JPH08271132A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH08271132A
JPH08271132A JP7152295A JP7152295A JPH08271132A JP H08271132 A JPH08271132 A JP H08271132A JP 7152295 A JP7152295 A JP 7152295A JP 7152295 A JP7152295 A JP 7152295A JP H08271132 A JPH08271132 A JP H08271132A
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JP
Japan
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door
partition plate
refrigerator
main body
doors
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JP7152295A
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Inventor
Noboru Nakagawa
登 中川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷蔵庫本体の一室に上下に隣接する複数の引
出し式扉が配された冷蔵庫において、収納効率の高いも
のを提供する。 【構成】 冷凍室20に2つの引出し式扉26、28が
上下に配されており、上引出し式扉26の下辺に両扉2
6、28間を密閉する仕切板40が配されており、その
仕切板40が、開扉時に水平状態に支持され、閉扉時に
垂直状態となるよう構成されている。この仕切板40内
には、結露防止用のヒータ44が配されており、このヒ
ータ44が、上引出し式扉26の上部に配された着磁式
プラグ66と接続されており、この着磁式プラグ66
が、閉扉時に、電源82に接続された本体12の着磁式
ソケット72と結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特に冷
蔵庫本体の一室に上下に隣接する複数の引出し式扉が配
された冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、収納物を多層に積重ねること
を排除し、該収納物を容易に取出すことができるよう
に、冷凍室や冷蔵室などの冷蔵庫の一室に対して、上下
方向に複数の容器を配し、該容器を引出すための引出し
式扉を上下方向に複数設けた冷蔵庫がある。
【0003】例えば、図10に示す従来の冷蔵庫100
において、前方に開口する冷蔵庫本体101は、仕切壁
102、103によって上下方向に3室に区切られてお
り、上から冷蔵室104、冷凍室105、野菜室106
となっている。そして、この冷凍室105に、上下に2
つの冷凍室容器107、108が配されており、これら
の容器107、108は、それぞれ上下の冷凍室扉10
9、110の裏面に取付けられた容器支え111、11
2によって支持され、各扉109、110により前方に
引出されるように構成されている。
【0004】このような冷蔵庫100において、各室1
04、105、106の開口に配された扉113、10
9、110、114の裏面周縁部には、マグネットが挿
入されたガスケット115が取付けられており、このガ
スケット115が冷蔵庫100の開口縁と当接して、各
室104、105、106が閉鎖するように構成されて
いる。ここで、冷凍室105については、上下2枚の扉
109、110によって閉鎖する構成となっているた
め、両扉109、110間からの冷気漏れを防止する目
的で、冷凍室105の開口縁に細長い仕切板116を水
平に取付け、この仕切板116に上下の冷凍室扉10
9、110の隣接する辺のガスケット115a、115
aを当接させて、冷凍室105内部を閉鎖している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに冷蔵庫本体101に仕切板116を設けた場合、図
11に示すように、上冷凍室容器107を引出し可能に
するため、その下面を仕切板116の上面よりも上方に
位置させなければならない。また、下冷凍室容器108
については、その上端を仕切板116の下面よりも下方
に位置させて、物を収納する際にも、その上端からはみ
出さないように収納しなければ、容器108を出し入れ
できない。そのため、仕切板116の後方、即ち、上冷
凍室容器107の下面と下冷凍室容器108の上端との
間H0 がいわゆるデッドスペースとなり、この大きなデ
ッドスペースのため収納効率が悪いという問題がある。
つまり、従来の冷蔵庫においては、この大きなデッドス
ペースのために、扉109の大きさに比べて容器107
の大きさが非常に小さく、外観に比して実収納量が非常
に小さいという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、上記の点に鑑み、冷蔵
庫本体の一室に上下に隣接する複数の引出し式扉が配さ
れた冷蔵庫において、収納効率の高いものを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫は、冷蔵庫本体の一室に上下に隣接する複数の引出し
式扉が配された冷蔵庫において、上下に隣接する各2つ
の前記引出し式扉の上側扉の下辺と下側扉の上辺とのい
ずれか一辺に仕切板を回動自在に取付け、前記仕切板
が、開扉時に水平状態に支持され、閉扉時に垂直状態と
なって隣接する引出し式扉の裏面に当接して両扉間を密
閉するものである。
【0008】請求項2の冷蔵庫は、請求項1において、
前記仕切板の両側面に、前記仕切板の姿勢を制御する仕
切板側の係合部が配され、前記引出し式扉が配された前
記室の内側両側壁に、前記仕切板側の係合部と相対向す
る一対の本体側の係合部が配され、閉扉時に、前記仕切
板側の係合部と前記本体側の係合部とが係合して、前記
仕切板を水平状態から垂直状態に回動させるものであ
る。
【0009】請求項3の冷蔵庫は、請求項1において、
前記仕切板が上下に隣接する各2つの前記引出し式扉の
上側扉の下辺に取付けられ、前記上側扉の後方に、該上
側扉とともに前方に引出される容器が配されており、前
記容器の底面が、前記仕切板の上端よりも下方に位置し
ているものである。
【0010】請求項4の冷蔵庫は、請求項1のものにお
いて、前記冷蔵庫本体に電源に接続された本体側結合部
が配され、前記仕切板に該仕切板を加熱するヒータが配
され、前記仕切板が取付けられた前記引出し式扉に前記
ヒータに接続された扉側結合部が配されて、閉扉時に前
記本体側結合部と扉側結合部とが結合するものである。
【0011】請求項5の冷蔵庫は、請求項4のものにお
いて、前記仕切板が取付けられた前記引出し式扉の開閉
を検知するドアスイッチが前記冷蔵庫本体に配され、前
記ドアスイッチが、前記電源に接続されて、開扉時に前
記本体側結合部と前記電源との接続を切断するものであ
る。
【0012】請求項6の冷蔵庫は、請求項4のものにお
いて、前記本体側結合部が、前記電源の一端に接続され
た一方の端子と前記電源の他端に接続された他方の端子
とを有し、前記扉側結合部が、前記ヒータの一端に接続
された一方の端子と前記ヒータの他端に接続された他方
の端子とを有するものである。
【0013】請求項7の冷蔵庫は、請求項4のものにお
いて、前記扉側結合部が、前記本体側結合部に対して前
方より接近して結合するように構成されており、前記本
体側結合部の後面に弾性体が配されているものである。
【0014】請求項8の冷蔵庫は、請求項4のものにお
いて、前記扉側結合部が、前記本体側結合部に対して前
方より接近して結合するように構成されており、前記本
体側結合部の前面に、前記扉側結合部を導くテーパ状の
ガイド部が設けられているものである。
【0015】
【作用】請求項1の冷蔵庫では、閉扉時において、仕切
板は、上下に隣接する引出し式扉の間で垂直に支持さ
れ、上側扉の裏面の下辺と下側扉の裏面の上辺とに当接
した状態で両扉間を密閉している。この仕切板が取付け
られた引出し式扉を前方に引出す際に、仕切板は、垂直
状態から回動して水平状態にその姿勢を変える。そし
て、この引出し式扉の閉動作によって、仕切板は、水平
状態から垂直状態に姿勢を変化させられ、再び両扉間を
密閉する。
【0016】請求項2の冷蔵庫では、引出し式扉の閉動
作に伴なって室内に進入してきた仕切板は、その両側面
の仕切板側の係合部が室の内側両側壁に配された本体側
の係合部と係合して、水平状態から垂直状態になる。
【0017】請求項3の冷蔵庫では、仕切板が取付けら
れた引出し式扉の後方に配された容器の底面が、仕切板
の上端よりも下方に位置しているので、該容器の底面の
高さを、その引出し式扉の下方に隣接する引出し式扉の
上面の高さに接近させることができる。
【0018】請求項4の冷蔵庫では、仕切板が取付けら
れた引出し式扉を、開扉状態から閉じると、該引出し式
扉に配された扉側結合部が、冷蔵庫本体に配された本体
側結合部と結合して、ヒータが通電がされ、仕切板が加
熱される。そして、閉扉状態から開けると、扉側結合部
が本体側結合部から離れて、ヒータへの通電が切断され
る。
【0019】請求項5の冷蔵庫では、ドアスイッチによ
って、開扉時に、本体側結合部と電源との接続が切断さ
れる。
【0020】請求項6の冷蔵庫では、本体側結合部と扉
結合部との結合を切断することにより、ヒータと電源の
両端の接続を切断することができる。
【0021】請求項7の冷蔵庫では、扉の閉動作による
本体側結合部に対する扉側結合部の押圧を本体側結合部
の後面に配された弾性体が吸収する。また、閉扉時にお
ける引出し式扉と冷蔵庫本体との前後方向の位置バラツ
キを該弾性体が吸収する。
【0022】請求項8の冷蔵庫では、扉の閉動作によっ
て本体側結合部に接近してきた扉側結合部が、テーパ状
のガイド部によって本体側結合部に導かれて結合する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る冷蔵庫10を
図1〜9により説明する。
【0024】この冷蔵庫10は、いわゆる4ドア冷凍冷
蔵庫であり、前方に開口する冷蔵庫本体12は、本体1
2と一体に形成された上下の仕切壁14、16によって
上下方向に3室、即ち上から冷蔵室18、冷凍室20、
野菜室22に区切られている。そして、冷蔵室18の開
口部には、水平に回動する冷蔵室扉24が、冷凍室20
の開口部には、上下に隣接する引出し式の2枚の冷凍室
扉26、28が、野菜室22の開口部には、引出し式の
野菜室扉30がそれぞれ配されている。
【0025】これら各扉24、26、28、30の裏面
周縁部には、マグネットが挿入されたガスケット23が
取付けられており、これらガスケット23が、各室1
8、20、22の開口前面に着脱自在に当接するよう構
成されている。
【0026】冷凍室20には、上下に2つの冷凍室容器
32、34が配されており、これらの容器32、34
は、それぞれ上下の冷凍室扉26、28の裏面に取付け
られた容器支え36、38上に載置されている。
【0027】以下、冷凍室20及びその扉26、28の
構成について詳細に説明する。
【0028】符号40は、上下の冷凍室扉26、28の
間隙を密閉する仕切板であり、上冷凍室扉26の下辺に
配されている。この仕切板40は、冷凍室20の開口の
幅方向寸法を有する細長い板状部材であり、その前面に
は、上冷凍室扉26の下辺のガスケット23aと下冷凍
室扉28の上辺のガスケット23bとが当接する金属板
42が配されている。すなわち、この仕切板40は、前
面に金属板42を備え、後方がハウジング(不図示)に
より覆われている。そして、この仕切板40の内部に
は、金属板42を加熱する加熱ヒータ44と、この加熱
ヒータの熱が冷凍室20内に漏洩するのを防ぐ断熱材4
6とが配されており、加熱ヒータ44が仕切板40の前
面側に位置している。
【0029】この仕切板40の両側面には、図5におい
て、後方に開口し上方に湾曲して延びる仕切板側の係合
部たるガイド溝48、48と、上部前方角部に位置する
ピン挿入孔50、50とが設けられている。
【0030】符号52は、仕切板40を回動可能に支持
するヒンジであり、上冷凍室扉26の下辺の裏面両端部
に取付けられている。このヒンジ52、52の先端に
は、水平なピン54、54が配されており、このピン5
4、54が、仕切板40のピン挿入孔50、50に挿入
されている。このピン54、54には、更に、仕切板4
0が上方に回動するように付勢する捩りコイルバネ5
6、56が配されている。
【0031】符号58は、仕切板40の図5における上
面の両側部に配された磁石である。この磁石58、58
は、上冷凍室扉26の裏面の両側部に設けられた金属突
出板60、60と着磁して、仕切板40をその前面が水
平となる水平状態に支持するよう構成されている。
【0032】符号62は、仕切板40のガイド溝48、
48と係合して、仕切板40を水平状態から垂直状態に
回動させる本体側の係合部たるガイドピンであり、図6
に示すように、冷凍室20の開口縁の内面の両側に配さ
れたガイドプレート64、64上に設けられている。こ
のガイドピン62、62は、上方に湾曲した周壁を有す
る柱状部材であり、開口縁から内方に突出している。
【0033】符号66は、上冷凍室扉26の裏面上部に
配されて後方に突出する円柱状の着磁式プラグである。
この着磁式プラグ66は、図8に示すように、先端に2
つの端子68a、68bを有し、両端子68a、68b
が上冷凍室扉26内に配されたリード線70によりヒー
タ44の両端に接続されている。
【0034】符号72は、着磁式プラグ66と結合する
着磁式ソケットであり、上仕切壁14の下面の開口縁付
近に、着磁式プラグ66と同軸水平線上に位置するよう
に配されている。この着磁式ソケット72は、図7に示
すように、その後面に配されたコイルバネ74によって
前後に弾力性を有して支持されている。また、その前面
部には、前方ほど大きく開口するテーパ状のガイド部7
6が設けられている。この着磁式ソケット72は、2つ
の端子78a、78bを有し、両端子78a、78b
が、それぞれ接点80a、80bを介して電源82の両
端と接続されている。
【0035】符号84は、上冷凍室扉26の開閉を検知
するドアスイッチであり、上仕切壁14の前面に配され
ている。このドアスイッチ84は、上仕切壁14の前面
から突出するスイッチピン86と、スイッチピン86に
よってON/OFFされるスイッチ接点88とよりな
る。このスイッチ接点88の一端は、図8に示すよう
に、電源82の一端と接点80aの一端とに接続されて
おり、他端は、リレー90を介して電源82の他端と接
点80bの一端とに接続されている。このスイッチ接点
88がONされると、リレー90によって接点80a、
80bがONとなる。そして、スイッチ接点88がOF
Fされると、リレー90によって接点80a、80bが
OFFとなる。
【0036】符号92は、ドアスイッチ84のスイッチ
ピン86を押圧するスイッチ押圧部であり、上冷凍室扉
26の上端から突出している。このスイッチ押圧部92
は、扉26の閉動作により、スイッチピン86を後方に
押圧して、スイッチ接点88をONする。
【0037】なお、この冷凍室20に配された上冷凍室
容器32は、図2に示すように、その底面が上冷凍室扉
26の下面よりも下方に位置しており、下冷凍室扉28
の上面の水平位置に接近してそれより若干上方に位置し
ている。即ち、上冷凍室容器32の底面は、仕切板40
の後方領域に達しており、該底面と下冷凍室扉28の上
面との上下方向の間隔H1 は非常に小さい。また、下冷
凍室容器34の上端は、仕切板40の下端よりも少しだ
け下方に位置している。なお、上冷凍室容器32の前面
底部には、仕切板40が水平状態となったとき、該仕切
板40を収納する凹部94が設けられている。
【0038】次に、上冷凍室扉26の開閉時における動
作状態について説明する。
【0039】 両扉26、28の閉扉時においては、
図2に示すように、仕切板40は、垂直状態となってお
り、前面の金属板42に両扉26、28の隣接辺のガス
ケット23a、23bが当接している。両扉26、28
の他の辺のガスケット23は、上下の仕切壁14、16
又は本体12の側壁に当接しており、冷凍室20内部は
密閉されている。
【0040】このとき、着磁式プラグ66が着磁式ソケ
ット72と結合して、その各端子68a、68bが、そ
れぞれ対応する端子78a、78bと接続されている。
また、スイッチ押圧部92によりドアスイッチ84はO
Nとなっているので、接点80a、80bもONされて
いる。これにより、ヒータ44が電源82と接続され
て、仕切板40の金属板46が加熱され、結露を防止し
ている。
【0041】 上冷凍室扉26を前方に引出すと、仕
切板40は、そのガイド溝48、48と本体12のガイ
ドピン62、62との係合及び、コイルバネ56の付勢
によって、ヒンジ52、52のピン54、54を中心に
後方に回動し、図3に示す水平状態となり、さらに、磁
石58、58が金属突出板60、60に着磁してこの水
平状態が保たれる。これにより、下冷凍室扉28を閉じ
たままで、上冷凍室扉26が引出される。
【0042】この開扉時において、着磁式プラグ66が
着磁式ソケット72から離れて、ヒータ44への電気が
OFFされる。また、スイッチ押圧部92がドアスイッ
チ84をOFFし、これにより、リレー90が接点80
a、80bをOFFして、着磁式ソケット72の両端子
78a、78bが電源82から切断される。
【0043】 上冷凍室扉26を閉じるときには、図
9に示すように、水平状態となっている仕切板40のガ
イド溝48、48に本体12のガイドピン62、62が
進入し、両者の湾曲部が係合することによって、仕切板
40が、ヒンジ52、52のピン54、54を中心に下
方に回動して垂直状態となる。これにより、の状態に
戻る。
【0044】このとき、扉閉動作に伴なって、着磁式プ
ラグ66が、着磁式ソケット72に対して前方より接近
して、ガイド部76に案内されて、各端子68a、68
b、78a、78bが接続される。また、スイッチ押圧
部92が、ドアスイッチ84をONして、接点80a、
80bもONされ、これにより、ヒータ44が通電され
る。
【0045】以上に説明した本実施例の冷蔵庫10であ
ると、上冷凍室扉26の下辺に取付けられた仕切板40
が、閉扉時に垂直状態、開扉時に水平状態となるので、
図2に示すように、上冷凍室容器32の底面と下冷凍室
扉28の上面との間隔H1 を非常に狭くすることがで
き、よって、上冷凍室容器32の底面と下冷凍室容器3
4の上端との間隔Hを狭くすることができるので、デッ
ドスペースが少ない。
【0046】この冷蔵庫10では、上冷凍室容器32の
深さが上冷凍室扉26の上下方向寸法と近いので、従来
の冷蔵庫のように外観に比して実収納量が非常に小さい
ということがなく、扉寸法どおりの容器収納量が得られ
る。
【0047】また、上冷凍室扉26と本体12とに着磁
式で接点を接離できるプラグ66とソケット72とを設
けているので、本体12と上冷凍室扉26との間にリー
ド線等を設けることなく、ヒータ44への通電が可能で
ある。即ち、前方に引出されて本体12から大きく引き
離されてしまう引出し式扉26において、本体からリー
ド線を延長することなく、該扉26に取付けられた仕切
板40の結露を防ぐことができる。
【0048】また、着磁式ソケット72と着磁式プラグ
66とにより、開扉時に電源82の両端を切断するの
で、感電防止の点で優れる。
【0049】さらに、ドアスイッチ84によって、開扉
時に、着磁式ソケット72の両端子78a、78bを電
源82から切断するので、開扉時に誤って着磁式ソケッ
ト72に手が触れても感電することがなく、感電を確実
に防止することができる。
【0050】また、着磁式ソケット72の後方にコイル
バネ74を配しているので、上冷凍室扉26の閉扉時に
おける前後方向の寸法バラツキを吸収することができる
とともに、着磁式プラグ66と接触する際における衝撃
を吸収して安全で確実な接触を可能とする。
【0051】また、着磁式ソケット72の前面にテーパ
状のガイド部76が設けられているので、左右及び上下
方向のバラツキを吸収して確実な結合ができる。
【0052】以上より、本冷蔵庫10であれば、従来と
同様の使い勝手を維持した上で、収納効率を向上させる
ことができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の冷蔵庫であると、上下の引出
し式扉間を密閉する仕切板が、引出し式扉に取付けられ
ているので、この仕切板が取付けられた引出し式扉の後
方に扉とともに引出される容器を配した場合に、その容
器を仕切板の領域まで至らしめることができる。すなわ
ち、仕切板の後方の空間に容器の一部を配することがで
きるため、この空間がデッドスペースにならず、よっ
て、扉寸法どおりの容器収納量が得られ、収納効率が高
い。
【0054】請求項2の冷蔵庫であると、仕切板の姿勢
を良好に制御することができる。
【0055】請求項3の冷蔵庫であると、容器の底面の
高さを、その引出し式扉の下方に隣接する引出し式扉の
上面の高さに接近させることができるので、仕切板の後
方がデッドスペースとならず、よって、収納効率が高
い。
【0056】請求項4の冷蔵庫であると、引出し式扉と
本体にそれぞれ配された結合部によって、仕切板のヒー
タへの通電を接離するので、引出し式扉と冷蔵庫本体と
の間にリード線等を配することなく、仕切板を加熱して
結露を防止することができる。
【0057】請求項5の冷蔵庫であると、開扉時にドア
スイッチが本体側結合部と電源との接続を切断するの
で、本体側結合部での感電を防止することができる。
【0058】請求項6の冷蔵庫であると、ヒータと電源
の両端の接続を切断するので、感電を防止することがで
きる。
【0059】請求項7の冷蔵庫であると、弾性体によっ
て、扉の閉動作による本体側結合部に対する扉側結合部
の押圧と、閉扉時における引出し式扉と冷蔵庫本体との
前後方向の位置バラツキとを吸収することができるの
で、確実かつ安全な結合が可能となる。
【0060】請求項8の冷蔵庫であると、ガイド部によ
って、本体側結合部に対する扉側結合部の上下及び左右
方向のバラツキを吸収することができるので、確実な結
合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る冷蔵庫10の斜視図で
ある。
【図2】冷蔵庫10の閉扉時における要部断面図であ
る。
【図3】冷蔵庫10の開扉時における要部側面図であ
る。
【図4】冷蔵庫10の上冷凍室扉26の背面図である。
【図5】上冷凍室扉26の要部斜視図である。
【図6】冷蔵庫10の冷凍室20の内部を示す要部斜視
図である。
【図7】冷蔵庫10の着磁式ソケット72の図であり、
(a)は正面図、(b)は断面図である。
【図8】冷蔵庫10の電気的構成を示す説明図である。
【図9】冷蔵庫10の閉扉時の仕切板40のガイド溝4
8の動作を説明するための説明図である。
【図10】従来の冷蔵庫100の断面図である。
【図11】従来の冷蔵庫100の冷凍室105の内部を
示す断面図である。
【符号の説明】
10……冷蔵庫 12……本体 20……冷凍室 26……上冷凍室扉 28……下冷凍室扉 32……上冷凍室容器 40……仕切板 44……加熱ヒータ 48……ガイド溝 62……ガイドピン 66……着磁式プラグ 68a、68b…着磁式プラグ66の端子 72……着磁式ソケット 76……ガイド部 78a、78b…着磁式ソケット72の端子 82……電源 84……ドアスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体の一室に上下に隣接する複数
    の引出し式扉が配された冷蔵庫において、 上下に隣接する各2つの前記引出し式扉の上側扉の下辺
    と下側扉の上辺とのいずれか一辺に仕切板を回動自在に
    取付け、 前記仕切板が、開扉時に水平状態に支持され、閉扉時に
    垂直状態となって隣接する引出し式扉の裏面に当接して
    両扉間を密閉することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記仕切板の両側面に、前記仕切板の姿
    勢を制御する仕切板側の係合部が配され、 前記引出し式扉が配された前記室の内側両側壁に、前記
    仕切板側の係合部と相対向する一対の本体側の係合部が
    配され、 閉扉時に、前記仕切板側の係合部と前記本体側の係合部
    とが係合して、前記仕切板を水平状態から垂直状態に回
    動させることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記仕切板が上下に隣接する各2つの前
    記引出し式扉の上側扉の下辺に取付けられ、 前記上側扉の後方に、該上側扉とともに前方に引出され
    る容器が配されており、 前記容器の底面が、前記仕切板の上端よりも下方に位置
    していることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記冷蔵庫本体に電源に接続された本体
    側結合部が配され、 前記仕切板に該仕切板を加熱するヒータが配され、 前記仕切板が取付けられた前記引出し式扉に前記ヒータ
    に接続された扉側結合部が配されて、 閉扉時に前記本体側結合部と扉側結合部とが結合するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記仕切板が取付けられた前記引出し式
    扉の開閉を検知するドアスイッチが前記冷蔵庫本体に配
    され、 前記ドアスイッチが、前記電源に接続されて、開扉時に
    前記本体側結合部と前記電源との接続を切断することを
    特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記本体側結合部が、前記電源の一端に
    接続された一方の端子と前記電源の他端に接続された他
    方の端子とを有し、 前記扉側結合部が、前記ヒータの一端に接続された一方
    の端子と前記ヒータの他端に接続された他方の端子とを
    有することを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記扉側結合部が、前記本体側結合部に
    対して前方より接近して結合するように構成されてお
    り、 前記本体側結合部の後面に弾性体が配されていることを
    特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記扉側結合部が、前記本体側結合部に
    対して前方より接近して結合するように構成されてお
    り、 前記本体側結合部の前面に、前記扉側結合部を導くテー
    パ状のガイド部が設けられていることを特徴とする請求
    項4に記載の冷蔵庫。
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