JPH08271434A - 宝石の模様観察用器具 - Google Patents

宝石の模様観察用器具

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JPH08271434A
JPH08271434A JP9795895A JP9795895A JPH08271434A JP H08271434 A JPH08271434 A JP H08271434A JP 9795895 A JP9795895 A JP 9795895A JP 9795895 A JP9795895 A JP 9795895A JP H08271434 A JPH08271434 A JP H08271434A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光を照射された宝石の模様を確実且つ美麗に
見る。 【構成】 内部に観察用の透視孔9を、また背面に反射
面2aをそれぞれ備えた接眼側透視部材2の反射面2a
側に採光用間隙31,39を介して拡大レンズ8を設
け、さらに該拡大レンズ8の対物側を、透視部材2側の
反射面2aの色とコントラストをなす色の透光性を有す
る採光筒6で筒状に囲繞するとともに、透視孔9の孔径
を反射筒6の内周又は拡大レンズ8の径より小さくし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光を照射された宝石か
ら発生する模様を観察する器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ダイヤモンドの品質を示す4Cの1
つであるカットのある要素(プロポーション,シンメト
リー等)の優れたダイヤモンドは、特公平6ー1032
68号公報,特公平6ー103269号公報,特開平6
ー174648号公報,特開平6ー213818号公報
等に示されるように、ダイヤモンドにある条件で2種類
以上の光を照射することによって、その光の色に対応し
た色のハート形状又はアロー(矢)形状の模様を生じ
る。
【0003】つまりダイヤモンド51を水平面上に、パ
ビリオン52の上面が水平となるように置き、入射角度
を制限されたある色の光56(図7の2点鎖線)と、該
光56と違う色の光54で照らして、専用の器具でダイ
ヤモンド51を上方から見ると、それぞれ入射してきた
光が、図7に示すようにサイド面から入ってきた光がダ
イヤモンド51に反射して対向するサイド面から抜け、
上方から入ってきた光がダイヤモンド51に反射して上
方から抜けることで、図8(a)に示すようなハート形
状の模様または図8(b)に示すアロー(矢)形状の模
様を見ることができるものである。
【0004】そしてこのダイヤモンドの模様を確認する
ための器具として、特公平6ー103268号公報,特
公平6ー103269号公報,特開平6ー174648
号公報,特開平6ー213818号公報等に示されるも
のが知られている。これは下筒部に上方の開口部分から
入射した外光の一部が直接ダイヤモンドに照射され、ま
た他の一部が下筒部の内面に反射した後下筒部等の内面
の色に対応した色を有する光となってダイヤモンドに照
射されることによって模様を見るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の模様確認
用の器具は、下筒部内への外光の取り込み部分が上方又
は下方の開口部分のみに制限されており、下筒部内への
外光の取り込み効率が悪い。このため観察場所の明るさ
によっては、模様を明瞭に見ることができず模様の観察
環境が制限されるという欠点がある。また下筒部の内面
の色によっては光の反射が悪く、ダイヤモンドの模様の
色が下筒部の内面の色に対応した色にならない。つまり
外光の取り込み効率が悪いため下筒部等の内面の色が光
の反射効率等により限定されるという欠点もある。
【0006】一方模様を明確に見ることができない環境
において、上記公報では照明装置又は鏡面等で構成され
る反射板等を用いて下筒部に積極的に光を取り込む手段
を用いている。しかし照明装置等の光源を用いると構造
が複雑となりコストアップにつながるだけでなく、使用
場所が限定され、さらに故障の確率も高くなるという問
題点がある。また反射板を用いた場合でも複雑な構造と
コストアップの欠点は回避できない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の宝石の模様観察用器具は、内部に観察用の
透視孔9を形成し、背面に反射面2aを備えた接眼側透
視部材2と、該透視部材2の反射面2a側に所定の採光
用間隙31,39を介して配置される拡大レンズ8と、
該拡大レンズ8の対物側を筒状に囲繞し、上記透視部材
2側の反射面2aと異なる色に着色された透光性の材料
で形成され且つ内面又は内面の延長側に宝石を収容する
採光筒6とを備えてなることを第1の特徴としている。
【0008】そして平面視において、透視孔9の孔径を
採光筒6の内周又は拡大レンズ8の径より小さくしたこ
とを第2の特徴としている。
【0009】そして採光筒6の色を透視部材2の反射面
2aの色とコントラストをなす色としたことを第3の特
徴としている。
【0010】さらに採光筒6が、該採光筒6内に収容さ
れた着色透光物32によって着色形成されることを第4
の特徴としている。
【0011】また観察用の透視孔9を形成し、背面に少
なくとも2種類以上に色分けされた複数の略同心円から
なる反射面54を備える本体1と、上記透視孔9の軸芯
上に設けた拡大レンズ8とからなることを第5の特徴と
している。
【0012】そして反射面54のそれぞれの色を、お互
いにコントラストをなす色としたことを第6の特徴とし
ている。
【0013】また内部に観察用の透視孔9を形成し、背
面に反射面2aを備えた接眼側透視部材2と、該透視部
材2の反射面2a側に所定の採光用間隙31を介して配
置され、上記透視孔9と同心且つ大径の対物孔60を形
成するとともに、背面に上記透視部材2側の反射面2a
と異なる色の対物側反射面58aを有する対物部材58
を備えてなることを第7の特徴としている。
【0014】そして対物部58の透視部材2側又は宝石
側に拡大レンズ8を配置したことを第8の特徴としてい
る。
【0015】そして対物側反射面58aの色を、透視部
材2の反射面2aの色とコントラストをなす色としたこ
とを第9の特徴としている。
【0016】さらに対物側反射面58a側に、対物部材
8を宝石載置面から所定の間隙を介して位置決めするス
タンド59を設けてなることを第10の特徴としてい
る。
【0017】
【作用】採光用間隙31からの外光が、透視部材2の反
射面2aに反射し、反射面2aの色に対応した色の光と
なって、採光筒6に上方から照射される。そしてこの光
が採光筒6の長さによって規制され、宝石に水平面に対
して約40°〜70°以上の角度で直接照射される。一
方これとは別に外光が採光筒6の全面を通って採光筒6
の色(着色透光物32の色)に対応した色の光となって
直接採光筒6内に取り込まれ宝石に照射される。そして
宝石をオペレータが拡大レンズ8を通して透視孔9から
覗くことで、宝石の上記2種類の反射光の色に対応した
模様を見ることができる。このとき透視孔9の径が採光
筒6の内径より小さいため透視孔9から覗く瞳が反射せ
ず、上記模様を確実に見ることができる。また採光筒6
の内側面に着色透光物32を挿入し、該採光筒6の内周
面を着色透光物32で覆うことで、採光筒6の色を簡単
に且つ任意に変更することができる。
【0018】また請求項5及び請求項6に示されるもの
は、外光が反射面54に反射して反射した複数の色の光
がそれぞれの照射角度で宝石に照射される。そして本体
1を宝石から所定の距離だけ離してセットすることで、
上記光の宝石への照射角度を調節して、宝石をオペレー
タが拡大レンズ8を通して透視孔9から覗くことで、上
記宝石に照射された光の色に対応したの模様を見ること
ができる。
【0019】そして請求項7〜請求項10に示されるも
のは、採光用間隙31からの外光がスタンド59にセッ
トされた本体の、透視部材2の反射面2aに反射し、反
射面2aの色に対応した色の光として、対物部材58に
上方から照射される。そしてこの光が対物孔60によっ
て規制され、宝石に水平面に対して約40°〜70°以
上の角度で直接照射される。一方対物部材58の対物側
反射面58aに反射した光は、対物側反射面58aの色
に対応した色の光として宝石に照射される。そして宝石
をオペレータが透視孔9から覗くことで、宝石の上記2
種類の反射光の色に対応した模様を見ることができる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例について、添付図面に
基づいて説明する。図1は本発明の宝石の模様観察用器
具の本体1の正面斜視図を示す。図1に示されるように
本体1は、透視部材2と保持部材3と接地部材4が上方
から順に脚7を介して3段に連結されているとともに、
保持部材3と接地部材4の間に採光筒6が設けられて構
成されている。また保持部材3は後述するように拡大レ
ンズ8を内部に保持している。
【0021】次に上記本体1の各パーツ(透視部材2,
保持部材3,接地部材4,採光筒6,脚7)の構造につ
いて図1,図2によって詳細に説明する。図2は本体1
の側断面図である。透視部材2は円柱の中央に、外形と
同心の透視孔9が設けられた上下面が平面のドーナツ状
の形状を有している。また保持部材3も後述する内径を
有するレンズ支持部材11とレンズ固定部材12による
二層構造の、外径が透視部材2の外径と同寸法である上
下面が平面のドーナツ形状となっている。
【0022】該レンズ支持部材11は中央に凸レンズで
ある拡大レンズ8が挿入可能である拡大レンズ8の外径
とほぼ等しい径のレンズ挿入孔13が外形と同心に設け
られている。またレンズ固定部材12も中央に拡大レン
ズ8の外径より小さい径のレンズ保持孔14が外形と同
心に設けられている。そして上記レンズ保持部12とレ
ンズ支持部11が同心に密着固定されるとともに、拡大
レンズ8が凸部8aをレンズ支持部11側に向けてレン
ズ挿入孔13に挿入されることで保持部材3が形成され
ている。
【0023】一方接地部材4も後述する内径を有する挿
入部16と固定部17と接地部18による三層構造で構
成され、外径が透視部材2の外径と同寸法である上下面
が平面のドーナツ形状となっている。このとき接地部1
8はフエルト等の弾力のある柔らかい材料で形成されて
いる。なお本実施例では透視部材2,保持部材3,接地
部材4の挿入部16と固定部17はすべてアクリル板で
形成されているが、金属,プラスチック等の安価で加工
が容易な他の硬質材料で形成してもよい。
【0024】該挿入部16は中央に上記レンズ挿入孔1
3と同径の挿入孔19が外形と同心に設けられており、
また固定部17は中央に上記レンズ保持孔14と同径の
接地孔21が外形と同心に設けられている。さらに接地
部18も中央に接地孔21と同径または若干大きい径の
孔が外径と同心に設けられている。そして接地部材4は
上記挿入部16と固定部17と接地部18が順に同心に
密着固定されて形成されている。
【0025】また採光筒6は外径が挿入孔19と同径
(レンズ挿入孔13と同径)で且つ内径が接地孔21と
同径(レンズ保持孔14と同径)である両端部が開放さ
れた筒状をなしており、透明等の透光性を有する材料で
形成されている。本実施例では透明なプラスチックで形
成されている。そして採光筒6の一端が挿入孔19に、
端面が固定部17に当接するまで嵌入された状態で採光
筒6と接地部材4が固定されている。また採光筒6の他
端がレンズ挿入孔13に、採光筒6の端面が拡大レンズ
8に当接するまで嵌入された状態で、採光筒6が保持部
材3に固定されている。上記構造によって保持部材3と
接地部材4は採光筒6を介して連結されているととも
に、採光筒6の保持部材3側の端部が拡大レンズ8を保
持部材3側に固定している。また採光筒6の接地部材4
側の端部は内周面が接地孔21の周面と同面となって開
放しており載置孔20を形成している。
【0026】このとき採光筒6の長さは、拡大レンズ8
から接地部材4の下面位置までの距離が、拡大レンズ8
の焦点距離より若干短く、接地部材4の下面位置の面の
結像が明確に行われる程度となるように決定されてい
る。また採光筒6は、接地部材4の下面位置における載
置孔20の中心と採光筒6の上端縁とを結ぶ線と採光筒
6の軸線とのなす角度が約20°〜50°程度となって
いる。
【0027】さらに前記のように外形が同じ径である透
視部材2,保持部材3,接地部材4は、同心に重ねたと
きそれぞれ中央部の孔の周囲の同じ位置に脚7が取り付
られる支持孔23が3つ以上設けられている。また接地
部材4の固定部17のみ後述するボルト26の頭部26
aが挿入可能となるように支持孔23が広げられてい
る。さらに上記透視部材2の透視孔9は採光筒6の内径
より小さい径となっている。
【0028】つぎに脚7の構造を説明する。脚7は採光
筒6で接続された保持部材3と接地部材4との間の距離
(接地部材4上面から保持部材3下面までの距離)と同
じ長さのカラー27,カラー27と同じ程度の長さのカ
ラー28,後述する長さのボルト26,ナット29で構
成されている。このときボルト26のネジ部の長さは概
ねカラー28の長さと、カラー27の長さと、透視部材
2の厚さと、保持部材3の厚さと、接地部材4の挿入部
16の厚さと、ナット29のネジの切ってある部分の長
さを足した長さである。また上記支持孔23の径はボル
ト26は通るがカラー28及びカラー27は通らない程
度の径となっている。さらにカラー28及びカラー27
はボルト26のネジ部が挿入可能に中空となっている。
【0029】そして保持部材3のレンズ固定部材12側
に保持部材3と平行に透視部材2を設けるとともに、レ
ンズ固定部材12側の支持孔23と透視部材2の支持孔
23との間にカラー28を、また保持部材3と接地部材
4の支持孔23間にもカラー27をそれぞれ設ける。そ
して頭部26aが挿入部16に当接する位置まで対物部
4側からカラー27,28介して保持部材3,透視部材
2を貫通しているボルト26の先端(透視部材2からの
突出部分)にナット29を捩込むことで、透視部材2,
保持部材3,接地部材4,反射筒6が同心に一体となっ
て本体1を形成している。また接地部材4の接地部18
は支持孔23を設けずに、ボルト26挿入後に固定部1
7下面に貼りつけてもよい。
【0030】上記構造により透視部材2と保持部材3の
間は脚7以外は空間となっており該空間が採光用間隙3
1を形成している。なお本実施例ではカラー28とカラ
ー27は同じ程度の長さであるが、カラー28の長さは
上記のように保持部材3と透視部材2の間に採光用間隙
31としての空間が取れる程度に任意に変更しても良
い。また透視部材2の保持部材3側の面(背面)は反射
面2aとなっており、任意の色になっている。なお反射
面2aの色は任意に変更してもよい。
【0031】一方採光筒6の接地部材4側の端部は前述
のように載置孔20として開放している。そして載置孔
20から採光筒6の内側面に反射面2aの色の反対色
(コントラストのはっきりした色)のセロファン等の着
色透光物32を挿入し、該採光筒6の内周面を着色透光
物32で覆うことで、採光筒6を透光性を有しながら着
色する。このとき着色透光物32を交換することにより
採光筒6の色を簡単に且つ任意に変更することができ
る。
【0032】以上のように構成される本発明の宝石の模
様観察用器具は構造が単純なことに加え、高価なパーツ
を使用していないため安価に製造できる。
【0033】次に上記構造の宝石の模様観察用器具の動
作について説明する。なお以下の実施例では宝石の1つ
としてダイヤモンドを見る場合について説明してある
が、その他の宝石についてもダイヤモンドと同様に、観
察する宝石がもつ模様を見ることができる。周囲に光
(外光)がある場所で、ダイヤモンドのハート形状の模
様を見る場合は図2(a)に示すようにダイヤモンド5
1をパビリオン側を上方にしてスタンド35等で支持し
て設置し、載置孔20内にダイヤモンド51を位置させ
て本体1をセットする。またアロー形状の模様を見る場
合は図2(b)に示すようにダイヤモンド51をクラウ
ン側を上方にして設置し、上記同様に本体1をセットす
る。
【0034】これにより、まず採光用間隙31からの外
光が透視部材2の反射面2aに反射し、反射面2aの色
に対応した色の光として、採光筒6に上方から照射され
る。そしてこの光が採光筒6の長さによって規制され、
ダイヤモンド51に水平面に対して約40°〜70°以
上の角度で直接照射される。一方これとは別に外光が採
光筒6の全面を通って採光筒6の色(着色透光物32の
色)に対応した色の光となって直接採光筒6内に取り込
まれダイヤモンド51に照射される。この構造により外
光をダイヤモンドに照射する光に変換する効率がよいた
め、従来の器具に比較し使用場所の範囲が広く、また光
源を備える必要もない。
【0035】そしてダイヤモンド51への上記光の照射
状態は、特開平6−174648号公報等に示されるダ
イヤモンドのハート又はアロー形状の模様を見ることが
できるダイヤモンドへの光の照射状態と概ね同等である
ため、ダイヤモンド51をオペレータが拡大レンズ8を
通して透視孔9から覗くことで、ダイヤモンドの上記2
種類の光の色に対応したハート又はアロー形状の模様を
見ることができる。なお透視孔9の径が採光筒6の内径
より小さいため透視孔9から覗く瞳が反射して瞳が見え
る現象が発生せず、上記模様を確実に見ることができ
る。
【0036】このとき採光筒6内への外光の取り込み
は、採光筒6の全面から行われるため、その取り込み効
率が高い。また反射を利用しないこともあり、採光筒6
の色は反射面2aとコントラストをなす条件さえクリア
ーすれば任意に設定できる。このためダイヤモンドの上
記模様を従来よりもバラエティー豊かな色で美麗に見る
ことができる。また反射面2a及び採光筒6の色はそれ
ぞれ単一色でなく複数の色に塗り分けられたものでもよ
く、この場合はさらに美麗な模様を見ることができる。
【0037】また拡大レンズ8から接地部材4下面位置
までのピントは前述の構成により甘めに設定されてお
り、測定するダイヤモンドに対するピントはオペレータ
の目によって合わせる。このとき前述のようにダイヤモ
ンドの結像が明確に行われないほでピントがずれていな
いことと、ダイヤモンドの大きさが目でピントが合わせ
られないほどのばらつきがないことから、ダイヤモンド
の大きさ等にかかわらず上記ダイヤモンドの模様をオペ
レータは確実に見ることができる。つまりピント合わせ
の操作(ピント合わせの機構)を必要としない。
【0038】次に小売店等での実際の使用例を図3に示
す。あらかじめハートとアローのサンプル写真33等を
示したサンプルスタンド34の正面側(サンプル写真3
3側)にダイヤモンドを載せるセット部36を設け、そ
してダイヤモンドが載せられたセット部36上にダイヤ
モンドが載置孔20内に位置するように本発明の宝石の
模様観察用器具をセットして視認システム37を構成す
る。そしてデパート等小売店で顧客にダイヤモンドを販
売する際、顧客自身が実際に宝石の模様観察用器具を覗
き、ハート又はアロー形状の模様を確認することができ
る。
【0039】このとき本発明の宝石の模様観察用器具は
ピント合わせが必要ないため、顧客は繁雑な操作なしに
確実に上記模様を見ることができる。また本発明の宝石
の模様観察用器具は一般的なデパート等の小売店の照明
程度の外光で、十分明瞭にハート又はアロー形状の模様
を見ることができる。このため盗難防止等によりショー
ケース内にシステム37ごと入れ、ショーケースを介し
て顧客に宝石の模様観察用器具を覗いてもらうことも可
能である。またセット部36が透明であればダイヤモン
ドはセット部36の上面、下面どちらに置いてもよい。
さらに本発明の宝石の模様観察用器具は小型であるため
ショーケース内に場所を取らないことと、価格が安いこ
と等から多くの小売店等で購入可能となる。
【0040】次に別の実施例について説明する。これは
図4〜図6に示すように本体1が外光取入れ用筒39を
備えた透視部材2と、保持部材3と、採光筒6と、キャ
ップ38とで構成されている。そして宝石の模様観察用
器具として使用時には図4に示すように、保持部材3に
透視部材2の外光取入れ用筒39部分を外嵌させ、さら
に非使用時には図5に示すように採光筒6に上記外光取
入れ用筒39を外嵌させるとともに、保持部材3にキャ
ップ38を外嵌させる構造になっている。
【0041】上記構造についてさらに詳細に説明する。
まず透視部材2について説明する。透視部材2は透明な
プラスチック等の硬質材質で形成された両端が開放され
た外光取入れ用筒39の一端が、前述の実施例と同様の
透視孔9が設けられた蓋で閉塞された形状となってい
る。このとき該透視部材2の蓋の内面は任意の色の反射
面2aとなっている。
【0042】次に保持部材3の構成について説明する。
保持部材3は、拡大レンズ8の外径とほぼ等しい径の内
径を有する両端が開放された筒形状のレンズ支持部材1
1内に、該レンズ支持部材11の内径と同径の外径を有
する両端が開放された筒形状のレンズ固定部材12が、
一端がレンズ支持部材11から突出するとともに他端が
レンズ支持部材11内に位置するように挿入固定されて
一体となった構造になっている。そしてレンズ支持部材
11内に凸レンズである拡大レンズ8が凸部8aをレン
ズ支持部11側の開放端に向けて挿入されている。
【0043】一方採光筒6はレンズ支持部材11の内径
と同径の外径と、レンズ固定部材12の内径と同径の内
径を有する両端が開放された筒形状をなしており、透明
等の透光性を有する材料で形成されている。本実施例で
は透明なプラスチックで形成されている。そしてその一
端が拡大レンズ8に当接するまでレンズ支持部11に挿
入され固定されることで、保持部材3と一体になってい
る。また採光筒6の他端は開放されたままになっており
載置孔20を形成している。そして上記実施例と同様に
載置孔20から採光筒6の内側面に反射面2aの色の反
対色(コントラストのはっきりした色)のセロファン等
の着色透光物32を挿入することで採光筒6を透光性を
有しながら着色する。
【0044】また前述の実施例の採光筒6と同様に、本
実施例の採光筒6の長さも拡大レンズ8から接地部材4
の下面位置までの距離が、拡大レンズ8の焦点距離より
若干短く、採光筒6の下面位置の面の結像が明確に行わ
れる程度となるように決定されている。またその長さに
よる外光の入射規制も上記実施例と同様である。
【0045】なお上記外光取入れ用筒39は内径がレン
ズ固定部材12の内径と同径であるとともに外径がレン
ズ支持部材11の外径と同径となっている。さらに端部
から反射面2aまでの長さが、レンズ支持部材11の採
光筒6側の端部から採光筒6の端部までの長さと同じ又
は若干長くなっている。またキャップ38は外光取入れ
用筒39と同じ外径及び内径を有する一端が閉塞された
筒形状であり、その長さは内側面の高さがレンズ支持部
材11のレンズ固定部材12側の端部からレンズ固定部
材12の端部までの長さと同じ又は若干長くなってい
る。
【0046】上記構造により、本実施例の宝石の模様観
察用器具を使用する場合は、保持部材3のレンズ固定部
材12側に透視部材2の外光取入れ用筒39を外嵌させ
ることで、透視部材2と採光筒6を一体として用いる。
つまり反射面2aは採光用間隙(外光取入れ用筒39)
を介して拡大レンズ8に対して位置決めされる。
【0047】そして前記実施例と同様に周囲に光(外
光)がある場所で、採光筒6の載置孔20内にダイヤモ
ンド51を、ハート形状の模様を見る場合は図6(a)
に示すようにダイヤモンド51をパビリオン側を上方に
してスタンド35等で支持して設置し、またアロー形状
の模様を見る場合は図6(c)に示すようにダイヤモン
ド51をクラウン側を上方にして設置する。
【0048】そして上記状態から透視孔9を覗くことで
ダイヤモンドのハート又はアロー形状の模様を見るが、
このときハート又はアロー形状の模様が見えるメカニズ
ムは外光取入れ用筒39が採光用間隙として機能する以
外は前記実施例の場合と全く同様であるので詳細な説明
は割愛する。
【0049】一方宝石の模様観察用器具を使用しない場
合は、レンズ固定部材12にキャップ38を外嵌させる
とともに、採光筒6に外光取入れ用筒39を外嵌させる
ことで、保持部材3を介して透視部材2と採光筒6とキ
ャップ38がコンパクト(使用時の略半分程度の長さ)
に一体となる。このときキャップ38は拡大レンズ8を
保護している。つまり携帯時には本体1が使用時に比較
してさらに小型になる。また構造が前述の実施例に比較
して更に単純であるため、製造コストをいっそう下げる
こともできる。
【0050】次に請求項5,請求項6による実施例につ
いて説明する。図9及び図10に本実施例による宝石の
模様観察用器具の本体1の全体斜視図及び側断面図を示
す。本体1は拡大レンズ8が凸部8aをレンズ固定部材
12側に向けて挿入された図1に斜視図が示される実施
例と同構造の保持部材3と透視部材2を、透視部材2の
反射面2aと保持部材3のレンズ支持部材11側の面を
密着させてネジ52、ナット53等で固定した構造とな
っている。このとき反射面2aと保持部材3のレンズ固
定部材12側の面12aはお互いにコントラストをなす
色になっている。
【0051】上記構造により本体1は背面に、図11に
示されるように透視孔9の周りに、透視孔9と同心の円
によって2種類に色分けされた複合反射面54が形成さ
れている。
【0052】以下に本実施例の宝石の模様観察用器具の
動作原理と使用方法について説明する。図12に示すよ
うに本体1を、ダイヤモンド51上方の、透視部材2側
の反射面2aから反射した光56がダイヤモンドに、α
が約20°〜50°となる程度の角度で照射するような
位置にセットする。具体的にはダイヤモンドから本体1
の下面(レンズ固定部材12側の面12a)までの距離
Lが透視孔9の半径の2倍から4倍程度となる位置であ
る。
【0053】上記位置に本体1をセットすることによ
り、ダイヤモンドに外光以外に、反射面2aから反射し
た光56と、面12aから反射した光57が照射され
る。そしてこの時の反射光56,57の照射状態は特開
平6−174648号公報に示されるダイヤモンドのハ
ート又はアロー形状の模様を見ることができるダイヤモ
ンドへの光の照射状態とほぼ同等であるため、ダイヤモ
ンド51をオペレータが拡大レンズ8を通して透視孔9
から覗くことで、ダイヤモンドの前述したハート又はア
ロー形状の模様を見ることができる。なおハート形状の
模様を見るか、アロー形状の模様を見るかの選択は前述
の実施例と同様である。
【0054】本実施例では、入射規制の無い外光を反射
面2a及び面12aで反射させた光をダイヤモンドに照
射する構成になっているため、外光をダイヤモンドに照
射する光に変換する効率がよく、従来の器具に比較して
幅広い環境で模様の観察ができるだけでなく、反射面2
a及び面12aの色の制限も少なくなる。
【0055】さらに請求項7から請求項10による実施
例について説明する。図13及び図14に本実施例によ
る宝石の模様観察用器具の本体1の斜視図と側断面図を
示す。この構造は斜視図が図1に示されている実施例の
宝石の模様観察用器具から採光筒6を取り除いた形状を
なしている。そして拡大レンズ8が凸部8aをレンズ固
定部材12側に向けて挿入されているとともに、レンズ
支持部材11側が透視部材2側に向いて構成されている
保持部材が、対物部材58に転用されている。これに伴
ってレンズ保持孔が対物孔60に転用されている。また
透視部材2側の反射面2aの色と対物部材58のレンズ
固定部材12側の面(対物側反射面)58aはお互いに
コントラストをなす色となっている。
【0056】なお上記構造により、接地部材4と脚7が
スタンド59として機能しており、対物部材58の位置
を、接地部材4の下面位置における載置孔20の中心と
対物孔60の上縁とを結ぶ線と載置孔20の軸線とのな
す角度が約20°〜50°程度となるようにセットして
いる。なお接地部材4は無くても良い。また拡大レンズ
8は容易に取り外しができるが、場合によっては固定具
等を使用して固定しても良い。
【0057】以下に本実施例の動作原理と使用方法につ
いて説明する。まず図1に正面斜視図が示される前述の
実施例の場合と同様に、本実施例の宝石の模様観察用器
具の本体1をセットする。これにより採光用間隙31か
らの外光が透視部材2の反射面2aに反射し、反射面2
aの色に対応した色の光として、対物部材58に上方か
ら照射される。そしてこの光が対物孔60によって規制
され、ダイヤモンド51に水平面に対して約40°〜7
0°以上の角度で直接照射される。一方対物部材58の
対物側反射面58aに反射した外光は、対物側反射面5
8aの色に対応した色の光としてダイヤモンド51に照
射される。つまりダイヤモンド51に外光以外に上記2
種類の光が照射される。
【0058】そしてこのときのダイヤモンド51への上
記光の照射状態は、特開平6−174648号公報に示
されるダイヤモンドのハート又はアロー形状の模様を見
ることができるダイヤモンドへの光の照射状態とほぼ同
等であるため、ダイヤモンド51をオペレータが拡大レ
ンズ8を通して透視孔9から覗くことで、ダイヤモンド
の前述したハート又はアロー形状の模様を見ることがで
きる。なおハート形状の模様を見るか、アロー形状の模
様を見るかの選択は前述の実施例と同様である。
【0059】本実施例では、入射規制の無い外光を反射
面2a及び対物側反射面58aで反射させた光をダイヤ
モンドに照射する構成になっているため、外光をダイヤ
モンドに照射する光に変換する効率がよく、従来の器具
に比較して幅広い環境で模様の観察ができるだけでな
く、反射面2a及び対物側反射面58aの色の制限も少
なくなる。
【0060】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、周囲が開放された反射面で反射した外光が直接宝石
に照射される、または採光筒を有するものにおいては、
外光が採光筒全面を通って採光筒の色に対応した色の光
となって直接採光筒内に取り込まれ宝石に照射されるた
め、外光を宝石に照射する光に変換する効率が高く、照
明装置等を用いずに模様を明瞭に見ることができる環境
の範囲が増大するという効果がある。
【0061】また採光筒を有するものにおいては、採光
筒内への外光の取り込みが全面から行われるため、外光
の取り込み効率がよく、採光筒の色の制限が少なくなる
効果がある。このため宝石の模様の色を従来の器具より
バラエティー豊かに着色することができ、上記模様を美
麗に見ることができるという効果もある。なお採光筒の
色の変更が着色透光物の変更により容易に行うことがで
きるため、上記模様の色の変更が簡単に行えるだけでな
く、着色透光物が古くなった場合は交換が可能であると
いう利点もある。
【0062】一方採光筒を有さないものにおいては、宝
石に照射される光が、反射面からの反射光を直接照射す
るものであるため、従来の器具に比較して幅広い環境で
容易に宝石の模様を見ることができる効果もある。
【0063】さらに照明装置等の電気を使用する部品を
使用しないため、構造及び操作が単純となるだけでな
く、故障が少なくなりコスト的にも有利である。
【0064】また透視孔が採光筒又は拡大レンズ又は対
物孔より小さいため、透視孔を作業者が覗いたときに作
業者の瞳が反射して模様が見えなくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】宝石の模様観察用器具の本体斜視図である。
【図2】(a),(b)は宝石の模様観察用器具の内部
構造を示す断面図である。
【図3】宝石の模様観察用器具の使用状態を示す斜視図
である。
【図4】宝石の模様観察用器具の使用時の組み立て状態
を示す斜視図である。
【図5】宝石の模様観察用器具の非使用時の組み立て状
態を示す斜視図である。
【図6】(a),(b),(c)は宝石の模様観察用器
具の側断面図である。
【図7】宝石の光の反射状態を示す側面図である。
【図8】(a),(b)はハート及びアロー形状の模様
を示す平面図である。
【図9】宝石の模様観察用器具の本体斜視図である。
【図10】宝石の模様観察用器具の側断面図である。
【図11】宝石の模様観察用器具の底面図である。
【図12】宝石の模様観察用器具の作用状態を示す側方
からの略図である。
【図13】宝石の模様観察用器具の本体斜視図である。
【図6】宝石の模様観察用器具の内部構造を示す側断面
図である。
【符号の説明】
1 本体 2 透視部材 2a 反射面 6 採光筒 8 拡大レンズ 9 透視孔 31 採光用間隙 32 着色透光物 39 採光筒(採光用間隙) 54 複合反射面(反射面) 58 対物部材 58a 対物側反射面 59 スタンド 60 対物孔
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月25日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】宝石の模様観察用器具の本体斜視図である。
【図2】(a),(b)は宝石の模様観察用器具の内部
構造を示す断面図である。
【図3】宝石の模様観察用器具の使用状態を示す斜視図
である。
【図4】宝石の模様観察用器具の使用時の組み立て状態
を示す斜視図である。
【図5】宝石の模様観察用器具の非使用時の組み立て状
態を示す斜視図である。
【図6】(a),(b),(c)は宝石の模様観察用器
具の側断面図である。
【図7】宝石の光の反射状態を示す側面図である。
【図8】(a),(b)はハート及びアロー形状の模様
を示す平面図である。
【図9】宝石の模様観察用器具の本体斜視図である。
【図10】宝石の模様観察用器具の側断面図である。
【図11】宝石の模様観察用器具の底面図である。
【図12】宝石の模様観察用器具の作用状態を示す側方
からの略図である。
【図13】宝石の模様観察用器具の本体斜視図である。
【図14】宝石の模様観察用器具の内部構造を示す側断
面図である。
【符号の説明】 1 本体 2 透視部材 2a 反射面 6 採光筒 8 拡大レンズ 9 透視孔 31 採光用間隙 32 着色透光物 39 採光筒(採光用間隙) 54 複合反射面(反射面) 58 対物部材 58a 対物側反射面 59 スタンド 60 対物孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に観察用の透視孔(9)を形成し、
    背面に反射面(2a)を備えた接眼側透視部材(2)
    と、該透視部材(2)の反射面(2a)側に所定の採光
    用間隙(31),(39)を介して配置される拡大レン
    ズ(8)と、該拡大レンズ(8)の対物側を筒状に囲繞
    し、上記透視部材(2)側の反射面(2a)と異なる色
    に着色された透光性の材料で形成され且つ内面又は内面
    の延長側に宝石を収容する採光筒(6)とを備えてなる
    宝石の模様観察用器具。
  2. 【請求項2】 平面視において、透視孔(9)の孔径を
    採光筒(6)の内周又は拡大レンズ(8)の径より小さ
    くした請求項1の宝石の模様観察用器具。
  3. 【請求項3】 採光筒(6)の色を透視部材(2)の反
    射面(2a)の色とコントラストをなす色とした請求項
    1又は2の宝石の模様観察用器具。
  4. 【請求項4】 採光筒(6)が、該採光筒(6)内に収
    容された着色透光物(32)によって着色形成される請
    求項1又は2又は3の宝石の模様観察用器具。
  5. 【請求項5】 観察用の透視孔(9)を形成し、背面に
    少なくとも2種類以上に色分けされた複数の略同心円か
    らなる反射面(54)を備える本体(1)と、上記透視
    孔9の軸芯上に設けた拡大レンズ(8)とからなる宝石
    の模様観察用器具。
  6. 【請求項6】 反射面(54)のそれぞれの色を、お互
    いにコントラストをなす色とした請求項5の宝石の模様
    観察用器具。
  7. 【請求項7】内部に観察用の透視孔(9)を形成し、背
    面に反射面(2a)を備えた接眼側透視部材(2)と、
    該透視部材(2)の反射面(2a)側に所定の採光用間
    隙(31)を介して配置され、上記透視孔(9)と同心
    且つ大径の対物孔(60)を形成するとともに、背面に
    上記透視部材(2)側の反射面(2a)と異なる色の対
    物側反射面(58a)を有する対物部材(58)を備え
    てなる宝石の模様観察用器具。
  8. 【請求項8】 対物部(58)の透視部材(2)側又は
    宝石側に拡大レンズ(8)を配置した請求項7の宝石の
    模様観察用器具。
  9. 【請求項9】 対物側反射面(58a)の色を、透視部
    材(2)の反射面(2a)の色とコントラストをなす色
    とした請求項7又は8の宝石の模様観察用器具。
  10. 【請求項10】 対物側反射面(58a)側に、対物部
    材(8)を宝石載置面から所定の間隙を介して位置決め
    するスタンド(59)を設けてなる請求項7又は8又は
    9の宝石の模様観察用器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002254A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 株式会社中央宝石研究所 ダイヤモンドのハート&キューピッド光学効果の良否判定方法及びその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002254A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 株式会社中央宝石研究所 ダイヤモンドのハート&キューピッド光学効果の良否判定方法及びその装置
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