JPH08271333A - 焦電型赤外線センサ - Google Patents
焦電型赤外線センサInfo
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- JPH08271333A JPH08271333A JP7490795A JP7490795A JPH08271333A JP H08271333 A JPH08271333 A JP H08271333A JP 7490795 A JP7490795 A JP 7490795A JP 7490795 A JP7490795 A JP 7490795A JP H08271333 A JPH08271333 A JP H08271333A
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- Japan
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- pyroelectric
- infrared sensor
- film
- thin film
- electrode
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- Radiation Pyrometers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で受光効率の高い焦電素子からなる焦電
型赤外線センサを提供する。 【構成】 所定波長の赤外線を透過するフィルタ4を介
して受光し、両面に薄膜電極12,13,14,15を
配設した平板状の焦電体をセンサ素子とする焦電型赤外
線センサであって、PVDFフィルムからなる少なくと
も2個の薄膜状焦電体すなわち第1PVDF10及び第
2PVDF11が所定の間隔をもって積層され、かつ電
気的に直列接続された複合型の焦電素子31をセンサ素
子として有するものである。
型赤外線センサを提供する。 【構成】 所定波長の赤外線を透過するフィルタ4を介
して受光し、両面に薄膜電極12,13,14,15を
配設した平板状の焦電体をセンサ素子とする焦電型赤外
線センサであって、PVDFフィルムからなる少なくと
も2個の薄膜状焦電体すなわち第1PVDF10及び第
2PVDF11が所定の間隔をもって積層され、かつ電
気的に直列接続された複合型の焦電素子31をセンサ素
子として有するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば火災報知機や侵
入検知器等の防災・防犯システムの端末において使用さ
れる焦電型赤外線センサに関するものである。
入検知器等の防災・防犯システムの端末において使用さ
れる焦電型赤外線センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘電体の自発分極の温度変化特性(焦電
性という)を利用した焦電型赤外線センサが開発されて
以来、このタイプの赤外線センサが重用されてきてい
る。焦電型センサは感度は半導体センサに劣るものの、
検出波長領域が広く、冷却の必要がないので、装置とし
て簡単に構成できる優れた特徴がその主たる理由であ
る。焦電型赤外線センサのセンサ部は焦電性材料によっ
て構成されるが、従来の主流となっていた無機物系の焦
電(圧電)セラミックスに代って、最近は有極性高分子
を分極処理して得られる高分子系のものが注目・使用さ
れている。このようなタイプの代表的な焦電材料とし
て、ポリフッ化ビニリデン(以下PVDFという)があ
る。これは(CH2−CF2)nの分子構造をもつ極性
の強いポリマーで、α,β結晶のうちβ結晶が大きい焦
電性を示す、換言すれば周知の焦電効果が大きいので、
PVDFを主材とするコポリマ等の焦電フィルムが、焦
電型赤外線センサとして広く使用されるようになってき
ている。
性という)を利用した焦電型赤外線センサが開発されて
以来、このタイプの赤外線センサが重用されてきてい
る。焦電型センサは感度は半導体センサに劣るものの、
検出波長領域が広く、冷却の必要がないので、装置とし
て簡単に構成できる優れた特徴がその主たる理由であ
る。焦電型赤外線センサのセンサ部は焦電性材料によっ
て構成されるが、従来の主流となっていた無機物系の焦
電(圧電)セラミックスに代って、最近は有極性高分子
を分極処理して得られる高分子系のものが注目・使用さ
れている。このようなタイプの代表的な焦電材料とし
て、ポリフッ化ビニリデン(以下PVDFという)があ
る。これは(CH2−CF2)nの分子構造をもつ極性
の強いポリマーで、α,β結晶のうちβ結晶が大きい焦
電性を示す、換言すれば周知の焦電効果が大きいので、
PVDFを主材とするコポリマ等の焦電フィルムが、焦
電型赤外線センサとして広く使用されるようになってき
ている。
【0003】焦電フィルムの場合、赤外線に対する感度
を上げるために熱容量を小さくする必要上、できるだけ
薄くすることが望ましいとされているが、赤外線センサ
としては、所定の有効面積をもつ一枚の平板状のPVD
Fを主材とするコポリマ等のフィルム(以下PVDFフ
ィルムという)で構成しているのが、通常の使用方法で
ある。赤外線センサとしての構成・動作は周知であるの
で、詳しい説明は省略するが、実際には、上述のように
一枚のPVDFフィルムの両面に膜状電極を設け、これ
を介して外部に電気的に導出するために、膜状電極と接
続するリードを有するセンサケースに収納しておく。そ
して、この状態で、窓として設けられ所定波長の赤外線
を透過するフィルタを介して入射してくる赤外線(熱線
ともいう)を効率よく受光して、PVDFフィルムの両
面に前述の焦電効果により発生する電荷を電気的に検出
するようになっている。
を上げるために熱容量を小さくする必要上、できるだけ
薄くすることが望ましいとされているが、赤外線センサ
としては、所定の有効面積をもつ一枚の平板状のPVD
Fを主材とするコポリマ等のフィルム(以下PVDFフ
ィルムという)で構成しているのが、通常の使用方法で
ある。赤外線センサとしての構成・動作は周知であるの
で、詳しい説明は省略するが、実際には、上述のように
一枚のPVDFフィルムの両面に膜状電極を設け、これ
を介して外部に電気的に導出するために、膜状電極と接
続するリードを有するセンサケースに収納しておく。そ
して、この状態で、窓として設けられ所定波長の赤外線
を透過するフィルタを介して入射してくる赤外線(熱線
ともいう)を効率よく受光して、PVDFフィルムの両
面に前述の焦電効果により発生する電荷を電気的に検出
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の赤外線センサは、一枚のPVDFフィルム
の両面に膜状電極を設け、これを介して外部に電気的信
号を取り出している。この構成自体に特に不都合の問題
点があるわけではないが、装置の改良は開発当初からの
命題であり、焦電型赤外線センサも小型化を要請されて
いる現状から、小型でかつ高感度の焦電型赤外線センサ
の開発は斯界の重要な課題となっていた。
ような従来の赤外線センサは、一枚のPVDFフィルム
の両面に膜状電極を設け、これを介して外部に電気的信
号を取り出している。この構成自体に特に不都合の問題
点があるわけではないが、装置の改良は開発当初からの
命題であり、焦電型赤外線センサも小型化を要請されて
いる現状から、小型でかつ高感度の焦電型赤外線センサ
の開発は斯界の重要な課題となっていた。
【0005】この発明は上述のような課題を解決するた
めになされたもので、小型で受光効率の高い焦電素子か
らなる焦電型赤外線センサを提供することを目的とする
ものである。
めになされたもので、小型で受光効率の高い焦電素子か
らなる焦電型赤外線センサを提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る焦電型赤外
線センサは、所定波長の赤外線を透過するフィルタを介
して受光し、両面に薄膜電極を配設した平板状の焦電体
をセンサ素子とする焦電型赤外線センサにおいて、少な
くとも2個の薄膜状焦電体が所定の間隔をもって積層さ
れ、かつ電気的に直列接続された複合型の焦電素子をセ
ンサ素子として有するものである。このとき、センサ素
子の薄膜状焦電体が積層されるときに、下方の薄膜状焦
電体の上面の電極と上方の薄膜状焦電体の下面の電極が
重なるように配置され、両電極間の電気的接続が導電性
接着剤で行われているものである。そして、最上部の薄
膜状焦電体の上面の電極とプリント基板の回路線とが導
線を介して接続されているものである。そして、2個の
薄膜状焦電体が積層される所定の間隔は、中心部に開口
部を有する枠状の基台により設定されていて、その基台
には、開口部に通じる通気部が形成されているものであ
る。さらに、薄膜状焦電体には、PVDFを主材とする
フィルムを用いることが望ましい。
線センサは、所定波長の赤外線を透過するフィルタを介
して受光し、両面に薄膜電極を配設した平板状の焦電体
をセンサ素子とする焦電型赤外線センサにおいて、少な
くとも2個の薄膜状焦電体が所定の間隔をもって積層さ
れ、かつ電気的に直列接続された複合型の焦電素子をセ
ンサ素子として有するものである。このとき、センサ素
子の薄膜状焦電体が積層されるときに、下方の薄膜状焦
電体の上面の電極と上方の薄膜状焦電体の下面の電極が
重なるように配置され、両電極間の電気的接続が導電性
接着剤で行われているものである。そして、最上部の薄
膜状焦電体の上面の電極とプリント基板の回路線とが導
線を介して接続されているものである。そして、2個の
薄膜状焦電体が積層される所定の間隔は、中心部に開口
部を有する枠状の基台により設定されていて、その基台
には、開口部に通じる通気部が形成されているものであ
る。さらに、薄膜状焦電体には、PVDFを主材とする
フィルムを用いることが望ましい。
【0007】
【作用】本発明においては、少なくとも2個の薄膜状焦
電体が所定の間隔をもって積層され、かつ電気的に直列
接続されて複合型の焦電素子を構成しているから、受光
側(上側)の焦電体で吸収しきれずに通過した透過赤外
線を下側の焦電体で受光するので、赤外線のこぼれをな
くすることができる。従って、これらの焦電体の発生電
荷を積算することにより、センサの出力が測定対象の全
赤外線量を積算した形で出力できるようになる。
電体が所定の間隔をもって積層され、かつ電気的に直列
接続されて複合型の焦電素子を構成しているから、受光
側(上側)の焦電体で吸収しきれずに通過した透過赤外
線を下側の焦電体で受光するので、赤外線のこぼれをな
くすることができる。従って、これらの焦電体の発生電
荷を積算することにより、センサの出力が測定対象の全
赤外線量を積算した形で出力できるようになる。
【0008】このとき、電気的接続前のセンサ素子とし
て積層焦電体を形成した後、薄膜電極の内の特定の電極
とプリント基板の特定の回路線との配線接続や、薄膜電
極間の電気的な直列接続を導電性接着材又は導線を使用
して行うから、特に薄く、かつ耐熱性の弱いPVDF等
のフィルムを形状的にも性能的にも損傷させることなく
電気的接続を可能とする。
て積層焦電体を形成した後、薄膜電極の内の特定の電極
とプリント基板の特定の回路線との配線接続や、薄膜電
極間の電気的な直列接続を導電性接着材又は導線を使用
して行うから、特に薄く、かつ耐熱性の弱いPVDF等
のフィルムを形状的にも性能的にも損傷させることなく
電気的接続を可能とする。
【0009】そして、2個の薄膜状焦電体が積層される
所定の間隔は、中心部に開口部を有する枠状の基台によ
り設定されていて、その基台には、開口部に通じる通気
部が形成されているものであるから、薄膜状焦電体を積
層するときに間隔を一定とでき、また、通気部を形成し
ておくことにより、密閉空間の形成による焦電体の出力
低下を防止することができる。さらに、薄膜状焦電体に
は、PVDFを主材とするフィルムを用いることが望ま
しく、赤外線検出能が高く、積層する際に基台に貼設す
れば所定の間隔を設定できる。
所定の間隔は、中心部に開口部を有する枠状の基台によ
り設定されていて、その基台には、開口部に通じる通気
部が形成されているものであるから、薄膜状焦電体を積
層するときに間隔を一定とでき、また、通気部を形成し
ておくことにより、密閉空間の形成による焦電体の出力
低下を防止することができる。さらに、薄膜状焦電体に
は、PVDFを主材とするフィルムを用いることが望ま
しく、赤外線検出能が高く、積層する際に基台に貼設す
れば所定の間隔を設定できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の焦電型赤外線セン
サを原理的に示す模式断面図であり、図2は図1の焦電
型赤外線センサ素子(以下焦電素子という)の部分の配
線等の詳細構造を示す模式説明図である。まず、図1に
見られるように、焦電型赤外線センサは、端子1を備え
たステム2上に設けられたプリント基板3の上に組立て
配設されたこの発明による焦電型赤外線センサ素子(詳
細は図2を用いて後述)が、所定の波長を透過するシリ
コン等によるフィルタ4を窓材として有する蓋状のキャ
ン5によって覆われて囲まれた空間に、収納された格好
で構成されている。なお、端子1は絶縁シール6によっ
てステム2とは絶縁された端子と、例えば接地用として
ステム2と短絡した端子とからなっている。絶縁された
端子はセンサの電気信号を外部回路(後述)に接続する
ものである。また、2層状の焦電型赤外線センサは、中
心部に開口部7aと開口部8aを有する絶縁材(アルミ
ナ、プラスチック等)からなるそれぞれ下基台7と上基
台8とを介してプリント基板3上に配設されている。そ
して、フィルタ4はハーメチックシールのための半田な
どによるシール材9により気密状に接着されてキャン5
に設けられている。
サを原理的に示す模式断面図であり、図2は図1の焦電
型赤外線センサ素子(以下焦電素子という)の部分の配
線等の詳細構造を示す模式説明図である。まず、図1に
見られるように、焦電型赤外線センサは、端子1を備え
たステム2上に設けられたプリント基板3の上に組立て
配設されたこの発明による焦電型赤外線センサ素子(詳
細は図2を用いて後述)が、所定の波長を透過するシリ
コン等によるフィルタ4を窓材として有する蓋状のキャ
ン5によって覆われて囲まれた空間に、収納された格好
で構成されている。なお、端子1は絶縁シール6によっ
てステム2とは絶縁された端子と、例えば接地用として
ステム2と短絡した端子とからなっている。絶縁された
端子はセンサの電気信号を外部回路(後述)に接続する
ものである。また、2層状の焦電型赤外線センサは、中
心部に開口部7aと開口部8aを有する絶縁材(アルミ
ナ、プラスチック等)からなるそれぞれ下基台7と上基
台8とを介してプリント基板3上に配設されている。そ
して、フィルタ4はハーメチックシールのための半田な
どによるシール材9により気密状に接着されてキャン5
に設けられている。
【0011】この発明による焦電素子31は、図2に示
すように、焦電体として第1PVDF10及び第2PV
DF11の2つの焦電体フィルムを、プリント基板3上
に下基台7及び上基台8を介して、近接させて配設した
たものとなっている。第1PVDF10及び第2PVD
F11には、膜状のそれぞれ第1表電極12,第1裏電
極13及び第2表電極14,第2裏電極15が形成され
ていて、それぞれ独立した1個の焦電型赤外線センサ素
子を2個複合した構成となっている。この場合、第1裏
電極13と第2表電極14は互いに接触することなく、
かつできるだけ接近して配設するように配慮して、特に
上基台8は可能な限り薄い基台であることが望ましい。
ここで、表電極とはいずれも受光側の電極であり、裏電
極とは表電極の反対側に設けた電極を指している。プリ
ント基板3及び上基台8には、それぞれ密封空間を形成
させないための通気部としての貫通孔3b、8bが形成
されている。
すように、焦電体として第1PVDF10及び第2PV
DF11の2つの焦電体フィルムを、プリント基板3上
に下基台7及び上基台8を介して、近接させて配設した
たものとなっている。第1PVDF10及び第2PVD
F11には、膜状のそれぞれ第1表電極12,第1裏電
極13及び第2表電極14,第2裏電極15が形成され
ていて、それぞれ独立した1個の焦電型赤外線センサ素
子を2個複合した構成となっている。この場合、第1裏
電極13と第2表電極14は互いに接触することなく、
かつできるだけ接近して配設するように配慮して、特に
上基台8は可能な限り薄い基台であることが望ましい。
ここで、表電極とはいずれも受光側の電極であり、裏電
極とは表電極の反対側に設けた電極を指している。プリ
ント基板3及び上基台8には、それぞれ密封空間を形成
させないための通気部としての貫通孔3b、8bが形成
されている。
【0012】そして、第1裏電極13と第2表電極14
は、図2に見られるように、それらの外側面で導電性接
着剤16により短絡される。また、第1表電極12はそ
の脇表面に設けた導電性接着剤17とこれに接続するワ
イヤ18を介して、これに続くプリント基板3上の導電
性接着剤19によってプリント基板3の回路(後述)に
接続される。また、第2裏電極15はその脇表面に設け
た導電性接着剤20によって、プリント基板3の回路
(例えば接地回路)に接続される。なお、この導電性接
着剤による接着は、PVDFフィルムの耐熱性を考慮し
て行われたものであり、できるだけ低温接着によりPV
DFフィルムの損傷を防止している。また、各電極は例
えばニクロム膜を蒸着等の方法で形成したものである。
また、下基台7及び上基台8の電極が引き出され導電性
接着剤がもられるような位置には、接触面積が大きくな
るように切欠部7c、8cが形成されている。
は、図2に見られるように、それらの外側面で導電性接
着剤16により短絡される。また、第1表電極12はそ
の脇表面に設けた導電性接着剤17とこれに接続するワ
イヤ18を介して、これに続くプリント基板3上の導電
性接着剤19によってプリント基板3の回路(後述)に
接続される。また、第2裏電極15はその脇表面に設け
た導電性接着剤20によって、プリント基板3の回路
(例えば接地回路)に接続される。なお、この導電性接
着剤による接着は、PVDFフィルムの耐熱性を考慮し
て行われたものであり、できるだけ低温接着によりPV
DFフィルムの損傷を防止している。また、各電極は例
えばニクロム膜を蒸着等の方法で形成したものである。
また、下基台7及び上基台8の電極が引き出され導電性
接着剤がもられるような位置には、接触面積が大きくな
るように切欠部7c、8cが形成されている。
【0013】ここで、焦電型赤外線センサ及び焦電素子
31周りの大きさ、間隔等の各種寸法の一例について記
載する。まず、キャン5の外径は直径約10mmであ
り、フィルタが構成している窓の大きさは直径約8mm
である。また、第1PVDF10と第2PVDF11と
の間隔は約0.5mmであり、第1PVDF10と第2
PVDF11の膜厚はいずれも15±10μm、第1表
電極12等の各電極の厚みは80〜150オングストロ
ーム(A)程度のものである。
31周りの大きさ、間隔等の各種寸法の一例について記
載する。まず、キャン5の外径は直径約10mmであ
り、フィルタが構成している窓の大きさは直径約8mm
である。また、第1PVDF10と第2PVDF11と
の間隔は約0.5mmであり、第1PVDF10と第2
PVDF11の膜厚はいずれも15±10μm、第1表
電極12等の各電極の厚みは80〜150オングストロ
ーム(A)程度のものである。
【0014】図5は実際の焦電型赤外線センサの構成を
示す説明図である。本発明による焦電型赤外線センサは
図5の点線括弧によって示される構成、すなわち本発明
による焦電素子31とプリント基板3に形成されている
作動回路を構成する2,3の回路部品(図1の回路部品
21等)及び入出力端子とによって構成されている。図
5において、31はPVDF等の材質によって形成され
た焦電素子で、32はFETで、そのゲート電極は焦電
素子31の一方の電極と接続されている。また、33は
焦電素子31に並列接続されるFET32のゲート抵
抗、34はFET32のドレイン電極に接続されたドレ
イン端子、35はFET32のソース電極に接続された
ソース端子、36はFET32の他の電極と接続された
アース端子である。37はFET32のドレイン電極と
アース間に設けられ、供給電圧を安定させるためのコン
デンサ、38はFET32のソース電極とアース間に設
けられ、高周波側の誘導ノイズをカットするためのコン
デンサである。コンデンサ37,38は容量が10pF
程度のものであり、原理的な構成上はなくてもよい。F
ET32及びゲート抵抗33等からなる電気回路部は、
筐体内のプリント基板3に設けられるが、点線で示され
ている領域部分は、フィルタ4、キャン5及びステム2
により外周がシールドされており、端子の内、アース端
子36だけがステム2に直接接続されている。
示す説明図である。本発明による焦電型赤外線センサは
図5の点線括弧によって示される構成、すなわち本発明
による焦電素子31とプリント基板3に形成されている
作動回路を構成する2,3の回路部品(図1の回路部品
21等)及び入出力端子とによって構成されている。図
5において、31はPVDF等の材質によって形成され
た焦電素子で、32はFETで、そのゲート電極は焦電
素子31の一方の電極と接続されている。また、33は
焦電素子31に並列接続されるFET32のゲート抵
抗、34はFET32のドレイン電極に接続されたドレ
イン端子、35はFET32のソース電極に接続された
ソース端子、36はFET32の他の電極と接続された
アース端子である。37はFET32のドレイン電極と
アース間に設けられ、供給電圧を安定させるためのコン
デンサ、38はFET32のソース電極とアース間に設
けられ、高周波側の誘導ノイズをカットするためのコン
デンサである。コンデンサ37,38は容量が10pF
程度のものであり、原理的な構成上はなくてもよい。F
ET32及びゲート抵抗33等からなる電気回路部は、
筐体内のプリント基板3に設けられるが、点線で示され
ている領域部分は、フィルタ4、キャン5及びステム2
により外周がシールドされており、端子の内、アース端
子36だけがステム2に直接接続されている。
【0015】また、焦電素子31にフィルタ4を介して
所定波長の赤外線が入射すると、焦電素子31の焦電体
の温度上昇による自発分極によって焦電素子31の一方
の電極(アース電極でない電極)の電位が上昇し、これ
に接続するFET32のゲート電圧が上昇するので、ソ
ース−ドレイン間に電流が流れる。従って、この電流を
電圧変換することにより電気的に赤外線量を計測するこ
とができるようになり、焦電素子31は赤外線センサと
しての役割を果たすことができる。すなわち、目的とす
る赤外波長を透過するフィルタ4を窓材とし、透過して
くる赤外線を少なくとも2層の焦電体からなる焦電型赤
外線センサすなわち焦電素子31の加算出力でセンサの
感度をアップさせるようになっている。例えば、焦電体
を焦電素子31のように2層に積層することにより、同
じ受光面積で同じ材質・サイズの焦電体1個の場合よ
り、感度が1,3倍増大した結果を得ている(具体的に
は、1層の焦電体からなる素子が例えば4.3mV出力
する条件で、2層の場合5.9mVもの出力が得られ
た)。これは、1層目の焦電体で吸収できずに透過した
言わばおこぼれ赤外線を2層目の焦電体でほぼ完全にキ
ャッチしたからである。従って、感度を上げるには、積
層度をさらにあげればよいことになるが、2層構造程度
のものが、実用的にも採算的にも好適であると言えよ
う。
所定波長の赤外線が入射すると、焦電素子31の焦電体
の温度上昇による自発分極によって焦電素子31の一方
の電極(アース電極でない電極)の電位が上昇し、これ
に接続するFET32のゲート電圧が上昇するので、ソ
ース−ドレイン間に電流が流れる。従って、この電流を
電圧変換することにより電気的に赤外線量を計測するこ
とができるようになり、焦電素子31は赤外線センサと
しての役割を果たすことができる。すなわち、目的とす
る赤外波長を透過するフィルタ4を窓材とし、透過して
くる赤外線を少なくとも2層の焦電体からなる焦電型赤
外線センサすなわち焦電素子31の加算出力でセンサの
感度をアップさせるようになっている。例えば、焦電体
を焦電素子31のように2層に積層することにより、同
じ受光面積で同じ材質・サイズの焦電体1個の場合よ
り、感度が1,3倍増大した結果を得ている(具体的に
は、1層の焦電体からなる素子が例えば4.3mV出力
する条件で、2層の場合5.9mVもの出力が得られ
た)。これは、1層目の焦電体で吸収できずに透過した
言わばおこぼれ赤外線を2層目の焦電体でほぼ完全にキ
ャッチしたからである。従って、感度を上げるには、積
層度をさらにあげればよいことになるが、2層構造程度
のものが、実用的にも採算的にも好適であると言えよ
う。
【0016】以下、第1PVDF10と第2PVDF1
1の配置の仕方の違いによる本発明の焦電素子31の形
成方法に関する2つの実施例について説明する。 [実施例1]図3は図2の実施例の一上面図に準ずる図
による説明図である。図3において、各部品番号は図
1,2の説明において用いたものと同じであるが、第2
PVDF11周りと下基台7周りの部品は図面上は隠れ
て見えていない。なお、本実施例の4つの電極は、その
平面形状が図のように柄杓状であり、柄杓の丸い部分が
開口部8aの中心部になるように配置されている。ただ
し、この形状は柄杓状に限定されるものではない。そし
て、上基台8の開口部8aを中心として、第1PVDF
10上の第1表電極12と第1PVDF10下の第1裏
電極13とが配置されている有様が示されている。ここ
で、導電性接着剤16は、図2によっても明示されてい
るように、第1裏電極13と第2表電極14とを接続す
るものであり、導電性接着剤20は、第2裏電極15と
プリント基板3の図示しない回路(例えばアース線)と
を接続している。また、導電性接着剤19は、ワイヤ1
8を介して導電性接着剤17によって接続している第1
表電極11をプリント基板3の図示しない回路(出力
線)と接続している。この接続方式によって、PVDF
フィルムを1枚の場合と同じプリント基板3を用いるこ
とができる。
1の配置の仕方の違いによる本発明の焦電素子31の形
成方法に関する2つの実施例について説明する。 [実施例1]図3は図2の実施例の一上面図に準ずる図
による説明図である。図3において、各部品番号は図
1,2の説明において用いたものと同じであるが、第2
PVDF11周りと下基台7周りの部品は図面上は隠れ
て見えていない。なお、本実施例の4つの電極は、その
平面形状が図のように柄杓状であり、柄杓の丸い部分が
開口部8aの中心部になるように配置されている。ただ
し、この形状は柄杓状に限定されるものではない。そし
て、上基台8の開口部8aを中心として、第1PVDF
10上の第1表電極12と第1PVDF10下の第1裏
電極13とが配置されている有様が示されている。ここ
で、導電性接着剤16は、図2によっても明示されてい
るように、第1裏電極13と第2表電極14とを接続す
るものであり、導電性接着剤20は、第2裏電極15と
プリント基板3の図示しない回路(例えばアース線)と
を接続している。また、導電性接着剤19は、ワイヤ1
8を介して導電性接着剤17によって接続している第1
表電極11をプリント基板3の図示しない回路(出力
線)と接続している。この接続方式によって、PVDF
フィルムを1枚の場合と同じプリント基板3を用いるこ
とができる。
【0017】[実施例2]図4は図2のの実施例の他の
上面図に準ずる図による説明図である。図4に見られる
ように、本実施例では第1PVDF10の電極と第2P
VDF11の電極とが互いに直交するように配置されて
いる。第1表電極12をプリント基板3の図示しない回
路と接続するには導電性接着材17で、また第2裏電極
15をプリント基板3の図示しない回路(例えばアース
線)と接続するには導電性接着材20で、それぞれ直接
接続が可能であるという利点がある。しかし、第1裏電
極13と第2表電極14との接続による第1PVDF1
0と第2PVDF11との直列接続は次のようにして行
う。すなわち、導電性接着剤16aで第2表電極14を
上基台8と接続し、導電性接着剤16bで第1裏電極1
3を上基台8と接続しておき、ワイヤ(又は導電パター
ン)16cで導電性接着剤16aと導電性接着剤16b
とを接続している。この接続方式では、ワイヤ16cを
導電パターンにすることにより、導電性接着剤のみで電
気的接続を行うことができる。
上面図に準ずる図による説明図である。図4に見られる
ように、本実施例では第1PVDF10の電極と第2P
VDF11の電極とが互いに直交するように配置されて
いる。第1表電極12をプリント基板3の図示しない回
路と接続するには導電性接着材17で、また第2裏電極
15をプリント基板3の図示しない回路(例えばアース
線)と接続するには導電性接着材20で、それぞれ直接
接続が可能であるという利点がある。しかし、第1裏電
極13と第2表電極14との接続による第1PVDF1
0と第2PVDF11との直列接続は次のようにして行
う。すなわち、導電性接着剤16aで第2表電極14を
上基台8と接続し、導電性接着剤16bで第1裏電極1
3を上基台8と接続しておき、ワイヤ(又は導電パター
ン)16cで導電性接着剤16aと導電性接着剤16b
とを接続している。この接続方式では、ワイヤ16cを
導電パターンにすることにより、導電性接着剤のみで電
気的接続を行うことができる。
【0018】以上のように上述の実施例によれば、2個
の薄膜状焦電体すなわち第1PVDF及び第2PVDF
が所定の間隔をもって積層され、かつ電気的に直列接続
されて複合型の焦電素子を構成しているから、ほぼ全赤
外線量をキャッチして赤外線検出ができるようになり、
結果的に、同じ受光面積で同じ材質・サイズの焦電体1
個の場合より、感度が1,3倍増大するというような優
れた結果が得られた。また、その製造方法では、各電極
の配線乃至電極間接続には導電性接着剤を使用するよう
にしたので、薄くて繊細なPVDFフィルムを形状的に
も特性的にも損なうことなく、容易に焦電型赤外線セン
サを組立てることができるようになった。
の薄膜状焦電体すなわち第1PVDF及び第2PVDF
が所定の間隔をもって積層され、かつ電気的に直列接続
されて複合型の焦電素子を構成しているから、ほぼ全赤
外線量をキャッチして赤外線検出ができるようになり、
結果的に、同じ受光面積で同じ材質・サイズの焦電体1
個の場合より、感度が1,3倍増大するというような優
れた結果が得られた。また、その製造方法では、各電極
の配線乃至電極間接続には導電性接着剤を使用するよう
にしたので、薄くて繊細なPVDFフィルムを形状的に
も特性的にも損なうことなく、容易に焦電型赤外線セン
サを組立てることができるようになった。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の焦電型赤外線セン
サによれば、少なくとも2個の薄膜状焦電体が所定の間
隔をもって積層され、かつ電気的に直列接続されて複合
型の焦電素子を構成しているから、受光側(上側)の焦
電体で吸収しきれずに通過した透過赤外線を下側の焦電
体で受光することができるので、赤外線のこぼれをなく
し、複数の焦電体に発生した電荷を積算することによ
り、センサの出力が測定対象の全赤外線量を出力できる
ようになるこのため、焦電型赤外線センサの感度が大幅
に増大する効果が得られた。
サによれば、少なくとも2個の薄膜状焦電体が所定の間
隔をもって積層され、かつ電気的に直列接続されて複合
型の焦電素子を構成しているから、受光側(上側)の焦
電体で吸収しきれずに通過した透過赤外線を下側の焦電
体で受光することができるので、赤外線のこぼれをなく
し、複数の焦電体に発生した電荷を積算することによ
り、センサの出力が測定対象の全赤外線量を出力できる
ようになるこのため、焦電型赤外線センサの感度が大幅
に増大する効果が得られた。
【0020】また、電気的接続前のセンサ素子として積
層焦電体を形成した後、薄膜電極の内の特定の電極とプ
リント基板の特定の回路線との配線接続や、薄膜電極間
の電気的な直列接続を導電性接着材又は導線を使用して
行うから、特に薄くて、かつ耐熱性の弱いPVDF等の
フィルムを、形状的にも性能的にも損傷させることなく
電気的接続ができる効果がある。そして、2個の薄膜状
焦電体が積層される所定の間隔は、中心部に開口部を有
する枠状の基台により設定されていて、その基台には、
開口部に通じる通気部が形成されているものであるか
ら、薄膜状焦電体を積層するときに間隔を一定とでき、
また、通気部を形成しておくことにより、密閉空間の形
成による焦電体の出力低下を防止することができる。さ
らに、薄膜状焦電体には、PVDFを主材とするフィル
ムを用いることが望ましく、赤外線検出能が高く、積層
する際に基台に貼設すれば所定の間隔を設定できる。
層焦電体を形成した後、薄膜電極の内の特定の電極とプ
リント基板の特定の回路線との配線接続や、薄膜電極間
の電気的な直列接続を導電性接着材又は導線を使用して
行うから、特に薄くて、かつ耐熱性の弱いPVDF等の
フィルムを、形状的にも性能的にも損傷させることなく
電気的接続ができる効果がある。そして、2個の薄膜状
焦電体が積層される所定の間隔は、中心部に開口部を有
する枠状の基台により設定されていて、その基台には、
開口部に通じる通気部が形成されているものであるか
ら、薄膜状焦電体を積層するときに間隔を一定とでき、
また、通気部を形成しておくことにより、密閉空間の形
成による焦電体の出力低下を防止することができる。さ
らに、薄膜状焦電体には、PVDFを主材とするフィル
ムを用いることが望ましく、赤外線検出能が高く、積層
する際に基台に貼設すれば所定の間隔を設定できる。
【図1】本発明の一実施例の焦電型赤外線センサを原理
的に示す模式断面図である。
的に示す模式断面図である。
【図2】図1の焦電型赤外線センサ素子の配線等の詳細
構造を示す模式説明図である。
構造を示す模式説明図である。
【図3】図2の実施例の一上面図に準ずる図による説明
図である。
図である。
【図4】図2のの実施例の他の上面図に準ずる図による
説明図である。
説明図である。
【図5】実際の焦電型赤外線センサの回路を含む全構成
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 端子 2 ステム 3 プリント基板 3b,8b 貫通孔 4 フィルタ 5 キャン 6 絶縁シール6 7 下基台 7a,8a 開口部 7c,8c 切欠部 8 上基台 9シール材 10 第1PVDF 11 第2PVDF 12 第1表電極 13 第1裏電極 14 第2表電極 15 第2裏電極 16,17,19,20 導電性接着剤 18 ワイヤ 21 回路部品 31 焦電素子 32 FET 33 ゲート抵抗 34 ドレイン端子 35 ソース端子 36 アース端子 37,38 コンデンサ
Claims (6)
- 【請求項1】 所定波長の赤外線を透過するフィルタを
介して受光し、両面に薄膜電極を配設した平板状の焦電
体をセンサ素子とする焦電型赤外線センサにおいて、 少なくとも2個の薄膜状焦電体が所定の間隔をもって積
層され、かつ電気的に直列接続された複合型の焦電素子
を前記センサ素子として有することを特徴とする焦電型
赤外線センサ。 - 【請求項2】 前記センサ素子の前記薄膜状焦電体が積
層されるときに、下方の薄膜状焦電体の上面の電極と上
方の薄膜状焦電体の下面の電極が重なるように配置さ
れ、両電極間の電気的接続を導電性接着剤で行うことを
特徴とする請求項1記載の焦電型赤外線センサ。 - 【請求項3】 前記センサ素子の前記薄膜状焦電体の最
上部の薄膜状焦電体の上面の電極とプリント基板の回路
線とが導線を介して接続されていることを特徴とする請
求項1記載の焦電型赤外線センサ。 - 【請求項4】 前記少なくとも2個の薄膜状焦電体が積
層される所定の間隔は、中心部に開口部を有する枠状の
基台により設定されていることを特徴とする請求項1記
載の焦電型赤外線センサ。 - 【請求項5】 前記基台には、開口部に通じる通気部が
形成されていることを特徴とする請求項4記載の焦電型
赤外線センサ。 - 【請求項6】 前記薄膜状焦電体は、PVDFを主材と
するフィルムであることを特徴とする請求項1、2、3
又は4記載の焦電型赤外線センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490795A JPH08271333A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 焦電型赤外線センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490795A JPH08271333A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 焦電型赤外線センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271333A true JPH08271333A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13560937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7490795A Pending JPH08271333A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 焦電型赤外線センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08271333A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011111099A1 (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-15 | パイオニア株式会社 | 赤外線検出素子およびこれを備えた赤外線検出装置 |
WO2012111851A1 (ja) * | 2011-02-18 | 2012-08-23 | 日本電気株式会社 | 赤外線検知センサアレイおよび赤外線検知装置 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7490795A patent/JPH08271333A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011111099A1 (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-15 | パイオニア株式会社 | 赤外線検出素子およびこれを備えた赤外線検出装置 |
JPWO2011111099A1 (ja) * | 2010-03-10 | 2013-06-27 | パイオニア株式会社 | 赤外線検出素子およびこれを備えた赤外線検出装置 |
WO2012111851A1 (ja) * | 2011-02-18 | 2012-08-23 | 日本電気株式会社 | 赤外線検知センサアレイおよび赤外線検知装置 |
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