JPH08274872A - 音声記録システム - Google Patents

音声記録システム

Info

Publication number
JPH08274872A
JPH08274872A JP7074222A JP7422295A JPH08274872A JP H08274872 A JPH08274872 A JP H08274872A JP 7074222 A JP7074222 A JP 7074222A JP 7422295 A JP7422295 A JP 7422295A JP H08274872 A JPH08274872 A JP H08274872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
voice data
audio
classification
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7074222A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yamada
淳 山田
Takehiko Murata
岳彦 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP7074222A priority Critical patent/JPH08274872A/ja
Publication of JPH08274872A publication Critical patent/JPH08274872A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声データの再利用性を著しく向上させるこ
とができる音声記録システムを提供することを目的とす
る。 【構成】 電話回線を通じて音声データを入力するモデ
ム2およびミキサ7と、ミキサ7から入力される音声信
号をディジタルの音声データに対して、キーボード3に
より入力されるファイル名を付与するコンピュータ5
と、ディスプレイ6とからなる。コンピュータ5は、上
記音声データに対して予め設定された悩みの分類の中か
ら選択指示された分類を付与し、ファイル名及び分類が
付与された音声データをファイルとして内蔵ハードディ
スクに記憶するとともに、その内蔵ハードディスクに記
憶された音声データを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話回線等の通信回線を
通じて送信されてくる音声データを記憶する音声記録シ
ステムに関し、特に記録後の音声データの再利用性を向
上させた音声記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より会議等での発言内容を記録する
手段として、カセットテープレコーダー等の音声記録装
置が用いられている。そして、例えば、カセットテープ
に記録された内容に基づいて議事録等を作成する際に
は、議事録に記載すべき内容(音声)が記録された部分
が見つかるまで、カセットテープを早送り/巻戻しを行
っては再生するという作業を繰り返し行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カセッ
トテープレコーダのような音声記録装置は、実際に記録
された音声を聞いてみないと、会議に参加した人間です
ら、何処にどのような内容が記録されているかを知るこ
とは極めて困難である。また、基本的にシーケンシャル
な記録媒体を用いるため、例え早送りにしても途中部分
を通過する必要がある。こうしたことから、所望の内容
が記録された箇所を捜し出すには多大な手間がかかって
いた。
【0004】特に近年、不特定の相手を対象とした悩み
事の相談・カウンセリング等を電話等の通信手段を用い
て行うことが盛んに行われるようになってきており、音
声データを再利用可能に記録しておく手法が模索されて
いる。従来のように、単純に音声データをカセットテー
プのような記録媒体に記録しておいたのでは、カウンセ
ラー等の被相談者が、相談・カウンセリング内容を後に
参照しようとしても、所望の記録箇所を捜し出すには多
大な手間がかかってしまう。本発明は上述した事情に鑑
みて為されたものであり、音声データの再利用性を著し
く向上させることができる音声記録システムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の音声記録
システムは、通信回線を通じて音声データを入力する音
声データ入力手段と、該音声データ入力手段から入力さ
れる音声データに対してファイル名を付与するファイル
名付与手段と、前記音声データ入力手段から入力される
音声データに対して予め設定された分類の中から選択指
示された分類を付与する分類付与手段と、ファイル名及
び分類が付与された音声データをファイルとして記憶す
る音声データ記憶手段と、前記音声データ記憶手段で記
憶された音声データを再生する音声再生手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0006】請求項2記載の音声記録システムは、上記
構成において、前記音声データ記憶手段は、前記分類付
与手段で付与された分類毎に音声データを管理して記憶
することを特徴としている。請求項3記載の音声記録シ
ステムは、請求項1または2に記載のものにおいて、通
信回線を通じて前記予め設定された分類を案内するため
の分類案内情報を出力する音声案内手段を有し、前記分
類付与手段は前記分類案内情報に対応して通信回線を通
じて送信されてきた分類指示情報に基づいて前記音声デ
ータに分類を付与することを特徴としている。
【0007】請求項4記載の音声記録システムは、請求
項1ないし3に記載のものにおいて、前記音声データ記
憶手段が記憶した音声データを時間軸に対する音声信号
の強弱波形である音声波形として表示する音声データ表
示手段と、該音声データ表示手段が表示した音声波形の
任意の区間を指示する指示手段とを有し、前記音声再生
手段は前記指示手段で指示された区間の音声データから
音声を再生することを特徴としている。請求項5記載の
音声記録システムは、請求項1ないし3記載のものにお
いて、前記音声データ入力手段で入力される音声データ
に対して所定のマーカー波形を挿入する音声マーカー入
力手段と、音声データから音声マーカーが挿入された箇
所を検索する音声マーカー検索手段とを具備することを
特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載のものによれば、音声データ入力
手段が通信回線を通じて音声データを入力し、ファイル
名付与手段および分類付与手段が、前記音声データに対
してファイル名および分類を付与し、音声データ記憶手
段が、ファイル名及び分類が付与された音声データをフ
ァイルとして記憶する。そして、音声再生手段が、前記
音声データ記憶手段で記憶された音声データを再生す
る。
【0009】また、請求項2記載のものによれば、前記
音声データ記憶手段が、前記分類付与手段で付与された
分類毎に音声データを管理して記憶する。さらに、請求
項3記載のものによれば、前記分類付与手段が、音声案
内手段により出力される分類案内情報に対応して通信回
線を通じて送信されてきた分類指示情報に基づいて前記
音声データに分類を付与する。
【0010】また、請求項4記載のものによれば、音声
データ表示手段が、前記音声データ記憶手段が記憶した
音声データを時間軸に対する音声信号の強弱波形である
音声波形として表示し、この音声波形の任意の区間を指
示手段が指示する。そして、前記音声再生手段が、前記
指示手段で指示された区間の音声データから音声を再生
する。さらに、請求項5記載のものによれば、音声マー
カー入力手段が前記音声データ入力手段で入力される音
声データに対して所定のマーカー波形を挿入するととも
に、音声マーカー検索手段が音声データから音声マーカ
ーが挿入された箇所を検索する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例による音声記
録システムの構成を示すブロック図であり、この図に示
すシステムは、不特定多数の人間からの電話による相談
の内容を記録するものであり、例えば、各種相談所等に
設置される。
【0012】図1において、1はカウンセラー等の被相
談者が使用する電話機、2は電話機1と電話回線(通信
回線)との間に介挿されるモデムであり、少なくとも、
電話回線のための端子、電話機1との接続のための端
子、および2入力1出力のミキサ7(後述する)との接
続のための二つの端子、マイク付きヘッドフォン1a
(後述する)との接続のための端子が設けられている。
【0013】マイク付きヘッドフォン1aはヘッドフォ
ン部Hとマイク部Mとからなり、被相談者は、主にこの
マイク付きヘッドフォン1aを装着して相談者と会話す
る。この場合、被相談者の両手が自由になるため、後述
する処理が容易となるのである。なお、モデム2は、電
話回線側から入力される音声信号を電話機1およびマイ
ク付きヘッドフォン1aのヘッドフォン部Hへスルーす
るとともに、電話機1およびマイク付きヘッドフォン1
aのマイク部Mから入力される音声信号を電話回線側へ
送信する。また、モデム2は、電話回線側および電話機
1から入力される各音声信号を、上述した二つの端子を
介してミキサ7へ別々に入力する。
【0014】ミキサ7は、モデム2から入力される二つ
の音声信号を左右チャネルとするステレオ音声信号を形
成し、これを出力する。5はミキサ7から出力されるス
テレオ音声信号が入力されるコンピュータであり、キー
ボード3,マウス4,ディスプレイ6等が接続される。
コンピュータ5は、図示せぬサウンドボード、CPU、
ROM、音声データを一時記憶するに十分な容量のRA
M、内蔵ハードディスク、光磁気ディスクドライブ5
a、フロッピーディスクドライブ5b、各種I/Oイン
タフェースなどを備え、ROMまたは内蔵ハードディス
クに記憶されたプログラムを実行することにより、後述
する処理を行うものである。以下、上述した構成の音声
記録システムにより為される処理について、場合分けし
て説明する。
【0015】(α)通常モード まず、被相談者がリアルタイムで音声記録処理を行う通
常モードでの処理について説明する。なお、モードの選
択は、被相談者がディスプレイ6に表示されるメニュー
を参照しつつキーボード3またはマウス4を操作して所
望のモードを選択することにより行われる。上記メニュ
ーは、被相談者がキーボード3またはマウス4を操作し
てコンピュータ5に所定の指示を入力し、ROMまたは
内蔵ハードディスクに内蔵された所定のプログラムをC
PUに実行させることにより表示されるものであり、任
意の時点で上記モードを切り換えることが可能である。
【0016】通常モードが選択されると、CPUはRO
Mまたはハードディスクに内蔵された通常モード用のプ
ログラムを実行する。これにより、ディスプレイ6に
は、図2に示されるような画面が表示される。図2の画
面において、10〜16はそれぞれボタンと呼ばれる項
目であり、被相談者が図示せぬカーソルまたはポインタ
をボタン上に位置させ、所定の操作(例えば、マウスを
クリックする等)を行うことにより、当該ボタンに対応
して予めプログラムされた処理(後述する)が行われ
る。
【0017】通常モードでは、被相談者は、マイク付き
ヘッドフォン1aを用いて相談者と会話している間に、
例えば、全ての相談者に対して必ず行う質問とその解答
などの重要な情報を記録する必要が生じた場合には、マ
ウス4を操作して録音ボタン10をクリックする。これ
により、ミキサ7から入力されるアナログのステレオ音
声信号がコンピュータ内のサウンドボードでディジタル
の音声データに変換され、RAMに順次記憶される。R
AMへの音声データの記憶は、停止ボタン11がクリッ
クされるまで継続される。このような録音処理はRAM
の容量が許す限り、必要な回数だけ繰り返し行うことが
可能であり、その場合、音声データは、既に記憶された
音声データに追加していく形式で記憶される。
【0018】また、RAMに音声データを記録している
間に、録音ボタン10が再度クリックされると、特定の
波形(以後、マーカー波形と称す)を表す音声マーカー
データが当該音声データに挿入される。この音声マーカ
ーデータは、他の音声と明らかに異なるよう設定された
波形を表し、通常、重要な会話部分を記録する時点で音
声データに挿入され、後述する検索処理で使用される。
【0019】ここで、記憶される音声データは、例え
ば、サンプリング周波数が11kHz、各々のチャネル
の音の強度(振幅)を8ビットで表したものである。人
間の音声データはサンプリング周波数が7〜8kHzで
あっても表現可能であり、11kHzのサンプリング周
波数は、十分に高い周波数といえる。もちろん、RAM
や内蔵ハードディスクの記憶容量が許せば、さらに高い
サンプリング周波数およびビット数としてもよい。な
お、コンピュータ5が仮想記憶機能を有し、かつ内蔵ハ
ードディスクが十分に高速な書き込みを実現可能なもの
であれは、RAMの記憶容量を十分に大とする必要はな
い。
【0020】また、被相談者は、RAMに一時記憶され
た音声データを後に再利用する価値があると判断する
と、相談者との会話を続けながら、あるいは通話を終え
た後で、音声データを記録するファイル名やそのファイ
ルに関するコメント(例えば、相談者の名前、年齢、職
業、悩みの種別など)等を入力する。この入力は、例え
ば、マウス4により対応する項目をクリックして選択
し、キーボード3を用いて文字列を入力したり、マウス
4により選択枝(図2では、「恋」「身体」「仕事」)
をクリックしたりすることにより為される。こうして入
力された文字列等は画面上の対応するフィールドに表示
される。なお、図2に示されるように、選択された選択
枝「恋」は選択されたことが分かるように表示される。
【0021】このような入力作業を終えると、被相談者
は、マウス4を操作してファイルボタン13をクリック
する。これにより、RAMに一時記憶された一連の音声
データが、一つのファイルとして内蔵ハードディスク上
の例えば、選択枝「恋」に対応する領域に保存される。
このような領域は、各選択枝「恋」、「身体」および
「仕事」に対応して予め設定されているが、各領域は論
理的な領域であって、物理的に連続する領域である必要
はない。
【0022】内蔵ハードディスク上の所定の領域に保存
されるファイルの名称は、既に入力されたファイル名と
なるが、本実施例では、ファイル名が入力されない場合
には、上記コメントに含まれる被相談者の名前、年齢お
よび職業からファイル名が構成される。したがって、フ
ァイル名が入力されていない場合、ファイル名は例え
ば、「凸版太郎(26才デザイナ)」といったものにな
る。
【0023】一方、RAMに一時記憶した音声データに
再利用性が乏しいと判断される場合には、被相談者は、
マウス4を操作してキャンセルボタン12をクリックす
る。これにより、RAMに一時記憶された音声データが
消去(実際には音声データに割り当てられていた領域が
開放される)されるとともに、ファイル名やコメントの
内容、選択結果などが初期状態、すなわち何も入力され
ておらず何も選択されていない状態に戻される。
【0024】上述した作業を相談者毎に行うことによ
り、内蔵ハードディスクには、相談者の数だけのファイ
ルが作成記憶される。なお、ここでは、ファイル単位で
音声データを記憶するようにしたが、例えば、データベ
ース等のデータ管理ソフトウェアを使用して音声データ
を記憶するようにしてもよい。その場合、多数の音声デ
ータを再利用し易い形式で記憶、管理することができ、
しかも迅速な検索処理等を行うことが可能となる。
【0025】次に、内蔵ハードディスクに記憶された音
声データのファイル(以後、音声ファイルと称す)を読
み出す処理、音声データの編集加工処理、および音声の
再生処理などについて説明する。被相談者は、内蔵ハー
ドディスクに記憶された音声データを再利用する場合に
は、図2の画面において、マウス4を操作し、所望の悩
みのボタン14〜16をクリックする。これにより、選
択された悩みに対応する内蔵ハードディスク上の領域に
記憶されたファイルの一覧がディスプレイ6のスクリー
ン上の所定領域に表示される。ここで表示される一覧の
例を図3に示す。図3の例では、選択された悩みに分類
記憶されたファイルは4個となっている。
【0026】次に、被相談者は表示されたファイル名に
基づいて、キーボード3またはマウス4を操作し、ファ
イルの一覧の中から所望の音声データを選択する。この
ようにして所望の音声データが選択されると、ディスプ
レイ6には、図4に示されるような音声データを検索、
編集、加工、再生するための画面が表示される。図4に
おいて、SWはサウンドウィンドウであり、時間経過に
伴った音声の振幅変動波形(以後、音声波形と称す)と
現在再生中の時点を示すインジケータNPとを表示する
ためのウィンドウである。また、TBは上記音声波形
(音声データ)に対して可能な各種の処理が対応付けら
れたボタンなどからなるツールバーである。被相談者は
ツールバーTB上のボタン等を用いて音声波形に対する
処理を行うことになる。
【0027】ツールバーTB上のボタン等が提供する機
能としては、例えば、サウンドウィンドウSW内の時間
軸および振幅軸の目盛り単位の変更、インジケータNP
からの一定速度の再生、再生速度の変更、再生中の再生
速度の変更、再生を伴わないインジケータNPの移動、
選択区間の設定、選択区間あるいは音声波形全体に対す
る各種エフェクト、削除、同一ファイル内でのコピー、
他のファイルへのコピー、特定の周波数帯の抽出および
ノイズの低減、サウンドウィンドウSW内の音声データ
の表現形式の変更(例えば、音声スペクトラム等、再生
範囲の設定、再生範囲あるいは音声波形全体に対するリ
ピート再生)、音声マーカーデータの検索、再生ピッチ
の制御などがある。
【0028】なお、音声波形が1画面に収まりきらない
場合には、サウンドウィンドウSW内を時間軸方向にス
クロールさせて音声波形を表示するよう構成されてい
る。また、図4では音声波形が1チャネル分しか示され
ていないが、本実施例では、左右2チャネル分の音声波
形、すなわち、2個の音声波形が例えば、音声波形の振
幅方向に所定距離隔てて表示される。ここでは、説明が
繁雑になるのを避けるため、以下、一つの音声波形に対
して為される処理の一例について説明する。
【0029】被相談者は、まず、音声波形全体を視認で
きるよう、必要に応じて時間軸の目盛りの単位を変更す
る。ここで被相談者が、その音声データに表される会話
の流れをある程度記憶していれば、音声波形の形状に基
づいて、再度聞き直す必要がある部分をある程度特定す
ることができる。特に、被相談者の音声と相談者の音声
を別々のトラックに記憶した場合には、両者を同一時間
軸で比較することにより、より正確かつ容易に必要とす
る部分を特定することができる。
【0030】そして、時間軸のメモリや表示範囲などを
手動あるいは自動的に調整することにより、ある程度特
定された部分から必要な部分をさらに特定することもで
きる。また、音声データ中に挿入された音声マーカーデ
ータを順次検索することも可能である。音声マーカーデ
ータを用いた検索を行えば、重要な箇所を迅速かつ確実
に特定することができる。
【0031】必要な部分がある程度特定されると、被相
談者は、マウス4を操作して、特定部分を再生する。こ
の再生操作は、予め再生速度を設定し、インジケータN
Pを再生しようとする部分の直前に位置させ(その位置
をクリックすればよい)、ツールバーTB上の所定のボ
タンをクリックするというものである。この操作方法で
は、所望の位置から最後までの音声を再生してしまうた
め、ある範囲のみの再生を行う必要がある場合には、所
望の位置でツールバーTB上の再生停止ボタンをクリッ
クするか、インジケータNP自体をドラッグして変速再
生するか、あるいは、マークM1〜M3をマウス4のク
リック操作にてサウンドウィンドウSW内に書き込み、
それらのマークで規定される区間(この場合、マークM
1〜M2の区間と、マークM2〜M3の区間と、マーク
M1〜M3の区間とが考えられる)のみを再生するツー
ルバーTB上の部分再生ボタンをクリックすることによ
り、所望の部分を再生することができる。
【0032】また、例えば、マークM1〜M2で規定さ
れる区間を繰り返し再生する場合には、ツールバーTB
上のボタン等を用いて、リピート回数を指定した後にリ
ピート再生することもできる。さらに、音声データにノ
イズが混入したり相談者が聞き取り難い声質の持ち主で
あった場合には、ノイズの周波数帯域の振幅を「0」に
したり、全体の周波数を変更したりして聴取しやすい音
声が得られるようにする。
【0033】また、図5に示されるように、音声波形近
傍をマウス4でドラッグして得られる選択区間に対して
消音を行ったり、図6に示されるように、選択区間の音
声データを削除したりして、後に再利用しやすい音声デ
ータに加工することができる。こうして加工された音声
データはデータベース管理され、再利用に供されること
になる。なお、再生ピッチを制御することにより、聞き
取りにかかる時間を短縮することも可能である。
【0034】(β)留守録モード 次に、留守録モードでの処理について説明する。ただ
し、ここでは、相談者側の電話回線がプッシュホン回線
であることを前提として説明する。なお、モードの選択
操作については、前述した通常モードと同様に為される
ため、その説明を省略する。留守録モードが選択される
と、CPUはROMまたはハードディスクに内蔵された
留守録モード用のプログラムを実行する。これにより、
ディスプレイ6には、図7に示されるような画面が表示
される。図7の画面において、8は録音された音声を順
次再生するための再生ボタン、9は録音された音声の再
生を停止する停止ボタンである。
【0035】留守電モードでは、電話回線からの着呼に
対して、モデム2から応答信号が返信され通信路が確立
すると、コンピュータ5は、「恋の悩みの場合は1、身
体の悩みの場合は2、仕事の悩みの場合は3を押し、続
けてシャープを押して下さい」というメッセージをモデ
ム2を介して電話回線(相談者)側へ送信する。このメ
ッセージに従って悩みの分類を表す信号がモデム2に受
信されると、コンピュータ5は、同様な手順により、相
談者の年齢および職業に関する情報を取得し、「では、
相談内容をお話下さい」というメッセージをモデム2を
介して送信する。これにより、相談者は相談内容を話
し、話し終えれば電話を切る。
【0036】モデム2およびミキサ7を介してコンピュ
ータ5に入力された音声信号は例えば、11kHz、8
ビットでサンプリングされ、これによりディジタルの音
声データが得られる。ここで得られる音声データは、モ
ノラルデータであり、相談者の音声のみを表している。
上記音声データは、RAM上に一時記憶され、例えば、
日時と相談者の年齢および職業とからなるファイル名で
内蔵ハードディスク上の当該職業に対応する領域に記憶
される。内蔵ハードディスクに音声データが記憶される
と、RAM上でその音声データが占有していた部分が開
放され、次の相談者に対する準備が為される。
【0037】上述した処理が繰り返され、相談者の数だ
けのファイルが内蔵ハードディスク上に作成記憶され
る。音声データの加工処理、再生処理などについては前
述した通常モードと略同一である。留守電モードで記憶
された音声データが通常モードのものと較べて相違して
いる点は、モノラルデータである点と、そのファイル名
に相談者の名前が含まれずに、日付を表す文字列が含ま
れる点と、音声マーカーデータが含まれていない点であ
る。
【0038】以上説明したように、本発明の一実施例に
よれば、音声記録時に音声データを悩み毎に分類して記
録するようにしたため、後の再利用性を向上させること
ができる。また、音声データを音声波形を用いて視覚的
に表示するようにしたため、音声を聞かずに所望の内容
が記録された部分をある程度特定することができる。さ
らに、音声データの任意の時点から即座に再生を開始す
ることができる。こうしたことから、所望の音声部分を
迅速かつ容易に再生することができる。
【0039】また、音声データにおいて任意の位置にマ
ークM1〜M3を設定することが可能であるため、所望
の区間のみを容易に再生することができる。さらに、マ
ークM1〜M3で規定される特定の区間をリピート再生
することができるため、音声データに基づいて原稿を起
こす作業にかかる手間を大幅に削減することができる。
また、ノイズの除去や振幅や周波数などの変更、再生速
度の変更などを容易に行うことができる。
【0040】さらに、音声データを最終的に記録する前
に不要部分を削除すれば、音声データの記録メディアの
記録容量を有効に活用することができるとともに、再利
用し易い音声データを記録していくことができる。ま
た、通常モードでは、相談者の音声と被相談者の音声と
を別々のチャネルに記録するようにしたため、被相談者
は、音声波形から必要とする区間をより正確に特定する
ことができる。
【0041】なお、上述した一実施例では、電話相談に
適用した例を示したが、これに限らず、例えば、雑誌編
集者などが電話インタビューに基づいた原稿を作成する
場合などに適用してもよい。また、通信回線がプッシュ
ホン回線である例について述べたが、これに限らず、い
くつかの異なる信号を任意に送信可能な回線であれば適
用可能である。さらに、上述した一実施例では、アナロ
グの通信回線に適用する例を示したが、ISDN回線の
ようなディジタル回線に適用することも可能であり、そ
の場合、モデム2はディジタル回線における通信プロト
コルを実現する機能を有するとともに、ミキサ7へ直
接、ディジタルデータを入力することができるものに変
更される。これに伴って、ミキサ7はディジタルデータ
をミキシングするものに変更される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声データ入力手段が通信回線を通じて音声データを入
力し、ファイル名付与手段および分類付与手段が、前記
音声データに対してファイル名および分類を付与し、音
声データ記憶手段が、ファイル名及び分類が付与された
音声データをファイルとして記憶する。そして、音声再
生手段が、前記音声データ記憶手段で記憶された音声デ
ータを再生する。このように音声データ記録時に音声デ
ータを分類してファイル単位で記録するようにしたた
め、音声データの再利用性を著しく向上させることがで
きるという効果がある(請求項1,2)。
【0043】また、前記分類付与手段が、音声案内手段
により出力される分類案内情報に対応して通信回線を通
じて送信されてきた分類指示情報に基づいて前記音声デ
ータに分類を付与するので、システム側の通話者がいな
くても音声データを分類して記憶することができるとい
う効果がある(請求項3)。さらに、音声データ表示手
段が、前記音声データ記憶手段が記憶した音声データを
時間軸に対する音声信号の強弱波形である音声波形とし
て表示し、この音声波形の任意の区間を指示手段が指示
する。そして、前記音声再生手段が、前記指示手段で指
示された区間の音声データから音声を再生するようにし
たので、音声データから所望の部分を特定し易いととも
に、その部分の音声を迅速かつ容易に再生することがで
きるという効果がある(請求項4)。
【0044】また、音声マーカー入力手段が前記音声デ
ータ入力手段で入力される音声データに対して所定のマ
ーカー波形を挿入するとともに、音声マーカー検索手段
が音声データから音声マーカーが挿入された箇所を検索
するようにしたので、音声データ中の所望の部分をより
迅速に検索できるという効果がある(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による音声記録システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】同システムの通常モードでの処理を説明するた
めの図である。
【図3】同システムでの音声ファイルの選択処理を説明
するための図である。
【図4】同システムにおいて表示される音声波形の一例
を示す図である。
【図5】同音声波形の加工処理を説明するための図であ
る。
【図6】同音声波形の加工処理を説明するための図であ
る。
【図7】同システムの通常モードでの処理を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 電話機 2 モデム 3 キーボード 4 マウス 5 コンピュータ 6 ディスプレイ 7 ミキサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を通じて音声データを入力する
    音声データ入力手段と、 該音声データ入力手段から入力される音声データに対し
    てファイル名を付与するファイル名付与手段と、 前記音声データ入力手段から入力される音声データに対
    して予め設定された分類の中から選択指示された分類を
    付与する分類付与手段と、 ファイル名及び分類が付与された音声データをファイル
    として記憶する音声データ記憶手段と、 前記音声データ記憶手段で記憶された音声データを再生
    する音声再生手段とを具備することを特徴とする音声記
    録システム。
  2. 【請求項2】 前記音声データ記憶手段は、前記分類付
    与手段で付与された分類毎に音声データを管理して記憶
    することを特徴とする請求項1記載の音声記録システ
    ム。
  3. 【請求項3】 通信回線を通じて前記予め設定された分
    類を案内するための分類案内情報を出力する音声案内手
    段を有し、 前記分類付与手段は前記分類案内情報に対応して通信回
    線を通じて送信されてきた分類指示情報に基づいて前記
    音声データに分類を付与することを特徴とする請求項1
    または2記載の音声記録システム。
  4. 【請求項4】 前記音声データ記憶手段が記憶した音声
    データを時間軸に対する音声信号の強弱波形である音声
    波形として表示する音声データ表示手段と、 該音声データ表示手段が表示した音声波形の任意の区間
    を指示する指示手段とを有し、 前記音声再生手段は前記指示手段で指示された区間の音
    声データから音声を再生することを特徴とする請求項1
    ないし3いずれかに記載の音声記録システム。
  5. 【請求項5】 前記音声データ入力手段で入力される音
    声データに対して所定のマーカー波形を挿入する音声マ
    ーカー入力手段と、 音声データから音声マーカーが挿入された箇所を検索す
    る音声マーカー検索手段とを具備することを特徴とする
    請求項1乃至3記載の音声記録システム。
JP7074222A 1995-03-30 1995-03-30 音声記録システム Withdrawn JPH08274872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7074222A JPH08274872A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 音声記録システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7074222A JPH08274872A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 音声記録システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08274872A true JPH08274872A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13540953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7074222A Withdrawn JPH08274872A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 音声記録システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08274872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1125112A (ja) * 1997-07-04 1999-01-29 N T T Data:Kk 対話音声処理方法及び装置、記録媒体
JP2009033368A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Brother Ind Ltd 通信装置、通信プログラムおよび情報処理プログラム
JP2013516885A (ja) * 2010-01-06 2013-05-13 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 携帯端末におけるマルチメディアファイルの区間設定方法及びその装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1125112A (ja) * 1997-07-04 1999-01-29 N T T Data:Kk 対話音声処理方法及び装置、記録媒体
JP2009033368A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Brother Ind Ltd 通信装置、通信プログラムおよび情報処理プログラム
JP2013516885A (ja) * 2010-01-06 2013-05-13 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 携帯端末におけるマルチメディアファイルの区間設定方法及びその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5151998A (en) sound editing system using control line for altering specified characteristic of adjacent segment of the stored waveform
US5204969A (en) Sound editing system using visually displayed control line for altering specified characteristic of adjacent segment of stored waveform
US6888999B2 (en) Method of remixing digital information
US20040006481A1 (en) Fast transcription of speech
JPH01172900A (ja) 音声データ処理装置
WO2007132690A1 (ja) 音声データ要約再生装置、音声データ要約再生方法および音声データ要約再生用プログラム
Roy NewsComm--a hand-held device for interactive access to structured audio
JP2003307997A (ja) 語学教育システム、音声データ処理装置、音声データ処理方法、音声データ処理プログラム、及び記憶媒体
GB2326516A (en) Method of and apparatus for editing audio or audio-visual recordings
JP3279684B2 (ja) 音声インタフェース・ビルダ・システム
Kromhout The logic of filtering: how noise shapes the sound of recorded music
JP3896760B2 (ja) 対話記録編集装置、方法及び記憶媒体
Dunaway Digital radio production: towards an aesthetic
Maloney et al. What can digital audio data do for you?
JPH08274872A (ja) 音声記録システム
JP2018097239A (ja) 音声再生装置及びプログラム
JP2558746B2 (ja) データ編集装置
KR100383061B1 (ko) 디지털 오디오와 그의 캡션 데이터를 이용한 학습방법
JP2001324988A (ja) オーディオ信号記録再生装置及びオーディオ信号再生装置
Franz Producing in the home studio with pro tools
Baume Semantic Audio Tools for Radio Production
Bunta et al. Bridging the digital divide: Aspects of computerized data collection and analysis for language professionals
JP2574749B2 (ja) 文書処理装置
JP3318775B2 (ja) プログラム開発支援方法およびその装置
JPH06131852A (ja) 音声編集システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604