JPH08271446A - 球体の外観検査方法および装置 - Google Patents

球体の外観検査方法および装置

Info

Publication number
JPH08271446A
JPH08271446A JP7308995A JP7308995A JPH08271446A JP H08271446 A JPH08271446 A JP H08271446A JP 7308995 A JP7308995 A JP 7308995A JP 7308995 A JP7308995 A JP 7308995A JP H08271446 A JPH08271446 A JP H08271446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sphere
disks
pair
steel ball
spherical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7308995A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Sawatsubashi
寿久 沢津橋
Shozo Goto
正三 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP7308995A priority Critical patent/JPH08271446A/ja
Publication of JPH08271446A publication Critical patent/JPH08271446A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 球体の外観検査において、静止したセンサで
球体の全面を合理的に走査する。 【構成】 円錐面を持った一対のデイスク20a、20bを向
かい合わせて同軸状に配置し、デイスク20a、20bの円錐
面間に球体1を載置し、デイスク20a、20bを互いに独立
して回転させるとともに、デイスクの回転速度ωa、ωb
を異ならせることにより球体1の姿勢を変化させつつそ
の表面をセンサ25で走査する.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は球体の外観検査に関
し、球体の表面の走査を合理的に行なうようにしたもの
で、たとえば玉軸受用の鋼球の仕上げ面について行なう
傷などの異常の有無の検査等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の検査装置を図4に示す。
検査対象である鋼球(1)が駆動ローラ(2)上に載置
され、コントロールローラ(3)およびサポートローラ
(4)で支えられている。コントロールローラ(3)は
向かい合った円錐面を有し、これらの円錐面が鋼球
(1)と接する。鋼球(1)の表面を走査するための光
電センサのようなセンサ(5)が適所に配置されてい
る。
【0003】駆動ローラ(2)が回転すると、その回転
は鋼球(1)を通じてコントロールローラ(3)とサポ
ートローラ(4)に伝えられる。コントロールローラ
(3)が回転すると鋼球(1)の自転軸が変化(図4
(A)に矢印Zで示す。)するようにコントールローラ
(3)の形状が作られており、これにより、センサ
(5)は鋼球(1)の全面を走査しながら外観検査を行
なうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述のように
1本の特殊形状のコントロールローラ(3)で鋼球
(1)の姿勢をコントロールし、走査していた。したが
って、機構は比較的簡便であるが、コントロールローラ
(3)の摩耗による交換や、検査する鋼球(1)のサイ
ズに応じた段取り替えが必要であり、メンテナンスやラ
ンニングコスト等に問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、球体の外観検
査において、静止したセンサで球体の全面を合理的に走
査できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明では、円錐面を持った一対のデイスクを向
かい合わせて同軸状に配置し、これらのデイスクの円錐
面間に球体を載置し、デイスクを互いに独立して回転さ
せるとともに、一対のデイスクの回転速度を異ならせる
ことにより球体の姿勢を変化させつつ球体の表面をセン
サで走査するようにしたものである。
【0007】球体を載置する一対のデイスクの回転速度
を異ならせるためには、たとえば、一方のデイスクを一
定の回転速度に維持し、他方のデイスクの回転速度を変
化させる。
【0008】デイスクの回転速度の変化は球体の回転と
同期させるのが望ましい。
【0009】また、この発明の球体の外観検査装置は、
球体と接する円錐面を有し、その円錐面を向かい合わせ
て同軸状に配置した一対のデイスクと、これらのデイス
クを互いに独立して回転させるための駆動手段と、デイ
スクの回転速度に差をつけるための制御手段と、球体の
表面を走査するセンサとを具備したことを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】球体と接する一対のデイスクの回転速度に差を
つけることにより、球体の姿勢が変化する。すなわち、
球体の自転軸が傾く。この結果、センサが静止していて
も、センサで走査する球体の表面上の位置はデイスクの
回転軸方向に移動することとなる。したがって、回転速
度差の度合いを制御することにより、球体のあらゆる子
午線に沿って走査することが可能となる。
【0011】
【実施例】図1に従って鋼球の表面を検査する場合の実
施例を説明する。
【0012】この実施例では、円錐面を向かい合わせて
同軸状に配置した一対のデイスク(20a、20b)で
駆動ローラ(20)を構成する。鋼球(1)はデイスク
(20a、20b)の円錐面上に載置し、かつ、2つの
サポートローラ(24)で駆動ローラ(20)の円周方
向の両側から支持させる。鋼球(1)の表面に向けてセ
ンサ(25)を配置する。センサ(25)は静止してお
り、駆動ローラ(20)の回転に伴って回転する鋼球
(1)の表面を走査するものである。
【0013】駆動ローラ(20)を構成するデイスク
(20a、20b)はそれぞれモータ(26a、26
b)に接続されており、互いに独立して駆動されるよう
になっている。実施例では、一方のデイスク(20a)
はモータ(26a)により駆動され常時一定の回転速度
ωaで回転する。他方のデイスク(20b)はロータリ
ーエンコーダ(27)付きのサーボモータ(26b)に
より駆動され、その回転速度ωbは制御部(28)によ
って変化させることができる。
【0014】一対のデイスク(20a、20b)の回転
速度が等しい場合(ωa=ωb)、鋼球(1)の回転軸
線(x)はデイスク(20a、20b)の回転軸線
(y)と平行となる。ところが、デイスク(20a、2
0b)の回転速度(ωa、ωb)に差をつけると、鋼球
(1)の回転軸線が図1に符号x’で示すようにデイス
クの回転軸線(y)に対して傾くこととなる。
【0015】これを図2に従って説明すると次のとおり
である。デイスク(20a)が回転速度ωaで回転する
と、A軸の回りに回転速度ωa’で鋼球(1)を回転さ
せようとする力が作用する。同様に、デイスク(20
b)が回転速度ωbで回転すると、B軸の回りに回転速
度ωb’で鋼球(1)を回転させようとする力が作用す
る。したがって、鋼球(1)は合成した回転速度で回転
軸線(x)の回りを回転することとなる。
【0016】デイスク(20a、20b)の回転速度
(ωa、ωb)が相等しいときは、A軸回り及びB軸回
りの回転速度も相等しく(ωa’=ωb’)、鋼球
(1)の回転軸線(x)はデイスク(20a、20b)
の回転軸線(y)と平行となる。一方、たとえば図の左
側のデイスク(20a)の回転速度ωaを右側のデイス
ク(20b)の回転速度ωbより高くすると、A軸回り
の回転速度およびB軸回りの回転速度にも差が生じ(ω
a”>ωb’)、その結果、このときの鋼球(1)の回
転軸線は符号x’で示されるようにデイスク(20a、
20b)の回転軸線(y)に対して傾くこととなる。
【0017】図3に示すように、一方のデイスク(20
a)の回転速度(ωa)を一定に維持し、他方のデイス
ク(20b)の回転速度(ωb)を時間の経過と共に変
化させることによって、鋼球(1)の回転軸線を変化さ
せることができる。これは、センサ(25)による走査
位置を変化させることにほかならない。
【0018】図3では回転速度ωbの変化が正弦波曲線
の形態を取る場合を例示しており、同曲線の振幅の大き
さが回転速度の差(ωa〜ωb)を表す。また、正弦波
曲線の1周期が鋼球(1)の1回転に対応するように、
鋼球(1)の回転と同期して回転速度を制御するのが望
ましい。
【0019】なお、回転速度の変化の態様は、図3に示
すような正弦波曲線のほか、任意の曲線または直線的な
ものとすることもできる。
【0020】以上の手段により、鋼球(1)の回転軸線
(x)が変化し、センサ(25)は静止させたままで鋼
球(1)の全面を走査することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明は、従来のコントロールローラ(2)(図
4)による球体の姿勢制御に代えて、駆動ローラ(2
0)を構成する一対のデイスク(20a、20b)の回
転速度差で球体の姿勢をコントロールするようにしたも
のであるから、駆動ローラの摩耗や、検査対象である鋼
球のサイズの変更に対しても、サーボモータ(26b)
の制御部(28)の条件を変更するだけで簡単・迅速に
対応できる。したがって、従来のようにコントロールロ
ーラを交換する従来の技術に比べて、段取り替えやメン
テナンスが非常に容易となる。しかも、駆動ローラの回
転速度差の制御は電気的な操作で実行できるため自動制
御に適するばかりでなく、任意の値に無段階で制御する
ことができるため、検査対象である球体の種類や検査の
仕様等に応じて最適な検査方法を選択して実施すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す正面図(A)および側
面図(B)。
【図2】球体の姿勢制御を説明する原理図。
【図3】駆動ローラの速度制御を説明するグラフ。
【図4】従来の技術を示す正面図(A)および側面図
(B)。
【符号の説明】
1 鋼球(球体) 20 駆動ローラ 20a、20b デイスク 24 サポートローラ 25 センサ 26a、26b モータ(駆動手段) 27 ロータリーエンコーダ 28 制御部(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐面を持った一対のデイスクを向かい
    合わせて同軸状に配置し、前記一対のデイスクの円錐面
    間に球体を載置し、前記一対のデイスクを互いに独立し
    て回転させるとともに、前記一対のデイスクの回転速度
    を異ならせることにより球体の姿勢を変化させつつ前記
    球体の表面をセンサで走査する球体の外観検査方法。
  2. 【請求項2】 前記一対のデイスクのうちの一方を一定
    の回転速度に維持し、他方の回転速度を変化させること
    を特徴とする請求項1の球体の外観検査方法。
  3. 【請求項3】 球体の回転と同期してデイスクの回転速
    度を変化させることを特徴とする請求項2の球体の外観
    検査方法。
  4. 【請求項4】 球体と接する円錐面を有し、前記円錐面
    を向かい合わせて同軸状に配置した一対のデイスクと、
    前記一対のデイスクを互いに独立して回転させるための
    駆動手段と、前記一対のデイスクの回転速度に差をつけ
    るための制御手段と、球体の表面を走査するセンサとを
    具備した球体の外観検査装置。
JP7308995A 1995-03-30 1995-03-30 球体の外観検査方法および装置 Withdrawn JPH08271446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7308995A JPH08271446A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 球体の外観検査方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7308995A JPH08271446A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 球体の外観検査方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08271446A true JPH08271446A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13508273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7308995A Withdrawn JPH08271446A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 球体の外観検査方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08271446A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046751A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Nok Corp 検査装置
CN105675041A (zh) * 2015-06-18 2016-06-15 洛阳久德轴承模具技术有限公司 用于圆锥滚子的双端面检测装置
CN105784721A (zh) * 2016-04-28 2016-07-20 宁波百加百测控设备有限公司 一种基于机器视觉的轴承检测装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046751A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Nok Corp 検査装置
CN105675041A (zh) * 2015-06-18 2016-06-15 洛阳久德轴承模具技术有限公司 用于圆锥滚子的双端面检测装置
CN105784721A (zh) * 2016-04-28 2016-07-20 宁波百加百测控设备有限公司 一种基于机器视觉的轴承检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5419008A (en) Ball joint
JP3661894B2 (ja) 球体移動装置
EP1116543A2 (en) Torch angle setting apparatus
JPH11511106A (ja) 振動式コンベア用合成力調整装置
US4529052A (en) Conveyor truck
JP5295307B2 (ja) 球体回転装置、球体回転方法及び球体回転装置を利用した応用機
JPH08271446A (ja) 球体の外観検査方法および装置
JPH02500900A (ja) 移動体の車輪手段
RU2002109756A (ru) Способ создания подъемной силы и горизонтальной тяги аэродинамическими поверхностями
US5223793A (en) Apparatus for controlled rotation of a sphere or ball for inspecting or marking the surface with a predetermined pattern
ES2013049A6 (es) Conjunto y piso de bolas giratorias.
JP4219195B2 (ja) 基板搬送装置およびそれを備えた基板処理装置
DE602005011003D1 (de) System zum drehen von produkten mit einer unregelmässigen geometrischen form
US664028A (en) Device for imparting rotary motion.
JPS6250772B2 (ja)
JPS5932260B2 (ja) カムケンサクソウチ
JPH0764204B2 (ja) 全方向移動車のステアリング機構
SU1187890A1 (ru) Вибровозбудитель
JP2018167726A (ja) 倒立振子型移動装置
JP2592090B2 (ja) 動揺装置
CN108346355B (zh) 物体机械能守恒定律演示仪
JP2002350289A (ja) 軸受の振動測定装置
JPH08155808A (ja) 球面研磨装置
JP3386199B2 (ja) 布片の姿勢変換方法
JPH0341357A (ja) 超音波探傷装置の探触子走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604