JP2017502642A - 回生ブレーキシステム - Google Patents

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Abstract

AC電源接続部に電気エネルギーを送達するための回路が開示される。本回路は、電圧源及び電圧源とAC電源接続部との間に接続されたスイッチを含む。このスイッチは、電圧源からAC電源に電流を伝達するように動作する。本回路は、スイッチを制御するためのコントローラを更に含む。このコントローラは、AC電源の波形にいかなる歪みも存在しないAC電源の波形を表す模擬信号を発生させるように動作する。電圧源からAC電源接続部に電気エネルギーを送達するための回路は、切り替え可能なデバイスと、エッジ検出器と、エッジ検出器、電圧源、及び切り替え可能なデバイスに連結された制御回路とを備える。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、PCT国際特許出願として2014年12月29日に出願されており、2014年1月9日に出願された米国特許出願第61/925,618号、名称「REGENERATIVE BRAKING SYSTEM」に対する優先権を主張するものであり、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
回生ブレーキは、機器に蓄えられる残留運動エネルギーを回収するために使用され得る。慣性運動として蓄えられる運動エネルギーは、モータに印加され得、このモータは、回生ブレーキ動作中に発電機のように作用して運動エネルギーを電気に変換する。その後、この電気は、電池に蓄えるか、又は電力網に戻され得る。
電力を効率的に使用するための1つの重要な考慮事項は、機器の力率ができる限り1に近くなければならないことである。力率は、電流と電圧との間の位相角の余弦として算出される。角度がゼロに近づく(電圧及び電流が同相になる)につれて、力率が1に近づく。これにより、最も効率的な電力伝達がもたらされる。力率がゼロに近づく(電圧及び電流の位相がずれる)につれて、電力効率が低下する。
電力を効率的に使用するための別の考慮事項は、機器の全高調波歪みができる限り低くなければならないことである。全高調波歪みは、システムにおける波形の全ての高調波を合計することによって得られ、基本波形と比較される。システムが非線形負荷として作用する場合、このシステムは、高調波を含む歪んだ波形を描く。これらの高調波は、システムにおける電流の増加又はモータにおける更なるコア損失などの有害な影響をシステムに及ぼす場合があり、これらのいずれもシステムに過度の加熱をもたらす。
大まかに言えば、本開示は、回生ブレーキシステムを対象とする。1つの可能な構成において、かつ非限定的な例によって、本回生ブレーキシステムは、遠心分離機に用いられる。以下の態様を含むが、これらに限定されない様々な態様が本開示に記載される。
一態様は、電圧源からAC電源接続部に電気エネルギーを送達するための回路であって、電圧源が電圧を有し、該回路が、電圧源とAC電源接続部との間の切り替え可能なデバイスであって、電圧源からAC電源に電流を伝達するように構成されている、切り替え可能なデバイスと、AC電源のゼロ交差点に対応する同期信号を生成するように構成されたエッジ検出器と、エッジ検出器、電圧源、及び切り替え可能なデバイスに連結された制御回路であって、同期信号と同期した整流正弦信号を発生させ、電圧と基準電圧との差に基づいて誤差を決定し、かつ電流駆動信号をスイッチに送達するように構成されており、電流駆動信号が、誤差と整流正弦信号との積に比例する、制御回路と、を備える。
別の態様は、負荷とAC電源との間で電気エネルギーを送達するための回路であり、該回路は、負荷をAC電源に連結する、切り替え可能なデバイスと、シンセサイザ、電圧制御ループ、及び電流制御ループを含むコントローラと、を備え、該回路は、第1の動作モードでAC電源から負荷に電流を伝達し、かつ第2の動作モードで負荷からAC電源に電流を伝達するように構成されており、第2の動作モードでの負荷が、負荷電圧を生成し、シンセサイザが、AC電源と同期した整流正弦信号を発生させ、電圧制御ループが、負荷電圧と基準電圧との差として電圧信号を発生させ、電流制御ループが、電圧信号と整流正弦信号との積に比例して、切り替え可能なデバイスを駆動する。
更なる態様は、電気エネルギーをAC電源に送達する回生ブレーキ機能を有するロータを備えた遠心分離機であり、該遠心分離機は、ロータの減速中に電圧をコンデンサに送達する、回路と、AC電源のゼロ交差点に対応する同期信号を生成するように構成されたエッジ検出器と、コンデンサをAC電源接続部に連結する切り替え可能なデバイスと、エッジ検出器、コンデンサ、及び切り替え可能なデバイスに連結されたコントローラであって、同期信号と同期した整流正弦信号を発生させ、電圧と基準電圧との差に関連した誤差信号を発生させ、かつ電流駆動信号を切り替え可能なデバイスに送達するように構成されており、電流駆動信号が、誤差信号と整流正弦信号との積に比例する、コントローラと、を備える。
更なる態様は、AC電源と負荷との間で電力を伝達するための機器のインバータシステムであり、機器が、AC電源から負荷に電流が引き込まれる通常動作モードと、負荷からAC電源に電流が伝達される回生動作モードとを有し、負荷が、回生動作モードで負荷電圧を生成し、該インバータシステムは、AC電源に電気的に連結された少なくとも1つのインダクタと、少なくとも1つのインダクタと負荷との間で電気的に連結されたスイッチングデバイスと、コントローラであって、線間電圧信号と同期した基準信号を発生させるための基準信号発生器と、負荷電圧と基準電圧との間の誤差に対応する誤差電圧を発生させるための電圧制御ループと、基準信号と誤差電圧との積に基づいてスイッチングデバイスを制御するための電流制御ループと、を備える、コントローラと、を備える。
更なる態様は、AC電源に電力を供給するように適合される回生ブレーキを備えた遠心分離機であり、該遠心分離機は、モータと、モータに連結されており、かつ試料を回転させるように配置及び構成されたロータと、通常動作モードでAC電源から負荷に電流を引き込み、かつ回生動作モードで負荷からAC電源に電流を伝達するように構成されたインバータシステムであって、負荷が、回生動作モードで負荷電圧を生成し、該インバータシステムが、AC電源に電気的に連結された少なくとも1つのインダクタと、少なくとも1つのインダクタと負荷との間で電気的に連結されたスイッチングデバイスと、コントローラであって、線間電圧信号と同期した基準信号を発生させるための基準信号発生器と、負荷電圧と基準電圧との間の誤差に対応する誤差電圧を発生させるための電圧制御ループと、基準信号と誤差電圧との積に基づいてスイッチングデバイスを制御するための電流制御ループと、を備える、コントローラと、を備える。
更なる態様は、AC電源と負荷との間で電気エネルギーを送達する方法であり、該方法は、AC電源から線間電圧信号を検出する工程と、線間電圧信号と同期した基準信号を発生させる工程と、負荷から電圧フィードバック信号を受信する工程と、電圧フィードバック信号と基準電圧との間の誤差電圧を決定する工程と、基準信号と誤差電圧との積に基づいて駆動信号を発生させる工程と、駆動信号に基づいてAC電源と負荷との間でスイッチングデバイスを制御する工程と、を含む。
例示的な遠心分離機の概略ブロック図である。 図1の例示的なインバータシステムの概略ブロック図である。 図2の双方向ブリッジの実施例の概略図である。 図2のブリッジコントローラの実施例の概略ブロック図である。 図4のエッジ検出器の実施例の概略ブロック図である。 図4の基準信号発生器の実施例の概略ブロック図である。 図4の補正コントローラの実施例の概略ブロック図である。 図7のコントローラチップの例示的な線図である。 図4のブリッジドライバの実施例の概略ブロック図である。 図2のブリッジコントローラの別の実施例の概略ブロック図である。
様々な実施形態が図面を参照して詳細に説明され、同様の参照番号は、いくつかの図を通して同様の部品及びアセンブリを表す。様々な実施形態の参照は、本明細書に添付された特許請求の範囲を限定しない。加えて、本明細書に述べられたいかなる例も、添付の特許請求の多数の可能な実施形態のいくつかについて限定することを意図するものではなく、単に述べたものである。
図1は、例示的な遠心分離機100の概略ブロック図である。遠心分離機は、例えば、遠心力を発生させて粒子を分離させるように動作する。通常動作中に、遠心分離機100は、電力網90から電力を受信し、高い力率及び低い全高調波歪みを維持するために、力率及び全高調波歪み補正回路を含む。遠心分離機100は、回生ブレーキ動作中に電力の少なくとも一部を電力網90に戻すために、回生ブレーキ回路も含む。力率及び全高調波歪み補正回路は、機器の全ての動作段階中に高い力率及び低い全高調波歪みを維持するために、回生ブレーキ動作中にも動作する。その結果、遠心分離機100のいくつかの実施形態は、改善されたエネルギー効率を有する。改善されたエネルギー効率は、遠心分離機100を動作させるコストの削減ももたらす。
いくつかの実施形態の利点は、別の場合であれば必要になる大きくて嵩高なフィルタを使用することなく、高い力率及び低い全高調波歪み達成することができることである。具体的には、いくつかの実施形態は、ソフトウェアにおいて歪みを補償し、かつAC電力網90に存在する歪みが力率及び全高調波歪み補正回路に直接連結されることを防止することを可能にする。これは、インバータシステム128のコスト及び複雑さを低減させる。更に、インバータシステム128は、較正を殆ど又は全く伴わずに動作することができる。
いくつかの実施形態において、遠心分離機100は、少なくとも1つの筐体102、ロータチャンバ104、ロータ106、駆動シャフト108、モータ110、真空ポンプ112、及び電子回路114を含む。本開示は、遠心分離機100を含む例示的な実施形態を参照して説明されるが、遠心分離機100は、本明細書で開示される原理、システム、及び方法を利用することができる様々な機器の単に一例に過ぎない。別の可能な機器の一例は、コンピュータ数値制御(CNC)機械である。
筐体102は、遠心分離機の構成要素のうちの少なくともいくつかを内部に取り囲むための遠心分離機100の保護エンクロージャを提供する。しかしながら、いくつかの実施形態では、構成要素のうちの1つ以上が筐体102の外側にあるか、又は別々の筐体内に収容されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース(以下で論じられる)が少なくとも部分的に筐体の外側にあり、それ自体の筐体を含むことができる。
ロータチャンバ104は、ロータが設置され、かつ遠心力を発生させるように回転する遠心分離機の内部空間を画定する。ロータチャンバ104は、筺体102の一部分も形成し、かつロータチャンバ104へのアクセスを可能にするチャンバドアを含む。いくつかの実施形態において、チャンバドアは、ロックによって固定されて、遠心分離機の動作中にチャンバドアが開くことを防止する。
駆動シャフト108は、ロータチャンバ104内に延在し、ロータ106に解放可能に接続される。この解放可能な接続は、所望であれば、ロータ106をロータチャンバ104から取り外し、異なるロータに交換することを可能にする。
モータ110も駆動シャフト108に接続される。モータ110の例は、AC誘導モータである。AC誘導モータは、回転磁界によって駆動され、任意の数のコイルを含み得る。他の実施形態としては、スイッチドリラクタンス駆動を含むが、これに限定されない回生ブレーキを行うことができる他のタイプのモータを挙げることができる。回生ブレーキ動作中に、モータ110が電圧源として動作し、それ故に遠心分離機100の回生ブレーキ回路が電力の少なくとも一部を電力網90に戻すように動作し、これは、AC電源接続部とも称され得る。回生ブレーキ回路は、図4〜図8に関して更に詳細に説明される。
真空ポンプ112は、いくつかの実施形態において、ロータチャンバ104内の圧力を調節するために提供される。真空ポンプ112は、例えばホース、チューブ、又はパイプを通して、ロータチャンバに連結される。
遠心分離機100は、電子回路114も含む。いくつかの実施形態において、電子回路114は、回路ブレーカ120、電源122、制御システム124、ユーザインターフェース126、及びインバータシステム128を含む。
回路ブレーカ120は、電力網90と遠心分離機100との間で選択的に電気接続部を提供するように動作する。いくつかの実施形態において、回路ブレーカ120は、遠心分離機をオン又はオフにするためにユーザによって手動で操作され得る電源スイッチである。別の可能な実施形態において、回路ブレーカ120は、電気サージ又は過電流から保護するために、1つ以上のヒューズ又は他の回路ブレーカデバイスを含む。
いくつかの実施形態において、壁面コンセントを通してなど、遠心分離機100を電力網90に接続するために、電源コードが使用される。電力網90は、一般的に、公称電圧(例えば、110V、又は200V〜240V)を有する交流(AC)波形を有する電力を供給する。いくつかの実施形態において、電力網90は、AC電源接続部(例えば、壁コンセント)を通して、AC電源電力を供給する。
電源122は、制御システム124などの特定の電子回路114による必要に応じて、電力網90からのAC電力を異なる形態に変換する1つ以上の電源回路を含む。例えば、電源122は、±5Vの直流(DC)電源及び18VのDC電源などの、補助電源を含むことができる。電子回路114による必要に応じて、任意の他の電源回路を含むことができる。
制御システム124は、一般的に、1つ以上の処理デバイス及びメモリ記憶デバイスなどの1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む。いくつかの実施形態において、コンピュータ可読記憶媒体は、その中でデータ命令を符合化する。データ命令が1つ以上の処理デバイスによって処理されるときに、命令は、1つ以上の処理デバイスに本明細書で説明される動作、方法、又は機能のうちの1つ以上を行わせるか、又は遠心分離機の他の構成要素のうちの1つ以上と相互作用させて動作、方法、又は機能のうちの1つ以上を行わせる。
処理デバイスの例は、マイクロプロセッサである。別の例は、マイクロコントローラである。別の例は、コンピュータである。あるいは、他の中央処理ユニット(「CPU」)、マイクロコントローラ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、デジタル信号処理デバイス(「DSP」)などを含む、様々な他の処理デバイスも使用することができる。処理デバイスは、縮小命令セットコンピューティング(RISC)デバイス、複合命令セットコンピューティングデバイス(「CISC」)、又は特定用途向け集積回路(「ASIC」)デバイスなどの特別に設計された処理デバイスなどの任意の一般的な種類のものとすることができる。
ユーザインターフェース126は、ユーザと相互作用するために提供される。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース126は、ディスプレイデバイス130及び1つ以上の入力デバイス132を含む。いくつかの実施形態において、ディスプレイデバイス130及び入力デバイス132は、タッチセンシティブディスプレイとして組み合わせられる。
インバータシステム128は、モータ110と電力網90とをインターフェースする電子機器を含む。例えば、通常動作中に、インバータシステム128は、電力網からAC電力を受け取り、該電力をモータ110によって使用可能な形態に変換し、そして、変換した電力をモータ110に供給して、ロータ106を回転させる。別の例として、回生ブレーキ動作中に、ロータ106に蓄えられた運動エネルギーが、モータ110によって電気電力に変換される。次いで、モータ110が、電気電力をインバータシステム128に供給する。インバータシステム128は、電力を電力網90に適した形態に変換し、該電力を逆に電力網90へ供給する。
いくつかの実施形態において、インバータシステム128は、力率及び全高調波歪み補正回路を含み、該回路は、通常動作中並びに回生ブレーキ動作中を含む機器の全ての動作段階中に、インバータシステム128に高い力率及び低い全高調波歪みを呈させる。いくつかの実施形態において、力率は、0.85を超える。他の実施形態において、力率は、0.95を超える。更に他の実施形態において、力率は、0.98以上である。更に他の実施形態において、力率は、0.99以上である。インバータシステム128の全高調波歪みに関して、いくつかの実施形態において、全高調波歪みは、10%未満である。他の実施形態において、全高調波歪みは、9.5%未満である。更に他の実施形態において、全高調波歪みは、4%未満である。更に他の実施形態において、全高調波歪みは、3%未満である。いくつかの実施形態において、力率及び全高調波歪み補正回路は、電流が電力網90の波形に実質的と整合するように電流を制御する。
インバータシステム128の例示的な実施形態は、図2〜図9を参照して更に詳細に例証され、説明される。
図2は、例示的なインバータシステム128の概略ブロック図である。インバータシステム128は、電力網(VAC)のAC波形と、モータ110によって使用可能な形態との間で電力を変換すると同時に、高い力率及び低い全高調波歪みを提供するために、通常動作中及び回生ブレーキ中に、力率及び全高調波歪み補正を行う。
いくつかの実施形態において、インバータシステム128は、バス電圧発生器142及び三相インバータ144を含む。バス電圧発生器142は、電力網波形(VAC)とバス電圧(VBUS)との間で電力を変換する。いくつかの実施形態において、バス電圧は、DC形態であり、よって、バス電圧発生器142は、通常動作中にAC−DC変換器であり、インバータとして動作し、該インバータは、回生ブレーキ動作中にDC電圧をAC電圧に変換する。三相インバータ144は、三相AC電力(VA、B、C)などの、バス電圧と、モータ110によって使用可能な形態との間で電力を変換する。インバータは、どちらかの方向(例えば、ACからDC又はDCからAC)に変換するように動作し、したがって、遠心分離機の通常動作中に、同じく回生ブレーキ動作中にも使用することができる。例えば、三相インバータ144は、通常動作中に、DCバス電圧をモータ110のためのAC波形に変換し、回生ブレーキ動作中に、モータ110からのAC電力をDCバス電圧に変換する。バス電圧発生器142は、通常動作中に、電力網90からのAC源をDCバス電圧に変換し、回生ブレーキ動作中に、DCバス電圧をAC電力網90への電流に変換する。
バス電圧発生器142の実施例は、図2において例証される。本実施例において、バス電圧発生器142は、インダクタ152(インダクタ154及びインダクタ156を含む)、双方向ブリッジ158、ブリッジコントローラ164、電流センサ166、及びバス電圧モニタ168を含む。
インダクタ152は、ブーストインダクタとして動作する。一例として、インダクタ152は、100μHのインダクタであるが、他の実施形態は、他のサイズのインダクタを使用する。インダクタ152は、電流センサ166と双方向ブリッジ158との間で電気的に連結される。
双方向ブリッジ158は、切り替え可能なデバイスとして動作する。いくつかの実施形態において、双方向ブリッジ158は、修正を行うためにスイッチングデバイスを利用する能動整流器である。双方向ブリッジ158は、インダクタ152と三相インバータ144との間で電気的に連結される。ブリッジ158は、ACをDCに、及びDCをACに変換することができるという点で、双方向であり、よって、電力網90からモータ110に、及びモータ110から電力網90に電力を伝達することができる。双方向ブリッジ158の実施例は、図3を参照して更に詳細に例証され、説明される。
ブリッジコントローラ164は、双方向ブリッジのスイッチングを能動的に制御するように動作し、双方向ブリッジ158に電気的に連結される。いくつかの実施形態において、ブリッジコントローラ164は、電流センサ166及びバス電圧モニタ168からの入力を受信する。ブリッジコントローラ164は、通常動作と回生ブレーキ動作との間でバス電圧発生器を選択的に調節するように動作する制御システム124(図1に示される)からのブレーキ入力も受信する。ブリッジコントローラ164の実施例は、図4〜図9を参照して更に詳細に例証され、説明される。
電流センサ166は、いくつかの実施形態において、インダクタ152のうちの1つ以上を通る電流フローを測定するために提供される。好適な電流センサの例は、LEM Holding SAによって流通される部品番号CASR−25などの電流トランスデューサである。
バス電圧モニタ168は、いくつかの実施形態において、モータ110を駆動するために使用されるバス電圧(VBUS)を測定するために提供される。いくつかの実施形態において、バス電圧モニタ168は、正のバス電圧(VBUS )と負のバス電圧(VBUS )との間に配置された少なくとも1つの抵抗器を含む。
三相インバータ144は、バス電圧(VBUS)と、モータ110によって使用可能な形態との間で電力を変換するように動作する。本実施例において、モータ110は、三相モータであり、よって、インバータ144は、三相AC波形を発生させる三相インバータであり、バス電圧からの三相AC波形を変換する。インバータは、制御システム124によって制御される。
いくつかの実施形態において、インバータシステム128は、電力網90のAC電圧(例えば、240V又は200V)を、インダクタ152に供給される2つの低電圧信号(例えば、120V)に降圧させるように動作する変圧器(図示せず)を有する。そのような2つの低電圧信号は、位相が180度ずれている。例えば、電力網90が240Vを提供する場合、変圧器は、正の120Vの線及び負の120Vの線を介して電圧を提供するように構成されている。他の実施形態において、変圧器は、電力網90が異なる電圧信号を提供するかにかかわらず、双方向ブリッジ158に定電圧を提供するように構成されている。例えば、電力網90が240Vと200Vとの間で選択可能である場合、変圧器は、インダクタ152に一定の120Vを提供するように構成されている。
いくつかの実施形態において、インダクタ152は、LCフィルタの一部として動作し、このLCフィルタは、インバータシステム128の電源投入中に使用することができる。例えば、LCフィルタは、スイッチングパルスを平滑化し、それによって、より高次の高調波又は他のスイッチング周波数ノイズを低減させるために使用することができる。
図3は、双方向ブリッジ158の実施例の概略図である。本実施例において、双方向ブリッジ158は、複数のスイッチングデバイス178を含む(スイッチングデバイス180、182、184、及び186を含む)。
金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、トランジスタ、又はブリッジコントローラ164(図2を参照)によって制御することができる他のスイッチングデバイスなどの、様々なデバイスをスイッチングデバイス178として使用することができる。例示的な実施形態において、スイッチングデバイス180及び182は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)であり、スイッチングデバイス184及び186は、MOSFETである。好適な絶縁ゲートバイポーラトランジスタの例は、International Rectifier(El Segundo、CA)によって流通される、600V、UltraFast Copack Trench IGBT(部品番号IRGP4063D)である。好適なMOSFETの例は、STMicroelectronics(Geneva、Switzerland)によって流通される、N−チャネル、650V、MDmesh(商標)VパワーMOSFET(部品番号STY80NM60N)である。
スイッチングデバイス178は、ブリッジ整流器構成で配置され、よって、スイッチングデバイス180及び182が正のバス電圧(VBUS )に電気的に連結され、スイッチングデバイス184及び186が負のバス電圧(VBUS )に電気的に連結される。スイッチングデバイス180及び184は、インダクタ154に電気的に連結され、スイッチングデバイス182及び186は、インダクタ156に電気的に連結される。スイッチングデバイス178は、ブリッジコントローラ164(図2)によって制御される。
図4は、図2に示されるブリッジコントローラ164の実施例の概略ブロック図である。ブリッジコントローラ164は、制御信号を発生させて双方向ブリッジ158(及び図3に示される、そのスイッチングデバイス178)の動作を制御すると同時に、通常動作中及び回生ブレーキ動作中の双方において高い力率及び低い全高調波歪みを達成するように動作する。いくつかの実施形態において、ブリッジコントローラ164は、バス電圧波形が、電力網90からの電圧源にできる限り近い状態を維持するように動作する。ブリッジコントローラ164は、遠心分離機100の高い力率及び低い全高調波歪みを達成するために、電力網90から電圧源波形を取得し、電力網90の電圧源波形に存在する任意の歪み効果を排除する基準信号を合成し、そして、該基準信号を使用して双方向ブリッジ158を制御するように構成されている。
いくつかの実施形態において、ブリッジコントローラ164は、エッジ検出器190、制御回路191、及びブリッジドライバ196を含む。
エッジ検出器190は、基準信号発生器192が電力網90の波形を表す基準信号を作成することを可能にする信号を、基準信号発生器192に提供するように動作する。いくつかの実施形態において、エッジ検出器190は、電力網(VAC)の波形の特定の点を検出し、これらの特定の点を表す信号を発生させ、該信号を基準信号発生器192に提供するように動作する。
制御回路191は、電力網90(VAC)の波形を模擬する信号を発生させるように動作する。制御回路191は、双方向ブリッジ158のスイッチングデバイス178を制御するための電流駆動信号を発生させ、該電流駆動信号を双方向ブリッジ158に送達するようにも動作する。いくつかの実施形態において、制御回路191は、基準信号発生器192及び補正コントローラ194を含む。
基準信号発生器192は、いかなる歪み効果(電力網90からの信号に存在し得る)も伴わない電力網90(VAC)の波形を表す、模擬信号を作成するように動作する。この模擬信号は、補正コントローラ194に提供され、補正コントローラ194が双方向ブリッジ158を動作させて、高い力率及び低い全高周波歪みを達成するために使用される。
補正コントローラ194は、インバータシステム128の力率及び全高周波歪み補正の一部分を行うように動作する。いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、電力網90から引き込まれるか、又はそこに注入される電流が電力網90からの電圧源(VAC)と同じ又は類似する形状であるような方法で、双方向ブリッジ158のスイッチングデバイス178を制御するための駆動信号220を発生させるように動作する。
ブリッジドライバ196は、補正コントローラ194から駆動信号220を受信し、駆動信号220に基づいて、スイッチングデバイス178を駆動又は制御するように動作する。
エッジ検出器190、基準信号発生器192、補正コントローラ194、及びブリッジドライバ196は、図5〜9を参照して以下で更に詳細に説明される。
図5は、図4に示されるエッジ検出器190の実施例の概略ブロック図である。いくつかの実施形態において、エッジ検出器190は、電力網90の波形200のゼロ交差点210を検出し、ゼロ交差点210を表す出力信号202を発生させるように動作する。出力信号202は、本明細書において同期信号とも称される。例えば、エッジ検出器190は、電力網電圧(VAC)の波形200の極性の移行を検出し、高信号及び低信号212を有する方形波形出力信号202を発生させる。いくつかの実施形態において、エッジ検出器190は、電力網波形200の正のサイクル中に1つの出力信号を発生させ、電力網波形200の負のサイクル中にもう1つの出力信号を発生させる。方形波形信号202は、電力網波形200のゼロ交差点210において高信号と低信号212との間で変化する。方形波形信号202を発生させた後に、エッジ検出器190は、基準信号発生器192に出力信号202を提供する。出力信号又は方形波形信号202は、基準信号発生器192によって発生した基準信号204を、電力網(VAC)の波形200と同期させるために使用される。エッジ検出器190の一例は、Fairchild Semiconductor(San Jose、CA)によって流通される部品番号MCT62などの、二重フォトトランジスタオプトカプラを利用する。光学的連結は、AC成分とDC成分との間で所望の分離を維持する。
いくつかの実施形態において、エッジ検出器190は、それぞれがオプトカプラなどの検出デバイスと整合する一組のダイオードを含む。ダイオードは、ダイオードを通過する電力網電圧又はAC電源(VAC)が正であるか又は負であるかに応じてオン又はオフになる。ダイオードからの信号は、方形波形信号202を形成する。いくつかの実施形態では、次いで、信号がバッファリングされ、基準信号発生器192に提供される。
図6は、図4に示される基準信号発生器192の実施例の概略ブロック図である。基準信号発生器192は、基準信号204を合成し、基準信号204を補正コントローラ194に提供するように動作する。いくつかの実施形態において、基準信号発生器192は、信号シンセサイザとして構成されている。
基準信号発生器192は、出力信号202に基づいて、電力網(VAC)の波形200と同期した基準信号204を作成するように構成されている。いくつかの実施形態において、基準信号発生器192は、エッジ検出器190からの出力信号又は方形波形信号202によって決定される周波数を有する正弦波形を発生させる。例えば、基準信号発生器192は、エッジ検出器190からの出力信号202によって識別されるゼロ交差点において、正弦波形を開始又は再開する。その結果、基準信号発生器192によって合成される正弦波形が、電力網(VAC)の波形200と同期する。
いくつかの実施形態において、基準信号発生器192は、整流波形を有する基準信号204を発生させるように構成されている。例えば、基準信号発生器192は、図6に例証されるように、合成した正弦波形を整流する。基準信号発生器192の一例は、Freescale Semiconductor,Inc.(Austin、Texas)によって流通される部品番号MC56F8256などの、デジタル信号コントローラを利用する。
他の実施形態において、基準信号発生器192は、基準信号204が補正コントローラ194に印加される前に基準信号204を増幅するための演算増幅器回路を含む。例えば、基準信号発生器192は、3.3Vを有する基準信号204を発生させる。3.3Vの基準信号204は、それが補正コントローラ194に供給される前に、演算増幅器回路によって約18Vのピークまで増幅することができる。
図7は、図4に示される補正コントローラ194の実施例の概略ブロック図である。補正コントローラ194は、スイッチングデバイス178を制御するための駆動信号220を発生させ、駆動信号220をブリッジドライバ196に提供するように動作する。駆動信号220は、電力網90とモータ110との間の(通常動作中には電力網90からモータ110への、かつ回生ブレーキ中には逆の)電流フローが、遠心分離機100の高い力率及び低い全高周波歪みを有することを確実にするために、スイッチングデバイス180、182、184、及び186の各々を制御するように構成されている。
いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、スイッチングデバイス178を制御することによって一定のDCバス電圧(VBUS)を維持するように構成されている。通常動作中に、補正コントローラ194は、スイッチングデバイス178を制御して、電力網90から電流を引き込み、該電流を一定のバス電圧(VBUS)でモータ110に送達するように動作する。回生ブレーキ動作中に、補正コントローラ194は、スイッチングデバイス178を制御して、電力網90を通してモータ110によって発生したエネルギー(又は電流)を放出しながら、一定のバス電圧(VBUS)を維持するように動作する。いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、スイッチングデバイス178を動作させて、電力網90から引き込まれるか、又はそこに注入される電流が基準信号204と同じ形状を有する状態を維持するようにも構成されている。いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、通常動作中に力率をできる限り1近くに維持し、回生ブレーキ動作中に力率をできる限りマイナス1近くに維持するようにも動作する。力率が1である(「ユニティ」としても知られる)場合、遠心分離機は、電力網90から電流を引き込み、力率がマイナス1である場合、遠心分離機は、電流を電力網90に注入する。
これらの目的のために、いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、電圧制御ループ及び電流制御ループを実装するコントローラチップ230を含む。補正コントローラ194は、フィードバック信号反転ステージ232も含む。他の実施形態において、補正コントローラ194は、電流検知信号206のための整流器234を更に含むことができる。
コントローラチップ230の電圧制御ループは、電圧フィードバック信号208を受信するように構成されており、バス電圧(VBUS)誤差を決定する。本実施例において、電圧制御ループは、バス電圧モニタ168を含む。バス電圧モニタ168は、バス電圧(VBUS)の変化を検出するために使用される電圧フィードバック信号208を検出する。例えば、通常動作において、インバータシステム128は、モータ110がより高速に回転するにつれて、電力網90からより多くの電流を引き込み、該電流をモータ110に送達する。これは、バス電圧(VBUS)を降下させる。対照的に、回生ブレーキ動作中に、モータ110は、エネルギーを発生させ、バス電圧(VBUS)を上昇させる。これは、モータ110が電力網90からより少ない電流しか必要とせず、それ故にインバータシステム128が電力網90を通して電流を排出する必要があることを示す。これらの事例において、バス電圧モニタ168は、バス電圧(VBUS)を検出し、補正コントローラ194は、バス電圧(VBUS)が増加した又は減少した量を決定する。いくつかの実施形態において、電圧制御ループは、基準バス電圧を用いて、基準バス電圧と、電圧フィードバック信号208によって表される実際のバス電圧との間の誤差又は差を決定する。そのような誤差又は差は、本明細書においてバス誤差電圧とも称される。
コントローラチップ230の電流制御ループは、電力網90とモータ110との間でスイッチングデバイス180、182、184、及び186を通る電流フローを制御しながら、高い力率及び低い全高周波歪みを達成するために使用される駆動信号220を発生させるように構成されている。いくつかの実施形態において、電流制御ループは、電圧フィードバック信号208から決定されるバス誤差電圧に基準信号204を乗算するように動作する。電流制御ループは、次いで、バス誤差電圧と基準信号204との積を、スイッチングデバイス180、182、184、及び186を制御するための電流基準として使用する。具体的には、電流制御ループは、電流センサ166から取得される電流検知信号206と、電流基準(バス誤差電圧と基準信号204との積)とを比較し、電流検知信号206と該電流基準との間の誤差又は差に基づいてスイッチングデバイス180、182、184、及び186を制御し、それにより電流検知信号206によって表される電流を電流基準と整合させる。例えば、通常動作において、電流制御ループは、スイッチングデバイス180、182、184、及び186を制御して、電力網90からより多くの電流を引き込み、該電流をモータ110に送達し、電流検知信号206をバス誤差電圧と基準信号204との積と整合させようと試みる。回生ブレーキ動作において、電流制御ループは、通常動作と同じ様式で動作するが、スイッチングデバイス180、182、184、及び186を通してモータ110から電力網90に電流を排出するように動作する。このように、電流基準(バス誤差電圧と基準信号204との積)と電流検知信号206との間の誤差又は差が大きくなるにつれて、スイッチングデバイス180、182、184、及び186は、(通常動作において)より多くの電流が電力網90からモータ110へ流れるか、又は(回生ブレーキ動作において)逆に流れることを可能にするように制御される。これに関して、電流制御ループは、バス誤差電圧と基準信号204との積に比例して、スイッチングデバイス180、182、184、及び186を制御するように動作する。
いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、電圧制御ループの電圧フィードバック信号208の経路の中にフィードバック信号反転ステージ232を含む。フィードバック信号反転ステージ232は、モータ110の動作モードに応じて、電圧フィードバック信号208を選択的に反転させるように動作する。いくつかの実施形態において、フィードバック信号反転ステージ232は、反転モードと非反転モードとの間のスイッチとして構成されている。本実施例において、フィードバック信号反転ステージ232は、回生ブレーキ中に、電圧フィードバック信号208を反転させ、通常動作中に、電圧フィードバック信号208を反転させないように構成されている。フィードバック信号反転ステージ232の一例は、Analog Devices,Inc.(Norwood、Massachusetts)によって流通される部品番号ADG419などの、モノリシックCMOS SPDTアナログスイッチを利用する。
いくつかの実施形態において、フィードバック信号反転ステージ232は、モータ110が通常動作で動作するか、又は回生ブレーキ動作で動作するかを示す、制御システム124(図1)によって提供されるブレーキ入力信号を受信する。フィードバック信号反転ステージ232は、ブレーキ入力信号に基づいて、反転モードと非反転モードを切り替える。
他の実施形態において、補正コントローラ194は、電流センサ166によって検出される電流検知信号206を整流するための整流器234を更に含む。いくつかの実施形態において、整流器234は、電流検知信号206の電圧オフセットも除去する。例えば、電流検知信号206は、2.5Vのオフセットで0〜5Vを有する信号であり得る。整流器234は、そのようなオフセットを除去するように動作し、次いで、信号を整流する。
図8は、図7のコントローラチップ230の例示的な線図である。コントローラチップ230は、図7を参照して上で説明されるように、電圧制御ループ及び電流制御ループを行うように構成されている。いくつかの実施形態において、コントローラチップ230は、第1の比較器254、乗算器256、第2の比較器258、及びパルス幅変調器260を含む。
第1の比較器254は、バス電圧モニタ168によって取得される電圧フィードバック信号208から、バス誤差電圧信号264を発生させるように動作する。電圧フィードバック信号208は、バス電圧(VBUS)を表す電圧信号である。いくつかの実施形態において、電圧フィードバック信号208は、バス電圧(VBUS)よりも少ない電圧値を有し、バス電圧(VBUS)に比例して変動する。例えば、バス電圧(VBUS)が0〜200Vの間で変化すると、電圧フィードバック信号208は、0〜5.1Vの範囲の値を有し得る。電圧フィードバック信号208の値は、0〜200Vのバス電圧(VBUS)の変動に比例して、0〜5.1Vの間で変化する。
本実施例において、第1の比較器254は更に、バス誤差電圧信号264を発生させるために、基準バス電圧262を使用する。第1の比較器254は、電圧フィードバック信号208と基準バス電圧262とを比較し、それらの間の差をバス誤差電圧信号264として発生させる。例えば、基準バス電圧262が5.1Vに設定され、電圧フィードバック信号208が5.0Vであるときには、バス誤差電圧信号264は、基準バス電圧262と電圧フィードバック信号208との0.1Vの差を表すように発生する。バス誤差電圧信号264は、乗算器256に提供される。
乗算器256は、モータ110と電力網90との間の電流フローを制御するための基準として使用される電流基準信号266を発生させるように動作する。乗算器256は、第1の比較器254からバス誤差電圧信号264を受信し、基準信号発生器192から基準信号204を受信する。乗算器256は、次いで、バス誤差電圧信号264に基準信号204を乗算して、電流基準信号266を発生させる。このように、電流基準信号266は、バス誤差電圧信号264と基準信号204との積である。その後に、電流基準信号266は、第2の比較器258に送られ、モータ110と電力網90との間の電流フローを制御するための基準として使用される。
第2の比較器258は、スイッチングデバイス180、182、184、及び186を制御するための駆動信号220に動作する。第2の比較器258は、乗算器256から電流基準信号266を受信し、電流センサ166から電流検知信号206を受信する。第2の比較器258は、電流検知信号206と電流基準信号266とを比較して、スイッチングデバイス180、182、184、及び186を制御し、電流基準信号266によって表される電流を電流検知信号206によって表される電流と整合させるために駆動信号220を発生させる。例えば、回生ブレーキ動作中に、電流基準信号266によって表される電流が電流検知信号206によって表される電流よりも大きい場合は、駆動信号220をスイッチングデバイス180、182、184、及び186に送達し、該スイッチングデバイスを制御して、電流検知信号206が電流基準信号266と整合するまで、モータ110から電力網90により多くの電流を排出する。
いくつかの実施形態において、コントローラチップ230は、スイッチングデバイス180、182、184、及び186の各々を制御するのに適している駆動信号220を発生させるために、第2の比較器258の後にパルス幅変調器260を更に含む。
図7に関して上で説明されるように、本実施例において、補正コントローラ194は、コントローラチップ230、フィードバック信号反転ステージ232、及び整流器234を含む。他の実施形態において、補正コントローラ194は、利得制御回路、バッファ回路、利得増幅器、及びバッファも含む。
コントローラチップ230は、電圧制御ループ及び電流制御ループを実装する標準アナログ制御ICとして構成されている。いくつかの実施形態において、コントローラチップ230は、スイッチングデバイス180、182、184、及び186(図3)を制御することによって、スイッチング極性を有する電流を作成するように動作する。例えば、コントローラチップ230が、スイッチングデバイス180を通して電流をプッシュするように動作する場合、該スイッチングデバイスは、電流センサ166からの電流検知信号206に対する正極性電流を作成する。スイッチングデバイス182を通して電流がプッシュされる場合、該スイッチングデバイスは、電流センサ166からの電流検知信号206に対する負極性電流を作成する。コントローラチップ230の一例は、STMicroelectronics of Geneva(Canton、Geneva)によって製造される部品番号L4981Bなどの、力率補性器を利用する。
コントローラチップ230は、基準信号発生器192から基準信号204を受信するように構成されている。いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、基準信号204がコントローラチップ230に入力される前に基準信号204の利得を高めるための利得増幅器を含む。
コントローラチップ230は、バス電圧モニタ168から電圧フィードバック信号208を受信するように構成されている。いくつかの実施形態において、バス電圧モニタ168は、バス電圧(VBUS)を検出するための一連の抵抗器を含む。検出したバス電圧信号又は電圧フィードバック信号208は、フィードバック信号反転ステージ232に提供される。上で説明されるように、電圧フィードバック信号208は、モータ110が通常動作であるか、又は回生ブレーキ動作であるかに応じて、コントローラチップ230に入力される前に、フィードバック信号反転ステージ232によって選択的に反転される。
いくつかの実施形態において、補正コントローラ194は、コントローラチップ230に提供される電流検知信号206の利得を制御するための利得制御回路も含む。いくつかの実施形態において、利得制御回路236は、Texas Instruments,Inc.(Dallas、Texas)によって流通される部品番号SN74VC2G53などの、CMOS SPDTアナログスイッチを含む。
他の実施形態において、利得制御回路を通過した後に、電流検知信号206は、コントローラチップ230に送られる前に、利得制御回路に続くバッファ回路によってバッファリングされる。いくつかの実施形態において、バッファ回路は、直列に接続される2つの演算増幅器回路を含む。
図7に関して上で説明されるように、コントローラチップ230によって発生した駆動信号220が出力され、ブリッジドライバ196に提供される。いくつかの実施形態において、バッファは、駆動信号220がブリッジドライバ196に進入する前に、コントローラチップ230から出力される駆動信号220をバッファリングするように配置される。
図7に戻ると、いくつかの実施形態において、駆動信号220は、ブリッジドライバ196に提供される前に、NANDゲートを通過する。本実施例において、NANDゲートは、エッジ検出器190(図5)からの信号を利用して、スイッチングデバイス180、182、184、及び186を選択的に制御するように構成されている。NANDゲートは、エッジ検出器190によって検出される信号に基づいて、駆動信号220を特定のスイッチングデバイス180、182、184、及び186に向けるように構成されている。
図9は、図4に示されるブリッジドライバ196の実施例の概略ブロック図である。ブリッジドライバ196は、補正コントローラ194からの駆動信号220に基づいて、スイッチングデバイス178を駆動又は制御するように動作する。いくつかの実施形態において、ブリッジドライバ196は、第1のハーフブリッジドライバ250及び第2のハーフブリッジドライバ252を含む。
第1のハーフブリッジドライバ250は、補正コントローラ194からの駆動信号220に基づいて、スイッチングデバイス180及び182を駆動又は制御するように構成されている。第2のハーフブリッジドライバ252は、補正コントローラ194からの駆動信号220に基づいて、スイッチングデバイス184及び186を駆動又は制御するように構成されている。第1のハーフブリッジドライバ250及び第2のハーフブリッジドライバ252は、スイッチングデバイス180、182、184、及び186をオン/オフするためのレベル調節器として動作する。いくつかの実施形態において、第1のハーフブリッジドライバ250及び第2のハーフブリッジドライバ252は、補正コントローラ194からの駆動信号220を受け入れるためのゲートドライバを有する。他の実施形態において、ブリッジドライバ196は、スイッチングデバイス178のデューティサイクルに基づいてスイッチングデバイス178を通る電流の大きさが調節されるように、スイッチングデバイス178を制御する。ゲートドライバの一例は、International Rectifier(El Segundo、CA)によって流通される部品番号IRS2183などの、高電圧で高速のパワーMOSFET及びIGBTドライバを利用する。
図10は、図2に示されるブリッジコントローラ164の別の実施例の概略ブロック図である。本実施例において、ブリッジコントローラ164は、図4のブリッジコントローラ164によって実装されるアナログ制御を除去するように構成されており、インバータシステム128をデジタル的に制御するように動作する。本実施例のブリッジコントローラ164は、マイクロコントローラ394を除いて、ちょうど図4のブリッジコントローラ164のように動作する。
マイクロコントローラ394は、基準信号発生器192及び補正コントローラ194によって行われる全てのアナログプロセスを、デジタルプロセスと置き換える。補正コントローラ194と同様に、マイクロコントローラ394は、電圧フィードバック信号208、電流検知信号206、及び方形波形信号又は出力信号202を受信する。しかしながら、バス誤差電圧信号264及び電流基準信号266などの、図6〜図8を参照して論じられる他のアナログ信号は、マイクロコントローラ394によって行われるデジタルプロセスと置き換えられる。
いくつかの実施形態において、マイクロコントローラ394は、先の実施例においてアナログ補正コントローラ194によって実現された電流制御ループ及び電圧制御ループをデジタル的に実装するように構成されている。マイクロコントローラ394はまた、図4の基準信号発生器192の機能を内部的に行う。いくつかの実施形態において、マイクロコントローラ394は、基準信号204に対応する仮想正弦波形を発生させて、該仮想正弦波形を、マイクロコントローラ394によってデジタル的に実装される電流制御ループの設定点として使用する。
遠心分離機の実験的な実現形態を、3つの動作シナリオの下で試験した。表1に示されるように、以下の結果を得た。
outは、遠心分離機100の出力電力レベルを表す。I h1は、基本電流を示す。これらの試験において、基本電流は、他の高調波を伴わない電流の60Hz成分である。I TOTALは、全高調波を有する全二乗平均平方根電流を表す。I THDは、I h1に関する全高調波歪みを示す。I TDDは、全需要歪みを表し、それは、最大出力電流に対する全高調波歪みを示す。これらの試験において、最大出力電流は、6.5Aであった。
表1に示されるように、試験1では、出力電力レベルが501.3Wであったときに、例示的な遠心分離機100は、回生ブレーキ動作において、約0.94の力率及び約9.4%の全高調波歪みを達成した。試験2では、出力電力レベルが1020Wであったときに、遠心分離機100は、回生ブレーキ動作において、約0.98の力率及び約4%の全高周波歪みを達成した。試験3では、出力電力レベルが1554Wであったときに、遠心分離機100は、回生ブレーキ動作において、約0.99の力率及び約3%の全高周波歪みを達成した。
上記の様々な実施形態は、実例としてのみ提供され、本明細書に添付の特許請求の範囲を制限すると解釈されるべきではない。当業者は、本明細書に説明及び記載された例示の実施形態及び適用例に従わずに、かつ次の特許請求の範囲の真の趣旨及び範囲から逸脱することなく行うことができる様々な修正及び変更を容易に認識するだろう。

Claims (23)

  1. 電圧源からAC電源接続部に電気エネルギーを送達するための回路であって、前記電圧源が電圧を有し、前記回路が、
    前記電圧源と前記AC電源接続部との間の切り替え可能なデバイスであって、前記電圧源から前記AC電源に電流を伝達するように構成されている、切り替え可能なデバイスと、
    前記AC電源のゼロ交差点に対応する同期信号を生成するように構成されたエッジ検出器と、
    前記エッジ検出器、前記電圧源、及び前記切り替え可能なデバイスに連結された制御回路であって、前記同期信号と同期した整流正弦信号を発生させ、前記電圧と基準電圧との差に基づいて誤差を決定し、かつ電流駆動信号を前記スイッチに送達するように構成されており、前記電流駆動信号が、前記誤差と前記整流正弦信号との積に比例する、制御回路と、を備える、回路。
  2. 負荷とAC電源との間で電気エネルギーを送達するための回路であって、
    前記負荷を前記AC電源に連結する切り替え可能なデバイスと、
    シンセサイザ、電圧制御ループ、及び電流制御ループを含むコントローラと、を備え、
    前記回路が、第1の動作モードで前記AC電源から前記負荷に電流を伝達し、第2の動作モードで前記負荷から前記AC電源に電流を伝達するように構成されており、前記第2の動作モードでの前記負荷が、負荷電圧を生成し、
    前記シンセサイザが、前記AC電源と同期した整流正弦信号を発生させ、
    前記電圧制御ループが、前記負荷電圧と前記基準電圧との差として電圧信号を発生させ、
    前記電流制御ループが、前記電圧信号と前記整流正弦信号との積に比例して前記切り替え可能なデバイスを駆動する、回路。
  3. 前記AC電源及び前記シンセサイザに連結されたエッジ検出器であって、前記AC電源の前記ゼロ交差点に対応する同期信号を生成するように構成されている、エッジ検出器を更に備える、請求項2に記載の回路。
  4. 前記切り替え可能なデバイスが、スイッチングブリッジ整流器を含む、請求項2又は3に記載の回路。
  5. 前記負荷が、インバータに連結されたモータを含み、前記モータが、前記第2の動作モードで、前記負荷電圧を生成する前記インバータを通して電流を送達するために減速する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の回路。
  6. 前記AC電源と前記切り替え可能なデバイスとの間に配設されたインダクタを更に備える、請求項2〜5のいずれか一項に記載の回路。
  7. 前記モータが、AC誘導モータを含む、請求項5に記載の回路。
  8. 電気エネルギーをAC電源に送達する回生ブレーキ機能を有するロータを備えた遠心分離機であって、
    前記ロータの減速中に電圧をコンデンサに送達する回路と、
    前記AC電源の前記ゼロ交差点に対応する同期信号を生成するように構成されたエッジ検出器と、
    前記コンデンサを前記AC電源接続部に連結する切り替え可能なデバイスと、
    前記エッジ検出器、前記コンデンサ、及び前記切り替え可能なデバイスに連結されたコントローラであって、前記同期信号と同期した整流正弦信号を発生させ、前記電圧と基準電圧との差に関連した誤差信号を発生させ、かつ電流駆動信号を前記切り替え可能なデバイスに送達するように構成されており、前記電流駆動信号が、前記誤差信号と前記整流正弦信号との積に比例する、コントローラと、を備える、遠心分離機。
  9. AC電源と負荷との間で電力を伝達するための機器のインバータシステムであって、前記機器が、前記AC電源から前記負荷に電流が引き込まれる通常動作モードと、前記負荷から前記AC電源に電流が伝達される回生動作モードと、を有し、前記負荷が、前記回生動作モードで負荷電圧を生成し、前記インバータシステムが、
    前記AC電源に電気的に連結された少なくとも1つのインダクタと、
    前記少なくとも1つのインダクタと前記負荷との間で電気的に連結されたスイッチングデバイスと、
    コントローラであって、
    線間電圧信号と同期した基準信号を発生させるための基準信号発生器と、
    誤差電圧を発生させるための電圧制御ループであって、前記誤差電圧が負荷電圧と基準電圧との間の誤差に対応する、電圧制御ループと、
    前記基準信号と前記誤差電圧との積に基づいて前記スイッチングデバイスを制御するための電流制御ループと、を備える、コントローラと、を備える、インバータシステム。
  10. 前記線間電圧信号のゼロ交差点を検出するように構成されたエッジ検出器であって、前記AC電源及び前記基準信号発生器に電気的に連結される、エッジ検出器を更に備える、請求項9に記載のインバータシステム。
  11. 前記少なくとも1つのインダクタを通る電流フローを測定するように配置及び構成された電流センサを更に備え、前記コントローラが、前記電流センサ、前記スイッチングデバイス、及び前記負荷に電気的に連結されており、前記電流センサから電流検知信号を受信して、前記電流検知信号を前記基準信号と前記誤差電圧との積と整合させるように構成されている、請求項9又は10に記載のインバータシステム。
  12. 前記電流制御ループが、前記基準信号と前記誤差電圧との積に比例した駆動信号を発生させる、請求項9〜11のいずれか一項に記載のインバータシステム。
  13. 前記電圧制御ループが、前記負荷に電気的に連結された電圧モニタを含む、請求項9〜12のいずれか一項に記載のインバータシステム。
  14. 前記電圧制御ループが、前記回生動作モード中に電圧フィードバック信号を反転させるための電圧インバータを含む、請求項9〜13のいずれか一項に記載のインバータシステム。
  15. 前記スイッチングデバイスが、ブリッジ整流器である、請求項9〜14のいずれか一項に記載のインバータシステム。
  16. 前記基準信号が、整流正弦波形を有するように構成されている、請求項9〜15のいずれか一項に記載のインバータシステム。
  17. AC電源に電力を供給するように適合された回生ブレーキを備えた遠心分離機であって、
    モータと、
    前記モータに連結されており、かつ試料を回転させるように配置及び構成されたロータと、
    通常動作モードで前記AC電源から前記負荷に電流を引き込み、かつ回生動作モードで前記負荷から前記AC電源に電流を伝達するように構成されたインバータシステムであって、前記負荷が、前記回生動作モードで負荷電圧を生成し、前記インバータシステムが、
    前記AC電源に電気的に連結された少なくとも1つのインダクタと、
    前記少なくとも1つのインダクタと前記負荷との間で電気的に連結されたスイッチングデバイスと、
    コントローラであって、
    線間電圧信号と同期した基準信号を発生させるための基準信号発生器と、
    誤差電圧を発生させるための電圧制御ループであって、前記誤差電圧が負荷電圧と基準電圧との間の誤差に対応する、電圧制御ループと、
    前記基準信号と前記誤差電圧との積に基づいて前記スイッチングデバイスを制御するための電流制御ループと、を備える、コントローラと、を備える、遠心分離機。
  18. AC電源と負荷との間で電気エネルギーを送達する方法であって、前記方法が、
    前記AC電源から線間電圧信号を検出する工程と、
    前記線間電圧信号と同期した基準信号を発生させる工程と、
    負荷から電圧フィードバック信号を受信する工程と、
    電圧フィードバック信号と基準電圧との間の誤差電圧を決定する工程と、
    前記基準信号と前記誤差電圧との積に基づいて駆動信号を発生させる工程と、
    前記駆動信号に基づいて前記AC電源と前記負荷との間でスイッチングデバイスを制御する工程と、を含む、方法。
  19. 前記線間電圧信号のゼロ交差点を検出する工程を更に含み、前記基準信号が、前記線間電圧信号の前記ゼロ交差点と同期している、請求項18に記載の方法。
  20. 前記AC電源から電流検知信号を受信する工程を更に含み、前記スイッチングデバイスが、前記電流検知信号を前記基準信号と前記誤差電圧との積と整合させるように動作する、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 前記駆動信号が、前記基準信号と前記誤差電圧との積に比例する、請求項18〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 回生ブレーキ動作中に前記電圧フィードバック信号を受信する前記工程の前に、前記電圧フィードバック信号を反転させる工程を更に含む、請求項18〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記基準信号が、整流正弦波形を有するように構成されている、請求項18〜22のいずれか一項に記載の方法。
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