JPH05174157A - 並列図形処理システム - Google Patents

並列図形処理システム

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JPH05174157A
JPH05174157A JP34089891A JP34089891A JPH05174157A JP H05174157 A JPH05174157 A JP H05174157A JP 34089891 A JP34089891 A JP 34089891A JP 34089891 A JP34089891 A JP 34089891A JP H05174157 A JPH05174157 A JP H05174157A
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JP34089891A
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Koyo Nakagawa
幸洋 中川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、図形表示処理において、特に演算処
理を複数のパイプラインによる並列処理を可能として処
理の高速化を図ることを技術的目的とする。 【構成】表示すべき物体の図形データ及びそれに対応し
た属性データを格納するデータ格納部1と、前記図形デ
ータを分割するデータ分割部3と、前記データ分割部3
に複数並列接続されて分割された各図形データに基いて
幾何変換処理を行う幾何変換部4と、前記幾何変換部4
により算出されたデータに基づき走査のパラメータとな
るデータを作成する描画前処理部5と、前記描画前処理
部5から送出された各データをそのパラメータの値によ
り分配するディストリビュータ6と、それにより分配さ
れたデータをそのパラメータに基いて描画処理を行う描
画処理部7とから構成される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元図形表示装置に
おいて、特に図形処理を高速化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、3次元図形表示装置は、光源の
光を受けた物体を任意の視点から見たと想定して、その
場合の前記物体の形と色を2次元座標軸上に表示する装
置である。 そのとき、3次元図形表示装置では、前記
物体の3次元モデルを構成する面の各頂点の位置関係情
報・視点と前記モデルの位置関係情報を含む図形データ
を元に、幾何変換処理、描画前処理、及び描画処理を順
次行う。
【0003】ここで、前記幾何変換処理とは、前記視点
の位置情報・光源の位置情報及び図形データより、3次
元座標軸上における前記各頂点の位置と、前記視点の位
置と、光源の位置を決定し、前記各頂点の画素値を算出
する処理をいう。
【0004】次いで前記描画前処理は、前記各頂点から
構成される面の覆っている各画素の座標と画素値の算出
と、前記画素のうち視点から見て不可視な位置にある画
素を消去する隠面消去とを行うためのパラメータを作成
する処理をいう。
【0005】そして、前記描画処理とは、前記描画前処
理の作成したパラメータに従い、前記3次元モデルを構
成する面に覆われた各画素の座標及び画素値を算出し、
さらに、隠面消去を行う処理をいう。
【0006】ここで、従来の3次元図形表示装置の構成
を図9に示す。表示すべき物体の3次元モデルを構成す
る面の各頂点の位置関係情報、視点と前記モデルの位置
関係情報、光源と前記モデルの位置関係情報、及び光源
の照度情報を含む図形データ及び属性データは、図形デ
ータメモリ29に格納する。そして、図形データ管理部
30は、前記図形データメモリ29より表示すべき物体
の図形データを抽出する。
【0007】幾何変換部32は、前記図形データ管理部
29が抽出した属性データに基いて前記視点の位置と、
光源の位置を3次元座標軸上で決定すると共に、図形デ
ータに対して幾何変換処理を施し、前記3次元モデルを
構成する面の各頂点の位置と、前記各頂点の画素値を算
出する。
【0008】次いで、描画前処理部33は、前記幾何変
換部32の算出した前記各頂点の座標及び画素値に基い
て、前記各頂点によって構成される面が覆う各画素の座
標と画素値の算出、及び前記画素のうち視点から見て不
可視な位置にある画素を消去する隠面消去を行うための
パラメータを作成する。
【0009】前記描画前処理部33の作成したパラメー
タに値に従い、描画処理部34は、前記図形データに対
して描画処理を施す。即ち、前記各頂点によって構成さ
れる面が覆う全ての画素値を算出することにより面塗り
を行い、更に前記視点から見て不可視な位置にある画素
の消去(隠面消去)を行う。その結果、前記視点から見
た物体の形状を2次元座標軸上に描画することができ
る。
【0010】ここで、前記面塗り処理の過程を図10に
示す。この場合は、三角形の面を面塗りする場合であ
る。まず、図中のは、幾何変換部によって作成された
頂点データである。これを水平方向(3次元座標軸上に
おけるX軸方向、図中の矢印L方向)にディジタル・デ
ィファレンシャル・アナライザによりスキャンラインの
端点となるエッジを求める(図中の)。次ぎに、前記
ディジタル・ディファレンシャル・アナライザにより前
記エッジ間の補間を行う(図中の)。以上から、前記
頂点によって構成される面が覆う画素の座標が求まり、
更に、画素データより各画素のZ値(XYZ座標軸上に
おけるZ軸方向の座標)及び画素値を算出する。
【0011】また、前記した3次元図形表示装置におけ
る隠面消去の方法としてZバッファ法がある。以下にこ
のZバッファ法について簡単説明する。Zバッファ法
は、与えられた視点に対する表示すべき物体の3次元モ
デルの位置を3次元座標軸上(XYZ座標軸上)で決定
した後、そのモデルが覆っている画素の一覧を作成す
る。
【0012】一方、3次元座標軸上における任意の座
標、(X,Y,Z)の値を格納しているZバッファを設
置する。ここで、前記一覧の各画素に対してその(X,
Y)の値が等しい画素をZバッファより検出し、双方の
Zの値を比較する。その結果、一覧内の画素の方が視点
に近いと判定される場合は、前記モデルがその画素の位
置で(この時点までは)可視であるから、その画面のそ
の画素の色を図形の色として、Zバッファのその座標の
値をその図形の奥行き値として更新する。
【0013】上記した理由から、Zバッファ方を利用し
た場合、前記描画処理部34に、任意の画素の座標と画
素値を格納するZバッファ35を併設する。そして、前
記描画処理部34により求められた画像情報、即ち前記
視点から可視な位置にある画素の値を格納するフレーム
バッファ36を設置すると共に、ディジタル信号をアナ
ログ信号に変換する前記D/A変換部37を設け、作成
された図形データをモニタ38に画像表示する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
前記した図形処理を高速に実現する技術が求められきて
おり、マルチプロセッサによるパイプライン処理だけで
なく、並列パイプライン構成による高速化が望まれてい
る。
【0015】ここで、前記した図形処理はシーケンシャ
ルに行われるため、マルチプロセッサを用いてパイプラ
イン処理を行うことは比較的容易である。しかし、さら
なる高速化を図るためにパイプラインを並列化すること
が考えられるが、複数パイプラインへの図形データの供
給及び各パイプラインから出力される処理結果の扱いが
問題となる。
【0016】特に、図形データが連続的に頂点データを
記述する多角形メッシュデータの場合、各パイプライン
への分割・供給が不可能とされていた。すなわち、前記
した装置を並列パイプライン化した場合には、一つのパ
イプラインへ多角形メッシュデータ(図形データ)の全
てが供給されてしまい、一つのパイプラインに膨大な負
荷がかかると共に処理時間が増大してしまうという問題
がある。
【0017】一方、パイプラインからの出力結果に関し
ては、フレームバッファが描画処理の高速化を図るため
のパラメータの値に対応して並列化されている場合が多
く、前記した装置を並列パイプライン化した場合では、
各パイプラインから出力されう図形データ毎にそのパラ
メータに応じて分配することが不可能である。
【0018】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、並列パイプライン処理により図形処
理の高速化を図ると共に、多角形メッシュデータの並列
処理を可能とする技術を提供することを技術的課題とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、課題を解決す
るために以下のようにした。これを図1の原理図に基い
て説明する。
【0020】データ格納部1に、データ管理部2を接続
すると共に、データ分割部3を介して幾何変換部4を複
数並列接続する。そして、前記幾何変換部4の各々に描
画前処理部5を接続し、次いで前記各描画処理部5を共
通のディストリビュータ6に接続する。
【0021】さらに、前記ディストリビュータ6には、
描画処理部7を複数並列接続する構成とした。前記デー
タ管理部2は、前記データ格納部1から、表示すべき物
体の3次元モデルを構成する面の各頂点の位置関係情報
を含む図形データ、及び光源・視点と前記モデルの位置
関係情報を含む属性データを読み出してこれを前記デー
タ分割部へ供給する。
【0022】そして、前記図形データ分割部3は、前記
図形データを、前記3次元モデルを構成する少なくとも
一つの面単位に分割すると共に、分割した各データを幾
何変換部4の何れに入力させるかを識別する識別情報を
生成し、その識別情報に応じてデータを各幾何変換部4
へ供給する。
【0023】前記幾何変換部4は、分割された各図形デ
ータに基いて、前記図形を構成する頂点の画素値を算出
する。次いで、前記描画前処理部5は、前記幾何変換部
4の算出した頂点の座標及び画素情報に基き、前記頂点
から構成される面が覆う画素の座標及び画素値を算出す
るためのパラメータを作成する。
【0024】前記ディストリビュータ6は、前記各描画
前処理部5から出力される図形データを各々のパラメー
タの値に従い、各描画処理部7へ分配する。前記描画処
理部7は、前記パラメータに従って前記各頂点から構成
される面が覆う画素の座標を算出し、その画素のうち前
記視点から可視な位置にある画素の画素値を算出する。
【0025】また、前記図形データが多角形メッシュの
場合は、前記データ分割部3は、前記多角形メッシュを
その多角形を構成する少なくとも一つの面単位のサブメ
ッシュに分割する。
【0026】さらに、分割された各データを前記幾何変
換部4の何れに入力させるかを識別する識別情報を生成
し、分割した各図形データを、前記識別情報に応じて前
記各幾何変換部4へ入力するようにしてもよい。
【0027】
【作用】本発明の並列図形処理システムによれば、デー
タ管理部がデータ格納部より表示すべき物体の3次元モ
デルを構成する面の各頂点の位置関係情報を含む図形デ
ータ、及び視点・光源と前記モデルの位置関係情報を含
む属性データをデータ格納部より抽出する。そして、前
記データ管理部は、この図形データ及び属性データをデ
ータ分割部に供給する。
【0028】前記図形データ及び属性データを受け取っ
たデータ分割部では、その図形データを少なくとも一つ
の面単位に分割すると共に、分割された各データを何れ
の幾何変換部へ入力すべきかを表す識別情報を生成し、
これに従って分割した各データを各幾何変換部へ供給す
る。
【0029】また、前記図形データが多角形メッシュの
場合は、その多角形を構成する少なくとも一つの面単位
のサブメッシュに分割し、各幾何変換部へ供給すること
ができる。
【0030】そして、各幾何変換部では、前記図形デー
タに幾何変換処理を施し、前記面を構成する各頂点の3
次元座標軸上における位置及び画素値を算出し、これを
描画前処理部へ転送する。
【0031】次いで、描画前処理部は、前記各頂点の座
標及び画素値に基づき、描画処理を施すためのパラメー
タを作成する。前記図形データは、ディストリビュータ
により図形データ各々の持つパラメータの値に応じて各
描画処理部へ振り分け、その図形データを受け取った各
描画処理部では、前記パラメータに基いて面塗りと隠面
消去の処理を行う。
【0032】以上の処理から、視点から見た場合の前記
物体の形状を2次元座標軸上に描画できる。
【0033】
【実施例】本発明の実施例を図に基いて説明する。本実
施例における並列図形処理システムの構成を図2に示
す。
【0034】同図に示すように、データ格納部8には、
データ管理部9を接続すると共に、データ分割部10を
介して複数のプロセッサモジュール(以下PMと記す)
11,12を並列接続する。次いで、前記PM11,1
2には、共通のディストリビュータ13を介して複数並
列化されたドローイングプロセッサ(以下DPと記す)
14,16を接続し、このDP14,16各々にフレー
ムバッファ18,19を接続する。更に、前記フレーム
バッファ18,19には共通のD/A変換部20を経て
モニタ21に接続するようにした。
【0035】前記データ格納部8は、表示すべき物体の
3次元モデルを構成する面の各頂点の位置関係情報を含
む図形データ、及び視点・光源と前記モデルとの位置関
係情報を含む属性を格納する前記データ管理部9は、前
記データ格納部8から表示すべき物体の図形データ及び
それに対応した属性データを読み出すと共にこれを前記
データ分割部10に供給する。
【0036】前記データ分割部10の構成を図3に示
す。図3(a)は、データ分割部10の構成を示した図
である。本実施例におけるデータ分割部10は、前記P
M11,12の各々に接続され、出力すべきデータを自
身に入力した順序で出力するFIFO回路10bと、幾
何変換部の識別情報であるアドレス情報(以下、アドレ
スデコードと記す)を抽出し、そのアドレスデコードか
らデータを入力すべきFIFO回路のアドレスを識別す
るアドレスデコーダ10aとを有する。
【0037】そして、図3(b)に、アドレスデコード
の構成を示す。図3(a)中に示したn個のFIFO回
路10bのうちどのFIFO回路に入力すべきかをアド
レスデコードの下位8ビットであるFIFO回路指定情
報(図中の23)により指定するようにした。例えば、
PM1のみに図形データを入力したい場合は、下位8ビ
ットが80hのアドレスへ書き込みを行えば良く、又P
M1とPM2にデータを入力したい場合は、C0hに書
き込む。そして、全てのPM1〜8にデータを入力した
い場合は、FFhにアドレスを書き込めばよい。これに
より、256通りのFIFO回路選択を可能とする。
【0038】前記PM11,12は、幾何変換部11
a,12aと描画前処理部11b,12bとを有してお
り、前記幾何変換部11a,12aは、前記データ分割
部10により分割された各図形データをそれに対応した
処理情報に基いて、前記図形及び視点の3次元座標軸上
における位置を算出すると共に前記図形を構成する各頂
点の画素値を算出し、前記描画前処理部11b,12b
は、前記各頂点の座標及び画素情報に基いて前記頂点か
ら構成される面の覆う各画素の座標及び画素値を算出す
るためのパラメータを作成する。
【0039】前記ディストリビュータ13の構成を図7
に示す。本ディストリビュータ13は、前記PM11,
12の何れからデータを入力するかを判別すると共に、
前記DP14,16の何れにデータを出力するかを各デ
ータの持つパラメータの値に基いて判別する制御回路2
7と、前記制御回路27の判別したPMへ入力路を切替
える入力切替え部26と、前記制御回路26の判別した
DPへ出力経路を切替える出力切替え部28とを有して
いる。
【0040】前記DP14,16は、前記ディストリビ
ュータ13により分配された各図形データに対しそれの
包含しているパラメータに基いて前記頂点から構成され
る面が覆う画素のうち、前記視点から不可視な位置にあ
る画素の消去(隠面消去)を行い、可視な位置にある画
素の画素値を算出する。前記隠面消去にはZバッファを
利用し、本DP14,16には、3次元座標軸上の任意
の画素の座標を格納するZバッファ15,17を併設す
る。
【0041】前記フレームバッファ18、19は、前記
DP14、16によって求められた各画素の画素値及び
(X,Y,Z)値を格納する。そして、前記D/A変換
部20は、前記DP14、16により作成されたディジ
タル信号形式の画像データをアナログ信号形式に変換
し、前記モニタ21により画像表示する。
【0042】図4に、前記データ分割部10から各PM
11,12へ三角錘データを分割・供給する場合のイメ
ージを示した。ここでは、前記三角錘データを、これを
構成する4つの面データに分割し、且つ図中の各PM
(1)、(2)、(3)、(4)に均等に入力するため
には、図中の面1−2−3を構成する頂点1,2,3を
PM(1)に入力し、図中の面1−3−4を構成する頂
点1,3,4をPM(2)に入力する。そしてさらに、
図中の面1−2−4を構成する頂点1,2,4をPM
(3)に入力し、図中の面2−3−4を構成する頂点
2,3,4をPM(3)に入力する。
【0043】即ち、各PM(1)、(2)には、10頂
点のデータが均等に入力されることになり前記三角錘デ
ータを供給するデータ転送料と同等の転送量によって各
分割データの供給が可能となる。
【0044】図5に、前記データ分割部10から各PM
11,12へ三角形メッシュデータを分割・供給する場
合のイメージを示した。ここでは、前記三角形メッシュ
データを8個の三角形(面)毎(以下、分割された8面
構成の図形データ各々をサブメッシュと記す)に分割
し、且つ図中の各PM(1)、(2)に均等に入力する
場合には、図中の頂点1〜8をPM(1)のみへ入力
し、図中の頂点9〜10をPM(1)及びPM(2)の
双方へ入力する。そしてさらに図中の頂点11から16
をPM(2)にのみ入力し、図中の頂点17〜18をP
M(2)に入力する。即ち、各PM(1)、(2)に
は、10頂点のデータが均等に入力されることになり、
メッシュを供給するデータ転送量と同等のデータ転送量
によってサブメッシュの供給が可能となる。
【0045】図6は、分割された図形データが三角形で
ある場合のパラメータのイメージを示した図である。こ
こでは、パラメータとして、XYZ座標軸上でY=R
(Rは実数)平面上を一直線上の全ての画素の集合から
成るスパン(図中の点24〜点25を結ぶ直線上の画素
全てから成る)を用いた。
【0046】同図に示したパラメータは、各頂点によっ
て構成される面が三角形の場合は、三角形を示すID
と、三角形を構成する全スパンデータ、該三角形の最後
のスパンデータの後に該三角形に関するスパンデータの
終わりを示すEODを格納している。ここで、上記した
三角形を構成する全スパンデータとは、平面Y=Rを図
中のR=y1〜y2の範囲で移動させた場合に、前記Y=
Rと図中の三角形ABCとの交線全てをいう。
【0047】そしてさらに各々のスパンデータには、ス
パンのY値・スパンの起点(図中の24)のX値・スパ
ンの終点(図中の25)のX値・スパンの起点(図中の
24)のZ値・スパンの起点(図中の24)の画素値
(RGB値)、及び起点(図中の24)から終点(図中
の25)にかけてのZ値の増分と画素値の増分とを格納
している。
【0048】本並列図形処理システムの動作過程を図
8、図9のフローに沿って説明する。先ず、図8に基い
て説明する。前記データ管理部9は、表示すべき物体の
3次元モデルを構成する面の各頂点の位置関係情報を含
む図形データ、及び視点・光源と前記モデルとの位置関
係情報を含む属性データを抽出し(ステップ701)、
前記視点の位置・光源の位置及び照度を設定する(ステ
ップ702)。
【0049】前記データ管理部9は、前記図形データ及
びそれに対応した属性データをデータ分割部10に転送
する(ステップ703)。データ分割部10は、前記図
形データを少なくとも一つの面単位に分割すると共に、
幾何変換部11a,12aの何れに入力すべきかを識別
する識別情報を生成する(ステップ704)。次いで、
前記識別情報をアドレス情報として与え、アドレスデコ
ーダ10aにより解読し、分割された各図形データの入
力先であるFIFO回路10bを選択する(ステップ7
05)。
【0050】そして、各図形データを前記アドレスに対
応した各FIFO回路10bに入力させる。前記各FI
FO回路10bは、入力された図形データを、入力した
順に従って各PM11、12へ出力する(ステップ70
6)。
【0051】分割された図形データを受け取った各PM
11、12は、先ず幾何変換部11a、12aにおいて
XYZ座標軸上に前記3次元モデルの座標位置を決定す
ると共に、前記3次元モデルを構成する各頂点の画素値
を算出する(ステップ707)。
【0052】次いで、描画前処理部11b、12bは、
前記各頂点の座標と画素値に基いて、前記各頂点間をむ
すぶ辺を構成する画素の(X,Y,Z)値及び画素値を
求める。そして、前記各頂点から構成される面の色計算
を行うために必要なパラメータ、即ちスパンデータを作
成し(ステップ708)、これをディストリビュータ1
3へ転送する。
【0053】前記ディストリビュータ13では、制御回
路27が何れのPMからデータの入力を行うかを判別し
て前記入力切替え部26の切替えを行う。そして、入力
されたデータをそのスパンデータのY値に従ってそれに
対応するDPへ出力すべく前記出力切替え部28の切替
えを行う(ステップ709)。
【0054】次いで、図9に基いて説明する。前記ディ
ストリビュータ13よりデータを受け取った各DP1
4、16では、前記スパンデータに基いて前記3次元モ
デルを構成する面の覆う各画素の(X,Y,Z)値及び
画素値を算出する(ステップ710)。
【0055】さらに、前記各画素値に対してその(X,
Y)値が同値である任意の画素をZバッファ15、17
より検出する(ステップ711)。そして、前記双方の
Z値を比較し(ステップ712)、視点から近い位置に
ある画素をZバッファに格納する(ステップ713)。
【0056】ここで、視点から近い位置、即ち視点から
見て可視な位置にある画素の(X,Y,Z)値及び画素
値をフレームバッファ18,19に格納する(ステップ
714)。
【0057】前記フレームバッファ18,19では、視
点から見た物体の形と色を2次元座標軸上に描画される
(ステップ716)。さらに、前記フレームバッファ1
8,19に格納された2次元図形データをディジタル信
号形式のデータからアナログ信号形式のデータに変換し
て、モニタ21に画像表示する。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、マルチプロセッサの並
列パイプライン構成において、メッシュのデータ転送量
と同等のデータ転送量で、メッシュを分割した少なくと
も一つのサブメッシュを少なくとも一つのプロセッサモ
ジュールに供給することができるので、並列パイプライ
ンの台数効果を得られ、多角形メッシュの処理の高速化
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本実施例における並列図形処理システムの構成
【図3】本実施例におけるデータ分割部の構成図
【図4】本実施例における三角錘データの供給イメージ
【図5】本実施例における三角形メッシュデータの供給
イメージ
【図6】本実施例におけるパラメータのイメージ
【図7】本実施例におけるディストリビュータの構成図
【図8】本実施例における並列図形処理システムの動作
過程を示すフローチャート
【図9】本実施例における並列図形処理システムの動作
過程を示すフローチャート
【図10】従来の図形表示処理装置の構成図
【図11】面塗り処理のイメージ図
【符号の説明】
1・・データ格納部 2・・データ管理部 3・・データ分割部 4・・幾何変換部 5・・描画前処理部 6・・ディストリビュータ 7・・描画処理部 8・・データ格納部 9・・データ管理部 10・・データ分割部 10a・・アドレスデコーダ 10b・・FIFO回路 11・・PM 11a・・幾何変換部 11b・・描画前処理部 12・・PM 12a・・幾何変換部 12b・・描画前処理部 13・・ディストリビュータ 14・・DP 15・・Zバッファ 16・・DP 17・・Zバッファ 18・・フレームバッファ 19・・フレームバッファ 20・・D/A変換部 21・・モニタ 22・・幾何変換部データ入力域指定 23・・FIFO回路指定情報 24・・スパンの起点 25・・スパンの終点 26・・入力切替え部 27・・制御回路 28・・出力切替え部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源の光を受けた物体を任意の視点から
    見たと想定し、その場合の前記物体の形と色を表示する
    図形表示装置において、 表示すべき物体の3次元モデルを構成する面の各頂点の
    位置関係情報を含む図形データ、及び視点・光源と前記
    モデルの位置関係情報を含む属性データを格納するデー
    タ格納部(1)と、 前記データ格納部(1)より、表示すべき物体の図形デ
    ータ及びそれに対応した属性データの読み出し・管理を
    行うデータ管理部(2)と、 前記図形データを、前記3次元モデルを構成する少なく
    とも一つの面単位に分割するデータ分割部(3)と、 前記データ分割部(3)に複数並列接続し、前記データ
    分割部(3)により分割された各図形データに基いて3
    次元座標軸上における位置を算出し、前記図形を構成す
    る頂点の画素値を算出する幾何変換部(4)と、 前記幾何変換部(4)各々に接続し、前記幾何変換部
    (4)より算出された頂点の座標及び画素情報に基いて
    前記頂点から構成される面の覆う各画素の座標及び画素
    値を算出するためのパラメータを作成する描画前処理部
    (5)と、 前記描画前処理部(5)に接続され、各描画前処理部
    (5)から出力される図形データを前記パラメータの値
    に従って分配するディストリビュータ(6)と、 前記ディストリビュータ(6)に複数並列接続され、前
    記ディストリビュータ(6)により分配された各図形デ
    ータに対しそれに対応したパラメータに基いて前記頂点
    から構成される面が覆う画素のうち、前記視点から可視
    な位置にある画素の画素値を算出する描画処理部(7)
    とを備えたことを特徴とする並列図形処理システム。
  2. 【請求項2】 前記表示すべき物体の3次元モデルは多
    角形メッシュであり、前記データ分割部(3)は、前記
    多角形メッシュをその多角形を構成する少なくとも一つ
    の面単位のサブメッシュに分割することを特徴とする請
    求項1記載の並列図形処理システム。
  3. 【請求項3】 前記データ分割部(3)は、図形データ
    を分割すると共に、分割した各データを前記幾何変換部
    (4)の何れに入力させるかを識別する識別情報を生成
    し、それに応じて指定された幾何変換部(4)へ供給す
    ることを特徴とする請求項1記載の並列図形処理システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272982A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Nec Corp 連続ライン描画方式
JPH09251546A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Nec Corp 連続三角形の高速描画方式

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272982A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Nec Corp 連続ライン描画方式
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