)から
の直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバー
タ回路(1)と、上記整流回路(11)と平滑用のコン
デンサ(C0)との間に介装した力率改善用の力率改善
回路(10)と、上記インバータ回路(1)のスイッチ
ング素子(Q1)〜(Q6)を駆動制御するインバータ
駆動回路(2)と、上記力率改善回路(10)を駆動制
御する力率改善駆動回路(12)と、上記平滑用のコン
デンサ(C0)の負極側とインバータ回路(1)のスイ
ッチング素子(Q1)〜(Q6)の負極側との間のグラ
ンドライン(GL)上に介装して該グランドライン(G
L)に流れる過電流を検出する過電流検出抵抗(R)
と、この過電流検出抵抗(R)により所定値以上の過電
流を検出した場合に上記インバータ駆動回路(2)を制
御してスイッチング素子(Q1)〜(Q6)の保護を行
なう過電流停止回路(3)とを備え、1次側を交流電源
(AC)に接続し2次側を直列2巻線(N1)(N2)
とした電源トランス(T)を設け、この電源トランス
(T)の2次側の直列2巻線(N1)(N2)の接続点
と上記インバータ駆動回路(2)の正極側との間に整流
用のダイオード(D3)を接続し、インバータ回路
(1)側のグランドライン(GL)に対して負電源を形
成するダイオード(D4)の負極側及びインバータ駆動
回路(2)の負極側とを上記電源トランス(T)の第1
巻線(N1)の一端にそれぞれ接続する一方、電源トラ
ンス(T)の第2巻線(N2)の他端と上記力率改善駆
動回路(12)の正極との間に整流用のダイオード(D
2)を接続し、力率改善駆動回路(12)の負極側を過
電流検出抵抗(R)の低電位側のグランドライン(G
L)に接続していることを特徴とする電源装置。 - 【請求項2】 交流電源(AC)を整流する整流回路
(11)と、この整流回路(11)の出力電圧を平滑す
るコンデンサ(C0)と、このコンデンサ(C0)から
の直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバー
タ回路(1)と、上記整流回路(11)と平滑用のコン
デンサ(C0)との間に介装した力率改善用の力率改善
回路(10)と、上記インバータ回路(1)のスイッチ
ング素子(Q1)〜(Q6)を駆動制御するインバータ
駆動回路(2)と、上記力率改善回路(10)を駆動制
御する力率改善駆動回路(12)と、上記平滑用のコン
デンサ(C0)の負極側とインバータ回路(1)のスイ
ッチング素子(Q1)〜(Q6)の負極側との間を接続
するグランドライン(GL)とを備え、1次側を交流電
源(AC)に接続し2次側を直列2巻線(N1)
(N2)とした電源トランス(T)を設け、この電源ト
ランス(T)の2次側の直列2巻線(N1)(N2)の
接続点をグランドライン(GL)に接続し、電源トラン
ス(T)の第2巻線(N2)の他端と上記インバータ駆
動回路(2)の正極側との間に整流用のダイオード(D
3)を接続し、インバータ駆動回路(2)の負極側と電
源トランス(T)の第1巻線(N1)の一端とを整流用
のダイオード(D5)を介して接続する一方、電源トラ
ンス(T)の第2巻線(N2)の他端と上記力率改善駆
動回路(12)の正極との間に整流用のダイオード(D
2)を接続し、力率改善駆動回路(12)の負極側と電
源トランス(T)の第1巻線(N1)の一端とを整流用
のダイオード(D6)を介して接続していることを特徴
とする電源装置。 - 【請求項3】 交流電源(AC)を整流する整流回路
(11)と、この整流回路(11)の出力電圧を平滑す
るコンデンサ(C0)と、このコンデンサ(C0)から
の直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバー
タ回路(1)と、上記整流回路(11)と平滑用のコン
デンサ(C0)との間に介装した力率改善用の力率改善
回路(10)と、上記インバータ回路(1)のスイッチ
ング素子(Q1)〜(Q6)を駆動制御するインバータ
駆動回路(2)と、上記力率改善回路(10)を駆動制
御する力率改善駆動回路(12)と、上記平滑用のコン
デンサ(C0)の負極側とインバータ回路(1)のスイ
ッチング素子(Q1)〜(Q6)の負極側との間を接続
するグランドライン(GL)とを備え、1次側を交流電
源(AC)に接続し2次側を1巻線(N1)とした電源
トランス(T)を設け、この電源トランス(T)の一端
とインバータ駆動回路(2)の正極側との間に整流用の
ダイオード(D3)を接続し、電源トランス(T)の巻
線(N1)と上記ダイオード(D3)を介する分圧回路
(4)とを並列に接続すると共に、該分圧回路(4)の
中間部をグランドライン(GL)に接続し、インバータ
駆動回路(2)の負極側と電源トランス(T)の巻線
(N1)の他端とを接続する一方、電源トランス(T)
の巻線(N1)の一端と上記力率改善駆動回路(12)
の正極との間に整流用のダイオード(D2)を接続し、
力率改善駆動回路(12)の負極側と電源トランス
(T)の巻線(N1)の他端とを接続していることを特
徴とする電源装置。 - 【請求項4】 交流電源(AC)を整流する整流回路
(11)と、この整流回路(11)の出力電圧を平滑す
るコンデンサ(C0)と、このコンデンサ(C0)から
の直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバー
タ回路(1)と、上記整流回路(11)と平滑用のコン
デンサ(C0)との間に介装した力率改善用の力率改善
回路(10)と、上記インバータ回路(1)のスイッチ
ング素子(Q1)〜(Q6)を駆動制御するインバータ
駆動回路(2)と、上記力率改善回路(10)を駆動制
御する力率改善駆動回路(12)と、上記平滑用のコン
デンサ(C0)の負極側とインバータ回路(1)のスイ
ッチング素子(Q1)〜(Q6)の負極側との間のグラ
ンドライン(GL)上に介装して該グランドライン(G
L)に流れる過電流を検出する過電流検出抵抗(R)
と、この過電流検出抵抗(R)により所定値以上の過電
流を検出した場合に上記インバータ駆動回路(2)を制
御してスイッチング素子(Q1)〜(Q6)の保護を行
なう過電流停止回路(3)とを備え、1次側を交流電源
(AC)に接続し2次側を直列2巻線(N1)(N2)
とした電源トランス(T)を設け、この電源トランス
(T)の2次側の直列2巻線(N1)(N2)の接続点
と上記インバータ駆動回路(2)の正極側との間に整流
用のダイオード(D3)を接続し、インバータ回路
(1)側のグランドライン(GL)に対して負電源を形
成するダイオード(D4)の負極側及びインバータ駆動
回路(2)の負極側とを上記電源トランス(T)の第1
巻線(N1)の一端にそれぞれ接続する一方、電源トラ
ンス(T)の第2巻線(N2)の他端と上記力率改善駆
動回路(12)の正極との間に整流用のダイオード(D
2)を接続し、力率改善駆動回路(12)の負極側をグ
ランドライン(GL)に接続し、さらに上記過電流検出
抵抗(R)は上記ダイオード(D4)の位置より高電位
側のグランドライン(GL)上に介装していることを特
徴とする電源装置。 - 【請求項5】 交流電源(AC)を整流する整流回路
(11)と、この整流回路(11)の出力電圧を平滑す
るコンデンサ(C0)と、このコンデンサ(C0)から
の直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバー
タ回路(1)と、上記整流回路(11)と平滑用のコン
デンサ(C0)との間に介装した力率改善用の力率改善
回路(10)と、上記インバータ回路(1)のスイッチ
ング素子(Q1)〜(Q6)を駆動制御するインバータ
駆動回路(2)と、上記力率改善回路(10)を駆動制
御する力率改善駆動回路(12)と、上記平滑用のコン
デンサ(C0)の負極側とインバータ回路(1)のスイ
ッチング素子(Q1)〜(Q6)の負極側との間のグラ
ンドライン(GL)上に介装して該グランドライン(G
L)に流れる過電流を検出する過電流検出抵抗(R)
と、この過電流検出抵抗(R)により所定値以上の過電
流を検出した場合に上記インバータ駆動回路(2)を制
御してスイッチング素子(Q1)〜(Q6)の保護を行
なう過電流停止回路(3)とを備え、1次側を交流電源
(AC)に接続し2次側を直列2巻線(N1)(N2)
とした電源トランス(T)を設け、この電源トランス
(T)の2次側の直列2巻線(N1)(N2)の接続点
を過電流検出抵抗(R)の低電位側のグランドライン
(GL)に接続し、電源トランス(T)の第2巻線(N
2)の他端と上記インバータ駆動回路(2)の正極側と
の間に整流用のダイオード(D3)を接続し、インバー
タ駆動回路(2)の負極側と電源トランス(T)の第1
巻線(N1)の一端とを整流用のダイオード(D5)を
介して接続する一方、電源トランス(T)の第2巻線
(N2)の他端と上記力率改善駆動回路(12)の正極
との間に整流用のダイオード(D2)を接続し、力率改
善駆動回路(12)の負極側と電源トランス(T)の第
1巻線(N1)の一端とを整流用のダイオード(D6)
を介して接続していることを特徴とする電源装置。 - 【請求項6】 交流電源(AC)を整流する整流回路
(11)と、この整流回路(11)の出力電圧を平滑す
るコンデンサ(C0)と、このコンデンサ(C0)から
の直流電圧を電源としてスイッチング動作するインバー
タ回路(1)と、上記整流回路(11)と平滑用のコン
デンサ(C0)との間に介装した力率改善用の力率改善
回路(10)と、上記インバータ回路(1)のスイッチ
ング素子(Q1)〜(Q6)を駆動制御するインバータ
駆動回路(2)と、上記力率改善回路(10)を駆動制
御する力率改善駆動回路(12)と、上記平滑用のコン
デンサ(C0)の負極側とインバータ回路(1)のスイ
ッチング素子(Q1)〜(Q6)の負極側との間のグラ
ンドライン(GL)上に介装して該グランドライン(G
L)に流れる過電流を検出する過電流検出抵抗(R)
と、この過電流検出抵抗(R)により所定値以上の過電
流を検出した場合に上記インバータ駆動回路(2)を制
御してスイッチング素子(Q1)〜(Q6)の保護を行
なう過電流停止回路(3)とを備え、1次側を交流電源
(AC)に接続し2次側を1巻線(N1)とした電源ト
ランス(T)を設け、この電源トランス(T)の巻線
(N1)の一端とインバータ駆動回路(2)の正極側と
の間に整流用のダイオード(D3)を接続し、インバー
タ駆動回路(2)の負極側と電源トランス(T)の巻線
(N1)の他端とを接続する一方、電源トランス(T)
の巻線(N1)の一端と上記力率改善駆動回路(12)
の正極との間に整流用のダイオード(D2)を接続し、
電源トランス(T)の巻線(N1)と上記ダイオード
(D2)を介する分圧回路(4)とを並列に接続すると
共に、該分圧回路(4)の中間部を過電流検出抵抗
(R)の低電位側のグランドライン(GL)に接続し、
力率改善駆動回路(12)の負極側と電源トランス
(T)の巻線(N1)の他端とを接続していることを特
徴とする電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7115365A JPH08275534A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7115365A JPH08275534A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08275534A true JPH08275534A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14660730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7115365A Pending JPH08275534A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08275534A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6380623B1 (ja) * | 2017-07-11 | 2018-08-29 | オムロン株式会社 | Dc/dcコンバータ、パワーコンディショナ、及び電源システム |
JP2020010507A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | スイッチング電源装置及びそれを備えた車載用電動コンプレッサ |
-
1995
- 1995-04-03 JP JP7115365A patent/JPH08275534A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6380623B1 (ja) * | 2017-07-11 | 2018-08-29 | オムロン株式会社 | Dc/dcコンバータ、パワーコンディショナ、及び電源システム |
WO2019012731A1 (ja) * | 2017-07-11 | 2019-01-17 | オムロン株式会社 | Dc/dcコンバータ、パワーコンディショナ、及び電源システム |
JP2019022246A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | オムロン株式会社 | Dc/dcコンバータ、パワーコンディショナ、及び電源システム |
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JP2020010507A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | スイッチング電源装置及びそれを備えた車載用電動コンプレッサ |
WO2020012898A1 (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | スイッチング電源装置及びそれを備えた車載用電動コンプレッサ |
CN112352374A (zh) * | 2018-07-09 | 2021-02-09 | 三电汽车部件株式会社 | 开关电源装置及包括该开关电源装置的车载用电动压缩机 |
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