JPH0827131A - 新規な二環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体 - Google Patents
新規な二環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体Info
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- JPH0827131A JPH0827131A JP18045794A JP18045794A JPH0827131A JP H0827131 A JPH0827131 A JP H0827131A JP 18045794 A JP18045794 A JP 18045794A JP 18045794 A JP18045794 A JP 18045794A JP H0827131 A JPH0827131 A JP H0827131A
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Abstract
ならびに当該化合物又はその塩を有効成分として含有す
る抗潰瘍剤。 〔式中、AはCH、CH2、S、O又はSO2を表わし、
R1は水素原子又は低級アルキル基を表わし、R2は
(i)N、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個
含有する複素環式基; (ii)α−アミノ酸からNH2を除いた残りの基(こ
こで該基中に存在するカルボキシル基は塩、エステル又
はアミドの形態であることができる); (iii)−(CH2)n−COOHの基(ここでnは2
〜5の整数を表わす);又は (iv)ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基で置換され
た低級アルキル基を表わすか、或いは、R1とR2はそれ
らが結合している窒素原子と一緒になって、さらにN、
S及びOから選ばれるヘテロ原子を含んでいてもよい複
素環式基を形成していてもよい〕 【効果】 この化合物は優れた抗ストレス潰瘍作用及び
/又は胃酸分泌抑制作用を有し、抗潰瘍剤として有用で
ある。
Description
[2,1−d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体
に関する。本発明の化合物は抗潰瘍作用を有しており、
消化性潰瘍、例えば胃潰瘍、十二指腸潰瘍等の治療剤と
して有用である。
イソキサゾール−3−カルボン酸骨格を持つ誘導体とし
て、鎮痛、抗炎症作用を有するいくつかのナフト[2,
1−d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体及びそ
の4,5−ジヒドロ誘導体が知られている(特公昭46
−17235号公報;特公昭46−32177号公報;
薬学雑誌,95巻,815頁(1975年)参照)。
合物縮合イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体として
は、ナフト[1,2−c]イソキサゾール−3−カルボ
ン酸骨格を持つある種の誘導体が知られているが(特公
昭47−37168号公報参照)、これらの作用は決し
て強いものではなく、未だ医薬品として満足のいくもの
とは言えない。
な抗潰瘍作用を示す化合物を提供することにある。
二環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−3−
カルボン酸誘導体が強力な抗ストレス潰瘍作用及び/又
は胃酸分泌抑制作用を有することを見いだした。
を表わし、R1は水素原子又は低級アルキル基を表わ
し、R2は(i)N、S及びOから選ばれるヘテロ原子
を1〜4個含有する複素環式基; (ii)α−アミノ酸からNH2を除いた残りの基(こ
こで該基中に存在するカルボキシル基は塩、エステル又
はアミドの形態であることができる); (iii)−(CH2)n−COOHの基(ここでnは2
〜5の整数を表わす);又は (iv)ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基で置換され
た低級アルキル基を表わすか、或いは、R1とR2はそれ
らが結合している窒素原子と一緒になって、さらにN、
S及びOから選ばれるヘテロ原子を含んでいてもよい複
素環式基を形成していてもよく、R3及びR4は各々水素
原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルケニルオキシ基又はヒドロキシ基を表わ
し、破線はAがCHであるとき追加の結合を表わす、た
だし、AがCH又はCH2であるとき、R1は水素原子に
限る、で示される二環式化合物縮合[2,1−d]イソ
キサゾール−3−カルボン酸誘導体又はその塩が提供さ
れる。
語が付された基又は化合物の炭素原子数が6個以下、好
ましくは4個以下であることを意味する。
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−
ペンチル、sec−ペンチル、n−ヘキシル基等を挙げ
ることができ、「低級アルコキシ基」としては、例えば
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキ
シ、n−ブトキシ、イソペンチルオキシ基等を挙げるこ
とができる。また、「低級アルケニルオキシ基」の例と
しては、アリルオキシ、イソプロペニルオキシ、2−ブ
テニルオキシ、3−メチル−2−ブテニルオキシ基等が
挙げられる。
「N、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有
する複素環式基」は、任意の置換基を有していてもよい
単環又は多環、好ましくは単環又は二環式の複素環式基
であることができ、該基における複素環は、飽和のもの
であってもよいが、一般には不飽和のもの(芳香系)が
好ましく、また、単環の複素環に単環の炭化水素基が縮
合したものであってもよい。該複素環は通常5又は6員
環であることができる。さらに、該複素環基の置換基と
しては、好ましくは、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子及びニトロ基より選ばれる1の又は2
個の置換基が挙げられる。
例えばメチル、エチル、メトキシ、イソプロポキシ、ク
ロロ、ブロモ、ニトロ基等が挙げられ、また、該複素環
式基の環の具体例としては、例えばチエニル、フリル、
ピロリル、フラニル、ピリジル、イミダゾリル、ピラゾ
リル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イ
ソキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、ピリミジ
ニル、ピリダジニル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニ
ル、インドリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキ
ノリル、ピリジノチアゾリル、ピペリジニル等を挙げる
ことができる。
らNH2を除いた残りの基」とは、α−L−アミノ酸又
はα−D−アミノ酸からアミノ基を除いた残りの部分か
らなる基を意味し、ここでいうα−アミノ酸には、天然
由来の蛋白質を構成するアミノ酸の他に、それらの官能
基保護誘導体、それらのホモ又はノル誘導体、それらの
デヒドロ誘導体等のあらゆる種類のα−アミノ酸が包含
される。その中でも特に好適な基としては、天然由来の
蛋白質を構成するα−L−又は−D−アミノ酸、例えば
グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシ
ン、セリン、トレオニン、システイン、メチオニン、フ
ェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、アスパラ
ギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、ヒ
スチジン、リジン、アルギニンからアミノ基を除いた残
りの部分からなる基を挙げることができる。
は塩、エステル又はアミドの形態であることができる」
という場合における塩の形態としては、好ましくは金属
塩、例えばナトリウム、カリウム等のアルカリ金属との
塩;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属と
の塩;亜鉛との塩;アルミニウムとの塩等を挙げること
ができ、エステルの形態としては、好ましくは低級アル
キルエステル(例えばメチルエステル、エチルエステ
ル、n−プロピルエステル等);アリールエステル(例
えばフェニルエステル、4−クロロフェニルエステル
等);アラルキルエステル(例えばベンジルエステル、
フェネチルエステル等)等、特に好ましくは低級アルキ
ルエステルを挙げることができ、アミドの形態として
は、未置換のアミド;モノ−又はジ−低級アルキル置換
アミド(例えばメチルアミド、エチルアミド、プロピル
アミド、ジメチルアミド、ジエチルアミド、ジ−n−ペ
ンチルアミド等);N、S及びOから選ばれるヘテロ原
子を1〜4個含有する複素環式基で置換されたアミド
(例えばN−チエニルアミド、フリルアミド、N−ピロ
リルアミド、N−フラニルアミド、N−ピリジルアミ
ド、N−イミダゾリルアミド、N−ピラゾリルアミド、
N−トリアゾリルアミド、N−テトラゾリルアミド、N
−オキサゾリルアミド、N−イソキサゾリルアミド、N
−チアゾリルアミド、N−チアジアゾリルアミド、N−
ピリミジニルアミド、N−ピリダジニルアミド基等の5
又は6員の単環式の不飽和複素環式基)等を挙げること
ができる。
又は低級アルコキシ基で置換された低級アルキル基」に
は、1又は2個のヒドロキシ基又は低級アルコキシ基で
置換された低級アルキル基が包含され、具体的には、例
えば2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
3−ヒドロキシプロピル、1,5−ジヒドロキシ−2−
ペンチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、
3−メトキシプロピル、1,5−ジメトキシ−2−ペン
チル基等を挙げることができる。
窒素原子と一緒になって、さらにN、S及びOから選ば
れるヘテロ原子を含んでいてもよい複素環式基を形成し
ていてもよい」という場合における該複素環式基として
は、単環式で飽和している、特に5又は6員のものが好
ましく、また、該複素環式基の置換基としては、好まし
くは、低級アルキル基;低級アルコキシ基;ハロゲン原
子で置換されていてもよいフェニル基;カルボキシル
基;低級アルコキシカルボニル基;オキソ基及び保護さ
れたオキソ基(例えばエチレンジオキシ基等)より選ば
れる1個の置換基が挙げられる。さらに、該複素環がヘ
テロ原子としてS(硫黄原子)を更に含んでいる場合、
該硫黄原子はモノ−又はジ−オキサイドの形態であって
もよい。
としては、例えばメチル、エチル、メトキシ、カルボキ
シル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、オキ
ソ、エチレンジオキシ、フェニル、4−クロロフェニル
基等が挙げられ、また該複素環式基の環の具体例として
は、例えば1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−
イミダゾリジニル、1−ピペラジニル、4−モルホリニ
ル、4−チオモルホリニル等を挙げることができる。
は、AがCH又はCH2を表わす場合の式(I)化合物
である。
子を表わす場合の化合物である。
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子及び
ニトロ基より選ばれる1又は2個の置換基で置換されて
いてもよい単環又は二環式のN、S及びOから選ばれる
ヘテロ原子を1〜4個含有する5又は6員の不飽和複素
環式基;天然由来の蛋白質を構成するα−アミノ酸から
NH2を除いた残りの基(ここで該基中に存在するカル
ボキシル基は金属塩;低級アルキルエステル、アリール
エステルもしくはアラルキルエステル;又は未置換のア
ミド、モノ−もしくはジ−低級アルキル置換アミドもし
くはN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個含
有する複素環式基で置換されたアミドの形態であること
ができる);−(CH2)n−COOHの基(ここでnは
2〜5の整数を表わす);又は1もしくは2個のヒドロ
キシ基もしくは低級アルコキシ基で置換された低級アル
キル基を表わす場合の式(I)の化合物である。
れらが結合している窒素原子と一緒になって、さらに
N、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1個含んでいて
もよく、さらに環が低級アルキル基;低級アルコキシ
基;ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基;
カルボキシル基;低級アルコキシカルボニル基;オキソ
基及び保護されたオキソ基より選ばれる1個の置換基で
置換されていてもよい5又は6員の単環式の飽和複素環
式基を表わす場合の式(I)化合物である。
の化合物は、R3が水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基又
はヒドロキシ基を表わし、R4が水素原子又は低級アル
キル基を表わす場合の式(I)の化合物である。好まし
い別の群の化合物は、R3及びR4が上記の意味を表わ
し、且つR3が縮合イソキサゾール環の7位に置換して
おり、R4が縮合イソキサゾール環の8位に置換してい
る式(I)の化合物である。さらに、薬理作用の面から
特に好ましいものとしては、R3が水素原子、低級アル
コキシ基又は低級アルケニルオキシ基を表わし、R4が
水素原子を表わす式(I)の化合物を挙げることができ
る。
には、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子
が包含される。
として存在することができ、かかる塩の例としては、例
えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸
との塩;酢酸、蓚酸、クエン酸、酒石酸、p−トルエン
スルホン酸等の有機酸との塩等を挙げることができ、中
でも、薬理学的に許容し得る塩が適している。
合物の代表例としては、後記実施例に掲げるものの他に
次のものを挙げることができる。
カルボニル]−8−メトキシナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール、3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボ
ニル]−7,8−ジメトキシナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール、3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボ
ニル]−7−ヒドロキシナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニ
ル]−7−(3−メチル−2−ブテニルオキシ)ナフト
[2,1-d]イソキサゾール、3−(2−ピリミジルアミノ
カルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール、3−[4−(1−エトキシカルボニルピペリジ
ル)アミノカルボニル]−7−メチルナフト[2,1-d]イ
ソキサゾール、3−カルボキシメチルアミノカルボニル
−7,8−ジメトキシナフト[2,1-d]イソキサゾール、
3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7−クロロナ
フト[2,1-d]イソキサゾール、3−カルボキシメチルア
ミノカルボニル−7−ヒドロキシナフト[2,1-d]イソキ
サゾール、3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7
−(3−メチル−2−ブテニルオキシ)ナフト[2,1-d]
イソキサゾール、3−(メトキシカルボニルメチルアミ
ノカルボニル)ナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−エ
トキシカルボニルメチルアミノカルボニル−7−メトキ
シナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(1−(R)−
カルボキシエチルアミノカルボニル)ナフト[2,1-d]イ
ソキサゾール、3−(1−(S)−カルボキシエチルア
ミノカルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキ
サゾール、3−(1−(R)−カルボキシエチルアミノ
カルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール、3−(1−(S)−カルボキシエチルアミノカル
ボニル)−7,8−ジメトキシナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール、3−(1−(R)−カルボキシエチルアミノカ
ルボニル)−7−メチルナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−(1−(S)−カルボキシ−3−メチルブチル
アミノカルボニル)ナフト[2,1-d]イソキサゾール、3
−(1−(S)−カルボキシ−2−フェニルエチルアミ
ノカルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール、3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペ
ンチルアミノカルボニル)−7−クロロナフト[2,1-d]
イソキサゾール、3−(5−アミノ−1−(S)−カル
ボキシペンチルアミノカルボニル)−7−(3−メチル
−2−ブテニルオキシ)ナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−(2−カルバモイル−1−(S)−カルボキシ
エチルアミノカルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-
d]イソキサゾール、3−(1−(S)−カルボキシ−4
−ヒドロキシブチルアミノカルボニル)−7−メチルナ
フト[2,1-d]イソキサゾール、3−(1−カルボキシビ
ニルアミノカルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]
イソキサゾール、3−(2−カルボキシエチルアミノカ
ルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−(2−カルボキシエチルアミノカルボニル)−
7−(3−メチル−2−ブテニルオキシ)ナフト[2,1-
d]イソキサゾール、3−(3−カルボキシプロピルアミ
ノカルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール、3−(3−カルボキシプロピルアミノカルボニ
ル)−7,8−ジメトキシナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−(3−カルボキシプロピルアミノカルボニル)
−7−クロロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(2
−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)ナフト[2,1-d]
イソキサゾール、3−(2−ヒドロキシエチルアミノカ
ルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−(2−メトキシエチルアミノカルボニル)−7
−メトキシナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−[5−
(1−H−テトラゾリル)アミノカルボニル]−7−
(3−メチル−2−ブテニルオキシ)−4,5−ジヒド
ロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(4−ピリジル
アミノカルボニル)−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]
イソキサゾール、3−カルボキシメチルアミノカルボニ
ル−7−(3−メチル−2−ブテニルオキシ)−4,5
−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−カルバ
モイルメチルアミノカルボニル−7,8−ジメトキシ−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−
(1−(S)−カルボキシエチルアミノカルボニル)−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−
(1−(R)−カルボキシエチルアミノカルボニル)−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−
(1−(S)−カルボキシエチルアミノカルボニル)−
7−クロロ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール、3−(1−(S)−カルボキシエチルアミノカ
ルボニル)−7−メチル−4,5−ジヒドロナフト[2,1
-d]イソキサゾール、3−(1−(S)−カルボキシ−
2−フェニルエチルアミノカルボニル)−7−クロロ−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−
(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペンチルアミノ
カルボニル)−7−(3−メチル−2−ブテニルオキ
シ)−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−(2−カルボキシエチルアミノカルボニル)−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−
(3−カルボキシプロピルアミノカルボニル)−4,5
−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(3−
カルボキシプロピルアミノカルボニル)−7−クロロ−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−
(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−4,5−
ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(2−メ
トキシエチルアミノカルボニル)−7−クロロ−4,5
−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−[5−
(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]−5−オキ
サ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、
3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−5−オキサ−7−メチル−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール、3−[5−(1H−テトラゾ
リル)アミノカルボニル]−5−オキサ−7−(3−メ
チル−2−ブテニルオキシ)−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール、3−カルボキシメチルアミノ
カルボニル−5−オキサ−4,5−ジヒドロナフト[2,1
-d]イソキサゾール、3−カルボキシメチルアミノカル
ボニル−5−オキサ−7,8−ジメトキシ−4,5−ジ
ヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(1−
(S)−カルボキシエチルアミノカルボニル)−5−オ
キサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]
イソキサゾール、3−(1−(S)−カルボキシ−2−
メチルプロピルアミノカルボニル)−5−オキサ−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール、3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペン
チルアミノカルボニル)−5−オキサ−7−メトキシ−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−
(3−カルボキシプロピルアミノカルボニル)−5−オ
キサ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−チオモルホリノカルボニル−5−オキサ−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール、3−(1−ピペリジニルカルボニル)−5−オキ
サ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イ
ソキサゾール、3−(4−オキソ−1−ピペリジニルカ
ルボニル)−5−オキサ−7−メトキシ−4,5−ジヒ
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(4,4−エ
チレンジオキシ−1−ピペリジニルカルボニル)−5−
オキサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-
d]イソキサゾール、3−(4−カルボキシ−1−ピペリ
ジニルカルボニル)−5−オキサ−7−メトキシ−4,
5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(2
−カルボキシ−1−ピロリジニルカルボニル)−5−オ
キサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]
イソキサゾール、3−(4−フェニル−1−ピペラジニ
ルカルボニル)−5−オキサ−7−メトキシ−4,5−
ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−[4−
(4−クロロフェニル)−1−ピペラジニルカルボニ
ル]−5−オキサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナ
フト[2,1-d]イソキサゾール、3−カルボキシメチルア
ミノカルボニル−5−チア−7−メチル−4,5−ジヒ
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(1−(S)
−カルボキシエチルアミノカルボニル)−5−チア−7
−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール、3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペ
ンチルアミノカルボニル)−5−チア−4,5−ジヒド
ロナフト[2,1-d]イソキサゾール、3−(2−カルボキ
シエチルアミノカルボニル)−5−チア−7,8−ジメ
トキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル、3−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−
5−チア−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール、3−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)
−5−チア−7−クロロ−4,5−ジヒドロナフト[2,1
-d]イソキサゾール等。
はその塩は、式
る、のカルボン酸又はその反応性誘導体を、式
のアミン又はその反応性誘導体と反応させ、必要に応じ
て反応生成物を塩に変えることにより製造することがで
きる。
カルボン酸又はその反応性誘導体が式(III)のアミ
ン又はその反応性誘導体によりアミド化される。
酸又はその反応性誘導体及びアミン又はその反応性誘導
体の種類に応じた、それ自体既知の種々の方法に従って
行うことができる。
カルボン酸の反応性誘導体を用いる場合、反応性誘導体
としては、ペプチド化学の分野においてアミド化反応を
行うに際してカルボキシル基の活性化に使用されている
ものはいずれも使用可能であり、それらの反応性誘導体
と式(III)のアミンとの反応には、例えば次のもの
が挙げられる。
に、溶媒の不在下又はクロロホルム、ジエチルエーテ
ル、ベンゼン等の溶媒中、氷冷下乃至室温で塩化チオニ
ル、ホスゲン、五塩化リン等を反応させ、生成する酸塩
化物に式(III)のアミンを反応させる。なお、本反
応は必要に応じて水酸化ナトリウム、ピリジン等の塩基
の存在下に行ってもよい。
低級アルキルエステルを出発原料とし、まずメタノー
ル、エタノール、ジメチルホルムアミド等の溶媒中、室
温付近の反応温度でヒドラジンを反応させてヒドラジド
に変え、次いでこれを塩酸又は塩酸と酢酸又はそれらと
ジメチルホルムアミド又はテトラヒドロフランの混合液
に溶解し、室温付近で亜硝酸ナトリウムを反応させ生成
したアジドに式(III)のアミンを反応させる。
ルボン酸と式(III)のアミンを塩化メチレン、アセ
トニトリル、ジメチルホルムアミド、ピリジン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン等の溶媒に溶解し、氷冷下に
N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミドを反応させ
る。
の低級アルキルエステル、例えばメチルエステルを式
(III)のアミンと無溶媒下に加熱するか、或いは、
式(II)のカルボン酸に、p−ニトロフェノール、ク
ロルアセトニトリル、N−ヒドロキシコハク酸イミド等
を反応させて活性エステルに変え、次いで式(III)
のアミンを反応させる。
ン酸に、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、
クロロホルム、酢酸エチル等の溶媒中、トリエチルアミ
ン、ピリジン等の塩基の存在下に、約−20〜0℃の反
応温度でクロル炭酸低級アルキル、オキシ塩化リン、リ
ン酸ジベンジル等の酸誘導体を反応させて混合酸無水物
を生成させ、これに式(III)のアミンを反応させ
る。
酸に、ジメチルホルムアミド等の溶媒中、約−20〜0
℃の反応温度でN,N−カルボニルジイミダゾールを反
応させ、生成するイミダゾリドと式(III)のアミン
とを反応させる。
アミンの反応性誘導体を用いる場合、反応性誘導体とし
てはペプチド化学の分野においてアミド化反応を行うに
際してアミノ基の活性化に使用されているものはいずれ
も使用可能であり、それらの反応性誘導体と式(II)
のカルボン酸との反応には、例えば次のものが挙げられ
る。
に、ピリジン、トルエン−トリエチルアミン等の溶媒
中、氷冷下に三塩化リンを反応させ、生成するホスファ
ゾ化合物と式(II)のカルボン酸とを反応させる。な
お、三塩化リンの使用割合は、式(III)のアミン1
モルに対して三塩化リンは約0.5モルである。
ミンに、トルエン、ピリジン等の溶媒中で加熱下にホス
ゲンを作用させ、生成するイソシアナートと式(II)
のカルボン酸とを反応させる。
アミンに、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、ベンゾ
ニトリル等の溶媒中、ピリジン等の塩基の存在下に、室
温乃至還流下に、クロル亜リン酸ジエステル、例えばク
ロル亜リン酸ジエチル、クロル亜リン酸o−フェニレン
等を反応させ、次いで式(II)のカルボン酸を反応さ
せる。
ン酸と式(III)のアミンを直接縮合させることによ
り行うこともできる。反応は、例えばベンゼン、トルエ
ン、ジメチルホルムアミド、クロロホルム等の溶媒中、
室温乃至反応混合物の還流温度で、必要に応じて縮合
剤、例えば四塩化珪素、四塩化チタン、トリクロロフェ
ニルシラン等のルイス酸、アンバーライトIR−120等
の強酸性イオン交換樹脂等の存在下に行うことができ
る。
(I)の二環式化合物縮合[2,1-d]イソキサゾール−
3−カルボン酸誘導体が生成し、該化合物は必要に応じ
て前記した如き無機酸又は有機酸で処理することにより
対応する塩に変えることができる。
として用いられる式(II)のカルボン酸において、A
がCH又はCH2を表わす場合の化合物の一部及びAが
S、O又はSO2を表わす場合の化合物は従来の文献に
未載の新規な化合物であり、例えば下記反応式1に従っ
て合成することができる。
味を有する。
と蓚酸ジメチルとの反応は、例えばテトラヒドロフラ
ン、メタノール、エタノール等の不活性溶媒中、ナトリ
ウムメトキシド、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド
等の塩基の存在下に、氷冷下乃至室温の反応温度で行う
ことができる。生成する上記式(V)の化合物は、次い
でヒドロキシルアミンとの環化反応に付される。環化反
応は、例えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等の不活性溶媒中、必要に応じて脱水
剤、例えばポリリン酸、濃硫酸、ハロゲン化水素酸等の
存在下に、塩酸ヒドロキシルアミンで処理することによ
り行うことができる。反応温度は室温乃至反応混合物の
還流温度が好ましく、塩酸ヒドロキシルアミンの使用割
合は式(V)の化合物1モル当たり1〜1.5モル程度
が好適である。
H2、O又はSである場合の化合物の反応性誘導体の一
つであるメチルエステル、すなわち式(II−1)の化
合物が得られる。得られる式(II−1)の化合物は、
必要に応じて加水分解することにより式(II−2)の
遊離カルボン酸に変えることができる。加水分解は、常
法に従い、例えばメタノール、エタノール、等の不活性
溶媒中、アルカリ例えば水酸化ナトリウム水溶液で処理
することにより容易に行うことができる。
破線が追加の結合を表わす場合の化合物は、前記式(I
I−1)の化合物を脱水素反応に付することにより合成
することができる。
ガン、四酢酸鉛、五塩化リン、ハロゲン、酸素、2,3
−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノ
ン、クロラニル、1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒ
ドラジル等で処理することにより行うことができる。反
応条件は、用いる酸化剤の種類により異なるが、それ自
体は既知のものであり、例えば酸化剤として臭素を選択
した場合、反応はクロロホルム、四塩化炭素等の溶媒
中、室温乃至反応混合物の還流温度の反応温度で、式
(II−1)の化合物1モル当たり臭素を1〜1.1モ
ル程度使用して行えばよい。また、酸化剤として五塩化
リンを選択した場合、反応は四塩化炭素、クロロホル
ム、ジクロルメタン等の溶媒中、室温乃至反応混合物の
還流温度の反応温度で、式(II−1)の化合物1モル
当たり五塩化リンを1〜1.1モル程度使用して行うこ
とができる。
に応じて上記と同様に加水分解することにより、式(I
I−4)の遊離カルボン酸に変えることができる。
2を表わす場合の化合物は、AがSを表わす場合の前記
式(II−2)の化合物を、過マンガン酸カリウム、ク
ロム酸、四酸化ルテニウム、ハロゲン、オゾン、過酸化
水素、過安息香酸等の酸化剤で酸化することにより容易
に得ることができる。酸化剤として過酸化水素を選択し
た場合、反応は、例えば酢酸、アセトン等の溶媒中で室
温程度の反応温度において行うことができる。
前記式(I)の化合物は、それ自体既知の手段、例えば
再結晶、蒸留、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマ
トグラフィー等の方法により、反応混合物から単離、精
製することができる。
れる二環式化合物縮合[2,1-d]イソキサゾール−3−
カルボン酸誘導体は、優れた抗ストレス潰瘍作用及び/
又は胃酸分泌抑制作用を有しており、消化性潰瘍例えば
胃潰瘍、十二指腸潰瘍等の治療に有効である。
以下の動物実験により示される。
投与前の一昼夜を絶食とした。薬物は2%アラビアゴム
溶液に懸濁し、30mg/kgの用量で経口投与した。
薬物投与1時間後、エーテル軽麻酔下にラットの幽門を
結紮した。幽門結紮4時間後にラットを過量のエーテル
で屠殺し、胃の内容物を目盛り付き試験管に回収した。
回収した胃液は遠心処理により残渣と分離後、液量およ
びその酸度を計測した。酸度の計測はラジオメーター
(Radiometer)社製の自動滴定装置により0.1N−水
酸化ナトリウムを用いて行った。薬物の効果は幽門結紮
4時間における酸排泄量(酸度と液量の積)を指標に溶
媒投与群の酸排泄量との比較で行い、抑制率(%)とし
て示した。
投与前の一昼夜を絶食とした。薬物は2%アラビアゴム
溶液に懸濁し、30mg/kgの用量で経口投与した。
薬物投与30分後ラットを拘束ケ−ジに入れ、21℃の
恒温水槽に胸部剣状突起まで漬けた。水浸拘束6時間
後、ラットを過量のエーテルで屠殺し胃を摘出した。組
織像をビデオカメラより画像解析装置(LA−555,
(株)ピアス)に取り込み、障害部面積をコンピュータ
ーで算出した。薬物の効果は胃障害部面積を指標に溶媒
投与群の胃障害部面積との比較で行い、抑制率(%)と
して示した。
瘍剤として、人間その他の哺乳動物に対する治療、処置
のため経口投与又は非経口投与(例えば筋注、静注、直
腸投与、経皮投与など)することができる。
場合、その用途に応じて、固体形態(例えば錠剤、硬カ
プセル剤、軟カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、丸
剤、トローチ錠など)、半固体形態(例えば坐剤、軟膏
など)又は液体形態(注射剤、乳剤、懸濁液、ローショ
ン、スプレーなど)のいずれかの製剤形態に調製して用
いることができる。しかして、上記製剤に使用し得る無
毒性の添加物としては、例えばでん粉、ゼラチン、ブド
ウ糖、乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウム、タ
ルク、ステアリン酸マグネシウム、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース又はその塩、アラビアゴ
ム、ポリエチレングリコール、p−ヒドロキシ安息香酸
アルキルエステル、シロップ、エタノール、プロピレン
グリコール、ワセリン、カーボワックス、グリセリン、
塩化ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウ
ム、クエン酸等が挙げられる。該薬剤はまた、治療学的
に有用な他の薬剤を含有することもできる。
はその剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体形
態の場合には0.1〜50重量%の濃度で、そして液体
形態の場合には0.05〜10重量%の濃度で含有して
いることが望ましい。
間をはじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の軽
重、医者の診断等により広範に変えることができるが、
一般に1日当たり、0.05〜50mg/kg、好適に
は0.5〜10mg/kgとすることができる。しか
し、上記の如く患者の症状の軽重、医者の診断に応じて
上記範囲の下限よりも少ない量又は上限よりも多い量を
投与することはもちろん可能である。上記投与量は1日
1回又は数回に分けて投与することができる。
る。
ト[2,1-d]イソキサゾール1388gを四塩化炭素15
リットルに溶解し、加熱環流下、臭素1059gを滴下
する。滴下終了後、反応液を冷却し、析出する結晶をろ
取し、メタノール30リットルより再結晶し、3−メト
キシカルボニルナフト[2,1-d]イソキサゾール1312
gを得た。
(3H,m),7.90-8.13(2H,m),8.35-8.55(1H,m) (b)3−メトキシカルボニルナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール1312gをメタノール37リットルに懸濁さ
せ、1N−水酸化ナトリウム溶液6.5リットルを加
え、1時間撹拌する。反応液を1N−塩酸で弱酸性とし
た後、大量の水に注ぐ。析出する結晶をろ取、風乾し、
3−カルボキシナフト[2,1-d]イソキサゾール1291
gを得た。
7.83(2H,m),7.85-8.06(1H,m),8.20-8.46(1H,m) (c)3−カルボキシナフト[2,1-d]イソキサゾール1
09gをクロロホルム650mlに懸濁し、五塩化リン
200gを加える。30分撹拌後、クロロホルムおよび
生成するオキシ塩化リンを留去し、残渣を氷冷下、5−
アミノ−1H−テトラゾール43.1gのピリジン溶液
1.2リットルに加え、一夜撹拌する。反応終了後、ピ
リジンを減圧留去し、残渣を水に注ぎ、1N−塩酸で弱
酸性とする。析出する結晶をろ取し、ジメチルホルムア
ミド−アセトンより再結晶して、3−[5−(1H−テ
トラゾリル)アミノカルボニル]ナフト[2,1-d]イソキ
サゾール103gを得た。
10-8.36(1H,m),8.36-8.65(1H,m),14.00(1H,br.s) 出発原料として適切なカルボン酸及びアミンを適宜選択
し実施例1と同様に操作して、以下の実施例2〜11の
化合物を合成した。
−7−メトキシナフト [2,1-d]イソキサゾール1H-NMR((CD3)2SO,δ):3.96(3H,
s), 7.44(1H,dd,J=2.5,8.9Hz), 7.66(1H,d,J=2.5Hz),
7.94(2H,d,J=2.2Hz), 8.38(1H,d,J=8.8Hz) MS(m/e):310(M+), 199(base) 実施例3 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−7−クロロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:350℃以上1 H-NMR((CD3)2SO,δ):7.84(1H, dd, J=8.8, 2.2Hz),
8.00(1H, d, J=8.8Hz),8.10(1H, d, 8.8Hz), 8.37(1H,
d, J=2.2Hz), 8.52(1H, d, J=8.8Hz) MS(m/e):314(M+), 203(base) 実施例4 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−7−メチルナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:292.2-293.0℃分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.58(3H,s),7.68(1H,d,J=8.6H
z),7.80-8.10(3H,m),8.37(1H,d,J=8.6Hz) 実施例5 3−(カルボキシメチルアミノカルボニル)ナフト[2,1
-d]イソキサゾールm.p.:222.7-232.6℃分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):4.04(2H,d,J=6.2Hz),7.66-7.90
(2H,m),7.99(2H,d,J=3.5Hz),8.05-8.30(1H,m),8.30-8.5
3(1H,m),9.25(1H,t,J=6.2Hz),12.72(1H,br.s) 実施例6 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7−メトキシ
ナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:223.4-226.2℃分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.95(3H,s),4.03(2H,d,J=6.2H
z),7.41(1H,dd,J=8.8,2.4Hz),7.63(1H,d,J=2.4Hz),7.82
(1H,d,J=8.8Hz),7.99(1H,d,J=8.8Hz),8.33(1H,d,J=9.0H
z),9.20(1H,t,J=6.2Hz),12.65(1H,br.s) 実施例7 3−(1−(S)−カルボキシエチルアミノカルボニ
ル)ナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:225.0-227.0℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.47(3H, d, J=7.5Hz), 4.55(1
H, q, d, J=7.5Hz), 7.83(2H, m), 7.99(2H, m), 8.20
(1H, m), 8.45(1H, m), 9.25(1H,br. d, J=7.5Hz),12.6
(1H, br. s) MS(m/e):284(M+), 169 実施例8 3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)ナフト[2,1-d]イソキサゾール 塩酸
塩 m.p.:188.3-192.6℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.23-2.13(6H,m),2.60-2.95(2H,
m),4.50(1H,q,J=7.0Hz),7.50-8.60(6H,m),9.20(1H,d,J=
7.0Hz) 実施例9 3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)−7−メトキシナフト[2,1-d]イソキ
サゾール 塩酸塩 m.p.:233.2-238.8℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.10-2.10(6H,m),2.60-2.93(2H,
m),3.96(3H,s),4.49(1H,q,J=7.5Hz),7.42(1H,dd,J=9.0,
2.4Hz),7.64(1H,d,J=2.4Hz),7.83(1H,d,J=9.0Hz),7.97
(1H,d,J=9.0Hz),8.34(1H,d,J=9.0Hz),9.14(1H,d,J=7.9H
z),12.40(1H,br.s) 実施例10 3−(2−カルボキシエチルアミノカルボニル)ナフト
[2,1-d]イソキサゾール m.p.:208.0-211.0℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.6(2H, t, J=7.0Hz), 3.58(2H,
q, J=7.0Hz), 7.70-7.92(2H, m), 7.99(2H, m), 8.18
(1H, m), 8.45(1H, m), 9.04(1H. br.t), 12.25(1H, b
r. s) MS(m/e):284(M+), 169(base) 実施例11 3−(3−カルボキシプロピルアミノカルボニル)ナフ
ト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:194.5-196.6℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.85(2H, q, J=6.8Hz), 2.33(2
H, d, J=6.8Hz),3.38(2H,m), 7.70-7.95(2H, m), 8.00
(2H, m), 8.19(1H, m), 8.44(1H,m), 9.09(1H, br.t),
11.9(1H, br. s) MS(m/e):289(M+), 169(base) 実施例12 (a)3−メトキシカルボニル−7−メトキシ−4,5
−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール22.2gの
エタノール溶液70mlにヒドラジン1水和物20ml
を加え、30分加熱する。冷後、析出する結晶をとり、
エタノールより再結晶し、無色結晶の3−ヒドラジノカ
ルボニル−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1
-d]イソキサゾール19.1gを得た。
3.79(3H,s),4.60(2H,br.s),6.78-7.04(2H,m),7.64(2H,
d,J=8.1Hz),9.80(1H,br.s) MS(m/e):259(M+,base),200 (b)3−ヒドラジノカルボニル−7−メトキシ−4,
5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール25.9g
の酢酸1.2リットル、ジメチルホルムアミド340m
l溶液を0℃に冷却し、1N−塩酸100ml、亜硝酸
ナトリウム6.9gの水溶液を滴下し、30分攪拌す
る。反応液を氷−水4リットルに注ぎ、析出する結晶2
6gを得る。得られたアジド20gのジメチルホルムア
ミド300ml溶液にε-ベンジルオキシカルボニル−
リジン エチルエステル p−トルエンスルホン酸塩3
5.56g、トリエチルアミン20mlを加え、一夜攪
拌する。反応液を酢酸エチルで抽出し、カラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製
し、無色油状の3−(1−(S)−エトキシカルボニル
−5−ベンジルオキシカルボニルアミノペンチルアミノ
カルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール37gを得た。
1.35-2.04(6H,m),3.00(4H,s),3.18(2H,m),3.84(3H,s),
4.22(2H,q,J=7.3Hz),4.72(1H,m),5.09(2H,s),6.73-6.8
(2H,m),7.31(5H,br.s),7.60(1H,m) MS(m/e):535(M+),427,91(base) [α]25 D:-6.68°(c 1.08,MeOH) (c)3−(1−(S)−エトキシカルボニル−5−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノペンチルアミノカルボニ
ル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]
イソキサゾール36.4gのエタノール溶液300ml
に1N−水酸化ナトリウム80mlを加え、30分攪拌
する。反応液に2N−塩酸を加え、弱酸性とし、析出す
る結晶をろ取後、酢酸エチルより再結晶し、無色結晶の
3−(1−(S)−カルボキシ−5−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノペンチルアミノカルボニル)−7−メト
キシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール
30gを得た。
2.73-3.15(4H,m),3.81(3H,s),4.32(1H,m),4.99(2H,s),
6.80-7.05(2H,m),7.32(5H,s),7.59(1H,d,J=7.9Hz),8.70
(1H,br.s) MS(m/e):507(M+),290,91(base) [α]25 D:+6.48°(c 1.03,MeOH) (d)3−(1−(S)−カルボキシ−5−ベンジルオ
キシカルボニルアミノペンチルアミノカルボニル)−7
−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール29.7gのトリフルオロ酢酸180ml溶液を
室温で2日間攪拌する。減圧下、溶媒留去して得られる
残渣を2N−塩酸−酢酸エチルに溶解し、留去する操作
を2回行い、残渣をメタノール-酢酸エチルより再結晶
し、無色結晶の3−(5−アミノ−1−(S)−カルボ
キシペンチルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,
5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール 塩酸塩1
7.2gを得た。
m),4.36(1H,m),6.93(2H,m),7.58(1H,d,J=8.1Hz),7.94(1
H,br.s),8.85(1H,d,J=8.1Hz),12.8(1H,br.s) MS(m/e):256(M+-17), 201, 113(base) [α]25 D:+6.44°(c 1.025,MeOH) 出発原料として適切なカルボン酸及びアミンを適宜選択
し実施例12と同様に操作して、以下の実施例13〜7
2の化合物を合成した。
−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソ
キサゾール m.p.:258.3 - 260.3℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.80-3.10(4H,m), 3.82(3H,s),
6.83-7.10(3H,m) 7.65(1H,d,J=8.1Hz), 12.70(1H,br.s) MS(m/e):312(M+), 200(base) IR(KBr,ν):3348, 1594, 1428, 1256 実施例14 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−6−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソ
キサゾール m.p.:266.4-268.5℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.99(4H, s), 3.85(3H, s), 7.0
5-7.40(3H, m), 12.70(1H, br. s) MS(m/e):312(M+), 200(base) 実施例15 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−8−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソ
キサゾール m.p.:267.6-271.1℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.97(4H,s), 3.83(3H,s), 6.98
(1H,dd,J=2.8,8.4Hz),7.23(1H,d,J=2.4Hz), 7.34(1H,
d,J=8.4Hz), 12.4-13.2(1H,br.s) MS(m/e):312(M+), 200(base) 実施例16 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−7,8−ジメトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-
d]イソキサゾール m.p.:287.0-290.9℃1 H-NMR(CDCl3,δ):2.98(4H,s), 3.83(3H,s), 3.84(3H,
s,), 7.06(1H,s),7.25(1H,s), 7.5-7.9(1H,br.s), 12.7
2(1H,s) MS(m/e):342(M+), 230, 150(base) 実施例17 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:249.1-256.8℃分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.80-3.39(4H,m),7.20-7.56(3H,
m),7.60-7.83(1H,m) 実施例18 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−7−クロロ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキ
サゾール m.p.:271.5-273.1℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.03(4H, m), 7.46(1H, dd, J=
7.9, 1.8Hz), 7.47(1H,d,J=1.8Hz), 7.71(1H, d, J=7.
9Hz), 12.8(1H, br.s) MS(m/e):316(M+), 204(base) 実施例19 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−7−メチル−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキ
サゾール m.p.:255.5-265.7℃分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.34(3H,s),2.99(4H,s),7.19(1
H,d,J=7.5Hz),7.23(1H,s),7.59(1H,d,J=7.5Hz) 実施例20 3−(2−ピリジルアミノカルボニル)−7−メトキシ
−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:206.7-207.7℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.08(4H,s), 3.85(3H,s), 6.7-7.0
(2H,m), 7.0-7.2(1H,m),7.65(1H,d,J=9.1Hz), 7.6-7.9
(1H,m), 8.2-8.4(2H,m), 9.22(1H,br.s) MS(m/e):321(M+), 94(base) 実施例21 3−(2−ピリミジルアミノカルボニル)−7−メトキ
シ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:221.8-223.1℃1 H-NMR(CDCl3,δ):2.9-3.1(4H,m), 3.85(3H,s), 6.7-
7.0(2H,m), 7.09(1H,t,J=4.8Hz), 7.64(1H,d,J=9.2Hz),
8.69(2H,d,J=4.8Hz), 9.32(1H,br.s) MS(m/e):322(M+), 200, 95(base) 実施例22 3−[2−(5−ニトロチアゾリル)アミノカルボニ
ル]−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]
イソキサゾール m.p.:282.0-284.7℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.82(3H, s), 6.85-7.10(2H,
m), 7.72(1H, d, J=8.1Hz),8.69(1H, s) MS(m/e):272(M+), 200(base), 172 実施例23 3−[2−(4−メチルベンゾチアゾリル)アミノカル
ボニル]−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1
-d]イソキサゾール m.p.:216.5-217.9℃1 H-NMR(CDCl3,δ):2.69(3H,s), 3.12(4H,s), 3.85(3H,
s), 6.8-7.0(2H,m),7.25(1H,d,J=1.0Hz), 7.30(1H,s),
7.6-7.8(2H,m) MS(m/e):391(M+), 191(base) 実施例24 3−[2−(4−クロロベンゾチアゾリル)アミノカル
ボニル]−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1
-d]イソキサゾール m.p.:261.8-262.9℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.10(4H,s), 3.86(3H,s), 6.8-7.0
(2H,m), 7.2-7.8(5H,m)MS(m/e):411(M+), 184(base) 実施例25 3−[2−(7−アザベンゾチアゾリル)アミノカルボ
ニル]−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-
d]イソキサゾール m.p.:250.8-252.0℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.10(4H,s), 3.86(3H,s), 6.8-6.9
(2H,m), 7.3-7.5(1H,m),7.66(1H,d,J=9.2Hz), 8.11(1H,
dd,J=1.4,8.4Hz), 8.54(1H,dd,J=1.5,4.8Hz) MS(m/e):378(M+), 151(base) 実施例26 3−[4−(1−エトキシカルボニルピペリジル)アミ
ノカルボニル]−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフ
ト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:172.0-172.7℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.19(3H,t,J=7.0Hz),1.30-1.95
(4H,m),2.65-3.13(6H,m),3.60-4.20(3H,m),3.81(3H,s),
4.04(2H,q,J=7.0Hz),6.79-7.05(2H,m),7.58(1H,d,J=8.4
Hz),8.60(1H,br.d,J=7.9Hz) 実施例27 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7−メトキシ
−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:206.7-207.7℃1 H-NMR(CD3OD,δ):2.99(4H,s), 3.84(3H,s), 4.09(2H,
s), 6.8-7.0(2H,m),7.58(1H,dd,J=1.3,7.2Hz) MS(m/e):302(M+), 200(base) 実施例28 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−6−メトキシ
−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:214.2-218.0℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.85-3.05(4H, m), 3.85(3H,
s), 3.90(2H, d, J=6.2Hz), 7.10(1H, dd, J=7.9, 2.6H
z), 7.20-7.46(2H, m), 8.87(1H, br. t), 12.6(1H, b
r. s) MS(m/e):302(M+), 200(base) 実施例29 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7,8−ジメ
トキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル m.p.:240.3-246.2℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.8-3.0(4H,m), 3.82(3H,s), 3.
83(3H,s), 3.91(2H,d,J=5.9Hz), 7.03(1H,s), 7.21(1H,
s), 8.83(1H,t,J=5.8Hz), 12.6(1H,br.s) MS(m/e):332(M+), 230(base) 実施例30 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−4,5−ジヒ
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:211.2-214.1℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.8-3.1(4H,m), 3.92(2H,d,J=5.
9Hz), 7.2-7.5(3H,m),7.5-7.8(1H,m), 8.58(1H,t,J=5.5
Hz), 12.7(1H,br.s) MS(m/e):272(M+), 170(base) 実施例31 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7−クロロ−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:212.3-215.1℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.75-3.15(4H, m), 3.93(2H, d,
J=5.9Hz), 7.30-7.48(2H, m), 7.68(1H, d, J=8.1Hz),
8.92(1H, t, J=5.9Hz), 12.5(1H. br. s) MS(m/e):306(M+), 204 実施例32 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7−メチル−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:212.1-217.0℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.34(3H,s),2.86-3.10(4H,m),3.
92(2H,d,J=5.9Hz),7.18(1H,d,J=7.7Hz),7.22(1H,s),7.5
6(1H,d,J=7.7Hz),8.88(1H,t,J=5.9Hz) 実施例33 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−7−メトキシ
−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール ナ
トリウム m.p.:266.5-268.1℃1 H-NMR(CD3OD,δ):2.9-3.1(4H,m), 3.86(3H,s), 3.92
(2H,s), 6.7-7.0(2H,m),7.58(1H,dd,J=7.5,1.5Hz) MS(m/e):201, 148(base) 実施例34 3−メトキシカルボニルメチルアミノカルボニル−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール m.p.:155.4-156.4℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.02(4H,s), 3.80(3H,s), 3.84(3H,
s), 4.23(2H,d,J=5.5Hz),6.7-7.0(2H,m), 7.25(1H,br.
s), 7.62(1H,d,J=9.2Hz) MS(m/e):316(M+), 200(base) 実施例35 3−エトキシカルボニルメチルアミノカルボニル−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール m.p.:133.1-134.7℃1 H-NMR(CD3OD,δ):1.29(3H,t,J=7.1Hz), 2.8-3.1(4H,
m), 3.84(3H,s), 4.0-4.5(4H,m), 6.8-7.0(2H,m), 7.58
(1H,dd,J=1.6,7.3Hz) MS(m/e):330(M+), 200(base) 実施例36 3−カルバモイルメチルアミノカルボニル−7−メトキ
シ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:247.1-249.1℃分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.85-3.03(4H,m),3.81(3H,s),3.
82(2H,d,J=5.7Hz),6.79-7.13(2H,m),7.35(1H,br.s),7.5
9(1H,d,J=8.1Hz),8.53(1H,t,J=5.7Hz) 実施例37 3−ジアミルアミノカルボニルメチルアミノカルボニル
−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソ
キサゾール m.p.:121.2-121.9℃1 H-NMR(CDCl3,δ):0.7-1.1(6H,m), 1.1-1.8(12H,m),
3.02(4H,s), 3.1-3.5(4H,m), 3.84(3H,s), 4.23(2H,d,J
=4.4Hz), 6.7-6.9(2H,m), 7.62(1H,d,J=9.2Hz), 7.81(1
H,br.s) MS(m/e):441(M+), 200, 184, 142(base) 実施例38 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニルメ
チルアミノカルボニル]−7−メトキシ−4,5−ジヒ
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:280.4-282.5℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.85-3.05(4H,m),3.82(3H,s),4.
19(2H,d,J=5.9Hz),6.83-7.50(2H,m),7.61(1H,d,J=8.1H
z) 実施例39 3−(1−(S)−カルボキシエチルアミノカルボニ
ル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]
イソキサゾール m.p.:217.4-218.8℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.40(3H, d, J=7.3Hz), 2.75-3.
10(4H, m), 3.81(3H,s),4.41(1H, m), 6.80-7.03(2H,
m), 7.56(1H, d, J=8.1Hz), 8.76(1H,d, J=7.5Hz), 12.
7(1H, br. s) MS(m/e):316(M+), 200(base) 実施例40 3−(1−(R)−カルボキシエチルアミノカルボニ
ル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]
イソキサゾール m.p.:231.0-233.0℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.40(3H, d, J=7.3Hz), 2.68-3.
12(4H, m), 3.81(3H,s),4.42(1H, q, J=7.3Hz), 6.80-
7.02(2H, m), 7.58(1H, d, J=8.1Hz), 8.73(1H,d, J=
7.3Hz), 12.7(1H, br.s) MS(m/e):316(M+), 200(base) [α]26 D :+11.9゜ (c 1.36, DMF) 実施例41 3−(1−(S)−カルボキシ−2−メチルプロピルア
ミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナ
フト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:151.4-154.6℃1 H-NMR(CDCl3,δ):1.06(3H, d, J=6.8Hz), 1.08(3H,
d, J=6.8Hz), 2.33(1H, m),3.02(4H, s), 3.84(3H,
s), 4.72(1H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 6.15(1H, br. s),
6.81(2H, m), 7.22(1H, m), 7.60(1H, d, J=8.8Hz) MS(m/e):344(M+), 200(base) [α]23 D:+23.4゜ (c 0.5, EtOH) 実施例42 3−(1−(S)−カルボキシ−3−メチルブチルアミ
ノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフ
ト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:135.0-136.2℃1 H-NMR(CDCl3,δ):1.99(6H, s, J=5.7Hz), 1.80(2H,
m), 3.02(4H, s), 3.84(3H, s), 4.82(1H, m), 5.30(H,
br. s), 6.82(2H, m), 7.15(1H, br. d,J=8.1Hz), 7.6
0(1H, d, J=8.1) MS(m/e):358(M+), 200(base) [α]23 D:+4.8゜ (c 0.48, EtOH) 実施例43 3−(1−(S)−カルボキシ−2−フェニルエチルア
ミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナ
フト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:159.2-160.6℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.85(7H, m), 3.80(3H, s), 4.7
5(1H, m), 6.96(2H,m),7.26(5H, s), 7.57(1H, d, J=8.
1Hz), 8.78(1H, d, J=8.3Hz), 12.8(1H,br. s)MS(m/
e):392(M+), 200, 91(base) 実施例44 3−(1−(S)−カルバモイル−フェニルエチルアミ
ノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフ
ト[2,1d]イソキサゾール m.p.:177.4 - 178.6℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.60-3.13(6H,m), 3.80(3H,s),
4.47-4.80(1H,m), 6.75-7.67(8H,m) 8.37(1H,d,J=8.4H
z) MS(m/e):391(M+), 91(base) IR(KBr,ν):3412, 1680, 1464, 1254 実施例45 3−(1−(S)−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル
アミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロ
ナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:199.8-203.1℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.82-3.05(4H, m), 3.81(3H,
s), 4.46(2H, m), 6.92(2H, m), 7.68(1H, d, J=8.1H
z), 8.40(1H, d, J=7.7Hz) MS(m/e):332(M+), 200(base) 実施例46 3−(1−(S)−カルボキシ−2−(R)−ヒドロキ
シプロピルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5
−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:166.5-168.3℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.16(3H, d, J=6.4Hz), 2.75-3.
20(4H, m), 3.81(3H,s),4.18(1H, m), 4.37(1H, m), 6.
94(2H, m), 7.69(1H, d, J=8.1Hz), 7.91(1H, d,J=8.6
Hz) MS(m/e):346(M+), 200, 148(base) [α]28 D:+11.62゜ (c 1.13, MeOH) 実施例47 3−[1−(S)−カルボキシ−2−(4−ヒドロキシ
フェニル)エチルアミノカルボニル]−7−メトキシ−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:226.9-229.4℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.60-3.15(6H,m),3.80(3H,s),4.
40-4.72(1H,m),6.50-6.75(2H,m),6.94(2H,d,J=13.4),7.
04(2H,d,J=13.4Hz),7.58(1H,d,J=8.1Hz),8.59(1H,d,J=
8.1Hz),9.12(1H,br.s) 実施例48 3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)−7,8−ジメトキシ−4,5−ジヒ
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール塩酸塩 m.p.:199.9-203.6℃1 H-NMR(CD3OD,δ):1.3-2.2(6H,m), 2.97(4H,s), 2.8-
3.1(2H,m), 3.88(3H,s),3.89(3H,s), 4.5-4.8(1H,m),
6.96(1H,s), 7.22(1H,s) MS(m/e):403(M+), 385, 231(base) 実施例49 3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イ
ソキサゾール塩酸塩 m.p.:175.6-177.2℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.20-2.05(4H, m), 2.80(2H,
m), 2.82-3.15(4H, m),4.38(1H, m), 7.30-8.10(4H,
m), 8.78(1H, d, J=7.7Hz) MS(m/e):344(M++ 1), 155, 113(base) [α]23 D:+6.01゜ (c 1.16, MeOH) 実施例50 3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)−7−クロロ−4,5−ジヒドロナフ
ト[2,1-d]イソキサゾール塩酸塩 m.p.:201.2-202.4℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.20-2.05(4H, m), 2.74(2H,
m), 2.85-3.15(4H, m),4.38(1H, m), 7.34-7.57(2H,
m), 7.68(1H, d, J=8.1Hz), 7.83(1H, br.s), 8.83(1H,
br. d, J=7.7Hz) MS(m/e):377(M+), 359, 113(base) [α]24 D:+5.53゜ (c 1.035, MeOH) 実施例51 3−(5−アミノ−1−(S)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)−7−メチル−4,5−ジヒドロナフ
ト[2,1-d]イソキサゾール塩酸塩 m.p.:177.6-179.3℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.20-2.10(6H,m),2.34(3H,s),2.
63-3.03(4H,m),4.38(1H,q,J=8.1Hz),7.18(1H,d,J=7.9H
z),7.22(1H,s),7.55(1H,d,J=7.9Hz),8.76(1H,d,J=8.1H
z) 実施例52 3−(5−アミノ−1−(R)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナ
フト[2,1-d]イソキサゾール塩酸塩 m.p.:194.8-197.3℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.30-2.00(6H, m), 2.60-3.10(6
H, m), 4.36(1H, m),6.93(2H, m), 7.58(1H, d, J=8.1
Hz), 7.94(1H, br. s), 8.85(1H, d, J=8.1Hz),12.7(1
H, br. s) MS(m/e):374(M+-17), 201, 113(base) [α]29 D:-7.18゜ (c 1.04, MeOH) 実施例53 3−(5−アミノ−5−(S)−カルボキシペンチルア
ミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナ
フト[2,1-d]イソキサゾール塩酸塩 m.p.:210.3-213.3℃1 H-NMR(CD3OD,δ):1.4-2.1(6H,m), 2.9-3.1(4H,m), 3.
3-3.5(2H,m), 3.84(3H,s),4.6-4.9(1H,m), 6.8-7.0(2H,
m), 7.53(1H,dd,J=1.5,7.5Hz) MS(m/e):330, 201(base) 実施例54 3−(1−(S)−カルボキシ−3−メチルチオプロピ
ルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒド
ロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:166.0-169.3℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.06(3H,s),2.13(2H,t,J=7.0H
z),2.50-2.63(2H,m),2.80-3.06(4H,m),3.81(3H,s),4.54
(1H,q,J=7.7Hz),6.89-7.05(2H,m),7.60(1H,d,J=8.1Hz),
8.85(1H,d,J=8.1Hz),12.73(1H,br.s) 実施例55 3−((1S)−1,2−ジカルボキシエチルアミノカ
ルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール m.p.:194.2-198.1℃1 H-NMR(CD3OD,δ):2.8-3.1(6H,m), 3.84(3H,s), 4.8-
5.0(1H,m), 6.8-7.0(2H,m), 7.58(1H,dd,J=1.5,7.5Hz) MS(m/e):360(M+), 342, 200(base) 実施例56 3−((1S)−1,3−ジカルボキシプロピルアミノ
カルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール m.p.:171.4-173.5℃1 H-NMR(CD3OD,δ):2.0-2.6(4H,m), 2.98(4H,s), 3.83
(3H,s), 4.5-4.8(1H,m),6.8-7.0(2H,m), 7.58(1H,dd,J
=7.2,1.8Hz) MS(m/e):374(M+), 200(base) 実施例57 3−(2−カルバモイル−1−(S)−カルボキシエチ
ルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒド
ロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:196.4-200.6℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.69(2H,d,J=5.9Hz),2.80-3.03
(4H,m),3.81(3H,s),4.56-4.86(1H,m),6.76-7.03(3H,m),
7.39(1H,br.s),7.59(1H,d,J=8.1Hz),8.64(1H,d,J=8.4H
z) 実施例58 3−(3−カルバモイル−1−(S)−カルボキシプロ
ピルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒ
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:202.9-205.0℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.8-2.3(4H,m), 2.8-3.1(4H,m),
3.81(3H,s), 4.2-4.5(1H,m), 6.6-7.4(4H,m), 7.60(1
H,d,J=8.1Hz), 8.83(1H,d,J=7.5Hz), 13.0(1H,br.s) MS(m/e):373(M+), 355, 200(base) 実施例59 3−[1−(S)−カルボキシ−2−(3−インドリ
ル)エチルアミノカルボニル]−7−メトキシ−4,5
−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:アモルファス1 H-NMR(CDCl3,δ):2.83(4H,s), 3.2-3.5(2H,m), 3.78
(3H,s), 4.8-5.2(1H,m),6.6-6.8(2H,m), 6.8-7.7(7H,
m), 8.21(1H,br.s) MS(m/e):431(M+), 130(base) 実施例60 3−[2−(4−イミダゾリル)−1−(S)−カルボ
キシエチルアミノカルボニル]−7−メトキシ−4,5
−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:265.9-267.8℃分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.70-3.23(6H,m),3.81(3H,s),4.
63(1H,q,J=7.5Hz),6.79-7.05(3H,m),7.46-7.70(2H,m),
8.81(1H,d,J=7.5Hz) 実施例61 3−(1−(S)−カルボキシ−4−ヒドロキシブチル
アミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロ
ナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:131.0-133.4℃1 H-NMR(CDCl3,δ):1.5-2.3(4H,m), 2.5-3.2(4H,m), 3.
5-3.9(2H,m), 3.84(3H,s), 4.4(1H,t,J=6.2Hz), 4.5-5.
0(1H,m), 6.4-7.6(4H,m) MS(m/e):360(M+), 200(base) 実施例62 3−(2−アミノ−1−(S)−カルボキシエチルアミ
ノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフ
ト[2,1-d]イソキサゾール塩酸塩 m.p.:188.1-191.7℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.80-3.15(4H, m), 4.86(1H,
m), 6.80-7.05(2H, m),7.62(1H, d, J=8.4Hz), 8.10(1
H, br. s), 8.96(1H, br. s), 8.98(1H,br. d, J=8.4H
z) MS(m/e):314(M+-17), 244, 200(base) [α]23 D:-11.42゜ (c 0.74, MeOH) 実施例63 3−(4−アミノ−1−(S)−カルボキシブチルアミ
ノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフ
ト[2,1-d]イソキサゾール塩酸塩 m.p.:190.1-192.0℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.45-2.05(4H, m), 2.80(2H,
m), 2.80-3.12(4H, m),3.81(3H, s), 4.38(1H, m), 6.8
2-7.06(2H, m), 7.59(1H, d, J=8.4Hz),7.85(2H, br.
s), 8.76(1H, d, J=8.0Hz), 12.8(1H, br. s) MS(m/e):343(M+ - NH2), 200, 99(base) [α]24 D:+4.29゜ (c 1.05, MeOH) 実施例64 3−(5−アセトアミノ−1−(S)−カルボキシペン
チルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジヒ
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:149.6-150.7℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.25-1.75(6H, m), 2.0(3H, s),
2.99(3H, s), 3.26(2H,m), 3.82(4H, br. s), 4.72(1
H, m), 6.63-6.90(2H, m), 7.55(1H,m), 7.80(1H, br.
s) MS(m/e):415(M+), 200 [α]25 D:+49.36゜ (c 0.505, CHCl3) 実施例65 3−(1−(S)−カルボキシ−4−ニトログアニジル
ブチルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジ
ヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:172.9-174.1℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.42-2.05(4H, m), 2.70-3.15(4
H, m), 3.81(3H, s),4.36(1H, m), 6.80-7.02(2H, m),
7.58(1H, d, J=8.4Hz), 7.98(1H, br.s), 8.76(1H, d,
J=8.0Hz) MS(m/e):347(M+ - 117), 200(base) [α]25 D:-0.55゜ (c 0.95, DMF) 実施例66 3−(1−カルボキシビニルアミノカルボニル)−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール m.p.:210.3-211.3℃ 分解1 H-NMR((CD3)2SO,δ):2.80-3.05(4H, m), 3.81(3H,
s), 5.86(1H, br. s), 6.48(1H, br. s), 6.80-7.05(2
H, m), 7.60(1H, d, J=8.1Hz) MS(m/e):314(M+), 214, 200(base) 実施例67 3−(2−カルボキシエチルアミノカルボニル)−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール m.p.:175.4-178.2℃1 H-NMR(CDCl3,δ):2.73(2H,t,J=6.0), 3.03(4H,s), 3.
6-3.9(2H,m), 3.84(3H,s),6.7-6.9(2H,m), 7.4-7.7(2H,
m) MS(m/e):316(M+), 200(base) 実施例68 3−(3−カルボキシプロピルアミノカルボニル)−7
−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール m.p.:162.5-163.5℃1 H-NMR(CD3OD,δ):1.7-2.1(2H,m), 2.39(2H,t,J=7.1H
z), 2.9-3.1(4H,m),3.43(2H,t,J=6.8Hz), 3.83(3H,s),
6.7-7.0(2H,m), 7.57(1H,dd,J=1.5,7.5Hz)MS(m/e):320
(M+), 98(base) 実施例69 3−(5−カルボキシペンチルアミノカルボニル)−7
−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール m.p.:176.4-178.6℃1 H-NMR(CDCl3,δ):1.2-1.9(6H,m), 2.38(2H,t,J=6.6H
z), 3.03(4H,s), 3.3-3.7(2H,m), 3.84(3H,s), 6.6-7.0
(3H,m), 7.61(1H,d,J=9.0Hz) MS(m/e):358(M+), 200(base) 実施例70 3−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール m.p.:140.3-140.9℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.02(4H,s), 3.5-3.75(2H,m), 3.75
-3.95(2H,m), 3.84(3H,s), 6.7-6.9(2H,m), 7.2(1H,br.
s), 7.60(1H,d,J=9.2Hz) MS(m/e):288(M+), 200(base) 実施例71 3−(1−(S)−ヒドロキシメチル−4−ヒドロキシ
ブチルアミノカルボニル)−7−メトキシ−4,5−ジ
ヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:134.9-135.9℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):1.2-1.8(4H,m), 2.7-3.1(4H,m),
3.3-3.6(4H,m), 3.6-4.1(1H,m), 3.81(3H,s), 4.31(1
H,t,J=5.2Hz), 4.66(1H,t,J=5.6Hz), 6.90(1H,dd,J=8.
1,2.6Hz), 6.99(1H,d,J=2.4Hz), 7.58(1H,d,J=8.1Hz),
8.12(1H,d,J=8.8Hz)MS(m/e):346(M+), 200(base) 実施例72 3−(2−メトキシエチルアミノカルボニル)−7−メ
トキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル m.p.:142.9-143.7℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.03(4H,s), 3.39(3H,s), 3.4-3.8
(4H,m), 3.83(3H,s),6.7-6.9(2H,m), 7.13(1H,br.s),
7.61(1H,d,J=9.2Hz) MS(m/e):302(M+), 200(base) 実施例73 (a)3−(3−メトキシフェノキシ)プロピオン酸1
6.0gをポリリン酸100gに加え80℃で5時間撹
拌する。冷後、反応液に氷水を加え10%水酸化ナトリ
ウムでアルカリ性とし、クロロホルムで抽出する。無水
硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去し、残渣をシ
リカゲルカラム(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5)
で精製し、7−メトキシ−4−クロマノン7.75gを
得た。
t,J=6.4Hz),4.51(2H,t,J=6.5Hz),6.7-6.9(2H,m),7.78(1
H,d,J=8.1Hz) MS(m/e):162(M+), 134(base) (b)ナトリウムメトキシド2.2gをテトラヒドロフ
ラン100mlに分散し、氷冷下7−メトキシ−4−ク
ロマノン6.9g、シュウ酸ジメチル4.8gをテトラ
ヒドロフラン100mlに溶解して滴下する。室温で2
時間撹拌後、反応液に10%塩酸を加えて酸性とし、ク
ロロホルムで抽出する。有機層を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去し、3−メトキザリル
−7−メトキシ−4−クロマノン10.05gを得た。
s),3.8-4.0(1H,m),5.39(2H,s),6.40(1H,d,J=2.2Hz),6.6
7(1H,dd,J=2.4,8.8Hz),7.84(1H,d,J=8.8Hz) MS(m/e):264(M+), 205(base) (c)3−メトキザリル−7−メトキシ−4−クロマノ
ン10.0gをメタノール100ml中で塩酸ヒドロキ
シルアミン3.0gと2時間加熱撹拌する。反応液を冷
却して析出した結晶をろ取し、冷メタノールで洗浄して
得られた結晶7.0gをテトラヒドロフラン100ml
に溶解し、氷冷下5%水酸化ナトリウム25mlを滴下
する。1時間撹拌後、10%塩酸を加え酸性としてテト
ラヒドロフランを減圧留去し、析出した結晶をろ取し
て、3−カルボキシ−5−オキサ−7−メトキシ−4,
5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール6.50g
を得た。
s),6.5-6.7(2H,m),7.48(1H,d,J=8.5Hz)MS(m/e):247
(M+), 203, 150(base) (d)3−カルボキシ−5−オキサ−7−メトキシ−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール2.0
gをクロロホルム10mlに分散し、塩化チオニル3m
lを加えて2時間加熱撹拌した後、過剰な試薬と溶媒を
留去し酸クロリドを得る。グリシンメチルエステル塩酸
塩1.10g、トリエチルアミン2.5mlを塩化メチ
レン50mlに溶解し、これに酸クロリドを加え1時間
撹拌する。反応液に水50mlを加え析出した結晶をろ
取し、3−メトキシカルボニルメチルアミノカルボニル
−5−オキサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール2.25gを得た。
s),4.21(2H,d,J=5.5Hz),5.57(2H,s),6.5-6.6(2H,m),7.2
5(1H,s),7.47(1H,dd,J=1.1,8.4Hz) MS(m/e):318(M+), 202(base) (e)3−メトキシカルボニルメチルアミノカルボニル
−5−オキサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール2.25gをメタノール50m
lに分散し、氷冷下5%水酸化ナトリウム8mlを滴下
する。1時間撹拌後、10%塩酸を加え酸性とし、メタ
ノールを減圧留去する。析出した結晶をろ取して、3−
カルボキシメチルアミノカルボニル−5−オキサ−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール1.60gを得た。
s), 6.5-6.7(2H,m),7.48(1H,d,J=7.7Hz) MS(m/e):304(M+), 202(base) 出発原料として適切なカルボン酸及びアミンを適宜選択
し実施例73と同様に操作して、以下の実施例74〜8
0の化合物を合成した。
ドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:142.1 - 143.7℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.63-3.90(6H,m), 4.00-4.23(2H,
m), 5.53(2H,s), 6.83-7.63(4H,m) MS(m/e):286(M+), 172(base) IR(KBr,ν):3460, 1626, 1436, 1256 実施例75 3−モルホリノカルボニル−5−オキサ−7−メトキシ
−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:176.5-178.3℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.81(3H,s), 3.6-3.9(6H,m), 3.9-
4.2(2H,m), 5.51(2H,s),6.4-6.7(2H,m), 7.48(1H,dd,J
=1.2,7.5Hz) MS(m/e):316(M+), 202, 70(base) 実施例76 3−モルホリノカルボニル−5−オキサ−7−メチル−
4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:190.3-191.4℃1 H-NMR(CDCl3,δ):2.33(3H,s), 3.6-3.9(6H,m), 4.15
(2H,t,J=5.0Hz), 5.50(2H,s), 6.7-6.9(2H,m), 7.44(1
H,dd,J=1.5,7.0Hz) MS(m/e):300(M+), 186, 70(base) 実施例77 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−5−オキサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール m.p.:279.8-285.1℃(分解)1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.80(3H,s), 5.58(2H,s), 6.6-
6.8(2H,m), 7.58(1H,dd,J=0.9,7.9Hz) MS(m/e):314(M+), 202(base) 実施例78 3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカルボニル]
−5−オキサ−7−メチル−4,5−ジヒドロナフト
[2,1-d]イソキサゾール m.p.:264℃ 昇華1 H-NMR(CD3OD,δ):2.34(3H,s), 5.58(2H,s), 6.7-7.0
(2H,m), 7.49(1H,d,J=7.7Hz) MS(m/e):298(M+), 186(base) 実施例79 3−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−5−
オキサ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾー
ル m.p.:141.3-145.2℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.1-3.7(4H,m), 4.68(1H,t,J=5.
4Hz), 5.53(2H,s), 6.9-7.7(4H,m), 8.63(1H,br.s) MS(m/e):260(M+), 172(base) 実施例80 3−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−5−
オキサ−7−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-
d]イソキサゾール m.p.:179.7-181.4℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.1-3.7(4H,m), 3.79(3H,s), 4.
70(1H,t,J=5.3Hz), 5.5(2H,s), 6.60(1H,s), 6.75(1H,d
d,J=2.4,8.1Hz), 7.52(1H,dd,J=1.8,7.3Hz), 8.61(1H,b
r.s) MS(m/e):290(M+), 202(base) 実施例81 (a)3−メトキシチオフェノール12.4g、3−ク
ロロプロピオン酸9.6g、水酸化カリウム12.0g
を水100ml中で1時間加熱撹拌する。反応液を冷却
した後、ジエチルエーテルで洗浄し、10%塩酸を加え
酸性として酢酸エチルで抽出する。有機層を水洗し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去し、3−
(3−メトキシフェニルチオ)プロピオン酸18.6g
を得た。
プロピオン酸18.5gをベンゼン200mlに溶解
し、五酸化リン40gを加え15時間加熱撹拌する。冷
後、反応液に氷水を加えベンゼン層を分取し、10%水
酸化ナトリウムで洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾
燥後溶媒を減圧留去し、7−メトキシチオクロマン-4-
オン9.6gを得た。
トラヒドロフラン50mlに分散し、氷冷下7−メトキ
シチオクロマン-4-オン9.2g、シュウ酸ジメチル
5.6gをテトラヒドロフラン150mlに溶解して滴
下する。室温で2時間撹拌後、反応液に10%塩酸を加
え酸性としてクロロホルムで抽出する。有機層を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去して
得られた残渣13.3gをメタノール100ml中で塩
酸ヒドロキシルアミン3.5gと1時間加熱撹拌する。
反応液を冷却して析出した結晶をろ取し、冷メタノール
で洗浄して、3−メトキシカルボニル−5−チア−7−
メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾ
ール7.67gを得た。
s),4.25(2H,s),6.75(1H,dd,J=2.2,8.5Hz),6.87(1H,d,J=
2.2Hz),7.69(1H,d,J=8.6Hz) MS(m/e):277(M+), 218(base) (d)3−メトキシカルボニル−5−チア−7−メトキ
シ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール
7.67gをメタノール100mlに分散し、5%水酸
化ナトリウム25mlを滴下する。2時間撹拌した後1
0%塩酸を加え酸性とし、メタノールを留去して析出し
た結晶をろ取し、メタノール−水より再結晶して、3−
カルボキシ−5−チア−7−メトキシ−4,5−ジヒド
ロナフト[2,1-d]イソキサゾール6.4gを得た。
s),6.81(1H,dd,J=2.4,8.6Hz),6.91(1H,d,J=2.2Hz),7.65
(1H,d,J=8.6Hz) MS(m/e):277(M+), 218(base) (e)3−カルボキシ−5−チア−7−メトキシ−4,
5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール2.0gを
クロロホルム10mlに分散し、塩化チオニル5mlを
加えて90分加熱撹拌後、過剰な試薬と溶媒を留去して
酸クロリドを得る。5−アミノ−1H−テトラゾール7
50mgをピリジン50mlに溶解し、これに酸クロリ
ドを加えて1日撹拌する。10%塩酸を加え酸性とし析
出した結晶をろ取し、ジメチルホルムアミド−水より再
結晶して、3−[5−(1H−テトラゾリル)アミノカ
ルボニル]−5−チア−7−メトキシ−4,5−ジヒド
ロナフト[2,1-d]イソキサゾール1.6gを得た。
H,dd,J=8.6,2.4Hz),7.02(1H,d,J=2.2Hz), 7.73(1H,d,J=
8.6Hz), 12.78(1H,br.s) MS(m/e):330(M+), 218(base) 出発原料として適切なカルボン酸及びアミンを適宜選択
し実施例81と同様に操作して、以下の実施例82〜8
4の化合物を合成した。
ト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:109.7-111.2℃1 H-NMR(CDCl3,δ):3.60-4.13(8H,m), 4.19(2H,s), 7.0
3-7.80(4H,m) MS(m/e):302(M+), 188(base) IR(KBr,ν):3450, 1652, 1634, 1228, 1116 実施例83 3−カルボキシメチルアミノカルボニル−5−チア−7
−メトキシ−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサ
ゾール m.p.:243.6-248.7℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.81(3H,s), 3.92(2H,d,J=6.2H
z), 4.26(2H,s), 6.86(1H,dd,J=8.6,2.4Hz), 7.01(1H,
d,J=2.4Hz), 7.69(1H,d,J=8.6Hz), 8.97(1H,t,J=6.1Hz) MS(m/e):320(M+), 218(base) 実施例84 5,5−ジオキソ−3−モルホリノカルボニル−5−チ
ア−4,5−ジヒドロナフト[2,1-d]イソキサゾール m.p.:193.0-193.9℃1 H-NMR((CD3)2SO,δ):3.69(8H,br.s),4.89(2H,s),7.76
-8.13(4H,m) 次に本発明の化合物を含有する薬剤の製造例を示す。
粉、乳糖及びカルボキシメチルセルロースカルシウムを
加えてよく混合する。10%の澱粉のりを上記混合粉体
に加えて撹拌混合し、顆粒を製造する。乾燥後粒径10
00ミクロン前後に整粒し、これにタルク及びステアリ
ン酸マグネシウムを混合し、打錠する。
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 式中、AはCH、CH2、S、O又はSO2を表わし、R
1は水素原子又は低級アルキル基を表わし、R2は(i)
N、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有す
る複素環式基; (ii)α−アミノ酸からNH2を除いた残りの基(こ
こで該基中に存在するカルボキシル基は塩、エステル又
はアミドの形態であることができる); (iii)−(CH2)n−COOHの基(ここでnは2
〜5の整数を表わす);又は (iv)ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基で置換され
た低級アルキル基を表わすか、或いは、R1とR2はそれ
らが結合している窒素原子と一緒になって、さらにN、
S及びOから選ばれるヘテロ原子を含んでいてもよい複
素環式基を形成していてもよく、R3及びR4は各々水素
原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルケニルオキシ基又はヒドロキシ基を表わ
し、破線はAがCHであるとき追加の結合を表わす、た
だし、AがCH又はCH2であるとき、R1は水素原子に
限る、で示される二環式化合物縮合[2,1−d]イソ
キサゾール−3−カルボン酸誘導体又はその塩。 - 【請求項2】 AがCH又はCH2を表わす請求項1記
載の二環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−
3−カルボン酸誘導体又はその塩。 - 【請求項3】 R1が水素原子を表わす請求項1記載の
二環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−3−
カルボン酸誘導体又はその塩。 - 【請求項4】 R2が低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子及びニトロ基より選ばれる1又は2個
の置換基で置換されていてもよい単環又は二環式のN、
S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する5
又は6員の不飽和複素環式基;天然由来の蛋白質を構成
するα−アミノ酸からNH2を除いた残りの基(ここで
該基中に存在するカルボキシル基は金属塩;低級アルキ
ルエステル、アリールエステルもしくはアラルキルエス
テル;又は未置換のアミド、モノ−もしくはジ−低級ア
ルキル置換アミドもしくはN、S及びOから選ばれるヘ
テロ原子を1〜4個含有する複素環式基で置換されたア
ミドの形態であることができる);−(CH2)n−CO
OHの基(ここでnは2〜5の整数を表わす);又は1
もしくは2個のヒドロキシ基もしくは低級アルコキシ基
で置換された低級アルキル基を表わす請求項1記載の二
環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−3−カ
ルボン酸誘導体又はその塩。 - 【請求項5】 R1とR2がそれらが結合している窒素原
子と一緒になって、さらにN、S及びOから選ばれるヘ
テロ原子を1個含んでいてもよく、さらに環が低級アル
キル基;低級アルコキシ基;ハロゲン原子で置換されて
いてもよいフェニル基;カルボキシル基;低級アルコキ
シカルボニル基;オキソ基及び保護されたオキソ基より
選ばれる1個の置換基で置換されていてもよい5又は6
員の単環式の飽和複素環式基を表わす請求項1記載の二
環式化合物縮合[2,1−d]イソキサゾール−3−カ
ルボン酸誘導体又はその塩。 - 【請求項6】 R3が水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基
又はヒドロキシ基を表わし、R4が水素原子又は低級ア
ルキル基を表わす請求項1記載の二環式化合物縮合
[2,1−d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体
又はその塩。 - 【請求項7】 R3が縮合イソキサゾール環の7位に置
換しており、R4が縮合イソキサゾール環の8位に置換
している請求項6記載の二環式化合物縮合[2,1−
d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体又はその
塩。 - 【請求項8】 請求項1記載の二環式化合物縮合[2,
1−d]イソキサゾール−3−カルボン酸誘導体又はそ
の塩を有効成分として含有することを特徴とする抗潰瘍
剤。
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WO2005037845A1 (en) * | 2003-10-17 | 2005-04-28 | Rigel Pharmaceuticals, Inc. | Benzothiazole and thiazole[5,5-b] pyridine compositions and their use as ubiquitin ligase inhibitors |
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-
1994
- 1994-07-11 JP JP18045794A patent/JP3542826B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9073940B2 (en) | 2009-11-13 | 2015-07-07 | Merck Serono Sa | Tricyclic pyrazol amine derivatives |
WO2011151361A1 (en) * | 2010-06-03 | 2011-12-08 | Glaxo Group Limited | Novel compounds |
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