JPH08274974A - 画像処理システム及び画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理システム及び画像処理装置及びその方法

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JPH08274974A
JPH08274974A JP7076582A JP7658295A JPH08274974A JP H08274974 A JPH08274974 A JP H08274974A JP 7076582 A JP7076582 A JP 7076582A JP 7658295 A JP7658295 A JP 7658295A JP H08274974 A JPH08274974 A JP H08274974A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーページ及び白黒ページとが混在した複
数ページからなる原稿の複写が、より低コストに、より
確実に、より高速に実行可能となる画像処理システム及
び画像処理装置及びその方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 第1プリンタ及び第2プリンタからなる画像
処理システムにおいて、ステップS4で混在モードスイ
ッチが押下されていれば、ステップS12の混在コピー
処理において、カラー画像を第1プリンタで形成して該
記録用紙を装置内に格納し、白黒画像を第2プリンタで
形成して該記録用紙を排出すると共に、各ページ毎のカ
ラーモード情報を記憶しておく。そしてステップS13
での指示表示に従って操作者が第2プリンタから出力さ
れた記録用紙を第1プリンタの外部給紙部に載置し、ス
テップS14でスタートスイッチを押下することによ
り、ステップS15で記憶したカラーモード情報に基づ
いて並べ替えて排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理システム及び画
像処理装置及びその方法に関し、カラー原稿と単色原稿
とが混在した原稿を処理可能な画像処理システム及び画
像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理装置と画像形成装置とを
その構成として含み、画像データや文字データを画像処
理装置受信して画像処理を行い、画像形成装置で画像を
形成する、或は、原稿画像を画像形成装置で読み取って
画像を形成することが可能な画像処理システムが広く普
及している。
【0003】このような画像処理システムにおいて、画
像形成装置は一般的に電子写真方式によるプリンタであ
り、帯電,現像,定着等の電子写真プロセスを行うこと
により画像を形成する。特にカラー画像を形成する場合
には、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y),黒(K)の4色プロセスを行うカラー画像形成
装置を用いて画像を形成する。一方、白黒画像を形成す
る場合には、黒プロセスのみを行う白黒画像形成装置を
用いて画像を形成する。勿論、カラー画像形成装置にお
いて黒プロセスのみを行えば、白黒画像を形成すること
は可能である。
【0004】従来の画像処理システムにおいては、この
ような電子写真方式のプリンタを使用することにより、
カラー画像及び白黒画像の画像形成を任意に行うことが
可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理システムで使用される電子写真方式の画像
形成装置においては、カラー原稿と白黒原稿とが混在し
た複数枚の原稿を画像形成装置自身で処理する場合、カ
ラー画像形成装置を使用して、該複数枚の原稿に対して
カラー画像読み取り処理、及びカラー画像形成処理を行
う必要があった。
【0006】一般に、カラー画像形成装置を用いて白黒
画像を形成する場合、白黒画像形成装置を用いて白黒画
像を形成する場合に比べて、形成画像1枚当たりの形成
コストが高くなる。これは、カラー画像形成装置におけ
る4色プロセスの複雑な機構、高度な画像処理回路、色
再現性を重視した顔料や画像形成用紙の使用、及び画質
維持調整に起因している。また、同様の理由により、カ
ラー画像形成装置における白黒画像の形成速度は、白黒
画像形成装置における形成速度よりも遅くなってしま
う。
【0007】従って、複数枚の白黒の原稿の中に、僅か
でもカラー原稿が挿入されている場合には、全ての原稿
に対してカラー画像形成装置を用いた画像読み取り、画
像形成処理を行う必要があり、無駄なコストが発生して
しまうという問題があった。また同様に、画像形成に要
する時間も長くなってしまうという問題があった。
【0008】一方、上述したような画像形成における無
駄なコストを省くために、白黒画像形成装置とカラー画
像形成装置とを併用することも考えられる。この場合に
は、まず操作者がカラー原稿と白黒原稿とを分類し、そ
れぞれ個別にカラー画像形成装置と白黒画像形成装置を
使用して画像形成を行い、形成後にそれぞれの記録紙に
出力されたカラー画像と白黒画像とを、操作者自身が原
稿と同じ順番に並べ直す必要があり、操作性の点で問題
があった。また、この方法では操作者のマニュアル動作
に依存してしまうため、総合的な画像形成の所要時間に
おいてもその短縮が実現されるものではなく、原稿量に
よってはむしろ遅くなってしまう。また同時に、記録紙
の並べ替えの際に順番が入れ代わってしまう等のミスの
発生する可能性が常にあった本発明は上述した課題を解
決するためになされたものであり、カラーページ及び白
黒ページとが混在した複数ページからなる原稿の複写
が、より低コストに、より確実に、より高速に実行可能
となる画像処理システム及び画像処理装置及びその方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る画像処理装置は以下の構成を備え
る。
【0010】即ち、複数頁の画像データを入力する第1
の入力手段と、前記第1の入力手段により入力された複
数頁の画像データの属性情報を頁順に記憶する記憶手段
と、前記第1の入力手段により入力された複数頁の画像
データのうち、所定の属性である画像データを記録媒体
上に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により
形成された記録媒体を格納する格納手段と、複数頁の記
録媒体を入力する第2の入力手段と、前記所定の属性情
報を有する頁に対応する記録媒体を前記格納手段から、
それ以外の属性情報を有する頁に対応する記録媒体を前
記第2の入力手段から、頁順に排出する排出手段とを有
することを特徴とする。
【0011】例えば、前記所定の属性はカラー画像形成
を示す属性であることを特徴とする。
【0012】例えば、前記所定の属性は単色画像形成を
示す属性であることを特徴とする。
【0013】更に、前記入力手段により入力された複数
頁の画像データのうち、前記所定の属性情報以外の属性
情報を有する頁の画像データを出力する出力手段を有す
ることを特徴とする。
【0014】例えば、前記入力手段は、原稿画像を光学
的に走査して読み取ることによって、画像データを入力
することを特徴とする。
【0015】例えば、前記入力手段は、外部装置から画
像データを受信することにより入力することを特徴とす
る。
【0016】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る画像処理システムは以下の構成を備える。
【0017】即ち、第1の画像形成装置と第2の画像形
成装置を構成として含む画像処理システムであって、前
記第1の画像形成装置は、複数頁の画像データを入力す
る第1の入力手段と、前記入力手段により入力された複
数頁の画像データの属性情報を頁順に記憶する記憶手段
と、前記入力手段により入力された複数頁の画像データ
のうち、所定の属性である画像データを記録媒体上に形
成する第1の画像形成手段と、前記第1の画像形成手段
により形成された記録媒体を格納する格納手段と、前記
第1の入力手段により入力された複数頁の画像データの
うち、前記所定の属性情報以外の属性情報を有する頁の
画像データを前記第2の画像形成装置に送信する第1の
通信手段と、複数頁の記録媒体を入力する第2の入力手
段と、前記所定の属性情報を有する頁に対応する記録媒
体を前記格納手段から、それ以外の属性情報を有する頁
に対応する記録媒体を前記第2の入力手段から、頁順に
排出する第1の排出手段とを有し、前記第2の画像形成
装置は、前記第1の通信手段により送信された画像デー
タを受信する第2の通信手段と、前記第2の通信手段に
より受信した画像データを記録媒体上に形成する第2の
画像形成手段と、前記第2の画像形成手段により画像が
形成された記録媒体を排出する第2の排出手段と、を有
することを特徴とする。
【0018】例えば、前記第1の入力手段は、外部装置
から画像データを受信することにより入力することを特
徴とする。
【0019】更に、画像処理装置を構成として含み、該
画像処理装置は、外部装置からページ記述言語で記述さ
れた複数頁の画像データを入力する第3の入力手段と、
前記ページ記述言語で記述された画像データをラスタイ
メージデータに展開する展開手段と、前記ラスタイメー
ジデータを前記第1の画像形成装置に送信する第3の通
信手段とを有することを特徴とする。
【0020】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る画像処理方法は以下の工程を備える。
【0021】即ち、複数頁の画像データを入力する第1
の入力工程と、前記第1の入力工程において入力された
複数頁の画像データの属性情報を頁順に記憶する記憶工
程と、前記第1の入力工程において入力された複数頁の
画像データのうち、所定の属性である画像データを記録
媒体上に形成する画像形成工程と、前記画像形成工程に
おいて形成された記録媒体を格納手段に格納する格納工
程と、複数頁の記録媒体を入力する第2の入力工程と、
前記所定の属性情報を有する頁に対しては前記格納工程
において格納された記録媒体を、それ以外の属性情報を
有する頁に対しては前記第2の入力工程において入力さ
れた記録媒体を、頁順に排出する排出工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0022】例えば、前記第2の入力工程は、前記所定
の属性以外の属定を有する画像データを形成した記録媒
体を入力することを特徴とする。
【0023】更に、前記入力工程により入力された複数
頁の画像データのうち、前記所定の属性情報以外の属性
情報を有する頁の画像データを出力する出力工程を有
し、前記第2の入力工程は、前記出力工程により出力さ
れた画像データを形成した記録媒体を入力することを特
徴とする。
【0024】
【作用】以上の構成により、第1の入力手段より入力さ
れた複数頁の画像データの属性に基づいて、所定の属性
を有する頁については記録媒体上に画像形成を行なった
後に該記録媒体を、前記所定の属性でない属性を有する
頁については第2の入力手段より入力された記録媒体
を、それぞれ頁順に排出することが可能となるという特
有の作用効果が得られる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0026】<第1実施例>図1に、本実施例にける画
像処理システムの構成を示す。本実施例の画像処理シス
テムは、図1に示すように画像形成装置として第1プリ
ンタ100と、第2プリンタ200を備える。400は
インターフェースケーブル、124,224はコネクタ
であり、それぞれ図2,図3を参照して詳細に説明す
る。
【0027】図2は、図1で示した第1プリンタ100
の詳細構成を示すブロック図である。図2において、1
10は第1プリンタ100の動作に必要な各種の設定の
入力、及び或は、制御部114への各種の動作指示の入
力をするための操作部、112は制御部114での制御
プログラムの実行に応じて必要な文字,画像,音声等の
表示・出力を行う、LCD(液晶表示装置),スピーカ
ー等により構成される表示部である。114は第1プリ
ンタ100全体を制御する制御部であり、116は制御
部114の動作用の制御プログラム,変数等を記憶する
ROM及びRAM等により構成される記憶部である。記
憶部116内のRAMで構成される所定領域に、後述す
る本実施例における混在ソート処理を制御するための混
在モードテーブル123を備える。混在モードテーブル
123の詳細については後述する。118はRAMによ
り構成され、単数或は複数の画像データを格納する画像
メモリである。画像データは、読取り部120、或は他
のプリンタや外部機器よりコネクタ124、インタフェ
ース122を介して供給され、画像メモリ118に格納
される。
【0028】また、120は原稿等の画像形成対象物を
CCD等の撮像素子等により電気信号に変換する読取り
部であり、スキャナやカメラ等で構成される。尚、読取
り部120はフルカラーの読取りが可能であり、例えば
R,G,B3色の撮像素子で構成されており、これによ
りカラーコピーのためのカラー読取りも、白黒コピーの
ための白黒読取りも、どちらも可能である。122は他
のプリンタや外部機器との制御信号や画像データの送受
信を制御するインタフェースであり、124は該インタ
フェース122と外部機器とを接続するコネクタであ
る。125は所定時間の計測を行うタイマである。
【0029】130は、予め装着された各種の素材や形
状の記録用紙を、画像形成部132にその動作に応じて
供給する給紙部である。132は、画像読取り部120
から直接、或は画像メモリ118から所定のデータ形式
で送られる画像信号を、画像形成に適合した色信号に変
換し、記録用紙の給送に同期して、各種の素材の記録用
紙に文字や画像を形成する画像形成部である。画像形成
部132においてはフルカラーの画像形成が可能であ
り、例えば、Y,M,C,K4色の電子写真方式による
現像器を構成として備えている。これにより、カラーコ
ピーのためのカラー画像形成も、白黒コピーのための白
黒画像形成も、どちらも可能である。また、134は、
画像形成部132により画像形成された記録用紙を操作
部110により指定された様式に分類して排出する排紙
部、136は、画像形成部132において画像形成され
た記録用紙を一時格納する例えば内部トレイ等の格納
部、138は、第1プリンタ100の外部より各種の素
材や形状の記録用紙を画像形成部132に供給する外部
給紙部である。
【0030】また、150は、装着された単数或は複数
枚の原稿を、順次読取り部120の所定の画像読込み位
置に供給する原稿供給部である。
【0031】次に、図3は、図1に示した第2プリンタ
200の詳細構成を示すブロック図である。図3におい
て、210は第2プリンタ200の動作に必要な各種の
設定の入力、及び或は、制御部214への各種の動作指
示の入力をするための操作部、212は制御部214で
の制御プログラムの実行に応じて必要な文字,画像,音
声等の表示・出力を行う、LCD(液晶表示装置),ス
ピーカー等により構成される表示部である。214は第
2プリンタ200全体を制御する制御部であり、216
は制御部214の動作用の制御プログラム,変数等を記
憶するROM及びRAMにより構成される記憶部であ
る。218はRAMにより構成され、単数或は複数の画
像データを格納する画像メモリである。画像データは、
読取り部220、或は他のプリンタや外部機器よりコネ
クタ224,インターフェース222を介して供給さ
れ、画像メモリ218に格納される。
【0032】また、220は原稿等の画像形成対象物を
CCD等の撮像素子等により電気信号に変換する読取り
部であり、スキャナやカメラ等で構成される。読取り部
220は白黒の読取りが可能であり、例えば、単色の撮
像素子で構成されている。これにより、白黒コピーのた
めの白黒読取りが可能である。222は他のプリンタや
外部機器との制御信号や画像データの送受信を制御する
インタフェースであり、224は該インタフェース22
2と外部機器とを接続するコネクタである。
【0033】230は、予め装着された各種の素材や形
状の記録用紙を、画像形成部232にその動作に応じて
供給する給紙部である。232は、画像読取り部220
から直接、或は画像メモリ218から所定のデータ形式
で送られる画像信号を、画像形成に適合した色信号に変
換し、記録用紙の給送に同期して、各種の素材の記録用
紙に文字や画像を形成する画像形成部である。画像形成
部232においては白黒の画像形成が可能であり、例え
ば、黒トナーによる電子写真方式の現像器を構成として
備えている。これにより、白黒コピーのための白黒画像
形成が可能である。また、234は、画像形成部232
により画像形成された記録用紙を操作部210により指
定された様式に分類して排出する排紙部である。
【0034】本実施例においては、第2プリンタ200
において白黒画像形成済みの記録用紙を第1プリンタの
外部給紙部138に載置し、第1プリンタ100におい
て、格納部136に格納されたカラー画像形成済みの記
録用紙と、外部給紙部138に載置された白黒画像形成
済みの記録用紙とを、所定の順序に並びかえて排出する
ことを特徴とする。この混在処理についての詳細は後述
する。
【0035】図13は、第1プリンタ100における操
作部110及び表示部112の外観を示す図である。図
13において、表示部112はLCDにより構成され、
第1プリンタ100の動作状況や操作者への指示等を表
示する。1302は混在モードスイッチであり、操作者
が本実施例における混在処理を行うことを示すスイッチ
である。また、1303は処理開始を指示するスタート
スイッチ、1304は全ての設定を既定値にするリセッ
トスイッチ、1301は処理中断を指示する中止スイッ
チ、1305は所定サイズの記録媒体を格納したトレイ
を選択するトレイ選択キー、1306は画像形成濃度を
調整する濃度キー、1307はコピー枚数等を指定する
テンキー、1308は処理中である記録媒体の強制排出
を指示する排紙スイッチである。尚、第2プリンタ20
0における操作部210の外観も、図13とほぼ同様で
ある。
【0036】以下、図4〜図7のフローチャートを参照
して、本実施例における画像形成処理について説明す
る。尚、図4〜図7のフローチャートに示す処理は、制
御プログラムとして上述した第1プリンタ100の記憶
部116又は第2プリンタ200の記憶部216に格納
されている。また、第1プリンタ100の制御部114
と第2プリンタ200の制御部214との間のデータ信
号や制御信号のやり取りは、インタフェース122、コ
ネクタ124、インターフェースケーブル400、コネ
クタ224、インタフェース222を介して行われるも
のとする。
【0037】図4において、まず第1プリンタ100の
電源投入により、制御部114はフラグや制御変数など
を初期化し、記憶部116の領域の一部に格納されたオ
ペレーティング・システム等の制御プログラムを実行す
ると共に、第1プリンタ100の各部を初期化する(ス
テップS1)。
【0038】尚、第2プリンタ200においても、電源
投入により、制御部214はフラグや制御変数などを初
期化し、記憶部216の領域の一部に格納された制御プ
ログラムを実行すると共に、第2プリンタ200の各部
を初期化する。
【0039】制御部114は、操作部110に含まれる
不図示のメインスイッチがオンならば(ステップS
2)、表示部112に文字・数字やアイコン等の画像等
により所定の表示を行うとともに、操作部110による
入力を許可する。そして、操作部110に何らかの入力
があり(ステップS3)、混在モードスイッチ1302
がオンならば(ステップS4)、制御部114は、記憶
部116或は制御部114の内部メモリの中に設定した
混在フラグをセットすると共に、所定の領域の混在モー
ドテーブル123を設定する(ステップS5)。
【0040】続いて制御部114は、表示部112の表
示内容を例えば図13に示すように混在モード表示に設
定すると共に、制御部214を介して表示部212の表
示内容も混在モードに対応した表示に設定する(ステッ
プS6)。尚、表示部212における混在モード表示
も、表示部112における表示と同様である。
【0041】この混在モード表示により、第1プリンタ
100及び第2プリンタ200の操作者は、各表示内容
に従って混在モードでの作業を進めることができる。こ
こで、混在モードとは、フルカラーの原稿と白黒の原稿
とが混在した複数枚の原稿の複写を行う処理モードであ
り、該混在モードにおいては、まず該混在原稿を第1プ
リンタ100で順次読取り、フルカラー原稿の画像形成
を第1プリンタ100で行う。一方、白黒原稿の画像形
成を第2プリンタ200で行う。そして、各プリンタに
より形成されて格納或は排紙された記録用紙を、第1プ
リンタ100により元の原稿の順序通りに並べ揃えるこ
とにより、複写処理を終了する。
【0042】混在モードスイッチ1302がオフならば
(ステップS4)、制御部114は、記憶部116或は
制御部114の内部メモリの中に設定した混在フラグを
リセットすると共に、混在モードテーブル123の設定
を解除する(ステップS7)。そして、制御部114
は、表示部112の表示内容を通常モード表示に設定す
ると共に、制御部214を介して表示部212の表示内
容を通常モード表示に設定する(ステップS8)。
【0043】そして、操作部110に含まれるスタート
スイッチ1303がオンになったならば(ステップS
9)、制御部114は記憶部116或は制御部114の
内部メモリの中に設定された混在フラグを読み出し、混
在フラグがオフならば(ステップS10)、制御部11
4は通常コピー処理を行う(ステップS11)。この通
常コピー処理によれば、複数枚の原稿を第1プリンタ1
00で順次読取り、第1プリンタ100により順次画像
形成を行う。即ち、この場合は第2プリンタ200での
画像形成は行わない。
【0044】一方、混在フラグがオンならば(ステップ
S10)、制御部114は混在コピー処理を行う(ステ
ップS12)。混在コピー処理によれば、カラー原稿と
白黒原稿とが混在した複数枚の原稿を第1プリンタ10
0で順次読取り、カラー原稿の画像形成を第1プリンタ
100で行い、一方、白黒原稿の画像形成を第2プリン
タ200で行い、後述する混在ソート(ステップS1
5)での処理に適するように、それぞれの画像形成部に
より形成された記録用紙を格納或は排紙することができ
る。尚、ステップS12における混在コピー処理の詳細
は後述する。
【0045】ステップS12の混在コピー処理の後、制
御部114は表示部112により、第1プリンタ100
及び第2プリンタ200の操作者に対して、操作者が次
に行うべき手順を示す指示表示を行う(ステップS1
3)。そして第1プリンタ100及び第2プリンタ20
0の操作者がこの指示表示に従って、第2プリンタ20
0の排紙部234に出力された記録用紙を取出し、排紙
された順序を乱さぬように第1プリンタ100の外部給
紙部138に装着した後、第1プリンタ100の操作部
110上のスタートスイッチ1303を押下する(ステ
ップS14)。
【0046】ステップS14において操作部110上の
スタートスイッチ1303がオンになったならば、制御
部114は混在ソート処理を行う(ステップS15)。
混在ソート処理によれば、第1プリンタ100及び第2
プリンタ200により形成され、格納或は排紙された記
録用紙を、第1プリンタ100により元の原稿の順序通
りに並べ揃えることができる。この混在ソート処理の詳
細は後述する。
【0047】そして、ステップS15の混在ソート処理
が終わったならば、処理はステップS2に戻る。
【0048】一方、ステップS14においてスタートス
イッチ1303がオフのままで、操作部110に含まれ
る中止スイッチ1301がオンになったならば(ステッ
プS16)、制御部114は中止処理を行う(ステップ
S17)。中止処理によれば、ステップS15の混在ソ
ート処理を中止し、格納された記録用紙を排紙する等の
復帰処理をすることができる。この中止処理の詳細は後
述する。
【0049】そして、ステップS17の中止処理が終わ
ったならば、処理はステップS2に戻る。
【0050】以下、上述したステップS12に示す混在
コピー処理について、図5のフローチャートを参照して
詳細に説明する。
【0051】図5において、まず制御部114は、第1
プリンタ100が画像読取り処理及び画像形成処理を開
始するために必要な所定の初期化処理を行うと共に、第
2プリンタ200の制御部214に対して初期化処理を
依頼する。すると制御部214は、第2プリンタ200
が画像形成処理を開始するために必要な所定の初期化処
理を行う(ステップS21)。この初期化処理によれ
ば、混在コピー処理を行うために、第1プリンタ100
に原稿供給部150、給紙部130、画像形成部13
2、排紙部134、格納部136、外部給紙部138等
が存在するか否か、またこれらの各構成が必要な機能を
備えているか否か、更に、これらの各構成が正常に動作
可能な状態であるか否か、等の確認を実施すると共に、
これらの各構成の動作に必要な格納部設定を行い、動作
開始状態にすることができる。また、第2プリンタ20
0に給紙部230、画像形成部232、排紙部234、
等が存在するか否か、また、これらの各構成が必要な機
能を備えているか否か、更に、これらの各構成が正常に
動作可能な状態であるか否か、等の確認を実施すると共
に、これらの各構成の動作に必要な格納部設定を行い、
動作開始状態にすることができる。そして、制御部21
4は、これらの確認結果を制御部114に通知する。
【0052】制御部114は、ステップS21の初期化
処理における確認結果を判断し(ステップS22)、混
在コピー処理を開始する上で問題があれば、表示部11
2により音声や映像による警告や指示の表示を行うと共
に、第2プリンタ200の表示部212において必要な
項目についてのみ、制御部214に対して警告処理を依
頼する。制御部214は、制御部114より依頼のあっ
た項目についてのみ、表示部212により音楽や映像に
よる警告や指示の表示を行う(ステップS40)。
【0053】制御部114は、第1プリンタ100の各
部で必要な所定の終了処理を行うと共に、制御部214
に対して終了処理を依頼し、制御部214は第2プリン
タ200の各部で所定の終了処理を行う(ステップS3
7)。そして、ステップS37の終了処理を終えたなら
ば、図4に示す混在コピー処理(ステップS12)を終
了する。
【0054】一方、ステップS22において混在コピー
処理を開始する上で問題が無いならば(ステップS2
2)、制御部114は原稿給送部150に原稿が正しく
装着されているかどうかを判断する(ステップS2
3)。原稿が正しく装着されていないならば、表示部1
12により音声や映像による警告や指示の表示を行う
(ステップS38)。そして、操作部110に含まれる
中止スイッチ1301がオンになるまで、ステップS2
2,23,38,39の処理を繰り返す。
【0055】原稿供給部150に原稿が正しく装着され
ないまま、操作部110に含まれる中止スイッチがオン
になったならば(ステップS39)、ステップS40に
進んで上述した警告処理を行い、ステップS37におい
て終了処理を行うことにより、図4に示すステップS1
2の混在コピー処理を終了する。
【0056】一方、原稿供給部150に原稿が正しく装
着されているならば(ステップS23)、装着された単
数或は複数枚の原稿のうち次に供給されるべき1枚を、
読取り部120の所定の画像読込み位置に供給し(ステ
ップS24)、読取り部120により、供給された原稿
のプリスキャン読込みを行う(ステップS25)。そし
て、プリスキャン読込みの結果、カラー原稿であると判
断したならば(ステップS26)、制御部114は、図
4の混在モード設定処理(ステップS5)において設定
した混在モードテーブル123の所定のアドレスに、カ
ラーモードを示すモードデータを書き込む(ステップS
27)。
【0057】ここで、混在モードテーブル123のデー
タ例を図12に示す。混在モードテーブルは、印刷出力
すべき複数頁の画像においてカラー画像形成すべき頁
と、白黒画像形成でかまわない頁とが混在していた場合
に、各頁毎の画像形成モード情報を記憶しておくための
テーブルである。図12においては、各頁毎に「モー
ド」で示される値が「0」であれば白黒画像形成を、
「1」であればカラー画像形成を示す。即ち、第3頁及
び第7頁についてはカラー画像形成を行うことを示す。
尚、混在モードテーブル123において「モード」の値
が「0」であればカラー画像形成を示し、「1」であれ
ば白黒画像形成を示すようにしても構わない。
【0058】そして、混在モードテーブルの書き込み
後、カラー読取り処理及びカラー画像形成処理を第1プ
リンタ100により行い(ステップS28)、画像形成
部132により形成された記録用紙を格納部136に格
納する(ステップS29)。
【0059】ここで、ステップS28のカラー読取り処
理及びカラー画像形成処理について詳細に説明する。
【0060】制御部114は、読取り部120により供
給された原稿の画像読込みを行い、読み込んだカラー画
像データを画像メモリ118に書き込む。制御部114
は、給紙部130より送りだされた記録用紙の給送に同
期して、画像メモリ118よりカラー画像データを読み
だし、画像形成に適合した色信号、例えばC,M,Y,
Kの4色に変換し、画像形成部132により各種の素材
の記録用紙に文字や画像をカラーで形成する。この様に
して、本実施例ではカラー読取り処理及びカラー画像形
成処理が行われる。
【0061】図5に戻り、プリスキャン読込みの結果、
白黒原稿であると判断したならば(ステップS26)、
制御部114は、図4の混在モード設定処理(ステップ
S5)において設定した混在モードテーブル123の所
定のアドレスに、白黒モードを示すデータを書き込む
(ステップS30)。その後、白黒読取り処理を第1プ
リンタ100により行い、白黒画像形成処理を第2プリ
ンタ200により行う(ステップS31)。そして、画
像形成手段232により画像が形成された記録用紙を、
排紙部234に排出する(ステップS32)。
【0062】ここで、ステップS31の白黒読取り処理
及び白黒画像形成処理について詳細に説明する。
【0063】制御部114は、読取り部120により供
給された原稿の画像読込みを行い、読み込んだ白黒画像
データを画像メモリ118に書き込む。制御部114
は、制御部214との通信によりデータ転送手順を設定
した後に、画像メモリ118より白黒画像データを読み
出し、インタフェース122、コネクタ124、インタ
フェースケーブル400、コネクタ224、インタフェ
ース222を介して、画像メモリ218に書き込む。
【0064】制御部114は、制御部214に画像形成
処理を依頼する。制御部214は、供給部230より送
りだされた記録用紙の給送に同期して、画像メモリ21
8より白黒画像データを読み出し、画像形成部232に
より各種の素材の記録用紙に文字や画像を白黒で形成す
る。この様にして、本実施例では白黒読取り処理及び白
黒画像形成処理が行われる。
【0065】ステップS29の格納処理或はステップS
32の排紙処理が終わったならば、制御部114は、正
常にカラー画像形成が行われて記録用紙が格納部136
に格納されたか、或は、正常に白黒画像形成が行われて
記録用紙が排紙部234に排出されたかどうかを判断す
る(ステップS33)。格納処理或は排紙処理が正常に
行われなかった場合は、ステップS40に進んで上述し
た警告処理を行い、ステップS37の終了処理を行うこ
とにより、図4に示す混在コピー処理(ステップS1
2)を終了する。
【0066】一方、正常にカラー画像形成が行われて記
録用紙が格納部136に格納されたか、或は、正常に白
黒画像形成が行われて記録用紙が排紙部234に排出さ
れたと判断した場合(ステップS33)、読取り部12
0に次に供給する原稿が原稿給送部150にあるならば
(ステップS34)、制御部114は混在モードテーブ
ル123を次のアドレスに進め(ステップS35)、表
示部112による表示を必要に応じて更新する(S3
6)。そして処理はステップS24にもどり、上述した
一連の処理を繰り返す。
【0067】読取り部120に次に供給する原稿が原稿
供給部150に無いならば(ステップS34)、ステッ
プS37に進んで上述した終了処理を行うことにより、
図4に示す混在コピー処理(ステップS12)を終了す
る。
【0068】以下、図4のステップS15に示す混在ソ
ート処理について、図6のフローチャートを参照して詳
細に説明する。
【0069】まず、制御部114は、第1プリンタ10
0が混在ソート処理を開始するために必要な所定の初期
化処理を行うと共に、制御部214に対して初期化処理
を依頼する。制御部214は、第2プリンタ200が混
在ソート処理に関連する処理を開始するために必要な所
定の初期化処理を行う(ステップS51)。この初期化
処理によれば、混在ソート処理を行うために、第1プリ
ンタ100の排紙部134、格納部136、外部給紙部
138、等が存在するか否か、また、これらの各構成が
必要な機能を備えているか否か、更に、これらの各構成
が正常に動作可能な状態であるか否か、等の確認を実施
すると共に、これらの各構成の動作に必要な各種設定を
行い、動作開始状態にすることができる。また、制御部
214は、初期化設定での確認結果を制御部114に通
知する。
【0070】制御部114は、ステップS51の初期化
処理における確認結果を判断し(ステップS52)、混
在ソート処理を開始する上で問題があれば、表示部11
2により音声や映像による警告や指示の表示を行うと共
に、第2プリンタ200の表示部212において必要な
項目についてのみ、制御部214に対して警告処理を依
頼する。制御部214は、制御部114より依頼のあっ
た項目についてのみ、表示部212により音声や映像に
よる警告や指示の表示を行う(ステップS65)。そし
て、制御部114は、第1プリンタ100の各部で所定
の終了処理を行うと共に、制御部214に対して終了処
理を依頼し、制御部214は、第2プリンタ200の各
部で所定の終了処理を行う(ステップS62)。そし
て、ステップS62の終了処理を終えたならば、図4に
示す混在ソート処理(ステップS15)を終了する。
【0071】制御部114は、混在ソート処理を開始す
る上で問題が無いならば(ステップS52)、第2プリ
ンタ200の画像形成部232により白黒画像形成さ
れ、排紙部234により排出された記録用紙が、第1プ
リンタ100の外部給紙部138に正しく装着されてい
るかどうかを判断する(ステップS53)。該記録用紙
が正しく装着されていないならば、表示部112により
音声や映像による警告や指示の表示を行う(ステップS
63)。そして、操作部110に含まれる中止スイッチ
1301がオンになるまで(ステップS64)、ステッ
プS52,53,63,64の処理を繰り返す。
【0072】外部給紙部138に記録用紙が正しく装着
されないまま、操作部110に含まれる中止スイッチ1
301がオンになったならば(ステップS64)、ステ
ップS65に進んで上述した警告処理を行い、続いてス
テップS62の終了処理を行うことにより、図4に示す
混在ソート処理(ステップS15)を終了する。
【0073】第1プリンタ100の外部給紙部138に
白黒画像が形成された記録用紙が正しく装着されている
ならば(ステップS53)、制御部214は、図4に示
す混在モード設定処理(ステップS5)において設定さ
れ、同様に混在コピー処理(ステップS12)において
カラー/白黒原稿の判別結果に応じて書き込まれた混在
モードテーブル123の所定のアドレスを読み込み(ス
テップS54)、書き込まれている判別データがカラ
ー,白黒何れのモードであるかを判断する(ステップS
55)。
【0074】制御部114は、混在モードテーブル12
3の所定のアドレスに書き込まれたデータがカラーモー
ドであったならば(ステップS55)、図5に示すの混
在コピー処理のステップS29において格納したカラー
画像を形成した記録用紙を、格納部136より取出して
排紙部134に排出する(ステップS56)。
【0075】一方、混在モードテーブル123の所定の
アドレスに書き込まれたデータが、白黒モードであった
ならば(ステップS55)、図5に示す混在コピー処理
のステップS32において排紙部234に排出し、そし
て、上述したステップS53において原稿給紙部150
に正しく装着された白黒画像が形成された記録用紙を外
部給紙部138より給紙し、排紙部134に排出する
(ステップS57)。
【0076】格納・排紙処理(ステップS56)或は外
部給紙・排紙処理(ステップS57)が終わったなら
ば、制御部114は、正常にカラー画像の記録用紙が排
紙部134に排出されたか否か、或は、正常に白黒画像
の記録用紙が排紙部234に排出されたか否かを判断し
(ステップS58)、正常に行われなかった場合は、ス
テップS65に進んで上述した警告処理を行い、ステッ
プS62で終了処理を行うことにより、図4に示す混在
ソート処理(S15)を終了する。
【0077】一方、正常にカラー画像の記録用紙が排紙
部134に排出されたか、或は、正常に白黒画像の記録
用紙が排紙部234に排出されたと判断した場合(ステ
ップS58)、次に排出する記録用紙が格納部136或
は外部給紙部138にあるならば(ステップS59)、
制御部114は、混在モードテーブル123を次のアド
レスに進め(ステップS60)、表示部112による表
示を必要に応じて更新する(ステップS61)。そして
ステップS54に戻り、一連の処理を繰り返す。
【0078】一方、次に排出する記録用紙が格納部13
6或は外部給紙部138に無いならば(ステップS5
9)、ステップS62に進んで上述した終了処理を行う
ことにより、図4に示す混在ソート処理(S15)を終
了する。
【0079】以下、図4のステップS17に示す中止処
理について、図7のフローチャートを参照して詳細に説
明する。
【0080】まず制御部114は、第1プリンタ100
が混在ソート処理を中止するために必要な所定の初期化
処理を行う(ステップS71)。制御部114は、図4
のS16において操作部110に含まれる中止スイッチ
1301がオンになったのを受けて、表示部112によ
り音声や映像による警告や指示の表示を行う(ステップ
S72)。ステップS72の警告や指示の表示処理は、
操作部110に含まれる排紙スイッチ1308がオンに
なるか(ステップS73)、タイマ125により所定の
時間が経過するまで(ステップS77)行われる。
【0081】操作部110に含まれる排紙スイッチ13
08がオンにならずに(ステップS73)所定の時間が
経過したならば(ステップS77)、制御部114は第
1プリンタ100の各部で所定の終了処理を行う(ステ
ップS76)。ステップS76の終了処理を終えたなら
ば、図4に示す中止処理(ステップS17)を終了す
る。
【0082】一方、操作部110に含まれる排紙スイッ
チ1308がオンになったならば(ステップS73)、
制御部114は格納部136から記録用紙を取り出し、
排紙部134に排出する(ステップS74)。そして制
御部114は、格納部136に格納された記録用紙が無
くなるまで(ステップS75)、ステップS74の排出
処理を繰り返す。
【0083】格納部136に格納された記録用紙が無く
なったならば(ステップS75)、制御部114は、第
1プリンタ100の各部で所定の終了処理を行う(ステ
ップS76)。そして、ステップS76の終了処理を終
えたならば、図4に示す中止処理(ステップS17)を
終了する。
【0084】以上説明したように本実施例によれば、カ
ラーページと白黒ページとが混在した複数頁の原稿につ
いて、各ページ毎のカラーモード情報を記憶し、カラー
ページはカラー画像形成に適した第1プリンタで、白黒
ページは白黒画像形成に適した第2プリンタにより画像
形成を行い、画像形成されたそれぞれの記録用紙を前記
カラーモード情報に基づいて並べ替えることにより、混
在原稿の複写を低コストで、しかも高速に確実に得るこ
とができる。
【0085】<第2実施例>以下、本発明に係る第2実
施例について説明する。
【0086】図8に、第2実施例にける画像処理システ
ムの構成を示す。第2実施例の画像処理システムは、上
述した第1実施例と同様に画像形成装置として第1プリ
ンタ100と、第2プリンタ200を備える。また、3
00は画像処理装置、324,328はそのコネクタで
あり、402,404は画像処理装置300のコネクタ
324,328と、第1及び第2プリンタ100,20
0とを接続するインタフェースケーブルである。500
は、画像処理装置300との画像データの送受信を行う
ホストコンピュータ等の外部装置である。
【0087】第2実施例における第1及び第2プリンタ
100,200の詳細構成、及び各操作部110,21
0の外観は、上述した第1実施例に示す図2,図3及び
図13と同様であるため、説明を省略する。
【0088】図9は、図8で示した画像処理装置300
の詳細構成を示すブロック図である。図9において、3
10は画像処理装置300の動作に必要な各種の設定の
入力、及び或は、制御部314への各種の動作指示の入
力をするための操作部、312は制御部314でのプロ
グラムの実行に応じて必要な文字,画像,音声等の表示
・出力を行う、LCD(液晶表示装置),スピーカー等
により構成される表示部である。314は画像処理装置
300全体を制御する制御部、316は制御部314の
動作用のプログラム,変数等を記憶する、ROM及びR
AMにより構成される記憶部である。記憶部316は、
その一部領域を用いて、画像データ及び或はページ記述
言語(以下、PDLと称する)によるデータの記憶,一
時保管を行ってもよい。尚、記憶部316は、プログラ
ム,変数等のための領域と、画像データ及び或はPDL
のための領域とを、共有する構成として説明したが、個
別の記憶手段にそれぞれ分離する構成としても問題な
い。
【0089】また、318はRAMにより構成され、単
数或は複数の画像データを格納する画像メモリである。
画像データは、ホストコンピュータ500等の外部機器
や通信回線より通信部330を介して、または記録部3
20より供給され、画像メモリ318に格納される。更
に、画像データは、第1プリンタ100の読取り部12
0よりインタフェース122、コネクタ124、コネク
タ324、インタフェース322を介しても供給され、
画像メモリ318に格納される。また、PDLによるデ
ータが、ホストコンピュータ500等の外部機器や通信
回線より通信部330を介して、或は記録部320より
供給される場合、供給されたPDLによるデータは、記
憶部316に一時記憶された後に読み出され、制御部3
14によりラスタイメージ画像データに展開された後
に、画像メモリ318に格納される。320は、制御部
314の動作用のプログラム等、及び或は、画像メモリ
318に記憶された画像、更には、PDLによるデータ
を記録する記録部であり、ハードディスクやメモリカー
ド等の記録媒体により構成される。記録部320は、半
導体メモリ,磁気ディスク,マイクロDAT,光磁気デ
ィスク,光ディスク等の記録媒体、或はそれらの組み合
わせにより構成されても勿論問題ない。
【0090】322は第1プリンタ100とのインタフ
ェースであり、324は第1プリンタ100と制御信号
とデータ信号をやり取りするコネクタである。また、3
26は第2プリンタ200とのインタフェースであり、
328は第2プリンタ200と制御信号やデータ信号を
やり取りするコネクタである。330はホストコンピュ
ータ500等の外部機器や通信回線との通信を行う通信
部であり、接続されるレイヤのプロトコルに応じた通信
制御、データの変換/逆変換、変調/復調等を行う。3
32はホストコンピュータ500等の外部機器や通信回
線とデータ信号や制御信号をやり取りするコネクタであ
る。
【0091】第2実施例においては、通信部330を介
してホストコンピュータ500等の外部機器から入力さ
れたPDLデータ等を展開して、カラー及び白黒画像を
形成する例について説明する。以下、図10,図11の
フローチャートを参照して、第2実施例における画像形
成処理について説明する。
【0092】尚、図10,図11のフローチャートに示
す処理は、制御プログラムとして上述した画像処理装置
300の記憶部316、第1プリンタ100の記憶部1
16又は第2プリンタ200の記憶部216に格納され
ている。また、画像処理装置300の制御部314と第
1プリンタ100の制御部114との間のデータ信号や
制御信号のやり取りは、インタフェース322、コネク
タ324、インターフェースケーブル402、コネクタ
124、インタフェース122を介して行われるものと
する。また、画像処理装置300の制御部314と第2
プリンタ200の制御部214との間のデータ信号や制
御信号のやり取りは、インタフェース326、コネクタ
328、インタフェースケーブル404、コネクタ22
4、インタフェース222を介して行われるものとす
る。
【0093】図10において、まず画像処理装置300
の電源投入により、制御部314はフラグや制御変数等
を初期化し、記憶部316の領域の一部に格納されたオ
ペレーティング・システム等の制御プログラムを実行す
ると共に、画像処理装置300の各部を初期化する(ス
テップS81)。尚、第1プリンタ100においても、
電源投入により制御部114はフラグや制御変数などを
初期化し、記憶部116の領域の一部に格納された制御
プログラムを実行すると共に、第1プリンタ100の各
部を初期化する。また、第2プリンタ200において
も、電源投入により制御部214はフラグや制御変数な
どを初期化し、記憶部216の領域の一部に格納された
制御プログラムを実行すると共に、第2プリンタ200
の各部を初期化する。
【0094】画像処理装置300の制御部314は、ホ
ストコンピュータ500等の外部接続機器からの依頼に
応じて、第1プリンタ100の制御部114及び或は第
2プリンタ200の制御部214と共に混在プリント処
理を行う(ステップS82)。
【0095】ここで、混在プリント処理について説明す
る。カラーイメージと白黒イメージとが混在した複数枚
のページ記述言語(PDL)によるプリントデータを、
画像処理装置300の通信部330で順次受信して記憶
部316に一時記憶した後、制御部314は、記憶部3
16より読み出したPDLデータをラスタイメージデー
タに展開して画像メモリ318に格納する。尚この時、
画像メモリ318の画像データがカラーイメージである
か白黒イメージであるかに応じて、混在モードテーブル
123を生成する。そして、画像メモリ318に格納さ
れた画像データがカラーイメージである場合には、制御
部314は、第1プリント100の制御部114にカラ
ー画像形成処理を命令すると共に、画像データを画像処
理装置300より第1プリンタ100に供給する。これ
により、画像形成部132においてカラー画像形成が行
われる。
【0096】一方、画像メモリ318に格納された画像
データが白黒イメージである場合には、制御部314
は、第2プリンタ200の制御部214に白黒画像形成
処理を命令すると共に、画像データを画像処理装置30
0より第2プリンタ200に供給する。これにより、画
像形成部232において白黒画像形成が行われる。
【0097】そして、後述する混在ソート処理(ステッ
プS87)での処理に適するように、各画像形成部13
2,232により画像形成された記録用紙を、混在モー
ドテーブル123の内容に基づいて格納或は排紙させ
る。尚、混在プリント処理の詳細については後述する。
【0098】ステップS82の混在プリント処理が終わ
ったならば、画像処理装置300の制御部314は、第
1プリンタ100の制御部114及び第2プリンタ20
0の制御部214にソート処理を命令する(S83)。
第1プリンタ100の制御部114は、混在プリント処
理S82において記録された混在モードテーブル123
のデータを参照することにより、混在プリントが行われ
ていないと判断したならば(ステップS84)、該判断
結果を画像処理装置300の制御部314に通知すると
共に、格納部136に格納された記録用紙が排紙部13
4に排出済みか否かを判断し(ステップS88)、排出
していないならば排紙部134に排出する(ステップS
89)。記録用紙が格納部136に格納されなくなった
ならば、制御部114は、処理結果を画像処理装置30
0の制御部314に通知する。そして、ステップS82
に戻り、画像処理装置300の制御部314は次のプリ
ントキューを待つ。
【0099】一方、混在プリントが行われたと判断した
ならば(ステップS84)、制御部114は該判断結果
を画像処理装置300の制御部314に通知すると共
に、表示部112により、第1プリンタ100及び第2
プリンタ200の操作者に対して、操作者が次に行うべ
き手順を示すための指示表示を行う(ステップS8
5)。この指示表示に従うことにより、第1プリンタ1
00及び第2プリンタ200の操作者は、第2プリンタ
200の排紙部234に出力された記録用紙を取出し、
排紙された順序を乱さぬように第1プリンタ100の外
部給紙部138に装着した後、第1プリンタ100の操
作部110に含まれるスタートスイッチ1303を押す
ことができる。
【0100】操作部110に含まれるスタートスイッチ
1303がオンになったならば(ステップS86)、制
御部114は判断結果を画像処理装置300の制御部3
14に通知し、混在ソート処理を行う(ステップS8
7)。混在ソート処理によれば、第1プリンタ100及
び第2プリンタ200により形成され、格納或は排紙さ
れた記録用紙を、第1プリンタ100により元の原稿の
順序通りに並べ揃えることができる。この混在ソート処
理の詳細は、上述した第1実施例で図6に示した処理と
同様であるため、説明を省略する。
【0101】第1プリンタにおいてステップS87の混
在ソート処理が終わったならば、制御部114は、処理
結果を画像処理装置300の制御部314に通知する。
そしてステップS82に戻り、画像処理装置300の制
御部314は次のプリントキューを待つ。
【0102】一方、スタートスイッチ1303がオフの
ままで(ステップS86)、操作部110に含まれる中
止スイッチ1301がオンになったならば(ステップS
90)、制御部114は中止処理を行い(ステップS9
1)、その旨を画像処理装置300の制御部314に通
知する。中止処理によれば、ステップS87の混在ソー
ト処理を中止し、格納部136に格納された記録用紙を
排紙する等の復帰処理をする。この中止処理の詳細は上
述した第1実施例に示す図7と同様であるため、説明を
省略する。
【0103】ステップS91の中止処理が終わったなら
ば、制御部114は、処理結果を画像処理装置300の
制御部314に通知する。そしてステップS82に戻
り、画像処理装置300の制御部314は次のプリント
キューを待つ。
【0104】以下、上述したステップS82に示す混在
プリント処理について、図11のフローチャートを参照
して詳細に説明する。
【0105】図11において、まず画像処理装置300
の制御部314は、画像処理装置300が画像処理を開
始するために必要な所定の初期化処理を行うと共に、第
1プリンタ100の制御部114及び第2プリンタ20
0の制御部214に対して初期化処理を命令する。制御
部114は、第1プリンタ100が画像形成処理を開始
するために必要な所定の初期化処理を行う。また、制御
部214は、第2プリンタ200が画像形成処理を開始
するために必要な所定の初期化処理を行う(ステップS
101)。この初期化処理によれば、混在プリント処理
を行うために、画像処理装置300の通信部330、記
憶部316、画像メモリ318、インタフェース32
2、インターフェース326等が、正常に動作可能な状
態であるか否か等の確認を実施すると共に、これらの各
構成の動作に必要な各種設定を行い、動作開始状態にす
ることができる。また、第1プリンタ100の原稿供給
部150、給紙部130、画像形成部132、排紙部1
34、格納部136、外部給紙部138等が存在するか
否か、また、これらの手段が必要な機能を備えているか
否か、更に、これらの各構成が正常に動作可能な状態で
あるか否か、等の確認を実施すると共に、これらの各構
成の動作に必要な各種設定を行い、動作開始状態にする
ことができる。そして、制御部114は、これらの確認
結果を画像処理装置300の制御部314に通知する。
【0106】さらに、第2プリンタ200の給紙部23
0、画像形成部232、排紙部234等が存在するか否
か、また、これらの各構成が必要な機能を備えているか
否か、更に、これらの各構成が正常に動作可能な状態で
あるか否か、等の確認を実施すると共に、これらの各構
成の動作に必要な各種設定を行い、動作開始状態にする
ことができる。そして、制御部214は、これらの確認
結果を画像処理装置300の制御部314に通知する。
【0107】制御部314は、ステップS101の初期
化処理における確認結果を判断し(ステップS10
2)、混在プリント処理を開始する上で問題があれば、
表示部312により必要に応じて音声や映像による警告
や指示の表示を行うと共に、第1プリンタ100の制御
部114及び第2プリンタ200の制御部214に対し
て警告処理を命令する。制御部114は、制御部314
より依頼のあった項目について、表示部112により音
声や映像による警告や指示の表示を行う。また、制御部
214は、制御部314より依頼のあった項目につい
て、表示部212により音声や映像による警告や指示の
表示を行う(ステップS118)。そして制御部314
は、画像処理装置300の各部で所定の終了処理を行う
と共に、第1プリンタ100の制御部114及び第2プ
リンタ200の制御部214に対して終了処理を命令す
る。制御部114は、第1プリンタ100の各部で所定
の終了処理を行い、該処理結果を制御部314に通知す
る。また、制御部214は、第2プリンタ200の各部
で所定の終了処理を行い、該処理結果を制御部314に
通知する(ステップS117)。そして、ステップS1
17の終了処理を終えたならば、図10のステップS8
2に示す混在プリント処理を終了する。
【0108】一方、ステップS102において、混在プ
リント処理を開始する上で問題が無いならば、制御部3
14はホストコンピュータ500等の外部接続機器よ
り、プリントすべきデータの待ち行列、所謂プリントキ
ューが存在するか否かを通信部330を介して判断する
(ステップS103)。プリントキューが存在しなけれ
ば、制御部314は、通信部330により、フルカラー
のプリントと白黒のプリントとが混在した複数枚のPD
Lによるプリントデータを受信して、記憶部316に一
時記憶する(ステップS104)。そして、制御部31
4は、記憶部316に一時記憶したPDLデータを順次
読み出し、ラスタイメージデータに展開して画像メモリ
318に格納する(ステップS105,106)。
【0109】ラスタイメージデータ展開の結果、画像デ
ータがカラープリントであると判断したならば(ステッ
プS107)、制御部314は、ステップS101の初
期化処理において設定した混在モードテーブル123の
所定のアドレスに、カラーモードを示すデータを書き込
んだ後(ステップS108)、第1プリンタ100の制
御部114にカラー画像形成処理を命令すると共に、画
像データを画像処理装置300より第1プリンタ100
に供給し、画像形成部132によりカラー画像形成を行
う(ステップS109)。そして、カラー画像が形成さ
れた記録用紙を、格納部136に格納する(ステップS
110)。
【0110】ここで、ステップS109のカラー画像形
成処理の詳細を、以下に示す。
【0111】制御部114は、画像処理装置300より
供給されたカラー画像データを画像メモリ118に書き
込む。第1プリンタの制御部114は、給紙部130よ
り送りだされた記録用紙の給送に同期して、画像メモリ
118よりカラー画像データを読み出し、画像形成に適
合した色信号、例えばC,M,Y,K4色に変換し、画
像形成部132により各種の素材の記録用紙に文字や画
像のカラー画像形成を行う。この様にして、カラー画像
形成処理が行われる。
【0112】一方、ラスタイメージデータ展開の結果、
画像データが白黒プリントであると判断したならば(ス
テップS107)、制御部314は、ステップS101
の初期化処理において設定した、混在モードテーブル1
23の所定のアドレスに白黒モードを示すデータを書き
込んだ後(ステップS111)、第2プリンタ200の
制御部214に白黒画像形成処理を命令すると共に、画
像データを画像処理装置300より第2プリンタ200
に供給し、画像形成部232により白黒画像形成を行う
(ステップS112)。そして、白黒画像が形成された
記録用紙を、排紙部234に排出する(ステップS11
3)。
【0113】ここで、ステップS112の白黒画像形成
処理の詳細を、以下に示す。
【0114】制御部214は、画像処理装置300より
供給された白黒画像データを画像メモリ218に書き込
む。第2プリンタ200の制御部214は、給紙部23
0より送りだされた記録用紙の給送に同期して、画像メ
モリ218より白黒画像データを読みだし、画像形成部
232により各種の素材の記録用紙に文字や画像の白黒
画像形成を行う。この様にして、白黒画像形成処理が行
われる。
【0115】ステップS110の格納処理或はステップ
S113の排紙処理が終わったならば、制御部314
は、第1プリンタ100において、正常にカラー画像形
成が行われ、格納部136に格納されたか否か、或は、
第2プリンタ200において、正常に白黒画像形成が行
われ、排紙部234に排出されたか否かを判断し(ステ
ップS114)、格納或は排紙が正常に行われなかった
場合には、ステップS118へ進んで上述した警告処理
を行い、ステップS117で終了処理を行うことによ
り、図10のステップS82に示す混在プリント処理を
終了する。
【0116】一方、第1プリンタ100において、正常
にカラー画像形成が行われ、格納部136に格納された
か、或は、第2プリンタ200において、正常に白黒画
像形成が行われ、排紙部234に排出されたと判断した
場合(ステップS114)、次のプリントがあるならば
(ステップS115)、制御部314は、混在モードテ
ーブル123を次のアドレスに進める(ステップS11
6)。そして、ステップS103に戻り、一連の処理を
繰り返す。
【0117】また、ステップS115において次のプリ
ントが無いならば、ステップS117へ進んで上述した
終了処理を行うことにより、図10のステップS82に
示す混在プリント処理を終了する。
【0118】以上説明したように第2実施例によれば、
ホストコンピュータ等の外部装置からPDLによって記
述された画像データを受信した場合でも、上述した第1
実施例と同様にカラーデータと白黒データとに分けて処
理することができる。
【0119】以上、図1,図2,図3,図8及び図9に
示した構成に基づいて、本発明に係る各実施例の説明を
行った。これら各実施例においては、第1プリンタ10
0と第2プリンタ200とは互いに分離しており、任意
に接続可能であるとして説明を行ったが、本発明はこの
例に限定されるものではなく、例えば一体として構成し
ても勿論問題ない。この場合、カラー画像形成部13
2、白黒画像形成部232、格納部136、原稿給紙部
150以外の構成手段は共通とすることが可能となるた
め、より安価な構成を実現することができる。
【0120】更に、この場合、第2プリンタ200の排
紙部234と第1プリンタ100の外部給紙部138と
を共通の構成とすることができる。これにより、第1プ
リンタ100及び第2プリンタ200の操作者が、操作
部における指示表示に従って第2プリンタ200の排紙
部234に出力された記録用紙を取出し、排紙された順
序を乱さぬように第1プリンタ100の外部給紙部に装
着した後、第1プリンタ100の操作部110に含まれ
るスタートスイッチを押すという煩雑な作業が必要が無
くなる。従って、より容易に混在コピー及び混在プリン
トを実施することが可能になる。
【0121】また、画像処理装置300と第1プリンタ
100,第2プリンタ200とは互いに分離しており、
任意に接続可能なものとして説明したが、画像処理装置
300と第1プリンタ100が一体となった構成として
も、また、画像処理装置300と第2プリンタ200が
一体となった構成としても、更には、画像処理装置30
0,第1プリンタ100及び第2プリンタ200の全て
が一体となった構成としても勿論問題ない。また、さら
に多くの(3台以上の)画像形成装置を任意に接続可能
な構成としても良いし、同様に3台以上の画像形成装置
が画像処理装置に任意に接続可能な構成としても良い。
【0122】また、上述した各実施例においては、第1
プリンタ100の原稿供給部150より読取り部120
に順次原稿を供給し、読取り部120においてカラー及
び白黒の画像読取りを行うとして説明したが、例えば第
2プリンタ200に原稿供給部を備え、該原稿供給部よ
り読み取り部220に順次原稿を供給し、読み取り部2
20に於いてカラー及び白黒の画像読み取りを行うよう
にしても良い。
【0123】また、第1プリンタ100の格納部13
6、外部給紙部138は、例えばそれぞれ複数を備えて
いても良い。
【0124】さらに、第2プリンタ200に単数或は複
数の格納手段及び外部給紙手段を備える構成としても勿
論問題ない。
【0125】尚、混在モードテーブル123は必ずしも
図12に示した例に限定される物ではなく、例えば予め
所定サイズを混在モードテーブル領域として確保してい
ても良いし、混在モードスイッチがオンとなった時点で
所定サイズの領域を確保しても良いし、もちろん、頁数
に応じて追加拡張可能なように領域を確保しても良い。
また、混在モードテーブル123については、「頁番
号」をデータとして持たずに、例えば「モード」データ
のみが頁順に並ぶようにすることも可能であるし、他の
頁情報を共に有するテーブルとしても良い。
【0126】また、上述した各実施例においては、カラ
ーページ及び白黒ページが混在する原稿について説明を
行ったが、もちろんカラーページと白黒ページに限定す
るものではなく、複数色により形成される画像と単色に
よって形成される画像であれば、本発明の主旨を満たす
ものであることは言うまでもない。
【0127】また、上述した各実施例においては、第1
プリンタ及び第2プリンタ共に、例えば混在モードスイ
ッチの押下に応じて該混在コピー以外の他のプリント要
求を受け付けないようにすれば、割込みによる不具合を
無くし、より確実な混在コピー処理が可能となる。
【0128】また、例えば第1プリンタ100がソータ
機能を有し、排紙部134が複数のソータビンを備えて
いる場合にも、本発明は適用可能である。即ち、外部給
紙部138に、白黒画像の記録用紙をその各ページ毎に
所定部数づつ一括して載置することにより、混在ソート
処理かつ複数のソータビンへの排紙振り分け処理が行わ
れる。
【0129】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラー原稿と白黒原稿とが混在した複数枚の画像形成を行
う際に、白黒の原稿が大半な中に僅かなカラー原稿が挿
入されている場合でも、カラー原稿はカラー画像形成手
段により画像形成し、白黒原稿は白黒画像形成手段によ
り画像形成した後に、適切なソーティング処理を行うこ
とにより、1枚当たりの画像形成のコストを下げること
ができると共に、処理速度の向上も望める。
【0131】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像処理システムの構
成を示す図である。
【図2】本実施例における第1プリンタ100の詳細構
成を示すブロック図である。
【図3】本実施例における第2プリンタ200の詳細構
成を示すブロック図である。
【図4】本実施例における画像処理を示すフローチャー
トである。
【図5】本実施例における混在コピー処理を示すフロー
チャートである。
【図6】本実施例における混在ソート処理を示すフロー
チャートである。
【図7】本実施例における中止処理を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明に係る第2実施例における画像処理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図9】第2実施例における画像処理装置300の詳細
構成を示すブロック図である。
【図10】第2実施例における画像処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】第2実施例における混在コピー処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】本実施例における混在モードテーブルの例を
示す図である。
【図13】本実施例における操作部の外観を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 第1プリンタ 110,210,310 操作部 112,212,312 表示部 114,214,314 制御部 116,216,316 記憶部 118,218,318 画像メモリ 120,220 読取り部 122,222,322,326 インタフェース 123 混在モードテーブル 124,224,324,328,332 コネクタ 125 タイマ 130,230 給紙部 132,232 画像形成部 134,234 排紙部 136 格納部 138 外部給紙部 150 原稿給紙部 200 第2プリンタ 300 画像処理装置 320 記録部 330 通信部 500 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数頁の画像データを入力する第1の入
    力手段と、 前記第1の入力手段により入力された複数頁の画像デー
    タの属性情報を頁順に記憶する記憶手段と、 前記第1の入力手段により入力された複数頁の画像デー
    タのうち、所定の属性である画像データを記録媒体上に
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により形成された記録媒体を格納する
    格納手段と、 複数頁の記録媒体を入力する第2の入力手段と、 前記所定の属性情報を有する頁に対応する記録媒体を前
    記格納手段から、それ以外の属性情報を有する頁に対応
    する記録媒体を前記第2の入力手段から、頁順に排出す
    る排出手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の属性はカラー画像形成を示す
    属性であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記所定の属性は単色画像形成を示す属
    性であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 更に、前記入力手段により入力された複
    数頁の画像データのうち、前記所定の属性情報以外の属
    性情報を有する頁の画像データを出力する出力手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、原稿画像を光学的に走
    査して読み取ることによって、画像データを入力するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、外部装置から画像デー
    タを受信することにより入力することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 第1の画像形成装置と第2の画像形成装
    置を構成として含む画像処理システムであって、 前記第1の画像形成装置は、 複数頁の画像データを入力する第1の入力手段と、 前記入力手段により入力された複数頁の画像データの属
    性情報を頁順に記憶する記憶手段と、 前記入力手段により入力された複数頁の画像データのう
    ち、所定の属性である画像データを記録媒体上に形成す
    る第1の画像形成手段と、 前記第1の画像形成手段により形成された記録媒体を格
    納する格納手段と、 前記第1の入力手段により入力された複数頁の画像デー
    タのうち、前記所定の属性情報以外の属性情報を有する
    頁の画像データを前記第2の画像形成装置に送信する第
    1の通信手段と、 複数頁の記録媒体を入力する第2の入力手段と、 前記所定の属性情報を有する頁に対応する記録媒体を前
    記格納手段から、それ以外の属性情報を有する頁に対応
    する記録媒体を前記第2の入力手段から、頁順に排出す
    る第1の排出手段と、を有し、 前記第2の画像形成装置は、 前記第1の通信手段により送信された画像データを受信
    する第2の通信手段と、 前記第2の通信手段により受信した画像データを記録媒
    体上に形成する第2の画像形成手段と、 前記第2の画像形成手段により画像が形成された記録媒
    体を排出する第2の排出手段と、を有することを特徴と
    する画像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記所定の属性はカラー画像形成を示す
    属性であることを特徴とする請求項7記載の画像処理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記所定の属性は単色画像形成を示す属
    性であることを特徴とする請求項7記載の画像処理シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記第1の入力手段は、原稿画像を光
    学的に走査して読み取ることによって、画像データを入
    力することを特徴とする請求項7記載の画像処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記第1の入力手段は、外部装置から
    画像データを受信することにより入力することを特徴と
    する請求項7記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 更に、画像処理装置を構成として含
    み、該画像処理装置は、 外部装置からページ記述言語で記述された複数頁の画像
    データを入力する第3の入力手段と、 前記ページ記述言語で記述された画像データをラスタイ
    メージデータに展開する展開手段と、 前記ラスタイメージデータを前記第1の画像形成装置に
    送信する第3の通信手段とを有することを特徴とする請
    求項11記載の画像処理システム。
  13. 【請求項13】 複数頁の画像データを入力する第1の
    入力工程と、 前記第1の入力工程において入力された複数頁の画像デ
    ータの属性情報を頁順に記憶する記憶工程と、 前記第1の入力工程において入力された複数頁の画像デ
    ータのうち、所定の属性である画像データを記録媒体上
    に形成する画像形成工程と、 前記画像形成工程において形成された記録媒体を格納手
    段に格納する格納工程と、 複数頁の記録媒体を入力する第2の入力工程と、 前記所定の属性情報を有する頁に対しては前記格納工程
    において格納された記録媒体を、それ以外の属性情報を
    有する頁に対しては前記第2の入力工程において入力さ
    れた記録媒体を、頁順に排出する排出工程とを有するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の入力工程は、前記所定の属
    性以外の属定を有する画像データを形成した記録媒体を
    入力することを特徴とする請求項13記載の画像処理方
    法。
  15. 【請求項15】 更に、前記入力工程により入力された
    複数頁の画像データのうち、前記所定の属性情報以外の
    属性情報を有する頁の画像データを出力する出力工程を
    有し、 前記第2の入力工程は、前記出力工程により出力された
    画像データを形成した記録媒体を入力することを特徴と
    する請求項13記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記所定の属性はカラー画像形成を示
    す属性であることを特徴とする請求項13記載の画像処
    理方法。
  17. 【請求項17】 前記所定の属性は単色画像形成を示す
    属性であることを特徴とする請求項13記載の画像処理
    方法。
  18. 【請求項18】 前記入力工程は、原稿画像を光学的に
    走査して読み取ることによって、画像データを入力する
    を特徴とする請求項13記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記入力工程は、外部装置から画像デ
    ータを受信することにより入力することを特徴とする請
    求項13記載の画像処理方法。
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