JPH08272982A - 連続ライン描画方式 - Google Patents

連続ライン描画方式

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JPH08272982A
JPH08272982A JP9796795A JP9796795A JPH08272982A JP H08272982 A JPH08272982 A JP H08272982A JP 9796795 A JP9796795 A JP 9796795A JP 9796795 A JP9796795 A JP 9796795A JP H08272982 A JPH08272982 A JP H08272982A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続ラインの描画処理を高速化する。 【構成】 データ認識手段2は、頂点データの読込み数
と振分け頂点数との比較によりデータ読込み手段1に読
み込まれた頂点データが何番目の頂点の頂点データであ
るかを認識し、その認識により当該頂点データを振り分
ける。カレント振分け手段3は、振り分けられた頂点デ
ータをカレント描画処理手段(描画処理手段70〜79
のいずれか)に送る。次カレント指示手段4は、データ
認識手段2の指示に基づき、次カレント描画処理手段
(描画処理手段70〜79のいずれか)に描画開始指示
を出す。重複部振分け手段5は、振り分けられた頂点デ
ータをカレント描画処理手段と次カレント描画処理手段
との双方に送る。パイプ切換え手段6は、データ認識手
段2の指示に基づき、カレント描画処理手段識別情報を
次カレント描画処理手段の識別情報を示すように更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフィック描画シス
テムにおいて連続ライン(複数の頂点を連続的に接続す
る一連の線分群)を描画する連続ライン描画方式に関
し、特にCPU(Central Processin
g Unit。中央処理装置)から独立しており、かつ
互いに独立して並列的に動作することが可能な描画処理
手段を複数個有するグラフィック描画システムにおける
連続ライン描画方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連続ライン描画方式とし
ては、以下の〜に示す3つの方式があった。
【0003】 描画対象の連続ラインの頂点数(連続
ラインを形成する頂点の総数)が多数であっても、また
各描画処理手段の性能に鑑みて描画負荷がかなり高くて
も、1つの連続ラインについては1つの描画処理手段だ
けが使用されて描画処理が行われる方式(以下、第1の
方式という)
【0004】 描画対象の連続ラインの連続する各2
頂点によって形成されるライン(線分)毎に当該連続ラ
インが分割され、各ライン単位で各描画処理手段が使用
されて描画処理が行われる方式(以下、第2の方式とい
う)
【0005】 4つの描画処理手段が使用され、各頂
点に関する4種の座標値(X,Y,Z,W)の計算と4
種の色値(R,G,B,A)の計算とが各描画処理手段
に割り当てられ、描画処理の高速化が図られる方式(以
下、第3の方式という)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の連続ラ
イン描画方式では、各方式について以下の〜に示す
ような問題点があった。
【0007】 第1の方式では、与えられた連続ライ
ン(描画対象の連続ライン)単位にしか描画処理手段の
切換えが行われないので、独立動作可能な描画処理手段
を並列に複数個有していてもその効果(描画処理手段を
並列に複数個備えていることによる効果)が適切に得ら
れず、連続ラインに関する描画処理の速度が遅くなると
いう欠点があった。特に、描画対象の連続ラインを形成
するライン(2頂点間のライン)の数が多い場合には、
その欠点が顕著となる。
【0008】 第2の方式では、描画対象の連続ライ
ンが個々の独立なライン(2頂点間のライン)に分割さ
れ、2頂点毎に描画処理の処理分散が行われるので、各
頂点に関する座標計算や光源計算等の処理の回数が倍に
増える。すなわち、一の描画処理手段で2頂点間のライ
ンの終点として処理された頂点について、他の描画処理
手段で2頂点間のラインの始点としての処理が必要にな
り、そのような処理の重複がほぼ全ての頂点について繰
り返される。したがって、1つの連続ラインについて複
数の描画処理手段を使用して描画処理を行っているにも
かかわらず、連続ラインに関する描画処理の速度が速く
ならないという欠点があった。
【0009】 第3の方式では、4個の描画処理手段
が全て並列的に動作するので、「4個の描画処理手段の
並列化」という意味では描画処理の高速化が可能とな
る。しかし、5個以上の描画処理手段を有していたとし
ても並列に処理できる対象がないので、4個の描画処理
手段による各描画処理を高速化しない限り、これ以上の
描画性能を引き出すことができないという欠点があっ
た。仮に、1つ1つの描画処理手段による描画処理を高
速化するとしても、そのような描画処理手段の性能向上
には多くの費用を要するので、その高速化のためにグラ
フィック描画システム全体が高価なものになる(経済性
に見合う性能を実現することが難しい)という欠点があ
った。
【0010】本発明の目的は、上述の点に鑑み、連続ラ
インを適切な頂点数毎に分割して、その分割に基づいて
各描画処理手段における負荷分散を行い、複数の描画処
理手段を使用した高速な連続ラインの描画処理を実現す
ることができる連続ライン描画方式(連続ライン高速描
画方式)を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の連続ライン描画
方式は、互いに独立して並列的に動作することが可能な
複数の描画処理手段を有するグラフィック描画システム
における連続ライン描画方式において、連続する2頂点
の頂点データに基づいて2頂点間の描画処理を行う前記
描画処理手段の複数個の集合である描画処理手段群と、
描画対象の連続ラインの描画開始コマンド,描画データ
を構成する各頂点データ,および描画終了コマンドの読
込みを行い、頂点データの読込み数をカウントするデー
タ読込み手段と、前記データ読込み手段によりカウント
された頂点データの読込み数とあらかじめ設定されてい
る振分け頂点数とを比較し、その比較結果によって前記
データ読込み手段に読み込まれた各頂点データが何番目
の頂点の頂点データであるかを認識し、その認識に基づ
いて当該頂点データの振分けと起動指示の発行とを制御
するデータ認識手段と、描画対象の連続ラインの1番目
の頂点の頂点データおよび当該頂点データに関する描画
開始指示を描画開始時点のカレント描画処理手段に送
り、前記データ認識手段から振り分けられた頂点データ
をカレント描画処理手段に送るカレント振分け手段と、
前記データ認識手段からの起動指示に基づいて次カレン
ト描画処理手段に対して描画開始指示を出す次カレント
指示手段と、前記次カレント指示手段による描画開始指
示の発行の後に、前記データ認識手段から振り分けられ
た頂点データをカレント描画処理手段と次カレント描画
処理手段との双方に送る重複部振分け手段と、前記重複
部振分け手段による頂点データの送付の後に、前記デー
タ認識手段からの起動指示に基づいて、カレント描画処
理手段に対して描画終了指示を出し、カレント描画処理
手段識別情報を次カレント描画処理手段の識別情報を示
すように更新するパイプ切換え手段とを有する。
【0012】
【作用】本発明の連続ライン描画方式では、互いに独立
して並列的に動作することが可能な複数の描画処理手段
(連続する2頂点の頂点データに基づいて2頂点間の描
画処理を行う描画処理手段)を有するグラフィック描画
システムにおける連続ライン描画方式において、データ
読込み手段が描画対象の連続ラインの描画開始コマン
ド,描画データを構成する各頂点データ,および描画終
了コマンドの読込みを行い頂点データの読込み数をカウ
ントし、データ認識手段がデータ読込み手段によりカウ
ントされた頂点データの読込み数とあらかじめ設定され
ている振分け頂点数とを比較しその比較結果によってデ
ータ読込み手段に読み込まれた各頂点データが何番目の
頂点の頂点データであるかを認識しその認識に基づいて
当該頂点データの振分けと起動指示の発行とを制御し、
カレント振分け手段が描画対象の連続ラインの1番目の
頂点の頂点データおよび当該頂点データに関する描画開
始指示を描画開始時点のカレント描画処理手段に送りデ
ータ認識手段から振り分けられた頂点データをカレント
描画処理手段に送り、次カレント指示手段がデータ認識
手段からの起動指示に基づいて次カレント描画処理手段
に対して描画開始指示を出し、次カレント指示手段によ
る描画開始指示の発行の後に重複部振分け手段がデータ
認識手段から振り分けられた頂点データをカレント描画
処理手段と次カレント描画処理手段との双方に送り、重
複部振分け手段による頂点データの送付の後にパイプ切
換え手段がデータ認識手段からの起動指示に基づいてカ
レント描画処理手段に対して描画終了指示を出しカレン
ト描画処理手段識別情報を次カレント描画処理手段の識
別情報を示すように更新する。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明の連続ライン描画方式の第
1の実施例の構成を示すブロック図である。
【0015】本実施例の連続ライン描画方式は、データ
読込み手段1と、データ認識手段2と、カレント振分け
手段3と、次カレント指示手段4と、重複部振分け手段
5と、パイプ切換え手段6と、描画処理手段群7とを含
んで構成されている。
【0016】描画処理手段群7は、複数(ここでは10
個とする)の描画処理手段70〜79によって構成され
ている。複数の描画処理手段70〜79は、互いに独立
して並列的に動作して、連続ラインに関する描画処理を
含む各種の描画処理を行っている。各描画処理手段7
0,71,…,78または79は、連続ラインに関する
描画処理について、順次に、描画処理の対象のデータ
(後述する頂点データ)を受け取り(当該データに関す
る描画開始指示の受取りを含む)、他の描画処理手段7
0,71,…,78または79と独立的・並列的に当該
データに関する描画処理を行う。なお、「現時点で連続
ラインに関する描画処理の対象のデータを受け取る描画
処理手段」に該当する描画処理手段70,71,…,7
8または79を「カレント描画処理手段」ということに
する。また、次に「カレント描画処理手段」となる描画
処理手段70,71,…,78または79を「次カレン
ト描画処理手段」ということにする。付言すると、各描
画処理手段70,71,…,78または79は、描画処
理の対象のデータを一度に複数保持すること(一般的に
はFIFO(First In First Out)
構造の記憶領域に保持される)ができ、それらのデータ
に関する描画処理を順次に行っていく。
【0017】図3(破線のボックスで示すステップ30
0の処理を除く)は、本実施例の連続ライン描画方式の
処理を示す流れ図である。この処理は、描画開始コマン
ド読込みステップ301と、1番目頂点データ読込みス
テップ302と、読込み数カウンタ作成ステップ303
と、1番目頂点データカレント振分け手段送付ステップ
304と、1番目頂点データカレント描画処理手段送付
ステップ305と、頂点データ読込みステップ306
と、読込み数カウンタ加算ステップ307と、頂点デー
タ読込み数判定ステップ308と、頂点データカレント
振分け手段振分けステップ309と、頂点データカレン
ト描画処理手段送付ステップ310と、次カレント指示
手段起動指示発行ステップ311と、次カレント描画処
理手段描画開始指示発行ステップ312と、頂点データ
重複部振分け手段振分けステップ313と、頂点データ
カレント描画処理手段および次カレント描画処理手段送
付ステップ314と、パイプ切換え手段起動指示発行ス
テップ315と、カレント描画処理手段描画終了指示発
行ステップ316と、次カレント描画処理手段切換え完
了指示発行ステップ317と、カレント描画処理手段識
別情報更新ステップ318とからなる。
【0018】次に、このように構成された本実施例の連
続ライン描画方式の動作について説明する(図3参
照)。
【0019】図1に示すような10個の描画処理手段7
0〜79(並列的・独立的に動作する描画処理手段70
〜79)を持つグラフィック描画システム(本実施例の
連続ライン描画方式が実現されるグラフィック描画シス
テム)において、1つの連続ラインの描画が行われる場
合には、ユーザ等から本実施例の連続ライン描画方式に
対して、当該連続ラインに対する描画開始コマンド,描
画データおよび描画終了コマンドが順次与えられる。
【0020】ここで、連続ラインの描画データとは、当
該連続ラインを構成する複数の頂点の各頂点の頂点デー
タを構成要素とするデータをいう。また、頂点データと
は、対応する頂点の座標データ(座標値(X,Y,Z,
W)を示すデータ)および色データ(色値(R,G,
B,A)を示すデータ)等からなるデータをいう(座標
データおよび色データ以外に、法線データおよびマテリ
アルデータ等が考えられる)。
【0021】データ読込み手段1は、ある連続ラインの
描画開始コマンドの読込みによって連続ラインの描画の
開始を認識すると(ステップ301)、当該連続ライン
に対する最初の頂点データ(1番目の頂点の頂点デー
タ)を読み込み(ステップ302)、頂点データの読込
み数をカウントするためのカウンタ(読込み数カウン
タ)の作成(最初の頂点データを読み込んだことを示す
ための読込み数カウンタへの初期値の設定を含む)を行
う(ステップ303)。
【0022】データ認識手段2は、その頂点データとそ
の頂点データが最初の頂点データある旨とをカレント振
分け手段3に送る(ステップ304)。
【0023】カレント振分け手段3は、カレント描画処
理手段に描画開始指示を出すとともに、最初の頂点デー
タをカレント描画処理手段に送り(ステップ305)、
データ読込み手段1に制御を戻す。なお、カレント振分
け手段3は、パイプ切換え手段6によって設定されてい
るカレント描画処理手段識別情報に基づいて、どの描画
処理手段70,71,…,78または79がカレント描
画処理手段であるかを判断する。
【0024】ここで、カレント描画処理手段は、その描
画開始指示により今回の連続ラインに関する描画処理の
開始を認識し、受け取った最初の頂点データを自己の内
部に保持する(その頂点データは次の頂点データを受け
取った時点における描画処理で使用される)。
【0025】データ読込み手段1は、2番目以降の頂点
の頂点データを順次読み込み(ステップ306)、頂点
データの読込みを行う毎に読込み数カウンタの値(頂点
データの読込み数)に1を加算する(ステップ30
7)。
【0026】データ認識手段2は、データ読込み手段1
によって設定された読込み数カウンタ内の頂点データの
読込み数とあらかじめ用意(設定)されている振分け頂
点数(本実施例の連続ライン描画方式が実現されるグラ
フィック描画システムに固有の振分け頂点数)とを比較
し、頂点データの読込み数が振分け頂点数(図3中では
Aで表す)の正整数(図3中ではmで表す)倍に1を加
算した値に等しいか否かを判定する(ステップ30
8)。
【0027】データ認識手段2は、ステップ308の比
較判定によって直前のステップ306でデータ読込み手
段1により読み込まれた頂点データが何番目の頂点の頂
点データであるかを認識し、その認識に基づいて当該頂
点データの振分け(当該頂点データをカレント振分け手
段3または重複部振分け手段5を介してどの描画処理手
段70,71,…,78または79に送るかというこ
と)と起動指示の発行(必要に応じて次カレント指示手
段4およびパイプ切換え手段6に起動指示を出してこれ
らの手段を起動させること)とを制御する。
【0028】すなわち、データ認識手段2は、ステップ
308で「頂点データの読込み数が振分け頂点数の正整
数倍に1を加算した値に等しくない」と判定した場合に
は、その頂点データをカレント振分け手段3に振り分け
る(ステップ309)。
【0029】カレント振分け手段3は、その頂点データ
をカレント描画処理手段に送り(ステップ310)、デ
ータ読込み手段1に制御を戻す(データ読込み手段1は
ステップ306において次の頂点データの読込みを行
う)。
【0030】なお、その頂点データを受け取ったカレン
ト描画処理手段は、その頂点データと前回に受け取った
頂点データとに基づいて2頂点間を結ぶラインの描画処
理を行う。
【0031】一方、データ認識手段2は、ステップ30
8で「頂点データの読込み数が振分け頂点数の正整数倍
に1を加算した値に等しい」と判定した場合には、次の
〜に示すような一連の処理を,およびの順序
で行う。 次カレント指示手段4を起動するための起動指示を
出す(ステップ311)。 重複部振分け手段5にその頂点データを振り分ける
(ステップ313)。 パイプ切換え手段6を起動するための起動指示を出
す(ステップ315)。
【0032】次カレント指示手段4は、ステップ311
の起動指示によって起動されると、次カレント描画処理
手段(どの描画処理手段70,71,…,78または7
9が次カレント描画処理手段であるかはカレント描画処
理手段識別情報に基づいて判断する)に対して描画開始
指示を出す(ステップ312)。
【0033】次カレント描画処理手段は、その描画開始
指示により今回の連続ラインに関する描画処理の開始を
認識する。
【0034】重複部振分け手段5は、ステップ313で
受け取った頂点データをカレント描画処理手段および次
カレント描画処理手段(どの描画処理手段70,71,
…,78または79がカレント描画処理手段または次カ
レント描画処理手段であるかはカレント描画処理手段識
別情報に基づいて判断する)の双方に送る(ステップ3
14)。
【0035】カレント描画処理手段はその頂点データと
前回に受け取った頂点データとに基づいて2頂点間を結
ぶラインの描画処理を行い、次カレント描画処理手段は
その頂点データを保持する。
【0036】パイプ切換え手段6は、ステップ315の
起動指示によって起動されると、カレント描画処理手段
(どの描画処理手段70,71,…,78または79が
カレント描画処理手段であるかはカレント描画処理手段
識別情報に基づいて判断する)に対して描画終了指示を
出し(ステップ316)、次カレント描画処理手段(ど
の描画処理手段70,71,…,78または79が次カ
レント描画処理手段であるかはカレント描画処理手段識
別情報に基づいて判断する)に対して切換え完了指示
(次カレント描画処理手段のカレント描画処理手段への
切換えが正常に完了した旨を示す指示)を出す(ステッ
プ317)。
【0037】それまでカレント描画処理手段であった描
画処理手段70,71,…,78または79は、ステッ
プ316の描画終了指示に基づいて今回の連続ラインに
関する描画処理を終了する。
【0038】さらに、パイプ切換え手段6は、カレント
描画処理手段識別情報を「それまでのカレント描画処理
手段の識別情報」から「それまでの次カレント描画処理
手段の識別情報」に切り換え(更新し)(ステップ31
8)、データ読込み手段1に制御を戻す。
【0039】以上の動作(図3に示す処理に係る動作)
が描画対象の連続ラインに対する描画終了コマンドが発
行されるまで繰り返される。なお、描画対象の連続ライ
ンの描画データが終了した場合(描画終了コマンドが発
行された場合)には、パイプ切換え手段6は、データ認
識手段2からの指示に基づいて、カレント描画処理手段
に描画終了指示を出し、カレント描画処理手段識別情報
をその時点の次カレント描画処理手段を示すように切り
換える(次の連続ラインの描画処理の開始時点にはその
次カレント描画処理手段がカレント描画処理手段とな
る)。
【0040】なお、あらかじめ設定されている振分け頂
点数(図3中のA)の値は、次の〜に示すような事
項等が総合的に検討されて決定されている。 本実施例の連続ライン描画方式で描画対象となると
予想される平均的な連続ラインに対する描画データの頂
点データ総数(当該連続ラインの頂点数) 描画処理手段群7における描画処理手段70〜79
の個数(図1に示す場合には10) 描画処理手段群7における各描画処理手段70,7
1,…,78または79の処理性能
【0041】ここで、振分け頂点数が100であった場
合の本実施例の連続ライン描画方式の具体的な動作につ
いて考える。なお、ここでは、描画対象の連続ラインの
描画処理の開始時点におけるカレント描画処理手段は、
描画処理手段74であるものとする。
【0042】第1に、データ認識手段2により1番目か
ら100番目までの頂点の頂点データが認識されると、
当該頂点データはカレント振分け手段3を介して描画開
始時点のカレント描画処理手段である描画処理手段74
に送られる。
【0043】第2に、データ認識手段2により101番
目の頂点の頂点データが認識されると、以下の〜に
示すような処理が行われる。
【0044】 次カレント指示手段4によって、次カ
レント描画処理手段である描画処理手段75に描画開始
指示が出される。
【0045】 101番目の頂点の頂点データが、重
複部振分け手段5を介して、カレント描画処理手段であ
る描画処理手段74および次カレント描画処理手段であ
る描画処理手段75の双方に送られる。
【0046】 パイプ切換え手段6によって、カレン
ト描画処理手段である描画処理手段74に描画終了指示
が出され、次カレント描画処理手段である描画処理手段
75に切換え完了指示が出され、カレント描画処理手段
識別情報が描画処理手段74の識別情報から描画処理手
段75の識別情報に更新される。
【0047】第3に、データ認識手段2により102番
目から200番目までの頂点の頂点データが認識される
と、当該頂点データはカレント振分け手段3を介してカ
レント描画処理手段である描画処理手段75に送られ
る。以下、同様に、100m′+2番目(m′は2以上
の整数)から100(m′+1)番目までの頂点の頂点
データは、その時点におけるカレント描画処理手段に送
られる。
【0048】第4に、データ認識手段2により201番
目の頂点の頂点データが認識されると、次カレント指示
手段4によって次カレント描画処理手段である描画処理
手段76に描画開始指示が出され、重複部振分け手段5
によってカレント描画処理手段である描画処理手段75
および次カレント描画処理手段である描画処理手段76
の双方に当該頂点データが送られ、パイプ切換え手段6
によってカレント描画処理手段である描画処理手段75
に描画終了指示が出され、カレント描画処理手段識別情
報が次カレント描画処理手段である描画処理手段76の
識別情報を示すように更新される。以下、同様に、10
0(m′+1)+1番目の頂点の頂点データが認識され
ると、その時点におけるカレント描画処理手段および次
カレント描画処理手段を対象として以上のような一連の
処理が行われる。
【0049】図2は、本発明の連続ライン描画方式の第
2の実施例の構成を示すブロック図である。
【0050】本実施例の連続ライン描画方式は、データ
読込み手段1と、データ認識手段2と、カレント振分け
手段3と、次カレント指示手段4と、重複部振分け手段
5と、パイプ切換え手段6と、描画処理手段群7と、振
分け頂点数設定手段8とを含んで構成されている。な
お、1〜7の符号で示される構成要素は、第1の実施例
における同一の符号を有する構成要素と同様のものであ
る。また、図2中には、頂点データの読込み数をカウン
トする読込み数カウンタと、カウント描画処理手段識別
情報とを示していないが、図1中の読込み数カウンタ
(頂点データの読込み数)およびカウント描画処理手段
識別情報と同様のものが第2の実施例の連続ライン描画
方式にも存在する。
【0051】描画処理手段群7は、第1の実施例と同様
に、複数(ここでは10個とする)の描画処理手段70
〜79によって構成されている。
【0052】図3(破線のボックスで示すステップ30
0の処理を含む)は、本実施例の連続ライン描画方式の
処理を示す流れ図である。この処理は、振分け頂点数読
込みおよび保持ステップ300と、描画開始コマンド読
込みステップ301と、1番目頂点データ読込みステッ
プ302と、読込み数カウンタ作成ステップ303と、
1番目頂点データカレント振分け手段送付ステップ30
4と、1番目頂点データカレント描画処理手段送付ステ
ップ305と、頂点データ読込みステップ306と、読
込み数カウンタ加算ステップ307と、頂点データ読込
み数判定ステップ308と、頂点データカレント振分け
手段振分けステップ309と、頂点データカレント描画
処理手段送付ステップ310と、次カレント指示手段起
動指示発行ステップ311と、次カレント描画処理手段
描画開始指示発行ステップ312と、頂点データ重複部
振分け手段振分けステップ313と、頂点データカレン
ト描画処理手段および次カレント描画処理手段送付ステ
ップ314と、パイプ切換え手段起動指示発行ステップ
315と、カレント描画処理手段描画終了指示発行ステ
ップ316と、次カレント描画処理手段切換え完了指示
発行ステップ317と、カレント描画処理手段識別情報
更新ステップ318とからなる。
【0053】次に、このように構成された本実施例の連
続ライン描画方式の動作について説明する。
【0054】本実施例(第2の実施例)の連続ライン描
画方式の動作は、第1の実施例の連続ライン描画方式の
動作とほぼ同一のものであるが、以下のおよびに示
す点で異なっている(図3中のステップ300およびス
テップ308参照)。
【0055】 振分け頂点数設定手段8は、ある連続
ラインの描画処理の開始に先立って、ユーザ等から与え
られる振分け頂点数(その連続ラインに対する振分け頂
点数)を読み込んで保持する(ステップ300)。これ
によって、描画対象の連続ラインに応じて、適切な振分
け頂点数の設定が可能となる。
【0056】 データ認識手段2は、2番目以降の頂
点の頂点データに関するステップ308の比較判定にお
いて、振分け頂点数設定手段8により読み込まれた振分
け頂点数を使用して当該比較判定を行う。また、データ
認識手段2は、その比較結果に基づいて当該頂点データ
が何番目の頂点の頂点データあるかを認識し、当該頂点
データをどの描画処理手段70,71,…,78または
79に振り分けるかということや次カレント指示手段4
およびパイプ切換え手段6への起動指示の要否を判断す
る。
【0057】なお、振分け頂点数設定手段8は、上述の
の処理の代わりに、以下のような振分け頂点数の設定
を行うことも可能である(請求項3記載の発明参照)。
すなわち、ある連続ラインの描画処理の開始に先立っ
て、その連続ラインの描画データの頂点データ総数(そ
の連続ラインの頂点数)をユーザ等から読み込み、当該
頂点データ総数に基づいて(描画処理手段群7内の描画
処理手段70〜79の個数や処理性能も考慮して)、そ
の連続ラインに対する振分け頂点数を設定する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、連続ライ
ンの描画を行うグラフィック描画システム(複数の描画
処理手段を有するグラフィック描画システム)におい
て、各描画処理手段による描画処理を適切な処理単位で
分散する(各描画処理手段への適切な負荷分散を行う)
ことにより、連続ラインの描画処理の高速化を実現する
ことができる(当該グラフィック描画システムの性能を
向上させることができる)という効果を有する。
【0059】また、描画対象の連続ラインに応じた振分
け頂点数の設定(読込みを含む)を行う振分け頂点数設
定手段を設けることにより(請求項2および請求項3記
載の発明参照)、個々の連続ラインのデータ量(頂点デ
ータ総数)に適合するように各描画処理手段への負荷分
散を実現することができ、請求項1記載の発明よりもさ
らに連続ラインの描画処理に関するグラフィック描画シ
ステムの性能を向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続ライン描画方式の第1の実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の連続ライン描画方式の第2の実施例の
構成を示すブロック図である。
【図3】図1および図2に示す連続ライン描画方式の処
理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 データ読込み手段 2 データ認識手段 3 カレント振分け手段 4 次カレント指示手段 5 重複部振分け手段 6 パイプ切換え手段 7 描画処理手段群 8 振分け頂点数設定手段 70〜79 描画処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立して並列的に動作することが
    可能な複数の描画処理手段を有するグラフィック描画シ
    ステムにおける連続ライン描画方式において、 連続する2頂点の頂点データに基づいて2頂点間の描画
    処理を行う前記描画処理手段の複数個の集合である描画
    処理手段群と、 描画対象の連続ラインの描画開始コマンド,描画データ
    を構成する各頂点データ,および描画終了コマンドの読
    込みを行い、頂点データの読込み数をカウントするデー
    タ読込み手段と、 前記データ読込み手段によりカウントされた頂点データ
    の読込み数とあらかじめ設定されている振分け頂点数と
    を比較し、その比較結果によって前記データ読込み手段
    に読み込まれた各頂点データが何番目の頂点の頂点デー
    タであるかを認識し、その認識に基づいて当該頂点デー
    タの振分けと起動指示の発行とを制御するデータ認識手
    段と、 描画対象の連続ラインの1番目の頂点の頂点データおよ
    び当該頂点データに関する描画開始指示を描画開始時点
    のカレント描画処理手段に送り、前記データ認識手段か
    ら振り分けられた頂点データをカレント描画処理手段に
    送るカレント振分け手段と、 前記データ認識手段からの起動指示に基づいて次カレン
    ト描画処理手段に対して描画開始指示を出す次カレント
    指示手段と、 前記次カレント指示手段による描画開始指示の発行の後
    に、前記データ認識手段から振り分けられた頂点データ
    をカレント描画処理手段と次カレント描画処理手段との
    双方に送る重複部振分け手段と、 前記重複部振分け手段による頂点データの送付の後に、
    前記データ認識手段からの起動指示に基づいて、カレン
    ト描画処理手段に対して描画終了指示を出し、カレント
    描画処理手段識別情報を次カレント描画処理手段の識別
    情報を示すように更新するパイプ切換え手段とを有する
    ことを特徴とする連続ライン描画方式。
  2. 【請求項2】 描画対象の連続ラインの描画処理に先立
    って当該連続ラインに対する振分け頂点数を読み込む振
    分け頂点数設定手段と、 「あらかじめ設定されている振分け頂点数」の代わりに
    前記振分け頂点数設定手段により読み込まれた振分け頂
    点数を使用して「頂点データの読込み数と振分け頂点数
    との比較」を行うデータ認識手段とを有することを特徴
    とする請求項1記載の連続ライン描画方式。
  3. 【請求項3】 描画対象の連続ラインの描画処理に先立
    って当該連続ラインに対する描画データにおける頂点デ
    ータ総数を読み込み、当該頂点データ総数に基づいて当
    該連続ラインに対する振分け頂点数を設定する振分け頂
    点数設定手段と、 「あらかじめ設定されている振分け頂点数」の代わりに
    前記振分け頂点数設定手段により設定された振分け頂点
    数を使用して「頂点データの読込み数と振分け頂点数と
    の比較」を行うデータ認識手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載の連続ライン描画方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09251546A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Nec Corp 連続三角形の高速描画方式

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05174157A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Fujitsu Ltd 並列図形処理システム

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