JPH08271499A - 製剤の溶出試験方法及び装置 - Google Patents

製剤の溶出試験方法及び装置

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JPH08271499A
JPH08271499A JP9608895A JP9608895A JPH08271499A JP H08271499 A JPH08271499 A JP H08271499A JP 9608895 A JP9608895 A JP 9608895A JP 9608895 A JP9608895 A JP 9608895A JP H08271499 A JPH08271499 A JP H08271499A
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JP9608895A
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Kazuhiko Baba
一彦 馬場
Tomohide Nakagawa
知秀 中川
Eiji Iwamoto
映治 岩本
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Toyama & Co
TOYAMA SANGYO KK
Original Assignee
Toyama & Co
TOYAMA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 採集容器の取り替え作業の自動化と採集容器
の持ち運び作業等の軽労働化を可能にした製剤の溶出試
験方法及び装置を提供する。 【構成】 製剤Pをセットしたセル3内に試験液Aを第
1設定流量で連続的に給液すると共に、上記セル3内で
製剤Pが溶出した試験液Bを第1設定流量で連続的に排
液して第1採集容器9にサンプリングする溶出試験方法
において、上記セル3と第1採集容器9との間の排液チ
ューブ8の途中に分岐チューブ8bを接続して、該分岐
チューブ8bの途中に、第1設定流量の数10分の1〜
数100分の1の第2設定流量で分岐チューブ8bから
連続的に分流排液させる排液用ポンプ25を設けると共
に、上記分岐チューブ8bの排液口8eに、第2設定流
量の分流排液をサンプリングする第2採集容器27を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に製剤が溶出した試
験液を、極少量だけ連続的にサンプリングできる製剤の
溶出試験方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬品、食品等の錠剤、カプセル、
顆粒等の製剤を試験液(例えば人口胃液)に浸けて、時
間の経過に伴う製剤の溶出濃度を測定するための溶出試
験装置が種々実用化されている。
【0003】上記のような溶出試験装置としては、図5
(A)(B)に示すように、例えば37±0.5℃に設
定された恒温槽1内のセル架台2に、製剤Pをセットし
たセル3を取り付けて、該セル3内に、タンク4から給
液チューブ5とポンプ(例えばピストンポンプ)6を介
して試験液Aを一定流量で連続的に給液すると共に、上
記セル3内で製剤Pが溶出した試験液Bを、フィルター
ケース7と排液チューブ8を介して、上記一定流量で連
続的に排液して第1採集容器9にサンプリングするもの
がある。
【0004】上記セル3内には、図5(B)に詳細に示
すように、ボール状の逆止弁10と多数個のガラスビー
ズ11が収容されていて、給液の流速でガラスビーズ1
1が舞い上がることにより、セル3内の試験液が撹拌さ
れるようになる。
【0005】上記溶出試験装置では、例えば1時間当た
り1000mlの試験液Bを第1採集容器9にサンプリ
ングして濃度を測定し、この濃度と試験液Bの全量を乗
算すると、1時間当たりの製剤Pの溶出量がわかるよう
になる。
【0006】ところで、試験液Bのサンプリングを、例
えば1時間毎に連続的に12回も繰り返して行う必要が
あるような場合、1時間毎の濃度を経時的に測定するた
めには、第1採集容器9を1時間毎に取り替える作業が
必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正確に
1時間毎に、1000mlもの試験液Bが入った重い第
1採集容器9を取り替える作業は煩わしく、しかも1時
間毎であるとはいえ、12回で12時間の連続した重労
働作業となる。また、重い第1採集容器9を、1時間毎
の測定室等に持ち運ぶのも重労働作業となる。
【0008】本発明は上記従来の問題を解消するために
なされたもので、製剤が溶出した試験液を、極少量だけ
連続的にサンプリングできるようにして、採集容器の取
り替え作業の自動化と採集容器の持ち運び作業等の軽労
働化を可能にした製剤の溶出試験方法及び装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、製剤をセットしたセル内に
試験液を第1設定流量で連続的に給液すると共に、上記
セル内で製剤が溶出した試験液を第1設定流量で連続的
に排液して第1採集容器にサンプリングする製剤の溶出
試験方法において、上記セルと第1採集容器との間の排
液流路の途中から、第1設定流量よりも少ない第2設定
流量で連続的に分流排液して第2採集容器にサンプリン
グすることを特徴とする製剤の溶出試験方法を提供する
ものである。
【0010】本発明の請求項2では、製剤をセットした
セル内に試験液を第1設定流量で連続的に給液すると共
に、上記セル内で製剤が溶出した試験液を第1設定流量
で連続的に排液して第1採集容器にサンプリングする製
剤の溶出試験装置において、上記セルと第1採集容器と
の間の排液チューブの途中に分岐チューブを接続して、
該分岐チューブの途中に、第1設定流量の数10分の1
〜数100分の1の第2設定流量で分岐チューブから連
続的に分流排液させる排液用ポンプを設けると共に、上
記分岐チューブの排液口に、第2設定流量の分流排液を
サンプリングする第2採集容器を設けたことを特徴とす
る製剤の溶出試験装置を提供するものである。上記装置
において、上記第2採集容器は複数本を並列的に設け
て、該各第2採集容器を一定の時間毎に取り替える取替
機構を設けると共に、該各第2採集容器の取り替えの
間、上記排液用ポンプを一時停止させる制御機構を設け
ることが好ましい。(請求項3)
【0011】
【作用】本発明の請求項1の方法によれば、製剤が溶出
した試験液を、セルと第1採集容器との間の排液流路の
途中から、第1設定流量よりも少ない第2設定流量で連
続的に分流排液して第2採集容器にサンプリングするこ
とにより、製剤が溶出した試験液を極少量(例えば、第
1設定流量の数10分の1〜数100分の1)だけ連続
的にサンプリングできるようになる。これにより、第2
採集容器を小型・軽量化でき、取り替え及び持ち運びが
軽労働作業になる。なお、第1採集容器は試験液を給液
するタンクと同容量のものでよく、溶出試験が終了する
まで取り替える必要はない。
【0012】本発明の請求項2の装置によれば、製剤が
溶出した試験液を、セルと第1採集容器との間の排液チ
ューブの途中の分岐チューブから、排液用ポンプを介し
て、第1設定流量の数10分の1〜数100分の1の第
2設定流量で連続的に分流排液して、分岐チューブの排
液口から第2採集容器にサンプリングすることにより、
製剤が溶出した試験液を、極少量だけ連続的にサンプリ
ングできるようになる。これにより、製剤が溶出した試
験液を正確に第2設定流量で自動的にサンプリングでき
るようになる。
【0013】また、請求項3のように、複数本(例えば
12本)の第2採集容器を、取替機構で一定の時間毎
(例えば1時間毎)に自動的に取り替えるようにする
と、サンプリングを一定の時間毎に連続的に何回(例え
ば12回)も繰り返す必要があるような場合でも、第2
採集容器を一定の時間に取り替える作業が不要となり、
上記例では12時間後に12本の第2採集容器を同時に
1回だけ取り替えるだけの軽労働作業となる。第2採集
容器は小型・軽量であり、採集した試験液も極少量であ
り、しかも、12本の第2採集容器を同時に1回だけ測
定室等に持ち運ぶだけの軽労働作業となる。上記各第2
採集容器の取り替えの間、排液用ポンプを制御機構で一
時停止させるようにすると、分岐チューブの排液口から
分流排液が第2採集容器内以外に滴下しないので、試験
装置を設置したテーブル等を汚すおそれがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図5の従来技術と同一構成・作用の箇所
は同一番号を付して詳細な説明は省略する。図1に示す
ように、上記セル3と第1採集容器9との間にサンプラ
ー14が設置され、該サンプラー14には、図3に詳細
に示すように、ベースボックス15の上面の左側に駆動
ボックス16が立設され、上面の右側にサンプリング瓶
ラック17が水平面で間欠回転可能、かつ取り外し可能
に載置されている。
【0015】上記セル3と第1採集容器9との間の排液
チューブ8の途中部8aは、駆動ボックス16の左側面
16aの上部からサンプラー14内に引き込まれて、該
途中部8aに分岐チューブ8bの一端部が接続されてい
る。該分岐チューブ8bは、サンプラー14の内外を略
W字形状に引き回され、他端部が駆動ボックス16の右
側面16bの上部からサンプラー14外に引き出され
て、ホルダー片18により排液口8eが真下を向くよう
に保持されている。
【0016】上記駆動ボックス16内にはペリスタリッ
クポンプ用モータ20が設けられ、該駆動ボックス16
の前面16cには、上記モータ20により垂直面で回転
される円板状のスクイズローラ21が設けられている。
【0017】上記駆動ボックス16の前面16cには、
上記スクイズローラ21の上部の外周に対向する半円状
の凹部22aを有するスライダー22が設けられ、該ス
ライダー22をテコレバー23で上動させて、凹部22
aの内周とスクイズローラ21の外周との間に分岐チュ
ーブ8bを嵌め込んだ後、スライダー22をテコレバー
23で下動させると、スライダー22とスクイズローラ
21との間に分岐チューブ8bが挟み込まれるようにな
る。この状態で上記モータ20を駆動させてスクイズロ
ーラ21を、図3(A)において右回りに回転させる
と、スクイズローラ21のスクイズ作用により、排液チ
ューブ8内の試験液Bが分岐チューブ8bから連続的に
分流排液されて、排液口8eから滴下するようになる。
【0018】上記モータ20、スクイズローラ21及び
スライダー22等でペリスタリックポンプ25が構成さ
れ、ペリスタリックポンプ25自体は公知であるから、
これ以上の説明は省略する。該ペリスタリックポンプ2
5は、コントロールユニット26(図2参照)により、
流量を例えば10〜60ml可変/時間にコントロール
できる。
【0019】上記サンプリング瓶ラック17は、図4に
詳細に示すように、円板状の上板17aと底板17bを
上下に所定の間隔を隔てて支柱17c,…,17cで固
定され、上板17aの上面の中央部には、手で持ち上げ
るための取っ手17dが取り付けられている。
【0020】上記上板17aの外周部には、例えば円周
上12等分位置に、12個のサンプリング瓶(第2採集
容器)27(A〜L)を上方から差し込んで垂直状態に
保持するための差し込み穴(具体的に図示せず。)があ
けられている。上記各サンプリング瓶27(A〜L)
は、例えば10mlの試験液Bをサンプリングする程度
の容量のものであり、外径が20mm、長さが70mm
程度の小型・軽量のものである。上記各サンプリング瓶
27(A〜L)の上部開口にはキャップ27aがそれぞ
れ取り付けられ、該キャップ27aは、サンプリング時
には取り外す。
【0021】図3に戻って、上記ベースボックス15の
上面の右側には、上記サンプリング瓶ラック17を載置
して水平面で回転するターンテーブル28が設けられ、
該ターンテーブル28は、上記ベースボックス15内の
間欠回転用モータ29を上記コントロールユニット26
により、図4(A)において、サンプリング瓶ラック1
7を、例えば右回りRに円周上12等分間隔で一定の時
間毎(例えば1時間毎)に間欠回転するようにコントロ
ールされる。また、上記コントロールユニット26によ
り、間欠回転モータ29が間欠回転している間は、上記
ペリスタリック用モータ20を一時停止させるようにコ
ントロールされる。
【0022】上記分岐チューブ8の排液口8eは、上記
ターンテーブル28に載置されたサンプリング瓶ラック
17のいずれか1個のサンプリング瓶27(A〜L)の
上部開口の真上に臨むように保持される。
【0023】上記のようにサンプラー14を構成すれ
ば、溶出試験装置のポンプ6は、給液チューブ5の試験
液A及び排液チューブ8の試験液Bの流量(第1設定流
量)が、例えば1000ml/時間となるように、コン
トロールユニット26でコントロールする。
【0024】また、ペリスタリックポンプ25は、排液
チューブ8の試験液Bの流量(第2設定流量)が、例え
ば10ml/時間となるように、コントロールユニット
26でコントロールする。さらに、間欠回転用モータ2
9は、サンプリング瓶ラック17が、例えば1時間毎に
サンプリング瓶27Aから27B、27Bから27Cの
ように、順次に間欠的に取り替えられるように、コント
ロールユニット26でコントロールする。
【0025】そして、溶出試験を開始すると、タンク4
から給液チューブ5とポンプ6を介して試験液Aがセル
3内に第1設定流量(1000ml/時間)で連続的に
給液されると共に、該セル3内で製剤Pが溶出した試験
液Bは、フィルターケース7と排液チューブ8を介し
て、第1設定流量(1000ml/時間)で連続的に第
1採集容器9に排液されるようになる。該第1採集容器
9は、従来のように試験液Bをサンプリングするもので
はなく、試験液Bを廃棄処分するためのものであるか
ら、タンク4と同容量の大型のものでよく、溶出試験が
終了するまで取り替える必要はない。
【0026】一方、排液チューブ8の途中に接続した分
岐チューブ8aからは、排液チューブ8内の試験液Bが
第2設定流量(10ml/時間)で連続的に分流排液さ
れて、排液口8eから第1番目のサンプリング瓶27A
内に滴下されてゆく。溶出試験の開始から第1回目の1
時間が経過すると、間欠回転用モータ29により、サン
プリング瓶ラック17が間欠回転し、試験液Bがサンプ
リングされたサンプリング瓶27Aが右回りして、同時
に右回りした次のサンプリング瓶27Bと自動的に取り
替えられるようになる。
【0027】上記間欠回転用モータ29が間欠回転して
いる間は、ペリスタリックポンプ用モータ20が一時停
止されるので、分岐チューブ8bの排液口8eから試験
液Bがサンプリング瓶ラック17の上板17a等に滴下
しないので、サンプリング瓶ラック17等を汚すおそれ
がない。
【0028】上記と同様にして、第2回目の1時間が経
過すると、次のサンプリング瓶27Cと自動的に取り替
えられ、以下、第12回目の1時間が経過すると(溶出
試験の開始から12時間後)、全部のサンプリング瓶2
7A〜27Lに試験液Bがサンプリングされるようにな
る。そして、コントロールユニット26で、ポンプ6、
ペリスタリックポンプ25、間欠回転用モータ29等が
停止されて、溶出試験装置による溶出試験が自動的に終
了される。
【0029】上記実施例では、排液チューブ8内の第1
設定流量(1000ml/時間)の試験液Bの100分
の1に相当する第2設定流量(10ml/時間)の試験
液Bを分流排液して、極少量だけ各サンプリング瓶27
(A〜L)に連続的にサンプリングすることができる。
【0030】したがって、サンプリングを1時間毎に1
2回も繰り返す必要があるような場合でも、従来のよう
に、第2採集容器9を1時間毎に取り替える作業が不要
となり、12時間後に、サンプリング瓶ラック17ごと
12本のサンプリング瓶27(A〜L)を同時に1回だ
け取り替えるだけの軽労働作業となる。
【0031】また、各サンプリング瓶27(A〜L)
は、従来の第2採集容器9の100分の1の容量でよ
く、小型・軽量であり、サンプリングした試験液Bも極
少量(全部で120ml)であり、しかも、サンプリン
グ瓶ラック17ごと12本のサンプリング瓶27(A〜
L)を同時に1回だけ測定室等に持ち運ぶだけの軽労働
作業となる。
【0032】上記実施例では、第1設定流量を1000
ml/時間とし、第2設定流量を10ml/時間とし
て、100分の1の極少量をサンプリングするようにし
たが、ポンプ6、ペリスタリックポンプ25、間欠回転
用モータ29をコントロールユニット26でコントロー
ルすることにより、数10分の1〜数100分の1の極
少量を任意にサンプリングすることが可能である。な
お、数分の1〜数万分の1でも可能である。また、サン
プリングを1時間毎に12回を繰り返すようにしたが、
10分毎、30分毎、40分毎、2時間毎等に、1回、
3回、5回、10回等にように、任意に繰り返すように
することが可能である。上記実施例において、図2に示
すように、ポンプ6とタンク4との間の給液チューブ5
の途中に切換え弁30を設け、別の試験液A′が入った
タンク4′の給液チューブ5′を連結して、各試験液
A,A′を切り換えて給液することも可能である。
【0033】また、サンプリング瓶ラック17は、12
本のサンプリング瓶27(A〜L)をセットできるよう
にしたが、3本、5本、10本、15本、20本等のよ
うに、任意にセットできるようにすることも可能であ
る。さらに、サンプリング瓶ラック17は、間欠回転さ
れるようにしたが、間欠直進動させるようにしてもよ
く、また、サンプリング瓶ラック17を間欠回転又は間
欠直進動させないで、排液チューブ8bの排液口8eを
各サンプリング瓶27(A〜L)の上部開口に真上に臨
むように揺動移動等させてもよい。
【0034】上記実施例のように、排液チューブ8から
分岐チューブ8bに試験液Bを連続的に分流排液してサ
ンプリングすることにより、一定時間毎(例えば1時間
毎)に、排液チューブ8から分岐チューブ8bに試験液
Bを一定時間(例えば5分)だけ間欠的に分流排液して
サンプリングする場合に比べて、試験液Bの濃度を経時
的により正確に測定することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の溶出試験方法は、製剤が溶出した試験液を、セルと第
1採集容器との間の排液流路の途中から、第1設定流量
よりも少ない第2設定流量で連続的に分流排液して第2
採集容器にサンプリングするようにしたから、試験液を
極少量だけ連続的にサンプリングできるようになる。し
たがって、第2採集容器を小型・軽量化でき、取り替え
及び持ち運びを軽労働作業にできるようになる。
【0036】また、溶出試験装置は、製剤が溶出した試
験液を、セルと第1採集容器との間の排液チューブの途
中の分岐チューブから、排液用ポンプを介して、第1設
定流量の数10分の1〜数100分の1の第2設定流量
で連続的に分流排液して、分岐チューブの排液口から第
2採集容器にサンプリングするようにしたから、試験液
を、極少量だけ連続的にサンプリングできるようにな
る。したがって、製剤が溶出した試験液を正確に第2設
定流量で自動的にサンプリングできるようになる。
【0037】さらに、複数本の第2採集容器を取替機構
で一定の時間毎に自動的に取り替えるようにすることに
より、サンプリングを一定の時間毎に連続的に何回も繰
り返す必要があるような場合でも、第2採集容器を一定
の時間に取り替える作業が不要となり、軽労働作業にで
きるようになる。また、第2採集容器は小型・軽量であ
り、採集した試験液も極少量であり、しかも、複数本の
第2採集容器を同時に1回だけ測定室等に持ち運ぶだけ
の軽労働作業にできるようになる。さらにまた、各第2
採集容器の取り替えの間、排液用ポンプを制御機構で一
時停止させるようにすることにより、分岐チューブの排
液口から分流排液が第2採集容器内以外に滴下しないの
で、試験装置を設置したテーブル等を汚すおそれがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の溶出試験装置の正面図である。
【図2】 溶出試験装置のシステム図である。
【図3】 サンプラーであり、(A)は正面図、(B)
は左側面図、(C)は右側面図である。
【図4】 サンプリング瓶ラックであり、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【図5】 (A)は従来の溶出試験装置の正面図、
(B)はセルの拡大断面正面図である。
【符号の説明】
3 セル 8 排液チューブ 8a 途中部 8b 分岐チューブ 8e 排液口 9 第1採集容器 14 サンプラー 17 サンプリング瓶ラック 25 ペリスタリックポンプ 26 コントロールユニット 27(A〜L) サンプリング瓶 29 間欠回転用モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製剤をセットしたセル内に試験液を第1
    設定流量で連続的に給液すると共に、上記セル内で製剤
    が溶出した試験液を第1設定流量で連続的に排液して第
    1採集容器にサンプリングする製剤の溶出試験方法にお
    いて、 上記セルと第1採集容器との間の排液流路の途中から、
    第1設定流量よりも少ない第2設定流量で連続的に分流
    排液して第2採集容器にサンプリングすることを特徴と
    する製剤の溶出試験方法。
  2. 【請求項2】 製剤をセットしたセル内に試験液を第1
    設定流量で連続的に給液すると共に、上記セル内で製剤
    が溶出した試験液を第1設定流量で連続的に排液して第
    1採集容器にサンプリングする製剤の溶出試験装置にお
    いて、 上記セルと第1採集容器との間の排液チューブの途中に
    分岐チューブを接続して、該分岐チューブの途中に、第
    1設定流量の数10分の1〜数100分の1の第2設定
    流量で分岐チューブから連続的に分流排液させる排液用
    ポンプを設けると共に、上記分岐チューブの排液口に、
    第2設定流量の分流排液をサンプリングする第2採集容
    器を設けたことを特徴とする製剤の溶出試験装置。
  3. 【請求項3】 上記第2採集容器は複数本を並列的に設
    けて、該各第2採集容器を一定の時間毎に取り替える取
    替機構を設けると共に、該各第2採集容器の取り替えの
    間、上記排液用ポンプを一時停止させる制御機構を設け
    た請求項2に記載の製剤の溶出試験装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110045072A (zh) * 2019-04-19 2019-07-23 禄根仪器(镇江)有限公司 一种药物吸收系统及其吸收取样方法

Cited By (2)

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