JPH08275190A - 色信号復調回路 - Google Patents

色信号復調回路

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JPH08275190A
JPH08275190A JP7198595A JP7198595A JPH08275190A JP H08275190 A JPH08275190 A JP H08275190A JP 7198595 A JP7198595 A JP 7198595A JP 7198595 A JP7198595 A JP 7198595A JP H08275190 A JPH08275190 A JP H08275190A
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郁郎 大澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PAL方式で使用するときは、1H(水平
同期信号期間)前後の色信号を加算し位相ひずみを減少
させる機能を正確に行うことができ、SECAM方式で
使用するときには間欠した色信号を連続しレベルの揃っ
た色信号に変換できる。 【構成】 第1復調器2と、第2復調器3と、第1の付
加手段27と、SECAM方式の色差信号を復調する第
3復調器104と、分離手段107と、第2の付加手段
108と、前記第1のALC付加パルスが加えられた前
記第1復調器の出力信号、又は前記第2のALC付加パ
ルスが加えられた前記一方の信号を1H期間遅延する第
1CCD8と、第2CCD9と、前記第1CCDの出力
信号の大きさを前記第1又は第2のALC付加パルスの
レベルに基づいて前記第1CCDへの入力前の大きさに
戻す第1ALC回路38と、第2ALC回路39と、第
1加算器14と、第2加算器15とを備えることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PAL方式及びSEC
AM方式のTV(テレビジョン)受像機の色信号復調回
路に関するもので、特に、PAL方式で使用するとき
は、1H(水平同期信号期間)前後の色信号を加算し位
相ひずみを減少させる機能を正確に行うことができ、S
ECAM方式で使用するときには間欠した色信号を連続
しレベルの揃った色信号に変換できる色信号復調回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】PAL方式では、2つの色信号の内R−
Y信号を1H毎に反転して送るようにし、R−Y信号は
一定位相で送るようにしている。そして、TV受像機内
で1H前後の色信号を加算することにより伝送系で生ず
る位相歪みを減少させ、色相変動を防止している。
【0003】従来、PAL方式の色信号復調回路では前
記加算機能を色復調する前のR−Y信号及びB−Y信号
に対して行っていた。その場合には遅延のための部品と
してガラス遅延線が使われていた。ところが、最近遅延
のための部品としてCCD(電荷転送素子)が使われ初
めている。CCDを使用する場合には、色復調後の色信
号を1H遅延するようになる。
【0004】図2は、そのようなPAL方式の色信号復
調回路を有するTV受像機の一部を示すもので、入力端
子(1)からの搬送色信号は、BーY復調器(2)及び
RーY復調器(3)に印加される。BーY復調器(2)
及びRーY復調器(3)は、各々異なる搬送波が印加さ
れており、それぞれ復調される。BーY復調器(2)及
びRーY復調器(3)の復調出力は、LPF(4)及び
(5)で不要成分が除去された後、IC(6)の外部に
導出されCCDIC(7)に印加される。CCDIC
(7)は、復調された色差信号を1H期間遅延するもの
で、第1及び第2CCD回路(8)及び(9)により遅
延が行われる。
【0005】第1及び第2CCD回路(8)及び(9)
の出力信号は、再びIC(6)内部に戻り、第1及び第
2クランプ回路(10)及び(11)によりクランプさ
れる。第1及び第2クランプ回路(10)及び(11)
の出力信号は、第1及び第2CCD回路(8)及び
(9)のクロックに起因する不要成分を除去するための
LPF(12)及び(13)を通過し、第1及び第2加
算器(14)及び(15)に印加される。
【0006】一方、第1及び第2加算器(14)及び
(15)には、LPF(4)及び(5)からの色差信号
が直接印加されており、これにより、各色差信号の1H
前後の信号の加算が行われる。この加算動作により、伝
送系で生ずる位相歪みを減少させ、色相変動を防止して
いる。次に、その動作について図3の実線を参照しなが
ら説明する。今、図3(a)に実線で示す搬送色信号が
到来しているとする。図示のようにR−Y信号は、1H
毎に位相を反転させながら到来している。
【0007】これに対して、図2のBーY復調器(2)
には図3(b)に示す一定位相の搬送波が印加され、R
ーY復調器(3)には図3(C)に示す1H毎に反転す
る搬送波が印加される。図3(b)の搬送波は、図3
(a)のBーY信号成分を復調し、図3(d)に示すB
−Y信号が図2のBーY復調器(2)から導出される。
又、図3(c)の搬送波は、図3(a)のRーY信号成
分を復調し、図3(e)に示すR−Y信号が図2のRー
Y復調器(3)から導出される。これと同じことが、図
3の2H目、3H目においても行われ、図3(d)及び
(e)に示す復調出力が得られる。
【0008】次に、図3(d)及び(e)に各々示す1
H前後の信号を加算すれば、復調出力が得られる。即
ち、図3(d)の1H目と2H目の信号を加算すれば、
ともに0度方向であるので図3(f)に示す0度方向の
B−Y信号が得られる。同様に、図3(e)の1H目と
2H目の信号を加算すれば、ともに90度方向であるの
で図3(g)に示す90度方向のB−Y信号が得られ
る。
【0009】次に、位相歪みの減少について説明する。
今、図3(a)のB−Y信号及びR−Y信号がともに反
時計回りに位相が変動し、各々点線で示すベクトルに成
ったとする。図3(b)の搬送波は、図3(a)のBー
Y’信号成分を復調し、図3(d)に示すB−Y’信号
が図2のBーY復調器(2)から導出される。同時に、
図3(b)の搬送波は、図3(a)のRーY’信号成分
のB−Y軸成分を復調し、図3(d)に示すR−Y’信
号(歪み成分)を復調してしまう。同様に、図3(b)
の2H目の搬送波で図3(a)の2H目の搬送色信号を
復調すると図3(d)の2H目の信号を復調する。
【0010】ここで、図3(d)の1H目と2H目の信
号をベクトル加算すると、図3(f)の信号となる。図
3(f)では、1H目のRーY’信号(歪み成分)と2
H目のRーY’信号(歪み成分)とが相殺され、必要な
B−Y軸成分上のB−Y’信号のみが検出できる。図3
(c)の搬送波は、図3(a)のRーY’信号成分を復
調し、図3(e)に示すR−Y’信号が図2のRーY復
調器(3)から導出される。同時に、図3(c)の搬送
波は、図3(a)のBーY’信号成分のR−Y軸成分を
復調し、図3(e)に示すB−Y’信号を復調してしま
う。同様に、図3(e)の2H目には図示の信号が得ら
れる。図3(e)の1H目と2H目の信号をベクトル加
算すると、図3(g)の信号となり、この場合にも不要
な歪み成分であるB−Y’信号が相殺される。
【0011】それ故、第1及び第2加算器(14)及び
(15)の加算動作により、伝送系で生ずる位相歪みを
減少させ、色相変動を防止できる。第1及び第2加算器
(14)及び(15)からの復調されたR−Y信号及び
B−Y信号は、マトリクス回路(16)でマトリクスさ
れて、R−Y信号、B−Y信号及びG−Y信号が出力端
子(17)乃至(19)より導出され。
【0012】従って、図2の回路によれば、PAL方式
の色信号を復調することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
回路では第1及び第2CCD回路(8)及び(9)の入
出力間において、レベル変動がおこり第1及び第2加算
器(14)及び(15)におけるベクトル合成時に歪み
成分を正確にキャンセルできない、という問題があっ
た。
【0014】即ち、図3(f)における0度方向のR−
Y’信号ベクトルと、180度方向のR−Y’信号ベク
トルとの大きさが等しくならず、相殺しても歪み成分が
残ってしまう、という問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、PAL方式の第1の色差信号を復調
する第1復調器と、PAL方式の第2の色差信号を復調
する第2復調器と、前記第1復調器の出力信号に第1の
ALC付加パルスを加える第1の付加手段と、SECA
M方式の色差信号を復調する第3復調器と、該第3復調
器の出力信号をB−Y信号とR−Y信号の2つの信号に
分離する分離手段と、該分離手段からの一方の信号の所
定位置に第2のALC付加パルスを加える第2の付加手
段と、前記第1のALC付加パルスが加えられた前記第
1復調器の出力信号、又は前記第2のALC付加パルス
が加えられた前記一方の信号を1H期間遅延する第1C
CDと、前記第2復調器の出力信号、又は前記第3復調
器からの他方の信号を1H期間遅延する第2CCDと、
前記第1CCDの出力信号の大きさを前記第1又は第2
のALC付加パルスのレベルに基づいて前記第1CCD
への入力前の大きさに戻す第1ALC回路と、該第1A
LC回路の前記検波出力に応じて前記第2CCDの出力
信号の大きさを調整する第2ALC回路と、前記第1C
CDの入力信号と前記第1ALC回路の出力信号とを加
算する第1加算器と、前記第2CCDの入力信号と前記
第2ALC回路の出力信号とを加算する第2加算器とを
備えることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、復調されたPAL方式の色信
号の所定位置にALC付加パルスを加えるようにしてか
らCCDに加えている。そして、CCDから導出される
色信号中の前記ALC付加パルスのレベルを検波し、そ
の検波出力に応じてCCDから導出された色信号の大き
さをCCD入力前の大きさに戻している。そのため、遅
延前と遅延後の色信号のレベルが等しくなり、両信号を
加算すれば、正確にPAL方式の色信号の歪み補正を行
うことができる。又、本発明によれば、SECAM方式
の復調された2つの色差信号の一方にもALC付加パル
スを加え、前述と同じ加算を行っている。そのため、到
来する間欠した色信号を連続しレベルの揃った色信号に
変換することができる。この為、前記CCDをPALの
歪み補正とSECAMの信号の連続化に兼用することが
できるとともに、正確な歪み補正とレベルの揃った信号
の連続化を行うことができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の色信号復調回路を示すもの
で、(20)は、カラー映像信号が印加される入力端
子、(21)は水平同期信号を分離する同期分離回路、
(22)は水平同期信号に同期した周波数32fH(f
Hは水平同期信号周波数)の分周出力と水平同期信号を
発生する水平AFC(自動周波数制御)回路、(23)
は前記32fHの信号をクロック信号として分周し、水
平同期信号に応じてリセットされ、BGP(バーストゲ
ートパルス)及びALC付加パルスを発生する分周回
路、(24)はクロマ信号抽出回路、(25)はバース
ト信号を抽出するバースト抽出回路、(26)はバース
ト信号に応じて搬送波を作成する搬送波作成回路、(2
7)は前記ALC付加パルスに応じてスイッチ(28)
がa側に切り替わり前記BーY復調器(2)の出力信号
の所定位置に基準電源(36)の0.2VのALC付加
パルスを加える付加回路、(29)はLPF(13)か
らのB−Y信号のレベルと基準電源(30)の基準電圧
Vrefとを端子(31)からのBGP期間、レベル比
較し前記B−Y信号のBGP期間のレベルを基準電圧V
refレベルにする検波出力を発生するクランプ検波回
路、(32)は端子(33)からの前記ALC付加パル
スに応じてスイッチ(34)が閉じて、付加回路(2
7)で加えられた0.2VのALC付加パルスを取り出
す検出回路、(35)は基準電源(30)の基準電圧V
refと付加回路(27)の基準電源(36)の0.2
Vとを加算した電圧と検出回路(32)の検出出力とを
レベル比較し、検出回路(32)で検出されたALC付
加パルスが元の0.2Vのレベルに戻るような比較出力
を発生する比較器、(37)はホールド用のコンデン
サ、(38)(39)はコンデンサ(37)の保持電圧
に応じてB−Y信号とR−Y信号のレベルを変化させる
第1及び第2ALC回路、(100)は端子(101)
からのFBP(フライバックパルス)が印加されIC
(6)内で水平同期信号、垂直同期信号、BGPの発生
タイミングを示すSCP(サンドキャッスルパルス)を
発生する端子、(102)はSECAM方式の色信号を
発生するIC、(103)はSCPに応じてBGP及び
ALC付加パルスを発生するSCP判別回路、(10
4)はFM変調されているSECAM色信号をFM検波
するSECAM復調器、(105)はBGPに応じてI
D(アイデント)信号を発生するID回路、(106)
はALC付加パルスを発生するALC付加パルス発生回
路、(107)はSECAM復調器(104)の出力信
号をB−Y信号とR−Y信号の2つの信号に分離する分
離回路、(108)は分離回路(107)からのB−Y
信号の所定位置にALC付加パルスを加えるスイッチ、
(109)(110)はSACAM信号の再生時に閉じ
るスイッチ、(111)(112)はPAL信号の再生
時に閉じるスイッチである。
【0018】尚、図1の回路ブロックにおいて、図2と
同一の回路ブロックについては同一の符号を付し、説明
を省略する。入力端子(20)からのPAL方式のカラ
ー映像信号は、クロマ信号がクロマ信号抽出回路(2
4)で抽出されてBーY復調器(2)及びRーY復調器
(3)に印加される。
【0019】又、入力端子(20)からのPAL方式の
カラー映像信号は、バースト信号がバースト抽出回路
(25)で抽出されて搬送波作成回路(26)に印加さ
れる。BーY復調器(2)及びRーY復調器(3)は、
搬送波作成回路(26)からそれぞれの位相の同期した
搬送波が印加されており、それぞれ復調される。又、入
力端子(20)からのPAL方式のカラー映像信号は、
水平同期信号が同期分離回路(21)で抽出されて水平
AFC回路(22)に印加される。水平AFC回路(2
2)は、水平同期信号に位相ロックするPLLであり位
相ロックした32fHの信号をクロック信号と水平同期
信号を分周回路(23)に印加する。分周回路(23)
は、分周機能と分周した信号の論理出力を発生させるも
ので、水平同期信号に応じてリセットされ32fHの信
号を分周するので、所望のタイミングの様々な信号を作
れる。端子(40)にはBGPを、端子(41)にはA
LC付加パルスを発生させる。端子(40)のBGPは
端子(31)へ、端子(41)のALC付加パルスは端
子(33)へ印加されている。
【0020】端子(41)からのALC付加パルスに応
じて、付加回路(27)のスイッチ(28)が切り替わ
り、基準電源(36)の0.2VのALC付加パルスが
B−Y信号の一部として導出されることになる。その様
子を図4及び図5を参照して説明する。図4(a)は、
BーY復調器(2)からのB−Y信号を示す。この信号
に対して、ALC付加パルスとして、図4(d)の位相
の信号を作り、図4(a)の信号に付加して図4(b)
の信号を作る。図4(b)の信号の斜線部分が、ALC
付加パルスであり、この信号は映像の内容に関わらず、
常に一定である。そこで、このALC付加パルスをCC
Dに印加して、レベル変動が生じたならばそれを元の大
きさに戻すようにする。その結果、R−Y信号も一緒に
元の大きさに戻る。
【0021】図5は、ALC付加パルスの発生位置を示
すものである。図5(a)は、ビデオ信号を示し、図5
(b)はBGPを示す。ALC付加パルスは、図5
(a)の期間A内に発生させる。期間Aは、映像信号の
内容が終了した時点から次の1Hのバースト信号が開始
する期間までである。図5(c)は、期間A内のALC
付加パルスを示す。
【0022】図4(b)の信号は、CCDIC(7)に
印加され、出力されるときには図4(c)のように減衰
が起こってしまう。そして、この減衰された信号が第1
クランプ回路(10)、LPF(13)、第1ALC回
路(38)に印加される。尚、R−Y信号についてもB
−Y信号と同様に伝達される。クランプ検波回路(2
9)は、LPF(13)からのB−Y信号のレベルと基
準電源(30)の基準電圧Vrefとを端子(31)か
らのBGP期間、レベル比較し前記B−Y信号のBGP
期間のレベルを基準電圧Vrefレベルにする検波出力
を第1クランプ回路(10)に印加する。そのため、ペ
デスタルレベルが基準電圧VrefにクランプされたR
−Y信号が第1クランプ回路(10)から発生する。ク
ランプ検波回路(29)の出力は、第2クランプ回路
(11)にも印加され、R−Y信号のレベルもB−Y信
号と同じように揃える。
【0023】第1ALC回路(38)の出力信号は、検
出回路(32)に印加される。検出回路(32)は端子
(33)からのALC付加パルスに応じてスイッチ(3
4)が閉じて、付加回路(27)で加えられたALC付
加パルスを取り出す。該ALC付加パルスは、0.2V
で付加されたがCCDIC(7)や、LPF(12)の
影響によりレベルが低下している。そこで、基準電源
(30)の基準電圧Vrefと付加回路(27)の基準
電源(36)の0.2Vとを加算した電圧を基準の電圧
として、この電圧からどれだけレベル低下が起きたかを
検出することにより、レベル低下した信号を元の信号に
戻している。比較器(35)はホールド用のコンデンサ
(37)に検出出力を印加し、コンデンサ(37)の出
力電圧により第1及び第2ALC回路(38)及び(3
9)の振幅が大きくなるように調整している。その結
果、第1及び第2ALC回路(38)及び(39)の出
力端にはCCDIC(7)に入力される前のレベルと等
しいB−Y信号及びR−Y信号とが得られる。
【0024】この為、第1及び第2加算器(14)及び
(15)にはレベルが揃った1H前後の信号が印加さ
れ、第1及び第2加算器(14)及び(15)の加算動
作により、伝送系で生ずる位相歪みを減少させ、色相変
動を防止できる。第1及び第2加算器(14)及び(1
5)からの復調されたR−Y信号及びB−Y信号は、マ
トリクス回路(16)でマトリクスされて、R−Y信
号、B−Y信号及びG−Y信号が出力端子(17)乃至
(19)より導出され。
【0025】従って、図2の回路によれば、PAL方式
の色信号を復調することができる。図6は、図1の検出
回路(32)と比較器(35)の具体回路例を示すもの
で、端子(50)にはB−Y信号が端子(51)には基
準電源(30)の基準電圧Vrefが印加される。定電
流源(52)の電流値と抵抗(53)の乗算値は0.2
Vに設定されている。そのため、トランジスタ(54)
とトランジスタ(55)との比較が比較器(35)の比
較動作となる。ALC付加パルスは、スイッチ(56)
を開閉し、ALC付加パルスが到来している期間だけ比
較動作が行われ、比較出力が出力端子(57)に導出さ
れる。
【0026】次に、SACAM方式の色信号の復調につ
いて説明する。PAL信号の受信時には、スイッチ(1
11)(112)が閉じて、スイッチ(109)(11
0)が開いていた。それがSACAM信号の受信時に
は、スイッチ(111)(112)が開いて、スイッチ
(109)(110)が閉じる。又、端子(100)に
生ずるSCPがSCP判別回路(103)に印加され
る。SCPは、図7(c)に示す波形を有し、FBP期
間にBGPが重畳される形で形成されFBPは、4Vで
波形が飽和し、BGPは6Vで波形が飽和するように構
成されている。図7(c)には垂直同期信号も存在する
が2Vであり、図1の動作には直接関係しない。
【0027】図7(c)のSCPがSCP判別回路(1
03)に印加されると、SCP判別回路(103)は、
ALC付加パルス(図7(d))とBGP(図7
(b))を発生する。図8は、SCP判別回路(10
3)の具体回路例を示すもので入力端子(113)には
図7(c)のSCPが印加される。第1コンパレータ
(114)の基準電圧は3Vに、第2コンパレータ(1
15)の基準電圧は5Vに設定されている。この為、第
1コンパレータ(114)の出力端には時刻t1で、第
2コンパレータ(115)の出力端には時刻t2で
「H」レベルのパルスが発生して、エッジ検出回路(1
16)及び(117)がそのエッジを検出する。それ
故、R−SFF(118)のQ出力には図7(d)の信
号が得られる。又、第2コンパレータ(115)の出力
端子(119)には図7(b)の信号が得られる。
【0028】ID回路(105)は、BGPに応じて、
現在到来している色信号がB−Y信号であるか、R−Y
信号であるかを判別し分離回路(107)を1H毎に切
り換える。その様子を図9を参照して説明する。SEC
AM復調器(104)から図9(a)に示す信号が発生
すると分離回路(107)の働きにより、スイッチ(1
09)には図9(c)の信号が、スイッチ(110)に
は図9(b)の信号が印加される。
【0029】ここで、ALC付加パルス発生回路(10
6)とスイッチ(108)とにより図7(d)のタイミ
ングでB−Y信号にALC付加パルスが付加される。そ
の具体的な付加方法は、PALと同様であり、説明を省
略する。スイッチ(109)(110)からの信号は、
CCDIC(7)に印加され遅延されると共に端子(1
20)(121)からIC(6)に印加され第1及び第
2加算器(14)及び(15)に印加される。第1クラ
ンプ回路(10)、LPF(13)及び第1ALC回路
(38)を通過したB−Y信号は、CCDIC(7)に
印加される前の信号レベルに戻されるので、第1加算器
(14)に印加される2つの信号のレベルは等しくな
る。第1加算器(14)には1H毎に交互に等しいレベ
ルのB−Y信号が印加され、その出力は図9(d)に示
すように連続したB−Y信号が得られる。
【0030】第2加算器(15)についても同様の動作
となり、その出力は図9(e)に示すように連続したR
−Y信号が得られる。従って、図1の回路によれば、S
ECAM方式の間欠した色信号を連続しレベルの揃った
色信号に変換することができる。この為、CCDIC
(7)をPALの歪み補正とSECAMの信号の連続化
に兼用することができ、正確な歪み補正とレベルの揃っ
た信号の連続化を行うことができる。
【0031】SECAM方式では、第1及び第2加算器
(14)及び(15)において、信号の平均化をとるの
で、出力レベルがPALに比べて1/2になる。そこ
で、PALの検波された色信号のレベルを1Vとするな
らば、SECAMのそれは2Vにする。そうすれば、第
1及び第2加算器(14)及び(15)以降の色信号処
理回路を兼用することができ、回路素子の大幅な低減が
できる。
【0032】本発明では、SECAMのALC付加パル
スとしてSCPを利用しているので、簡単にALC付加
パルスを作成することができる。SCPがない場合は、
PALの場合のようにして作る必要があり、回路素子の
大幅な増加を招いてしまう。尚、図7(a)のBGP1
は、分周回路(23)から発生するBGPであり、IC
(6)の外部に導出される図7(b)のBGP2に比
べ、立ち上がりが遅くなっている。これは、端子(3
1)に印加されるIC内部用のBGPであり、ALC付
加パルスとタイミングが重ならないようにするために作
成されている。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、遅延
前と遅延後のPAL方式の色信号のレベルが等しくでき
るので、両信号を加算すれば、正確に色信号の歪み補正
を行うことができる。又、本発明によれば、ALC付加
パルスを使ってALCを行っているので弱電界などで、
色信号のレベルが安定しない状態でも正確にALCが行
える。
【0034】又、本発明によれば、加算器に入る直前の
色信号に対してALCを行っているので、CCDの変動
以外にもLPFなどのレベル変動も補正できる。更に、
本発明によれば、SECAM方式の間欠した色信号を連
続しレベルの揃った色信号に変換することができる。こ
の為、CCDをPALの歪み補正とSECAMの信号の
連続化に兼用することができ、正確な歪み補正とレベル
の揃った信号の連続化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色信号復調回路を示すブロック図であ
る。
【図2】従来のPAL方式の色信号復調回路を示すブロ
ック図である。
【図3】図2の動作の説明に供するためのベクトル図で
ある。
【図4】図1の動作の説明に供するための波形図であ
る。
【図5】図1の動作の説明に供するための波形図であ
る。
【図6】図1の検出回路(32)と比較器(35)の具
体回路例を示す図である。
【図7】図1の動作の説明に供するための波形図であ
る。
【図8】図1のSCP判別回路(103)の具体回路例
を示す図である。
【図9】図1の動作の説明に供するためのベクトル図で
ある。
【符号の説明】
(2) BーY復調器 (3) RーY復調器 (8) 第1CCD回路 (9) 第2CCD回路 (14) 第1加算器 (15) 第2加算器 (38) 第1ALC回路 (39) 第2ALC回路 (106) ALC付加パルス発生回路 (108) スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SECAM方式の色差信号を復調する復
    調器と、 該復調器の出力信号をB−Y信号とR−Y信号の2つの
    信号に分離する分離手段と、 該分離手段からの一方の信号の所定位置にALC付加パ
    ルスを加える付加手段と、 ALC付加パルスが加えられた前記一方の信号を1H期
    間遅延する第1CCDと、 前記復調器からの他方の信号を1H期間遅延する第2C
    CDと、 前記第1CCDの出力信号の大きさを前記ALC付加パ
    ルスのレベルに基づいて検波し、その検波出力に応じて
    前記第1CCDの出力信号の大きさを前記復調器の出力
    信号レベルに合わせる第1ALC回路と、 該第1ALC回路の前記検波出力に応じて前記第2CC
    Dの出力信号の大きさを調整する第2ALC回路と、 前記復調器からの一方の信号と前記第1ALC回路の出
    力信号とを加算する第1加算器と、 前記復調器からの他方も信号と前記第2ALC回路の出
    力信号とを加算する第2加算器と、を備えることを特徴
    とする色信号復調回路。
  2. 【請求項2】 PAL方式の第1の色差信号を復調する
    第1復調器と、 PAL方式の第2の色差信号を復調する第2復調器と、 前記第1復調器の出力信号に第1のALC付加パルスを
    加える第1の付加手段と、 SECAM方式の色差信号を復調する第3復調器と、 該第3復調器の出力信号をB−Y信号とR−Y信号の2
    つの信号に分離する分離手段と、 該分離手段からの一方の信号の所定位置に第2のALC
    付加パルスを加える第2の付加手段と、 前記第1のALC付加パルスが加えられた前記第1復調
    器の出力信号、又は前記第2のALC付加パルスが加え
    られた前記一方の信号を1H期間遅延する第1CCD
    と、 前記第2復調器の出力信号、又は前記第3復調器からの
    他方の信号を1H期間遅延する第2CCDと、 前記第1CCDの出力信号の大きさを前記第1又は第2
    のALC付加パルスのレベルに基づいて前記第1CCD
    への入力前の大きさに戻す第1ALC回路と、 該第1ALC回路の前記検波出力に応じて前記第2CC
    Dの出力信号の大きさを調整する第2ALC回路と、 前記第1CCDの入力信号と前記第1ALC回路の出力
    信号とを加算する第1加算器と、 前記第2CCDの入力信号と前記第2ALC回路の出力
    信号とを加算する第2加算器と、を備えることを特徴と
    する色信号復調回路。
  3. 【請求項3】 サンドキャッスルパルスに基づきALC
    付加パルスを作成する付加パルス作成器を備えることを
    特徴とする請求項1記載の色信号復調回路。
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