JPH08269866A - 特殊毛羽模様を有する織編物及びその製造方法 - Google Patents
特殊毛羽模様を有する織編物及びその製造方法Info
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- JPH08269866A JPH08269866A JP7097546A JP9754695A JPH08269866A JP H08269866 A JPH08269866 A JP H08269866A JP 7097546 A JP7097546 A JP 7097546A JP 9754695 A JP9754695 A JP 9754695A JP H08269866 A JPH08269866 A JP H08269866A
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- Japan
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- pile
- knitted fabric
- woven
- pattern
- piles
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ランダムな模様でありながら、再現性のよい
高級感のある新規な特殊毛羽模様を有する織編物を提供
する。 【構成】 アセテート繊維及びまたはポリエステル繊維
からなるパイルを有し、パイル長さが０．５〜３０ｍ
ｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上のパイル織編
物を水または熱水に浸し、ロールで搾液してパイルを臥
せた後、含水状態下のパイル織編物のパイル部にパイル
の主たる向きとは逆目方向に回転し、表面に弾性突起を
有するロールを圧接してパイルを起こし、その後熱固定
して、パイル部に横臥方向の異なるパイルによりランダ
ムな小波状模様が形成された特殊毛羽模様を有する織編
物を得る。
高級感のある新規な特殊毛羽模様を有する織編物を提供
する。 【構成】 アセテート繊維及びまたはポリエステル繊維
からなるパイルを有し、パイル長さが０．５〜３０ｍ
ｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上のパイル織編
物を水または熱水に浸し、ロールで搾液してパイルを臥
せた後、含水状態下のパイル織編物のパイル部にパイル
の主たる向きとは逆目方向に回転し、表面に弾性突起を
有するロールを圧接してパイルを起こし、その後熱固定
して、パイル部に横臥方向の異なるパイルによりランダ
ムな小波状模様が形成された特殊毛羽模様を有する織編
物を得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特殊毛羽模様を有する
織編物及びその製造方法に関する。
織編物及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、アセテート繊維またはポリエ
ステル繊維をパイルとするパイル織編物に模様を賦型す
る方法として、液流染色機での液流によるシワ加工、ス
チーム噴射によるライン加工、熱ロールによる型押し等
があるが、得られるパイル織編物は、繊細な模様の再現
性に乏しかったり、逆に模様が均一であったりして高級
感に欠ける等の問題を有している。
ステル繊維をパイルとするパイル織編物に模様を賦型す
る方法として、液流染色機での液流によるシワ加工、ス
チーム噴射によるライン加工、熱ロールによる型押し等
があるが、得られるパイル織編物は、繊細な模様の再現
性に乏しかったり、逆に模様が均一であったりして高級
感に欠ける等の問題を有している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ランダムな
模様でありながら、再現性のよい高級感のある新規な特
殊毛羽模様を有する織編物を提供することを目的とす
る。
模様でありながら、再現性のよい高級感のある新規な特
殊毛羽模様を有する織編物を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、アセテート繊
維及びまたはポリエステル繊維からなるパイルを有する
パイル織編物であって、パイル長さが０．５〜３０ｍ
ｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上であり、パイ
ル部に横臥方向の異なるパイルによりランダムな小波状
模様が形成された特殊毛羽模様を有する織編物、
維及びまたはポリエステル繊維からなるパイルを有する
パイル織編物であって、パイル長さが０．５〜３０ｍ
ｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上であり、パイ
ル部に横臥方向の異なるパイルによりランダムな小波状
模様が形成された特殊毛羽模様を有する織編物、
【０００５】及び、アセテート繊維及びまたはポリエス
テル繊維からなるパイルを有し、パイル長さが０．５〜
３０ｍｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上である
パイル織編物を水または熱水に浸し、ロールで搾液して
パイルを臥せた後、含水状態下のパイル織編物のパイル
部にパイルの主たる向きとは逆目方向に回転し、表面に
弾性突起を有するロールを圧接してパイルを起こし、そ
の後熱固定することを特徴とする特殊毛羽模様を有する
織編物の製造方法にある。
テル繊維からなるパイルを有し、パイル長さが０．５〜
３０ｍｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上である
パイル織編物を水または熱水に浸し、ロールで搾液して
パイルを臥せた後、含水状態下のパイル織編物のパイル
部にパイルの主たる向きとは逆目方向に回転し、表面に
弾性突起を有するロールを圧接してパイルを起こし、そ
の後熱固定することを特徴とする特殊毛羽模様を有する
織編物の製造方法にある。
【０００６】本発明の織編物を構成するパイル織編物
は、グラウンド部とパイル部からなり、少なくともパイ
ル部は、アセテート繊維またはポリエステル繊維、或い
はアセテート繊維とポリエステル繊維またはその混合物
から構成される。パイルに用いるアセテート繊維として
は、ジアセテート繊維、トリアセテート繊維、またその
フィラメント、ステープルのいずれであってもよい。ま
た、ポリエステル繊維は、エチレンテレフタレートを主
たる構成単位とするポリエステル繊維、またそのフィラ
メント、ステープルのいずれであってもよい。
は、グラウンド部とパイル部からなり、少なくともパイ
ル部は、アセテート繊維またはポリエステル繊維、或い
はアセテート繊維とポリエステル繊維またはその混合物
から構成される。パイルに用いるアセテート繊維として
は、ジアセテート繊維、トリアセテート繊維、またその
フィラメント、ステープルのいずれであってもよい。ま
た、ポリエステル繊維は、エチレンテレフタレートを主
たる構成単位とするポリエステル繊維、またそのフィラ
メント、ステープルのいずれであってもよい。
【０００７】グラウンド部は、パイル部と異なる他の繊
維で構成されていてもよく、ポリエステル繊維等の熱可
塑性繊維が用いられる。織編物の組織としては、ベルベ
ット、別珍等の織物、トリコット、ラッセル、ダブルラ
ッセル等経編またはシンカーパイル、ダブルジャージー
等の丸編で、また、パイル部は、起毛部ともいわれる
が、ループパイルがカットされて形成されたものでもよ
い。
維で構成されていてもよく、ポリエステル繊維等の熱可
塑性繊維が用いられる。織編物の組織としては、ベルベ
ット、別珍等の織物、トリコット、ラッセル、ダブルラ
ッセル等経編またはシンカーパイル、ダブルジャージー
等の丸編で、また、パイル部は、起毛部ともいわれる
が、ループパイルがカットされて形成されたものでもよ
い。
【０００８】本発明の織編物のパイル部におけるパイル
は、パイル長さが０．５〜３０ｍｍ、好ましくは１〜５
ｍｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上、好ましく
は１００００本／ｃｍ2以上であり、パイル部に横臥方
向の異なるパイルにより同一方向に向くパイル群と逆目
方向に向くパイル群とでランダムな小波状模様が形成さ
れた特殊毛羽模様を有する。パイル長さが０．５ｍｍ未
満或いはパイル密度が５０００本／ｃｍ2未満では、形
成された毛羽模様が不明瞭となる。
は、パイル長さが０．５〜３０ｍｍ、好ましくは１〜５
ｍｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上、好ましく
は１００００本／ｃｍ2以上であり、パイル部に横臥方
向の異なるパイルにより同一方向に向くパイル群と逆目
方向に向くパイル群とでランダムな小波状模様が形成さ
れた特殊毛羽模様を有する。パイル長さが０．５ｍｍ未
満或いはパイル密度が５０００本／ｃｍ2未満では、形
成された毛羽模様が不明瞭となる。
【０００９】本発明の特殊毛羽模様を有する織編物は、
次の如き方法により製造される。原布としては、公知の
任意の方法で得たパイル長さが０．５〜３０ｍｍ、パイ
ル密度が３０００本／ｃｍ2以上のアセテート繊維また
はポリエステル繊維、或いはアセテート繊維とポリエス
テル繊維の混合物からなるパイルを有するパイル織編物
を用いる。製造工程は、原布のパイル織編物を水に浸
し、ロールで押圧し搾液して織編物のパイルを臥せる工
程、含水状態下の織編物のパイル部にパイルの主たる向
きとは逆目方向に回転し、表面に弾性突起を有するロー
ルを圧接してパイルを起こす工程及び熱固定する工程か
らなるが、織編物を１〜１０ｍ／分で走行させ、連続し
た一連の工程とすることが好ましい。
次の如き方法により製造される。原布としては、公知の
任意の方法で得たパイル長さが０．５〜３０ｍｍ、パイ
ル密度が３０００本／ｃｍ2以上のアセテート繊維また
はポリエステル繊維、或いはアセテート繊維とポリエス
テル繊維の混合物からなるパイルを有するパイル織編物
を用いる。製造工程は、原布のパイル織編物を水に浸
し、ロールで押圧し搾液して織編物のパイルを臥せる工
程、含水状態下の織編物のパイル部にパイルの主たる向
きとは逆目方向に回転し、表面に弾性突起を有するロー
ルを圧接してパイルを起こす工程及び熱固定する工程か
らなるが、織編物を１〜１０ｍ／分で走行させ、連続し
た一連の工程とすることが好ましい。
【００１０】パイル織編物を浸水し、搾液して織編物の
パイルを臥せる工程においては、浸水は、水浴中への浸
漬、水の噴射等により行われ、用いる水は、加温された
熱水であってもよく、パイルがポリエステル繊維を含ん
でなるときは、熱水が好ましく用いられる。浸水後の搾
液は、単一或いは複数のロール、好ましくはロールが対
をなすマングルを用い、適宜含水率に搾液して織編物の
パイルを臥せる作用を行う。搾液時においては、浸積浴
からの織編物の引き上げ、或いは搾液する際のロール或
いはマングルとの接触により、パイルの殆どの横臥方向
が織編物の走行方向とは逆方向の向きとなる。搾液によ
る織編物の含水率は、好ましくは５０〜２００％とす
る。
パイルを臥せる工程においては、浸水は、水浴中への浸
漬、水の噴射等により行われ、用いる水は、加温された
熱水であってもよく、パイルがポリエステル繊維を含ん
でなるときは、熱水が好ましく用いられる。浸水後の搾
液は、単一或いは複数のロール、好ましくはロールが対
をなすマングルを用い、適宜含水率に搾液して織編物の
パイルを臥せる作用を行う。搾液時においては、浸積浴
からの織編物の引き上げ、或いは搾液する際のロール或
いはマングルとの接触により、パイルの殆どの横臥方向
が織編物の走行方向とは逆方向の向きとなる。搾液によ
る織編物の含水率は、好ましくは５０〜２００％とす
る。
【００１１】回転する表面に弾性突起を有するロールで
パイルを起こす工程においては、ロールとして、ゴム等
の弾性体からなり直径０．５〜１０ｍｍ、高さ０．３〜
１０ｍｍの円柱状や円錐台状の突起をロール表面に０．
５〜８０ケ／ｃｍ2有するロールを用い、ロールの回転
方向を、搾液時のパイルの横臥方向によるが、通常は搾
液時にパイルの殆どの横臥方向が織編物の走行方向とは
逆方向に向くことから、織編物の走行方向と同方向、即
ちパイルの向きとは逆目方向とし、回転速度を、織編物
の走行速度より大の回転速度、好ましくは回転数で１０
０〜１０００ｒｐｍとし、回転するロールを含水状態に
ある織編物のパイル部に圧接して臥せたパイルをひき起
こす。
パイルを起こす工程においては、ロールとして、ゴム等
の弾性体からなり直径０．５〜１０ｍｍ、高さ０．３〜
１０ｍｍの円柱状や円錐台状の突起をロール表面に０．
５〜８０ケ／ｃｍ2有するロールを用い、ロールの回転
方向を、搾液時のパイルの横臥方向によるが、通常は搾
液時にパイルの殆どの横臥方向が織編物の走行方向とは
逆方向に向くことから、織編物の走行方向と同方向、即
ちパイルの向きとは逆目方向とし、回転速度を、織編物
の走行速度より大の回転速度、好ましくは回転数で１０
０〜１０００ｒｐｍとし、回転するロールを含水状態に
ある織編物のパイル部に圧接して臥せたパイルをひき起
こす。
【００１２】この工程においては、回転するロールの弾
性突起により臥せたパイルが部分的にまたは強弱のある
状態或いはこれらの複合した状態でひき起こされ、織編
物の走行方向と同一方向に向くパイル群と逆目方向に向
くパイル群とが小波状に生じ織編物のほぼ経方向にラン
ダムな小波状模様が形成される。
性突起により臥せたパイルが部分的にまたは強弱のある
状態或いはこれらの複合した状態でひき起こされ、織編
物の走行方向と同一方向に向くパイル群と逆目方向に向
くパイル群とが小波状に生じ織編物のほぼ経方向にラン
ダムな小波状模様が形成される。
【００１３】熱固定する工程においては、織編物のグラ
ウンド部面より好ましくはスチームシリンダー等の１２
０℃以上の加熱シリンダーで乾燥した後、パイル部の賦
型状態を固定する。熱固定は、ヒートセッター等で好ま
しくは１６０〜２００℃で加熱処理することにより行
う。また、乾燥と熱固定は、同時に行ってもよい。
ウンド部面より好ましくはスチームシリンダー等の１２
０℃以上の加熱シリンダーで乾燥した後、パイル部の賦
型状態を固定する。熱固定は、ヒートセッター等で好ま
しくは１６０〜２００℃で加熱処理することにより行
う。また、乾燥と熱固定は、同時に行ってもよい。
【００１４】なお、本発明においては、パイル部の賦型
状態を熱固定する前であれば、乾燥した織編物にパイル
部の賦型状態を熱固定する前の工程、即ち、浸漬−搾液
−ロール掛け−乾燥の工程を繰り返し適用することもで
き、かかる工程の繰り返しにより、さらにランダムで多
様な小波状模様を得ることができる。
状態を熱固定する前であれば、乾燥した織編物にパイル
部の賦型状態を熱固定する前の工程、即ち、浸漬−搾液
−ロール掛け−乾燥の工程を繰り返し適用することもで
き、かかる工程の繰り返しにより、さらにランダムで多
様な小波状模様を得ることができる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 （実施例１）パイル部にトリアセテート繊維糸ブライト
６０デニール／４０フィラメントを用い、グラウンド部
にポリエステル繊維糸３０デニール／１２フィラメント
を用いた２８ゲージ、３Ｂトリコットサテンを製編し、
精練、染色した。この編布を針布起毛機によりサテン部
分を構成するアセテート繊維糸をフルカット起毛し、さ
らにシャーリングし、パイル長さ平均３．２ｍｍ、パイ
ル密度２１０００本／ｃｍ2の編布とした。
る。 （実施例１）パイル部にトリアセテート繊維糸ブライト
６０デニール／４０フィラメントを用い、グラウンド部
にポリエステル繊維糸３０デニール／１２フィラメント
を用いた２８ゲージ、３Ｂトリコットサテンを製編し、
精練、染色した。この編布を針布起毛機によりサテン部
分を構成するアセテート繊維糸をフルカット起毛し、さ
らにシャーリングし、パイル長さ平均３．２ｍｍ、パイ
ル密度２１０００本／ｃｍ2の編布とした。
【００１６】この起毛編布を水浴に浸漬し、引き上げ、
マングルで１００％に搾液し、拡布緊張状態で直径２ｍ
ｍ、高さ１．２ｍｍの円柱状突起を１２ケ／ｃｍ2有す
るゴムシートを卷き付けた直径２００ｍｍのロールを回
転数３８０ｒｐｍでパイルの向きとは逆目方向に回転さ
せて５ｍ／分で走行する起毛編布のパイル部に圧接して
パイルを起こした後、１２０℃のスチームシリンダーで
乾燥し、ヒートセッターで１８０℃で加熱処理した。
マングルで１００％に搾液し、拡布緊張状態で直径２ｍ
ｍ、高さ１．２ｍｍの円柱状突起を１２ケ／ｃｍ2有す
るゴムシートを卷き付けた直径２００ｍｍのロールを回
転数３８０ｒｐｍでパイルの向きとは逆目方向に回転さ
せて５ｍ／分で走行する起毛編布のパイル部に圧接して
パイルを起こした後、１２０℃のスチームシリンダーで
乾燥し、ヒートセッターで１８０℃で加熱処理した。
【００１７】得られた編布は、平均２〜４ｍｍのリピー
トでパイルが順逆方向に向いて固定されたアストラカン
調の小波状の毛羽模様を有するものであり、模様は、洗
濯によっても消失せず耐久性のあるものであった。
トでパイルが順逆方向に向いて固定されたアストラカン
調の小波状の毛羽模様を有するものであり、模様は、洗
濯によっても消失せず耐久性のあるものであった。
【００１８】（実施例２）パイル部にトリアセテート繊
維糸ダル１００デニール／６４フィラメントを用い、グ
ラウンド部にポリエステル繊維加工糸７５デニール／３
６フィラメントを用いた２８ゲージ、２．７ｍｍシンカ
ーパイルの丸編を製編し、パイル部をシャーリングした
後、精練、染色し、パイル長さ平均２．３ｍｍ、パイル
密度４８０００本／ｃｍ2の編布とした。
維糸ダル１００デニール／６４フィラメントを用い、グ
ラウンド部にポリエステル繊維加工糸７５デニール／３
６フィラメントを用いた２８ゲージ、２．７ｍｍシンカ
ーパイルの丸編を製編し、パイル部をシャーリングした
後、精練、染色し、パイル長さ平均２．３ｍｍ、パイル
密度４８０００本／ｃｍ2の編布とした。
【００１９】この編布を水浴に浸漬し、引き上げ、マン
グルで１００％に搾液し、拡布緊張状態で直径２ｍｍ、
高さ１．２ｍｍの円柱状突起を１２ケ／ｃｍ2有するゴ
ムシートを卷き付けた直径２００ｍｍのロールを回転数
３８０ｒｐｍでパイルの向きとは逆目方向に回転させて
５ｍ／分で走行する編布のパイル部に圧接してパイルを
起こした後、１２０℃のスチームシリンダーで乾燥し、
ヒートセッターで１８０℃で加熱処理した。
グルで１００％に搾液し、拡布緊張状態で直径２ｍｍ、
高さ１．２ｍｍの円柱状突起を１２ケ／ｃｍ2有するゴ
ムシートを卷き付けた直径２００ｍｍのロールを回転数
３８０ｒｐｍでパイルの向きとは逆目方向に回転させて
５ｍ／分で走行する編布のパイル部に圧接してパイルを
起こした後、１２０℃のスチームシリンダーで乾燥し、
ヒートセッターで１８０℃で加熱処理した。
【００２０】得られた編布は、実施例１で得られたと同
様、パイルが順逆方向に向いて固定されたアストラカン
調の小さな小波状の毛羽模様を有するものであり、模様
は、洗濯によっても消失せず耐久性のあるものであっ
た。
様、パイルが順逆方向に向いて固定されたアストラカン
調の小さな小波状の毛羽模様を有するものであり、模様
は、洗濯によっても消失せず耐久性のあるものであっ
た。
【００２１】（実施例３）パイル部にトリアセテート繊
維糸ブライト７５デニール／２０フィラメントを用い、
グラウンド部にポリエステル繊維加工糸３０デニール／
１２フィラメントを用いた２８ゲージ、トリコットダブ
ルラッセルの経編を製編し、精練、染色した。この編布
をシャーリングし、パイル長さ平均１．７ｍｍ、パイル
密度１５０００本／ｃｍ2の編布とした。
維糸ブライト７５デニール／２０フィラメントを用い、
グラウンド部にポリエステル繊維加工糸３０デニール／
１２フィラメントを用いた２８ゲージ、トリコットダブ
ルラッセルの経編を製編し、精練、染色した。この編布
をシャーリングし、パイル長さ平均１．７ｍｍ、パイル
密度１５０００本／ｃｍ2の編布とした。
【００２２】この編布を水浴に浸漬し、引き上げ、マン
グルで１００％に搾液し、拡布緊張状態で直径２ｍｍ、
高さ１．２ｍｍの円柱状突起を１２ケ／ｃｍ2有するゴ
ムシートを卷き付けた直径２００ｍｍのロールを回転数
３８０ｒｐｍでパイルの向きとは逆目方向に回転させて
２ｍ／分で走行する編布のパイル部に圧接してパイルを
起こした後、１２０℃のスチームシリンダーで乾燥し、
ヒートセッターで１８０℃で加熱処理した。
グルで１００％に搾液し、拡布緊張状態で直径２ｍｍ、
高さ１．２ｍｍの円柱状突起を１２ケ／ｃｍ2有するゴ
ムシートを卷き付けた直径２００ｍｍのロールを回転数
３８０ｒｐｍでパイルの向きとは逆目方向に回転させて
２ｍ／分で走行する編布のパイル部に圧接してパイルを
起こした後、１２０℃のスチームシリンダーで乾燥し、
ヒートセッターで１８０℃で加熱処理した。
【００２３】得られた編布は、実施例１で得られたと同
様、パイルが順逆方向に向いて固定されたアストラカン
調の大小のある小波状の毛羽模様を有するものであり、
模様は、洗濯によっても消失せず耐久性のあるものであ
った。
様、パイルが順逆方向に向いて固定されたアストラカン
調の大小のある小波状の毛羽模様を有するものであり、
模様は、洗濯によっても消失せず耐久性のあるものであ
った。
【００２４】
【発明の効果】本発明の特殊毛羽模様を有する織編物
は、賦型された模様が高級感があり、アストラカン調の
ランダムな緻密な小波状の毛羽模様を有するものであ
り、本発明によれば、模様がランダムでありながら、再
現性よく特殊毛羽模様を有する織編物を得ることが可能
である。
は、賦型された模様が高級感があり、アストラカン調の
ランダムな緻密な小波状の毛羽模様を有するものであ
り、本発明によれば、模様がランダムでありながら、再
現性よく特殊毛羽模様を有する織編物を得ることが可能
である。
【図１】本発明の織編物の一例の表面の毛羽模様状態の
写真である。
写真である。
Claims (2)
- 【請求項１】 アセテート繊維及びまたはポリエステル
繊維からなるパイルを有するパイル織編物であって、パ
イル長さが０．５〜３０ｍｍ、パイル密度が３０００本
／ｃｍ2以上であり、パイル部に横臥方向の異なるパイ
ルによりランダムな小波状模様が形成された特殊毛羽模
様を有する織編物。 - 【請求項２】 アセテート繊維及びまたはポリエステル
繊維からなるパイルを有し、パイル長さが０．５〜３０
ｍｍ、パイル密度が３０００本／ｃｍ2以上であるパイ
ル織編物を水または熱水に浸し、ロールで搾液してパイ
ルを臥せた後、含水状態下のパイル織編物のパイル部に
パイルの主たる向きとは逆目方向に回転し、表面に弾性
突起を有するロールを圧接してパイルを起こし、その後
熱固定することを特徴とする特殊毛羽模様を有する織編
物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7097546A JPH08269866A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 特殊毛羽模様を有する織編物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7097546A JPH08269866A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 特殊毛羽模様を有する織編物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08269866A true JPH08269866A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14195246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7097546A Pending JPH08269866A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 特殊毛羽模様を有する織編物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08269866A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999049117A1 (fr) * | 1998-03-25 | 1999-09-30 | Teijin Limited | Tissu a poils |
| CN108221152A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-06-29 | 东丽酒伊织染（南通）有限公司 | 一种抗起毛起球面料及其制备工艺 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7097546A patent/JPH08269866A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999049117A1 (fr) * | 1998-03-25 | 1999-09-30 | Teijin Limited | Tissu a poils |
| US6537640B1 (en) | 1998-03-25 | 2003-03-25 | Teijin Limited | Pile fabric |
| CN108221152A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-06-29 | 东丽酒伊织染（南通）有限公司 | 一种抗起毛起球面料及其制备工艺 |
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