JPH08275403A - バッテリの充電装置 - Google Patents

バッテリの充電装置

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JPH08275403A
JPH08275403A JP7076420A JP7642095A JPH08275403A JP H08275403 A JPH08275403 A JP H08275403A JP 7076420 A JP7076420 A JP 7076420A JP 7642095 A JP7642095 A JP 7642095A JP H08275403 A JPH08275403 A JP H08275403A
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Hideki Shironokuchi
秀樹 城ノ口
Seiji Kato
征二 加藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリのリフレッシュ動作を行うと同時に
バッテリの残存容量を記憶させる残存容量記憶部をゼロ
クリアすることにより、エネルギ効率の改善を図り、残
存容量記憶の誤差の累積を極力防止する。 【構成】 制御回路39を、バッテリ12を商用交流電
源より充電させる場合には、その充電に先立ってバッテ
リ12の残存容量が下限値になるまで放電させて商用交
流電源に回生させるリフレッシュ動作を行うと共に、そ
の残存容量を検出してEEPROM44に記憶させ、残
存容量が下限値に達したときにEEPROM44の残存
容量記憶領域をゼロクリアするように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源からバッテリに充
電させるようにしたバッテリの充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、電気自動車の駆動装置に組込ま
れた従来のバッテリの充電装置の一例を示すものであ
る。バッテリ1は、モータ2の例えばインバータからな
る駆動回路3に主回路電圧を供給し、その駆動回路3
は、制御回路4によってPWM制御されモータ2を駆動
するように構成されている。また、バッテリ1には、バ
ッテリ1の電圧電流特性からその残存容量を算出する残
存容量計5が設けられており、運転者は、その残存容量
計5の表示を見てバッテリ1の残存容量がある程度低下
したことを認知すると、バッテリ1に、商用交流電源6
から充電装置7を介して充電を行うものである。
【0003】また、例えば、電気自動車に用いられてい
るニッケル系電池(ニッケル水素電池,ニッケルカドミ
電池)からなるバッテリ1は、メモリ効果のため、実際
に利用できる充電容量が低下する。このため、従来で
は、リフレッシュスイッチの操作により、バッテリ1に
その残存エネルギを下限値まで放電させた後充電させる
リフレッシュ動作を行わせるようにしており、そのバッ
テリ1の残存エネルギは、放電用抵抗器によりジュール
熱として消費するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、残存
容量計5によるバッテリ1の残存容量は、バッテリ1の
充電時に積算した電流値から、電気自動車を運転するこ
とによりバッテリ1から放電した電流の積算値を差引い
て算出された値が表示されていた。この場合、電流の検
出誤差,積算誤差及び算出誤差等により、実際の残存容
量と残存容量計5の表示との間には多少なりとも誤差を
生ずるものである。
【0005】そのため、バッテリ1の充放電を繰返すこ
とにより、その実際の残存容量と残存容量計5の表示と
の誤差が次第に累積されることになる。従って、運転者
が残存容量計5の誤差を含んだ表示に基づいてバッテリ
1の充電を行うと、残存容量計5の表示が満充電になっ
たときに、実際には、バッテリ1が不足充電や過充電に
なるという不具合があった。
【0006】また、従来の構成では、バッテリ1の残存
エネルギを放電用抵抗器によりジュール熱として放散さ
せるので、エネルギ効率が悪く、特に、電気自動車のよ
うな大形のバッテリ1の場合には、放電用抵抗器も大形
になるので、広い設置スペースが必要となる不具合があ
る。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、その
目的は、バッテリのリフレッシュを行うと同時にバッテ
リの残存容量を記憶させる残存容量記憶部をゼロクリア
することにより、残存容量の誤差の累積を防止すること
ができ、また、バッテリの残存エネルギを電源側に回生
させることにより、エネルギ効率を良くすることがで
き、放電用抵抗器が不要となるバッテリの充電装置を提
供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のバッテリの充電装置は、電
源からバッテリに充電させるようにしたものにおいて、
バッテリの残存容量を検出して残存容量記憶部に記憶さ
せ、充電に先立ってバッテリの残存容量を下限値になる
まで放電させて電源側に回生させてリフレッシュすると
共に、検出した残存容量が下限値に達した時に残存容量
記憶部をゼロクリアするように制御する制御手段と、こ
の制御手段の残存容量記憶部の内容を表示する残存容量
表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載のバッテリの充電装置は、制
御手段を、リフレッシュ動作及びゼロクリア動作を定期
的に自動的に行うように構成するところに特徴を有す
る。請求項3記載のバッテリの充電装置は、制御手段
を、リフレッシュ動作及びゼロクリア動作を手動操作手
段の操作を条件に行うように構成するところに特徴を有
する。
【0010】請求項4記載のバッテリの充電装置は、電
源として商用交流電源を用い、制御手段を、バッテリか
ら交流電源への回生時には交流電源電圧のゼロクロス点
を検出してPLL制御により正弦波の基準信号を得、こ
の基準信号に交流電源に対する回生電流を追従させる制
御を行うように構成するところに特徴を有する。
【0011】請求項5記載のバッテリの充電装置は、交
流電源への回生電流を検出する電流検出手段を備え、制
御手段を、演算によって正弦波基準信号を生成するよう
に構成し、且つ、この正弦波基準信号と電流検出手段の
検出する回生電流とを比較するコンパレータを備えて構
成するところに特徴を有する。
【0012】請求項6記載のバッテリの充電装置は、記
憶手段と、D/A変換器とを備え、制御手段を、生成し
た正弦波基準信号を記憶手段に予め記憶させ、バッテリ
から交流電源への回生時に所定のタイミングで順次読出
してD/A変換器を介してコンパレータに出力するよう
に構成することを特徴とする。
【0013】請求項7記載のバッテリの充電装置は、バ
ッテリから負荷に電源を供給するための2個のスイッチ
ング素子を直列に接続してなるアームを1つ以上有する
駆動回路に2個のスイッチング素子を直列に接続してな
るアームを付加し、制御手段を、駆動回路の少なくとも
1つのアームのスイッチング素子と付加したアームのス
イッチング素子に制御信号を与えてスイッチング制御す
ることにより、バッテリから交流電源への回生を行わせ
るように構成することを特徴とする。
【0014】請求項8記載のバッテリの充電装置は、バ
ッテリ電圧の下限値が、商用交流電源電圧のピークより
も高く設定されていることを特徴とする。請求項9記載
のバッテリの充電装置は、制御手段を、バッテリから電
源への回生が終了した時点で自動的にバッテリの充電を
開始するように構成することを特徴とする。
【0015】請求項10記載のバッテリの充電装置は、
制御手段はCPUを備え、そのCPUによりバッテリの
残存容量の検出及び残存容量の電源への回生並びにバッ
テリの充電の制御を行うことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載のバッテリの充電装置によれば、
制御手段は、バッテリの充電を行う前に、バッテリの残
存容量を下限値になるまで放電させて電源側に回生させ
てリフレッシュすると共に、検出した残存容量が下限値
に達した時に残存容量記憶部をゼロクリアするように制
御するので、バッテリの充放電を繰返しても残存容量の
誤差が累算されることを極力防止することができると共
に、エネルギ効率を良くすることができる。
【0017】請求項2記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段は、リフレッシュ動作及びゼロクリア動作
を定期的に自動的に行うので、使用上極めて便利であ
る。請求項3記載のバッテリの充電装置によれば、制御
手段は、リフレッシュ動作及びゼロクリア動作を手動操
作手段の操作を条件に行うので、使用者は、任意にリフ
レッシュ動作及びゼロクリア動作を実行させることがで
きる。
【0018】請求項4記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段は、バッテリから商用交流電源への回生時
にはPLL制御により正弦波の基準信号を得て、この基
準信号に交流電源に対する回生電流を追従させるので、
回生時の交流電源系統の力率を改善することができる。
【0019】請求項5記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段は、演算によって正弦波基準信号を生成
し、この正弦波基準信号と電流検出手段の検出する回生
電流とを比較するコンパレータを備えて構成されるの
で、PLL制御を行う機能を制御手段内部に取込むこと
が可能となる。
【0020】請求項6記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段は、バッテリから交流電源への回生時に
は、予め生成して記憶手段に記憶させた正弦波基準信号
を、所定のタイミングで順次読出してD/A変換器を介
してコンパレータに出力するので、比較判断処理を行う
必要がなく、制御プログラムの構成が簡単になる。
【0021】請求項7記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段は、駆動回路の少なくとも1つのアームの
スイッチング素子を付加したアームのスイッチング素子
に制御信号を与えてスイッチング制御することにより、
バッテリから交流電源への回生を行わせるので、回生時
の回路構成が簡単になる。
【0022】請求項8記載のバッテリの充電装置によれ
ば、バッテリ電圧の下限値が、商用交流電源電圧のピー
クよりも高く設定されるので、回生制御を容易に行うこ
とができる。
【0023】請求項9記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段は、バッテリから電源への回生が終了した
時点で自動的にバッテリの充電を開始するので、作業上
極めて便利である。
【0024】請求項10記載のバッテリの充電装置によ
れば、制御手段はCPUを備え、そのCPUによりバッ
テリの残存容量の検出及び残存容量の電源への回生並び
にバッテリの充電の制御を行うので、充電装置の回路素
子数を削減できる。
【0025】
【実施例】以下本発明を電気自動車に適用した第1実施
例について図1乃至図4を参照しながら説明する。全体
の電気的構成を示す図1において、電気自動車には、走
行用のモータとしてインダクションモータ(負荷)10
が搭載されており、これは、複数相例えば3相のステー
タコイル11U,11V及び11Wを有するステータ1
1と、図示しないロータとを備えている。また、電気自
動車には、ニッケル系電池からなる充電可能な160〜
320ボルト定格のバッテリ12が搭載されており、こ
のバッテリ12からの直流電源がモータ駆動装置及びバ
ッテリリフレッシュ装置兼用バッテリ充電装置13に与
えられ、交流電源に変換されて前記インダクションモー
タ10に供給されるようになっている。
【0026】さて、モータ駆動装置及びバッテリリフレ
ッシュ装置兼用バッテリ充電装置13の具体的構成につ
き、述べる。駆動回路としてのインバータ回路14は、
6個のスイッチング素子たるNPN形のトランジスタ1
5U,15V,15W及び16U,16V,16Wを3
相ブリッジ接続して構成されたもので、夫々のコレク
タ,エミッタ間には、フライホイールダイオード17
U,17V,17W及び18U,18V,18Wが接続
され、以て、3つのアーム19U,19V及び19Wを
有する。そして、このインバータ回路14の入力端子2
0a,20bは、線間にコンデンサ21が接続された直
流母線22,23に接続され、出力端子24U,24V
及び24Wは、インダクションモータ10のステータコ
イル11U,11V及び11Wの各一端子に接続されて
いる。尚、ステータコイル11U,11V及び11Wの
各他端子は共通に接続されている。
【0027】インバータ回路14に付加されるアーム2
5は、スイッチング素子としてのNPN形のトランジス
タ26,27及びフライホイールダイオード28,29
を有するトランジスタモジュールにて構成されたもの
で、そのトランジスタ26において、コレクタは直流母
線22に接続され、エミッタはトランジスタ27のコレ
クタに接続されており、そのトランジスタ27のエミッ
タは直流母線23に接続されており、トランジスタ26
及び27の各コレクタ,エミッタ間にはフライホイール
ダイオード28及び29が接続されている。そして、バ
ッテリ12の正端子及び負端子は、直流母線22及び2
3に接続されている。
【0028】インバータ回路14の1つのアーム19U
の中性点たる出力端子24Uは、交流電源ライン30を
介して差込みプラグ31に接続され、アーム25の中性
点たる交流電源端子32は、リアクトル33及び交流電
源ライン34を介して差込みプラグ31に接続されてい
る。
【0029】直流電圧検出器35は、バッテリ12の
正,負端子間に接続されていて、バッテリ12の端子間
電圧を検出するようになっている。電流検出手段たる交
流電流検出器36は、交流電源ライン34に配設されて
いて、交流電源ライン34に流れる電流(後述するよう
にリアクトル33に流れる電流)を検出するようになっ
ている。直流電流検出器37は、直流母線23に配設さ
れていて、バッテリ12に流れる充電電流とバッテリ1
2から流れる放電電流及び回生電流とを検出するように
なっている。尚、交流電流検出器36及び直流電流検出
器37は、交流電流及び直流電流のいずれも検出し得る
ホール素子形変流器によって構成されている。フォトカ
プラからなるゼロクロス点センサ38は、交流電源ライ
ン30,34間に設けられている。
【0030】図2は、制御手段たる制御回路39の電気
的構成を示すものである。制御回路39は、CPU40
を主体として構成されたもので、CPU40の入力端子
には、直流電圧検出器35及び直流電流検出器37の出
力端子がA/D変換器41を介して接続されている。ま
た、CPU40は、制御プログラムが記憶されたROM
42及び作業領域のRAM43並びに残存容量記憶部及
び記憶手段たるEEPROM44とアドレス及びデータ
バスライン並びに制御信号ラインによって、それぞれ読
出し若しくは書込み可能となるように接続されている。
更に、CPU40は、D/A変換器45とデータバスラ
インによって接続されている。
【0031】そのD/A変換器45のアナログ出力端子
は、コンパレータ46の一方の入力端子に接続され、コ
ンパレータ46の他方の入力端子には、交流電流検出器
36の出力端子に接続されている。また、コンパレータ
46の出力端子は、AND回路47及び48の各一方の
入力端子に接続され、コンパレータ46の制御端子は、
ゼロクロス点センサ38の出力端子に接続されている。
そして、AND回路47の負論理入力である他方の入力
端子及びAND回路48の他方の入力端子は、ゼロクロ
ス点センサ38の出力端子に接続されており、AND回
路47及び48の出力端子は、ベースドライブ回路49
の入力端子に接続されている。加えて、ゼロクロス点セ
ンサ38の出力端子は、CPU40の入力端子にも接続
されている。
【0032】CPU40の各出力端子は、ベースドライ
ブ回路49の各入力端子に接続され、ベースドライブ回
路49の各出力端子は、インバータ回路14のトランジ
スタ15U乃至15W,16U乃至16W及びアーム2
5のトランジスタ26,27のベース(ゲート)に夫々
接続されている。更に、CPU40は、図示しないイン
ターフェイス回路を介して残存容量表示手段たる表示メ
ータ50に表示用の制御信号を与えるようになってい
る。
【0033】次に、本実施例の作用につき、図3及び図
4をも参照して説明する。 (1)インダクションモータ10の駆動 先ず、電気自動車の走行時の動作を述べる。即ち、CP
U40は、インバータ回路14のトランジスタ15U乃
至15W及び16U乃至16Wに対する通電タイミング
信号を作成し、その通電タイミング信号に応じてトラン
ジスタ15U乃至15W及び16U乃至16Wにベース
信号(ゲート信号)P1乃至P3及びN1乃至N3を所
定の順序で与えて、そのトランジスタ15U乃至15W
及び16U乃至16Wをオンオフ制御する。これによ
り、インバータ回路14は、バッテリ12の直流電圧か
ら交流電圧を作成してインダクションモータ10に与え
るようになり、インダクションモータ10が回転し、電
気自動車が走行する。この場合、CPU40は、図示し
ないアクセルの開度に応じてトランジスタ15U乃至1
5W及び16U乃至16WをPWM制御し、以て、イン
ダクションモータ10の回転数を制御する。
【0034】また、CPU40は、電気自動車の走行時
において上記のようにインバータ回路14のPWM制御
を行うと同時に、インバータ回路14を駆動することに
よってバッテリ12が放電する電流の時間積分(積算)
値を計算する。即ち、CPU40は、例えば一定時間毎
に入るタイマ割込みルーチンにおいて、バッテリ12の
放電電流Idの瞬時値を、直流電流検出器37からA/
D変換器41を介して読込んでRAM43に記憶させ
る。そして、所定時間が経過すると、その間で得た複数
の放電電流の瞬時値から、例えばシンプソンの公式など
によりその所定時間範囲における放電電流の積分値を求
める。この場合、この積分値は、その間において直流電
圧検出器35が検出するバッテリ12の直流電圧と及び
温度検出器(図示せず)が検出するバッテリ12の温度
によって適正に補正される。
【0035】而して、CPU40は、電気自動車の走行
開始前に行われたバッテリ12の充電終了時の残存容量
をEEPROM44の記憶領域から読出すと、その値か
ら前記放電電流の積分値を減算してバッテリ12の最新
の残存容量を算出する。そして、その最新の残存容量値
に応じた表示用の制御信号を表示メータ50に与えて運
転者に報知すると共に、最新の残存容量値をEEPRO
M44の記憶領域に上書きして記憶させる。
【0036】以上のようにして、CPU40は、電気自
動車の走行中は、所定時間毎にバッテリの残存容量を算
出すると表示メータ50に表示させ、且つ、EEPRO
M44に記憶させる。そして、表示メータ50の表示が
ある程度低下して、運転者がバッテリ12に充電が必要
と判断すると、差込みプラグ31を商用交流電源コンセ
ントに差込むことにより充電を行うが、CPU40は、
それに先立って複数回の充電で1回の割合(例えば10
回に1回)で定期的にバッテリ12のリフレッシュ動作
を行う。
【0037】(2)バッテリ12のリフレッシュ動作及
び残存容量記憶のゼロクリア動作 差込みプラグ31が例えば100ボルトの商用交流電源
コンセントに差込まれると、ゼロクロス点センサ38
は、交流電源電圧Vacの正半波でローレベル,負半波
でハイレベルとなる矩形波信号Sを出力する(図3
(a)及び(b)参照)。CPU40は、その矩形波信
号Sを検出すると、バッテリ12のリフレッシュモード
に入る。
【0038】CPU40は、矩形波信号Sの立上がり及
び立下がりエッジから交流電源電圧Vacのゼロクロス
点を検出すると、このゼロクロス点に基づいて交流電源
の周波数を計測して、演算により交流電源電圧Vacに
同期した正弦波の基準信号VR(電流制御を行うための
基準電圧信号,図3(c)参照)の1周期分の振幅値を
デジタルデータとして作成する(PLL制御)と、図4
に示すように、EEPROM44の例えば256バイト
の記憶領域に8ビットデータとして記憶させる。そし
て、リフレッシュ動作を行う場合は、例えば矩形波信号
Sの立上がりを基準タイミングとして、そのデジタルデ
ータをEEPROM44から順次読出すとD/A変換器
45に出力する。D/A変換器45に出力されたデジタ
ルデータは、D/A変換されて図3(c)に示すような
アナログ信号となり、コンパレータ46に出力される。
【0039】そして、交流電流検出器36は交流電源ラ
イン34に流れる電流Iacを検出し電圧変換した電圧
変換信号Vtを出力する。コンパレータ46は、基準信
号VRと電圧変換信号Vtとを比較し、基準信号VRよ
り電圧変換信号Vtが小さい場合は、コンパレータ46
の出力はハイレベルとなり、交流電圧Vacが正半波で
あれば、矩形波信号SがローレベルであるからAND回
路47の出力がハイレベルとなる。
【0040】AND回路47の出力がハイレベルとなっ
てこれがベースドライブ回路49に与えられると、ベー
スドライブ回路49は、1つのアーム19Uのトランジ
スタ15Uにゲート信号P1を与えてオンさせると共
に、アーム25のトランジスタ27にゲート信号N0を
与えてオンさせる。尚、他のトランジスタはオフのまま
である。これにより、バッテリ12の正端子,トランジ
スタ15U,差込みプラグ31(交流電源),リアクト
ル33,トランジスタ27及びバッテリ12の負端子の
経路で電流Iacが流れ、これは交流電流検出器36に
より検出されて、電圧変換信号Vtとしてコンパレータ
46に与えられる。
【0041】トランジスタ15U及びトランジスタ27
のオン状態の継続により電圧変換信号Vtが増加してこ
れが基準信号VRよりも大となると、コンパレータ46
及びAND回路47の出力はローレベルになり、トラン
ジスタ15U及び27はオフとなる。その後、電流Ia
cが減少して電圧変換信号Vtが基準信号VRより大と
なると、再びコンパレータ46の出力はハイレベルとな
り、トランジスタ15U及び27も再度オンされる。以
下、同様の動作を繰返すので、交流電圧Vacが正半波
の場合にベースドライブ回路49が出力するゲート信号
P1,N0は、図3(d)のような波形のゲート信号S
yになる。
【0042】また、交流電圧Vacが負半波の場合は、
矩形波信号Sがハイレベルであるからコンパレータ46
の出力がハイレベルになるとAND回路48の出力がハ
イレベルとなってベースドライブ回路49に与えられ、
ベースドライブ回路49は、アーム25のトランジスタ
26にゲート信号P0を与えてをオンさせると共に、1
つのアーム19Uのトランジスタ16Uにゲート信号N
1を与えてオンさせる。この場合のトランジスタ26及
び16Uの動作は、前述のトランジスタ15U及び27
の動作と同様である。従って、交流電圧Vacが負半波
の場合にベースドライブ回路49が出力するゲート信号
P0,N1は、図3(e)のような波形のゲート信号S
zになる。
【0043】即ち、CPU40は、図3(f)に示すよ
うに電圧変換信号Vtが基準信号VRに追従するように
トランジスタ15U,27及びトランジスタ26,16
Uをオンオフ制御するものであり、これにより、交流電
流検出器36の検出電流は交流電源電圧Vacと同相の
正弦波状の波形に制御され、回生電流として流れる電流
Iacは図3(g)に示すような交流電流の波形にな
る。尚、リアクトル33は電流平滑作用をなす。一般
に、電気自動車に用いられるバッテリ12の端子電圧
は、商用交流電源電圧である100ボルトよりは高圧の
160〜320ボルト程度に設定されるので、この場合
の基準信号VRの振幅値は、バッテリ12の電圧を降圧
して、回生時の電圧が100ボルトに制御されるように
設定されるものである。
【0044】而して、バッテリ12の端子間電圧は直流
電圧検出器35によって検出されて、A/D変換器41
を介してCPU40に与えられるようになっている。C
PU40は、バッテリ12の端子間電圧が予め設定され
た下限値に達すると、リフレッシュ完了と判断してトラ
ンジスタ15U,16U,26及び27をオフさせる。
この場合、この下限値は、バッテリ12の回生制御を容
易にするため及び過放電を防ぐために、100ボルトの
交流電源電圧のピーク値を若干上回る程度に設定する。
また、以上のようにしてリフレッシュ動作が完了する
と、CPU40は、EEPROM44のバッテリ12の
残存容量の記憶領域をゼロクリアする。その後、自動的
に充電モードに移行して、バッテリ12の充電動作を開
始する。
【0045】(3)バッテリ12の充電 この充電モードでは、インバータ回路14の1つのアー
ム19U,アーム25を用いる。CPU40は、前述し
たリフレッシュ動作の場合と同様に、矩形波信号Sの立
上がりを基準タイミングとして、基準信号VR´のデジ
タルデータ(バッテリ12の電圧に合わせて振幅を変更
したもの)をEEPROM44から順次読出すとD/A
変換器45に出力する。
【0046】D/A変換器45に出力されたデジタルデ
ータは、D/A変換されて図3(c)に示すようなアナ
ログ信号となり、コンパレータ46に出力される。コン
パレータ46は、基準信号VR´と電圧変換信号Vt´
とのレベルを比較する。基準信号VR´より電圧変換信
号Vt´が小さい場合は、コンパレータ46の出力はハ
イレベルとなり、交流電圧Vacが正半波であれば、矩
形波信号SがローレベルであるからAND回路47の出
力がハイレベルとなる。
【0047】ベースドライブ回路49は、充電モードに
おいてはAND回路47及び48の出力信号を、図示し
ないマルチプレクサなどによって切替えるように構成さ
れている。そして、AND回路47の出力がハイレベル
となりベースドライブ回路49に与えられると、ベース
ドライブ回路49は、1つのアーム19のトランジスタ
16Uのみをオンさせる。これにより、差込みプラグ3
1,トランジスタ16U,ダイオード29,リアクトル
33の経路で交流電流Iac´が流れ、リアクトル33
に電磁エネルギが蓄積される。この交流電流Iac´は
交流電流検出器36により検出されて、電圧変換信号V
t´としてコンパレータ46に与えられる。
【0048】トランジスタ16Uのオン状態の継続によ
り交流電流Iac´が増加して、その電圧変換信号Vt
´が基準信号VR´よりも大となると、コンパレータ4
6及びAND回路47の出力はローレベルになりトラン
ジスタ16Uはオフとなる。すると、ダイオード17
U,バッテリ12,ダイオード29,リアクトル33及
び差込みプラグ31の経路で、リアクトル33に蓄積さ
れた電磁エネルギが充電電流としてバッテリ12に流れ
る。その後、交流電流検出器36の検出する交流電流I
ac´が減少して電圧変換信号Vt´が基準信号VR´
より小となると、再びコンパレータ46の出力はハイレ
ベルとなり、トランジスタ16Uも再度オンされる。以
下、同様の動作を繰返す。この場合、トランジスタ16
Uに与えられるゲート信号N1は、図3(d)に示すゲ
ート信号Syと同様になる。
【0049】また、交流電圧Vacが負半波の場合は、
矩形波信号Sがハイレベルであるからコンパレータ46
の出力がハイレベルのときにはAND回路48の出力が
ハイレベルとなってベースドライブ回路49に与えら
れ、ベースドライブ回路49は、アーム25のトランジ
スタ27のみをオンさせる。
【0050】すると、リアクトル33,トランジスタ2
7,ダイオード18U及び差込みプラグ31を介して交
流電流が流れ、正半波の場合と同様にリアクトル33に
電磁エネルギが蓄積される。そして、交流電流Iac´
が増加して、電圧変換信号Vt´が基準信号VR´より
も大となると、コンパレータ46及びAND回路48の
出力はローレベルになってトランジスタ27はオフとな
り、リアクトル33,ダイオード28,バッテリ12,
ダイオード18U及び差込みプラグ31の経路で、リア
クトル33に蓄積された電磁エネルギが充電電流として
バッテリ12に流れる。そして、トランジスタ27に与
えられるゲート信号N0は、図3(e)に示すゲート信
号Szと同様になる。尚、この場合、上記の基準信号V
R´に基づく制御は、交流電源電圧100ボルトをバッ
テリ12の端子電圧160〜320Vに合わせて昇圧す
るように行われるものである。
【0051】而して、以上のようにしてバッテリ12に
は充電電流Id´が流れ、その充電電流の瞬時値は、C
PU40により直流電流検出器36を介して離散的に検
出されるとバッテリ12の放電時と同様に積算され、E
EPROM44に記憶される。そして、直流電圧検出器
35により検出されるバッテリ12の端子電圧が下限値
に達すると、CPU40は、充電完了と判断して、トラ
ンジスタ16U及び27をオフさせ、図示しない報知器
を動作させて充電完了を報知する。
【0052】このように、本実施例によれば、制御回路
39を、バッテリ12を商用交流電源より充電させる場
合には、その充電に先立ってバッテリ12の残存容量が
下限値になるまで放電させて商用交流電源に回生させる
リフレッシュ動作を行うようにしたので、従来とは異な
り、放電用抵抗器を用いてジュール熱として放散させる
必要はなくなり、それだけ、エネルギ効率の改善を図る
ことができ、また、放電用抵抗器が不要であるので、電
気自動車内にその設置スペースを確保する必要がなく、
設置スペースの狭い電気自動車には最適である。
【0053】更に、CPU40は、バッテリ12の残存
容量を検出してEEPROM44に記憶させ、残存容量
が下限値に達したときにEEPROM44の残存容量記
憶領域をゼロクリアするように構成したので、バッテリ
12の実際の残存容量と放電時に残存容量記憶領域の内
容を表示させる表示メータ50の表示との誤差が累積さ
れることは極力防止されて、表示メータ50の表示は正
しく行われるようになる。
【0054】この場合、バッテリ12の残存容量の下限
値を商用交流電源電圧のピークよりも高く設定したの
で、バッテリ12の回生制御を確実に行うことができ、
また、バッテリ12が複数個のバッテリを直列に接続し
て構成されている場合でも、その一部が過放電状態にな
ることがない。また、バッテリ12のリフレッシュ動作
及びEEPROM44の残存容量記憶領域のゼロクリア
動作を定期的に自動的に行うと共に、リフレッシュ動作
の終了時には自動的にバッテリ12の充電を開始するよ
うに構成したので、運転者がリフレッシュ動作,ゼロク
リア動作及び充電動作を意識して行う必要がなく、使用
上便利である。
【0055】更に、本実施例によれば、バッテリ12の
充電時において、制御回路39を、ゼロクロス点センサ
38の出力信号に基づいて交流電源電圧Vacのゼロク
ロス点を検出して、演算により基準信号VRを生成する
PLL制御を行うと共に、その基準信号のデータをEE
PROM44に記憶させるように構成したので、PLL
制御回路を外部回路として構成する必要がなく、回路素
子数を削減し得て、充電装置13を小形に構成すること
ができる。
【0056】また、本実施例によれば、インバータ回路
14にNPN形のトランジスタ26及び27を直列に接
続してなるアーム25を付加したので、これと1つのア
ーム19Uとを用いて、バッテリ12のリフレッシュ動
作を行う場合にバッテリ12の電圧を降圧し、商用交流
電源からバッテリ12に充電する場合は、リアクトル3
3をスイッチング制御して交流電圧を昇圧するように構
成したので、両者の電位差が異なる場合でも充電若しく
はリフレッシュを行うことができ、使用者にとって極め
て有利である。
【0057】加えて、制御回路39を、バッテリ12の
リフレッシュ動作を行う場合には、前記データをEEP
ROM44から所定のタイミングで順次読出して、D/
A変換器45を介してコンパレータ46に出力し、コン
パレータ46は、基準信号VRと交流電流検出器36が
出力する回生電流Iacの電圧変換信号Vtとを比較し
て回生電流を基準信号に追従させる制御を行うように構
成したので、リアクトル33を用いても交流電源の力率
改善の制御を行なうことができる。また、制御回路39
のCPU40においてソフトウエアで処理するには負担
の重い比較判断処理を、外部回路で実行できるので、制
御プログラムの構成が簡単になる。
【0058】更に又、制御回路39を、CPU40を備
え、バッテリ12の残存容量の検出及び残存容量の電源
への回生並びにバッテリ12の充電の制御を行うように
構成したので、回路素子数を削減でき、制御回路39を
小形に構成できる。
【0059】尚、上記実施例では、バッテリ12のリフ
レッシュ動作及び残存容量記憶のゼロクリア動作を定期
的に自動的に行うように構成したが、充電の都度毎回行
わせるようにしても良い。
【0060】また、図1に点線で示す手動操作手段たる
ゼロクリアスイッチ51を加えて、ゼロクリアスイッチ
51が操作者によりオン操作されたことをCPU40が
認識した時点で、リフレッシュ動作及びゼロクリア動作
を実行させるように構成しても良い。更に、記憶手段は
EEPROM44に限らず、RAM43にしても良い。
【0061】また、上記実施例では、モータとしてイン
ダクションモータ10を用いるようにしたが、代わり
に、2相モータ,ブラシレスモータ,ブラシ付直流モー
タ,或いはリラクタンスモータを用いてもよく、この場
合には、駆動回路としてはフライホイールダイオードを
有するスイッチング素子たるトランジスタを2個直列に
接続してなる1つのアームしか有しないもの(例えばブ
ラシ付直流モータ)もあり、従って、駆動回路としては
1つ以上のアームを有するものが対象となる。更に、電
源は商用交流電源に限ることなく、直流電源であっても
良い。
【0062】その他、本発明は上記した実施例にのみ限
定されるものではなく、例えば、電気自動車に限らずバ
ッテリを電源として負荷を駆動する装置全般に適用する
ことができる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形し
て実施し得ることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りであるの
で、次のような効果を奏する。請求項1記載のバッテリ
の充電装置によれば、制御手段を、バッテリの充電を行
う前に、バッテリの残存容量を下限値になるまで放電さ
せて電源側に回生させてリフレッシュすると共に、検出
した残存容量が下限値に達した時に残存容量記憶部をゼ
ロクリアするように制御するように構成したので、バッ
テリの充放電を繰返しても残存容量の誤差が累算される
ことを極力防止することができると共に、エネルギ効率
を良くすることができ、また、残存容量表示手段の表示
はより正確に行われる。
【0064】請求項2記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段を、リフレッシュ動作及びゼロクリア動作
を定期的に自動的に行うように構成したので、使用上極
めて便利である。
【0065】請求項3記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段を、リフレッシュ動作及びゼロクリア動作
を手動操作手段の操作を条件に行うように構成したの
で、使用者は任意にリフレッシュ動作及びゼロクリア動
作を実行させることができる。請求項4記載のバッテリ
の充電装置によれば、制御手段を、バッテリから商用交
流電源への回生時にはPLL制御により正弦波の基準信
号を得て、この基準信号に交流電源に対する回生電流を
追従させるように構成したので、回生時の交流電源系統
の力率を改善して、高い効率で回生を行わせることがで
きる。
【0066】請求項5記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段を、演算によって正弦波基準信号を生成
し、この正弦波基準信号と電流検出手段の検出する回生
電流とを比較するコンパレータを備えて構成したので、
PLL制御を行う機能を制御手段内部に取込むことがで
き、充電装置を小形に構成できる。
【0067】請求項6記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段を、バッテリから交流電源への回生時に
は、予め生成して記憶手段に記憶させた正弦波基準信号
を、所定のタイミングで順次読出してD/A変換器を介
してコンパレータに出力するように構成したので、制御
手段は、比較判断処理を行う必要がなく、制御プログラ
ムの構成が簡単になる。
【0068】請求項7記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段を、駆動回路の少なくとも1つのアームの
スイッチング素子を付加したアームのスイッチング素子
に制御信号を与えてスイッチング制御することにより、
バッテリから交流電源への回生を行わせるように構成し
たので、回生時の回路構成が簡単になる。請求項8記載
のバッテリの充電装置によれば、バッテリ電圧の下限値
を、商用交流電源電圧のピークよりも高く設定したの
で、回生制御が容易となる。
【0069】請求項9記載のバッテリの充電装置によれ
ば、制御手段を、バッテリから電源への回生が終了した
時点で自動的にバッテリの充電を開始するように構成し
たので、作業上極めて便利である。
【0070】請求項10記載のバッテリの充電装置によ
れば、制御手段を、CPUを備え、そのCPUによりバ
ッテリの残存容量の検出及び残存容量の電源への回生並
びにバッテリの充電の制御を行うように構成したので、
回路素子数を削減でき、充電装置を小形に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の電気的構成図
【図2】制御回路の電気的構成図
【図3】動作波形図
【図4】EEPROMの記憶内容の概念図
【図5】従来技術の図1相当図
【符号の説明】
図面中、10はインダクションモータ(負荷)、12は
バッテリ、13は充電装置、14はインバータ回路(駆
動回路)、15U乃至15W及び16U乃至16Wはト
ランジスタ(スイッチング素子)、19U乃至19Wは
アーム、25はアーム、26及び27はトランジスタ
(スイッチング素子)、33はリアクトル、36は交流
電流検出器(電流検出手段)、38はゼロクロス点セン
サ、39は制御手段、40はCPU、44はEEPRO
M(残存容量記憶部,記憶手段)、45はD/A変換
器、46はコンパレータ、50は表示メータ(残存容量
表示手段)、51はゼロクリアスイッチ(手動操作手
段)を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/797 9181−5H H02M 7/797

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からバッテリに充電させるようにし
    たバッテリの充電装置において、 前記バッテリの残存容量を検出して残存容量記憶部に記
    憶させ、前記充電に先立ってバッテリの残存容量を下限
    値になるまで放電させて電源側に回生させてリフレッシ
    ュすると共に、検出した残存容量が下限値に達した時に
    前記残存容量記憶部をゼロクリアするように制御する制
    御手段と、 この制御手段の残存容量記憶部の内容を表示する残存容
    量表示手段とを具備したことを特徴とするバッテリの充
    電装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、リフレッシュ動作及びゼロ
    クリア動作を定期的に自動的に行うことを特徴とする請
    求項1記載のバッテリの充電装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、リフレッシュ動作及びゼロ
    クリア動作を手動操作手段の操作を条件に行うことを特
    徴とする請求項1記載のバッテリの充電装置。
  4. 【請求項4】 電源として商用交流電源を用い、 制御手段は、バッテリから交流電源への回生時には交流
    電源電圧のゼロクロス点を検出してPLL制御により正
    弦波の基準信号を得、この基準信号に交流電源に対する
    回生電流を追従させる制御を行うことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のバッテリの充電装置。
  5. 【請求項5】 交流電源への回生電流を検出する電流検
    出手段を備え、 制御手段は、演算によって正弦波基準信号を生成するよ
    うになっており、且つ、この正弦波基準信号と前記電流
    検出手段の検出する回生電流とを比較するコンパレータ
    を備えたことを特徴とする請求項4記載のバッテリの充
    電装置。
  6. 【請求項6】 記憶手段と、 D/A変換器とを備え、 制御手段は、生成した正弦波基準信号を前記記憶手段に
    予め記憶させ、バッテリから交流電源への回生時に所定
    のタイミングで順次読出して前記D/A変換器を介して
    コンパレータに出力することを特徴とする請求項5記載
    のバッテリの充電装置。
  7. 【請求項7】 バッテリから負荷に電源を供給するため
    の2個のスイッチング素子を直列に接続してなるアーム
    を1つ以上有する駆動回路に2個のスイッチング素子を
    直列に接続してなるアームを付加し、制御手段は、前記
    駆動回路の少なくとも1つのアームのスイッチング素子
    を付加したアームのスイッチング素子に制御信号を与え
    てスイッチング制御することにより、バッテリから交流
    電源への回生を行わせるように制御することを特徴とす
    る請求項1乃至6の何れかに記載のバッテリの充電装
    置。
  8. 【請求項8】 バッテリ電圧の下限値が、商用交流電源
    電圧のピークよりも高く設定されていることを特徴とす
    る請求項4乃至7の何れかに記載のバッテリの充電装
    置。
  9. 【請求項9】 制御手段は、バッテリから電源への回生
    が終了した時点で自動的にバッテリの充電を開始するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1乃至8の何れか
    に記載のバッテリの充電装置。
  10. 【請求項10】 制御手段はCPUを備え、そのCPU
    によりバッテリの残存容量の検出及び残存容量の電源へ
    の回生並びにバッテリの充電の制御を行うことを特徴と
    する請求項1乃至9の何れかに記載のバッテリの充電装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000038944A1 (fr) * 1998-12-28 2000-07-06 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Systeme d'alimentation electrique pour un vehicule
CN102759713A (zh) * 2011-04-29 2012-10-31 比亚迪股份有限公司 一种电池能量效率测试装置及其测试方法
JP2017502642A (ja) * 2014-01-09 2017-01-19 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 回生ブレーキシステム

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JP2017502642A (ja) * 2014-01-09 2017-01-19 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 回生ブレーキシステム

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